JP2009542168A - 電気機械を冷却するための方法と装置 - Google Patents

電気機械を冷却するための方法と装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009542168A
JP2009542168A JP2009515670A JP2009515670A JP2009542168A JP 2009542168 A JP2009542168 A JP 2009542168A JP 2009515670 A JP2009515670 A JP 2009515670A JP 2009515670 A JP2009515670 A JP 2009515670A JP 2009542168 A JP2009542168 A JP 2009542168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
rotor
cooling medium
cooling
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009515670A
Other languages
English (en)
Inventor
ハープ・ヴァルター
エアハート・ヨハネス
ファーンライトナー・エルンスト
Original Assignee
ファウアー・テヒ・ヒドロ・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=38543637&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2009542168(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ファウアー・テヒ・ヒドロ・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング filed Critical ファウアー・テヒ・ヒドロ・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
Publication of JP2009542168A publication Critical patent/JP2009542168A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/32Rotating parts of the magnetic circuit with channels or ducts for flow of cooling medium
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K9/00Arrangements for cooling or ventilating
    • H02K9/10Arrangements for cooling or ventilating by gaseous cooling medium flowing in closed circuit, a part of which is external to the machine casing
    • H02K9/12Arrangements for cooling or ventilating by gaseous cooling medium flowing in closed circuit, a part of which is external to the machine casing wherein the cooling medium circulates freely within the casing

Abstract

例えば、バルブ水車発電機などのゆっくり回転する機械では、冷却に必要な空気の循環は、もはや自立式冷却装置によっては実現できず、そのための外部換気装置が必要である。そこで、本発明は、冷却機(12)が換気装置(10)の被圧側又は吸気側に配置されており、ローター(3)とステーター(4)が換気装置(10)の吸気側に配置されている、外部換気装置(10)により電気機械(1)を冷却するための装置と方法を提示するものである。

