JP2009543850A - N−エチルキノロンおよびn−エチルアザキノロンの誘導体およびアナログ - Google Patents
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- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
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- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
Abstract
Description
Z1、Z2、Z3およびZ4の2つは、独立して、CR1cまたはNであり、残りは、独立して、CR1cであるか;または
Z3およびZ4は一緒になってSであり、Z1およびZ2の1つはCR1cまたはNであり、他は、独立して、CR1cであり;
R1a、R1bおよびR1cは、独立して、水素;ハロゲン;シアノ;(C1−6)アルキル;(C1−6)アルキルチオ;トリフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;カルボキシ;(C1−6)アルキルまたは(C1−6)アルコキシ−置換(C1−6)アルキルにより置換されていてもよいヒドロキシ;(C1−6)アルコキシ−置換(C1−6)アルキル;ヒドロキシ(C1−6)アルキル;1または2個の(C1−6)アルキル、ホルミル、(C1−6)アルキルカルボニルまたは(C1−6)アルキルスルホニル基によりN−置換されていてもよいアミノ基;またはアミノ基が、(C1−4)アルキルにより置換されていてもよいアミノカルボニルから選択されるか;または隣接炭素原子上のR1a、R1bおよびR1cの2つは一緒になって、エチレンジオキシ基を形成してもよく;
R2は水素、または(C1−4)アルキルであるか、あるいはR6と一緒になって、Y基を形成し;
Aは(i)基:
であり;
または、Aは(ii)基:
W1、W2およびW3はCR4R8であるか;
あるいは、W2およびW3はCR4R8であり、W1はW3およびN間の結合である)
であり;
XはO、CR4R8、またはNR6であり;
1つのR4は、R1a、R1bおよびR1cと同意義であり、残りの基およびR8は水素であるか、あるいは、1つのR4およびR8は一緒になってオキソであり、残りは水素であり;
R6は水素または(C1−6)アルキルであるか;あるいはR2と一緒になってYを形成し;
R7は水素;ハロゲン;(C1−6)アルキルにより置換されていてもよいヒドロキシ;または(C1−6)アルキルであり;
Yは、CR4R8CH2;CH2CR4R8;(C=O);CR4R8;CR4R8(C=O);または(C=O)CR4R8であり;
または、XがCR4R8である場合、R8およびR7は一緒になって結合であり;
Uは、CO、およびCH2から選択され;
R5は、置換されていてもよい二環式炭素環または各々の環に4つまでのヘテロ原子を含有する複素環(B):
X1は、芳香環の一部である場合、CまたはNであり、または非芳香環の一部である場合CR14であり;
X2は、芳香環または非芳香環の一部である場合、N、NR13、O、S(O)x、COまたはCR14であり、または、これに加えて、非芳香環の一部である場合、CR14R15であってもよく;
X3およびX5は、独立して、NまたはCであり;
Y1は0〜4個の原子のリンカー基であり、これらの原子は、各々独立して、芳香環または非芳香環の一部である場合、N、NR13、O、S(O)x、COおよびCR14から選択され、これに加えて、非芳香環の一部である場合、CR14R15であってもよく;
Y2は2〜6個の原子のリンカー基であり、Y2の原子は、各々独立して、芳香環または非芳香環の一部である場合、N、NR13、O、S(O)x、CO、CR14であり、これに加えて、非芳香環の一部である場合、CR14R15であってもよく;
R14およびR15は、各々独立して、H;(C1−4)アルキルチオ;ハロ;カルボキシ(C1−4)アルキル;(C1−4)アルキル;(C1−4)アルコキシカルボニル;(C1−4)アルキルカルボニル;(C1−4)アルコキシ(C1−4)アルキル;ヒドロキシ;ヒドロキシ(C1−4)アルキル;(C1−4)アルコキシ;ニトロ;シアノ;カルボキシ;(C1−4)アルキルによりモノ−またはジ−置換されていてもよいアミノまたはアミノカルボニルから選択されるか;または
R14およびR15は、一緒になって、オキソを意味し;
R13は、各々独立して、H;トリフルオロメチル;ヒドロキシ、(C1−6)アルコキシ、(C1−6)アルキルチオ、ハロまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい(C1−4)アルキル;(C2−4)アルケニル;(C1−4)アルコキシカルボニル;(C1−4)アルキルカルボニル;(C1−6)アルキルスルホニル;アミノ基が(C1−4)アルキルによりモノまたはジ置換されていてもよいアミノカルボニルであり;
xは、各々独立して、0、1または2である)
である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはN−オキシドを提供する。
Z3およびZ4が一緒になってSであり、Z1およびZ2の一方がCR1cまたはNであり、他方がCR1cであり;および/または
R3がアミノメチルである;
化合物以外の式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドを提供する。
Z1、Z2およびZ3の2つは、独立して、CR1cまたはNであり、残りの基は、独立して、CR1cであり;
Z4はCHであり;
R1aは、水素、ハロゲン、シアノまたは(C1−6)アルキルにより置換されているヒドロキシであり;
R1bは水素であり;
Z3がCR1cである場合、R1cは水素であり;
Z1またはZ2がCR1cである場合、R1cは水素であり;
R2は水素であり;
Aは、(ia)基:
であり;
または、Aは、(ii)基:
またはW2およびW3はCH2であり、W1はW3およびN間の結合を意味し;
Xは、OまたはCR4R8であり;
R4は、水素またはヒドロキシであり;
R8は水素であり;
R7は水素である)
であり;
Uは、CO、およびCH2から選択され;
R5は、置換されていてもよい各々の環に4つまでのヘテロ原子を含有する二環式ヘテロサイクリック系(B):
X1はCであり;
X2は、N、O、SまたはCR14であり;
X3およびX5は両方Cであり;
Y1は、1または2個の原子のリンカー基であり、各々の原子は、独立して、NおよびCR14から選択され;
Y2は、3または4個の原子のリンカー基であり、Y2の原子は、各々独立して、NR13、O、S、COから選択され、またはi)芳香環の一部である場合、CR14であり、またはii)非芳香環の一部である場合、CR14R15であり;
R14およびR15は、各々独立して、Hまたはハロから選択され;
R13は、H;または(C1−4)アルキルである)
である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはN−オキシドを提供する。
特定の態様において、式(IA)に関して、R1aは、水素、ハロゲンまたは(C1−6)アルキルに置換されているヒドロキシである。さらなる態様において、式(IA)に関して、R1aは、水素、フルオロまたはメトキシである。さらなる態様において、式(IA)に関して、R1aはメトキシである。
X2はNまたはCR14であり、R14は水素またはハロ、例えばクロロから選択され;
Y1は2個の原子のリンカー基であり、ここに個々の原子は、独立して、NおよびCR14から選択される:ただし、Y1の両方の原子はNではない]
である。
特定の態様において、式(IA)のR5に関して、Y2は−O−CH2−CH2−O−以外である。
(1)Z1、Z2、Z3およびZ4は、各々独立して、CR1cであり;
(2)Z1はNであり、Z2、Z3およびZ4は、各々独立して、CR1cであり;
(3)Z2はNであり、Z1、Z3およびZ4は、各々独立して、CR1cであり;
(4)Z3はNであり、Z1、Z2およびZ4は、各々独立して、CR1cであり;
(5)Z1およびZ3Nであり、Z2およびZ4は、独立して、CR1cであり;
(6)Z2およびZ3はNであり、Z1およびZ4は、独立して、CR1cであり;
(7)Z3およびZ4はNであり、Z1およびZ2は、独立して、CR1cであり;
(8)Z3およびZ4は一緒になってSであり、Z1およびZ4は、独立して、CR1cであり;
(9)Z3およびZ4は一緒になってSであり、Z1は、CR1cおよびZ4は、Nであり;
(10)Z1およびZ2はNであり、Z3およびZ4は、独立して、CR1cである。
特定の具体例において、R2は水素である。
特定の具体例において、Aは(ia)基であり、ここにnは1であり、R3は水素またはヒドロキシである。より特別には、Aが3−ヒドロキシ−ピペリジン−4−イル−アミノである場合、立体配置は(3R,4S)である。
ある具体例において、UはCH2である。
→は結合位置であり;
Y3は、CH2またはOであり;
R10は、独立して、水素、ハロゲン、(C1−6)アルキルおよび(C1−6)アルコキシから選択される]
である。
さらに具体的には、R10は水素、クロロ、メチルおよびメトキシから選択される。
(a)および(b)芳香族
1H−ピロロ[2,3−b]−ピリジン−2−イル、1H−ピロロ[3,2−b]−ピリジン−2−イル、3H−イミダゾ[4,5−b]−ピリド−2−イル、3H−キナゾリン−4−オン−2−イル、ベンズイミダゾール−2−イル、ベンゾ[1,2,3]−チアジアゾール−5−イル、ベンゾ[1,2,5]−オキサジアゾール−5−イル、ベンゾフル−2−イル、ベンゾチアゾール−2−イル、ベンゾ[b]チオフェン−2−イル、ベンゾキサゾール−2−イル、クロメン−4−オン−3−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル、イミダゾ−[1,2−a]−ピリミジン−2−イル、インドール−2−イル、インドール−6−イル、イソキノリン−3−イル、[1,8]−ナフチリジン−3−イル、オキサゾロ[4,5−b]−ピリジン−2−イル、キノリン−2−イル、キノリン−3−イル、キノキサリン−2−イル、ナフタレン−2−イル、1,3−ジオキソ−イソインドール−2イル、ベンズイミダゾール−2−イル、1H−ベンゾトリアゾール−5−イル、1H−インドール−5−イル、3H−ベンゾオキサゾール−2−オン−6−イル、3H−ベンゾオキサゾール−2−チオン−6−イル、3H−ベンゾチアゾール−2−オン−5−イル、3H−キナゾリン−4−オン−6−イル、ベンゾ[1,2,3]チアジアゾール−6−イル、ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イル、ベンゾ[1,4]オキサジン−2−オン−3−イル、ベンゾチアゾール−5−イル、ベンゾチアゾール−6−イル、シノリン−3−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリダジン−2−イル、ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル、ピラゾロ[5,1−c][1,2,4]トリアジン−3−イル、ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン−2−イル、ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン−3−イル、キナゾリン−2−イル、キノキサリン−6−イル、チアゾロ[3,2−a]ピリミジン−5−オン−7−イル、チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル、チエノ[3,2−b]ピリジン−6−イル、チアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イル、チアゾロ[4,5−b]ピリジン−5−イル、[1,2,3]チアジアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イル、2H−イソキノリン−1−オン−3−イル
(2S)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−2−イル、(2S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−イル、3−(R,S)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−イル、3−(R)−2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−3−イル、3−(S)−2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−3−イル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキサン−2−イル、3−置換−3H−キナゾリン−4−オン−2−イル、
1,1,3−トリオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ1l6−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル、3−置換−3H−ベンゾオキサゾール−2−オン−6−イル、3−置換−3H−ベンゾオキサゾール−2−チオン−6−イル、3−置換−3H−ベンゾチアゾール−2−オン−6−イル、4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン−6−イル(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)、4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン−6−イル(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)、4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン−7−イル、4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−7−イル、5−オキソ−2,3−ジヒドロ−5H−チアゾロ[3,2−a]ピリミジン−6−イル、1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−2−オン−7−イル(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−7−イル)、2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−7−イル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]チアジン−7−イル、2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−6−イル、2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イル、2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−7−イル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル、3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル、3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル、3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン−7−イル、3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン−7−イル、6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−オン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,8]ナフチリジン−7−イル、2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1H−[1,8]ナフチリジン−6−イル、6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−8−チア−1,2,5−トリアザ−ナフタレン−3−イル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−7−イル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]オキサジン−7−イル、6,7−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−d]ピリミジン−2−イル、[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イル、3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イル、2,3−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリジン−7−イル、6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イル、6,7−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリダジン−3−イル、6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−c]ピリダジン−3−イル、5,6−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリダジン−3−イル、2,3−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリジン−5−イル、2−置換1H−ピリミド[5,4−b][1,4]オキサジン−7(6H)−オン、2−置換5,6−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(1H)−オン、7−置換2H−クロメン−2−オン、7−置換2H−ピラノ[2,3−b]ピリジン−2−オン、2−置換6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−d]ピリミジン,8−置換2H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−2−オン、2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル
最も具体的には、R14およびR15は、各々Hである。
[1,2,3]チアジアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イル
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル
2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−6−イル
2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−7−イル
2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イル
2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル
2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]オキサジン−7−イル
2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−7−イル
3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル
3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−ベンゾオキサゾール−6−イル
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル(6−置換2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン)
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル(4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン−6−イル)
4−オキソ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−2−イル
6−ニトロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル
7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル
8−ヒドロキシ−1−オキソ−1,2−ジヒドロ−イソキノリン−3−イル
8−ヒドロキシキノリン−2−イル
ベンゾ[1,2,3]チアジアゾール−5−イル
ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イル
ベンゾチアゾール−5−イル
チアゾロ−[5,4−b]ピリジン−6−イル
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル(6−置換2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン)
7−クロロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル
7−クロロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル(6−置換7−クロロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン)
7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル
2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]チアジン−7−イル
[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イル
3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イル
2,3−ジヒドロ−5−カルボニトロ−1,4−ベンゾジオキシン−7−イル(7−置換2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−カルボニトリル)
2,3−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリジン−7−イル
2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル
6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イル
6,7−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリダジン−3−イル
6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−c]ピリダジン−3−イル
5,6−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリダジン−3−イル
2−置換1H−ピリミド[5,4−b][1,4]オキサジン−7(6H)−オン
2−置換4−クロロ−1H−ピリミド[5,4−b][1,4]オキサジン−7(6H)−オン
2−置換5,6−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(1H)−オン
2−置換4−クロロ−5,6−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(1H)−オン
2−置換4−メチル−5,6−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(1H)−オン
2−置換4−メチルオキシ−5,6−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(1H)−オン
7−置換2H−クロメン−2−オン
7−置換2H−ピラノ[2,3−b]ピリジン−2−オン
4−クロロ−6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−d]ピリミジン−2−イル
8−置換2H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−2−オン
6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−d]ピリミジン−2−イル)
5−クロロ−1−ベンゾチオフェン−2−イル
6−クロロ−1−ベンゾチオフェン−2−イル
1−ベンゾチオフェン−5−イル
1−メチル−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−6−イル
イミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾール−6−イル
4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−7−イル
1−メチル−1H−インドール−2−イル
2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イル
[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イル
3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イル
6−置換2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン
6−置換7−クロロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イル
6,7−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリダジン−3−イル
2−置換1H−ピリミド[5,4−b][1,4]オキサジン−7(6H)−オン
2−置換5,6−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(1H)−オン
ハロアルキル部分は1〜3個のハロゲン原子を含む。
R20はUR5またはこれに変換可能な基であり、R2’はR2またはこれに変換可能な基であり、ここに、Z1、Z2、Z3、Z4、A、R1a、R1b、R2、UおよびR5は式(I)の記載と同意義である]
ついで、任意に、または必要に応じて、R20およびR2’をそれぞれUR5およびR2に変換すること、可変基を相互変換することおよび/またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはN−オキシドを形成することを含む方法を提供する。
ついで、任意に、または必要に応じて、R2’をそれぞれR2に変換すること、可変基を相互変換することおよび/またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはN−オキシドを形成することを含む方法を提供する。
Z1およびZ3が両方窒素である式(II)で示される化合物は、式(XII)で示される化合物を、アミノアセトアルデヒドジメチルアセタールと反応させる、スキーム4の変法により調製することができる。触媒水素化、ブロモ酢酸エチルでの選択的アルキル化および熱環化により、(II)のジメチルアセタールを得、これはトリフルオロ酢酸で処理することによりアルデヒド(II)を得ることができる。
ピリミジンジヒドロピリドンアルデヒド(R5(C)、Y3=CH2およびR10=Cl)は、スキーム10に記載のように調製することができる。
一般
実施例における略号:
PSI=ポンド/平方インチ(1PSI=0.069bar)
RT/rt=室温
ES=エレクトロスプレー質量分析
LCMS=液体クロマトグラフィー質量分析
HPLC=高速液体クロマトグラフィー(Rtは保持時間を意味する)
NaH(3.3g;137.93mmol)の無水DMF(160ml)中懸濁液を、アルゴン雰囲気下で撹拌しながら0℃に冷却した。無水DMF(320ml)中に溶解した7−キノリノール(8g;55.17mmol)を加え、混合物をアルゴン雰囲気下0℃で1時間撹拌した。混合物を室温に加温し、MeI(7.8ml;55.17mmol)を加え、反応物を1時間撹拌した。氷水を注意深く加え、得られた混合物をEtOAc(3×500ml)で抽出した。この抽出からの有機層を水(400ml)およびブライン(400ml)で洗浄した。得られた有機層をMgSO4で乾燥し、溶媒を除去して、所望の化合物を得た(8.76g;99%)。
MS(ES+) m/z 160(MH+)
7−(メチルオキシ)キノリン(8.76g;55.09mmol)およびヨウ化アリル(19.72ml;110.18mmol)を、トルエン(120ml)中95℃で1時間還流し、さらにヨウ化アリル(9.86ml;55.09mmol)を加え、反応温度を110℃に上げた。さらに1時間後、反応温度を120℃に上げ、さらに0.5時間反応を続けた。溶媒を減圧下で除去し、得られた褐色固体をトルエンおよびジエチルエーテルで洗浄した。得られた固体を減圧オーブン中で一晩乾燥して、所望の生成物を得た(14.81g;82%)。
MS(ES+) m/z 201(MH+)
7−(メチルオキシ)−1−(2−プロパン−1−イル)キノリニウムヨウダイド(14.81g;45.43mmol)、KOH(11.20g;199.89mmol)およびK3[Fe(CN)6](32.78g;99.95mmol)を、1:1の水:1,4−ジオキサン(400ml)中アルゴン雰囲気下室温で1時間撹拌した。さらにKOH(1.1g;19.9mmol)およびK3[Fe(CN)6](3.28g;10.0mmol)を反応物に加え、同じ条件下で0.5時間にわたって撹拌した。EtOAc(500ml)および水(500ml)を加えた。ついで、層を分離し、合した有機層を水で洗浄し、ついで、濃縮した。ついで、粗残渣を、0−5%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た(4.90g;51%)。
MS(ES+) m/z 216(MH+)
7−(メチルオキシ)−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノリノン(2g;9.3mmol)をDCM(100ml)中に溶解し、O3で−78℃で30分間反応物をバブリングした。ついで、アルゴンで10分間バブリングして、過剰なO3を除去し、ついで、反応物を硫化ジメチル(2.3ml、37.2mmol)でクエンチした。反応物を室温に加温し、さらに20分間撹拌した。すべての溶媒を除去し、所望の化合物を得た(2.31g)。このアルデヒドの別の合成については、実施例52(a)−(e)を参照のこと。
MS(ES+) m/z 218(MH+)
[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]アセトアルデヒド(65mg、0.3mmol)および1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)を参照)(105mg、0.3mmol)のクロロホルム(3ml)およびMeOH(3ml)中溶液を、室温で1時間撹拌した。ついで、混合物をNaBH(OAc)3(190.8mg、0.9mmol)で処理し、室温で0.5時間撹拌した。1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(52mg、0.15mmol)およびNaBH(OAc)3(127mg、0.6mmol)を加え、反応物を室温で1時間撹拌した。ついで、溶媒を除去し、残渣を、0−10%メタノール−DCMで溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、所望の化合物を得た(92mg、56%)。
MS(ES+) m/z 551(MH+)
1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)(1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート(92mg)のクロロホルム(1.5ml)中溶液に、1,4−ジオキサン(1.5ml)中4NのHClを加え、反応物を室温で1時間撹拌した。さらに1,4−ジオキサン(0.5ml)中の4NのHClを加え、反応物を0.5時間室温で撹拌し、ついで、溶媒を除去した。残渣をMeOH(25ml)中に溶解し、Amberlyst A21塩基性樹脂で、pHが6になるまで処理した。残渣を濾過し、溶媒を除去し;残渣を、0−20%メタノール−DCMで溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、標題化合物の遊離塩基を得た(67mg、89%)。
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)1.72(m,2H),2.06(m,2H),2.38(t,2H),2.76(t,2H),3.15(m,2H),3.80(bs,1H),3.90(s,2H),3.95(s,3H),4.28−4.35(m,4H),4.50(t,2H),6.51(d,1H),6.82(dd,1H),6.90(s,1H),7.01(d,1H),7.45(d,1H),7.59(d,1H),8.09(s,1H)
MS(ES+) m/z 451(MH+)
この物質を、DCM/メタノール中に溶解し、1当量の4MのHCl/1,4−ジオキサンを加え、ついで、乾燥して、黄色固体を得ることにより、塩酸塩に変換した。
および
実施例3 1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−5−フルオロ−2(1H)−キノリノン塩酸塩
3−フルオロアニリン(50g、450mmol)をトルエン(500ml)中に溶解し、25%のMeOH(120ml)中NaOMeおよび(2E)−3−(メチルオキシ)−2−プロペン酸メチル(57.4ml、495mmol)を加えた。混合物を70℃に加熱し、この温度で2.5時間撹拌した。ついで、溶媒を最初の有機溶媒容量付近に減らし、ついで、NH4ClでpH7になるまで処理した(約500ml用いた)。EtOAcを反応物に加え、層を分離し、ついで、水層をEtOAcで3回抽出し、合した有機層をMgSO4で乾燥した。溶媒を除去し、粗残渣を、30−50%EtOAc/40−60石油エーテル勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物を含有するフラクションを濃縮して、所望の化合物(40.68g、40%)および純度に劣るバッチ(6.17g、6%)を得た。
MS(ES+) m/z 228(MH+)
70%H2SO4の溶液を、冷H2SO4(35ml)を冷水(15ml)に、温度を10〜20℃に確実に保持しながら添加することにより調製した。微粉状のN−(3−フルオロフェニル)−3,3−ビス(メチルオキシ)プロパンアミド(6.17g、27.2mmol)を、氷中に容器を保持しながら、この溶液に注意深く加えた。これを1時間撹拌し、ついで、氷水(70ml)を加えた。ついで、これをさらに水(230ml)で希釈した。混合物をさらに30分間撹拌した。沈殿物を濾過し、減圧オーブン中で一晩乾燥して、所望の生成物を得た(3.67g、83%)。この物質は、約10%の異性体 5−フルオロ−2(1H)−キノリノンを含有していた。
MS(ES+) m/z 164(MH+)
7−フルオロ−2(1H)−キノリノン(1.53g、9.39mmol)のDMF中懸濁液に、0℃で、水素化ナトリウム(0.83gの油中60%w:w分散液、20.65mmol)を加え、反応物を室温に0.5時間にわたって加温し、ついで、ヨウ化アリル(1.91ml、20.65mmol)を加えた。反応物をさらに0.25時間室温で撹拌し、ついで、水(100ml)を加えた。ついで、水相を、DCM中10%MeOH(3×200ml)で抽出し、合した有機相を乾燥し、蒸発させ、残渣を、10%DCM中MeOH勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を得た(0.91g、48%)。この物質は、約10%の異性体5−フルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノリノンを含有していた。
MS(ES+) m/z 204(MH+)
7−フルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノリノン(0.909g、4.48mmol)の1,4−ジオキサン(50ml)および水(30ml)中溶液を、0℃で、過ヨウ素酸ナトリウム(2.20g、10.30mmol)およびOsO4(水中4%、5ml)で処理した。反応物を室温に加温し、室温で1時間撹拌し、ついで、さらに30mlの水を加え、1時間後、さらに過ヨウ素酸ナトリウム(2.20g、10.30mmol)を加え、さらに2時間後、さらに過ヨウ素酸ナトリウム(4.20g、19.70mmol)を加えた。ついで、反応物を室温で0.5時間撹拌し、水で処理し、DCM(×3)で抽出した。合した有機物を乾燥し、蒸発させて、所望の生成物を得た(0.50g、88%)。この物質は、約10%の異性体(5−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)アセトアルデヒドを含有していた。
MS(ES+) m/z 206(MH+)
(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)アセトアルデヒド(123mg、0.602mmol)および1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)を参照)(210mg、0.602mmol)のクロロホルム(5ml)およびMeOH(0.5ml)中混合物を、2時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(383mg、1.806mmol)を添加した。反応物を0.5時間撹拌し、ついで、飽和NaHCO3水溶液(10ml)を添加した。ついで、反応物を、DCM中10%MeOH(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−10%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を得た(240mg、74%g)。この物質は、約10%の異性体1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル){1−[2−(5−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメートを含有していた。
MS(ES+) m/z 539(MH+)
1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル){1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(240mg、0.446mmol)のクロロホルム(5ml)およびMeOH(5ml)中溶液に、1,4−ジオキサン(5ml)中4MのHClを加え、反応物を室温で0.5時間撹拌し、飽和NaHCO3(10ml)で処理した。ついで、反応物をDCM中10%MeOH(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−20%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノリノン(178mg、91%)を得た。この物質は、約10%の異性体1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−5−フルオロ−2(1H)−キノリノンを含有していた。
主異性体(1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノリノン)に関するデータ:
MS(ES+) m/z 439(MH+)
1H NMR(400MHz)δ(CDCl3)1.48−1.55(2H,m),1.58−2.00(2H,m),2.15−2.28(2H,m),2.51−2.71(3H,m),2.95−3.08(2H,m),3.70(2H,s),4.25−4.44(m,6H),6.58−6.62(1H,m),6.82(1H,s),6.80−6.95(1H,m),7.70(1H,d,J11Hz),7.45−7.55(1H,m),7.62(1H,d,J10Hz),8.09(s,1H)
副異性体1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−5−フルオロ−2(1H)−キノリノンに関するデータ:
MS(ES+) m/z 439(MH+)
1H NMR(500MHz)δ(MeOD)1.31−1.44(2H,m),1.80−1.88(2H,m),2.01−2.11(2H,m),2.39−2.58(3H,m),2.95−3.01(2H,m),3.68(2H,s),4.15−4.41(m,6H),6.61(1H,d,J10Hz),6.88(1H,s),6.95(1H,t,J9Hz),7.34(1H,d,9Hz),7.55(1H,m),7.90(1H,s),8.00(1H,d,J10Hz)
(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)アセトアルデヒド(594mg;2.89mmol)および1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(578mg;2.89mmol)のクロロホルムおよびメタノール(20ml:20ml)の1:1混合物中の混合物を、アルゴン雰囲気下室温で1時間撹拌した。ついで、混合物をNaBH(OAc)3(1.83g;8.67mmol)で処理し、室温で1時間撹拌した。さらに1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(297mg;1.45mmol)を加え、反応物をさらに0.5時間同じ条件下で撹拌した。ついで、これをNaBH(OAc)3(915mg;4.34mmol)で再び処理し、さらに0.75時間室温で撹拌した。さらに、1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(118mg;0.578mmol)を加え、反応物をさらに10分間室温で撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(366mg;1.73mmol)を加え、反応物をさらに25分間撹拌した。溶媒を除去し、粗残渣を、0−10%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、純粋でない所望の化合物を得た(1.32g、117%)。
MS(ES+) m/z 390(MH+)
1,1−ジメチルエチル {1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(1.32g;3.39mmol)を、クロロホルム(10ml)およびHCl(12ml)の混合物中に溶解し、ついで、アルゴン雰囲気下室温で1時間撹拌した。ついで、塩をMeOH中に溶解し、すべての溶媒を除去した。残渣をMeOH中に再び溶解し、Amberlystイオン交換樹脂と中性pHになるまで撹拌した。ついで、これを濾過し、溶媒を除去した。粗残渣を、0−20%2MのNH3:MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、所望の化合物を得た(632mg;64%)。
MS(ES+) m/z 290(MH+)
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−2(1H)−キノリノン(100mg;0.364mmol)および[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−カルボアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例61を参照のこと)(57mg;0.364mmol)の混合物を、クロロホルムおよびメタノール(5ml:1ml)の5:1混合物に加え、アルゴン雰囲気下室温で1時間撹拌した。ついで、混合物をNaBH(OAc)3(231mg;1.092mmol)で処理し、さらに1時間撹拌した。ついで、溶媒を除去し、粗残渣を、0−15%MeOH/DCM勾配を用いてシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を遊離塩基として得た(140mg;92%)。
MS(ES+) m/z 441(MH+)
δHCDCl3,(400MHz)1.68(m,2H),2.01(s,2H),2.04(s,3H),2.34(t,2H),2.74(t,3H),3.15(m,2H),3.92(s,2H),4.43(t,2H),.5.48(bs,2H),5.75(s,2H),6.62(d,1H),6.96(m,1H),7.24(m,2H),7.52(m,1H),7.64(d,1H),8.00(s,1H)
この化合物を、得られた遊離塩基をMeOH中に溶解し、1,4−ジオキサン中4MのHClを加えることにより二HCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
MS(ES+) m/z 453(MH+)
δHCDCl3,(400MHz)1.76(dd,2H),2.05(m,6H),2.31(t,2H),2.75(m,2H),2.82(bs,1H),3.19(m,2H),3.95(s,2H),4.43(t,2H),4.62(s,2H),6.62(d,1H),6.95(d,2H),7.21(d,2H),7.53(m,1H),7.63(d,1H)
この物質を、遊離塩基をDCM/メタノール中に溶解し、4MのHCl/1,4−ジオキサンを添加し、ついで、蒸発させて乾燥して、黄色固体を得ることにより二塩酸塩に変換した。
これを、Kasnarら、Nucleosides & Nucleotides(1994),13(1−3),459−79の方法を少し改変して調製した。
硫酸ヒドラジン塩(51g)を水(250ml)中に懸濁し、加熱還流し、無水ブロモマレイン酸(90.38g)を滴下した。混合物を4時間加熱還流し、ついで、室温に冷却した。反応を29g硫酸ヒドラジン、53g無水ブロモマレイン酸および130ml水で繰り返した。沈殿物を濾過により回収し、水およびアセトンで洗浄し、減圧下で合したバッチとして乾燥して、4−ブロモ−1,2−ジヒドロ−3,6−ピリダジンジオンを白色固体として得た(113g)。
(LC/MS分析は、約20−30%の不純物、ブロモ−ジクロロピリダジンの異性体を示した)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 184/185/186(MH+)、トリクロロピリダジン
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 228/229/231(MH+)、ブロモ−ジクロロピリダジン
エチレングリコール(55ml)のテトラヒドロフラン(200ml)中溶液を、約0℃(氷浴で冷却)で、水素化ナトリウム(油中60%分散液、5.9g)で40分にわたって処理した。添加が完了した後、不純物としてブロモ−ジクロロピリダジンを含有する3,4,6−トリクロロピリダジン(27g)を滴下し、さらに乾燥THF(50ml)で洗浄し、混合物を0℃で1時間撹拌し、ついで、室温にて一晩撹拌した。混合物を濃縮(1/3の容量に)し、ついで、炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、クロロホルム(5×)および酢酸エチル(3×)で抽出した。合した有機抽出物を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発させ、固体を濾過し、CHCl3(×3)で洗浄し、減圧オーブン中40℃で一晩乾燥し、いくらかのブロモ−誘導体(10−15%)を含有する白色固体(25.5g、83%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 209/211(MH+)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 255/7(MH+)、ブロモ−誘導体
ブロモ−誘導体(15.46g;0.0703mol)を含有する2−[(3,6−ジクロロ−4−ピリダジニル)オキシ]エタノールの乾燥1,4−ジオキサン(1.2L)中溶液を、水素化リチウム(2.3g;0.28mol)で処理し、アルゴン雰囲気下室温にて1時間撹拌し、ついで、110℃一晩加熱した。反応混合物を湿1,4−ジオキサン、ついで、氷水でクエンチした。溶液を蒸発させて、半分の量にし、pH8を5M塩酸で3にし、蒸発させて、乾燥した。水を加え、残渣を、5回クロロホルムで抽出し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、蒸発させて、白色固体を得た(12.4g、約77%)(約15%のブロモ種を含有する)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 173/5(ClMH+);217/9(BrMH+)
約15%のブロモ種を含有する3−クロロ−6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン(13.6g、0.079mol)のジメトキシエタン(400ml)中溶液を、アルゴン雰囲気下で10分間脱気し、ついで、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(2g)、炭酸カリウム(10.33g)、2,4,6−トリビニルシクロトリボロキサンピリジン複合体(11.32g)および水(55ml)を加えた。混合物を95℃で48時間加熱し、冷却し、蒸発させて、乾燥した。混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液で処理し、DCMで5回抽出した。抽出物を乾燥し(硫酸ナトリウム)、蒸発させ、残渣を、0−100%酢酸エチル−ヘキサンで溶出するシリカゲル(500g)のクロマトグラフィーに付して、生成物(6.43g、50%);[また、いくらかの不純物のフラクション(1.8g)]を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 165(MH+)
3−エテニル−6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン(11.58g)の1,4−ジオキサン/水(600ml/180ml)中氷冷溶液を、四酸化オスミウム水溶液(4%w/v、25ml)および過ヨウ素酸ナトリウム(43g)で処理した。この混合物を室温に加温し、7時間撹拌した後、混合物を蒸発させて乾燥し、1,4−ジオキサンと共沸させた。シリカゲル、1,4−ジオキサンおよびクロロホルムを加え、混合物を蒸発させて、一晩乾燥し、ついで、シリカカラム(400g)に加え、クロロホルム、ついで、ヘキサン中0−100%酢酸エチルで溶出するクロマトグラフィーに付して白色固体を得た(7.55g、64%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 167(MH+)
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−2(1H)−キノリノン(100mg、0.346mmol)および6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−カルボアルデヒド(57mg、0.346mmol)を用い、0−12%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製する、実施例4(d)の一般法により、標題化合物を遊離塩基として調製した(86mg、66%)。
δHCDCl3,(400MHz)1.65(m,2H),2.03(s,1H),2.06(s,4H),2.40(t,2H),2.75(m,3H),3.17(d,2H),3.93(bs,2H),4.05(s,2H),4.38(m,2H),4.47(m,2H),4.53(m,2H),6.62(d,1H),6.97(m,1H),7.08(s,1H),7.31(d,1H),7.53(m,1H),7.65(d,1H)
MS(ES+) m/z 440(MH+)
この物質を、遊離塩基をDCM/メタノール中に溶解し、4MのHCl/ジオキサンを加え、ついで、蒸発させて乾燥して、黄色固体を得ることにより二塩酸塩に変換した。
8−ブロモ−7−フルオロ−2−(メトキシ)−1,5−ナフチリジン(合成に関しては、WO2004058144、実施例53(g)を参照)(5.040g、19.61mmol)をMeOH(200ml)中で炭酸水素ナトリウム(3.29g、39.22mmol)および10%炭素担持パラジウム(2.5g)と一緒に撹拌し、得られた懸濁液を、1気圧の水素圧下4時間水素化した。混合物を、セライトで吸引濾過し、固体をMeOH(500ml)で洗浄した。合した濾液と洗浄液を、減圧下で約50mlに濃縮して、ついで、水(200ml)およびDCM(300ml)で処理した。水相を分離し、DCM(300ml)で2回以上抽出した。合した有機相を分離し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させて、所望の化合物を灰白色固体として得た(3.044g、87%)。
MS(ES+) m/z 179(MH+)
7−フルオロ−2−(メトキシ)−1,5−ナフチリジン(3.044g、17.101mmol)の氷酢酸(50ml)中懸濁液を、アルゴン雰囲気下室温で、酢酸(50ml)中33%HBrで処理した。室温で18時間撹拌した後、溶媒を蒸発させた(多量のHBrの煙が発生した)。残渣を酢酸(100ml)で処理し、再び蒸発させ、ついで、水(200ml)と撹拌し、懸濁液のpHを、固体炭酸水素ナトリウムを添加することによりpH4に調節した。ついで、混合物を室温で1時間撹拌し、ついで、固体を吸引濾過して、灰白色固体を得た。生成物を2時間焼結吸引して乾燥し、ついで、減圧デシケーター中P2O5で一晩乾燥して、所望の化合物を白色固体として得た(2.412g、86%)。
MS(ES+) m/z 165(MH+)
7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン(2.152g、13.122mmol)を乾燥DMF(40ml)中に、アルゴン雰囲気下0℃で溶解し、撹拌懸濁液を水素化ナトリウム(1.155gの60%w:w油中分散液、2.2当量)添加して処理した。懸濁液を室温に加温した。室温で30分間撹拌した後、混合物をヨウ化アリル(2.67ml、2.2eq)で処理し、ついで、さらに30分間撹拌し、ついで、水(100ml)を加えた。ついで、混合物をDCM(3×200ml)で抽出した。有機抽出物を合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させて残渣を得、これを、DCM中0−10%メタノール勾配を用いるカラムシリカのクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を明褐色固体として得た(1.683g、63%)。
MS(ES+) m/z 205(MH+)
7−フルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン(1.683g、8.25mmol)を1,4−ジオキサン(100ml)中に溶解し、水(50ml)を加えた。溶液を0℃に冷却し、過ヨウ素酸ナトリウム(5.29g、24.75mmol)を加え、ついで、四酸化オスミウム(9mLの4%水溶液)を加えた。撹拌混合物を室温に加温し、ついで、室温で1時間撹拌した。ついで、混合物をさらに100mlの水および過ヨウ素酸ナトリウム(10.58g、49.5mmol)で処理し、室温で1時間撹拌した。混合物を約50mlまで蒸発させて、残渣をDCM中20%メタノール(3×300ml)で抽出した。有機抽出物を合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させて、(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)アセトアルデヒド(主に、メチルヘミアセタールとして)を灰白色固体として得た(1.531g、90%)。
MS(ES+) m/z 239(MH+)は、提案したヘミアセタール構造と一致し、NMR(400MHz、メタノール−d4)もまた、提案したヘミアセタール構造と一致した。
(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)アセトアルデヒド(主に、メチルヘミアセタールとして)(441mg)および1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)参照)(747mg、2.141mmol)のクロロホルム(20ml)およびMeOH(1ml)中混合物を2時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(1.36g、6.422mmol)を加えた。反応物を0.5時間撹拌し、ついで、飽和NaHCO3水溶液(50ml)を加えた。ついで、反応物をDCM中20%MeOHで抽出した(3×200ml)。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−20%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を白色泡沫体として得た(900mg、78%)。
MS(ES+) m/z 540(MH+)
1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル){1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(900mg、1.67mmol)のクロロホルム(10ml)およびMeOH(10ml)中溶液に、1,4−ジオキサン中4MのHCl(10ml)を加え、反応物をアルゴン雰囲気下室温で0.5時間撹拌し、ついで、蒸発させ、飽和NaHCO3水溶液で処理した。ついで、DCM中の10%MeOH(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−20%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物の遊離塩基を得た(595mg、81%)。
MS(ES+) m/z 440(MH+)
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)1.25−1.42(2H,m),1.81−1.98(2H,m),2.01−2.21(2H,m),2.40−2.55(1H,m),2.62−2.74(2H,t),3.00−3.12(2H,m),3.78(2H,s),4.25−4.35(m,4H),4.63(2H,t),6.81(1H,s),6.84(1H,d,J10Hz),7.51(1H,d,J8Hz),7.68(1H,d,J10Hz),7.98(1H,d,J8Hz),8.08(1H,s)
この化合物を、得られた遊離塩基を1:1DCM:MeOH中に溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClを加えることによりHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて乾燥して、白色固体を得た(597mg)。
(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)アセトアルデヒド(メチルヘミアセタールとして)(1.09g、5.291mmol)および1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(1.06g、5.291mmol)のクロロホルム(50ml)およびMeOH(2.5ml)中混合物を2時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(3.37g、15.873mmol)を加えた。反応物を0.5時間撹拌し、ついで、飽和NaHCO3(50ml)を加えた。ついで、反応物をDCM中20%MeOH(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−20%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を得た(1.591g、77%)。
MS(ES+) m/z 391(MH+)
1,1−ジメチルエチル {1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(1.591g、4.079mmol)のクロロホルム(15ml)およびMeOH(15ml)中溶液に、1,4−ジオキサン中4MのHCl(15ml)を加えた。反応物を室温で0.5時間撹拌し、ついで、蒸発させて、所望の化合物をわずかに純粋でない白色固体として得、これをさらに精製することなく用いた(1.633g、110%)。
MS(ES+) m/z 291(MH+)
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩(145mg、0.399mmol)のクロロホルム(5ml)およびMeOH(0.1ml)中混合物を、トリエチルアミン(161μl、1.162mmol)で処理し、0.25時間撹拌し、ついで、3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−カルボアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例126(e)を参照)(59mg、0.363mmol)を加えた。反応物を0.5時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(231mg、1.089mmol)を加えた。反応物を0.5時間撹拌し、ついで、飽和NaHCO3水溶液(50ml)を加えた。ついで、反応物をDCM中20%MeOH(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−20%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物の遊離塩基を得た(132mg、76%)。
MS(ES+) m/z 438(MH+)
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)1.39−1.58(2H,m),1.88−2.09(4H,m),2.11−2.28(2H,m),2.50−2.72(3H,m),2.72−2.82(2H,t),2.92−3.03(2H,m),3.82(2H,s),4.21(2H,t),4.33(2H,t)6.86(1H,d,J10Hz),6.99(1H,s),7.58(1H,dd,J10.5,2Hz),7.90(1H,d,J10Hz),8.08(1H,s),8.42(1H,dJ2.5Hz)
この化合物を、得られた遊離塩基を1:1DCM:MeOH中に溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClを加えることによりHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
MS(ES+) m/z 441(MH+)
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)1.39−1.58(2H,m),1.88−2.09(4H,m),2.11−2.28(2H,m),2.50−2.72(3H,m),2.72−2.82(2H,t),2.92−3.03(2H,m),3.82(2H,s),4.21(2H,t),4.33(2H,t)6.86(1H,d,J10Hz),6.99(1H,s),7.58(1H,dd,J10.5,2Hz),7.90(1H,d,J10Hz),8.08(1H,s),8.42(1H,dJ2.5Hz)
この化合物を、得られた遊離塩基を1:1DCM:MeOH中に溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClを加えることによりHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
MS(ES+) m/z 442(MH+)
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)1.38−1.56(2H,m),1.85−2.01(2H,m),2.11−2.30(2H,m),2.49−2.72(3H,m),2.91−3.03(2H,m),3.84(2H,s),4.30−4.36(m,2H),5.74(2H,s),6.85(1H,d,J10Hz),7.21(1H,s),7.61(1H,dd,J10.5,2Hz),7.88(1H,d,J10Hz),8.00(1H,s),8.42(1H,dJ2.5Hz)
この化合物を、得られた遊離塩基を1:1DCM:MeOH中に溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClを加えることによりHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
8−ブロモ−7−フルオロ−2−(メトキシ)−1,5−ナフチリジン(合成に関しては、WO2004058144、実施例53(g)を参照)(11.215g、43.64mmol)を、メタノール(100mL)中アルゴン雰囲気下室温で撹拌し、ナトリウムメトキシドのメタノール中溶液(94mlの約25%溶液、10当量)を加えた。混合物を50℃に1時間加熱した。混合物を室温に冷却し、ついで、水(500ml)およびブライン(500ml)で希釈し、DCM(2×300ml)で抽出した。DCM抽出物を合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて、8−ブロモ−2,7−ビス(メトキシ)−1,5−ナフチリジンをクリーム色の固体として得た(11.21g、95%)。
MS(ES+) m/z 269/271(MH+)
8−ブロモ−2,7−ビス(メトキシ)−1,5−ナフチリジン(11.21g、41.673mmol)をMeOH(400mL)中で炭酸水素ナトリウム(7.00g、83.35mmol)および10%炭素担持パラジウム(2.8g)と一緒に撹拌し、得られた懸濁液を、1気圧の水素圧下で18時間水素化した。混合物をセライトで吸引濾過し、固体をエタノール(300ml)で洗浄した。濾液減圧下で濃縮し、残渣をDCM(300ml)および水(300ml)で処理した。水相をDCMで抽出した(2×300ml)。合した有機相を分離し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて、2,7−ビス(メトキシ)−1,5−ナフチリジンをクリーム色の固体として得た(7.45g、94%)。
MS(ES+) m/z 191(MH+)
氷酢酸(100ml)中、アルゴン雰囲気下室温で撹拌した2,7−ビス(メトキシ)−1,5−ナフチリジン(7.45g、39.210mmol)溶液を、酢酸中33%HBr(100ml)で処理した。室温で18時間撹拌した後、溶媒を減圧下で蒸発させ(多量のHBrガスが発生した)。橙色固体の残渣を水(約250ml)と撹拌し、懸濁液のpHを固体炭酸水素ナトリウムを添加することにより約pH6に調節した。ついで、混合物を濾過し、減圧デシケーター中P2O5で一晩乾燥して、7−(メトキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オンを灰白色固体として得た(5.958g、86%)。
MS(ES+) m/z 177(MH+)
7−(メトキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン(5.958g、33.852mmol)を乾燥DMF(100ml)中に、アルゴン雰囲気下室温で懸濁させ、撹拌懸濁液を水素化ナトリウム(2.98g、油中60%懸濁液、74.48mmol)で処理し、室温で0.5時間撹拌した。ヨウ化アリル(6.88ml、74.475mmol)を加えた。反応物を室温で0.5時間撹拌し、ついで、混合物を水で300mlまで希釈し、DCM(3×300ml)で抽出した。DCM抽出物を合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて、褐色ガムを得、これを、0−10%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を得た(4.096g、56%)。合成したフラクションを、ジエチルエーテルでトリチュレートして、さらに化合物(0.95g、13%)を得た。
MS(ES+) m/z 217(MH+)
7−(メトキシ)−1−(2−プロパン−1−イル)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン(5.046g、23.361mmol)を1,4−ジオキサン(100mL)および水(100mL)中に溶解した。過ヨウ素酸ナトリウム(12.49g、58.402mmol)を加え、ついで、四酸化オスミウム(5mLの4%水溶液)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、水(200ml)を加え、混合物をさらに1時間撹拌した。反応物を約300mlに濃縮して、20%MeOH/DCM(3×400ml)で抽出した。有機抽出物を合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて[7−(メトキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]アセトアルデヒド(メチルヘミアセタールとして)を黄色固体として得た(3.807g、75%)。
MS(ES+) m/z 219,251(MH+)(提案したヘミアセタール構造に一致する)
[7−(メトキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]アセトアルデヒド(メチルヘミアセタールとして)(530mg、2.431mmol)および1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)を参照)(848mg、2.431mmol)のクロロホルム(20ml)およびMeOH(1ml)中混合物を2時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(1.546mg、7.293mmol)を加えた。反応物を0.5時間撹拌し、ついで、飽和NaHCO3水溶液(50ml)を加えた。ついで、反応物をDCM中20%MeOH(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−20%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を得た(833mg、62%)。
MS(ES+) m/z 552(MH+)
1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)(1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート(833mg、1.512mmol)のクロロホルム(10ml)およびMeOH(10ml)中溶液を、1,4−ジオキサン中4MのHCl(10ml)で処理し、反応物を室温で0.5間撹拌し、ついで、蒸発させ、飽和NaHCO3水溶液(50ml)で処理した。ついで、反応物をDCM中20%MeOH(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−20%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物の遊離塩基を得た(462mg、68%)
MS(ES+) m/z 452(MH+)
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)1.35−1.53(2H,m),1.85−2.00(2H,m),2.11−2.28(2H,m),2.43−2.71(3H,m),2.92−3.05(2H,m),3.78(2H,s),3.98(3H,s),4.26−4.40(m,6H),6.74(1H,d,J10Hz),6.82(1H,s),7.25(1H,s),7.82(1H,d,J10Hz),8.10(1H,s),8.28(1H,dJ2.5Hz)
