JP2009544617A5 - - Google Patents

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背景
癌の発症におけるキナーゼの関与は既知である。例えば、腫瘍形成と関連することが既知であるキナーゼは、Rafセリン/スレオニンキナーゼおよび受容体チロシンキナーゼ(RTK)を含む。両方の型のキナーゼが最後に転写因子をリン酸化するシグナル伝達経路の一部である。該経路内で、Rafキナーゼは、多数の細胞機能、例えば、増殖、分化、生存、発癌性形質転換およびアポトーシスに影響して調節するRas/マイトージェン−活性化タンパク質キナーゼ(APK)シグナル伝達モジュールの一部である。
さらなる局面において、式Iの化合物、それらの薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物を、親水性溶媒、親油性溶媒、乳化剤、または任意のそれらの2種以上の混合物から選択される成分と混合および/またはミックスし、製剤を形成することを含む製剤の製造法を提供する。該方法はさらに該化合物、塩、または混合物および該成分を抗酸化剤、保存剤、甘味剤、香味剤、着色剤、または任意のそれらの2種以上の混合物と混合し、製剤を形成することを含んでもよい。いくつかの態様において、該化合物、塩、または混合物および該成分は、例えば、メタノール、エタノール、またはそれらの混合物から選択される製剤助剤を使用して混合される。
本発明製剤は、処置を必要とする対象の癌の処置および/または血管形成の阻害における医薬製剤または薬剤として有用である。したがって、さらなる局面において、該製剤を対象に投与することを含む、対象の癌を処置および/または血管形成を阻害するための方法を提供する。癌の処置方法に関するいくつかの態様において、該製剤を、対象の血漿中で式Iの化合物、それらの薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物の約0.1から約10μg/mLのCmaxを提供するために十分な量で投与する。癌の処置方法の他の態様において、該製剤を、対象の血漿中で式Iの化合物、それらの薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物の約0.01から約10mg*分/mLのAUCを提供するために十分な量で投与する。このような処置方法において、該製剤を1日または1週間に1回、2回、3回、4回またはそれ以上投与する。癌の処置方法の他の態様において、処置される癌は、膀胱、乳房、脳、癌腫、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、結腸直腸、胃、消化管、神経膠腫、リンパ腫、黒色腫、多発性骨髄腫、骨髄増殖性疾患、神経内分泌、非小細胞肺、小細胞肺、臓、前立腺、腎臓細胞、小細胞急性骨髄性白血病、肉腫、および/または甲状腺癌である。
“吸担体”は、液体製剤を吸着および/または吸収するために使用される、通常、固体の物質を意味する。
“セルロース”は、限定はしないが、エチルセルロース、酢酸セルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(例えば、第2208、2906、2910番)、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、微結晶セルロース、およびそれらの混合物を含む、医薬製剤で使用するための既知のセルロースの様々な形態を含む。本発明の製剤で使用するための微結晶セルロースの適当な形態は、限定はしないが、AVICEL−PH−101、AVICEL−PH−103、AVICEL RC−581、AVICEL−PH−105(FMC Corporation, American Viscose Division, Avicel Sales, Marcus Hook, Pa.から入手できる)として購入できる物質、およびそれらの混合物を含む。
“デンプン”は、アミラーゼおよびアミロペクチンからなる複合糖質を意味する。“アルファ化デンプン”は、水の存在下で全てのまたは一部の顆粒を破壊するように化学的におよび/または機械的に処理され、次に乾燥されたデンプンである。アルファ化デンプンのいくつかの型はそれらを圧縮可能および流動可能な性質となるように修飾されていてもよい。
“TF”は、テトラヒドロフランの略語である。
親水性溶媒、親油性溶媒、乳化剤、吸担体、ポリマー担体、さらなる成分、または被覆剤のようなカテゴリーに属すると下記で特定されるいくつかの物質は、他のカテゴリーの一部として記載されていなくても、1つ以上のこれらのカテゴリーに入り得ることは、当業者により容易に理解できる。例えば、ヒドロキシプロピルセルロースは、いくつかの態様において、ポリマー担体であり、そして/または、他の態様において、カプセルまたは錠剤に対する被覆として使用してもよい。さらなる例として、商標名GELUCIRE44/4の下に販売されている化合物は、乳化剤および親油性溶媒の両方であってよい。1つのカテゴリーにしか記載していないが、複数のカテゴリーに属する他のこのような物質は、当業者により容易に特定できる。
記載されている製剤の使用のために適当な親油性溶媒は、限定はしないが、脂肪酸、例えば、限定はしないが、リノール酸、リノレン酸、オレイン酸、パルミチン酸ステアリン酸およびステアリン酸;中鎖グリセリド、例えば、限定はしないが、グリセリルモノ−、ジ−もしくはトリ−カプリル酸およびカプリン酸エステル、また、中鎖モノ−、ジ−、およびトリグリセリドとして既知であり、商標名、例えば、MIGLYOL(登録商標)812、LABRAFAC CC(登録商標)およびCAPMUL(登録商標)MCMの下に販売されているもの;長鎖グリセリド(C12−C18脂肪酸の)、例えば、限定はしないが、コーン油、綿実油、ベヘン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、パルミチン酸ステアリン酸グリセリン、オリーブ油、ピーナッツ油、ペパーミント油、サフラワー油、ゴマ油およびダイズ油;脂肪酸のエチルエステル、例えば、リノール酸エチルおよびオレイン酸エチル;DL−α−トコフェロール;プロピレングリコール脂肪酸エステル、例えば、限定はしないが、プロピレングリコールモノ−もしくはジ−ラウレート;ソルビタン脂肪酸エステル、例えば、限定はしないが、モノラウリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタンおよびトリオレイン酸ソルビタン;様々なグリセリルエーテルおよび脂肪酸から形成されるポリグリセリン脂肪酸エステルを含む。いくつかの態様において、親油性溶媒はオレイン酸である。いくつかの態様において、親油性溶媒で製造された製剤は液体製剤であるにもかかわらず、親油性溶媒は室温で固体または半固体である。