Description

本発明は、外部駆動式換気装置を用いて、ガス状の冷却媒体を換気サイクルに沿って循環させる、ローターとステーターを備えた電気機械を冷却するための装置と方法に関する。
空冷式発電機では、基本的に、所謂フォワードフロー式とリバースフロー式の冷却システムを区別している、即ち、原則的に、冷却用空気を発電機に通す方向を区別している。フォワードフローでは、換気装置を用いて、熱交換機からの冷やされた冷却用空気を吸い込んで、ローター又は空隙を通し、次にステーターを通して押し出し、そこで温められた冷却用空気を排出し、熱交換機を介して再び循環させている。リバースフローでは、発電機からの温められた冷却用空気を吸い込んで、熱交換機に供給し、そこから、冷やされた冷却用空気をステーターを通してローター又は空隙に流している。
タービン発電機用のリバースフロー式冷却システムが周知であり、例えば、特許文献1〜4を参照されたい。リバースフロー式冷却システムの主な特徴は、前述した通り、換気装置を用いて、発電機からの温められた空気を吸い込んで、冷却機からの冷やされた空気を直接発電機のステーターの冷却用流路に供給する、発電機からの吸引冷却である。大抵の場合、冷却機は、換気装置の被圧側に配置されており、そのため、換気装置によって、冷却機の入口前で温度上昇が起こるが、事前に発電機を加熱するように作用しないという利点が得られる。この場合、ステーター内の流れは、主として半径方向に対して外側から内側に向かっており、タービン発電機が通常非突極式ローターを備えているので、一般的に軸方向に対して空隙を通して吸い出されることとなる。タービン発電機では、ローターが高速に回転しているため、冷却に必要な流れを発生させるための自立式換気装置が、ローター軸上に直接配置されており、そのローター軸によって駆動されている。
例えば、バルブ水車発電機などの、一般的に突極を備えた、ゆっくり回転する水力発電機では、第一に、ローター軸の回転速度が、ローター軸上に設けられた換気装置を用いて必要な冷却用空気の流れを発生させるのに十分でないので、外部駆動式換気装置、即ち、ローター軸上に配置されていない換気装置だけが考慮の対象となる。両方向に回転する水力発電機(例えば、モーター発電機)は、外部換気に関する第二の実施形態となり得るものである。
これまで、水力発電機は、例えば、特許文献5に記されている通り、専らフォワードフロー式冷却システムにより動作しており、換気装置の吸込側に冷却機を配置し、被圧側に発電機を配置して、ステーター内の流れが、主に半径方向に対して内側から外側に向かうようになっている。自立式換気装置を使用した場合、フォワードフロー式冷却システムは、換気装置の吸気流と排気流に関して有利である。大抵、吸気流は、ほとんど渦を発生させない形で生じ、そのため、換気装置の構成が簡単となっている。渦を伴う排気流は、ローター前に渦を生じさせ、そのためローターの入口(例えば、磁極間隙の入口)での圧力損失を低下させることとなる。
自立式換気装置に代わって外部換気装置を使用した場合、そのような利点の大部分は失われてしまう。そして、リバースフローと関連して、更なる欠点が生じる。水力発電機、特に、突極式発電機の場合、磁極間隙の入口での圧力損失が大きくなり、そのような圧力損失が、フォワードフローの場合のように軸方向の終端側で半径方向に対して中央ではなく、空隙領域内で半径方向に対して外側に起こることを考慮しなければならない。より大きな圧力損失が見込まれるために、より出力の高い換気装置が必要となり、そのことは、又もや発電機の全体的な効率を低下させてしまうこととなる。更に、換気装置の配置に依存して、換気装置の入口前に渦が発生し続けるか、或いは換気装置の吸気流が、フォワードフローよりも複雑となる可能性が有る。その場合、換気装置の入口での複雑な流れは、状況によっては、ガイド機器又は調整機器を必要とし、そのことは、冷却システムの設備費用を増大させることとなる。そのような理由から、従来の水力発電機は、リバースフロー式冷却システムにより動作しておらず、専らフォワードフローで動作している。
米国特許公開第5633543号明細書 米国特許公開第5652469号明細書 米国特許公開第6346753号明細書 欧州特許公開第1006644号明細書 特開平06−237554号公報
