JP2010000978A - 車載表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両が将来通過する地点において車両に加わる加速度を表示すると共に表示された加速度が車両に対しどのような影響を及ぼすのかを運転者に直感的に理解させる。
【解決手段】表示パターン生成部は、円弧形状の表示パターンPを生成する。そして表示パターン生成部は、円の真下向きを基準の向きとして横Gが加わる向きと大きさに応じて左右それぞれに0〜90°の範囲内で表示パターンPの傾きを変化させる。このような表示パターンPによれば、表示パターンPの傾きは振り子が遠心力で振れる動きを想起させる表示であるので、運転者はこれから車両に加わる横Gを直感的に理解することができる。
【選択図】図2
【解決手段】表示パターン生成部は、円弧形状の表示パターンPを生成する。そして表示パターン生成部は、円の真下向きを基準の向きとして横Gが加わる向きと大きさに応じて左右それぞれに0〜90°の範囲内で表示パターンPの傾きを変化させる。このような表示パターンPによれば、表示パターンPの傾きは振り子が遠心力で振れる動きを想起させる表示であるので、運転者はこれから車両に加わる横Gを直感的に理解することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両に加わる加速度を表示する車載表示装置に関する。
従来より、現在位置において車両に加わる加速度を車両が既に通過した過去の位置における加速度の情報と共に地図画面上に表示する車載表示装置が知られている。
特開2006−160191号公報
従来の車載表示装置では、現在位置及び車両が既に通過した過去の位置における加速度を表示するものであるので、車両がまだ通過していない地点において車両に加わる加速度を表示することはできない。また運転者は表示された加速度が車両に対しどのような影響を及ぼすのかを直感的に理解することができない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、車両が将来通過する地点において車両に加わる加速度を表示すると共に表示された加速度が車両に対しどのような影響を及ぼすのかを運転者に直感的に理解させることが可能な車載表示装置を提供することにある。
本発明に係る車載表示装置は、自車両周囲の地図情報と自車両の車両情報に基づいてこれから車両に加わる旋回加速度を推定し、推定された旋回加速度に基づいてこれから車両に加わる旋回加速度を視覚的に示す表示パターンを生成し、生成された表示パターンを表示する。
本発明に係る車載表示装置によれば、車両が将来通過する地点において車両に加わる加速度を表示すると共に表示された加速度が車両に対しどのような影響を及ぼすのかを運転者に直感的に理解させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態となる車載表示装置の構成について説明する。
〔車載表示装置の構成〕
始めに、図1を参照して、本発明の実施形態となる車載表示装置の構成について説明する。
始めに、図1を参照して、本発明の実施形態となる車載表示装置の構成について説明する。
本発明の実施形態となる車載表示装置は、車両に搭載され、図1に示すように、地図情報取得部2,車両情報取得部3,演算部4,表示パターン生成部5,及び表示部6を主な構成要素として備える。地図情報取得部2は、例えばナビゲーションシステム等、地図情報等の道路の形状に関する情報を取得可能な装置により構成されている。本実施形態では、地図情報取得部2は、車両が現在走行している地点や車両の現在位置から100m先の地点等、車両が現在走行中の道路形状から車両の位置を基準とした様々な地点の曲率を取得又は演算して演算部4に出力する。なお地図情報取得部2は、道路の曲率が変化する地点をプロットし、プロットされた地点の曲率及び車両の現在位置からプロットされた地点までの距離を演算して演算部4に出力するようにしてもよい。
車両情報取得部3は、車両に取り付けられている公知のセンサにより構成され、車両の速度,車両に加わる旋回加速度(横G)等の車両情報を取得して演算部4に出力する。演算部4は、ナビゲーションシステム内のマイクロコンピュータ等の公知の演算処理装置により構成され、地図情報取得部2,及び車両情報取得部3から入力された情報に基づいて、一般的な遠心力の演算等を行うことにより車両に加わる横Gを推定する。表示パターン生成部5は、公知の画像処理装置により構成され、演算部4により演算された横Gに基づいてこれから車両に加わる横Gを視覚的に示す表示パターンを生成する。表示部6は、液晶ディスプレイ等の公知の表示装置により構成され、表示パターン生成部5により生成された表示パターンを表示する。
