JP2009542204A

JP2009542204A - ダイエット効果に優れた機能性乳酸菌発酵組成物

Info

Publication number: JP2009542204A
Application number: JP2009517990A
Authority: JP
Inventors: キハン，サン
Original assignee: キハン，サン
Priority date: 2006-07-03
Filing date: 2007-07-03
Publication date: 2009-12-03
Also published as: US20090285936A1; KR20080003637A; WO2008004794A1

Abstract

【課題】本発明は、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳を乳酸発酵させることによりダイエット機能に優れた乳酸菌発酵組成物を提供するところに目的がある。
【解決手段】本発明のダイエット効果に優れた機能性乳酸菌発酵組成物は、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳と、前記牛乳を発酵させるための乳酸菌と、オリゴ糖と、を添加して発酵させることにより製造される。本発明の機能性乳酸菌発酵組成物は、一般牛乳ではなく、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳を発酵させて製造されることから、爽やかで甘酸っぱい高級風味と優れた味を有し、且つ、優れたダイエット機能を示す。ダイエット効果の側面から、マウスやラットに本発明の機能性乳酸菌発酵組成物を摂取させたときに、これを未摂取のマウスやラットに比べて体重が約１１％もさらに減少して体重減量効果が大幅に向上して優れたダイエット機能を発揮する。
【選択図】なし

Description

本発明は、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳を乳酸発酵させて製造されるダイエット用の乳酸菌発酵組成物に関する。

最近の急激な産業化と食生活の西欧化には目を見張るものがあり、これに伴い、肥満または過体重人口が急増している。肥満は、高血圧、糖尿病、冠状動脈疾患、中風、胆嚢異常、子宮頸部癌、乳房癌、前立腺癌及び大腸癌などの各種の成人病を引き起こす危険因子である。特に、過体重または肥満人の場合、社会の偏見及び差別による心理的、精神的な苦痛を受ける場合があり、社会問題となっている。

従来の肥満治療には、低熱量食、低脂肪食を活用する食餌療法、行動修正療法、薬物療法または手術療法など種々の方法がある。最も汎用されている食餌療法は、熱量の少ない食物とその量を調節して行うものであって、体重減少の効果はあるものの、食物の味が劣り、しかも、日常生活に必要となる熱量を十分に得られないという欠点がある。特に、体重減少による食欲の増大により暴食を引き起こしてさらに肥満状態に戻るといういわゆるヨーヨー現象がその問題として指摘されている。手術療法としては、強い力を用いて脂肪を体外に抜去する脂肪吸入術、超音波を用いて脂肪細胞を溶かして吸入する超音波脂肪吸入術、及び一般吸入器を用いた回転式脂肪吸入術がある。しかしながら、これらの手術療法はあざまたは皮膚の表面が凹凸になるという副作用があり、施術による過多出血により被施術者の生命に危険を来たす恐れがあるという問題点がある。このような問題点を改善するために、各分野において各種のダイエット方法が開発されている。本発明の乳酸菌発酵組成物は体重減量効果に優れた乳酸菌発酵食品であって、副作用なしに安全に体重を減少させて優れたダイエット効果を得られる。