エステル化で使用されるポリグリセロールの例は、ジグリセロール、テトラグリセロール、ヘキサグリセロール、デカグリセロール、デカグリセロールなどを含む。ポリグリセロールと反応させる脂肪酸の例は、オレイン酸、リノール酸、ステアリン酸などを含む。ポリグリセリン脂肪酸エステルの例は、PLUROL OLEIQUE CC 497(オレイン酸ポリグリセリル; Gattefosse Co.)、PLUROL STEARIQUE(ポリパルミチン酸ステアリン酸グリセリン; Gattefosse Co.)、DGMO−C(ジモノオレイン酸グリセリル; Nikkol Co.)、TETRAGLYN 1−0(テトラモノオレイン酸グリセリル; Nikkol Co.)、HEXAGLYN 1−0(ヘキサモノオレイン酸グリセリル; Nikkol Co.)、HEXAGLYN 5−0(ヘキサグリセリルペンタオレエート; Nikkol Co.)、DECAGLYN 5−0(デカグリセリルペンタオレエート; Nikkol Co.)、DECAGLYN 10−0(デカグリセリルデカオレエート; Nikkol Co.)などを含む。
記載されている製剤で使用するために適当な乳化剤は、限定はしないが、糖脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、例えば、限定はしないが、ポリソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60およびポリソルベート80;限定はしないが、ステアリン酸ポリオキシル40およびオレイン酸ポリオキシル40を含むポリオキシエチレンモノ−およびジ−脂肪酸エステル;商標名、例えば、LABRASOL(登録商標)、GELUCIRE(登録商標) 44/14、GELUCIRE(登録商標) 50/13、LABRAFIL(登録商標) M 1944 CSおよびLABRAIL(登録商標) M2125 CSの下に販売されている、C−C22脂肪酸のポリオキシエチレンモノ−およびジ−エステルおよびC−C22脂肪酸のグリセリルモノ−、ジ−およびトリ−エステルの混合物;商標名、例えば、CREMOPHOR(登録商標)ELP、CREMOPHOR(登録商標)RH40およびCREMOPHOR(登録商標)RH60、各々の下に販売されている、ポリオキシエチレンヒマシ油化合物、例えば、限定はしないが、ポリオキシル35ヒマシ油、ポリオキシル40水素化ヒマシ油およびポリオキシル60水素化ヒマシ油;限定はしないが、ポリオキシル20セトステアリルエーテルおよびポリオキシル10オレイルエーテルを含むポリオキシエチレンアルキルエーテル;商標名、VITAMIN E TPGS(登録商標)の下に販売されているものでもよいDL−α−トコフェリルポリエチレングリコールコハク酸;グリセリルモノ−、ジ−およびトリ−エステル;C−C22脂肪酸のグリセリルモノ−、ジ−、およびトリ−エステル;スクロースモノ−、ジ−およびトリ−エステル;スルホコハク酸ジオクチルナトリウム;ラウリル硫酸ナトリウム;または任意のそれらの2種以上の混合物を含む。
本明細書に記載されている液体製剤は、また、薬学的に許容される添加物、例えば、抗酸化剤、着色剤、香味剤、保存剤、甘味剤、または任意のそれらの2種以上の混合物を含んでもよい。記載されている製剤で使用するために適当な抗酸化剤は、限定はしないが、アスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビル、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、エチレンジアミンテトラ酢酸、エチレンジアミンテトラ酢酸の塩、没食子酸プロピル、メタ重亜硫酸ナトリウム、ビタミンE、ビタミンEのエステル、または任意のそれらの2種以上の混合物を含む。記載されている製剤で使用するために適当な防腐剤は、限定はしないが、ブチルパラベン、ソルビン酸カルシウム、エチルパラベン、メチルパラベン、モノチオグリセロール、ソルビン酸カリウム、プロピルパラベン、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸、または任意のそれらの2種以上の混合物を含む。記載されている製剤で使用するために適当な甘味剤は、限定はしないが、アスパルテーム、グリチルリン塩、グリチルリン酸モノアンモニウム、サッカリン、サッカリンカルシウム、サッカリンナトリウム、糖、スクラロース、または任意のそれらの2種以上の混合物を含む。記載されている製剤で使用するために適当な香味剤は、限定はしないが、クエン酸、メントール、ペパーミント油、クエン酸ナトリウム、バニリン、エチルバニリン、または任意のそれらの2種以上の混合物を含む。記載されている製剤で使用するために適当な着色剤は、限定はしないが、FD&C blue #1、FD&C blue #2、FD&C green #3、FD&C red #3、FD&C red #4、FD&C yellow #5、FD&C yellow #6、D&C blue #4、D&C green #5、D&C green #6、D&C orange #4、D&C orange #5、酸化鉄、または任意のそれらの2種以上の混合物を含む。
本明細書に記載されている製剤は安定である。実施例の部の表5は液体製剤の典型的な安定性データを記載している。したがって、いくつかの態様において、記載されている製剤のAPIの分解生成物の量は、50℃および75%相対湿度で3か月製剤保存したでは、一般的に製剤の総重量に基づいて10重量%未満である。他の態様において、分解生成物の量は、50℃および75%相対湿度状態で3か月製剤保存した後では、製剤の総重量に基づいて8%未満、5%未満、4%未満、3%未満、2%未満またはさらに1重量%未満である。
記載されている製剤で使用するために適当な親油性溶媒は、室温で液体、半固体または固体であってよく、限定はしないが、脂肪酸、例えば、限定はしないが、リノール酸、リノレン酸、オレイン酸、パルミチン酸ステアリン酸およびステアリン酸;中鎖グリセリド、例えば、限定はしないが、グリセリルモノ−、ジ−もしくはトリ−カプリル酸およびカプリン酸エステル、また、中鎖モノ−、ジ−、およびトリグリセリドとして既知であり、商標名、例えば、MIGLYOL(登録商標)812、LABRAFAC CC(登録商標)およびCAPMUL(登録商標)MCMの下に販売されているもの;長鎖グリセリド(C12−C18脂肪酸の)、例えば、限定はしないが、コーン油、綿実油、ベヘン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、パルミチン酸ステアリン酸グリセリン、オリーブ油、ピーナッツ油、ペパーミント油、サフラワー油、ゴマ油およびダイズ油;脂肪酸のエチルエステル、例えば、リノール酸エチルおよびオレイン酸エチル;DL−α−トコフェロール;プロピレングリコール脂肪酸エステル、例えば、限定はしないが、プロピレングリコールモノ−もしくはジ−ラウレート;ソルビタン脂肪酸エステル、例えば、限定はしないが、モノラウリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタンおよびトリオレイン酸ソルビタン;様々なグリセリルエーテルおよび脂肪酸から形成されるポリグリセリン脂肪酸エステルを含んでもよい。