本発明は、独立請求項にもとづく従来検討されていなかった外部換気装置によるリバースフロー式冷却を実現し、前述した優勢な先入観を払拭して、外部換気装置を使用した場合に見込まれるリバースフロー式冷却の欠点が通常危惧されていた程深刻ではなくなるか、或いはそれによって初めて得られる利点によって、その欠点を埋め合わせて余りあるという驚くべき成果を提供するものである。
特に、リバースフロー式冷却を使用することによって、ステータースリットの櫛形領域への熱伝導が小さくなるにも関わらず、ステータースリット内の冷却用空気の温度が低下する、例えば、20Kにまで低下することにより、ステーターをより有効に活用する可能性が得られる。それは、出力が同じ場合に、許容される温度レベルを維持しつつ、ステーターバーの高価な銅材料を節約することが可能になることを意味する。しかし、その場合、個々のケースにおいて、特に、突極式機械では、ローターの磁極領域内の空気の温度が上昇するために、磁極巻線の銅の横断面を大きくする必要がある場合も有るが、ローター用の磁極の銅材料は、ステーター巻線よりも安価である。即ち、要約すると、それによって、リバースフロー式冷却の第一の利点が得られることとなる。更に、出力が同じ場合に、ステーター内の空気の温度が低下することによって、ステーター鉄心を節約することができ、そのことは、又もや電気機械のコストを低減させることとなる。電気機械の利用が増加しない場合、ステーター温度の低下と、そのため積層板の剪断応力の低下又はステーターが座屈する虞の低下が実現される。リバースフローの場合の更に別の有利な効果は、フォワードフロー式冷却では、ローターがステーターよりも温まり難く、そのためローターとステーター間の温度差が大きくなるので、空隙幅の差又は冷やされた状態と温められた状態の間の励磁損の差が小さくなることである。
突極式機械では、リバースフローにおける(半径方向に対して外側に有る)磁極間隙の入口での圧力損失は、周知の(磁極間隙の入口が半径方向に対して中央に有る)フォワードフロー式冷却システムよりも大きい。それにも関わらず、そのような大きな欠点は、前述した利点によって同様に相殺され、そのため突極式機械でも、外部換気装置によるリバースフロー式冷却を採用することが可能である。
リバースフロー式冷却システムでは、巻線端を冷却するための可能性として、有利には、(1)空隙から、場合によっては、磁極間隙から軸方向に流れ出るとともに、回転による副次的な流れとして、一部が半径方向に対して外側に有る巻線端の領域に流入する温められた空気を利用することと、(2)冷却機から流れ出る冷気の一部をパイパスを介してステーター巻線の巻線端に直接送ることが可能であり、そうすることによって、冷却の改善を実現することができることと、(3)渦を低減するとともに、それによって換気装置の吸気流を改善する役割を果たす、空隙と場合によっては、磁極間隙を流れる冷却用空気を巻線端に沿って誘導する、好適な空気の誘導により巻線端を順番に換気することとの複数の可能性が有る。
ローターの冷却の改善又は圧力損失の低減は、冷却媒体を流すことが可能な、ローター内における半径方向の流路によって実現することができる。
更に、特に、バルブ水車発電機では、冷却機から流れ出た冷却媒体をステーターと筐体の間をステータースリットの方に誘導することは、その場合に冷却媒体が発電機の筐体の外側を通過して流れて行く冷たい動力水によって更に冷やされ、それにより場合によっては、冷却機のサイズを小さくすることができるので、有利である。
外部換気装置を発電機の両側に配置することができる場合、軸方向に対して発電機の半分ずつをカバーする二つの冷却サイクルによるリバースフロー式冷却が可能となる。その場合の簡単な手法は、大抵は巻線端に沿って流れを誘導することである、即ち、巻線端を冷却することと流れを整えることの二重の作用を実現することである。
以下では、模式的に例示する、本発明に何ら制限を加えるものではない図1〜6にもとづき本発明を説明する。
本発明のリバースフロー式冷却によるバルブ水車発電機の部分図 発電機のステーターと突極巻線を備えたローターの部分横断面図 リバースフロー式冷却の変化形態の図 リバースフロー式冷却の変化形態の図 リバースフロー式冷却の変化形態の図 リバースフロー式冷却による別形式の発電機の部分図
