JP2009541480A - 癌の治療において有用なピリミジン誘導体 - Google Patents

癌の治療において有用なピリミジン誘導体 Download PDF

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Abstract

式(I)の化合物:
【化1】
Figure 2009541480

その製造のための方法、その医薬組成物及び治療における使用が提供される。

Description

本発明は、ピリミジン誘導体、その調製のための方法、それを含有する医薬組成物、医薬組成物を調製するための方法、及び治療におけるその使用に関する。
タンパク質キナーゼは、各種の細胞の機能を調節するタンパク質(酵素)の一群である。これは、基質タンパク質の立体構造の変化をもたらすタンパク質基質上の特異的アミノ酸のリン酸化によって達成される。立体構造の変化は、基質の活性、又は他の結合パートナーと相互作用する能力を調節する。タンパク質キナーゼの酵素活性は、キナーゼがリン酸基を基質に付加する速度を指す。これは、例えば生成物に転換される基質の量を、時間の関数として決定することによって測定することができる。基質のリン酸化は、タンパク質キナーゼの活性部位において起こる。
チロシンキナーゼは、アデノシン三リン酸(ATP)の末端リン酸のタンパク質基質上のチロシン残基への移動を触媒するタンパク質キナーゼの小集団である。これらのキナーゼは、細胞の増殖、分化及び遊走に導く増殖因子のシグナル伝達の伝播における重要な部分を演じる。
線維芽細胞増殖因子(FGF)は、発生及び血管新生中の形態形成のような多くの生理学的過程の重要な媒介因子として認識されている。現時点で25を超えるFGFファミリーの既知のメンバーがある。線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)ファミリーは、それぞれが細胞外リガンド結合領域、シグナル膜貫通領域及び細胞内細胞質タンパク質チロシンキナーゼ領域からなる四つのメンバーからなる。FGFによる刺激に対して、FGFRは、二量体化及びトランスリン酸化を受け、これは、受容体の活性化をもたらす。受容体の活性化は、細胞の増殖、細胞の代謝及び細胞の生存のような多様な過程に調節に関与する特異的な下流のシグナル伝達パートナーの動員及び活性化のために十分である(Eswarakumar,V.P.et.al.,Cytokine & Growth Factor Reviews 2005,16,p139−149中で概説されている)。従って、FGF及びFGFRは、腫瘍形成を開始及び/又は促進する可能性を有する。
現在FGFシグナル伝達をヒトの癌に直接連結するかなりの証拠が存在する。各種のFGFの上昇した発現が、膀胱、腎細胞及び前立腺(特に)のような多様な範囲の腫瘍型において報告されている。FGFは、更に強力な血管新生因子としても記載されている。内皮細胞中のFGFRの発現も、更に報告されている。各種のFGFRの活性化突然変異は、膀胱癌及び多発性骨髄腫(特に)に伴われ、一方受容体の発現も、更に特に前立腺及び膀胱癌において記述されている(Grose,R.et.al.,Cytokine & Growth Factor Reviews 2005,16,p179−186及びKwabi−Addo,B.et.al.,Endocrine−Related Cancer 2004,11,p709−724中で概説されている)。これらの理由のために、FGFシグナル伝達系は、特に、治療的な標識であるFGFR及び/又はFGFシグナル伝達が、直接腫瘍細胞及び腫瘍の血管新生の両方に影響することができるために、魅力的な治療の標的である。
本発明によれば、以下の式(I):
Figure 2009541480
[式中、
は、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR、−C(O)NR、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、シアノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、シアノ及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR10、−C(O)NR1112(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR1314、−C(O)NR1516(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR1718、−C(O)NR1920、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR2122、−C(O)NR2324、−SONR2526(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい4−ないし6−員のヘテロシクリル基、
−Cアルコキシ、C−アリールオキシ、C−Cシクロアルキル、−NR2728、−C(O)NR2930(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−OSO−Cアルキル、−NR3132、−C(O)NR3334、−NHC(O)OC1−6アルキル、−SONR3536(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3738、−C(O)NR3940、−SONR4142(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−C12カルボシクリルオキシ基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR4344、−C(O)NR4546、−SONR4748(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ、ジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい5−ないし6−員のヘテロシクリルオキシ基、
−S(O)49基、
−S(O)NR5051基、
或いは−A−Bであり;
は、
水素或いは
−Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−C−Cアルキルアミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基
であり;
は、
水素、
−Cアルコキシ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−C−Cアルキルアミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cアルキニル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルコキシ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノで所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、
−C(O)NR5253
−NR5455
−S(O)56であり;
Aは、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン、或いは
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレンオキシ、或いは
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;
Bは、
窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、C−Cアルキルオキシカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C3−6シクロアルキル、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよく;
mは、0、1又は2であり;
nは、0、1又は2であり;
pは、0、1又は2であり;
rは、0、1又は2であり;
sは、0、1又は2であり;
xは、0、1又は2であり;
yは、0、1又は2であり;
及びRは、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
及びRは、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
及びRは、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
及びRは、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
及びR10は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
及びR10は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
11及びR12は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
11及びR12は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
13及びR14は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
13及びR14は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
15及びR16は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
15及びR16は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
17及びR18は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
17及びR18は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
19及びR20は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
19及びR20は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
21及びR22は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
21及びR22は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
23及びR24は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
23及びR24は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
25及びR26は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
25及びR26は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
27及びR28は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
27及びR28は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
29及びR30は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
29及びR30は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
31及びR32は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
31及びR32は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
33及びR34は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
33及びR34は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
35及びR36は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
35及びR36は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
37及びR38は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
37及びR38は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
39及びR40は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
39及びR40は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
41及びR42は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
41及びR42は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
43及びR44は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
43及びR44は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
45及びR46は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
45及びR46は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
47及びR48は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
47及びR48は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
49は、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル又は−CHArであり、ここにおいて、Arは、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよく;
50及びR51は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
50及びR51は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
52及びR53は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
52及びR53は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
54及びR55は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
54及びR55は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
56は、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであり;
57及びR58は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
57及びR58は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
59及びR60は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
59及びR60は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
61及びR62は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
61及びR62は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
63及びR64は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
63及びR64は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
65及びR66は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
65及びR66は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;そして
ここにおいて、
(i)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル、4−ないし6−員のヘテロシクリル基、C−Cアルコキシ基、C−C12カルボシクリルオキシ、5−ないし6−員のヘテロシクリルオキシ、−S(O)49、−S(O)NR5051又は−A−B基である場合、
は、
−Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルキル及びC−Cアルコキシから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びCシクロアルキルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい3−ないし5−員の飽和のヘテロシクリル基、
窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環、
モノ−C−Cアルキルアミノカルボニル基、
ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル基、
−Cアルコキシカルボニル基、
−CONH
−CN基、或いは
−COH基であるか;
或いは(ii)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルキル又はC−Cシクロアルキル基である場合、
は、
−Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びCシクロアルキルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい3−ないし5−員の飽和のヘテロシクリル基、
−CONH
−CN基、或いは
−COH基である;]
の化合物又は医薬的に受容可能なその塩が提供される。
本発明によれば、以下の式(I):
Figure 2009541480
[式中、
は、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR、−C(O)NR、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、シアノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、シアノ及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR10、−C(O)NR1112(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR1314、−C(O)NR1516(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR1718、−C(O)NR1920、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR2122、−C(O)NR2324、−SONR2526(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい4−ないし6−員のヘテロシクリル基、
−Cアルコキシ、C−アリールオキシ、C−Cシクロアルキル、−NR2728、−C(O)NR2930(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−OSO−Cアルキル、−NR3132、−C(O)NR3334、−NHC(O)OC1−6アルキル、−SONR3536(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3738、−C(O)NR3940、−SONR4142(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいCアリールオキシ基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR4344、−C(O)NR4546、−SONR4748(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ、ジ−(C−Cアルキル)アミノ、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ基、
−S(O)49基、
−S(O)NR5051基、
或いは−A−Bであり;
は、
水素或いは
−Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基
であり;
は、
水素、
−Cアルコキシ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cアルキニル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルコキシ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノで所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、
−C(O)NR5253
−NR5455
−S(O)56であり;
Aは、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン、或いは
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレンオキシ、或いは
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;
Bは、
窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、C−Cアルキルオキシカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C3−6シクロアルキル、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよく;
mは、0、1又は2であり;
nは、0、1又は2であり;
pは、0、1又は2であり;
rは、0、1又は2であり;
sは、0、1又は2であり;
xは、0、1又は2であり;
yは、0、1又は2であり;
及びRは、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
及びRは、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
及びRは、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
及びRは、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
及びR10は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
及びR10は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
11及びR12は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
11及びR12は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
13及びR14は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
13及びR14は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
15及びR16は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
15及びR16は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
17及びR18は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
17及びR18は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
19及びR20は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
19及びR20は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
21及びR22は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
21及びR22は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
23及びR24は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
23及びR24は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
25及びR26は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
25及びR26は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
27及びR28は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
27及びR28は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
29及びR30は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
29及びR30は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
31及びR32は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
31及びR32は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
33及びR34は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
33及びR34は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
35及びR36は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
35及びR36は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
37及びR38は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
37及びR38は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
39及びR40は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
39及びR40は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
41及びR42は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
41及びR42は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
43及びR44は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
43及びR44は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
45及びR46は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
45及びR46は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
47及びR48は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
47及びR48は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
49は、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル又は−CHArであり、ここにおいて、Arは、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよく;
50及びR51は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
50及びR51は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
52及びR53は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
52及びR53は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
54及びR55は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
54及びR55は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
56は、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであり;
57及びR58は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
57及びR58は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
59及びR60は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
59及びR60は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
61及びR62は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
61及びR62は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
63及びR64は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
63及びR64は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
65及びR66は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
65及びR66は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;そして
ここにおいて、
(i)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル、4−ないし6−員のヘテロシクリル基、C−Cアルコキシ基、Cアリールオキシ基、5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ、−S(O)49、−S(O)NR5051又は−A−B基である場合、
は、
−Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルキル及びC−Cアルコキシから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びCシクロアルキルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい3−ないし5−員の飽和のヘテロシクリル基、
窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環、
モノ−C−Cアルキルアミノカルボニル基、
ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル基、
−Cアルコキシカルボニル基、
−CONH
−CN基、或いは
−COH基であるか;
或いは(ii)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルキル又はC−Cシクロアルキル基である場合、
は、
−Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルキル及びC−Cアルコキシから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びCシクロアルキルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい3−ないし5−員の飽和のヘテロシクリル基、
−CONH
−CN基、或いは
−COH基である;]
の化合物又は医薬的に受容可能なその塩が提供される。
本発明によれば、以下の式(I):
Figure 2009541480
[式中、
は、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR、−C(O)NR、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、シアノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、シアノ及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR10、−C(O)NR1112(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR1314、−C(O)NR1516(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR1718、−C(O)NR1920、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR2122、−C(O)NR2324、−SONR2526(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい4−ないし6−員のヘテロシクリル基、
−Cアルコキシ、C−アリールオキシ、C−Cシクロアルキル、−NR2728、−C(O)NR2930(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−OSO−Cアルキル、−NR3132、−C(O)NR3334、−NHC(O)OC1−6アルキル、−SONR3536(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3738、−C(O)NR3940、−SONR4142(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいCアリールオキシ基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR4344、−C(O)NR4546、−SONR4748(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ、ジ−(C−Cアルキル)アミノ、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ基、
−S(O)49基、
−S(O)NR5051基、
或いは−A−Bであり;
は、
水素或いは
−Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基
であり;
は、
水素、
−Cアルコキシ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cアルキニル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルコキシ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノで所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、
−C(O)NR5253
−NR5455
−S(O)56であり;
Aは、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン、或いは
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレンオキシ、或いは
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;
Bは、
窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、C−Cアルキルオキシカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C3−6シクロアルキル、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよく;
mは、0、1又は2であり;
nは、0、1又は2であり;
pは、0、1又は2であり;
rは、0、1又は2であり;
sは、0、1又は2であり;
xは、0、1又は2であり;
yは、0、1又は2であり;
及びRは、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
及びRは、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
及びRは、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
及びRは、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
及びR10は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
及びR10は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
11及びR12は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
11及びR12は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
13及びR14は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
13及びR14は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
15及びR16は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
15及びR16は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
17及びR18は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
17及びR18は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
19及びR20は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
19及びR20は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
21及びR22は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
21及びR22は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
23及びR24は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
23及びR24は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
25及びR26は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
25及びR26は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
27及びR28は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
27及びR28は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
29及びR30は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
29及びR30は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
31及びR32は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
31及びR32は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
33及びR34は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
33及びR34は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
35及びR36は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
35及びR36は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
37及びR38は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
37及びR38は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
39及びR40は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
39及びR40は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
41及びR42は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
41及びR42は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
43及びR44は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
43及びR44は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
45及びR46は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
45及びR46は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
47及びR48は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
47及びR48は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
49は、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル又は−CHArであり、ここにおいて、Arは、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよく;
50及びR51は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
50及びR51は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
52及びR53は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
52及びR53は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
54及びR55は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
54及びR55は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
56は、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであり;
57及びR58は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
57及びR58は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
59及びR60は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
59及びR60は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
61及びR62は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
61及びR62は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
63及びR64は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
63及びR64は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
65及びR66は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
65及びR66は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;そして
ここにおいて、
(i)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル、4−ないし6−員のヘテロシクリル基、C−Cアルコキシ基、Cアリールオキシ基、5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ、−S(O)49、−S(O)NR5051又は−A−B基である場合、
は、
−Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びCシクロアルキルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい3−ないし5−員の飽和のヘテロシクリル基、
窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環、
モノ−C−Cアルキルアミノカルボニル基、
ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル基、
−Cアルコキシカルボニル基、
−CONH
−CN基、或いは
−COH基であるか;
或いは(ii)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルキル又はC−Cシクロアルキル基である場合、
は、
−Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びCシクロアルキルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい3−ないし5−員の飽和のヘテロシクリル基、
−CONH
−CN基、或いは
−COH基である;]
の化合物又は医薬的に受容可能なその塩が提供される。
本発明が更に全ての立体異性体の形態、ラセミ体を含む光学異性体、互変異性体、これらの混合物、並びに溶媒和物を包含することは理解されるものである。
本発明の更なる側面によれば、以下の式(I):
Figure 2009541480
[式中、
は、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR、−C(O)NR、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、シアノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、シアノ及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR10、−C(O)NR1112(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR1314、−C(O)NR1516(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR1718、−C(O)NR1920、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR2122、−C(O)NR2324、−SONR2526(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい4−ないし6−員のヘテロシクリル基、
−Cアルコキシ、C−アリールオキシ、C−Cシクロアルキル、−NR2728、−C(O)NR2930(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−OSO−Cアルキル、−NR3132、−C(O)NR3334、−NHC(O)OC1−6アルキル、−SONR3536(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3738、−C(O)NR3940、−SONR4142(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいCアリールオキシ基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR4344、−C(O)NR4546、−SONR4748(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ、ジ−(C−Cアルキル)アミノ、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ基、
−S(O)49基、
−S(O)NR5051基、
或いは−A−Bであり;
は、
水素或いは
−Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基
であり;
は、
水素、
−Cアルコキシ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノで所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cアルキニル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルコキシ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノで所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、
−C(O)NR5253
−NR5455
−S(O)56であり;
Aは、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン、或いは
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレンオキシ、或いは
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;
Bは、
窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよく;
mは、0、1又は2であり;
nは、0、1又は2であり;
pは、0、1又は2であり;
rは、0、1又は2であり;
sは、0、1又は2であり;
xは、0、1又は2であり;
yは、0、1又は2であり;
及びRは、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
及びRは、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
及びRは、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
及びRは、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
及びR10は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
及びR10は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
11及びR12は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
11及びR12は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
13及びR14は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
13及びR14は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
15及びR16は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
15及びR16は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
17及びR18は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
17及びR18は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
19及びR20は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
19及びR20は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
21及びR22は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
21及びR22は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
23及びR24は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
23及びR24は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
25及びR26は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
25及びR26は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
27及びR28は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
27及びR28は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
29及びR30は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
29及びR30は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
31及びR32は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
31及びR32は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
33及びR34は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
33及びR34は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
35及びR36は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
35及びR36は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
37及びR38は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
37及びR38は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
39及びR40は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
39及びR40は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
41及びR42は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
41及びR42は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
43及びR44は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
43及びR44は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
45及びR46は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
45及びR46は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
47及びR48は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
47及びR48は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
49は、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル又は−CHArであり、ここにおいて、Arは、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよく;
50及びR51は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
50及びR51は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
52及びR53は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
52及びR53は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
54及びR55は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
54及びR55は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
56は、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであり;
57及びR58は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
57及びR58は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
59及びR60は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
59及びR60は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
61及びR62は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
61及びR62は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
63及びR64は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
63及びR64は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
65及びR66は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
65及びR66は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;そして
ここにおいて、
(i)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル、4−ないし6−員のヘテロシクリル基、C−Cアルコキシ基、Cアリールオキシ基、5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ、−S(O)49、−S(O)NR5051又は−A−B基である場合、
は、
−Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノで所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びCシクロアルキルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい3−ないし5−員の飽和のヘテロシクリル基、
窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環、
モノ−C−Cアルキルアミノカルボニル基、
ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル基、
−Cアルコキシカルボニル基、
−CONH
−CN基、或いは
−COH基であるか;
或いは(ii)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルキル又はC−Cシクロアルキル基である場合、
は、
−Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノで所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びCシクロアルキルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい3−ないし5−員の飽和のヘテロシクリル基、
−CONH
−CN基、或いは
−COH基である;]
の化合物又は医薬的に受容可能なその塩が提供される。
本発明が更に全ての立体異性体の形態、ラセミ体を含む光学異性体、互変異性体、これらの混合物、並びに溶媒和物を包含することは理解されるものである。
除外化合物のリスト1
Figure 2009541480
N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチル−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
Figure 2009541480
N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
Figure 2009541480
N−[(3−シクロヘキシル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチル−ピリミジン−2,4−ジアミン、
Figure 2009541480
N−[(3−シクロヘキシル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
Figure 2009541480
6−メチル−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
Figure 2009541480
N4−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−N6−(3−ジエチルアミノプロピル)−N2−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4,6−トリアミン、
Figure 2009541480
N4−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−N6−(2−ジエチルアミノエチル)−N2−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4,6−トリアミン、
Figure 2009541480
N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
Figure 2009541480
6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
Figure 2009541480
N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
Figure 2009541480
6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
Figure 2009541480
N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチル−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
Figure 2009541480
N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
Figure 2009541480
N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
Figure 2009541480
N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
Figure 2009541480
6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
Figure 2009541480
6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
Figure 2009541480
N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−N−[(3−エチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
Figure 2009541480
N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−N−[(3−エチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
Figure 2009541480
N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−エチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−6−(2−ピロリジン−1−イルエトキシ)ピリミジン−2,4−ジアミン。
本発明の第2の側面によれば、以下の式(I):
Figure 2009541480
[式中、
は、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR、−C(O)NR(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、シアノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、シアノ及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR10、−C(O)NR1112(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR1314、−C(O)NR1516(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR1718、−C(O)NR1920(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR2122、−C(O)NR2324、−SONR2526(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい4−ないし6−員のヘテロシクリル基、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、−NR2728、−C(O)NR2930(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3132、−C(O)NR3334、−SONR3536(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3738、−C(O)NR3940、−SONR4142(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいCアリールオキシ基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR4344、−C(O)NR4546、−SONR4748(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ、ジ−(C−Cアルキル)アミノ、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ基、
−S(O)49基、
−S(O)NR5051基、
或いは−A−Bであり;
は、
水素或いは
−Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基であり;
は、
−Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノで所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びCシクロアルキルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい3−ないし5−員の飽和のヘテロシクリル基、
−CONH
−CN基、或いは
−COH基であり;
は、
水素、
−Cアルコキシ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノで所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cアルキニル基、
−Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルコキシ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノで所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、
−C(O)NR5253
−NR5455
−S(O)56であり;
Aは、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレンであり;
Bは、
窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよく;
mは、0、1又は2であり;
nは、0、1又は2であり;
pは、0、1又は2であり;
rは、0、1又は2であり;
sは、0、1又は2であり;
xは、0、1又は2であり;
yは、0、1又は2であり;
及びRは、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
及びRは、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
及びRは、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
及びRは、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
及びR10は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
及びR10は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
11及びR12は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
11及びR12は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
13及びR14は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
13及びR14は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
15及びR16は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
15及びR16は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
17及びR18は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
17及びR18は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
19及びR20は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
19及びR20は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
21及びR22は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
21及びR22は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
23及びR24は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
23及びR24は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
25及びR26は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
25及びR26は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
27及びR28は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
27及びR28は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
29及びR30は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
29及びR30は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
31及びR32は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
31及びR32は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
33及びR34は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
33及びR34は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
35及びR36は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
35及びR36は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
37及びR38は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
37及びR38は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
39及びR40は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
39及びR40は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
41及びR42は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
41及びR42は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
43及びR44は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
43及びR44は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
45及びR46は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
45及びR46は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
47及びR48は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
47及びR48は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
49は、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル又は−CHArであり、ここにおいて、Arは、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよく;
50及びR51は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
50及びR51は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
52及びR53は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
52及びR53は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
54及びR55は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
54及びR55は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
56は、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであり;
57及びR58は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
57及びR58は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
59及びR60は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
59及びR60は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
61及びR62は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
61及びR62は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
63及びR64は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
63及びR64は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成し;
65及びR66は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
65及びR66は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリルを形成する;]
の化合物又は医薬的に受容可能なその塩が提供される。
本明細書の文脈において、他に示さない限り、アルキル置換基又は置換基中のアルキル部分は、直鎖又は分枝鎖であることができる。R及びR、又はR及びR、又はR及びR10、又はR11及びR12、又はR13及びR14、又はR15及びR16、又はR17及びR18、又はR19及びR20、又はR21及びR22、又はR23及びR24、又はR25及びR26、又はR27及びR28、又はR29及びR30、又はR31及びR32、又はR33及びR34、又はR35及びR36、又はR37及びR38、又はR39及びR40、又はR41及びR42、又はR43及びR44、又はR45及びR46、又はR47及びR48、又はR50及びR51、又はR52及びR53、又はR54及びR55、又はR57及びR58、又はR59及びR60、又はR61及びR62、又はR63及びR64、又はR65及びR66が、飽和の複素環を表す場合、他に記述しない限り、存在している唯一の異種原子が、R及びR、又はR及びR、又はR及びR10、又はR11及びR12、又はR13及びR14、又はR15及びR16、又はR17及びR18、又はR19及びR20、又はR21及びR22、又はR23及びR24、又はR25及びR26、又はR27及びR28、又はR29及びR30、又はR31及びR32、又はR33及びR34、又はR35及びR36、又はR37及びR38、又はR39及びR40、又はR41及びR42、又はR43及びR44、又はR45及びR46、又はR47及びR48、又はR50及びR51、又はR52及びR53、又はR54及びR55、又はR57及びR58、又はR59及びR60、又はR61及びR62、又はR63及びR64、又はR65及びR66が接続している窒素原子であることは理解されるべきである。
“C−Cアルキル”及び“C−Cアルキル”の例は、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル及びt−ブチルを含む。“C−Cアルコキシカルボニル”の例は、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル及びt−ブトキシカルボニルを含む。“C−Cアルコキシ”及び“C−Cアルコキシ”の例は、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ及びi−プロポキシを含む。“C−Cアルキルカルボニルアミノ”の例は、ホルムアミド、アセトアミド及びプロピオニルアミノを含む。mが0、1又は2である“S(O)−Cアルキル、S(O)−Cアルキル、S(O)−Cアルキル S(O)−Cアルキル S(O)−Cアルキル S(O)−Cアルキル及びS(O)−Cアルキル”の例は、メチルチオ、エチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メシル及びエチルスルホニルを含む。“C−Cアルキルカルボニル”の例は、プロピオニル及びアセチルを含む。“C−Cアルケニル”の例は、ビニル、アリル及び1−プロペニルを含む。“C−Cシクロアルキル”の例は、シクロプロピル、シクロペンチル及びシクロヘキシルを含む。“モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ”の例は、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、ジエチルアミノ及びエチルメチルアミノを含む。“C−Cアルキルチオ”の例は、メチルチオ、エチルチオ及びプロピルチオを含む。
ハロゲンの例は、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素を含む。
“カルボシクリル”は、3−12個の原子を含有する飽和、部分的に飽和又は不飽和の、単環又は二環式炭素環であり;ここにおいて、−CH−基は、−C(O)−によって所望により置換されていることができる。特に、“カルボシクリル”は、5又は6個の原子を含有する単環式環、或いは9又は10個の原子を含有する二環式環である。“カルボシクリル”のために適した意義は、シクロプロピル、シクロブチル、1−オキソシクロペンチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、フェニル、ナフチル、テトラリニル、インダニル又は1−オキソインダニルを含む。
“窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環”は、5又は6個の原子を含有し、その少なくとも一つが窒素、酸素及び硫黄から選択される異種原子である完全に不飽和の芳香族単環式環であり、これは、他に規定しない限り、炭素又は窒素連結であることができる。適当には、“窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環”は、フリル、イミダゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、オキサゾリル(oxaxolyl)、フェニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリル、チアゾリル、チエニル及びトリアゾリル環である。
“4−ないし6−員の複素環基”は、他に記述しない限り、4、5又は6個の原子を含有し、その少なくとも一つが窒素、酸素及び硫黄から選択される異種原子である、飽和及び完全に又は部分的に不飽和の単環式環を含み、そしてこれは、他に規定しない限り、炭素又は窒素連結であることができる。適した“窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい“4−ないし6−員の複素環基”は、テトラヒドロフラン、テトラヒドロフラノン、ガンマ−ブチロラクトン、アルファ−ピラン、ガンマ−ピラン、ジオキソラン、テトラヒドロピラン、ジオキサン、ジヒドロチオフェン、チオラン、ジチオラン、ピロリン、ピロリジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、イミダゾリン、イミダゾリジン、テトラゾール、ピペリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、ピペラジン、トリアジン、テトラジン、モルホリン、チオモルホリン、チオモルホリンS,S−ジオキシド、ジアゼパン、オキサジン、テトラヒドロ−オキサジニル、イソチアゾール、オキセタン、アゼチジン、及びピラゾリジンを含む。
“C−C12カルボシクリルオキシ基”及び“5−ないし6−員のヘテロシクリルオキシ”は、Rが、3−ないし10員のカルボシクリル基又は5−ないし6−員のヘテロシクリル基のいずれかである−OR基を意味する。
“Cアリールオキシ基”及び“5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ”は、Rが、6−員の芳香族環、例えばフェニル、或いは窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を含んでなる5−又は6−員のヘテロ芳香族環である−OR基、例えばフリル、イミダゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、オキサゾリル(oxaxolyl)、フェニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリル、チアゾリル、チエニル又はトリアゾリルを意味する。
“C−アルキレン”は、二つの炭素の飽和の連結基を意味する。例えば、非置換のC−アルキレン基は、−CHCH−連結基である。
“C−アルキレンオキシ”は、一つの炭素及び一つの酸素原子を含んでなる二つの原子の飽和の連結基を意味する。例えば、非置換のC−アルキレンオキシ基は、−CHO−連結基である(そして例えば−A−B基は、−CHO−Bである)。
“オキシC−アルキレン”は、一つの炭素及び一つの酸素原子を含んでなる二つの原子の飽和の連結基を意味する。例えば、非置換のC−アルキレンオキシ基は、−OCH−連結基である(そして例えば−A−B基は、−OCH−Bである)。
が、C−Cアルキル基(メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような)である場合、このC−Cアルキル基は、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような)、C−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルのような)、C−Cアルキルチオ(メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、i−プロピルチオ、ブチルチオ,i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオのような)、−NR、−C(O)NR、(これらのそれぞれは、ハロゲン[フッ素、塩素、臭素又はヨウ素のような]、C−Cアルキル[メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような]、C−Cアルコキシ[メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような]、C−Cアルキルチオ[メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、i−プロピルチオ、ブチルチオ,i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオのような]、アミノ[−NH]、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ[メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、ヘキシルアミノのような]、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、シアノ及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい。
が、C−Cシクロアルキル基(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルのような)である場合、このC−Cシクロアルキル基は、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような)、C−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルのような)、C−Cアルキルチオ(メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、i−プロピルチオ、ブチルチオ,i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオのような)、−NR10、−C(O)NR1112、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル[メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような]、C−Cアルコキシ[メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような]、C−Cアルキルチオ[メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、i−プロピルチオ、ブチルチオ,i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオのような]、アミノ[−NH]、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ[メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、ヘキシルアミノのような]、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい。
が、C−Cアルケニル基である場合、このC−Cアルケニル基は、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような)、C−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルのような)、C−Cアルキルチオ(メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、i−プロピルチオ、ブチルチオ,i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオのような)、−NR1314、−C(O)NR1516、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル[メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような]、C−Cアルコキシ[メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような]、C−Cアルキルチオ[メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、i−プロピルチオ、ブチルチオ,i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオのような]、アミノ[−NH]、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ[メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、ヘキシルアミノのような]、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい。
が、4−ないし6−員のヘテロシクリル基である場合、この4−ないし6−員のヘテロシクリル基は、C−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような)、C−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルのような)、C−Cアルキルチオ(メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、i−プロピルチオ、ブチルチオ,i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオのような)、−NR1718、−C(O)NR1920、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル[メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような]、C−Cアルコキシ[メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような]、C−Cアルキルチオ[メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、i−プロピルチオ、ブチルチオ,i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオのような]、アミノ[−NH]、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ[メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、ヘキシルアミノのような]、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような)、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルのような)、C−Cアルコキシカルボニル(メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、i−プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、i−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、ペントキシカルボニル、i−ペントキシカルボニル、ネオペントキシカルボニル、ヘキソキシカルボニルのような)、C−Cアルキルカルボニル(メチルカルボニル、エチルカルボニル、プロピルカルボニル、i−プロピルカルボニル、ブチルカルボニル、i−ブチルカルボニル、t−ブチルカルボニル、ペンチルカルボニル、i−ペンチルカルボニル、ネオペンチルカルボニル、ヘキシルカルボニルのような)、C−Cアルキルカルボニルアミノ(メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、ヘキシルアミノのような)、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR2122、−C(O)NR2324、−SONR2526(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル[メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような]、C−Cアルコキシ[メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような]、C−Cアルキルチオ[メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、i−プロピルチオ、ブチルチオ,i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオのような]、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ[メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、ヘキシルアミノのような]、フェニルカルボニル、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい。
が、C−Cアルコキシ基(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような)である場合、このC−Cアルコキシ基は、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような)、C−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルのような)、C−Cアルキルチオ(メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、i−プロピルチオ、ブチルチオ,i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオのような)、−NR2728、−C(O)NR2930、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル[メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような]、C−Cアルコキシ[メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような]、C−Cアルキルチオ[メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、i−プロピルチオ、ブチルチオ,i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオのような]、アミノ[−NH]、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ[メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、ヘキシルアミノのような]、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような)、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルのような)、C−Cアルコキシカルボニル(メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、i−プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、i−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、ペントキシカルボニル、i−ペントキシカルボニル、ネオペントキシカルボニル、ヘキソキシカルボニルのような)、C−Cアルキルカルボニル(メチルカルボニル、エチルカルボニル、プロピルカルボニル、i−プロピルカルボニル、ブチルカルボニル、i−ブチルカルボニル、t−ブチルカルボニル、ペンチルカルボニル、i−ペンチルカルボニル、ネオペンチルカルボニル、ヘキシルカルボニルのような)、C−Cアルキルカルボニルアミノ(メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、ヘキシルアミノのような)、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3132、−C(O)NR3334、−SONR3536(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル[メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような]、C−Cアルコキシ[メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような]、C−Cアルキルチオ[メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、i−プロピルチオ、ブチルチオ,i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオのような]、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ[メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、ヘキシルアミノのような]、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい。
が、Cアリールオキシ基である場合、このCアリールオキシ基は、C−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような)、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルのような)、C−Cアルコキシカルボニル(メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、i−プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、i−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、ペントキシカルボニル、i−ペントキシカルボニル、ネオペントキシカルボニル、ヘキソキシカルボニルのような)、C−Cアルキルカルボニル(メチルカルボニル、エチルカルボニル、プロピルカルボニル、i−プロピルカルボニル、ブチルカルボニル、i−ブチルカルボニル、t−ブチルカルボニル、ペンチルカルボニル、i−ペンチルカルボニル、ネオペンチルカルボニル、ヘキシルカルボニルのような)、C−Cアルキルカルボニルアミノ(メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、ヘキシルアミノのような)、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3738、−C(O)NR3940、−SONR4142(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル[メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような]、C−Cアルコキシ[メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような]、C−Cアルキルチオ[メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、i−プロピルチオ、ブチルチオ,i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオのような]、アミノ[−NH]、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ[メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、ヘキシルアミノのような]、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい。
が、5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ基である場合、この5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ基は、C−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような)、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルのような)、C−Cアルコキシカルボニル(メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、i−プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、i−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、ペントキシカルボニル、i−ペントキシカルボニル、ネオペントキシカルボニル、ヘキソキシカルボニルのような)、C−Cアルキルカルボニル(メチルカルボニル、エチルカルボニル、プロピルカルボニル、i−プロピルカルボニル、ブチルカルボニル、i−ブチルカルボニル、t−ブチルカルボニル、ペンチルカルボニル、i−ペンチルカルボニル、ネオペンチルカルボニル、ヘキシルカルボニルのような)、C−Cアルキルカルボニルアミノ(メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、ヘキシルアミノのような)、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR4344、−C(O)NR4546、−SONR4748(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル[メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような]、C−Cアルコキシ[メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような]、C−Cアルキルチオ[メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、i−プロピルチオ、ブチルチオ,i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオのような]、アミノ[−NH]、モノ−C−Cアルキルアミノ、ジ−(C−Cアルキル)アミノ[メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、ヘキシルアミノのような]、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい。
が、−S(O)49基である場合、R49は、C−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような)、C−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルのような)又は−CHArであり、ここにおいて、Arは、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この環は、C−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような)、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルのような)、C−Cアルコキシカルボニル(メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、i−プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、i−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、ペントキシカルボニル、i−ペントキシカルボニル、ネオペントキシカルボニル、ヘキソキシカルボニルのような)、C−Cアルキルカルボニル(メチルカルボニル、エチルカルボニル、プロピルカルボニル、i−プロピルカルボニル、ブチルカルボニル、i−ブチルカルボニル、t−ブチルカルボニル、ペンチルカルボニル、i−ペンチルカルボニル、ネオペンチルカルボニル、ヘキシルカルボニルのような)、C−Cアルキルカルボニルアミノ(メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、ヘキシルアミノのような)、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル[メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような]、C−Cアルコキシ[メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような]、C−Cアルキルチオ[メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、i−プロピルチオ、ブチルチオ,i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオのような]、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ[メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、ヘキシルアミノのような]、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい。
が、−S(O)NR5051基である場合、R50及びR51は、それぞれ独立に水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR50及びR51は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
が、−A−Bである場合、Aは、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような)、C−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルのような)、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル[メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような]、C−Cアルコキシ[メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような]、C−Cアルキルチオ[メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、i−プロピルチオ、ブチルチオ,i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオのような]、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ[メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、ヘキシルアミノのような]、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレンであり、そしてBは、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この環は、C−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような)、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルのような)、C−Cアルコキシカルボニル(メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、i−プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、i−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、ペントキシカルボニル、i−ペントキシカルボニル、ネオペントキシカルボニル、ヘキソキシカルボニルのような)、C−Cアルキルカルボニル(メチルカルボニル、エチルカルボニル、プロピルカルボニル、i−プロピルカルボニル、ブチルカルボニル、i−ブチルカルボニル、t−ブチルカルボニル、ペンチルカルボニル、i−ペンチルカルボニル、ネオペンチルカルボニル、ヘキシルカルボニルのような)、C−Cアルキルカルボニルアミノ(メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、ヘキシルアミノのような)、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル[メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような]、C−Cアルコキシ[メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような]、C−Cアルキルチオ[メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、i−プロピルチオ、ブチルチオ,i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオのような]、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ[メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、ヘキシルアミノのような]、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい。
Bが、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この環が少なくとも二つの隣接する置換基によって所望により置換され、そしてここにおいて、二つ又はそれより多い隣接する置換基がこれらが接続している原子と一緒に部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成する場合、Bの例は、インドール、インドリン、ベンゾチオフェン、ベンゾフラン、ベンゾイミダゾール及びベンゾジオキソールを含む。
が、C−Cアルキル基(メチル、エチル、プロピル、i−プロピルのような)である場合、このC−Cアルキル基は、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシのような)、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノ(メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノのような)から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい。
が、C−Cアルキル基(メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチルのような)である場合、このC−Cアルキル基は、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシのような)、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノ(メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノのような)から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい。
が、C−Cシクロアルキル基(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルのような)である場合、このC−Cシクロアルキル基は、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシのような)で所望により置換されていてもよい。
が、3−ないし5−員の飽和のヘテロシクリル基である場合、この3−ないし5−員の飽和のヘテロシクリル基は、C−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル、i−プロピルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシのような)及びCシクロアルキル(シクロプロピルのような)から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい。
が、C−Cアルキル基(メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような)である場合、このC−Cアルキル基は、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシのような)、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノ(メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノのような)で所望により置換されていてもよい。
が、C−Cアルケニル基である場合、このC−Cアルケニル基は、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシのような)で所望により置換されていてもよい。
が、C−Cアルキニル基である場合、このC−Cアルキニル基は、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシのような)で所望により置換されていてもよい。
が、C−Cシクロアルキル基(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルのような)である場合、このC−Cシクロアルキル基は、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシのような)で所望により置換されていてもよい。
が、C−Cアルコキシ基(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ ペントキシ、i−ペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシのような)である場合、このC−Cアルコキシ基は、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシのような)、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノ(メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、i−プロピルアミノのような)で所望により置換されていてもよい。
が、−CONR5253である場合、R52及びR53は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR52及びR53は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
が、−NR5455である場合、R54及びR55は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR54及びR55は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
が、−S(O)56である場合、R56は、C−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、t−ブチル ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)である。
及びRは、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR及びRは、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
及びRは、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR及びRは、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
及びR10は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR及びR10は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
11及びR12は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR11及びR12は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
13及びR14は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR13及びR14は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
15及びR16は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR15及びR16は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
17及びR18は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR17及びR18は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
19及びR20は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR19及びR20は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
21及びR22は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR21及びR22は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
23及びR24は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR23及びR24は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
25及びR26は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR25及びR26は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
27及びR28は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR27及びR28は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
29及びR30は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR29及びR30は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
31及びR32は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR31及びR32は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
33及びR34は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR33及びR34は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
35及びR36は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR35及びR36は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
37及びR38は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR37及びR38は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
39及びR40は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR39及びR40は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
41及びR42は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR41及びR42は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
43及びR44は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR43及びR44は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
45及びR46は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR45及びR46は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
47及びR48は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR47及びR48は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
57及びR58は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR57及びR58は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
59及びR60は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR59及びR60は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
61及びR62は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR61及びR62は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
63及びR64は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR63及びR64は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
65及びR66は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR65及びR66は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル又はピペリジニルのような)を形成する。
可変基の特別な意義は、以下のとおりである。このような意義は、本明細書中で先に又は以下に規定される定義、特許請求の範囲又は態様のいずれにおいても適宜に使用することができる。
本発明の一つの態様において、Rは、
−Cアルコキシ、Cアリールオキシ、C−Cシクロアルキル、NR2728、−C(O)NR2930(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−OSO−Cアルキル、−NR3132、−C(O)NR3334、−NHC(O)OC−Cアルキル、−SONR3536(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基;