この化合物を、得られた遊離塩基を1:1DCM:MeOH中に溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClを加えることによりHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]アセトアルデヒド(2.31g、10.65mmol)および1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(3.15g、15.98mmol)を、クロロホルムおよびメタノール(140ml)の1:1混合物中で1時間アルゴン雰囲気下室温で撹拌した。ついで、この混合物をNaBH(OAc)3(10.16g、47.93mmol)で処理し、さらに45分間撹拌した。溶媒を反応物から除去し、粗残渣を、0−35%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た(2.0g;47%)。
MS(ES+) m/z 402(MH+)
1,1−ジメチルエチル (1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート(2.25g;5.61mmol)を、クロロホルム(20ml)およびHCl(15ml)の混合物中に溶解し、アルゴン雰囲気下室温で1時間撹拌した。塩をMeOH中に溶解し、少量のトルエンを加え、すべての溶媒を除去した。残渣を再びMeOH中に溶解し、Amberlystイオン交換樹脂と、中性pHになるまで撹拌した。樹脂を濾過し、溶媒を除去し、粗残渣を、0−20%2MのNH3:MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た(900mg;54%)。
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−2(1H)−キノリノン(300mg;0.99mmol)および6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−カルボアルデヒド(164mg;0.99mmol)を、クロロホルムおよびメタノール(10ml:2ml)の5:1混合物中に溶解し、アルゴン雰囲気下室温で4日間撹拌した。ついで、これを、NaBH(OAc)3(634mg、2.97mmol)で処理し、1時間撹拌した。さらに、6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−カルボアルデヒド(25mg;0.15mmol)を加え、混合物を一晩室温で撹拌した。さらに、NaBH(OAc)3(300mg;1.38mmol)を加え、30分間撹拌した。ついで、溶媒を除去し、粗残渣を、0−30%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製した。所望の化合物を含有するフラクションを濃縮して、生成物を酢酸塩として得た(306mg;68%)。
δHCDCl3,(400MHz)1.57(m,2H),2.0(m,3H),2.33(t,2H),2.63(m,1H),2.74(t,2H),3.12(d,2H),3.94(s,3H),4.01(s,2H),4.37(m,2H),4.51(m,4H),6.51(d,1H),6.82(dd,1H),6.99(d,1H),7.04(s,1H),7.45(d,1H),7.59(d,1H)
MS(ES+) m/z 452(MH+)
この化合物を、遊離塩基をMeOH中に溶解し、これを1,4−ジオキサン中4MのHClで処理することにより二HCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
1,8−ナフチリジン−2,7(1H,8H)−ジオン(8.0g、49.4mmol)(Newkome,George Rら、Journal of Organic Chemistry(1981),46(5),833−9の方法に従って調製した)のDMF(200ml)中懸濁液を、アルゴン雰囲気下、水素化ナトリウム(2.2gの鉱油中60%分散液、1.3g、55mmol)で処理し、ついで、40℃で20分間加熱した。臭化アリル(約5ml)を加えた。40℃で2時間後、さらに水素化ナトリウム(2.2gの鉱油中60%分散液、1.3g、55mmol)およびヨウ化アリル(約5ml)を加えた。さらに40℃で1時間後、混合物を室温に冷却し、飽和塩化アンモニウム(5ml)でクエンチし、混合物を蒸発させ、残渣を、ヘキサン中0−10%酢酸エチルで溶出するクロマトグラフィーに付して、生成物を黄色油として得た(5.2g、45%)。
MS(ES+) m/z 243(MH+)
1−(2−プロパン−1−イル)−7−(2−プロパン−1−イルオキシ)−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン(440mg、1.8mmol)の酢酸(1ml)中溶液を、酢酸(1ml)中33%臭化水素で処理し、50℃で1時間、80℃で10時間加熱した。混合物を蒸発させて、乾燥し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(約5ml)でpH4にした。混合物を酢酸エチルで抽出し、乾燥し、蒸発させた。残渣を、ヘキサン中0−100%酢酸エチルで溶出するクロマトグラフィーに付して、生成物を黄色油として得た(123mg、34%)。
MS(ES+) m/z 203(MH+)
1−(2−プロパン−1−イル)−1,8−ナフチリジン−2,7(1H,8H)−ジオン(123mg、0.61mmol)のDMF(2ml)中溶液を、アルゴン雰囲気下、カリウムt−ブトキシドのTHF中溶液(1M;0.7ml、0.7mmol)、ついで、ヨウ化メチル(0.06ml、142mg、1mmol)を加えた。30分後、混合物を蒸発させ、残渣を、ヘキサン中0−100%酢酸エチルで溶出するクロマトグラフィーに付して、油を得た(120mg、92%)。
MS(ES+) m/z 217(MH+)
7−(メチルオキシ)−1−(2−プロパン−1−イル)−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン(110mg、0.51mmol)の1,4−ジオキサン/水(6ml/6ml)中溶液を、四酸化オスミウム溶液(水中4%、0.6ml)、ついで、過ヨウ素酸ナトリウム(500mg、2.3mmol)で処理した。2時間後、さらに水(6ml)を加えた。さらに2時間後、さらに過ヨウ素酸ナトリウム(1.3g、6mmol)および水(6ml)を加えた。1時間後、混合物を濃縮し、ブライン(30ml)およびジクロロメタン(30ml)中10%メタノール間で分配した。水相をジクロロメタン中10%メタノール(2×30ml)で抽出した。合した有機抽出物を乾燥し、蒸発させて褐色油を得(100mg)、これをジクロロメタン/メタノール(3ml/0.3ml)中に溶解し、ついで、1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)を参照)(160mg、0.46mmol)およびトリアセトキシボロヒドリドナトリウム(320mg、1.5mmol)で処理した。1時間後、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で処理した。有機抽出物をシリカカラムに加え、ジクロロメタン中0−30%メタノールで溶出して、油を得た(170mg、2工程で67%)。
MS(ES+) m/z 552(MH+)
1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)(1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート(160mg、0.3mmol)のTFA/ジクロロメタン(2ml/2ml)中溶液を、室温にて1時間保持し、ついで、蒸発させて、乾燥し、クロロホルムと共沸させた。残渣をジクロロメタン/メタノール(10ml/10ml)中に溶解し、MP−カルボネート樹脂(2.5mmolの1グラムあたりのカルボネート、4g、10mmol)で処理した。15分後、混合物を濾過し、ジクロロメタン、ついで、メタノール(2回)で洗浄し、ついで、蒸発させて、標題化合物の遊離塩基を得た。
MS(ES+) m/z 452(MH+)
δHCDCl3,(250MHz)1.35−1.55(2H,m),1.60−2.25(4H,m),2.45−2.60(1H,m),2.65−2.75(2H,m),3.00−3.15(2H,m),3.95−4.20(5H,m),4.25−4.40(4H,m),4.55−4.70(2H,m),6.50−6.60(2H,m),6.80(1H,s),7.55(1H,d),7.70(1H,d),8.10(1H,s)
残渣をジクロロメタン/メタノール(1ml/1ml)中に懸濁させ、少量の不溶性物質を遠心分離し、ついで、上清をデカンテーションすることにより除去した。上清を、エーテル(1ml)中1M塩酸で処理し、エーテルで希釈した。標題化合物を、遠心分離により固体として単離した(115mg)。
7−ヒドロキシキノリン(1g、6.9mmol)のDCM(50ml)中懸濁液を、ピリジン(1.22mL、15.2mmol)で、アルゴン雰囲気下で処理した。ついで、反応混合物を0℃に冷却し、トリフルオロメタンスルホン酸無水物を加えた。ついで、反応物を室温で0.5時間撹拌した。塩化アンモニウムの飽和溶液を加え、2つの相を分離した。水相をDCMで2回以上抽出した。合した有機相を、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させて、所望の生成物を固体として得た(1.88g、98%)。
MS(ES+) m/z 278(MH+)
7−キノリニルトリフルオロメタンスルホネート(1.88g、6.8mmol)のDMF(40ml)中の溶液を、アルゴンで10分間脱気した。シアン化亜鉛(II)(0.48g、4.08mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(155mg、2.5%mmol)および1,1’−ビス(ジフェニルホスピノ)フェロセン(188mg、5%mmol)を加え、混合物を、アルゴン雰囲気下100℃で1.5時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をDCM中に溶解し、有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で処理した。水相をDCM(3×80ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、残渣を、0−10%メタノール−DCMで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、所望の化合物を得た(1.01g、97%)。
MS(ES+) m/z 155(MH+)
7−キノリンカルボニトリル(1.01g、6.6mmol)およびヨウ化アリル(1.2mL、13.2mmol)のトルエン(10ml)中溶液を90℃で加熱し、ついで、120℃で2時間加熱した。さらにヨウ化アリル(1.2ml、13.2mmol)を加えた。さらに2時間後、さらにヨウ化アリル(1.2ml、13.2mmol)を加えた。2時間後、反応物を室温に冷却した。固体を濾過し、トルエンで洗浄し、減圧下45℃で一晩乾燥して、所望の化合物を得た(1.75g、82%)。
MS(ES+) m/z 195(MH+)
7−シアノ−1−(2−プロパン−1−イル)キノリニウムヨウダイド(1.75g、5.4mmol)、水酸化カリウム(1.33g、23.76mmol)およびフェリシアン化カリウム(3.9g、11.9mmol)の50%1,4−ジオキサン/水中溶液を、室温で2時間撹拌した。水(50ml)を加え、有機相を10%メタノール/DCM(2×100ml)で抽出した。合した有機相を水(100ml)で洗浄し、ついで、乾燥し、蒸発させた。残渣を、0−5%メタノール−DCMで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、所望の化合物を得た(0.6g、55%)。
MS(ES+) m/z 211(MH+)
2−オキソ−1−(2−プロパン−1−イル)−1,2−ジヒドロ−7−キノリンカルボニトリル(600mg、2.9mmol)の1,4−ジオキサン(30ml)および水(20ml)中の溶液を、0℃に冷却し、OsO4(水中4%、3ml)および過ヨウ素酸ナトリウム(1.4g、6.67mmol)で処理した。反応物を室温に加温し;0.6g、ついで、3.7gのさらなる過ヨウ素酸ナトリウムを加えた。合計4時間後、溶媒を蒸発させ、残渣を水および20%メタノール−DCM間で分配した。相を分離し、有機相を乾燥し、蒸発させて、所望の化合物を得た(660mg、107%)。
MS(ES+) m/z 213(MH+)
2−オキソ−1−(2−オキソエチル)−1,2−ジヒドロ−7−キノリンカルボニトリル(0.60g、2.8mmol)および4−t−ブトキシカルボニルアミノピペリジン(0.68g、2.8mmol)のクロロホルム(30ml)およびMeOH(20ml)中溶液を、60℃で1時間撹拌した。ついで、混合物をNaBH(OAc)3(1.8g、8.5mmol)で2回処理し、室温で1時間撹拌し、さらに4−t−ブトキシカルボニルアミノピペリジン(340mg、1.4mmol)およびNaBH(OAc)3(1.2g、5.7mmol)を加え、反応物を室温で1時間撹拌した。ついで、溶媒を除去し、残渣を、0−10%メタノール−DCMで溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、所望の化合物を得た(1.1g、98%)。
MS(ES+) m/z 397(MH+)
1,1−ジメチルエチル {1−[2−(7−シアノ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(1.1g、2.8mmol)のクロロホルム(15ml)中溶液に、1,4−ジオキサン(15ml)中4NのHClを加え、反応物を室温で45分間撹拌した。トルエンを加え、溶液を蒸発させ、MeOH中に溶解し、Amberlyst A21塩基性樹脂で30分間、溶液のpHが塩基性になるまで処理した。樹脂を濾過し、溶媒を除去し;残渣を、メタノール−DCM中0−15%2Mアンモニアで溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、所望の化合物を得た(0.82g、99%)。
MS(ES+) m/z 297(MH+)
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−7−キノリンカルボニトリル(200mg、0.68mmol)および6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−カルボアルデヒド(113mg、0.68mmol)のクロロホルム(15ml)およびメタノール(10ml)中溶液を、アルゴン雰囲気下室温で一晩撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(432mg、2.04mmol)を加えた。室温で2時間後、DMF(1ml)を混合物に加えた。1時間後、6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−カルボアルデヒド(113mg、0.68mmol)およびDMF(1mL)を加え、ついで、反応物を室温で一晩撹拌した。ついで、溶媒を除去し、残渣を、メタノール−DCM中の20%2Mアンモニアで溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、70mgの純粋でない化合物を得、これをMDAPに付して、標題化合物(15mg)を直接二ギ酸塩として得た。
1H NMR(400MHz)δ(CDCl3)1.81(m,2H),2.15(m,2H),2.59(t,2H),2.9−3.00(m,3H),3.32(m,2H),4.17(s,2H),4.40−4.64(m,10H),6.81(d,1H),7.10(s,1H),7.49(d,1H),7.65(d,1H),7.71(d,1H),7.93(s,!H),8.31(s,2H)
MS(ES+) m/z 447(MH+)
MS(ES+) m/z 446(MH+)
1H NMR(400MHz)δ(CDCl3)1.55(m,2H),1.97(d,2H),2.23(t,2H),2.6−2.7(m,3H),3.04(d,2H),3.37(bs,1H),3.85(s,2H),4.20−4.35(m,4H),4.41(m,2H),6.81(d,1H),6.85(s,1H),7.46(dd,1H),7.64(d,1H),7.69(d,1H),7.80,(s,1H),8.10(s,1H)
この物質を、DCM/メタノール中に溶解し、1当量の4MのHCl/1,4−ジオキサンを加え、ついで、蒸発させて乾燥することにより塩酸塩に変換した。最小限の量のメタノールに塩を溶解させ、ジエチルエーテルを加えて沈殿させ;トリチュレートした後、溶媒をデカンテーションし、固体を減圧オーブン中40℃で乾燥した。
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−7−キノリンカルボニトリルをMDAPにより精製して、標題化合物を直接二ギ酸塩として得た。
[7−(メトキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]アセトアルデヒド(メチルヘミアセタールとして)(3.807g、17.463mmol)および1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(3.493g、17.463mmol)のクロロホルム(100ml)およびMeOH(5ml)中混合物を1時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(11.11g、52.39mmol)を加えた。反応物を0.5時間撹拌し、ついで、水(100ml)および飽和NaHCO3水溶液(100ml)を加えた。ついで、反応物をDCM中20%MeOH(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−10%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を得た(5.453g、78%)。
MS(ES+) m/z 403(MH+)
1,1−ジメチルエチル (1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート(5.453g、13.565mmol)のクロロホルム(30ml)中溶液に、1,4−ジオキサン中4MのHCl(30ml)を加え、反応物を室温で0.5間撹拌し、ついで、MeOH(30ml)を加えた。反応物をさらに1時間撹拌し、ついで蒸発させて所望の化合物をわずかに純粋でない白色固体として得(5.323g、105%)、これをさらに精製することなく用いた。
MS(ES+) m/z 303(MH+)
−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩(145mg、0.399mmol)のクロロホルム(20ml)およびMeOH(2ml)中混合物を、トリエチルアミン(0.62ml、4.49mmol)で処理し、0.25時間撹拌した後、6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−カルボアルデヒド(226mg、1.360mmol)を加えた。反応物を0.5時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(577mg、2.72mmol)を加えた。室温で1時間撹拌した後、さらにNaBH(OAc)3(577mg、2.72mmol)を加えた。さらに1時間後、さらにNaBH(OAc)3(577mg、2.72mmol)を加えた。ついで、溶液をさらに0.5時間撹拌し、ついで、飽和NaHCO3水溶液(20ml)を加えた。ついで、反応物をDCM中20%MeOH(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−20%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物の遊離塩基を得た(473mg、70%)。
MS(ES+) m/z 453(MH+)
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)1.45−1.62(2H,m),1.90−2.08(2H,m),2.25−2.42(2H,m),2.52−2.79(3H,m),2.95−3.15(2H,m),4.01(5H,m),4.30−4.56(m,6H),6.73(1H,d,J10Hz),7.04(1H,s),7.35(1H,s),7.85(1H,d,J10Hz),8.28(1H,dJ2Hz)
この化合物を、得られた遊離塩基を1:1DCM:MeOH中に溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClを加えることによりHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
7−(メチルオキシ)−1−(2−プロパン−1−イル)−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン(240mg、1.1mmol)の1,4−ジオキサン/水(12ml/20ml)中溶液を、四酸化オスミウム溶液(水中4%、1ml)、ついで、過ヨウ素酸ナトリウム(2.1g、10mmol)で処理した。30分後、さらに水(15ml)を加えた。さらに1時間後、混合物をブラインで洗浄し、酢酸エチルで2回抽出した。乾燥した抽出物を蒸発させて、黄色油を得た。これをジクロロメタン/メタノール(6ml/0.6ml)中に溶解し、1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(240mg、1.2mmol)、ついで、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(626mg、3mmol)で処理した。2時間後、混合物を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液およびジクロロメタンで処理した。有機抽出物を、シリカカラムに加え、ヘキサン中0−100%酢酸エチル、ついで、酢酸エチル中0−20%メタノールで溶出して、褐色泡沫体を得た(320mg、2工程で72%)。
MS(ES+) m/z 403(MH+)
1,1−ジメチルエチル (1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート(310mg、0.77mmol)のTFA/ジクロロメタン(10ml/10ml)中溶液を、室温にて1時間静置し、ついで、蒸発させて、乾燥し、クロロホルムと共沸させ、ついで、エーテルでトリチュレートした。得られた固体を減圧下で1時間乾燥し、ついで、ジクロロメタン/メタノール(10ml/10ml)中に溶解し、MP−カルボネート樹脂(1グラムあたり2.5mmolのカルボネート樹脂、2.7g、7.3mmol)で処理した。15分後、混合物を濾過し、ジクロロメタン、ついで、メタノール(2回)洗浄し、ついで、蒸発させて、油を得た。これをジクロロメタン/メタノール(5ml/0.5ml)中に溶解し、ついで、6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−カルボアルデヒド(172mg、1.04mmol)およびトリアセトキシボロヒドリドナトリウム(500mg、2.4mmol)で処理した。1時間後、さらに6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−カルボアルデヒド(85mg、0.5mmol)を加えた。さらに1時間後、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液およびジクロロメタンで処理した。有機抽出物を乾燥し、蒸発させた。残渣をシリカカラムに加え、ジクロロメタン中0−20%(メタノール中2Mアンモニア)で溶出して、標題化合物の遊離塩基を油として得た(210mg、2工程で60%)。
MS(ES+) m/z 453(MH+)
δHCDCl3,(250MHz)1.35−1.55(2H,m),1.70−2.00(2H,m),2.10−2.25(2H,m),2.45−2.55(1H,m),2.65−2.75(2H,m),3.00−3.10(2H,m),4.00(2H,s),4.03(3H,s),4.38(2H,m),4.50(3H,m),4.60−4.70(2H,m),6.57(1H,d),6.62(1H,d),7.08(1H,s),7.60(1H,d),7.74(1H,d)
この油をクロロホルム中に溶解し、エーテル(5ml)中の1M塩酸の溶液で処理し、エーテルで希釈した。標題化合物を、遠心分離により固体として単離した(250mg)。
MS(ES+) m/z 465(MH+)
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)1.39−1.53(2H,m),1.85−1.99(2H,m),2.12−2.28(2H,m),2.48−2.72(3H,m),2.92−3.05(2H,m),3.81(2H,s),3.98(3H,s),4.34−4.40(m,2H),4.64(2H,s),6.73(1H,d,J10Hz),6.93(1H,d,J8Hz),7.20(1H,d,J8Hz),7.23(1H,d,J2Hz),(7.84(1H,d,J10Hz),8.28(1H,dJ2.5Hz)
この化合物を、得られた遊離塩基を1:1DCM:MeOH中に溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClを加えることによりHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
MS(ES+) m/z 453(MH+)
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)1.34−1.65(2H,m),1.72−1.99(2H,m),2.10−2.28(2H,m),2.48−2.72(3H,m),2.89−3.03(2H,m),3.84(2H,s),4.30−4.36(m,2H),4.63(2H,s),6.84(1H,d,J10Hz),6.93(1H,d,J8Hz),7.19(1H,dJ8Hz),7.55(1H,dd,J10,2Hz),7.88(1H,d,J10Hz),8.41(1H,dJ2Hz)
この化合物を、得られた遊離塩基を1:1DCM:MeOH中に溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClを加えることによりHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)アセトアルデヒド(約70%純度、0.63g;2.16mmol)および1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)を参照)(0.75g、2.16mmol)の乾燥メタノール(1mL)およびクロロホルム(20mL)中溶液を室温で2時間撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(1.37g、6.49mmol)を加え、混合物を1.5時間撹拌した。炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩基性化し、相を分離した。水相をDCMで数回抽出し、有機フラクションを乾燥し、蒸発させた。0−20%メタノール/DCMで溶出するシリカのクロマトグラフィー、ついで、50−100%酢酸エチル/ヘキサンで溶出する第2のクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た(0.43g、37%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 540(MH+)
1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル){1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(0.43g、0.80mmol)のDCM(8ml)およびメタノール(5ml)中溶液を、1,4−ジオキサン(8ml)中4M塩化水素で処理し、室温で1.5時間撹拌し、蒸発させて、乾燥して(最終的に減圧下50℃で乾燥した)、標題化合物の遊離塩基を得た(0.41g、100%)。
δH(DMSO−d6),(250MHz)2.07(2H,m),2.38(2H,br.d),3.10(2H,m),3.32(3H,ブロード),3.53(2H,m),4.25(2H,br.s),4.38(2H,m),4.44(2H,m),4.62(2H,m),5.30(3H,v.ブロード),7.29(1H,td),7.39(1H,s),7.82(1H,dd),7.92(1H,dd),8.22(1H,s),8.30(1H,s),9.88(2H,ブロード),10.89(2Hブロード)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 440(MH+)
この化合物を、得られた遊離塩基を1:1のDCM:MeOH中に溶解し、1,4−ジオキサン中4MのHClを添加することによりジHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩(174mg、0.466mmol)のクロロホルム(5ml)およびMeOH(0.1ml)中混合物を、トリエチルアミン(205μl、1.484mmol)で処理し、0.25時間撹拌した後、3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−カルボアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例126(e)を参照)(69mg、0.424mmol)を加えた。反応物を0.5時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(270mg、1.272mmol)を加えた。反応物を0.5時間撹拌し、ついで、飽和NaHCO3水溶液(50ml)を加えた。ついで、反応物をDCM中20%MeOH(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−20%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物の遊離塩基を得た(157mg、75%)。
MS(ES+) m/z 450(MH+)
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)1.37−1.58(2H,m),1.82−2.10(4H,m),2.11−2.29(2H,m),2.40−2.82(5H,m),3.80(2H,m),3.78(2H,s),3.98(3H,s),4.19−4.23(m,2H),4.35−4.41(m,2H),6.73(1H,d,J10Hz),6.97(1H,s),7.27(1H,s),7.82(1H,d,J10Hz),8.08(1H,s),8.28(1H,s)
この化合物を、得られた遊離塩基を1:1DCM:MeOH中に溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClを加えることによりHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
6−フルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノキサリノン(0.86g;4.22mmol)の1,4−ジオキサン(50ml)および水(100ml)中溶液を、四酸化オスミウム(水中4%溶液;5.1ml)および過ヨウ素酸ナトリウム(4.14g)で処理し、混合物を室温で3.5時間撹拌した。ジオキサンを蒸発させて除去し、残渣を10%メタノール/DCMで数回抽出した。抽出物を乾燥し、蒸発させ、粗生成物を、50−100%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカのクロマトグラフィーに付して、アルデヒド(0.54g、62%;スペクトルは、アルデヒドおよびメチルヘミアセタールの混合物を示した)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 207(MH+),221(M.CH3+ヘミアセタールから)
6−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)アセトアルデヒド(0.54g;2.62mmol)および1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)を参照)(0.92g、2.62mmol)の乾燥メタノール(0.5ml)およびクロロホルム(10ml)中溶液を、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(1.66g、7.87mmol)を加え、混合物を、2.5時間撹拌した。炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩基性化し、相を分離した。水相をDCMで数回抽出し、有機フラクションを乾燥し、蒸発させた。0−15%メタノール/酢酸エチルで溶出するシリカのクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た(0.66g、47%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 540(MH+)
1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル){1−[2−(6−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(0.66g、1.22mmol)のDCM(12ml)およびメタノール(8ml)中溶液を、1,4−ジオキサン(12ml)中4M塩化水素で処理し、室温で1.5時間撹拌し、蒸発させて、乾燥して(最終的に減圧下50℃で乾燥した)、標題化合物を得た(0.66g、106%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 440(MH+)
少量(15mg)の二塩酸塩を炭酸水素ナトリウム水溶液で処理し、DCMで3回抽出した。抽出物を乾燥し、蒸発させて、少量の遊離塩基のサンプルを得た。
δH(CDCl3),(250MHz)1.42(2H,m),1.90(2H,br.d),2.17(2H,td),,2.50(1H,m),2.63(2H,t),2.95(2H,br.d),3.79(2H,s),4.32(4H,m),6.82(1H,s),7.32(1H,td),7.39(1H,dd),7.58(1H,dd),8.10(1H,s),8.31(1H,s)
1当量の1,4−ジオキサン中4M塩化水素を、1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−6−フルオロ−2(1H)−キノキサリノンの遊離塩基のDCM/MeOH中溶液に加え、ついで、蒸発させて、モノ−塩酸塩を得た。
MS(ES+) m/z 469(MH+)
1H NMR(250MHz)δ(MeOD)1.38(3H,t),1.58−1.70(2H,m),2.03−2.14(2H,m),2.16−2.35(2H,m),2.76−2.87(2H,m),2.91−3.21(5H,m),4.30(2H,s),4.38−4.63(6H,m),6.82(1H,d),7.33(1H,d),7.90(1H,d),8.44(1H,s)
この化合物を、得られた遊離塩基をMeOH(1ml)中に溶解し、MeOH(0.3ml)中の1MのHClを加えることによりHCl塩に変換した。ついで、この溶液を蒸発させて乾燥して二HCl塩を得た。
8−エテニル−7−フルオロ−2−(メトキシ)−1,5−ナフチリジン(合成に関しては、WO2004/058144、実施例53(h)を参照)(1.0g、4.90mmol)を、EtOH(50ml)中で、10%炭素担持パラジウム(0.2g)と撹拌し、得られた懸濁液を、1気圧の水素雰囲気下で3時間水素化した。混合物をセライトで吸引濾過し、固体をMeOH(500ml)で洗浄した。合した濾液と洗浄液を濃縮して、標題化合物を透明油として得た(1.045g、103%)。
MS(ES+) m/z 207(MH+)
8−エチル−7−フルオロ−2−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン(1.045g、5.07mmol)の氷酢酸(10ml)中の懸濁液を、アルゴン雰囲気下室温で、酢酸中33%HBr(10mL)で処理した。室温で18時間撹拌した後、溶媒を減圧下で蒸発させた。さらに氷酢酸(10ml)を反応混合物に加え、溶媒を除去して黄色固体を得た。この残渣を水(約50ml)中に置くと、白色沈殿が溶液に生じた。pHを固体炭酸水素ナトリウムを添加することによりpH6−7に調節した。ついで、混合物を室温で2時間撹拌し、固体を吸引濾過により単離して、湿った白色固体を得た。この生成物を2時間吸引焼結濾過し、ついで、40℃の減圧オーブン中18時間乾燥して、標題化合物を白色固体として得た(0.81g、83%)。
MS(ES+) m/z 193(MH+)
8−エチル−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン(0.810g、4.22mmol)を乾燥DMF(12.5mL)中に、アルゴン雰囲気下0℃で懸濁させ、ついで、これを水素化ナトリウム(0.371gの60%w:w油中分散液、2.2当量)を添加して処理した。懸濁液を室温に加温し;室温で30分間撹拌した後、混合物をヨウ化アリル(0.858ml、2.2eq)で処理した。ついで、さらに30分間撹拌し、ついで、水(10ml)を加えた。ついで、混合物を10%MeOH/DCM(3×20ml)で抽出した。有機抽出物を合し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて褐色油を得た。この残渣を、ヘキサン中0−100%EtOAc勾配で溶出するシリカゲル(50g)のカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を褐色油として得た(0.9588g、98%)。
MS(ES+) m/z 233(MH+)
8−エチル−7−フルオロ−2−(2−プロパン−1−イルオキシ)−1,5−ナフチリジン(0.660g、2.84mmol)をキシレン(14ml)中に、アルゴン雰囲気下室温で溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.329g、0.284mmol)を加えた。ついで、反応物を30分間150℃に加熱した。ついで、反応物を冷却し、固体を沈殿させ、濾過した。ついで、濾液を、ヘキサン中0−100%EtOAc、ついで、EtOAc中0−20%MeOH勾配で溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を白色固体として得た(0.181g、27%)。
MS(ES+) m/z 233(MH+)
8−エチル−7−フルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン(0.181g、0.781mmol)を1,4−ジオキサン(4.0mL)および水(3.5ml)中に、アルゴン雰囲気下室温で溶解した。ついで、過ヨウ素酸ナトリウム(0.418g、1.95mmol)、ついで、四酸化オスミウム(0.175mLの4%水溶液)で処理した。10分後、白色沈殿が溶液に生じ、すべての物質を再溶解するのにさらに水(2ml)を要した。反応物を室温で一晩撹拌した後、ついで、ブライン(20ml)およびEtOAc(20ml)で希釈した。水溶液を分離し、さらにEtOAc(3×20ml)で洗浄した。有機層を合し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、濾過し、溶媒を除去して、粗生成物を黄色固体として得た(0.168g)。
(8−エチル−7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)アセトアルデヒド(0.168g、0.718mmol)および1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(0.172g、0.860mmol)をCHCl3(6ml)およびMeOH(0.6ml)中に、アルゴン雰囲気下室温で溶解し、NaBH(OAc)3(0.497g、2.34mmol)を加え、この後、3時間撹拌した。ついで、反応物を、EtOAc中0−20%MeOH勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を黄色油として得た(0.234g、72%)。
MS(ES+) m/z 419(MH+)
1,1−ジメチルエチル {1−[2−(8−エチル−7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(0.234g、0.559mmol)のDCM(2ml)中溶液に、TFA(1ml)を加え、反応物を室温で1時間撹拌し、溶媒を蒸発させた。散剤を、1:1のDCMおよびMeOH(2ml)中に溶解し、ついで、MP−カルボネート樹脂でpHが8になるまで処理した。ついで、反応物を濾過し、樹脂をMeOHで洗浄し、濾液を蒸発させて乾燥して、黄色油を得た(0.176g、99%)。
MS(ES+) m/z 319(MH+)
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−8−エチル−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン(0.056g、0.184mmol)および2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例2(c)またはWO03/087098、実施例19(d)を参照)(0.030g、0.184mmol)を、CHCl3(1ml)およびMeOH(0.1ml)中に、アルゴン雰囲気下室温で溶解した。NaBH(OAc)3(0.117g、0.552mmol)を加え、反応物を16時間室温で撹拌した。この後、DCM中0−30%MeOH勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィー(10g)により精製して、標題化合物の遊離塩基を黄色油として得た(0.041g、48%)。
MS(ES+) m/z 468(MH+)
1H NMR(250MHz)δ(MeOD)1.38(3H,t),1.51−1.67(2H,m),2.03−2.10(2H,m),2.18−2.27(2H,m),2.65−2.85(2H,m),3.00−3.21(5H,m),4.18(2H,s),4.30−4.41(4H,m),4.55(2H,t),6.84(1H,d),6.99(1H,s),7.93(1H,d),8.13(1H,s),8.45(1H,s)
この化合物を、得られた遊離塩基をMeOH(1ml)中に溶解し、MeOH中の1MのHCl(0.1ml)を加えることによりHCl塩に変換した。ついで、この溶液を蒸発させて乾燥して二HCl塩を得た。
3−ニトロ−1,2−ベンゼンジオール(5g;32.26mmol)、ジブロモエタン(12.13ml;64.52mmol)、テトラ(n−ブチル)アンモニウムブロマイド(1.1g;32.26mmol)およびK2CO3(13.35g;96.78mmol)を、トルエン中還流温度で一晩撹拌した。反応物を水水(150ml)に注ぎ、ジエチルエーテル(2×150ml)で2回洗浄した。合した有機相を水(100ml)およびブライン(100ml)で洗浄し、ついで、MgSO4で乾燥し、溶媒を除去して、所望の生成物を得た(5.4g;93%)。
5−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(5.4g;29.83mmol)をエタノール(130ml)中に溶解し、濃HCl(1.13ml;29.83mmol)を加え、これを、10%Pd/Cと、水素雰囲気下室温で一晩撹拌した。触媒を濾過し、MeOHで洗浄した。溶媒を除去し、粗物質を、SCXにより精製した。生成物を含有するフラクションを濃縮して、所望の生成物(4.6g)を得た。
MS(ES+) m/z 153(MH+)
濃硫酸(30ml)、ボロン酸(2.29g;47.20mmol)、硫酸鉄(II)七水和物(1.09g;3.93mmol)および3−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム塩(9.5g;42.36mmol)の混合物を0℃に冷却し、ついで、グリセロール(11ml;151.31mmol)および2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−アミン(4.6g;30.26mmol)、ついで、水(30ml)を加えた。ついで、混合物を140℃に加熱し、4時間撹拌した。ついで、反応物を室温に冷却し、ついで、氷水(150ml)に注ぎ、濾過した。ついで、得られた混合物を、6NのNaOHでpH8に調節し、EtOAcと30分間撹拌した。有機相を分離し、水層をEtOAc×3で抽出した。合した有機層を、Kieselguhrにより濾過し、ブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥した。溶媒を除去して、所望の生成物を得た(3.65g;65%)。
MS(ES+) m/z 188(MH+)
2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−h]キノリン(3.65g;19.52mmol)およびヨウ化アリル(6.52ml;39.04mmol)を、トルエン(50ml)中100℃で還流した。2.5時間後、さらにヨウ化アリル(0.65ml;3.9mmol)を混合物に加え、反応物を同じ条件下で0.5時間撹拌した。溶媒を除去し、タール様生成物をトルエンで洗浄した。これを減圧下で一晩乾燥して、所望の生成物を得た(5.91g;85%)。
MS(ES+) m/z 229(MH+)
10−(2−プロパン−1−イル)−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−h]キノリン−10−イウムヨウダイド(5.91g;16.65mmol)、KOH(4.10g;73.26mmol)およびK3[Fe(CN)6](12.05g;36.63mmol)を、50%水性1,4−ジオキサン中室温で1.5時間撹拌した。水(250ml)を加え、水層を10%MeOH/DCM(150ml)で抽出し、有機物を水(250ml)で洗浄した。有機物をMgSO4で乾燥し、溶媒を除去した。粗残渣を、0−7%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た(2.6g;65%)。
MS(ES+) m/z 244(MH+)
10−(2−プロパン−1−イル)−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−h]キノリン−9(10H)−オン(1.3g;5.35mmol)をDCM(70ml)中に溶解し、−78℃に冷却した。ついで、この混合物をO3雰囲気下65分間撹拌し、ついで、DMS(1.4ml;21.4mmol)を加え、室温に加温した。この温度でさらに20分間撹拌した。ついで、溶媒を除去して、所望の生成物を得た(1.5g)。
MS(ES+)246(MH+)
(9−オキソ−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−h]キノリン−10(9H)−イル)アセトアルデヒド(1.5g;6.12mmol)および1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(1.84g;9.18mmol)を、クロロホルムおよびMeOH(50ml:50ml)の1:1混合物中に溶解し、室温で30分間撹拌した。NaBH(OAc)3(5.81g;27.54mmol)を加え、反応物を一晩静置した。ついで、溶媒を除去し、残渣を、0−12%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た(1g;38%)。
MS(ES+) m/z 430(MH+)
1,1−ジメチルエチル {1−[2−(9−オキソ−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−h]キノリン−10(9H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(1g;2.34mmol)を、クロロホルム(8ml)中に溶解し、1,4−ジオキサン中4MのHCl(10ml)を加えた。ついで、これを室温で1時間撹拌した。反応物からの塩をMeOH中に溶解し、すべての溶媒を除去した。残渣をMeOH中に再び溶解し、Amberlystイオン交換樹脂と、中性pHになるまで撹拌した。樹脂を濾過し、すべての溶媒を除去した。粗残渣を、0−20%2MのNH3:MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、所望の生成物を得た(425mg;55%)。
MS(ES+) m/z 330(MH+)
10−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−h]キノリン−9(10H)−オン(100mg;0.304mmol)および2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例2(c)またはWO03/087098、実施例19(d)を参照)(50mg;0.304mmol)を、クロロホルムおよびMeOH(5ml:1ml)の5:1混合物に溶解し、室温で2.5時間撹拌した。さらに、2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボアルデヒド(10mg;0.031mmol)を反応物に加え、20分間撹拌した。ついで、これをNaBH(OAc)3(20mg;0.092mmol)で処理し、30分間撹拌した。さらに2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボアルデヒド(10mg;0.031mmol)を反応物に加え、15分間撹拌した。ついで、これをNaBH(OAc)3(20mg;0.092mmol)で処理し、15分間撹拌した。ついで、溶媒を除去し、粗残渣を、0−20%2MのNH3:MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製して、濃縮して、所望の標題化合物の遊離塩基を得た(140mg;96%)。
δHCDCl3,(400MHz)1.49(m,2H),1.8−2.6(m,8H),2.76(m,2H),3.04(d,2H),3.81(s,2H),4..2−4.4(m,8H),4.71(m,2H),6.51(d,1H),6.78(d,1H),6.83(s,1H),7.01(d,1H),7.49(d,1H),8.1(s,1H)
MS(ES+) m/z 479(MH+)
この化合物を、遊離塩基をMeOH中に溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClで処理して、HCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
MS(ES+) m/z 480(MH+)
δHCDCl3,(400MHz)1.44(m,2H),1.91(d,2H),2.06(bs,1H),2.20(m,2H),2.52(m,1H),2.74(m,2H),3.02(d,2H),4.00(s,2H),4.3−4.4(m,6H),4.51(m,2H),6.50(d,1H),6.77(d,1H),7.01(d,1H),7.05(s,1H),7.49(d,1H)
この化合物を、遊離塩基をMeOH中に溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClで処理して、HCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
4−ブロモ−6−(メトキシ)−[1,5]ナフチリジン−3−カルボン酸(合成に関しては、WO2004058144、実施例53(d)参照)(8.28g、29.3mmol)のDMF(200ml)中溶液に、K2CO3(5.934g、43mmol)およびヨウドメタン(2.18ml、35mmol)を加え、反応物を室温で72時間撹拌した。反応物をEtOAcおよび水間で分配した。有機相を分離し、水で2回洗浄した。水相をEtOAcで逆抽出し、EtOA相を分離し、水で洗浄した。合した有機相を乾燥し、蒸発させて、所望の生成物を固体として得た(7g、80%)。
MS(ES+) m/z 297/299(MH+)
4−ブロモ−6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−3−カルボン酸メチル(1.67g、5.64mmol))およびNaHCO3(0.84g、10mmol)のMeOH(20ml)および1,4−ジオキサン(15ml)中の混合物に、10%Pd/C(0.75g)を加え、混合物を室温で1気圧の水素雰囲気下で3時間撹拌した。反応混合物をセライトの薄いパッドで濾過し、EtOHで洗浄した。濾液を蒸発させ、50mlの水中で撹拌し、ついで、固体を濾過し、減圧下で乾燥して、所望の生成物を得た(1.19g、96%)。
MS(ES+) m/z 219(MH+)
6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−3−カルボン酸メチル(1.45g、6.65mmol)の酢酸中30%HBr(40ml)の混合物を、室温で18時間撹拌し、ついで、蒸発させ、減圧下で乾燥した。固体をEt2Oで洗浄し、減圧下で乾燥し、所望の生成物二臭化水素塩として得た(2.425g、99%)。
MS(ES+) m/z 205(MH+)
6−オキソ−5,6−ジヒドロ−1,5−ナフチリジン−3−カルボン酸メチル(1.963g、5.36mmol)のDMF(32ml)中溶液を、K2CO3(2.95g、21.3mmol)で処理し、10分間撹拌し、ヨウ化アリル(0.535ml、5.88mmol)で処理し、75℃で7時間加熱し、さらにヨウ化アリル(0.15ml、0.89mmol)を加え、反応物をさらに2時間加熱した。反応物をEtOAcで処理し、水で3回洗浄した。合した水相をEtOAcで再び抽出し、水で2回洗浄した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、残渣を、1:1のEtOAc:ヘキサン勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、所望の化合物を得た(0.809g、62%)。
MS(ES+) m/z 245(MH+)
6−オキソ−5−(2−プロパン−1−イル)−5,6−ジヒドロ−1,5−ナフチリジン−3−カルボン酸メチル(0.809g、3.32mmol)の1,4−ジオキサン(10ml)および水(5ml)中溶液に、2MのNaOH(2ml)を加え、反応物を室温で2時間撹拌した。混合物のpHを、2MのHClで2−3に調節し、EtOAcで3回抽出した。合した。有機相を乾燥し、蒸発させて、所望の生成物を固体として得た(0.689g、90%)。
MS(ES+) m/z 231(MH+)
6−オキソ−5−(2−プロパン−1−イル)−5,6−ジヒドロ−1,5−ナフチリジン−3−カルボン酸(0.689g、3mmol)のDCM(20ml)およびDMF(2滴)中懸濁液を、0℃に冷却し、塩化オキサリル(0.306mg、3.5mmol)で処理し、室温に加温し、室温で18時間撹拌した。混合物を低容量まで蒸発させて、水性アンモニアで処理し、得られた固体を濾過し、減圧下で乾燥し、所望の生成物を得た(690mg、100%)。
MS(ES+) m/z 230(MH+)
6−オキソ−5−(2−プロパン−1−イル)−5,6−ジヒドロ−1,5−ナフチリジン−3−カルボキサミド(0.69g、3mmol)のDCM(30ml)中懸濁液に、0℃で、トリエチルアミン(1.0ml、7.2mmol)およびトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.605ml、3.6mmol)を加え、反応物を室温に加温し、1時間室温で撹拌した。さらに4連続で、トリエチルアミン(1.0ml、7.2mmol)およびトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.605ml、3.6mmol)で、反応が完了するまで6時間を要して処理した。反応混合物を飽和NaHCO3水溶液で処理し、水溶液を2回以上DCMで抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、残渣を、EtOAc:ヘキサン勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、所望の化合物を得た(0.570g、90%)。
MS(ES+) m/z 212(MH+)
6−オキソ−5−(2−プロパン−1−イル)−5,6−ジヒドロ−1,5−ナフチリジン−3−カルボニトリル(0.465mg、2.20mmol)の1,4−ジオキサン(22ml)および水(4.4ml)中溶液を0℃に冷却し、過ヨウ素酸ナトリウム(1.10g、5.14mmol)およびOsO4(水中4%、1.99ml)で処理した。反応物を室温に加温し、室温で18時間撹拌し、ついで、水で処理し、DCMおよび20%MeOH/DCM(×20)で抽出した。合した有機層を乾燥し、蒸発させて、大部分がわずかに純粋でないメチルヘミアセタールとして存在する生成物を得た(0.50g、93%)。
MS(ES+) m/z 214(MH+)、246(メチルヘミアセタールH+)
6−オキソ−5−(2−オキソエチル)−5,6−ジヒドロ−1,5−ナフチリジン−3−カルボニトリル(0.50g、2.05mmol)、4−t−ブトキシカルボニルアミノピペリジン(0.80g、4.00mmol)および3AモレキュラーシーブのDCM(4.5ml)およびMeOH(4.5ml)中混合物を、室温で4時間撹拌した。ついで、混合物をNaBH(OAc)3(0.94g、4.43mmol)で処理し、室温で18時間撹拌し、セライトのパッドで濾過し、蒸発させ、10%MeOH/DCM中に溶解し、飽和NaHCO3水溶液で洗浄した。水相を10%MeOH/DCMで2回抽出し、合した有機物を乾燥し、残渣を、DCM:MeOH:水性NH3勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、所望の化合物を得た(0.411g、50%)。
MS(ES+) m/z 398(MH+)
1,1−ジメチルエチル {1−[2−(7−シアノ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(0.411g、1.03mmol)のDCM(16ml)中溶液に、TFA(9ml)を加え、反応物を室温で1時間撹拌した。溶液を蒸発させ、MeOHに溶解し、Amberlyst A21塩基性樹脂のカラムに通した。所望の生成物を含有するフラクションを蒸発させ、残渣を、DCM:MeOH:水性NH3勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、所望の化合物を得た(0.214g、70%)。
MS(ES+) m/z 298(MH+)
5−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−6−オキソ−5,6−ジヒドロ−1,5−ナフチリジン−3−カルボニトリル(44mg、0.148mmol)および2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例2(c)またはWO03/087098、実施例19(d)参照)(24.5mg、0.148mmol)および3Aモレキュラーシーブのクロロホルム(1ml)およびMeOH(1ml)中溶液を、65℃で5時間加熱し、冷却し、ついで、NaBH(OAc)3(63mg、0.30mmol)を加えた。反応物を室温で18時間撹拌し、セライトにより濾過し、蒸発させた。残渣を飽和NaHCO3水溶液4:1DCM:MeOH混合物で処理した。水相を4:1のDCM:MeOH混合物で2回抽出し、ついで、合した有機相を乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。残渣を、DCM、MeOHおよび水性アンモニア勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、標題化合物の遊離塩基を得た(0.061g、92%)。
MS(ES+) m/z 447(MH+)
1H NMR(400MHz)δ(CDCl3)1.35−1.58(2H,m),1.85−1.95(2H,m),2.12−2.22(2H,m),2.45−2.56(1H,m),2.62−2.68(2H,t),2.90−2.96(2H,m),3.80(2H,s),4.26−4.35(m,6H),6.68(1H,s),7.05(1H,d,J10Hz),7.94(1H,d,J10Hz),8.10(2H,s),8.72(1H,s)
この物質をDCM/MeOH中に溶解し、1MのHCl/ジエチルエーテルを加え、ついで、蒸発させて乾燥して、二塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基のものと同様である。
1当量の安息香酸を、5−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−6−オキソ−5,6−ジヒドロ−1,5−ナフチリジン−3−カルボニトリルの溶液に加え、ついで、蒸発させて、安息香酸塩を得た。
1−(2−プロパン−1−イル)−1,8−ナフチリジン−2,7(1H,8H)−ジオン(1.172g、5.80mmol)のDMF(100ml)中溶液に、0℃で、水素化ナトリウム(油中60%分散液、278mg、6.96mmol)を加え、室温に加温し、室温で0.5時間撹拌した。N−フェニルトリフルオロメタンスルホンイミド(2.48g、6.96mmol)を加え、反応物を室温で1時間撹拌し、ついで、水(5ml)を加え、蒸発させた。残渣を水(500ml)で処理し、ついで、ジエチルエーテル(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を得た(697mg、36%)。
MS(ES+) m/z 335(MH+)
7−オキソ−8−(2−プロパン−1−イル)−7,8−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イルトリフルオロメタンスルホネート(697mg、2.087mmol)のDMF(10ml)中の脱気した溶液に、Zn(CN)2、(147mg、1.252mmol)Pd2(dba)3(48mg、0.052mmol)、および1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(58mg、0.104mmol)を加えた。ついで、反応物を50℃で1時間加熱し、ついで、70℃でさらに1時間加熱し、100℃でさらに1時間加熱した。さらに、Zn(CN)2、(147mg、1.252mmol)Pd2(dba)3(48mg、0.052mmol)、および1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(58mg、0.104mmol)を加え、反応物を100℃でさらに1時間加熱した。反応物を冷却し、水(200ml)で処理した。ついで、反応物をDCM(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、酢酸エチル/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を得た(374mg、85%)。
MS(ES+) m/z 212(MH+)
7−オキソ−8−(2−プロパン−1−イル)−7,8−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−カルボニトリル(374mg、1.773mmol)を、1,4−ジオキサン(10ml)および水(10ml)中に溶解した。過ヨウ素酸ナトリウム(948mg、4.433mmol)を加え、ついで、四酸化オスミウム(0.38mlの4%水溶液)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、水(40ml)を加え、混合物をさらに1時間撹拌した。反応物を約50mlに濃縮して、20%MeOH/DCM(3×100ml)で抽出した。有機抽出物を合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて、7−オキソ−8−(2−オキソエチル)−7,8−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−カルボニトリルを純粋でない褐色固体として得た(423mg、112%)。
MS(ES+) m/z 214(MH+)
7−オキソ−8−(2−オキソエチル)−7,8−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−カルボニトリル(329mg、1.545mmol)および1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)を参照)(539mg、1.545mmol)のクロロホルム(15ml)およびMeOH(1ml)中混合物を、2時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(982mg、4.635mmol)を加えた。反応物を0.5時間撹拌し、ついで、飽和NaHCO3水溶液(50ml)を加えた。ついで、反応物をDCM中20%MeOH(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−20%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を得た(620mg、73%)。
MS(ES+) m/z 547(MH+)
1,1−ジメチルエチル {1−[2−(7−シアノ−2−オキソ−1,8−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル}(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)カルバメート(600mg、1.100mmol)のDCM(10ml)中溶液に、0℃で、ジエチルエーテル(10ml)中1MのHClを加え、反応物を0℃で0.5時間撹拌し、ついで、室温で加温し、ついで、蒸発させて、飽和NaHCO3水溶液(50ml)で処理した。ついで、反応物をDCM中20%MeOH(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−20%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物の遊離塩基を得た(314mg、64%)。
MS(ES+) m/z 447(MH+)
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)1.22−1.41(2H,m),1.81−1.92(2H,m),2.11−2.20(2H,m),2.42−2.58(1H,m),2.60−2.72(2H,t),2.59−3.12(2H,m),3.78(2H,m),4.25−4.62(4H,m),4.62(2H,t),6.81(1H,s),6.73(1H,d,J10Hz),7.51(1H,d,J8Hz),7.66(1H,d,J10Hz),7.97(1H,d,J8Hz),8.08(1H,s)
この化合物を、得られた遊離塩基を1:1DCM:MeOH中に溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClを加えることによりHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
MS(ES+) m/z 448(MH+)
1H NMR(400MHz)δ(CDCl3)1.31−1.45(2H,m),1.85−1.95(2H,m),2.11−2.22(2H,m),2.51−2.60(1H,m),2.65(2H,t),2.88−2.98(2H,m),4.00(2H,s),4.31−4.42(4H,m),4.52(2H,t),7.04(2H,m),7.92(1H,d,J10Hz),8.12(1H,s),8.72(1H,s)
この物質を、DCM/MeOHに溶解し、1MのHCl/ジエチルエーテルを加え、ついで、蒸発させて乾燥することにより二塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基のものと同様である。
MS(ES+) m/z 464(MH+)
1H NMR(400MHz)δ(CDCl3)1.31−1.46(2H,m),1.85−1.95(2H,m),2.12−2.22(2H,m),2.49−2.51(1H,m),2.57(2H,t),2.88−2.95(2H,m),3.23(2H,t),3.98(2H,s),4.30(2H,t),4.65(2H,t),7.04(1H,d,J10Hz),7.34(1H,s),7.93(1H,d,J10Hz),8.13(1H,s),8.72(1H,s)
この物質をDCM/MeOH中に溶解し、1MのHCl/ジエチルエーテルを加え、ついで、蒸発させて乾燥して、二塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基のものと同様である。
5−ブロモ−2,3−ピリジンジアミン(465mg、2.473mmol)およびグリオキシル酸一水和物(284mg、3.09mmol)の水(5ml)中溶液を、室温で3時間撹拌し、残った沈殿物を濾過し、水(50ml)、MeOH(20ml)、最後にジエチルエーテル(20ml)で洗浄し、ついで、減圧下で乾燥して、所望の生成物を明褐色固体として得た(368mg、66%)。
MS(ES+) m/z 226/228(MH+)
7−ブロモピリド[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン(368mg、1.628mmol)を乾燥DMF(10ml)中にアルゴン雰囲気下室温で懸濁させ、撹拌懸濁液を、K2CO3(741mg、5.372mmol)およびヨウ化アリル(331μl、3.581mmol)で処理した。ついで、2時間撹拌し、ついで、水(100ml)を加えた。ついで、混合物をDCM(3×200ml)で抽出した。DCM抽出物を合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて、褐色固体を得、DCM中0−10%MeOH勾配を用いるカラムシリカのクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を明褐色固体として得た(278mg、64%)。
MS(ES+) m/z 266/268(MH+)
7−ブロモ−1−(2−プロパン−1−イル)ピリド[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン(278mg、1.045mmol)を1,4−ジオキサン(10ml)および水(10ml)中に溶解した。過ヨウ素酸ナトリウム(559mg、2.613mmol)を加え、ついで、四酸化オスミウム(0.22mlの4%水溶液)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、水40mlを加え、混合物をさらに1時間撹拌した。反応物を約50mlに濃縮して、20%MeOH/DCM(3×100ml)で抽出した。有機抽出物を合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて、(7−ブロモ−2−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−1(2H)−イル)アセトアルデヒド(ほとんどが水和物として存在する)を純粋でない褐色油として得た(423mg、107%)。
MS(ES+) m/z 268/270(MH+)286/288(水和物H+)
