JP2010001852A - エンジンシステム及びエンジンの運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの熱効率を確実に向上させる。
【解決手段】本発明のエンジンシステム10では、エンジン12のシリンダ内で1回の燃焼により発生する熱量のうちシリンダ内の作動ガスに供給された熱量がシリンダ内の1回の燃焼でシリンダ内の作動ガスに供給される全熱量の35%以上となる燃焼進行時期に到達した場合に、シリンダ内に600K以上の液相又は蒸気圧曲線に対する高温側の気相若しくは臨界圧力以上で臨界温度以上の水からなる高温水が供給される。この構成によれば、エンジンの熱効率の向上にとって適切なタイミングで高温水が供給されるので、エンジンの熱効率を確実に向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンシステム及びエンジンの運転方法に係り、特にエンジンのシリンダ内に混合気に加えて高温水を供給するようにしたエンジンシステム及びエンジンの運転方法に関する。
従来、この種のエンジンシステムとしては、次のものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
すなわち、特許文献1には、臨界水をシリンダ内の燃料噴霧に対して干渉するように噴射し、且つ、臨界水の噴射期間をピストン上死点より−90°〜+30°の範囲としたエンジンの運転方法が開示されている。
また、特許文献2には、シリンダ内への燃料噴射後の受熱期間終了前及び受熱期間の終了から膨張行程にかけての2回、シリンダ内へ蒸気を噴射するエンジンの運転方法が開示されている。
特表2004−519583号公報 特開2006−2580号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2に記載の例では、臨界水や蒸気のシリンダ内への噴射を所定の期間内で行うようにしているが、この期間の中には、エンジンの熱効率の向上にとって適切でないタイミングも含まれている。従って、臨界水や蒸気の噴射タイミングが適切でない場合には、エンジンの熱効率が低下する可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、エンジンの熱効率を確実に向上させることができるエンジンシステム及びエンジンの運転方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のエンジンシステムは、シリンダを有するエンジンと、前記シリンダ内に燃料及び空気の混合気を供給するための混合気供給部と、前記シリンダ内に600K以上の液相又は蒸気圧曲線に対する高温側の気相若しくは臨界圧力以上で臨界温度以上の水からなる高温水を供給するための高温水供給部と、前記シリンダ内で1回の燃焼により発生する熱量のうち前記シリンダ内の作動ガスに供給された熱量が前記シリンダ内の1回の燃焼によって前記シリンダ内の作動ガスに供給される全熱量の35%以上となる燃焼進行時期に到達した場合に、前記高温水供給部から前記シリンダ内に前記高温水を供給させる制御部と、を備えている。
請求項1に記載のエンジンシステムでは、エンジンのシリンダ内に混合気供給部から燃料及び空気の混合気が供給され、この混合気が燃焼される。また、この混合気の燃焼が進行しているときに、エンジンのシリンダ内に高温水供給部から高温水が供給される。
ここで、一般的に、高温水のシリンダ内への供給タイミングが適切である場合や、シリンダ内へ供給する高温水の温度や圧力が適切である場合には、高温水によってシリンダ内の圧力が上昇されると共に、高温水によってシリンダ内の温度が低下されることでエンジンを冷却するための冷却水による熱損失が減少するので、エンジンの熱効率が向上される。
しかしながら、高温水のシリンダ内への供給タイミングが適切でない場合や、シリンダ内へ供給する高温水の温度や圧力が適切でない場合には、エンジンの熱効率が低下する可能性がある。
つまり、シリンダ内で1回の燃焼により発生する熱量のうちシリンダ内の作動ガスに供給された熱量がシリンダ内の1回の燃焼によってシリンダ内の作動ガスに供給される全熱量の35%以上となる燃焼進行時期よりも早いタイミングでエンジンのシリンダ内に高温水が供給された場合や、高温水であっても600K未満の液相である場合には、高温水が供給されないベースとなるエンジンと比較して熱効率が低下する。