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3738、−C(O)NR3940、−SONR4142(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいCアリールオキシ基;或いは
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR4344、−C(O)NR4546、−SONR4748(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ、ジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ基である。
本発明のもう一つの態様において、Rは、
−Cアルコキシから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基である。
本発明のもう一つの態様において、Rは、C−Cアルコキシ基である。
本発明のもう一つの態様において、Rは、C−Cアルコキシ基である。
本発明のもう一つの態様において、Rは、i−プロポキシ基である。
本発明のもう一つの態様において、Rは、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR、−C(O)NR、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、シアノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、シアノ及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基である。
本発明の更なる態様において、Rは、C−Cアルコキシ、−NR、−C(O)NR、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、シアノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基である。
本発明の更なる態様において、Rは、C−Cアルコキシ(これは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、シアノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基である。
本発明の更なる態様において、Rは、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR10、−C(O)NR1112、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基である。
本発明の一つの態様において、Rは、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR1718、−C(O)NR1920(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR2122、−C(O)NR2324、−SONR2526(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい4−ないし6−員のヘテロシクリル基である。
本発明の一つの態様において、Rは、−A−Bであり、ここにおいて、
Aは、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレンオキシ、或いは
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;そして
Bは、
窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、C−Cアルキルオキシカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい。
本発明の一つの態様において、Rは、−A−Bであり、ここにおいて、
Aは、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレンオキシ、或いは
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;そして
Bは、
窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい。
本発明のもう一つの態様において、Rは、−A−Bであり、ここにおいて、
Aは、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン、或いは
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;そして
Bは、
窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい。
本発明のもう一つの態様において、Rは、−A−Bであり、ここにおいて、
Aは、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン;或いは
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;そして
Bは、
窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい。
本発明の更なる態様において、Rは、−A−Bであり、ここにおいて、
Aは、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン、或いは
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;そして
Bは、
−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって、それぞれ所望により置換されていてもよいフェニル環又はピリジン−4−イル環であり、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい。
本発明の更なる態様において、Rは、−A−Bであり、ここにおいて、
Aは、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン、或いは
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;そして
Bは、
−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいフェニル環であり、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい。
本発明の更なる態様において、Rは、−A−Bであり、ここにおいて、
Aは、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレンであり;そして
Bは、
−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって、それぞれ所望により置換されていてもよいフェニル環又はピリジン−4−イル環であり、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい。
本発明の更なる態様において、Rは、−A−Bであり、ここにおいて、
Aは、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレンであり;そして
Bは、
−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいフェニル環であり、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい。
本発明の更なる態様において、Rは、−A−Bであり、ここにおいて、
Aは、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;そして
Bは、
−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって、それぞれ所望により置換されていてもよいフェニル環又はピリジン−4−イル環であり、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい。
本発明の更なる態様において、Rは、−A−Bであり、ここにおいて、
Aは、−CHCH−又は−OCH−であり;そして
Bは、
−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって、それぞれ所望により置換されていてもよいフェニル環又はピリジン−4−イル環であり、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい。
本発明の更なる態様において、Rは、−A−Bであり、ここにおいて、
Aは、−CHCH−又は−OCH−であり;そして
Bは、
−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいフェニル環であり、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい。
本発明の更なる態様において、Rは、−A−Bであり、ここにおいて、
Aは、−CHCH−又は−OCH−であり;そして
Bは、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニル、−NR6162、−C(O)NR6364、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって、それぞれ所望により置換されていてもよいフェニル環又はピリジン−4−イル環であり、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい。
本発明の更なる態様において、Rは、−A−Bであり、ここにおいて、
Aは、−CHCH−又は−OCH−であり;そして
Bは、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニル、−NR6162、−C(O)NR6364、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって、それぞれ所望により置換されていてもよいフェニル環又はピリジン−4−イル環であり、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい。
61及びR62は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR61及びR62は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル、モルホリニル又はピペリジニルのような)を形成する。
63及びR64は、それぞれ独立に、水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)であるか、或いはR63及びR64は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和の複素環(ピロリジニル、モルホリニル又はピペリジニルのような)を形成する。
本発明の一つの態様において、Rは、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシのような)、C−Cシクロアルキル(シクロプロピル及びシクロブチルのような)[これらのぞれぞれは、ハロゲン(フッ素、塩素、臭素又はヨウ素のような)、C−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル、i−プロピルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる]、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような);C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)によって所望により置換されていてもよいシクロプロピル基;C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)及びシクロプロピルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシのような);C−Cアルキル基(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)及びシクロプロピルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいフェニルオキシ基;或いはAがC−アルキレンであり、そしてBが、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ又はシクロプロピルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいフェニル環である−A−Bである。
本発明のもう一つの態様において、Rは、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)[これは、ハロゲン(フッ素、塩素、臭素又はヨウ素のような)、C−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる]、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって置換されているC−Cアルキル基(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような);C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)及びシクロプロピルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような);C−Cアルキル基(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)及びシクロプロピルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいフェニルオキシ基;或いはAがC−アルキレン又はオキシC−アルキレンであり、そしてBが、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ又はC(O)NR6364から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいフェニル環である−A−Bである。
本発明の更なる付加的な側面において、Rは、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ヒドロキシメチル、シクロプロピル、メトキシプロピル、エトキシプロピル、フェニルエチル、p−メトキシフェニルエチル、m−メトキシフェニルエチル、3,5−ジメトキシフェニルエチル、i−プロポキシ、ベンジルオキシ、又は(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ基である。
本発明の更なる付加的な側面において、Rは、ヒドロキシメチル、メトキシプロピル、エトキシプロピル、フェニルエチル、2−(3−メトキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル、i−プロポキシ、ベンジルオキシ、(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ、2−(3−ヒドロキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジヒドロキシフェニル)エチル、(3−メトキシフェニル)メトキシ、[3−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、2−[3−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、2−[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、(3−ヒドロキシフェニル)メトキシ、(3,5−ジヒドロキシフェニル)メトキシ、(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)メトキシ、2−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)エチル、(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メトキシ、2−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)エチル、(3−メトキシ−5−メチル−フェニル)メトキシ、(3−フルオロフェニル)メトキシ、(3−クロロフェニル)メトキシ、2−(3−アミノフェニル)エチル、2−(5−メトキシチオフェン−2−イル)エチル、2−(2−フリル)エチル、(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)メトキシ又は2−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)エチル基である。
本発明の更なる付加的な側面において、Rは、ヒドロキシメチル、メトキシプロピル、エトキシプロピル、フェニルエチル、2−(3−メトキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル、i−プロポキシ、ベンジルオキシ、(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ、2−(3−ヒドロキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジヒドロキシフェニル)エチル、(3−メトキシフェニル)メトキシ、[3−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、2−[3−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、2−[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、2−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)エチル、(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メトキシ、2−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)エチル、(3−メトキシ−5−メチル−フェニル)メトキシ、(3−フルオロフェニル)メトキシ、(3−クロロフェニル)メトキシ、2−(3−アミノフェニル)エチル、2−(5−メトキシチオフェン−2−イル)エチル、2−(2−フリル)エチル又は2−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)エチル基である。
本発明の更なる付加的な側面において、Rは、ヒドロキシメチル、メトキシプロピル、エトキシプロピル、フェニルエチル、2−(3−メトキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル、i−プロポキシ、ベンジルオキシ、(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ、2−(3−ヒドロキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジヒドロキシフェニル)エチル、(3−メトキシフェニル)メトキシ、[3−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、2−[3−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、2−[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、2−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)エチル、(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メトキシ、2−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)エチル、(3−メトキシ−5−メチル−フェニル)メトキシ、(3−フルオロフェニル)メトキシ、(3−クロロフェニル)メトキシ、2−(3−アミノフェニル)エチル、2−(5−メトキシチオフェン−2−イル)エチル、2−(2−フリル)エチル又は2−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)エチル基である。
本発明の更なる付加的な側面において、Rは、ヒドロキシメチル、メトキシプロピル、エトキシプロピル、フェニルエチル、2−(3−メトキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル、i−プロポキシ、ベンジルオキシ、(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ、2−(3−ヒドロキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジヒドロキシフェニル)エチル、(3−メトキシフェニル)メトキシ、[3−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、2−[3−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、2−[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、(3−ヒドロキシフェニル)メトキシ、(3,5−ジヒドロキシフェニル)メトキシ、(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)メトキシ、又は2−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)エチル基である。
本発明のもう一つの態様において、Rは、水素又はC−Cアルキル基(メチル、エチル、n−プロピル、又はイソプロピルのような)である。
本発明の更なる側面において、Rは、水素又はメチルである。
本発明の更なる側面において、Rは、水素である。
本発明の更なる態様において、Rは、C−Cアルキル基;C−Cシクロアルキル基;オキソラン−2−イル基;CHN(CH基;−CONHMe基又は−CONH基である。
本発明の更なる態様において、Rは、C−Cアルキル基;C−Cシクロアルキル基;又は−CONH基である。
本発明の更なる側面において、Rは、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル又は−CONHである。
本発明の更なる側面において、Rは、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル又は−CONHである。
本発明の更なる側面において、Rは、メチル、シクロプロピル、シクロブチル又は−CONHである。
本発明の更なる側面において、Rは、メチル、シクロプロピル又は−CONHである。
本発明の更なる態様において、Rは、水素、C−Cアルキル基;C−Cシクロアルキル;C−Cアルコキシ基である。
本発明の更なる側面において、Rは、水素、メチル又はメトキシである。
本発明の更なる側面において、Rは、水素である。
本発明の一つの態様において:
が、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR、−C(O)NR、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、シアノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、シアノ及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR10、−C(O)NR1112(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR1718、−C(O)NR1920、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR2122、−C(O)NR2324、−SONR2526(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい4−ないし6−員のヘテロシクリル基、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、−NR2728、−C(O)NR2930(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3132、−C(O)NR3334、−SONR3536(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3738、−C(O)NR3940、−SONR4142(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいCアリールオキシ基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR4344、−C(O)NR4546、−SONR4748(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ、ジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ基、或いは
−A−Bであり、ここにおいて、Aは、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン、或いは
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレンオキシ、或いは
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;
Bは、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C3−6シクロアルキル、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよく;
は、水素であり;
は、水素であり;そして
ここにおいて、
(i)Rが、所望により置換されていてもよい4−ないし6−員のヘテロシクリル基、C−Cアルコキシ基、Cアリールオキシ基、5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ又は−A−B基である場合、
は、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル、−CONH又は−CONHMeであるか、
或いは(ii)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルキル又はC−Cシクロアルキル基である場合、
は、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル又は−CONHである、
式(I)の化合物、及び医薬的に受容可能なその塩の小集団が提供される。
本発明の一つの態様において:
が、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR、−C(O)NR、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、シアノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、シアノ及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR10、−C(O)NR1112(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR1718、−C(O)NR1920、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR2122、−C(O)NR2324、−SONR2526(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい4−ないし6−員のヘテロシクリル基、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、−NR2728、−C(O)NR2930(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3132、−C(O)NR3334、−SONR3536(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3738、−C(O)NR3940、−SONR4142(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいCアリールオキシ基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR4344、−C(O)NR4546、−SONR4748(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ、ジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ基、或いは
−A−Bであり、ここにおいて、Aは、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン、或いは
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレンオキシ、或いは
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;
Bは、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよく;
は、水素であり;
は、水素であり;そして
ここにおいて、
(i)Rが、所望により置換されていてもよい4−ないし6−員のヘテロシクリル基、C−Cアルコキシ基、Cアリールオキシ基、5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ又は−A−B基である場合、
は、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル、−CONH又は−CONHMeであるか、
或いは(ii)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルキル又はC−Cシクロアルキル基である場合、
は、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル又は−CONHである、
式(I)の化合物、及び医薬的に受容可能なその塩の小集団が提供される。
本発明の一つの態様において:
が、
−Cアルコキシ(これは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、シアノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、−NR2728、−C(O)NR2930(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3132、−C(O)NR3334、−SONR3536(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3738、−C(O)NR3940、−SONR4142(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいCアリールオキシ基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR4344、−C(O)NR4546、−SONR4748(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ、ジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ基、或いは
−A−Bであり、ここにおいて、Aは、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン、或いは
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;
Bは、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよく;
は、水素であり;
は、水素であり;そして
ここにおいて、
(i)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、Cアリールオキシ基、5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ又は−A−B基である場合、
は、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル、−CONH又は−CONHMeであるか、
或いは(ii)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基である場合、
は、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル又は−CONHである、
式(I)の化合物、及び医薬的に受容可能なその塩の小集団が提供される。
本発明の一つの態様において:
が、
−Cアルコキシ(これは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、シアノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、−NR2728、−C(O)NR2930(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3132、−C(O)NR3334、−SONR3536(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3738、−C(O)NR3940、−SONR4142(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいCアリールオキシ基、
−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR4344、−C(O)NR4546、−SONR4748(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ、ジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ基、或いは
−A−Bであり、ここにおいて、Aは、
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン、或いは
−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;
Bは、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよく;
は、水素であり;
は、水素であり;そして
ここにおいて、
(i)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、Cアリールオキシ基、5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ又は−A−B基である場合、
は、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル、−CONH又は−CONHMeであるか、
或いは(ii)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基である場合、
は、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル又は−CONHである、
式(I)の化合物、及び医薬的に受容可能なその塩の小集団が提供される。
本発明の一つの態様において:
が、
−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)、C−Cシクロアルキル(シクロプロピル及びシクロブチルのような)、[これらのそれぞれは、ハロゲン(フッ素、塩素、臭素又はヨウ素のような)、C−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる]、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような)、
−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)によって所望により置換されていてもよいシクロプロピル基、
−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)及びシクロプロピルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)、
−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)及びシクロプロピルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいフェニルオキシ基、或いは
−A−Bであり、ここにおいて、Aは、C−アルキレンであり、そしてBは、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ又はシクロプロピルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいフェニル環であり;
は、水素又はメチルであり;
は、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル又は−CONHであり;そして
は、水素、メチル又はメトキシであるか、
或いは医薬的に受容可能なその塩である、
式(I)の化合物、及び医薬的に受容可能なその塩の小集団が提供される。
本発明の一つの態様において:
が、
−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)、C−Cシクロアルキル(シクロプロピル及びシクロブチルのような)、[これらのそれぞれは、ハロゲン(フッ素、塩素、臭素又はヨウ素のような)、C−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる]、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような)、
−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)によって所望により置換されていてもよいシクロプロピル基、
−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)及びシクロプロピルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)、
−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)及びシクロプロピルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいフェニルオキシ基、或いは
−A−Bであり、ここにおいて、Aは、C−アルキレンであり、そしてBは、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ又はシクロプロピルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいピリジン−4−イル環であり;
は、水素又はメチルであり;
は、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル又は−CONHであり;そして
は、水素、メチル又はメトキシであるか、
或いは医薬的に受容可能なその塩である、
式(I)の化合物、及び医薬的に受容可能なその塩の小集団が提供される。
本発明の一つの態様において:
が、
−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)、C−Cシクロアルキル(シクロプロピル及びシクロブチルのような)、[これらのそれぞれは、ハロゲン(フッ素、塩素、臭素又はヨウ素のような)、C−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる]、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような)、
−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)によって所望により置換されていてもよいシクロプロピル基、
−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)及びシクロプロピルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)、
−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)及びシクロプロピルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいフェニルオキシ基、或いは
−A−Bであり、ここにおいて、Aは、オキシC−アルキレンであり、そしてBは、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ又はシクロプロピルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって、それぞれ所望により置換されていてもよいフェニル環又はピリジン−4−イル環であり;
は、水素又はメチルであり;
は、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル又は−CONHであり;そして
は、水素、メチル又はメトキシであるか、
或いは医薬的に受容可能なその塩である、
式(I)の化合物、及び医薬的に受容可能なその塩の小集団が提供される。
本発明のもう一つの態様において:
が、
−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)[これは、ハロゲン(フッ素、塩素、臭素又はヨウ素のような)、C−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる]、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような)、
−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)及びシクロプロピルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)、或いは
−A−Bであり、ここにおいて、Aは、C−アルキレン又はオキシC−アルキレンであり、そしてBは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ又はCONR6364から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいフェニル環であり;
は、水素であり;
は、水素であり;そして
ここにおいて、
(i)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、フェノキシオキシ基又は−A−B基である場合、
は、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル、−CONH又は−CONHMeであるか、
或いは(ii)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基である場合、
は、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル又は−CONHである、
式(I)の化合物、及び医薬的に受容可能なその塩の小集団が提供される。
本発明のもう一つの態様において:
が、
−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)[これは、ハロゲン(フッ素、塩素、臭素又はヨウ素のような)、C−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる]、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような)、
−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)及びシクロプロピルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)、或いは
−A−Bであり、ここにおいて、Aは、C−アルキレン又はオキシC−アルキレンであり、そしてBは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ又はCONR6364から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいピリジン−4−イル環であり;
は、水素であり;
は、水素であり;そして
ここにおいて、
(i)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、フェノキシオキシ基又は−A−B基である場合、
は、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル、−CONH又は−CONHMeであるか、
或いは(ii)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基である場合、
は、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル又は−CONHである、
式(I)の化合物、及び医薬的に受容可能なその塩の小集団が提供される。
本発明の更なる側面において:
が、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ヒドロキシメチル、シクロプロピル、メトキシプロピル、エトキシプロピル、フェニルエチル、p−メトキシフェニルエチル、m−メトキシフェニルエチル、又は(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシであり;
は、水素又はメチルであり;
は、メチル、シクロプロピル又は−CONHであり;そして
は、水素、メチル又はメトキシである;
式(I)の化合物、及び医薬的に受容可能なその塩が提供される。
本発明の更なる側面において:
が、ヒドロキシメチル、メトキシプロピル、エトキシプロピル、フェニルエチル、2−(3−メトキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル、i−プロポキシ、ベンジルオキシ、(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ、2−(3−ヒドロキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジヒドロキシフェニル)エチル、(3−メトキシフェニル)メトキシ、[3−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、2−[3−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、2−[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、(3−ヒドロキシフェニル)メトキシ、(3,5−ジヒドロキシフェニル)メトキシ、(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)メトキシ、又は2−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)エチル基であり;
は、水素であり;
は、メチル、シクロプロピル、シクロブチル又は−CONHであり;そして
は、水素である、
式(I)(上記に示したとおりの)の化合物、及び医薬的に受容可能なその塩が提供される。
本発明の更なる側面において:
が、ヒドロキシメチル、メトキシプロピル、エトキシプロピル、フェニルエチル、2−(3−メトキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル、i−プロポキシ、ベンジルオキシ、(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ、2−(3−ヒドロキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジヒドロキシフェニル)エチル、(3−メトキシフェニル)メトキシ、[3−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、2−[3−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、2−[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、(3−ヒドロキシフェニル)メトキシ、(3,5−ジヒドロキシフェニル)メトキシ、(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)メトキシ、2−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)エチル、(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メトキシ、2−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)エチル、(3−メトキシ−5−メチル−フェニル)メトキシ、(3−フルオロフェニル)メトキシ、(3−クロロフェニル)メトキシ、2−(3−アミノフェニル)エチル、2−(5−メトキシチオフェン−2−イル)エチル、2−(2−フリル)エチル、(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)メトキシ又は2−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)エチル基であり;
は、水素であり;
は、メチル、シクロプロピル、シクロブチル又は−CONHであり;そして
は、水素である、
式(I)の化合物(上記で示したとおりの)、及び医薬的に受容可能なその塩が提供される。
本発明の更なる側面において:
が、ヒドロキシメチル、メトキシプロピル、エトキシプロピル、フェニルエチル、2−(3−メトキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル、i−プロポキシ、ベンジルオキシ、(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ、2−(3−ヒドロキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジヒドロキシフェニル)エチル、(3−メトキシフェニル)メトキシ、[3−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、2−[3−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、2−[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、(3−ヒドロキシフェニル)メトキシ、(3,5−ジヒドロキシフェニル)メトキシ、(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)メトキシ、2−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)エチル、(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メトキシ、2−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)エチル、(3−メトキシ−5−メチル−フェニル)メトキシ、(3−フルオロフェニル)メトキシ、(3−クロロフェニル)メトキシ、2−(3−アミノフェニル)エチル、2−(5−メトキシチオフェン−2−イル)エチル、2−(2−フリル)エチル又は2−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)エチル基であり;
は、水素であり;
は、メチル、シクロプロピル、シクロブチル又は−CONHであり;そして
は、水素である、
式(I)の化合物(上記で示したとおりの)、及び医薬的に受容可能なその塩が提供される。
本発明の化合物の例は:
N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−メチル−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
5−[[[4−[(5−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]イソオキサゾール−3−カルボキシアミド、
[5−[[2−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]メタノール、
N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロピル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロピル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
5−[[[4−[(5−プロピル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]イソオキサゾール−3−カルボキシアミド、
N’−(5−シクロプロピル−2H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−シクロプロピル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
5−[[[4−[(5−シクロプロピル−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]イソオキサゾール−3−カルボキシアミド、
N’−[5−(3−メトキシプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(3−メトキシプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
5−[[[4−[[5−(3−メトキシプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]イソオキサゾール−3−カルボキシアミド、
N’−[5−(3−エトキシプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(3−エトキシプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
5−[[[4−[[5−(3−エトキシプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]イソオキサゾール−3−カルボキシアミド、
N’−[5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
5−[[[4−[[5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]イソオキサゾール−3−カルボキシアミド、
N’−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N’−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
5−[[[4−[[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]イソオキサゾール−3−カルボキシアミド、
N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−フェネチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
N’−(5−イソプロポキシ−2H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−イソプロポキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
N’−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチル−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−イソプロポキシ−2H−ピラゾール−3−イル)−6−メチル−ピリミジン−2,4−ジアミン、
N’−(5−イソプロポキシ−2H−ピラゾール−3−イル)−6−メトキシ−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−イソプロポキシ−2H−ピラゾール−3−イル)−6−メトキシ−ピリミジン−2,4−ジアミン、
N’−(5−ベンジルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N’−[5−[(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
5−[[[4−[[5−(ヒドロキシメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド、
N−[(3−シクロブチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(3−メトキシプロピル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N’−[5−[2−(2−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩、
N’−[5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−ピリミジン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N’−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−ピリミジン−2−イル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(フェノキシメチル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−シクロプロピル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(フェノキシメチル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
5−[[[4−[[5−(フェノキシメチル)−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド、
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(4−フェニルメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(3−フェニルメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(2−フェニルメトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩、
N’−[5−[2−[3−(2−メトキシエトキシ)フェニル]エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
3−[2−[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]フェノール、
N’−[5−[2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
5−[2−[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]ベンゼン−1,3−ジオール、
N’−[5−[(3,5−ジメトキシフェノキシ)メチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N’−[5−[2−(2,5−ジメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N’−[5−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩、
N’−[5−[2−(4−メトキシ−2−メチル−フェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
3−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−2H−ピラゾール−3−イル]エチル]ベンゾニトリル、
N’−[5−[2−(3−フルオロ−5−メチル−フェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
5−[[[4−[(5−フェネチル−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド、
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(3−メチルフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩、
N’−[5−[2−(3−ブロモフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩、
N’−[5−(2−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルエチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(3−モルホリン−4−イルフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N’−[5−[(3−エチルフェニル)メトキシ]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
−[5−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N−[5−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
5−[[[4−[(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]1,2−オキサゾール−3−カルボン酸エチル、
5−[[[4−[(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド、
N−メチル−5−[[[4−[(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド、
N,N−ジメチル−5−[[[4−[(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド、
N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−ピリミジン−5−イル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−ピリミジン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[[3−(オキソラン−3−イル)1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[[3−(オキソラン−2−イル)1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[[3−(オキサン−4−イル)1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
N’−(5−エトキシ−1H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[(3−モルホリン−4−イルフェニル)メトキシ]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[(3−メチルスルホニルオキシフェニル)メトキシ]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]フェニル]カルバミン酸tert−ブチル、
[3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]フェニル]−モルホリン−4−イル−メタノン、
N−メチル−3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]ベンズアミド、
3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−2H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]ベンゾニトリル塩酸塩、
N’−[5−[(3−クロロフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩、
N’−[5−[(3−フルオロフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩、
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩、
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩、
3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]安息香酸メチル塩酸塩、
3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]安息香酸、
N’−[5−[(4−フルオロ−3−メトキシ−フェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩、
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(2−フェノキシエトキシ)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−チオフェン−2−イル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
N’−[5−(2−フリル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(3−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N’−[5−[2−(2−フリル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N’−[5−(3−フリルメトキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(オキソラン−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N’−[5−[2−(3−フリル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−シクロプロピル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(2−フリル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
5−[[[4−[[5−[2−(2−フリル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド、
N’−[5−[2−(2−フリル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−ピリミジン−2−イル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(オキサン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩、
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(2−ピリジン−3−イルエチル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(2−ピリジン−4−イルエチル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、及び
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(4−メチルチオフェン−2−イル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
N’−[5−[2−(2,5−ジメチルピラゾール−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
N’−[5−[2−(1−メチルイミダゾール−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
N’−(5−シクロペンチル−1H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
N’−(5−シクロペンチル−2H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(2−フリル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
3−[2−[5−[[2−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]フェノール
N’−[5−[2−[5−(ジメチルアミノメチル)−2−フリル]エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
N−[(3−シクロブチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン
N’−(5−シクロペンチル−2H−ピラゾール−3−イル)−N−[[3−(オキソラン−2−イル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(2−メチルプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−フェニルメトキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン
N’−[5−[2−(3−クロロ−5−フルオロ−フェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
N’−[5−[2−[3−(アミノメチル)フェニル]エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
N,N−ジメチル−3−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−2H−ピラゾール−3−イル]エチル]ベンズアミド
N’−[5−[2−(2,6−ジメトキシピリミジン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
[5−[[[4−[[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−イル]メタノール
N’−[5−[2−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
3−[2−[5−[[2−[[3−(ジメチルアミノメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]フェノール
5−[[[4−[[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−N−メチル−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド
5−[[[4−[[5−[2−(3−ヒドロキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−N−メチル−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド
N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−[[[4−[[5−[2−[3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド
N’−[5−[2−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
N’−[5−[2−(3−アミノフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−[[[4−[[5−[2−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド
N−[[3−(ジメチルアミノメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]−N’−[5−[2−(5−メトキシピリジン−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
3−[2−[5−[[2−[[3−(ジメチルアミノメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]フェノール
3−メトキシ−N−メチル−5−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]ベンズアミド
N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(3−ピリミジン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩
6−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−2H−ピラゾール−3−イル]エチル]−1H−ピリジン−2−オン二塩酸塩
N−[[3−(ジメチルアミノメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]−N’−[5−[2−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
N’−[5−[2−(5−メトキシピリジン−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
N−[3−メトキシ−5−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−2H−ピラゾール−3−イル]エチル]フェニル]アセトアミド
5−[[[4−[[5−[2−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド
N−メチル−3−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]ベンズアミド
N,3−ジメチル−5−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]ベンズアミド
4−メトキシ−N−メチル−6−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]ピリジン−2−カルボキシアミド
N’−[5−[(3−メトキシ−5−メチル−フェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
N’−[5−[(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
N’−[5−[(4−メトキシピリジン−2−イル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
N’−[5−[2−(5−メトキシチオフェン−2−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
N’−[5−[2−(2−メトキシ−1,3−チアゾール−5−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン
N−[[3−(3−メチルオキセタン−3−イル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン
N−[[3−(1−メチルシクロプロピル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン
N’−(5−メトキシ−2H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
又はこれらのいずれか一つの医薬的に受容可能な塩、
を含む。
本発明のもう一つの側面において、本発明の特別な化合物は、実施例のいずれか一つ又はそのいずれか一つの医薬的に受容可能な塩である。
本発明の更なる側面において、実施例のいずれか一つから選択される化合物が提供される。
本発明の更なる側面において、本発明の特別な化合物は、実施例1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120又は121のいずれか一つ、或いはそのいずれか一つの医薬的に受容可能な塩である。
本発明の更なる側面において、実施例3、6、7、9、10、13、14、15、16、21、28、29、41、42、43、44、56、57、66、67、68、69、71、73、84、91、93、94、97、102、103、111、124、126、128、129、131、132、135、141、27、52、53、54、61、62、70、72、107、120、1、2、4、8、12、17、18、19、1 20、23、24、25、26、31、32、33、34、35、37、38、39、40、45、46、47、48、49、50、51、55、63、64、65、74、76、77、78、79、80、81、82、83、85、86、88、89、90、92、95、96、98、100、104、105、106、108、109、110、112、113、114、115、116、117、121、122、123、125、130、133、136、137、138、139、140、142、143 5、22、36、58、59、60、75、87、99、101、118、119、127及び134のいずれか一つから選択される化合物が提供される。
本発明の更なる側面において、実施例3、6、7、9、10、13、14、15、16、21、28、29、41、42、43、44、56、57、66、67、68、69、71、73、84、91、93、94、97、102、103、111、124、126、128、129、131、132、135、141、27、30、52、53、54、61、62、70、72、107、120、
1、2、4、8、12、17、18、19、1 20、23、24、25、26、31、32、33、34、35、37、38、39、40、45、46、47、48、49、50、51、55、63、64、65、74、76、77、78、79、80、81、82、83、85、86、88、89、90、92、95、96、98、100、104、105、106、108、109、110、112、113、114、115、116、117、121、122、123、125、130、133、136、137、138、139、140、142及び143のいずれか一つから選択される化合物が提供される。
本発明の更なる側面において、実施例3、6、7、9、10、13、14、15、16、21、28、29、41、42、43、44、56、57、66、67、68、69、71、73、84、91、93、94、97、102、103、111、124、126、128、129、131、132、135、141、27、30、52、53、54、61、62、70、72、107、及び120のいずれか一つから選択される化合物が提供される。
本発明の更なる側面において、実施例3、6、7、9、10、13、14、15、16、21、28、29、41、42、43、44、56、57、66、67、68、69、71、73、84、91、93、94、97、102、103、111、124、126、128、129、131、132、135及び141のいずれか一つから選択される化合物が提供される。
本発明の更なる側面において、実施例66、67、68、69、71、84、102、70、76、77、78、79、80、81、82、83、85、86、及び75のいずれか一つから選択される化合物が提供される。
本発明の更なる側面において、実施例66、67、68、69、71、84、102、70、76、77、78、79、80、81、82、83、85及び86のいずれか一つから選択される化合物が提供される。
本発明の更なる側面において、実施例66、67、68、69、71、84、102及び70のいずれか一つから選択される化合物が提供される。
本発明の更なる側面において、実施例66、67、68、69、71、84及び102のいずれか一つから選択される化合物が提供される。
本発明の更なる側面において、実施例28、29、41、42、43、44、56、57、111、124、126、128、129、132、141、73、91、93、94、97、103、131、135、27、30、52、53、54、61、62、107、135、72、24、25、26、31、32、33、34、35、37、38、39、40、45、46、47、48、49、50、51、55、63、64、65、106、109、110、112、113、115、116、117、121、122、123、125、130、133、136、138、139、140、142、143、74、88、89、90、92、95、96、98、100、108、137、58、59、60、118、119、127、134、36、87、99及び101のいずれか一つから選択される化合物が提供される。
本発明の更なる側面において、実施例28、29、41、42、43、44、56、57、111、124、126、128、129、132、141、73、91、93、94、97、103、131、135、27、30、52、53、54、61、62、107、135、72、73、91、93、94、97、103、131、135、24、25、26、31、32、33、34、35、37、38、39、40、45、46、47、48、49、50、51、55、63、64、65、106、109、110、112、113、115、116、117、121、122、123、125、130、133、136、138、139、140、142、143、74、88、89、90、92、95、96、98、100、108及び137のいずれか一つから選択される化合物が提供される。
本発明の更なる側面において、実施例28、29、41、42、43、44、56、57、111、124、126、128、129、132、141、73、91、93、94、97、103、131、135、27、30、52、53、54、61、62、107、111、124、126、128、129、132、135及び72のいずれか一つから選択される化合物が提供される。
本発明の更なる側面において、実施例28、29、41、42、43、44、56、57、111、124、126、128、129、132、141、73、91、93、94、97、103、131及び135のいずれか一つから選択される化合物が提供される。
本発明は、更に本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩の調製のための方法を提供し、これは:
(i)以下の式(IV):
Figure 2009541480
[式中、Xは、脱離基(例えばハロゲン或いはメタンスルファニルのようなスルファニル又はメタンスルホニルオキシ若しくはトルエン−4−スルホニルオキシのようなスルホニルオキシ)であり、Zは、水素又はハロゲンであり、そしてR及びRは、本明細書中で式(I)の化合物のために定義したとおりである]
の化合物を、以下の式(V):
Figure 2009541480
[式中、R及びRは、本明細書中で式(I)の化合物のために定義したとおりである]
の化合物と反応させて、
Zが水素である場合、式(I)の化合物を、又は
Zがハロゲンである場合、以下の式(VI):
Figure 2009541480
の化合物を
得ること;
そして(ii)Zがハロゲンである場合、所望により式(VI)の化合物を、脱ハロゲン試薬と反応させて、式(I)の化合物を得ること;
そして所望により(i)又は(ii)の後、以下:
・得られた化合物を更なる本発明の化合物に転換する
・化合物の医薬的に受容可能な塩を形成する
の一つ又はそれより多くを行うこと;
を含んでなる。
工程(i)は、好都合には、2−メトキシエタノール、1−メチルピロリジノン、ブタノール又はジメチルアセトアミドのような適した溶媒中で、90−200℃の範囲の温度で、所望によりマイクロ波照射で行うことができる。反応は、適した酸又は塩基、例えば塩酸若しくは硫酸のような無機酸、又は酢酸若しくはギ酸のような有機酸(又は適したルイス酸)、或いは炭酸ナトリウムのような無機塩基、又はN,N−ジイソプロピルエチルアミンのような有機塩基の存在中或いは非存在中で行うことができる。
所望による脱ハロゲンは、都合よくはエタノールのような適した溶媒中で、水素の雰囲気下の炭素上の5−20%パラジウムのような適した触媒の存在中で行うことができる。
式(IV)の化合物は、以下の式(II):
Figure 2009541480
[式中、Rは、本明細書中で式(I)の化合物のために定義したとおりである]
の化合物を、以下の式(III):
Figure 2009541480
[式中、X及びYは、それぞれ独立に脱離基(例えばハロゲン或いはメタンスルファニルのようなスルファニル又はメタンスルホニルオキシ若しくはトルエン−4−スルホニルオキシのようなスルホニルオキシ)であり、Zは、水素又はハロゲンであり、そしてRは、本明細書中で式(I)の化合物のために定義したとおりである]
の化合物と反応させることによって調製して、以下の式(IV):
Figure 2009541480
の化合物を得ることができる。
この反応は、好都合には、エタノール、ブタノール、トルエン又は1−メチルピロリド−2−オンのような適した溶媒の存在中で、所望により適した酸又は塩基、例えば塩酸若しくは硫酸のような無機酸、又は酢酸若しくはギ酸のような有機酸(又は適したルイス酸)、或いは炭酸ナトリウムのような無機塩基、又はN,N−ジイソプロピルエチルアミンのような有機塩基の存在中で、0℃ないし還流の範囲の温度で行うことができる。
本発明の更なる側面において、本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩の調製のための方法が提供され、これは:
以下の式(IX):
Figure 2009541480
[式中、Yは、クロロのような脱離基であり、そしてR、R及びRは、本明細書中で式(I)の化合物のために定義したとおりである]
の化合物を、以下の式(II):
Figure 2009541480
[式中、Rは、本明細書中で式(I)の化合物のために定義したとおりである]
の化合物と反応させること;
そして所望により以下:
・得られた化合物を更なる本発明の化合物に転換する
・化合物の医薬的に受容可能な塩を形成する
の一つ又はそれより多くを行うこと;
を含んでなる。
この方法は、好都合には、1−メチルピロリジノン又はジメチルアセトアミドのような適した溶媒中で、ジオキサン中の塩化水素のような適した酸の存在中で、90ないし120℃の範囲の温度で行うことができる。
式(IX)の化合物は:
(a)以下の式(VII):
Figure 2009541480
[式中、Rは、本明細書中で式(I)の化合物のために定義したとおりであり、そしてXは、脱離基(例えばハロゲン或いはメタンスルファニルのようなスルファニル又はメタンスルホニルオキシ若しくはトルエン−4−スルホニルオキシのようなスルホニルオキシ)である]
の化合物を、以下の式(V):
Figure 2009541480
[式中、R及びRは、本明細書中で式(I)の化合物のために定義したとおりである]
の化合物と反応させて、以下の式(VIII):
Figure 2009541480
の化合物を得ること;
並びに、
(b)式(VIII)の化合物を、塩素化剤と、以下の式(IX):
Figure 2009541480
[式中、Yは、クロロのような脱離基である]
のために反応させることによる;
によって調製することができる。
工程(a)は、好都合には、ジグリムような適した溶媒中で、N,N−ジイソプロピルエチルアミンのような適した塩基の存在中で、120−180℃の範囲の温度で行うことができる。
工程(b)は、好都合には、オキシ塩化リンのような適した塩素化剤を伴うトルエンのような適した溶媒中で、N,N−ジイソプロピルエチルアミンのような適した塩基の存在中で、60ないし100℃の範囲の温度で行うことができる。
本発明のなお更なる側面において、本明細書中で先に定義したとおりの、しかしRが、C−Cアルコキシ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−C−Cアルキルアミノ、−NR5455、又は−S(O)56で所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基である式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩の調製のための方法が提供され、これは:
以下の式(XII):
Figure 2009541480
の化合物を、以下の式(XIII):
H−R
(XIII)
[式中、Rは、
−Cアルコキシ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−C−Cアルキルアミノ、−NR5455、又は−S(O)56で所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基であり、ここにおいてy=0である]
の化合物と反応させること;
そしてRが、y=0である−S(O)56である場合、所望により酸化剤と反応させ、そして所望により以下:
・得られた化合物を更なる本発明の化合物に転換する
・化合物の医薬的に受容可能な塩を形成する
の一つ又はそれより多くを行うこと;
を含んでなる。
反応は、好都合には、1−メチルピロリジノン、ジメチルアセトアミド又は溶媒として使用される式(XIII)の化合物のような適した溶媒中で、N,N−ジイソプロピルエチルアミン又は水素化ナトリウムのような適した塩基の存在中で、80ないし200℃の範囲の温度で、所望によりマイクロ波照射で行うことができる。
式(XII)の化合物は:
(1)以下の式(X):
Figure 2009541480
[式中、X、Y及びAは、それぞれ独立に脱離基(例えばハロゲン或いはメタンスルファニルのようなスルファニル又はメタンスルホニルオキシ若しくはトルエン−4−スルホニルオキシのようなスルホニルオキシのような)である]
の化合物を、以下の式(II):
Figure 2009541480
[式中、Rは、本明細書中で式(I)の化合物のために定義したとおりである]
の化合物と反応させて、以下の式(XI):
Figure 2009541480
の化合物を得ること;
そして、
(2)式(XI)の化合物を、以下の式(V):
Figure 2009541480
[式中、R及びRは、本明細書中で式(I)の化合物のために定義したとおりである]
の化合物と反応させて、以下の式(XII):
Figure 2009541480
の化合物を得ること;
によって得ることができる。
工程(1)は、好都合には、エタノールのような適した溶媒中で、炭酸ナトリウム又はN,N−ジイソプロピルエチルアミンのような適した塩基の存在中で、0ないし25℃の範囲の温度で行うことができる。
工程(2)は、好都合には、ブタノール、ヘキサノール、1−メチルピロリジノン又はジメチルアセトアミドのような適した溶媒中で、N,N−ジイソプロピルエチルアミンのような適した塩基の存在中で、80ないし120℃の範囲の温度で行うことができる。
式(II)、(III)、(V)、(VII)、(X)及び(XIII)の化合物は、商業的に入手可能であるか、文献中で既知であるか、又は既知の技術を使用して調製することができるかのいずれかである。
本発明のなお更なる側面において、本明細書中で先に定義したとおりの、しかしRが、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−C−Cアルキルアミノ、−NR5455で所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基である式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩の調製のための方法が提供され、これは:
以下の式(XIV):
Figure 2009541480
[式中、Wは、脱離基(又は脱離基に転換することができる)(ハロゲン或いはメタンスルファニルのようなスルファニル又はメタンスルホニルオキシのようなスルホニルオキシのような)である]
の化合物を、モノ−C−Cアルキルアミノ、ジ−C−Cアルキルアミノ及び以下の式(XV):
H−NR5455
(XV)
の化合物から選択される化合物と反応させ;
そして所望により以下:
・得られた化合物を更なる本発明の化合物に転換する
・化合物の医薬的に受容可能な塩を形成する
の一つ又はそれより多くを行うこと;
を含んでなる。
この反応は、好都合には、ジクロロメタン又はテトラヒドロフランのような適した溶媒中で、室温で行うことができる。
式(XIV)の化合物は、式(I)の化合物の合成のために先に概要を記載した方法のいずれかによって得ることができる。
式(XV)の化合物は、商業的に入手可能であるか、文献中で既知であるか、又は既知の技術を使用して調製することができるかのいずれかである。
式(I)の化合物は、標準的な方法を使用して、更なる式(I)の化合物に転換することができる。使用することができる転換反応の種類の例は、芳香族置換反応による置換基の導入、置換基の還元、置換基のアルキル化、置換基の脱アルキル及び置換基の酸化を含む。このような方法のための試薬及び反応条件は、化学技術において公知である。芳香族置換反応の特別な例は、濃硝酸を使用するニトロ基の導入;例えばアシルハロゲン化物及びルイス酸(三塩化アルミニウムのような)を、フリーデルクラフツ条件下で使用するアシル基の導入;例えばアルキルハロゲン化物及びルイス酸(三塩化アルミニウムのような)を、フリーデルクラフツ条件下で使用するアルキル基の導入;並びにハロゲノ基の導入を含む。還元反応の特別な例は、ニッケル触媒による接触水素化、又は加熱を伴う塩酸の存在中の鉄による処理によるニトロ基のアミノ基への還元、或いは水素化アルミニウムリチウムによる処理によるシアノ基のアミノ基への還元を含み;脱アルキル反応の特別な例は、三臭化ホウ素による処理によるメトキシ基のヒドロキシルへの転換を含み;そして酸化反応の特別な例は、アルキルチオのアルキルスルフィニル又はアルキルスルホニルへの酸化を含む。
本発明の方法において、出発試薬又は中間体化合物中のヒドロキシル又はアミノ基のようなある種の官能基を、保護基によって保護することが必要なことであり得ることは当業者によって認識されるものである。従って、式(I)の化合物の調製は、各種の段階において、一つ又はそれより多い保護基の付加及び除去を含むことができる。
官能基の保護及び脱保護は、‘Protective Groups in Organic Chemistry’,edited by J.W.F.McOmie,Plenum Press(1973)及び‘Protective Groups in Organic Synthesis’,2nd edition,T.W.Greene and P.G.M.Wuts,Wiley−Interscience(1991)中に記載されている。
上記の式(I)の化合物は、医薬的に受容可能なその塩、好ましくは塩酸塩、臭化水素酸、リン酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩、メタンスルホン酸塩又はp−トルエンスルホン酸塩のような酸付加塩、或いはナトリウムウ又はカリウム塩のようなアルカリ金属塩に転換することができる。
式(I)のある種の化合物は、立体異性体の形態で存在することが可能である。本発明が、式(I)の化合物の全ての幾何及び光学異性体(アトロプ異性体を含む)並びにラセミ体を含むこれらの混合物の使用を包含することは理解されるものである。
式(I)のある種の化合物は、互変異性の形態で存在することが可能である。例えば、以下の5−[[[4−[[5−(ヒドロキシメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド:
Figure 2009541480
は、更に対応する以下の互変異性体5−[[[4−[[5−(ヒドロキシメチル)−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド:
Figure 2009541480
として存在することもできる。
他に記述されない場合、名称によって言及される化合物が、その化合物の全ての互変異性体を含むことは理解されることである。
互変異性体及びその混合物の使用も、更に本発明の一つの側面を形成する。
式(I)の化合物は、医薬としての、特にFGFR活性の調節剤又は阻害剤としての活性を有し、そして増殖性及び過剰増殖性の疾病/症状の治療において使用することができ、その例は、以下の癌:
(1)膀胱、脳、乳房、大腸、腎臓、肝臓、肺、卵巣、膵臓、前立腺、胃、子宮頚部、大腸、甲状腺及び皮膚のそれを含む癌腫;
(2)急性リンパ球性白血病、B−細胞リンパ腫及びバーキットリンパ腫を含むリンパ系の造血系腫瘍;
(3)急性及び慢性の骨髄性白血病及び前骨髄球性白血病を含む骨髄系の造血系腫瘍;
(4)線維肉腫及び横紋筋肉腫を含む間葉系由来の腫瘍;並びに
(5)黒色腫、性上皮腫、奇形癌腫、神経芽細胞腫及び神経膠腫を含む他の腫瘍;
を含む。
本発明の化合物は、乳房及び前立腺の腫瘍の治療において特に有用である。
従って、本発明は、治療における使用のための本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩を提供する。
更なる側面において、本発明は、治療における使用のための医薬の製造における、本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩の使用を提供する。
本明細書の文脈において、用語“治療”は、具体的な反対の指示がない限り、更に“予防”を含む。用語“治療的な”及び“治療的に”は、このように解釈されるべきである。
本発明は、更に治療的に有効な量の本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩を、それを必要とする患者に投与することを含んでなる、癌を治療する方法を提供する。
本発明は、なお更に治療的に有効な量の本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩を、それを必要とする患者に投与することを含んでなる、FGFR活性を調節する方法を提供する。
本出願人等は、本発明中に定義される化合物、又は医薬的に受容可能なその塩が、有効な抗癌剤であり、この特性は、そのFGFR阻害特性から起こると信じられることを見出した。従って本発明の化合物は、FGFRによって単独で又は部分的に仲介される疾病又は医学的症状の治療において有用であることが予想され、即ち化合物は、このような治療を必要とする温血動物において、FGFR阻害効果を生じるために使用することができる。
従って、本発明の化合物は、FGFRの阻害によって特徴付けられる癌を治療するための方法を提供する、即ちこの化合物は、FGFRの阻害によって単独で又は部分的に仲介される抗癌効果を生じるために使用することができる。
本発明のこのような化合物は、FGFR中の活性化突然変異が、制約するものではないが、黒色腫、甲状腺乳頭腫瘍、胆管癌、大腸、卵巣及び肺癌を含む多くのヒトの癌において観察されているために、広い範囲の抗癌特性を保有することが予想される。従って、本発明の化合物が、これらの癌に対する抗癌活性を保有するものであることが予想される。更に、本発明の化合物が、白血病、リンパ系腫瘍及び肝臓、腎臓、膀胱、前立腺、乳房及び膵臓のような組織の癌腫及び肉腫のような固形腫瘍の範囲に対して活性を保有するものであることが予想される。特に本発明のこのような化合物は、例えば乳房及び前立腺の原発性及び再発性の固形腫瘍の成長を好都合に減速することが予想される。更に特別に、本発明のこのような化合物、又は医薬的に受容可能なその塩は、FGFRに伴われる原発性及び再発性固形腫瘍、特に例えば乳房及び前立腺のある種の腫瘍を含むその成長及び伝播についてFGFRに有意に依存する腫瘍の成長を阻害することが予想される。
従って本発明のこの側面によれば、医薬としての使用のための、本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩が提供される。
本発明の更なる側面によれば、ヒトのような温血動物におけるFGFR阻害効果の産生における使用のための医薬の製造における、本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩の使用が提供される。
本発明のこの側面によれば、ヒトのような温血動物における抗癌効果の産生における使用のための医薬の製造における、本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩の使用が提供される。
本発明の更なる特徴によれば、黒色腫、乳頭様甲状腺腫瘍、胆管癌、大腸癌、卵巣癌、肺癌、白血病、リンパ系腫瘍、肝臓、腎臓、膀胱、前立腺、乳房及び膵臓の癌腫並びに肉腫、並びに皮膚、大腸、甲状腺、肺及び卵巣の原発性及び再発性固形腫瘍の治療における使用のための医薬の製造における、本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩の使用が提供される。
本発明の更なる側面によれば、ヒトのような温血動物におけるFGFR阻害効果の産生における、本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩の使用が提供される。
本発明のこの側面によれば、ヒトのような温血動物における抗癌効果の産生における、本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩の使用が提供される。
本発明の更なる特徴によれば、黒色腫、乳頭様甲状腺腫瘍、胆管癌、大腸癌、卵巣癌、肺癌、白血病、リンパ系腫瘍、肝臓、腎臓、膀胱、前立腺、乳房及び膵臓の癌腫並びに肉腫、並びに皮膚、大腸、甲状腺、肺及び卵巣の原発性及び再発性固形腫瘍の治療における、本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩の使用が提供される。
本発明のこの側面の更なる特徴によれば、FGFR阻害効果を生じるための、このような治療を必要とするヒトのような温血動物における、有効な量の本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩を前記動物に投与することを含んでなる方法が提供される。
本発明のこの側面の更なる特徴によれば、抗癌効果を生じるための、このような治療を必要とするヒトのような温血動物における、有効な量の本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩を前記動物に投与することを含んでなる方法が提供される。
本発明のこの側面の更なる特徴によれば、黒色腫、乳頭様甲状腺腫瘍、胆管癌、大腸癌、卵巣癌、肺癌、白血病、リンパ系腫瘍、肝臓、腎臓、膀胱、前立腺、乳房及び膵臓の癌腫並びに肉腫、並びに皮膚、大腸、甲状腺、肺及び卵巣の原発性及び再発性固形腫瘍を治療する、このような治療を必要とするヒトのような温血動物における、有効な量の本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩を前記動物に投与することを含んでなる方法が提供される。
本発明の更なる側面において、ヒトのような温血動物におけるFGFR阻害効果の産生における使用のための、本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩を医薬的に受容可能な希釈剤又は担体と共に含んでなる医薬組成物が提供される。
本発明の更なる側面において、ヒトのような温血動物における抗癌効果の産生における使用のための、本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩を、医薬的に受容可能な希釈剤又は担体と共に含んでなる医薬組成物が提供される。
本発明の更なる側面において、ヒトのような温血動物における黒色腫、乳頭様甲状腺腫瘍、胆管癌、大腸癌、卵巣癌、肺癌、白血病、リンパ系腫瘍、肝臓、腎臓、膀胱、前立腺、乳房及び膵臓の癌腫並びに肉腫、並びに皮膚、大腸、甲状腺、肺及び卵巣の原発性及び再発性固形腫瘍の治療における使用のための、本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩を、医薬的に受容可能な希釈剤又は担体と共に含んでなる医薬組成物が提供される。
式(I)の化合物及び医薬的に受容可能なその塩は、それ自体で使用することができるが、しかし一般的に、式(I)の化合物/塩/溶媒和物(活性成分)が、医薬的に受容可能なアジュバント、希釈剤又は担体を伴う、医薬組成物の形態で投与されるものである。投与の様式によるが、医薬組成物は、好ましくは0.05ないし99%w(重量パーセント)、更に好ましくは0.05ないし80%w、なお更に好ましくは0.10ないし70%w、そしてなお更に好ましくは0.10ないし50%wの活性成分を含んでなるものであり、全てのパーセントは、全成分に基づく重量による。
本発明は、更に本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩を、医薬的に受容可能なアジュバント、希釈剤又は担体と共に含んでなる医薬組成物を提供する。
本発明は、更に本明細書中で先に定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩を、医薬的に受容可能なアジュバント、希釈剤又は担体と混合することを含んでなる、本発明の医薬組成物の調製のための方法を提供する。
医薬組成物は、局所的に(例えば皮膚に、或いは肺又は気道に)、例えばクリーム、溶液、懸濁液、ヘプタフルオロアルカンエアゾール及び乾燥粉末製剤の形態で;或いは全身的に、例えば錠剤、カプセル、シロップ、粉末又は顆粒の形態の経口投与によって;或いは溶液又は懸濁液の形態の非経口投与によって;或いは皮下投与によって;或いは座薬の形態の直腸投与によって;或いは経皮的に投与することができる。
本発明の組成物は、慣用的な方法によって、当技術において公知の慣用的な医薬的賦形剤を使用して得ることができる。従って、経口使用を意図する組成物は、例えば、一つ又はそれより多い着色剤、甘味剤、芳香剤及び/又は保存剤を含有することができる。
錠剤の製剤のために適した医薬的に受容可能な賦形剤は、例えば、ラクトース、炭酸ナトリウム、リン酸カルシウム又は炭酸カルシウムのような不活性希釈剤、コーンスターチ又はアルギン酸のような顆粒化及び崩壊剤;デンプンのような結合剤;ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸又はタルクのような潤滑剤;−ヒドロキシ安息香酸エチル又はプロピルのような保存剤、並びにアスコルビン酸のような抗酸化剤を含む。錠剤の製剤は、被覆されていないか、或いはその崩壊性及び胃腸管内における活性成分のその後の吸収を改変するために、或いはその安定性及び/又は外観を改良するためのいずれかのために、いずれの場合も、当技術において公知の慣用的な被覆剤及び方法を使用して、被覆されていることができる。
経口使用のための組成物は、活性成分が不活性固体担体、例えば炭酸カルシウム、リン酸カルシウム又はカオリンと混合された硬質ゼラチンカプセル、或いは活性成分が水又はラッカセイ油、液体パラフィン、若しくはオリーブ油のような油と混合された軟質ゼラチンカプセルの形態であることができる。
水性懸濁液は、一般的に微細に粉砕された形態の活性成分を、一つ又はそれより多いカルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴム及びアラビアゴムのような懸濁剤;レシチン或いはアルキレンオキシドの脂肪酸との縮合生成物(例えばステアリン酸ポリオキシエチレン)、又はエチレンオキシドの長鎖脂肪族アルコールとの縮合生成物、例えばヘプタデカエチレンオキシセタノール、又はモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトールのようなエチレンオキシドの、脂肪酸及びヘキシトールから誘導された部分エステルとの縮合生成物、又はエチレンオキシドの長鎖脂肪族アルコールとの縮合生成物、例えばヘプタデカエチレンオキシセタノール、又はモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトールのようなエチレンオキシドの、脂肪酸及びヘキシトールから誘導された部分エステルとの縮合生成物、又はエチレンオキシドの、脂肪酸及びヘキシトール無水物から誘導された部分エステルとの縮合生成物、例えばモノオレイン酸ポリエチレンソルビタンのような分散又は湿潤剤と一緒に含有する。水性懸濁液は、更に一つ又はそれより多い保存剤(−ヒドロキシ安息香酸エチル又はプロピルのような、抗酸化剤(アスコルビン酸のような)、着色剤、芳香剤、及び/又は甘味剤(スクロース、サッカリン又はアスパルテームのような)を含有することもできる。
油性懸濁液は、活性成分を、植物油(ラッカセイ油、オリーブ油、ゴマ油又はヤシ油のような)又は鉱油(液体パラフィンのような)中に懸濁することによって調合することができる。油性懸濁液は、更に蜜蝋、硬質パラフィン又はセチルアルコールのような増粘剤を含有することもできる。先に記載したもののような甘味剤及び芳香剤を、口当たりのよい経口製剤を得るために加えることができる。これらの組成物は、アスコルビン酸のような抗酸化剤の添加によって保存することができる。
水の添加による水性懸濁液の調製のために適した分散性粉末及び顆粒は、一般的に活性成分を、分散又は湿潤剤、懸濁剤及び一つ又はそれより多い保存剤と一緒に含有する。適した分散又は湿潤剤及び懸濁剤は、既に先に記述したものによって例示されている。甘味剤、芳香剤及び着色剤のような更なる賦形剤も、更に存在することができる。
本発明の医薬組成物は、更に水中油乳液の形態であることもできる。油相は、オリーブ油若しくはラッカセイ油のような植物油又は例えば液体パラフィンのような鉱油或いはこれらのいずれもの混合物であることができる。適した乳化剤は、例えば、アラビアゴム又はトラガカントゴムのような天然に存在するゴム、ダイズ、レシチンのような天然に存在するリン脂質、脂肪酸及びヘキシトール無水物から誘導されるエステル又は部分エステル(例えばモノオレイン酸ソルビタン)及びモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンのようなこの部分エステルとエチレンオキシドとの縮合生成物であることができる。乳液は、更に甘味剤、芳香剤及び保存剤を含有することもできる。
シロップ及びエリキシルは、グリセロール、プロピレングリコール、ソルビトール、アスパルテーム又はスクロースのような甘味剤と調合することができ、そして更に粘滑剤、保存剤、芳香剤及び/又は着色剤を含有することもできる。
医薬組成物は、更に滅菌注射用水性又は油性懸濁液の形態であることもでき、これは、既知の方法によって一つ又はそれより多い先に記述した適当な分散又は湿潤剤及び懸濁剤を使用して調合することができる。滅菌注射用製剤は、更に非毒性の非経口的に受容可能な希釈剤又は溶媒中の滅菌注射用溶液或いは懸濁液、例えば1,3−ブタンジオール中の溶液であることもできる。
座薬の製剤は、活性成分を、通常の温度では固体であるが、しかし直腸の温度では液体であり、そして従って直腸で溶融して、薬物を放出するものである適した非刺激性の賦形剤と混合することによって調製することができる。適した賦形剤は、例えばココアバター及びポリエチレングリコールを含む。
クリーム、軟膏、ゲル及び水性又は油性溶液或いは懸濁液のような局所製剤は、一般的に活性成分を、慣用的な局所的に受容可能なベヒクル又は希釈剤と、当技術において公知の慣用的な方法を使用して調合することによって得ることができる。
通気による投与のための組成物は、例えば30μ又ははるかに小さい平均直径の粒子を含有する、微細に分割された粉末の形態であることができ、粉末自体は、活性成分を単独で、或いは一つ又はそれより多い生理学的に受容可能なラクトースのような担体で希釈されるかのいずれかで含んでなる。次いで通気のための粉末は、好都合には、例えば1ないし50mgの活性成分を含有するカプセル中に、既知の薬剤クロモグリク酸ナトリウムの通気のために使用されるようなターボ吸入器デバイスによる使用のために保持される。
吸入による投与のための組成物は、活性成分を、微細に分割された固体を含有するエアゾール又は液体の液滴としてのいずれかで分配するように準備された慣用的な加圧式エアゾールの形態であることができる。揮発性のフッ素化炭化水素又は炭化水素のような慣用的なエアゾール噴射剤を使用することができ、そしてエアゾールデバイスは、好都合には計量された量の活性成分を分配するように準備される。
製剤の更なる情報に関して、読者は、Comprehensive Medicinal Chemistry(Corwin Hansch;Chairman of Editorial Board),Pergamon Press 1990の第5巻の25.2章を参照されたい。
本発明の化合物の治療目的のための投与量の大きさは、症状の特質及び重篤度、動物又は患者の年齢及び性別、並びに投与の経路によって、医学の公知の理論に従って、当然変化するものである。
一般的に、本発明の化合物は、例えば体重のkg当り0.5mgないし75mgの範囲の日量の活性成分が、必要な場合分割投与で投与されるように投与されるものである。一般的に、非経口経路が使用される場合、より少ない投与量が投与されるものである。従って、例えば静脈投与において、例えば体重のkg当り0.5mgないし30mgの範囲の投与量の活性成分が、一般的に使用されるものである。同様に、吸入による投与において、例えば体重のkg当り0.5mgないし25mgの範囲の投与量の活性成分が、一般的に使用されるものである。然しながら、経口投与が好ましい。例えば、ヒトへの経口投与を意図する製剤は、一般的に例えば0.5mgないし2gの活性成分を含有するものである。
投与の経路及び投与管理の更なる情報に関して、読者は、Comprehensive Medicinal Chemistry(Corwin Hansch;Chairman of Editorial Board),Pergamon Press 1990の第5巻の25.3章を参照されたい。
本明細書中で先に定義した抗癌治療法は、単独の療法として適用することができるか、又は本発明の化合物に加えて、慣用的な外科手術或いは放射線療法又は化学療法を含むことができる。このような化学療法は、一つ又はそれより多い以下の分類の抗腫瘍剤を含むことができる:
(i)アルキル化剤(例えばシスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、シクロホスファミド、ナイトロジェンマスタード、メルファラン、クロランブシル、ブスルファン、テモゾロミド(temozolamide)及びニトロソ尿素);代謝拮抗剤(例えばゲムシタビン並びに5−フルオロウラシル及びテガフールのようなフルオロピリミジンのような葉酸代謝拮抗剤、ラルチトレキセド、メトトレキセート、シトシンアラビノシド及びヒドロキシ尿素);抗腫瘍性抗生物質(例えばアドリアマイシン、ブレオマイシン、ドキソルビシン、ダウノマイシン、エピルビシン、イダルビシン、マイトマイシン−C、ダクチノマイシン及びミトラマイシンのようなアントラサイクリン);抗有糸分裂剤(例えばビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシン及びビノレルビンのようなビンカアルカロイド、タキソール及びタキソテールのようなタキソイド、並びにポロキナーゼ阻害剤);及びトポイソメラーゼ阻害剤(例えばエトポシド及びテニポシドのようなエピポドフィロトキシン、アムサクリン、トポテカン並びにカンプトテシン)のような、腫瘍内科学において使用されるような、他の抗増殖性/抗悪性腫瘍性薬物及びこれらの組合せ;
(ii)抗エストロゲン剤(例えばタモキシフェン、フルベストラント、トレミフェン、ラロキシフェン、ドロロキシフェン及びイドキシフェン(iodoxyfene))、抗アンドロゲン剤(例えばビカルタミド、フルタミド、ニルタミド及び酢酸シプロテロン)、LHRHアンタゴニスト又はLHRHアゴニスト(例えばゴセレリン、リュープロレリン及びブセレリン)、プロゲストーゲン(例えば酢酸メゲストロール)、アロマターゼ阻害剤(例えばアナストロゾール、レトロゾール、ボロゾール(vorazole)及びエキセメスタン)及びフィナステリドのような5−レダクターゼの阻害剤のような、細胞分裂停止剤;
(iii)抗侵襲剤(例えば4−(6−クロロ−2,3−メチレンジオキシアニリノ)−7−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]−5−テトラヒドロピラン−4−イルオキシキナゾリン(AZD0530;国際特許出願WO01/94341)及びN−(2−クロロ−6−メチルフェニル)−2−{6−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]−2−メチルピリミジン−4−イルアミノ}チアゾール−5−カルボキシアミド(ダサチニブ、BMS−354825;J.Med.Chem.,2004,47,6658−6661)のようなc−Srcキナーゼファミリーの阻害剤、及びマリマスタットのようなメタロプロテイナーゼ阻害剤、ウロキナーゼプラスミノーゲン活性化因子受容体機能の阻害剤又はヘパラナーゼに対する抗体);
(iv)成長因子機能の阻害剤:例えばこのような阻害剤は、成長因子抗体及び成長因子受容体抗体(例えば抗erbB2抗体トラスツズマブ[ハーセプチンTM]、抗−EGFR抗体パニツムマブ、抗erbB1抗体セツキシマブ[エルビタックス、C225]及びStern et al.Critical reviews in oncology/haematology,2005,Vol.54,pp11−29によって開示されたいずれもの成長因子又は成長因子受容体抗体)を含む;このような阻害剤は、更に例えば、チロシンキナーゼ阻害剤、例えば上皮細胞成長因子ファミリーの阻害剤(例えば、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−メトキシ−6−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン−4−アミン(ゲフィチニブ、ZD1839)、N−(3−エチニルフェニル)−6,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−アミン(エルロチニブ、OSI−774)及び6−アクリルアミド−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3−モルホリノプロポキシ)−キナゾリン−4−アミン(CI 1033)のようなEGFRファミリーのチロシンキナーゼ阻害剤、ラパチニブのようなerbB2チロシンキナーゼ阻害剤、肝細胞成長因子ファミリーの阻害剤、イマチニブのような血小板由来成長因子ファミリーの阻害剤、セリン/トレオニンキナーゼの阻害剤(例えばファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤のようなRas/Rafシグナル伝達阻害剤、例えばソラフェニブ(BAY 43−9006))、MEK及び/又はAKTキナーゼを経由する 細胞のシグナル伝達の阻害剤、肝細胞成長因子ファミリーの阻害剤、c−kit阻害剤、ablキナーゼの阻害剤、IGF受容体(インスリン様成長因子)キナーゼ阻害剤;オーロラキナーゼ阻害剤(例えばAZD1152、PH739358、VX−680、MLN8054、R763、MP235、MP529、VX−528及びAX39459)及びCDK2及び/又はCDK4阻害剤のようなサイクリン依存性キナーゼ阻害剤を含む;
(v)血管内皮成長因子の影響を阻害するもののような抗血管新生剤[例えば抗血管内皮成長因子抗体ベバシズマブ(アバスチンTM)、及び4−(4−ブロモ−2−フルオロアニリノ)−6−メトキシ−7−(1−メチルピペリジン−4−イルメトキシ)キナゾリン (ZD6474、WO01/32651中の実施例2)、4−(4−フルオロ−2−メチルインドール−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)キナゾリン(AZD2171;WO00/47212内の実施例240)、バタラニブ(PTK787;WO98/35985)及びSU11248(スニチニブ;WO01/60814)、国際特許出願WO97/22596、WO97/30035、WO97/32856及びWO98/13354中に開示されているもののような化合物、並びに他の機構によって作用する化合物(例えばリノマイド、インテグリンavb3機能の阻害剤及びアンジオスタチン)のようなVEGF受容体型チロシンキナーゼ阻害剤];
(vi)コンブレタスタチンA4、並びに国際特許出願WO99/02166、WO00/40529、WO00/41669、WO01/92224、WO02/04434及びWO02/08213中に開示されている化合物のような血管損傷剤;
(vii)アンチセンス療法、例えばISIS 2503、抗−rasアンチセンスのような上記に収載した標的に向けられるもの;
(viii)例えば、異常p53或いは異常BRCA1又はBRCA2のような異常遺伝子を置換えるアプローチ、シトシンデアミナーゼ、チミジンキナーゼ又は細菌性ニトロレダクターゼ酵素を使用するもののようなGDEPT(遺伝子特異的酵素プロドラッグ療法)アプローチ、及び多剤耐性遺伝子療法のような化学療法又は放射線療法に対する患者の許容性を増加するアプローチを含む、遺伝子療法的アプローチ;並びに
(ix)例えば、インターロイキン2、インターロイキン4又は顆粒球マクロファージコロニー刺激因子のようなサイトカインによる形質移入のような患者の腫瘍細胞の免疫原性を増加するためのex−vivo及びin−vivoアプローチ、T細胞アネルギーを減少するアプローチ、サイトカインで形質移入された樹状細胞のような形質移入された免疫細胞を使用するアプローチ、サイトカインで形質移入された腫瘍細胞系を使用するアプローチ及び抗イディオタイプ抗体を使用するアプローチを含む、免疫療法アプローチ。
実施例
本発明は、ここに以下の例示的実施例を参照して更に説明されるものであり、これらにおいて、他に記述しない限り:
(i)温度は摂氏の度(℃)で与えられる;操作は、室温又は周囲温度、即ち18−25℃の範囲の温度で行われた;
(ii)有機溶液は、無水の硫酸マグネシウムで乾燥した;溶媒の蒸発は、回転蒸発器を使用して減圧下(600−4000パスカル;4.5−30mmHg)で、60℃までの浴温で行った;
(iii)クロマトグラフィーは、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーを意味する;薄層クロマトグラフィー(TLC)は、シリカゲルプレートで行った;
(iv)一般的に、反応の経過は、TLCによって追跡され、そして反応時間は、例示のみのために与えられる;
(v)最終生成物は、満足なプロトン核磁気共鳴(NMR)スペクトル及び/又は質量スペクトルデータを有していた;
(vi)収率は、例示のみのために与えられ、そして必ずしも入念な過程開発によって得ることができたものではない;より多い物質が必要な場合、調製を繰り返した;
(vii)与えられた場合、NMRデータは、他に示さない限り、DMSO−d中の300MHzで決定された、内部標準としてのテトラメチルシラン(TMS)に対するパーツパーミリオン(ppm)で与えられた、主要な診断プロトンに対するデルタ値の形態である;
別の方法として、NMRデータは、更に他に示さない限り、DMSO−d+CDCOOD中の300MHzで決定された、内部標準としてのテトラメチルシラン(TMS)に対するパーツパーミリオン(ppm)で与えられた、主要な診断プロトンに対するデルタ値の形態であることもできる;
(viii)化学記号は、その通常の意味を有する;SI単位及び記号が使用される;
(ix)溶媒比は、容積:容積(v/v)表示で与えられる;
(x)質量スペクトル(MS)データは、LC/MS系で発生し、ここでHPLC部分は、一般的にAgilent 1100又はWaters Alliance HT(2790&2795)装置のいずれかを含んでなり、そして酸性の溶出剤(例えば、0−95%間の水の勾配/5%の50:50の水:アセトニトリル(v/v)の混合物中の1%のギ酸を伴うアセトニトリルを使用して;又はアセトニトリルの代わりにメタノールによる同等の溶媒系を使用して)又は塩基性の溶出剤(例えば、0−95%間の水の勾配/5%のアセトニトリル中の0.1%の880アンモニアの混合物を伴うアセトニトリルを使用して)のいずれかで溶出する、Phemonenex Gemini C18 5μmの50×2mmカラム(又は同様なもの)で行い;そしてMS部分は、一般的にWaters ZQ分光計で構成されていた。エレクトロスプレー(ESI)の正及び負のベースピーク強度に対するクロマトグラム、及び220−300nmに対するUV全吸光度のクロマトグラムを発生し、そしてm/zの値を与えている;一般的に、母体質量を示すイオンのみが報告され、そして他に記述しない限り、引用された値は正イオンモードに対して(M+H)であり、そして負イオンモードに対して(M−H)である。
別の方法として、質量スペクトルは、化学イオン化(CI)モードで、70電子ボルトの電子エネルギーにより直接暴露プローブを使用して行うことができる;ここで、示されたイオン化は、電子衝撃(EI)、高速原子衝撃(FAB)又はエレクトロスプレー(ESP)によって行われた;m/zの値が与えられている;一般的に、母体質量を示すイオンのみが報告されている;そして他に記述しない限り、引用された質量イオンは、(MH)である;
(xi)分離用HPLCは、C18逆相シリカ、例えばWaters‘Xterra’分離用逆相カラム(5ミクロンシリカ、19mm直径、100mm長さ)で、減少する極性の混合物、例えば水(1%酢酸又は1%の水酸化アンモニウム水溶液(d=0.88)を含有、及びアセトニトリルの減少する極性の混合物を溶出剤として使用して行った;
(xii)以下の略語が使用されている:
THF テトラヒドロフラン;
DMF N,N−ジメチルホルムアミド;
EtOAc 酢酸エチル;
DMS ジメチルスルフィド;
DIPEA N,N−ジイソプロピルエチルアミン(更にN−エチル−N−プロパン−2−イル−プロパン−2−アミンとしても知られる);
DCM ジクロロメタン;及び
DMSO ジメチルスルホキシド;
PBS リン酸緩衝生理食塩水;
HEPES N−[2−ヒドロキシエチル]ピペラジン−N’−[2−エタンスルホン酸];
DTT ジチオトレイトール;
ATP アデノシン三リン酸;
BSA ウシ血清アルブミン;
DMEM ダルベッコ変法イーグル培地;
OptiMEM は、哺乳動物の細胞を増殖するために使用される低減無血清培地であり、Invitrogenから商業的に入手可能である
(xii)化合物は、C−lab命名ソフトウェア:Openeye Lexichemバージョン1.4を使用して、IUPAC命名法を使用して命名される;
(xiii)他に規定しない限り、出発物質は商業的に入手可能である。
Figure 2009541480
Figure 2009541480
実施例1
N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン(更にN−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
2−クロロ−N−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(0.209g、1.0mmol)、(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.446g、3.0mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.693ml、4.0mmol)のn−ブタノール(10ml)中の混合物を、115℃で18時間加熱した。混合物を真空下で蒸発し、そして次いで残渣を水(20ml)及びジエチルエーテル(20ml)間に分配した。混合物を濾過し、そして残渣を水で洗浄し、そして次いで乾燥させて、表1の化合物1(0.264g、93%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):2.17(s,3H),2.18(s,3H),4.53(d,2H),6.11(s,1H),6.14−6.42(m,2H),7.19(s,1H),7.83(d,1H),9.32(s,1H),11.84(s,1H).