エステル化で使用されるポリグリセロールの例は、ジグリセロール、テトラグリセロール、ヘキサグリセロール、デカグリセロール、デカグリセロールなどを含む。ポリグリセロールと反応させる脂肪酸の例は、オレイン酸、リノール酸、ステアリン酸などを含む。ポリグリセリン脂肪酸エステルの例は、PLUROL OLEIQUE CC 497(オレイン酸ポリグリセリル; Gattefosse Co.)、PLUROL STEARIQUE(ポリパルミチン酸ステアリン酸グリセリン; Gattefosse Co.)、DGMO−C(ジモノオレイン酸グリセリル; Nikkol Co.)、TETRAGLYN 1−0(テトラモノオレイン酸グリセリル; Nikkol Co.)、HEXAGLYN 1−0(ヘキサモノオレイン酸グリセリル; Nikkol Co.)、HEXAGLYN 5−0(ヘキサグリセリルペンタオレエート; Nikkol Co.)、DECAGLYN 5−0(デカグリセリルペンタオレエート; Nikkol Co.)、DECAGLYN 10−0(デカグリセリルデカオレエート; Nikkol Co.)などを含む。いくつかの態様において、親油性溶媒はオレイン酸である。
他の態様において、固体製剤は、さらにポリマー担体を含む。本発明のポリマー担体は、薬物を送達するための媒体として使用するための適当なポリマーである。したがって、例えば、ポリマー担体は、薬物の対象への送達を容易にできる、吸担体、崩壊剤、結合剤または希釈剤であってよい。記載されている製剤で使用するために適当なポリマー担体は、限定はしないが、酢酸フタル酸セルロース、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、ポリアニオン性−β−シクロデキストリン、スルホブチルエーテル−7−β−シクロデキストリン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、メチルセルロース、微結晶セルロース、メタクリル酸コポリマー、ポリメタクリレートポリマー、ポリ(メタクリル酸−メタクリル酸メチル)、ポリ(メタクリル酸−アクリル酸エチル)、アンモニオメタクリレートコポリマー、ポリ(アクリル酸エチル−メタクリル酸メチル−トリメチルアンモニオエチルメタクリレートクロライド)、ポリ(アクリル酸エチル−メタクリル酸メチル)、約20,000から約200,000g/molの平均分子量を有するポリビニルアルコール、ポリビニルピロリジン/酢酸ビニル、約2,500から約300,000g/molの平均分子量を有するポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、デンプン、アルファ化デンプン、または任意のそれらの2種以上の混合物を含む。
いくつかの態様において、固体製剤は、さらに吸担体を含む。記載されている製剤で使用するために適当な吸担体は、限定はしないが、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ベントナイト、炭酸カルシウム、リン酸二カルシウム、ラクトース、マンニトール、微結晶セルロース、二酸化ケイ素、デンプングリコール酸ナトリウム、ソルビトール、デンプン、スクロース、タルク、または任意のそれらの2種以上の混合物を含む。
上記これらの成分および物質に加えて、本明細書に記載されている固体製剤は、さらなる成分を含んでもよい。このようなさらなる成分は、限定はしないが、架橋ポビドン;架橋ナトリウムカルボキシメチルセルロース;架橋β−シクロデキストリンポリマー;架橋デキストラン;クロスカルメロース;架橋カルボマー;酢酸コハク酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース;ポリビニルピロリドン;アクリル酸のホモポリマー、アクリル酸誘導体のホモポリマー、アクリル酸およびアクリル酸誘導体のコポリマーから選択されるアクリル酸樹脂;または任意のそれらの2種以上の混合物から選択してよい。本明細書で使用される、アクリル酸誘導体は、ポリマー化されていてもよいアクリル酸結合を含むこれらの化合物であり、限定はしないが、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、トリメチルアンモニオエチルメタクリレートクロライド、アクリル酸エチルなど、または任意のそれらの2種以上の混合物を含むことができる。
本明細書に記載されている固体製剤は、また、薬学的に許容される添加物、例えば、抗酸化剤、着色剤、香味剤、保存剤、甘味剤、または任意のそれらの2種以上の混合物を含んでもよい。記載されている製剤で使用するために適当な抗酸化剤は、限定はしないが、アスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビル、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、エチレンジアミンテトラ酢酸、エチレンジアミンテトラ酢酸の塩、没食子酸プロピル、メタ重亜硫酸ナトリウム、ビタミンE、ビタミンEのエステル、または任意のそれらの2種以上の混合物を含む。記載されている製剤で使用するために適当な防腐剤は、限定はしないが、ブチルパラベン、ソルビン酸カルシウム、エチルパラベン、メチルパラベン、モノチオグリセロール、ソルビン酸カリウム、プロピルパラベン、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸、または任意のそれらの2種以上の混合物を含む。記載されている製剤で使用するために適当な甘味剤は、限定はしないが、アスパルテーム、グリチルリン塩、グリチルリン酸モノアンモニウム、サッカリン、サッカリンカルシウム、サッカリンナトリウム、糖、スクラロース、または任意のそれらの2種以上の混合物を含む。記載されている製剤で使用するために適当な香味剤は、限定はしないが、クエン酸、メントール、ペパーミント油、クエン酸ナトリウム、バニリン、エチルバニリン、または任意のそれらの2種以上の混合物を含む。記載されている製剤で使用するために適当な着色剤は、限定はしないが、FD&C blue #1、FD&C blue #2、FD&C green #3、FD&C red #3、FD&C red #4、FD&C yellow #5、FD&C yellow #6、D&C blue #4、D&C green #5、D&C green #6、D&C orange #4、D&C orange #5、酸化鉄、または任意のそれらの2種以上の混合物を含む。