これに対し、請求項1に記載のエンジンシステムによれば、高温水供給部からシリンダ内に高温水が供給されるタイミングがシリンダ内で1回の燃焼により発生する熱量のうちシリンダ内の作動ガスに供給された熱量がシリンダ内の1回の燃焼によってシリンダ内の作動ガスに供給される全熱量の35%以上となる燃焼進行時期に到達した場合とされており、且つ、シリンダ内に供給される高温水が600K以上の液相又は蒸気圧曲線に対する高温側の気相若しくは臨界圧力以上で臨界温度以上の水とされている。従って、エンジンの熱効率を確実に向上させることができる。
請求項2に記載のエンジンシステムは、請求項1に記載のエンジンシステムにおいて、前記制御部が、前記エンジンの燃焼状態が予め定められた基準状態に対して悪化した場合に、前記高温水供給部から前記シリンダ内への前記高温水の供給時期を前記燃焼進行時期に対して遅らせる構成とされている。
請求項2に記載のエンジンシステムによれば、エンジンの燃焼状態が予め定められた基準状態に対して悪化した場合には、高温水供給部からシリンダ内への高温水の供給時期が上述の燃焼進行時期に対して遅らされるので、エンジンの燃焼状態の悪化を改善することができる。
請求項3に記載のエンジンシステムは、請求項1又は請求項2に記載のエンジンシステムにおいて、前記高温水供給部が、前記エンジンの排気系に設けられた熱交換器と、前記排気系における前記熱交換器に対する下流側に設けられた凝縮器と、前記凝縮器によって得られた水を前記熱交換器に圧送する水ポンプと、前記熱交換器によって生成された前記高温水を前記シリンダ内に噴射する高温水噴射弁と、を有する構成とされている。
請求項3に記載のエンジンシステムでは、シリンダ内から排出された排気ガスは、熱交換器で水と熱交換することで温度が低下され、凝縮器で水分が取り除かれる。また、この凝縮器で得られた水は、水ポンプによって熱交換器に圧送され、熱交換器で排気ガスにより加熱されて高温水として生成される。そして、この熱交換器で生成された高温水は、高温水噴射弁によってシリンダ内に噴射される。
このように、請求項3に記載のエンジンシステムによれば、シリンダ内に噴射された高温水を回収して再利用することができる。
請求項4に記載のエンジンシステムは、請求項3に記載のエンジンシステムにおいて、前記エンジンが火花点火式エンジンとされ、前記制御部が、前記燃料と前記空気との混合比が量論混合比となるように前記混合気供給部を制御し、前記エンジンの排気系に三元触媒が設けられている構成とされている。
請求項4に記載のエンジンシステムによれば、量論混合比で運転される火花点火式エンジンは、火花点火式希薄燃焼エンジンやディーゼルエンジンに比して燃焼熱が有効仕事に変換されずに排気温度が高くなるので、熱交換器にて高温水を生成する際に有利となり、この結果、正味熱効率を増加させることができる。また、シリンダ内から排出された排気ガスについては三元触媒で浄化することができる。
また、前記課題を解決するために、請求項5に記載のエンジンの運転方法は、エンジンのシリンダ内で1回の燃焼により発生する熱量のうち前記シリンダ内の作動ガスに供給された熱量が前記シリンダ内の1回の燃焼で前記シリンダ内の作動ガスに供給される全熱量の35%以上となる燃焼進行時期に到達した場合に、前記シリンダ内に600K以上の液相又は蒸気圧曲線に対する高温側の気相若しくは臨界圧力以上で臨界温度以上の水からなる高温水を供給する方法である。
請求項5に記載のエンジンの運転方法では、エンジンのシリンダ内に燃料及び空気の混合気を供給し、この混合気を燃焼させる。また、この混合気の燃焼が進行しているときに、エンジンのシリンダ内に高温水を供給する。
ここで、一般的に、高温水のシリンダ内への供給タイミングが適切である場合や、シリンダ内へ供給する高温水の温度や圧力が適切である場合には、高温水によってシリンダ内の圧力が上昇されると共に、高温水によってシリンダ内の温度が低下されることでエンジンを冷却するための冷却水による熱損失が減少するので、エンジンの熱効率が向上される。
しかしながら、高温水のシリンダ内への供給タイミングが適切でない場合や、シリンダ内へ供給する高温水の温度や圧力が適切でない場合には、エンジンの熱効率が低下する可能性がある。