(7−ブロモ−2−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−1(2H)−イル)アセトアルデヒド(アルデヒドおよびアルデヒドの水和物の混合物として)(299mg、1.116mmol)および1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)を参照)(389mg、1.116mmol)のクロロホルム(15ml)およびMeOH(1ml)中混合物を、2時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(709mg、3.348mmol)を加えた。反応物を0.5時間撹拌し、ついで、飽和NaHCO3水溶液(50ml)を加えた。ついで、反応物をDCM中20%MeOH(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−20%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を純粋でない黄色泡沫体として得た(298mg、44%)。
MS(ES+) m/z 601/603(MH+)
1,1−ジメチルエチル {1−[2−(6−ブロモ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル}(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)カルバメート(900mg、1.67mmol)のクロロホルム(5ml)およびMeOH(5ml)中溶液を、1,4−ジオキサン中4MのHCl(5ml)に加え、反応物を室温で0.5間撹拌し、ついで、蒸発させて、飽和NaHCO3水溶液(50ml)で処理した。ついで、反応物をDCM中20%MeOH(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−20%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィー、ついで、MDAPにより精製して、標題化合物を直接ギ酸塩として得た(595mg、81%)。
MS(ES+) m/z 501/303(MH+)
1H NMR(400MHz)δ(CDCl3)1.59−1.72(2H,m),1.92−2.08(2H,m),2.22−2.43(2H,m),2.32−2.42(1H,m),2.73(2H,t),3.01−3.08(2H,m),3.99(2H,s),4.28−4.36(m,6H),6.84(1H,s),8.10(2H,s),8.51(1H,s),8.66(1H,s)
3,5−ジフルオロアニリン(5g、38.8mmol)、メチル−3−メトキシアクリレート(4.6ml、42.7mmol)およびナトリウムメトキシド溶液(MeOH中25%、12ml)のトルエン(50ml)中溶液を、アルゴン雰囲気下70℃で3時間撹拌した。さらに、ナトリウムメトキシド溶液(MeOH中25%、6mL)を加え、反応物を一晩撹拌した。さらに、ナトリウムメトキシド溶液(MeOH中25%、12mL)およびメチル−3−メトキシアクリレート(5mL、46.4mmol)を加え、反応物を70℃で5時間加熱した。MeOHを加え、トルエンの容量を10mlまで減少させた。残渣を飽和塩化アンモニウム、固体塩化アンモニウムおよび5NのHClを用いてpH7にした。水相を酢酸エチル(2×500ml)を用いて抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、残渣を、0−100%酢酸エチル−40−60oC石油エーテルで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、純粋でない所望の化合物(12g、126%)を得た。
δHDMSO,(400MHz)2.64(2H,d),3.27(6H,s),4.78(2H,t),6.90(1H,m),7.30(2H,m),10.4(1H,s)
70%H2SO4の溶液を、冷H2SO4(70ml)を冷水(30ml)に、確実に温度を10〜20℃に保持して添加して調製した。ついで、酸を水に、温度を10〜20℃に保持しながらゆっくりと加えた。微粉末N−(3,5−ジフルオロフェニル)−3,3−ビス(メチルオキシ)プロパンアミド(12g、49mmol)を冷溶液に1時間にわたって加え、ついで、5℃で1.5時間撹拌した。氷水混合物(100ml)を注意深く加え、ついで、水(400ml)を加えた。混合物を0.5時間撹拌し、ついで、形成した固体を濾過し、減圧オーブンで40℃で週末の間乾燥した。固体はまだ湿っており、したがって、P2O5を用いてデシケーターで乾燥して、純粋でない所望の化合物(12g、136%)を得た。
MS(ES+) m/z 182(MH+)
5,7−ジフルオロ−2(1H)−キノリノン(640mg、3.54mmol)のDMF(15ml)中懸濁液を、アルゴン雰囲気下0℃で、水素化ナトリウム(鉱油中60%、312mg、7.8mmol)で処理し、ついで、室温まで加温した。室温で0.5時間後、ヨウ化アリル(0.72mL、7.8mmol)を加えた。0.5時間後、水素化ナトリウム(鉱油中60%、200mg、5mmol)およびヨウ化アリル(0.35ml、3.8mmol)を加えた。水(15ml)を加え、水層をDCM(3×50ml)を用いて抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、残渣を、0−4%MeOH−DCMで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、350mgの所望の化合物(45%)を得た。
MS(ES+) m/z 222(MH+)
5,7−ジフルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノリノン(1.65g;7.46mmol)をDCM(80ml)中に、3首フラスコにおいて加え、−78℃に冷却した。ついで、これをO3雰囲気下1.5時間撹拌し、ついで、アルゴンを反応物に通して過剰のO3を除去し、反応物を、DMS(2ml;29.84mmol)でクエンチした。ついで、これを室温に加温して一晩撹拌した。溶媒を除去して、純粋でない生成物(2.1g)を得た。
(5,7−ジフルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)アセトアルデヒド(2.1g;9.4mmol)および1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(2.82g;14.1mmol)を、クロロホルムおよびMeOH(60ml:60ml)の1:1混合物中混合物に溶解し、室温で1時間撹拌した。ついで、NaBH(OAc)3(8.92g;42.3mmol)で処理し、さらに1時間撹拌した。さらに、1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(470mg;2.35mmol)を加え、反応物を同条件下で20分間撹拌し、ついで、これをNaBH(OAc)3(1.98g;9.4mmol)で処理し、25分間撹拌した。ついで、1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(470mg;2.35mmol)を加え、反応物を20分間撹拌した。さらに、NaBH(OAc)3(500mg;2.38mmol)を反応物中に加え、室温で一晩撹拌し、ついで、溶媒を除去し、粗残渣を、0−15%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た(2g;52%)。
MS(ES+) m/z 408(MH+)
1,1−ジメチルエチル {1−[2−(5,7−ジフルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(2g;4.9mmol)をクロロホルム(20ml)中に溶解し、1,4−ジオキサン中4MのHCl(20ml)を加え、これを室温で1時間撹拌した。塩をMeOH中に溶解し、すべての溶媒を除去した。残渣をMeOH中に再び溶解し、Amberlystイオン交換樹脂と、中性pHになるまで撹拌し、樹脂を濾過し、溶媒を除去した。粗残渣を、0−20%2MのNH3:MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た(970mg;65%)。
MS(ES+) m/z 308(MH+)
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−5,7−ジフルオロ−2(1H)−キノリノン(150mg;0.49mmol)および2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例2(c)またはWO03/087098、実施例19(d)を参照)(80mg;0.49mmol)を、クロロホルムおよびMeOH(5ml:1ml)の5:1混合物に溶解し、室温で1時間撹拌した。ついで、NaBH(OAc)3(310mg;1.47mmol)で処理し、さらに2時間同条件下で撹拌した。ついで、溶媒を反応物から除去し、粗残渣を、0−20%2MのNH3:MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製した。所望の生成物を含有するフラクションを濃縮して、標題化合物の遊離塩基を得た(200mg;89%)が、これは純粋でなかったので、さらに、MDAPにより精製して、標題化合物(30mg;14%)を直接二ギ酸塩として得た。
MS(ES+) m/z 457(MH+)
δHMeOD、(400MHz)1.74(m,2H),2.17(d,2H),2.37(m,2H),2.83(t,2H),3.19(m,1H),3.25−3.40(m,2H),4.21(d,2H),4.35(m,2H),4.38(m,2H),4.49(t,2H),6.66(d,1H),6.96−7.02(m,2H),7.29(d,1H),8.05(d,1H),8.13(s,1H),8.28(bs,2H)
δHMeOD,(400MHz)1.75(m,2H),2.19(d,2H),2.45(t,2H),2.90(t,2H),3.19(m,1H),3.25−3.4(m,2H),4.36(s,2H),4.45−4.52(m,4H),4.59(m,2H),6.67(d,1H),7.00(m,1H),7.25(s,1H),7.30(d,1H),8.05(d,1H),8.28(bs,2H)
MS(ES+) m/z 458(MH+)
4−フルオロ−1,2−ベンゼンジアミン(44.9g)およびトルエン中50%グリオキシル酸エチル(74.53ml)のエタノール(1L)中混合物を、3.5時間加熱還流し、氷浴で冷却し、得られた固体を回収し、エタノールで2回洗浄し、減圧下40℃で乾燥して、固体(51.4g;88%)を得、これは7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノンおよび6−フルオロ−2(1H)−キノキサリノンの1:2混合物であった。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 165(MH+)
7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノンおよび6−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン(20g、0.122mol)の1:2混合物、乾燥DMF(250ml)および無水炭酸カリウム(50.5g、0.38mol)の混合物を、ヨウ化アリル(12.3ml、0.134mol)で処理し、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を蒸発させて、乾燥し、水を加え、混合物をDCMで抽出し(3×)、水で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、蒸発させた。0−40%酢酸エチル−ヘキサンで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに2回付した。最初のフラクションから、7−フルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノキサリノン(4.7g)が得られた[後のフラクションは、6−フルオロ−異性体(6.7g)を含有していた]。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 205(MH+)
7−フルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノキサリノン(2.4g、11.77mmol)の1,4−ジオキサン(140ml)および水(250ml)中溶液を、四酸化オスミウム(水中4%溶液;14.5ml)および過ヨウ素酸ナトリウム(11.9g)で処理し、混合物を室温で1.5時間撹拌した。蒸発させて、シリカゲルで乾燥し、1:1酢酸エチル−ヘキサン、ついで、酢酸エチルで溶出する300gシリカゲルカラムのクロマトグラフィーに付した。最初のフラクションから、(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)アセトアルデヒドを得、これを、エーテル/DCM3:1でトリチュレートして、生成物を得た(1.56g)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 207(MH+)
7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)アセトアルデヒド(2.48g、12mmol)および1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(3.61g、18mmol)のMeOH(10ml)およびクロロホルム(20ml)中溶液を、一晩室温で撹拌し、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(7.6g、36mmol)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。水および炭酸ナトリウム溶液を加え、混合物をDCM(3×)で抽出し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、蒸発させて、0−10%MeOH−DCMで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、生成物を泡沫体として得た(4.0g)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 391(MH+)
1,1−ジメチルエチル {1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(4.0g)の乾燥MeOH(15ml)および乾燥DCM(30ml)中溶液を、1,4−ジオキサン中4M塩化水素(30ml)で処理し、室温で3時間撹拌した。これを蒸発させて、乾燥し、不溶性生成物をMeOH(50ml)中で加熱し、冷却し、濾過し、冷MeOH、ついで、エーテルで洗浄して、固体を得た(3.05g)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 291(MH+)
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン二塩酸塩(60mg;0.166mmol)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例7(d)を参照)(32mg、0.166mmol)のMeOH(3ml)、クロロホルム(3ml)およびトリエチルアミン(0.06ml)中溶液を室温で1時間撹拌し、ついで、70℃で一晩加熱した。これを冷却し、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(0.106g;0.5mmol)を加え、混合物を室温で5時間撹拌した。さらに、3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボアルデヒド(4mg)を加え、混合物を室温で3時間撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(53mg)を加え、混合物を室温で72時間撹拌した。水および炭酸ナトリウム溶液を加え、混合物を10%MeOH−DCM(3x)で抽出し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、蒸発させて、0−15%MeOH−DCMで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、標題化合物の遊離塩基を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 469(MH+)
δH(CDCl3),(400MHz)1.40−1.53(2H,m),1.92(2H,br.d),2.20(2H,t),2.55(1H,m),2.65−2.70(2H,m),2.98(2H,m),3.49(2H,s),3.83(2H,s),4.30(2H,m),6.98(1H,d),7.06(1H,m),7.12(1H,m),7.58(1H,d),7.86(1H,m),8.20(1H,s),8.30(1H,br.s)
この物質をDCM/MeOH中に溶解し、1MのHCl/ジエチルエーテルを加え、ついで、蒸発させて乾燥して、二塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基のものと同様である。
2−ブロモ−5−フルオロ−3−ニトロピリジン(1.176g、5.321mmol)のMeOH中2MのNH3(20ml)中の溶液を、オートクレーブ中にシールし、75℃で6時間加熱し、ついで、90℃でさらに18時間加熱した。反応混合物を冷却し、蒸発させて、飽和NaHCO3水溶液(100ml)でトリチュレートして、ついで、5%MeOH/DCM(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、溶媒を除去した。残渣を、DCM中0−5%MeOH勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、所望の化合物を黄色固体として得た(561mg、67%)。
MS(ES+) m/z 158(MH+)
5−フルオロ−3−ニトロ−2−ピリジンアミン(561mg、3.573mmol)のエタノール(100ml)中の懸濁液を、10%Pd/C(100mg)を加えて処理し、混合物を室温にて1気圧の水素雰囲気下で5時間撹拌した。ついで、反応混合物をセライトの薄層パッドで濾過し、EtOH(500ml)で洗浄した。濾液を蒸発させて、所望の生成物を灰色固体として得た(435mg、96%)。
MS(ES+) m/z 128(MH+)
5−フルオロ−2,3−ピリジンジアミン(435mg、3.425mmol)およびグリオキシル酸一水和物(410mg、4.453mmol)の水(30ml)中溶液を室温で18時間撹拌した。反応物を約5mlに濃縮して、得られた沈殿物を濾過し、酢酸エチルでトリチュレートし、濾過し、ジエチルエーテルで洗浄し、ついで、減圧下で乾燥して、所望の生成物をわずかに純粋でない褐色固体として得た(306mg、54%)。
MS(ES+) m/z 166(MH+)
異性体の7−フルオロピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オンを、トリチュレーションで用いた有機物を蒸発させることにより純粋でない褐色固体として得た。
7−フルオロピリド[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン(306mg、1.855mmol)を乾燥DMF(10mL)中でアルゴン雰囲気下室温で懸濁させ、撹拌懸濁液をK2CO3(845mg、6.12mmol)およびヨウ化アリル(223μl、2.41mmol)で処理した。ついで、これを1時間撹拌し、ついで、水(100ml)を加えた。ついで、混合物をDCM(2×200ml)および5%MeOH/DCM(100ml)で抽出した。合した有機抽出物を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させ、DCM中0−10%MeOH勾配でのカラムシリカのクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を黄色固体として得た(177mg、47%)。
MS(ES+) m/z 206(MH+)
7−フルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)ピリド[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン(163mg、0.795mmol)を1,4−ジオキサン(5ml)および水(5ml)中に溶解した。過ヨウ素酸ナトリウム(426mg、1.99mmol)を加え、ついで、四酸化オスミウム(0.17mlの4%水溶液)を加えた。混合物室温で2時間撹拌し、ついで、水(20ml)で処理し、20%MeOH/DCM(3×100ml)で抽出した。有機抽出物を合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させて、(7−フルオロ−2−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−1(2H)−イル)アセトアルデヒド(ほとんどがメチルヘミアセタールとして存在する)を純粋でない褐色油として得た(193mg、117%)。
MS(ES+) m/z 207(MH+)240(メチルヘミアセタールH+)
(7−フルオロ−2−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−1(2H)−イル)アセトアルデヒド(ほとんどがメチルヘミアセタールとして存在する)(193mg、推定0.795mmol)および1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)を参照)(277mg、0.795mmol)のクロロホルム(10ml)およびMeOH(0.5ml)中溶液を、アルゴン雰囲気下室温で2時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(377mg、1.59mmol)を加えた。反応物を1時間撹拌し、ついで、さらにNaBH(OAc)3(377mg、1.59mmol)を加えた。反応物をさらに1時間撹拌し、ついで、飽和NaHCO3水溶液(50ml)を加えた。反応物をDCM(3×100ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−10%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を純粋でない油として得た(195mg、45%)。
MS(ES+) m/z 541(MH+)
1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル){1−[2−(6−フルオロ−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(195mg、0.361mmol)のクロロホルム(5ml)およびMeOH(5ml)中溶液に、1,4−ジオキサン中4MのHCl(5ml)を加え、反応物を室温で0.5間撹拌し、ついで、蒸発させ、飽和NaHCO3水溶液(30ml)を加えた。ついで、反応物をDCM中20%MeOH(3×100ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−20%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を黄色油として得た(58mg、37%)。
MS(ES+) m/z 441(MH+)
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)1.32−1.65(2H,m),1.85−2.00(2H,m),2.10−2.30(2H,m),2.51−2.72(3H,m),2.85−3.05(2H,m),3.81(2H,s),4.26−4.63(m,6H),6.83(1H,s),7.62(1H,dd,J9,3Hz),8.10(1H,s),8.46(1H,s),8.51(1H,d,J2.5Hz)
この化合物を、得られた遊離塩基を1:1DCM:MeOH中に溶解し、ジエチルエーテル中の1当量の1MのHClを加えて、HCl塩に変換した。ついで、蒸発させて乾燥して、黄色固体(33mg)を得た。
4−メトキシベンジルアルコール(6.2ml、50mmol)の乾燥エーテル(120ml)中溶液を、三臭化リン(2.07ml、22mmol)で処理した。混合物を1時間加熱還流し、冷却し、水で2回洗浄し、乾燥し、溶媒を蒸発させた。かくして得られた4−メトキシ臭化ベンジルを4−ブロモ−1,2−ジヒドロ−3,6−ピリダジンジオン(調製に関しては、実施例6(a)を参照)(4g、21mmol)および炭酸カリウム(8.28g、60mmol)の乾燥DMF(60ml)中混合物に加え、室温で一晩撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、水で3回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させて、低容量にした。いくらかの固体を濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を蒸発させて、乾燥し、残渣を、20%酢酸エチル/ヘキサン、ついで、100%酢酸エチルで溶出するシリカのクロマトグラフィーに付した。これから、低極性の2つの所望の生成物(3.233g)、極性の高い2つの所望の生成物(1.626g)およびこれらの混合物(1.351g)を得た。総収量:6.30g、70%。
低極性生成物:MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 431および433(MH+、15%)、121(100%)
高極性生成物:MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 431および433(MH+、15%)、121(100%)
アルゴンを、4−ブロモ−2−{[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−6−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)−3(2H)−ピリダジノンおよび5−ブロモ−2−{[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−6−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)−3(2H)−ピリダジノン(1.35g、3.14mmol)の乾燥1,4−ジオキサン(7.5ml)中の混合物に20分間通した。ついで、溶液をビス(トリ−t−ブチルホルフィン)パラジウム(0)(32mg、0.0628mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(29mg、0.0314mmol)、ジシクロヘキシルメチルアミン(0.74ml、3.45mmol)およびn−アクリル酸ブチル(0.543ml、3.78mmol)で処理し、ついで、アルゴン雰囲気下室温で1時間撹拌し、ついで、95℃で一晩撹拌した。混合物を酢酸エチルおよび水間で分配し、分離し、水層を酢酸エチルで再び抽出した。合した有機溶液を乾燥し、蒸発させ、残渣を、15%酢酸エチル/ヘキサン、ついで、35%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するクロマトグラフィーにより精製した。
低極性生成物((2E)−3−[2−{[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−6−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−4−ピリダジニル]−2−プロペン酸ブチル)(838mg、55%)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 479(MH+,70%)、121(100%)
高極性生成物((2E)−3−[1−{[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−3−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−4−ピリダジニル]−2−プロペン酸ブチル)(580mg、39%)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 479(MH+,70%)、121(100%)
方法A
(1)3−(2−{[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−3,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリダジニル)プロパン酸ブチル
(2E)−3−[2−{[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−6−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−4−ピリダジニル]−2−プロペン酸ブチル)(838mg)のエタノール(15ml)/1,4−ジオキサン(10ml)中溶液を、10%Pd/C(400mg)で処理し、室温で2時間水素雰囲気下で撹拌した。触媒をKieselguhrを用いて濾過し、濾液を蒸発させ、1,4−ジオキサン中に再溶解し、溶液を蒸発させて、乾燥して、生成物を無色油として得た(0.56g、89%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 361(MH+,60%)、121(100%)
3−(2−{[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−3,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリダジニル)プロパン酸ブチル(0.56g、1.56mmol)を乾燥THF(30ml)中に溶解した。溶液を、アルゴン雰囲気下で−30℃に冷却し、THF(1.8ml、1.8mmol)中水素化アルミニウムリチウムの1M溶液を加え、0℃にゆっくりと加温し、氷浴で30分間撹拌した。2M塩酸をpH3になるまで加え、混合物を水および酢酸エチル間で分配した。水層を酢酸エチルで再抽出し、合した有機溶液を乾燥し、蒸発させた。残渣を、酢酸エチルで溶出するシリカのクロマトグラフィーに付して、生成物を白色固体として得た(300mg、67%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 291(MH+,30%)、121(100%)
5−(3−ヒドロキシプロピル)−1−{[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−1,2−ジヒドロ−3,6−ピリダジンジオン(2.734g)をアニソール(10ml)およびTFA(100ml)で処理し、40℃で一晩撹拌した。溶液を冷却し、蒸発させて、乾燥し、30分間減圧下に維持した。ついで、残渣をMeOH(150ml)中に溶解し、12時間還流し、冷却し、蒸発させた。残渣を1時間減圧下に保持し、エーテルでトリチュレートし、固体を濾過した。減圧下で乾燥して、生成物を固体として得た(1.48g、92%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 171(MH+,100%)
4−(3−ヒドロキシプロピル)−1,2−ジヒドロ−3,6−ピリダジンジオン(1.48g、8.7mmol)のTHF(105ml)中懸濁液を、5分間超音波浴に保持し、ついで、アルゴン雰囲気下氷浴で冷却した。トリフェニルホスフィン(3.67g、14mmol)を加え、ついで、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(2.76ml、14mmol)を加えた。30分後、溶媒を蒸発させ、残渣を減圧下で一晩保持した。最初に2.5%MeOH/DCMでトリフェニルホスフィンオキシドを除去するまで溶出し、ついで、5%MeOH/DCMで溶出するシリカのクロマトグラフィーにより精製して、生成物を灰白色固体として得た(1.049g、79%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 153(MH+,100%)
(5)3−(1−{[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−3,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリダジニル)プロパン酸ブチル
(2E)−3−[1−{[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−3−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−4−ピリダジニル]−2−プロペン酸ブチル)(580mg)のエタノール(15ml)/1,4−ジオキサン(5ml)中溶液を、10%Pd/C(400mg)で処理し、水素雰囲気下室温で2時間撹拌した。触媒をKieselguhrを用いて濾過し、濾液を蒸発させ、1,4−ジオキサン中に再び溶解し、溶液を蒸発させて、乾燥させて、生成物を得た(0.43g、98%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 361(MH+,50%)、121(100%)
3−(1−{[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−3,6−ジオキソ−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリダジニル)プロパン酸ブチル(0.43g、1.19mmol)を乾燥THF(20ml)中に溶解した。溶液を、アルゴン雰囲気下で−30℃に冷却し、水素化アルミニウムリチウムのTHF中中1M溶液(1.4ml、1.4mmol)を加え、0℃にゆっくりと加温し、氷浴で30分間撹拌した。2M塩酸をpHが3になるまで加え、混合物を水および酢酸エチル間で分配した。水相を酢酸エチルで再抽出し、合した有機溶液を乾燥し、蒸発させた。得られた固体を酢酸エチルでトリチュレートし、濾過し、酢酸エチルで洗浄し、減圧下で乾燥して、生成物を得た(241mg、70%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 291(MH+,10%)、121(100%)
4−(3−ヒドロキシプロピル)−1−{[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−1,2−ジヒドロ−3,6−ピリダジンジオン(2.624g、9.1mmol)のTHF(100ml)中懸濁液を、超音波浴で15分間保持した。トリフェニルホスフィン(3.57g、13.6mmol)を、アルゴン雰囲気下で加え、ついで、反応混合物を−10℃に冷却し、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(2.68ml、13.6mmol)を加え、混合物を室温にゆっくりと加温した。1時間後、溶媒を蒸発させた。シリカのクロマトグラフィーに付し、最初に酢酸エチルで溶出して副生成物を得、ついで、10%エタノール/酢酸エチルで溶出して、わずかにトリフェニルホスフィンオキシドを含有する生成物(2.55g)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 273(MH+,50%)、121(100%)
2−{[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−6,7−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリダジン−3(5H)−オン(2.75g、10.1mmol)をアニソール(10ml)およびTFA(100ml)で処理し、70℃で24時間撹拌した。溶液を冷却し、蒸発させ、残渣を、2.5%MeOH/DCM中に溶解した。これをシリカのカラムに付し、ついで、この溶媒混合物で溶出し、ついで、5%MeOH/DCMで溶出して、生成物を灰白色固体として得た(1.36g、88%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 153(MH+,100%)
6,7−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリダジン−3(5H)−オン(152mg、1mmol)のDMF(2.5ml)中溶液を、アルゴン雰囲気下で氷冷し、水素化ナトリウム(60mgの油中60%分散液、1.5mmol)で処理し、1時間撹拌し、室温に加温した。N−フェニル−ビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)(505mg、1mmol)を加え、2時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および水(2回)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させた。40%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するクロマトグラフィーに付して、生成物を白色固体として得た(228mg、80%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 285(MH+,100%)
アルゴンを、15分間、6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルトリフルオロメタンスルホネート(228mg、0.8mmol)の1,2−ジメトキシエタン(6.5ml)中溶液にバブリングした。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(50mg、0.0475mmol)を加え、溶液を20分間アルゴン雰囲気下で撹拌した。ついで、混合物を炭酸カリウム(111mg、0.8mmol)、水(1.9ml)およびトリエテニルボロキシンピリジン複合体(180mg、0.75mmol)で処理した。2時間80℃で撹拌した後、混合物を冷却し、DCMおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液間で分配した。層を分離し、水溶液を20%MeOH/DCMで2回抽出した。合した有機溶液を、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させ、残渣を、酢酸エチルで溶出するシリカのクロマトグラフィーに付して、生成物を白色固体として得た(100mg、77%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 163(MH+,100%)
3−エテニル−6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−c]ピリダジン(100mg、0.617mmol)の1,4−ジオキサン(5.5ml)/水(1.1ml)中溶液を、氷/水中で冷却し、過ヨウ素酸ナトリウム(306mg、1.43mmol)および4%四酸化オスミウム水溶液(0.55ml)で処理した。混合物を室温で1時間加温し、ついで、合計4.75時間撹拌し、溶媒を蒸発させた。1,4−ジオキサンを加え、蒸発させて、数mlのDCMを加え、混合物を超音波浴中に保持した。全ての混合物をシリカカラムに適用し、酢酸エチルで溶出して、生成物(55mg、54%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 165(MH+,100%)
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン二塩酸塩(60mg;0.166mmol)および6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−c]ピリダジン−3−カルボアルデヒド(30mg、0.183mmol)のMeOH(3ml)、クロロホルム(3ml)およびトリエチルアミン(0.06ml)中溶液を、室温で一晩撹拌した。これを冷却し、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(0.106g;0.5mmol)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。さらに6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−c]ピリダジン−3−カルボアルデヒド(10mg)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(53mg)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。水および炭酸ナトリウム溶液を加え、混合物を10%MeOH−DCMで抽出し(3×)、乾燥し(硫酸ナトリウム)、蒸発させて、0−20%MeOH−DCMで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、遊離塩基(25mg)の標題化合物を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 439(MH+)
δH(CDCl3),(400MHz)1.40−1.52(2H,m),1.92(2H,br.d),2.10(2H,m),2.20(2H,t),2.65(1H,m),2.70(2H,m),2.85(2H,m),3.01(2H,d),4.02(2H,s),4.33(2H,m),4.42(2H,m),7.06(1H,m),7.12(1H,m),7.28(1H,s),7.86(1H,m),8.22(1H,s)
クロロホルム/DCM中の遊離塩基を、過剰のシュウ酸(約20mg)でエーテル(2ml)中で処理し、溶液を蒸発させて、乾燥した。エーテルを加え、淡黄色固体を回収し、エーテルで洗浄し、標題化合物(31mg)を得た。
フェニルメチル (2−ブロモエチル)カルバメート(12.9g、50mmol)(フェニルメチル (2−ブロモエチル)カルバメートおよびクロリドカルボン酸フェニルメチルから、A.J.BrouwerおよびR.M.J.Liskamp,European Journal of Organic Chemistry(2005),(3),487−495の方法に従って調製した)、1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(10g、50mmol)、炭酸カリウム(6.9g、50mmol)、アセトニトリル(100ml)およびDMF(30ml)の混合物を、40℃で2.5日間撹拌した。溶媒を無機残渣からデカントし、蒸発させた。残渣を酢酸エチルおよび希ブライン間で分配した。有機抽出物を乾燥(MgSO4)し、蒸発させて、白色固体を得た(17.6g、93%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z :378(MH+)
1,1−ジメチルエチル {1−[2−({[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アミノ)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(8.2g、21.8mmol)のエタノール(500ml)中溶液を、一晩、10%炭素担持パラジウム(水で50%分散、4.0g)で水素化した。混合物を濾過し、蒸発させて、クロロホルムと共沸させて、標題中間体(5.4g、100%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z :244(MH+)
2−クロロ−6−(メチルオキシ)−3−ニトロピリジン(1.9g、10mmol),1,1−ジメチルエチル [1−(2−アミノエチル)−4−ピペリジニル]カルバメート(2.43g、10mmol)および炭酸カリウム(1.4g、10mmol)のアセトニトリル(35ml)およびDMF(10ml)中混合物を、40℃で30分間加熱した。混合物を濾過し、アセトニトリルで洗浄し、蒸発させた。残渣を最小量のDCM(15ml)中に溶解し、ついで、水(1ml)で洗浄した。有機抽出物をシリカカラムに加え、ついで、ヘキサン中0−100%酢酸エチルで溶出して、黄色固体(3.1g、78%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z :396(MH+)
1,1−ジメチルエチル [1−(2−{[6−(メチルオキシ)−3−ニトロ−2−ピリジニル]アミノ}エチル)−4−ピペリジニル]カルバメート(3.0g、7.6mmol)のエタノール(500ml)中溶液を、10%炭素担持パラジウム(水で50%分散、1.5g)で水素化した。混合物を濾過し、蒸発させて、クロロホルムと共沸させて、淡油を得た(2.8g、100%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z :366(MH+)
1,1−ジメチルエチル [1−(2−{[3−アミノ−6−(メチルオキシ)−2−ピリジニル]アミノ}エチル)−4−ピペリジニル]カルバメート(2.8g、7.6mmol)、ブロモ酢酸エチル(0.85ml、1.3g、7.6mmol)および炭酸カリウム(2g、15.2mmol)のアセトニトリル(40ml)およびDMF(20ml)中混合物を、アルゴン雰囲気下で一晩撹拌した。混合物を濾過し、アセトニトリルで洗浄し、蒸発させた。残渣を最小量のDCM(20ml)中に溶解し、水(20ml)で洗浄した。有機抽出物をシリカカラムに加え、ついで、ヘキサン中0−100%酢酸エチルで抽出して褐色油を得た(1.3g、38%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z :452(MH+)
N−[2−({2−[4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}アミノ)−6−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]グリシン酸エチル(1.2g、2.7mmol)のトルエン(400ml)中溶液を、アルゴン雰囲気下で24時間加熱還流した。この溶液を室温で二酸化マンガン(2.0g、23mmol)で処理した。7時間後、混合物を濾過し、暖トルエンで処理し、ついで、蒸発して、暗油を得た。ヘキサン中0−100%酢酸エチルで溶出するシリカのクロマトグラフィーに付して、黄色固体(470mg、43%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z :404(MH+)
1,1−ジメチルエチル (1−{2−[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート(470mg、1.2mmol)のDCM/トリフルオロ酢酸(10ml/10ml)中溶液を、室温で30分間撹拌し、ついで、蒸発させて、乾燥した。残渣をエーテルでトリチュレートし、ついで、残った固体を減圧下で乾燥した。固体をDCM/MeOH(20ml/20ml)中に溶解し、MP−カルボネート樹脂(1グラムあたり2.3mmolのカルバメート、3g、約8mmol)で処理した。1.5時間後、混合物を濾過し、小容量のDCMおよびMeOHで洗浄した。合した濾液を蒸発させて、黄色油を得た(樹脂からの粒子物質により汚染していた)。この残渣をDCM中20%MeOH(20ml)で処理し、濾過し、蒸発させて、黄色油を得た(350mg、100%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z :304(MH+)
4−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−6−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オン(150mg、0.494mmol)および2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例2(c)またはWO03/087098、実施例19(d)を参照)(82mg、0.496mmol)の無水DCM(10ml)および無水MeOH(1ml)中溶液を、室温で5分間撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(316mg、1.49mmol)を加え、混合物を撹拌し、アルゴン雰囲気下で18時間撹拌し、飽和NaHCO3水溶液(5ml)および10:1DCM:MeOH(10ml)で洗浄した。層を分離し、水層を10:1DCM:MeOH(5ml)で洗浄した。有機抽出物を合し、ブラインで洗浄し、疎水性フリットに通し、蒸発させて、橙色ガムを得た。0%〜30%DCM/MeOH勾配で溶出する20gシリカカラムに付して、標題化合物の遊離塩基を無色ガムとして得た(128mg、57%)。
MS(ES+) m/z 453(MH+)
1H NMRδ(CDCl3)1.44(2H,m),1.90(2H,m),2.18(2H,m),2.58(1H,m),2.74(2H,m),3.04(2H,m),3.81(2H,s),4.03(3H,s),4.27(2H,m),4.32(2H,m),4.58(2H,t,J=7.2Hz),6.73(1H,d,J=8.4Hz),6.82(1H,s),8.01(1H,d,J=8.4Hz),8.09(1H,s),8.15(1H,s)
遊離塩基(128mg、0.283mmol)のクロロホルム(3.5ml)中溶液を、ジエチルエーテル中1MのHCl(1ml)および無水ジエチルエーテル(4ml)で処理した。遠心分離した後、溶媒をデカントし、固体を乾燥して、標題化合物をクリーム色の固体として得た(154mg)。
(5−({[4−(メトキシ)フェニル]メチル}オキシ)−4−{[(トリフルオロメチル)スルホニル]オキシ}−2−ピリジニル)酢酸メチル(合成に関しては、WO2004058144、実施例60(d)を参照)(10g、23mmol)をアセトニトリル(400ml)およびトリエチルアミン(65ml)中に溶解し、ヨウ化銅(I)(0.44g、2.3mmol)を加えた。混合物を脱気し、アルゴンブランケット下に置いた。トリメチルシリルアセチレン(10ml、69mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロライド(0.645g、0.9mmol)を加え、混合物を45℃で18時間加熱した。ついで、混合物を冷却し、濾過した。濾液を蒸発させて、乾燥し、残渣を酢酸エチルおよび水間で分配した。有機層を分離し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、40−60℃石油エーテル中20−75%酢酸エチルで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して油を得た(8.4g、96%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 384(MH+)
DCM(70ml)中の{5−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)−4−[(トリメチルシリル)エチニル]−2−ピリジニル}酢酸メチル(8.45g、22mmol)を、トリフルオロ酢酸(9.4ml)およびトリエチルシラン(3.33ml)で処理し、常温で18時間撹拌した。混合物を蒸発させて、乾燥し、DCM中の2−8%MeOHで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して油を得た(10g、100%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 264(MH+)
{5−ヒドロキシ−4−[(トリメチルシリル)エチニル]−2−ピリジニル}酢酸メチル,トリフルオロアセテート)(10g、22mmol)をピリジン(200ml)中に溶解し、ヨウ化銅(I)(5.2g、27mmol)で処理し、ついで、18時間加熱還流した。混合物を冷却し、蒸発させて、乾燥し、残渣を酢酸エチルおよび水間で分配した。この混合物をKieselguhrで濾過して、銅残渣を得た。有機層を濾液から分離し、乾燥し、40−60℃石油エーテル中10−60%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付した。これにより、フロ[2,3−c]ピリジン−5−イル酢酸メチル(1.15g、27%)および低極性生成物[2−(トリメチルシリル)フロ[2,3−c]ピリジン−5−イル]酢酸メチル(1.3g、23%)を油として得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 192(MH+)およびMS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 264(MH+)
フロ[2,3−c]ピリジン−5−イル酢酸メチル(1.15g)の1,4−ジオキサン(30ml)および水(10ml)中溶液を、2M水酸化ナトリウム(12ml)で処理し、ついで、常温で18時間撹拌した。ついで、混合物を酢酸エチルおよび水間で分配した。有機フラクションを分離し、乾燥させ、蒸発させて、乾燥した。これにより油を得た(0.63g、70%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 150(MH+)
フロ[2,3−c]ピリジン−5−イルメタノール(1.29g、8.7mmol)をエタノール(50ml)中に溶解し、室温1気圧で10%炭素担持パラジウムペーストを用いて18時間水素化した。混合物をKieselguhrで濾過し、濾液を蒸発させて、乾燥して標題化合物を調製を得た(1.31g、100%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 152(MH+)
2,3−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリジン−5−イルメタノール(1.31g、8.7mmol)をDCM(100ml)中に溶解し、二酸化マンガン(IV)(6g、69mmol)で処理し、19時間加熱還流した。Kieselguhrで濾過し、濾液を蒸発させて、油を得た(0.9g、70%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 150(MH+)
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン二塩酸塩(60mg;0.166mmol)および2,3−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリジン−5−カルボアルデヒド(30mg、0.20mmol)のMeOH(3ml)、クロロホルム(3ml)およびトリエチルアミン(0.06ml)中溶液を、3Aモレキュラーシーブと一晩加熱還流した。これを冷却し、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(0.11g;0.52mmol)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩基性化し、水相を数回10%MeOH−DCMで抽出した有機フラクションを乾燥し、蒸発させた。0−20%MeOH−DCMで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、標題化合物の遊離塩基を得た(50mg、71%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 424(MH+)
δH(CDCl3),(250MHz)1.49(2H,m),1.93(2H,br.d),2.19(2H,t),2.59(1H,m),2.67(2H,t),2.98(2H,br.d),3.22(2H,t),3.87(2H,s),4.31(2H,t),4.61(2H,t),7.08(1H,m),7.13(1H,m),7.21(1H,s),7.86(1H,dd),8.07(1H,s),8.22(1H,s)
クロロホルム/DCM中の遊離塩基を、1,4−ジオキサン中の0.4M塩化水素(0.6mL)で処理し、蒸発させて、乾燥させて、二塩酸塩を得た。
δH(CDCl3),(250MHz)1.49(2H,m),1.92(2H,br.d),2.19(2H,t),2.55(1H,m),2.69(2H,t),2.99(2H,br.d),3.83(2H,s),4.31(2H,t),4.63(2H,s),6.95(1H,d),7.08(1H,m),7.14(1H,m),7.20(1H,d),7.85(1H,dd),8.22(1H,s)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 453(MH+)
クロロホルム/DCM中の遊離塩基を、1,4−ジオキサン中の0.4M塩化水素(0.75mL)で処理し、蒸発させて、乾燥させて、二塩酸塩を得た。
3,4,6−トリクロロピリダジン(25g)のテトラヒドロフラン(200ml)およびトリエチルアミン(19ml)中溶液を、0℃で(氷浴で冷却)、2−メルカプトエタノール(8.33ml)で5分間にわたって処理した。添加が完了した後、混合物を室温で72時間撹拌した。混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液およびDCMと撹拌し、固体を回収し、水、エーテルおよびペンタンで洗浄し、減圧下で乾燥した(22.9g)。合した水性および有機フラクションを蒸発させて、半分の容量にし、さらに固体を得、これを洗浄し、上記のように乾燥した(5.0g)。NMRによるとブロモ−アナログ(5−10%)を含有する総収量(27.9g;91%)の固体を得た。
2−[(3,6−ジクロロ−4−ピリダジニル)チオ]エタノール(13g)(前もって減圧下50℃で乾燥した)の乾燥1,4−ジオキサン(250ml)中の溶液を、水素化リチウム(3g)で処理し、105−110℃で24時間加熱した。反応混合物を冷却し、氷水でクエンチした。溶液を5M塩酸でpH10−11にし、蒸発させた。水を加え、混合物を4×DCMで抽出し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、蒸発させて、0−100%酢酸エチル−ヘキサンで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、白色固体を得た(1.61g)(約10%のブロモ種を含有する)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 189/91(ClMH+);233/5(BrMH+)
δH(CDCl3,400MHz)3.23(2H,m),4.67(2H,m),7.26(1H,s)(主クロロ化合物)
3−クロロ−6,7−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリダジン(1.0g)のジメトキシエタン(2ml)中溶液を、アルゴン雰囲気下で脱気し、ついで、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(135mg)、炭酸カリウム(0.695g)、トリエテニルボロキシンピリジン複合体(0.8g)および水(3.7ml)を加えた。混合物を一晩105℃で加熱した。さらにトリエテニルボロキシンピリジン複合体(0.4g)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(30mg)を加え、24時間加熱した。混合物を冷却し、炭酸水素ナトリウム水溶液で処理し、DCMで4回抽出し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、蒸発させ、0−100%酢酸エチル−ヘキサンで溶出するシリカゲル(70g)のクロマトグラフィーに付して、固体(0.56g)(LC−MSにより87%純度)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 181(MH+)
3−エテニル−6,7−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリダジン(320mg)の1,4−ジオキサン/水(20ml/5ml)中の溶液を、四酸化オスミウム水溶液(4%w/v、2ml)および過ヨウ素酸ナトリウム(1.0g)で処理し、最初に氷浴で撹拌し、ついで、室温に加温した。2.5時間後、混合物を蒸発させて、乾燥し、1,4−ジオキサンおよびクロロホルム中に溶解した。シリカゲルを加え、混合物を蒸発させて、乾燥し、シリカカラム(50g)に加え、ヘキサン中0−100%酢酸エチルで溶出するクロマトグラフィーに付して、白色固体を得た(116mg、36%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 183(MH+)
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン二塩酸塩(60mg;0.166mmol)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボアルデヒド(35mg、0.20mmol)のMeOH(3ml)、クロロホルム(3ml)およびトリエチルアミン(0.06ml)中溶液を、3Aモレキュラーシーブと一晩加熱還流した。これを冷却し、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(0.11g;0.52mmol)を加え、混合物を室温で7〜8時間撹拌した。さらにトリアセトキシボロヒドリド(100mg)を加え、一晩撹拌した。さらに、トリアセトキシボロヒドリド(100mg)を加え、ついで、さらに50mg、さらに8時間後アルデヒド(5mg)と一緒に加えた。ふたたび一晩撹拌した。炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩基性化し、水相を10%MeOH−DCMで数回抽出した。有機フラクションを乾燥し、蒸発させた。0−20%MeOH−DCMで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物の遊離塩基を得た(25mg、33%)。
δH(CDCl3),(250MHz)1.54(2H,m),1.99(2H,br.d),2.28(2H,t),2.66(1H,m),2.72(2H,t),3.05(2H,br.d),3.21(2H,m),4.02(2H,s),4.37(2H,t),4.67(2H,m),7.07(1H,m),7.21(1H,dd),7.36(1H,s),7.85(1H,dd),8.22(1H,s)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 457(MH+)
クロロホルム/DCM中の遊離塩基を、1,4−ジオキサン中の0.4M塩化水素(0.25ml)で処理し、蒸発させて、乾燥させて、二塩酸塩を得た。
(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)アセトアルデヒドメチルヘミアセタール(200mg、0.8396mmol)および1,1−ジメチルエチル [(3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル]カルバメート(合成に関しては、WO2004058144、実施例5(c)を参照)、cis−(3−ヒドロキシ−ピペリジン−4−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルエナンチオマー1)(182mg、1当量)をクロロホルム(10ml)とMeOH(0.5ml)中、アルゴン雰囲気下で2時間撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(534mg、3当量)を加え、混合物を室温で一晩撹拌し、ついで、飽和炭酸水素ナトリウム(20ml)によりクエンチし、DCM中20%v:vMeOH(3×200ml)で抽出した。有機抽出物を合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて粗生成物を得、これを、DCM中0−20%(MeOH中)で溶出するカラムシリカのクロマトグラフィーにより精製した。適当なフラクションを合し、減圧下で蒸発させて、標題化合物(247mg)を灰白色泡沫体として得た。
MS(ES+) m/z 407(MH+)
1,1−ジメチルエチル {(3R,4S)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル}カルバメート(240mg、0.5905mmol)を、DCM(10ml)中に溶解し、溶液を、1,4−ジオキサン中4M塩化水素(2mL)で処理した。沸騰および沈殿形成が観察された。2時間後、溶媒を減圧下で除去し、残渣を減圧下で一晩乾燥し、1−{2−[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]エチル}−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩を灰白色固体として得た(220mg)。
MS(ES+) m/z 307(MH+)
1−{2−[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]エチル}−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩(100mg、0.2637mmol)を9:1v:vクロロホルム:MeOH(5ml)中で、アルゴン雰囲気下室温で撹拌し、トリエチルアミン(129μl、3.5当量)を加えた。混合物を室温で10分間撹拌し、ついで、2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例2(c)またはWO03/087098、実施例19(d)を参照)(44mg、0.264mmol)を加え、混合物を室温で1時間撹拌し、ついで、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(168mg)を加えた処理した。ついで、混合物を室温で週末の間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム(2ml)を加え、有機相をDCMで希釈し、総容量約20mlにした。有機相を疎水性フリットを用いて分離し、水相を、DCM(2×20ml)で抽出した。合したDCM抽出液を減圧下で蒸発させ、MDAPにより精製して、標題化合物の遊離塩基を灰白色泡沫体として得た(66mg)。
1H NMRδ(400MHz,CDCl3):8.44(1H,d,J2Hz),8.34(1H,s),8.11(1H,s),7.91(1H,d,J10Hz),7.54(1H,dd,J8Hz,2Hz),6.89−6.86(2H,m),4.53−4.44(1H,m),4.36−4.20(5H,m),4.12(1H,s),4.08(2H,s),3.32−3.28(1H,m),3.03−2.99(2H,m),2.80−2.71(2H,m),2.39(1H,d,J11Hz),2.32−2.25(1H,m),1.95−1.84(2H,m)
MS(ES+) m/z 456(MH+)
この物質を、DCMに溶解し、当量の1MのHCl/ジエチルエーテルを加え、ついで、蒸発させて、乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基のものと同様である。
[7−(メトキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]アセトアルデヒドメチルヘミアセタール(200mg、0.7992mmol)および1,1−ジメチルエチル [(3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル]カルバメート(合成に関しては、WO2004058144、実施例5(c)を参照)、cis−(3−ヒドロキシ−ピペリジン−4−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルエナンチオマー1)(173mg、1当量)を、クロロホルム(10ml)とMeOH(0.5ml)中で、アルゴン雰囲気下で2時間撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(508mg、3当量)を加え、混合物を室温で週末の間撹拌し、ついで、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20ml)を添加することによりクエンチし、DCM中20%v:vMeOH(3×200ml)で抽出した。有機抽出物を合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて粗生成物を得、これを、DCM中0−20%(MeOH中)で溶出するカラムシリカのクロマトグラフィーにより精製した。適当なフラクションを合し、減圧下で蒸発させて、1,1−ジメチルエチル ((3R,4S)−3−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート(263mg)を灰白色泡沫体として得た。
MS(ES+) m/z 419(MH+)
1,1−ジメチルエチル ((3R,4S)−3−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート(258mg、0.6165mmol)をDCM(10mL)中に溶解し、溶液を1,4−ジオキサン中4M塩化水素(2ml)で処理した。沸騰および沈殿形成が観察された。2時間後、溶媒を減圧下で除去し、残渣を減圧下で一晩乾燥して、標題化合物を淡桃色固体として得た(223mg)。
MS(ES+) m/z 319(MH+)
1−{2−[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩(100mg、0.2556mmol)を9:1v:vクロロホルム:MeOH(5mL)中、アルゴン雰囲気下室温で撹拌し、トリエチルアミン(125uL、3.5当量)を加えた。混合物を室温で10分間撹拌し、ついで、2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例2(c)またはWO03/087098、実施例19(d)を参照)を加え、混合物を室温で1時間撹拌し、ついで、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(163mg)を加えて処理した。ついで、混合物を室温で週末の間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(3ml)を加え、有機相をDCMで希釈し、総容量を約20mlにした。有機相を疎水性フリットを用いて分離し、水相をDCM(2×20ml)で抽出した。合したDCM抽出液を減圧下で蒸発させ、MDAPにより精製して、標題化合物の遊離塩基を灰白色泡沫体として得た(45mg)。
1H NMRδ(CDCl3,400MHz)8.71(1H,s),8.294(1H,d,J2Hz),8.10(1H,s),7.87(1H,d,J10Hz),7.21(1H,d,J2Hz),6.85(1H,s),6.75(1H,d,J10Hz),4.58−4.46(2H,m),4.39−4.28(4H,m),4.08(1H,s),4.02(2H,s),4.00(3H,s),3.33−3.29(1H,m),3.00−2.90(2H,m),2.83−2.70(2H,m),2.42(1H,d,J11Hz),2.35−2.28(1H,m),1.92−1.81(2H,m)
MS(ES+) m/z 468(MH+)
この物質を、DCM中に溶解し、1当量の1MのHCl/ジエチルエーテルを加え、ついで、蒸発させて乾燥することにより二塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基のものと同様である。
4,5−ジフルオロ−1,2−ベンゼンジアミン(0.60g)およびトルエン(0.87ml)中50%グリオキサル酸エチルのエタノール(25ml)中の混合物を、2時間加熱還流し、ついで冷却した。一晩冷却した後、得られた固体を回収し、氷冷エタノールで洗浄し、減圧下で乾燥して、固体を得た(0.57g;75%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 183(MH+)