いくつかの態様において、本明細書に記載されている製剤は、固体溶液または分散体である。いくつかのこのような態様において、製剤はカプセルまたは錠剤内に包含される。いくつかの態様において、カプセルは、硬シェルカプセル、硬ゼラチンカプセル、軟ゼラチンカプセル、天然プルランカプセルまたはヒドロキシプロピルメチルセルロースシェルカプセルである。いくつかの態様において、カプセルまたは錠剤内の、式Iの化合物、それらの薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物の全量は、約1mgから約400mgの範囲である。いくつかの態様において、カプセルまたは錠剤はポリマーまたはゼラチンで被覆されるか、またはゼラチンシース内に包含される。カプセルは硬シェルカプセルであってよく、さらにバンドシール付き頭部および体部を有してもよい。カプセルまたは錠剤はゼラチンシース内に包含されていてよく、ゼラチンシースは、さらに薬学的に許容される着色剤、甘味剤、乳白剤、または任意のそれらの2種以上の混合物を包含してよい。所望により、カプセルまたは錠剤は甘味剤、セルロースポリマー、ポリメタクリレートポリマー、ポリ酢酸フタル酸ビニル(polyvinyl acetate phthalate)、ゼラチン、または任意の2種以上の混合物で被覆されていてもよい。セルロースポリマーをカプセルまたは錠剤を被覆するために使用する態様において、セルロースポリマーは、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチルセルロース、酢酸フタル酸セルロース、または任意のそれらの2種以上の混合物から選択してもよい。ポリメタクリレートポリマーをカプセルまたは錠剤を被覆するために使用する態様において、ポリメタクリレートポリマーは、メタクリル酸コポリマー、ポリ(メタクリル酸−メタクリル酸メチル)、ポリ(メタクリル酸−アクリル酸エチル)、アンモニオメタクリレートコポリマー、ポリ(アクリル酸エチルメタクリル酸メチル−トリメチルアンモニオエチルメタクリレートクロライド)、ポリ(アクリル酸エチルメタクリル酸メチル)、または任意のそれらの2種以上の混合物から選択してもよい。
カプセルのシールは当業者に既知の多数の方法により達成できる。いくつかの態様において、シール方法は、部内側の縁部分に水性アルコールを噴霧して硬シェルカプセルに粘着性ゲルを形成させ頭部部の上部分に被せて、カプセルを形成し、カプセルを約35℃から約55℃の高温に暴露し、そして粘着性ゲルを固着させることを含む。他の態様において、カプセルはバンドシールされている。
いくつかの態様において、該方法は式Iの化合物、それらの薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物と親水性溶媒、親油性溶媒、乳化剤、または任意のそれらの2種以上の混合物から選択される成分を混合して製剤を形成させ、そして製剤を溶解させ、溶解製剤を形成することを含む。1つの態様において、次に該溶解製剤をカプセルに充填する。適当なカプセルはワンおよびツーピースのカプセル両方を含む。さらなる態様において、該溶解製剤を球形化して球形化製剤を形成し、カプセルに充填するか、または錠剤形態に圧縮する。本明細書で使用される、球形化は顆粒の形状が球形に変わることを意味するために使用する。当業者は機械的方法を含む、球形に形作られた顆粒を製造するための多数の方法を理解している。さらにさらなる態様において、該溶解製剤を、錠剤にする。さらにさらなる態様において、該溶解製剤を冷却して冷却製剤を形成し、冷却製剤を粉砕し、篩過し、賦形剤と混合し、および/または錠剤に圧縮することにより製造する。他の態様において、該溶解製剤を噴霧乾燥または噴霧凝結してもよい。記載されている方法により形成された錠剤は、いくつかの態様において、一対の転チルド成形ロール(chilled molding rolls)を有する成形用カレンダーを使用して形成される。したがって、固体製剤の製造法は、限定はしないが、上記および下記実施例の熱溶解法、および上記および下記実施例の溶媒溶解/蒸発法を含む。
処置法
さらなる局面において、対象の癌を処置する、血管形成を阻害する、および/またはRAFキナーゼを阻害するための方法を提供する。いくつかの態様において、該方法は癌の処置を必要とする対象に本明細書に記載されている製剤を投与することを含む。いくつかの態様において、該方法は血管形成阻害を必要とする対象に本明細書に記載されている製剤を投与することを含む。他の態様において、該方法はRAFキナーゼ阻害を必要とする対象に本明細書に記載されている製剤を投与することを含む。該製剤は、一般的に対象の血漿中で式Iの化合物、それらの薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物のCmax約0.1から約10μg/mLおよび/またはAUC0→∞約0.01から約10mg*分/mLを提供するのに十分な量で投与する。下記表2および6は、指示された投与速度での、絶食させたイヌにおけるいくつかの異なる製剤のAPIの実験的データを示す。しかしながら、典型的な投与速度を制御試験で使用したが、対象へのAPIの投与用量は対象の体重キログラムあたり約1.0から約50mgの範囲である。
上記のように、式Iの化合物、それらの薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物は、対象の様々な癌の処置のために使用してもよい。いくつかの態様において、処置される癌は、限定はしないが、膀胱、乳房、脳、癌腫、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、結腸直腸、胃、消化管、神経膠腫、リンパ腫、黒色腫、多発性骨髄腫、骨髄増殖性疾患、神経内分泌、非小細胞肺、小細胞肺、臓、前立腺、腎臓細胞、小細胞急性骨髄性白血病、肉腫、および/または甲状腺癌から選択される。
実施例1:{1−メチル−5−[2−(5−トリフルオロメチル−1H−イミダゾール−2−イル)ピリジン−4−イルオキシ]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−(4−トリフルオロメチル−フェニル)アミン(式I)の合成
工程1
Figure 2009544617