つまり、シリンダ内で1回の燃焼により発生する熱量のうちシリンダ内の作動ガスに供給された熱量がシリンダ内の1回の燃焼によってシリンダ内の作動ガスに供給される全熱量の35%以上となる燃焼進行時期よりも早いタイミングでエンジンのシリンダ内に高温水が供給された場合や、高温水であっても600K未満の液相である場合には、高温水が供給されないベースとなるエンジンと比較して熱効率が低下する。
これに対し、請求項5に記載のエンジンの運転方法によれば、シリンダ内に高温水を供給するタイミングがシリンダ内で1回の燃焼により発生する熱量のうちシリンダ内の作動ガスに供給された熱量がシリンダ内の1回の燃焼によってシリンダ内の作動ガスに供給される全熱量の35%以上となる燃焼進行時期に到達した場合としており、且つ、シリンダ内に供給される高温水を600K以上の液相又は蒸気圧曲線に対する高温側の気相若しくは臨界圧力以上で臨界温度以上の水としている。従って、エンジンの熱効率を確実に向上させることができる。
請求項6に記載のエンジンの運転方法は、請求項5に記載のエンジンの運転方法において、前記エンジンの燃焼状態が予め定められた基準状態に対して悪化した場合に、前記シリンダ内への前記高温水の供給時期を前記燃焼進行時期に対して遅らせる方法である。
請求項6に記載のエンジンの運転方法では、エンジンの燃焼状態が予め定められた基準状態に対して悪化した場合には、シリンダ内への高温水の供給時期を上述の燃焼進行時期に対して遅らせるので、エンジンの燃焼状態の悪化を改善することができる。
以上詳述したように、本発明によれば、エンジンの熱効率を確実に向上させることができる。
[第一実施形態]
はじめに、本発明の第一実施形態について説明する。
図1には、本発明の第一実施形態に係るエンジンシステム10の全体構成が示されている。この図に示されるように、エンジンシステム10は、エンジン12、スロットルバルブ14、燃料噴射弁16、燃料タンク18、燃料ポンプ20、排気触媒22、熱交換器24、凝縮器26、水タンク28、水ポンプ30、流量制御弁32、水温度センサ34、排気温度センサ36、高温水貯蔵タンク38、高温水噴射弁40、エアフローセンサ42、クランクポジションセンサ44、制御部としてのECU46を主要な構成として備えている。
エンジン12は、シリンダ48及び点火プラグ50を有する火花点火式ガソリンエンジンとされており、シリンダ48に接続された吸気系52及び排気系54を有して構成されている。スロットルバルブ14及び燃料噴射弁16は、吸気系52に設けられており、排気触媒22、熱交換器24、凝縮器26は、排気系54に設けられている。また、凝縮器26は、排気系54における熱交換器24に対する下流側に設けられている。
そして、このエンジンシステム10では、スロットルバルブ14、燃料噴射弁16、燃料タンク18、燃料ポンプ20、吸気系52により、シリンダ48内に燃料及び空気の混合気を供給するための混合気供給部56が構成されており、熱交換器24、凝縮器26、水タンク28、水ポンプ30、流量制御弁32、高温水貯蔵タンク38、高温水噴射弁40により、シリンダ48内に高温水を供給するための高温水供給部58が構成されている。なお、高温水噴射弁40は、点火プラグ50に隣接して設けられている。
また、水温度センサ34は、水ポンプ30から熱交換器24へ圧送される水の温度に応じた信号をECU46に出力する構成とされており、排気温度センサ36は、排気系54における排気触媒22と熱交換器24との間に配置されて、排気系54の排気温度に応じた信号をECU46に出力する構成とされている。
一方、エアフローセンサ42は、吸気系52を流れる空気の量に応じた信号をECU46に出力する構成とされており、クランクポジションセンサ44は、エンジン12の回転数に応じた信号をECU46に出力する構成とされている。
さらに、ECU46は、上述の水温度センサ34、排気温度センサ36、エアフローセンサ42から出力された信号に基づいて燃料噴射弁16、水ポンプ30、流量制御弁32、高温水噴射弁40を制御する構成とされている。
なお、本実施形態において、高温水供給部58によってシリンダ48内へ供給される高温水は、図2に示される600K以上の液相又は蒸気圧曲線に対する高温側の気相若しくは臨界圧力(22MPa)以上で臨界温度(647K)以上の水とされている。