以下において、本発明を突極式発電機にもとづき説明する。図1は、広く知られているバルブ水車の筐体2の一部を図示しており、その中には、発電機1が配置されている。そのために、回転可能な形で軸支されたシャフト7の一端には、ローター3が、回転しない形で固定されており、従って、シャフト7と一緒に回転する。筐体2の外側のシャフト7の他端には、シャフト7を駆動する、そのため発電機1をも駆動する、ここでは図示されていない、広く知られているタービン、例えば、カプラン水車などが配置されている。
ローター3は、シャフト7と回転しない形で連結されたハブスパイダー8を有し、そのハブスパイダー上には、周知の手法でローター巻線5が配置されている。バルブ水車の発電機1は、典型的には、ゆっくり回転する機械であり、突極巻線を備えたローター3を有し、その詳細は、これ以降図2による。
ここでは、ステーター4は、筐体2内において、筐体2から間隔を開けた支持構造9上に位置を固定された形で、ローター3の周囲にそれと同軸に配置されており、巻線端6が軸方向に突き出たステーター巻線を支持している。
この場合、ローター3とステーター4は、従来通りのものであり、広く知られた形で構成、配置されており、そのため、ここでは詳しく取り上げない。
そのような発電機1は、電気的な損失のために、それに対応して、例えば、図1に図示されているような空冷によって冷却しなければならない。この場合、冷却用空気は、換気装置10を用いて筐体2内のサイクルに沿って循環させられ、その結果冷却用空気は、発電機の動作している全ての部分、即ち、ステーター4,ローター3、巻線端に渡って誘導されて、そこで温められ、そのため、それらの部分は、同時に冷却されることとなる。そして、温められた冷却用空気は、例えば、熱交換機などの冷却機12内で再び冷やされる。
図示されている本発明による発電機1を冷却するための装置は、外部駆動式の、即ち、シャフト7上に配置されておらず、シャフトにより直接駆動されない換気装置10から構成されている。換気装置10は、例えば、特に図示されていない別個の電気モーターによって駆動することができる。そこで、換気装置10は、吸気流路14を介して発電機領域から温められた冷却用空気15を吸い込むものであり、換気装置10は、例えば、半径方向又は軸方向の換気装置とすることができる。温められた冷却用空気15は、換気装置10から高い圧力で冷却機12に送られて、冷やされ、冷却機12から冷やされた冷却用空気16として出て行く。この冷やされた冷却用空気16は、供給流路13を介して、この例では、好適な構造部品9を用いて、筐体2とステーター4の間をステーター4の方に供給される。そこで、冷やされた冷却用空気16は、ここでは大まかにしか表されていないステーター4のステータースリット28(図2も参照)を通して押し出される、即ち、ほぼ軸方向からほぼ半径方向に対して内側を向いた流れに方向転換される。しかし、当然のことながら、例えば、ステーターが筐体2の内壁上に直接配置されている場合、ステーター4内の軸方向の流路を通してステータースリット28の方に冷やされた冷却用空気16を誘導することも考えられる。
ここで、ステータースリット28から流れ出る温められた冷却用空気17は、再び軸方向に偏向されて、軸方向に対して両側に空隙23を通って外側に流れ、そのような冷却用空気の部分17aは、そこで再び温められる。突極巻線を備えたローターでは、ステーターから流れ出た冷却用空気17は、半径方向に対してもローター3の磁極間隙20内に押し出され、そのような冷却用空気の部分17bは、そこで再び軸方向に偏向されて、更に温められ、同じく軸方向に対して両側に外側に向かって誘導される。ここで更に温められた冷却用空気18は、空隙23又はローター3の軸方向の端部から流れ出て行く。そのような冷却用空気の一部19は、例えば、相応のバフル板によって、ステーター巻線24の巻線端6に沿っても誘導される。温められた冷却用空気15は、纏まって再び換気装置10によって吸い込まれ、それにより冷却用空気のサイクルが閉じることとなる。この場合、温められた冷却用空気18は、ハブスパイダー8内の相応の開口部11を通って発電機の残り半分を貫流して行く。