MS:m/z 286(MH)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン及び(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、文献(Barlaam,Bernard;Pape,Andrew;Thomas,Andrew.Preparation of pyrimidine derivatives as modulators of insulin−like growth factor−1 receptor(IGF−1).WO2003048133)中に記載されている方法によって調製することができる。
実施例2
N−メチル−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン(更にN−メチル−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
実施例1と類似の方法を使用し、しかしN−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]メタンアミン塩酸塩(更にN−メチル−1−(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.489g、3.0mmol)を使って出発して調製して、表1の実施例2(0.127g、42%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):2.18(s,3H),2.19(s,3H),3.13(s,3H),4.89(s,2H),6.01−6.23(m,2H),6.33(s,1H),7.90(d,1H),9.39(s,1H),11.86(s,1H).
MS:m/z 300(MH)。
実施例3
N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン(更にN−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
2−クロロ−N−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(0.105g、0.5mmol)、(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.114g、0.65mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.218ml、1.25mmol)の2−メトキシエタノール(4ml)中の混合物を、200℃でEmrys Optimiserマイクロ波中で2時間加熱した。混合物を濃縮し、そして残渣を分離用hplcによって、水(1%のアンモニアを含有)中のアセトニトリルの勾配で溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして蒸発して、表1の化合物3(0.028g、18%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):0.61−0.75(m,2H),0.89−1.01(m,2H),1.87−2.01(m,1H),2.18(s,3H),4.50(s,2H),6.01(s,1H),6.07−6.37(m,2H),7.13(s,1H),7.82(s,1H),9.31(s,1H),11.84(s,1H).
MS:m/z 312(MH)。
出発物質として使用した(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる)は、文献(Nowak,Thorsten;Thomas,Andrew Peter.Preparation of 4−(pyrazol−3−ylamino)pyrimidines for use in the treatment of cancer.WO2005040159)中に記載されている方法によって調製することができる。
実施例4
5−[[[4−[(5−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]イソオキサゾール−3−カルボキシアミド(更に5−[[[4−[(5−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドとしても知られる)
実施例3と類似の方法で、しかし5−(アミノメチル)イソオキサゾール−3−カルボキシアミド(更に5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドとしても知られる;0.124g、0.88mmol)を使用して調製して、表1の化合物4(0.048g、31%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):2.18(s,3H),4.61(d,2H),6.19(s,1H),6.31(s,1H),6.52(s,1H),7.26(s,1H),7.73(s,1H),7.83(d,1H),8.03(s,1H),9.34(s,1H),11.84(s,1H).
MS:m/z 315(MH)。
出発物質として使用した5−(アミノメチル)イソオキサゾール−3−カルボキシアミド(更に5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドとしても知られる)は、文献(Baucke,Dorit;Lange,Udo;Mack,Helmut;Seitz,Werner;Zierke,Thomas;Hoffken,Hans Wolfgang;Hornberger,Wilfried.Preparation of amidino−substituted peptides as thrombin inhibitors.WO9806741)中に記載されている方法によって調製することができる。
実施例5
[5−[[2−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]メタノール(更に[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]メタノールとしても知られる)
実施例3と類似の方法で、しかし[5−[(2−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]−2H−ピラゾール−3−イル]メタノール(0.095g、0.42mmol)及び(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.088g、0.59mmol)を使って出発して調製して、表1の化合物5(0.044g、35%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):2.17(s,3H),4.42(s,2H),4.53(s,2H),5.19(s,1H),6.12(s,1H),6.26−6.43(m,2H),7.17(s,1H),7.83(d,1H),9.35(s,1H),12.04(s,1H).
MS:m/z 302(MH)。
出発物質として使用した[5−[(2−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]−2H−ピラゾール−3−イル]メタノールは、以下のように調製した:
a)(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)メタノール(2.51g、22.2mmol)及び2,4−ジクロロピリミジン(3.0g、20.1mmol)及びジ−イソ−プロピルエチルアミン(4.21ml、24.2mmol)のエタノール(60ml)中の混合物を、40℃で4日間攪拌した。得られた沈澱物を濾過し、エタノールで、そして次いでジエチルエーテルで洗浄し、そして次いで真空下で乾燥して、[5−[(2−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]−2H−ピラゾール−3−イル]メタノール(3.1g、68%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):4.46(d,2H),5.28(d,1H),6.25(s,1H),7.15(s,1H),8.16(s,1H),10.32(s,1H),12.32(s,1H).
MS:m/z 226(MH)。
出発物質として使用した(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)メタノールは、以下のように調製した:
i)5−ニトロ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(15.0g、95.5mmol)のテトラヒドロフラン(150ml)中の溶液を、0℃(氷浴)に冷却した。ジメチルホルムアミド(1滴)を、そして次いで塩化オキサリル(10.83ml、124mmol)を滴下により加え、そして得られた溶液を室温まで温まらせ、そして次いでアルゴン下で2時間攪拌した。混合物を蒸発し、そして残渣をテトラヒドロフラン(200ml)中に溶解し、そして次いで−15℃に冷却されたアルゴン下の2Mの水素化ホウ素リチウムの溶液(テトラヒドロフラン中、71.6ml、143mmol)に滴下により加えた(内部温度を、添加中−15℃ないし−10℃間に保った)。混合物を室温まで2時間かけて温まらせ、そして次いで室温で一晩攪拌したままにした。混合物を氷/水の混合物(200mlの氷/200mlの水)に滴下により加え、そして次いで酢酸エチル(2×)中に抽出した。有機画分を混合し、そして食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして次いで蒸発して、(5−ニトロ−1H−ピラゾール−3−イル)メタノール(10.26g、75%収率)を得た。
H NMR(500MHz,CDCl):4.52(s,2H),6.85(s,1H),13.87(s,1H)。
ii)ギ酸アンモニウム(0.551g、8.74mmol)を、(5−ニトロ−1H−ピラゾール−3−イル)メタノール(0.50g、3.49mmol)のエタノール(14ml)中の溶液に一度に加えた。混合物をアルゴンでブランケットし、そして炭素上の10%パラジウム(50mg)を加えた。次いでバイアルを密封し、そしてマイクロ波中で140℃で10分間加熱した。混合物を濾過し、そして残渣を酢酸エチル:エタノールの1:1の混合物(20ml)で洗浄した。濾液を蒸発し、そして残渣をシリカのクロマトグラフィーによって、酢酸エチル中のメタノールの0−30%の混合物で溶出して精製して、(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)メタノール(0.225g、57%収率)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO):4.27(d,2H),4.53(s,2H),4.95(t,1H),5.29(s,1H),11.20(s,1H)。
出発物質として使用した(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例1に概要を記載したように調製した。
実施例6
N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロピル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン(更にN−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロピル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
実施例3と類似の方法で調製し、しかし2−クロロ−N−(5−プロピル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(0.10g、0.42mmol)及び(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.088g、0.59mmol)を使って出発して、表1の化合物6(0.068g、52%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):0.90(t,3H),1.53−1.65(m,2H),2.17(s,3H),4.53(d,2H),6.11(s,1H),6.14−6.46(m,2H),7.19(s,1H),7.82(d,1H),9.34(s,1H),11.85(s,1H);(二つのプロトンはDMSOの影にあった).
MS:m/z 314(MH)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−(5−プロピル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:
a)5−プロピル−1H−ピラゾール−3−アミン(1.6g、12.78mmol)、2,4−ジクロロピリミジン(1.71g、11.5mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.45ml、14.1mmol)のエタノール(40ml)中の混合物を、40℃で3日間加熱した。混合物を水中に注ぎ、そして得られた沈澱物を濾過し、そして水で、そして次いで氷冷のジエチルエーテルで洗浄した。残渣を真空下で乾燥して、2−クロロ−N−(5−プロピル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(2.12g、78%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):0.91(t,3H),1.54−1.67(m,2H),2.55(t,2H),6.08(s,1H),7.20(s,1H),8.15(d,1H),10.27(s,1H),12.14(s,1H).
MS:m/z 238(MH)。
出発物質として使用した5−プロピル−1H−ピラゾール−3−アミンは、文献(Barlaam,Bernard;Pape,Andrew;Thomas,Andrew.Preparation of pyrimidine derivatives as modulators of insulin−like growth factor−1 receptor(IGF−1).WO2003048133)中に記載されている方法によって調製することができる。
出発物質として使用した(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例1に概要を記載したように調製される。
実施例7
N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロピル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン(更にN−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロピル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
実施例6と類似の方法で、しかし(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.114g、0.65mmol)を使って出発して調製して、表1の化合物7(0.058g、34%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):0.63−0.75(m,2H),0.82−1.01(m,5H),1.50−1.67(m,2H),1.86−2.01(m,1H),4.51(s,2H),5.99(s,1H),6.05−6.41(m,2H),7.15(s,1H),7.82(s,1H),9.33(s,1H),11.85(s,1H);二つのプロトンはDMSOの影。
MS:m/z 340(MH)。
出発物質として使用した3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例3のように調製した。
実施例8
5−[[[4−[(5−プロピル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]イソオキサゾール−3−カルボキシアミド(更に5−[[[4−[(5−プロピル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドとしても知られる)
実施例6と類似の方法で、しかし5−(アミノメチル)イシオキサゾール−3−カルボキシアミド(更に5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドとしても知られる)を使って出発して調製して、表1の化合物8(0.040g、23%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):0.90(t,3H),1.55−1.62(m,2H),4.62(d,2H),6.23(s,1H),6.30(s,1H),6.51(s,1H),7.26(s,1H),7.72(s,1H),7.83(d,1H),8.02(s,1H),9.37(s,1H),11.86(s,1H);二つのプロトンはDMSOの影。
MS:m/z 343(MH)。
出発物質として使用した5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドは、実施例4に記載したように調製することができる。
実施例9
N’−(5−シクロプロピル−2H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更にN’−(5−シクロプロピル−2H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
実施例3と類似の方法で調製し、しかし2−クロロ−N−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(0.118g、0.5mmol)及び(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.097g、0.65mmol)を使って出発して、表1の実施例9(0.020g、10%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):0.60−0.71(m,2H),0.80−0.95(m,2H),1.77−1.88(m,1H),2.18(s,3H),4.52(s,2H),6.02−6.20(m,2H),6.26(s,1H),7.20(s,1H),7.81(s,1H),9.33(s,1H),11.90(s,1H).
MS:m/z 312(MH)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンは、文献(Nowak,Thorsten;Thomas,Andrew Peter.Preparation of 4−(pyrazol−3−ylamino)pyrimidines for use in the treatment of cancer.WO2005040159)中に記載されている方法によって調製することができる。
出発物質として使用した(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例1に概要を記載したように調製される。
実施例10
N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−シクロプロピル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン(更にN−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−シクロプロピル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
実施例9と類似の方法で、しかし(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.097g、0.55mmol)を使って出発して調製した。反応が完結した後、混合物を濃縮し、そして残渣を水で摩砕した。得られた沈澱物を濾過し、そして残渣をまず水で、そして次いでジエチルエーテルで洗浄し、そして次いで真空下で乾燥させて、表1の実施例10(0.086g、52%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):0.65−0.72(m,4H),0.89−0.99(m,4H),1.79−1.88(m,1H),1.90−1.99(m,1H),4.54(d,2H),6.02(s,1H),6.13(s,1H),6.28(s,1H),6.72(s,1H),7.82(d,1H),9.64(s,1H),11.99(s,1H).
MS:m/z 338(MH)。
出発物質として使用した(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例3のように調製した。
実施例11
5−[[[4−[(5−シクロプロピル−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]イソオキサゾール−3−カルボキシアミド(更に5−[[[4−[(5−シクロプロピル−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドとしても知られる)
実施例9と類似の方法で、しかし5−(アミノメチル)イソオキサゾール−3−カルボキシアミド(更に5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドとしても知られる;0.124g、0.88mmol)を使って出発して調製して、表1の実施例11(0.014g、8%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):0.63−0.68(m,2H),0.84−0.94(m,2H),1.79−1.88(m,1H),4.62(d,2H),6.13(s,1H),6.27(s,1H),6.51(s,1H),7.28(s,1H),7.74(s,1H),7.83(d,1H),8.03(s,1H),9.36(s,1H),11.91(s,1H).
MS:m/z 341(MH)。
出発物質として使用した5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドは、実施例4に記載したように調製することができる。
実施例12
5−[[[4−[[5−(ヒドロキシメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド
実施例3と類似の方法で、[5−[(2−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]−2H−ピラゾール−3−イル]メタノール(113mg、0.50mmol)及び5−(アミノメチル)イソオキサゾール−3−カルボキシアミド(99mg、0.70mmol)から調製して、表題化合物を固体(6.5mg、4%収率)として得た。
MS:m/z 331(MH)。
出発物質として使用した[5−[(2−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]−2H−ピラゾール−3−イル]メタノールは、実施例5に記載したように調製した。
出発物質として使用した5−(アミノメチル)イソオキサゾール−3−カルボキシアミドは、実施例4に記載した方法によって調製した。
実施例13
N’−(5−シクロペンチル−2H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(200mg、0.890mmol)を、エタノール(5ml)中に溶解し、そして5−シクロペンチル−2H−ピラゾール−3−アミン(135mg、0.890mmol)を加えた。溶液を80℃で18時間加熱した。溶液を室温まで冷却させ、そして次いで濾過した。固体を水(10ml)に加え、そして濃アンモニア溶液(3滴)を加えた。沈澱物を濾過によって収集し、水(2ml)で洗浄し、そして真空中で乾燥して、表題化合物を、無色の固体(180.8mg、60%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,D−4 AcODを伴うDMSO)δ 1.55(m,6H),1.87(m,2H),2.09(s,3H),2.90(m,1H),4.47(d,J=5.2Hz,2H),6.03(s,1H),6.13(bs,1H),6.18(bs,1H),7.75(d,J=5.9Hz,1H)
MS:m/z 340(MH+)。
出発物質として使用した(4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、以下のように調製した:−
トルエン(40ml)中の2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−オール(8.8g)及びジイソプロピルエチルアミン(9.6ml)を含有する溶液に、オキシ塩化リン(4.8ml)を滴下により加えた。ゴム状の懸濁液を80℃で2時間加熱した。反応物を室温まで冷却させ、そして次いで飽和重炭酸ナトリウム溶液中に分割して注いだ。生成物を酢酸エチル(×2)で抽出し、食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)し、濾過し、そして蒸発して、クリーム色の固体を得た。固体を酢酸エチルで洗浄し、そしてこれをジクロロメタン(及び数滴のメタノール)に溶解しようと試みた。懸濁液を還流で加熱した。濾過後、クリーム色の固体を得た(1.6g)。濾液をシリカのカラムに付加し、そして酢酸エチルによる溶出後、粗製の生成物を得た。ジエチルエーテルによる摩砕により、所望の化合物を淡黄色の固体(3.28g)として得た。全収量=4.88g(50%)。
1H NMR(400.13MHz DMSO)2.19(s,3H),4.56(d,2H),6.15(s,1H),6.77(d,1H),8.22(t,1H),8.29(d,1H)
MS:m/z 225(MH+)。
2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−オールは、以下のように調製した:−
(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン(9.3g、83ミリモル)及び2−メチルスルホニルピリミジン−4−オール(9.8g、69ミリモル)を、一緒に160℃で4時間加熱した。混合物を冷却させ、次いでジクロロメタン中に溶解し、そしてクロマトグラフィー(シリカ)によって、ジクロロメタン中の5−15%メタノールで溶出して精製して、生成物を褐色のゴム状物(8.88g、62%)として得た。
1H NMR(DMSO)δ 2.19(s,3H),4.57(s,2H),5.6(d,1H),6.19(s,1H),7.03(bs,1H),7.61(d,1H),11(bs,1H)
MS:m/z 207(MH+)。
出発物質として使用した5−シクロペンチル−2H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:−
アルゴンで置換した反応容器に、1,4−ジオキサン(100ml、無水)を入れ、そしてこれに、水素化ナトリウム(3.60g、鉱油中の60%分散物、90ミリモル)を加えた。アセトニトリル(4.7ml、90ミリモル、無水)をこのスラリーに加え、そして混合物を室温で30分間攪拌した。シクロペンタンカルボン酸メチル(9.6g、75ミリモル)をシリンジで加えた。混合物を室温で30分間撹拌し、次いで105℃に一晩ゆっくりと加熱した。混合物を乾燥状態まで蒸発し、そして得られた固体を水(250ml)中に溶解した。水溶液をDCM(3×75ml)で抽出した。次いで水層を濃塩酸(5−6ml)でpH1−3に酸性化した。生成物をDCM(5×75ml)中に抽出し、そして混合した有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、そして濾過した。濾液を、いずれもの揮発性生成物の損失を回避するために、600ミリバールで、そして60℃で回転蒸発器で蒸発した。得られた油状物をエタノール(100ml)中に溶解し、そしてヒドラジン水和物(2当量、7.50g、150ミリモル)を加え、そして混合物を一晩還流した。溶液を乾燥状態まで蒸発し、そして次いでシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の0−10%MeOHの勾配で溶出して精製して、所望の化合物(7.6g、67%)を得た。
MS:m/z 152(MH+)。
実施例14
N’−(5−シクロペンチル−2H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
反応管に、4−クロロ−N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(100mg、0.40ミリモル)、エタノール(2ml)、及び5−シクロペンチル−2H−ピラゾール−3−アミン(64mg、0.42ミリモル)を入れた。混合物を一晩80℃で加熱した。冷却した混合物を濾過し、そしてエタノールで洗浄した。試料をメタノール中に溶解し、SCX−2カラムに注ぎ、そしてメタノールで洗浄した。生成物をメタノール中の2Nのアンモニアで溶出し、そして溶媒を蒸発して、ゴム状物を得た。ゴム状物をエーテルで摩砕し、濾過し、45℃の真空オーブン中で一晩乾燥して、表題化合物を、白色の固体(80mg、55%)として得た。
1H NMR(DMSO 400.13MHz)0.68(m,2H),0.94(m,2H),1.48−1.75(m,6H),1.95(m,3H),2.96(m,1H),4.52(d,2H),5.99(s,1H),6.25(bm,2H),7.15(bs,1H),7.82(d,1H),9.34(s,1H),11.88(s,1H)
MS:m/z 366(MH+)。
出発物質として使用した5−シクロペンチル−2H−ピラゾール−3−アミンは、実施例13のように調製した。
4−クロロ−N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、出発物質として2−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−オール(3.17g、13.65ミリモル)を使用したことを除き、実施例13の(4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンと類似の方法で調製した。収量は、1.79g(52%)であった。
実施例15
N’−(5−シクロペンチル−2H−ピラゾール−3−イル)−N−[[3−(オキソラン−2−イル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
2−クロロ−N−(5−シクロペンチル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(150mg、0.569mmol)を、2−メトキシエタノール(5ml)中に溶解し、そして[3−(オキソラン−2−イル)−1,2−オキサゾール−5−イルメタンアミン(192mg、1.138mmol)及びジ−イソプロピルエチルアミン(148mg、199μl、1.138mmol)を加えた。混合物を160℃で30分間、次いで180℃で20分間、そして次いで200℃で80分間、マイクロ波反応器中で加熱した。溶媒を減圧下で蒸発し、そして組成の生成物を逆相分離用HPLC(塩基性)によって、1%の水酸化アンモニウム溶液を含有する水中の、25−45%のアセトニトリルの勾配を使用して精製した。透明な画分を混合し、そして蒸発して、表題化合物を、無色の固体(52mg、23%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO及びd−4 AcOD)δ 1.62(m,6H),1.91(m,5H),2.21(m,1H),2.98(m,1H),3.79(m,2H),4.58(d,J=5.4Hz,2H),4.87(t,J=6.7Hz,1H),6.21(s,1H),6.25(s,1H),7.28(t,J=5.5Hz,1H),7.83(d,J=5.7Hz,1H),9.43(s,1H).MS:m/z 396(MH+)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−(5−シクロペンチル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:
2,4−ジクロロピリミジン(500mg、3.356mmol)を、エタノール(10ml)中に溶解し、そしてジ−イソプロピルエチルアミン(702μl、4.027mmol)及び5−シクロペンチル−2H−ピラゾール−3−アミン(559mg、3.692mmol)を加えた。混合物を40℃で3日間撹拌し、次いで室温まで冷却させた。溶液を初期体積の概略半分まで減圧下で濃縮し、次いで水に滴下により加えた。混合物を18時間静置したままにし、そして次いで沈澱物を濾過によって収集し、水で洗浄し、そして真空中で乾燥して、2−クロロ−N−(5−シクロペンチル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンを、クリーム色の固体(644.2mg、73%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 1.65(m,6H),2.02(s,2H),3.04(m,1H),6.08(bs,1H),8.17(s,1H),10.27(s,1H),12.17(s,1H)MS:m/z 264(MH+)。
出発物質として使用した5−シクロペンチル−2H−ピラゾール−3−アミンは、実施例13のように調製した。
出発物質として使用した[3−(オキソラン−2−イル)−1,2−オキサゾール−5−イルメタンアミンは、(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(実施例3)のために記載したものと類似の方法で、文献(Nowak,Thorsten;Thomas,Andrew Peter.Preparation of 4−(pyrazol−3−ylamino)pyrimidines for use in the treatment of cancer.WO2005040159)中に記載されている方法によって調製した。オキソラン−2−カルバルデヒドを、出発物質として使用した。
実施例16
N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(2−メチルプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
反応管に、4−クロロ−N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(100mg、0.40ミリモル)、エタノール(2ml)、及び5−(2−メチルプロピル)−2H−ピラゾール−3−アミン(59mg、0.42ミリモル)を入れた。混合物を一晩80℃で加熱した。冷却した混合物を濾過し、そして固体をエタノールで洗浄した。試料をメタノール中に溶解し、SCX−2カラムに注ぎ、そしてメタノールで洗浄した。生成物をメタノール中の2Nのアンモニアで溶出し、そして溶媒を蒸発して、ゴム状物を得た。このゴム状物をエーテルで摩砕し、濾過し、45℃の真空オーブン中で一晩乾燥して、表題化合物を、白色の固体(65mg、47%)として得た。
1H NMR(DMSO 400.13MHz)0.69(m,2H),0.87(m,6H),0.95(m,2H),1.85(m,1H),1.93(m,1H),2.39(d,2H),4.51(d,2H),5.99(s,1H),6.2−6.35(bs,2H),7.17(bs,1H),7.82(d,1H),9.38(bs,1H),11.85(s,1H)
MS:m/z 354(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン物質は、実施例14のように調製した。
出発物質として使用した5−(2−メチルプロピル)−2H−ピラゾール−3−アミンは、5−プロピル−1H−ピラゾール−3−アミン(実施例6)のために記載されたものと類似の方法で、文献(Barlaam,Bernard;Pape,Andrew;Thomas,Andrew.Preparation of pyrimidine derivatives as modulators of insulin−like growth factor−1 receptor(IGF−1).WO2003048133)中に記載されている方法によって調製した。
Figure 2009541480
Figure 2009541480
実施例17
N’−[5−(3−メトキシプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更にN’−[5−(3−メトキシプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
実施例3と類似の方法で、しかし2−クロロ−N−[5−(3−メトキシプロピル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(0.10g、0.37mmol)及び(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.084g、0.56mmol)を使って出発して調製して、表2の実施例17(0.033g、26%収率)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO):1.76−1.85(m,2H),2.17(s,3H),2.57(t,2H),3.24(s,3H),3.34(t,2H),4.53(d,2H),6.10(s,1H),6.14−6.39(m,2H),7.18(s,1H),7.82(d,1H),9.34(s,1H),11.87(s,1H).
MS:m/z 344(MH)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−[5−(3−メトキシプロピル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:
a)アセトニトリル(6.3ml、120mmol)を、水素化ナトリウム(4.8gの鉱油中の分散物、120mmol)の無水の1,4−ジオキサン(135ml)中のスラリーに加え、そして混合物を室温で30分間攪拌した。4−メトキシ酪酸メチル(13.23ml、100mmol)を加え、そして混合物を室温で30分間撹拌し、そして次いで105℃で一晩加熱した。水(3滴)を加え、そして次いで混合物を蒸発した。残渣を水(350ml)中に溶解し、そしてジクロロメタン(3×)で抽出した。水層を濃塩酸でpH1−3に酸性化し、そして次いでジクロロメタン(5×)中に抽出した。混合した抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、そして次いで蒸発した。エタノール(135ml)中の残渣に、ヒドラジン水和物(9.7ml、200mmol)を加え、そして混合物を還流で一晩加熱した。混合物を蒸発し、そして次いでエタノールと同時蒸発した(2×)。残渣をシリカのクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の0−10%メタノールの混合物で溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして蒸発して、5−(3−メトキシプロピル)−1H−ピラゾール−3−アミンを得た。
H NMR(300MHz,CDCl3):1.75−1.84(m,2H),2.56(t,2H),3.27(s,3H),3.33(t,2H),5.36(s,1H)。
b)2,4−ジクロロピリミジン(1.845g、12.38mmol)、5−(3−メトキシプロピル)−1H−ピラゾール−3−アミン(2.405g、15.48mmol)及びN,N,−ジイソプロピルエチルアミン(4.32ml、24.8mmol)のエタノール中の混合物を、6日間室温で静置させた。混合物を濃縮し、そして残渣をジクロロメタン(60ml)中に溶解し、そして次いで水(2×50ml)で、続いて食塩水(2×50ml)で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして次いで直接シリカのクロマトグラフィーによって、イソヘキサン中の50−75%の酢酸エチルの混合物で溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして蒸発して、固体を得て、これをジエチルエーテルで摩砕して、2−クロロ−N−[5−(3−メトキシプロピル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(2.45g、74%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):1.76−1.86(m,2H),2.62(t,2H),3.24(s,3H),3.34(t,2H),6.11(s,1H),7.19(s,1H),8.16(d,1H),10.28(s,1H),12.17(s,1H).
MS:m/z 268(MH)。
出発物質として使用した(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例1に概要を記載したように調製した。
実施例18
N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(3−メトキシプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更にN−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(3−メトキシプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
実施例17と類似の方法で、しかし(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.098g、0.56mmol)を使って出発して調製して、表2の実施例18(0.054g、39%収率)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO):0.67−0.72(m,2H),0.93−0.99(m,2H),1.76−1.85(m,2H),1.89−1.99(m,1H),2.57(t,2H),3.24(s,3H),3.34(t,2H),4.50(s,2H),5.99(s,1H),6.13−6.39(m,2H),7.15(s,1H),7.82(d,1H),9.34(s,1H),11.88(s,1H).
MS:m/z 370(MH)。
出発物質として使用した(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例3のように調製した。
実施例19
5−[[[4−[[5−(3−メトキシプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]イソオキサゾール−3−カルボキシアミド(更に5−[[[4−[[5−(3−メトキシプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドとしても知られる)
実施例17と類似の方法で、しかし5−(アミノメチル)イソオキサゾール−3−カルボキシアミド塩酸塩(更に5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド塩酸塩としても知られる;0.10g、0.56mmol)を使って出発して調製して、表2の実施例19(0.007g、5%収率)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO):1.76−1.85(m,2H),2.57(t,2H),3.24(s,3H),3.34(t,2H),4.62(d,2H),6.16−6.36(m,2H),6.52(s,1H),7.27(s,1H),7.73(s,1H),7.84(d,1H),8.02(s,1H),9.38(s,1H),11.89(s,1H).
MS:m/z 373(MH)。
出発物質として使用した5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド塩酸塩は、実施例4に記載したように調製することができる。
実施例20
N’−[5−(3−エトキシプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更にN’−[5−(3−エトキシプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
実施例3と類似の方法で、しかし2−クロロ−N−[5−(3−エトキシプロピル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(0.10g、0.35mmol)及び(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.080g、0.53mmol)を使って出発して調製して、表2の実施例20(0.024g、19%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):1.11(t,3H),1.75−1.84(m,2H),2.17(s,3H),2.57(t,2H),3.35−3.45(m,4H),4.53(d,2H),6.10(s,1H),6.15−6.41(m,2H),7.18(s,1H),7.82(d,1H),9.34(s,1H),11.87(s,1H).
MS:m/z 358(MH)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−[5−(3−エトキシプロピル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:
a)実施例17aに記載したものと類似の反応で、しかし4−エトキシ酪酸エチル(20.0g、125mmol)を使って出発して調製して、5−(3−エトキシプロピル)−1H−ピラゾール−3−アミン(13.9g、66%収率)を得た。
MS:m/z 170(MH)。
b)実施例17bに記載したものと類似の反応で、しかし5−(3−エトキシプロピル)−1H−ピラゾール−3−アミン(5.0g、29.6mmol)を使って出発して調製して、2−クロロ−N−[5−(3−エトキシプロピル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(4.2g、51%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):1.12(t,3H),1.76−1.85(m,2H),2.62(t,2H),3.35−3.45(m,4H),5.88−6.33(m,1H),7.19(s,1H),8.16(d,1H),10.27(s,1H),12.16(s,1H).
MS:m/z 282(MH)。
出発物質として使用した(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例1に概要を記載したように調製した。
実施例21
N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(3−エトキシプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更にN−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(3−エトキシプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
実施例20と類似の方法で、しかし(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.093g、0.53mmol)を使って出発して調製して、表2の実施例21(0.032g、24%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):0.67−0.72(m,2H),0.92−0.99(m,2H),1.11(t,3H),1.75−1.84(m,2H),1.90−1.99(m,1H),2.57(t,2H),3.35−3.44(m,4H),4.51(d,2H),5.99(s,1H),6.07−6.49(m,2H),7.15(s,1H),7.82(d,1H),9.33(s,1H),11.87(s,1H).
MS:m/z 384(MH)。
出発物質として使用した(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例3のように調製した。
実施例22
5−[[[4−[[5−(3−エトキシプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]イソオキサゾール−3−カルボキシアミド(更に5−[[[4−[[5−(3−エトキシプロピル)−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドとしても知られる)
実施例20と類似の方法で、しかし5−(アミノメチル)イソオキサゾール−3−カルボキシアミド(更に5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドとしても知られる;0.095g、0.53mmol)を使って出発して調製して、表2の実施例22(0.038g、28%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):1.11(t,3H),1.74−1.84(m,2H),2.58(t,2H),3.36−3.45(m,4H),4.62(d,2H),6.23(s,1H),6.31(s,1H),6.51(s,1H),7.26(s,1H),7.74(s,1H),7.83(d,1H),8.02(s,1H),9.38(s,1H),11.88(s,1H).
MS:m/z 387(MH)。
出発物質として使用した5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドは、実施例4に記載したように調製することができる。
実施例23
N−[(3−シクロブチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(3−メトキシプロピル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例3と類似の方法で、2−クロロ−N−[5−(3−メトキシプロピル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(75mg、0.28mmol)及び(3−シクロブチル1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン(95mg、0.56mmol)から調製して、表題化合物(51mg、48%)を、白色の固体として得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 1.79(t,2H),1.86−1.88(m,2H),2.05−2.14(m,2H),2.20−2.29(m,2H),2.56(t,2H),3.22(s,3H),3.32(t,2H),3.44−3.55(m,1H),4.57(s,2H),6.18(s,1H),6.22(s,1H),6.27(s,1H),7.82(d,1H).MS:m/z 384(MH+)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−[5−(3−メトキシプロピル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、実施例17に記載した方法によって調製することができる。
出発物質として使用した(3−シクロブチル1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミンは、文献(Nowak,Thorsten;Thomas,Andrew Peter.Preparation of 4−(pyrazol−3−ylamino)pyrimidines for use in the treatment of cancer.WO2005040159)中に記載されている方法によって調製することができる。シクロブタンカルバルデヒド(14.64g、174mmol)から出発して、(3−シクロブチルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミンを、油状物(8.8g、3工程で27%)として得た。H NMR(399.9MHz,CDCl)δ 1.52(2H,s),1.82−1.94(1H,m),1.96−2.07(1H,m),2.09−2.06(1H,m),2.09−2.21(2H,m),2.23−2.35(2H,m),3.49−3.57(1H,m),3.89(2h,s),5.98(1H,s).MS:m/z 153(MH+)。
Figure 2009541480
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実施例24
N’−[5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更にN’−[5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
2−クロロ−N−[5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(0.10g、0.3mmol)、(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.068g、0.45mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.159ml、0.91mmol)の2−メトキシエタノール(3ml)中の混合物を、170℃でEmrys Optimiserマイクロ波中で3時間加熱した。混合物を真空中で濃縮し、そして残渣をジメチルホルムアミド及びアセトニトリルの混合物(1:3.8)中に溶解し、そして直接分離用hplcによって、1%のアンモニアを含有する水中のアセトニトリルの勾配で溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして蒸発して、表3の化合物18(0.039g、32%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):2.16(3H,s),2.71−2.88(4H,m),3.71(3H,s),4.53(2H,d),6.10(1H,s),6.23(2H,s),6.84(2H,d),7.14(2H,d),7.22(1H,s),7.83(1H,d),9.40(1H,s),11.93(1H,s).
MS:m/z 406(MH)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−[5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:
a)3−(4−メトキシフェニル)プロパン酸メチル(7.77g、40mmol)及びアセトニトリル(2.09ml、40mmol)のトルエン(30ml)中の0℃に冷却された溶液に、水素化ナトリウム(油中の60%分散物、1.92g、48mmol)を加えた。混合物を0℃で15分間撹拌し、そして次いで還流で2時間加熱した。混合物を蒸発し、そして残渣を水中に溶解し、そして次いでジクロロメタンで抽出した。水層を2Mの塩酸を使用して酸性化し、そして次いでジクロロメタン(2×)で抽出した。有機抽出物を混合し、2Mの塩酸で、水で、そして最後に食塩水で洗浄し、そして次いで硫酸マグネシウムで乾燥した。溶液を減圧下で蒸発して、黄色の油状物を得て、これは静置により固化した。この固体をエタノール(25ml)及びヒドラジン水和物(0.549ml、11.3mmol)中で3.5時間還流した。混合物を蒸発し、そして残渣を酢酸エチル中に溶解し、そして溶液を水で二回、そして次いで食塩水で洗浄した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして次いで減圧下で蒸発して、5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(2.13g、2工程で25%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):2.62−2.81(4H,m),3.72(3H,s),4.39(1H,s),5.17(1H,s),6.83(2H,d),7.12(2H,d),11.15(1H,s).
MS:m/z 218(MH)。
b)5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(2.02g、9.30mmol)のエタノール(40ml)中の溶液に、ジ−イソ−プロピルエチルアミン(2.7ml、15.5mmol)を、続いて2,4−ジクロロピリミジン(1.155g、7.75mmol)を加えた。混合物を50℃で70時間加熱した。混合物を室温まで冷却させ、そして次いで水を加えて、油状の乳液を得た。混合物を濃縮して、大部分のエタノールを除去し、そして次いで混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、そして次いで水及び食塩水で洗浄してから、硫酸マグネシウムで乾燥した。混合物を蒸発し、そして残渣をジクロロメタンで摩砕した。得られた固体を濾過し、そしてヘキサン中の50%ジエチルエーテルの混合物で洗浄し、そして次いで真空デシケーター中で一晩乾燥して、2−クロロ−N−[5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(1.50g、59%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):2.85(4H,s),3.72(3H,s),5.75(1H,s),6.09(1H,s),6.85(2H,d),7.15(2H,d),8.16(1H,d),10.26(1H,s),12.19(1H,s).
MS:m/z 330(MH)。
出発物質として使用した(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例1に概要を記載したように調製した。
実施例25
N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更にN−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
実施例24と類似の方法で、しかし(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.080g、0.45mmol)を使って出発して調製して、表3の実施例25(0.027g、21%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):0.65−0.73(2H,m),0.90−0.99(2H,m),1.94(1H,ddd),2.74−2.87(4H,m),3.72(3H,s),4.51(2H,m),5.99(1H,s),6.28(2H,m),6.84(2H,d),7.10−7.19(3H,m),7.82(1H,d),9.34(1H,s),11.89(1H,s).
MS:m/z 432(MH)。
出発物質として使用した(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例3のように調製した。
実施例26
5−[[[4−[[5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]イソオキサゾール−3−カルボキシアミド(更に5−[[[4−[[5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドとしても知られる)
実施例24と類似の方法で、しかし5−(アミノメチル)イソオキサゾール−3−カルボキシアミドトリフルオロ酢酸塩(更に5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドトリフルオロ酢酸塩としても知られる;0.117g、0.45mmol)を使って出発して調製して、表3の実施例26(0.030g、23%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):2.77−2.86(4H,m),3.71(3H,s),4.62(2H,d),6.27(2H,m),6.52(1H,s),6.84(2H,d),7.15(2H,s),7.30(1H,s),7.74(1H,s),7.84(1H,d),8.02(1H,s),9.38(1H,s),11.92(1H,s).
MS:m/z 435(MH)。
出発物質として使用した5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドは、実施例4に記載したように調製することができる。
実施例27
N’−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更にN’−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
2−クロロ−N−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(0.10g、0.3mmol)、(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.091g、0.6mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.212ml、1.2mmol)の2−メトキシエタノール(3ml)中の混合物を、200℃でEmrys Optimiserマイクロ波中で2時間加熱した。混合物を真空中で濃縮し、そして残渣をジメチルホルムアミド及びアセトニトリルの混合物(1:3.8)中に溶解し、そして直接分離用hplcによって、1%のアンモニアを含有する水中のアセトニトリルの勾配で溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして濃縮した。得られた沈澱物を濾過し、そして残渣を水で洗浄し、そして次いで真空下で乾燥して、表3の化合物21(0.041g、34%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):2.16(3H,s),2.76−2.95(4H,m),3.73(3H,s),4.53(2H,d),6.10(1H,s),6.19−6.37(2H,m),6.72−6.85(3H,m),7.13−7.25(2H,m),7.83(1H,s),9.34(1H,s),11.90(1H,s).
MS:m/z 406(MH)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:
a)実施例24aのために記載したものと類似の反応で、しかし3−(3−メトキシフェニル)プロパン酸エチル(10.4g、53.5mmol)を使って出発して調製して、5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(5.48g、2工程で47%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):2.64−2.87(4H,m),3.73(3H,s),4.40(1H,s),5.19(1H,s),6.71−6.82(3H,m),7.18(1H,t),11.07(1H,s).
MS:m/z 218(MH)。
b)実施例24bのために記載したものと類似の反応で、しかし5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(2.08g、9.55mmol)を使って出発して調製して、2−クロロ−N−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(1.29g、49%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):2.89(4H,s),3.73(3H,s),6.11(1H,s),6.73−6.84(3H,m),7.20(2H,t),8.16(1H,d),10.27(1H,s),12.20(1H,s).
MS:m/z 330(MH)。
出発物質として使用した(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例1に概要を記載したように調製した。
実施例28
N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例27と類似の方法で、しかし(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.080g、0.45mmol)を使用して調製した。分離用hplcによる最初の精製後、水(0.2%のトリフルオロ酢酸を含有する)中のアセトニトリル(0.2%のトリフルオロ酢酸を含有する)の勾配で溶出する分離用hplcによる第2の精製工程を適用した。生成物を含有する画分を混合し、そして濃縮して、表3の化合物22(0.030g、23%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):0.65−0.74(2H,m),0.95(2H,dd),1.94(1H,ddd),2.78−2.92(4H,m),3.73(3H,s),4.50(2H,d),5.99(1H,s),6.13−6.39(2H,m),6.72−6.84(3H,m),7.16(1H,m),7.19(1H,t),7.82(1H,d),9.34(1H,s),11.90(1H,s).
MS:m/z 432(MH)。
出発物質として使用した(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例3にように調製した。
実施例29
5−[[[4−[[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]イソオキサゾール−3−カルボキシアミド(更に5−[[[4−[[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドとしても知られる)
実施例27と類似の方法で、しかし5−(アミノメチル)イソオキサゾール−3−カルボキシアミドトリフルオロ酢酸塩(更に5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドトリフルオロ酢酸塩としても知られる;0.117g、0.45mmol)を使用して調製して、表3の実施例29(0.026g、20%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):2.78−2.93(4H,m),3.73(3H,s),4.61(2H,d),6.13−6.42(2H,m),6.52(1H,s),6.72−6.84(3H,m),7.19(1H,t),7.22−7.30(1H,m),7.73(1H,s),7.83(1H,d),8.01(1H,s),9.37(1H,s),11.92(1H,s).
MS:m/z 435(MH)。
出発物質として使用した5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドトリフルオロ酢酸塩は、実施例4に記載したように調製することができる。
実施例30
N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−フェネチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン(更にN−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−フェネチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
2−クロロ−N−(5−フェネチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(0.10g、0.33mmol)、(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.06g、0.4mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.175ml、1.0mmol)の2−メトキシエタノール(2ml)中の混合物を、170℃でEmrys Optimiserマイクロ波中で2時間加熱した。(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.015g、0.1mmol)の更なる部分を加え、そして混合物を200℃でマイクロ波中で1時間加熱した。混合物を真空中で蒸発し、そして残渣を酢酸エチル及び水間に分配した。有機相を分離し、そして次いで食塩水で洗浄した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、そして次いで蒸発した。残渣をジメチルホルムアミド及びアセトニトリルの混合物(1:3.8)中に溶解し、そして直接分離用hplcによって、水(1%のアンモニアを含有)中のアセトニトリルの勾配で溶出した。生成物を含有する画分を蒸発して、表3の化合物24(0.051g、41%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):2.17(3H,s),2.86(4H,m),4.53(2H,d),6.11(1H,s),6.24(2H,s),7.13−7.33(6H,m),7.83(1H,d),9.37(1H,s),11.93(1H,s).
MS:m/z 376(MH)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−(5−フェネチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:
a)実施例24aのために記載したものと類似の反応で、しかし3−フェニルプロパン酸エチル(17.83g、100mmol)を使って出発して、5−フェネチル−1H−ピラゾール−3−アミン(6.47g、2工程で35%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):2.65−2.90(4H,m),4.33(2H,s),7.15−7.30(5H,m),11.08(1H,s).
MS:m/z 188(MH)。
b)実施例24bのために記載したものと類似の反応で、しかし5−フェネチル−1H−ピラゾール−3−アミン(2.25g、12.0mmol)を使って出発して、2−クロロ−N−(5−フェネチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(2.05g、68%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):2.90(4H,m),6.08(1H,s),7.16−7.32(6H,m),8.16(1H,d),10.27(0.5H,s),12.21(0.5H,s).