また、ECU46は、後に詳述するように、シリンダ48内で1回の燃焼により発生する熱量のうちシリンダ48内の作動ガスに供給された熱量がシリンダ48内の1回の燃焼によってシリンダ48内の作動ガスに供給される全熱量の35%となる燃焼進行時期(以後、35%燃焼時期という)に到達した場合に、高温水供給部58からシリンダ48内に高温水を供給させる構成とされている。
つまり、ECU46には、例えば、図3に示されるように、エンジン12の運転条件(例えば、トルク)毎に点火時期から35%燃焼時期までの期間がマップ化されて記憶されている。
なお、このマップ化の作業は例えば次の要領で行われたものである。つまり、シリンダ48内で1回の燃焼により発生する熱量のうちシリンダ48内の作動ガスに供給された熱量(残りの熱量は外部に放出)の瞬時値をインジケータ線図(P−V線図)から算出し、この作業を各時刻毎に行う。続いて、上記熱量の瞬時値の総計に対して35%の熱量が作動ガスに供給された時刻を算出し、このタイミングを35%燃焼時期と定義する。そして、上記作業をエンジン12の運転条件毎に行ったものである。
次に、本発明の第一実施形態に係るエンジンシステム10の動作と併せてその作用及び効果について説明する。
図4には、高温水の生成量(熱交換器24に供給する水量Mwater)を決定するためのECU46の動作が示されている。
この図に示されるように、ECU46は、エアフローセンサ42から出力された信号に基づいて吸入空気量mair(kg/s)を、燃料噴射弁16の噴射期間から燃料噴射量mfuel(kg/s)を、高温水噴射弁40の噴射期間から高温水噴射量mwater(kg/s)を、排気温度センサ36から出力された信号に基づいて排気温度Text(K)を、水温度センサ34から出力された信号に基づいて熱交換器24に供給する水の温度Tw_inlet(K)を、予め入力された高温水の目標温度Tw_target(K)(例えば、647K)を取得する(ステップS1〜ステップS7)。
そして、ECU46は、下記式(1)を用いて熱交換器24に供給する水量Mwaterを算出する(ステップS8)。
(mair+mfuel+mwater)・cpext・(Text−Tw_target)・ηhx
=Mwater・cpwater・(Tw_target−Tw_inlet)・・・(1)
なお、cpextは排気ガスの平均定圧比熱(kJ/kgK)、ηhxは熱交換器24の効率、cpwaterは水の定圧比熱(kJ/kgK)である。
そして、ECU46は、Mwater>0であるか否かを判断し(ステップS9)、Mwater>0と判断した場合(ステップS9:YES)には、流量制御弁32をMwaterに対応した開度に設定し、水を熱交換器24に供給させる(ステップS10)。
一方、ECU46は、Mwater≦0と判断した場合(ステップS9:NO)には、水をTw_targetまで加熱できるだけの排気エネルギが無いので、流量制御弁32を閉じ、熱交換器24への水の供給を止めさせる(ステップS11)。
また、図5には、エンジン12の運転条件に基づいて高温水を噴射させるためのECU46の動作が示されている。
この図に示されるように、ECU46は、クランクポジションセンサ44から出力された信号に基づいてエンジン12の回転数を、燃料噴射弁16の噴射期間から燃料噴射量mfuelを、エアフローセンサ42の出力から吸入空気量mairを取得し、エンジン12の運転条件を取得する(ステップS21〜ステップS23)。
そして、ECU46は、このエンジン12の運転条件と、場合によっては図示しないスロットルポジションセンサの出力(エンジン12の負荷情報を取得するのに燃料量及び空気量を使うか、スロットル開度を使うかによる)とから点火時期θigを決定する(ステップS24)。
続いて、ECU46は、上述のエンジン12の運転条件に対応した点火時期〜35%燃焼時期までの期間τ35を予め記憶したマップから読み出して取得する(ステップS25)。
そして、ECU46は、θ=θig+τ35の式より高温水の噴射時期θを決定し(ステップS26)、この決定した噴射時期θで高温水噴射弁40からシリンダ48内に高温水を噴射させる(ステップS27)。
このように、本発明の第一実施形態に係るエンジンシステム10では、エンジン12のシリンダ48内に混合気供給部56から燃料及び空気の混合気が供給され、この混合気が燃焼される。また、この混合気の燃焼が進行しているときに、エンジン12のシリンダ48内に高温水噴射弁40から高温水が噴射される。