ステーター4と突極巻線を備えたローター3を通る流れを図2により明らかにする。冷やされた冷却用空気16は、半径方向に対してステーター4のステータースリット28内に入る。ステータースリット28は、広く知られている通り、重なり合ったステーター鉄心25内のスペーサーブロック26によって形成されている。冷却用空気16は、(図2の矢印で表されている通り)半径方向に対して内側に、従来の手法によりスロット内に配置されたステーター巻線バー24の方に流れる。そこで温められた冷却用空気17は、半径方向に対してステーター4から流れ出て、次に回転するローター3によって渦となる。そのような温められた冷却用空気17は、前述した通り、一方では空隙23を通って軸方向に対して外側に誘導される。冷却用空気17は、他方において、周知の手法でローター鉄心22内に配置された、突極巻線を備えたローターのローター巻線21の間に形成された磁極間隙20内に入り込み、磁極間隙20を通って軸方向に対して外側に誘導されている。
当然のことながら、図3〜5にもとづき以下で説明する通り、冷却循環サイクルにおいて、幾つかの変化形態も可能であり、例えば、ローター3も、軸方向の流れに加えて半径方向に貫流することを可能とするスリットを備えることができる。そうすることによって、一方では、ローター3による冷却作用を向上させるために、(図3に図示されている通り)半径方向に対して外側に向かう冷却用空気の流れ31を更に発生させることができ、その流れは、又もやローター3の磁極間隙20を通る冷却用空気の軸方向の流れ30として誘導されるか、空隙23を通って軸方向に対して外側に誘導されるか、或いはその両方の形態で誘導される。他方において、半径方向に対して内側に向かう流れは、軸方向の流れの低下によって、圧力損失の低下を生じさせることとなる。同様に、図4に図示されている通り、冷やされた冷却用空気16は、供給流路13から直接分岐されて、そのような冷やされた冷却用空気32は、ステーター巻線24の巻線端6に直接誘導され、そうすることによって、巻線端6の冷却を改善することが可能となる。そのために、例えば、供給流路13内に相応の分岐又は貫通孔を設け、そこを通して、冷やされた冷却用空気16を巻線端6に誘導することができる。全く同様に、従来の両側で換気する場合の通り、並びに例えば、図5に図示されている通り、発電機1の各側面に、外部駆動式換気装置10を配備することが考えられる。そうすることによって、発電機1の半分ずつをカバーする別個の二つの冷却循環サイクルが出来上がり、それぞれ一つの冷却機12を配備するか、さもなければ二つの冷却サイクルに対して、一つの共通の冷却機12を配備することもできる。これら変化形態の任意の組合せも考えられる。
しかし、本発明による冷却は、例えば、図6に図示されている通り、バルブ水車発電機形式でない、突極巻線を備えた発電機1でも、或いは突極巻線を備えたモーターでも使用可能である。その場合、冷却循環サイクルは、前述した場合と同様であり、外部換気装置と冷却機だけが別の形態で配置され、その結果そのような場合には電気機械の動作している個々の部分を順番に(例えば、両側に)貫流させることが行われる。温められた冷却用空気15は、その場合両側に配置された換気装置10から冷却機12を介してステーター4の方に流れる。ここで、冷やされた冷却用空気16は、半径方向に対して、大まかに表されているステータースリット28を通ってステーター4を貫流して行く。そのような温められた冷却用空気17は、軸方向に対して外側に空隙23と磁極間隙20を通って流れ、更に、巻線端6に沿って流れて行き、再び換気装置10によって吸い込まれる。巻線端6に沿った流れによって、換気装置の吸気側空間15内での渦流が低減される。又もや、構造部品9によって、発電機1内における相応の空気の誘導が行われている。
この場合、冷却機12は、様々な位置に配置することも可能であり、例えば、しばしば垂直式発電機に対して用いられている通り、ステーター筐体の外殻上に配置するか、或いはしばしば水平式発電機に対して用いられている通り、発電機の筐体外の基盤に配置することができる。
当然のことながら、複数の外部換気装置を、例えば、小さい機械の場合には3台の外部換気装置を、大きな機械の場合には12台までの外部換気装置、或いはそれ以上の外部換気装置を周囲に渡って分散して配備することも同様に可能である。