MS:m/z 300(MH)。
出発物質として使用した(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例1に概要を記載したように調製した。
実施例31
N’−[5−[2−(2−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩
実施例3に類似の方法を使用して、しかし5−[2−(2−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(78mg、0.36mmol)を使って出発して調製して、表題化合物(51mg、32%収率)を得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.17(s,3H),2.84(s,4H),3.78(s,3H),4.69(s,2H),6.18−6.44(m,3H),6.84(t,1H),6.95(d,1H),7.09−7.12(m,1H),7.15−7.21(m,1H),7.87(d,1H).MS:m/z 406(MH+)。
出発物質として使用した5−[2−(2−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例24aと類似の方法を使用して、しかし3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸メチル(5g、25.7mmol)を使って出発して調製して、5−[2−(2−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(3.6g、64%)を、金色の油状物として得た。
1H NMR(300.132MHz,CDCl3)δ 2.70−2.77(m,2H),2.80−2.85(m,2H),3.74(s,3H),5.37(s,1H),6.79(t,2H),7.01(d,1H),7.12(t,1H).MS:m/z 218(MH+)。
上記の中間体のための出発物質として使用した3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:
a)3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸(15g、83.3mmol、1当量)を、メタノール(100ml)中に溶解し、そして濃硫酸(0.5ml)を加えた。溶液を室温で18時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣を水(150ml)及びEtOAc(200ml)間に分配し、そして二つの相を分離した。有機相を水(2×100ml)、飽和NaHCO溶液(2×50ml)、食塩水(1×50ml)で洗浄し、そしてMgSOで乾燥した。次いでこれを濃縮して、3−(2−メトキシフェニル)プロパン酸メチルを、無色の油状物(14.2g、88%)として得た。
1H NMR(300.132MHz,CDCl3)δ 2.53(t,2H),2.86(t,2H),3.58(s,3H),3.74(s,3H),6.75−6.82(m,2H),7.05−7.14(m,2H)。
実施例32
N’−[5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−ピリミジン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
2−クロロ−N−[5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(100mg、0.30mmol、1当量)及び(3−ピリミジン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン・トリフルオロ酢酸塩(68mg、0.45mmol、1.5当量)を、ジイソプロピルエチルアミン(159μl、0.91mmol、3当量)を含有する2−メトキシエタノール(3ml)中で混合した。反応物をマイクロ波中で170℃で1時間加熱した。反応物を再び170℃で更に2時間加熱してから、溶媒を減圧下で蒸発した。粗製の生成物を1mlのDMF及び3.8mlのアセトニトリル中に溶解し、濾過し、そして次いで塩基性の逆相分離によって、水中のアセトニトリル(両方とも1%の水酸化アンモニウムを含有)の勾配で溶出して精製した。所望の画分を蒸発して、表題化合物(0.0169g、12%)を得た。
H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.73−2.87(4H,m),3.71(3H,s),4.68(2H,d),6.30(2H,m),6.80(1H,s),6.82(2H,d),7.12(2H,d),7.36(1H,s),7.59(1H,t),7.85(1H,d),8.93(2H,d),9.43(1H,s),11.90(1H,s)MS:M/Z 470(MH+)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−[5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:−
a)アセトニトリル(2.09ml、40mmol、1.2当量)を、水素化ナトリウム(1.92g、48mmol、1.2当量、鉱油中の60%分散物)の無水のトルエン(30ml)中の3−(4−メトキシフェニル)−プロピオン酸メチルエステル(7.77g、40mmol、1当量)を含有する0℃のスラリーに加えた。反応物を15分間0℃で撹拌してから、還流で2時間加熱した。冷却させた後、溶媒を減圧下で蒸発した。残渣を水中に溶解し、そして2MのHClで酸性化し、そしてDCMで抽出した。DCM抽出物を混合し、2MのHClで、続いて水及び食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして減圧下で蒸発して、黄色の油状物を得て、これは、静置により固化した。5−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−ペンタンニトリルを、粗製のオフホワイト色の固体(2.09g、26%)として得た。
H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.77(2H,m),3.29(4H,m),3.72(3H,s),6.81−6.88(2H,m),7.08−7.16(2H,m) MS:M/Z 202,(MH−)。
b)5−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−ペンタンニトリル(2.09g、10.30mmol、1当量)及びヒドラジン水和物(549μl、11.3mmol、1.1当量)を、エタノール(25ml)中で混合し、そして3.5時間還流した。エタノールを蒸発し、そしてこの残渣は、静置により結晶化した。これを酢酸エチル中に抽出し、水及び食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして減圧下で蒸発して、5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンを油状物として得て、これは、静置により固化した(2.04g、97%)。
H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.62−2.81(4H,m),3.72(3H,s),4.39(1H,s),5.17(1H,s),6.83(2H,d),7.12(2H,d),11.15(1H,s) MS:M/Z 218,(MH+)。
c)エタノール(40ml)中の5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミン(2.02g、9.30mmol、1.2当量)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.7ml、15.5mmol、2当量)を、続いて2,4−ジクロロピリミジン(1.155g、7.75mmol、1当量)を加えた。反応物を50℃で70時間加熱した。反応物を冷却し、次いで水を加えて、油状の乳液を得た。反応物を減圧下で濃縮して、沈澱物を得た。これを酢酸エチル中に抽出し、そして有機層を水及び食塩水で洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下で蒸発して、油状物を得て、これをDCMで摩砕し、そして白色の固体が沈澱した。これを濾過し、50%エーテル/ヘキサンで洗浄し、そして一晩乾燥して、2−クロロ−N−[5−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(1.50g、59%)を得た。
H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.85(4H,s),3.72(3H,s),5.75(1H,s),6.09(1H,s),6.85(2H,d),7.15(2H,d),8.16(1H,d),10.26(1H,s),12.19(1H,s) MS:M/Z 330,(MH+)。
出発物質として使用した(3−ピリミジン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン・TFA塩は、以下のように調製した:−
N−[(3−ピリミジン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]カルバミン酸tert−ブチル(9.27g、33.55mmol)のDCM(220ml)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(24.9ml、335.5mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩攪拌した。混合物を乾燥状態まで蒸発して、透明な褐色の油状物を得た。これをジエチルエーテルで摩砕して、明るい褐色の固体を得て、これを収集し、ジエチルエーテルで洗浄し、そして室温のデシケーター中で高真空下で一定重量まで乾燥した。(3−ピリミジン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミンTFA塩を、明るい褐色の固体(9.91g)として得た。MS:m/z 176.86(MH)。
N−[(3−ピリミジン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]カルバミン酸tert−ブチルは、以下のように調製した:−
(NE)−N−(ピリミジン−2−イルメチリデン)ヒドロキシルアミン(15.4g、125.08mmol)を、DCM(850ml)中に懸濁し、そして撹拌し、N−プロパ−2−イニルカルバミン酸tert−ブチル(38.81g、250.06mmol)を加え、そして混合物を窒素下の氷/水浴中で10℃に冷却した。次亜塩素酸ナトリウムの13%水溶液(119.4ml、250.12mmol)を約10分かけて激しく撹拌しながら、反応混合物の温度は15℃より上には決して上昇しないように、滴下により加えた。次いでこれを室温まで温まらせ、そして一晩激しく攪拌した。反応混合物をセライトの層を通して濾過し、そして濾液を分離した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、そして乾燥状態まで蒸発して、褐色の油状物を得た。この油状物をDCM中に溶解し、そしてカラムクロマトグラフィーによって、2:1のEtOAc/イソヘキサンを使用して精製した。適当な画分を混合し、そして蒸発して、N−[(3−ピリミジン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]カルバミン酸tert−ブチル(9.27g、13.4%)を得た。MS:m/z 277(MH)。
(NE)−N−(ピリミジン−2−イルメチリデン)ヒドロキシルアミンは、以下のように調製した:−
2−(ジエトキシメチル)ピリミジン(53.46g、293.3mmol)及びヒドロキシルアミン塩酸塩(24.46g、352.1mmol)を、エタノール(500ml)(水(50ml)を含有)中に溶解した。反応混合物を一晩60℃で攪拌した。反応混合物を固体のNaHCOでpH6に中和し、そして次いで乾燥状態の褐色の固体まで蒸発した。これを焼結漏斗上で1:1のMeOH/DCMで抽出し、そしてすべての生成物が溶解するまで洗浄した。全ての抽出物を混合し、そして乾燥状態まで蒸発して、褐色の固体を得た。粗製の生成物をカラムクロマトグラフィーによって、10−30%MeOH/DCMの勾配で溶出して精製した。所望の画分を混合し、そして蒸発して、褐色の固体を得た。この固体をジエチルエーテルで摩砕し、収集し、そして室温のデシケーター中で高真空下で一定重量まで乾燥した。(NE)−N−(ピリミジン−2−イルメチリデン)ヒドロキシルアミンを、褐色の固体(30.79g、85.2%)として得た。MS:m/z 124(MH)。
2−(ジエトキシメチル)ピリミジンを、以下のように調製した:−
2,2−ジエトキシ−アセトアミジン塩酸塩(71.43g、391.08mmol)及び3−ジメチルアミノアクロレイン(37.51ml、337.13mmol)を、乾燥エタノール(440ml)中に溶解した。反応混合物を油浴中で還流状態にし、そして次いで25重量%のナトリウムメトキシド溶液(120.26ml、525.92mmol)を滴下により50分かけて加え、そして得られた懸濁液を還流で一晩攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、そして濾液を乾燥状態まで蒸発して、濃厚な褐色の濁った油状物を得た。カラムクロマトグラフィーによって、イソヘキサン中の50%EtOAcを溶出剤として使用して精製した。適当な画分を混合し、そして蒸発して、所望の生成物(53.46g、87%)を得た。
実施例33
N’−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−ピリミジン−2−イル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例27と類似の方法で、しかし(3−ピリミジン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミントリフルオロ酢酸塩(176mg、0.61mmol、2当量)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(212μl、1.21mmol、4当量)を使って調製して、表題化合物(0.0245g、16%収率)を得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.77−2.92(m,4H),3.72(s,3H),4.68(d,2H),6.27(s,2H),6.70−6.86(m,4H),7.17(t,1H),7.35(s,1H),7.59(t,1H),7.86(d,1H),8.93(d,2H),9.42(s,1H),11.93(s,1H).MS:m/z 470(MH+)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、実施例27に概要を記載したように調製した。
(3−ピリミジン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン・TFA塩は、実施例32に概要を記載したように合成した。
実施例34
N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(フェノキシメチル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
2−クロロ−N−[5−(フェノキシメチル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(80mg、0.25mmol、1.0当量)及び(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン(53mg、0.35mmol、1.4当量)並びにN,N−ジイソプロピルエチルアミン(110μl、0.63mmol、2.5当量)を、2−メトキシエタノール(4ml)中で混合し、そしてマイクロ波中で200℃で1時間加熱した。混合物を濃縮し、そして残渣を分離用HPLC(塩基性系、1%水酸化アンモニウムを含有する水中の15−45%アセトニトリルの勾配)によって精製した。生成物を含有する画分の濃縮により、表題化合物(13mg、14%)を、白色の固体として得た。
H NMR(499.803MHz,DMSO)δ 2.15(s,3H),4.58(s,2H),5.03(s,2H),6.08(s,1H),6.24−6.26(m,2H),6.91(t,1H),6.99(d,2H),7.25(t,2H),7.85(d,1H),8.06(s,1H) MS:m/z 378(MH+)。
(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミンは、実施例1に概要を記載したように合成した。
出発物質として使用した2−クロロ−N−[5−(フェノキシメチル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:
a)鉱油中の60%NaH(2.89g、72.2mmol、1.2当量)の、アセトニトリル(3.78ml、72.2mmol、1.2当量)を含有する乾燥1,4−ジオキサン(100ml)中の室温のN下の撹拌されたスラリーに、2−フェノキシ酢酸メチル(10g、60.2mmol、1当量)を加えた。反応混合物を24時間還流した。水(3滴)を加え、そして混合物を乾燥状態まで濃縮し、水(120ml)中に溶解し、そしてDCM(3×120ml)で洗浄した。水層を濃HClを使用して概略pH1−3に注意深く酸性化し、そしてDCM(4×120ml)で抽出した。混合した有機抽出物をMgSOで乾燥し、そして乾燥状態まで濃縮した。残渣をエタノール(80ml)中に溶解し、そしてヒドラジン水和物(5.85ml、120.4mmol、2当量)を加えた。混合物を還流で18時間加熱した。この時間後、溶液を乾燥状態まで濃縮し、メタノールを使用して予備平衡されたSCX−2カラム上に洗い流した。メタノール中の2%の水酸化アンモニウムを、生成物を遊離するために使用し、そして生成物を含有する画分を混合し、そして濃縮して、5−(フェノキシメチル)−1H−ピラゾール−3−アミンを、白色の固体(2.7g、24%)として得た。
H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 5.13(s,2H),6.12(s,1H),6.95−7.04(m,3H),7.28−7.34(m,2H).MS:m/z 190(MH+)。
b)5−(フェノキシメチル)−1H−ピラゾール−3−アミン(1g、4.44mmol、1当量)、2,4−ジクロロピリミジン(663mg、4.44mmol、1当量)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.94ml、4.44mmol、2.5当量)を、エタノール(25ml)中で室温で混合した。混合物を40℃に温め、そしてこの温度で8日間攪拌した。混合物を冷水(100ml)中に注ぎ、そして沈澱物を濾過し、水で徹底的に洗浄し、そして真空下で乾燥して、2−クロロ−N−[5−(フェノキシメチル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンを、褐色の固体(490mg、37%)として得た。
H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 5.09(s,2H),6.45(s,1H),6.92−7.06(m,4H),7.32(t,2H),8.18(d,1H),10.40(s,1H),12.70(s,1H).MS:m/z 302(MH+)。
実施例35
N−[(3−シクロプロピル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(フェノキシメチル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例34と類似の方法で、(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン(更に(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミンとしても知られる;62mg、0.35mmol)及び2−クロロ−N−[5−(フェノキシメチル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(80mg、0.25mmol)を使用して調製して、表題化合物(12mg、12%)を、白色の固体として得た。
1H NMR(499.803MHz,DMSO)δ 0.67−0.70(m,2H),0.90−0.94(m,2H),1.88−1.92(m,1H),4.55(s,2H),5.03(s,2H),5.99(s,1H),6.24−6.27(m,2H),6.91(t,1H),6.99(d,2H),7.25(t,2H),7.85(d,1H).MS:m/z 404(MH+)。
出発物質として使用した(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン(更に(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミンとしても知られる)は、実施例3に概要を記載したように調製することができる。
実施例36
5−[[[4−[[5−(フェノキシメチル)−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド
実施例35と類似の方法で、5−(アミノメチル)1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド(63mg、0.35mmol、1.4当量)及びクロロ−N−[5−(フェノキシメチル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(80mg、0.35mmol、1当量)を使用して調製して、表題化合物(32mg、32%)を、白色の固体として得た。
H NMR(499.803MHz,DMSO)δ 4.66(s,2H),5.03(s,2H),6.25−6.29(m,2H),6.53(s,1H),6.91(t,1H),6.99(d,2H),7.25(t,2H),7.86(d,1H) MS:m/z 407(MH+)。
出発物質として使用した5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドは、実施例4に概要を記載したように調製することができる。
実施例37
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(4−フェニルメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−[2−(4−フェニルメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミン(114mg、0.39mmol、1.3当量)及び4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(67mg、0.30mmol、1当量)のエタノール(10ml)(数滴のジオキサン中の4MのHClを含有)中の混合物を、18時間還流して、淡黄色の溶液を得た。溶媒を減圧下で蒸発した。粗製の生成物を酸性の逆相分離用HPLCで、0.2%のTFAを含有する水中のアセトニトリルの35−45%の勾配を使用して精製した。所望の画分をメタノールで予備湿潤化されたSCX−2カラム上に注いだ。メタノールによる数回の洗浄後、生成物を最後にメタノール中の10%水酸化アンモニウム溶液で溶出した。減圧下の蒸発により、表題化合物を、白色の固体(34.7mg、19%収率)として得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.16(s,3H),3.22−3.37(m,4H),4.57(d,2H),5.06(s,2H),6.15(s,1H),6.15−6.40(m,1H),6.92(d,2H),7.14(d,2H),7.30−7.55(m,6H),7.57−7.73(m,1H),7.84(d,1H),9.86(s,1H),12.03(s,1H). MS:m/z 482(MH+)。
出発物質として使用した5−[2−(4−フェニルメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンは、実施例27aの5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンと同様な方法で、しかし3−(4−フェニルメトキシフェニル)プロパン酸エチルを出発物質として使用して調製した。所望の化合物を、黄色の固体(1.08g、25%収率)として得た。
MS:m/z 482(MH+)294。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように合成した。
実施例38
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(3−フェニルメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−[2−(3−フェニルメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミン(152mg、0.52mmol、1当量)及び4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(117mg、0.52mmol、1当量)のエタノール(8ml)(数滴のジオキサン中の4MのHClを含有)中の混合物を、ガラス管中で80℃で18時間加熱した。沈澱した生成物を濾過し、エタノールで洗浄し、そして乾燥した。生成物を水中に懸濁し、そして水酸化アンモニウム溶液の添加により塩基性化した。生成物を酢酸エチル中に抽出し、そして有機層を分離した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄し、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして減圧下で蒸発して、表題化合物を、固体として得た。(129.7mg、52%収率)
H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.16(s,3H),2.81−2.90(m,4H),4.53(d,2H),5.06(s,2H),6.09(s,1H),6.28(s,2H),6.80−6.86(m,2H),6.90(s,1H),7.20(t,2H),7.28−7.46(m,5H),7.82(d,1H),9.34(s,1H),11.91(s,1H). MS:m/z 482(MH+)。
出発物質として使用した5−[2−(3−フェニルメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンは、実施例27の5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンと同様な方法で、しかし3−(3−フェニルメトキシフェニル)プロパン酸ベンジルを出発物質として使用して調製した。所望の化合物を、黄色の油状物(2.45g、40%収率)として得た。
H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.68−2.84(m,4H),4.42(s,2H),5.07(s,2H),5.19(s,1H),6.77−6.90(m,3H),7.18(t,1H),7.29−7.48(m,5H).MS:m/z 294(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように合成した。
実施例39
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(2−フェニルメトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩
実施例37と類似の方法を使用して、しかし5−[2−(2−フェニルメトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(105mg、0.36mmol)を出発物質として使用して調製して、表題化合物(118mg、63%収率)を得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.13(s,3H),2.84−2.95(m,4H),4.65(s,2H),5.13(s,2H),6.17−6.31(m,2H),6.38(s,1H),6.85(t,1H),7.03(d,1H),7.10−7.19(m,2H),7.28−7.40(m,3H),7.46(d,2H),7.88(d,1H).MS:m/z 482(MH+)。
出発物質として使用した5−[2−(2−フェニルメトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例34aと同様な方法で、しかし3−(2−フェニルメトキシフェニル)プロパン酸メチル(3.9g、14.4mmol)を出発物質として使用して調製して、5−[2−(2−フェニルメトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(1.6g、38%)を、褐色のゴム状物として得た。MS:m/z 294((M−H))。
3−(2−フェニルメトキシフェニル)プロパン酸メチルは、実施例31と類似の方法を使用して、3−(2−ベンジルオキシフェニル)プロピオン酸(7g、27.3mmol)を使用して調製して、3−(2−フェニルメトキシフェニル)プロパン酸メチル(6.66g、90%)を、無色の油状物として得た。
1H NMR(300.132MHz,CDCl3)δ 2.65(t,2H),3.01(t,2H),3.64(s,3H),5.08(s,2H),6.86−6.90(m,2H),7.13−7.18(m,2H),7.28−7.43(m,5H)。
実施例40
N’−[5−[2−[3−(2−メトキシエトキシ)フェニル]エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例38と類似の方法で、しかし5−[2−[3−(2−メトキシエトキシ)フェニル]エチル]−2H−ピラゾール−3−アミン(136g、0.52mmol、1当量)を使って出発して調製した。固体(124.8mg、53%収率)として単離した。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.00(s,3H),2.64−2.73(m,4H),3.13(s,3H),3.47(t,2H),3.89(t,2H),4.36(d,2H),5.94(s,1H),6.09(s,2H),6.55−6.67(m,3H),7.01(t,2H),7.66(d,1H),9.17(s,1H),11.73(s,1H).MS:m/z 450(MH+)。
出発物質として使用した5−[2−[3−(2−メトキシエトキシ)フェニル]エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンは、3−[3−(2−メトキシエトキシ)フェニル]プロパン酸2−メトキシエチルから、実施例27aの5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンと同様な方法で調製した。黄色の油状物(2.78g、81%収率)として単離した。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.68−2.84(m,4H),3.31(s,3H),3.65(dd,2H),4.06(dd,2H),4.40(s,2H),5.19(s,1H),6.71−6.81(m,3H),7.17(t,1H),11.08(s,1H).MS:m/z 262(MH+)。
実施例41
3−[2−[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]フェノール
N’−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更にN’−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる;100mg、0.25mmol、1当量)のDCM(10ml)の0℃のN下の撹拌された溶液に、三臭化ホウ素の1Mの溶液(1.52ml、1.52mmol、5当量)をゆっくりと加えた。反応物を室温まで一晩かけて温まらせた。反応混合物を氷中で冷却し、そしてメタノール(5ml)をゆっくりと加えて、淡黄色の溶液を得た。この溶液を減圧下で蒸発した。塩基性にした後、生成物を塩基性の逆相分離用HPLCで、水性溶出剤中に1%のアンモニアを含有する水中のアセトニトリルの20−40%の勾配を使用して精製した。透明な画分を採取し、そして減圧下で低体積まで蒸発した。形成した沈澱物を濾過し、水で洗浄し、そして真空デシケーター中で一晩60℃で乾燥して、表題化合物を、淡いピンク色の固体(59mg、60%収率)として得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.17(s,3H),2.80(s,4H),4.53(d,2H),6.10(s,1H),6.17−6.36(m,2H),6.55−6.68(m,3H),7.07(t,1H),7.18(t,1H),7.82(d,1H),9.23(s,1H),9.34(s,1H),11.91(s,1H).MS:m/z 392(MH+)。
出発物質として使用したN’−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更にN’−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)は、実施例27に概要を記載した方法によって調製した(678mg、47%収率)。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.16(s,3H),2.81−2.90(m,4H),3.73(s,3H),4.53(d,2H),6.10(s,1H),6.17−6.44(m,2H),6.72−6.84(m,3H),7.19(t,1H),7.19(s,1H),7.82(d,1H),9.34(s,1H),11.90(s,1H).MS:m/z 392(MH+)。
実施例42
N’−[5−[2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例37と類似の方法で、しかしエタノール(5ml)中の5−[2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミン(124mg、0.42mmol、1.3当量)を使用して調製した。精製(1%の水酸化アンモニウムを含有する水中のアセトニトリルの25−45%の勾配を使用)後、画分を低体積まで蒸発した。白色の固体が沈澱し、これを濾過し、水で洗浄し、そして一晩乾燥して、表題化合物を、白色の固体(67mg、49%収率)として得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.16(s,3H),2.83(s,4H),3.71(s,6H),4.52(d,2H),6.09(s,1H),6.17−6.36(m,3H),6.41(m,2H),7.13−7.23(m,1H),7.82(d,1H),9.34(s,1H),11.89(s,1H).MS:m/z 436(MH+)。
出発物質として使用した5−[2−(3,5−ジメトキシ)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:
a)アセトニトリル(2.29ml、43.61mmol、1.2当量)を、水素化ナトリウム(1.75g、鉱油中の分散物、43.61mmol、1.2当量)の無水のトルエン(70ml)中のスラリーに加え、そして混合物を室温で30分間攪拌した。トルエン(60ml)中の3−(3,5−ジメトキシフェニル)プロパン酸エチル(8.66g、36.34mmol、1当量)を加え、そして反応物を18時間還流した。冷却し、そして少量の水でクエンチした後、溶媒を減圧下で蒸発した。残渣を2MのHCl(50ml)中に溶解した。次いで酸性の溶液を酢酸エチルで二回抽出した。有機抽出物を混合し、水で、続いて食塩水で洗浄し、最後に硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、溶媒を減圧下で蒸発して、粗製の生成物を黄色の油状物として得た。油状物をカラムクロマトグラフィーによって精製し、そして生成物をDCMで溶出した。不純物のない生成物を含有する画分を混合し、そして蒸発して、クリーム色の固体を得た。(3.76g、44%収率)。エタノール(55ml)中のこの固体(3.72g、15.96mmol、1当量)に、ヒドラジン水和物(852μl、17.56mmol、1.1当量)を加えた。反応物を24時間還流してから、冷却させた。減圧下で蒸発した後、残渣をジクロロメタン中に溶解し、水で、続いて食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして減圧下で蒸発して、5−[2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンを、淡黄色の固体(3.76g、2工程で42%)として得た。
H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.64−2.82(4H,m),3.71(6H,s),4.07−4.72(2H,m),5.20(1H,s),6.31(1H,t),6.38(2H,d).MS:m/z 248(MH+)。
実施例43
5−[2−[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]ベンゼン−1,3−ジオール
N’−[5−[2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(0.488g、1.12mmol)のジクロロメタン(30ml)中の0℃の窒素下の撹拌された溶液に、三臭化ホウ素の溶液(DCM中の1M、5.6ml、5.6mmol)をゆっくりと加えた。反応物を室温まで一晩で温まらせた。この時間後、淡いピンク色の沈澱が形成した。反応混合物を氷中で冷却し、そしてメタノールをゆっくりと加えて、淡黄色の溶液を得た。溶液を真空下で蒸発して、灰色の固体を得た。残渣を水中に溶解し、そして水酸化アンモニウム溶液の添加によってpH8に塩基性化した。水層を酢酸エチルで抽出し、20%アンモニア水溶液で、水で、そして最後に食塩水で洗浄した。次いでこれを硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして高真空下で蒸発して、クリーム色の固体(0.1927g、42%)を得た。
H NMR(500.13MHz,DMSO−d)δ 2.19(3H,s),2.74−2.82(4H,m),4.59(2H,d),6.08−6.09(2H,m),6.09(1H,s),6.10−6.12(2H,d),6.14(1H,d),6.8(1H,s),7.86(1H,d),8.62(2H,s),8.90(1H,s),11.20(1H,s);MS:m/z 408.53(MH)。
出発物質として使用したN’−[5−[2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミンは、以下のように調製した:
5−[2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミン(619mg、2.5mmol)、4−クロロ−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(562mg、2.5mmol)、及びエタノール(15ml)の混合物を撹拌し、そして80℃で18時間加熱した。沈澱物を濾過し、そして氷冷のエタノールで洗浄し、そして次いでエーテルで洗浄して、生成物(0.9898g、91%)を得た。
5−[2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンは、実施例42に概要を記載したように調製した。
実施例44
N’−[5−[(3,5−ジメトキシフェノキシ)メチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
4−クロロ−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(80mg、0.36mmol、1当量)及び5−[(3,5−ジメトキシフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(127mg、0.51mmol、1.4当量)を、エタノール(5ml)中で混合し、そして80℃で18時間加熱した。この時間後、溶液を水酸化アンモニウムを使用して塩基性化し、そして分離用HPLC(塩基性系、1%の水酸化アンモニウムを含有する水中の20−40%アセトニトリルの勾配)によって精製した。所望の画分を混合し、そして濃縮して、N’−[5−[(3,5−ジメトキシフェノキシ)メチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(73mg、46%)を、白色の固体として得た。
H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.16(s,3H),3.71(s,6H),4.54(s,2H),4.98(s,2H),6.11(t,1H),6.13(s,1H),6.20−6.20(m,3H),6.31(s,1H),7.87(d,1H).MS m/z 438(MH+)。
上記の出発物質として使用した5−[(3,5−ジメトキシフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例42と類似の方法で、2−(3,5−ジメトキシフェノキシ)酢酸メチルを出発物質として使用して製造した(1.7g、30%)。
H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 3.70(s,6H),5.08(s,2H),6.13(t,2H),6.18(s,1H),6.19(s,1H).MS:m/z 250(MH+)。
a)上記の出発物質として使用した2−(3,5−ジメトキシフェノキシ)酢酸メチルは、以下のように製造した:
3,5−ジメトキシフェノール(5g、32.4mmol、1当量)、N,N−ジイソプロピルアミン(6.78ml、38.9mmol、1.2当量)及びブロモ酢酸メチル(5.46g、35.7mmol、1.1当量)を、DCM(100ml)中で混合し、そして混合物を還流(T=50℃)で18時間加熱した。この時間後、溶液を冷却し、そして2MのHCl(3×40ml)、飽和NaHCO水溶液(3×40ml)で、次いで食塩水(2×40ml)で洗浄し、乾燥(MgSO)し、そして無色の油状物としての2−(3,5−ジメトキシフェノキシ)酢酸メチル(5.19g、71%)まで濃縮した。
H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 3.70(s,3H),3.71(s,6H),4.75(s,2H),6.08−6.14(m,3H)。
出発物質として使用したクロロ−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、以下のように調製した:−
(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン(9.3g、83mmol)及び2−メチルスルホニルピリミジン−4−オール(9.8g、69mmol)を、160℃で4時間一緒に加熱した。混合物を冷却させ、次いでジクロロメタン中に溶解し、そしてカラムクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の5−15%メタノールで溶出して精製して、所望の生成物を、褐色のゴム状物(8.88g、62%)として得た。
1H NMR(DMSO)δ 2.19(s,3H),4.57(s,2H),5.6(d,1H),6.19(s,1H),7.03(bs,1H),7.61(d,1H),11(bs,1H);MS:m/z 207(MH+)。
出発物質として使用した(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミンは、実施例1に概要を記載したように調製した。
実施例45
N’−[5−[2−(2,5−ジメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−[2−(2,5−ジメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミン(0.248g、1mmol)、4−クロロ−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(0.225g、1mmol)、及びエタノール(5ml)の混合物を撹拌し、そして80℃で一晩不活性雰囲気下で加熱した。黄色の沈殿物が形成した。懸濁液を室温まで冷却させ、濾過し、そして氷冷のエタノール(30ml)及びエーテル(20ml)で洗浄して、淡黄色の沈澱物(0.354g、81%)を得た。
H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.19(3H,s),2.82(4H,s),3.67(3H,s),3.74(3H,s),4.72(2H,d),6.28−6.38(2H,d),6.75(2H,q),6.87−6.90(1H,m),7.90(1H,s),8.88(1H,s),11.25(1H,s),12.45−12.75(2H,d)
MS:m/z 436(MH)。
出発物質として使用した5−[2−(2,5−ジメトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:
水素化ナトリウム(60%、0.240g、6mmol)を、1,4−ジオキサン(25ml)中の3−(2,5−ジメトキシフェニル)プロパン酸メチル(1.125g、5mmol)の、乾燥アセトニトリル(0.314ml、6mmol)中の窒素下の撹拌された溶液に加えた。混合物を室温で10分間撹拌し、次いで窒素下の還流で18時間加熱した。この時間後、混合物を室温に冷却し、この時点で沈殿物が形成した。エタノール(2ml)を、続いてヒドラジン一塩酸塩(0.686g、10mmol)を加えた。混合物を還流で4時間加熱した。この時間中に、沈殿物は溶液となり、そして固体が現れた。濾過後、反応混合物を真空中で濃縮し、そして2NのHCl及び酢酸エチル(それぞれ25ml)間に分配した。水層を水酸化アンモニウム溶液でpH8に塩基性化し、酢酸エチルで抽出し、そしてMgSOで乾燥した。これを濾過し、そして溶媒を真空中で蒸発して、オレンジ色の油状物(0.690g、56%)を得た。
出発物質として使用したクロロ−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例44に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミンは、実施例1に概要を記載したように調製した。
実施例46
N’−[5−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩
4−クロロ−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(80mg、0.36mmol、1当量)及び5−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(89mg、0.36mmol、1当量)を、エタノール(5ml)中で混合し、そして80℃で24時間加熱した。混合物を室温に冷却し、そして沈澱物を濾過によって収集し、氷冷のエタノール、エーテルで洗浄し、そして真空下で乾燥して、N’−[5−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩(82mg、48%)を、オフホワイト色の固体として得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.18(s,3H),2.83(s,4H),3.71(s,3H),3.72(s,3H),4.68(s,2H),6.20(s,1H),6.26(s,1H),6.38(s,1H),6.69−6.72(m,1H),6.80−6.84(m,2H),7.87(d,1H).MS:m/z 436(MH+)。
出発物質として使用したクロロ−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例44に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した5−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例42のものと類似の方法で、3−(3’,4’−ジメトキシフェニル)プロパン酸メチル(5g、22.3mmol)を出発物質として使用して調製して、5−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(2.2g、40%収率)を、金色の油状物として得た。MS:m/z 248(MH+)。
実施例47
N’−[5−[2−(4−メトキシ−2−メチル−フェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−[2−(4−メトキシ−2−メチル−フェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミン(0.232g、1mmol)、4−クロロ−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(0.225g、1mmol)、及びエタノール(5ml)の混合物を撹拌し、そして80℃で6時間加熱した。黄色の針状の結晶を、濾過し、そして氷冷のエタノールで洗浄し、そして次いでエーテルで洗浄して、最終生成物(0.215g、51%)を得た。
H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.19(3H,s),2.25(3H,s),2.79(4H,s),3.71(3H,s),4.70−4.72(2,m),6.28(2H,s),6.67−6.70(1H,m),6.74(1H,d),7.05(1H,d),7.89−7.91(1H,m),8.76−8.9(1H,s),11.18−11.32(1H,s),12.39−12.50(1H,s),12.57−12.75(1H,s)
MS:m/z 420.49(MH)。
出発物質として使用した4−クロロ−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例44に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した5−[2−(4−メトキシ−2−メチル−フェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンは、実施例42のものと類似の方法で、3−(4−メトキシ−2−メチル−フェニル)プロパン酸メチルを出発物質として使用して調製して、5−[2−(4−メトキシ−2−メチル−フェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンを、赤色の固体として得た。MS:m/z 232(MH+)。
実施例48
3−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−2H−ピラゾール−3−イル]エチル]ベンゾニトリル
3−[2−(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)エチル]ベンゾニトリル(128mg、0.6mmol)、4−クロロ−N−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(更に4−クロロ−N−(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンとしても知られる;135mg、0.6mmol)及びエタノール(5ml)の混合物を、還流で18時間加熱した。反応混合物を冷却し、そして結晶した固体を濾過して取出し、エタノール及びジエチルエーテルで洗浄して、表題化合物を、固体(179mg、74.5%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.19(3H,s),2.86−3.02(4H,m),4.70−4.71(2H,m),6.29(1H,s),6.38(1H,s),7.50(1H,t),7.56(1H,d),7.66−7.70(2H,m),7.91(1H,s),8.86(1H,s),11.24(1H,s),12.42(1H,s),12.74(1H,s).MS:m/z 401(MH+)。
出発物質として使用した4−クロロ−N−(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例44に概要を記載したように調子した。
出発物質として使用した3−[2−(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)エチル]ベンゾニトリルは、5−[2−(3,5−ジメトキシ)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンのために実施例42に概要を記載したように、出発物質としてのメチル−3−(3−シアノフェニル)プロパノエート(880mg、4.66mmol)から出発して調製した。3−[2−(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)エチル]ベンゾニトリルを、油状物(256mg、26%)として得た。MS:m/z 213(MH+)。
メチル−3−(3−シアノフェニル)プロパノエートは、次のように調製した:メタノール(15ml)中の3−(3−シアノフェニル)プロパン酸(993mg、4.0mmol)を、還流で18時間加熱した。減圧下で蒸発した後、粗製の生成物をジクロロメタン中に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、食塩水で洗浄し、そして最後に硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過及び減圧下の蒸発により、3−(3−シアノフェニル)プロパン酸メチルを、油状物(1.09g、96%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.69(2H,t),2.94(2H,t),3.59(3H,s),7.50(1H,t),7.59−7.62(1H,m),7.66−7.68(1H,m),7.72−7.73(1H,m)。
実施例49
N’−[5−[2−(3−フルオロ−5−メチル−フェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例45と類似の方法で、しかし出発物質として5−[2−(3−フルオロ−5−メチル−フェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(143mg、0.52mmol)及び4−クロロ−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(更に4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンとしても知られる;117mg、0.52mmol)を使って出発して調製して、表題化合物を白色の固体(85mg、35%)として得た。H NMR(499.8MHz,DMSO−d)δ 2.21(3H,s),2.96(1H,s),2.98−2.99(2H,m),3.08(2H,t),4.72(2H,s),6.24(2H,d),6.55(1H,d),7.37(2H,d),7.42(1H,s),7.89(1H,d),10.69(1H,s).MS:m/z 462(MH+)。
出発物質として使用した5−[2−(3−フルオロ−5−メチル−フェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、5−[2−(3,5−ジメトキシ)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンのために実施例42に概要を記載したように、出発物質としての3−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパン酸メチル(651mg、2.6mmolから出発して調製して、5−[2−(3−フルオロ−5−メチル−フェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンを、白色の固体(150mg、21%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.93(2H,t),3.05(2H,t),5.61(1H,s),7.45−7.50(3H,m).MS:m/z 274(MH+)。
3−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパン酸メチルアミンは、(E)−3−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパ−2−エン酸メチル(993mg、4.0mmol)のエタノール(15ml)中の10%Pd/C(100mg)による水素雰囲気下の還元によって調製した。セライトを通す濾過及び蒸発後、3−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパン酸メチルを、油状物(650mg、65%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.73(2H,t),2.97(2H,t),3.60(3H,s),7.47−7.50(3H,m)。
(E)−3−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパ−2−エン酸メチルは、以下のように調製した:
ジクロロメタン(25ml)中の、3−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンズアルデヒド(0.999g、5.2mmol)及び(トリフェニル−ホスホラニリデン)酢酸メチル(2.62g、7.8mmol)を、周囲温度で4時間撹拌した。減圧下の蒸発後、粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ヘキサン中の2−10%の酢酸エチルの勾配を使用して精製した。所望の画分を採取し、そして蒸発して、(E)−3−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパ−2−エン酸メチルを、油状物(1.08g、84%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 3.76(3H,s),6.92(1H,d),7.68−7.74(3H,m),8.01−8.02(2H,m)。
実施例50
5−[[[4−[(5−フェネチル−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド
2−クロロ−N−(5−フェネチル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(100mg、0.33mmol、1当量)及び5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドトリフルオロ酢酸塩(86mg、0.33mmol、1.2当量)を、ジイソプロピルエチルアミン(175μl、1.00mmol、3当量)を含有する2−メトキシエタノール(2ml)中で混合した。反応物を170℃でマイクロ波中で3時間加熱した。更なる0.3当量のアミン(25mg、0.1mmol)を加え、そして反応物を60分間175℃で、次いで60分間200℃で加熱した。溶媒を減圧下で蒸発した。残渣を酢酸エチル中に抽出し、そして水及び食塩水で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして蒸発した。次いで化合物を塩基性の逆相分離用HPLCによって精製した。所望の画分を採取し、蒸発して、表題化合物を固体(25.8g、19%)として得た。
H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.76−2.96(4H,m),4.61(2H,d),6.31(2H,s),6.52(1H,s),7.14−7.33(6H,m),7.73(1H,s),7.83(1H,d),8.02(1H,s),9.36(1H,s),11.93(1H,s) MS:M/Z 405,(MH+)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−(5−フェネチル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンは、実施例30aに概要を記載したように調製した。
5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドは、実施例4に概要を記載したように合成した。
実施例51
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例38と類似の方法で、しかし5−[2−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(112mg、0.50mmol、1当量)を使って出発して調製した。表題化合物を固体(88.6mg、39%収率)として単離した。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.16(s,3H),2.81−3.01(m,4H),4.53(d,2H),6.11(s,1H),6.18−6.36(m,2H),7.15−7.30(m,4H),7.42(t,1H),7.83(d,1H),9.36(s,1H),11.91(s,1H).MS:m/z 460(MH+)。
出発物質として使用した5−[2−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、5−[2−(3,5−ジメトキシ)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンのために実施例42に概要を記載したように、しかし3−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]プロパン酸エチルを使用して調製して、褐色の油状物(620mg、10%収率)を得た。
1H NMR(300.132MHz,CDCl3):δ 2.86(t,2H),2.93(t,2H),5.44(s,1H),7.03−7.10(m,3H),7.30(t,2H).MS:m/z 272(MH+)。
3−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]プロパン酸エチルは、以下のように調製した:
a)3−トリフルオロメトキシベンズアルデヒド(4.945g、26mmol)及び2−(トリフェニルホスホラニリデン(triphenylphosphoranylidine))酢酸エチル(9.995g、28.6mmol)を、THF中に溶解し、そして室温で6時間撹拌した。粗製の生成物を5%(酢酸エチル:イソヘキサン)中に溶解し、そしてシリカの充填層を通して濾過した。最初の溶出液を収集し、そして蒸発により、エチル−3−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]プロパ−2−エノーエートを、無色の油状物として得た。(5.75g、trans:cisアルケン異性体の20:1の混合物として90%)。
Trans異性体:95%
1H NMR(300.132MHz,CDCl3):δ 1.34(t,3H),4.28(q,2H),6.45(d,1H),7.16−7.29(m,1H),7.31−7.51(m,3H),7.65(d,1H).
Cis異性体: 5%
1H NMR(300.132MHz,CDCl3):δ 1.23(t,3H),4.17(q,2H),6.01(d,1H),6.90(d,1H),7.17−7.51(m,4H)。
b)酢酸エチル(50ml)中に溶解された(窒素下で)、(E/Z)−3−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]プロパ−2−エン酸エチル(5.75g、22.1mmol)に、炭素上の10%パラジウム(20mg)を加えた。反応混合物を水素下で2日間攪拌した。混合物をセライトを通して濾過し、そして蒸発して、3−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]プロパン酸エチルを、無色の油状物として得た。(収率、5.75g、99%)。
1H NMR(300.132MHz,CDCl3):δ 1.23(t,3H),2.62(t,2H),2.97(t,2H),4.13(q,2H),7.00−7.16(m,3H),7.23−7.35(m,1H)。
実施例52
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(3−メチルフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩
実施例46と類似の方法を使用して、しかし5−[2−(3−メチルフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(77mg、0.36mmol)を使って出発して調製して、表題化合物(51mg、32%収率)を得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.18(s,3H),3.85(s,3H),4.72(s,2H),5.06(s,2H),6.27(s,1H),6.37(s,1H),6.97−7.03(m,1H),7.16−7.26(m,2H),7.91(d,1H).MS:m/z 390(MH+)。
出発物質として使用した5−[2−(3−メチルフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例34a)と類似の方法を使用して、しかし3−(3−メチルフェニル)プロパン酸メチル(4g、22.4mmol)を使って出発して調製して、5−[2−(3−メチルフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(3.1g、69%)を、褐色のゴム状物として得た。MS:m/z 202(MH+)。
3−(3−メチルフェニル)プロパン酸メチルは、実施例31a)と類似の方法を使用して、3−(3−メチルフェニル)プロパン酸(7g、42.6mmol)を使用して調製して、3−(3−メチルフェニル)プロパン酸メチル(7g、92%)を、無色の油状物として得た。
1H NMR(300.132MHz,CDCl3)δ 2.25(s,3H),2.54(t,2H),2.84(t,2H),3.59(s,3H),6.91−6.95(m,3H),7.07−7.12(m,1H).MS:測定せず。
実施例53
N’−[5−[2−(3−ブロモフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩
実施例46と類似の方法を使用して、しかし5−[2−(3−ブロモフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(95mg、0.36mmol)を使って出発して調製して、表題化合物(82mg、46%収率)を得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.18(s,3H),2.89(s,4H),4.70(s,2H),6.16−6.33(m,2H),6.38(s,1H),7.19−7.26(m,2H),7.35−7.40(m,1H),7.43(s,1H),7.86(d,1H).MS:m/z 456(MH+)。
出発物質として使用した5−[2−(3−ブロモフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例34a)と類似の方法を使用して、しかし3−(3−ブロモフェニル)プロパン酸メチル(7g、28.8mmol)を使って出発して調製して、5−[2−(3−ブロモフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(4.9g、60%)を、褐色のゴム状物として得た。MS:m/z 280(MH+)。
3−(3−ブロモフェニル)プロパン酸メチルは、実施例31a)と類似の方法を使用して、3−(3−ブロモフェニル)プロパン酸(10g、43.6mmol)を使用して調製して、3−(3−ブロモフェニル)プロパン酸メチル(10g、94%)を、無色の油状物として得た。
1H NMR(300.132MHz,CDCl3)δ 2.54(t,2H),2.84(t,2H),3.59(s,3H),7.03−7.10(m,2H),7.25−7.26(m,2H)。
実施例54
N’−[5−(2−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルエチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例38と類似の方法で、しかし(5−(2−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルエチル)−2H−ピラゾール−3−アミン(128mg、0.55mmol、1当量)を使って出発して調製した。冷却により、反応混合物からHCl塩が沈澱し、そしてこれを濾過し、そして乾燥した。生成物を水中に懸濁し、そして水酸化アンモニウム溶液の添加によって塩基性化してから、酢酸エチル中に抽出した。有機層を分離し、飽和の炭酸水素ナトリウム及び食塩水で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして蒸発して、表題化合物を固体として得た。(132.1mg、57%収率)。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.17(s,3H),2.76−2.84(m,4H),4.53(d,2H),5.96(s,2H),6.10(s,1H),6.26(s,2H),6.68(dd,1H),6.78−6.82(m,2H),7.19(s,1H),7.83(d,1H),9.34(s,1H),11.88(s,1H).MS:m/z 420(MH+)。
出発物質として使用した(5−(2−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルエチル)−2H−ピラゾール−3−アミンは、実施例27a)の5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンと同様な方法で調製した。生成物を、黄色の油状物として得た。(3.04g、44%収率)。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.63−2.79(m,4H),4.40(s,2H),5.18(s,1H),5.95(s,2H),6.66(dd,1H),6.77−6.81(m,2H).MS:m/z 232(MH+)。
実施例55
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(3−モルホリン−4−イルフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例38と類似の方法で、しかし5−[2−(3−モルホリン−4−イルフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(112mg、0.50mmol、1当量)を使って出発して調製した。表題化合物を、白色の固体(105.7mg、53%収率)として単離した。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.16(s,3H),2.83(s,4H),3.07(t,4H),3.71(t,4H),4.53(d,2H),6.10(s,1H),6.21−6.36(m,2H),6.69(d,1H),6.76(dd,1H),6.81(s,1H),7.13(t,1H),7.14(m,1H),7.82(d,1H),9.34(s,1H),11.89(s,1H).
MS:m/z 461(MH+)。
出発物質として使用した5−[2−(3−モルホリン−4−イルフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(470mg、85%収率)は、実施例27a)の5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンと同様な方法で、3−(3−モルホリン−4−イルフェニル)プロパン酸エチルを出発物質として使用して調製した。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.64−2.83(m,4H),3.08(t,4H),3.73(t,4H),4.40(s,2H),5.20(s,1H),6.67(d,1H),6.75(dd,1H),6.79(s,1H),7.12(t,1H),11.06(s,1H).MS:m/z 273(MH+)。
3−(3−モルホリン−4−イルフェニル)プロパン酸エチルは、以下のように調製した:
a)3−モルホリン−4−イル安息香酸(5.185g、25mmol、1当量)、2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン(5.22g、29.75mmol、1.19当量)及びN−メチルモルホリン(7.588g、75mmol、3当量)を、無水のテトラヒドロフラン(50ml)中で室温で1時間攪拌した。沈殿物が観察された。次いでN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(2.44g、25mmol、1当量)を加え、そして反応物を一晩室温で16時間攪拌した。反応混合物をエーテルで希釈し、そして有機層を水で、次いで飽和炭酸ナトリウムで、そして最後に食塩水で洗浄した。有機層を乾燥し、そして減圧下で蒸発して、7.73gをピンク色の油状物として得た。これをジクロロメタン中の120gのシリカのカラムに付加し、そしてヘキサン中の50−100%の酢酸エチルで溶出した。不純物のない画分を混合し、そして蒸発して、N−メトキシ−N−メチル−3−モルホリン−4−イル−ベンズアミドを、黄色の油状物として得た。(2.77g、44%収率)。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 3.13(t,4H),3.23(s,3H),3.56(s,3H),3.74(t,4H),6.98(d,1H),7.06(m,2H),7.29(m,1H).MS:m/z 251(MH+)。
b)水素化塩化ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウム(4.28g、16.60mmol、1.5当量)を、N−メトキシ−N−メチル−3−モルホリン−4−イル−ベンズアミド(2.77g、11.07mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(50ml)中の溶液に分割して加えた。反応物を、最初のガスの発生後、室温で15分間攪拌した。反応物を低体積まで蒸発し、そして次いでシリカ上に乾燥付加した。精製物を40gのシリカのカラムで、ヘキサン中の0−40%の酢酸エチルで20分かけて溶出して精製した。不純物のない画分を混合して、3−モルホリン−4−イルベンズアルデヒドを、黄色の油状物として得た。(1.34g、63%)。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 3.19(t,4H),3.76(t,4H),7.29−7.35(m,2H),7.42−7.49(m,2H),9.95(s,1H).MS:m/z 192(MH+)。
c)2−(トリフェニルホスホラニリデン)酢酸エチル(3.485g、10mmol、1当量)を、無水のテトラヒドロフラン(30ml)中の3−モルホリン−4−イルベンズアルデヒド(1.33g、6.95mmol、1当量)に加えた。反応物を室温で一晩攪拌した。溶媒を減圧下で蒸発し、そして残渣をジクロロメタン中のシリカ上に乾燥付加した。生成物を40gのシリカのカラムで、ヘキサン中の0−25%の酢酸エチルで溶出して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、エチル−3−(3−モルホリン−4−イルフェニル)プロパ−2−エノエート(主としてtrans)を、黄色/緑色の油状物として得た。(1.71g、94%)。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 1.26(t,3H),3.16(t,4H),3.74(t,4H),4.19(q,2H),6.64(d,1H),7.01(dd,1H),7.13(d,1H),7.24−7.30(m,2H),7.60(d,1H).