ここで、一般的に、高温水のシリンダ48内への供給タイミングが適切である場合や、シリンダ48内へ供給する高温水の温度や圧力が適切である場合には、高温水によってシリンダ48内の圧力が上昇されると共に、高温水によってシリンダ48内の温度が低下されることでエンジン12を冷却するための冷却水による熱損失が減少するので、エンジン12の熱効率が向上される。
しかしながら、高温水のシリンダ48内への供給タイミングが適切でない場合や、シリンダ48内へ供給する高温水の温度や圧力が適切でない場合には、エンジン12の熱効率が低下する可能性がある。
つまり、高温水噴射開始時期の影響について調べた図6の結果より、高温水噴射開始時期を35%燃焼時期よりも早く設定すると、高温水が供給されないベースとなるエンジンと比較して熱効率が低下する。また、高温水であっても600K未満の液相である場合には、高温水が供給されないベースとなるエンジンと比較して熱効率が低下する。
これに対し、本発明の第一実施形態に係るエンジンシステム10によれば、高温水噴射弁40からシリンダ48内に高温水が噴射されるタイミングが35%燃焼時期に到達した場合とされており、且つ、シリンダ48内に供給される高温水が600K以上の液相又は蒸気圧曲線に対する高温側の気相若しくは臨界圧力以上で臨界温度以上の水とされている。従って、エンジン12の熱効率を確実に向上させることができる。
そして、本発明の第一実施形態に係るエンジンシステム10では、シリンダ48内の燃焼ガス及び高温水は、水蒸気を多く含む排気ガスとしてシリンダ48内から排気系54へ排出される。そして、このシリンダ48内から排出された排気ガスは、排気触媒22を通過する際にNox、ハイドロカーボン、COなどが浄化された後、熱交換器24で水と熱交換することで温度が低下され、凝縮器26で水分が取り除かれる。
また、この凝縮器26で得られた水は、水タンク28に一時的に蓄えられた後、水ポンプ30によって熱交換器24に圧送され、熱交換器24で排気ガスにより加熱されて高温水として生成される。そして、この熱交換器24で生成された高温水は、高温水貯蔵タンク38に一時的に蓄えられた後、高温水噴射弁40によってシリンダ48内に噴射される。
このように、本発明の第一実施形態に係るエンジンシステム10によれば、シリンダ48内に噴射された高温水を回収して再利用することができる。
以上、本発明の第一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
例えば、上記実施形態において、エンジンシステム10は、火花点火式ガソリンエンジンに適用されていたが、火花点火式の希薄燃焼エンジンや、圧縮着火式エンジン(ディーゼルエンジン)や、その他のエンジン(例えば、バイオエタノールエンジン、アルコール混合ガソリンエンジン等)に適用されても良い。また、エンジンシステム10は、4サイクルエンジンの他に、2サイクルエンジンに適用されても良い。
なお、エンジンシステム10が火花点火式エンジンに適用された場合、ECU46には、上述のように、エンジン12の運転条件毎に点火時期から35%燃焼時期までの期間がマップ化されて記憶され、点火時期から35%燃焼時期に到達した場合に、高温水噴射弁40からシリンダ48内に高温水が噴射される。
一方、エンジンシステム10が圧縮着火式エンジンに適用された場合、ECU46には、燃料噴射時期から35%燃焼時期までの期間がマップ化されて記憶され、燃料噴射時期から35%燃焼時期に到達した場合に、高温水噴射弁40からシリンダ48内に高温水が噴射される。
また、上記実施形態では、点火時期から35%燃焼時期に到達した場合に、高温水噴射弁40からシリンダ48内に高温水が噴射される構成とされていたが、点火時期から35%燃焼時期に到達した場合よりも遅いタイミングで(つまり、35%以上となる燃焼進行時期に到達した場合に)、高温水噴射弁40からシリンダ48内に高温水が噴射される構成とされていても良い。
なお、図6に示されるように、高温水噴射開始時期を50%燃焼時期(シリンダ48内で1回の燃焼により発生する熱量のうちシリンダ48内の作動ガスに供給された熱量がシリンダ48内の1回の燃焼によってシリンダ48内の作動ガスに供給される全熱量の50%となる燃焼進行時期)とすると、エンジン12の熱効率が最大となる。