6,7−ジフルオロ−2(1H)−キノキサリノン(0.57g;3.13mmol)の無水炭酸カリウム(1.3g;9.4mmol)を含有する乾燥DMF(10ml)中溶液を、ヨウ化アリル(0.31ml;3.45mmol)で処理し、混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、水を加え、混合物をDCMで(3×)抽出した。抽出物を乾燥し、蒸発させて、残渣を、0−50%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、生成物(0.44g、63%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 223(MH+)
6,7−ジフルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノキサリノン(0.44g;1.98mmol)の1,4−ジオキサン(25ml)および水(50ml)中溶液を、四酸化オスミウム(水中4%溶液;2.49ml)および過ヨウ素酸ナトリウム(1.95g)で処理し、混合物を室温で2.75時間撹拌した。1,4−ジオキサンを蒸発させて除去し、水性残渣をDCM/MeOHで数回抽出した。抽出物を乾燥し、蒸発させ、残渣を、50−100%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムのクロマトグラフィーに付して、アルデヒドおよび対応するメチルヘミアセタール(約1:1,0.38g、80%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 225(MH+),239(M.CH3+ ヘミアセタールから)
6,7−ジフルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)アセトアルデヒド/メチルヘミアセタール混合物(約1:1、0.19g;0.79mmol)および1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)を参照)(0.2g、0.8mmol)の乾燥MeOH(0.2ml)およびクロロホルム(5ml)中溶液を、室温で1.5時間撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(0.5g、2.37mmol)を加え、混合物を7時間撹拌した。炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩基性化し、相を分離した。水相をDCMで数回抽出し、有機フラクションを乾燥し、蒸発させた。0−10%MeOH/酢酸エチルで溶出するシリカのクロマトグラフィーにより精製して、生成物(0.26g、59%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 558(MH+)
1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル){1−[2−(6,7−ジフルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(0.26g、0.46mmol)のDCM(5ml)およびMeOH(3ml)中溶液を、1,4−ジオキサン中の4M塩化水素(5ml)で処理し、室温で2.5時間撹拌し、蒸発させて、乾燥させて(最終的に減圧下50℃で乾燥した)、標題化合物(0.256g、105%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 458(MH+)
少量の(6−7mg)二塩酸塩を、炭酸水素ナトリウム水溶液で処理し、DCMで3回抽出した。抽出物を乾燥し、蒸発させて、少量の遊離塩基の試料を得た。
δH(CDCl3),(250MHz)1.43(2H,m),1.90(2H,br.d),2.18(2H,td),,2.55(1H,m),2.65(2H,t),2.94(2H,br.d),3.79(2H,s),4.30(4H,m),6.82(1H,s),7.29(1H,m),7.68(1H,dd),8.10(1H,s),8.25(1H,s)
フェニルメチル 4−アミノ−1−ピペリジンカルボキシレート(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(e)を参照)(14.4g粗、11g、47mmol)および6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−カルボアルデヒド(調製に関しては、実施例6(e)を参照)(6.46g、39mmol)のDCM(200ml)およびMeOH(10ml)中混合物を4時間室温で撹拌し、ついで、氷で冷却し、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(12.4g)を15分にわたって加えた。さらに2時間撹拌した後、混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液で処理して、中和した。水相をDCMで抽出し、有機フラクションを乾燥し、蒸発させた。0−10%MeOH/DCMで溶出するシリカ(750g)のクロマトグラフィーにより精製して、生成物(11.1g、62%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 385(MH+)
炭酸水素ナトリウム(7.34g)を、フェニルメチル 4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジンカルボキシレート(11.1g、29mmol)のMeOH(200ml)中溶液にゆっくりと加え、混合物を氷浴で冷却し、ついで、二炭酸ジ−tert−ブチル(6.98g、32mmol)を加えた。混合物を室温で約3日間撹拌し、ついで、濾過し、蒸発させた。0−100%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカのクロマトグラフィー(500g)に付して、生成物を白色固体として得た(11.89g、85%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 485(MH+)
フェニルメチル 4−((6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル){[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−1−ピペリジンカルボキシレート(11.89g.25mmol)のエタノール(90ml)中溶液を、10%炭素担持パラジウム(水性ペースト、2g)で21時間水素化した。混合物を濾過し、蒸発させて、白色固体を得た(8.5g、97%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 351(MH+)
1,1−ジメチルエチル (6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)−4−ピペリジニルカルバメート(0.68g、1.94mmol)および7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)アセトアルデヒド(調製に関しては、実施例34(c)を参照)(0.4g、1.94mmol)の乾燥MeOH(0.5ml)およびクロロホルム(10ml)中溶液を、室温で2時間撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(1.23g、5.82mmol)を加え、混合物を2.5時間撹拌した。炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩基性化し、相を分離した。水相をDCMで数回抽出し、有機フラクションを乾燥し、蒸発させた。0−20%MeOH/酢酸エチルで溶出するシリカ(50g)のクロマトグラフィーにより精製して、生成物(0.37g、35%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 541(MH+)
1,1−ジメチルエチル (6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル){1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(0.37g、0.68mmol)のDCM(7ml)およびMeOH(5ml)中溶液を、1,4−ジオキサン中4M塩化水素(7ml)で処理し、室温で1時間撹拌し、蒸発させて、乾燥して(最終的に減圧下50℃で乾燥した)、標題化合物を淡黄色固体として得た(0.35g、100%)。塩の一部(10mg)をNaHCO3水溶液で処理し、10%MeOH/DCMで抽出し、有機層を分離し、乾燥し、蒸発させて、遊離塩基を得た。
δH(CDCl3),(250MHz)1.44(2H,m),1.91(2H,br.d),2.18(2H,t),2.54(1H,m),2.65(2H,t),2.96(2H,br.d),4.00(2H,s),4.30(2H,t),4.35(2H,m),4.50(2H,m),7.03(1H,s),7.09(2H,m),7.86(1H,dd),8.22(1H,s)
少量の不純物のシグナル:δ3.90(t),6.66(s)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 441(MH+)
メタノール:イソプロパノール:アセトニトリル(0.2:0.2:1.2)中に溶解した1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン二塩酸塩を、過剰のイソプロピルアミンを用い、HPLC(Chiralpak IA 5u、21×250mmカラム、80:20:0.1−アセトニトリル:イソプロパノール:イソプロピルアミンで溶出する、20ml/分、50mgインジェクションで330mg、uv検出254nm)でさらに精製して、標題化合物の遊離塩基を得た(177mg)。
遊離塩基をMeOH中にスラリー化し、1.0当量の安息香酸を加え、完全な溶液を得た。濃縮して半固体にし、メチルt−ブチルエステルを加え、再び濃縮し(5x)、黄色固体を45℃で乾燥して、安息香酸塩(226mg)を得た。
δH(CD3OD),(400MHz)1.57(2H,m),2.05(2H,m),2.25(2H,m),2.78(2H,m),2.95(1H,m),3.19(2H,m),4.22(2H,s),4.45(4H,m),4.59(2H,m),7.20(1H,m),7.26(1H,s),7.42(3H,m),7.52(1H,m),7.91(1H,m),8.00(2H,m),8.18(1H,s)
方法1
MeOH(5.9mL)中の1当量の0.5Mフマル酸を、1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン(1.30g、2.95mmol)のDCM中溶液に加え、ついで、蒸発させて、標題化合物のフマル酸塩を灰白色固体として得た(1.55g)。
(a)N−(4−フルオロ−2−ニトロフェニル)グリシン酸メチル
2,5−ジフルオロニトロベンゼン(54.6g、343mmol)、グリシンメチルエステル塩酸塩(47.3g、374mmol)およびトリエチルアミン(114.5mL、818mmol)の混合物を、65℃(内部温度)で、THF(1500mL)中、3日間加熱した。さらにグリシンメチルエステル塩酸塩(30g)およびトリエチルアミン(20mL)を加え、2日間加熱した。混合物を冷却し、濾過し、蒸発させて、乾燥した。残渣を5M塩酸で処理し、橙色固体を濾過し、水(総量約2L)で洗浄し、減圧下で乾燥して、生成物(58.5g)を得た。ついで、生成物を酢酸エチル(総量600ml)で抽出し、濾過し、蒸発させた。残渣を水(1L)でスラリー過し、濾過し、乾燥して生成物を得た(40g、51%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー)229(MH+)
水(2000mL)中のN−(4−フルオロ−2−ニトロフェニル)グリシン酸メチル(40g、175mmol)を、90℃に加熱し、亜ジチオン酸ナトリウム(243.8g、1401mmol)を加えた。得られた混合物を100℃に2時間加熱し、ついで、冷却した。固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、生成物(13.75、47%)を得た。溶液を約700mLまで蒸発させることにより濃縮して、さらに沈殿を得、これを濾過し、洗浄し、乾燥して、さらに生成物を得た(1.90g:合計15.65g、54%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー)167(MH+)
7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノキサリノン(15.65g、92.88mmol)中ジクロロメタン/メタノール(1:1、600mL)の溶液を、二酸化マンガン(78.25g)と、室温にて1.5時間撹拌した。混合物を、Kieselguhrにより濾過し、10%メタノール/ジクロロメタン(約1L)で数回洗浄し、濾液を蒸発させて、生成物(7.27g)を得た。残った濾過固体を数回ジメチルホルムアミドで60−70℃で抽出し、抽出物を濾過し、乾燥して、さらに生成物を得(6.66g)、総量13.93g(91.5%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー)165(MH+)
7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン(3.84g、23mmol)、ヨウ化アリル(2.39mL、25.5mmol)および炭酸カリウム(9.56g、69.3mmol)のジメチルホルムアミド(60mL)中混合物を、室温で3時間撹拌し、ついで、蒸発させた。残渣をジクロロメタン/水中に溶解し、相を分離した。水相をジクロロメタン(3×)で抽出して、有機フラクションを乾燥し、蒸発させた。
粗生成物を、0−50%酢酸エチル/ヘキサンで溶出する200gシリカのクロマトグラフィーにより精製して、生成物(3.29g、70%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー)205(MH+)
7−フルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノキサリノン(7.9g、38.7mmol)および過ヨウ素酸ナトリウム(38.15g、178.3mmol))の2−ブタノール(500mL)および水(920mL)中溶液を、四酸化オスミウム(水中4%溶液;10mL)で処理し、混合物を、室温にて24時間撹拌した。これを蒸発させて、乾燥し、残渣を水に溶解し、ジクロロメタン/テトラヒドロフランで抽出した。有機抽出物を乾燥し、減圧下室温で蒸発させて、アルデヒド(7.82g、80%、LCMSにより82%純度)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 207(MH+)
別法として、酸化を、3:1DCM/MeOH中でオゾン分解し、ついで、硫化メチルで処理し、アルデヒドおよびヘミアセタールの混合物を得ることにより行うことができ、これは次の工程に用いることができる。
7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)アセトアルデヒド(9.56g、46.4mmol)および1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(10.2g、51mmol)のメタノール(200mL)およびクロロホルム(400mL)中溶液を、3Aモレキュラーシーブと室温にて2時間撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(30g、140mmol)を加え、混合物を室温にて4時間撹拌した。さらに、トリアセトキシボロヒドリドナトリウムの一部(15g)を加え、一晩撹拌した。炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩基性化し、相を分離した。水相を2M水酸化ナトリウムを添加することによりpH8にし、ついで、10%メタノール/ジクロロメタンで数回抽出した。有機フラクションを乾燥し、蒸発させた。粗生成物を、50−70%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲル(1Kg)のクロマトグラフィーに付して、生成物(6.25g)を得た。純粋でない物質(6.7g)を、再び同様の方法から得られた他の1.08g純粋でない物質を一緒に、上記のように溶出するシリカ(600g)クロマトグラフィーに付して、さらに生成物を得た(3.65g)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 391(MH+)
溶媒としての1,2−ジクロロエタンの使用、トリアセトキシボロヒドリドナトリウムとの反応の間に5℃以下に温度を維持することにより、環の還元生成物の形成を防止することができる。
1,1−ジメチルエチル {1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(8.72g、22.36mmol)のメタノール(90ml)およびジクロロメタン(150mL)中溶液を、1,4−ジオキサン中4M塩化水素(150mL)(ゆっくりと加えて、発熱および急速な沈殿形成が観察された)で処理し、室温にて2.5時間撹拌した。混合物を蒸発させて、乾燥し、残渣を、エーテルでトリチュレートした。固体を濾過し、エーテルで洗浄し、乾燥して、アミン塩を灰緑色固体として得た(8.06g、99%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 291(MH+)
DCM中のTFAをHClの代わりに用いることができ、トリフルオロアセテート塩が得られ、次の工程に用いることができる。
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン二塩酸塩(8.06g、22.2mmol)、6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−カルボアルデヒド(4.08g、24.45mmol)およびトリエチルアミン(8.03mL、55.5mmol)を、乾燥クロロホルム(250mL)および乾燥メタノール(200mL)中に混合し、3Aモレキュラーシーブと6〜7時間加熱還流した。冷却した後、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(18.9g、89.1mmol)を加え、混合物を室温にて一晩撹拌した。さらに、アセトキシボロヒドリド(10g)を加え、ついで、残り(5g)を6時間後に加えた。さらに2時間撹拌した後、炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩基性にした。相を分離し、水相を10%メタノール/ジクロロメタンで数回抽出した。有機フラクションを乾燥し、蒸発させて、粗生成物を、0−20%メタノール/ジクロロメタンで溶出するシリカ(500g)のクロマトグラフィーに付して、生成物を遊離塩基(約10および20%メタノールでのフラクションの2セットとして溶出された、5.98g、61%)として得た。
フマル酸(1.58g、1当量)のメタノール(約40mL)中溶液を、ジクロロメタン/メタノール中遊離塩基(約200mL)を加えた。溶媒を蒸発させて、フマル酸塩を灰白色固体として得た(7.41g)。
小容量のフマル酸塩を、最小量のメタノール中に加熱しながら溶解した。溶液を濾過し、ゆっくりと室温にて蒸発させて、灰白色微細結晶を得た。結晶化をエタノールから行って、結晶性フマル酸塩を得た(融点230−232℃)。
30mgの1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノンフマレートを、0.25mlメタノール中にスラリー化し、3滴のイソプロピルアミンを、ついで、0.25mlイソプロパノールおよび1.0mlアセトニトリルを加え、混合物を60℃で加熱して、試料を溶解させ、ついで、30℃に冷却した。混合物を、80:20:0.1アセトニトリル:イソプロパノール:イソプロピルアミンで溶出するChiralpak IAカラム(5um、21×250mm)で精製して、主フラクションを得、濃縮して、白色固体(20mg)を得た。これを暖メタノール(5ml)中に溶解し、6NのHClを加えた。混合物を濃縮し、50℃減圧下で乾燥して、モノ塩酸塩(22mg)を得た。
アセトン(7.0mL)を結晶性1,1−ジメチルエチル (6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル){1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート遊離塩基(152.90mg、0.3471mmol)に加えた。スラリーを1時間50℃に加熱し、室温に冷却した。スラリーに、クエン酸(3.0M水溶液、1.0当量)を室温にて加えた。酸を添加して粘性スラリーを得、これを第2のアセトン(3.0mL)と合した。スラリーを12時間50℃で加熱し、ゆっくりと23℃に冷却し(冷却速度0.1℃/分)、23℃で6時間撹拌した。スラリーをさらに5℃に冷却し(冷却速度0.1℃/分)、5℃で12時間撹拌した。スラリーを濾過し、アセトンで洗浄し、15分間空気乾燥した。結晶性クエン酸塩の重量は、187.3mgであった。
イソプロパノール(500μL)を、結晶性1,1−ジメチルエチル (6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル){1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート遊離塩基(20.40mg、0.0463mmol)に加えた。スラリーを1時間40℃に加温し、ついで、室温に冷却した。スラリーに、L−酒石酸(メタノール中1.0M溶液、2.0当量)を室温にて加えた。ついで、スラリーは、40℃に5時間加熱し、23℃にゆっくりと冷却し(冷却速度、0.1℃/分)、23℃で5時間撹拌した。スラリーを、さらに5℃に冷却し(冷却速度、0.1℃/分)、5℃で48時間撹拌した。L−酒石酸塩の試料を、スラリーのアリコートを濾過することにより得た(75μL)。
MS(ES+) m/z 466(MH+)
1H NMRδ(CDCl3,400MHz)1.49(2H,m),1.93(2H,m),2.18(2H,m),2.59(1H,m),2.77(2H,m),3.10(2H,m),3.85(2H,s),4.03(3H,s),4.58(4H,m),6.71(1H,d,J8.4Hz),6.94(1H,d,J8Hz),7.18(1H,d,J8Hz),8.00(1H,d,J8.4Hz),8.12(1H,s)
MS(ES+) m/z 454(MH+)
1H NMRδ(CDCl3)1.42(2H,m),1.92(2H,m),2.19(2H,m),2.55(1H,m),2.75(2H,m),3.06(2H,m),4.00(2H,s),4.03(3H,s),4.37(2H,m),4.51(2H,m),4.58(2H,m),6.73(1H,d,J8.4Hz),7.03(1H,s),8.01(1H,d,J8.4Hz),8.15(1H,s)
遊離塩基(26.1mg、0.058mmol)のクロロホルム(2ml)中溶液を、ジエチルエーテル中1MのHCl溶液(1ml)および無水ジエチルエーテル(1ml)で処理し、蒸発させて、二塩酸塩を淡緑泡沫体として得た。MSは遊離塩基のものと同様である。
1当量のフマル酸を4−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−6−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オンの溶液に加え、ついで、蒸発させて標題化合物を得た。
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン二塩酸塩(0.363g、1mmol)の乾燥MeOH(5ml)中溶液に、MeOH中25wt.%のナトリウムメトキシド(0.87ml、4mmol)を加えた。一晩加熱還流した後、さらにナトリウムメトキシド溶液(0.22ml)を加え、24時間加熱した。水性塩化アンモニウム(96滴)を加え、混合物を蒸発させて、乾燥した。残渣を10%MeOH/DCMで数回抽出し、抽出物を濾過し、蒸発させた。残渣を、0−20%(2Mアンモニア/MeOH)/DCMで溶出するシリカのクロマトグラフィーに付して、生成物を得た(0.20g、66%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 303(MH+)
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−2(1H)−キノキサリノン(200mg;0.66mmol)および6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−カルボアルデヒド(116mg、0.70mmol)のMeOH(8mL)およびクロロホルム(8mL)中溶液を、3Aモレキュラーシーブと一晩加熱還流した。これを冷却し、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(0.54g;2.55mmol)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。さらにアルデヒド(20mg)およびアセトキシボロヒドリド(100mg)を加え、これを7時間後に繰り返した。混合物を3日間の撹拌し、ついで、水素ナトリウム水溶液を加えて塩基性化し、相を分離した。水相を、10%MeOH−DCMで3回抽出し、有機フラクションを乾燥し、蒸発させた。0−20%MeOH−DCMで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物の遊離塩基を得た(155mg、52%)。
δH(CDCl3),(250MHz)1.45(2H,m),1.92(2H,br.d,水により観察される部分),2.21(2H,t),2.56(1H,m),2.68(2H,t),2.99(2H,br.d),3.93(3H,s),4.00(2H,s),4.35(4H,m),4.52(2H,m),6.88(1H,m),6.93(1H,dd),7.03(1H,s),7.78(1H,d),8.12(1H,s)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 453(MH+)
クロロホルム/DCM/MeOH中の遊離塩基を、1,4−ジオキサン中4M塩化水素(1.7mL)で処理し、蒸発させて、乾燥させて、標題化合物の二塩酸塩を得た。
当量の安息香酸を、1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−(メチルオキシ)−2(1H)−キノキサリノンの溶液に加え、ついで、蒸発させて、安息香酸塩を得た。
δH(CDCl3),(250MHz)1.42(2H,m),1.90(2H,br.d),2.18(2H,t),2.52(1H,m),2.66(2H,t),2.98(2H,br.d),3.73(2H,s),4.25(2H,m),4.31(2H,t),4.41(2H,m),7.08(1H,td),7.13(1H,dd),7.21(1H,d),7.86(1H,dd),8.22(1H,s)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 440(MH+)
DCM中の遊離塩基を、一当量の0.5Mフマル酸(0.1mL)で処理し、蒸発させて、乾燥した。固体をエーテルおよびMeOHでトリチュレートし、乾燥して、標題化合物を得た。
1,1−ジメチルエチル (6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)−4−ピペリジニルカルバメート(0.31g、0.89mmol)および6,7−ジフルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)アセトアルデヒド/メチルヘミアセタール混合物(約1:1、0.2g、0.89mmol)の乾燥MeOH(0.25ml)およびクロロホルム(5ml)中溶液を、室温で2時間撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(0.57g、2.67mmol)を加え、混合物を6時間撹拌した。炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩基性化し、相を分離した。水相をDCMで数回抽出し、有機フラクションを乾燥し、蒸発させた。0−20%MeOH/酢酸エチルで溶出するシリカのクロマトグラフィーに付して、生成物(0.17g、34%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 559(MH+)
1,1−ジメチルエチル {1−[2−(6,7−ジフルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−4−ピペリジニル}(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)カルバメート(0.17g、0.305mmol)のDCM(0.65ml)中溶液を、トリフルオロ酢酸(0.43ml、5.78mmol)で処理し、室温で1時間撹拌し、蒸発させた。残渣をエーテルでトリチュレートして、減圧下50℃で乾燥して、標題化合物(0.149g)を得た。
δH(CD3OD),(250MHz)2.04(2H,m),2.49(2H,br.d),3.15(2H,t),3.55(2H,m),3.60(1H,m),4.02(2H,br.d),4.46(4H,m),4.59(2H,m),4.676(2H,t),7.24(1H,s),7.69(1H,dd),7.83(1H,dd),),8.23(1H,s)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 459(MH+)
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.38−2.48(m,1H)2.58−2.67(m,2H)2.73(dd,J=11.75,6.44Hz,1H)2.76−2.88(m,2H)2.90−2.99(m,2H)3.12(dd,J=10.36,5.56Hz,1H)3.31(dt,J=3.28,1.64Hz,2H)3.35(s,3H)3.85−3.95(m,2H)4.36(td,J=6.06,3.28Hz,1H)4.43(ddd,J=8.21,6.06,5.94Hz,2H)4.66(s,2H)6.59(d,J=9.60Hz,1H)7.08(td,J=8.46,2.27Hz,1H)7.36(s,1H)7.39(dd,J=11.49,2.15Hz,1H)7.72(dd,J=8.59,6.32Hz,1H)7.85−7.91(m,2H)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 502(M+H)+
1当量の安息香酸を7−クロロ−6−{[({(3S,4S)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル}メチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オンのMeOH中溶液に加え、ついで、標題化合物の安息香酸塩を得た。
7−フルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)ピリド[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン(196mg、0.956mmol)のMeOH(5ml)中溶液を、ナトリウムメトキシド(MeOH中25%w/v、1.03ml.4.780mmol)で処理し、室温で1時間撹拌した。反応をさらにMeOH(15ml)中の7−フルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)ピリド[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン(657mg、3.204mmol)およびナトリウムメトキシド(MeOH中25%w/v、3.45ml.16.02mmol)で繰り返した。この反応物を1時間撹拌し、ついで、両方の反応混合物を合し、水(100ml)で処理した。ついで、混合物をDCM(3×100ml)で抽出した。合した有機抽出物を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて黄色固体を得、これを、酢酸エチルでのカラムシリカのクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を褐色固体として得た(846mg、94%)。
MS(ES+) m/z 218(MH+)
7−(メチルオキシ)−1−(2−プロパン−1−イル)ピリド[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン(846mg、3.900mmol)を1,4−ジオキサン(20ml)および水(10ml)中に溶解した。過ヨウ素酸ナトリウム(2.09g、9.75mmol)を加え、ついで、四酸化オスミウム(0.83mlの4%水溶液)を加えた。混合物を室温で4時間撹拌し、ついで、20%MeOH/DCM(3×200ml)で抽出した。有機抽出物を合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて、[7−(メチルオキシ)−2−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−1(2H)−イル]アセトアルデヒド(ほとんどがメチルヘミアセタールとして存在する)を純粋でない褐色固体として得た(969mg、113%)。
MS(ES+) m/z 220(MH+)252(メチルヘミアセタールH+)
[7−(メチルオキシ)−2−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−1(2H)−イル]アセトアルデヒド(メチルヘミアセタールとして)(969mg、3.510mmol)および1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)を参照)(1.22g、3.510mmol)のクロロホルム(40ml)中溶液を、1時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(377mg、1.59mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌し、ついで、飽和NaHCO3水溶液(100ml)を加えた。ついで、反応物を、DCM中10%MeOHで抽出した(3×200ml)。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−10%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を純粋でない黄色泡沫体として得た(1.408g、73%)。
MS(ES+) m/z 553(MH+)
1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)(1−{2−[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート(1.408g、2.551mmol)のクロロホルム(20ml)およびMeOH(5ml)中溶液に、1,4−ジオキサン中4MのHCl(10ml)を加え、反応物を室温で0.5間撹拌し、ついで、蒸発させて、飽和NaHCO3水溶液(50ml)で処理した。反応物をDCM中20%MeOH(3×100ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−20%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物の遊離塩基を黄色固体として得た(266mg、23%)。
MS(ES+) m/z 453(MH+)
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)1.32−1.52(2H,m),1.82−1.98(2H,m),2.09−2.25(2H,m),2.42−2.2.61(1H,m),2.61−2.72(2H,t),2.85−3.01(2H,m),3.78(2H,s),4.00(3H,s),4.26−4.34(m,6H),6.81(1H,s),7.21(1H,d,J2.5Hz),8.10(1H,s),8.34(1H,s),8.51(1H,d,J2.5Hz)
この化合物を、得られた遊離塩基を1:1DCM:MeOH中に溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClを加えることによりHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オンをMDAPに付して、標題化合物を得た。
0℃に冷却した塩化オキサリル(40ml、0.453mol)の溶液に、N2雰囲気下、滴下漏斗で、エチルビニルエーテル(29ml、0.302mol)を、内部温度が0℃に保たれる速度で加えた。添加が完了した後、反応混合物を常温に加温し、18時間撹拌した。反応混合物を90℃で90分間加熱し、120℃で1時間加熱した。生成物を単離し、減圧蒸留により黄色油として22g(54%)を得た。
1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δppm1.37(t,J7.07Hz,3H)4.04(q,J7.07Hz,2H)5.48(d,J12.13Hz,1H)7.77(d,J12.13Hz,1H)
m−アニシジン(18.ml、0.163mol)のDCM(400ml)混合物に、N2雰囲気下0℃で、ピリジン(15.8ml、0.196mol)を加えた。この反応混合物に、滴下漏斗で、(2E)−3−(エチルオキシ)−2−プロペノイルクロライド(22g、0.163mol)を加えた。常温に加温した後、反応物を18時間撹拌し、ついで飽和NaHCO3(400ml)で希釈した。粗生成物を、連続して、飽和NaHCO3(2×400ml)、ブライン(1×250ml)および0.25MのHCl(1×250ml)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮して、褐色油を得、これを静置して固体化して、34g(94%)の標題化合物を褐色固体として得た。
MS(ES+) m/z 222(MH+)
(2E)−3−(エチルオキシ)−N−[3−(メチルオキシ)フェニル]−2−プロペンアミド(25g;0.113mol)を濃H2SO4中に溶解し、1時間撹拌した。反応混合物を氷に注ぎ、濾過した。粗生成物を水で洗浄し、乾燥して、標題化合物(12g;60%)を黄褐色固体として得た。
MS(ES+) m/z 175.6(MH+)
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm3.80(s,3H),6.30(d,J=9.35Hz,1H)6.77−6.83(m,2H)7.55(d,J=8.34Hz,1H)7.81(d,J=9.35Hz,1H)11.63(s,1H)
7−(メチルオキシ)−2(1H)−キノリノン(5g、0.029mol)のDMF(70ml)中溶液を、N2雰囲気下0℃で、NaH(油中60%分散液;2.5g、0.063mol)と、10分間撹拌し、ついで、常温に加温し、さらに30分間撹拌した。この反応混合物に、ヨウ化アリル(3.13ml、0.034mol)を加え、一晩撹拌した。反応物を水(20ml)でクエンチし、濃縮した。生成物を、カラムクロマトグラフィー(勾配−DCM中5%MeOH)に付して、4.2g(68%)を得た。
MS(ES+) m/z 215.8(MH+)
7−(メチルオキシ)−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノリノン(4.14g、0.019mol)の1,4−ジオキサン(80ml)および水(40ml)中撹拌溶液に、N2雰囲気下、過ヨウ素酸ナトリウム(9.5g;0.044mol)および四酸化オスミウム(10ml、4%水溶液)を加え、一晩撹拌した。反応物を濃縮し、20%MeOH/DCM(300ml)および水(200ml)間で分配した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。生成物を、カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製して、(71%)の標題化合物を緑色固体として得た。
MS(ES+) m/z 217.8(MH+)
1,1−ジメチルエチル (3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−[({[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−1−ピロリジンカルボキシレート(合成に関しては、WO2006002047、調製24(c)、(±)−1,1−ジメチルエチル cis−3−ヒドロキシ−4−[({[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−1−ピロリジンカルボキシレート 異性体E2を参照)(2g、5.7mmol)のDCM(50ml)中撹拌溶液に、トリフルオロ酢酸(50mL)を加え、2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、減圧下で3時間置いた。TFA塩を100mlの10:1 CHCl3:MeOH中に溶解し、MP−カルボネート樹脂(8g;22.8mmol)を加え、一晩撹拌した。反応混合物を濾過し、濃縮して、標題化合物を淡黄色油として得た(1.4g;100%)。
MS(ES+) m/z 251.3(MH+)
フェニルメチル {[(3S,4R)−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル]メチル}カルバメート(300mg、1.20mmol)および[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]アセトアルデヒド(260mg、1.12mmol)を、無水DCM(5ml)および無水MeOH(1ml)中に合し、固体炭酸ナトリウムで処理した。反応混合物を窒素雰囲気下で1時間撹拌し、ついで、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(762mg、3.6mmol)を加え、一晩撹拌した。反応混合物を濃縮し、標題化合物を、カラムクロマトグラフィー(90:10:1:DCM:MeOH:NH4OH)に付して、淡黄色油として得た(337mg、62%)。
MS(ES+) m/z 452.3(MH+)
フェニルメチル [((3R,4R)−4−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]カルバメート(337mg、0.746mmol)の溶液に、20%Pd(OH)2/Cを加え、脱気し、1atmのH2雰囲気下に18時間置いた。反応混合物をセライトにより濾過し、濃縮して、標題化合物を黄色油として得た(235mg、100%)。
MS(ES+) m/z 318.3(MH+)
1−{2−[(3R,4R)−3−(アミノメチル)−4−ヒドロキシ−1−ピロリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−2(1H)−キノリノン(118mg、0.372mmol)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例7(d)を参照)(77mg、0.398mmol)を、無水DCM(5ml)および無水MeOH(1ml)中に、固体炭酸ナトリウムと一緒に合した。反応混合物を窒素雰囲気下で18時間撹拌し、ついで、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(241mg、1.09mmol)を加え、1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、精製して、標題化合物の遊離塩基を、カラムクロマトグラフィー(90:10:1:DCM:MeOH:NH4OH)の後、淡黄色油として得た(148mg、82%)。
MS(ES+) m/z 496.5(MH+)
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm3.45−3.56(m,3H)3.74(s,4H)4.00(s,5H)4.24(dd,J5.68,2.15Hz,1H)4.39(s,3H)4.66(s,1H)4.73−4.82(m,3H)6.58(d,J9.35Hz,1H)7.01(dd,J8.59,2.02Hz,1H)7.08(d,J1.77Hz,1H)7.16(d,J7.83Hz,1H)7.69(d,J8.59Hz,1H)7.84(d,J7.83Hz,1H)7.92(d,J=9.35Hz,1H)
二塩酸塩を、149μlの4NのHCl/1,4−ジオキサンを遊離塩基の溶液に添加することにより調製した。
MS(ES+) m/z 496.5(MH+)
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm3.49(dd,J10.99,1.64Hz,3H)3.69−3.81(m,4H)3.96−4.02(m,4H)4.23(dd,J5.56,2.02Hz,1H)4.34(s,3H)4.66(s,1H)4.71(s,2H)4.73−4.82(m,3H)6.59(d,J8.84Hz,1H)7.00(d,J8.59Hz,1H)7.07(s,1H)7.14(d,J8.08Hz,1H)7.39(d,J8.08Hz,1H)7.68(d,J8.59Hz,1H)7.90(d,J9.60Hz,1H)
二塩酸塩を、102uLの4NのHCl/1,4−ジオキサンを遊離塩基の溶液に添加することにより調製した。
[7−(メトキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]アセトアルデヒド(メチルヘミアセタールとして)(0.500g、2.29mmol)の1:1(MeOH/CHCl3)(40mL)中溶液に、フェニルメチル {[(3S,4R)−4−ヒドロキシピロリジン−3−イル]メチル}カルバメート(0.658g、2.29mmol)およびトリエチルアミン(0.351mL、2.52mmol)を加えた。得られた溶液を、常温で1時間撹拌した。Na(OAc)3BH(1.46g、6.87mmol)を加え、溶液を室温でさらに18時間撹拌した。反応混合物をシリカゲル上で濃縮し、シリカゲルカラムのクロマトグラフィー[0−100%CHCl3/(90:10:1)CHCl3/MeOH/NH4OH)]に付して、無色油を得た(0.760g、73%)。
LCMS: m/z 453(M+H)+
フェニルメチル [((3R,4R)−4−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]カルバメート(0.76g、1.68mmol)のMeOH(10mL)中溶液に、10%炭素担持パラジウム(0.20g)を加え、得られた溶液を、20PSIのH2にParrシェーカーで1時間付した。反応が観察されなかった。ついで、溶液を、50PSIのH2Parrシェーカーに付した。溶液をセライト(登録商標)のパッドで濾過し、減圧下で濃縮した(0.408g、76%)。
LCMS: m/z 319.2(M+H)+
1−{2−[(3R,4R)−3−(アミノメチル)−4−ヒドロキシ−1−ピロリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン(0.140g、0.44mmol)の1:1(MeOH/CH2Cl2)(25mL)中溶液に、3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2003087098、実施例31(e)を参照)(0.078g、0.44mmol)および硫酸ナトリウム(0.100g)を加え、得られた溶液を18時間常温で撹拌した。Na(OAc)3BH(0.28g、1.32mmol)を加え、溶液を室温にてさらに2時間撹拌した。反応混合物をシリカゲルで濃縮し、シリカゲルカラムのクロマトグラフィー[0−100%CHCl3/(90:10:1)CHCl3/MeOH/NH4OH)]に付して、無色の油を得た。物質をさらにHPLC(CH3CN/H2O、1%TFA)により精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩(0.066g)として得た。遊離塩基を、MeOH中の過剰のポリマー支持カルボネート樹脂で3時間処理することにより得た。
LCMS: m/z 481(M+H)+
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.70−2.79(m,1H)3.04−3.12(m,3H)3.14−3.24(m,3H)3.26(d,J=5.05Hz,1H)3.37(s,5H)4.02−4.07(m,3H)4.27(d,J=2.27Hz,2H)4.46−4.57(m,2H)4.60−4.68(m,1H)4.70(d,J=1.26Hz,2H)6.63(d,J=9.60Hz,1H)6.68(s,3H)7.09(d,J=8.08Hz,1H)7.37(d,J=8.08Hz,1H)7.46(d,J=2.27Hz,1H)7.87(d,J=9.60Hz,1H)8.31(d,J=2.27Hz,1H)
フマル酸塩を、6−({[((3R,4R)−4−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]アミノ}メチル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オンをMeOH中1当量のフマル酸で処理することにより、白色固体として得た(0.026g、10%)。
LCMS: m/z 497(M+H)+
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.49(s,1H),7.90(d,J=9.2Hz,1H),7.45(d,J=7.8Hz,1H),7.22(dd,J=9.2Hz,1H),7.10(s,1H),6.81(d,J=7.8Hz,1H),3.95(d,J=14.4Hz,1H),3.85(s,3H),3.77(d,J=14.3Hz,1H),3.59(m,1H),3.31(s,2H),3.21(dd,J=10.34Hz,1H),3.14(t,J=7.7Hz,2H),2.95(d,J=11.1Hz,1H),2.63(m,2H),2.39(m,1H),2.10(m,1H),2.07(m,1H),2.04(m,1H),1.94(m,1H),1.46(m,1H)
フマル酸塩を、6−({[((3R,4R)−4−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]アミノ}メチル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オンを1当量のフマル酸で処理することにより、灰白色固体(0.035g、13%)として得た。
(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)アセトアルデヒドメチルヘミアセタール(200mg、0.8396mmol)および1,1−ジメチルエチル [(3S,4R)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル]カルバメート(合成に関しては、WO2004058144、実施例5(c)を参照)、cis−(3−ヒドロキシ−ピペリジン−4−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルエナンチオマー2)(182mg、1当量)を、クロロホルム(10ml)とMeOH(0.5ml)中で、アルゴン雰囲気下で2時間撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(534mg、3当量)を加え、混合物を室温で週末の間撹拌し、ついで、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2mL)を添加してクエンチした。有機相を疎水性フリットを用いて分離し、水相をDCM(2×20ml)で抽出した。有機抽出物を合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて粗生成物を得、これを、DCM中0−20%(MeOH中)で溶出するカラムシリカのクロマトグラフィーにより精製した。適当なフラクションを合し、減圧下で蒸発させて、1,1−ジメチルエチル {(3S,4R)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル}カルバメート(310mg)を黄褐色泡沫体として得た。
MS(ES+) m/z 407(MH+)
1,1−ジメチルエチル {(3S,4R)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル}カルバメート(310mg、0.7627mmol)を、DCM(1ml)中に溶解し、溶液を1,4−ジオキサン中4M塩化水素(1ml)で処理した。沸騰および沈殿形成が観察された。2時間後、溶媒を減圧下で除去し、残渣を減圧下で一晩乾燥して、1−{2−[(3S,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]エチル}−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩を灰白色固体として得た(253mg)。
MS(ES+) m/z 307(MH+)
1−{2−[(3S,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]エチル}−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩(247mg、0.6513mmol)を9:1v:vクロロホルム:MeOH(10ml)中、アルゴン雰囲気下室温で撹拌し、トリエチルアミン(318μL、3.5当量)を加えた。混合物を室温で10分間撹拌した。ついで、2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(108mg、合成に関しては、WO2004058144、実施例2(c)またはWO03/087098、実施例19(d)を参照)を加え、混合物を室温で2時間撹拌し、ついで、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(414mg)を加えて処理した。ついで、混合物を室温で一晩撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(5ml)を加え、有機相をDCMで希釈して、総容量約100mlにした。有機相を疎水性フリットを用いて分離し、水相を、DCM(2×50ml)で抽出した。合したDCM抽出液を、減圧下で蒸発させ、MDAPにより精製して、標題化合物の遊離塩基を白色泡沫体として得た(130mg)。
NMRδ(400MHz,CDCl3):8.44(1H,d,J2Hz),8.34(1H,s),8.11(1H,s),7.91(1H,d,J10Hz),7.54(1H,dd,J8Hz,2Hz),6.89−6.86(2H,m),4.53−4.44(1H,m),4.36−4.20(5H,m),4.12(1H,s),4.08(2H,s),3.32−3.28(1H,m),3.03−2.99(2H,m),2.80−2.71(2H,m),2.39(1H,d,J11Hz),2.32−2.25(1H,m),1.95−1.84(2H,m)
MS(ES+) m/z 456(MH+)
この物質を、DCM中に溶解し、1当量の1MのHCl/ジエチルエーテルを加え、ついで、蒸発させて、乾燥することにより塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基のものと同様である。
テトラヒドロフラン(150ml)中のボロン酸(20.45g、330.7mmol)、および過酸化水素(35%、36.8mL)を、濃硫酸(15ml)で処理し、混合物を室温で30分間撹拌した。テトラヒドロフラン(45ml)中の1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシ−3−ニトロフェニル)エタノン(15g、75.4mmol)を加え、反応物を75℃で48時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水で希釈し、DCM(3×500ml)で抽出した。合した有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させ、残渣を、20%−80%EtOAc:40−60石油エーテル勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、所望の化合物(6.55g、50%)を得、所望の生成物および1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシ−3−ニトロフェニル)エタノン(4g)の5:1混合物を得、1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシ−3−ニトロフェニル)エタノン(1.5g)を回収した。
1H NMR(250MHz)δ(DMSO)6.91−6.97(m,1H),7.17−7.22(m,1H),10.5(bs,2H)
5−フルオロ−3−ニトロ−1,2−ベンゼンジオール(6.55g、37.9mmol)、無水炭酸カリウム(21g、151.6mmol)および1,2−ジブロモエタン(8.2mL)のDMF(70ml)中混合物を、アルゴン雰囲気下80℃で、5時間加熱した。反応物を室温で冷却し、水(200ml)を加え、水相を酢酸エチル(3×200ml)で抽出した。有機物をブラインで洗浄し、乾燥し、濾過し、蒸発させて、所望の化合物を得た(6.96g、93%)。
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)4.38(m,4H),6.88(m,1H),7.25(m1H)
MeOH(500ml)中の7−フルオロ−5−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン(6.96g、35mmol)および5%Pd/C(4g)を、1気圧の水素雰囲気下室温で一晩撹拌した。触媒を濾過し、溶媒を除去し;残渣をMeOH(100ml)中に溶解し、さらに5%Pd/C(ペースト、3g)を加え、混合物を水素(45psi)雰囲気下室温で一晩撹拌した。触媒を濾過し、溶媒を除去し;残渣をDCM(20ml)で処理し、固体を濾過し、DCM中の化合物をシリカ(予め石油エーテルで湿らせた)に充填し、10%−50%EtOAc:40−60石油エーテル勾配を用いて精製して、所望の化合物を得た(3g、51%)。
MS(ES+) m/z 170(MH+)
濃硫酸(25ml)、ボロン酸(2.22g、35.6mmol)、硫化鉄(II)七水和物(831mg、2.99mmol)および3−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム塩(7.25g、32.2mmol)を、氷浴で冷却したフラスコで撹拌し;グリセロール(8.4ml、23mmol)および7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−アミン(3.9g、23mmol)を、ついで、水(25ml)を加えた。反応物を、140℃で3時間加熱し、ついで、室温で冷却した。混合物を氷水(100ml)に注ぎ、濾過した。濾液を6N水酸化ナトリウム(130ml)でpH8に塩基性化し、ついで、酢酸エチル(300ml)と0.5時間撹拌した。ついで、混合物をセライトにより濾過し、ペーストを分離した。水層を酢酸エチル(3×300ml)で抽出し、合した有機物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減少させて、粗物質を得、これを酢酸エチル中に溶解し、シリカパッドで濾過して精製して、化合物を淡緑色固体として得た(2.78g、60%)。
MS(ES+) m/z 206(MH+)
トルエン(50ml)中の6−フルオロ−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−h]キノリン(2.78g、13.6mmol)およびヨウ化アリル(2.5ml、27.2mmol)を、アルゴン雰囲気下90℃で、ついで、120℃で5時間加熱した。反応物を室温に冷却し、溶媒をデカンテーションし、固体を40℃減圧オーブンで一晩乾燥して、所望の生成物を得た(4g、80%)。
MS(ES+) m/z 246(MH+)
6−フルオロ−10−(2−プロパン−1−イル)−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−h]キノリン−10−イウムヨウダイド(4g;10.7mmol)、KOH(2.6g;47.1mmol)およびK3[Fe(CN)6](7g;21.4mmol)を、50%の1,4−ジオキサン(100mL)中室温で、ついで、45℃で一晩撹拌した。水(100ml)を加え、水層を15%MeOH/DCMで抽出した。有機層をMgSO4で乾燥し、溶媒を除去した。残渣を、0−4%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た(0.62g;22%)。
MS(ES+) m/z 261(MH+)
7−フルオロ−10−(2−プロパン−1−イル)−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−h]キノリン−9(10H)−オン(0.62g、2.4mmol)をDCM(20ml)中に溶解し、−78℃に冷却した。ついで、この混合物をO3でバグリングしながら25分間撹拌し、ついで、DMS(0.79ml;5.5mmol)を加え、ついで、反応物を室温に加温した。室温で、さらに30分間撹拌した。ついで、溶媒を除去して、所望の生成物を得た(0.75g、>100%)。
MS(ES+)264(MH+)
(7−フルオロ−9−オキソ−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−h]キノリン−10(9H)−イル)アセトアルデヒド(375mg、1.4mmol)および1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)を参照)(489mg、1.4mmol)のクロロホルム(10ml)およびMeOH(2ml)中溶液を、室温で0.5時間撹拌した。ついで、混合物をNaBH(OAc)3(594mg、2.8mmol)で処理し、室温で1時間撹拌した。ついで、溶媒を除去し、残渣を飽和炭酸水素ナトリウムおよび10%MeOH/DCM間で分配した。相を分離し、水層を10%MeOH/DCM(2×100ml)で抽出した。合した有機物を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させた。残渣を、0−20%MeOH−DCMで溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、330mgの所望の化合物を得た。
MS(ES+) m/z 597(MH+)
1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル){1−[2−(7−フルオロ−9−オキソ−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−h]キノリン−10(9H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(330mg)のクロロホルム(6ml)中溶液に、1,4−ジオキサン(6ml)中4NのHClを加え、反応物を室温で30分間撹拌した。トルエン(10ml)を加え、溶液を蒸発させ、MeOH中に溶解し、Amberlyst A21塩基性樹脂で30分間処理した。樹脂を濾過し、溶媒を除去し;残渣を、0−30%MeOH−DCMで溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、標題化合物の遊離塩基を得た(200mg、73%)。
δHCD3OD,(250MHz)1.57(m,2H),2.04(d,2H),2.30(m,2H),2.81(m,3H)3.15(d,2H),3.96(s,2H),4.30−4.41(m,8H),4.73(m,2H),6.51(d,1H),6.67(d,1H),6.99(s,1H),7.93(d,1H),8.06(s,1H)
MS(ES+) m/z 497(MH+)
この化合物を、遊離塩基をMeOH中に溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClで処理して、HCl塩に変換した。ついで、蒸発させて乾燥して、灰白色固体を得た。LCMSは遊離塩基と同じであった。
δH(CDCl3),(250MHz)1.40(2H,m),1.90(2H,br.d),2.18(2H,t),2.52(1H,m),2.68(2H,t),2.98(2H,br.d),3.57(2H,s),3.80(2H,s),4.31(2H,t),7.07(2H,m),7.15(1H,d),7.87(1H,dd),8.13(1H,d),8.23(1H,s)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 440(MH+)
DCM中の遊離塩基を、0.5Mフマル酸(0.07mL、1当量)で処理し、蒸発させて、乾燥した。固体をエーテルでトリチュレートし、乾燥して、フマル酸塩を得た。
δH(CDCl3),(250MHz)1.46(2H,m),1.95(2Hと推定,m,水によりほとんど隠れていた),2.19(2H,t),2.56(1H,m),2.66(4H,m),2.97(4H,m),3.84(2H,s),4.31(2H,t),6.94(1H,d),7.07(1H,td),7.14(1H,dd),7.43(1H,d),7.86(1H,dd),8.03(1H,br.s),8.22(1H,s)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 451(MH+)
DCM中の遊離塩基を、0.5Mフマル酸(0.1mL、1当量)で処理し、蒸発させて、乾燥した。固体をエーテルでトリチュレートし、MeOH中に溶解し、蒸発させ、乾燥して、フマル酸塩を得た。
トリホスゲン(3.613g、12.175mmol)のトルエン(15ml)中のトリホスゲンの溶液に、5−クロロ−2−ニトロアニリン(2.100g、12.175mmol)中のトルエン(15ml)の溶液を0.5時間にわたって加え、ついで、反応物を80℃で24時間加熱した。ついで、反応物を冷却し、注意深く、水性NH3に注いだ。この混合物を1時間撹拌し、濾過し、水(100ml)、MeOH(50ml)および酢酸エチル(50ml)で洗浄して、所望の生成物を黄色固体として得た(1.558g、60%)。
N−(5−クロロ−2−ニトロフェニル)尿素(1.558g、7.230mmol)のNaOH水溶液(4.34gNaOH、15ml水中)の懸濁液を、0.5時間加熱還流し、ついで、冷却し、水(100ml)で処理した。ついで、混合物を再び加熱還流し、熱混合物をBuchner漏斗で濾過した。濾液を濃HClで酸性化し、得られた固体を濾過し、水(20ml)で洗浄し、減圧下で乾燥し、所望の生成物を得た(700mg、49%)。
MS(ES+) m/z 198/200(MH+)
6−クロロ−1,2,4−ベンゾトリアジン−3(4H)−オン1−オキシド(700mg、3.544mmol)を、乾燥DMF(20ml)中に、アルゴン雰囲気下室温で懸濁し、撹拌懸濁液をK2CO3(1.614mg、11.695mmol)およびヨウ化アリル(0.43ml、4.607mmol)で処理した。ついで、これを室温で2時間撹拌し、ついで、さらにヨウ化アリル(0.86ml、9.214mmol)を加え、ついで、反応物を60℃で1時間加熱し、ついで、水(100ml)を加えた。ついで、混合物をDCM(3×200ml)で抽出した。合した有機抽出物を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて黄色固体を得、DCM中0−5%MeOH勾配で溶出するカラムシリカのクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を明褐色固体として得た(472mg、56%)。
MS(ES+) m/z 238/240(MH+)
6−クロロ−4−(2−プロパン−1−イル)−1,2,4−ベンゾトリアジン−3(4H)−オン1−オキシド(104mg、0.438mmol)を1,4−ジオキサン(4ml)および水(2ml)中に溶解した。過ヨウ素酸ナトリウム(234mg、1.096mmol)を加え、ついで、四酸化オスミウム(0.09mlの4%水溶液)を加えた。混合物を室温で6時間撹拌し、ついで、20%MeOH/DCM(3×100ml)で抽出した。有機抽出物を合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて、(6−クロロ−1−オキシド−3−オキソ−1,2,4−ベンゾトリアジン−4(3H)−イル)アセトアルデヒドを純粋でない黄色油として得た(89mg、85%)。
MS(ES+) m/z 240/242(MH+)
(6−クロロ−1−オキシド−3−オキソ−1,2,4−ベンゾトリアジン−4(3H)−イル)アセトアルデヒド(89mg、0.372mmol)および1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)を参照)(117mg、0.334mmol)のクロロホルム(5ml)およびMeOH(0.5ml)中混合物を、2時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(212mg、1.002mmol)を加えた。反応物を1時間撹拌し、ついで、飽和NaHCO3水溶液(50ml)を加えた。ついで、反応物を、DCM中10%MeOH(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−10%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を黄色油として得た(81mg、42%)。
MS(ES+) m/z 573/574(MH+)
1,1−ジメチルエチル {1−[2−(6−クロロ−1−オキシド−3−オキソ−1,2,4−ベンゾトリアジン−4(3H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル}(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)カルバメート(81mg、0.141mmol)のクロロホルム(1ml)およびMeOH(1ml)中溶液に、1,4−ジオキサン中4MのHCl(1ml)を加え、反応物を室温で0.5間撹拌し、ついで、蒸発させて、飽和NaHCO3水溶液(50ml)で処理した。ついで、反応物をDCM中20%MeOH(3×100ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−20%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物の遊離塩基を黄色泡沫体として得た(60mg、90%)。
MS(ES+) m/z 473/475(MH+)
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)1.38−1.51(2H,m),1.85−1.99(2H,m),2.12−2.26(2H,m),2.52−2.82(3H,m),2.92−3.02(2H,m),3.81(2H,s),4.27−4.38(m,6H),6.81(1H,s),7.28(1H,d,J10Hz),7.58(1H,s),8.08(1H,s),8.27(1H,d,J10.5Hz)
この化合物を、得られた遊離塩基を1:1DCM:MeOH中に溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClを加えることによりHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
1,1−ジメチルエチル (3S,4S)−3−ヒドロキシ−4−[({[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−1−ピロリジンカルボキシレート(合成に関しては、WO2006002047調製24(c)、(±)−1,1−ジメチルエチルcis−3−ヒドロキシ−4−[({[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−1−ピロリジンカルボキシレートE1異性体を参照)(1g、2.85mmol)のDCM(50ml)中撹拌溶液に、トリフルオロ酢酸(50ml)を加え、2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、減圧下で3時間置いた。DCM(50ml)中に溶解したTFA塩に、MP−カルボネート樹脂(4g;11.4mmol)を加え、一晩撹拌した。反応混合物を濾過し、濃縮して、標題化合物を淡黄色油として得た(840mg、100%)。