MS:m/z 262(MH+)。
d)エタノール(35ml)中の、エチル−3−(3−モルホリン−4−イルフェニル)プロパ−2−エノエート(1.658g、6.34mmol、1当量)に、木炭上の10%パラジウム(166mg)を加えた。反応物を水素バルーン下で18時間撹拌した。パラジウムの残留物を濾過し、そして濾液を減圧下で蒸発して、3−(3−モルホリン−4−イルフェニル)プロパン酸エチルを得た。透明な油状物として(1.636g、98%)。
1H NMR(300.132MHz,CDCl3):δ 1.24(t,3H),2.61(t,2H),2.91(t,2H),3.15(t,4H),3.85(t,4H),4.13(q,2H),6.70−6.79(m,3H),7.16−7.22(m,1H).MS:m/z 264(MH+)。
実施例56
3−[2−[5−[[2−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]フェノール
N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン(191mg)を、DCM(20ml)中に溶解し、そして0℃に窒素下で冷却した。三臭化ホウ素の溶液を滴下により加え、そして反応物を室温まで温まらせ、そして一晩攪拌した。反応をメタノール(10ml)で注意深くクエンチし、そして溶液を乾燥状態まで蒸発した。粗製の生成物をSCX−2カラム上に付加し、メタノールで洗浄し、そして次いでメタノール中の2Nのアンモニアで溶出して、生成物を黄色のゴム状物として得た。エーテルによる摩砕により、白色の固体を得て、次いでこれを濾過し、そして45℃の真空オーブン中で一晩乾燥した(130mg、71%)。
1H NMR(DMSO 400.13MHz)δ 0.69(m,2H),0.95(m,2H),1.93(m,1H),2.79(s,4H),4.51(d,2H),6.0(s,1H),6.28(bs,1H),6.57(m,1H),6.65(m,2H),7.05(t,1H),7.15(bs,1H),7.83(d,1H),9.21(s,1H),9.35(bs,1H),11.92(s,1H)
MS:m/z 418(MH+)。
出発物質として使用したN−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミンは、実施例28のように調製した。
実施例57
N’−[5−[2−(3−クロロ−5−フルオロ−フェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−[2−(3−クロロ−5−フルオロ−フェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミン(0.096g、0.4mmol)、4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(0.090g、0.4mmol)及びエタノール(5ml)の混合物を撹拌し、そしてマイクロ波中で120℃で30分間加熱した。冷却により生成物が沈澱した。これを濾過し、氷冷のエタノール(5ml)及びエーテル(2ml)で洗浄して、淡黄色の固体を得た。組成の生成物を逆相分離用HPLC(塩基性)によって、1%の水酸化アンモニウム溶液を含有する水中のアセトニトリルの31−51%の勾配を使用して精製し、そして白色の固体を得た(0.054g、32%)。
H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.17(3H,s),2.88(4H,m),4.54(2H,s),6.10−6.40(2H,d),7.10(1H,d),7.20−7.30(2H,m),7.80(1H,d),9.35−9.50(1H,s),11.90−12.00(1H,s)
MS:m/z 428.38(MH)。
出発物質として使用した5−[2−(3−クロロ−5−フルオロ−フェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:−
水素化ナトリウム(60%、0.288g、7.20mmol)を、3−(3−クロロ−5−フルオロ−フェニル)プロパン酸メチル(1.3g、6.0mmol)の1,4−ジオキサン(30ml)及び乾燥アセトニトリル(0.377ml、7.20mmol)中の窒素下の撹拌された溶液に加えた。混合物を室温で10分間撹拌し、そして次いで一晩還流した(窒素下で)。この時間後、混合物を室温に冷却し、そしてエタノール(3ml)を、続いてヒドラジン一塩酸塩(0.823g、12.0mmol)を加えた。次いで混合物を一晩還流した。反応混合物を室温まで冷却させ、そして濾過した。溶液を真空中で濃縮し、そして次いで2NのHCl及び酢酸エチル(それぞれ25ml)間に分配した。水層を酢酸エチルで抽出し、そして水酸化アンモニウム溶液でpH8に塩基性化した。次いでこれを酢酸エチルを使用して抽出し、水及び食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)し、濾過し、そして乾燥状態まで蒸発して、暗いオレンジ色のゴム状物を得た。これを逆相分離用HPLC(塩基性)によって、1%の水酸化アンモニウム溶液を含有する水中のアセトニトリルの28−38%勾配を使用して精製し、そして白色の固体を得た(0.115g、8%)。
5−[2−(3−クロロ−5−フルオロ−フェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンの合成における出発物質として使用した3−(3−クロロ−5−フルオロ−フェニル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
3−(3−クロロ−5−フルオロ−フェニル)プロパン酸(1.051g、5mmol)のトルエン:メタノール(10ml:5ml)の混合物中の溶液を、室温で2Mの(トリメチルシラン)ジアゾメタン(3ml)で滴下により処理した。反応混合物を窒素下で1時間撹拌し、そして溶液を乾燥状態まで蒸発して、粗製の生成物を得た。粗製の生成物をDCM中に溶解し、そして重炭酸ナトリウム、水、食塩水で洗浄し、そしてMgSOで乾燥した。濾過後、溶媒を蒸発して除去して、3−(3−クロロ−5−フルオロ−フェニル)プロパン酸メチル(0.794gの生成物、73%)を得た。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
実施例58
N’−[5−[2−[3−(アミノメチル)フェニル]エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
水素化アルミニウムリチウム(72mg、1.88mmol)を、3−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−2H−ピラゾール−3−イル]エチル]ベンゾニトリル(301mg、0.75mmol)の無水のテトラヒドロフラン(30ml)中の懸濁液に加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した。反応を1Mの塩酸によるpH6−7への中和によって0℃でクエンチし、乾燥状態まで蒸発し、そしてSCX2カラムで精製した。生成物をメタノール中の3.5Nのアンモニアを使用して溶出した。減圧下の蒸発後、粗製の生成物を逆相分離用HPLC(酸性)によって、1%のギ酸を含有する水中のアセトニトリルの5−95%の勾配を使用して、続いて逆相分離用HPLC(塩基性)によって、1%のアンモニアを含有する水中のアセトニトリルの0−95%の勾配を使用して精製した 不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、N’−[5−[2−[3−(アミノメチル)フェニル]エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミンを、白色の固体(23.1mg、7.6%)として得た。
1H NMR(500.13MHz,DMSO−d)δ 2.17(3H,s),2.85(2H,d),2.90(1H,d),2.91(1H,s),3.83(2H,s),4.54(2H,d),6.12(1H,s),7.16(1H,d),7.21(2H,d),7.26(1H,s),7.28(2H,t),7.84(1H,d).MS:m/z 405(MH+)。
3−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−2H−ピラゾール−3−イル]エチル]ベンゾニトリルは、実施例48に記載したように調製した。
実施例59
N,N−ジメチル−3−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−2H−ピラゾール−3−イル]エチル]ベンズアミド
実施例108と類似の方法で、3−[2−(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)エチル]−N,N−ジメチル−ベンズアミド(130mg、0.45mmol)及び4−クロロ−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(更に4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンとしても知られる;113mg、0.5mmol)から出発して調製した。逆相分離用HPLC(酸性)によって、1%のギ酸を含有する水中のアセトニトリルの0−95%の勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、表題化合物を、白色の固体(60mg、27%)として得た。
1H NMR(500.13MHz,DMSO−d)δ 2.16(3H,s),2.86−2.92(2H,m),2.90(6H,s),2.93−2.99(2H,m),4.54(2H,d),6.03(1H,s),6.08(1H,s),6.26(1H,d),6.76(1H,s),7.17(1H,d),7.20(1H,s),7.75−7.83(2H,m),7.85(1H,d),8.89(1H,s).MS:m/z 447(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した3−[2−(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)エチル]−N,N−ジメチル−ベンズアミドは、実施例42の5−[2−(3,5−ジメトキシ)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンのためのものと類似の方法を使用して、3−[3−(ジメチルカルバモイル)フェニル]プロパン酸メチル(1.3g、6.85mol)、水素化ナトリウム(329mgの鉱油中の分散物、8.22mmol)、アセトニトリル(430μL、8.22mmol)及びヒドラジン一塩酸塩(939mg、13.7mmol)から出発して調製した。粗製の生成物をシリカゲルの正常相のクロマトグラフィーによって、ヘキサン中の酢酸エチルの50−100%の勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、3−[2−(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)エチル]−N,N−ジメチル−ベンズアミドを、黄色のゴム状物(485mg、27%)として得た。
H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.72−2.76(2H,m),2.84−2.89(6H,m),2.90(2H,m),4.40(2H,s),5.18(1H,s),7.19−7.22(1H,m),7.27−7.30(1H,m),7.32(1H,s),7.35(1H,d),11.0(1H,s).MS:m/z 259(MH+)。
3−[3−(ジメチルカルバモイル)フェニル]プロパン酸メチルは、(E)−3−[3−(ジメチルカルバモイル)フェニル]プロパ−2−エン酸メチル(2.335g、10.0mmol)の、エタノール(50ml)中の10%Pd/C(234mg)による水素雰囲気下の還元から調製した。セライトを通して濾過し、蒸発して、3−[3−(ジメチルカルバモイル)フェニル]プロパン酸メチルを、油状物(1.35g、55%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.67(2H,t),2.90(6H,t),2.98(2H,s),3.59(3H,s),7.20−7.40(4H,m)).MS:m/z 236(MH+)。
(E)−3−[3−(ジメチルカルバモイル)フェニル]プロパ−2−エン酸メチルは、実施例49の(E)−3−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパ−2−エン酸メチルのためのものと類似の方法を使用して、ジクロロメタン(35ml)中の、3−ホルミル−N,N−ジメチル−ベンズアミド(3.015g、17mmol)及び(トリフェニル−ホスホラニリデン)酢酸メチル(8.53g、25.5mmol)から出発して調製した。粗製の生成物をシリカゲルの正常相のクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中のメタノールの0−2.5%の勾配を使用して、続いてシリカゲルのカラムによって、ヘキサン中の酢酸エチルの50−75%の勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、(E)−3−[3−(ジメチルカルバモイル)フェニル]プロパ−2−エン酸メチルを、ゴム状物(2.4g、64%)として得た。
H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.90−2.95(3H,s),2.95−3.05(3H,s),3.75(3H,s),6.70−6.75(1H,d),7.40−7.50(2H,m),7.65−7.75(1H,d),7.75(1H,t),7.80(1H,d)。
実施例60
N’−[5−[2−(2,4−ジメトキシピリミジン−5−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例57のものと類似の方法を使用して、5−[2−(2,4−ジメトキシピリミジン−5−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、0.40mmol)及び4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(90mg、0.40mmol)から出発して調製した。逆相分離用HPLC(塩基性)により、1%のアンモニアを含有する水中のアセトニトリルの2.5−97.5%の勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、表題化合物を、白色の固体(68mg、39%)として得た。
H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.18(3H,d),2.76−2.79(4H,m),3.87(3H,s),3.94(3H,s),4.52(2H,d),6.10(1H,s),6.29(2H,s),7.19(1H,s),7.83(1H,d),8.03(1H,s),9.34(1H,s),11.89(1H,s).MS:m/z 438(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した5−[2−(2,4−ジメトキシピリミジン−5−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例42の5−[2−(3,5−ジメトキシ)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミン)のためのものと類似の方法を使用して、3−(2,4−ジメトキシピリミジン−5−イル)プロパン酸メチル(611mg、2.7mmol)、水素化ナトリウム(130mgの鉱油中の分散物、3.24mmol)、アセトニトリル(430μL、8.22mmol)及びヒドラジン一塩酸塩(370mg、5.4mmol)から出発して調製した。粗製の生成物をシリカゲルの正常相のクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中のメタノールの0−20%の勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、5−[2−(2,4−ジメトキシピリミジン−5−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンを、油状物(139mg、19%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.65−2.71(4H,m),3.87(3H,s),3.93(3H,s),4.44(2H,s),5.17(1H,s),8.03(1H,s),10.91(1H,s).
MS:m/z 250(MH+)。
出発物質として使用した3−(2,4−ジメトキシピリミジン−5−イル)プロパン酸メチルは、実施例59の3−[3−(ジメチルカルバモイル)フェニル]プロパン酸メチルのためのものと類似の方法を使用して、(E)−3−(2,4−ジメトキシピリミジン−5−イル)プロパ−2−エン酸メチル(774mg、3.45mmol)から、N,N−ジメチルホルムアミド(10ml)中の5%Pt/C(80mg)を伴って出発して、水素雰囲気下で調製した。セライトを通して濾過し、蒸発して、3−(2,4−ジメトキシピリミジン−5−イル)プロパン酸メチルを、油状物(611mg、78%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.55−2.59(1H,m),2.57−2.58(1H,m),2.68−2.72(2H,m),3.59(3H,s),3.87(3H,s),3.93(3H,s),8.13(1H,s)。
(E)−3−(2,4−ジメトキシピリミジン−5−イル)プロパ−2−エン酸メチルは、以下のように調製した:
(E)−3−(2,4−ジメトキシピリミジン−5−イル)プロパ−2−エン酸(1.05g、5.0mmol)のメタノール(5ml)及びトルエン(10ml)の混合物中の懸濁液を、周囲温度でトリメチルシリルジアゾメタンの溶液(ヘキサン中の2M、3.0ml、6.0mmol)で処理した。1時間撹拌し、そして蒸発して、(E)−3−(2,4−ジメトキシピリミジン−5−イル)プロパ−2−エン酸メチルを、固体(0.77g、69%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 3.73(3H,s),3.96(3H,s),3.99−4.09(3H,m),6.69(1H,d),7.55(1H,d),8.73(1H,s)。
実施例61
[5−[[[4−[[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−イル]メタノール
2−クロロ−N−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(250mg、0.76ミリモル)に、[5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−イル]メタノール(146mg)を、続いて2−メトキシエタノール(4ml)及びジイソプロピルエチルアミン(265ml)を加えた。反応混合物をマイクロ波中で200℃で60分間加熱した。溶媒を減圧下で蒸発した。粗製の生成物をシリカのカラムを使用するフラッシュクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の5−10%のメタノールで溶出して精製した。所望の画分を混合し、そして蒸発して、生成物を、287mg(90%)の黄色の泡状物として得た。
1H NMR(DMSO 400.13MHz)δ 2.85(m,4H),3.72(s,3H),4.44(d,2H),4.56(d,2H),5.36(t,1H),6.21(s,1H),6.29(bs,1H),6.75(m,1H),6.81(m,2H),7.19(t,1H),7.81(d,1H),9.32(bs,1H),11.9(s,1H)
MS:m/z 422(MH+)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、実施例27のように調製した。
出発物質として使用した[5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−イル]メタノールは、以下のように調製した:
N−[[3−(ヒドロキシメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]カルバミン酸tert−ブチル(3.36g、14.72ミリモル)を、ジクロロメタン(67ml)中に溶解し、そしてトリフルオロ酢酸(5.47ml)を加えた。反応物を室温で2日間攪拌した。混合物を乾燥状態まで蒸発し、SCX−2カラムに付加し、そしてメタノールで洗浄した。生成物をメタノール中の3.5Nのアンモニアで溶出して、生成物を、白色の固体(ジエチルエーテルで摩砕後)(1.24g、66%)として得た。
N−[[3−(ヒドロキシメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]カルバミン酸tert−ブチルは、以下のように調製した:
5−[[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボン酸エチル(5g、18.50ミリモル)を、エタノール(50ml)中に溶解し、そして0℃に冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(1.89g、49.95ミリモル)を分割して加え、そして反応物を室温で一晩攪拌した。混合物を重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチした。次いで混合物を酢酸エチルで抽出し、食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)し、そして蒸発して、生成物を無色の油状物(4.22g、100%)として得た。
出発物質として使用した5−[[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボン酸エチルは、以下のように調製した:
N−プロパ−2−イニルカルバミン酸tert−ブチル(40.97g、0.26mol、1当量)を、無水のTHF(150mL)中に溶解し、そしてN,N−ジエチルエタンアミン(22mL、0.16mol、1.2当量)を加えた。エチル−2−クロロ−2−ヒドロキシイミノ−アセテート(20g、0.13mol、1当量)の無水のTHF(350mL)中の溶液を7時間かけて滴下により加えた。反応物を室温で一晩撹拌し、次いで乾燥状態まで蒸発した。残渣をDCM中に溶解し、そして水、食塩水で洗浄し、そして乾燥(MgSO)した。濾過後、溶液を蒸発して、粗製の生成物を黄色の油状物として得た。これをシリカのカラムクロマトグラフィーによって、イソヘキサン中の20−60%のエーテルで溶出して精製して、5−[[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボン酸エチルを、白色の固体(20.12g、56%)として得た。
1H NMR(CDCl3 400.13MHz)δ 1.39−1.47(12H,m),4.40−4.49(5H,m),5.0(1H,s),6.58(1H,s).MS m/z 269(M−H)。
実施例62
N’−[5−[2−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩
5−[2−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(60mg、0.254mmol)を、4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(58mg、0.254mmol)と共に、エタノール(1.5ml)中で80℃で24時間加熱した。混合物を室温まで冷却させ、そして沈澱した固体を濾過によって収集し、エタノールで洗浄し、そして真空下で乾燥して、表題化合物を、オフホワイト色の固体(58mg、50%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.19(s,3H),2.93(s,4H),3.80(s,3H),4.70(d,2H),6.20−6.45(bm,3H),6.74(d,1H),7.89(bs,1H),8.06(d,1H),8.78(bs,1H),11.21(bs,1H),12.47(bs,1H),12.56(bs,1H).MS:m/z 425(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した5−[2−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:
3−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)プロパン酸メチル(260mg、1.22mmol)及びアセトニトリル(78μl、1.46mmol)を、無水の1,4−ジオキサン(6ml)中で窒素下で攪拌した。水素化ナトリウム(鉱油中の60%分散物、59mg、1.46mmol)を加え、そして混合物を室温で10分間撹拌し、次いで還流で16時間加熱した。室温に冷却後、エタノール(1ml)を、続いてヒドラジン一塩酸塩(168mg、2.44mmol)を加え、そして混合物を還流で24時間再び加熱した。混合物を乾燥状態まで蒸発し、そして残渣をシリカのisoluteカラムで、DCM中の0−3%メタノールで溶出して精製して、5−[2−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンを、黄色の固体(128mg、40%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,CDCl3)δ 2.84−2.94(m,4H),3.87(s,3H),5.46(s,1H),6.53(d,1H),7.92(d,1H).MS:m/z 237(MH+)。
出発物質として使用した3−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:
10%Pd/C(25mg)を、3−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)プロパ−2−エン酸メチル(315mg、1.49mmol)のエタノール(25ml)中の溶液に加え、そして混合物を室温で水素のバルーン下で1時間攪拌した。混合物を濾過し、エタノールで徹底的に洗浄し、そして濾液を真空下で蒸発して、3−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)プロパン酸メチルを、無色の油状物(296mg、93%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,CDCl3)δ 2.65(t,2H),2.94(t,2H),3.69(s,3H),3.88(s,3H),6.58(d,1H),7.91(d,1H).MS:m/z 214(MH+)。
出発物質として使用した3−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)プロパ−2−エン酸メチルは、以下のように調製した:
2−トリフェニルホスホラニリデン酢酸メチル(1.52g、4.54mmol)を、5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−カルバルデヒド(470mg、3.03mmol)のDCM(10ml)中の窒素下で撹拌された溶液に分割して加えた。撹拌を室温で16時間続けた。溶液を蒸発し、そして粗製の生成物をシリカ上に吸着させ、次いでシリカのisoluteカラムで、ヘキサン中の2−4%の酢酸エチルで溶出して精製して、3−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)プロパ−2−エン酸メチルを、白色の固体(330mg、52%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 3.77(s,3H),3.86(s,3H),6.91(d,1H),7.32(d,1H),7.60(d,1H),8.26(d,1H).MS:m/z 212(MH+)。
出発物質として使用した5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−カルバルデヒドは、以下のように調製した:
(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メタノール(1.40g、8.91mmol)を、DCM(50ml)中で攪拌した。DCM(70ml)中のデス−マーチンペルヨージナン(4.535g、10.69mol)をゆっくりと加え、そして撹拌を室温で1.5時間続けた。次いで溶液を1MのNaOH(水溶液)(2×75ml)、水(75ml)、食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、そして蒸発して、5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−カルバルデヒドを、黄色の油状物(0.481g、35%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,CDCl3)δ 3.94(s,3H),7.08−7.11(m,1H),8.20−8.22(m,1H),10.32(s,1H)。
出発物質として使用した(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メタノールは、以下のように調製した:−
ボラン−テトラヒドロフラン複合体(THF中の1Mの溶液、52.6ml、52.6mmol)を、5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−カルボン酸(2g、11.7mmol)のTHF(100ml)中の窒素下の溶液にゆっくりと加えた。反応混合物を室温で2.5時間撹拌した。次いで溶媒を蒸発し、そして残渣をメタノール(40ml)中で16時間攪拌した。溶媒を蒸発し、そして残渣をシリカのisoluteカラムで、DCM中の0−1%MeOHで溶出して精製して、(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メタノールを、白色の固体(1.42g、77%収率)として得た。H NMR(399.902MHz,CDCl3)δ 3.90(s,3H),4.76(s,2H),6.84−6.87(m,1H),7.92(d,1H).MS:m/z 158(MH+)。
実施例63
3−[2−[5−[[2−[[3−(ジメチルアミノメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]フェノール
3−[2−[5−[[2−[[3−(ヒドロキシメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]フェノール(97mg、0.24ミリモル)を、DCM(5ml)中に懸濁し、そして塩化チオニル(87μl、1.19ミリモル)を加えた。反応物を室温で一晩撹拌した。更なる量の塩化チオニル(87μl、1.19ミリモル)を加え、そして反応物を2時間攪拌した。混合物を乾燥状態まで蒸発し、そして次いでTHF(5ml)中の2Mのジメチルアミンの溶液を加えた。混合物を75℃で3時間加熱した。混合物を乾燥状態まで蒸発した。シリカのカラムクロマトグラフィーによる、ジクロロメタン中の5−10%のメタノール(10%のメタノール中の7Mのアンモニアを含有)で溶出する精製により、粗製の生成物を得た。粗製の生成物を逆相分離用HPLC(塩基性)によって、1%の水酸化アンモニウム溶液を含有する水中のアセトニトリルの5−98%の勾配を使用して精製し、そして固体を得た(26mg、25%)。
1H NMR(DMSO400.13MHz)δ 2.16(s,6H),2.84(s,4H),3.45(s,2H),4.61(d,2H),6.21(s,1H),6.31(bs,1H),6.63(m,1H),6.70(m,2H),7.11(t,1H),7.25(bs,1H),7.38(d,1H),9.40(bs,1H),11.96(bs,1H)
MS:m/z 435(MH+)。
出発物質として使用した3−[2−[5−[[2−[[3−(ヒドロキシメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]フェノールは、以下のように調製した:−
[5−[[[4−[[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−イル]メタノール(120mg、0.28ミリモル)を、DCM(6ml)中に溶解し、そして窒素下で0℃に冷却した。三臭化ホウ素溶液(DCM中の1M、1.42ml、1.42ミリモル)を滴下により加え、そして反応物を室温まで温まらせ、そして一晩攪拌した。引き続いて更なる量の三臭化ホウ素(0.3ml)を加えた。5時間後、反応混合物をメタノール(10ml)でクエンチした。黄色の溶液を1時間撹拌し、次いで乾燥状態まで蒸発した。粗製の生成物をSCX−2カラム上に付加し、メタノールで洗浄した。生成物をメタノール中の3.5Nのアンモニアで溶出して、所望の粗製の生成物を、蒸発後、黄色の泡状物として得た(97mg、85%)。生成物を、いずれもの更なる精製なしに使用した。
MS:m/z 408(MH+)。
[5−[[[4−[[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−イル]メタノールは、実施例61のように調製した。
実施例64
5−[[[4−[[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−N−メチル−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド
2−クロロ−N−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(100mg、0.30ミリモル)に、5−(アミノメチル)−N−メチル−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド(88mg、0.45ミリモル)を、続いて2−メトキシエタノール(3ml)及びジイソプロピルエチルアミン(159μL)を加えた。反応物をマイクロ波中で200℃で60分間加熱した。溶媒を減圧下で蒸発した。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーにより、ジクロロメタン中の5−10%のメタノールで溶出して精製した。所望の画分を混合し、そして蒸発して、生成物を黄色の泡状物として得た。ジエチルエーテルによる摩砕及び濾過により、淡黄色の固体(80mg(60%)を得た。
1H NMR(DMSO400.13MHz)δ 2.64(d,3H),2.75(m,4H),3.64(s,3H),4.52(d,2H),6.21(bs,1H),6.43(s,1H),6.64(m,1H),6.7(m,2H),7.08(t,1H),7.15(s,1H),7.73(d,1H),8.48(d,1H),9.25(s,1H),11.82(s,1H)
MS:m/z 449(MH+)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、実施例27のように調製した。
出発物質として使用した5−(アミノメチル)−N−メチル−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドは、以下のように調製した:−
N−[[3−(メチルカルバモイル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]カルバミン酸tert−ブチル(928mg、3.63mmol、1当量)を、ジクロロメタン(10mL)中に溶解した。プロパノール中の6MのHCl(1mL)を加え、そして反応物を室温で6時間撹拌した。混合物を乾燥状態まで蒸発し、DCMで摩砕し、濾過し、そしてジエチルエーテルで洗浄して、5−(アミノメチル)−N−メチル−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド・HCl塩を、白色の固体(532mg、77%)として得た。
1H NMR(400.13MHz DMSO)δ 2.78(3H,d),4.32(3H,s),6.93(1H,s),8.77(4H,m).MS m/z 156(MH+)。
出発物質として使用したN−[[3−(メチルカルバモイル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]カルバミン酸tert−ブチルは、以下のように調製した:−
5−[[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボン酸エチル(1g、3.7mmol、1当量)を、THF中の2Mのメチルアミン(5ml)中に溶解し、そして室温で一晩攪拌した。混合物を乾燥状態まで蒸発し、ジエチルエーテルで摩砕し、そして乾燥して、生成物を、白色の固体(929mg、98%)として得た。
1H NMR(CDCl3 400.13MHz)δ 1.43(9H,s),2.99(3H,d),4.45(2H,d),4.98(1H,s),6.6(1H,s),6.75(1H,s).MS m/z 254(M−H)。
出発物質として使用した5−[[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボン酸エチルは、実施例61に示したように調製した。
実施例65
5−[[[4−[[5−[2−(3−ヒドロキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−N−メチル−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド
5−[[[4−[[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−N−メチル−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド(70mg、0.16ミリモル)を、DCM(7ml)中に溶解し、そして窒素下で0℃に冷却した。三臭化ホウ素(0.8ml、0.78ミリモル)の溶液を滴下により加え、そして反応物を室温まで温まらせ、そして3時間撹拌した。反応混合物をメタノール(5ml)で注意深くクエンチし、そして溶液を乾燥状態まで蒸発した。粗製の生成物をSCX−2カラムに付加し、メタノールで洗浄し、そしてメタノール中の2Nのアンモニアで溶出して、生成物を黄色のゴム状物として得た。エーテルによる摩砕により、クリーム色の固体を得て、これを濾過し、そして真空オーブン中で45℃で乾燥した(52mg(75%)。
1H NMR(DMSO 500.13MHz @373K)d 2.7(d,3H),2.79(s,4H),4.6(d,2H),6.28(bs,1H),6.51(s,1H),6.55(m,1H),6.62(m,2H),7.04(t,1H),7.28(bs,1H),7.81(d,1H),8.56(d,1H),9.2(s,1H),9.38(bs,1H),11.9(bs,1H)
MS:m/z 435(MH+)。
出発物質として使用した5−[[[4−[[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−N−メチル−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドは、実施例64のように調製した。
実施例122
N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
2−クロロ−N−[5−[2−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(60mg、0.17mmol、1当量)を、2−メトキシエタノール(5ml)中に溶解し、そして(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(50mg、0.34mmol、2当量)及びN−エチル−N−プロパン−2−イル−プロパン−2−アミン(103μl、0.59mmol、3.5当量)を加えた。混合物を180℃で90分間マイクロ波反応器中で加熱した。溶媒を減圧下で蒸発し、そして残渣を塩基性の逆相分離用HPLC(1%のNH水溶液中の25−75%のMeCNの勾配)によって精製した。不純物のない画分を蒸発して、N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン(25.4mg、35%)を、ベージュ色の固体として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 1.17(d,J=6.0Hz,6H),2.10(s,3H),2.78(m,4H),3.21(s,1H),4.48(m,3H),6.03(s,1H),6.21(s,1H),6.68(m,3H),7.10(m,2H),7.75(d,J=5.8Hz,1H),9.27(s,1H),11.83(s,1H).MS:m/z=434(MH+)。
出発物質として使用した(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例1に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した2−クロロ−N−[5−[2−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:−
2,4−ジクロロピリミジン(177mg、1.2mmol、1当量)を、エタノール(5ml)中に溶解し、そしてN−エチル−N−プロパン−2−イル−プロパン−2−アミン(0.25ml、1.4mmol、1.2当量)及び5−[2−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(290mg、1.3mmol、1.1当量)を加えた。混合物を50℃で3日間撹拌した。反応混合物を水(10ml)にゆっくりと加え、超音波処理し、そして一晩静置したまま放置した。赤褐色の沈澱物を濾過によって収集し、水で洗浄し、そして真空中で乾燥した。沈澱物を最小量のメタノール中に溶解し、水を滴下により加え、そして無色の沈澱物を濾過し、そして水で洗浄し、そして真空中で乾燥して、2−クロロ−N−[5−[2−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(121.6mg、29%)を、無色の固体として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 1.17(d,J=6.0Hz,6H),2.81(s,4H),4.49(七重線,J=6.0Hz,1H),6.02(s,1H),6.69(m,4H),7.10(t,J=8.1Hz,1H),8.09(d,J=5.8Hz,1H),10.22(s,1H).MS:m/z=358(MH+)。
5−[2−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:−
3−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)プロパン酸メチル(680mg、3.1mmol、1当量)を、1,4−ジオキサン(20ml)中に溶解した。水素化ナトリウム(60%懸濁液)(147mg、3.7mmol、1.2当量)及び乾燥アセトニトリル(0.19ml、3.7mmol、1.2当量)を加えた。溶液を室温で10分間、そして次いで100℃で一晩撹拌した。混合物を室温に冷却し、そして乾燥エタノール(2ml)及びヒドラジン塩酸塩(420mg、6.1mmol、2当量)を加えた。混合物を一晩還流し、冷却し、蒸発し、そして次いで1MのHCl及びEtOAc間に分配した。水層を濃アンモニアで塩基性化し、次いでEtOAcで抽出した。有機抽出物を混合し、そして水、次いで食塩水で洗浄し、乾燥し、そして蒸発した。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の0.5−7%のMeOHで溶出して精製した。不純物のない画分を蒸発して、5−[2−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(296mg、39%)を、褐色の油状物として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 1.18(d,J=5.7Hz,6H),2.63(m,2H),2.73(m,2H),4.33(bs,1H),4.50(七重線,J=6.0Hz,1H),5.12(s,1H),6.66(m,3H),7.08(t,J=8.1Hz,1H),11.03(bs,1H).MS:m/z=246(MH+)。
3−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
3−(3−ヒドロキシフェニル)プロパン酸メチル(1g、5.5mmol、1当量)を、乾燥アセトン(20ml)中に溶解し、そして無水の炭酸カリウム(921mg、6.7mmol、1.2当量)及び2−ヨードプロパン(0.67ml、6.7mmol、1.2当量)を加えた。混合物を55℃の窒素下で24時間加熱した。次いで更なる炭酸カリウム(844mg、5.6mmol、1当量)及び2−ヨードプロパン(0.4ml、4.0mmol、0.8当量)を加え、そして56℃における撹拌を24時間続けた。溶媒を蒸発し、そして残渣を水(25ml)中に溶解した。溶液をジエチルエーテル(3×10ml)で抽出し、そして抽出物を混合し、乾燥し、そして蒸発した。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の0−10%MeOHで溶出して精製した。純粋な画分を混合し、蒸発し、そして乾燥して、3−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)プロパン酸メチル(686mg、56%)を、黄色の油状物として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 1.18(d,J=5.9Hz,6H),2.55(t,J=7.6Hz,2H),2.74(t,J=7.6Hz,2H),3.52(s,3H),4.51(七重線,J=6.0Hz,1H),6.67(m,3H),7.09(t,J=8.0Hz,1H)。
3−(3−ヒドロキシフェニル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
3−(3−ヒドロキシフェニル)プロパン酸(3g、18.0mmol、1当量)を、乾燥DMF(50ml)中に溶解し、そして、これに炭酸水素ナトリウム(2.17g、21.7mmol、1.2当量)を加えた。反応混合物を室温の窒素下で10分間撹拌した。次いでヨウ化メチル(1.24ml、19.9mmol、1.1当量)を加え、そして混合物を40℃で一晩加熱した。溶媒を蒸発し、そして残渣をジエチルエーテル中に溶解し、そして水で、続いて塩化アンモニウム溶液で洗浄し、乾燥し、そして蒸発して、3−(3−ヒドロキシフェニル)プロパン酸メチル(3.205g、98%)を、褐色の油状物として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.59(t,J=7.9Hz,2H),2.77(t,J=7.7Hz,2H),3.59(s,3H),6.60(m,3H),7.06(m,1H),9.24(s,1H).MS:m/z=179(M−H+)。
実施例123
5−[[[4−[[5−[2−[3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド
2−クロロ−N−[5−[2−[3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(100mg、0.27mmol、1当量)を、2−メトキシエタノール中に溶解し、そして5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド塩酸塩(97mg、54mmol、2当量)及びN−エチル−N−プロパン−2−イル−プロパン−2−アミン(165μl、0.95mmol、3.5当量)を加えた。混合物を180℃で105分間マイクロ波反応器中で加熱した。溶媒を減圧下で蒸発し、そして残渣を塩基性の逆相分離用HPLC(1%のNH水溶液中の25−85%のMeCNの勾配)で精製した。不純物のない画分を蒸発して、5−[[[4−[[5−[2−[3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド(14.8mg、12%)を、ベージュ色の固体として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 0.22(m,2H),0.47(m,2H),1.13(m,1H),2.78(m,4H),3.70(d,J=7.1Hz,2H),4.54(d,J=5.8Hz,2H),6.24(s,1H),6.45(s,1H),6.69(m,3H),7.10(t,J=8.0Hz,1H),7.19(s,1H),7.66(s,1H),7.76(d,J=5.7Hz,1H),7.94(s,1H),9.30(s,1H),11.84(s,1H).MS:m/z=475(MH+)。
出発物質として使用した5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド塩酸塩は、以下のように調製した:−
N−[(3−カルバモイル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]カルバミン酸tert−ブチル(1.6g、6.63mmol、1当量)を、ジクロロメタン(32ml)中に溶解した。プロパノール中の6MのHCl(1.6mL)を加え、そして反応物を室温で6時間撹拌した。混合物を乾燥状態まで蒸発し、DCMで摩砕し、濾過し、そしてジエチルエーテルで洗浄して、5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド塩酸塩を、白色の固体(1.17g、100%)として得た。
1H NMR(400.13MHz DMSO)δ 4.38(2H,s),6.40(1H,s),7.85(1H,s),8.15(1H,s),8.76(3H,s)。
出発物質として使用したN−[(3−カルバモイル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]カルバミン酸tert−ブチルは、以下のように調製した:−
5−[[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボン酸エチル(2g、7.4mmol、1当量)を、メタノール中の3.5Nのアンモニア(10mL)中に溶解し、そして室温で一晩攪拌した。混合物を乾燥状態まで蒸発し、ジエチルエーテルで摩砕し、そしてフィルター上で乾燥して、生成物を、白色の固体(1.6g、90%)として得た。
1H NMR(CDCl3 400.13MHz)δ 1.44(9H,s),4.45(2H,d),4.96(1H,s),5.58(1H,s),6.61(1H,s),6.65(1H,s).MS m/z 240(M−H)。
出発物質として使用した5−[[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボン酸エチルは、以下のように調製した:−
N−プロパ−2−イニルカルバミン酸tert−ブチル(40.97g、0.26mol、1当量)を、無水のTHF(150mL)中に溶解し、そしてN,N−ジエチルエタンアミン(22mL、0.16mol、1.2当量)を加えた。クロロオキシミド酢酸エチル(20g、0.13mol、1当量)の無水のTHF(350mL)中の溶液を滴下により7時間かけて加えた。反応物を室温で一晩撹拌し、次いで乾燥状態まで蒸発した。残渣をDCM中に溶解し、そして水、食塩水で洗浄し、そして乾燥(MgSO)した。濾過後、溶液を蒸発して、粗製の生成物を黄色の油状物として得た。これをシリカのカラムクロマトグラフィーによって、イソ−ヘキサン中の20%−60%エーテルで溶出して精製して、5−[[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボン酸エチルを、白色の固体(20.12g、56%)として得た。
1H NMR(CDCl3 400.13MHz)δ 1.39−1.47(12H,m),4.40−4.49(5H,m),5.0(1H,s),6.58(1H,s).MS m/z 269(M−H)。
出発物質として使用したN−プロパ−2−イニルカルバミン酸tert−ブチルは、以下のように調製した:−
炭酸tert−ブチル(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル(99.3g、455mmol)を、プロパ−2−イン−1−アミン(25g、455mmol)の無水のジエチルエーテル(500mL)中の0−10℃の撹拌された溶液に30分かけて分割して加えた。混合物を室温に到達させ、そして窒素の雰囲気下で72時間攪拌した。反応混合物を乾燥状態まで蒸発し、−10℃でヘキサン(400ml)で摩砕し、濾過して、固体を得て、ヘキサンで洗浄し、そして乾燥して、N−プロパ−2−イニルカルバミン酸tert−ブチルを、白色の結晶の固体(62.5g、88.5%)として得た。H NMR(399.9MHz,CDCl)δ 1.41−1.51(9H,m),2.22(1H,t),3.92(2H,d),4.75(1H,s)。
2−クロロ−N−[5−[2−[3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:−
5−[2−[3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(560mg、2.4mmol、1.1当量)を、エタノール(10ml)中に溶解し、そしてN−エチル−N−プロパン−2−イル−プロパン−2−アミン(0.46ml、2.6mmol、1.2当量)及び2,4−ジクロロピリミジン(325mg、2.2mmol、1.0当量)を加えた。混合物を40℃で3日間撹拌した。反応混合物を水(30ml)にゆっくりと加え、超音波処理し、そして沈澱物を濾過によって収集し、洗浄(水及びMeOHの2:1の混合物)し、そして真空中で乾燥して、2−クロロ−N−[5−[2−[3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(380mg、47%)を、ベージュ色の固体として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 0.23(m,2H),0.48(m,2H),1.12(m,1H),2.81(m,4H),3.71(d,J=7.0Hz,2H),6.01(bs,1H),6.69(m,3H),7.10(m,1H),8.09(d,J=5.7Hz,1H),10.20(s,1H),12.12(s,1H).MS:m/z=370(MH+)。
5−[2−[3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:−
LDA(3.61ml、7.2mmol、2.0当量)を、乾燥THF(15ml)中に加え、そして溶液を−78℃に冷却した。アセトニトリル(377μl、7.2mmol、2.0当量)を滴下により加え、そして混合物を10分間攪拌した。THF(5ml)中の、3−[3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]プロパン酸メチル(845mg、3.6mmol、1.0当量)を急いで加え、そして10分後、混合物を室温まで温まらせた。混合物を1NのHCl(20ml)でクエンチし、ジエチルエーテル(3×20ml)で抽出し、乾燥し、そして蒸発した。残渣をエタノール(20ml)中に溶解し、ヒドラジン(350μl、7.2mmol、2.0当量)を加え、そして溶液を24時間還流した。反応混合物を冷却し、乾燥状態まで蒸発し、水(30ml)中に溶解し、そしてジエチルエーテル(3×20ml)で抽出した。抽出物を混合し、乾燥し、そして乾燥状態まで蒸発した。残渣をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の3−8%のMeOHで溶出して精製した。所望の画分を混合し、そして蒸発して、5−[2−[3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(568mg、61%)を、褐色の油状物として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 0.24(m,2H),0.49(m,2H),1.13(m,1H),2.64(m,2H),2.73(m,2H),3.71(d,J=7.0Hz,2H),4.25(bs,2H),5.13(bs,1H),6.67(m,3H),7.09(t,J=8.1Hz,1H),11.00(bs,1H).MS:m/z=258(MH+)。
3−[3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
3−(3−ヒドロキシフェニル)プロパン酸メチル(1g、5.5mmol、1.0当量)を、乾燥アセトン(20ml)中に溶解し、そして無水の炭酸カリウム(1.54g、11.1mmol、2.0当量)、ヨウ化カリウム(185mg、1.1mmol、0.2当量)及び(ブロモメチル)シクロプロパン(1.08ml、11.1mmol、2.0当量)を加えた。混合物を55℃の窒素下で2日間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、乾燥状態まで蒸発し、そして残渣を水(25ml)中に溶解し、そしてジエチルエーテル(3×10ml)で抽出した。抽出物を混合し、乾燥(MgSO)し、そして乾燥状態まで蒸発した。残渣を少量のDCM中に溶解し、そしてシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCMで溶出して精製した。純粋な画分を混合し、そして蒸発して、3−[3−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]プロパン酸メチル(856mg、66%)を、無色の油状物として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 0.24(m,2H),0.49(m,2H),1.13(m,1H),2.55(t,J=7.7Hz,2H),2.74(t,J=7.6Hz,2H),3.52(s,3H),3.72(d,J=7.0Hz,2H),6.66(m,1H),6.68(m,1H),6.71(m,1H),7.09(t,J=7.8Hz,1H).MS:m/z=235(MH+)。
3−(3−ヒドロキシフェニル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
3−(3−ヒドロキシフェニル)プロパン酸(3g、18.0mmol、1当量)を、乾燥DMF(50ml)中に溶解し、炭酸水素ナトリウム(2.17g、21.7mmol、1.2当量)を加え、そして混合物を室温の窒素下で10分間撹拌した。ヨウ化メチル(1.24ml、19.9mmol、1.1当量)を加え、そして混合物を40℃で一晩加熱した。溶媒を蒸発し、そして残渣をジエチルエーテル中に溶解し、そして水で、続いて塩化アンモニウム溶液で洗浄し、乾燥し、そして蒸発して、3−(3−ヒドロキシフェニル)プロパン酸メチル(3.205g、98%)を、褐色の油状物として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.59(t,J=7.9Hz,2H),2.77(t,J=7.7Hz,2H),3.59(s,3H),6.60(m,3H),7.06(m,1H),9.24(s,1H).MS:m/z=179(M−H+)。
実施例124
N’−[5−[2−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(72.4mg、0.32mmol、1当量)を、5−(2−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)エチル)−1H−ピラゾール−3−アミン(80mg、0.32mmol、1当量)のエタノール(5ml)中の室温の撹拌された溶液に加えた。得られた溶液を80℃で45時間撹拌した。反応混合物を冷却し、そして沈殿物が形成した。混合物を濾過し、そして固体をエタノールで洗浄して、N’−[5−[2−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(59.3mg)を、白色の固体として得た。濾液を濃縮し、そして沈澱した更なる生成物(32.0mg)を、濾過によって収集した。
1H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.24(s,3H),2.90(m,4H),3.87(s,6H),4.75(d,J=5.7Hz,2H),6.29(s,2H),6.32(s,1H),6.43(s,1H),7.95(s,1H),8.86(s,1H),11.26(s,1H),12.47(s,1H),12.70(s, 1H).MS:m/z=437(MH+)。
出発物質として使用した5−(2−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)エチル)−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:−
アセトニトリル(0.209mL、4.00mmol、2当量)を、リチウムジイソプロピルアミド(2.220mL、4.00mmol、2当量)のTHF(15mL)中の−78℃に冷却され撹拌された溶液に、1分間かけて窒素下で滴下により加えた。得られた溶液を10分間攪拌した。3−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)プロパン酸メチル(450mg、2.00mmol、1当量)のTHF(15mL)中の溶液を加えた。得られた溶液を−78℃で30分間撹拌し、次いで室温まで温まらせた。エタノール(20mL)及びヒドラジン塩酸塩(301mg、4.40mmol、2.2当量)を加え、そして溶液を18時間還流した。反応混合物を乾燥状態まで蒸発し、Et2O(20mL)中に再溶解し、そして水(3×10mL)で洗浄した。有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、そして蒸発して、粗製の生成物を得た。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の2−8%のMeOHの勾配で溶出して精製した。純粋な画分を乾燥状態まで蒸発して、5−(2−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)エチル)−1H−ピラゾール−3−アミン(385mg、1.55mmol、78%)を、無色の油状物として得て、これは、静置により結晶化した。
1H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.74(m,4H),3.82(s,6H),4.41(bs,2H),5.18(bs,1H),6.24(s,2H),11.06(bs,1H)MS:m/z=249(MH+)。
3−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
エタノール(50mL)中の、3−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)アクリル酸(E)−メチル(400mg、1.79mmol)及び10%Pd/C(50mg)を、水素の雰囲気下の室温で18時間撹拌した。反応混合物を濾過して、触媒を除去し、そして濾液を減圧下で蒸発して、3−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)プロパン酸メチル(400mg、99%)を得た。
1H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.69(t,J=7.7Hz,2H),2.83(t,J=7.5Hz,2H),3.64(s,3H),3.87(s,6H),6.30(s,2H)及びエタノール.MS:m/z=226(MH+)。
3−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)アクリル酸(E)−メチルは、以下のように調製した:−
2,6−ジメトキシピリジン−4−カルバルデヒド(580mg、3.5mmol、1当量)を、DCM(12ml)中に窒素下で溶解し、そして(トリフェニルホスホラニリデン)酢酸メチル(1.745g、5.2mmol、1.5当量)を分割して加えた。混合物を室温で一晩撹拌し、そして次いで乾燥状態まで蒸発した。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、イソヘキサン中の3−10%のEtOAcで溶出して精製した。所望の画分を混合し、そして蒸発して、3−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)アクリル酸(E)−メチル(464mg、60%)を、淡黄色の固体として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 3.68(s,3H),3.80(s,6H),6.65(s,2H),6.76(d,J=16.2Hz,1H),7.47(d,J=16.2Hz,1H).MS:m/z=224(MH+)。
2,6−ジメトキシピリジン−4−カルバルデヒドは、以下のように調製した:−
(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)メタノール(620mg、3.7mmol、1当量)を、乾燥DCM(30ml)中で窒素下で攪拌した。DCM(30ml)中の、デスマーチンペルヨージナン(1.87g、4.4mmol、1.2当量)を、ゆっくりと加え、そして混合物を30分間攪拌した。溶液をNaOH(水溶液)で、続いて水で洗浄し、乾燥(MgSO)し、そして蒸発して、2,6−ジメトキシピリジン−4−カルバルデヒド(587mg、96%)を、紫色の固体として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 3.98(s,6H),6.86(s,2H),10.03(s,1H).MS:m/z=168(MH+)。
(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)メタノールを、以下のように調製した:−
粗製の2,6−ジメトキシピリジン−4−カルボン酸(NMRにより約65mol%)(1.5g、8.2mmol、1当量)を、乾燥THF(100ml)中に窒素下で溶解し、そしてBH・THF付加体(THF中の1M;36.8ml、36.8mmol、4.5当量)を、滴下により加えた。反応物を室温で2.5時間撹拌した。溶媒を蒸発し、そして次いでメタノール(30ml)を加えた。溶液を室温で30分間撹拌し、次いで乾燥状態まで蒸発した。得られた油状物を、シリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の0−1%のMeOHで溶出して精製した。所望の画分を混合し、そして蒸発して、(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)メタノール(536mg、39%)を、無色の固体として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 3.81(s,6H),4.42(d,J=5.9Hz,2H),5.29(t,J=5.9Hz,1H),6.29(s, 2H).MS:m/z=170(MH+)。
2,6−ジメトキシピリジン−4−カルボン酸を、以下のように調製した:−
2,6−ジクロロピリジン−4−カルボン酸(3g、15.6mmol、1当量))を、乾燥DMF(40ml)中に溶解し、そしてナトリウムメトキシド(2.96g、54.7mmol、3.5当量)を窒素下で加えた。混合物を還流下で7.5時間加熱し、次いで冷却した。更なる1.4gのナトリウムメトキシドを加え、そして反応混合物を一晩還流した。更なる1.7gのナトリウムメトキシドを加え、そして反応混合物を更に4.6時間還流した。反応混合物を冷却し、等体積の氷水に加ええ、そして酸性化した。沈澱物を濾過によって収集し、水で洗浄して、粗製の2,6−ジメトキシピリジン−4−カルボン酸(2.7g、98%、しかし僅か65mol%)を、黄色の固体として得た。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
実施例125
N’−[5−[2−(3−アミノフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
N−[3−[2−(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)エチル]フェニル]カルバミン酸tert−ブチル(100mg、0.3mmol、1当量)を、エタノール中に溶解し、そして4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(75mg、0.3mmol、1当量)を加えた。混合物を80℃で40時間撹拌した。反応混合物を蒸発し、そして残渣を塩基性の分離用HPLCによって、1%のアンモニアを伴う水中のアセトニトリルで溶出して精製した。10mlのジオキサン中のHCl(4M)を加え、そして溶液を室温で1時間攪拌した 溶媒を蒸発し、そして残渣をジクロロメタン(20ml)中に溶解し、飽和NaHCO溶液(20ml)で洗浄し、乾燥(MgSO)し、蒸発し、そして真空中で乾燥して、N’−[5−[2−(3−アミノフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(81.6mg、63%)を、黄色の固体として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.22(s,3H),2.81(m,4H),4.59(d,J=6.2Hz,2H),4.99(bs,1H),6.17(s,1H),6.31(bs,1H),6.47(m,3H),6.97(t,J=7.8Hz,1H),7.28(bs,1H),7.88(d,J=5.7Hz,1H),9.44(bs,1H),11.97(bs,1H).MS:m/z=391(MH+)。
出発物質として使用したN−[3−[2−(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)エチル]フェニル]カルバミン酸tert−ブチルは、以下のように調製した:−
LDA(3.58ml、7.2mmol、4.0当量)を、THF(20ml)に加え、そして混合物を−78℃に冷却した。アセトニトリル(374μl、7.2mmol、4.0当量)をゆっくりと加え、そして溶液を10分間攪拌した。3−[3−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]フェニル]プロパン酸メチル(500mg、1.8mmol、1.0当量)を急いで加えた。反応物を30分間撹拌し、次いで室温まで温まらせた。混合物を1NのHCl(30ml)で0℃でクエンチし、ジエチルエーテル(3×20ml)で急いで抽出し、MgSOで乾燥し、そして蒸発した。残渣をエタノール中に溶解し、そしてヒドラジン一水和物(174μl、3.6mmol、2.0当量)を加えた。溶液を24時間還流した。反応混合物を冷却し、乾燥状態まで蒸発し、水中に溶解し、そしてジエチルエーテルで抽出した。抽出物を混合し、乾燥(MgSO)し、蒸発し、そして真空中で乾燥して、N−[3−[2−(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)エチル]フェニル]カルバミン酸tert−ブチル(500mg、92%)を、黄色の固体として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 1.53(s,10H),2.74(m,2H),2.83(m,2H),4.37(bs,1H),5.26(bs,1H),6.88(d,J=7.7Hz,1H),7.19(t,J=7.8Hz,1H),7.29(d,J=7.7Hz,1H),7.44(s,1H),9.28(s,1H),11.15(bs,1H).MS:m/z=303(MH+)。