500mL三口フラスコに自動撹拌棒を装着し、KCO(4.15g、30mmol)で満たした。容器を密閉し、真空にし、火力乾燥した。該器具を室温に冷却し、アルゴンでパージした。反応フラスコに4−アミノ−3−ニトロフェノール 1a(3.08g、20mmol)、tert−ブチル4−クロロピリジン−2−カルボキシレート 1b(5.2g、24mmol)および乾燥DMSO(30mL)を加えた。得られた混合物を激しく撹拌し、100℃に〜14時間加熱した。反応物を氷冷リン酸バッファー(pH=7)に注ぎ、反応フラスコをMTBEおよび水で濯いだ。合わせた二相混合物をセライト(>2cmパッド)を介して濾過した。層を分割し、分離し、水性相をMTBE(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を水(5×100mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、蒸発させた。粗残渣をSiOに吸させ、フラッシュクロマトグラフィー(4:1、2:1、1:1 ヘキサン/EtOAc)により精製し、4.92g(14.9mmol、74%収率)の1cを黄褐色の固体として得た。
Figure 2009544617
工程2
Figure 2009544617
CHCl(85mL)中の1c(5.62g、17mmol)の溶液に0℃でTFAA(2.4mL、3.6g、17mmol)を加えた。次に冷却浴を除去し、反応物を室温に2時間維持した。反応物を0℃に冷却し、TBACl(2.5g、8.5mmol)、MeSO(3.2mL、4.3g、34mmol)、および10%のNaOH(34mL)を加えた。得られた混合物を激しく4時間室温で撹拌した。反応物を水で希釈し、得られた層を分割し、分離した。水性相をCHCl(3×100mL)で抽出し、合わせた有機層を塩水(2×100mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、蒸発させた。粗残渣をシリカゲルに吸させ、フラッシュクロマトグラフィー(4:1、2:1、1:1、1:2 ヘキサン/EtOAc)により精製し、4.5g(13.0mmol、76%)の1dを黄色−橙色の固体として得た。
Figure 2009544617
工程3
Figure 2009544617
でパージした火力乾燥500mL三口丸底フラスコをLAH(3.0g、75mmol)および乾燥THF(240mL)で満たした。得られた懸濁液を0℃に冷却し、内部反応温度を5℃以下で維持しながら1d(20.7g、60mmol)をゆっくり加えた。反応混合物を0℃で2時間撹拌し、次に室温で一晩撹拌した。NaBH(2.27g、60mmol)を加え、反応混合物をさらに1時間室温で撹拌した。反応が完全に完了後、反応混合物を連続して水(3mL)、15%のNaOH(3mL)および水(9mL)の滴下で処理した。得られた混合物をセライトを介して濾過し、残った固体をEtOAcおよびMeOHで洗浄した。合わせた有機部分を蒸発させ、得られた粗残渣をSiOに吸させ、フラッシュクロマトグラフィー(97:3 CHCl/MeOH)により精製し、7.63g(27.7mmol、46%)の赤色−橙色の固体を1eとして得た。
Figure 2009544617
Figure 2009544617
工程4
Figure 2009544617
100mL丸底フラスコを1e(1.38g、5.0mmol)、MnO(6.52g、75mmol)およびCHCl(20mL)で満たした。得られた懸濁液を室温で2日撹拌した。反応混合物をセライトを介して濾過し、残った固体を連続してCHClおよびEtOHで洗浄した。合わせた有機部分を蒸発させ、シリカゲルに吸させ、フラッシュクロマトグラフィー(98:2 CHCl/MeOH)により精製し、790mg(2.89mmol、58%)の橙色の固体を1fとして得た。
Figure 2009544617
工程5
Figure 2009544617
ケトン1g(Lancaster、25.75mL、136.5mmol)をHO(60mL)中の酢酸ナトリウム(NaOAc)(22.4g、273mmol)の溶液に加え、得られた溶液を100℃に10分加熱した。室温に冷却後、1hの溶液をNHOH(150mL)およびMeOH(450mL)中の1f(25g、91mmol)の懸濁液に加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。TLC(95:5CHCl/MeOH)は1fの完全な消費を示した。粗生成物を水性スラリーに濃縮し、飽和NaCOおよびCHClで分割した。水性相をCHClで3回抽出し、合わせた有機相を塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、31.6gの1i(83mmol)を橙色の固体(91%収率)として得た。さらなる精製は必要なかった。
工程6
Figure 2009544617
MeOH(220mL)およびEtOAc(200mL)中でスラリーの1i(45.76g、120mmol)にNを20分間散布し、次にMeOH(60mL)中の10%Pd/C(12.77g、120mmol)の懸濁液で満たした。反応物をHでパージし、H雰囲気下で2日間維持した。反応物をセライトパッドを介して濾過し、回収した固体を連続してMeOHおよびEtOAcで洗浄した。合わせた有機濾液を蒸発させ、得られた固体をCHClと共沸し、一晩真空下で乾燥させ、40.17g(115mmol)の1jを黄褐色の粉末(96%収率)として得た。LCMS m/z336.1(NM)、t=1.81分。
工程7
Figure 2009544617
4−(トリフルオロメチル)フェニルイソチオシアネート(23.37g、115mmol)をMeOH(460mL)中の1j(40.17g、115mmol)の撹拌溶液に室温で加えた。反応物を室温で16時間維持した。反応が完了したと判断した後、MeOH(50mL)中のFeCl(20.52g、126.5mmol)の溶液を反応物に加え、得られた混合物を室温で一晩撹拌した。粗反応混合物をEtOAc(750mL)および水(750mL)を含む3L分液漏斗に加えた。層を分離し、水性相をEtOAcで抽出した(水性相を保存した)。有機層を合わせ、飽和水性NaCO溶液、水および塩水で洗浄し、次に乾燥させ(MgSO)、濃縮した。保存した水性相を飽和水性NaCO溶液の添加により塩基性(pH=10)にし、得られたスラリーをEtOAc(500mL)を含む3L分液漏斗に加えた。混合物を激しく撹拌し、得られたエマルジョンを濾紙を介して濾過し、次に層を分離し、水性相をEtOAc(2×500mL)で抽出した。有機層を合わせ、塩水で洗浄し、次に乾燥させ(MgSO)、あらかじめ抽出した物質に加え、濃縮した。合わせた生成物をCHCl(500mL)で粉砕し、SiOに吸させ、フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。該物質をCHClで最後に粉砕し、純粋な白色の固体として式Iの化合物を製造した。
Figure 2009544617
様々な非水性溶媒を、式1の製剤において使用するためにそれらの適合性を評価するために評価した。試験の結果に基づいて、下記適当な溶媒、PEG400、オレイン酸、ポリオキシル35ヒマシ油、ポリソルベート20、ポリソルベート80、モノラウリン酸ソルビタンおよびモノオレイン酸ソルビタンを、式1を製剤するために選択した。