MS(ES+) m/z 251.3(MH+)
フェニルメチル {[(3R,4S)−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル]メチル}カルバメート(840mg、3.35mmol)および[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]アセトアルデヒド(663mg、3.05mmol)を、無水DCM(10ml)および無水MeOH(2ml)中に、固体炭酸ナトリウムと一緒に合した。反応混合物を窒素雰囲気下で1時間撹拌し、ついで、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(2.03g、9.12mmol)を加え、一晩撹拌した。反応混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(90:10:1:DCM:MeOH:NH4OH)により精製して、標題化合物を淡黄色油として得た(1g、71%)。
MS(ES+) m/z 452.8(MH+)
フェニルメチル [((3S,4S)−4−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]カルバメート(1g、2.21mmol)の溶液に、20%Pd(OH)2/Cを加え、脱気し、1atmのH2雰囲気下で2時間置いた。反応混合物をセライトにより濾過し、濃縮して、標題化合物を黄色油として得た(622mg、89%)。
MS(ES+) m/z 318.3(MH+)
1−{2−[(3S,4S)−3−(アミノメチル)−4−ヒドロキシ−1−ピロリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−2(1H)−キノリノン(146mg、0.460mmol)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例7(d)を参照)(98mg、0.506mmol)を、無水DCM(5ml)および無水MeOH(1ml)中に、固体炭酸ナトリウムと合した。反応混合物を窒素奮起下で18時間撹拌し、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(306mg、1.38mmol)を加え、1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(90:10:1:DCM:MeOH:NH4OH)により精製して、標題化合物の遊離塩基を淡黄色油として得た(91mg、40%)。
MS(ES+) m/z 496.4(MH+)
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm3.43−3.55(m,3H)3.58(s,2H)3.68(s,3H)3.73(s,3H)4.00(s,4H)4.38(s,2H)4.65(s,1H)4.76(t,J5.94Hz,3H)6.59(d,J9.35Hz,1H)7.02(dd,J8.59,2.02Hz,1H)7.07(s,1H)7.16(d,J7.83Hz,1H)7.70(d,J8.59Hz,1H)7.85(d,J7.83Hz,1H)7.92(d,J9.35Hz,1H)
二塩酸塩を、92μLの4NのHCl/1,4−ジオキサンを遊離塩基の溶液に添加することにより調製した。
MS(ES+) m/z 514(MH+)
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm3.40(dd,J12.63,6.06Hz,2H)3.57(dd,J12.38,6.57Hz,2H)3.68(s,1H)3.75(t,J5.43Hz,3H)4.00(s,4H)4.47(s,2H)4.68(s,1H)4.73−4.82(m,5H)6.61(d,J9.35Hz,1H)7.01(dd,J8.72,1.89Hz,1H)7.08(d,J1.52Hz,1H)7.54(s,1H)7.69(d,J8.84Hz,1H)7.91(d,J9.35Hz,1H)
二塩酸塩を、93μLの4NのHCl/1,4−ジオキサンを遊離塩基の溶液に添加することにより調製した。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.39−2.50(m,1H)2.68−2.80(m,3H)2.86−2.99(m,4H)3.13(dd,J=10.5,5.6Hz,1H)3.49(dd,J=14.1,7.1Hz,2H)3.73−3.81(m,2H)4.35−4.49(m,3H)6.60(d,J=9.49Hz,1H)7.07−7.10(m,2H)7.43(d,J=11.9Hz,1H)7.76(dd,J=8.6,6.3Hz,1H)7.89(d,J=9.5Hz,1H)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 485(M+H)+
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.35−2.45(m,1H)2.57(t,J=8.84Hz,1H)2.62−2.70(m,2H)2.76−2.86(m,2H)2.96(dd,J=9.09,7.83Hz,1H)3.14(dd,J=10.36,5.56Hz,1H)3.33(dt,J=3.28,1.64Hz,1H)3.73−3.81(m,2H)4.31(dd,J=5.05,2.78Hz,2H)4.35−4.46(m,5H)6.61(d,J=9.35Hz,1H)6.97(s,1H)7.10(td,J=8.53,2.40Hz,1H)7.42(dd,J=11.37,2.27Hz,1H)7.75(dd,J=8.59,6.32Hz,1H)7.90(d,J=9.35Hz,1H)7.92(s,1H)8.00(s,1H)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 455(M+H)+
δH(CDCl3),(250MHz)1.41(2H,m),1.90(2H,br.d),2.18(2H,t),2.57(1H,m),2.68(2H,t),2.97(2H,br.d),3.65(2H,s),4.09(2H,s),4.31(2H,t),7.08(3H,m),7.20(1H,d),7.86(1H,dd),8.23(1H,s)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 470(MH+)
クロロホルム中遊離塩基をMeOH中1当量の0.5Mフマル酸で処理し、蒸発させて、乾燥し、フマル酸塩を得た。
[7−(メトキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]アセトアルデヒドメチルヘミアセタール(200mg)および1,1−ジメチルエチル [(3S,4R)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル]カルバメート(合成に関しては、WO2004058144、実施例5(c)、cis−(3−ヒドロキシ−ピペリジン−4−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルエナンチオマー2を参照)(182mg)を、クロロホルム(10ml)とMeOH(0.5ml)中でアルゴン雰囲気下で2時間撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(534mg)を加え、混合物を室温で一晩撹拌し、ついで、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2ml)を添加することによりクエンチした。有機相を疎水性フリットを用いて分離し、水相をDCM(2×20ml)で抽出した。有機抽出物を合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて粗生成物を得、これを、DCM中0−20%(MeOH中)で溶出するカラムシリカのクロマトグラフィーに付した。適当なフラクションを合し、減圧下で蒸発させて、標題化合物(226mg)を灰白色泡沫体として得た。
MS(ES+) m/z 419(MH+)
1,1−ジメチルエチル ((3S,4R)−3−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート(223mg)をDCM(2ml)中に溶解し、溶液を1,4−ジオキサン中4M塩化水素(2ml)で処理した。沸騰および沈殿形成が観察された。2時間後、溶媒を減圧下で除去し、残渣を減圧下で一晩乾燥し、標題化合物を淡黄色固体として得た(209mg)。
MS(ES+) m/z 319(MH+)
1−{2−[(3S,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩(209mg)を、9:1v:vクロロホルム:MeOH(5ml)中アルゴン雰囲気下室温で撹拌し、トリエチルアミン(250μl)を加えた。混合物を室温で10分間撹拌し、ついで、2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(88mg、合成に関しては、WO2004058144、実施例2(c)またはWO03/087098、実施例19(d)を参照)を加え、混合物を室温で4時間撹拌し、ついで、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(360mg)を加えて処理した。混合物を室温で一晩撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2ml)を加え、有機相をDCMで希釈し、総容量約50mlとした。有機相を疎水性フリットを用いて分離し、水相をDCM(2×10ml)で抽出した。合した有機抽出物を減圧下で蒸発させ、MDAPにより精製して、標題化合物の遊離塩基を無色ガムとして得た(30mg)。
NMRδ(400MHz,CDCl3):8.71(1H,s),8.29(1H,d,J2Hz),8.10(1H,s),7.87(1H,d,J10Hz),7.21(1H,d,J2Hz),6.85(1H,s),6.75(1H,d,J10Hz),4.58−4.46(2H,m),4.39−4.28(4H,m),4.08(1H,s),4.02(2H,s),4.00(3H,s),3.33−3.29(1H,m),3.00−2.90(2H,m),2.83−2.70(2H,m),2.42(1H,d,J11Hz),2.35−2.28(1H,m),1.92−1.81(2H,m)
MS(ES+) m/z 468(MH+)
この物質を、DCM中に溶解し、1当量の1MのHCl/ジエチルエーテルを加え、ついで、蒸発させて乾燥して塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基のものと同様である。
[7−(メトキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]アセトアルデヒド(メチルヘミアセタールとして)(0.654g、3.0mmol)の1:1(MeOH/CHCl3)(50mL)中溶液に、フェニルメチル {[(3R,4S)−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル]メチル}カルバメート(0.750g、3.0mmol)およびNa2SO4(0.100g)を加え、得られた溶液を常温で18時間撹拌した。Na(OAc)3BH(1.91g、9.0mmol)を加え、さらに溶液を2時間撹拌した。反応混合物をシリカゲル上で濃縮し、シリカゲルカラムのクロマトグラフィー[0−100%CHCl3/(90:10:1)CHCl3/MeOH/NH4OH)]に付して、無色の油を得た(0.897g、66%)。
LCMS: m/z 453(M+H)+
フェニルメチル [((3S,4S)−4−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]カルバメート(0.90g、1.99mmol)のMeOH(30mL)中溶液に、触媒10%炭素担持パラジウム(0.20g)を加え、得られた溶液を、50PSIのH2にParrシェーカーで付した。溶液をセライト(登録商標)のパッドで濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(0.571g、90%)を得た。
LCMS: m/z 319(M+H)+
1−{2−[(3S,4S)−3−(アミノメチル)−4−ヒドロキシ−1−ピロリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン(0.114g、0.358mmol)の1:1(MeOH/CH2Cl2)(25mL)中溶液に、2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例2(c)またはWO03/087098、実施例19(d)を参照)(0.059g、0.358mmol)および硫酸ナトリウム(0.100g)を加え、得られた溶液を常温で18時間撹拌した。Na(OAc)3BH(0.228g、1.07mmol)を加え、溶液をさらに2時間撹拌した。反応混合物をシリカゲル上で濃縮し、シリカゲルカラムのクロマトグラフィー[0−100%CHCl3/(90:10:1)CHCl3/MeOH/NH4OH)]に付して、無色の油を得た。1当量のフマル酸で処理して、フマル酸塩として標題化合物を形成し、灰白色固体を得た(0.048g、23%)。
LCMS: m/z 468(M+H)+
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.64−2.73(m,1H)3.04−3.14(m,6H)3.24(ddd,J=18.44,12.51,5.94Hz,2H)3.33(dt,J=3.28,1.64Hz,2H)4.05(s,3H)4.19(s,2H)4.31−4.36(m,2H)4.36−4.41(m,2H)4.51−4.62(m,3H)6.64−6.68(m,3H)6.98(s,1H)7.47(d,J=2.27Hz,1H)7.84(d,J=9.60Hz,1H)7.93(s,1H)8.30(d,J=2.27Hz,1H)
LCMS: m/z 481(M+H)+
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.68−2.78(m,1H)2.96−3.06(m,3H)3.06−3.16(m,3H)3.23(dd,J=12.51,5.18Hz,1H)3.33(dt,J=3.28,1.64Hz,3H)4.01−4.07(m,3H)4.26(d,J=1.77Hz,2H)4.45−4.57(m,2H)4.59−4.67(m,1H)4.69(d,J=1.26Hz,2H)6.62(d,J=9.60Hz,1H)6.66(s,2H)7.09(d,J=8.08Hz,1H)7.36(d,J=8.08Hz,1H)7.46(d,J=2.27Hz,1H)7.86(d,J=9.60Hz,1H)8.29(d,J=2.27Hz,1H)
LCMS: m/z 497(M+H)+
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.70−2.79(m,1H)2.96−3.07(m,3H)3.07−3.17(m,3H)3.24(dd,J=12.63,5.05Hz,1H)3.33(dt,J=3.28,1.64Hz,3H)3.37(m,1H)3.51−3.59(m,2H)4.01−4.07(m,3H)4.27−4.35(m,2H)4.45−4.57(m,2H)4.58−4.69(m,1H)6.59(d,J=9.60Hz,1H)6.66(s,2H)7.12(d,J=7.83Hz,1H)7.46(d,J=2.02Hz,1H)7.80(d,J=7.83Hz,1H)7.87(d,J=9.60Hz,1H)8.30(d,J=2.53Hz,1H)
LCMS: m/z 469(M+H)+
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.41(d,J=7.83Hz,1H)2.61(t,J=8.72Hz,1H)2.66−2.74(m,2H)2.81−2.90(m,3H)2.92−2.98(m,1H)3.13(dd,J=10.36,5.56Hz,1H)3.96(d,J=2.53Hz,2H)4.06(s,3H)4.38(td,J=6.00,3.16Hz,1H)4.43−4.52(m,4H)4.54−4.61(m,2H)6.74(d,J=9.60Hz,1H)7.24(s,1H)7.52(d,J=2.27Hz,1H)7.92(d,J=9.60Hz,1H)8.30(d,J=2.27Hz,1H)
1当量のフマル酸により処理してフマル酸塩を形成して、標題化合物を灰白色固体として得た(0.018g、8%)。
LCMS: m/z 515(M+H)+
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm2.23−2.34(m,1H)2.63−2.71(m,2H)2.71−2.80(m,2H)2.85(dd,J=11.75,7.20Hz,1H)2.90−2.95(m,1H)3.08(dd,J=10.11,5.81Hz,1H)3.81−3.91(m,3H)3.98(s,4H)4.20(td,J=6.13,3.66Hz,1H)4.31−4.41(m,2H)4.68(s,3H)6.56(s,3H)6.64(d,J=9.85Hz,1H)7.40(d,J=2.27Hz,1H)7.56(s,1H)7.85(d,J=9.85Hz,1H)8.28(d,J=2.53Hz,1H)
[7−(メトキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]アセトアルデヒド(メチルヘミアセタールとして)(0.500g、2.29mmol)の1:4(MeOH/CH2Cl2)(40mL)中溶液に、フェニルメチル [(3R)−3−ピロリジニル−メチル]カルバメート(合成に関しては、WO2006002047調製23(b)を参照)(0.536g、2.29mmol)およびトリエチルアミン(0.351mL、2.52mmol)を加え、得られた溶液を常温で1時間撹拌した。Na(OAc)3BH(1.46g、6.87mmol)を加え、溶液をさらに18時間撹拌した。反応混合物をシリカゲル上で濃縮し、シリカゲルカラムのクロマトグラフィー[0−100%CHCl3/(90:10:1)CHCl3/MeOH/NH4OH)]に付して無色油を得た(0.333g、33%)。
LCMS: m/z 437(M+H)+
フェニルメチル [((3S)−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]カルバメート(0.33g、0.761mmol)のMeOH(30mL)中溶液に、触媒10%炭素担持パラジウム(0.20g)を加え、得られた溶液を、50PSIのH2にParrシェーカーで付した。溶液をセライト(登録商標)のパッドで濾過し、減圧下で濃縮して、無色油を得た(0.100g、43%)。
LCMS: m/z 303(M+H)+
1−{2−[(3S)−3−(アミノメチル)−1−ピロリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン(0.050g、0.165mmol)の1:1(MeOH/CH2Cl2)(15mL)中溶液に、3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2003087098、実施例31(e)を参照)(0.029g、0.165mmol)および硫酸ナトリウム(0.05g)を加え、得られた溶液を常温で18時間撹拌した。Na(OAc)3BH(0.105g、0.496mmol)を加え、溶液をさらに2時間撹拌した。反応混合物をシリカゲル上で濃縮し、シリカゲルカラムのクロマトグラフィー[0−100%CHCl3/(90:10:1)CHCl3/MeOH/NH4OH)]に付して、無色の油を得た。油を、HPLC(CH3CN/H2O)により精製して、標題化合物を白色固体として得た(0.0065g、9%)。
LCMS: m/z 465(M+H)+
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm1.53(dd,J=13.01,6.19Hz,1H)2.02−2.12(m,1H)2.40−2.52(m,2H)2.63(d,J=7.07Hz,2H)2.72−2.81(m,3H)2.82−2.86(m,1H)2.87−2.95(m,1H)3.74−3.82(m,2H)4.05(s,3H)4.49(t,J=7.45Hz,2H)4.65(s,2H)6.76(d,J=9.85Hz,1H)6.98(d,J=8.08Hz,1H)7.28(d,J=8.08Hz,1H)7.50(d,J=2.27Hz,1H)7.93(d,J=9.60Hz,1H)8.30(d,J=2.53Hz,1H)
MS(ES+) m/z 480.3(MH+)
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.72(d,J5.05Hz,1H)2.99(d,J17.68Hz,3H)3.06−3.14(m,1H)3.14−3.20(m,1H)3.22−3.30(m,1H)3.33(s,4H)3.38(s,1H)3.96(s,3H)4.23−4.33(m,2H)4.41−4.51(m,1H)4.55(s,1H)4.63−4.73(m,3H)6.34(d,J9.35Hz,1H)6.96−7.05(m,2H)7.11(d,J7.83Hz,1H)7.39(d,J7.83Hz,1H)7.65(d,J8.59Hz,1H)7.80(d,J9.35Hz,1H)
43μL(1当量)の4NのHCl/1,4−ジオキサンを遊離塩基の溶液に添加することにより標題化合物の塩酸塩を調製した。
MS(ES+) m/z 467.5(MH+)
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.62−2.72(m,1H)2.87(dd,J9.60,7.58Hz,1H)2.94−3.00(m,3H)3.02−3.06(m,2H)3.23(d,J5.56Hz,2H)3.33(dt,J3.28,1.64Hz,1H)3.94−4.00(m,3H)4.19(s,2H)4.31−4.41(m,5H)4.50−4.60(m,3H)6.37(d,J9.35Hz,1H)6.94−7.03(m,3H)7.60(d,J8.84Hz,1H)7.75(d,J9.35Hz,1H)7.92(s,1H)
33μL(1当量)の4NのHCl/1,4−ジオキサンを遊離塩基の溶液に添加することにより標題化合物の塩酸塩を調製した。
MS(ES+) m/z 468.3(MH+)
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.65(d,J5.05Hz,1H)3.07(s,1H)3.12−3.20(m,3H)3.20−3.29(m,4H)3.97(s,3H)4.31(d,J2.02Hz,2H)4.48(d,J4.04Hz,2H)4.53(s,1H)4.59(s,5H)6.40(d,J9.35Hz,1H)6.96−7.06(m,2H)7.21(s,1H)7.62(d,J8.59Hz,1H)7.78(d,J9.35Hz,1H)
19μL(1当量)の4NのHCl/1,4−ジオキサンを遊離塩基の溶液に添加することにより標題化合物の塩酸塩を調製した。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.37−2.46(m,1H)2.59(t,J=8.72Hz,1H)2.63−2.71(m,2H)2.77−2.89(m,2H)2.93−3.00(m,1H)3.15(dd,J=10.48,5.43Hz,1H)3.33(dt,J=3.28,1.64Hz,3H)3.52(s,2H)3.77−3.85(m,2H)4.37(td,J=5.94,3.28Hz,1H)4.42−4.48(m,2H)6.62(d,J=9.60Hz,1H)7.03(d,J=7.83Hz,1H)7.10(td,J=8.46,2.27Hz,1H)7.42(dd,J=11.62,2.27Hz,1H)7.69(d,J=7.58Hz,1H)7.75(dd,J=8.72,6.19Hz,1H)7.90(d,J=9.35Hz,1H)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 484(M+H)+
1当量の安息香酸を6−{[({(3S,4S)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル}メチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オンの溶液に加え、ついで、蒸発させて、安息香酸塩を得た。
実施例78(a)−(b)に記載のように、7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)アセトアルデヒド(0.205g、1mmol)およびフェニルメチル {[(3R,4S)−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル]メチル}カルバメートを用いて調製した。
1−{2−[(3S,4S)−3−(アミノメチル)−4−ヒドロキシ−1−ピロリジニル]エチル}−7−フルオロ−2(1H)−キノリノン(100mg;0.33mmol)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2003087098、実施例31(e)を参照)(60mg、0.33mmol)のメタノール(2mL)、DCM(4mL)中溶液を、室温にて一晩撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(0.13g;0.6mmol)を加え、混合物を室温にて1時間撹拌した。反応物を蒸発させ、0−20%メタノール−DCM−2%NH4OHで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して油を得た。この油を、Et2O中の1MのHClで処理して、標題化合物(73mg)を二塩酸塩として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.36−2.46(m,1H)2.58(t,J=8.84Hz,1H)2.62−2.71(m,2H)2.78−2.84(m,1H)2.85−2.88(m,1H)2.98(dd,J=9.09,7.83Hz,1H)3.15(dd,J=10.36,5.56Hz,1H)3.33(dt,J=3.28,1.64Hz,3H)3.73−3.81(m,2H)4.36(td,J=6.06,3.28Hz,1H)4.42−4.47(m,2H)4.64(s,2H)6.62(d,J=9.60Hz,1H)6.98(d,J=8.08Hz,1H)7.10(td,J=8.46,2.27Hz,1H)7.27(d,J=8.08Hz,1H)7.42(dd,J=11.49,2.15Hz,1H)7.75(dd,J=8.59,6.32Hz,1H)7.90(d,J=9.60Hz,1H)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 468(M+H)+
7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)アセトアルデヒド(0.205g、1mmol)およびフェニルメチル {[(3S,4R−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル]メチル}カルバメート(合成に関しては、実施例52(f)またはWO2006002047調製24(d)(±)−フェニルメチル {[cis−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル]メチル}カルバメートE2異性体を参照)(0.25g、1mmol)のメタノール(1mL)およびクロロホルム(3mL)中溶液を、室温にて一晩撹拌し、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(0.636g;3mmol)を加え、混合物を室温にて2時間撹拌した。混合物をDCMで3回抽出し、乾燥し(Na2SO4)、蒸発させて、0−10%メタノール−DCM−1%NH4OHで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して生成物を泡沫体として得た(0.3g)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 440(M+H)+
フェニルメチル ({(3R,4R)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル}メチル)カルバメート(0.3g)の乾燥メタノール(15mL)中溶液を、10%Pd/C(0.08g)で処理し、15psi室温にて2時間振盪した。Pd触媒をセライト(登録商標)により濾過した。濾液を蒸発させて、乾燥させて油を得た(0.2g)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 305(M+H)+
1−{2−[(3R,4R)−3−(アミノメチル)−4−ヒドロキシ−1−ピロリジニル]エチル}−7−フルオロ−2(1H)−キノリノン(90mg;0.3mmol)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2003087098、実施例31(e)を参照)(53mg、0.3mmol)のメタノール(2mL)、DCM(4mL)中溶液を、室温にて一晩撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(0.127g;0.6mmol)を加え、混合物を室温にて1時間撹拌した。反応物を蒸発させ、0−15%メタノール−DCM−1%NH4OHで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して油を得た。油を、Et2O中の1MのHClで処理して、標題化合物(36mg)を二塩酸塩として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.38−2.46(m,1H)2.58(t,J=8.84Hz,1H)2.63−2.71(m,2H)2.79−2.84(m,1H)2.86−2.91(m,1H)2.98(dd,J=8.97,7.96Hz,1H)3.15(dd,J=10.48,5.43Hz,1H)3.33(dt,J=3.28,1.64Hz,5H)3.78(d,J=1.52Hz,2H)4.36(td,J=6.06,3.28Hz,1H)4.43−4.48(m,2H)4.65(s,2H)6.62(d,J=9.35Hz,1H)6.98(d,J=8.08Hz,1H)7.11(td,J=8.46,2.27Hz,1H)7.27(d,J=8.08Hz,1H)7.42(dd,J=11.49,2.15Hz,1H)7.76(dd,J=8.59,6.32Hz,1H)7.91(d,J=9.60Hz,1H)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 468(M+H)+
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm3.37(none,21H)2.38−2.47(m,1H)2.59(t,J=8.84Hz,1H)2.63−2.71(m,2H)2.77−2.87(m,2H)2.88−2.91(m,1H)2.97(dd,J=9.09,7.83Hz,1H)3.15(dd,J=10.36,5.56Hz,1H)3.33(dt,J=3.28,1.64Hz,3H)3.52(s,2H)3.77−3.85(m,2H)4.34−4.40(m,1H)4.42−4.49(m,2H)6.62(d,J=9.35Hz,1H)7.03(d,J=7.83Hz,1H)7.10(td,J=8.46,2.27Hz,1H)7.42(dd,J=11.49,2.15Hz,1H)7.69(d,J=7.83Hz,1H)7.75(dd,J=8.59,6.32Hz,1H)7.90(d,J=9.35Hz,1H)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 484(M+H)+
フェニルメチル {[(3R,4S)−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル]メチル}カルバメート(1.17g;4.560mmol)および(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)アセトアルデヒド(メチルヘミアセタールとして))(855mg、4.17mmol)を無水DCM(5ml)および無水MeOH(1ml)中に、固体炭酸ナトリウムと合した。反応混合物を窒素雰囲気下で1時間撹拌し、ついで、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(2.76g;12.44mmol)を加え、一晩撹拌した。反応混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(90:10:DCM:MeOH)に付して、標題化合物を淡黄色油として得た(1.69mg、87%)。
MS(ES+) m/z 442.4(MH+)
フェニルメチル ({(3S,4S)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル}メチル)カルバメート(1.7g;3.85mmol)の溶液に10%Pd/Cを加え、脱気し、1atmのH2雰囲気下に18時間置いた。反応混合物をセライトにより濾過し、濃縮して、標題化合物を黄色油として得た(1.3g;100%)。
MS(ES+) m/z 307.3(MH+)
1−{2−[(3S,4S)−3−(アミノメチル)−4−ヒドロキシ−1−ピロリジニル]エチル}−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン(108mg;0.353mmol)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2003087098、実施例31(e)を参照)(69mg;0.388mmol)を、無水DCM(5ml)および無水MeOH(1ml)中に、固体炭酸ナトリウムと合した。反応混合物を窒素雰囲気下で18時間撹拌し、ついで、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(235mg;1.06mmol)を加え、1時間撹拌した。反応混合物を合し、精製して、カラムクロマトグラフィー(90:10:1:DCM:MeOH:NH4OH)により精製して、標題化合物の遊離塩基を淡黄色油として得た(80mg;48%)。
MS(ES+) m/z 470.5(MH+)
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.69(d,J6.06Hz,1H)2.84(d,J7.07Hz,1H)2.88−2.95(m,2H)2.99−3.09(m,1H)3.12(dd,J9.60,4.80Hz,1H)3.19−3.29(m,1H)3.68(s,2H)4.24−4.31(m,2H)4.32−4.42(m,1H)4.47−4.55(m,1H)4.57−4.68(m,1H)4.71(d,J1.77Hz,2H)6.72(d,J9.85Hz,1H)7.11(d,J7.83Hz,1H)7.39(d,J8.08Hz,1H)7.89−8.00(m,2H)8.52(d,J2.02Hz,1H)
43μL(1当量)の4NのHCl/1,4−ジオキサンを遊離塩基の溶液に加えることにより、標題化合物塩酸塩を調製した。
MS(ES+) m/z 485.5(MH+)
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.61−2.70(m,1H)2.72−2.82(m,3H)2.84−2.89(m,2H)2.94−3.06(m,2H)3.17−3.26(m,1H)3.57(s,2H)3.68(s,2H)4.29(d,J9.85Hz,2H)4.36(ddd,J14.65,5.81,5.56Hz,1H)4.51(ddd,J7.52,4.04,3.85Hz,1H)4.54−4.65(m,1H)6.68(d,J9.85Hz,1H)7.11−7.17(m,1H)7.80−7.86(m,1H)7.91−7.98(m,2H)8.52(d,J2.27Hz,1H)
49uL(1当量)の4NのHCl/1,4−ジオキサンを遊離塩基の溶液に加えることにより、標題化合物の塩酸塩を調製した。
MS(ES+) m/z 503.3(MH+)
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.69−2.78(m,3H)2.86(dd,J10.74,6.19Hz,1H)2.91−3.00(m,1H)3.01−3.12(m,2H)3.23(dd,J9.22,3.66Hz,1H)3.68(s,2H)4.29−4.39(m,3H)4.56(td,J6.63,2.40Hz,1H)4.64(ddd,J14.78,8.72,6.32Hz,1H)4.71−4.75(m,2H)6.63(d,J9.60Hz,1H)7.54(s,1H)7.87(d,J9.60Hz,1H)7.95(dd,J=10.48,2.15Hz,1H)8.51(d,J2.27Hz,1H)
41uL(1当量)の4NのHCl/1,4−ジオキサンを遊離塩基の溶液に加えることにより、標題化合物の塩酸塩を調製した。
MS(ES+) m/z 456.4(MH+)
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.54(d,J5.81Hz,1H)2.78(dd,J9.47,7.20Hz,1H)2.82−2.91(m,5H)3.09(d,J5.56Hz,2H)3.33(dt,J=3.28,1.64Hz,1H)4.03−4.12(m,2H)4.33(dd,J5.31,2.53Hz,2H)4.37−4.41(m,2H)4.44−4.51(m,3H)6.78(d,J9.60Hz,1H)6.97(s,1H)7.87−7.92(m,2H)7.96(dd,J10.61,2.02Hz,1H)8.51(d,J2.27Hz,1H)
25uL(1当量)の4NのHCl/1,4−ジオキサンを遊離塩基の溶液に加えることにより、標題化合物の塩酸塩を調製した。
および
5,7−ジフルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノリノン(350mg、1.58mmol)を乾燥MeOH(7ml)中に溶解した。ナトリウムメトキシド(85mg、1.58mmol)をゆっくりと加え、反応物をアルゴン雰囲気下で一晩加熱還流した。さらに、ナトリウムメトキシド(42.5mg、0.79mmol)を加え、ついで3時間後、さらにナトリウムメトキシド(63.8mg、1.18mmol)を加えた。反応物を還流温度で一晩撹拌し、ついで、さらにナトリウムメトキシド(85mg、1.58mmol)を加え、反応物を還流温度で一晩撹拌した。MeOHを除去し、残渣を水および酢酸エチル間で分配した。有機層を乾燥し(硫酸ナトリウム)、蒸発させて淡黄色油を得、これを、0−50%酢酸エチル−40−60℃石油エーテルで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、240mgの2つの異性体の混合物を得た(62%)。
MS(ES+) m/z 222(MH+)
7−フルオロ−5−(メチルオキシ)−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノリノンおよび5−フルオロ−7−(メチルオキシ)−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノリノン(1:1混合物)(240mg;1.03mmol)をDCM(8ml)中に、3首フラスコ中で溶解し、−78℃に冷却した。ついで、O3雰囲気下20分間撹拌し、ついで、反応物をDMS(0.29ml;4.12mmol)でクエンチした。ついで、これを室温に加温した。溶媒を除去して、純粋でない生成物を得た(304mg)。
MS(ES+) m/z 236(MH+)
[7−フルオロ−5−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]アセトアルデヒドおよび[5−フルオロ−7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]アセトアルデヒド(1:1混合物)(304mg;1.29mmol)および1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)を参照)(848mg、2.431mmol)(450mg;1.29mmol)をクロロホルムおよびMeOH(25ml:5ml)の5:1混合物中に溶解し、アルゴン雰囲気下室温で1時間撹拌した。ついで、これをNaBH(OAc)3(820mg;3.87mmol)で処理し、さらに1時間撹拌した。ついで、溶媒を除去し、粗残渣を、0−10%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製した。所望の化合物を含有するフラクションを濃縮した(300mg;41%)。
MS(ES+) m/z 569(MH+)
1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)(1−{2−[5−フルオロ−7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメートおよび1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)(1−{2−[7−フルオロ−5−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート(1:1混合物)(300mg、0.53mmol)を、クロロホルム(5ml)中に溶解し、1,4−ジオキサン中4MのHCl溶液を加えた(1ml)。この反応物をアルゴン雰囲気下室温で1時間撹拌した。
形成した固体をMeOH中に溶解し、溶媒を除去した。固体をMeOH中に再び溶解し、Amberlyst樹脂と中性pHになるまで撹拌した。樹脂を濾過し、溶媒を除去して、220mgの粗物質を得、これをクロマトグラフィーにより精製して、82mgの標題化合物の遊離塩基の1:1混合物を得た。
MS(ES+) m/z 469(MH+)
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−5−フルオロ−7−(メチルオキシ)−2(1H)−キノリノン
1H NMR(400MHz)δ(CD3OD)1.65(1H,m),2.10(2H,d),2.25(2H,t),2.73(2H,t),2.98(1H,m),3.19(2H,d),3.96(3H,s),4.1(2H,s),4.33(2H,m),4.39(2H,m),4.49(2H,t),6.54(1H,d),6.78(1H,m),6.90(1H,s),7.00(1H,s),7.39(2H,m),7.46(1H,m),7.99(3H,m),8.11(1H,s)
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−5−(メチルオキシ)−2(1H)−キノリノン
1H NMR(400MHz)δ(CD3OD)1.65(2H,m),2.10(2H,d),2.24(2H,t),2.72(2H,t),2.99(1H,m),3.18(2H,d),3.99(3H,s),4.11(2H,s),4.33(2H,m),4.39(2H,m),4.44(2H,m),6.55(1H,d),6.75(1H,m),7.00(2H,m),7.40(2H,m),7.46(1H,m),7.99(2H,m),8.12(1H,s),8.20(1H,d)
これらの化合物を、1当量の安息香酸で処理して、標題化合物、モノ−安息香酸塩を調製した。
5−クロロ−1,3−ベンゾチアゾール−2(3H)−オン(1.85g、10mmol)をDMF(50ml)中に溶解し、炭酸カリウム(1.66g、12mmol)およびヨウ化アリル(1.1ml、12mmol)で処理し、ついで、100℃で18時間加熱した。ついで、溶媒を減圧下で除去して、残渣を水(100ml)および酢酸エチル(2×100ml)間で分配した。有機層を飽和ブラインで洗浄し、分離し、乾燥した。10−50%酢酸エチル/40−60石油エーテルの勾配で溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を油として得、これを静置して結晶化した(2.14g、95%)。
MS(ES+) m/z 226および228(MH+,100および30%、それぞれ)。
5−クロロ−3−(2−プロパン−1−イル)−1,3−ベンゾチアゾール−2(3H)−オン(0.43g、1.9mmol)(0.43g、1.9mmol)を1,4−ジオキサン(20ml)中に溶解し、水(22ml)を加えた。過ヨウ素酸ナトリウム(0.94g、4.4mmol)、ついで、水中4%四酸化オスミウム(2.1ml)を加え、室温で30分間撹拌し、ついで、多くの沈殿が形成した。水(20ml)を加え、さらに、過ヨウ素酸ナトリウム(1.9g、8.9mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して小容量にし、水(50ml)およびDCM(2×50ml)間で分配した。有機相を分離し、乾燥した。25−100%酢酸エチル/40−60石油エーテルの勾配で溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して0.21g、48%の標題化合物を得た。
MS(ES+) m/z 226および228(M−H,100および35%、それぞれ)
(5−クロロ−2−オキソ−1,3−ベンゾチアゾール−3(2H)−イル)アセトアルデヒド(0.10g、0.44mmol)および1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(0.154g、0.44mmol)(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)を参照)を、クロロホルム(10ml)およびMeOH(1.5ml)中に溶解し、酢酸(8滴)および(ポリスチリルメチル)トリメチルアンモニウムシアノボロヒドリド(Novabiochem)(4.1mmol/g、0.87g)で処理し、混合物を室温で60時間撹拌した。反応物を濾過し、蒸発させて、乾燥した。0−12%MeOH/DCMの勾配で溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、1,1−ジメチルエチル {1−[2−(5−クロロ−2−オキソ−1,3−ベンゾチアゾl−3(2H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル}(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)カルバメートを油として(0.25g、100%)得た。
MS(ES+) m/z 561および563(MH+)
これをDCM(10ml)中に溶解し、トリフルオロ酢酸(3ml)で、室温で18時間処理し、ついで、蒸発させて、乾燥した。残渣を、水中10%炭酸カリウム(30ml)およびDCM中10%MeOH(3×30ml)間で分配した。有機層を乾燥し、濾過し、蒸発させて、乾燥した。MeOH/DCM中0−10%2Mアンモニアの勾配で溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物の遊離塩基を油として得た(0.138g、67%)。
1H NMRδ(CDCl3)1.29−1.45(2H,m),1.73(2H,s),1.80−1.93(2H,m),2.05−2.18(2H,m),2.42−2.55(1H,m),2.66(2H,t,J6.5Hz),2.85−2.96(2H,m),3.75(2H,s),3.99(2H,t,J6.5Hz),4.22−4.35(4H,m),6.82(1H,s),7.07−7.13(2H,m),7.33(1H,d,J4.8Hz),8.10(1H,s)
MS(ES+) m/z 461および463(MH+,30および10%、それぞれ)
これをMeOHに溶解し、過剰のエーテル中1MのHClで処理した。溶液を蒸発させて、乾燥させて、標題化合物の二塩酸塩を白色固体として得た。
5−フルオロ−3−ニトロ−2(1H)−ピリジノン(1.0g、6.3mmol)から、Sugimotoら、Tetrahedron Letters(1999),40,7477−7478の一般法により、標題化合物を褐色油として得(0.7g、62%)、これを静置して結晶化した。
1H NMRδ(CDCl3)7.99−8.05(1H,m),8.55(1H,d,J2.8Hz)
2−クロロ−5−フルオロ−3−ニトロピリジン(0.7g、3.9mmol)をTHF(20ml)中に懸濁させ、水(0.43ml)トリエチルアミン(2.3ml)および硫黄フレーク(0.63g)で処理した。この混合物を、Bergoff圧力容器に入れ、一酸化炭素で1500kPa(15bar)に加圧し、90℃に18時間加熱した。反応物を冷却し、過剰の一酸化炭素を除去し、溶液/懸濁液を蒸発させて、乾燥し、残渣を、DCMおよび水間で分配した。有機相を乾燥し、濾過し、蒸発させて、乾燥した。0−10%MeOH/DCM勾配で溶出するシリカゲルのクロマトグラフィー、ついで、さらに0−100%酢酸エチル/40−60石油エーテル勾配でのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(0.05g、7.4%)を得た。
MS(ES+) m/z 171(MH+,100%)
6−フルオロ[1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2(1H)−オン(0.045g、0.31mmol)をDMF(3ml)中に溶解し、炭酸カリウム(0.043g、0.31mmol)およびヨウ化アリル(0.03ml、0.33mmol)で処理し、ついで、100℃で18時間加熱した。ついで、減圧下で除去し、残渣を水および酢酸エチル間で分配した。有機層を飽和ブラインで洗浄し、分離し、乾燥した。10−50%酢酸エチル/40−60石油エーテル勾配で溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、標題化合物(0.046g、83%)を油として得た。
MS(ES+) m/z 211(MH+,100%)
6−フルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)[1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2(1H)−オン(0.046g、0.22mmol)をDCM(8ml)およびMeOH(1ml)中に溶解し、溶液を−70℃に冷却した。酸素中のオゾンを含有するガス混合物を、溶液に20分間通し、淡緑色溶液を得た。ついで、アルゴンをこの溶液5分間通気し、ついで、ジ硫化メチル(0.064ml、0.87mmol)を加えた。混合物を室温に加温して、蒸発させて、乾燥させて粗生成物を得、これをさらに精製することなく用いた。
MS(ES+) m/z 245(MH+、MeOHヘミアセタール,100%)
(6−フルオロ−2−オキソ[1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−1(2H)−イル)アセトアルデヒド(0.046g、0.22mmol)および1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(0.069g、0.2mmol)(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)を参照)をクロロホルム(5ml)およびMeOH(1ml)中に溶解し、酢酸(10滴)および(ポリスチリルメチル)トリメチルアンモニウムシアノボロヒドリド(Novabiochem)(4.1mmol/g、0.39g)で処理し、混合物を室温で60時間撹拌した。反応物を濾過し、蒸発させて、乾燥させて、1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル){1−[2−(6−フルオロ−2−オキソ[1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−1(2H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル}を得た。これを、DCM(3ml)中に溶解し、トリフルオロ酢酸(1ml)で室温で4時間処理し、ついで、蒸発させて、乾燥した。残渣をMeOH中に溶解し、ポリマー支持カルボネート樹脂と撹拌し、ついで、濾過し、蒸発させた。MeOH/DCM中の0−12%2Mアンモニア勾配で溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、標題化合物の遊離塩基を得た(0.05g、51%)。
1H NMRδ(CDCl3)1.29−1.45(2H,m),1.73(2H,s),1.80−1.93(2H,m),2.05−2.18(2H,m),2.42−2.55(1H,m),2.66(2H,t,J6.5Hz),2.80−2.92(2H,m),3.75(2H,s),3.99(2H,t,J6.5Hz),4.22−4.35(4H,m),6.80(1H,s),7.16(1H,dd,J2.5および9Hz),8.10(1H,s),8.18(1H,dd,J1および2.5Hz)
MS(ES+) m/z 446(MH+,100%)
これをMeOH中に溶解し、過剰の1,4−ジオキサン中4MのHClで処理した。溶液を蒸発させて、乾燥させて、標題化合物の二塩酸塩を灰白色として得た。
7−フルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノリノン(5.0g、0.025mmol)の3:1CH2Cl2:MeOH(500mL)中溶液を、−70℃に冷却し、O3を溶液に20分間通気した。硫化ジメチル(19mL、0.25mol)を加え、反応物を90分間−70℃で撹拌し、ついで、室温に一晩加温した。溶媒を減圧下で除去し、粘性橙色油を得た。シリカゲルのカラムクロマトグラフィー(1%〜100%ヘキサン:酢酸エチル勾配)により精製して、暗黄色固体を得た(4.2g、82%)。
MS(ES) m/z 206[M+H]+
(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)アセトアルデヒド(1.17g、5.71mmol)およびフェニルメチル [(3R)−3−ピロリジニルメチル]カルバメート((R)−3−(アミノメチル)−1−N−Boc−ピロリジンから、WO2006002047の調製23(b)の3R異性体と類似の方法により調製することができる)(1.34g、5.71mmol)の1:1CH2Cl2:MeOH(80mL)中溶液に、8当量Na2SO4(6.5g、46mmol)を加え、反応物を常温で18時間撹拌した。中間体イミンを、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(3.63g、17.0mmol)で処理し、さらに16時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し;残渣を酢酸エチルおよび飽和NaHCO3間で分配し、有機層をNa2SO4中で乾燥した。シリカゲルのカラムクロマトグラフィー(1%〜20%メタノール:ジクロロメタン勾配)により精製して、淡琥珀色油を得た(820mg、34%)。
MS(ES) m/z 424[M+H]+
フェニルメチル ({(3S)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−3−ピロリジニル}メチル)カルバメート(820mg、1.94mmol)のMeOH(30mL)中溶液に、5%炭素担持パラジウム(200mg、水中50重量%)を加えた。混合物を15psi下で2.5時間水素化し、セライト(登録商標)のパッドに通し、濃縮して、透明油を得、これを静置すると暗くなり、固体化した(555mg、99%)。
MS(ES) m/z 290[M+H]+
1−{2−[(3S)−3−(アミノメチル)−1−ピロリジニル]エチル}−7−フルオロ−2(1H)−キノリノン(87mg、0.30mmol)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2003087098、実施例31(e)を参照)(54mg、0.302mmol)の溶液に、Na2SO4(355mg、2.50mmol)を加え、反応物を常温で18時間撹拌した。中間体イミンをトリアセトキシボロヒドリドナトリウム(160mg、0.75mmol)で処理し、さらに16時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し;残渣を、ジクロロメタンおよび炭酸水素ナトリウム水溶液間で分配し、有機層を乾燥(Na2SO4)した。シリカゲルのカラムクロマトグラフィー(1%〜20%メタノール:ジクロロメタン勾配)により精製して、標題化合物をアモルファス灰白色固体(69mg、51%)として得た。
1H NMR(400Mz,CDCl3)d7.65(d,J=9.5Hz,1H),7.56−7.53(m,1H),7.21(d,J=8.1Hz,1H),7.16(dd,J=9.6Hz,J=2.2Hz,1H),6.99−6.95(m,1H),6.92,(d,J=8.1Hz,1H),6.71(d,J=9.5Hz),4.65(s,2H),4.46−4.37(m,2H),3.83(s,2H),2.95(apparentt,1H),2.80(t,J=7.63Hz,2H),2.73(t,J=6.91Hz,2H),2.67(d,J=6.92Hz,1H),2.58−2.54(m,1H),2.48−2.07(m.1H),2.07−2.00(m,1H),1.58−1.28(m,1H)
MS(ES) m/z 452[M+H]+
4−ベンジル−2−(クロロメチル)モルホリン(2.0g、8.86mmol)のDMF(10mL)中溶液に、カリウムフタルイミド(1.96g、10.6mmol)を加え、混合物を165℃で4時間加熱した。冷却して、反応混合物を水(20mL)に注ぎ、生成物をCHCl3(3×)に抽出し、合した有機層を少量の水、ブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)した。溶媒を蒸発させて明黄褐色固体を得、これを直接次の工程に用いた。
LC/MS(ES)m/e337(M+H)+
粗2−{[(2R,S)−4−(フェニルメチル)−2−モルホリニル]メチル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(〜8.8mmol)を無水エタノール(15mL)中に懸濁させ、ヒドラジン一水和物(0.75mL、15.4mmol)で処理した。反応混合物を加熱還流し、この間に反応溶液が黄色に変わり、均一になり、ついで、白色沈殿が形成した。2時間、反応混合物を室温に冷却し、CHCl3で希釈し、固体を濾過した。濾液を蒸発させ、残渣をCHCl3中に溶解し、少量の水、ブラインで洗浄し、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を蒸発させ、黄色油(1.69g)を得、これを直接次の工程に用いた。
LC/MS(ES)m/e207(M+H)+
粗{[(2R,S)−4−(フェニルメチル)−2−モルホリニル]メチル}アミン(1.69g、8.2mmol)のDCM(15mL)中溶液に、0℃で、二炭酸ジ−tert−ブチル(1.88g、8.6mmol)を加えた。冷却浴を除去し、反応物を室温にて2時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、得られた油をCHCl3−MeOH−NH4OH、96:4:1で溶出するシリカゲルにより精製して、標題化合物を白色固体として得た(1.94g、3工程で71%):LC/MS(ES)m/e307(M+H)+。
1,1−ジメチルエチル {[(2R,S)−4−(フェニルメチル)−2−モルホリニル]メチル}カルバメート(10g)をキラル分取HPLC(Chiralcel OD 77mm×240mmカラム、95:5ヘキサン:エタノール、流速280mL/分、0.5gで注入、254nmでのUV)に付して、1,1−ジメチルエチル {[(2S)−4−(フェニルメチル)−2−モルホリニル]メチル}カルバメート(4.9g、99%ee、保持時間=4.194分、[α]D=−14.6°)を無色油として、1,1−ジメチルエチル{[(2R)−4−(フェニルメチル)−2−モルホリニル]メチル}カルバメート(4.9g、>98%ee、保持時間=3.477分、[α]D=+14.6°)を無色油として得た。
1,1−ジメチルエチル {[(2S)−4−(フェニルメチル)−2−モルホリニル]メチル}カルバメート(4.9g、16mmol)のエタノール(160mL)中溶液に、10%Pd/C(1.5g)を加えた。懸濁液をParr Shaker装置で50psiで8時間水素化した。反応物をセライト(登録商標)のパッドで濾過し、パッドを数回メタノールで洗浄した。濾液を濃縮して、標題化合物(3.35g、97%)を無色固体として得、これをさらに精製することなく用いた:LC/MS(ES)m/e217(M+H)+。標題化合物の絶対立体配置を、振動円偏光(VCD)により測定した。
[7−(メトキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]アセトアルデヒド(メチルヘミアセタールとして)(0.500g、2.29mmol)の1:1(MeOH/CHCl3)(25mL)中溶液に、1,1−ジメチルエチル [(2R)−2−モルホリニル−メチル]カルバメート(0.500g、2.29mmol)およびNa2SO4(0.100g)を加え、得られた溶液を常温で18時間撹拌した。Na(OAc)3BH(1.46g、6.87mmol)を加え、溶液をさらに2gで撹拌した。反応混合物をシリカゲル上で濃縮し、シリカゲルカラムのクロマトグラフィーに付して[0−100%ヘキサン/EtOAc]、黄色油を得た(0.460g、48%)。
LCMS: m/z 419(MH+)
1,1−ジメチルエチル [((2S)−4−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−2−モルホリニル)メチル]カルバメート(0.46g、1.10mmol)のCH2Cl2(10mL)中溶液に、1,4−ジオキサン中HCl(1.10mL、4.40mmol)を加え、得られた溶液を常温で16時間撹拌した。減圧下で濃縮した後、遊離塩基を過剰のMPカルボネートを処理することにより調製して、黄色油を得た(0.300g、85%)。
LCMS: m/z 319(M+H)+
1−{2−[(2S)−2−(アミノメチル)−4−モルホリニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン(0.100g、0.314mmol)の1:1(MeOH/CH2Cl2)(25mL)中溶液に、3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例7(d)を参照)(0.061g、0.314mmol)および硫酸ナトリウム(0.100g)を加え、得られた溶液を常温で18時間撹拌した。Na(OAc)3BH(0.200g、0.942mmol)を加え、溶液をさらに2時間撹拌した。反応混合物をシリカゲル上で濃縮し、シリカゲルカラムのクロマトグラフィー[0−100%CHCl3/(90:10:1)CHCl3/MeOH/NH4OH)]に付して、無色の油を得た。モノ−HCl塩をエーテル中1NのHCl(1当量)で処理することにより精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(0.094g、56%)。
LCMS: m/z 497(M+H)+
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm1.26(t,J=7.07Hz,1H)1.98−2.04(m,2H)2.28(td,J=11.37,3.28Hz,1H)2.61−2.72(m,4H)2.92(dd,J=18.82,11.24Hz,2H)3.52(s,2H)3.58−3.69(m,2H)3.75−3.83(m,2H)3.83−3.91(m,1H)4.04(s,3H)4.12(q,J=7.16Hz,1H)4.50(t,J=7.20Hz,2H)6.75(d,J=9.60Hz,1H)7.01(d,J=7.83Hz,1H)7.50(d,J=2.27Hz,1H)7.68(d,J=7.83Hz,1H)7.92(d,J=9.85Hz,1H)8.29(d,J=2.27Hz,1H)
LCMS: m/z 515(M+H)+
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm2.02(t,J=10.61Hz,1H)2.28(td,J=11.37,3.28Hz,1H)2.64−2.74(m,4H)2.88−2.98(m,2H)3.62(td,J=11.37,2.27Hz,1H)3.67(td,J=4.99,2.65Hz,1H)3.84−3.92(m,3H)4.04(s,3H)4.43−4.53(m,2H)4.67(s,2H)6.74(d,J=9.60Hz,1H)7.35(s,1H)7.48(d,J=2.27Hz,1H)7.90(d,J=9.60Hz,1H)8.27(d,J=2.27Hz,1H)
LCMS: m/z 468(M+H)+
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm1.98−2.06(m,1H)2.28(td,J=11.31,3.16Hz,1H)2.61−2.72(m,4H)2.92(dd,J=17.68,11.12Hz,2H)3.58−3.67(m,2H)3.70−3.80(m,2H)3.89(ddd,J=9.98,1.52,1.39Hz,1H)4.05(s,3H)4.30−4.40(m,4H)4.51(td,J=7.07,1.52Hz,2H)6.75(d,J=9.60Hz,1H)6.96(s,1H)7.52(d,J=2.27Hz,1H)7.93(d,J=9.85Hz,1H)8.01(s,1H)8.30(d,J=2.53Hz,1H)
1,1−ジメチルエチル (3S)−3−(アミノメチル)−1−ピペリジンカルボキシレート(2.0g、9.33mmol)のDCM(12mL)中溶液に、0℃で、トリエチルアミン(1.7mL、12.1mmol)、ついで、N−(ベンジルオキシカルボニルオキシ)スクシニミド(2.56g、10.3mmol)を加えた。数分後、冷却浴を除去し、反応物を室温にて2時間撹拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、水(2×)、1NのHCl、飽和NaHCO3水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、濃縮した。生成物を、10%酢酸エチル−DCMで溶出するシリカゲルに付して、3.48gの少量のN−(ベンジルオキシカルボニルオキシ)スクシニミドを含有する物質を得、これを直接次の工程に用いた。
LC/MS(ES)m/e349(M+H)+
1,1−ジメチルエチル (3S)−3−[({[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−1−ピペリジンカルバメート(約9.3mmol)をDCM(25mL)中に溶解し、1,4−ジオキサン中4MのHCl溶液(24mL、96mmol)で処理した。反応物を室温にて3時間撹拌し、この時点で、LC/MSによりすべての出発物質が消費されたことが示された。反応物を減圧下で濃縮して粘性ガムを得た。この物質を水に溶解し、酢酸エチルで抽出した。水相を分離し、固体Na2CO3で処理して、pHを約10にした。ついで、生成物をCHCl3(3×)で抽出し、合した有機相を乾燥(Na2SO4)し、濃縮して、所望の生成物を橙色油として得た(2.3g、2工程で100%)。
LC/MS(ES)m/e249(M+H)+
[7−(メトキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]アセトアルデヒド(メチルヘミアセタールとして)(0.250g、1.15mmol)の1:1(MeOH/CHCl3)(25mL)中溶液に、フェニルメチル [(3R)−3−ピペリジニル−メチル]カルバメート(0.210g、0.90mmol)およびNa2SO4(0.100g)を加え、得られた溶液を常温で18時間撹拌した。Na(OAc)3BH(0.57g、2.7mmol)を加え、溶液をさらに2時間撹拌した。反応混合物をシリカゲル上で濃縮し、シリカゲルカラムのクロマトグラフィー[0−100%ヘキサン/EtOAc]に付して、無色の油を得た(0.207g、51%):LCMS: m/z 451(M+H)+。
フェニルメチル [((3S)−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−3−ピペリジニル)メチル]カルバメート(0.21g、0.44mmol)のMeOH(30mL)中溶液に、10%炭素担持パラジウム(0.20g)を加え、溶液を50PSIのH2にParrシェーカーで付した。溶液をセライト(登録商標)のパッドで濾過し、減圧下で濃縮して、所望の生成物を得た(0.149g、100%)。
LCMS: m/z 317.3(MH+)
1−{2−[(3S)−3−(アミノメチル)−1−ピペリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン(0.149g、0.472mmol)の1:1(MeOH/CH2Cl2)(25mL)中溶液に、7−クロロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2003064421、実施例15(c)を参照)(0.100g、0.472mmol)および硫酸ナトリウム(0.100g)を加え、得られた溶液を常温で18時間撹拌した。Na(OAc)3BH(0.300g、1.42mmol)を加え、溶液をさらに2時間撹拌した。反応混合物をシリカゲル上で濃縮し、シリカゲルカラムのクロマトグラフィー[0−100%CHCl3/(90:10:1)CHCl3/MeOH/NH4OH)]に付して、無色油を得、ついで、さらにHPLC(CH3CN/H2O)に付して、標題化合物を白色粉末として得た(0.041g、17%)。
LCMS: m/z 513(M+H)+
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm1.04(t,J=6.95Hz,1H)1.57−1.68(m,1H)1.73−1.78(m,J=10.01,3.46,3.46,3.28Hz,1H)1.80−1.91(m,3H)2.12−2.23(m,1H)2.56(d,J=6.06Hz,2H)2.65−2.76(m,2H)2.97(s,1H)3.10−3.16(m,1H)3.85−3.93(m,2H)4.05(s,3H)4.48−4.56(m,2H)4.69(s,2H)6.79(d,J=9.60Hz,1H)7.41(s,1H)7.54(d,J=2.27Hz,1H)7.93(d,J=9.60Hz,1H)8.30(d,J=2.27Hz,1H)
(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)アセトアルデヒド(0.205g、1mmol)およびフェニルメチル[(3R)−3−ピペリジニルメチル]カルバメート(0.275g、1mmol)のメタノール(1ml)およびDCM(3ml)中溶液を、室温で一晩撹拌し、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(0.424g;2mmol)を加え、混合物を室温にて2時間撹拌した。混合物をDCMで3回抽出し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、蒸発させて、0−10%メタノール−DCM−1%NH3・H2Oで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、生成物を泡沫体として得た(0.2g)。乾燥メタノール(15mL)中の泡沫体(0.2g)を10%Pd/C(0.08g)で処理し、15psi室温にて2時間振盪した。Pd触媒をセライト(登録商標)で濾過して除去した。濾液を蒸発させて、乾燥させて油を得た(0.18g)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 304(M+H)+