3−[3−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]フェニル]プロパン酸メチルを、以下のように調製した:−
3−[3−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]フェニル]プロパン酸(3g、11.3mmol、1.0当量)を、乾燥(50ml)中に溶解し、そして炭酸水素ナトリウム(2.17g、13.6mmol、1.2当量)を加えた。混合物を室温の窒素下で10分間撹拌した。ヨウ化メチル(0.78ml、12.44mmol、1.1当量)を加え、そして混合物を40℃で一晩加熱した。溶媒を蒸発し、そして残渣をジエチルエーテル(30ml)中に溶解し、水(20ml)で洗浄し、飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)で洗浄し、乾燥(MgSO)し、そして蒸発して、3−[3−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]フェニル]プロパン酸メチル(3.08g、97%)を、淡黄色の固体として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 1.53(s,9H),2.64(t,J=7.6Hz,3H),2.85(t,J=7.6Hz,2H),3.64(s, 3H),6.87(d,J=7.5Hz,1H),7.20(t,J=7.8Hz,1H),7.30(d,J=8.4Hz,1H),7.39(s,1H),9.29(s,1H).MS:m/z=224(MH+引くt−ブチル基)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
実施例126
5−[[[4−[[5−[2−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド
2−クロロ−N−[5−[2−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(60mg、0.16mmol、1当量)に、5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド塩酸塩(44mg、0.25mmol、1.5当量)を、続いて2−メトキシエタノール(3ml)及びN−エチル−N−プロパン−2−イル−プロパン−2−アミン(87μL、0.49mmol、3当量)を加えた。反応物をマイクロ波中で190℃で60分間加熱した。溶媒を減圧下で蒸発し、そして粗製の生成物を分離用HPLCによって、溶出剤として水(1%の水酸化アンモニウムを含有)及びMeCNの減少する極性の混合物を使用して精製して、表題化合物を、白色の固体(56mg、76%)として得た。
1H NMR(DMSO 400.13MHz)δ 2.87(4H,m),3.75(3H,s),4.60(2H,d),6.31(1H,s),6.52(1H,s),6.78(1H,s),6.83(1H,s),6.89(1H,s),7.34(1H,s),7.73(1H,s),7.83(1H,s),8.00(1H,s),9.36(1H,s),11.91(1H,s).MS m/z 469(MH+)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−{5−[2−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル}ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:−
5−[2−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(193mg、0.765mmol)を、N−エチル−N−プロパン−2−イル−プロパン−2−アミン(267μl、1.53mmol)及び2,4−ジクロロピリミジン(114mg、0.765mmol)と共にエタノール(5ml)中で窒素下で攪拌した。溶液を50℃で4日間加熱した。溶液を真空下で濃縮し、そして水を残渣に加えた。次いで混合物を乾燥状態まで蒸発した。次いで残渣をDCM(1滴のメタノール)で摩砕し、そして濾過して、生成物、2−クロロ−N−{5−[2−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル}ピリミジン−4−アミンを、白色の固体(27mg、11%)を得た。濾液を蒸発し、そしてシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の1−3%のMeOHで溶出して精製して、生成物の更なる収穫を、白色の固体(125mg、51%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.90(s,4H),3.76(s,3H),6.11(bs,1H),6.78−6.81(m,1H),6.84−6.87(m,1H),6.89−6.92(m,1H),7.21(bs,1H),8.16(d,1H),10.28(s,1H),12.20(s,1H);m/z(ES+)[M+H]+=364。
出発物質として使用した5−[2−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:−
3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)プロパン酸メチル(880mg、3.85mmol)及びアセトニトリル(242μl、4.62mmol)を、1,4−ジオキサン(16ml)中で窒素下で攪拌した。水素化ナトリウム(111mg、鉱油中の60%分散物、2.78mmol)を加え、そして混合物を室温で10分間攪拌し、次いで窒素下で18時間還流した。混合物を室温まで冷却させ、次いでエタノール(2ml)を、続いてヒドラジン一塩酸塩(528mg、7.70mmol)を加え、そして混合物を22時間還流した。混合物を真空下で濃縮し、そして残渣を酢酸エチル(10ml)及び2MのHCl(水溶液)(15ml)間に分配した。次いで有機相を飽和NaHCO水溶液で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、蒸発し、そしてシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の0−3.5%のMeOHで溶出して精製して、5−[2−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンを、明るい褐色のゴム状物(414mg、43%)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.65−2.86(m,4H),3.75(s,3H),4.42(bs,2H),5.19(s,1H),6.75−6.78(m,1H),6.82−6.85(m,1H),6.86(s,1H),11.03(bs,1H);m/z(ES+)[M+H]+=252。
出発物質として使用した3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
酸化白金(IV)(36mg、0.155mmol)を、3−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)プロパ−2−エン酸メチル(880mg、3.88mmol)の酢酸エチル(45ml)中の溶液に加え、そして混合物を室温の水素バルーン下で20時間撹拌した。触媒を濾過によって除去し、酢酸エチルで洗浄し、そして濾液を蒸発して、3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)プロパン酸メチルを、無色の油状物(0.89g、定量的収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,CDCl)δ 2.61(t,2H),2.89(t,2H),3.68(s,3H),3.77(s,3H),6.62−6.64(m,1H),6.73−6.75(m,1H),6.77−6.79(m,1H);m/z(ES+)[M+Na]+=251。
出発物質として使用した3−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)プロパ−2−エン酸メチルは、以下のように調製した:−
(トリフェニルホスホラリニデン)酢酸メチル(2.95g、8.79mmol)を、3−クロロ−5−メトキシベンズアルデヒド(1g、5.86mmol)のDCM(25ml)中の窒素下の撹拌された溶液に分割して加えた。反応混合物を室温で18時間撹拌した。次いで溶液を乾燥状態まで蒸発した。残渣をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ヘキサン中の2−3%の酢酸エチルで溶出して精製した。生成物の画分を、混合し、そして蒸発して、3−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)プロパ−2−エン酸メチルを、白色の固体(1.13g、85%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,CDCl)δ 3.81(s,3H),3.82(s,3H),6.41(d,1H),6.91(d,2H),7.10(t,1H),7.57(d,1H)。
出発物質として使用した5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド塩酸塩は、実施例123のように調製した。
実施例127
N−[[3−(ジメチルアミノメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]−N’−[5−[2−(5−メトキシピリジン−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−(2−(5−メトキシピリジン−3−イル)エチル)−1H−ピラゾール−3−アミン(113mg、0.52mmol、1当量)、4−クロロ−N−[[3−(クロロメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]ピリミジン−2−アミン(134mg、0.52mmol、1当量)及びジオキサン中の4MのHCl(0.065ml、0.26mmol、0.5当量)を、2−プロパノール(3ml)中に溶解し、そしてマイクロ波試験管中に封入した。反応物を120℃で30分間マイクロ波反応器中で加熱し、そして室温に冷却した。N−メチルメタンアミン(1.782ml、10.35mmol、20当量、エタノール中の33%溶液)を加え、そして反応物を30分間還流した。得られた混合物を乾燥状態まで蒸発し、そして残渣を分離用HPLCによって、水(1%の水酸化アンモニウムを含有)及びMeCNの減少する極性の混合物を溶出剤として使用して精製した。所望の化合物を含有する画分を乾燥状態まで蒸発して、N−[[3−(ジメチルアミノメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]−N’−[5−[2−(5−メトキシピリジン−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン(9mg、3.95%)を、オレンジ色のゴム状物として得た。
1H NMR(700.034MHz,DMSO)δ 2.10−2.12(6H,m),2.82−2.93(4H,m),3.40(2H,s),3.80(3H,s),4.55(2H,d),6.13−6.18(2H,m),7.21−7.23(2H,m),7.83(1H,d),8.03(1H,d),8.10−8.12(1H,m),9.41(1H,s),11.97(1H,s).MS.m/z 450(MH+)。
出発物質として使用した5−[2−(5−メトキシピリジン−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:−
3−(5−メトキシピリジン−3−イル)プロパン酸メチル(840mg、4.30mmol)及びアセトニトリル(270□l、5.16mmol)を、窒素下の1,4−ジオキサン(18ml)中で攪拌した。水素化ナトリウム(206mg、鉱油中の60%分散物、5.16mmol)を加え、そして混合物を室温で10分間撹拌し、そして次いで窒素下で18時間還流した。反応混合物を室温まで冷却させた。エタノール(3ml)を、続いてヒドラジン一塩酸塩(590、8.61mmol)を加えた。混合物を更に22時間還流し、そして次いで室温で3日間静置したまま放置した。混合物を乾燥状態まで蒸発し、そして残渣を水(20ml)及び酢酸エチル(15ml)間に分配した。層を分離し、そして水相を酢酸エチル(2×15ml)で抽出した。飽和NaHCO水溶液及びNaClを水相に加え、次いでこれを酢酸エチル(3×10ml)で再抽出した。混合した有機抽出物をMgSOで乾燥し、濾過し、そして乾燥状態まで蒸発した。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の0−10%のMeOHで溶出して精製して、5−[2−(5−メトキシピリジン−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンを、黄色の粘着性の油状物(444mg、47%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.71−2.79(m,2H),2.82−2.90(m,2H),3.81(s,3H),4.44(bs,2H),5.19(s,1H),7.20−7.23(m,1H),8.03(d,1H),8.11(d,1H),11.08(bs,1H);m/z(ES+)[M+H]+=219。
出発物質として使用した3−(5−メトキシピリジン−3−イル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
10%Pd/C(65mg)を、3−(5−メトキシピリジン−3−イル)プロパ−2−エン酸メチル(850mg、4.40mmol)のエタノール(65ml)中の溶液に加え、そして混合物を室温の水素のバルーン下で18時間撹拌した。更なる量の触媒を加え、そして混合物を水素下で更に24時間攪拌した。混合物を濾過し、エタノールで徹底的に洗浄し、そして濾液を真空下で蒸発して、3−(5−メトキシピリジン−3−イル)プロパン酸メチルを、無色の油状物(849mg、99%)として得た。
H NMR(399.902MHz,CDCl)δ 2.64(t,2H),2.95(t,2H),3.68(s,3H),3.85(s,3H),7.03−7.06(m,1H),8.09(d,1H),8.17(d,1H);m/z(ES+)[M+H]+=196。
出発物質として使用した3−(5−メトキシピリジン−3−イル)プロパ−2−エン酸メチルは、以下のように調製した:−
5−ブロモ−3−メトキシピリジン(1g、5.32mmol)を、アセトニトリル(100ml)中の、トリス(2−メチルフェニル)ホスファン(162mg、0.53mmol)、N,N−ジエチルエタンアミン(2.97ml、21.27mmol)及び酢酸パラジウム(II)(120mg、0.53mmol)と共に攪拌し、そして混合物を窒素で置換した。プロパ−2−エン酸メチル(1.44ml、15.96mmol)を加え、そして混合物を18時間還流した。溶媒を蒸発し、そして残渣をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の0−1%のMeOHで溶出して精製して、3−(5−メトキシピリジン−3−イル)プロパ−2−エン酸メチルを、淡黄色の固体(1.02g、99%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 3.69(s,3H),3.81(s,3H),6.80(d,1H),7.63(d,1H),7.71−7.74(m,1H),8.25(d,1H),8.40(d,1H);m/z(ES+)[M+H]+=194。
出発物質として使用した4−クロロ−N−[[3−(クロロメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]ピリミジン−2−アミンは、以下のように調製した:−
2−[[3−(ヒドロキシメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチルアミノ]ピリミジン−4−オール(1.24g、5.58mmol、1当量)及びN−エチル−N−プロパン−2−イル−プロパン−2−アミン(2.2mL、12.83mmol、2.3当量)のトルエン(24mL)中の撹拌された溶液に、オキシ塩化リン(1.15mL、12.28mmol、2.2当量)を加えた。反応物を80℃で2時間加熱し、室温まで冷却させ、そして次いで飽和重炭酸ナトリウム溶液中に注いだ。生成物を酢酸エチル(×2)で抽出し、食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)し、濾過し、そして蒸発して、オレンジ色のゴム状物を得た。粗製の生成物をDCM中に溶解し、そしてシリカのカラムクロマトグラフィーによって、イソ−ヘキサン中の20−50%の酢酸エチルで溶出して精製して、生成物を、白色の固体(751mg、52%)として得た。
1H NMR(CDCl3 400.13MHz)δ 4.55(2H,s),4.75(2H,d),5.64(1H,s),6.29(1H,s),6.67(1H,d),8.18(1H,d).MS m/z 259(MH+)。
出発物質として使用した2−[[3−(ヒドロキシメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチルアミノ]ピリミジン−4−オールは、以下のように調製した:−
[5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−イル]メタノール(1.35g、10mmol、1.2当量)及び2−メチルスルホニルピリミジン−4−オール(1.24g、8.7mmol、1当量)を、160℃で4時間一緒に加熱した。混合物を室温まで冷却させ、そしてメタノール中に懸濁し、そして濾過した。濾液を乾燥状態まで蒸発し、そしてシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の5−15%メタノールで溶出して精製して、生成物を、クリーム色の固体(1.27g、66%)として得た。
1H NMR(DMSO 400.13MHz)δ 4.45(2H,d),4.60(2H,d),5.39(1H,t),5.60(1H,d),6.28(1H,s),7.04(1H,s),7.6(1H,d),11.04(1H,s)。
出発物質として使用した2−メチルスルホニルピリミジン−4−オールは、以下のように調製した:−
2−チオウラシル(84g、0.66mol、1当量)を、水酸化ナトリウム水溶液(80mLの水中の26g、0.68mol、1.05当量)中に溶解した。溶液をMeOH(160mL)で希釈した。ヨードメタン(47mL、0.75mol、1.15当量)を滴下により加えた。温度を35−40℃間に保った。沈殿物が形成し、そして混合物を40℃で1時間加熱した。混合物を室温で一晩撹拌し、濾過し、そして固体を水、メタノールで洗浄し、そして45℃の真空オーブン中で乾燥して、2−メチルスルホニルピリミジン−4−オール(53g、57%)を得た。
1H NMR(DMSO 400.13MHz)δ 2.37(3H,s),5.97(1H,d),7.74(1H,d)。
出発物質として使用した[5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−イル]メタノールは、以下のように調製した:−
N−[[3−(ヒドロキシメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]カルバミン酸tert−ブチル(4.45g、19.5mmol、1当量)を、ジクロロメタン(89mL)中に溶解し、そしてトリフルオロ酢酸(7.24mL、97mmol、5当量)を加えた。反応物を室温で5時間攪拌した。混合物を乾燥状態まで蒸発し、メタノール中に溶解し、そしてSCX−2カラム上に付加した。次いでこれをメタノールで更に洗浄した。生成物をメタノール中の3.5Nのアンモニアで溶出した。所望の画分を収集し、そして乾燥状態まで蒸発した。次いでこの残渣をジエチルエーテルで摩砕して、生成物を、紫色の固体(1.35g、54%)として得た。
1H NMR(DMSO 400.13MHz)δ 2.1(2H,s),3.78(2H,s),4.45(2H,s),5.39(1H,s),6.29(1H,s)。
出発物質として使用したN−[[3−(ヒドロキシメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]カルバミン酸tert−ブチルは、以下のように調製した:−
5−[[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボン酸エチル(5g、18.5mmol、1当量)を、エタノール(50mL)中に溶解し、そして0℃に冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(1.89g、49.95mmol、5当量)を分割して加え、そして反応物を室温で一晩攪拌した。混合物を重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチル(×3)で抽出し、食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)し、そして蒸発して、生成物を、無色の油状物(4.45g、>100%)として得た。
1H NMR(CDCl3 400.13MHz)δ 1.43(9H,s),4.4(2H,d),4.72(2H,s),5.0(1H,s),6.22(1H,s).MS m/z 173(MH+ −56)。
出発物質として使用した5−[[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボン酸エチルは、実施例64のように調製した。
実施例128
3−[2−[5−[[2−[[3−(ジメチルアミノメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]フェノール
3−[2−[5−[[2−[[3−(ヒドロキシメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]フェノール(97mg、0.24mmol、1当量)を、DCM(5mL)中に懸濁し、そして塩化チオニル(87uL、1.19mmol、5当量)を加えた。反応物を室温で一晩撹拌した。THF中の2MのN−メチルメタンアミンの溶液(5mL)を加え、そして混合物を75℃で3時間加熱した。混合物を乾燥状態まで蒸発し、そしてシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の5−10%メタノール(メタノール中の10%の7Nのアンモニアを含有)の勾配で溶出して精製して、粗製の生成物を得た。粗製の生成物を、分離用HPLCによって、水(1%の水酸化アンモニウムを含有)及びMeCNの減少する極性の混合物を溶出剤として使用して精製した。所望の化合物を含有する画分を乾燥状態まで蒸発して、3−[2−[5−[[2−[[3−(ジメチルアミノメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]フェノールを、白色の固体(26mg、25%)として得た。
1H NMR(DMSO 400.13MHz)δ 2.16(6H,s),2.84(4H,s),3.45(2H,s),4.61(2H,d),6.21(1H,s),6.31(1H,s),6.63(1H,m),6.70(2H,m),7.11(1H,t),7.25(1H,s),7.38(1H,d),9.40(1H,s),11.96(1H,s).MS m/z 435(MH+)。
出発物質として使用した3−[2−[5−[[2−[[3−(ヒドロキシメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]フェノールは、以下のように調製した:−
[5−[[[4−[[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−イル]メタノール(120mg、0.28mmol、1当量)を、DCM(6mL)中に溶解し、そして窒素下で0℃に冷却した。三臭化ホウ素溶液(1.42mL、1.42mmol、5当量、DCM中の1M)を滴下により加え、そして反応物を室温まで温まらせ、そして一晩攪拌した。反応をメタノール(10mL)でクエンチし、1時間撹拌し、そして次いで乾燥状態まで蒸発した。粗製の生成物をメタノール中に溶解し、そしてSCX−2カラム上に付加した。これをメタノールで洗浄し、そして次いで生成物をメタノール中の3.5Nのアンモニアで溶出した。蒸発後、生成物を、黄色の泡状物(97mg、85%)として得た。
MS m/z 408(MH+)。
出発物質として使用した[5−[[[4−[[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−イル]メタノールは、以下のように調製した:−
2−クロロ−N−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(250mg、0.76mmol、1当量)に、[5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−イル]メタノール(146mg、1.14mmol、1.5当量)を、続いて2−メトキシエタノール(4ml)及びN−エチル−N−プロパン−2−イル−プロパン−2−アミン(265μL、1.52mmol、2当量)を加えた。反応物をマイクロ波中で200℃で60分間加熱し、冷却させ、そして減圧下で蒸発した。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の5−10%メタノールで溶出して精製した。不純物のない画分を混合し、そして蒸発して、生成物を、黄色の泡状物(287mg、90%)として得た。
出発物質として使用した[5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−イル]メタノールは、実施例127のように調製した。
出発物質として使用した2−クロロ−N−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、実施例27のように調製した。
実施例132
3−メトキシ−N−メチル−5−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]ベンズアミド
3−[2−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)エチル]−5−メトキシ−N−メチルベンズアミド(138mg、0.5mmol、1.0当量)、4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(113mg、0.5mmol、1.0当量)及びエタノール(2.5ml)の混合物を、撹拌し、そして窒素の雰囲気下の80℃で一晩加熱した。得られた懸濁液を室温まで冷却させ、そして濾過して、粗製の生成物を白色の固体として得た。この物質を逆相分離用HPLC(塩基性)によって、1%の水酸化アンモニウム溶液を含有する水中のアセトニトリルの20−40%の勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、表題化合物を白色の固体(107mg、46%収率)として得た。
H NMR(500.13MHz,DMSO−d,CDCOD)δ 2.18(3H,s),2.80−2.81(3H,m),2.88−2.93(2H,m),2.94−2.99(2H,m),3.79(3H,s),4.58(2H,s),6.08−6.10(2H,m),6.29(1H,d),6.92(1H,t),7.21(1H,t),7.31(1H,t),7.86(1H,d)
MS:m/z 463(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した3−[2−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)エチル]−5−メトキシ−N−メチルベンズアミドは、以下のように調製した:−
リチウムジイソプロピルアミドの溶液(テトラヒドロフラン/ヘプタン/エチルベンゼン中の1.8M、11.11mL、20.0mmol、4.0当量)を、−78℃の無水のテトラヒドロフラン(35ml)に加え、そして混合物をこの温度で窒素の雰囲気下で撹拌した。アセトニトリル(1.05ml、20.0mmol、4.0当量)を滴下により加え、そして溶液を−78℃で10分間維持した。3−[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]プロパン酸メチル(1.26g、5.0mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(10mL)中の溶液を急いで加え、そして混合物を−78℃で10分間撹拌し、そして次いで5℃まで20分かけて温まらせた。次いでヒドラジン塩酸塩(1.38g、20.0mmol、4.0当量)及びエタノール(35ml)を加え、そして混合物を78℃で18時間加熱した。混合物を蒸発し、メタノール(50ml)中に溶解し、そしてSCX−2カチオン交換カートリッジに適用した。カートリッジをメタノール(8×50ml)で、そして次いでアンモニアを含有するメタノール(2M、無水)で溶出した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、表題化合物を、透明な油状物(990mg、72%収率)として得た。
MS: m/z 275(MH+)。
出発物質として使用した3−[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
3−[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]プロパ−2−エン酸メチル(5.7g、23.0mmol、1.0当量)の酢酸エチル(120mL)中の混合物に、木炭上の5%パラジウム触媒(750mg)を加え、そして反応混合物を水素の雰囲気中で18時間室温で攪拌した。混合物は620mLの水素を吸収した。次いで懸濁液を窒素で置換し、濾過し、そして蒸発した。これにより3−[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]プロパン酸メチルを、油状物として5.7g得た。
MS:m/z 252(MH+)。
出発物質として使用した3−[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]プロパ−2−エン酸メチルは、以下のように調製した:−
無水のテトラヒドロフラン(240mL)中に溶解された3−ホルミル−5−メトキシ−N−メチルベンズアミド(4.91g、25.4mmol、1.0当量)及び(トリホスホラニリデン)酢酸メチル(12.74g、38.10mmol、1.5当量)の混合物を、窒素の雰囲気中の室温で18時間撹拌した。溶媒の蒸発後、粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の酢酸エチルの0−20%の勾配で溶出して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、3−[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]プロパ−2−エン酸メチルを、白色の固体として5.7g得た。
MS:m/z 250(MH+)。
出発物質として使用した3−ホルミル−5−メトキシ−N−メチルベンズアミドは、以下のように調製した:−
3−ホルミル−5−メトキシ安息香酸メチル(6.22g、32.0mmol、1.0当量)及びメチルアミンの溶液(テトラヒドロフラン中の2.0M、86.4mL、172.8mmol、5.4当量)の無水のテトラヒドロフラン(120mL)中の撹拌された溶液を、窒素下で−50℃に冷却した。トリメチルアルムニウム溶液(トルエン中の2.0M、43.2mL、86.40mmol、2.7当量)を10分かけてゆっくりと加え、そして混合物を室温までゆっくりと温まらせ、そして次いで96時間静置させた。混合物を氷/メタノール浴中で冷却し、そして酒石酸ナトリウムカリウムの溶液(水中の20%、40mL)を滴下により加えた。水(300mL)及び酢酸エチル(400mL)を加え、そして混合物を分液漏斗に移した。塩酸(2Mの水溶液、300mL)を加えて、透明な溶液を得た。層を分離し、そして水溶液を更なる酢酸エチルで抽出した。混合した酢酸エチル抽出物を0.5MのHCl水溶液、水、重炭酸ナトリウム溶液、食塩水で洗浄し、次いで硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして蒸発して、生成物を白色の固体として、4.9g(79%収率)得た。
H NMR(399.9MHz,CDCl)δ 3.03−3.04(3H,m),3.90(3H,s),6.39(1H,s),7.49−7.50(1H,m),7.62−7.63(1H,m),7.79(1H,t),9.99(1H,s)
MS:m/z 194(MH+)。
出発物質として使用した3−ホルミル−5−メトキシ安息香酸メチルの調製は、Zhao,He;Thurkauf,Andrew in Synthetic Communications(2001),31(12),1921−1926によって記載されている。
実施例133
N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(3−ピリミジン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩
5−{2−[3−(ピリミジン−2−イルオキシ)フェニル]エチル}−1H−ピラゾール−3−アミン(40mg、0.142mmol)を、4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(32mg、0.142mmol)と共に、エタノール(1.5ml)中で80℃で18時間加熱した。混合物を室温まで冷却させ、そして沈澱した生成物を濾過によって収集し、そして少量のエタノールで洗浄し、次いで真空下で乾燥して、表題化合物を、淡黄色の固体(29mg、40%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.17(s,3H),2.86−2.98(m,4H),4.70(d,2H),6.28(bs,2H),6.38(bs,1H),7.00−7.05(m,1H),7.05−7.08(m,1H),7.13(d,1H),7.26(t,1H),7.35(t,1H),7.89(bd,1H),8.64(d,2H),8.78(bs,1H),11.22(bs,1H),12.42(bs,1H),12.56(bs,1H)MS:m/z 470(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した5−{2−[3−(ピリミジン−2−イルオキシ)フェニル]エチル}−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:−
乾燥アセトニトリル(138μl、2.63mmol)を、LDA(1.46ml、THF中の1.8Mの溶液、2.63mmol)のTHF(4ml)の−78℃の窒素下で撹拌された溶液に滴下により加え、そして混合物を−78℃で10分間攪拌した。3−(3−ピリミジン−2−イルオキシフェニル)プロパン酸メチル(340mg、1.32mmol)のTHF(6ml)中の溶液を急いで加え、そして撹拌を−78℃で20分間続けてから、反応混合物を室温まで温まらせた。混合物をNHCl水溶液(40ml)中に注ぎ、そして水相をエーテル(3×20ml)で抽出した。混合した抽出物をMgSOで乾燥し、濾過し、そして蒸発した。残渣をエタノール(8ml)中に溶解し、ヒドラジン一水和物(128μl、2.63mmol)を加え、そして混合物を18時間還流した。混合物を冷却させ、そして乾燥状態まで蒸発した。残渣をDCM(15ml)及び水(20ml)間に分配し、層を分離し、そして水溶液を更なる量のDCM(15ml)で抽出した。混合した有機抽出物を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、そして蒸発した。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の0−5%のMeOHで溶出して精製して、生成物、5−[2−(3−ピリミジン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンを、無色のゴム状物(40mg、11%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,CDCl)δ 2.69−2.92(m,4H),4.31(bs,2H),5.22(bs,1H),6.98−7.03(m,1H),7.05−7.07(m,1H),7.12(d,1H),7.27(t,1H),7.34(t,1H),8.65(d,2H),11.09(bs,1H),MS:m/z 282(MH+)。
出発物質として使用した3−(3−ピリミジン−2−イルオキシフェニル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
10%Pd/C(100mg)を、3−(3−ピリミジン−2−イルオキシフェニル)プロパ−2−エン酸メチル(0.96g、3.75mmol)のエタノール(100ml)中の溶液に加え、そして混合物を室温で水素のバルーン下で18時間撹拌した。溶液を濾過し、そして濾液を真空下で乾燥状態まで蒸発した。残渣をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ヘキサン中の15−45%の酢酸エチルで溶出して精製して、生成物、3−[3−(ピリミジン−2−イルオキシ)フェニル]プロパン酸メチルを、白色の固体(540mg、56%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,CDCl3)δ 2.66(t,2H),2.89(t,2H),3.59(s,3H),7.00−7.05(m,1H),7.05−7.08(m,1H),7.10−7.14(m,1H),7.27(t,1H),7.35(t,1H),8.65(d,2H);MS:m/z 259(MH+)。
出発物質として使用した3−(3−ピリミジン−2−イルオキシフェニル)プロパ−2−エン酸メチルは、以下のように調製した:−
(トリフェニルホスホラニリデン)酢酸メチル(2.25g、6.74mmol)を、3−(ピリミジン−2−イルオキシ)ベンズアルデヒド(900mg、4.50mmol)のDCM(20ml)中の窒素下の撹拌された懸濁液に分割して加えた。反応混合物を室温で18時間撹拌した。次いで溶液を真空下で濃縮し、シリカに吸着させ、そしてシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ヘキサン中の15−30%の酢酸エチルで溶出して精製して、3−(3−ピリミジン−2−イルオキシフェニル)プロパ−2−エン酸メチルを、白色の固体(0.97g、84%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,CDCl)δ 3.80(s,3H),6.43(d,1H),7.06(t,1H),7.21−7.25(m,1H),7.36−7.38(m,1H),7.39−7.46(m,2H),7.69(d,1H),8.57(d,2H);MS:m/z 257(MH+)。
出発物質として使用した3−(ピリミジン−2−イルオキシ)ベンズアルデヒドは、以下のように調製した:−
(3−ピリミジン−2−イルオキシフェニル)メタノール(1g、4.95mmol)を、DCM(40ml)中に懸濁し、そして窒素下で攪拌した。DCM(40ml)中のデス−マーチンペルヨージナン(2.52g、5.93mmol)をゆっくりと加え、そして混合物を室温で更に30分間攪拌した。混合物を1NのNaOH(水溶液)(2×35ml)、水/食塩水(30ml)で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、そして蒸発して、生成物、3−(ピリミジン−2−イルオキシ)ベンズアルデヒドを、白色の固体(1.17g、定量的収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,CDCl)δ 7.37(t,1H),7.61−7.67(m,1H),7.74(t,1H),7.77−7.80(m,1H),7.88(d,1H),8.73(d,2H),10.08(s,1H);MS:m/z 201(MH+)。
実施例134
6−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−2H−ピラゾール−3−イル]エチル]−1H−ピリジン−2−オン二塩酸塩
N’−[5−[2−(6−メトキシピリジン−2−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩(85mg、0.226mmol)を、エタノール(15ml)及び濃HCl水溶液(1.5ml)中で80℃で2日間攪拌した。混合物を、冷却させ、そして氷水中に注ぎ、次いで室温まで1時間かけて温まらせた。沈澱した生成物を濾過によって収集し、水で洗浄し、そして真空下で乾燥して、表題化合物を、クリーム色の固体(70mg、67%)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.19(3H,s),2.71−2.83(2H,m),2.86−2.95(2H,m),4.70(2H,d),5.98(1H,d),6.16(1H,d),6.22−6.45(3H,bm),7.29−7.37(1H,m),7.87(1H,bs),8.74(1H,bs),11.22(1H,bs),11.60(1H,bs),12.46(1H,bs);MS:m/z 393(MH+)。
出発物質として使用したN’−[5−[2−(6−メトキシピリジン−2−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩は、以下のように調製した:−
5−[2−(6−メトキシピリジン−2−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(80mg、0.367mmol)を、4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(83mg、0.367mmol)と共にエタノール(2ml)中で、マイクロ波反応器中で120℃で1時間加熱した。沈澱した固体を濾過によって収集し、エタノールで洗浄し、そして真空下で乾燥して、N’−[5−[2−(6−メトキシピリジン−2−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩を、オフホワイト色の固体(106mg、65%)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.19(s,3H),2.92−3.06(m,4H),3.84(s,3H),4.70(d,2H),6.19−6.46(bm,3H),6.63(d,1H),6.82(d,1H),7.60(t,1H),7.89(bs,1H),8.78(bs,1H),11.20(bs,1H),12.44(bs,1H),12.56(bs,1H);MS:m/z 407(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した5−[2−(6−メトキシピリジン−2−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:−
乾燥アセトニトリル(268μl、5.122mmol)を、LDA(1.46ml、THF中の1.8Mの溶液、5.122mmol)のTHF(20ml)中の−78℃(窒素下)の撹拌された溶液に滴下により加え、そして混合物を−78℃で10分間攪拌した。3−(6−メトキシピリジン−2−イル)プロパン酸メチル(500mg、2.561mmol)を急いで加え、そして反応混合物を−78℃で20分間撹拌し、次いで室温まで温まらせた。エタノール(20ml)を、続いてヒドラジン一塩酸塩(439mg、6.403mmol)を加え、そして溶液を18時間還流した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の0−4%のMeOHで溶出して精製した。生成物を含有する画分を蒸発して、5−[2−(6−メトキシピリジン−2−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンを、黄色のゴム状物(450mg、80%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.77−2.97(m,4H),3.85(s,3H),4.30(bs,2H),5.18(bs,1H),6.62(d,1H),6.83(d,1H),7.59(t,1H),11.10(bs,1H);MS:m/z(MH+)219。
出発物質として使用した3−(6−メトキシピリジン−2−イル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
10%Pd/C(140mg)を、3−(6−メトキシピリジン−2−イル)プロパ−2−エン酸メチル(1.43g、7.40mmol)のエタノール(150ml)中の溶液に加え、そして混合物を室温で水素のバルーン下で18時間撹拌した。触媒を濾過によって除去し、そしてエタノールで洗浄した。濾液を真空下で蒸発して、生成物、3−(6−メトキシピリジン−2−イル)プロパン酸メチルを、無色の油状物(1.45g、定量的収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.73(t,2H),2.96(t,2H),3.60(s,3H),3.82(s,3H),6.62(d,1H),6.85(d,1H),7.60(t,1H);MS:m/z(MH+)196。
出発物質として使用した3−(6−メトキシピリジン−2−イル)プロパ−2−エン酸メチルは、以下のように調製した:−
2−ブロモ−6−メトキシピリジン(2g、10.64mmol)を、ビス(トリ−tブチルホスフィン)パラジウム(0)(327mg、0.64mmol)及び炭酸セシウム(3.82g、11.70mmol)のジオキサン(20ml)中の混合物に加えた。反応混合物を窒素下で攪拌した。アクリル酸メチル(1.92ml、21.27mmol)を加え、そして混合物を90℃で18時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却させ、エーテルで希釈し、濾過し、そしてエーテルで徹底的に洗浄した。濾液を乾燥状態まで蒸発し、そしてシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ヘキサン中の0−5%の酢酸エチルで溶出して精製して)、3−(6−メトキシピリジン−2−イル)プロパ−2−エン酸メチルを、白色の固体(1.81g、88%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 3.76(s,3H),3.91(s,3H),6.88(d,1H),6.90(d,1H),7.31(d,1H),7.62(d,1H),7.77(t,1H);MS:m/z 194(MH+)。
実施例136
N−[[3−(ジメチルアミノメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]−N’−[5−[2−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−[2−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(65mg、0.275mmol)を、4−クロロ−N−[[3−(クロロメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]ピリミジン−2−アミン(72mg、0.275mmol)と共に、エタノール(2ml)中で80℃で18時間加熱した。混合物を冷却させ、そして沈澱した固体を濾過によって収集し、そしてエタノールで洗浄した。次いで固体を再びエタノール(2ml)中で撹拌し、そしてN−メチルメタンアミン(エタノール中の2M溶液、1ml)を加えた。混合物を80℃で30分間加熱した。溶液を冷却させ、そして乾燥状態まで蒸発し、そして次いで水(8ml)で希釈した。水相を酢酸エチル(3×8ml)で抽出し、MgSOで乾燥し、濾過し、そして蒸発して、N−[[3−(ジメチルアミノメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]−N’−[5−[2−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミンを、オフホワイト色のガラス状の固体(40mg、32%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.17(s,6H),2.87−3.04(m,4H),3.45(s,2H),3.85(s,3H),4.61(d,2H),6.22(s,1H),6.14−6.40(bs,2H),6.81(d,1H),7.29(bs,1H),7.90(d,1H),8.10(s,1H),9.45(bs,1H),12.01(bs,1H);m/z(ES+)[M+H]+=468。
出発物質として使用した5−[2−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:−
3−アミノ−5−ヒドロキシピラゾール(0.56g、5.65mmol)及びトリフェニルホスフィン(1.78g、6.78mmol)を、DCM(16ml)中で窒素下で撹拌し、そして反応混合物を氷浴中で冷却した。アゾジカルボン酸ジイソプロピル(1.34ml、6.78mmol)を10分の時間をかけて滴下により加えた。次いで反応混合物を氷浴中で1時間撹拌した。THF(15ml)中の(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メタノール(1.07g、6.78mmol)を、5−10分かけてゆっくりと加えた。反応混合物を撹拌し、そして室温まで1時間かけて温まらせた。次いでこれを更に18時間撹拌した。混合物を濾過し、そしてDCM(10ml)で徹底的に洗浄した。濾液を2MのHCl(水溶液)(3×8ml)で抽出し、そして混合した抽出物を6NのNaOH(水溶液)で塩基性化した。塩基性化した水相をDCM(3×20ml)で抽出した。混合した抽出物を濾過し、MgSOで乾燥し、濾過し、そして蒸発した。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の0−3%のMeOHで溶出して精製して、5−[(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミンを、白色の固体(354mg、26%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 3.75(s,3H),4.70(s,1H),4.91(s,2H),5.06(s,2H),6.76(d,1H),8.04(d,1H),10.37(s,1H);m/z(ES+)[M+H]+=239。
出発物質として使用した(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メタノールは、以下のように調製した:−
ボラン−テトラヒドロフラン複合体(THF中の1M溶液、52.6ml、52.6mmol)を、5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−カルボン酸(2g、11.7mmol)のTHF(100ml)中の窒素下の溶液にゆっくりと加えた。反応混合物を室温で2.5時間撹拌した。溶媒を蒸発し、そして残渣をメタノール(40ml)中で18時間撹拌した。溶媒を蒸発し、そして粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の0−1%のMeOHで溶出して精製した。純粋な生成物の画分を混合し、そして蒸発して、(5−フルオロ−2−メトキシピリジン−4−イル)メタノールを、白色の固体(1.42g、77%)として得た。
H NMR(399.902MHz,CDCl)δ 3.90(s,3H),4.76(s,2H),6.84−6.87(m,1H),7.92(d,1H); m/z(ES+)[M+H]+=158。
出発物質として使用した4−クロロ−N−[[3−(クロロメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]ピリミジン−2−アミンは、以下のように調製した:−
2−[[3−(ヒドロキシメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチルアミノ]ピリミジン−4−オール(1.24g、5.58mmol、1当量)及びN−エチル−N−プロパン−2−イル−プロパン−2−アミン(2.2mL、12.83mmol、2.3当量)を、トルエン(24mL)中で撹拌し、そしてオキシ塩化リン(1.15mL、12.28mmol、2.2当量)を滴下により加えた。反応物を80℃で2時間加熱し、次いで冷却させ、そして飽和重炭酸ナトリウム溶液中に注いだ。生成物を酢酸エチル(×2)で抽出し、食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)し、濾過し、そして蒸発して、オレンジ色のゴム状物を得た。粗製の生成物をDCM中に溶解し、そしてシリカのカラムクロマトグラフィーによって、イソ−ヘキサン中の20−50%の酢酸エチルで溶出して精製して、生成物を、白色の固体(751mg、52%)として得た。
1H NMR(CDCl3 400.13MHz)δ 4.55(2H,s),4.75(2H,d),5.64(1H,s),6.29(1H,s),6.67(1H,d),8.18(1H,d).MS m/z 259(MH+)。
2−[[3−(ヒドロキシメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチルアミノ]ピリミジン−4−オールは、以下のように調製した:−
[5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−イル]メタノール(1.35g、10mmol、1.2当量)及び2−メチルスルホニルピリミジン−4−オール(1.24g、8.7mmol、1当量)を、160℃で4時間一緒に加熱した。混合物を冷却させ、次いでメタノール中に懸濁させ、そして濾過した。濾液を乾燥状態まで蒸発し、そしてシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の5−15%のメタノールで溶出して精製して、生成物を、クリーム色の固体(1.27g、66%)として得た。
1H NMR(DMSO 400.13MHz)δ 4.45(2H,d),4.60(2H,d),5.39(1H,t),5.60(1H,d),6.28(1H,s),7.04(1H,s),7.6(1H,d),11.04(1H,s)。
2−メチルスルファニルピリミジン−4−オールは、以下のように調製した:−
2−チオウラシル(84mg、0.66mol、1当量)を、水酸化ナトリウム水溶液(80mLの水中の、26g、0.68mol、1.05当量)中に溶解した。溶液をMeOH(160mL)で希釈した。ヨードメタン(47mL、0.75mol、1.15当量)を、氷浴で冷却して、温度を35−40℃間に保ちながら滴下により加えた。沈殿物が形成し、そして混合物を40℃で1時間加熱した。混合物を室温で一晩撹拌し、濾過し、そして固体を水、メタノールで洗浄し、そして乾燥(45℃の真空オーブン)して、2−メチルスルファニルピリミジン−4−オール(53g、57%)を得た。
1H NMR(DMSO 400.13MHz)δ 2.37(3H,s),5.97(1H,d),7.74(1H,d)。
[5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−イル]メタノールは、以下のように調製した:−
N−[[3−(ヒドロキシメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]カルバミン酸tert−ブチル(4.45g、19.5mmol、1当量)を、ジクロロメタン(89mL)中に溶解し、そしてトリフルオロ酢酸(7.24mL、97mmol、5当量)を加えた。反応物を室温で5時間攪拌した。混合物を乾燥状態まで蒸発し、メタノール中に溶解し、そしてSCX−2カラム上に付加した。メタノールで洗浄した後、生成物をメタノール中の3.5Nのアンモニアで溶出した。ジエチルエーテルによる摩砕後、生成物を、紫色の固体(1.35g、54%)としてその後得た。
1H NMR(DMSO 400.13MHz)δ 2.1(2H,s),3.78(2H,s),4.45(2H,s),5.39(1H,s),6.29(1H,s)。
N−[[3−(ヒドロキシメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]カルバミン酸tert−ブチルは、以下のように調製した:−
5−[[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルバミン酸エチル(5g、18.5mmol、1当量)を、エタノール(50mL)中に溶解し、そして0℃に冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(1.89g、49.95mmol、5当量)を分割して加え、そして反応物を室温で一晩攪拌した。混合物を重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチル(×3)で抽出し、食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)し、そして蒸発して、生成物を、無色の油状物(4.45g、>100%)として得た。
1H NMR(CDCl3 400.13MHz)δ 1.43(9H,s),4.4(2H,d),4.72(2H,s),5.0(1H,s),6.22(1H,s).MS m/z 173(MH+ −56)。
5−[[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルバミン酸エチルは、実施例61に示したように調製した。
実施例138
N’−[5−[2−(5−メトキシピリジン−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
[5−[2−(5−メトキシピリジン−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(102mg、0.467mmol)及び4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(106mg、0.467mmol)を、HCl(37μl、ジオキサン中の4Mの溶液、0.148mmol)と共にエタノール(1ml)中で、マイクロ波反応器中で120℃で30分間加熱した。溶液を5℃で24時間静置させ、そして沈澱した固体を濾過により収集した。固体を濾液と混合し、乾燥状態まで蒸発し、そして分離用HPLCによって、水(0.1%のNHを含有)及びMeCNの減少する極性の混合物を溶出剤として使用して精製した。所望の化合物を含有する画分を乾燥状態まで蒸発して、N’−[5−[2−(5−メトキシピリジン−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミンを、褐色のガラス状の固体(15mg、8%収率)として得た。
1H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.22(3H,s),2.87−3.02(4H,m),3.85(3H,s),4.58(2H,d),6.01−6.44(2H,bs),6.15(1H,s),7.19−7.28(1H,bd),7.29(1H,s),7.88(1H,d),8.09(1H,d),8.17(1H,d),9.40(1H,bs),11.96(1H,bs);m/z(ES+)[M+H]+=407。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した[5−[2−(5−メトキシピリジン−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例127に記載したように調製した。
実施例139
N−[3−メトキシ−5−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−2H−ピラゾール−3−イル]エチル]フェニル]アセトアミド
N−{3−[2−(3−アミノ−1H−ピラゾール−5−イル)エチル]−5−メトキシフェニル}アセトアミド(138mg、0.5mmol、1.0当量)、4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(113mg、0.5mmol、1.0当量)、及びエタノール(2.5ml)の混合物を、撹拌し、そして85℃で4時間窒素の雰囲気下で加熱した。得られた懸濁液を室温まで冷却させ、そして次いで濾過して、N−[3−メトキシ−5−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−2H−ピラゾール−3−イル]エチル]フェニル]アセトアミドを、白色の固体(142mg、61%)として得た。
H NMR(500.13MHz,DMSO−d,CDCOD)δ 2.03(3H,s),2.20(3H,s),2.85−2.90(4H,m),3.72(3H,s),4.66(2H,s),6.17(2H,s),6.45(1H,d),6.50(1H,t),7.04(1H,s),7.08(1H,s),7.86(1H,d)
MS:m/z 463(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用したN−{3−[2−(3−アミノ−1H−ピラゾール−5−イル)エチル]−5−メトキシフェニル}アセトアミドは、以下のように調製した:−
リチウムジイソプロピルアミドの溶液(テトラヒドロフラン/ヘプタン/エチルベンゼン中の1.8M、17.8mL、32.0mmol、4.0当量)を、無水のテトラヒドロフラン(52ml)に−78℃で加え、そして混合物をこの温度で窒素の雰囲気下で攪拌した。アセトニトリル(1.7ml、32.0mmol、4.0当量)を滴下により加え、そして溶液を−78℃で5分間維持した。3−(3−アセトアミド−5−メトキシフェニル)プロパン酸メチル(2.02g、8.0mmol、1.0当量)のテトラヒドロフラン(20mL)中の溶液を急いで加え、そして混合物を−78℃で5分間撹拌し、そして次いで5℃まで30分かけて温まらせた。次いでヒドラジン塩酸塩(2.20g、32.0mmol、4.0当量)及びエタノール(56ml)を加え、そして混合物を68℃で4時間加熱した。混合物を蒸発し、水(100mL)を加え、そして混合物を塩酸(2.0M、50ml)で酸性化し、そして次いで酢酸エチル(2×100ml)で抽出した。水層を濃水酸化ナトリウム溶液で塩基性化し、そして次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして蒸発して、泡状物を得た。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中のアンモニア(2.0M)を含有するメタノールの3−10%の勾配で溶出して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、所望の化合物を、透明なゴム状物として417mg(19%)得た。
MS:m/z 275(MH+)。
出発物質として使用した3−(3−アセトアミド−5−メトキシフェニル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
3−(3−アミノ−5−メトキシフェニル)プロパン酸メチル(2.0g、9.55mmol、1.0当量)及び無水酢酸(2.71mL、28.65mmol、3.0当量)の混合物を、120℃で20分間加熱した。水(20ml)を加え、そして混合物を更に20分間加熱した。冷却した後、混合物を酢酸エチル及び重炭酸ナトリウム水溶液間に分配した。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして蒸発して、所望の化合物を、油状物(2.4g、100%収率)として得た。
MS:m/z 252(MH+)。
出発物質として使用した3−(3−アミノ−5−メトキシフェニル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
3−{3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−5−メトキシフェニル}プロパン酸メチル(3.05g、9.85mmol、1.0当量)及びトリフルオロ酢酸(15.2mL、197mmol、20.0当量)の混合物を、室温で一晩攪拌した。トリフルオロ酢酸を蒸発し、そして残渣を酢酸エチル(150ml)及び重炭酸ナトリウム水溶液(100ml)間に分配した。酢酸エチル抽出物を混合し、そして食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして蒸発して、所望の化合物を、透明な油状物(2.0g、97%収率)として得た。
1H NMR(399.9MHz,CDCl3)δ 2.57−2.61(2H,m),2.80−2.84(2H,m),3.29(2H,s),3.67(3H,s),3.74(3H,s),6.09(1H,t),6.14(1H,q),6.17(1H,t)
MS:m/z 210(MH+)。
出発物質として使用した3−{3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−5−メトキシフェニル}プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
酢酸エチル(100mL)中に溶解された3−[3−メトキシ−5−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]フェニル]プロパ−2−エン酸メチル(3.26g、10.6mmol、1.0当量)及び木炭上の5%パラジウム触媒(750mg)の混合物を、室温の水素の雰囲気下で2時間攪拌した。混合物は320mLの水素を吸収した。次いで懸濁液を窒素で置換し、濾過し、そして蒸発した。これにより3−{3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−5−メトキシフェニル}プロパン酸メチルを、油状物(3.16g、96%収率)として得た。
MS:m/z 310(MH+)。
出発物質として使用した3−[3−メトキシ−5−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]フェニル]プロパ−2−エン酸メチルは、以下のように調製した:−
(3−ホルミル−5−メトキシフェニル)カルバミン酸tert−ブチル(4.78g、19.0mmol、1.0当量)及び(トリホスホラニリデン)酢酸メチル(6.99g、20.9mmol、1.1当量)の無水のテトラヒドロフラン(200mL)中に溶解された混合物を、室温の窒素の雰囲気下で48時間攪拌した。溶媒の蒸発後、粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによってジクロロメタンで溶出して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、3−[3−メトキシ−5−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニルアミノ]フェニル]プロパ−2−エン酸メチルを、白色の固体(3.35g、57%)として得た。
H NMR(399.9MHz,CDCl)δ 1.52(9H,s),3.80(3H,s),3.81(3H,s),6.40(1H,d),6.51(1H,s),6.73(1H,t),7.08(2H,s),7.59(1H,d)
MS:m/z 308(MH+)。
出発物質として使用した(3−ホルミル−5−メトキシフェニル)カルバミン酸tert−ブチルは、以下のように調製した:−
[3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル]カルバミン酸tert−ブチル(5.32g、21.0mmol、1.0当量)及び二酸化マンガン(IV)(活性化された5um、7.3g、84mmol、4.0当量)の酢酸エチル(230mL)中の懸濁液を、18時間室温の窒素下で攪拌した。次いで反応混合物を2時間還流した。混合物を濾過し、そして蒸発して、(3−ホルミル−5−メトキシフェニル)カルバミン酸tert−ブチルを、白色の固体(5.0g、95%収率)として得た。
MS:m/z 252(MH+)。
出発物質として使用した[3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル]カルバミン酸tert−ブチルは、以下のように調製した:−
水素化ホウ素ナトリウム(4.77g、126.0mmol、6.0当量)を、3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−5−メトキシ安息香酸メチル(5.91g;21.0mmol、1.0当量)のメタノール(51mL)及びテトラヒドロフラン(50mL)中の室温で撹拌された溶液に加えた。混合物を30分間撹拌し、そして次いで72時間静置させた。更なる量の水素化ホウ素ナトリウム(4.77g、126mmol、6.0当量)を加えた。混合物を18時間撹拌した。得られた溶液を塩酸(0.5Mの水溶液)の添加によって中和し、そして次いで酢酸エチル(400mL)で抽出した。酢酸エチル抽出物を水、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして次いで蒸発して、粗製の[3−(ヒドロキシメチル)−5−メトキシフェニル]カルバミン酸tert−ブチルを、透明なゴム状物(6.0g、113%)として得た。この物質を更なる精製なしに使用した。
MS:m/z 254(MH+)。
出発物質として使用した3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−5−メトキシ安息香酸メチルは、以下のように調製した:−
3−メトキシ−5−(メトキシカルボニル)安息香酸(6.31g、30.0mmol、1.0当量)を、温tert−ブタノール(50mL)中に溶解した。N,N−ジエチルエタンアミン(4.19mL、30.0mmol、1.0当量)を、続いてジフェニルホスホリルアジド(6.47mL、30.0mmol、1.0当量)を加え、そして混合物を3.5時間還流した。溶媒を蒸発し、そして残渣を酢酸エチル(400mL)及び水(200mL)間に分配した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして蒸発して、粗製の生成物を得た。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の酢酸エチルの1−5%の勾配で溶出して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−5−メトキシ安息香酸メチルを、白色の固体(6.60g、78%)として得た。
H NMR(399.9MHz,CDCl)δ 1.52(9H,s),3.83(3H,s),3.90(3H,s),6.60(1H,s),7.24−7.25(1H,m),7.37(1H,s),7.49−7.50(1H,m)。
出発物質として使用した3−メトキシ−5−(メトキシカルボニル)安息香酸の調製は、Zhao,He;Thurkauf,Andrew in Synthetic Communications(2001),31(12),1921−1926によって記載されている。
実施例140
5−[[[4−[[5−[2−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド
2−クロロ−N−[5−[2−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(60mg、0.17mmol、1.0当量))を、2−メトキシエタノール(4ml)中に溶解し、そして5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド(60mg、0.34mmol、2.0当量)及びN−エチル−N−プロパン−2−イル−プロパン−2−アミン(117μl、0.59mmol、3.5当量)を加えた。混合物を180℃で合計90分間マイクロ波反応器中で加熱した。溶媒を減圧下で蒸発し、そして粗製の生成物を逆相分離用HPLC(塩基性)によって、1%の水酸化アンモニウム溶液を含有する水中の29−49%のアセトニトリルの勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、ベージュ色の固体を得た。(39mg、50%収率)。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 1.16(d,J=6.1Hz,6H),2.78(m,4H),4.48(m,1H),4.54(d,J=5.6Hz,2H),6.24(s,1H),6.45(s,1H),6.69(m,3H),7.09(t,J=7.8Hz,1H),7.21(s,1H),7.66(s,1H),7.77(d,J=5.4Hz,1H),7.94(s,1H),9.33(s,1H),11.86(s,1H).MS:m/z=463(MH+)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−[5−[2−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:−
2,4−ジクロロピリミジン(177mg、1.18mmol、1.0当量)を、エタノール(5ml)中に溶解し、そしてN−エチル−N−プロパン−2−イル−プロパン−2−アミン(0.25ml、1.42mmol、1.2当量)及び5−[2−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(290mg、1.30mmol、1.1当量)を加えた。混合物を50℃で3日間撹拌した。反応混合物を水(10ml)中にゆっくりと加え、超音波処理し、そして沈澱物を濾過によって収集し、水で洗浄し、そして真空中で乾燥して、2−クロロ−N−[5−[2−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(122mg、29%)を、白色の固体として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 1.17(d,J=6.0Hz,6H),2.81(s,4H),4.49(七重線,J=6.0Hz,1H),6.02(s,1H),6.69(m,4H),7.10(t,J=8.1Hz,1H),8.09(d,J=5.8Hz,1H),10.22(s,1H).MS:m/z=358(MH+)。
5−[2−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:−
3−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)プロパン酸メチル(680mg、3.06mmol、1.0当量)を、1,4−ジオキサン(20ml)中に窒素下で溶解し、そして水素化ナトリウムの60%分散物(147mg、3.67mmol、1.2当量)及び乾燥アセトニトリル(0.19ml、3.67mmol、1.2当量)を加えた。溶液を室温で10分間撹拌し、そして次いで100℃で18時間加熱した。次いで混合物を室温に冷却し、そしてエタノール(2ml)及びヒドラジン塩酸塩(420mg、6.12mmol、2.0当量)を加えた。混合物を100℃で18時間加熱した。溶媒を蒸発し、そして残渣を1MのHCl及び酢酸エチル間に分配した。水層を濃アンモニア溶液で塩基性化し、そして酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を水で、次いで食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、そして蒸発した。残渣をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の0.5−7%のメタノールの勾配で溶出して精製した。不純物のない画分を蒸発して、5−[2−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(296mg、39%)を、褐色の油状物として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 1.18(d,J=5.7Hz,6H),2.63(m,2H),2.73(m,2H),4.33(bs,1H),4.50(七重線,J=6.0Hz,1H),5.12(s,1H),6.66(m,3H),7.08(t,J=8.1Hz,1H),11.03(bs,1H).MS:m/z=246(MH+)。
3−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
3−(3−ヒドロキシフェニル)プロパン酸メチル(1.0g、5.55mmol、1.0当量)を、乾燥アセトン(20ml)中に溶解し、そして無水の炭酸カリウム(921mg、6.66mmol、1.2当量)及び2−ヨードプロパン(0.67ml、6.66mmol、1.2当量)を加えた。混合物を55℃で窒素下で24時間還流した。更なる1当量の炭酸カリウム(844mg、5.55mmol、1.0当量)を、そして次いで2−ヨードプロパン(0.4ml、5.55mmol、1.0当量)を加え、そして撹拌を55℃で24時間続けた。次いで溶媒を蒸発し、そして残渣を水(25ml)中に溶解した。溶液をジエチルエーテル(3×10ml)で抽出し、そして抽出物を混合し、乾燥し、そして蒸発した。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の0−10%のMeOHで溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合し、蒸発し、そして乾燥して、3−(3−プロパン−2−イルオキシフェニル)プロパン酸メチル(686mg、56%)を、淡黄色の油状物として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 1.18(d,J=5.9Hz,6H),2.55(t,J=7.6Hz,2H),2.74(t,J=7.6Hz,2H),3.52(s,3H),4.51(七重線,J=6.0Hz,1H),6.67(m,3H),7.09(t,J=8.0Hz,1H)。
3−(3−ヒドロキシフェニル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
3−(3−ヒドロキシフェニル)プロパン酸(3.0g、18.1mmol、1.0当量)を、乾燥DMF(50ml)中に溶解し、炭酸水素カリウム(2.17g、21.7mmol、1.2当量)を加え、そして混合物を室温の窒素下で10分間撹拌した。次いでヨウ化メチル(1.24ml、19.9mmol、1.1当量)を加え、そして混合物を40℃で一晩加熱した。溶媒を蒸発し、そして残渣をジエチルエーテル(50ml)中に溶解し、水(20ml)で、次いで塩化アンモニウム溶液(20ml)で洗浄し、MgSO4で乾燥し、そして蒸発して、3−(3−ヒドロキシフェニル)プロパン酸メチル(3.21g、98%)を、褐色の油状物として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.59(t,J=7.9Hz,2H),2.77(t,J=7.7Hz,2H),3.59(s,3H),6.60(m,3H),7.06(m,1H),9.24(s,1H).MS:m/z=179M−(H+)[ES−]。
5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドは、実施例123のように調製した。
実施例141
N−メチル−3−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]ベンズアミド
エタノール(3ml)中の、3−[2−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)エチル]−N−メチル−ベンズアミド(98mg、0.6mmol)及び4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(90mg、0.4mmol)を、180℃でマイクロ波反応器中で30分間加熱した。反応混合物を冷却し、そして濃縮した。粗製の生成物を逆相分離用HPLC(塩基性)によって、1%のアンモニアを含有する水中のアセトニトリルの15−40%の勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、表題化合物を、白色の固体(59mg、34%)として得た。
1H NMR(500.13MHz,DMSO−d)δ 2.19(3H,s),2.78−2.82(3H,m),2.89−2.92(2H,m),2.94−3.01(2H,m),4.59(2H,d),6.11(2H,s),6.27(1H,s),7.35(2H,q),7.64(1H,s),7.65(1H,d),7.73(1H,s),7.87(1H,d),7.94(1H,s),8.80(1H,s),11.69(1H,s)
MS m/z:433(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した3−[2−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)エチル]−N−メチル−ベンズアミドは、以下のように調製した:−
3−[2−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)エチル]安息香酸(1.620g、7.0mmol)及びTHF中の2MのN−メチルメタンアミン(5.25mL、10.5mmol)の乾燥DMF(50mL)中の撹拌された懸濁液に、乾燥N−エチル−N−プロパン−2−イル−プロパン−2−アミン(4.63mL、4当量、28.0mmol)を加えた。次いでヘキサフルオロリン酸O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム(2.93g、7.7mmol)を加え、そして混合物を18時間撹拌したままにした。反応混合物を乾燥状態まで蒸発し、酢酸エチル中に溶解し、そして次いで水(30ml)及び酢酸エチル(30ml)間に分配した。水層を酢酸エチル(3×30ml)で洗浄した。有機層を混合し、食塩水(1×30ml)、0.5Nのクエン酸(1×30ml)及びNaHCO溶液(1×30ml)で連続して洗浄し、そして乾燥状態まで蒸発して、粗製の3−[2−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)エチル]−N−メチル−ベンズアミドを、オレンジ色のゴム状物(1.3594g)として得た。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の0−10%のMeOHの勾配で溶出して精製した。純粋な画分を乾燥状態まで蒸発して、純粋な3−[2−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)エチル]−N−メチル−ベンズアミド(0.330g、28%)を得た。
1H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.74−2.79(2H,m),2.76−2.78(3H,m),2.89(2H,d),3.20−3.45(2H,s),5.21(1H,s),7.35−7.36(2H,m),7.63−7.66(1H,m),7.72(1H,s),8.36−8.37(1H,m)
MS:m/z 245.41(MH)。
出発物質として使用した3−[2−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)エチル]安息香酸は、以下のように調製した:−
3−[2−(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)エチル]ベンゾニトリル(4.000g、19.0mmol)の水酸化ナトリウムの水溶液(10M、40ml)中の懸濁液を、95−100℃で5時間加熱した。反応混合物を5−10℃に氷/水浴中で冷却し、そして濃HCl(概略50ml)の滴下による添加によってpH3に酸性化した。得られたクリーム色の固体を濾過によって除去し、水で洗浄し、そして次いで真空オーブン中で週末にかけて乾燥して、純粋な3−[2−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)エチル]安息香酸(4.4208g、101%収率)を得た。
H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.79(2H,d),2.95(2H,d),5.29(1H,s),7.41(1H,t),7.48(1H,d),7.77(1H,s),7.79(1H,s),7.82(1H,d)
MS:m/z 232.39(MH)。
出発物質として使用した3−[2−(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)エチル]ベンゾニトリルは、以下のように調製した:−
水素化ナトリウム(60%、3.0g、75.6mmol)を、3−(3−シアノフェニル)プロパン酸メチル(11.9g、63.0mmol)の乾燥1,4ジオキサン(350ml)及び乾燥アセトニトリル(3.95ml、75.6mmol)中の窒素下で撹拌された溶液に加えて、濁った灰色の混合物を得た。これを室温で10分間撹拌し、そして次いで窒素下で一晩還流して、暗いオレンジ色の溶液を得た。反応混合物を冷却し、そしてエタノール(25ml)を、続いてヒドラジン一塩酸塩(8.635g、126mmol)を加えた。反応混合物を一晩還流した。反応混合物を冷却し、濾過し、そして乾燥状態まで蒸発して、粗製の3−[2−(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)エチル]ベンゾニトリル(16g)を得た。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の8%のMeOHで均一濃度で溶出して精製した。純粋な画分を乾燥状態まで蒸発して、3−[2−(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)エチル]ベンゾニトリルを、オレンジ色のゴム状物(5.1g、38%)として得た。
1H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.73−2.76(2H,m),2.88−2.92(2H,m),4.07−4.08(1H,m),4.50(2H,s),5.17(1H,s),7.47−7.51(1H,m),7.55−7.58(1H,m),7.64−7.66(2H,m)
MS:m/z 213.41(MH)。
出発物質として使用した3−(3−シアノフェニル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
(E)−3−(3−シアノフェニル)プロパ−2−エン酸メチル(12.36g、66.00mmol)のDMF(250ml)中に溶解された溶液に、白金触媒(1.24g)を加え、そして反応混合物を水素下で一晩攪拌した。混合物をセライトを通して濾過し、DMFで洗浄し、次いで乾燥状態まで蒸発して、灰色−褐色の液体を得た。この固体をDCM(150ml)中に溶解し、そして水(3×80ml)及び食塩水(1×80ml)で連続して洗浄し、次いでMgSOで乾燥し、そして乾燥状態まで蒸発して、3−(3−シアノフェニル)プロパン酸メチルを、褐色の液体(11.949g、96%)として得た。
H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.69(2H,t),2.90−2.94(2H,m),3.59(3H,s),7.50(1H,t),7.60−7.62(1H,m),7.66−7.69(1H,m),7.73(1H,d)。
出発物質として使用した(E)−3−(3−シアノフェニル)プロパ−2−エン酸メチルは、以下のように調製した:−
(トリフェニルホスホラニリデン)酢酸メチル(38.12g、114mmol)を、3−シアノベンズアルデヒド(9.97g、76mmol)のDCM(150ml)中の混合物に加え、そして反応混合物を6時間室温で攪拌した。反応混合物を乾燥状態まで蒸発して、粗製の(E)−3−(3−シアノフェニル)プロパ−2−エン酸メチルを得た。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、イソヘキサン中の50%の酢酸エチルで均一濃度で溶出して精製した。純粋な画分を乾燥状態まで蒸発して、純粋な(E)−3−(3−シアノフェニル)プロパ−2−エン酸メチル(12.36g、87%)を得た。
H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 3.76(3H,s),6.84(1H,s),7.64(1H,t),7.68(1H,s),7.87−7.89(1H,m),8.06−8.09(1H,m),8.27(1H,t)。
実施例142
N,3−ジメチル−5−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]ベンズアミド
エタノール(4ml)中の、3−[2−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)エチル]−N,5−ジメチル−ベンズアミド(142mg、0.6mmol)及び4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(135mg、0.25mmol)を、180℃でマイクロ波反応器中で30分間加熱した。反応混合物を冷却し、そして懸濁液を濾過した。粗製の生成物を冷エタノール(5ml)及びジエチルエーテル(3×10ml)で洗浄した。残渣を風乾して、N,3−ジメチル−5−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]ベンズアミドを、クリーム色の固体(133mg、49.6%)として得た。1H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.19(3H,s),2.33(3H,s),2.77(3H,d),2.90(4H,s),4.70−4.71(2H,m),6.28(2H,s),6.38(1H,s),7.20(1H,s),7.49−7.52(2H,m),7.89(1H,s),8.33−8.34(1H,m),8.79(1H,s),11.23(1H,s),12.45(1H,s).MS m/z:447(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した3−[2−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)エチル]−N,5−ジメチル−ベンズアミドは、以下のように調製した:−
無水のアセトニトリル(653μl、12.5mmol)を、1.8Mのリチウムジイソプロピルアミドの溶液(THF中;6.97ml)を含有する無水のTHF(50ml)に−78℃で加えた。溶液を−78℃で10分間攪拌した。3−[3−メチル−5−(メチルカルバモイル)フェニル]プロパン酸メチル(1.475g、6.25mmol)の無水のTHF(10ml)中の溶液を急いで加え、そして反応混合物を−78℃で30分間攪拌した。反応混合物を20℃で1時間攪拌した。2当量の更なるアセトニトリルアニオン(−78℃で調製)を加え、そして混合物を1時間攪拌した。反応混合物を1NのHCl溶液でクエンチし、そしてジエチルエーテル(3×40ml)で抽出した。抽出物を乾燥(MgSO4)し、濾過し、そして蒸発した。残渣をエタノール(25ml)中に溶解し、そしてヒドラジン一水和物(1ml)と共に18時間還流した。反応混合物を冷却し、そして乾燥状態まで蒸発した。残渣を溶解し、そして水及びDCM(20ml:40ml)間に分配した。水層をDCM(4×25ml)で抽出した。抽出物を飽和食塩水溶液(25ml)で洗浄し、濾過し、そして蒸発して、3−[2−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)エチル]−N,5−ジメチル−ベンズアミドを、黄色の泡状物(0.685g、42%)として得た。1H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.32(3H,s),2.69−2.79(2H,m),2.80(3H,d),2.83−2.90(2H,m),5.20(1H,s),7.19(1H,s),7.48 92H,d),8.31(1H,s).MS m/z:259(MH+)。
出発物質として使用した3−[3−メチル−5−(メチルカルバモイル)フェニル]プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
(E)−3−[3−メチル−5−(メチルカルバモイル)フェニル]プロパ−2−エン酸メチル(3.27g、14mmol)を、エタノール(50ml)及びDMF(10ml)の混合物中に溶解した。これに10%Pd/C(300mg)を加え、そして反応混合物を水素雰囲気下で一晩攪拌した。反応混合物をセライトを通して濾過し、そして蒸発して、3−[3−メチル−5−(メチルカルバモイル)フェニル]プロパン酸メチルを、油状物として2.78g(84.5%)得た。1H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.32(3H,s),2.65(2H,t),2.77(3H,d),2.85(2H,d),3.60(3H,s),7.19−7.19(1H,m),7.48(2H,s),8.31(1H,d).MS m/z:258(M+Na+)。
(E)−3−[3−メチル−5−(メチルカルバモイル)フェニル]プロパ−2−エン酸メチルは、以下のように調製した:−
(トリフェニル−ホスホラニリデン)酢酸メチル(10.02g、30mmol)を、3−ホルミル−N,5−ジメチル−ベンズアミド(3.55g、20mmol)の乾燥DCM(50ml)中の0℃で撹拌された溶液に窒素下で加えた。反応混合物を20℃で18時間撹拌した。溶媒を蒸発し、そして粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ヘキサン中の酢酸エチルの25−50%の勾配で溶出して精製した。純粋な画分を混合し、そして蒸発して、(E)−3−[3−メチル−5−(メチルカルバモイル)フェニル]プロパ−2−エン酸メチルを、白色の固体(3.25g、70%)として得た。1H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.38(3H,s),2.76−2.86(3H,m),3.70−3.80(3H,m),6.69(2H,d),7.61−7.71(3H,m),7.96(1H,s),8.38−8.47(1H,m).MS m/z:234(MH+)。
出発物質として使用した3−ホルミル−N,5−ジメチル−ベンズアミドは、3−(ヒドロキシメチル)−N,5−ジメチル−ベンズアミド(3.59g、20mmol)及び二酸化マンガン(IV)(活性化された5nm、6.960mol)を使用して、3−ホルミル−N,5−ジメチル−ベンズアミドを、白色の固体(3.54g、100%)として得たことを除き、(3−ホルミル−5−メトキシフェニル)カルバミン酸tert−ブチルのために、実施例139において概要を記載したものと類似の方法を使用して調製した。1H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.46(3H,s),2.81−2.82(3H,m),7.86(1H,d),7.98(1H,t),8.17(1H,s),8.60−8.61(1H,m),10.04(1H,s).MS m/z:178H+)。
3−(ヒドロキシメチル)−N,5−ジメチル−ベンズアミドは、以下から調製した:−
トリメチルアルミニウムの溶液(トルエン中の2M、25ml、12.5mmol)を、3−(ヒドロキシメチル)−5−メチル−安息香酸メチル(3.5g、20mmol)及びメチルアミン(THF中の2.0Mの溶液、50ml、100mmol)の乾燥THF(100ml)中の撹拌された溶液に−50℃で滴下により加えた。反応混合物を15分間−50℃で、次いで20℃で18時間撹拌した。反応物を−50℃に冷却し、そして飽和の酒石酸ナトリウムカリウム溶液でクエンチし、そして1時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(2×50ml)で抽出し、そして飽和食塩水溶液(25ml)で洗浄した。抽出物を乾燥(MgSO4)し、濾過し、そして蒸発した。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の0−5%のメタノールの勾配で溶出して精製した。純粋な画分を混合し、そして乾燥状態まで蒸発して、3−(ヒドロキシメチル)−N,5−ジメチル−ベンズアミドを、油状物(3.7g、約100%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.35(3H,s),2.78(3H,d),4.52(2H,d),5.22(1H,t),7.27−7.28(1H,m),7.52(1H,s),7.60(1H,s),8.34(1H,d).MS m/z:180(MH+)。
3−(ヒドロキシメチル)−5−メチル−安息香酸メチルは、以下のように調製した:−
ボラン−DMS複合体の溶液(THF中の2M、30ml、60mmol)を、3−メトキシカルボニル−5−メチル安息香酸(9.72g、50mmol)の無水のTHF(50ml)中の窒素下で撹拌された溶液に0℃で滴下により加えた。反応混合物を20℃で30分間撹拌し、そして次いで60℃で18時間加熱した。反応混合物を冷却し、そして水/氷酢酸の1:2の混合物(7.2ml)でクエンチした。反応混合物を濃縮し、そして酢酸エチル(50ml)及び炭酸カリウム溶液(2M、25ml)間に分配した。有機相を塩酸(1M、25ml)、飽和重炭酸ナトリウム及び飽和食塩水溶液で洗浄した。有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして蒸発して、3−(ヒドロキシメチル)−5−メチル−安息香酸メチルを、透明な油状物(8.16g、91%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.37(3H,s),3.86(3H,s),4.54(2H,d),5.28(1H,t),7.40−7.41(1H,m),7.66(1H,d),7.75(1H,d)。
実施例143
4−メトキシ−N−メチル−6−[2−[5−[[2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]エチル]ピリジン−2−カルボキシアミド
エタノール(4ml)中の、6−[2−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)エチル]−4−メトキシ−N−メチル−ピリジン−2−カルボキシアミド(138mg、0.5mmol)及び4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(103mg、0.5mmol)を、120℃で、マイクロ波反応器中で1時間加熱した。反応混合物を冷却し、そして濾過して、粗製の生成物を得た。粗製の生成物を冷メタノール(10ml)及びジエチルエーテル(2×10ml)で洗浄し、そして風乾した。粗製の生成物を逆相分離用HPLC(塩基性)によって、1%のアンモニアを含有する水中のアセトニトリルの20−40%勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、表題化合物を、白色の固体(69mg、30%)として得た。
1H NMR(500.13MHz,DMSO−d)δ 2.19(3H,s),2.87(3H,d),3.00−3.05(2H,m),3.06−3.11(2H,m),3.89(3H,s),4.58(2H,d),6.07(1H,s),6.12(1H,s),6.30(1H,s),6.70(1H,s),6.97(1H,d),7.40(1H,d),7.87(1H,d),8.27(1H,s),8.85(1H,s),11.70(1H,s).MS m/z:464(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した6−[2−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)エチル]−4−メトキシ−N−メチル−ピリジン−2−カルボキシアミドは、実施例142中の3−[2−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)エチル]−N,5−ジメチル−ベンズアミドのための方法に従って、しかし3−[4−メトキシ−6−(メチルカルバモイル)ピリジン−2−イル]プロパン酸メチル(581mg、2.3mmol)、アセトニトリル(481ul、9.2mmol)、THF中の1.8MのLDA(5ml、9.2mmol)及びヒドラジン塩酸塩(631mg、9.20mmol)から出発して調製した。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の0−10%のメタノールの勾配で溶出して精製した。純粋な画分を混合し、そして蒸発して、6−[2−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)エチル]−4−メトキシ−N−メチル−ピリジン−2−カルボキシアミドを、ゴム状物(454mg、71%)として得た。
1H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.84(3H,d),2.89−2.94(2H,m),2.99−3.03(2H,m),3.87(3H,s),5.17(1H,m),6.99(1H,d),7.37(1H,m),8.42(1H,s),8.55(1H,d).MS m/z:276(MH+)。
3−[4−メトキシ−6−(メチルカルバモイル)ピリジン−2−イル]プロパン酸メチルは、実施例142中の3−[3−メチル−5−(メチルカルバモイル)フェニル]プロパン酸メチルのための方法に従って調製したが、しかし(E)−3−[4−メトキシ−6−(メチルカルバモイル)ピリジン−2−イル]プロパ−2−エン酸メチル(676mg、2.7mmol)から出発して、3−[4−メトキシ−6−(メチルカルバモイル)ピリジン−2−イル]プロパン酸メチルを、油状物(595mg、87%)として得た。
1H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.84(3H,d),2.88(2H,d),3.03(2H,t),3.62(3H,s),3.88(3H,s),7.05(1H,d),7.38(1H,d),8.51−8.52(1H,m)。
出発物質として使用した(E)−3−[4−メトキシ−6−(メチルカルバモイル)ピリジン−2−イル]プロパ−2−エン酸メチルは、実施例142中でメチル−5−(メチルカルバモイル)フェニル]プロパ−2−エノエートのための方法に従って、しかし6−ホルミル−4−メトキシ−N−メチル−ピリジン−2−カルボキシアミド(1.27g、6.5mmol)及び(トリフェニル−ホスホラニリデン)酢酸メチル(3.26g、9.75mmol)から出発して調製した。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ヘキサン中の25−40%の酢酸エチルの勾配で溶出して精製した。純粋な画分を混合し、そして蒸発して、(E)−3−[4−メトキシ−6−(メチルカルバモイル)ピリジン−2−イル]プロパ−2−エン酸メチルを、白色の固体(680mg、42%)として得た。1H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.85−2.89(3H,m),3.78(3H,s),3.93(3H,s),7.34−7.38(1H,m),7.49−7.53(2H,m),7.67(1H,s),8.92(1H,d).MS m/z:251(MH+)。
出発物質として使用した6−ホルミル−4−メトキシ−N−メチル−ピリジン−2−カルボキシアミドは、実施例139中の(3−ホルミル−5−メトキシフェニル)カルバミン酸tert−ブチルのために使用したものと類似の方法を使用して、しかし6−(ヒドロキシメチル)−4−メトキシ−N−メチル−ピリジン−2−カルボキシアミド(1.34g、6.80mmol)及び二酸化マンガン(IV)(活性化された5um、2.37g、27.2mmol)から出発して調製した。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の2−5%のメタノールの勾配で溶出して精製した。純粋な画分を混合し、そして蒸発して、表題化合物を、白色の固体(1.27g、96%)として得た。1H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.84−2.88(3H,m),2.90(1H,s),4.00(3H,s),7.57(1H,d),7.75(1H,d),8.80(1H,s),10.00(1H,d).MS m/z:195(MH+)。
出発物質として使用した6−(ヒドロキシメチル)−4−メトキシ−N−メチル−ピリジン−2−カルボキシアミドは、実施例142中の3−(ヒドロキシメチル)−N,5−ジメチル−ベンズアミドのための方法に従って、しかし6−(ヒドロキシメチル)−4−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸メチル(1.5g、7.6mmol)、トリメチルアルミニウム(トルエン中の2M、19ml、9.5mmol)及びメチルアミン(THF中の2.0M溶液、19ml、38mmol)から出発して調製した。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の0−5%のメタノールの勾配で溶出して精製した。純粋な画分を混合し、そして蒸発して、表題化合物を、白色の固体(1.36g、91%)として得た。
1H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.82−2.83(3H,m),3.90(3H,s),4.59(2H,d),5.41−5.48(1H,m),7.14(1H,d),7.40(1H,d),8.67−8.69(1H,m).MS m/z:197(MH+)。
出発物質として使用した6−(ヒドロキシメチル)−4−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸メチルは、Atsushi Kittaka,Yuichi Sugano,Masami Otsuka and Masaji Ohno,Tetrahedron,Vol 44,No 10,p 2821(1988)−example 4,Man−designed bleomycins.synthesis of dioxygen activating molecules and a DNA cleaving molecule based on bleomycin−Fe(II)−0 complexによって記載された方法に従って調製した。
Figure 2009541480
Figure 2009541480
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Figure 2009541480
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実施例66
N’−(5−イソプロポキシ−2H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
5−ブロモ−N’−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、5−ブロモ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる;0.12g、0.29mmol)の、エタノール(15ml)中の撹拌され、脱ガスされた溶液に、炭素上の10%パラジウム(12mg)を加えた。混合物を室温で24時間水素の雰囲気下で攪拌した。混合物をセライトを通して濾過し、そして残渣をエタノールで、そして次いでジクロロメタン/ジメチルホルムアミドの混合物で、そして最後にメタノール性アンモニア溶液で洗浄した。濾液を蒸発し、そして残渣をメタノール中に溶解し、そして次いでIsoluteのSCX−3カラムを使用して、メタノール性アンモニア溶液で溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして蒸発して、表4の実施例66(0.045g、46%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):1.27(6H,d),2.20(3H,s),4.52−4.71(3H,m),5.21(1H,s),6.02(1H,d),6.17(1H,s),7.71(1H,s),7.91(1H,d),9.98(1H,s),11.81(1H,s).
MS:m/z 330(MH)。
出発物質として使用した5−ブロモ−N’−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、5−ブロモ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)は、以下のように調製した:
a)5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−アミン(2.01g、14.2mmol)の乾燥テトラヒドロフラン(60ml)中の窒素雰囲気下の溶液に、トリエチルアミンを加え、そして混合物を0℃に冷却した。5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(3.23g、14.2mmol)の乾燥テトラヒドロフラン(30ml)中の溶液を滴下により加え、そして混合物を室温で18時間攪拌させた。混合物を蒸発し、そして残渣を酢酸エチルから結晶させた。混合物を濾過し、そして残渣を水で徹底的に摩砕した。得られた固体を濾過し、そして次いで一晩乾燥させたままにして、5−ブロモ−2−クロロ−N−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(1.645g、35%収率)を得た。
MS:m/z 332(MH)。
b)5−ブロモ−2−クロロ−N−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(0.20g、0.6mmol)、N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]メタンアミン塩酸塩(更に、N−メチル−1−(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.116g、0.78mmol)及びジ−イソ−プロピルエチルアミン(0.419ml、2.4mmol)の2−メトキシエタノール(3ml)中の混合物を、マイクロ波中で200℃で30分間加熱した。混合物を濃縮し、そして残渣をシリカのフラッシュクロマトグラフィーによって、酢酸エチル中の50%のイソ−ヘキサンの混合物で溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして蒸発して、5−ブロモ−N’−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、5−ブロモ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)(0.125g、51%収率)を得た。
MS:m/z 408(MH)。
出発物質として使用した5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−アミンは、文献(Sato,Tadahisa;Mizukawa,Hiroki;Kawagishi,Toshio.Preparation of 3−alkoxy−5−amino−1H−pyrazoles as intermediates for photographic magenta couplers JP01013072)によって調製することができる。
実施例67
N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−イソプロポキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
5−ブロモ−N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、5−ブロモ−N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる;0.152g、0.37mmol)のエタノール(15ml)中の撹拌され、脱ガスされた溶液に、炭素上の10%パラジウム(15mg)を加えた。混合物を室温で24時間水素の雰囲気下で攪拌した。混合物をセライトを通して濾過し、そして残渣をエタノールで、そして次いでメタノール性アンモニア溶液で洗浄した。濾液を蒸発し、そして残渣をメタノール中に溶解し、そしてIsouteのSCX−3カラムを使用して、メタノール性アンモニア溶液で溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして蒸発して、残渣を得た。次いでこの固体を再び分離用hplcによって、1%のアンモニア溶液を含有する水中のアセトニトリルの勾配を使用して精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして次いで蒸発して、表4の実施例67(0.041g、31%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):0.69−0.74(2H,m),0.94−1.00(2H,m),1.27(6H,d),1.90−2.01(1H,m),4.49−4.71(3H,m),5.28(1H,s),5.96−6.10(2H,m),7.68(1H,s),7.93(1H,s),10.00(1H,s),11.92(1H,s).
MS:m/z 356(MH)。
出発物質として使用した5−ブロモ−N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、5−ブロモ−N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)は、以下のように調製した:
a)実施例66bに記載したものと類似の反応において、5−ブロモ−2−クロロ−N−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(0.30g、0.9mmol)を、(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に、(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.205g、1.17mmol)と反応させて、5−ブロモ−N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、5−ブロモ−N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる;0.176g、45%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):0.77(2H,m),1.05(2H,m),1.32(6H,d),2.01(1H,m),4.59(2H,s),4.71(1H,m),5.69(1H,s),6.12(1H,s),8.02(1H,s),8.17(1H,s),9.40(1H,bs),11.82(1H,bs).
MS:m/z 436(MH)。
出発物質として使用した(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例3のように調製した。
実施例68
N’−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチル−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、6−メチル−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
4−クロロ−6−メチル−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(更に、4−クロロ−6−メチル−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンとしても知られる;0.20g、0.84mmol)及び5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−アミン(0.178g、1.26mmol)の、無水の1−メチルピロリジノン(2mL)及びジオキサン中の4Mの塩化水素溶液(0.42mL)中の混合物を、110℃で4時間加熱した。混合物を室温で一晩静置したままにし、そして次いで飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、そして酢酸エチル(×2)で抽出した。有機抽出物を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして次いで蒸発して、オレンジ色の油状物を得た。この油状物をシリカのクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の2−4%のメタノールの混合物で溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして次いで蒸発して、固体を得て、これをジエチルエーテルで摩砕して、表4の実施例68(0.039g、12%収率)を得た。
H NMR(500MHz,DMSO at 373K):1.28(d,6H),2.15(s,3H),2.19(s,3H),4.58(d,2H),4.64(bs,1H),5.25(bs,1H),5.41(bs,1H),6.12(s,1H),7.2(bs,1H),9.33(bs,1H),11.39(bs,1H).
MS:m/z 344(MH)。
出発物質として使用した4−クロロ−6−メチル−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(更に、4−クロロ−6−メチル−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンとしても知られる)は、以下のように調製した:
a)(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に、(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;2.09g、14.0mmol)を、ジグリム(8ml)中に溶解し、そしてジ−イソ−プロピルエチルアミン(2.43ml)を加えた。数分後、6−メチル−2−メチルスルファニル−3H−ピリミジン−4−オン(2.0g、12.8mmol)を一度に加え、そして次いで溶液を160℃で3時間加熱した。オレンジ色の溶液を室温まで冷却させ、そして次いでジクロロメタン中に溶解し、そしてシリカのクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の2.5−20%のメタノールに混合物で溶出して直接精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして蒸発して、固体を得て、これをジエチルエーテルで摩砕して、6−メチル−2−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチルアミノ]−3H−ピリミジン−4−オン(0.914g、32%収率)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO):2.02(s,3H),2.2(s,3H),4.56(s,2H),5.5(s,1H),6.19(s,1H),6.94(bs,1H),10.8(bs,1H)。
b)6−メチル−2−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチルアミノ]−3H−ピリミジン−4−オン(更に、6−メチル−2−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]−3H−ピリミジン−4−オンとしても知られる;0.914g、4.15mmol)及びジ−イソ−プロピルエチルアミン(0.938ml、5.4mmol)を、トルエン(5ml)中で撹拌し、そして次いでオキシ塩化リン(0.465ml、4.98mmol)を滴下により加えた。混合物を室温で30分間撹拌し、次いで80℃で2時間加熱した。混合物を室温まで冷却させ、そして次いで飽和の重炭酸ナトリウム溶液中に注いだ。生成物を酢酸エチル(×2)で抽出し、そして混合した抽出物を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして次いで蒸発して、オレンジ色のゴム状物を得た。このゴム状物をジエチルエーテルで摩砕して、4−クロロ−6−メチル−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(更に、4−クロロ−6−メチル−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンとしても知られる;0.728g、73%収率)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO):2.19(s,3H),2.27(s,3H),4.55(d,2H),6.15(s,1H),6.68(s,1H),8.09(t,1H).
MS:m/z 239(MH)。
5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例66に概要を記載したように合成した。
実施例69
N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−イソプロポキシ−2H−ピラゾール−3−イル)−6−メチル−ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−6−メチル−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
2−クロロ−N−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチル−ピリミジン−4−アミン(0.214g、0.80mmol)、(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に、(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.168g、0.96mmol)及びジ−イソ−プロピルエチルアミン(0.18ml、1.04mmol)の1−ブタノール(5ml)中の混合物を、120℃で2日間加熱した。混合物を酢酸エチルで希釈し、そして水、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして次いで蒸発して、オレンジ色のゴム状物を得た。このゴム状物をシリカのクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の0−5%のメタノールの混合物で溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして蒸発して、固体を得て、これをジエチルエーテルで摩砕して、表4の実施例69(0.118g、40%収率)を得た。
H NMR(500MHz,DMSO 373K):0.73(m,2H),0.95(m,2H),1.29(d,6H),1.92(m,1H),2.15(s,3H),4.56(d,2H),4.6(s,1H),5.33(bs,1H),5.96(bs,1H),6.02(s,1H),7.08(bs,1H),9.2(bs,1H),11.39(bs,1H).
MS:m/z 370(MH)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチル−ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:
a)2,4−ジクロロ−6−メチルピリミジン(1.16g、7.08mmol)、5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−アミン(1.0g、7.08mmol)及び炭酸ナトリウム(0.826g、7.79mmol)のエタノール(50ml)中の混合物を、50℃で7日間加熱した。混合物を蒸発し、そして残渣を酢酸エチル中に取込み、そして次いで飽和の重炭酸ナトリウム溶液で、続いて水で、そして次いで食塩水で洗浄した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして次いで蒸発して、褐色の油状物を得た。この油状物をシリカのクロマトグラフィーによって、イソ−ヘキサン中の25−60%の酢酸エチルの混合物で溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合して蒸発して、2−クロロ−N−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチル−ピリミジン−4−アミン(0.214g、11%収率)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO):1.28(d,6H),2.29(s,3H),4.52(bs,1H),5.6(bs,1H),6.5−7.5(bs,1H),10.08(bs,1H),11.9(bs,1H).
MS:m/z 268(MH)。
出発物質として使用した(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例3のように調製した。
実施例70
N’−(5−イソプロポキシ−2H−ピラゾール−3−イル)−6−メトキシ−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、6−メトキシ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
6−クロロ−N’−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、6−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる;0.140g、0.38mmol)を、メタノール(3ml)中に溶解し、そしてナトリウムメトキシド(0.104g、1.92mmol)を加えた。混合物を140℃で1時間Emrys Optimiserのマイクロ波中で加熱した。反応物を飽和の塩化アンモニウム溶液で希釈し、そして次いで酢酸エチル(×2)で抽出した。有機抽出物を水で、そして次いで食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして次いで蒸発して、黄色の油状物を得た。この油状物をシリカのクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の0−5%のメタノールの混合物で溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして蒸発して、固体を得て、これをジエチルエーテルで摩砕して、表4の実施例70(0.045g、32%収率)を得た。
H NMR(500MHz,DMSO 373K):1.28(d,6H),2.19(s,3H),3.78(s,3H),4.57(d,2H),4.6(bs,1H),5.21(bs,1H),5.39(bs,1H),6.12(s,1H),7.35(bs,1H),9.23(bs,1H),11.35(bs,1H).
MS:m/z 360(MH)。
出発物質として使用した6−クロロ−N’−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、6−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)は、以下のように調製した:
a)2,4,6−トリクロロピリミジン(1.3g、7.08mmol)及び炭酸ナトリウム(0.751g、7.08mmol)のエタノール(20ml)中の溶液を、0℃に冷却し、そして次いで5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−アミン(1.0g、7.08mmol)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌し、そして次いで蒸発した。残渣を酢酸エチル(50ml)中に取込み、そして水(50ml)で、そして次いで食塩水(25ml)で洗浄した。有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして次いで蒸発して、黄色の油状物を得た。この油状物をシリカのクロマトグラフィーによって、イソ−ヘキサン中の25−60%の酢酸エチルの混合物で溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして蒸発して、固体を得て、これをジエチルエーテルで摩砕して、2,6−ジクロロ−N−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(1.06g、52%収率)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO 373K):1.31(d,6H),4.5(bs,1H),5.62(s,1H),7.19(bs,1H),10.16(bs,1H),11.72(bs,1H).
MS:m/z 288(MH)。
b)2,6−ジクロロ−N−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(0.350g、1.21mmol)、(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に、(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.361g、2.43mmol)及びジ−イソ−プロピルエチルアミン(0.634ml、3.64mmol)の混合物を、1−ヘキサノール(5ml)中で120℃で3時間加熱した。混合物を蒸発し、そして残渣を酢酸エチル(20ml)中に溶解し、そして次いで水(20ml)で、続いて食塩水(20ml)で洗浄した。有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして次いで蒸発して、黄色の油状物を得た。この油状物をシリカのクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の0−5%のメタノールの混合物で溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして蒸発して、固体を得て、これをジエチルエーテルで摩砕して、6−クロロ−N’−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、6−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる;0.140g、32%収率)を得た。
H NMR(500MHz,DMSO 373K):1.26(d,6H),2.18(s,3H),4.55(m,3H),5.47(bs,1H),6.1−6.25(m,2H),7.55(bs,1H),9.5(bs,1H),11.45(bs 1H).
MS:m/z 364(MH)。
実施例71
N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−イソプロポキシ−2H−ピラゾール−3−イル)−6−メトキシ−ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−6−メトキシ−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)−ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
実施例70と類似の方法で、しかし6−クロロ−N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、6−クロロ−N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとして知られる;0.14g、0.35mmol)から出発して調製して、表4の実施例71(0.067g、49%収率)を得た。
H NMR(500MHz,DMSO 373K):0.72(m,2H),0.95(m,2H),1.28(d,6H),1.94(m,1H),3.77(s,1H),4.55(d,2H),4.62(bs,1H),5.21(bs,1H),5.39(bs,1H),6.04(s,1H),7.33(bs,1H),9.34(bs,1H),11.34(bs,1H).
MS:m/z 386(MH)。
出発物質として使用した6−クロロ−N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、6−クロロ−N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとして知られる)は、以下のように調製した:
a)実施例70bのために記載したものと類似の反応において、2,6−ジクロロ−N−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンを、(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に、(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる)と反応させて、6−クロロ−N−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、6−クロロ−N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとして知られる;0.14g、30%収率)を得た。
H NMR(500MHz,DMSO 373K):0.72(m,2H),0.95(m,2H),1.29(d,6H),1.94(m,1H),4.55(m,3H),5.4(bs,1H),6.04−6.2(m,2H),7.5(bs,1H),9.6(bs,1H),11.42(bs,1H).
MS:m/z 390(MH)。
出発物質として使用した(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例3のように調製した。
実施例72
N’−(5−ベンジルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−フェニルメトキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
N−(5−ベンジルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)−2−クロロ−ピリミジン−4−アミン(0.045g、0.15mmol)、(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に、(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.045g、0.3mmol)及びジ−イソ−プロピルエチルアミン(0.078ml、0.45mmol)の2−メトキシエタノール(2ml)中の混合物を、160℃で1時間Emrys Optimiserのマイクロ波中で加熱した。混合物を蒸発し、そして残渣を分離用hplcによって、両方とも1%のギ酸を含有する水中のアセトニトリルの勾配で溶出して精製して、表4の実施例72を、ギ酸塩(0.008g、13%収率)として得た。
MS:m/z 378(MH)。
出発物質として使用した(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例1に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用したN−(5−ベンジルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)−2−クロロ−ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:
a)2,4−ジクロロピリミジン(0.294g、2.0mmol)及び5−ベンジルオキシ−1H−ピラゾール−3−アミン(0.34g、1.8mmol)及びトリエチルアミン(0.326ml、2.34mmol)のエタノール(25ml)中の溶液を、60℃で6日間加熱した。混合物を蒸発し、そして残渣を酢酸エチル(25ml)及び水(20ml)間に分配した。層を分離し、そして水層を更なる量の酢酸エチル(2×20ml)で抽出した。混合した有機抽出物を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして次いで蒸発した。残渣油をシリカのクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の0−3%のメタノールの混合物で溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして蒸発して、N−(5−ベンジルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)−2−クロロ−ピリミジン−4−アミン(0.090g、17%収率)を得た。
MS:m/z 302(MH)。
出発物質として使用した5−ベンジルオキシ−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように得た:
i)5−アミノ−2H−ピラゾール−3−オール(6.0g、60.6mmol)の溶液を、ジクロロメタン(75ml)中で攪拌した。トリフェニルホスフィン(19.06g、72.7mmol)を加え、そして次いで混合物を5−10℃に冷却した。アゾジカルボン酸ジ−イソ−プロピル(14.31ml、72.7mmol)を、内部温度を<15℃に維持しながら、20分かけて滴下により加えた。次いで混合物を10℃で更に20分間保持した。ベンジルアルコール(7.52ml、72.7mmol)を滴下により加え、そして混合物を5−10℃で1時間撹拌し、そして次いで室温まで温まらせ、そして窒素下で60時間撹拌した。混合物を濾過し、そして次いで濾液を1Mの塩酸(3×)で抽出し、そして混合した抽出物をジクロロメタン(15ml)で洗浄した。水相を重炭酸ナトリウム(6.7g)で塩基性化し、そして次いで混合物をジクロロメタン(2×40ml)で抽出した。混合した有機抽出物を蒸発して、褐色の油状物を得て、これをシリカのクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の0−3%のメタノールの混合物で溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして次いで蒸発して、5−ベンジルオキシ−1H−ピラゾール−3−アミン(0.67g、6%収率)を得た。
H NMR(300MHz,CDCl):5.05(s,1H),5.12(s,2H),7.25−7.45(m,5H).
MS:m/z 190(MH)。
実施例73
N’−[5−[(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、N’−[5−[(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
実施例72と類似の方法で、2−クロロ−N−[5−[(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(0.052、0.144mmol)を、(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(更に、(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;0.043g、0.29mmol)と反応させることによって調製した。反応が完結した後、混合物を分離用hplcによって、1%のアンモニアを含有する水中の25−45%のアセトニトリルの勾配で溶出して精製した。精製物を含有する画分を混合し、そして蒸発して、表4の実施例73(0.022g、35%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):2.18(s,3H),3.73(s,6H),4.58(d,J=5.6Hz,2H),5.07(s,2H),5.30(s,1H),6.02(d,J=5.5Hz,1H),6.17(s,1H),6.43(t,J=2.0Hz,1H),6.59(d,J=2.0Hz,2H),7.69(s,1H),7.92(d,J=5.5Hz,1H),10.00(s,1H),11.90(s,1H).
MS:m/z 438(MH)。
出発物質として使用した(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例1に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した2−クロロ−N−[5−[(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:
a)2,4−ジクロロピリミジン(0.131g、0.88mmol)及び5−[(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミン(0.20g、0.80mmol)並びにトリエチルアミン(0.224ml、1.6mmol)のエタノール(15ml)中の溶液を、60℃で6日間加熱した。更なる量の5−[(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミン(0.060g、0.24mmol)を加え、そして混合物を60℃で更に18時間加熱した。混合物を蒸発し、そして残渣を酢酸エチル(20ml)及び水(15ml)間に分配した。層を分離し、そして次いで水相を酢酸エチル(2×15ml)で更に抽出した。混合した有機抽出物を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして次いで蒸発した。残渣油をシリカのクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の0−3%のメタノールの混合物で溶出して精製して、2−クロロ−N−[5−[(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(0.053g、18%収率)を得た。
MS:m/z 360(MH)。
出発物質として使用した5−[(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:
i)実施例72iのために記載したものと類似の反応において、5−アミノ−2H−ピラゾール−3−オール(3.0g、30.3mmol)を、3,5−ジメトキシベンジルアルコール(6.12g、36.3mmol)と反応させて、5−[(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミン(0.615g、8%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO):3.74(s,6H),5.17(s,2H),5.26(s,1H),6.48(s,1H),6.59(s,2H).