また、図7に示されるように、高温水噴射開始時期が35%燃焼時期から50%燃焼時期まではトータルハイドロカーボン排出量が増加し、高温水噴射開始時期を50%燃焼時期とすると、高温水が供給されないベースとなるエンジンと同等のトータルハイドロカーボン排出量となる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
本発明の第二実施形態では、エンジンシステムの基本的な構成は上述の本発明の第一実施形態と同一とされているが、ECU46が次の動作を追加で行うように構成されている。なお、エンジンシステムの全体構成については、図1を参照することとする。
ここで、図8には、ECU46による高温水の噴射時期を補正する動作が示されている。
この図に示されるように、ECU46は、クランクポジションセンサ44から出力された信号に基づいてエンジン12の回転数を取得し(ステップS31)、出力軸の1回転毎の回転変動N(=瞬時出力軸回転数の標準偏差/平均出力軸回転数)を算出する(ステップS32)。
続いて、ECU46は、予め設定された出力軸の回転変動に対する上限値Nlimitを取得し(ステップS33)、上述の出力軸の1回転毎の回転変動Nが上限値Nlimit以下であるか否かを判断する(ステップS34)。
そして、ECU46は、上述の出力軸の1回転毎の回転変動Nが上限値Nlimit以下であると判断した場合(ステップS34:YES)には、一連の処理を終了する。
一方、出力軸の回転変動が増加したということはシリンダ48内への高温水の噴射によりエンジン12の燃焼状態が悪化したということなので、ECU46は、上述の出力軸の1回転毎の回転変動Nが上限値Nlimitを上回ったと判断した場合(ステップS34:NO)には、高温水の噴射時期を前サイクルよりも1deg.CA遅らせる(ステップS35)。
そして、ECU46は、上述の出力軸の1回転毎の回転変動Nが上限値Nlimit以下となるまで、上述のステップS31〜ステップS35の処理を繰り返し行う。
このように、本発明の第二実施形態によれば、エンジン12の燃焼状態が予め定められた基準状態に対して悪化した場合には、高温水噴射弁40からシリンダ48内への高温水の供給時期が35%燃焼時期から徐々に遅らされるので、エンジン12の燃焼状態の悪化を改善することができる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態について説明する。
図9には、本発明の第三実施形態に係るエンジンシステム60の全体構成が示されている。本発明の第三実施形態に係るエンジンシステム60は、上述の本発明の第一実施形態に係るエンジンシステム10に第二の排気温度センサ62が追加されたものである。
すなわち、本発明の第三実施形態に係るエンジンシステム60において、第二の排気温度センサ62は、排気系54における排気触媒22に対する上流側に配置されて、排気系54の排気温度に応じた信号をECU46に出力する構成とされている。
また、本発明の第三実施形態に係るエンジンシステム60において、ECU46は、次の動作を追加で行うように構成されている。
ここで、図10には、ECU46による高温水の噴射時期を補正する動作が示されている。
この図に示されるように、ECU46は、第二の排気温度センサ62から出力された信号に基づいて排気系54の排気温度Tを取得する(ステップS41)。
そして、ECU46は、クランクポジションセンサ44から出力された信号に基づいてエンジン12の回転数を、燃料噴射弁16の噴射期間から燃料噴射量mfuelを、エアフローセンサ42の出力から吸入空気量mairを、図示しないメモリから前サイクルの点火時期を取得し、エンジン12の運転条件を取得する(ステップS42〜ステップS45)。
続いて、ECU46は、予め設定されたエンジン12の運転条件毎の排気系54の排気温度の下限値Nlimitを取得し(ステップS46)、上述の排気系54の排気温度Tが下限値Tlimit以上であるか否かを判断する(ステップS47)。
そして、ECU46は、上述の排気系54の排気温度Tが下限値Tlimit以上であると判断した場合(ステップS47:YES)には、一連の処理を終了する。
一方、排気系54の排気温度Tが低下したということはシリンダ48内への高温水の噴射によりエンジン12の燃焼状態が悪化したということなので、ECU46は、上述の排気系54の排気温度Tが下限値Tlimitを下回ったと判断した場合(ステップS47:NO)には、高温水の噴射時期を前サイクルよりも1deg.CA遅らせる(ステップS48)。