車両情報取得部2が車両に加わっている横Gを検出できる場合、演算部5は予測した横Gの代わりに車両情報取得部2により検出された横Gを用いて表示パターンPの傾きを演算してもよい。このような処理によれば、現在車両に加わっている横Gに基づいて表示パターンPが生成されるので、運転者は、現在車両に加わっている横Gと表示パターンPの関係を正確に理解して車両操作の判断を行うことができる。また演算部5は、予測した横Gと車両情報取得部2により検出された横Gの差分値を算出し、差分値が小さくなるように横Gの予測に用いる計算式に係数を設定してもよい。さらに演算部5は、予測した横Gと検出された横Gそれぞれについて表示パターンPの傾きを演算し、表示パターン生成部6は予測した横Gと検出された横Gそれぞれに対応する表示パターンPを生成してもよい。このような処理によれば、運転者は現在の横Gを基準として予測された横Gを理解して車両操作の判断を行うことができる。
〔表示パターンの構成〕
次に、図2(a),(b)を参照して、表示パターン生成部6が生成する表示パターンの構成について説明する。
次に、図2(a),(b)を参照して、表示パターン生成部6が生成する表示パターンの構成について説明する。
表示パターン生成部5は、図2(a),(b)に示すような円弧形状の表示パターンPを生成する。そして表示パターン生成部5は、円の真下向きを基準の向きとして横Gが加わる向きと大きさに応じて左右それぞれに0〜90°の範囲内で表示パターンPの傾きを変化させる。なお図中、表示パターンP以外の線は理解を容易にするための補助線である。本実施形態では、演算部4が予測された横Gをパラメータとして表示パターンPの傾きを演算する。例えば車両の限界旋回加速度が0.8G程度である場合、演算部4は、横Gが0.8G以上である時は表示パターンPの傾きが90°、横Gが0〜0.8Gの範囲内にある時には0〜90°の範囲内の角度を直線的に補間した傾き(例えば横Gと角度が比例関係)になるように表示パターンPの傾きを演算する。なお表示パターンPの傾きが90°になる横Gは、車両の限界旋回加速度と同じ値でなくてもよく、限界旋回加速度の8割の値等、適当なマージンを見込んだ値としてもよい。
このような表示パターンPによれば、表示パターンPの傾きは振り子が遠心力で振れる動きを想起させる表示であるので、運転者は表示パターンPの傾きに基づいてこれから車両に加わる横Gを直感的に理解することができる。また円の中心点を基準として表示パターンPを回転させる場合、表示パターンPはかならず円周上を移動することになるため、例えば表示部7が液晶ディスプレイ等の表示装置ではなく、LEDを配列した表示器である場合であっても、LEDを円周上に配置すればよく、安いコストで表示を行うことができる。
本実施形態では、演算部4は、表示パターンPの傾きが所定値以上である場合、表示パターンPの表示態様を変化させる。具体的には、表示パターンPの傾きが70°以上である場合、演算部4は表示パターンPの表示態様を変化させる。表示態様の変化としては、表示パターンPの色の変更、表示パターンPの長さの変更、表示パターンPの太さの変更、表示パターンの表示方法(点滅表示等)がある。表示パターンPの傾きは予測された横Gによって変化するので、表示態様の変化の判断に用いる所定値は表示パターンPの傾きではなく横Gの値としてもよい。このような構成によれば、コーナーに対する進入速度が速い場合等、大きな横Gが発生して車両が不安定になる可能性がある場合、表示パターンPの表示が変化するので、運転者は減速操作等の必要な車両操作を確実に行うことができる。
表示態様の変化の度合いを表示パターンPが示す地点と車両の現在位置間の距離に応じて変化させてもよい。具体的には、表示パターンPの色を変化させる場合、演算部4は、通常表示との色の差が距離が短くなるにつれて大きくなるように表示パターンPの色を変化させてもよい。また表示パターンPの長さを変化させる場合、演算部4は、距離が短くなるにつれて表示パターンPが長くなるようにする。また表示パターンPの太さを変化させる場合には、演算部4は距離が短くなるにつれて表示パターンPが太くなるようにする。また表示パターンPを点滅表示させる場合には、演算部4は距離が短くなるにつれて点滅の周期が短くなるようにする。また演算部4は、例えば、距離が遠い場合は色が変化するが、距離が近い場合は表示が点滅する等、距離に応じて変化の手法そのものを変更してもよい。このような処理によれば、対処するまでの猶予時間に応じた表示を行うことができる。