Claims (16)

  1. 少なくとも一つの外部駆動式換気装置(10)を用いて、ガス状の冷却媒体を電気機械(1)内のサイクルに沿って循環させる、ローター(3)とステーター(4)を備えた電気機械(1)の冷却方法において、
    換気装置(10)によって、温められた冷却媒体を電気機械(1)から吸い込んで、冷却機(12)に送り、そこで、温められた冷却媒体を冷やすことと、
    その冷やされた冷却媒体をステーター(4)に供給し、そこで、ステーター積層板(25)の半径方向のステータースリット(28)を通して、半径方向に対して内側に誘導して温めることと、
    冷却媒体の一部をステーター(4)とローター(3)の間の空隙(23)を通して更に温めながら軸方向に対して外側に誘導することと、
    を特徴とする方法。
  2. 電気機械(1)が、突極巻線(5)を備えたローター(3)を有し、ステーター(4)から流れ出た冷却媒体の一部をローター(3)の磁極間隙(20)内に押し出すとともに、磁極間隙(20)を通して軸方向に対して外側に誘導することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 空隙(23)から、並びに場合によっては、磁極間隙(20)から軸方向に流れ出た冷却媒体の一部をステーター(4)の巻線端(6)に沿って誘導することを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 空隙(23)から、並びに場合によっては、磁極間隙(20)から軸方向に流れ出た冷却媒体をステーター(4)の巻線端(6)に沿って誘導することを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  5. 空隙(23)から、並びに場合によっては、磁極間隙(20)から軸方向に流れ出た冷却媒体の一部をローター(3)のハブスパイダー(8)内の開口部(11)を通してローター(3)の一方の側から他方の側に貫流させることを特徴とする請求項1から4までのいずれか一つに記載の方法。
  6. ステータースリット(28)から流れ出た冷却媒体の一部をローター(3)内の半径方向の流路を通して貫流させることを特徴とする請求項1から5までのいずれか一つに記載の方法。
  7. 冷却機(12)から流れ出た冷却媒体の一部をステーター巻線の巻線端(6)に直接誘導することを特徴とする請求項1から6までのいずれか一つに記載の方法。
  8. 冷却機(12)から流れ出た冷却媒体をステーター(4)と電気機械(1)の筐体(2)の間を通してステータースリット(28)の方に誘導することを特徴とする請求項1から7までのいずれか一つに記載の方法。
  9. 空隙(23)から、並びに場合によっては、磁極間隙(20)から流れ出る温められた冷却媒体を、電気機械(1)の両側において、それぞれ少なくとも一つの外部駆動式換気装置(10)によって吸い込むことを特徴とする請求項1から8までのいずれか一つに記載の方法。
  10. ステーター(4)と、ローター(3)と、ガス状の冷却媒体を電気機械(1)の筐体(2)内のサイクルに沿って循環させるための少なくとも一つの外部駆動式換気装置(10)と、温められた冷却媒体を冷やすための冷却機(12)とを備えた、電気機械(1)を冷却するための装置において、
    冷却機(12)が、換気装置(10)の被圧側又は吸気側に配置され、ローター(3)とステーター(4)が、換気装置(10)の吸気側に配置されていることと、
    換気装置(10)によって、ステーター(4)とローター(3)の間の空隙(23)から軸方向に流れ出る温められた冷却媒体を吸い込むことが可能であることと、
    を特徴とする装置。
  11. 電気機械(1)のローター(3)が、磁極間隙(20)を有する突極巻線(5)を備えており、換気装置(10)によって、磁極間隙(20)から軸方向に流れ出る温められた冷却媒体を吸い込むことが可能であることを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 冷却機(12)から流れ出る冷やされた冷却媒体をステーター巻線の巻線端(6)に直接誘導することを可能とする手段が配備されていることを特徴とする請求項10に記載の装置。
  13. 冷却媒体が半径方向に貫流することを可能とする流路が、ローター(3)内に設けられていることを特徴とする請求項10又は12に記載の装置。
  14. ローター巻線(5)が、ローター(3)のハブスパイダー(8)上に配置されており、ハブスパイダー(8)には、軸方向に貫流することを可能とする開口部(11)が設けられていることを特徴とする請求項10から13までのいずれか一つに記載の装置。
  15. ステーター(4)が、電気機械(1)の筐体(1)から半径方向に対して間隔を開けて配置されており、冷却媒体が、ステーター(4)と筐体(1)の間を貫流することが可能になっていることを特徴とする請求項10から14までのいずれか一つに記載の装置。
  16. 電気機械(1)の各側面に、少なくとも一つの外部駆動式換気装置(10)が配備されているとを特徴とする請求項10から15までのいずれか一つに記載の装置。
JP2009515670A 2006-06-22 2007-06-20 電気機械を冷却するための方法と装置 Pending JP2009542168A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AT0106106A AT504057A1 (de) 2006-06-22 2006-06-22 Verfahren und vorrichtung zur kühlung einer elektrischen maschine
PCT/AT2007/000300 WO2007147187A1 (de) 2006-06-22 2007-06-20 Verfahren und vorrichtung zur kühlung einer elektrischen maschine