微粒化粉末製剤は最初に200mL丸底フラスコ中でAPI(1.0g)をアセトン(20mL)に溶解することにより製造される。次にフラスコ内部の撹拌棒で撹拌プレートに固定し、溶液を高速設定で撹拌する。連続的な撹拌をしながら、5mLの水を10秒ごとにフラスコに全100mLの水まで加える。得られた薬剤懸濁液をさらに20分撹拌する。次に懸濁液を媒体フリットガラスろ過漏斗を使用して真空濾過する。固体物質を一晩40℃で真空下(30in.Hg)で乾燥させる。次に固体物質を乳鉢に置き、乳棒で粉末にする。次に粉末サンプルを結晶度および粒子サイズを証明するため偏光顕微鏡法で検査する。平均粒子サイズが3−5ミクロンの範囲であることを証明されたとき、50mgの粉末をそれぞれ多くのHGCに充填した。
固体分散製剤は最初に20mLねじぶた付ガラスバイアル中でAPIおよびポビドン(40kD分子量)を1:9および1:19比でメタノールに混合し、溶解することにより製造する。約2mLのMeOHが、1.5gの1:19 薬物:ポビドン混合物を完全に溶解するために必要である。約1mLのMeOHが、0.5gの1:9 薬物:ポビドン混合物を完全に溶解するために必要である。得られた粘性溶液を撹拌プレート上に置く。撹拌しながら、粘性溶液を部分的に窒素ガス気流で蒸発させる。次に極めて粘性の溶液を40℃の真空オーブンに移す。真空オーブン中の真空度を、バブリングの最初の兆候が現れるまで上げる。次にバイアルを真空オーブン中に一晩置き、溶媒を完全に蒸発させる。得られた乾燥塊をスパチュラを使用してバイアル中で粉砕する。0.5グラムの1:9混合物および1.0gの1:19混合物をそれぞれの多くのHGCに充填した。
SEDDSおよびSMEDDS製剤は1種以上の界面活性剤、極性/親水性成分および油/親油性成分(例えば、脂肪酸および/または脂肪酸エステル)を含む。油の存在にもかかわらず、該製剤は等方性、すなわち、透明な単相系である。ビヒクルは個々の賦形剤を指示された比率で計量することにより製造する。APIを950mgのビヒクルあたり50mgで加える。薬物溶解を補助するため、薬物−ビヒクル混合物を加熱(60度までの温度)しながら超音波処理する。1グラムのそれぞれの製剤をそれぞれのHGCに充填した。
微粒化API粉末(3−5μm)の小さい粒子サイズにもかかわらず、該物質は非常に乏しいインビボ薬物動態パラメータを生じた。これらの結果は水性媒体へのAPIの低溶解性および遅い溶解速度の両方と一致する。pH7での水性溶解性は1μg/mL以下である。APIは微粒化固体剤形で生物学的利用不可能であるため、液体製剤がバイオアベイラビリティを改善する1つの代替法を示す。
不水溶性化合物の典型的な液体製剤は、非水性共溶媒系(例えば、60:40 PEG400:プロピレングリコール)または親水性ポリマー(例えば、59:39:2 PEG400:プロピレングリコール:HPMC)を有する非水性共溶媒系を有する製剤を含む。HPMCを有する後製剤は、ポリマーを有さない前製剤よりも乏しい薬物動態パラメータを生じた。共溶媒としてのプロピレングリコールのPEG400溶液またはミセル製剤への添加は両方とも、バイオアベイラビリティおよび投与量−暴露比例に関して100%PEG400製剤よりも好結果を示した。
表3は、表4に記載されている経口溶液製剤で使用される物質を、使用される販売者および略語と共に記載している。表4のそれぞれの製剤1−33において、親油性成分および乳化剤を40mLガラスバイアルに計って入れ、徹底的に混合する。製剤中に存在するとき、抗酸化剤、甘味剤および香味剤を乳化剤−親油性成分溶液に加え、超音波および振動の補助を使用して溶解する。このプラセボ製剤を使用してAPI溶液製剤を製造する。50mg/g(すなわち、5%w/w)の混合物を1.1gのAPIを20.9gのそれぞれのプラセボ製剤に溶解することにより製造する。この混合物を水浴中で断続的超音波および振動を続けながら透明な溶液が得られるまで約45℃に加熱する。同時に、5mg/g(すなわち、0.5%w/w)の溶液を0.1gのAPIを19.9gのそれぞれのプラセボ製剤に溶解させることにより製造する。溶液を透明な20mLガラスバイアルに充填し、50℃/75%RHで2から3か月、物理的および化学的安定性評価に付す。製剤の安定性は表5に要約している。
表3:様々な販売者から入手できる物質のリスト
Figure 2009544617
表4:マイクロエマルジョン製剤
Figure 2009544617
Figure 2009544617
註:すべての製剤はPEG400で100%w/wまで補った。
すべての成分は%w/wに基づいていた。
1:10%エタノールを含む
2:3.74%のAPI濃度
3:4.67%のAPI濃度
4:サッカリンナトリウムを含む
限定はしないが、ツーピース硬ゼラチンカプセル(HOC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)カプセルおよび天然プルランカプセル(NPCAPS(登録商標)を含む、いくつかの異なる型のツーピース硬カプセルを使用した。使用されるカプセルは所望により乳白剤、例えば、二酸化チタンおよび着色剤を含んでもよい。市販のHGC充填機も使用する(QUALICAPS F-40-LIQFIL SUPER40、QUALICAPS F-80-LIQFIL SUPER80、QUALICAPS F-120-LIQFIL SUPER120、QUALICAPS F-150-LIQFIL SUPER150およびCAPSUGEL CFS 1000 Capsule Filling and Sealing Machineのような機械を含む)。市販のHGC密閉機を使用する(QUALICAPS S40 HICAPSEALおよびQUALICAPS S-100 HICAPSEAL機械を含む)。
表7で提供される下記製剤は、研究室で硬シェルカプセルへカプセル化するために製造され得るAPI製剤の組成物のさらなる説明の目的のためであり、いかなる場合にも本明細書の記載の範囲を限定すると取ってはならない。
表7:液体製剤
Figure 2009544617
註:提供される全ての量は%w/wである。
いかなるAPI結晶化も生じないことにより示される種々の保存条件下で安定性を示した溶液充填製剤を、さらにゼラチンシェル−充填薬液適合性試験のために選択した。それぞれのビヒクルに対する物理的に安定なAPI濃度は、カプセル化された充填製剤における平衡水含量であると推定されたため、8%までの水を含む製剤によった。
実施例6:APIの固体投与製剤