一般に使用されている乳酸菌は、ラクトバシラス（Ｌａｃｔｏｂａｃｉｌｌｕｓ）、ストレプトコッカス（Ｓｔｒｅｐｔｏｃｏｃｃｕｓ）、ビフィズス（Ｂｉｆｉｄｏｂａｃｔｅｒｉｕｍ）菌などの大きく３種類に大別できる。ラクトバシラスは産業的に最も多用される乳酸菌であって、ブルガリクス（Ｌ．ｂｕｌｇａｒｉｃｕｓ）、カゼイ（Ｌ．ｃａｓｅｉ）、アシドフィルス（Ｌ．ａｃｉｄｏｐｈｉｌｌｕｓ）などがある。これらのうちヤクルト菌（Ｌ．ｃａｓｅｉＳｈｉｒｏｔａ）は耐酸性が強い特殊乳酸菌であって、整腸作用及び消化作用を促進させる、人体に極めて有益な菌である。これは、人体内消化液、膽汁により死滅することなく主として小腸において活動しながら小腸内菌叢を正常化させると共に大腸を安定化させる効果がある。アシドフィルス菌もまた強い耐酸性を有する菌であって、腸内腐敗性微生物の成長抑制、抗癌効果、コレステロールの低下作用、ビタミンＢ群の合成能がある。ストレプトコッカス菌は乳酸生成能に極めて卓越し、抗生剤に敏感な特徴を有している。また、他の乳酸菌が３７℃によく生育するのに対し、ストレプトコッカス菌はむしろ４０℃以上においてよく生育する。このストレプトコッカスの代表的な菌としては、ストレプトコッカスサーモフィルス（Ｓｔｒｅｐｔｏｃｏｃｃｕｓｔｈｅｒｍｏｐｈｉｌｕｓ）が挙げられる。ビフィズス菌は、主として大腸内において活動して大腸内菌を正常化させるが、栄養要求性が極めて複雑であり、酸素があれば死滅するために培養し難い。ビフィズス菌を増殖させるために、大腸菌などの病原性微生物は成長に利用できなく、ビフィズス菌には利用できるオリゴ糖を培養に利用する。

このような乳酸菌を用いて牛乳を発酵させた乳酸菌発酵組成物の中でも、機能性発酵乳への関心が高まりつつある。十二指腸潰瘍の原因菌として知られているヘリコバクター・ピロリを抑制する効能を有する発酵乳、肝機能障害と肝疾患予防に有効な機能性発酵乳も開発されている。このような機能性発酵乳は、本発明の乳酸菌発酵組成物とは異なり、それぞれ菌株の種類によってその機能が異なるというところに特徴がある。

大韓民国特許登録第１０−０２２１１２４号公報大韓民国特許登録第１０−０１４０２４８号公報

本発明は、特定のアミノ酸配列を有するβ−カゼイン−Ｈを含有する牛乳を乳酸発酵させることにより、一般牛乳を乳酸発酵させたものとは差別化した味と機能、特に、体重減量の効果に優れたダイエット用の乳酸菌発酵組成物を提供するところに目的がある。

上述した従来の各種の様々な機能性乳酸菌発酵乳の場合には、菌株の種類による各種のプロバイオティクスによりその機能が決定される。しかしながら、本発明においては、一般牛乳ではなく、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳を発酵させることにより、乳酸菌株が摂取するアミノ酸または特定のペプチドの特性によって決定されるプロバイオティクスは味と風味をよくする、特に、体重減量効果に優れたダイエット用の乳酸菌発酵組成物を提供することを目的としている。

本発明のダイエット効果がある機能性乳酸菌発酵組成物は、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳と、前記牛乳を発酵させるための乳酸菌と、オリゴ糖と、を添加して発酵させることにより製造される。

本発明のダイエット効果に優れた機能性乳酸菌発酵組成物の製造方法は、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳にオリゴ糖を混合して殺菌するステップと、前記牛乳とオリゴ糖との混合物を冷却するステップと、前記牛乳を発酵させるために乳酸菌菌株を前記牛乳に接種するステップと、前記牛乳中の乳酸菌菌株を培養するステップと、前記培養ステップ後に発酵を終了するためにｐＨ３．８〜４．２において培養液を冷却するステップと、を含む。

本発明による乳酸菌発酵組成物は、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳を発酵させて製造することから、優れたダイエット効果を示す。
乳酸菌の生育には、各種のビタミン、アミノ酸、特定のペプチドが求められる。本発明に用いられるβ−カゼイン−Ｈは、一般牛乳のカゼインとは異なるアミノ酸配列を有するため従来の一般牛乳とは異なる構造と機能を有し、これは乳酸菌の生育に極めて特異的に作用することがある。そこで、この特徴的なアミノ酸配列を有するβ−カゼイン−Ｈで製造された乳酸菌発酵組成物のプロバイオティクスのダイエット機能が優れたことを確認することにより本発明に到達した。

すなわち、本発明による乳酸菌発酵組成物の特徴は、使用された乳酸菌菌株の種類によって決定されるわけではなく、菌株が生育するときに必要とする牛乳のアミノ酸組成及び特定のペプチドにより決定される。その結果、味と風味及び粘度、色相などが優れており、特に、体重減量効果に優れたダイエット用の機能性乳酸菌発酵組成物を発明するに至った。