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1:車載表示装置
2:地図情報取得部
3:車両情報取得部
4:演算部
5:表示パターン生成部
6:表示部
P:表示パターン
2:地図情報取得部
3:車両情報取得部
4:演算部
5:表示パターン生成部
6:表示部
P:表示パターン
Claims (8)
- 自車両周囲の地図情報を取得する地図情報取得手段と、
自車両の車両情報を取得する車両情報取得手段と、
前記地図情報取得手段が取得した地図情報と前記車両情報取得手段が取得した車両情報に基づいて車両に加わる旋回加速度を推定する旋回加速度推定手段と、
前記旋回加速度推定手段により推定された旋回加速度に基づいて車両に加わる旋回加速度を視覚的に示す表示パターンを生成する表示パターン生成手段と、
前記表示パターン生成手段により生成された表示パターンを表示する表示手段と
を備えることを特徴とする車載表示装置。 - 請求項1に記載の車載表示装置において、
前記表示パターン生成手段は、円弧形状を有し、且つ、表示の下方向を基準とした円弧の中心点からみた傾きが前記旋回加速度に応じて変化する表示パターンを生成することを特徴とする車載表示装置。 - 請求項2に記載の車載表示装置において、
前記表示パターン生成手段は、前記円弧の傾きが所定値以上である場合、表示パターンの表示態様を変化させることを特徴とする車載表示装置。 - 請求項3に記載の車載表示装置において、
前記表示パターン生成手段は、前記円弧の傾きが所定値以上である場合、表示パターンの色を変化させることを特徴とする車載表示装置。 - 請求項3又は請求項4に記載の車載表示装置において、
前記表示パターン生成手段は、前記円弧の傾きが所定値以上である場合、表示パターンの長さを変化させることを特徴とする車載表示装置。 - 請求項3乃至請求項5のうち、いずれか1項に記載の車載表示装置において、
前記表示パターン生成手段は、前記円弧の傾きが所定値以上である場合、表示パターンの太さを変化させることを特徴とする車載表示装置。 - 請求項3乃至請求項6のうち、いずれか1項に記載の車載表示装置において、
前記表示パターン生成手段は、前記円弧の傾きが所定値以上である場合、表示パターンの表示方法を変化させることを特徴とする車載表示装置。 - 請求項3乃至請求項7のうち、いずれか1項に記載の車載表示装置において、
前記表示パターン生成手段は、車両の現在位置と表示パターンが示す地点間の距離に応じて、表示パターンの表示態様の変化の度合いを変化させることを特徴とする車載表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008163271A JP2010000978A (ja) | 2008-06-23 | 2008-06-23 | 車載表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008163271A JP2010000978A (ja) | 2008-06-23 | 2008-06-23 | 車載表示装置 |
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JP2010000978A true JP2010000978A (ja) | 2010-01-07 |
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JP2008163271A Pending JP2010000978A (ja) | 2008-06-23 | 2008-06-23 | 車載表示装置 |
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JP (1) | JP2010000978A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110312633A (zh) * | 2017-02-23 | 2019-10-08 | 松下知识产权经营株式会社 | 图像显示系统、图像显示方法以及程序 |
-
2008
- 2008-06-23 JP JP2008163271A patent/JP2010000978A/ja active Pending
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