上記SEDDSおよびSMEDDS製剤は、所望のAPI用量が少ないとき、嚥下を容易にする小さいサイズのカプセルをもたらす。しかしながら、より多量のAPIを送達するために大容量のSEDDSおよびSMEDDS製剤を包含するために必要なサイズのカプセルは、とりわけ小児および高齢者患者により嚥下されるには大きすぎるかもしれない。消費者に受け入れられるために、医薬剤形は容易に嚥下されるサイズの形態にすべきである。圧縮固体剤形(すなわち、錠剤および/または圧縮粉末)は、投与量が多くてさえ、小さいサイズの剤形を提供できる。したがって、本明細書の1つの目的は、胃腸管でAPIの溶解速度を改良し、したがって、これらの圧縮固体剤形からそのバイオアベイラビリティを改良することである。
ホットメルト方法。ホットメルト方法において、一次製剤成分をブレンダーで混合し、粉末混合を形成し、溶解させ、溶解塊を徹底的に混合し、均一薬剤溶液または薬剤分散を得る。あるいは、粉末混合の混合および溶解操作を、また、ホットメルト押出機、好ましくは単軸または二軸−スクリュー押し出し機で約40から約160℃の温度範囲で実施してもよい。次に溶解塊を直接ツー−ピースカプセルに充填するか、または最初に球形化し、次にツー−ピース硬カプセルに充填する。溶解塊は、また、一組の逆回転チルド成形ロールからなる成用カレンダーを使用して、所望の型の錠剤に形成することができる。あるいは、溶解塊を冷却し、さらに粉砕、篩過、他の賦形剤との混合、錠剤投与製剤のへの圧縮を介してする。
製剤62
ポビドンおよびAPIを、透明溶液が得られるまで混合しながら、70±10℃で丸底フラスコで製剤助剤、例えば、MeOH(100mgのAPI毎に2mLのMeOH)に溶解する。次にPEG000を加え、混合物を激しく混合する。次に該溶液を含有するフラスコを回転式エバポレーターに接続し、MeOHを真空下で70±10℃で除去する。混合物からMeOHの除去後、次にフラスコを冷水浴に置き、真空をさらに2時間維持する。得られた固体をフラスコからトレイに移し、真空下で室温でさらに6時間乾燥させ、全ての残ったMeOHを除去する。次に該分散体を挽き、250ミクロン未満サイズの顆粒を、さらなる試験のために篩過により回収する。
錠剤投与製剤のさらなる修飾。錠剤剤形は、また、外観、洗練度、および/または味覚を改良するために被覆されていてもよい。いくつかの場合において、錠剤を糖、セルロースポリマーおよび/またはポリメタクリレートポリマーで被覆する。市販されている被覆物質のいくつかの例は、商標名OPADRY(登録商標)、SURELEASE(登録商標)、AQUACOAT(登録商標)およびEUDRAGIT(登録商標)下で販売されているものである。被覆物質は、さらに薬学的に許容される着色剤および/または限定はしないが、乳白剤、例えば、二酸化チタンまたはタルクを含む薬学的に許容される乳白剤を含んでもよい。あるいは、錠剤製剤は、ゼラチンで被覆されているか、またはゼラチンシース内にカプセル化されていてもよい。ゼラチンシース物質は、さらに薬学的に許容される着色剤および/または薬学的に許容される乳白剤を含んでもよい。

Claims (54)

  1. 式I
    Figure 2009544617
    で示される化合物もしくはその互変異性体、またはその薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物;および、
    親水性溶媒、親油性溶媒および乳化剤の混合物である成分
    を含む製剤であって、
    親水性溶媒はポリエチレングリコールであり、
    親油性溶媒はリノール酸、リノレン酸、オレイン酸、パルミチン酸ステアリン酸およびステアリン酸からなる群から選択される脂肪酸またはそれらの混合物であり、
    乳化剤はポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルまたはポリオキシエチレンヒマシ油化合物である、
    製剤
  2. 製剤が液体製剤である、請求項1に記載の製剤。
  3. 親油性溶媒がオレイン酸である、請求項2に記載の製剤。
  4. 乳化剤が、ポリオキシル35ヒマシ油またはポリソルベート80である、請求項2に記載の製剤。
  5. さらに、抗酸化剤、着色剤、シクロデキストリン、香味剤、保存剤、甘味剤、または任意のそれらの2種以上の混合物を含む、請求項2に記載の製剤。
  6. ポリエチレングリコールが100g/molから1,000g/molの平均分子量を有する、請求項に記載の製剤。
  7. 式Iの化合物もしくその互変異性体、またはその薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物が、製剤の総重量に基づいて0.1wt%から40wt%の量である、請求項2に記載の製剤。
  8. 式Iの化合物もしくその互変異性体、またはその薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物が、製剤の総重量に基づいて0.2wt%から20wt%の量である、請求項に記載の製剤。
  9. 式Iの化合物もしくはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物が、製剤の総重量に基づいて0.5wt%から10wt%の量である、請求項に記載の製剤。
  10. 親水性溶媒が製剤の総重量に基づいて90wt%までで存在する、請求項2に記載の製剤。
  11. 乳化剤が、製剤の総重量に基づいて5wt%から50wt%で存在する、請求項に記載の製剤。
  12. 親油性溶媒が製剤の総重量に基づいて50wt%までで存在する、請求項2に記載の製剤。
  13. 製剤がカプセル内に包含されている、請求項2に記載の製剤。
  14. カプセル内の式Iの化合物もしくその互変異性体、またはその薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物の全量が1mgから400mgの範囲である、請求項13に記載の製剤。
  15. 製剤が式Iの化合物またはその互変異性体の薬学的に許容される塩を含む、請求項2に記載の製剤。
  16. 製剤が固体製剤である、請求項1の製剤。
  17. 親油性溶媒がオレイン酸である、請求項16に記載の製剤。
  18. 乳化剤が、ポリオキシル35ヒマシ油またはポリソルベート80である、請求項16に記載の製剤。
  19. さらに、ポリマー担体、リン脂質担体、吸担体、または任意のそれらの2種以上の混合物を含む、請求項16に記載の製剤。
  20. ポリマー担体が、酢酸フタル酸セルロース、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、ポリアニオン性−β−シクロデキストリン、スルホブチルエーテル−7−β−シクロデキストリン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、メチルセルロース、微結晶セルロース、メタクリル酸コポリマー、ポリメタクリレートポリマー、ポリ(メタクリル酸−メタクリル酸メチル)、ポリ(メタクリル酸−アクリル酸エチル)、アンモニオメタクリレートコポリマー、ポリ(アクリル酸エチル−メタクリル酸メチル−トリメチルアンモニオエチルメタクリレートクロライド)、ポリ(アクリル酸エチル−メタクリル酸メチル)、20,000から200,000g/molの平均分子量を有するポリビニルアルコール、ポリビニルピロリジン/酢酸ビニル、2,500から300,000g/molの平均分子量を有するポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、デンプン、およびアルファ化デンプン、または任意のそれらの2種以上の混合物から選択される、請求項19に記載の製剤。