そして、ECU46は、上述の排気系54の排気温度Tが下限値Tlimit以上となるまで、上述のステップS41〜ステップS48の処理を繰り返し行う。
このように、本発明の第三実施形態によっても、エンジン12の燃焼状態が予め定められた基準状態に対して悪化した場合には、高温水噴射弁40からシリンダ48内への高温水の供給時期が35%燃焼時期から徐々に遅らされるので、エンジン12の燃焼状態の悪化を改善することができる。
[第四実施形態]
次に、本発明の第四実施形態について説明する。
図11には、本発明の第四実施形態に係るエンジンシステム70の全体構成が示されている。本発明の第四実施形態に係るエンジンシステム70は、上述の本発明の第一実施形態に係るエンジンシステム10に酸素濃度センサ72(Oセンサ)が追加されたものである。
すなわち、本発明の第四実施形態に係るエンジンシステム70において、酸素濃度センサ72は、排気系54における排気触媒22に対する上流側に配置されて、排気系54を流れる排気ガス中の酸素濃度に応じた信号をECU46に出力する構成とされている。
また、本発明の第四実施形態に係るエンジンシステム70において、ECU46は、次の動作を追加で行うように構成されている。
ここで、図12には、ECU46による高温水の噴射時期を補正する動作が示されている。
この図に示されるように、ECU46は、酸素濃度センサ72から出力された信号に基づいて排気系54を流れる排気ガス中の酸素濃度Vを取得する(ステップS51)。
そして、ECU46は、クランクポジションセンサ44から出力された信号に基づいてエンジン12の回転数を、燃料噴射弁16の噴射期間から燃料噴射量mfuelを、エアフローセンサ42の出力から吸入空気量mairを、図示しないメモリから前サイクルの点火時期を取得し、エンジン12の運転条件を取得する(ステップS52〜ステップS55)。
続いて、ECU46は、予め設定されたエンジン12の運転条件毎の排気系54を流れる排気ガス中の酸素濃度の上限値Vlimitを取得し(ステップS56)、上述の排気系54を流れる排気ガス中の酸素濃度Vが上限値Vlimit以下であるか否かを判断する(ステップS57)。
そして、ECU46は、上述の排気系54を流れる排気ガス中の酸素濃度Vが上限値Vlimit以下であると判断した場合(ステップS57:YES)には、一連の処理を終了する。
一方、排気系54を流れる排気ガス中の酸素濃度Vが増加したということはシリンダ48内への高温水の噴射によりエンジン12の燃焼状態が悪化したということなので、ECU46は、上述の排気系54を流れる排気ガス中の酸素濃度Vが上限値Vlimitを上回ったと判断した場合(ステップS57:NO)には、高温水の噴射時期を前サイクルよりも1deg.CA遅らせる(ステップS58)。
そして、ECU46は、上述の排気系54を流れる排気ガス中の酸素濃度Vが上限値Vlimit以下となるまで、上述のステップS51〜ステップS58の処理を繰り返し行う。
このように、本発明の第四実施形態によっても、エンジン12の燃焼状態が予め定められた基準状態に対して悪化した場合には、高温水噴射弁40からシリンダ48内への高温水の供給時期が35%燃焼時期から徐々に遅らされるので、エンジン12の燃焼状態の悪化を改善することができる。
[第五実施形態]
次に、本発明の第五実施形態について説明する。
図13には、本発明の第五実施形態に係るエンジンシステム80の全体構成が示されている。本発明の第五実施形態に係るエンジンシステム80は、上述の本発明の第三及び第四実施形態に係るエンジンシステム60,70に対し、排気触媒22の代わりに三元触媒82が備えられたものである。
また、本発明の第五実施形態に係るエンジンシステム80において、ECU46は、燃料噴射弁16から噴射される燃料としてのガソリンと吸気系52を流れる空気との混合比が量論混合比となるように燃料噴射弁16を制御する構成とされている。
図14には、22MPa、647Kの超臨界水からなる高温水を、量論混合比で運転されるガソリンエンジンのシリンダ48内に噴射したときの正味熱効率が示されている。なお、ここでは、上述の超臨界水からなる高温水を50%燃焼時期に噴射すると共に、その噴射量を変化させている。この図に示されるように、高温水噴射量/燃料噴射量が増加するほど、正味熱効率が増加する。