図１は、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳により製造したヨーグルトを摂取したラットとヨーグルト未摂取ラットの月別の平均体重変化を示すグラフある。図２は、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳により製造したヨーグルトを摂取したマウスとヨーグルト未摂取マウスの月別の平均体重変化を示すグラフである。

以下、添付図面に基づき、本発明の好適な変形例を詳述する。これに先立ち、この明細書及び請求範囲に使用された用語や単語は通常的であるか、あるいは、辞書的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者は自分の発明を最も最善の方法により説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に踏まえて本発明の技術的な思想に適する意味と概念として解釈される必要がある。

よって、この明細書に記載の実施例と図示の構成は本発明の最善の一実施例に過ぎず、本発明の技術的な思想を全て表わすものではないため、本願の出願時点においてこれらを代替可能な種々の均等物と変形例がありうることを理解しなければならない。

β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳は、特許文献１及び特許文献２に記載のように、ＤＮＡ配列分析、アミノ酸配列分析またはタンパク質分解産物の電気泳動分析によりβ−カゼイン−Ｈを確認した上で得られる。
本発明の一変形例によるβ−カゼイン−Ｈの配列は、下記の通りである。

Ａｒｇ−Ｇｌｕ−Ｌｅｕ−Ｇｌｕ−Ｇｌｕ−Ｌｅｕ−Ａｓｎ−Ｖａｌ−Ｐｒｏ−Ｇｌｙ−Ｇｌｕ−Ｉｌｅ−Ｖａｌ−Ｇｌｕ−（ｐ）Ｓｅｒ−Ｌｅｕ−（ｐ）Ｓｅｒ−（ｐ）Ｓｅｒ−（ｐ）Ｓｅｒ−Ｇｌｕ−Ｇｌｕ−Ｓｅｒ−Ｉｌｅ−Ｔｈｒ−Ｃｙｓ−Ｉｌｅ−Ａｓｎ−Ｌｙｓ−Ｌｙｓ−Ｉｌｅ−Ｇｌｕ−Ｌｙｓ−Ｐｈｅ−Ｇｌｎ−Ｓｅｒ−Ｇｌｕ−Ｇｌｕ−Ｇｌｎ−Ｇｌｎ−Ｇｌｎ−Ｔｈｒ−Ｇｌｕ−Ａｓｐ−Ｇｌｕ−Ｌｅｕ−Ｇｌｎ−Ａｓｐ−Ｌｙｓ−Ｉｌｅ−Ｈｉｓ−Ｐｒｏ−Ｐｈｅ−Ａｌａ−Ｇｌｎ−Ｔｈｒ−Ｇｌｎ−Ｓｅｒ−Ｌｅｕ−Ｖａｌ−Ｔｙｒ−Ｐｒｏ−Ｐｈｅ−Ｐｒｏ−Ｇｌｙ−Ｐｒｏ−Ｉｌｅ−Ｐｒｏ−Ａｓｐ−Ｓｅｒ−Ｌｅｕ−Ｐｒｏ−Ｇｌｎ−Ａｓｎ−Ｉｌｅ−Ｐｒｏ−Ｐｒｏ−Ｌｅｕ−Ｔｈｒ−Ｇｌｎ−Ｔｈｒ−Ｐｒｏ−Ｖａｌ−Ｖａｌ−Ｖａｌ−Ｐｒｏ−Ｐｒｏ−Ｐｈｅ−Ｉｌｅ−Ｇｌｎ−Ｐｒｏ−Ｇｌｕ−Ｖａｌ−Ｍｅｔ−Ｇｌｙ−Ｖａｌ−Ｓｅｒ−Ｌｙｓ−Ｖａｌ−Ｌｙｓ−Ｇｌｕ−Ａｌａ−Ｍｅｔ−Ａｌａ−Ｐｒｏ−Ｌｙｓ−Ｈｉｓ−Ｌｙｓ−Ｇｌｕ−Ｍｅｔ−Ｐｒｏ−Ｐｈｅ−Ｐｒｏ−Ｌｙｓ−Ｔｙｒ−Ｐｒｏ−Ｖａｌ−Ｇｌｕ−Ｐｒｏ−Ｐｈｅ−Ｔｈｒ−Ｇｌｕ−Ｓｅｒ−Ｇｌｎ−Ｓｅｒ−Ｌｅｕ−Ｔｈｒ−Ｌｅｕ−Ｔｈｒ−Ａｓｐ−Ｖａｌ−Ｇｌｕ−Ａｓｐ−Ｌｅｕ−Ｈｉｓ−Ｌｅｕ−Ｐｒｏ−Ｐｒｏ−Ｌｅｕ−Ｌｅｕ−Ｌｅｕ−Ｇｌｎ−Ｓｅｒ−Ｔｒｐ−Ｍｅｔ−Ｈｉｓ−Ｇｌｎ−Ｐｒｏ−Ｈｉｓ−Ｇｌｎ−Ｐｒｏ−Ｌｅｕ−Ｐｒｏ−Ｐｒｏ−Ｔｈｒ−Ｖａｌ−Ｍｅｔ−Ｐｈｅ−Ｐｒｏ−Ｐｒｏ−Ｇｌｎ−Ｓｅｒ−Ｖａｌ−Ｌｅｕ−Ｓｅｒ−Ｌｅｕ−Ｓｅｒ−Ｇｌｎ−Ｓｅｒ−Ｌｙｓ−Ｖａｌ−Ｌｅｕ−Ｐｒｏ−Ｖａｌ−Ｐｒｏ−Ｇｌｎ−Ｌｙｓ−Ａｌａ−Ｖａｌ−Ｐｒｏ−Ｔｙｒ−Ｐｒｏ−Ｇｌｎ−Ａｒｇ−Ａｓｐ−Ｍｅｔ−Ｐｒｏ−Ｉｌｅ−Ｇｌｎ−Ａｌａ−Ｐｈｅ−Ｌｅｕ−Ｌｅｕ−Ｔｙｒ−Ｇｌｎ−Ｇｌｕ−Ｐｒｏ−Ｖａｌ−Ｌｅｕ−Ｇｌｙ−Ｐｒｏ−Ｖａｌ−Ａｒｇ−Ｇｌｙ−Ｐｒｏ−Ｐｈｅ−Ｐｒｏ−Ｉｌｅ−Ｉｌｅ−Ｖａｌ