1−{2−[(3S)−3−(アミノメチル)−1−ピペリジニル]エチル}−7−フルオロ−2(1H)−キノリノン(90mg;0.3mmol)および7−クロロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2003064421、実施例15(c)を参照)(64mg、0.3mmol)のメタノール(2ml)、DCM(4ml)中溶液を、室温で一晩撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(0.127g;0.6mmol)を加え、混合物を室温にて1時間撹拌した。反応物を蒸発させ、0−15%メタノール−DCM−1%NH4OHで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して油を得た。この油をEt2O中の1MのHClで処理して、標題化合物(14mg)を二塩酸塩として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δppm1.07(s,1H)1.59−1.69(m,1H)1.71−1.83(m,2H)1.83−1.94(m,2H)2.15−2.23(m,1H)2.56−2.61(m,2H)2.63−2.75(m,3H)2.97(s,1H)3.13−3.20(m,1H)3.90(s,2H)4.49(td,J=14.21,7.71Hz,2H)6.67(d,J=9.60Hz,1H)7.11(td,J=8.46,2.27Hz,1H)7.38−7.50(m,2H)7.75(dd,J=8.72,6.19Hz,1H)7.91(d,J=9.60Hz,1H)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 500(M+H)+
2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン(55.65g、288mmol)のEtOH(500ml)中氷冷溶液に、炭酸ナトリウム(76.32g、720mmol)、ついで、水性アンモニア(35%、21ml)を加えた。ついで、反応物を室温に加温し、室温で1時間撹拌し、ついで、50℃で1時間、ついで、90℃で1時間撹拌した。別に、20mlの水性アンモニアを加え、90℃でさらに1時間加熱した。さらに50mlの水性アンモニアを加え、90℃でさらに1時間加熱した。反応物を室温に冷却し、固体を濾過し、水(500ml)で洗浄し、減圧下で乾燥して、標題化合物を黄色固体として得た(37.25g、75%)。
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)6.94(2H,d,J=8.5Hz),8.38(2H,d,J=8.5Hz)
4−メトキシベンジルアルコール(4.8g、34.7mmol)を、トルエン(100mL)中ナトリウム(0.8g、34.7mmol)に加えた。ほとんどのナトリウムが溶解した後、6−クロロ−3−ニトロ−2−ピリジンアミン(5g、28.9mmol)を加え、反応物を120℃で4時間加熱した。依然として出発物質が残っていたので、さらに4−メトキシベンジルアルコールのアニオンを加え、分離フラスコにて調製し(30mLのトルエン中0.6gのナトリウムおよび4gの4−メトキシベンジルアルコールを用いた)、反応物に室温にて加えた。ついで、反応物を室温にて5時間撹拌し、ついで、水(250mL)を加え、容量を200mLに減少させた。ジエチルエーテルを加え、水相を抽出した(3×500mL)。合した有機相を乾燥し(MgSO4)、濾過し、蒸発させた。ついで、残渣を、DCMで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、4.8gの標題化合物(60%)を得た。
1H NMR(250MHz)δ(DMSO)3.75(3H,s),5.31(2H,s),6.14(1H,d),6.94(2H,m),7.44(2H,m),8.20(2H,bs),8.25(1H,s)
6−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)−3−ニトロ−2−ピリジンアミン(4.8g、17.5mmol)および亜鉛(11g、175mmol)のメタノール(200mL)中懸濁液に、酢酸(5mL)を室温で加えた。0.5時間後、反応物をセライトにより濾過し、ついで、溶媒を蒸発させた。残渣を水(500mL)および酢酸エチル(500mL)間で分配し、相を分離し、水層を酢酸エチル(5×500mL)で抽出した。合した有機相を乾燥し、濾過し、蒸発させて、3.9gの標題化合物を暗固体として得た(91%)。
MS(ES+) m/z 246(MH+)
1H NMR(250MHz)δ(DMSO)3.74(3H,s),4.12(2H,bs),5.03(2H,s),5.35(2H,bs),5.81(1H,d),6.73(1H,d),6.89(2H,m),7.32(2H,m)
6−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)−2,3−ピリジンジアミン(3.9g、15.9mmol)のDMF(200mL)中溶液に、アルゴン雰囲気下、炭酸カリウム(4.8g、35mmol)を加え、ついで、ブロモ酢酸エチル(1.77mL、15.9mmol)を室温で加えた。反応物を室温で2.5時間撹拌し、ついで、溶媒を除去し、残渣を高い減圧で1時間乾燥させた。残渣を、0−5%メタノール−DCMで溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、5gの標題化合物(95%)を得た。
MS(ES+) m/z 332(MH+)
N−[2−アミノ−6−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)−3−ピリジニル]グリシン酸エチル(5g、15.1mmol)をトルエン(500mL)中に溶解し、2.5日間加熱還流し、反応物を室温に冷却し、二酸化マンガン(2.4g、27.5mmol)を加えた。室温にて5時間撹拌した後、0.8gの二酸化マンガンを加え、反応物を室温にて一晩撹拌した。反応物をセライトにより濾過し、セライトを多量の20%メタノール/DCMで洗浄した。溶媒を除去し、固体をジエチルエーテルでトリチュレートし、濾過し、さらにジエチルエーテルで精製して、標題化合物を暗色油として得た(2.1g、50%)。
1H NMR(250MHz)δ(DMSO)3.75(3H,s),5.35(2H,s),6.77(1H,d),6.93(2H,m),7.50(2H,m),8.03(1H,s),8.08(1H,d),12.9(1H,bs)
6−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オン(1g、3.5mmol)のDMF(100mL)中溶液を、アルゴン雰囲気下で、0℃に冷却し、水素化ナトリウム(鉱油中60%、180mg、4.2mmol)を加えた。反応物を室温で0.5間撹拌し、ついで、N−フェニル−ビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)(1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−[(トリフルオロメチル)スルホニル]メタンスルホンアミド)(1.54g、4.2mmol)を加えた。反応物を室温で1時間撹拌し、ついで、水を加え、溶媒を35℃で蒸発させた。残渣を水で処理し、ついで、DCMで抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、DCMで溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、1.54gの標題化合物(100%)を得た。
1H NMR(400MHz)δ(CDCl3)3.83(3H,s),5.58(2H,s),6.94(2H,m),7.31(1H,d),7.46(2H,m),8.33(1H,d),8.71(1H,s)
6−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3−イルトリフルオロメタンスルホネート(1.39g、3.35mmol)を乾燥トルエン(100mL)中にアルゴン雰囲気下で溶解し、テトラブチルアンモニウムブロマイド(2.16g、6.7mmol)を加えた。反応物を85℃に4時間加熱し;1.08gのテトラブチルアンモニウムブロマイドを加え、反応物を90℃でさらに6時間加熱し;0.54gの臭化物を加え、反応物を3時間加熱した。反応物を室温に冷却し、トルエンを蒸発させ、残渣を水(200mL)およびジエチルエーテル(400mL)間で分配した。層を分離し、水層をジエチルエーテル(2×300mL)で抽出した。有機相を合し、水(300mL)で洗浄し、ついで、乾燥し、蒸発させて、標題化合物(1.19g、100%)を得た。
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)3.83(3H,s),5.56(2H,s),6.94(2H,m),7.27(1H,溶媒ピーク下),7.45(2H,m),8.57(1H,d),8.79(1H,s)
3−ブロモ−6−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン(1.19g、3.44mmol)をメタノール中に懸濁させ、ナトリウムメトキシドの溶液(メタノール中25%、1.1mL)をアルゴン雰囲気下室温にて加えた。20分後、すべての固体を溶液に加え、反応物を室温で一晩撹拌した。溶媒を除去し、残渣を水(250mL)および10%MeOH/DCM(200mL)間で分配した。水相を10%MeOH/DCM(2×100mL)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、DCMで溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、0.6gの標題化合物(59%)を得た。
1H NMR(400MHz)δ(CDCl3)3.83(3H,s),4.19(3H,s),5.54(2H,s),6.94(2H,m),7.04(1H,d),7.44(2H,m),8.19(1H,d),8.39(1H,s)
3−(メチルオキシ)−6−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン(0.6g、2mmol)をアセトニトリル(100mL)中に溶解し、ついで、水(50mL)中硝酸セリンアンモニウム(IV)(1.09g、2mmol)を加えた。反応物を室温で0.5時間撹拌し、ついで、20%MeOH/DCMおよび水を加えた。層を分離し、水層を20%MeOH/DCMで2回以上抽出した。合した有機相を乾燥し、濾過し、蒸発させ、粗物質をジエチルエーテルでトリチュレートして、標題化合物(0.3g、85%)を得た。
MS(ES+) m/z 178(MH+)
3−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−6(5H)−オン(0.3g、1.7mmol)をDMF(10mL)中にアルゴン雰囲気下室温にて懸濁させ、ついで、炭酸カリウム(0.47g、3.4mmol)、ついで、ヨウ化アリル(0.19mL、2.04mmol)で処理した。室温にて1時間後、反応は完了した。水(50mL)、ついで、10%MeOH/DCM(100mL)を加えた。層を分離し、水層を10%MeOH/DCM(2×100mL)で2回以上抽出した。合した有機相を乾燥(MgSO4)し、濾過し、蒸発させ、残渣を、0−5%メタノール−DCMで溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、176mgの純粋な生成物および190mgの純度に劣る生成物を得た。
MS(ES+) m/z 218(MH+)
3−(メチルオキシ)−5−(2−プロパン−1−イル)ピリド[2,3−b]ピラジン−6(5H)−オン(176mg、0.81mmol)を1,4−ジオキサン(10mL)および水(5mL)中に室温で溶解し、ついで、過ヨウ素酸ナトリウム(433mg、3.09mmol)および水中4%四酸化オスミウム溶液(0.17mL)で処理した。反応物を室温にて3時間撹拌し、ついで、1,4−ジオキサンを蒸発させ、水相を20%MeOH/DCM(3×50mL)で抽出した。合した有機相を乾燥(MgSO4)し、ついで、トルエンを加え、溶媒蒸発させて、185mgの標題化合物を得た(100%)。
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)3.97(3H,s),5.24(2H,s),6.83(1H,d),7.93(1H,d),8.15(1H,s),9.71(1H,s)
[3−(メチルオキシ)−6−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−5(6H)−イル]アセトアルデヒド(185mg0.84mmol)および1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)を参照)(283mg、0.84mmol)のクロロホルム(10mL)およびメタノール(1.5mL)中溶液を、アルゴン雰囲気下室温にて1時間撹拌し、ついで、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(515mg、2.52mmol)を加えた。反応物を室温で一晩撹拌した。炭酸水素ナトリウム(20mL)の飽和溶液を反応物に加え、水相を10%MeOH/DCM(3×50mL)で抽出した。合した有機相を乾燥し(MgSO4)、濾過し、蒸発させ、残渣を、0−10%メタノール−DCMで溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、252mgの標題化合物(60%)を得た。
MS(ES+) m/z 553(MH+)
1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)(1−{2−[3−(メチルオキシ)−6−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−5(6H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート(250mg、0.45mmol)をクロロホルム(5mL)中に溶解し、ついで、1,4−ジオキサン中4NのHCl(5mL)で処理した。1.5時間後、反応が完了した。トルエンを加え、すべての溶媒を除去した。残渣をMeOH中に溶解し、Amberlyst(登録商標)A21樹脂で、pHが塩基性になるまで処理した。樹脂を濾過し、メタノールを除去し、残渣を、メタノール−DCM中の0−10%2MのNH3で溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、141mgの標題化合物遊離塩基として得た(70%)。
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)1.40(2H,m),1.88(2H,d),2.01(1H,bs),2.17(2H,m),2.50(1H,m),2.70(2H,m),3.03(2H,d),3.78(2H,s),4.07(3H,s),4.30(4H,m),4.58(2H,m),6.75(1H,d),6.82(1H,s),7.83(1H,d),8.09(1H,s),8.10(1H,s)
MS(ES+) m/z 453(MH+)
[3−(メチルオキシ)−6−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−5(6H)−イル]アセトアルデヒド(240mg、推定191mgのアルデヒド)および1,1−ジメチルエチル (6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(305mg)のクロロホルム(10mL)およびメタノール(1.5mL)中懸濁液を、アルゴン雰囲気下室温にて1時間撹拌し、ついで、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(553mg)を加えた。反応物を室温で一晩撹拌した。炭酸水素ナトリウムの飽和溶液(20mL)を反応物に加えて、水層を10%MeOH/DCM(3×50mL)で抽出した。合した有機相を乾燥(MgSO4)し、蒸発させ、残渣を、0−10%メタノール−DCMで溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、358mgの標題化合物(60%)を得た。
MS(ES+) m/z 554(MH+)
1,1−ジメチルエチル (6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)(1−{2−[3−(メチルオキシ)−6−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−5(6H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート(358mg、0.65mmol)をDCM(5mL)中に溶解し、ついで、トリフルオロ酢酸(5mL)を加えた。1時間後、すべての溶媒を除去し、残渣をMeOH中に溶解し、Amberlyst A21樹脂で、pHが塩基性になるまで処理した。樹脂を濾過し、メタノールを除去し、残渣を、メタノール−DCM中0−10%2MのNH3で溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付して、207mgの標題化合物を遊離塩基として得た(70%)。
1H NMR(250MHz)δ(CDCl3)1.38(2H,m),1.89(3H,d),2.16(2H,m),2.50(1H,m),2.70(2H,m),3.03(2H,d),3.99(2H,s),4.07(3H,s),4.37(2H,m),4.50−4.60(4H,m),6.75(1H,d),7.04(1H,s),7.83(1H,d),8.11(1H,s)
MS(ES+) m/z 454(MH+)
この物質を、メタノール中に溶解し、1当量の0.5Mフマル酸溶液を加え、蒸発させて乾燥して、フマル酸塩に変換した。
7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン(1.280g、7.798mmol)およびm−クロロペルオキシ安息香酸(2.123g、mCPBA含有量75%に基づいて約1.2当量)を、クロロホルム(60mL)中還流温度で一晩撹拌した。さらに、mCPBA(0.420g)を加え、混合物をさらに6時間還流温度で撹拌した。混合物をDCMで希釈して総容量約100mlにし、吸引濾過した。回収した固体をDCM(2×20mL)で洗浄し、空気乾燥して、7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン5−オキシドを固体として得た(1.045g、約12%の出発物質により汚染されていた)。
MS(ES+) m/z 181(MH+)
粗7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン5−オキシド(0.995g、5.524mmol)および炭酸カリウムを無水DMF(20mL)中アルゴン雰囲気下で撹拌し、ヨウ化アリル(1.5mL、約3当量)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をDCM(100mL)および水(50mL)間で分配した。有機相を疎水性フリットを用いて分離し、水相をDCM(2×50mL)で抽出した。合した有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて、粗生成物を褐色ガムとして得た。これを、DCM中0−10%メタノールで溶出するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製した。適当なフラクションを合し、減圧下で蒸発させて、7−フルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン5−オキシド(0.341g)を黄褐色非晶質固体として得た。
MS(ES+) m/z 221(MH+)
7−フルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン5−オキシド(340mg、1.544mmol)を1,4−ジオキサン(16mL)中で撹拌し、水(8mL)を加え、ついで、過ヨウ素酸ナトリウム(990mg、2.3当量)および四酸化オスミウム(1mLの4%水溶液)を加えた。混合物を室温にて3時間撹拌した。溶媒を減圧下で蒸発させ(水浴の温度は30℃)、容量を約10mLにし、残渣をDCM中20%メタノール(v:v、3×50mL)で抽出した。合した有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて、(7−フルオロ−5−オキシド−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)アセトアルデヒド(ほとんどメチルヘミアセタール)を黄褐色泡沫体として得た(327mg)。LCMSは、アルデヒド水和物(32%)およびメチルヘミアセタール(64%)に関する主ピークを示した。
MS(ES+) m/z 241(MH+、アルデヒド水和物), m/z 255(MH+、メチルヘミアセタール)。
(7−フルオロ−5−オキシド−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)アセトアルデヒド(メチルヘミアセタールとして)(327mg、1.286mmol)および1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(283mg、1.1当量)のクロロホルム:メタノール(9:1v:v)(5ml)中混合物を2時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(481mg、2当量)を加えた。反応物を0.5時間撹拌し、ついで、飽和NaHCO3水溶液(5ml)を加えた。ついで、反応物をDCM(80mL)で希釈し、ついで、有機相を疎水性フリットを用いて分離した。水相をDCM(2×50mL)で抽出し、合した有機抽出物を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−20%(MeOH中2MのNH3)/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を(345mg、66%)黄褐色ガムとして得た。
MS(ES+) m/z 407(MH+)
1,1−ジメチルエチル {1−[2−(7−フルオロ−5−オキシド−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(335mg、0.824mmol)をDCM(3mL)中に溶解し、1,4−ジオキサン中4MのHCl(0.830mL(約4当量)を加えた。さらに10mLのDCMを加えて固体を分散させ、さらに0.830mLの1,4−ジオキサン中4MのHClを加えた。混合物を室温にて30分静置し、ついで、溶媒を減圧下で除去して、標題化合物を白色固体として得た(315mg)。
MS(ES+) m/z 307(MH+)
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン5−オキシド二塩酸塩(100mg、0.264mmol)をクロロホルム(2mL)とメタノール(0.1mL)中で撹拌し、ついで、トリエチルアミン(0.130mL)を加えた。10分間室温にて撹拌した後、3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−カルボアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例126(e)を参照)(44mg、1当量)を加え、混合物を室温でさらに3時間撹拌し、ついで、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(168mg、3当量)を加えた。さらに3時間後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(1ml)を加え、有機相をDCMで希釈し、総量約50mlにした。有機相を疎水性フリットを用いて分離し、水相をDCM(2×20ml)で抽出した。合したDCM抽出液を減圧下で蒸発させ、MDAPにより精製して、標題化合物の遊離塩基を黄褐色非晶質固体(39mg)として得た。
MS(ES+) m/z 456(MH+)
この物質を、DCMに溶解し、1当量の1MのHCl/ジエチルエーテルを加え、ついで、蒸発させて乾燥して、塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基のものと同様である。
MS(ES+) m/z 458(MH+)
この物質を、DCMに溶解し、1当量の1MのHCl/ジエチルエーテルを加え、ついで、蒸発して乾燥し、塩酸塩に変換した。MSは遊離塩基のものと同様である。
exo−フェニルメチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イルカルバメートの合成
Exo−フェニルメチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イルカルバメートを、公知のexo−1,1−ジメチルエチル6−[ビス(フェニルメチル)アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3カルボキシレート(合成に関しては、DeMeijere,A.;Williams,C.M.;Kourdioukov,A.;Sviridov,S,V.;Chaplinski,V,;Kordes,M,;Savchenko,A,I.;Stratmann,C,;Noltemeyer,M.Chemistry−A European Journal(2002),8(16),3789−3801を参照)から、下記3工程により調製した。
(1)Pd(OH)2触媒で水素化して、exo−1,1−ジメチルエチル 6−アミノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキシレートを得ること;
(2)exo−1,1−ジメチルエチル 6−アミノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキシレートの第1級アミンをクロロギ酸ベンジルで保護して、exo−1,1−ジメチルエチル 6−({[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキシレートを得ること;ついで
(3)exo−1,1−ジメチルエチル 6−({[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキシレートをHCl/DCMで脱保護して標題化合物を得ること。
6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]アセトアルデヒド(0.348g、ヘミアセタールをいくらか含む)(調製に関しては、実施例126(e)を参照)およびフェニルメチル {[(3R,4S)−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル]メチル}カルバメート(0.395g)(調製に関しては、実施例61(a)を参照)のメタノール(2mL)およびクロロホルム(6mL)中溶液を、室温にて一晩撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(0.671g)を加え、混合物を、室温にて時間撹拌した。混合物をDCM(3×)で抽出し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、蒸発させて、0−10%メタノール−クロロホルム−1%NH4OHで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して生成物を得た。反応を、0.220gアルデヒド、0.395gアミンおよび0.414gボロヒドリドで繰り返し、バッチを合した(1.0g、85%)。
LCMS: m/z 454(MH+)
フェニルメチル [((3S,4S)−4−ヒドロキシ−1−{2−[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]カルバメート(1.0g、2.2mmol)のメタノール中溶液を、10%Pd/C(0.44g)で処理し、15psi下室温にて2時間振盪した。Pdをセライトにより濾過し(登録商標)、濾液を濃縮した。残渣をDCM(20mL)およびメタノール(5mL)中に溶解し、酸化マグネシウム(IV)(561mg、6.6mmol)で処理し、室温にて2時間撹拌した。固体を濾過し、濾液を濃縮して、生成物を得た(0.6g、85%)。
LCMS: m/z 320(MH+)
4−{2−[(3S,4S)−3−(アミノメチル)−4−ヒドロキシ−1−ピロリジニル]エチル}−6−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オン(70mg;0.22mmol)および2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例2(c)またはWO03/087098、実施例19(d)を参照)(36mg、0.22mmol)のメタノール(1mL)、DCM(5mL)中溶液を、室温にて一晩撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(0.093g;0.44mmol)を加え、混合物を室温にて1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、0−20%メタノール−DCM−2%NH4OHで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して油を得た。
1H NMR(400MHz,メタノール−d4)δppm2.30−2.41(m,1H)2.55(t,J=8.97Hz,1H)2.60−2.68(m,2H)2.83−2.93(m,2H)2.95−3.02(m,2H)3.19(dd,J=10.61,5.56Hz,1H)3.71−3.80(m,2H)4.08(s,3H)4.29−4.40(m,5H)4.57−4.65(m,2H)6.81−6.86(m,1H)6.95(s,1H)8.00(s,1H)8.06−8.10(m,2H)
LCMS: m/z 469(MH+)
油を、1MのHCl(2当量)で処理して、標題化合物(25mg、21%)を二塩酸塩として得た。
安息香酸塩を、遊離塩基をMeOH中に溶解し、1当量の安息香酸を加えることにより調製した。溶媒を蒸発させ、安息香酸塩を回収した。
6−クロロ−4−(2−プロパン−1−イル)−1,2,4−ベンゾトリアジン−3(4H)−オン1−オキシド(調製に関しては実施例60(c)を参照)(420mg、1.77mmol)のMeOH(10ml)中の溶液に、ナトリウムメトキシド溶液(25%w/v、8.84mmol、1.9ml)を加え、ついで、反応物を室温で2時間撹拌した。ついで、反応物を水(100ml)で処理し、DCM(2×100ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−5%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製し、ついで、ジエチルエーテル(50ml)でトリチュレートして、所望の化合物を黄色泡沫体として得た(205mg、53%)。
MS(ES+) m/z 218(MH+)
6−(メチルオキシ)−4−(2−プロパン−1−イル)−1,2,4−ベンゾトリアジン−3(4H)−オン(75mg、0.346mmol)を1,4−ジオキサン(5ml)および水(2ml)中に溶解した。過ヨウ素酸ナトリウム(185mg、0.865mmol)を加え、ついで、四酸化オスミウム(0.1mlの4%水溶液)を加えた。混合物を室温で4時間撹拌し、1,4−ジオキサンを減圧下で蒸発させて、ついで、残った水相を20%MeOH/DCM(3×200ml)で抽出した。有機抽出物を合し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて、(6−[6−(メチルオキシ)−3−オキソ−1,2,4−ベンゾトリアジン−4(3H)−イル]アセトアルデヒド(ほとんどがメチルヘミアセタールとして存在する)を純粋でない黄色油として得た(89mg、117%)。
MS(ES+) m/z 220MH+),252(メチルヘミアセタールH+)
[6−(メチルオキシ)−3−オキソ−1,2,4−ベンゾトリアジン−4(3H)−イル]アセトアルデヒド(メチルヘミアセタールとして)(89mg、0.346mmol)および1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(69mg、0.346mmol)のクロロホルム(5ml)およびMeOH(0.5ml)中混合物を、2時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(220mg、1.038mmol)を加えた。反応物を0.5時間撹拌し、ついで、飽和NaHCO3水溶液(20ml)を加えた。反応物をDCM中20%MeOH(3×100ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−5%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を得た(48mg、34%)。
MS(ES+) m/z 404(MH+)
1,1−ジメチルエチル (1−{2−[6−(メチルオキシ)−3−オキソ−1,2,4−ベンゾトリアジン−4(3H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート(48mg、0.119mmol)のクロロホルム(2ml)中溶液を、1,4−ジオキサン中4MのHCl(2ml)に加えた。反応物を室温で1時間撹拌し、ついで、蒸発させ、酢酸エチルでトリチュレートして、所望の化合物を黄色油として得、これをさらに精製することなく用いた(42mg、94%)。
MS(ES+) m/z 304(MH+)
4−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−6−(メチルオキシ)−1,2,4−ベンゾトリアジン−3(4H)−オン二塩酸塩(42mg、0.112mmol)のクロロホルム(2ml)およびMeOH(0.1ml)中混合物を、トリエチルアミン(50μl、0.358mmol)で処理し、0.25時間撹拌した後、2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例2(c)またはWO03/087098、実施例19(d)を参照)(18mg、0.112mmol)を加えた。反応物を0.5時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(71mg、0.336mmol)を加えた。反応物を1時間撹拌し、ついで、飽和NaHCO3水溶液(10ml)を加えた。ついで、反応物をDCM中20%MeOH(3×200ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し、蒸発させ、粗残渣を、0−20%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物の遊離塩基を得た(26mg、51%)。
MS(ES+) m/z 453(MH+)
1H NMR(400MHz)δ(CDCl3)1.55−1.63(2H,m),1.99−2.02(2H,m),2.27−2.32(2H,m),2.67−2.72(3H,m),3.02−3.11(2H,m),3.87(2H,m),4.02(3H,s),4.27−4.36(6H,m),6.86(2H,brs),7.00(1H,dd,J9,2Hz),8.09(1H,s),8.29(1H,dJ9Hz)
標題化合物の遊離塩基を、得られた遊離塩基を1:1DCM:MeOHに溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClを加えることによりHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
δH(CDCl3),(400MHz)1.50(2H,m),1.96(2H,br.d,一部は水により隠されていた),2.20(2H,t),2.57(1H,m),2.67(2H,t),3.01(2H,br.d),3.22(2H,t),3.86(2H,s),3.93(3H,s),4.35(2H,t),4.61(2H,t),6.88(1H,d),6.92(1H,dd),7.20(1H,s),7.78(1H,d),8.07(1H,s),8.12(1H,s)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 436(MH+)
ジクロロメタン中の遊離塩基を、1,4−ジオキサン中の0.4M塩化水素(0.70mL)で処理して、二塩酸塩(43mg)を得た。
MS(ES+) m/z 453(MH+)
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ1.58(2H,m),1.88−2.09(2H,m),2.28(2H,m),2.60−2.72(3H,m),3.17(2H,m),3.92(2H,s),4.41(2H,t),4.72(2H,s),6.63(1H,d,J10Hz),6.97(1H,m),7.2(1H,dd,J10.5,2Hz),7.50(1H,dd,J10.5Hz,2Hz),7.68(1H,d,J10Hz),7.9(1H,s)
標題化合物の遊離塩基を、遊離塩基を1:1DCM:MeOHに溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClを加えることによりHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
ジメチル ジアゾプロパンジオアート(4g、25mmol)(Peace,Carman,Wulfman,Synthesis,658−661,(1971)に従って調製した)のDCM(10mL)中の溶液に、グリコール酸エチル(1.2mL、12.8mmol)、ついで、酢酸ロジウム(II)(2g、20%mol)を加えた。反応混合物を室温にて24時間撹拌した。得られた懸濁液をセライト(登録商標)のパッドで濾過し、溶媒を減圧下で除去した。粗残渣を、0−60%EtOAc/ヘキサンを用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物油として得た(3g、97%)。
MS(ES+) m/z 235(MH+)
ジメチル {[2−(エチルオキシ)−2−オキソエチル]オキシ}プロパンジオアート(3g、12.8mmol)のMeOH(10mL)中溶液に、室温にて、(2E)−3−フェニル−2−プロペンイミダミド(1.87g、12.8mmol)(調製に関しては、実施例3(g)を参照)、ついで、NaOMe(8.3g、38.4mmol;メタノール中25%溶液)を加えた。得られた混合物を室温にて24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、得られた固体を精製することなく次の工程に用いた。
MS(ES+) m/z 288(MH+)
粗({4−ヒドロキシ−6−オキソ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−1,6−ジヒドロ−5−ピリミジニル}オキシ)酢酸(約12.8mmol)に、POCl3(8mL、76.9mmol)、ついで、N,N−ジメチルアニリン(1.7mL、12.8mmol)を加えた。得られた混合物を120℃でシールしたチューブ中で3時間加熱した。得られた混合物を0℃に冷却し、冷メタノールでクエンチした。溶媒を減圧下で除去し、粗残渣を、0−30%EtOAc/ヘキサン勾配を用いるクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物を固体として得た(1.3g、2工程で30%)。
MS(ES+) m/z 340(MH+)
({4,6−ジクロロ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5−ピリミジニル}オキシ)酢酸メチル(1.1g、3.24mmol)の1,4−ジオキサン(10mL)中溶液に、濃NH4OH(2ml、20eq)を加えた。得られた混合物を65℃で4時間加熱した。室温に冷却した後、溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣を、DCM中10%メタノール(3×300mL)で抽出した。有機抽出物を合し、無水MgSO4で乾燥し、濾過し、濃縮して固体を得、これを、DCM中0−10%メタノール勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物を固体として得た(0.6g、61%)。
MS(ES+) m/z 305(MH+)
また、0.3gの4−クロロ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−6H−ピリミド[5,4−b][1,4]オキサジン−7(8H)−オンを得た。
塩化水素ガスを、2−({4−アミノ−6−クロロ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5−ピリミジニル}オキシ)アセトアミド(0.6g、1.97mmol)のエタノール(20mL)中溶液に通気した。得られた混合物を100℃で3時間加熱した。混合物を減圧下で蒸発させ、所望の生成物を固体として得(0.55g、84%)、これを精製することなく用いた。
MS(ES+) m/z 334(MH+)
({4−アミノ−6−クロロ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5−ピリミジニル}オキシ)酢酸エチル(0.55g、1.65mmol)のDMF(5mL)中溶液に、固体K2CO3(0.46g、3.3mmol)を加え、得られた混合物を75℃で1時間加熱した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣をDCM中10%メタノール(3×100ml)で抽出した。有機抽出物を合し、無水MgSO4で乾燥し、濾過し、減圧下で蒸発させて固体を得、DCM中0−10%メタノール勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物を固体として得た(0.47g、99%)。
MS(ES+) m/z 288(MH+)
4−クロロ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−6H−ピリミド[5,4−b][1,4]オキサジン−7(8H)−オン(0.45g、1.16mmol)の1,4−ジオキサン(25mL)および水(10mL)中溶液に、NaIO4(1.26g、4.4mmol)を、触媒量のOsO4(0.36mL、水中4wt.%)と一緒に加えた。得られた混合物を室温にて5時間撹拌した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣を、DCM中10%メタノール(3×50ml)で抽出した。有機抽出物を合し、無水MgSO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して固体を得、これを、DCM中0−10%メタノール勾配でのカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物を明黄色固体として得た(0.28g、84%)。
MS(ES+) m/z 214(MH+)
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ5.03(2H,s),8.9(1H,bs),9.9(1H,s)
(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)アセトアルデヒド(0.50g、2.41mmol)(調製に関して、実施例88(a)を参照)を、1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(0.48g、2.41mmol)と1:1MeOH/DCM(20mL)中で合した。過剰のNa2SO4を加えて乾燥し、溶液を常温で16時間撹拌した。NaBH(OAc)3(1.53g、7.23mmol)を加え、反応物をさらに2時間撹拌した。溶液を、減圧下シリカゲル上で濃縮し、粗残渣を、DCM/DCM−MeOH−NH4OH(90:10:1)勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物を黄色固体として得た(0.678g、72%)。
LCMS: m/z 390.4(MH+)
1,1−ジメチルエチル {1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(0.67g、1.74mmol)のDCM(20mL)中溶液に、1,4−ジオキサン中4MのHCl(2.18mL、8.71mmol)を加え、溶液を常温で16時間撹拌した。反応物を減圧下で濃縮して、所望の生成物を灰白色固体として得た(0.55g;98%)。
LCMS: m/z 290.0(MH+)
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−2(1H)キノリノン塩酸塩(0.40g、0.12mmol)のDCM(5mL)およびメタノール(2mL)中溶液に、4−クロロ−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−1H−ピリミド[5,4−b][1,4]オキサジン−2−カルボアルデヒド(0.026g、0.12mmol)、ついで、NaHCO3(0.1g、1.2mmol)を加え、無水Na2SO4を乾燥剤として加えた。得られた混合物を、室温にて24時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(80mg、0.36mmol)を加えた。反応物を1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をDCM中20%MeOH(3×20ml)で抽出した。合した有機相を乾燥し(MgSO4)、蒸発させ、粗残渣を、0−20%MeOH/DCM勾配を用いるクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、標題化合物の遊離塩基を得た(24mg、40%)。
MS(ES+) m/z 487(MH+)
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ1.58(2H,m),1.88−2.09(2H,m),2.28(2H,m),2.60−2.72(3H,m),3.17(2H,m),3.92(2H,s),4.41(2H,t),4.72(2H,s),6.63(1H,d,J10Hz),6.97(1H,m),7.2(1H,dd,J10.5,2Hz),7.50(1H,dd,J10.5Hz,2Hz),7.68(1H,d,J10Hz)
標題化合物の遊離塩基を、遊離塩基を1:1DCM:MeOHに溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClを加えることによりHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
4−クロロ−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−2−カルボアルデヒド(調製に関しては、実施例126(k)を参照)(1.43g、6.78mmol)のMeOH中溶液に、p−TsOH・H2O(0.13g、0.68mmol)を加えた。溶液を2.5時間加熱還流し、常温に冷却した。溶液を減圧下で濃縮して所望の生成物を得、これをさらに精製することなく用いた。
LCMS: m/z 257.9(MH+)
MeOH中の粗2−[ビス(メチルオキシ)メチル]−4−クロロ−5,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(6H)−オン(推定6.78mmol)の溶液に、10%Pd/C(0.15g)を加えた。溶液を1気圧のH2(バルーン)下で一晩撹拌した。Pd/Cを濾過し、溶液を減圧下で濃縮した。粗残渣を、DCM/DCM−MeOH−NH4OH(90:10:1)勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物を白色固体として得た(0.873g、2工程で58%)。
LCMS: m/z 223.9(MH+)
2−[ビス(メチルオキシ)メチル]−5,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(6H)−オン(0.873g、3.91mmol)の1:1H2O/アセトン(10mL)中溶液に、p−TsOH.H2O(0.074g、0.391mmol)を加え、反応物を80℃で、p−TsOH・H2O(0.20g)を加えながら3日間撹拌した。出発物質が消失した後、溶液を減圧下で濃縮して、所望の生成物(1.023g)を得た。
LCMS: m/z 178.0(MH+)
4−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−6−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オン塩酸塩(調製に関しては、実施例126(m)を参照)(0.600g、1.98mmol)の1:1MeOH/DCM中溶液に、7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−2−カルボアルデヒド(0.350g、1.98mmol)、NaHCO3(0.831g、9.90mmol)、および過剰のNa2SO4を加えた。溶液を常温で一晩撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(1.68g、7.92mmol)を加えた。得られた溶液をさらに1時間撹拌し、ついで、減圧下シリカゲル上で濃縮して、粗残渣を、DCM/DCM−MeOH−NH4OH(90:10:1)勾配、ついで、さらに10%MeOH/DCM、ついで、DCM/DCM−MeOH−NH4OH(90:1:0.1)を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物の遊離塩基を得た(0.396g、43%)。
LCMS: m/z 465.2(MH+)
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ1.42−1.53(m,2H)1.90(d,J=10.86Hz,2H)2.18(t,J=10.61Hz,2H)2.52−2.60(m,1H)2.66−2.77(m,5H)2.93(t,J=7.71Hz,2H)3.07(d,J=11.62Hz,2H)3.98(s,2H)4.00−4.03(m,3H)4.52−4.62(m,2H)6.70(d,J=8.84Hz,1H)7.99(d,J=8.59Hz,1H)8.12(s,1H)8.34(s,1H)
標題化合物の遊離塩基を、エーテル中で1当量の1MのHClを添加することによりHCl塩に変換した。
2−クロロ−6−(メチルオキシ)−3−ニトロピリジン(10g、53mmol)、アミノアセトアルデヒドジメチルアセタール(5.6g、6.2ml、53mmol)および炭酸カリウム(7.4g、53mmol)のアセトニトリル(100mL)およびDMF(10mL)中混合物を、40℃で30分間加熱した。混合物を濾過し、DCMおよびブラインで抽出した。有機抽出物をシリカカラムに加え、ついで、ヘキサン中0−100%酢酸エチルで溶出して、黄色固体を得た(12.4g、90%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z :258(MH+)
N−[2,2−ビス(メチルオキシ)エチル]−6−(メチルオキシ)−3−ニトロ−2−ピリジンアミン(2.5g、10mmol)のメタノール中溶液を、50psiで0.5時間10%炭素担持パラジウム(0.9g)で水素化した。混合物を濾過し、蒸発させて、クロロホルムと共沸して、暗色油を得た(2.2g)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z :228(MH+)
N2−[2,2−ビス(メチルオキシ)エチル]−6−(メチルオキシ)−2,3−ピリジンジアミン(2.2g、10mmol)、ブロモ酢酸エチル(1.1mL、1.65g、10mmol)および炭酸カリウム(2.1g、20mmol)のアセトニトリル(50mL)およびDMF(5mL)中混合物を、室温にて一晩撹拌した。混合物を濾過し、蒸発させた。残渣を酢酸エチル中に溶解し、水およびブラインで洗浄した。有機抽出物を濃縮し、シリカカラムを加え、ついで、ヘキサン中0−100%酢酸エチルで溶出して、生成物を得た(2.5g、82%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z :314(MH+)
N−[2−{[2,2−ビス(メチルオキシ)エチル]アミノ}−6−(メチルオキシ)−3−ピリジニルグリシン酸エチル(1g、3.2mmol)および炭酸カリウム(1.3g、9.6mmol)のDMF(64mL、0.05M)中溶液を、105〜110℃で2時間加熱した。混合物を室温に冷却し、MnO2(0.8g、11mmol)を加え、反応物を18時間撹拌した。反応物を濾過し、濃縮し、残渣を酢酸エチル中に溶解し、水で洗浄した。有機抽出物を濃縮し、シリカカラムに加え、ついで、ヘキサン中0−100%酢酸エチルで溶出して、所望の化合物を得た(0.78g、78%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z :266(MH+)
トリフルオロ酢酸(3mL)を4−[2,2−ビス(メチルオキシ)エチル]−6−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オン(0.9g、3.4mmol)の水(3mL)中溶液に室温にて加え、2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣を、0−10%MeOH/DCM/1%NH4OH勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、生成物をアルデヒドおよびヘミアセタールの混合物として得た(0.6g、80%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z :220(MH+)
マロン酸ジメチル(2.5g、18.9mmol)の無水THF(20mL)中溶液に、NaH(0.038g、0.95mmol、鉱油中60%)を加えた。反応物を常温で15分間撹拌した。分離漏斗で、アクリル酸エチル(1.02mL、9.45mmol)を無水THF(1mL)中に溶解し、ついで、30分にわたって、マロン酸ジメチル溶液に滴下した。反応物を常温で一晩撹拌し、ついで、減圧下で濃縮した。残渣をEtOAc中に溶解し、飽和NH4Cl水溶液およびブラインで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残渣を、EtOAc/ヘキサン勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の化合物(1.68g、77%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ1.24(t,J=7.07Hz,3H)2.20(q,J=7.24Hz,2H)2.37(t,J=7.33Hz,2H)3.47(t,J=7.33Hz,1H)3.70−3.75(m,6H)4.12(q,J=7.24Hz,2H)
桂皮酸ニトリル(25.0g、194mmol)をEtOH中に溶解した。溶液を0℃に冷却し、HClガスを溶液中に30分にわたって通気した。溶液を常温で1時間撹拌し、ついで、減圧下で濃縮した。残渣をEtOH(100mL)中に溶解し、0℃に冷却し、NH3/MeOH(7M、69mL、484mmol)の溶液を滴下漏斗で滴下した。一旦加えると、溶液を常温に加温し、一晩撹拌し、得られたNH4Clを濾過した。溶液を減圧下で濃縮し、得られた生成物をさらに精製することなく用いた(28.6g、粗)。
LCMS: m/z 147.4(MH+)
3−エチル 1,1−ジメチル1,1,3−プロパントリカルボキシレート(1.65g、7.11mmol)および(2E)−3−フェニル−2−プロペンイミダミド(1.04g、7.11mmol)を、EtOH(36mL)中に合した。トリエチルアミン(1.98mL、14.2mmol)を加え、溶液を3時間加熱還流し、LCMSによれば変化がなかった。溶液を室温に冷却し、MeOH中NaOMe(1.0mL、5.33mmol、25−30%w/w溶液)で処理し、溶液を3時間還流した。さらにMeOH中NaOMe(2×1.0mL)を2回加え、溶液を一晩還流した。この後、黄色沈殿が形成し、これを濾過した。母液を、1NのHClでpH2に酸性化し、溶液を減圧下で濃縮した。得られた物質を黄色固体と合し、さらに精製することなく用いた。
LCMS: m/z 315.2(MH+)
粗3−{4−ヒドロキシ−6−オキソ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−1,6−ジヒドロ−5−ピリミジニル}プロパン酸エチル(7.1mmol)を、POCl3(25mL)中に溶解し、N,N−ジメチルアニリン(0.862g、0.9mL、7.1mmol)を溶液にゆっくりと加えた。ついで、反応物を2加熱還流した。常温に冷却した後、得られた溶液を注意深くゆっくりと氷水に加えて過剰のPOCl3をクエンチした。混合物をEtOAc(3×)で抽出し、減圧下で濃縮した。粗残渣を、EtOAc/ヘキサン勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の化合物を黄色固体として得た(0.48g、2工程で19%)。
LCMS: m/z 351.4(MH+)
3−{4,6−ジクロロ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5−ピリミジニル}プロパン酸エチル(0.42g、1.19mmol)の1,4−ジオキサン(5mL)中溶液に、濃NH4OH(3.5mL)を加えた。反応物を75℃でシールしたチューブ中で一晩加熱した。溶液を減圧下で濃縮し、水で希釈し、EtOAc/DCMで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮した。ついで、粗残渣を、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の化合物(0.072g、21%)を得た。LCMS: m/z 286.2(MH+)。また、3−{4−アミノ−6−クロロ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5−ピリミジニル}プロパンアミド(0.175g)を含有していた。
LCMS: m/z 303.3(MH+)
LCMS: m/z 286.2(MH+)
4−クロロ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(6H)−オン(0.18g、0.64mmol)を、1,4−ジオキサン/水(6mL)の2:1溶液に溶解し、0℃に冷却した。NaIO4(0.314g、1.47mmol)および触媒OsO4(1mL、4%水溶液)を加え、溶液を常温で一晩撹拌した。反応溶液を減圧下で濃縮し、水で希釈し、10%MeOH/DCM(4×)で抽出した。有機層を合し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残渣を、DCM/DCM−MeOH−NH4OH(90:10:1)勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の化合物(0.05g、44%)を得た。
LCMS: m/z 212.0(MH+)
[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]アセトアルデヒド(0.250g、1.14mmol)を、1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(0.229g、1.14mmol)と、MeOH/DCMの1:1溶液中に合した。過剰のNa2SO4を乾燥剤として加え、溶液溶液を一晩常温で撹拌した。NaBH(OAc)3(0.724g、3.42mmol)を加え、反応物をさらに2時間撹拌した。溶液をシリカゲル上減圧下で濃縮し、粗残渣を、DCM/DCM−MeOH−NH4OH(90:10:1)勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の化合物(0.271g、59%)を得た。
LCMS: m/z 404.6(MH+)
1,1−ジメチルエチル (1−{2−[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート(0.27g、0.67mmol)のDCM中溶液に、1,4−ジオキサン中HCl溶液(1.68mL、6.7mmol、4M溶液)を加えた。反応混合物を常温で3時間撹拌した。反応溶液を減圧下で濃縮して塩酸塩を得た。
塩酸塩を1:1MeOH/DCM中に溶解した。ついで、この溶液を、MPカルボネート樹脂(10当量;Argonaut Technologies Inc.)で処理し、1時間撹拌した。樹脂を濾過し、溶液を減圧下で濃縮して、遊離塩基を灰白色固体として得た(0.22g、定量的)。
LCMS: m/z 304.3(MH+)
4−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−6−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オン(0.064g、0.213mmol)の1:1MeOH/DCM中溶液に、4−クロロ−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−2−カルボアルデヒド(0.045g、0.213mmol)および過剰のNa2SO4を加えた。溶液を一晩常温で撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(0.135g、0.639mmol)を添加した。得られた溶液をさらに2時間撹拌し、減圧下シリカゲル上で濃縮し、粗残渣を、DCM/DCM−MeOH−NH4OH(90:10:1)勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、標題化合物の遊離塩基を得た(0.062g、58%)。
LCMS: m/z 499.6(MH+)
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ1.48−1.59(m,2H)1.96(d,J=15.92Hz,2H)2.28(s,2H)2.58−2.69(m,1H)2.73−2.84(m,5H)3.03−3.15(m,4H)4.01−4.06(m,4H)4.54−4.65(m,2H)6.66−6.76(m,1H)7.96−8.05(m,1H)8.09−8.15(m,1H)
標題化合物の遊離塩基(27mg)を、遊離塩基を1:1DCM:MeOH中に溶解し、1当量のエーテル中1MのHClを添加することによりHCl塩に変換した。ついで、これを蒸発させて乾燥した(収量25mg)。
3−エチル 1,1−ジメチル1,1,3−プロパントリカルボキシレート(23.8g;103mmol)および(2E)−3−フェニル−2−プロペンイミダミド(10.0g;68.4mmol)を、MeOH(400mL)中に合し、MeOH中NaOMe(31.0g;143mmol)で処理し、溶液を室温にて2日間撹拌した。溶液が暗色に変わり、暗緑色固体を濾過した。溶液を減圧下で濃縮し、水で希釈し、6NのHClでpH2に酸性化し、得られた黄色沈殿を濾過した。水性母液をEtOAcで抽出した。抽出の間に、さらに黄色沈殿が形成し、これを回収した。合した黄色固体を減圧下で乾燥し、さらに精製することなく用いた(12.1g、59%)。
LCMS: m/z 301.0(MH+)
3−{4−ヒドロキシ−6−オキソ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−1,6−ジヒドロ−5−ピリミジニル}プロパン酸メチルをPOCl3(75mL)中に溶解し、N,N−ジメチルアニリン(4.85g、40mmol)で処理し、2時間加熱還流した。常温に冷却した後、得られた溶液を注意深くゆっくりと氷水に加え、過剰のPOCl3をクエンチした。混合物をEtOAC(2×)で抽出した。Na2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残渣を、EtOAC/ヘキサン勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物を黄色固体として得た(3.04g、23%)。
LCMS: m/z 337.2(MH+)
3−{4,6−ジクロロ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5−ピリミジニル}プロパン酸メチル(3.04g、9.02mmol)の1,4−ジオキサン(100mL)中溶液に、濃NH4OH(20mL)を加えた。反応物をシールしたチューブ中16時間60℃で加熱した。溶液を減圧下で濃縮し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濃縮した。粗残渣を、DCM/DCM−MeOH−NH4OH(90:10:1)勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、4−クロロ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(6H)−オン(LCMS: m/z 285.9(MH+))および3−{4−アミノ−6−クロロ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5−ピリミジニル}プロパン酸メチル(LCMS: m/z 317.9(MH+))からなる黄色固体(1.69g)を得た。
DMF(20mL)に溶解した合した生成物(1.69g)に、K2CO3(0.74g;5.3mmol)を加え、溶液を30分間70℃に加熱した。溶液を減圧下で濃縮し、DCM/DCM−MeOH−NH4OH(90:10:1)勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物を灰白色固体として得た(0.92g、2工程で36%)。
LCMS: m/z 285.9(MH+)
4−クロロ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(6H)−オン(0.434g、2.05mmol)をDMF(5mL)中に溶解し、マイクロ波バイアルに加えた。MeB(OH)2(0.273g、4.56mmol)、Pd(Ph3P)2Cl2(0.107g、0.152mmol)およびK2CO3(1.05g、7.61mmol)を加え、バイアルに封をした。反応物を140℃にマイクロ波で10分間加熱した。反応物をシリカゲル上で濃縮し、DCM/DCM−MeOH−NH4OH(90:10:1)勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物を灰白色固体として得た(0.431g、74%)。
LCMS: m/z 265.9(MH+)
4−メチル−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(6H)−オン(0.43g、1.63mmol)をDCM(20mL)中に溶解し、溶液を−78℃に冷却した。オゾンガスを暗青色に変わるまで溶液に通した。さらに10分間−78℃で撹拌した後、硫化メチル(1.0mL)を加えた。溶液を常温に一晩撹拌した。溶液をシリカで濃縮して、DCM/DCM−MeOH−NH4OH(90:10:1)勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物を黄色固体として得た(0.178g、49%)。
LCMS: m/z 191.9(MH+)
4−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−6−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オン塩酸塩(0.097g、0.287mmol)の1:1MeOH/DCM(16mL)中溶液に、4−メチル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−2−カルボアルデヒド(0.064g、0.287mmol)、NaHCO3(0.12g、1.44mmol)および過剰のNa2SO4を加えた。溶液を常温で16時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(0.182g、0.861mmol)を加えた。得られた溶液をさらに2時間撹拌し、ついで、シリカゲル上で濃縮し、粗残渣を、DCM/DCM−MeOH−NH4OH(90:10:1)勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物の遊離塩基を黄色油性フィルムとして得た(0.072g、53%)。
LCMS: m/z 479.2(MH+)
1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm1.41−1.51(m,2H)1.91(d,J=11.12Hz,2H)2.20(t,J=10.61Hz,2H)2.45(s,3H)2.49−2.59(m,1H)2.68−2.79(m,4H)2.93(t,J=7.71Hz,2H)3.06(d,J=11.62Hz,2H)3.92(s,2H)4.04(s,3H)4.54−4.63(m,2H)6.72(d,J=8.59Hz,1H)8.01(d,J=8.59Hz,1H)8.14(s,1H)
標題化合物の遊離塩基を、遊離塩基を1:1DCM:MeOHに溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClを加えることによりHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
4−クロロ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(6H)−オン(0.45g、1.58mmol)のMeOH(10mL)中懸濁液に、NaOMe(0.094g、1.74mmol)を加えた。反応混合物を3時間加熱還流し、この時点でさらに0.10gNaOMeを加え、還流を続けた。これを2回以上9時間にわたって繰り返した。出発物質が消失した後(LCMS)、反応物をシリカゲル上で濃縮し、DCM/DCM−MeOH−NH4OH(90:10:1)勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物を灰白色固体として得た(0.404g、91%)。
LCMS: m/z 282.2(MH+)
4−(メチルオキシ)−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(6H)−オン(0.40g、1.44mmol)をDCM(20mL)中に溶解した。溶液を−78℃に冷却し、O3を暗青色に変わるまで溶液に加えた。溶液をさらに10分間−78℃で撹拌し、ついで、硫化メチル(1.0mL)を加えた。溶液を常温に2日間にわたって加温した。溶液をシリカ上で濃縮し、DCM/DCM−MeOH−NH4OH(90:10:1)勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物を黄色固体として得た(0.216g、72%)。LCMS: m/z 207.6(MH+)
4−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−6−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オン塩酸塩(0.105g、0.309mmol)の1:1MeOH/DCM(16mL)中溶液に、4−(メチルオキシ)−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−2−カルボアルデヒド(0.074g、0.309mmol)、NaHCO3(0.13g、1.55mmol)、および過剰のNa2SO4を加えた。溶液を常温で16時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(0.196g、0.927mmol)を加えた。得られた溶液をさらに2時間撹拌し、減圧下シリカゲル上で濃縮し、粗残渣を、DCM/DCM−MeOH−NH4OH(90:10:1)勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物の遊離塩基を黄色油性フィルムとして得た(0.114g、75%)。