このように、量論混合比で運転されるガソリンエンジン(ストイキガソリンエンジン)は、火花点火式希薄燃焼エンジンやディーゼルエンジンに比して燃焼熱が有効仕事に変換されずに排気温度が高くなるので、熱交換器24にて高温水を生成する際に有利となり、この結果、正味熱効率を増加させることができる。また、シリンダ48内から排出された排気ガスについては三元触媒82で浄化することができる。
本発明の第一実施形態に係るエンジンシステムの全体構成を示す図である。 水の相図である。 エンジンの運転条件(トルク)と点火時期から35%燃焼時期との関係を示す図である。 高温水の生成量を決定するためのECUの動作を示す図である。 エンジンの運転条件に基づいて高温水を噴射させるためのECUの動作を示す図である。 高温水噴射時期と正味熱効率との関係を示す図である。 高温水噴射時期とTHC比との関係を示す図である。 ECUによる高温水の噴射時期を補正する動作を示す図である。 本発明の第三実施形態に係るエンジンシステムの全体構成を示す図である。 ECUによる高温水の噴射時期を補正する動作を示す図である。 本発明の第四実施形態に係るエンジンシステムの全体構成を示す図である。 ECUによる高温水の噴射時期を補正する動作を示す図である。 本発明の第五実施形態に係るエンジンシステムの全体構成を示す図である。 高温水噴射量/燃料噴射量と正味熱効率との関係を示す図である。
符号の説明
10,60,70,80 エンジンシステム
12 エンジン
24 熱交換器
26 凝縮器
30 水ポンプ
40 高温水噴射弁
46 ECU(制御部)
54 排気系
56 混合気供給部
58 高温水供給部
82 三元触媒

Claims (6)

  1. シリンダを有するエンジンと、
    前記シリンダ内に燃料及び空気の混合気を供給するための混合気供給部と、
    前記シリンダ内に600K以上の液相又は蒸気圧曲線に対する高温側の気相若しくは臨界圧力以上で臨界温度以上の水からなる高温水を供給するための高温水供給部と、
    前記シリンダ内で1回の燃焼により発生する熱量のうち前記シリンダ内の作動ガスに供給された熱量が前記シリンダ内の1回の燃焼によって前記シリンダ内の作動ガスに供給される全熱量の35%以上となる燃焼進行時期に到達した場合に、前記高温水供給部から前記シリンダ内に前記高温水を供給させる制御部と、
    を備えたエンジンシステム。
  2. 前記制御部は、前記エンジンの燃焼状態が予め定められた基準状態に対して悪化した場合に、前記高温水供給部から前記シリンダ内への前記高温水の供給時期を前記燃焼進行時期に対して遅らせる、
    請求項1に記載のエンジンシステム。
  3. 前記高温水供給部は、
    前記エンジンの排気系に設けられた熱交換器と、
    前記排気系における前記熱交換器に対する下流側に設けられた凝縮器と、
    前記凝縮器によって得られた水を前記熱交換器に圧送する水ポンプと、
    前記熱交換器によって生成された前記高温水を前記シリンダ内に噴射する高温水噴射弁と、
    を有する、
    請求項1又は請求項2に記載のエンジンシステム。
  4. 前記エンジンは、火花点火式エンジンとされ、
    前記制御部は、前記燃料と前記空気との混合比が量論混合比となるように前記混合気供給部を制御し、
    前記エンジンの排気系には、三元触媒が設けられている、
    請求項3に記載のエンジンシステム。
  5. エンジンのシリンダ内で1回の燃焼により発生する熱量のうち前記シリンダ内の作動ガスに供給された熱量が前記シリンダ内の1回の燃焼で前記シリンダ内の作動ガスに供給される全熱量の35%以上となる燃焼進行時期に到達した場合に、前記シリンダ内に600K以上の液相又は蒸気圧曲線に対する高温側の気相若しくは臨界圧力以上で臨界温度以上の水からなる高温水を供給するエンジンの運転方法。
  6. 前記エンジンの燃焼状態が予め定められた基準状態に対して悪化した場合に、前記シリンダ内への前記高温水の供給時期を前記燃焼進行時期に対して遅らせる、
    請求項5に記載のエンジンの運転方法。
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