前記配列中、（ｐ）Ｓｅｒはホスホセリン（ｐｈｏｓｐｈｏｒｙｌａｔｅｄｓｅｒｉｎｅ）を示し、Ｎ−末端のアミノ酸配列であるＡｒｇ−Ｇｌｕ−Ｌｅｕ−Ｇｌｕ−Ｇｌｕ−Ｌｅｕ−Ａｓｎ−Ｖａｌ−Ｐｒｏ−Ｇｌｙ−Ｇｌｕ−Ｉｌｅ−Ｖａｌ−Ｇｌｕ−（ｐ）Ｓｅｒ−Ｌｅｕ−（ｐ）Ｓｅｒ−（ｐ）Ｓｅｒ−（ｐ）Ｓｅｒ−Ｇｌｕ−Ｇｌｕ−Ｓｅｒ−Ｉｌｅ−Ｔｈｒ−Ｃｙｓ−Ｉｌｅ−Ａｓｎ−Ｌｙｓはカゼインホスホペプチド−Ｈ（ＣＰＰ−Ｈ）に相当する。

β−カゼイン−Ｈのアミノ酸配列は、従来のβ−カゼインＡ２変異体のアミノ酸配列と比較してみるとき、２５番目のアルギニン（Ａｒｇ）がシステイン（Ｃｙｓ）に、８８番目のロイシン（Ｌｅｕ）がイソロイシン（Ｉｌｅ）に、１１７番目のグルタミン（Ｇｌｎ）がグルタミン酸（Ｇｌｕ）に、１７５番目のグルタミン酸（Ｇｌｕ）がグルタミン（Ｇｌｎ）に、１９５番目のグルタミン（Ｇｌｎ）がグルタミン酸（Ｇｌｕ）にそれぞれ置換されている。また、２２番目のセリンはリン酸化されていてもよい。ホスホセリンはカルシウムと鉄などの無機イオンの可溶化に影響するものであると知られている。