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009542168A true JP2009542168A (ja) 2009-11-26

Family

ID=38543637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009515670A Pending JP2009542168A (ja) 2006-06-22 2007-06-20 電気機械を冷却するための方法と装置

Country Status (11)

Country Link
US (2) US8035261B2 (ja)
EP (1) EP2030308B1 (ja)
JP (1) JP2009542168A (ja)
CN (1) CN101473514B (ja)
AT (2) AT504057A1 (ja)
BR (1) BRPI0713603A2 (ja)
CA (1) CA2656986C (ja)
ES (1) ES2390481T3 (ja)
PT (1) PT2030308E (ja)
SI (1) SI2030308T1 (ja)
WO (1) WO2007147187A1 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008017537A1 (de) 2008-04-03 2009-10-08 Voith Patent Gmbh Rohrturbinen-Generatoreinheit
CN102157997B (zh) * 2011-01-26 2013-01-23 高超 带有冷却风罩的永磁调速机
US9168585B2 (en) * 2012-11-02 2015-10-27 Mueller International, Llc Coupling with extending parting line
US9461523B2 (en) * 2013-12-12 2016-10-04 Baldor Electric Company Two phase gap cooling of an electrical machine
DE102014009146A1 (de) * 2014-06-20 2015-12-24 Ziehl-Abegg Se Elektromotor mit einem Rotor, einem Stator und einem Elektronikgehäuse sowie Lüfterrad für einen Elektromotor
EP3079229A1 (de) * 2015-04-09 2016-10-12 Siemens Aktiengesellschaft Kühlung einer elektrischen maschine
US10411562B2 (en) 2016-01-14 2019-09-10 Honeywell International Inc. Compact high speed generator having passageways for air and cooling oil
US10715013B2 (en) 2016-01-14 2020-07-14 Honeywell International Inc. Compact high speed generator having respective oil and air cooling passages
CN107134885A (zh) * 2016-02-29 2017-09-05 珠海格力电器股份有限公司 永磁同步电机组件及具有其的压缩机和空调器
CN107261357A (zh) * 2017-07-19 2017-10-20 宁波市北仑区柴桥申亚电子灯饰厂 移动式超速安全防护系统
CN107834774A (zh) * 2017-12-18 2018-03-23 东方电气集团东方电机有限公司 一种定子带通风槽口的电机
DE102018208706A1 (de) 2018-06-04 2019-12-05 Audi Ag System zum Kühlen einer Elektromaschine
CN109412339B (zh) * 2018-09-06 2020-04-28 新疆金风科技股份有限公司 电机及风力发电机组
KR102090569B1 (ko) * 2019-05-09 2020-03-18 (주) 디엔디이 벌브 수차발전기의 냉각구조 및 냉각방법
CN110417188B (zh) * 2019-07-08 2020-06-12 浙江大学 电机的冷却装置
CN110518728B (zh) * 2019-08-29 2020-09-08 东方电气集团东方电机有限公司 一种带有转子风路的风力发电机
CN110504771B (zh) * 2019-08-30 2021-04-02 东方电气集团东方电机有限公司 一种用于改善定子轴向温度分布均匀性的装置
CN112421885A (zh) * 2020-11-10 2021-02-26 国家电网有限公司 水轮发电机闭路自循环通风冷却系统
CN112994354B (zh) * 2021-02-20 2022-02-18 浙江富春江水电设备有限公司 一种无空冷器的大型灯泡贯流式水轮发电机通风冷却系统
EP4125189A1 (en) * 2021-07-27 2023-02-01 General Electric Renovables España S.L. Cooling of active elements of electrical machines

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1022783A (fr) * 1950-08-03 1953-03-10 Alsthom Cgee Perfectionnements apportés au refroidissement des machines électriques fermées
JPS346555B1 (ja) * 1957-03-28 1959-07-30
JPS58123348A (ja) * 1982-01-19 1983-07-22 Toshiba Corp 突極形回転電機
JPS59220045A (ja) * 1983-05-25 1984-12-11 Fuji Electric Co Ltd バルブ水車発電機
JPH06284639A (ja) * 1993-03-30 1994-10-07 Toshiba Corp 回転電機の冷却装置
JPH07245914A (ja) * 1994-01-11 1995-09-19 Fuji Electric Co Ltd 回転電機の冷却風通風装置

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5546849A (en) * 1978-09-26 1980-04-02 Mitsubishi Electric Corp Rotary electric machine
SU855871A1 (ru) * 1979-11-01 1981-08-15 За витель А. Макс -гмов 61) Дополнительное к авт. сзкд-ву Синхронна электрическа машина с вновыраженными полюсами
JPS58107042A (ja) * 1981-12-17 1983-06-25 Toshiba Corp 回転電機
JPH04133641A (ja) * 1990-09-20 1992-05-07 Toshiba Corp 突極形回転電機
JPH04340347A (ja) * 1991-05-14 1992-11-26 Toshiba Corp 突極形回転電機
EP0544023B1 (de) * 1991-11-25 1995-02-01 Asea Brown Boveri Ag Gasgekühlte elektrische Maschine
JPH06237554A (ja) 1993-02-10 1994-08-23 Fuji Electric Co Ltd バルブ水車発電機
JPH0787709A (ja) * 1993-09-13 1995-03-31 Toshiba Corp 突極形回転電機
US5652469A (en) * 1994-06-16 1997-07-29 General Electric Company Reverse flow ventilation system with stator core center discharge duct and/or end region cooling system
US5633543A (en) 1994-12-12 1997-05-27 General Electric Co. Pressure equalizer and method for reverse flow ventilated armature in power generator
JPH10322975A (ja) * 1997-05-16 1998-12-04 Hitachi Ltd 回転電機の通風構造
JP3289698B2 (ja) * 1998-11-25 2002-06-10 株式会社日立製作所 回転電機
DE19856456A1 (de) 1998-12-03 2000-06-08 Asea Brown Boveri Gasgekühlte elektrische Maschine mit einem Axialventilator
US6737768B2 (en) * 2000-03-31 2004-05-18 Hitachi, Ltd. Rotating electric machine
US6346753B1 (en) 2000-04-18 2002-02-12 General Electric Company Fan and rotor dynamic gas sealing system
EP1182764A1 (de) * 2000-08-23 2002-02-27 ABB Industrie AG Kühlung für schnelllaufende elektrische Maschinen
CA2324696C (en) * 2000-10-26 2008-06-10 General Electric Canada Inc. Dynamoelectric machine rotor ventilation
US6703729B2 (en) * 2001-08-15 2004-03-09 General Electric Company Reverse flow stator ventilation system for superconducting synchronous machine
US6882068B2 (en) 2002-10-08 2005-04-19 General Electric Company Forced air stator ventilation system and stator ventilation method for superconducting synchronous machine
US7843099B2 (en) * 2005-04-25 2010-11-30 William Sheridan Fielder Hollow generator