LCMS: m/z 495.3(MH+)
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ1.41−1.51(m,2H)1.85−1.96(m,2H)2.19(t,J=10.61Hz,2H)2.55(ddd,J=14.21,10.29,4.04Hz,2H)2.65(t,J=7.58Hz,2H)2.71−2.78(m,2H)2.83(t,J=7.71Hz,2H)3.06(d,J=11.62Hz,2H)3.84−3.90(m,2H)3.98−4.01(m,3H)4.01−4.04(m,3H)4.54−4.62(m,2H)6.72(d,J=8.59Hz,1H)8.01(d,J=8.59Hz,1H)8.14(s,1H)8.73(s,1H)
標題化合物の遊離塩基を、遊離塩基を1:1DCM:MeOHに溶解し、1当量の1,4−ジオキサン中4MのHClを加えることによりHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
7−フルオロ−2−オキソ−1−(2−オキソエチル)−1,2−ジヒドロ−4−キノリニルトリフルオロメタンスルホネート(調製に関しては、実施例130(e)を参照)(4.9g、12.5mmol)および1,1−ジメチルエチル−4−ピペリジニルカルバメート(2.5g、12.5mmol)のジクロロメタン(50ml)およびメタノール(50ml)中溶液を、1時間3Aシーブスと一緒に撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(8.0g、37.6mmol)を加え、混合物を5日間撹拌した。ついで、炭酸ナトリウム溶液を加え、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を単離し、乾燥し、濃縮した。残渣を、1:1酢酸エチル/ジクロロメタンで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、標題化合物(0.59g、12%)を得た。
LCMS m/z 538[MH+]
1−{2−[4−({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−7−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−4−キノリニルトリフルオロメタンスルホネート(0.17g、0.32mmol)のDMF(10ml)中溶液に、シアン化亜鉛(0.036g、0.3mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.022g、0.024mmol)および1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(0.056g、0.1mmol)を加え、アルゴンで脱気した。混合物を90℃で18時間加熱した。ついで、溶液を冷却して、酢酸エチルおよびブライン間で分配した。有機層を乾燥し、濃縮し、ついで、残渣を、半分のスケールの同様の実験からの粗物質と合した。合した物質を、シリカのクロマトグラフィー(10g SPE、酢酸エチル/メタノール0−3%で溶出勾配)により精製して褐色油を得、標題化合物を得た(0.113g、46%)。
LCMS m/z 415[MH+]
1,1−ジメチルエチル {1−[2−(4−シアノ−7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(0.113g、0.27mmol)を、4MのHClを含有する1,4−ジオキサンに溶解し、2時間撹拌した。溶媒を蒸発させて、標題化合物を得た。
LCMS m/z 315[MH+]
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−4−キノリンカルボニトリル塩酸塩(0.062g、0.16mmol)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2003087098、実施例31(e)を参照)(0.028g、0.16mmol)の1:1クロロホルム/メタノール(6ml)中溶液に、酢酸ナトリウム(0.10g、12mmol)、酢酸(0.5ml)および3Aシーブスを加え、混合物1時間撹拌した。ポリマー支持シアノボロヒドリド(0.10g)を加え、混合物を18時間撹拌し、ついで、濾過し、固体をジクロロメタンで洗浄した。有機層を炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥し、濃縮した。シリカのクロマトグラフィー(10g SPE、ジクロロメタン/メタノール0−15%での勾配溶出)により精製して生成物を得、これをジクロロメタン中に溶解し、1,4−ジオキサン中4MのHClで処理した。沈殿物を単離し、エーテルで洗浄し、ついで、乾燥して、標題化合物(0.048g、55%)を得た。
LCMS m/z 477[MH+]
遊離塩基NMR:δH(CDCl3),(250MHz)1.55(2H,m),1.9(2H,m),2.25(2H,m),2.6(3H,m),3.05(2H,m),3.85(2H,s),4.4(2H,t,J=7Hz),4.65(2H,s),4.8(2H,v.br),6.9(1H,d,J=8Hz),7.07(1H,s),7.15(1H,m),7.2(1H,d,J=8Hz),7.3(1H,m),7.9(1H,dd,J=9,6Hz)
7−フルオロ−2H−3,1−ベンゾキサジン−2,4(1H)−ジオン(5.01g、27.7mmol)のDMF(100ml)中溶液に、0℃で、水素化ナトリウム(1.11g、27.7mmol、パラフィン中60%)を15分にわたって加えた。ヨウ化アリル(2.6ml、27.7mmol)を加え、溶液を2時間撹拌し、ついで、水(200ml)中の氷(100g)に注いだ。沈殿物を回収し、水、ついでヘキサンで洗浄し、減圧下40℃で乾燥して、標題化合物(4.53g、74%)を灰白色固体として得た。
LCMS m/z 222[MH+]
マロン酸ジメチル(2.84g、17.7mmol)のDMF(50ml)中溶液に、水素化ナトリウム(0.71g、17.7mmol、パラフィン中60%)を5分間にわたって加え、溶液を0.5時間泡立つまで撹拌した。7−フルオロ−1−(2−プロパン−1−イル)−2H−3,1−ベンゾキサジン−2,4(1H)−ジオン(3.92g、17.7mmol)を溶液に加え、溶液を常温で1時間撹拌し、ついで、105℃で18時間撹拌した。溶液を冷却し、濃縮し、得られた残渣を、酢酸エチルおよび水間で分離した。水層を2N塩酸で酸性化し、ついで、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を乾燥し、濃縮して、標題化合物を黄褐色固体として得た(4.63g、90%)。
LCMS m/z 292[MH+]
7−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−オキソ−1−(2−プロパン−1−イル)−1,2−ジヒドロ−3−キノリンカルボン酸エチル(4.46g、15.3mmol)を、2N水酸化ナトリウム溶液(70ml)中に懸濁させ、4時間加熱還流した。冷却した後、pHを2N塩酸を用いてpH6に調節し、得られた沈殿を濾過し、水で洗浄し、減圧下で乾燥して、標題化合物を灰白色固体として得た(2.73g、81%)。
LCMS m/z 220[MH+]
7−フルオロ−4−ヒドロキシ−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノリノン(2.57g、11.7mmol)のジクロロメタン(50ml)中懸濁液に、トリエチルアミン(1.8ml、12.9mmol)を加え、混合物を0℃に冷却した。トリフルオロメタンスルホニル無水物(2.18ml、12.9mmol)を15分にわたって加え、混合物を18時間撹拌し、温度を1時間常温に保持した。溶液をブライン、ついで、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥し、濃縮して暗色油を得た。クロマトグラフィー(50gシリカSPE、2:1ジクロロメタン/ヘキサンで溶出する)により精製して、標題化合物を透明油として得、これを固体化して、白色固体を得た(2.31g、56%)。
LCMS m/z 352[MH+]
7−フルオロ−2−オキソ−1−(2−プロパン−1−イル)−1,2−ジヒドロ−4−キノリニルトリフルオロメタンスルホネート(5.6g、16mmol)の1,4−ジオキサン(150ml)および水(30ml)中溶液に、0℃で、過ヨウ素酸ナトリウム(7.96g、37.3mmol)、ついで、四酸化オスミウム(14.3ml、水中4%溶液)を加えた。混合物を室温に加温し、ついで、5時間撹拌した。溶液を水およびジクロロメタン間で分離し、有機層を単離し、乾燥し、濃縮して、粗生成物を得(6.03g、溶媒を含有する)、これをさらに精製することなくすぐに次の工程に用いた。
LCMS m/z 372[MH++H2O]
粗7−フルオロ−2−オキソ−1−(2−オキソエチル)−1,2−ジヒドロ−4−キノリニルトリフルオロメタンスルホネート(5.6g、15.9mmol、前工程から推定100%)をTHF(50ml)中に溶解し、1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)4−ピペリジニルカルバメート(合成に関しては、WO2004/058144、実施例99(h)を参照)(5.60g、15.9mmol)、ついで、硫酸ナトリウム(約15g)を加え、2時間後、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(12.3g、58mmol)を1時間にわたって加え、溶液を18時間撹拌した。溶液を酢酸エチルで希釈し、炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥し、濃縮した。クロマトグラフィー(70gシリカSPE、酢酸エチルで溶出する)に付して生成物(4.88g)を得、これは不純物で汚染されていた。さらに、クロマトグラフィー(70gシリカSPE、2:1酢酸エチル/ヘキサン〜酢酸エチル〜o酢酸エチル/10%メタノールでの勾配溶出)により精製して、標題化合物を透明油として得た(2.81g、26%)。
LCMS m/z 687[MH+]
1−{2−[4−((2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル){[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−7−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−4−キノリニルトリフルオロメタンスルホネート(0.131g、0.19mmol)、シアン化亜鉛(0.027g、0.23mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.017g、0.019mmol)および1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(0.042g、0.076mmol)のDMF(3ml)中溶液を、アルゴンで脱気し、90℃で18時間加熱した。混合物を冷却し、酢酸エチルおよびブライン間で分配した。有機層を単離し、乾燥し、濃縮した。クロマトグラフィー(10gシリカSPE、酢酸エチル/メタノール0−3%で勾配溶出)により精製して、標題化合物(0.062g、58%)を黄色油として得た。
LCMS m/z 564[MH+]
1,1−ジメチルエチル {1−[2−(4−シアノ−7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ピペリジニル}(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)カルバメート(0.061g、0.11mmol)を、トリフルオロ酢酸(3ml)中に溶解し、15分間撹拌し、ついで、濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶解し、エーテルを加え、沈殿が形成した。沈殿物を濾過し、標題トリフルオロアセテート塩を灰色固体として得た(0.034g、54%)。
LCMS m/z 464[MH+]
δH(DMSOd6),(400MHz)1.79(2H,br),2.33(2H,br),2.90−3.90(7H,brm),4.2(2H,s),4.33(2H,m),4.4(2H,m),4.57(2H,brs),7.11(1H,s),7.38(1H,m),7.5(1H,s),7.68(1H,d,J=10Hz),7.93(1H,m),8.21(1H,s),9.3(2H,br),9.6(1H,br)
1−{2−[4−((2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル){[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−7−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−4−キノリニルトリフルオロメタンスルホネート(調製に関しては、実施例130(f)を参照)(0.155g、0.23mmol)の1,4−ジオキサン(2ml)中溶液に、メチルボロン酸(0.05g、0.92mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.051g、0.004mmol)および三塩基性トリリン酸カリウム(0.155g、0.73mmol)を加えた。混合物をアルゴンで脱気し、ついで、90℃で18時間加熱した。混合物を冷却し、ついで、酢酸エチルおよび水間で分配した。有機物を単離し、乾燥し、濃縮した。クロマトグラフィー(10gシリカSPE、酢酸エチルで溶出)により精製して、標題化合物(0.062g、50%)を透明油として得た。
LCMS m/z 553[MH+]
1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル){1−[2−(7−フルオロ−4−メチル−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート(0.061g、0.11mmol)を、4MのHClを含有する1,4−ジオキサンに溶解し、1時間撹拌し、ついで、濃縮した。固体をエーテルで洗浄し、エーテルをデカントした。固体を乾燥して、標題化合物をクリーム色の固体として得た(0.032g、82%)。
LCMS m/z 453[MH+]
δH(DMSOd6),(400MHz)2.33(2H,m),2.2−2.45(2H,m),2.49(3H,s),3.15(2H,m),3.35(3H,m),3.5(1H,m),3.7(1H,m),3.78(2H,d,J=11Hz),4.3(2H,m),4.5(2H,m),4.65(2H,t,J=7Hz),6.55(1H,s),7.2(1H,m),7.5(1H,s),7.75(1H,dd,J=12,2Hz),7.9(1H,dd,J=9,6Hz),8.4(1H,s),10.0(2H,br),11.0(1H,br)
7−フルオロ−4−ヒドロキシ−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノリノン(調製としては、実施例130(c)を参照)(1.0g、4.56mmol)のDMF(50ml)中溶液に、0℃で、水素化ナトリウム(0.20g、5.0mmol、パラフィン中60%)を加えた。得られた溶液に、ヨウ化メチル(0.3ml、4.8mmol)を加え、0℃で1時間撹拌し、ついで、常温で18時間撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣をジクロロメタンおよび水間で分配した。有機層を単離し、乾燥し、濃縮した。シリカのクロマトグラフィー(50gSPE、ジクロロメタンで溶出する)に付して、標題化合物を得た(0.386g、36%)。
LCMS m/z 234[MH+]
7−フルオロ−4−(メチルオキシ)−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノリノン(0.386g、1.66mmol)、過ヨウ素酸ナトリウム(0.83g、3.7mmol)および四酸化オスミウム(1.7ml、水中4%)の水(3ml)含有1,4−ジオキサン(15ml)中溶液を5時間撹拌した。混合物を、ジクロロメタンおよび水間で分配した。有機層を単離し、乾燥し、濃縮して、標題化合物を得た(0.364g、93%)。
[7−フルオロ−4−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]アセトアルデヒド(0.364g、1.55mmol)および1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメート(0.31g、1.55mmol)のジクロロメタン(5ml)およびメタノール(5ml)中溶液を、0.5時間撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(1.0g、4.7mmol)を加え、混合物を5日間撹拌し、ついで、炭酸ナトリウム溶液を加え、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を単離し、乾燥し、濃縮した。残渣のクロマトグラフィー(20gシリカSPE、ジクロロメタン/メタノール0−2%の勾配溶出)に付して、標題化合物(0.407g、63%)を得た。
LCMS m/z 420[MH+]
1,1−ジメチルエチル (1−{2−[7−フルオロ−4−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート(0.40g、0.95mmol)を、4MのHClを含有する1,4−ジオキサン(15ml)中で5時間撹拌し、ついで、濃縮した。得られた固体を酢酸エチルおよび炭酸ナトリウム溶液間で分配し、水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥し、濃縮して油を得、これは高度に不純物に汚染されていた。水層をlc/msで分析したところ、水性フラクション中に生成物は主に残っていた。水層を濃縮し、得られた固体を、ジクロロメタン含有メタノール(10%)で洗浄し、蒸発させて物質を得、これを1回以上ジクロロメタン含有メタノール(10%)で洗浄した。溶液を濃縮して、標題化合物(0.114g、37%)を得た。
LCMS m/z 320[MH+]
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−4−(メチルオキシ)−2(1H)−キノリノン(0.057g、0.18mmol)および2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例2(c)またはWO03/087098、実施例19(d)を参照)(0.027g、0.16mmol)の1:1ジクロロメタン/メタノール(4ml)中溶液を、3Aと一緒に2時間撹拌し、ついで、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(0.115g、0.54mmol)を加え、混合物を一晩撹拌した。溶液をジクロロメタンで希釈し、炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。水層をジクロロメタン/メタノール(10%)で抽出し、有機層を乾燥し、濃縮した。シリカのクロマトグラフィー(20gSPE、ジクロロメタン/メタノール0−20%で勾配溶出)により精製して、標題化合物の遊離塩基を得(0.022g)、これを、ジクロロメタン中に溶解し、1,4−ジオキサン中の4NのHClを添加することにより標題二塩酸塩を得た。エーテルを溶液に加え、沈殿物を回収した(0.022g、23%)。
LCMS m/z 469[MH+]
遊離塩基NMR:δH(CDCl3),(400MHz)1.55(2H,m),2.0(3H,m),2.25(2H,m),2.6(3H,m),3.05(2H,m),3.8(2H,s),3.95(3H,s),4.35(6H,m),5.95(1H,s),6.8(1H,s),6.9(1H,m),7.15(1H,m),7.95(1H,m),8.1(1H,s)
[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]アセトアルデヒド(合成に関しては、実施例126(e)を参照)(0.30g、1.36mmol)を、フェニルメチル [(3R)−3−ピペリジニルメチル]カルバメート(調製に関しては、実施例92(b)を参照)(0.337g、1.36mmol)と1:1MeOH/DCM溶液(30mL)中で合した。過剰なNa2SO4を乾燥剤として加え、溶液を常温で16時間撹拌した。NaBH(OAc)3(0.86g、4.08mmol)を加え、反応物をさらに2時間撹拌した。得られた溶液を減圧下シリカゲル上で濃縮し、粗残渣を、DCM/DCM−MeOH−NH4OH(90:10:1)勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物を灰白色固体として得た(0.37g、61%)。
LCMS: m/z 452.1(MH+)
フェニルメチル [((3S)−1−{2−[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]エチル}−3−ピペリジニル)メチル]カルバメート(0.37g、0.83mmol)のMeOH(20mL)中溶液に、10%Pd/C(0.10g)を加えた。溶液を、Parr装置中、50PSIの水素下で3時間水素化した。Pd/C触媒を濾過し、MnO2(0.22g、2.48mmol)を加え、溶液を常温で16時間撹拌した。MnO2を濾過し、粗物質(黄色油)をさらに精製することなく用いた(0.26g、2工程で97%)
LCMS: m/z 318.1(MH+)
4−{2−[(3S)−3−(アミノメチル)−1−ピペリジニル]エチル}−6−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オン(0.072g、0.23mmol)の1:1MeOH/DCM(20mL)中溶液に、7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−2−カルボアルデヒド(調製に関しては、実施例125(c)を参照)(0.04g、0.23mmol)、および過剰のNa2SO4を加えた。溶液を常温で16時間撹拌し、ついで、NaBH(OAc)3(1.68g、7.92mmol)を加えた。得られた溶液をさらに2時間撹拌した。LCMSにより分析して、50%の生成物であることがわかり、したがって、さらに、7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−2−カルボアルデヒド(0.04g、0.23mmol)を加え、反応液をさらに16時間撹拌した。ついで、溶液を減圧下シリカゲル上で濃縮し、粗残渣を、DCM/DCM−MeOH−NH4OH(90:10:1)勾配で溶出するカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物の遊離塩基を黄色油フィルムとして得た(0.034g、32%)。
LCMS: m/z 479.2(MH+)
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ1.57−1.69(m,2H)1.73−1.82(m,1H)1.95(d,J=8.59Hz,2H)2.18(td,J=10.99,3.03Hz,1H)2.51−2.63(m,2H)2.67−2.75(m,4H)2.81−2.92(m,1H)2.92−3.01(m,2H)3.21−3.32(m,1H)3.88−4.00(m,2H)4.00−4.05(m,3H)4.57−4.68(m,2H)6.73(d,J=8.59Hz,1H)8.00−8.04(m,1H)8.23(s,1H)8.36(s,1H)
化合物を、遊離塩基を1:1DCM:MeOH中に溶解させ、2当量の1,4−ジオキサン中4MのHClを添加するこによりジHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
5−ヒドロキシ−3−ピリジンカルボン酸メチル(1.5g;10mmol)の水(40ml)中溶液に、NaOH(5mlの6N溶液、30mmol)およびロジウム(750mg、アルミナ担持5%wt)を加えた。反応物を、Parr装置で45psiのH2雰囲気下で36時間水素化した。水素をN2で置換し、溶液をセライト(登録商標)のパッドで濾過し、触媒を除去した。溶液を減圧下で濃縮して、所望の化合物をナトリウム塩として得(1.5g、90%)、これをさらに精製することなく次の反応に用いた。
MS(ES+) m/z 146(MH+)
0.5NのNaOH(100ml)中のcis−(3RS,5RS)−5−ヒドロキシ−3−ピペリジンカルボン酸ナトリウム塩(5.2g;31.0mmol)に、クロロギ酸ベンジル(7.0ml;50.0mmol)を加え、反応物をN2雰囲気下室温にて14時間撹拌した。反応物をエチルエーテル(2×50ml)で抽出し、6NのHCl(pH=2)で酸性化し、EtOAc(4×100ml)で抽出した。合した有機抽出物をNa2SO4で乾燥し、溶媒を除去して、所望の化合物を得た(6.2g;72%)。
MS(ES+) m/z 280(MH+)
cis−(3RS,5RS)−5−ヒドロキシ−1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}−3−ピペリジンカルボン酸(0.78g;2.8mmol)のCHCl3中溶液に、Et3N(2.0ml;15mmol)およびtert−ブチルジメチルシリルクロライド(1.06g;7.0mmol)を加えた。反応物をN2雰囲気下室温にて14時間撹拌した。反応物を200mlのCHCl3で希釈し、飽和NaHCO3、0.1NのHCl、飽和NH4Cl水溶液およびブラインで洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥し、溶媒を除去して、所望の化合物(0.80g;73%)を無色油として得た。
MS(ES+) m/z 394(MH+)
cis−(3RS,5RS)−5−{[(1,1−ジメチルエチル)(ジメチル)シリル]オキシ}−1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}−3−ピペリジンカルボン酸(0.80g;2.0mmol)のTHF(20ml)中溶液に、THF中1NのBH3・THF(6.0ml;6.0mmol)を加え、反応物をN2雰囲気下室温にて6時間撹拌した。過剰のボランをMeOHを添加してクエンチし、反応物を2時間撹拌した。反応物をEtOAc(150ml)および水(25ml)間で分配し、層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥した。溶媒を除去し、粗残渣を、0−10%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を無色油として得た(550mg;73%)。
MS(ES+) m/z 380(MH+)
cis−フェニルメチル (3RS,5RS)−3−{[(1,1−ジメチルエチル)(ジメチル)シリル]オキシ}−5−(ヒドロキシメチル)−1−ピペリジンカルボキシレート(550mg;1.4mmol)のTHF(25ml)中溶液に、フタルイミド(250mg;1.7mmol)、トリフェニルホスフィン(450mg;1.7mmol)、およびアゾジカルボン酸ジエチル(300mg;1.7mmol)を加えた。反応物をN2雰囲気下室温にて16時間撹拌した。反応物をEtOAc(150ml)および水(50ml)間で分配し、層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥した。溶媒を除去し、粗残渣を、10%−100%EtOAc/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物(690mg;93%)を黄色油としてを得た。
MS(ES+) m/z 509(MH+)
cis−フェニルメチル (3RS,5RS)−3−{[(1,1−ジメチルエチル)(ジメチル)シリル]オキシ}−5−[(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)メチル]−1−ピペリジンカルボキシレート(660mg;1.3mmol)のEtOH(20ml)中溶液に、無水ヒドラジン(0.2ml;6.5mmol)を加えた。反応物を、窒素雰囲気下室温にて14時間撹拌し、反応物をセライト(登録商標)のパッドで濾過した。濾液をEtOAc(150ml)および水(50ml)間で分配し、層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥した。溶媒を除去して、所望の化合物(450mg;92%)を淡黄色油として得、これをさらに精製することなく用いた。
MS(ES+) m/z 379(MH+)
cis−フェニルメチル (3RS,5RS)−3−(アミノメチル)−5−{[(1,1−ジメチルエチル)(ジメチル)シリル]オキシ}−1−ピペリジンカルボキシレート(450mg;1.2mmol)のDCM(25ml)中溶液に、Et3N(0.33ml;2.4mmol)、および二炭酸ジ−tert−ブチル(315mg;1.4mmol)を加えた。反応物をN2雰囲気下室温にて6時間撹拌し、ついで、EtOAc(150ml)および水(50ml)間で分配し、層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥した。溶媒を除去し、残渣を、5%−50%EtOAc/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、所望の化合物(550mg;96%)を無色油として得た。
MS(ES+) m/z 479(MH+)
cis−フェニルメチル (3RS,5RS)−3−{[(1,1−ジメチルエチル)(ジメチル)シリル]オキシ}−5−[({[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−1−ピペリジンカルバメート(550mg;1.1mmol)のEtOH(50ml)中溶液に、Pd/C(150mg;10%)を加えた。反応物を、Parr装置で、40psiH2雰囲気下1.5時間水素化した。水素をN2で置換し、溶液をセライト(登録商標)のパッドで濾過して触媒を除去し、さらにEtOH(50ml)で抽出した。ついで、濾液を減圧下で濃縮して、所望の化合物(390mg;100%)を淡黄色油として得、これをさらに精製することなく用いた。
cis−1,1−ジメチルエチル [((3RS,5RS)−5−{[(1,1−ジメチルエチル)(ジメチル)シリル]オキシ}−3−ピペリジニル)メチル]カルバメート(350mg;1.0mmol)のMeOH(2ml)およびCHCl3(8ml)中溶液に、(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)アセトアルデヒド(調製に関しては、実施例2(d)を参照)(200mg;1.0mmol)を加え、反応物を、N2雰囲気下室温にて8時間撹拌した。Na(OAc)3BH(530mg;2.5mmol)を加え、反応物を窒素雰囲気下室温にてさらに14時間撹拌した。溶媒を除去し、粗残渣を、0−10%MeOH/DCM勾配で溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を(415mg;78%)無色油として得た。
MS(ES+) m/z 534(MH+)
cis−1,1−ジメチルエチル ({(3RS,5RS)−5−{[(1,1−ジメチルエチル)(ジメチル)シリル]オキシ}−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−3−ピペリジニル}メチル)カルバメート(410mg;0.78mmol)のDCM(9ml)およびMeOH(1ml)中溶液に、1,4−ジオキサン中4NのHCl(1ml;4.0mmol)を加え、反応物を、窒素雰囲気下室温にて2時間撹拌した。反応物を減圧下で濃縮して、所望の化合物(270mg;100%)を黄色固体として得、これをさらに精製することなく次の反応に用いた。
MS(ES+) m/z 320(MH+)
cis−1−{2−[(3RS,5RS)−3−(アミノメチル)−5−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]エチル}−7−フルオロ−2(1H)−キノリノン−塩酸塩(90mg、0.25mmol)のCHCl3(10ml)およびMeOH(1ml)中溶液に、7−クロロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキシアルデヒド(合成に関しては、WO2003064421、実施例15(c)を参照)(56mg;0.25mmol)およびEt3N(0.2ml;1.5mmol)を加えた。反応物をN2雰囲気下室温にて16時間撹拌し、ついで、NaBH4(12mg;0.32mmol)を加えた。反応物を1時間撹拌し、溶媒を除去し、粗残渣を、0−10%MeOH/DCM(1%NH4OH)勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物の遊離塩基を得た(35mg;27%)。
MS(ES+) m/z 516,518(MH+)
δHCDCl3,(400MHz)1.89−2.2(m,5H),2.25−2.74(m,4H),2.80−3.33(m,3H),4.0−4.45(m,4H),4.58(s,2H),4.60−4.75(m,2H),6.47(d,1H,J=8.6),7.10(m,1H),7.16(d,1H,J=9.6Hz),7.28(s,1H),7.54(dd,1H,J=8.6,6.2Hz),7.61(d,1H,J=9.6Hz)
得られた遊離塩基を10%MeOH/DCM中に溶解し、ジエチルエーテル中1MのHClを添加することにより、標題化合物の遊離塩基をジHCl塩に変換した。ついで、蒸発させて、乾燥した。
スターラーバーを備える1Lの丸底フラスコに、1,4−ジオキサン(300mL)中の1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(20g;0.241mmol)を加えた。この溶液に、トリエチルアミン(0.289mmol;40mL)を加え、0℃に冷却した。この冷却溶液に、ジ−tert−ブチルジカルボネート(0.265mmol;58g)を加えた。反応混合物を濃縮して、43g(99%)の生成物を得た。
MS(ES+) m/z 127(minust−ブチル)
スターラーバーを備えた1Lの丸底フラスコに、トルエン(300mL)およびイソプロパノール(100mL)中の1,1−ジメチルエチル 3,6−ジヒドロ−1(2H)−ピリジンカルボキシレート(25g;0.136mmol)を加えた。この溶液に、トリエチルアミン(0.204mmol;28mL)、N−ベンジルヒドロキシルアミン塩酸塩(0.204mmol;32.7g)およびパラホルムアルデヒド(0.682mol;20.5g)を加え、85℃で加熱した。3日後、生成物を位置異性体の混合物として得、カラムクロマトグラフィー((10%MeCN:40%DCM:50%ヘキサン;12.8g(43%))に付して(cis)−エナンチオマーを黄色油として得た。
MS(ES+) m/z 319.2(MH+)
1−ジメチルエチル 2−(フェニルメチル)ヘキサヒドロイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボキシレートおよび1,1−ジメチルエチル 2−(フェニルメチル)ヘキサヒドロイソキサゾロ[5,4−c]ピリジン−6(2H)−カルボキシレート(12.8g;0.04mol)のEtOH(100mL)中カルボキシレートに、20%Pd(OH)2/C(2g)を加えた。混合物を、55psi常温で水素化した。粗生成物をセライトにより濾過し、減圧下で濃縮して、生成物を混合物として、黄色油を得た(8.8g;96%)。
MS(ES+) m/z 231.3(MH+)
1,1−ジメチルエチル 3−(アミノメチル)−4−ヒドロキシ−1−ピペリジンカルボキシレートおよび1,1−ジメチルエチル 4−(アミノメチル)−3−ヒドロキシ−1−ピペリジンカルボキシレート(8.8g;0.038mol)のジクロロメタン中混合物に、トリエチルアミン(0.046mol;6.4mL)およびN−ベンジルオキシカルボニルオキシ−スクシニミド(0.035mol;8.8g)を加え、一晩静置した。反応混合物を減圧下で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(50%酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、生成物を位置異性体混合物(11g;79%)として得た。
位置異性体混合物を、分取HPLC(Chiralpak AD 20u 101.6×250mmカラム;0.1%イソプロピルアミンを有する100%MeCN;400mL/分)により分割して、1,1−ジメチルエチル 4−ヒドロキシ−3−[({[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−1−ピペリジンカルボキシレートおよび1,1−ジメチルエチル 3−ヒドロキシ−4−[({[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−1−ピペリジンカルボキシレートを白色固体として得た。位置異性体の構造は、NOE(Nuclear Overhauser Effect)により確認した。
MS(ES+) m/z 365.5(MH+)
1,1−ジメチルエチル 4−ヒドロキシ−3−[({[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−1−ピペリジンカルボキシレートを、超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)(Chiralpak AD−H 30×250mmカラム(CO2中20%イソプロパノール;70ml/分;30℃;uv、220nm))により分割して、E1(最初に溶出する異性体:98%ee)およびE2(2番目に溶出する異性体;94%ee)エナンチオマー(1,1−ジメチルエチル (3S,4R)−4−ヒドロキシ−3−[({[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−1−ピペリジンカルボキシレート(E2)と推定、1,1−ジメチルエチル (3R,4S)−4−ヒドロキシ−3−[({[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−1−ピペリジンカルボキシレート(E1)と推定)を白色固体として得た。
E2異性体:
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm1.37(s,9H)1.40−1.51(m,2H)1.56(d,J=15.41Hz,2H)2.90−3.02(m,2H)3.06−3.15(m,1H)3.59(s,2H)3.80(s,1H)4.65(s,1H)5.02(s,2H)7.21(t,J=5.43Hz,1H)7.29−7.40(m,5H)
MS(ES+) m/z 365.5(MH+)
旋光度:
[α]d=−7.8°(メタノール,C=1.00,20℃)
E1異性体:
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm1.37(s,9H)1.41−1.51(m,1H)1.54(s,2H)2.90−3.01(m,2H)3.04−3.14(m,1H)3.57(d,J=17.18Hz,1H)3.80(s,1H)4.64(d,J=2.27Hz,1H)5.02(s,2H)7.21(t,J=5.43Hz,1H)7.29−7.39(m,5H)
MS(ES+) m/z 365.5(MH+)
旋光度:
[α]d=+7.5°(メタノール,C=1.00,20℃)
1,1−ジメチルエチル (3S,4R)−4−ヒドロキシ−3−[({[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−1−ピペリジンカルボキシレート(E2)(500mg;1.37mmol)を含有するフラスコに、20mLのTFA/DCM(50%)を得た。反応混合物を1時間撹拌し、ついで、濃縮した。粗生成物をクロロホルム中に溶解し、500mgのMP−カルボキシレート樹脂(2.9mmol/g)を加え、一晩撹拌した。濾過し、濃縮して、生成物を遊離塩基として得た(370mg;100%)。
MS(ES+) m/z 265.4(MH+)
[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]アセトアルデヒド(調製に関しては、実施例126(e)を参照)(0.278g;1.27mmol)の無水DCM(10mL)および無水MeOH(3mL)中混合物に、フェニルメチル {[(3R,4R)−4−ヒドロキシ−3−ピペリジニル]メチル}カルバメート(0.37g;1.4mmol)および無水硫酸ナトリウムを加えた。反応物を一晩撹拌した。粗中間体を、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(2.54mmol;0.538g)で処理し、2時間撹拌した。カラムクロマトグラフィー(90:10:0.5:DCM:MeOH:NH4OH)に付して、淡黄色油として234mg(40%)の生成物を得た。
MS(ES+) m/z 468.3(MH+)
フェニルメチル [((3S,4R)−4−ヒドロキシ−1−{2−[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]エチル}−3−ピペリジニル)メチル]カルバメート
(234mg;0.502mmol)のEtOH中溶液に、20%Pd(OH)2/C(100mg)を加えた。混合物を、1atmのH2雰囲気下常温で一晩水素化した。粗生成物をセライトにより濾過し、エタノールで洗浄し、減圧下で濃縮して、生成物(170mg;100%)を得た。
MS(ES+) m/z 336(MH+)
4−{2−[(3S,4R)−3−(アミノメチル)−4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]エチル}−6−(メチルオキシ)−1,4−ジヒドロピリド[2,3−b]ピラジン−3(2H)−オン(170mg;0.508mmol)のDCM:MeOH:10:1中溶液に、MnO2(156mg;1.52mmol)を加えた。反応混合物を、N2雰囲気下常温で2日間撹拌し、濾過し、濃縮して、生成物を得た(142mg;84%)。
1H NMR(400MHz,MeOD)δppm1.26−1.36(m,1H)1.68−1.79(m,2H)1.86−1.98(m,2H)2.00−2.11(m,1H)2.54(d,J=7.33Hz,2H)2.75(td,J=12.57,5.94Hz,2H)2.87−2.98(m,2H)3.13(dd,J=12.88,6.82Hz,1H)3.37(s,1H)3.90−3.98(m,J=4.04,3.66,3.47,3.47Hz,1H)4.04−4.09(m,3H)4.53−4.59(m,1H)4.61−4.68(m,1H)6.77−6.86(m,1H)8.03−8.12(m,2H)
[4−{2−[(3S,4R)−3−(アミノメチル)−4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]エチル}−6−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オン(0.073g;0.22mmol)のDCM(10mL)およびMeOH(3mL)中混合物に、3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキシアルデヒド(WO2004058144、実施例7(d)(0.047g;0.242mmol)および硫酸ナトリウムを加えた。反応物を3日間撹拌した。粗中間体をトリアセトキシボロヒドリドナトリウム(0.44mmol;93mg)で処理し、一晩撹拌した。カラムクロマトグラフィー(95:5:1:DCM:MeOH:NH4OH)に付して、24mg(21%)の生成物を遊離塩基として得た。二HCl塩を、4NのHCl/1,4−ジオキサン(0.023mL)を添加することにより形成して、標題化合物を黄色固体として得た(32.7mg)。
1H NMR(400MHz,MeOD)δppm1.67−1.78(m,2H)1.86−1.97(m,J=6.51,6.16,6.16,3.16Hz,1H)2.47(d,J=9.35Hz,1H)2.53(dd,J=12.00,6.44Hz,1H)2.66(s,2H)2.75(dd,J=12.00,6.69Hz,2H)2.81(t,J=6.95Hz,2H)3.37(s,2H)3.51−3.54(m,2H)3.74(s,2H)3.89−3.95(m,1H)4.03−4.07(m,3H)4.63(td,J=12.44,5.94Hz,2H)6.81(d,J=8.59Hz,1H)7.01(d,J=7.83Hz,1H)7.68(d,J=7.83Hz,1H)8.07(d,J=8.59Hz,1H)8.09(s,1H)
MS(ES+) m/z 512.5(MH+)
1H NMR(400MHz,MeOD)δppm1.67−1.78(m,2H)1.91(td,J=6.25,3.16Hz,1H)2.47(d,J=9.60Hz,1H)2.53(dd,J=12.00,6.44Hz,1H)2.68(s,2H)2.75(dd,J=12.00,6.69Hz,1H)2.81(t,J=6.95Hz,2H)3.37(s,2H)3.71(s,2H)3.92(d,J=4.29Hz,1H)4.03−4.08(m,3H)4.59−4.66(m,4H)6.81(d,J=8.59Hz,1H)6.96(d,J=8.08Hz,1H)7.26(d,J=7.83Hz,1H)8.06−8.11(m,2H)
MS(ES+) m/z 496.5(MH+)
1H NMR(400MHz,MeOD)δppm2.05−2.16(m,2H)2.64(d,J=6.06Hz,1H)3.35−3.44(m,5H)3.74(t,J=5.94Hz,2H)3.82(d,J=11.62Hz,1H)4.00(d,J=10.36Hz,1H)4.08−4.18(m,4H)4.22(s,1H)4.52−4.61(m,4H)4.63−4.71(m,3H)6.89(d,J=8.59Hz,1H)7.79−7.85(m,1H)8.12−8.21(m,2H)8.56−8.64(m,1H)
MS(ES+) m/z 492.8(MH+)
フェニルメチル {[(3R,4R)−4−ヒドロキシ−3−ピペリジニル]メチル}カルバメート(調製に関しては、実施例135(f)を参照;0.72g;2.72mmol)の無水DCM(10mL)および無水MeOH(2mL)中混合物に、(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)アセトアルデヒド(調製に関しては、実施例88(a)を参照)(0.559g;2.72mmol)および活性化4Aシーブスを加えた。反応物をN2雰囲気下で18時間撹拌した。粗中間体を、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(2.72mmol;577mg)で処理し、2時間撹拌した。生成物を、カラムクロマトグラフィー(90:10:DCM:MeOH)に付して、淡黄色油として306mg(25%)の生成物をその遊離塩基として得た。
MS(ES+) m/z 454.3(MH+)
フェニルメチル ({(3S,4R)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピペリジニル}メチル)カルバメート(上記のように調製した)(306mg;0.675mmol)のEtOH(50mL)中溶液に、20%Pd(OH)2/C(70mg)を加えた。混合物を、1atmのH2雰囲気下常温で3時間水素化した。粗生成物をセライトにより濾過し、エタノールで洗浄し、減圧下で濃縮して、生成物を淡黄色油として得た(210mg;95%)。
MS(ES+) m/z 320.3(MH+)
1−{2−[(3S,4R)−3−(アミノメチル)−4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]エチル}−7−フルオロ−2(1H)−キノリノン(0.210g;0.657mmol)の無水DCM(10mL)および無水MeOH(2mL)中混合物に、2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例2(c)またはWO03/087098、実施例19(d)を参照);0.109g;0.657mmol)および4Aシーブスを加えた。反応物をN2雰囲気下で18時間撹拌した。粗中間体をトリアセトキシボロヒドリドナトリウム(1.31mmol;278mg)で処理して、2時間撹拌した。生成物をカラムクロマトグラフィー(95:5:1:DCM:MeOH:NH4OH)に付して淡黄色油として159mg(52%)の標題化合物の遊離塩基を得た。二HCl塩を4NのHCl/1,4−ジオキサン(0.170ml)を添加することにより調製して、標題化合物を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,MeOD)δppm2.05−2.16(m,2H)2.59(d,J=6.32Hz,1H)3.22−3.30(m,2H)3.35−3.46(m,3H)3.57−3.63(m,3H)3.97−4.05(m,1H)4.22(s,1H)4.49−4.56(m,5H)4.58−4.66(m,3H)6.70(d,J=9.35Hz,1H)7.18(td,J=8.46,2.27Hz,1H)7.57(dd,J=11.12,2.02Hz,1H)7.66(s,1H)7.83(dd,J=8.72,6.19Hz,1H)8.00(d,J=9.60Hz,1H)8.52(s,1H)
MS(ES+) m/z 469.3(MH+)
1H NMR(400MHz,MeOD)δppm1.77(d,J=7.58Hz,1H)1.82(s,1H)2.29(d,J=3.03Hz,2H)2.74(s,1H)2.88(d,J=6.57Hz,4H)2.98(s,1H)3.11−3.20(m,2H)3.93−4.02(m,1H)4.44(s,1H)4.60−4.69(m,1H)4.72(s,3H)6.66(d,J=9.35Hz,1H)7.10−7.16(m,3H)7.39−7.47(m,3H)7.78(dd,J=8.59,6.32Hz,1H)7.93(s,1H)
MS(ES+) m/z 482.1(MH+)
1,1−ジメチルエチル (3R,4S)−4−ヒドロキシ−3−[({[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}アミノ)メチル]−1−ピペリジンカルボキシレート(調製に関しては、実施例135(e)を参照)(1g;2.74mmol)を含有するフラスコに、100mLのTFA/DCM(50%)を加えた。反応混合物を1時間撹拌し、ついで、濃縮した。粗生成物を、6NのNaOHを添加することにより塩基性化し、10%MeOH/DCM(2×50mL)で抽出した。有機フラクションを無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し濃縮して、生成物を透明油として得た(607mg;84%)。
MS(ES+) m/z 265.4(MH+)
フェニルメチル {[(3S,4S)−4−ヒドロキシ−3−ピペリジニル]メチル}カルバメート(0.607g;2.29mmol)の無水DCM(20mL)および無水MeOH(4mL)中溶液に、(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)アセトアルデヒド(調製に関しては、実施例88(a)を参照)(0.471g;2.29mmol)および活性化4Aシーブスを加えた。反応物を、N2雰囲気下で18時間撹拌した。粗中間体を、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(4.48mmol;971mg)で処理し、2時間撹拌した。生成物を、カラムクロマトグラフィー(95:5:0.5DCM:MeOH:NH4OH)に付して淡黄色油として525mg(50%)の生成物を得た。
MS(ES+) m/z 454.3(MH+)
フェニルメチル ({(3R,4S)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピペリジニル}メチル)カルバメート(525mg;1.16mmol)のEtOH(100mL)中溶液に、20%Pd(OH)2/C(100mg)を加えた。混合物を、1atmのH2雰囲気下常温で2時間水素化した。粗生成物を、セライトにより濾過し、エタノールで洗浄し、減圧下で濃縮して、生成物を淡黄色油として得た(356mg;96%)。
MS(ES+) m/z 320.3(MH+)
1−{2−[(3R,4S)−3−(アミノメチル)−4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]エチル}−7−フルオロ−2(1H)−キノリノン(0.104g;0.326mmol)の無水DCM(10mL)および無水MeOH(2mL)中混合物に、2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例2(c)またはWO03/087098、実施例19(d)を参照)(0.054g;0.326mmol)および4Aシーブスを加えた。反応物を、N2雰囲気下で18時間撹拌した。粗中間体を、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(0.326mmol;72mg)で処理し、2時間撹拌した。生成物をカラムクロマトグラフィー(90:10:1:DCM:MeOH:NH4OH)に付して、淡黄色油として27mg(18%)の標題化合物の遊離塩基を得た。二HCl塩を1NのHCl/エーテル(0.113mL)を添加することにより形成して、標題化合物を灰白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,MeOD)δppm2.11(s,2H)2.59(s,1H)3.60(s,3H)3.69(s,2H)3.99(s,1H)4.21(s,2H)4.50(s,6H)4.60(s,3H)6.70(d,J=9.35Hz,1H)7.18(td,J=8.46,2.27Hz,1H)7.52−7.63(m,3H)7.83(dd,J=8.59,6.32Hz,1H)8.01(d,J=9.60Hz,1H)8.46(s,1H)
MS(ES+) m/z 469.3(MH+)
1H NMR(400MHz,MeOD)δppm2.09(s,1H)2.16(s,1H)2.60(s,1H)3.19(s,1H)3.34(s,10H)3.60(s,2H)3.97(s,1H)4.20(s,1H)4.35(s,2H)4.73(s,2H)4.80(s,1H)6.76(d,J=9.35Hz,1H)7.12−7.21(m,2H)7.40(d,J=8.08Hz,1H)7.59(dd,J=11.37,2.02Hz,1H)7.83(dd,J=8.72,6.19Hz,1H)8.01(d,J=9.60Hz,1H)
MS(ES+) m/z 482.2(MH+)
1−{2−[(3R,4S)−3−(アミノメチル)−4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]エチル}−7−フルオロ−2(1H)−キノリノン(調製に関しては、実施例140(c)を参照)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボアルデヒドを、一般的に実施例141Aに記載のように反応させた生成物を、アセトニトリル−水−TFAで溶出するHPLCにより精製し、ついで、溶媒を蒸発させて、標題トリフルオロアセテート塩を得た。
マロン酸ジメチル(2.5g、18.9mmol)の無水THF(20mL)中溶液に、NaH(0.038g、0.95mmol、鉱油中60%)を加えた。反応物を常温で15分間撹拌した。分離漏斗で、アクリル酸エチルを無水THF(1mL)中に溶解し、ついで、30分にわたってマロン酸ジメチル溶液に滴下した。反応物を常温で16時間撹拌し、ついで、減圧下で濃縮した。残渣をEtOAc(酢酸エチル)中に溶解し、飽和NH4Cl水溶液およびブラインで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残渣を、EtOAc/ヘキサン勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の化合物を無色油として得た(1.68g、77%)。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ1.24(t,J=7.07Hz,3H)2.20(q,J=7.24Hz,2H)2.37(t,J=7.33Hz,2H)3.47(t,J=7.33Hz,1H)3.70−3.75(m,6H)4.12(q,J=7.24Hz,2H)
桂皮酸ニトリル(25.0g、194mmol)をEtOH(エタノール)(200mL)中に溶解し、溶液を0℃に冷却し、HClガスを溶液に30分間通気した。溶液を常温で16時間撹拌し、ついで、減圧下で濃縮した。残渣をEtOH(100mL)中に溶解し、0℃に冷却し、fNH3/MeOH(7M、69mL、484mmol)の溶液を滴下漏斗で滴下した。添加して、溶液を常温に加温し、得られたNH4Clを濾過した。溶液を減圧下で濃縮し、得られた白色固体をさらに精製することなく用いた(26g 粗)。
LCMS: m/z 147.4(MH+)
3−エチル 1,1−ジメチル 1,1,3−プロパントリカルボキシレート(1.65g、7.11mmol)および(2E)−3−フェニル−2−プロペンイミダミド(1.04g、7.11mmol)をEtOH(36mL)中に合した。トリエチルアミン(1.98mL、14.2mmol)を加え、溶液を3時間加熱還流したが、LCMSによると変化はなかった。溶液を室温に冷却し、MeOH中NaOMe(1.0mL、5.33mmol、25%wt溶液)で処理し、溶液をさらに4時間還流した。さらにMeOH中NaOMe(1.0mL、5.33mmol、25%wt溶液)を加え、溶液を16時間還流した。この後、黄色沈殿を濾過し、母液を1NのHClでpH2に酸性化し、溶液を減圧下で濃縮した。得られた物質を黄色固体を合し、さらに精製することなく用いた。
LCMS: m/z 315.2(MH+)
粗3−{4−ヒドロキシ−6−オキソ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−1,6−ジヒドロ−5−ピリミジニル}プロパン酸エチルを、POCl3(25mL)中に溶解し、N,N−ジメチルアニリン(0.9mL、7.1mmol)をゆっくりと溶液に加えた。反応物を2時間加熱還流し、常温に冷却した後、得られた溶液を注意深くゆっくりと氷水に加えて、過剰のPOCl3をクエンチした。混合物をEtOAc(3×)で抽出し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残渣を、EtOAc/ヘキサン勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の化合物を黄色固体として得た(0.48g、2工程で19%)。
LCMS: m/z 351.4(MH+)
3−{4,6−ジクロロ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5−ピリミジニル}プロパン酸エチル(0.35g、1.04mmol)のTHF(10mL)中溶液に、−78℃で、THF中1Nの水素化アルミニウムリチウムの溶液(2.0mL、2.0mmol)を加えた。反応物を窒素雰囲気下で1時間撹拌し、0℃に加温した。0℃で2時間後、反応物を5mLのメタノールおよび2mLの水によりクエンチした。反応物を減圧下で濃縮し、残渣をEtOAcおよびブライン間で分配した。水層をEtOAc(3×)で抽出し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物を黄色固体として得(275mg、86%)、さらに精製することなく用いた。
LCMS: m/z 309.0,311.0(MH+)
3−{4,6−ジクロロ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5−ピリミジニル}−1−プロパノール(275mg、0.89mmol)のDMF(4mL)中溶液に、K2CO3(0.50g、3.6mmol)を加えた。懸濁液を60℃で加熱して、窒素雰囲気下16時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、濃縮して、ほとんどのDMFを除去し、残渣をEtOAcおよび水間で分配した。水層をさらにEtOAc(2×)で抽出し、ブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。ついで、粗残渣を、EtOAc/ヘキサン勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の化合物を黄色固体として得た(0.21g、88%)。
LCMS: m/z 272.9(MH+)
4−クロロ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−d]ピリミジン(0.21g、0.79mmol)を2:1の1,4−ジオキサン/水(6mL)に溶解し、0℃に冷却した。NaIO4(0.50g、2.4mmol)および触媒OsO4(0.25mL、4%水溶液)を加え、ついで、溶液を常温で2時間撹拌した。反応溶液を水(10mL)で希釈し、EtOAc(4×)で抽出した。有機層を合し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。ついで、粗残渣を、DCM−MeOH(90:10)を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の化合物を灰白色固体として得た(0.055g、36%)。
cis−フェニルメチル (3RS,5SR)−3−{[(1,1−ジメチルエチル)(ジメチル)シリル]オキシ}−5−[(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)メチル]−1−ピペリジンカルボキシレート(調製に関しては、実施例134(e)を参照)(0.92g、1.8mmol)の10mLのTHF中溶液に、0℃で、THF中1Nのテトラブチルアンモニウムフルオライド溶液(4mL、4.0mmol)を加えた。反応物を窒素雰囲気下で室温に2時間にわたって加温した。反応物をEtOAcおよび飽和NH4Cl水溶液間で分配した。有機相を分離し、飽和NaHCO3およびブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗残渣を、5−100%EtOAc/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物(380mg;54%)を無色油として得た。
MS(ES+) m/z 395.1(MH+)
cis−フェニルメチル (3RS,5SR)−3−[(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)メチル]−5−ヒドロキシ−1−ピペリジンカルボキシレート(380mg、0.96mmol)の5mLのCH2Cl2中溶液に、ヨウドメタン(1mL、16.1mmol)およびAg2O(1.15g、5.0mmol)を加えた。反応物を窒素雰囲気下室温にて48時間撹拌した。反応混合物をセライト(登録商標)のパッドで濾過し、これを25mLのCH2Cl2で洗浄し、減圧下で濃縮した。粗残渣を、10−100%EtOAc/ヘキサン勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物(210mg;53%)を無色油として得た。
MS(ES+) m/z 409.3(MH+)
cis−フェニルメチル (3RS,5SR)−3−[(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)メチル]−5−(メチルオキシ)−1−ピペリジンカルボキシレート(210mg、0.51mmol)のEtOH(20mL)中溶液に、Pd/C(50mg;10%)を加えた。反応物をParr装置で、45psiのH2雰囲気下で3時間水素化した。水素をN2で置換し、溶液をセライト(登録商標)のパッドで濾過して触媒を除去し、これをさらにEtOH(50mL)で洗浄した。ついで、濾液を減圧下で濃縮して、所望の化合物(125mg;90%)を無色油として得、これをさらに精製することなく用いた。
MS(ES+) m/z 274.9(MH+)
cis−2−{[(3RS,5SR)−5−(メチルオキシ)−3−ピペリジニル]メチル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(125mg、0.43mmol)のMeOH(1ml)およびCHCl3(5ml)中溶液に、[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]アセトアルデヒド(調製に関しては、実施例126(e)を参照)(100mg;0.50mmol)を加え、反応物を、N2雰囲気下室温にて4時間撹拌した。Na(OAc)3BH(210mg;1.0mmol)を加え、反応物を窒素雰囲気下室温にてさらに14時間撹拌した。反応物を飽和NaHCO3水溶液(5mL)およびCH2Cl2(20mL)間で分配し、さらに、水層をCH2Cl2(20mL)で抽出し、合した有機層をNa2SO4で乾燥した。溶媒を除去し、粗残渣を、0−10%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物(110mg;55%)を無色油として得た。
MS(ES+) m/z 478.2(MH+)
2−[((3RS,5SR)−5−(メチルオキシ)−1−{2−[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]エチル}−3−ピペリジニル)メチル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(110mg、0.23mmol)のEtOH(5mL)中溶液に、無水ヒドラジン(0.5mL、15.0mmol)を加えた。反応物を40℃に加温し、窒素雰囲気下で24時間撹拌した。反応物をセライト(登録商標)のパッドで濾過し、濾液をEtOAc(50mL)および水(10mL)間で分配した。さらに、水層をEtOAc(2×25mL)で抽出して、合した有機層をNa2SO4で乾燥した。溶媒を除去して、所望の化合物(62mg;77%)を黄褐色固体として得、これをさらに精製することなく用いた。
MS(ES+) m/z 348.0(MH+)
(a)7−(メチルオキシ)−2(1H)−キノキサリノンおよび6−(メチルオキシ)−2(1H)−キノキサリノン
4−(メチルオキシ)−1,2−ベンゼンジアミン(10g、72.5mmol)およびグリオキサル酸エチル(トルエン中50%、15.2mL、74.2mmol)のエタノール(400mL)中溶液を、2時間加熱還流し、冷却し、一晩冷凍庫に保存した。固体を濾過し、氷冷エタノールで洗浄し、乾燥して、7−(メチルオキシ)−2(1H)−キノキサリノンおよび6−(メチルオキシ)−2(1H)−キノキサリノン混合物(約1:1比、9.99g)を得た。液体を濃縮し、氷で冷却し、第のクロップの混合異性体(約2:1比)を得、これを回収し、洗浄し、乾燥した(1.11g)。
7−(メチルオキシ)−2(1H)−キノキサリノンおよび6−(メチルオキシ)−2(1H)−キノキサリノン(11.1g、63.1mmol)の混合物を、ヨウ化アリル(6.25mL、69.6mmol)および炭酸カリウム(26.2g、189.8mmol)と一緒に、ジメチルホルムアミド(200mL)中室温にて2.5時間撹拌し、ついで、蒸発させた。残渣をジクロロメタンおよび水中に溶解し、相を分離した。有機相をジクロロメタンで抽出し、有機フラクションを乾燥し、蒸発させた。0−100%エーテル/石油エーテルで溶出するシリカのクロマトグラフィーに付して、最初にO−アリル 異性体1(1.18g、9%)、ついで、O−アリル 異性体2(1.99g、15%)、最後に2つのN−アリル異性体の混合物、7−(メチルオキシ)−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノキサリノンおよび6−(メチルオキシ)−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノキサリノン(9.18g、67%)を得た。
O−アリル 異性体1(1.18g、5.45mmol)を、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(120mg)とトルエン(25mL)中で3時間加熱還流した。溶媒を蒸発させ、残渣を、50−100%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカのクロマトグラフィーに付して、7−(メチルオキシ)−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノキサリノン(1.03g、87%)を得た。
7−(メチルオキシ)−1−(2−プロパン−1−イル)−2(1H)−キノキサリノン(1.03g、4.75mmol)および過ヨウ素酸ナトリウム(4.68g、21.8mmol)の2−ブタノール(20mL)および水(40mL)中混合物を、四酸化オスミウム(水中4%、1.1mL)で処理し、混合物を3.75時間撹拌した。ブタノールを蒸発させ、残渣を水で希釈し、ジクロロメタンで、ついで、ジクロロメタン/THFで抽出した。抽出物を乾燥し、蒸発させて、残渣を、50−100%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカのクロマトグラフィーに付して、アルデヒド(0.68g、66%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 219(MH+),237([M+H20]H+),233(MCH3+),251([M+MeOH]H+)
δ−バレロラクトン(2.0g;20mmol)の無水ジエチルエーテル(20ml)中溶液に、ギ酸エチル(1.6mL;21mmol)および水素化ナトリウム(1.0gの油中60%w:w分散液、25mmol)を加えた。反応物を窒素雰囲気下室温にて45分間撹拌した。(2E)−3−フェニル−2−プロペンイミダミド(2.92g;20mmol)のEtOH(25ml)中溶液を加え、ついで、混合物を70℃に加熱し、この温度で4時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、水(50mL)を加え、混合物をEtOAc(2×200mL)で抽出した。合した有機抽出物をNa2SO4で乾燥し、溶媒を除去し、粗残渣を、0−10%MeOH/DCM勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を含有するフラクションを濃縮して、所望の化合物(2.3g、45%)を得た。
MS(ES+) m/z 257(MH+)
5−(3−ヒドロキシプロピル)−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−4(1H)−ピリミジノン(1.0g;4.0mmol)のTHF(20ml)中溶液に、トリフェニルホスフィン(1.6g;6.0mmol)およびジエチルアゾジカルボキシレート(1.0g;6.0mmol)を加えた。反応物を窒素雰囲気下室温にて14時間撹拌した。反応物を水(20ml)およびEtOAc(100ml)間で分配し、水相をさらにEtOAc(2×50ml)で抽出した。合した有機抽出物をNa2SO4で乾燥し、溶媒を除去し、粗残渣を、DCM中0−2.5%MeOH勾配を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を得た(0.81g;84%)。
MS(ES+) m/z 239(MH+)
2−[(E)−2−フェニルエテニル]−6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−d]ピリミジン(0.5g、2.1mmol)をDCM(20ml)中に溶解し、O3を反応物に−78℃で15分間通気した。ついで、窒素を10分間通気し、過剰のO3を除去し、反応物を硫酸ジメチル(2.0ml、32.2mmol)でクエンチした。反応物を室温に加温し、さらに14時間撹拌した。すべての溶媒を除去して、所望の化合物(0.28g;80%)を得、これをさらに精製することなく用いた。
MS(ES+) m/z 165(MH+)
(a)3−(ヒドロキシメチル)−6−メチル−2(1H)−ピリジノン