特に、１５番目と、１７、１８及び１９番目のホスホセリンが連続した後、２つのＧｌｕ残基が連結される強い陰イオン性領域がカルシウムに対して活性を示す。すなわち、Ｎ末端から２５番目のＣｙｓ残基によるダイマー（ｄｉｍｅｒ）の形成により活性部位が安定化するため、結果的にβ−カゼイン−Ｈまたはペプチドの安定性が向上し、その結果、従来のＣＰＰよりも優れたミネラル可溶化能力を示す。

上記の方法により得られたβ−カゼイン−Ｈを含有する牛乳にオリゴ糖２〜６％を添加した後、８５〜９５℃の温度条件下で１５分間殺菌する。
殺菌された牛乳を３５〜４０℃に冷却した後、乳酸菌を接種する。このとき、乳酸菌は、ラクトバシラス菌、ストレプトコッカス菌、ビフィズス菌の３種類に属する菌株５〜６種を混合して使用する。これらの乳酸菌は、発酵またはプロバイオティクスとしての機能のために混合する。菌株を接種後、３５〜４０℃の温度条件下で６〜１８時間培養し、培養液のｐＨが約３．８〜４．２となって時点で培養を終了して冷却を行う。

上記の過程を経て製造された乳酸菌発酵組成物は、一般牛乳により製造されたものと比較して、特異なプロバイオティクスにより固有の風味と酸味を有し、ダイエット機能に優れている。

これは、乳酸菌の生育には各種のビタミン、アミノ酸、特定のペプチドが必要となるが、本発明において用いられるβ−カゼイン−Ｈは、一般牛乳のカゼインとはアミノ酸組成及びペプチドの構造が異なるため、乳酸菌の生育に特異的に作用し、その結果、発酵された乳酸菌発酵組成物は優れたダイエット効果を示した。なお、β−カゼイン−Ｈは一般カゼインよりも等電点が低く（ｐＨ４．２）、強酸の条件下において安定した特性を有している。

本発明の乳酸菌発酵組成物の優れたダイエット効果を確認するために、体重減量効果を測定したが、実験動物としてマウスとラットを建国大学動物生命科学大学実験動物飼育室において１０日間予備飼育して環境に適応させた後、平均体重が同一になるように５匹ずつ１０群に分けてこの実験を始めた。実験食餌群は、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳により発酵させたヨーグルトを摂取させた食餌群と、一般飼料のみを給与した食餌群と、に区分した。飼料の成分組成は、粗タンパク質１８．０％以上、粗脂肪５．０％以上、粗繊維５．０％以下、粗灰分８．０％以下及びミネラル３．０％以下であり、５ヶ月間自由給食した。飼育期間中に食餌摂取量は毎日一定の時間に測定し、体重は１週間につき１回ずつ測定した。

表１は、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳により製造したヨーグルトを摂取したラットとヨーグルト未摂取ラットの月別の平均体重変化を示すものである。

β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳により製造したヨーグルトを摂取させたラットの場合、実験開始１ヶ月後に７０．５６ｇ、２ヶ月後に５４．８８ｇ、３ヶ月後に３７．９６ｇ、４ヶ月後に１３．７９ｇ、５ヶ月後に２６．６２ｇの体重が増加して５ヶ月間合計で２０３．８１ｇ、平均４０．７６２ｇの体重が増加したのに対し、ヨーグルト未摂取のラットの場合、実験開始１ヶ月後に８３．８３ｇ、２ヶ月後に６５．００ｇ、３ヶ月後に５１．９０ｇ、４ヶ月後に３５．２３ｇ、５ヶ月後に３４．１８ｇの体重が増加して５ヶ月間合計で２７０．１４ｇ、平均５４．０２８ｇの体重が増加した。したかって、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳により製造したヨーグルトを摂取させたラットの場合、体重増加率が４１．８１％であって、ヨーグルト未摂取のラット（５２．６４％）に比べて約１１％の体重減少効果を示していた。これは、６０Ｋｇの人を基準として、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳により製造したヨーグルトを摂取する場合に約７Ｋｇの減量効果を示すと考えられ、この組成物が体重減量に極めて有効であることが分かる。表１の実験数値を図１にグラフにて示す。なお、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳により製造したヨーグルトを摂取したラットより、ヨーグルト未摂取のラットが非常に大きいサイズを示した。