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1022783A (fr) * 1950-08-03 1953-03-10 Alsthom Cgee Perfectionnements apportés au refroidissement des machines électriques fermées
JPS346555B1 (ja) * 1957-03-28 1959-07-30
JPS58123348A (ja) * 1982-01-19 1983-07-22 Toshiba Corp 突極形回転電機
JPS59220045A (ja) * 1983-05-25 1984-12-11 Fuji Electric Co Ltd バルブ水車発電機
JPH06284639A (ja) * 1993-03-30 1994-10-07 Toshiba Corp 回転電機の冷却装置
JPH07245914A (ja) * 1994-01-11 1995-09-19 Fuji Electric Co Ltd 回転電機の冷却風通風装置

Also Published As

Publication number Publication date
SI2030308T1 (sl) 2012-09-28
CN101473514A (zh) 2009-07-01
CN101473514B (zh) 2012-06-06
US20100026110A1 (en) 2010-02-04
US8035261B2 (en) 2011-10-11
PT2030308E (pt) 2012-08-06
EP2030308A1 (de) 2009-03-04
AT504057A1 (de) 2008-02-15
EP2030308B1 (de) 2012-05-02
ATE556478T1 (de) 2012-05-15
BRPI0713603A2 (pt) 2012-11-06
US8288901B2 (en) 2012-10-16
WO2007147187A1 (de) 2007-12-27
ES2390481T3 (es) 2012-11-13
US20120025641A1 (en) 2012-02-02
CA2656986A1 (en) 2007-12-27
CA2656986C (en) 2014-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009542168A (ja) 電気機械を冷却するための方法と装置
AU2013204027B2 (en) Air-cooled electric machine and method of assembling the same
CN101517865B (zh) 具有内冷转子的电机
KR100697481B1 (ko) 초전도성 전자기기 및 그의 냉각 방법
US6943469B2 (en) Supplemented zonal ventilation system for electric generator
US20100231066A1 (en) Electrical machine with permanent magnets
JP2004135499A (ja) 超伝導同期機械の強制空気式ステータ通風システム及びステータ通風方法
JP4576309B2 (ja) 回転電機
JP2014033584A (ja) 回転電機の風冷構造
JP2000175409A (ja) 軸流送風機を備えたガス冷却式の電気機械
JP6336503B2 (ja) ブラシレス回転電機
CN207819594U (zh) 一种低齿槽转矩的新型电机
JP2008067471A (ja) 回転電機および回転電機の冷却方法
JP6890651B1 (ja) 回転電機
CN211183621U (zh) 一种电机外壳的降噪散热结构
JP6686295B2 (ja) 回転電機
US20160149471A1 (en) Cooling arrangement
WO2016079806A1 (ja) 回転電機
JP7075836B2 (ja) 内扇ファンを備えた電動機
JPS63265545A (ja) 車輛用交流発電機
JP3048052B1 (ja) 車両駆動用電動機
JP2009207348A (ja) 電気エンジンのファン冷却
JP2000125511A (ja) 回転電機の冷却装置
JP6325339B2 (ja) 回転電機システム及び風力発電システム
JP2004236439A (ja) 回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100301

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120911

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130416