  21. リン脂質担体が、ジホスファチジルグリセロール、糖脂質、ホスファチジン酸、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルセリン、およびスフィンゴミエリン、または任意のそれらの2種以上の混合物から選択される、請求項19に記載の製剤。
  22. 担体が、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ベントナイト、炭酸カルシウム、リン酸二カルシウム、ラクトース、マンニトール、微結晶セルロース、二酸化ケイ素、デンプングリコール酸ナトリウム、ソルビトール、デンプン、スクロース、およびタルク、または任意のそれらの2種以上の混合物である、請求項19に記載の製剤。
  23. ポリエチレングリコールが1000g/mol以上の平均分子量を有する、請求項16に記載の製剤。
  24. ポリエチレングリコールが1000g/molから20,000g/molの平均分子量を有する、請求項23に記載の製剤。
  25. ポリエチレングリコールが製剤の総重量に基づいて90wt%までで存在する、請求項16に記載の製剤。
  26. さらに、抗酸化剤、着色剤、シクロデキストリン、香味剤、保存剤、甘味剤、または任意のそれらの2種以上の混合物を含む、請求項16に記載の製剤。
  27. 式Iの化合物もしくその互変異性体、またはその薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物が、製剤の総重量に基づいて0.1wt%から40wt%の量である、請求項16に記載の製剤。
  28. 式Iの化合物もしくその互変異性体、またはその薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物が、製剤の総重量に基づいて0.2wt%から20wt%の量である、請求項27に記載の製剤。
  29. 式Iの化合物もしくその互変異性体、またはその薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物が、製剤の総重量に基づいて0.5wt%から10wt%の量である、請求項28に記載の製剤。
  30. 親水性溶媒が製剤の総重量に基づいて90wt%までで存在する、請求項16に記載の製剤。
  31. 乳化剤が、製剤の総重量に基づいて5wt%から50wt%で存在する、請求項16に記載の製剤。
  32. 親油性溶媒が製剤の総重量に基づいて50wt%までで存在する、請求項16に記載の製剤。
  33. 製剤がカプセルまたは錠剤内に包含されている、請求項16に記載の製剤。
  34. カプセルまたは錠剤内の式Iの化合物もしくその互変異性体、またはその薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物の全量が1mgから400mgの範囲である、請求項33に記載の製剤。
  35. 製剤が式Iの化合物またはその互変異性体の薬学的に許容される塩を含む、請求項16に記載の製剤。
  36. (a)式I:
    Figure 2009544617
    で示される化合物もしくその互変異性体、またはその薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物を、請求項1に記載の親水性溶媒、親油性溶媒および乳化剤の混合物である成分と共に混合し、請求項1に記載の製剤を形成することを含む、請求項1に記載の製剤の製造方法。
  37. 親水性溶媒が製剤の総重量に基づいて90wt%までで存在する、請求項36に記載の方法。
  38. 乳化剤が製剤の総重量に基づいて10wt%から50wt%で存在する、請求項36に記載の方法。
  39. 親油性溶媒が製剤の総重量に基づいて50wt%までで存在する、請求項36に記載の方法。
  40. 式Iの化合物もしくその互変異性体、またはその薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物および成分を、抗酸化剤、着色剤、香味剤、保存剤、甘味剤、または任意のそれらの2種以上の混合物と混合することを含む、請求項36に記載の方法。
  41. 製剤が液体製剤である、請求項3640のいずれか1項に記載の方法。
  42. さらに(b)製剤を有する少なくとも1個のカプセルを形成することを含む、請求項36に記載の方法。
  43. カプセル内の式Iの化合物もしくその互変異性体、またはその薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物の全量が1mgから400mgである、請求項42に記載の方法。
  44. カプセルがゼラチンカプセルまたは硬シェルカプセルである、請求項42に記載の方法。
  45. 製剤が固体製剤である、請求項3640のいずれか1項に記載の方法。
  46. 式Iの化合物もしくその互変異性体、またはその薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物および成分を製剤助剤と混合する、請求項45に記載の方法。
  47. 製剤助剤がメタノール、エタノール、またはそれらの混合物である、請求項46に記載の方法。
  48. 混合後、製剤助剤を除去することを含む、請求項46に記載の方法。
  49. さらに製剤を有する少なくとも1個のカプセルまたは錠剤を形成することを含む、請求項46に記載の方法。
  50. カプセルまたは錠剤内の式Iの化合物、その薬学的に許容される塩、または任意のそれらの2種以上の混合物の全量が1mgから400mgである、請求項48に記載の方法。
  51. さらに
    (b)製剤を溶解して溶解製剤を形成し;そして、
    (c)溶解製剤から錠剤を形成する
    ことを含む、請求項45に記載の方法。
  52. 錠剤を一組の逆回転チルド成形ロールを含む成形用カレンダーを使用して形成させる、請求項51に記載の方法。
  53. さらに(d)溶解製剤から顆粒を形成することを含む、請求項51に記載の方法。
  54. (d)溶解製剤を噴霧乾燥または噴霧凝結することを含む、請求項53に記載の方法。
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