表２は、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳により製造したヨーグルトを摂取したマウスとヨーグルト未摂取マウスの月別の平均体重変化を示すものである。
β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳により製造したヨーグルトを摂取させたマウスの場合、実験開始１ヶ月後に０．８３ｇ、２ヶ月後に１．２９ｇ、３ヶ月後に０．９９ｇ、４ヶ月後に１．２４ｇ、５ヶ月後１．０７ｇの体重が増加して５ヶ月間合計５．４２ｇ、平均０．０８４ｇの体重が増加したのに対し、ヨーグルト未摂取マウスの場合に実験開始１ヶ月後に１．４５ｇ、２ヶ月後に２．１８ｇ、３ヶ月後に１．９０ｇ、４ヶ月後１．９１ｇ、５ヶ月後１．０５ｇの体重が増加して５ヶ月間合計８．４９ｇ、平均１．６９８ｇの体重が増加した。そこで、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳により製造したヨーグルトを摂取させたマウスの場合、体重増加率が１６．８５％であって、ヨーグルト未摂取マウス（２６．１６％）に比べて約１０％の体重減少効果を示していた。これは、６０Ｋｇの人を基準として、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳により製造したヨーグルトを摂取する場合、約６Ｋｇの減量効果を示すと考えられ、この組成物が体重減量に極めて有効であることが分かる。表２の実験数値を図２にグラフにて示す。なお、β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳により製造したヨーグルトを摂取したマウスは、ヨーグルト未摂取マウスよりもそのサイズが遥かに小さかった。

本発明の一変形例によるダイエット用の乳酸菌発酵組成物には食餌繊維などの機能性物質がさらに含まれていてもよい。
本発明によれば、ダイエット用の乳酸菌発酵組成物を用いてフローズンヨーグルト、チーズ、お菓子、またはドレッシングなどを製造することができる。

以上述べたように、本発明を好適な変形例を挙げて図示及び説明したが、本発明は上述した変形例に限定されるものではなく、本発明の精神から逸脱しない範囲内において当該発明が属する技術分野において通常の知識を有する者により種々の変更と修正が可能である。