2−ヒドロキシ−6−メチルピリジン−3−カルボン酸(2g、13mmol)を乾燥THF(80ml)中に溶解し、この溶液を−70℃に冷却した。ついで、LiAlH4(32ml、32mmol)を20分にわたって加えた。反応混合物を室温に加温し、70℃で1時間加熱した。0℃に冷却した後、反応混合物に、H2O(2mL)、10%NaOH(4mL)および最後にH2O(2mL)を加えた。反応混合物を室温にて1時間撹拌した。NaSO4(6g)を加え、混合物をさらに30分間撹拌し、濾過し、MeOHで洗浄した。濾液を濃縮して、乾燥し、所望の生成物を固体として得た(2g、100%)。LCMS(ES+) m/z 140(MH+)
3−(ヒドロキシメチル)−6−メチル−2(1H)−ピリジノン(2.0g、13mmol)をCH2Cl2(80mL)、THF(80mL)およびMeOH(5mL)中に溶解し、MnO2(3.7g、43mmol)を加えた。反応混合物を57℃で18時間加熱した。反応物をセライト(登録商標)のパッドで濾過し、濃縮して、固体(1.8g、90%)を得た。LCMS(ES+) m/z 138(MH+)
6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボアルデヒド(318mg、2.3mmol)のAc2O(3mL)中溶液にEt3N(1mL)を加えた。反応物を120℃で18時間加熱した。反応物を濃縮し、得られた物質をMeOH中に溶解し、シリカゲルに充填し、蒸発させた。ヘキサン/酢酸エチル勾配(0−100%EtOAc)を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物を固体として得た(80mg、30%)。LCMS(ES+) m/z 162(MH+)
マイクロ波反応容器中の、7−メチル−2H−ピラノ[2,3−b]ピリジン−2−オン(160mg、0.98mmol)の1,4−ジオキサン(12mL)中溶液に、SeO2(328mg、3.0mmol)を加えた。反応容器に封をし、混合物をマイクロ波で、160℃で90分間加熱した。反応物をDCMで希釈し、セライト(登録商標)のパッドで濾過し、濃縮した。得られた物質をDCM中に溶解し、シリカゲルプラグに充填し、蒸発させた。DCM/MeOH勾配(0−10%MeOH)を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物を淡黄色固体として得た(120mg、40%)。LCMS(ES+) m/z 176(MH+)
(a)2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−4(1H)−ピリミジノン
NaH(0.38g、9.5mmol、鉱油中60%)を、ゆっくりと(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)酢酸エチル(ヒドロキシ酢酸エチルを3,4−ジヒドロ−2H−ピランおよびTsOHで処理することにより調製することができる)(1.0g、5.3mmol)および乾燥ギ酸エチル(3.9g、53mmol)のTHF(20mL)溶液に加えた。反応混合物を室温にて15分間撹拌した。ついで、65℃で45分間加熱した。反応混合物を濃縮して、乾燥させて、淡黄色固体を得た。固体を(2E)−3−フェニル−2−プロペンイミダミド(0.78g、5.3mmol)のMeOH/EtOH(20mL/20mL)溶液に加え、ついで、混合物を80℃で4時間加熱した。得られた物質をシリカゲル(3g)を含有するDCM(10mL)に注ぎ、蒸発させた。MeOH/DCM勾配(0−10%)を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の生成物を淡黄色固体として得た(1g、63%)。
LCMS: m/z 299(MH+)
2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−4(1H)−ピリミジノン(2.04g、6.84mmol)のDCM(25mL)中懸濁液に、ピリジン(1.22mL、15.05mmol)を加えた。−78℃に冷却した後、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.38mL、8.2mmol)をゆっくりと滴下した。反応物を−78℃で10分間保持し、この後、冷却浴を氷浴に置き換え、反応物をさらに0.5時間撹拌した。反応混合物を水に注ぎ、水相をDCMで抽出した。ついで、有機相を水、飽和NaHCO3水溶液およびブラインで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して暗赤色油を得、これを直接次の工程に用いた。
LCMS: m/z 431.0(MH+)
粗2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−4−ピリミジニルトリフルオロメタンスルホネート(6.8mmol)を、アンモニアの1,4−ジオキサン(136mL)中0.5M溶液と、加圧ボトル中、60℃で24時間反応させた。反応物を減圧下で濃縮し、残渣をDCM中に溶解し、水、飽和NaHCO3水溶液よびブラインで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮した。粗残渣を、MeOH/DCM勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の化合物を黄褐色固体として得た(1.28g、2工程で63%)。
LCMS: m/z 298.0(MH+)
2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−4−ピリミジンアミン(1.28g、4.3mmol)をMeOH(25mL)中に懸濁させ、50℃の油浴で、完全に溶解するまで加熱した。これに、1,4−ジオキサン中4MのHCl(0.11mL、0.43mmol)を加え、反応物を50℃で1.5時間加熱した。この時点で、LCMSによれば反応が少しだけしか進行しておらず、したがって、さらに1.1mLの4MのHCl/1,4−ジオキサンを加え、3時間加熱した。反応物を室温に冷却し、白色沈殿物を得た。溶媒を減圧下で除去し、得られた黄褐色固体を減圧下で一晩乾燥して、1.08g(100%、HCl塩)を得た。物質をさらに精製することなく用いた。
LCMS: m/z 214.0(MH+)
4−アミノ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5−ピリミジノール塩酸塩(250mg、1.0mmol)の無水エタノール(5mL)中溶液に、カリウムtert−ブトキシド(224mg、2.0mmol)を室温にて加えた。5分間撹拌した後、ブロモ酢酸エチル(0.11mL、1.0mmol)を滴下漏斗で加え、反応物を18時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を10%MeOH−CHCl3および少量に水中に溶解した。層を分離し、水相を10%MeOH−CHCl3(3×)で抽出した。合した有機抽出物を濃縮し、得られた固体をEtOAcでトリチュレートした。白色固体を濾過により回収して、106mg(42%)を得た。
LCMS: m/z 254.0(MH+)
2−[(E)−2−フェニルエテニル]−1H−ピリミド[5,4−b][1,4]オキサジン−7(6H)−オン(106mg、0.418mmol)の1,4−ジオキサン(12mL)および水(3mL)中懸濁液に、NaIO4(357mg、1.67mmol)およびOsO4(0.1mL、水中4%)を加え、反応混合物を室温にて撹拌した。2時間後、さらに3mLの1,4−ジオキサンおよび180mgのNaIO4を加えた。さらに合計で7.5時間後、反応物に封をし、冷凍庫で週末の間貯蔵した。室温に加温した後、さらにOsO4(0.1mL、水中4%wt)を加え、反応物をさらに4時間撹拌した。溶媒を蒸発させて、白色固体を得、これをDCMおよび水中に溶解し、水層を10%MeOH−DCM(6×)で抽出した。合した有機抽出物をNa2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮して、明黄褐色固体を得(92mg)、これはさらに精製しなかった。
LCMS: m/z 180.0(MH+)
(a)ジエチル α−ホルミルグルタレートナトリウム塩
グルタル酸ジエチルおよびギ酸エチルから、金属ナトリウムの存在下、ジエチルエーテル中で、文献公知の方法(J.Bigs,P.Sykes,J.Chemical Society(1959),1849−55)に従って調製した。固体を(28g;45%)を得た。LCMS(ES+) m/z 238(MH+)
ジエチル α−ホルミルグルタレートナトリウム塩(1g、4.2mmol)および(2E)−3−フェニル−2−プロペンイミダミド(0.61g、4.2mmol)(実施例126(g)で調製した)を、EtOH(20mL)およびMeOH(10mL)中に合し、12時間加熱還流した。溶媒を除去し、得られた固体をエーテルでトリチュレートし、濾過し、所望の生成物を黄色固体として得た(0.75g、56%)。母液はさらに生成物を含有していたが単離しなかった。LCMS(ES+) m/z 299(MH+)
3−{4−ヒドロキシ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5−ピリミジニル}プロパン酸エチル(11.6g、38.9mmol)のPOCl3(30mL)中溶液を、120℃で4時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。ついで、粗残渣を、EtOAc/ヘキサン(30−50%)勾配を用いるカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)により精製して、所望の化合物を黄色固体として得た(6.6g、53%)。LCMS(ES+) m/z 317(MH+)
320mLのシールしたフラスコに、室温にて、3−{4−クロロ−2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5−ピリミジニル}プロパン酸エチル(6.6g、20.83mmol)およびMeOH中アンモニア(59.5mL、417mmol、7M溶液)を加えた。フラスコをシールし、反応物を110℃で7時間加熱した。3時間後、固体が沈殿した。ついで、反応物を室温にて一晩撹拌し、ついで、さらに5時間加熱した。反応混合物をBuchner漏斗により濾過し、得られた固体をエタノールで洗浄し、乾燥した。固体が得られた(2g、36.3%)。LCMS(ES+) m/z 252(MH+)
丸底フラスコに、DMF(10mL)およびメタノール(10mL)中2−[(E)−2−フェニルエテニル]−5,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(6H)−オン(600mg、2.39mmol)を加えた。オゾンを溶液に室温にて20分間通気し、過剰のオゾンを窒素流でパージした。硫化ジメチル(1.77mL、23.9mmol)を加え、反応物を室温にて24時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、得られた固体を20%MeOH−DCM中に溶解した。粗生成物をシリカゲルカラムに加え、0−20%MeOH−DCMで溶出した。回収したフラクションから、標題化合物(400mg、95%収率)を得た。LCMS(ES+) m/z 177(MH+)
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ2.6(t,2H),3.0(t,2H),8.7(s,1H),9.8(s,1H),10.27(brs,1H)
4−オキソ−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジンカルボン酸エチル塩酸塩(56.2g、190mmol)のメタノール(1l)中溶液に、トリエチルアミン(31.8mL、230mmol)を加え、混合物を室温にて10分間撹拌した。ボロヒドリドナトリウム(24.0g、630mmol)を氷冷しながら加え、ついで、反応物を室温にて4.5時間撹拌した。5NのHCl溶液(200mL)を加え、混合物を蒸発させた。水性残渣を炭酸水素ナトリウム水溶液で塩基性化し、9:1ジクロロメタン:メタノール混合物で数回抽出した。抽出物を乾燥し、蒸発させて、生成物(44.3g、89%)をcisおよびtrans異性体混合物として得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 264(MH+)
4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジンカルボン酸エチル(30g、114.4mmol)のTHF/水(800ml/80mL)中溶液に、2N水酸化ナトリウム溶液(126mL)を加えた。反応混合物を室温にて5時間撹拌し、ついで、pHを5N塩酸溶液で7に調節した。混合物を小容量に減らした。残渣を10%メタノール/ジクロロメタンで抽出し、固体を濾過し、10%メタノール/ジクロロメタンで数回抽出した。小容量の水相を抽出物から分離した。これをを蒸発させて、乾燥し、残渣を上記のように抽出した。有機抽出物をすべて蒸発させて、生成物(25.8g、96%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 236(MH+)
4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジンカルボン酸(12g)およびトリエチルアミン(3.53mL、25.5mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(60mL)中溶液に、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(3.48g、25.6mmol)およびN−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(8.54g、56.2mmol)を加えた。5〜10分撹拌した後、重炭酸アンモニウム(15.3g、204mmol)を加えた。反応混合物を室温にて一晩撹拌した。ついで、溶媒を減圧下で除去し、残渣を炭酸水素ナトリウム水溶液およびジクロロメタン中に溶解した。水相を、9:1ジクロロメタン:メタノールで抽出した。有機層を乾燥し、蒸発させた。残渣を、10−20%メタノール/ジクロロメタンで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、所望の化合物(4.15g、35%)を得た。純粋でないフラクションを再びクロマトグラフィーに付して、さらに生成物を得た(1.02g)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 235(MH+,80%),257(100%)
4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジンカルボキサミド(5.62g、23.9mmol)のTHF(65mL)中懸濁液を、ボラン−硫化メチル複合体(THF中2M溶液、26.4mL、52.8mmol)を滴下して処理した。室温にて0.5時間撹拌した後、反応混合物を80℃で1.5時間撹拌した。メタノール(16mL)を加え、0.5時間加熱した。混合物を蒸発させ、残渣を、10−30%(2Mアンモニア/メタノール)/ジクロロメタンで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、生成物(2.67g、51%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 221(MH+)
3−(アミノメチル)−1−(フェニルメチル)−4−ピペリジノール(2.67g、12.1mmol)をジクロロメタン(100mL)中に溶解し、二炭酸ジ−tert−ブチル(2.67g、12.2mmol)のジクロロメタン(20ml)中溶液を加えた。反応混合物を室温にて4時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を、0−20%(2Mアンモニア/メタノール)/ジクロロメタンで溶出するシリカゲルのクロマトグラフィーに付して、生成物(3.12g、81%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 321(MH+),265(C4H8を喪失)
1,1−ジメチルエチル {[4−ヒドロキシ−1−(フェニルメチル)−3−ピペリジニル]メチル}カルバメート(3.7g、11.56mmol)のメタノール(70ml)中溶液を、水素雰囲気下室温にて、20%水酸化パラジウム/炭素(湿、0.7g)と一晩撹拌した。Kieselguhrで濾過し、メタノールを蒸発させて、所望の生成物を得た(2.65g、100%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 231(MH+)
ラセミ1,1−ジメチルエチル {[4−ヒドロキシ−3−ピペリジニル]メチル}カルバメート(2.65g、11.56mmol)および7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)アセトアルデヒド(調製に関しては、実施例34(c)を参照)(2.39g、11.6mmol)のジクロロメタン(75mL)およびメタノール(3.8mL)中溶液を、室温にて1時間撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(7.39g、34.67mmol)を加え、4時間撹拌した。炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩基性化し、相を分離した。水相を10%メタノール/ジクロロメタンで抽出し、有機フラクションを乾燥し、蒸発させた。0−20%メタノール/酢酸エチルで溶出するシリカのクロマトグラフィーに付して、生成物(3.32g、68%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 421(MH+)
ラセミ1,1−ジメチルエチル ({1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピペリジニル}メチル)カルバメート(2.0g、4.76mmol)の乾燥ジクロロメタン(120mL)中溶液に、デス−マーティンペルヨウジナン(1,1,1−トリス(アセチルオキシ)−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンズヨードキソール−3−(1H)−オン、3.03g、7.12mmol)を5分にわたって加えた。混合物を1時間撹拌し、ついで、10%亜硫酸ナトリウム(70mL)および炭酸水素ナトリウム水溶液(60mL)を加え、0.5時間撹拌した。相を分離し、水相をジクロロメタンで2回抽出した。有機フラクションを乾燥し、蒸発させ、残渣を、50−100%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカのクロマトグラフィーに付して生成物を得た(1.35g、68%)。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 441(MNa+),459([M+H2O]Na+)
ラセミ1,1−ジメチルエチル ({1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−4−オキソ−3−ピペリジニル}メチル)カルバメート(1.35g、3.23mmol)および(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミン(0.54g、3.23mmol(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメタノール(合成に関しては、WO2004002490、実施例6(b)を参照)から、ジフェニルホスホリルアジドおよび1,8ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エンと、トルエン中0℃〜室温で反応させ、ついで、得られたアジドを5%パラジウム/炭素ペーストで200:1エタノール/酢酸中で水素化することにより調製した)のジクロロメタン(30mL)およびメタノール(3mL)中混合物を、3Aモレキュラーシーブと一緒に1時間撹拌した。トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(2.05g、9.69mmol)を加え、室温にて撹拌を続けた。さらにボロヒドリドを6時間後に加え(0.20g)、一晩経った後、さらにアミン(0.20g)およびボロヒドリド(0.80g)を加えた。さらに6時間撹拌した後、炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、相を分離した。水相を、10%メタノール/ジクロロメタンで2回抽出し、有機フラクションを乾燥し、蒸発させた。0−20%メタノール/ジクロロメタンで溶出するシリカのクロマトグラフィーに付して、最初の主生成物(異性体1、1.12g、61%)、ついで、副生成物( 異性体2、0.10g、5%の良好な純度、加えて純度に劣る0.17g)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 569(MH+)
ラセミ1,1−ジメチルエチル ({4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−3−ピペリジニル}メチル)カルバメート 異性体1(0.05g、0.09mmol)のジクロロメタン(2mL)およびメタノール(1mL)中溶液を、1,4−ジオキサン中4M塩化水素(2mL)を滴下して処理し、混合物を室温にて2.5時間撹拌し、ついで、蒸発させて、標題化合物(50mg)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 469(MH+)
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 469(MH+)
ジクロロメタン中の標題化合物の遊離塩基を、1,4−ジオキサン中4M塩化水素(0.46mL)で処理し、溶媒を蒸発させて三塩酸塩(42mg)を得た。
ラセミ1,1−ジメチルエチル ({1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピペリジニル}メチル)カルバメート(調製に関しては、実施例254(h)を参照)(1.3g、3.14mmol)を、ジクロロメタン(30mL)中トリフルオロ酢酸(12mL)で、室温にて1.5時間処理した。溶媒を除去し、エーテルでトリチュレートして、10%メタノール/ジクロロメタン中のMP−カルボネート樹脂で処理し、溶媒を除去した後、1−{2−[3−(アミノメチル)−4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]エチル}−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン(1.31g、約77%純度)を得た。この物質を、2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボアルデヒド(合成に関しては、WO2004058144、実施例2(c)またはWO03/087098、実施例19(d)を参照)(0.52g、3.14mmol)および1:1クロロホルム/メタノール(80mL)中3Aモレキュラーシーブと一緒に一晩加熱還流し、ついで、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(3.28g、15.mmol)を加え、混合物を室温にて8時間撹拌した。炭酸水素ナトリウム水溶液で塩基性化し、10%メタノール/ジクロロメタンで抽出し、0−20%メタノール/ジクロロメタン、ついで、0−20%(2Mアンモニア/メタノール)/ジクロロメタンで溶出するシリカのクロマトグラフィーに付して、生成物(0.57g、37%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 470(MH+)
1−[2−(3−{[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]メチル}−4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン(0.54g、1.15mmol)を、二炭酸ジ−tert−ブチル(0.27g、1.2mmol)と、ジクロロメタン(20mL)中室温にて一晩撹拌した。混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、溶媒を除去し、残渣を、0−10%メタノール/ジクロロメタンで溶出するシリカのクロマトグラフィーに付して、1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)({1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピペリジニル}メチル)カルバメートの2つの異性体(総量0.527g、80%)を得た。この物質を、デス−マーティンペルヨウジナン(1,1,1−トリス(アセチルオキシ)−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンズヨードキソール−3−(1H)−オン、0.59g、1.39mmol)とジクロロメタン(25mL)中室温にて2.25時間撹拌した。混合物を、亜硫酸ナトリウムおよび炭酸水素ナトリウム(各々15mL)で0.5時間処理した。相を分離し、水相をジクロロメタンで抽出し、有機フラクションを蒸発させて、残渣を、0−10%メタノール/ジクロロメタンで溶出し、ついで、0−10%MeOH/酢酸エチルで溶出するシリカのクロマトグラフィーに付して、生成物(90.23g、44%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 568(MH+)
1,1−ジメチルエチル (2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)({1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−4−オキソ−3−ピペリジニル}メチル)カルバメート(0.23g、0.41mmol)および酢酸アンモニウム(0.31g、4.1mmol)の1:1ジクロロメタン/メタノール(10mL)中混合物を、4時間撹拌し、ついで、トリアセトキシボロヒドリドナトリウム(0.53g、2.5mmol)を加えた。二晩撹拌し、さらにボロヒドリド(上記のように)を一晩撹拌した後に加え、さらに7時間撹拌した。炭酸水素ナトリウムで塩基性化し、10%メタノール/ジクロロメタンで抽出し、有機フラクションを蒸発させ、0−20%(2Mアンモニア/メタノール)/ジクロロメタンで溶出するシリカのクロマトグラフィーで溶出する、生成物(0.11g、47%)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 569(MH+)
1,1−ジメチルエチル ({4−アミノ−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−3−ピペリジニル}メチル)(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)カルバメート(0.10g、0.21mmol)を、ジクロロメタン中トリフルオロ酢酸で、パート(a)の方法により処理した。MP−カルボネート樹脂で処理した後、溶媒を除去し、粗物質を、0−20%(2Mアンモニア/メタノール)/ジクロロメタンで溶出するシリカのクロマトグラフィーに付して、生成物の遊離塩基を第2の溶出化合物として得た。これをさらに、自動HPLC(質量指向型フラクションコレクション(Mw468でモニタリング))により精製した。溶出液を蒸発させた後、残渣を過剰の1,4−ジオキサン中4M塩化水素およびメタノールで処理した。溶媒を蒸発させ、標題三塩酸塩(30mg)を得た。
MS(+veイオンエレクトロスプレー) m/z 469(MH+)
**この化合物はまた、7−(メチルオキシ)キノリン(実施例1(a))を水素化ナトリウムで、ついで、1,1−ジメチルエチル [1−(2−クロロエチル)−4−ピペリジニル]カルバメートで処理することにより得ることができる。このクロロエチルカルバメートを、一工程で、クロロアセトアルデヒドおよび1,1−ジメチルエチル 4−ピペリジニルカルバメートの還元剤としてNaBH(OAc)3を用いる還元アミノ化により得ることができる。
抗微生物活性アッセイ:
全細胞抗微生物活性は、臨床検査標準協会(Clinical and Laboratory Standards Institute(CLSI))が推奨する手法、ドキュメントM7−A7、「好気的に生育する細菌のための希釈感受性試験方法(Methods for Dilution Susceptibility Tests for Bacteria that Grow Aerobically)」を用いる培養液微量希釈によって測定した。化合物は、0.016〜16mcg/mLの範囲で1連の2倍希釈において試験した。
列挙した化合物について最小阻害濃度(MIC)を、96ウェルフラットボトム・ポリスチレンマイクロタイタープレートで測定した。400μMで開始するニートDMSOでの薬剤の2倍希釈を10回行った。5μlのこれらの薬剤溶液を、95μlのMiddlebrook 7H9培地に加えた(Lines A−H、1〜10列のプレートレイアウト)。イソニアジドを正の対照として用い、イソニアジドの160μ/gmlで開始する2倍希釈法を8回行い、5μlのこの対照曲線を95μlのMiddlebrook 7H9(Difco catalogue Ref.271310)+ADC培地(Becton Dickinson CatalogueRef.211887)(列11、ラインA−H)に加えた。5μlのニートDMSOを列12に加えた(成長およびブランク対照)。
実施例2、4〜13、15A、16〜23、25〜28、31、34〜39、41、43、45、46A、49、51B、53、56、57、64、65、73、74、77、78、80、83、86〜89、91、94〜97、100、101、106、107、109、110、114、116、119〜122、129、131、134〜136、138〜141A、144、147〜149、158、159、162、164A、165、170A、171、173、177、179、180、182、188〜190、193〜194、205、209、211、212、217〜219、225、226、228、232、237、244、251、254、257、258、265、266、270、271、273、274、276、278および282〜307を、マイコプラズマ結核H37Rv阻害アッセイで試験した。実施例2、4〜13、15A、16〜21、27、34、37〜39、45、46A、51B、53、57、65、73、74、77、80、88、89、94、95、106、107、109、110、114、116、120、122、129、131、134〜136、138、139、144、147〜149、158、162、164A、165、170A、171、173、179、180、182、190、193、205、209、211、212、217〜219、225、226、228、237、244、273、276、278、282〜290、292〜298、300、302、304〜306は、MIC値4.0μg/ml以下を示した。実施例4〜6、8、10〜13、15A、16、18、19、21、27、34、39、45、46A、65、73、77、80、88、89、94、95、106、107、109、110、114、116、122、129、135、136、139、144、147〜149、162、164A、165、170A、171、173、179、182、190、205、209、211、212、217〜219、228、237、244、273、276、278、283〜286、290、292〜298、300、304〜306は、MIC値1.7μg/ml以下を示した。
Claims (23)
- 式(I):
Z1、Z2、Z3およびZ4の2つは、独立して、CR1cまたはNであり、残りは、独立して、CR1cであるか;または
Z3およびZ4は一緒になってSであり、Z1およびZ2の1つはCR1cまたはNであり、他は、独立して、CR1cであり;
R1a、R1bおよびR1cは、独立して、水素;ハロゲン;シアノ;(C1−6)アルキル;(C1−6)アルキルチオ;トリフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;カルボキシ;(C1−6)アルキルまたは(C1−6)アルコキシ−置換(C1−6)アルキルにより置換されていてもよいヒドロキシ;(C1−6)アルコキシ−置換(C1−6)アルキル;ヒドロキシ(C1−6)アルキル;1または2個の(C1−6)アルキル、ホルミル、(C1−6)アルキルカルボニルまたは(C1−6)アルキルスルホニル基によりN−置換されていてもよいアミノ基;またはアミノ基が、(C1−4)アルキルにより置換されていてもよいアミノカルボニルから選択されるか;または隣接炭素原子上のR1a、R1bおよびR1cの2つは一緒になって、エチレンジオキシ基を形成してもよく;
R2は水素、または(C1−4)アルキルであるか、あるいはR6と一緒になって、Y基を形成し;
Aは(i)基:
であり;
または、Aは(ii)基:
W1、W2およびW3はCR4R8であるか;
あるいは、W2およびW3はCR4R8であり、W1はW3およびN間の結合である)
であり;
XはO、CR4R8、またはNR6であり;
1つのR4は、R1a、R1bおよびR1cと同意義であり、残りの基およびR8は水素であるか、あるいは、1つのR4およびR8は一緒になってオキソであり、残りは水素であり;
R6は水素または(C1−6)アルキルであるか;あるいはR2と一緒になってYを形成し;
R7は水素;ハロゲン;(C1−6)アルキルにより置換されていてもよいヒドロキシ;または(C1−6)アルキルであり;
Yは、CR4R8CH2;CH2CR4R8;(C=O);CR4R8;CR4R8(C=O);または(C=O)CR4R8であり;
または、XがCR4R8である場合、R8およびR7は一緒になって結合であり;
Uは、CO、およびCH2から選択され;
R5は、置換されていてもよい二環式炭素環または各々の環に4つまでのヘテロ原子を含有する複素環(B):
X1は、芳香環の一部である場合、CまたはNであり、または非芳香環の一部である場合CR14であり;
X2は、芳香環または非芳香環の一部である場合、N、NR13、O、S(O)x、COまたはCR14であり、または、これに加えて、非芳香環の一部である場合、CR14R15であってもよく;
X3およびX5は、独立して、NまたはCであり;
Y1は0〜4個の原子のリンカー基であり、これらの原子は、各々独立して、芳香環または非芳香環の一部である場合、N、NR13、O、S(O)x、COおよびCR14から選択され、これに加えて、非芳香環の一部である場合、CR14R15であってもよく;
Y2は2〜6個の原子のリンカー基であり、Y2の原子は、各々独立して、芳香環または非芳香環の一部である場合、N、NR13、O、S(O)x、CO、CR14であり、これに加えて、非芳香環の一部である場合、CR14R15であってもよく;
R14およびR15は、各々独立して、H;(C1−4)アルキルチオ;ハロ;カルボキシ(C1−4)アルキル;(C1−4)アルキル;(C1−4)アルコキシカルボニル;(C1−4)アルキルカルボニル;(C1−4)アルコキシ(C1−4)アルキル;ヒドロキシ;ヒドロキシ(C1−4)アルキル;(C1−4)アルコキシ;ニトロ;シアノ;カルボキシ;(C1−4)アルキルによりモノ−またはジ−置換されていてもよいアミノまたはアミノカルボニルから選択されるか;または
R14およびR15は、一緒になって、オキソを意味し;
R13は、各々独立して、H;トリフルオロメチル;ヒドロキシ、(C1−6)アルコキシ、(C1−6)アルキルチオ、ハロまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい(C1−4)アルキル;(C2−4)アルケニル;(C1−4)アルコキシカルボニル;(C1−4)アルキルカルボニル;(C1−6)アルキルスルホニル;アミノ基が(C1−4)アルキルによりモノまたはジ置換されていてもよいアミノカルボニルであり;
xは、各々独立して、0、1または2である)
である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはN−オキシド。 - R1a、R1bおよびR1cが、各々独立して、水素、メトキシ、メチル、エチル、シアノ、またはハロゲンである、請求項1記載の化合物。
- R1aがメトキシ、シアノ、フルオロ、クロロまたはブロモであり、R1bおよびR1cが水素である、請求項2記載の化合物。
- R2が水素である、前記請求項いずれか1項記載の化合物。
- UがCH2である、前記請求項いずれか1項記載の化合物。
- Z2がNであり、Z1、Z3およびZ4が、各々独立して、CR1cであり;
Z2およびZ3がNおよびZ1およびZ4が、各々独立して、CR1cであり;
Z3およびZ4が一緒になってSであり、Z1およびZ4が、各々独立して、CR1cであり;
Z3およびZ4が一緒になってSであり、Z1がCR1cであり、Z4がNであり;
Z1およびZ2がNであり、Z3およびZ4が、独立して、CR1cである、
前記請求項いずれか1項記載の化合物。 - R5が:
6−置換2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イル
[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イル
3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イル
6−置換2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン
6−置換7−クロロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イル
6,7−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリダジン−3−イル
2−置換1H−ピリミド[5,4−b][1,4]オキサジン−7(6H)−オン
2−置換5,6−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(1H)−オン
から選択される、請求項6記載の化合物。 - Aが(ia)基であり、nが1であり、R3が水素またはヒドロキシであるか、Aが3−ヒドロキシピロリジン−4−イルメチルまたは4−ヒドロキシピペリジン−3−イルメチルである、請求項6または7記載の化合物。
- R5が:
6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イル
6,7−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリダジン−3−イル
2−置換1H−ピリミド[5,4−b][1,4]オキサジン−7(6H)−オン
2−置換5,6−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(1H)−オン
から選択される、請求項1〜5いずれか1項記載の化合物。 - Z1、Z2、Z3およびZ4が、各々独立して、CR1cであり;
Z1がNであり、Z2、Z3およびZ4が、各々独立して、CR1cであり;
Z2がNであり、Z1、Z3およびZ4が、各々独立して、CR1cであり;
Z3がNであり、Z1、Z2およびZ4が、各々独立して、CR1cであり;
Z1およびZ3がNであり、Z2およびZ4が、独立して、CR1cであり;
Z2およびZ3がNであり、Z1およびZ4が、独立して、CR1cであり;
Z3およびZ4がNであり、Z1およびZ2が、独立して、CR1cであり;
Z3およびZ4が一緒になってSであり、およびZ1およびZ4が、独立して、CR1cであり;
Z3およびZ4が一緒になってSであり、Z1がCR1cであり、Z4がNであり;
Z1およびZ2がNおよびZ3およびZ4は、独立して、CR1cである、請求項9または10記載の化合物。 - Aが(ia)基であり、nが1であり、R3が水素またはヒドロキシであるか、あるいはAが3−ヒドロキシピロリジン−4−イルメチルまたは4−ヒドロキシピペリジン−3−イルメチルである、請求項9〜11いずれか1項記載の化合物。
- Aが4−ヒドロキシピペリジン−3−イルメチルである、請求項1〜5いずれか1項記載の化合物。
- R5が:
6−置換2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イル
[1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イル
3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イル
6−置換2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン
6−置換7−クロロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イル
6,7−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリダジン−3−イル
2−置換1H−ピリミド[5,4−b][1,4]オキサジン−7(6H)−オン
2−置換5,6−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(1H)−オン
から選択される、請求項13記載の化合物。 - Z1、Z2、Z3およびZ4が、各々独立して、CR1cであり;
Z1がNであり、Z2、Z3およびZ4が、各々独立して、CR1cであり;
Z2がNであり、Z1、Z3およびZ4が、各々独立して、CR1cであり;
Z3がNであり、Z1、Z2およびZ4が、各々独立して、CR1cであり;
Z1およびZ3がNであり、Z2およびZ4が、各々独立して、CR1cであり;
Z2およびZ3がNであり、Z1およびZ4が、各々独立して、CR1cであり;
Z3およびZ4がNであり、Z1およびZ2が、各々独立して、CR1cであり;
Z3およびZ4が一緒になってSであり、Z1およびZ4が、各々独立して、CR1cであり;
Z3およびZ4が一緒になってSであり、Z1がCR1cであり、Z4がNであり;
Z1およびZ2がNであり、Z3およびZ4が、各々独立して、CR1cである、
請求項13または14記載の化合物。 - 1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−(メチルオキシ)−2(1H)−キノリノン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノリノン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−5−フルオロ−2(1H)−キノリノン
7−フルオロ−1−(2−{4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−2(1H)−キノリノン
6−[({1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ピペリジニル}アミノ)メチル]−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノリノン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1−(2−{4−[(3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1−(2−{4−[(3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1−(2−{4−[(3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−(メチルオキシ)−2(1H)−キノリノン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−(メチルオキシ)−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン
1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−7−キノリンカルボニトリル
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−7−キノリンカルボニトリル
1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−(メチルオキシ)−1,8−ナフチリジン−2(1H)−オン
6−{[(1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
6−[({1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル}アミノ)メチル]−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン
1−(2−{4−[(3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−6−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン
1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−8−エチル−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−8−エチル−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
10−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−h]キノリン−9(10H)−オン
10−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−h]キノリン−9(10H)−オン
5−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−6−オキソ−5,6−ジヒドロ−1,5−ナフチリジン−3−カルボニトリル
8−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−カルボニトリル
5−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−6−オキソ−5,6−ジヒドロ−1,5−ナフチリジン−3−カルボニトリル
5−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−6−オキソ−5,6−ジヒドロ−1,5−ナフチリジン−3−カルボニトリル
7−ブロモ−1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)ピリド[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−5,7−ジフルオロ−2(1H)−キノリノン
1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−5,7−ジフルオロ−2(1H)−キノリノン
6−[({1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−4−ピペリジニル}アミノ)メチル]−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロピリド[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン
1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン
4−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−6−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリジン−5−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリジン−5−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン
1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]オキサチイノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン
1−(2−{(3R,4S)−4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1−(2−{(3R,4S)−4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}エチル)−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−6,7−ジフルオロ−2(1H)−キノキサリノン
6−{[(1−{2−[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
4−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−6−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オン
1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−(メチルオキシ)−2(1H)−キノキサリノン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン
1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−6,7−ジフルオロ−2(1H)−キノキサリノン
7−クロロ−6−{[({(3S,4S)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル}メチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン
6−({[((3R,4R)−4−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]アミノ}メチル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン
6−({[((3R,4R)−4−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]アミノ}メチル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
6−({[((3R,4R)−4−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]アミノ}メチル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オンフマレート
6−({[((3R,4R)−4−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]アミノ}メチル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン
1−(2−{(3S,4R)−4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
10−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−6−フルオロ−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−h]キノリン−9(10H)−オン
7−[({1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−4−ピペリジニル}アミノ)メチル]−1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−2(3H)−オン
7−フルオロ−1−[2−(4−{[(7−オキソ−1,5,6,7−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジン−2−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−2(1H)−キノキサリノン
6−クロロ−4−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−1,2,4−ベンゾトリアジン−3(4H)−オン1−オキシド
6−({[((3S,4S)−4−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]アミノ}メチル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン
7−クロロ−6−({[((3S,4S)−4−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]アミノ}メチル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
3−{[({(3S,4S)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル}メチル)アミノ]メチル}−5H−ピリダジノ[3,4−b][1,4]チアジン−6(7H)−オン
1−[2−((3S,4S)−3−{[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]メチル}−4−ヒドロキシ−1−ピロリジニル)エチル]−7−フルオロ−2(1H)−キノリノン
3−[({1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノキサリニル)エチル]−4−ピペリジニル}アミノ)メチル]−5H−ピリダジノ[3,4−b][1,4]チアジン−6(7H)−オン
1−(2−{(3S,4R)−4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル}エチル)−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1−[2−((3S,4S)−3−{[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]メチル}−4−ヒドロキシ−1−ピロリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
6−({[((3S,4S)−4−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]アミノ}メチル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オンフマレート
6−({[((3S,4S)−4−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]アミノ}メチル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン
1−[2−((3S,4S)−3−{[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]メチル}−4−ヒドロキシ−1−ピロリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
7−クロロ−6−({[((3S,4S)−4−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]アミノ}メチル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
6−({[((3S)−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]アミノ}メチル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
6−({[((3S,4S)−4−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1(2H)−キノリニル]エチル}−3−ピロリジニル)メチル]アミノ}メチル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
1−[2−((3S,4S)−3−{[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]メチル}−4−ヒドロキシ−1−ピロリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−2(1H)−キノリノン
1−[2−((3S,4S)−3−{[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]メチル}−4−ヒドロキシ−1−ピロリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−2(1H)−キノリノン
6−{[({(3S,4S)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル}メチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン
6−{[({(3S,4S)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル}メチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
6−{[({(3R,4R)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル}メチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
6−{[({(3R,4R)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル}メチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン
6−{[({(3S,4S)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル}メチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
6−{[({(3S,4S)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル}メチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン
7−クロロ−6−{[({(3S,4S)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピロリジニル}メチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
1−[2−((3S,4S)−3−{[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]メチル}−4−ヒドロキシ−1−ピロリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−5−フルオロ−7−(メチルオキシ)−2(1H)−キノリノン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−5−(メチルオキシ)−2(1H)−キノリノン
5−クロロ−3−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−1,3−ベンゾチアゾール−2(3H)−オン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−6−フルオロ[1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2(1H)−オン
6−{[({(3S)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−3−ピロリジニル}メチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
6−({[((2S)−4−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−2−モルホリニル)メチル]アミノ}メチル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン
7−クロロ−6−({[((2S)−4−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−2−モルホリニル)メチル]アミノ}メチル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
1−[2−((2S)−2−{[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]メチル}−4−モルホリニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
7−クロロ−6−({[((3S)−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−3−ピペリジニル)メチル]アミノ}メチル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
7−クロロ−6−{[({(3S)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−3−ピペリジニル}メチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
5−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−3−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−6(5H)−オン
5−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−3−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−6(5H)−オンフマレート
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン5−オキシド
7−フルオロ−1−(2−{4−[([1,3]オキサチオロ[5,4−c]ピリジン−6−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン5−オキシド
4−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−6−(メチルオキシ)−1,2,4−ベンゾトリアジン−3(4H)−オン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロフロ[2,3−c]ピリジン−5−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−(メチルオキシ)−2(1H)−キノキサリノン
2−[({1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ピペリジニル}アミノ)メチル]−1H−ピリミド[5,4−b][1,4]オキサジン−7(6H)−オン
4−クロロ−2−[({1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ピペリジニル}アミノ)メチル]−1H−ピリミド[5,4−b][1,4]オキサジン−7(6H)−オン
2−{[(1−{2−[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)アミノ]メチル}−5,6−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(1H)−オン
4−クロロ−2−{[(1−{2−[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)アミノ]メチル}−5,6−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(1H)−オン
4−メチル−2−{[(1−{2−[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)アミノ]メチル}−5,6−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(1H)−オン
4−(メチルオキシ)−2−{[(1−{2−[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)アミノ]メチル}−5,6−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(1H)−オン
7−フルオロ−2−オキソ−1−[2−(4−{[(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,2−ジヒドロ−4−キノリンカルボニトリル
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−4−キノリンカルボニトリル
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−4−メチル−2(1H)−キノリノン
1−(2−{4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−4−(メチルオキシ)−2(1H)−キノリノン
2−({[((3S)−1−{2−[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]エチル}−3−ピペリジニル)メチル]アミノ}メチル)−5,6−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−7(1H)−オン
cis−7−クロロ−6−{[({(3RS,5RS)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−5−ヒドロキシ−3−ピペリジニル}メチル)アミノ]メチル}−2H−1,4−ベンゾキサジン−3(4H)−オン
6−({[((3S,4R)−4−ヒドロキシ−1−{2−[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]エチル}−3−ピペリジニル)メチル]アミノ}メチル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン
6−({[((3S,4R)−4−ヒドロキシ−1−{2−[6−(メチルオキシ)−3−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−4(3H)−イル]エチル}−3−ピペリジニル)メチル]アミノ}メチル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
4−[2−((3S,4R)−3−{[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]メチル}−4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−6−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オン
1−[2−((3S,4R)−3−{[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]メチル}−4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−2(1H)−キノリノン
6−{[({(3S,4R)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピペリジニル}メチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
1−[2−((3R,4S)−3−{[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]メチル}−4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−2(1H)−キノリノン
6−{[({(3R,4S)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1(2H)−キノリニル)エチル]−4−ヒドロキシ−3−ピペリジニル}メチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
(+/−)1−(2−{3−(アミノメチル)−4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン 異性体1
(+/−)1−(2−{3−(アミノメチル)−4−[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン 異性体2
ラセミ1−[2−(4−アミノ−3−{[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]メチル}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン;
から選択される化合物または表1〜7のいずれかに記載の化合物の遊離塩基あるいはその医薬上許容される塩。 - 1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノンまたはその医薬上許容される塩。
- 1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン二塩酸塩;
1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノンベンゾエート;
1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノンフマレート;
1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノン塩酸塩;
1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノンシトレート;または
1−(2−{4−[(6,7−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イルメチル)アミノ]−1−ピペリジニル}エチル)−7−フルオロ−2(1H)−キノキサリノンL−タートレート。 - 4−[2−((3S,4S)−3−{[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]メチル}−4−ヒドロキシ−1−ピロリジニル)エチル]−6−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オンまたはその医薬上許容される塩。
- 4−[2−((3S,4S)−3−{[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]メチル}−4−ヒドロキシ−1−ピロリジニル)エチル]−6−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オン二塩酸塩;または
4−[2−((3S,4S)−3−{[(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミノ]メチル}−4−ヒドロキシ−1−ピロリジニル)エチル]−6−(メチルオキシ)ピリド[2,3−b]ピラジン−3(4H)−オンベンゾエート。 - 哺乳動物の細菌感染症の治療方法であって、該治療を必要とする哺乳動物に、有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む方法。
- 哺乳動物における細菌感染症の治療において用いるための医薬の製造における、請求項1記載の化合物の使用。
- 請求項1記載の化合物および医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
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