Claims

β−カゼイン−Ｈを含有する牛乳と、
前記牛乳を発酵させるための乳酸菌と、
オリゴ糖と、
を含んで発酵されたダイエット用の乳酸菌発酵組成物。
前記β−カゼイン−Ｈのアミノ酸配列が、
Ａｒｇ−Ｇｌｕ−Ｌｅｕ−Ｇｌｕ−Ｇｌｕ−Ｌｅｕ−Ａｓｎ−Ｖａｌ−Ｐｒｏ−Ｇｌｙ−Ｇｌｕ−Ｉｌｅ−Ｖａｌ−Ｇｌｕ−（ｐ）Ｓｅｒ−Ｌｅｕ−（ｐ）Ｓｅｒ−（ｐ）Ｓｅｒ−（ｐ）Ｓｅｒ−Ｇｌｕ−Ｇｌｕ−Ｓｅｒ−Ｉｌｅ−Ｔｈｒ−Ｃｙｓ−Ｉｌｅ−Ａｓｎ−Ｌｙｓ−Ｌｙｓ−Ｉｌｅ−Ｇｌｕ−Ｌｙｓ−Ｐｈｅ−Ｇｌｎ−Ｓｅｒ−Ｇｌｕ−Ｇｌｕ−Ｇｌｎ−Ｇｌｎ−Ｇｌｎ−Ｔｈｒ−Ｇｌｕ−Ａｓｐ−Ｇｌｕ−Ｌｅｕ−Ｇｌｎ−Ａｓｐ−Ｌｙｓ−Ｉｌｅ−Ｈｉｓ−Ｐｒｏ−Ｐｈｅ−Ａｌａ−Ｇｌｎ−Ｔｈｒ−Ｇｌｎ−Ｓｅｒ−Ｌｅｕ−Ｖａｌ−Ｔｙｒ−Ｐｒｏ−Ｐｈｅ−Ｐｒｏ−Ｇｌｙ−Ｐｒｏ−Ｉｌｅ−Ｐｒｏ−Ａｓｐ−Ｓｅｒ−Ｌｅｕ−Ｐｒｏ−Ｇｌｎ−Ａｓｎ−Ｉｌｅ−Ｐｒｏ−Ｐｒｏ−Ｌｅｕ−Ｔｈｒ−Ｇｌｎ−Ｔｈｒ−Ｐｒｏ−Ｖａｌ−Ｖａｌ−Ｖａｌ−Ｐｒｏ−Ｐｒｏ−Ｐｈｅ−Ｉｌｅ−Ｇｌｎ−Ｐｒｏ−Ｇｌｕ−Ｖａｌ−Ｍｅｔ−Ｇｌｙ−Ｖａｌ−Ｓｅｒ−Ｌｙｓ−Ｖａｌ−Ｌｙｓ−Ｇｌｕ−Ａｌａ−Ｍｅｔ−Ａｌａ−Ｐｒｏ−Ｌｙｓ−Ｈｉｓ−Ｌｙｓ−Ｇｌｕ−Ｍｅｔ−Ｐｒｏ−Ｐｈｅ−Ｐｒｏ−Ｌｙｓ−Ｔｙｒ−Ｐｒｏ−Ｖａｌ−Ｇｌｕ−Ｐｒｏ−Ｐｈｅ−Ｔｈｒ−Ｇｌｕ−Ｓｅｒ−Ｇｌｎ−Ｓｅｒ−Ｌｅｕ−Ｔｈｒ−Ｌｅｕ−Ｔｈｒ−Ａｓｐ−Ｖａｌ−Ｇｌｕ−Ａｓｐ−Ｌｅｕ−Ｈｉｓ−Ｌｅｕ−Ｐｒｏ−Ｐｒｏ−Ｌｅｕ−Ｌｅｕ−Ｌｅｕ−Ｇｌｎ−Ｓｅｒ−Ｔｒｐ−Ｍｅｔ−Ｈｉｓ−Ｇｌｎ−Ｐｒｏ−Ｈｉｓ−Ｇｌｎ−Ｐｒｏ−Ｌｅｕ−Ｐｒｏ−Ｐｒｏ−Ｔｈｒ−Ｖａｌ−Ｍｅｔ−Ｐｈｅ−Ｐｒｏ−Ｐｒｏ−Ｇｌｎ−Ｓｅｒ−Ｖａｌ−Ｌｅｕ−Ｓｅｒ−Ｌｅｕ−Ｓｅｒ−Ｇｌｎ−Ｓｅｒ−Ｌｙｓ−Ｖａｌ−Ｌｅｕ−Ｐｒｏ−Ｖａｌ−Ｐｒｏ−Ｇｌｎ−Ｌｙｓ−Ａｌａ−Ｖａｌ−Ｐｒｏ−Ｔｙｒ−Ｐｒｏ−Ｇｌｎ−Ａｒｇ−Ａｓｐ−Ｍｅｔ−Ｐｒｏ−Ｉｌｅ−Ｇｌｎ−Ａｌａ−Ｐｈｅ−Ｌｅｕ−Ｌｅｕ−Ｔｙｒ−Ｇｌｎ−Ｇｌｕ−Ｐｒｏ−Ｖａｌ−Ｌｅｕ−Ｇｌｙ−Ｐｒｏ−Ｖａｌ−Ａｒｇ−Ｇｌｙ−Ｐｒｏ−Ｐｈｅ−Ｐｒｏ−Ｉｌｅ−Ｉｌｅ−Ｖａｌである請求項１に記載のダイエット用の乳酸菌発酵組成物。
前記乳酸菌は、ラクトバシラス菌、ストレプトコッカス菌またはビフィズス菌に属する菌株を配合したものである請求項１または２に記載のダイエット用の乳酸菌発酵組成物。
食餌繊維をさらに含むことを特徴とする請求項１または２に記載のダイエット用の乳酸菌発酵組成物。
前記ダイエット用の乳酸菌発酵組成物を用いてフローズンヨーグルト、チーズ、お菓子またはドレッシングを製造することを特徴とする請求項１または２に記載のダイエット用の乳酸菌発酵組成物。