MS:m/z 250(MH)。
実施例74
N’−[5−[(3−エチルフェニル)メトキシ]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例38と類似の方法で、しかし5−[(3−エチルフェニル)メトキシ]−2H−ピラゾール−3−アミン(153.5mg、0.71mmol、1当量)から出発し、そして1%のアンモニアを含有する水中のアセトニトリルの35−55%の勾配を使用して、精製して調製した。表題化合物を、固体(47.7mg、17%収率)として得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 1.19(t,3H),2.19(s,3H),2.62(q,2H),4.58(d,2H),5.10(s,2H),5.29(s,1H),6.02(s,1H),6.17(s,1H),7.13−7.31(m,4H),7.69(s,1H),7.91(d,1H),10.00(s,1H),11.91(s,1H).MS:m/z 406(MH+)。
出発物質として使用した5−[(3−エチルフェニル)メトキシ]−2H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:
a)1Mのボラン・THF複合体(60ml、60mmol、3当量)を、m−エチル安息香酸(3g、19.98mmol、1当量)を含有する無水のテトラヒドロフラン(50ml)の溶液に加え、そして室温で3日間撹拌した。反応物をガスの発生が停止するまでのメタノールの滴下による添加によってクエンチした。ある程度の水を更に加えた。溶媒を減圧下で蒸発して、白色の残渣を得た。この残渣を酢酸エチル中に抽出し、そして水で、次いで食塩水で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして蒸発して、(3−エチルフェニル)メタノールを、黄色の油状物として得た。(2.67g、98%収率)。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 1.18(t,3H),2.60(q,2H),4.47(d,2H),5.09(t,1H),7.05−7.16(m,3H),7.23(t,1H)。
b)ジクロロメタン(20ml)中の3−アミノ−5−ヒドロキシピラゾール(1.62g、16.30mmol、1当量)を、0度cに冷却した。次いでトリフェニルホスフィンを反応混合物に加えた(5.145g、19.60mmol、1.2当量)。次いでアゾジカルボン酸ジイソプロピル(3.86ml、19.60mmol、1.20)を滴下により15分かけて加えた。反応物を0度で60分間保持(ベージュ色の沈殿物が溶液から発生)してから、ジクロロメタン(20ml)中の(3−エチルフェニル)メタノール(2.67g、19.60mmol、2当量)を滴下により加えた。反応物を0度cで更に60分間保持してから、室温まで一晩で温めた。反応混合物を濾過し、そして濾液を2MのHCl水溶液に三回分配した。洗液を混合し、そして酢酸エチルで抽出した。分離後、酸性の層をアンモニアの添加によって塩基性化し、そして酢酸エチルで二回再抽出した。酢酸エチル抽出物を混合し、食塩水で洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下で蒸発して、粗製の5−[(3−エチルフェニル)メトキシ]−2H−ピラゾール−3−アミンを、黄色の油状物(540mg)として得て、これを精製なしに更に使用した。
実施例75
−[5−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、N’−[5−(1−メトキシプロパン−2−イルオキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
2−クロロ−N−[5−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(55mg、0.194mmol)及び[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]アミン・HCl(更に、(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;58mg、0.388mmol)を、DIPEA(102ul、0.582mmol)と共に、2−メトキシエタノール(2ml)中で、マイクロ波反応器中で160℃で最初の30分間、次いで更に20分間加熱した。溶液を乾燥状態まで蒸発し、そして残渣を逆相の酸性の分離用hplcによって、HO+0.2%TFA中のMeCNの5−50%の勾配を使用して精製した。生成物の画分をNaHCO水溶液で中和し、真空下で蒸発して溶媒を除去し、そして酢酸エチル(3×15ml)で抽出した。混合した抽出物をMgSOで乾燥し、濾過し、そして蒸発した。ゴム状の残渣をエーテル及びヘキサンの混合物で摩砕して、生成物を結晶させ、溶媒を蒸発し、そして生成物を真空下で乾燥して、表題化合物を、白色の固体(30mg、43%収率)として得た。
H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 1.24(d,3H),2.19(s,3H),3.30(s,3H−水のピークによって不明瞭),3.36−3.54(m,2H),4.58(d,2H),4.62−4.76(m,1H),5.23(bs,1H),6.04(bs,1H),6.16(s,1H),7.67(bs,1H),7.90(d,1H),9.97(bs,1H),11.86(bs,1H);MS:m/z 360(MH)。
出発物質として使用した(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例1に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した2−クロロ−N−[5−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:
a)3−アミノ−5−ヒドロキシピラゾール(1g、10.09mmol)を、窒素下のジクロロメタン(15ml)中で攪拌した。次いでトリフェニルホスフィン(3.18g、12.11mmol)を加え、そして反応混合物を氷浴中で冷却した。アゾジカルボン酸ジイソプロピル(2.38ml、12.11mmol)を約15分の時間をかけて滴下により加えた(温度<15℃)。次いで反応混合物を氷浴中で1時間撹拌した。1−メトキシ−2−プロパノール(1.19ml、12.11mmol)を10分かけて滴下により加え、反応混合物を室温まで1時間かけて温まらせ、そして窒素下で3日間撹拌した。
反応混合物を濾過して、ある程度の不溶性の固体を除去し、そしてジクロロメタンで徹底的に洗浄した。濾液を2MのHCl(水溶液)(2×10ml)で抽出し、そして混合した抽出物をジクロロメタン(10ml)で洗浄した。水相を固体のNaHCOで塩基性化し、そしてジクロロメタン(3×10ml)で再抽出した。次いで塩基性の水相を乾燥状態まで蒸発し、そして酢酸エチルで洗浄し、濾過して、無機物を除去し、そして酢酸エチルで徹底的に洗浄した。水相から濾過された固体をNaCO水溶液中に再溶解し、次いで酢酸エチルで再抽出した;次いで水溶液のpHをpH7−8に調節し、そして酢酸エチルで再抽出した。酢酸エチル抽出物及び洗液を混合し、MgSOで乾燥し、濾過し、そして蒸発して、生成物、5−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−1H−ピラゾール−3−アミンを、オレンジ色/褐色の油状物(0.60g、35%)として得た。
H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 1.18(d,3H),3.26(s,3H),3.31−3.48(m,2H),4.52−4.64(m,1H),4.67(s,1H),4.86(bs,2H),10.34(bs,1H);MS:m/z 172(MH)。
b)5−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−1H−ピラゾール−3−アミン(0.41g、2.39mmol)を、窒素下のエタノール(30ml)中で攪拌した。トリエチルアミン(0.668ml、4.79mmol)を、続いて2,4−ジクロロピリミジン(357mg、2.39mmol)を加えた。溶液を65℃で3日間加熱した。溶液を冷却させ、そして溶媒を真空下で除去した。残渣を20gのシリカのイソリュートカラムで、ジクロロメタン中の0−3%のメタノールで溶出して精製して、生成物、2−クロロ−N−[5−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンを、淡黄色の固体(114mg、17%収率)として得た。
MS:m/z 282(M−H)。
実施例76
−[(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N−[5−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン(更に、N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(1−メトキシプロパン−2−イルオキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミンとしても知られる)
2−クロロ−N−[5−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(55mg、0.194mmol)及び1−(3−シクロプロピルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン・HCl(更に、(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩としても知られる;51mg、0.291mmol)を、DIPEA(102ul、0.582mmol)と共に、2−メトキシエタノール(2ml)中で、マイクロ波反応器中で160℃で最初40分間、次いで更に1時間加熱した。溶媒を真空下で除去し、そして残渣を逆相塩基性の分離用hplcによって、HO+1%NHOH(水溶液)中の20−40%のMeCNの勾配を使用して精製した。混合した生成物の画分を蒸発して、ゴム状物を得て、次いでこれをエーテル及びヘキサンで摩砕して、生成物を結晶させた。溶媒を蒸発し、そして固体を真空下で乾燥して、表題化合物を、白色の固体(27mg、36%)として得た。
H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 0.64−0.77(m 2H),0.91−1.03(m,2H),1.24(d,3H),1.89−2.02(m,1H),3.30(s,3H水のピークにより遮蔽),3.38−3.55(m,2H),4.56(d,2H),4.64−4.77(m,1H),5.22(bs,1H),6.02(d,1H),6.06(s,1H),7.65(bs,1H),7.91(d,1H),9.98(bs,1H),11.87(bs,1H);MS:m/z 386(MH)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−[5−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、実施例75a)のように調製した。
3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例3に概要を記載したように合成した。
実施例77
5−[[[4−[(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]1,2−オキサゾール−3−カルボン酸エチル
2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(0.741g、2.92mmol、1.00当量)の2−メトキシエタノール(15ml)中のマイクロ波試験管中の溶液に、5−(アミノメチル)1,2−オキサゾール−3−カルボン酸エチル・TFA塩(1.005g、3.52mmol、1.2当量)を、続いてDIPEA(1.27ml、7.30mmol、2.5当量を加えた。次いで混合物を200℃で45分間マイクロ波中で加熱した。溶媒を真空下で除去し、そして残渣をジクロロメタン中に溶解し、そして水で、続いて食塩水で洗浄した。次いで有機層をMgSO4で乾燥し、そして真空下で減量して、0.939gの褐色のゴム状物を得た。残渣をカラムクロマトグラフィーによって、イソヘキサン/酢酸エチル(50/50)で溶出して精製した。適当な画分を収集し、そして真空下で減量して、表題化合物を、黄色の固体(311mg、28%収率)として得た。
H NMR(500.133MHz,d 酢酸):δ 1.25−1.32(9H,m),4.35(2H,q),4.55−4.60(1H,m),4.70(2H,s),5.38(1H,s),6.13(1H,d),6.59(1H,s),7.88(1H,d);MS:m/z 388(MH)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:
2,4−ジクロロピリミジン(10.051g、67,0mmol.1当量)及び3−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−5−アミン(10.0g、70.0mmol、1.05当量)を、エタノール(100ml)中で一緒に混合し、そして窒素雰囲気下の60℃で5日間攪拌した。反応混合物を真空中で減量し、そして残渣を酢酸エチル(200ml)中に溶解し、そして水で二回(200ml)、続いて食塩水(100ml)で洗浄した。酢酸エチル層をMgSO4で乾燥し、そして濾過し、真空下で減量して、粗製の淡黄色の油状物を17.1g得た。シリカを使用するフラッシュカラムクロマトグラフィーにより、95%のジクロロメタン及び5%のメタノールから90%のジクロロメタン及び10%のメタノールへの混合物で溶出する精製により、油状固形物(13.7g)を得た。この油状固形物を熱ジエチルエーテル(100ml)中に溶解した。静置により、白色の固体が結晶し、これを濾過し、エーテル(10ml)で洗浄し、そして乾燥して、白色結晶の固体を得て、これは不純物であった。濾液を真空中で減量し、そして次いでジエチルエーテル中の50%の熱メタノールの混合物中に溶解した。再び固体がゆっくりと結晶し、これを濾過して取出し、ジエチルエーテル中の50%メタノールの混合物(100ml)で洗浄し、そして乾燥して、表題化合物を、白色の固体(5.003g、29%収率)として得た。
H NMR(500.133MHz,d酢酸)δ 1.31(6H,d),4.47−4.54(1H,m),5.61(1H,s),6.97(1H,d),8.10(1H,d);MS:m/z 254(MH)。
出発物質として使用した5−(アミノメチル)1,2−オキサゾール−3−カルボン酸エステルは、文献(Barlaam,Bernard;Pape,Andrew;Thomas,Andrew.Preparation of pyrimidine derivatives as modulators of insulin−like growth factor−1 receptor(IGF−1).WO2003048133)中に記載された方法によって調製することができる。
実施例78
5−[[[4−[(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド
5−[[[5−ブロモ−4−[(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド(140mg、0.32mmol)のエタノール(15ml)中の撹拌され、脱ガスされた溶液に、Pd/C触媒(14mg)を加えた。水素ガスをバルーンによって導入し、そして混合物を室温で30時間撹拌した。次いで反応混合物を濾過し、そしてエタノールで、続いてメタノール性アンモニアで洗浄した。次いで濾液を真空中で蒸発し、そしてSCXカラムに入れ、そして遊離塩基をメタノール性アンモニア溶液で洗い出した。次いでこの溶液を真空中で蒸発して、表題化合物を、オフホワイト色の固体(110mg、99%)として得た。
H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 1.26(6H,d),4.67(3H,s),5.22(1H,s),6.04(1H,d),6.56(1H,s),7.75(1H,s),7.91(1H,d),8.04(1H,s),9.98(1H,s), 11.8(1H,s);MS:m/z 359.5(MH)。
出発物質として使用した5−[[[5−ブロモ−4−[(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドは、以下のように調製した:−
5−ブロモ−2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(0.30g、0.90mmol)、5−(アミノメチル)1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドTFA塩(0.299g、1.17mmol)、DIPEA(628μl、3.6mmol)及び2−メトキシエタノール(4mL)を加え、そしてマイクロ波中で200°で30分間反応させた。混合物を真空中で蒸発し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製した。適当な画分を収集し、そして真空中で蒸発して、淡黄色の固体(0.166g、42%)を得た。
H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 1.32(6H,d),4.65−4.75(3H,m),5.70(1H,s),6.63(1H,bs),7.81(1H,s),8.10(2H,bs),8.18(1H,s),9.43(1H,bs),11.80(1H,bs);MS:m/z 439(MH)。
出発物質として使用した5−ブロモ−2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:−
3−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−5−アミン(更に、5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−アミンとしても知られる;2.005g、14.2mmol)の乾燥THF(60ml)中の窒素下の溶液に、トリエチルアミン(2.37mL、17mmol)を加えた。この混合物を0℃に冷却し、そして2,4−ジクロロ−5−ブロモピリミジン(3.23g、14.2mmol)の乾燥THF(30ml)中の溶液を滴下により加えた。次いで混合物を室温で18時間攪拌させた。この時間後、混合物を真空中で蒸発して、黄色の固体を得て、これを酢酸エチルで結晶化し、濾過し、そして高真空下で乾燥して、淡黄色の固体を得た。この固体を水で徹底的に洗浄し、そして濾過して取りだした。生成物を一晩乾燥したままにした(1.645g、35%)MS:m/z 332(MH)。
5−イソプロポキシ−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例66に概要を記載したように合成した。
出発物質として使用した5−(アミノメチル)1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドは、2−オキソアセトアミドを出発物質として使用したことを除き、実施例32で(3−ピリミジン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミンのために記載したものと類似の方法で調製した。
実施例79
N−メチル−5−[[[4−[(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド
試験管に、5−[[[4−[(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]1,2−オキサゾール−3−カルボン酸エチル(100mg、0.26mmol)を、続いてメタノール中の2Mのメチルアミン(4.00ml)を加えた。混合物を3時間室温で3時間震盪した。この時間後、混合物を濃縮して、黄色のゴム状物を得た。このゴム状物をDMF(4ml)中に溶解し、そして塩基性の分離用HPLCによって、H2O+1%のNH4OH中の15−35%のMeCNの勾配を使用して精製した。適当な画分を収集し、そして濃縮して、表題化合物を、白色の固体(57mg59%収率)として得た。
H NMR(500.133MHz,DMSO):δ 1.27(6H,d),2.78(3H,s),4.68(3H,m),5.28(1H,s),6.08(1H,s),6.51(1H,s),7.34(1H,s),7.88(1H,d),8.15(1H,s),9.43(1H,s),11.41(1H,s);MS:m/z 373(MH)。
5−[[[4−[(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]1,2−オキサゾール−3−カルボン酸エステルは、実施例77に概要を記載したように合成した。
実施例80
N,N−ジメチル−5−[[[4−[(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド
試験管に、5−[[[4−[(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]1,2−オキサゾール−3−カルボン酸エチル(62mg、0.16mmol)を、続いて33%の無水エタノール中のジメチルアミン(4mL)を加えた。この混合物を震盪し、そして75℃で3時間加熱した。この時間後、混合物を真空下で減量して、黄色のゴム状物を得た。このゴム状物をDMF(4ml)中に溶解し、そして塩基性の分離用HPLCによって、HO+1%のNHOH中の15−35%のMeCNの勾配を使用して精製した。適当な画分を収集し、そして真空下で減量して、表題化合物を、白色の固体(13mg、21%収率)として得た。
H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 1.27(6H,d),2.99(3H,s),3.05(3H,s),4.68(3H,d),5.28(1H,s),6.05(1H,s),6.48(1H,s),7.73(1H,s),7.91(1H,d),10.09(1H,s),11.85(1H,s)
MS:m/z 387(MH)。
5−[[[4−[(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]1,2−オキサゾール−3−カルボン酸エステルは、実施例77に概要を記載したように合成した。
実施例81
N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−ピリミジン−5−イル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(100mg、0.39mmol、1当量)の2−メトキシエタノール(3ml)中のマイクロ波試験管中の溶液に、(3−ピリミジン−5−イル1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン・TFA塩(117mg、0.40mmol、1.02当量)を加えた。次いで混合物を200℃で30分間マイクロ波(Smith Synthesiser)中で加熱した。溶媒を真空中で除去した。残渣をメタノール中に溶解し、そして5gのIsoluteのSCX−3カラムに入れた。次いで化合物をメタノール性アンモニアで洗い出し、そして真空下で減量して、褐色のゴム状物を得た。このゴム状物を4mlのDMF中に溶解し、そして塩基性の分離用HPLCによって、H2O+1%のNH4OH中の15−30%のMeCNの勾配を使用して精製した。適当な画分を収集し、そして真空下で減量して、表題化合物を、オフホワイト色の固体(50mg、33%収率)として得た。
H NMR(500.133MHz,DMSO):δ 1.27(6H,d),4.60−4.75(3H,m),5.40(1H,bs),6.16(1H,bs),6.97(1H,s),7.48(1H,bs),7.96(1H,s),9.17(2H,s),9.24(1H,s),9.49(1H,bs),11.45(1H,bs);MS:m/z 394(MH)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンは、実施例77のように調製した。
(3−ピリミジン−5−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン・TFA塩は、実施例32に概要を記載したように合成した。
実施例82
N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−ピリミジン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(0.1g、0.39mmol)の、2−メトキシエタノール(3mL)中のマイクロ波試験管中の溶液に、(3−ピリミジン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン・TFA塩(0.137g、0.47mmol)を加えた。次いで混合物を200°で30分間マイクロ波中で加熱した。この時間後、溶媒を真空中で除去した。残渣をメタノール中に溶解し、そしてクロマトグラフィーによって、SCX−3カラムを使用して精製した。化合物をメタノール性アンモニアで洗い出して、褐色のタール状物を得て、これをその後、フラッシュカラムクロマトグラフィーによって、DCM/MeOH(95%/5%)で溶出して精製した。所望の画分を収集し、そして真空中で減量して、褐色のゴム状物を得た。このゴム状物を4mlのDMF中に溶解し、そして塩基性の分離用HPLCによって、HO+1%のNHOH中の15−35%のMeCNの勾配を使用して精製した。適当な画分を収集し、そして真空中で減量して、表題生成物(0.034g、22%)を得た。
H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 1.26(6H,d),4.57−4.77(3H,m),5.23(1H,s),6.06(1H,s),6.84(1H,s),7.61(1H,t),7.79(1H,s),7.92(1H,d),8.96(2H,d),9.94(1H,s),11.87(1H,s);MS:m/z 394(MH)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンは、実施例77のように調製した。
出発物質として使用した(3−ピリミジン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン・TFA塩は、実施例81に概要を記載したように調製した。
実施例83
N−[[3−(オキソラン−3−イル)1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン
2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(100mg、0.39mmol、1当量)の2−メトキシエタノール(3ml)中のマイクロ波試験管中の溶液に、[3−(オキソラン−3−イル)1,2−オキサゾール−5−イル]メタンアミン(150mg、0.89mmol、2.3当量)を加えた。次いで混合物を200℃で45分間マイクロ波(Smith Synthesiser)中で加熱した。溶媒を真空中で除去した。残渣をメタノール中に溶解し、そして5gのIsoluteのSCX−3カラムに入れた。次いで化合物をメタノール性アンモニアで洗い出し、そして真空下で減量して、ゴム状物を得た。このゴム状物を4mLのDMF中に溶解し、そして塩基性の分離用HPLCによって、HO+1%のNHOH中の20−40%のMeCNの勾配を使用して精製した。適当な画分を収集し、そして真空下で減量して、表題化合物を、淡いオレンジ色の固体(42mg、28%収率)として得た。
H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 1.27(6H,d),1.93−2.01(1H,m),2.22−2.31(1H,m),3.35−4.01(5H,m),4.51−4.73(3H,m),5.19(1H,s),6.04(1H,s),6.29(1H,s),7.70(1H,s),7.93(1H,s),9.97(1H,s),11.87(1H,s);MS:m/z 386(MH)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンは、実施例77のように調製した。
出発物質として使用した[3−(オキソラン−3−イル)1,2−オキサゾール−5−イル]メタンアミンは、オキソラン−3−カルバルデヒドを出発物質として使用したことを除き、実施例32に(3−ピリミジン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミンのために記載したものと類似の方法で調製した。最終収率は、86%であった。
実施例84
N−[[3−(オキソラン−2−イル)1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン
2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(100mg、0.39mmol、1当量)の2−メトキシエタノール(3ml)中のマイクロ波試験管中の溶液に、[3−(オキソラン−2−イル)1,2−オキサゾール−5−イル]メタンアミン(150mg、0.89mmol、2.3当量)を加えた。次いで混合物を200℃で45分間マイクロ波(Smith Synthesiser)中で加熱した。溶媒を真空中で除去した。残渣をメタノール中に溶解し、そして5gのIsoluteのSCX−3カラムに入れた。化合物をメタノール性アンモニアで洗い出し、そして真空下で減量して、ゴム状物を得た。このゴム状物を4mLのDMF中に溶解し、そして塩基性の分離用HPLCによって、HO+1%のNHOH中の20−40%のMeCNの勾配を使用して精製した。適当な画分を収集し、そして真空下で減量して、表題化合物を、オフホワイト色の固体(18mg、12%収率)として得た。
H NMR(500.133MHz,d酢酸):δ 1.27(6H,d),1.90−1.93(3H,m),2.15−2.23(1H,m),3.72−3.78(1H,m),3.80−3.86(1H,m),4.52−4.57(1H,m),4.61(2H,s),4.84−4.88(1H,m),5.42(1H,s),6.14(1H,d),6.21(1H,s),7.86(1H,d);MS:m/z 386(MH)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンは、実施例77のように調製した。
出発物質として使用した[3−(オキソラン−2−イル)1,2−オキサゾール−5−イル]メタンアミンは、オキソラン−2−カルバルデヒドを出発物質として使用したことを除き、実施例32に(3−ピリミジン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミンのために記載したものと類似の方法で調製した。
実施例85
N−[[3−(オキサン−4−イル)1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン
2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(100mg、0.39mmol、1当量)の2−メトキシエタノール(3ml)中のマイクロ波試験管中の溶液に、[3−(オキサン−4−イル)1,2−オキサゾール−5−イル]メタンアミン((113mg、0.62mmol、1.6当量)を加えた。次いで混合物を200℃で45分間マイクロ波(Smith Synthesiser)中で加熱した。溶媒を真空中で除去した。残渣をメタノール中に溶解し、そして5gのIsoluteのSCX−3カラムに入れた。次いで化合物をメタノール性アンモニアで洗い出し、そして真空下で減量して、ゴム状物を得た。このゴム状物を4mLのDMF中に溶解し、そして塩基性の分離用HPLCによって、HO+1%のNHOH中の20−40%のMeCNの勾配を使用して精製した。適当な画分を収集し、そして真空下で減量して、表題化合物を、淡いクリーム色の固体(35mg、22%収率)として得た。
H NMR(500.133MHz,d酢酸):δ 1.27(6H,d),1.62−1.71(2H,m),1.77−1.83(2H,m),2.88−2.97(1H,m),3.39−3.46(2H,m),3.84−3.89(2H,m),4.55−4.62(3H,m),5.39(1H,s),6.11(1H,d),6.21(1H,s),7.88(1H,d);MS:m/z 400(MH)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンは、実施例77のように調製した。
出発物質として使用した[3−(オキサン−4−イル)1,2−オキサゾール−5−イル]メタンアミンは、オキサン−4−カルバルデヒドを出発物質として使用したことを除き、実施例32に(3−ピリミジン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミンのために記載したものと類似の方法で調製した。
実施例86
N’−(5−エトキシ−1H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
3−エトキシ−5−アミノピラゾール(更に、5−エトキシピラゾール−3−アミンとしても知られる;0.21g、1.65mmol)及び4−クロロ−2−(5−アミノメチル−3−メチルイソオキサゾール)ピリミジン(更に、4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンとしても知られる;0.371g、1.65mmol)のエタノール(5mL)中の混合物を、80℃で一晩加熱した。混合物を冷却させ、エタノールで希釈し、そして次いで濾過した。濾過した固体をアセトニトリル、ジメチルホルムアミド及びアンモニア水溶液の混合物中に溶解し、そして逆相分離用クロマトグラフィーによって、水(1%のアンモニアを含有)中のアセトニトリルの勾配で溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして真空中で濃縮した。得られた沈澱物を濾過によって収集し、そして真空下で室温で乾燥して、表題化合物(0.118g、23%収率)を得た。
H NMR(300MHz,DMSO+酢酸):δ 7.89(d,1H),6.15(s,1H),6.06(d,1H),5.32(brs,1H),4.57(s,2H),4.08(q,2H),2.18(s,3H),1.29(t,3H).
MS:m/z 316(MH)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
3−エトキシ−5−アミノピラゾール(更に、5−エトキシピラゾール−3−アミンとしても知られる)は、文献:Kawagishi,Toshio;Sato,Tadahisa.Preparation of 3−alkoxy−5−aminopyrazoles as materials for photographic couplers and drugs.JP63250368中に記載されている。
実施例87
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[(3−モルホリン−4−イルフェニル)メトキシ]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例11と類似の方法で、しかし5−[(3−モルホリン−4−イルフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミン(182mg、0.66mmol、1当量)出発して調製し、そして1%アンモニアを含有する水中のアセトニトリルの25−45%の勾配を使用して、精製した。表題化合物を、固体(28.4mg、9.3%収率)として得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.19(s,3H),3.11(t,4H),3.74(t,4H),4.58(d,2H),5.07(s,2H),5.33(s,1H),6.05(d,1H),6.16(s,1H),6.89(m,2H),7.00(s,1H),7.23(t,1H),7.66(s,1H),7.91(d,1H),9.96(s,1H),11.92(s,1H).MS:m/z 463(MH+)。
出発物質として使用した5−[(3−モルホリン−4−イルフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例74a)中の5−[(3−エチルフェニル)メトキシ]−2H−ピラゾール−3−アミンと同様な方法で調製し、そして粗製のまま次の工程に持ち込んだ。
実施例88
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[(3−メチルスルホニルオキシフェニル)メトキシ]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例38と類似の方法で、しかし5−[(3−メチルスルホニルオキシフェニル)メトキシ]−2H−ピラゾール−3−アミン(80mg、0.28mmol、1当量)で出発して調製し、そして1%アンモニアを含有する水中のアセトニトリルの15−35%の勾配を使用して、精製した。表題化合物を、固体(37.5mg、29%収率)として得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.19(s,3H),3.39(s,3H),4.58(d,2H),5.20(s,2H),5.32(s,1H),6.03(d,1H),6.17(s,1H),7.26−7.58(m,2H),7.71(s,1H),7.92(d,1H),10.03(s,1H),11.95(s,1H). MS:m/z 472(MH+)。
出発物質として使用した5−[(3−メチルスルホニルオキシフェニル)メトキシ]−2H−ピラゾール−3−アミンは、(3−メチルスルホニルオキシフェニル)メタノールから、実施例74a)中の5−[(3−エチルフェニル)メトキシ]−2H−ピラゾール−3−アミンと類似の方法で調製した。透明なフィルム状物(80mg、9%収率)として単離した。MS:m/z 284(MH+)。
実施例89
N−[3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]フェニル]カルバミン酸tert−ブチル
3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]安息香酸(70mg、0.17mmol、1当量)、ジフェニルホスホリルアジド(40μl、0.18mmol、1.1当量)及びジイソプロピルエチルアミン(23μl、0.18mmol、1.1当量)を、t−ブタノール(3ml)中に溶解し、そして150℃で20分間加熱した。この時間後、混合物を濃縮し、そして残渣を塩基性の分離用HPLCによって精製した。生成物を含有する画分を濃縮して、表題化合物(14mg、17%)を、白色の固体として得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 1.48(s,9H),2.19(s,3H),4.58(d,2H),5.06(s,2H),5.29(s,1H),6.02(d,1H),6.17(s,1H),7.02(d,1H),7.21−7.26(m,1H),7.34(d,1H),7.59(s,1H),7.69(s,1H),7.91(d,1H),9.34(s,1H),10.00(s,1H),11.91(s,1H).MS:m/z 493(MH+)。
3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]安息香酸は、実施例98に概要を記載したように調製した。
実施例90
[3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]フェニル]−モルホリン−4−イル−メタノン
3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]安息香酸(60mg、0.14mmol、1当量)のDMF(4ml)中の撹拌された溶液に、HATU(60mg、0.16mmol、1.1当量)を、続いてモルホリン(25mg、0.29mmol、2当量)を加えた。反応物を24時間室温で撹拌し、次いで濃縮し、そして残渣を水(10ml)及び酢酸エチル(10ml)間に分配した。それぞれの場合、有機層を分離し、そして水(2×10ml)、飽和NaHCO(2×10ml)、食塩水(2×10ml)で洗浄し、そして無水のNaSOで乾燥した。溶液を濃縮して、表題化合物(22mg、32%)を、白色の固体として得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.24(s,3H),3.61−3.68(m,8H),4.63(d,2H),5.25(s,2H),5.36(s,1H),6.08(d,1H),6.22(s,1H),7.40(d,1H),7.49−7.59(m,3H),7.75(s,1H),7.97(d,1H),10.07(s,1H),11.98(s,1H).MS:m/z 491(MH+)。
3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]安息香酸は、実施例98に概要を記載したように調製した。
実施例91
N−メチル−3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]ベンズアミド
実施例90と類似の方法を使用して、メチルアミン塩酸塩(20g、0.29mmol、2当量)及びジイソプロピルエチルアミン(50μl、0.29当量、2当量)を出発物質として使用して調製して、表題化合物(45mg、74%)を、白色の固体として得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.24(s,3H),2.84(d,3H),4.63(d,2H),5.24(s,2H),5.36(s,1H),6.08(d,1H),6.22(s,1H),7.49−7.54(m,1H),7.63(d,1H),7.76(d,1H),7.83(d,1H),7.96(s,2H),8.49(d,1H),10.06(s,1H),11.98(s,1H).MS:m/z 435(MH+)。
実施例92
3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−2H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]ベンゾニトリル塩酸塩
実施例46と類似の方法を使用して、しかし3−[(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)オキシメチル]ベンゾニトリル(77mg、0.36mmol)で出発して調製して、表題化合物(27mg、17%収率)を得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.19(s,3H),4.71(s,2H),5.19(s,2H),6.25(s,1H),6.38(s,1H),7.61(t,1H),7.75−7.93(m,4H).MS:m/z 403(MH+)。
出発物質として使用した3−[(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)オキシメチル]ベンゾニトリルは、以下のように調製した:
a)3−アミノ−5−ヒドロキシピラゾール(2g、20.18mmol、1当量)及びトリフェニルホスフィン(6.36g、24.22mmol、1.2当量)を、DCM(20ml)中で30分間攪拌した。この時間後、DIAD(4.77ml、24.22mmol、1.2当量)を、温度を水浴で20℃より低く保ちながらゆっくりと加え、そして得られた混合物を更に45分間攪拌した。3−シアノベンジルアルコール(3.23g、24.22mmol、1.2当量)のDCM(10ml)中の溶液をゆっくりと加え、そして反応物を室温で24時間撹拌したまま放置した。この時間後、固体を濾過して除去し、そして溶液を2MのHCl溶液(3×30ml)で抽出した。水層をジエチルエーテル(2×30ml)で逆洗し、次いで水酸化アンモニウムを使用して、混合物を冷却して、強い発熱を回避しながらpH9に塩基性化した。溶液をDCM(3×30ml)で抽出し、そして有機画分を混合し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして濃縮して、3−[(5−アミノ−2H−ピラゾール−3−イル)オキシメチル]ベンゾニトリルを、無色のゴム状物(321mg、7%)として得た。MS:m/z 215(MH+)。
実施例93
N’−[5−[(3−クロロフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩
実施例46と類似の方法を使用して、しかし5−[(3−クロロフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミン(80mg、0.36mmol)で出発して調製して、表題化合物(42mg、26%収率)を得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.19(s,3H),4.71(s,2H),5.14(s,2H),6.26(s,1H),6.37(s,1H),7.37−7.42(m,4H),7.49(s,1H),7.92(d,1H).MS:m/z 412(MH+)。
出発物質として使用した5−[(3−クロロフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例92aと類似の方法を使用して、しかし(3−クロロフェニル)メタノール(3.75g、26.2mmol)で出発して調製して、5−[(3−クロロフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミン(179mg、4%)を、白色の固体として得た。1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 4.75(s,1H),4.94(s,2H),5.06(s,2H),7.32−7.41(m,3H),7.44(s,1H),10.43(s,1H).MS:m/z 224(MH+)。
実施例94
N’−[5−[(3−フルオロフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩
実施例46と類似の方法を使用して、しかし5−[(3−フルオロフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミン(74mg、0.36mmol)で出発して調製して、表題化合物(73mg、47%収率)を得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.19(s,3H),4.71(s,2H),5.14(s,2H),6.26(s,1H),6.38(s,1H),7.12−7.19(m,1H),7.22−7.28(m,2H),7.40−7.47(m,1H),7.91(d,1H).MS:m/z 396(MH+)。
出発物質として使用した5−[(3−フルオロフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例92a)と類似の方法を使用して、しかし(3−フルオロフェニル)メタノール(3.3g、26.2mmol)で出発して調製して、5−[(3−フルオロフェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミン(428mg、10%)を、白色の固体として得た。1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 4.76(s,1H),4.93(s,2H),5.06(s,2H),7.09−7.15(m,1H),7.18−7.24(m,2H),7.37−7.44(m,1H),10.41(s,1H).MS:m/z 208(MH+)。
実施例95
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩
実施例46と類似の方法を使用して、しかし5−[[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミン(92mg、0.36mmol)で出発して調製して、表題化合物(29mg、17%収率)を得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.18(s,3H),4.70(s,2H),5.22(s,2H),6.25(s,1H),6.37(s,1H),7.61−7.75(m,3H),7.78(s,1H),7.90(d,1H).MS:m/z 446(MH+)。
出発物質として使用した5−[[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例92aと類似の方法を使用して、しかし[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メタノール(4.63g、26.2mmol)で出発して調製して、5−[[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミン(121mg、2.4%)を、オフホワイト色の固体として得た。
MS:m/z 258(MH+)。
実施例96
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩
実施例46と類似の方法を使用して、しかし5−[[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミン(77mg、0.36mmol)で出発して調製して、表題化合物(58mg、38%収率)を得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.18(s,3H),4.71(s,2H),5.24(s,2H),6.25(s,1H),6.37(s,1H),7.64(d,2H),7.75(d,2H),7.91(d,1H).MS:m/z 445(MH+)。
出発物質として使用した5−[[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例92aと類似の方法を使用して、しかし[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メタノール(4.27g、24.2mmol)で出発して調製して、5−[[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミン(177mg、3.4%)を、白色の固体として得た。
1H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 4.77(s,1H),4.95(s,2H),5.16(s,2H),7.61(d,2H),7.73(d,2H),10.42(s,1H).MS:m/z 258(MH+)。
実施例97
3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]安息香酸メチル塩酸塩
実施例46と類似の方法を使用して、しかし3−[(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)オキシメチル]安息香酸メチル(500mg、2.02mmol)で出発して調製して、表題化合物(320mg、44%収率)を得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.18(s,3H),3.86(s,3H),4.70(s,2H),5.20(s,2H),6.25(s,1H),6.37(s,1H),7.52−7.57(m,1H),7.70(d,1H),7.89−7.94(m,2H),8.03(s,1H).MS:m/z 436(MH+)。
出発物質として使用した3−[(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)オキシメチル]安息香酸メチルは、実施例92aと類似の方法を使用して、しかし3−(ヒドロキシメチル)安息香酸メチル(4.5g、27.1mmol)で出発して調製して、3−[(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)オキシメチル]安息香酸メチル(602mg、9%)を、褐色のゴム状物として得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 3.86(s,3H),4.77(s,1H),4.93(s,2H),5.12(s,2H),7.49−7.54(m,1H),7.67(d,1H),7.89(d,1H),7.99(s,1H),10.42(s,1H) MS:m/z 248(MH+)。
3−(ヒドロキシメチル)安息香酸メチルは、以下のように調製した:
イソフタル酸モノ−メチル(8g、44.4mmol、1当量)を、テトラヒドロフラン(250ml)中に室温で溶解した。1.0Mのボラン−THF溶液(222ml、222mmol、5当量)をゆっくりと加え、そして溶液を24時間室温で攪拌した。この時間後、メタノール(30ml)をゆっくりと加え、そして反応物を室温で1時間撹拌し、その後、これを濃縮した。残渣を酢酸エチル(50ml)及び10%の水酸化アンモニウム水溶液間に分配し、そして有機層を分離した。水層を酢酸エチル(2×50ml)で洗浄し、そして有機層を混合し、10%の水酸化アンモニウム水溶液(2×50ml)、2Mの塩酸(2×50ml)、水(2×50ml)、食塩水(2×50ml)で洗浄し、そして無水の硫酸ナトリウムで乾燥した。溶液を濃縮して、3−(ヒドロキシメチル)安息香酸メチルを、無色の油状物(6.2g、84%)として得た。
1H NMR(400.132MHz,DMSO)δ 3.86(s,3H),4.58(d,2H),5.33(t,1H),7.45−7.49(m,1H),7.59(d,1H),7.84(d,1H),7.96(s,1H).MS:N/A。
実施例98
3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]安息香酸
3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]安息香酸エステル塩酸塩(30mg、0.063mmol、1当量)を、1滴の添加したメタノールを伴う2Mの水酸化ナトリウム溶液(2ml)中に溶解した。混合物を120℃で20分間加熱した。この時間後、反応物を概略10℃に冷却し、そして2Mの塩酸で中和した。沈澱物を濾過し、そして冷水で洗浄し、次いで乾燥して、3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]安息香酸を、白色の固体(14mg、52%)として得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)d 2.17(s,3H),4.57(s,2H),5.21(s,2H),5.38(s,1H),6.15(s,1H),7.47−7.52(m,1H),7.67(d,1H),7.87−7.91(m,2H),8.01(s,1H)。
3−[[5−[[2−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチルアミノ]ピリミジン−4−イル]アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル]安息香酸エステルは、実施例97に概略を記載したように調製した。
実施例99
N’−[5−[(4−エトキシ−3−メトキシ−フェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−[(4−エトキシ−3−メトキシ−フェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミン(87mg、0.33mmol)、4−クロロ−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(更に、4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンとしても知られる;75mg、0.33mmol)及びエタノール(3ml)の混合物を、80℃で24時間加熱した。減圧下で蒸発した後、粗製の生成物を、アンモニア/メタノール/DCM(2:8:90)のシリカのカラムクロマトグラフィーによって精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして蒸発して、オフホワイト色の固体を得て、これは逆相分離用HPLC(酸性)による、0.1%のトリフルオロ酢酸を含有する水中のアセトニトリルの25−45%の勾配を使用する更なる精製を必要とした。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、表題化合物を、白色の固体(11mg、7%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 1.29(3H,t),2.18(3H,s),3.36(2H,s),3.72(3H,s),3.94(2H,q),4.64−4.66(2H,m),6.17(1H,s),6.43(2H,s),6.77−6.79(1H,m),6.93−6.94(1H,m),7.42(1H,s),7.48(1H,d),8.08(1H,d),9.56(1H,s);MS:m/z 452(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した5−[(4−エトキシ−3−メトキシ−フェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例82a)と類似の方法を使用して、出発物質としての3−メトキシ−4−エトキシベンジルアルコール(4.74g、26mmol)から出発して調製した。5−[(4−エトキシ−3−メトキシ−フェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミンを、固体(90mg、1.3%)として得た;MS:m/z 264(MH+)。
実施例100
N’−[5−[(4−フルオロ−3−メトキシ−フェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩
実施例46と類似の方法を使用して、しかし5−[(4−フルオロ−3−メトキシ−フェニル)メトキシ]−N−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(85mg、0.36mmol)で出発して調製して、表題化合物(55mg、33%収率)を得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.18(s,3H),3.85(s,3H),4.72(s,2H),5.06(s,2H),6.27(s,1H),6.37(s,1H),6.97−7.03(m,1H),7.16−7.26(m,2H),7.91(d,1H).MS:m/z 426(MH+)。
出発物質として使用した5−[(4−フルオロ−3−メトキシ−フェニル)メトキシ]−N−メチル−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例92aと類似の方法を使用して、しかしメチル(4−フルオロ−3−メトキシ−フェニル)メタノール(3.79g、24.3mmol)で出発して調製して、5−[(4−フルオロ−3−メトキシ−フェニル)メトキシ]−N−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(258mg、5.4%)を、白色の固体として得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 4.75(s,1H),4.91(s,2H),4.99(s,2H),6.93−6.98(m,1H),7.15(d,1H),7.19(d,1H),10.41(s,1H).MS:m/z 238(MH+)。
実施例101
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(2−フェノキシエトキシ)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−(2−フェノキシエトキシ)−2H−ピラゾール−3−アミン(0.483g、2.20mmol)、4−クロロ−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(0.495g、2.20mmol)及びエタノール(10ml)の混合物を、撹拌し、そして80℃で18時間加熱した。混合物を濾過し、そして沈澱物を氷冷のエタノールで洗浄し、そして次いでエーテルで洗浄して、生成物(0.355g、40%収率)を得た。
H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.20(3H,s),4.30(2H,t),4.37(2H,s),4.76(2H,s),5.9(1H,s),6.22−6.43(2H,d),6.39(1H,s),6.95−6.99(3H,m),7.29−7.34(2H,m),7.94(1H,d),8.80−8.95(1H,s),11.2−11.4(1H,s),12.5−13.2(1H,s);MS:m/z 408(MH)。
出発物質として使用した5−(2−フェノキシエトキシ)−2H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:
2−シアノアセトヒドラジド(2.34g、24.12mmol)、4−メチルベンゼンスルホン酸(9.18g、48.24mmol)、2−フェノキシエタノール(10.00g、72.37mmol)及びトルエン(15ml)の混合物を、還流下(DeanでStark条件)で5時間加熱した。酢酸エチル(20ml)を加え、そして撹拌し、そして混合物を冷却させた。冷却した後、混合物を濾過し、そして得られた5−(2−フェノキシエトキシ)−2H−ピラゾール−3−アミンのスルホン酸塩を10%の水酸化ナトリウム水溶液で中和した。次いで沈澱した5−(2−フェノキシエトキシ)−2H−ピラゾール−3−アミンを濾過し、ジエチルエーテル及び食塩水で洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥して、最終生成物(1215mg、23%)を得た。
実施例102
N−[(3−シクロブチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン
2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(254mg、1.00mmol)、(3−シクロブチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン(153mg、1.00mmol)及びエタノール(3ml)の混合物を、150℃でマイクロ波中で30分間加熱した。冷却した後、結晶の固体を濾過して取出し、冷エタノールで洗浄し、そして粗製の生成物を逆相分離用HPLC(塩基性)によって、1%の水酸化アンモニウムを含有する水中のアセトニトリルの31−51%の勾配を使用して精製した。所望の画分を収集し、そして蒸発して、表題化合物を、白色の固体(78mg、22%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 1.28(6H,d),1.83−1.92(1H,m),1.95−2.04(1H,m),2.12−2.19(1H,m),2.24−2.32(1H,m),3.50−3.58(1H,m),4.60(2H,d),7.71(1H,s),7.92(2H,d),9.99(1H,m),11.89(1H,m),MS:m/z 370(MH+)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンは、実施例77のように調製した。
出発物質として使用した(3−シクロブチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミンは、実施例23のように調製した。
実施例103
N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−フェニルメトキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン
反応管に、4−クロロ−N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(100mg、0.40ミリモル)、エタノール(2ml)、及び5−フェニルメトキシ−2H−ピラゾール−3−アミン(80mg、0.42ミリモル)を加えた。混合物を一晩80℃で加熱した。冷却した混合物を濾過し、そして固体をエタノールで洗浄した。固体を水中に懸濁し、そしてこれに数滴の濃アンモニアを加え、そして得られた固体を濾過して除去した。得られたゴム状物を水性の濾液と混合し、そして混合物をメタノールで希釈して、いずれもの固体を溶解した。混合物をSCX−2カラム上に注ぎ、そしてメタノールで洗浄した。生成物をメタノール中の2Nのアンモニアで溶出して、粗製の生成物を黄色のゴム状物として得た。粗製の生成物を逆相分離用HPLC(塩基性)によって、1%の水酸化アンモニウムを含有する水中のアセトニトリルの10−95%の勾配を使用して精製した。生成物を、固体(15mg、9%)として得た。
1H NMR(DMSO 400.13MHz)δ 0.71(m,2H),0.95(m,2H),1.94(m,1H),4.55(d,2H),5.13(s,2H),5.28(bs,1H),6.01(d,1H),6.05(s,1H) 7.3−7.45(m,5H),7.56(bs,1H),7.92(d,1H),9.97(bs,1H),11.9(bs,1H)
MS:m/z 404(MH+)。
出発物質として使用した4−クロロ−N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例19のように調製した。
出発物質として使用した5−フェニルメトキシ−2H−ピラゾール−3−アミン(更に、5−ベンジルオキシ−1H−ピラゾール−3−アミンとしても知られる)は、実施例72のように調製した。
実施例131
N’−[5−[(3−メトキシ−5−メチル−フェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
エタノール(4ml)中の、2−クロロ−N−[5−[(3−メトキシ−5−メチル−フェニル)メトキシ]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(73mg、0.2mmol)、(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン・塩酸塩(38mg、0.25mmol)及びN−エチル−N−プロパン−2−イル−プロパン−2−アミン(112μL、0.63mmol)を、180℃でマイクロ波反応器中で45分間加熱した。反応混合物を冷却し、そして溶液を濃縮した。粗製の生成物を逆相分離用HPLC(塩基性)によって、1%の水酸化アンモニウムを含有する水中のアセトニトリルの35−55%の勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、表題化合物をゴム状物(8mg、9%収率)として得た。H NMR(500.13MHz,DMSO−d)δ 2.17(3H,m),2.27(3H,s),3.72(3H,s)4.50−4.59(2H,m),5.03,(2H,s),5.30(1H,s),5.99(1H,s),6.13(1H,s),6.68(1H,s),6.75(1H,s),6.80(1H,s),7.67(1H,s),7.89(1H,d),10.08(1H,s),11.95(1H,s).MS:m/z 422(MH+)。
出発物質として使用した(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン・塩酸塩は、実施例1に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した2−クロロ−N−[5−[(3−メトキシ−5−メチル−フェニル)メトキシ]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、以下のように調製した:
エタノール(15ml)中の、5−[(3−メトキシ−5−メチル−フェニル)メトキシ]−2H−ピラゾール−3−アミン一塩酸塩(256mg、0.95mmol)、2,4−ジクロロピリミジン(170mg、1.14mmol)及びN−エチル−N−プロパン−2−イル−プロパン−2−アミン(423μl、2.38mmol)を、80℃で144時間加熱した。反応混合物を冷却し、そして溶液を濃縮した。粗製の生成物をシリカの正常相のクロマトグラフィーによって、DCM中のメタノールの0−5%の勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、表題化合物を、油状物として得た。(75mg、23%収率)。
MS:m/z 346(MH+)。
出発物質として使用した5−[(3−メトキシ−5−メチル−フェニル)メトキシ]−2H−ピラゾール−3−アミン一塩酸塩は、以下のように調製した:
トリフェニルホスフィン(4.095mg、15.6mmol)のDCM(20ml)中の撹拌された溶液に、5−アミノ−2H−ピラゾール−3−オール(1.43g、14.4mmol)を加え、そして懸濁液を1時間室温で撹拌し、そして次いで5−10℃に冷却した。(NZ)−N−プロパン−2−イルオキシカルボニルイミノカルバミン酸プロパン−2−イル(3.08ml、15.6mmol)を30分かけて加え、そして混合物を室温まで温まらせ、そして1時間攪拌した。(3−メトキシ−5−メチル−フェニル)メタノール(1.83g、12mmol)のDCM(10ml)中の溶液を加え、そして混合物を24時間撹拌した。混合物を濾過し、そして有機層を2MのHCl(3×100ml)で抽出した。水層をDCM(2×20ml)で抽出した。静置により、固体がDCM母液から結晶した。これを濾過して取出して、5−[(3−メトキシ−5−メチル−フェニル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミン一塩酸塩を、白色の固体(259mg、18.2%)として得た。1H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.30(3H,s),3.70−3.75(3H,m),5.19(2H,s),5.28(1H,s),6.78(1H,s),6.83(2H,t),7.54−7.58(1H,m),7.62−7.66(1H,m).MS:m/z 233(MH+)。
出発物質として使用した(3−メトキシ−5−メチル−フェニル)メタノールは、以下のように調製した:−
水素化アルミニウムリチウムのテトラヒドロフラン中の1Mの溶液(22.4ml、22.4mmol)を、10分かけて窒素下の−4℃で、3−メトキシ−5−メチル−安息香酸メチル(2.525g、14mmol)の無水のテトラヒドロフラン(25ml)中の撹拌された溶液に加えた。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、そして5Nの塩酸でクエンチし、そしてpH7に調節した。反応混合物を乾燥状態まで蒸発し、そして残渣をエーテル及び水(それぞれ50ml)間に分配した。これをジエチルエーテル(3×40ml)で抽出し、飽和の食塩水溶液で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、濾過し、そして蒸発して、(3−メトキシ−5−メチル−フェニル)メタノールを、油状物(1.864g、87.6%)として得た。1H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.27(3H,d),3.73(3H,s),4.44(2H,d),5.10(1H,t),6.62(1H,s),6.69−6.71(2H,m).MS:m/z 175(M+Na)+。
出発物質として使用した3−メトキシ−5−メチル−安息香酸メチルは、以下のように調製した:
3−ヒドロキシ−5−メチル−安息香酸メチル(4.16g、25mmol)の無水のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の溶液を、水素化ナトリウム(鉱油中の60%分散物、1.51g、37.5mmol)撹拌された懸濁液に20℃で滴下により加えた。反応混合物を20分間20℃で撹拌し、そしてヨードメタン(2.36ml、37.5mmol)を一度に加えた。懸濁液を18時間撹拌した。反応混合物を氷及び水(50g及び100ml)の混合物上に注ぐことによってクエンチした。生成物を酢酸エチル(4×25ml)で抽出し、そして抽出物を水及び飽和の食塩水溶液で洗浄した。有機層を乾燥(MgSO4)し、濾過し、そして蒸発して、粗製の3−メトキシ−5−メチル−安息香酸メチルを、油状物(4.93g、>100%)として得た。
1H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.35(3H,d),3.80(3H,s),3.85(3H,s),7.05−7.06(1H,m),7.25−7.27(1H,m),7.38−7.39(1H,m)。
出発物質として使用した3−ヒドロキシ−5−メチル−安息香酸エステルは、文献(Fred A.Turner and James E Gearien−Journal of Organic Chemistry 1959,Volume 24,p 1952−Synthesis of Reserpine Analogs)中に記載されている方法によって調製した。
実施例135
N’−[5−[(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミン(130mg、0.546mmol)を、4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(124mg、0.546mmol)と共に、エタノール(8ml)中でマイクロ波反応器中で120℃で1.5時間加熱した。反応混合物を5℃で2日間静置させた。沈澱した固体を濾過によって収集し、エタノールで洗浄し、そして真空下で乾燥した。粗製の固体を分離用HPLCによって、水(1%のHNを含有)及びMeCNの減少する極性の混合物を溶出剤として使用して精製した。所望の化合物を含有する画分を乾燥状態まで蒸発して、N’−[5−[(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミンを、白色の固体(45mg、18%収率)として得た。
1H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.19(3H,s),3.83(3H,s),4.58(2H,d),5.25(2H,s),5.35(1H,bs),6.03(1H,d),6.17(1H,s),6.89(1H,d),7.69(1H,bs),7.93(1H,d),8.15(1H,s),10.05(1H,bs),11.98(1H,bs);m/z(ES+)[M+H]+=427。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した5−[(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:−
3−アミノ−5−ヒドロキシピラゾール(0.56g、5.65mmol)及びトリフェニルホスフィン(1.78g、6.78mmol)を、DCM(16ml)中で窒素下で撹拌し、そして反応混合物を氷浴中で冷却した。アゾジカルボン酸ジイソプロピル(1.34ml、6.78mmol)を10分の時間をかけて滴下により加えた。次いで反応混合物を氷浴中で1時間攪拌した。THF(15ml)中の(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メタノール(1.07g、6.78mmol)を5−10分かけてゆっくりと加えた。反応混合物を撹拌し、そして室温まで1時間かけて温まらせた。次いでこれを更に18時間撹拌した。混合物を濾過し、そしてDCM(10ml)で徹底的に洗浄した。濾液を2MのHCl(水溶液)(3×8ml)で抽出し、そして混合した抽出物を6NのNaOH(水溶液)で塩基性化した。塩基性化した水相をDCM(3×20ml)で抽出した。混合した抽出物を濾過し、MgSOで乾燥し、濾過し、そして蒸発した。粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の0−3%のMeOHで溶出して精製して、5−[(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−アミンを、白色の固体(354mg、26%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 3.75(s,3H),4.70(s,1H),4.91(s,2H),5.06(s,2H),6.76(d,1H),8.04(d,1H),10.37(s,1H);m/z(ES+)[M+H]+=239。
出発物質として使用した(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メタノールは、以下のように調製した:−
ボラン−テトラヒドロフラン複合体(THF中の1Mの溶液、52.6ml、52.6mmol)を、5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−カルボン酸(2g、11.7mmol)のTHF(100ml)中の窒素下の溶液にゆっくりと加えた。反応混合物を室温で2.5時間撹拌した。溶媒を蒸発し、そして残渣をメタノール(40ml)中で18時間撹拌した。溶媒を蒸発し、そして粗製の生成物をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の0−1%のMeOHで溶出して精製した。純粋な生成物の画分を混合し、そして蒸発して、(5−フルオロ−2−メトキシピリジン−4−イル)メタノールを、白色の固体(1.42g、77%)として得た。
H NMR(399.902MHz,CDCl)δ 3.90(s,3H),4.76(s,2H),6.84−6.87(m,1H),7.92(d,1H); m/z(ES+)[M+H]+=158。
実施例137
N’−[5−[(4−メトキシピリジン−2−イル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−((4−メトキシピリジン−2−イル)メトキシ)−1H−ピラゾール−3−アミン(50ml、0.23mmol)及び4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(51.0mg、0.23mmol)のエタノール(1.5ml)中の溶液を、80℃で3日間撹拌した。溶液を室温に冷却し、そして一晩静置させた。少量の結晶の固体を濾過によって除去し、そして濾液を乾燥状態まで蒸発した。濾液からの粗製の生成物を分離用HPLCによって、水(0.1%のTFAを含有)及びMeCNの減少する極性の混合物を溶出剤として使用して精製し、次いで分離用HPLCによって、水(1%のNHを含有)及びMeCNの減少する極性の混合物を溶出剤として更に精製した。所望の化合物を含有する画分を乾燥状態まで蒸発して、N’−[5−[(4−メトキシピリジン−2−イル)メトキシ]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(25mg、27%)を、白色の固体として得た。
1H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.24(3H,s),3.89(3H,s),4.64(2H,d),5.21(2H,s),5.39(1H,bs),6.08(1H,d),6.22(1H,s),6.94−6.99(1H,m),7.07(1H,d),7.76(1H,bs),7.97(1H,d),8.42(1H,d),10.10(1H,bs),12.01(1H,bs);m/z(ES+)[M+H]+=409。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した5−((4−メトキシピリジン−2−イル)メトキシ)−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:−
3−アミノ−5−ヒドロキシピラゾール(1g、10.09mmol)及びトリフェニルホスフィン(3.18g、12.22mmol)を、DCM(25ml)中で窒素下で撹拌し、そして反応混合物を氷浴中で冷却した。アゾジカルボン酸ジイソプロピル(2.38ml、12.11mmol)を、10分の時間をかけて滴下により加えた。次いで反応混合物を氷浴中で1時間撹拌した。DCM(10ml)中の(4−メトキシピリジン−2−イル)メタノール(1.495g、12.11mmol)を5分かけて加えた。次いで反応混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を濾過し、そしてDCM(10ml)で徹底的に洗浄した。濾液を2MのHCl(水溶液)(3×8ml)で抽出し、そして混合した抽出物を6NのNaOH(水溶液)で塩基性化した。次いで塩基性化した水相をDCM(3×20ml)で抽出した。混合した塩基性相からのDCM抽出物をMgSOで乾燥し、濾過し、蒸発し、そしてシリカのカラムクロマトグラフィーによって、DCM中の0−7%のMeOHで溶出して精製した。生成物の画分を混合し、そして蒸発して、生成物、5−((4−メトキシピリジン−2−イル)メトキシ)−1H−ピラゾール−3−アミンを、黄色のゴム状物(220mg、67%純度)として得て、更なる精製なしに、その後の反応に使用した。
1H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 3.83(3H,s),4.79(1H,s),4.96(2H,s),5.05(2H,s),6.87−6.92(1H,m),6.97(1H,d),8.35(1H,d),10.41(1H,s);m/z(ES+)[M+H]+=221。
実施例144
N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン
2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(100mg、0.39mmol)、(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン(83mg、0.59mmol)及びN−エチル−N−プロパン−2−イル−プロパン−アミン(0.171ml、0.99mmol)を、2−メトキシエタノール(2ml)中に溶解し、そしてマイクロ波試験管中に密封した。反応物を160℃で1時間、次いで200℃で2時間マイクロ波反応器中で加熱し、そして室温に冷却した。粗製の生成物をイオン交換クロマトグラフィーによって、SCXカラムを使用して精製した。組成の生成物をカラムから7MのNH3/MeOHを使用して溶出し、そして次いで分離用HPLC(Waters XBridge Prep C18OBDカラム、5μのシリカ、19mm直径、100mm長さ)によって、水(1%のNH3を含有)及びMeCNの減少する極性の混合物を溶出剤として使用して精製した。所望の化合物を含有する画分を乾燥状態まで蒸発して、表題化合物(13.00mg、9.23%)を、黄色の固体として得た。
1H NMR(400.13MHz,DMSO−d6)δ 1.20(6H,d),1.27(6H,d),2.93−2.99(1H,m),4.59(2H,d),4.66(1H,q),5.20(1H,s),6.02(1H,d),6.25(1H,s),7.68(1H,s),7.92(1H,d),9.97(1H,s),11.88(1H,s) MS m/z 358(MH+)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンは、実施例77のように調製した。
出発物質として使用した(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミンは、出発物質として2−メチルプロパノールを使用したことを除き、実施例3の3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩のために概要を記載したものと類似の方法で調製した。
実施例145
N−[[3−(3−メチルオキセタン−3−イル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン
N−エチル−N−プロパン−2−イル−プロパン−アミン(0.388mL、2.23mmol)、[3−(3−メチルオキセタン−3−イル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メタンアミン(250mg、1.49mmol)及び2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(189mg、0.74mmol)を、2−メトキシエタノール(4mL)中に溶解し、そしてマイクロ波試験管中に密封した。反応物を180℃で4時間マイクロ波反応器中で加熱し、そして室温に冷却した。粗製の生成物を分離用HPLCによって、水(1%のNH3を含有)及びMeCNの減少する極性の混合物を溶出剤として使用して精製した。所望の化合物を含有する画分を乾燥状態まで蒸発して、表題化合物(7.00mg、2.444%)を、白色の固体として得た。
1H NMR(399.9MHz,DMSO−d6)δ 1.25(6H,d),1.61(3H,s),4.49(2H,d),4.63(2H,d),4.65(1H,m),4.74(2H,d),5.23(1H,s),6.00(1H,d),6.49(1H,s),7.68(1H,s),7.94(1H,d),9.98(1H,s),11.75(1H,s)MS:m/z 386(MH+)。
出発物質として使用した[3−(3−メチルオキセタン−3−イル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メタンアミンは、(NE)−N−[(3−メチルオキセタン−3−イル)メチリデン]ヒドロキシルアミンを出発物質として使用したことを除き、実施例3の3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩のために概要を記載したものと類似の方法で調製した。
出発物質として使用した2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンは、実施例77のように調製した。
実施例146
N−[[3−(1−メチルシクロプロピル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]−N’−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン
2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン(100mg、0.39mmol、1当量)、[3−(1−メチルシクロプロピル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メタンアミン(120mg、0.79mmol、2当量)及びN−エチル−N−プロパン−2−イル−プロパン−アミンA(0.103ml、0.59mmol、1.5当量)を、2−メトキシエタノール(1.5ml)中に溶解し、そしてマイクロ波試験管中に密封した。反応物を200℃で75分間マイクロ波反応器中で加熱してから、室温に冷却した。粗製の生成物の溶液を逆相分離用HPLC(塩基性)によって、1%の水酸化アンモニウム溶液を含有する水中のアセトニトリルの31−51%に勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、表題化合物を、クリーム色の固体(31.0mg、21.29%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 0.82(2H,m),0.91(2H,m),1.28(6H,d),1.37(3H,s),4.56(2H,d),4.67(1H,bs),5.21(1H,bs),6.03(1H,bs),6.08(1H,bs),7.66(1H,bs),7.91(1H,bs),9.98(1H,bs),11.78(1H,bd).
MS:m/z 370(MH+)。
出発物質として使用した[3−(1−メチルシクロプロピル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メタンアミンは、以下のように調製した:−
1−メチルシクロプロパンカルバルデヒドオキシム(3.90g、39.34mmol、1当量)及びプロパ−2−イニルカルバミン酸tert−ブチル(13.43g、86.55mmol、2.2当量)のジクロロメタン(70ml)中の撹拌された溶液を、<5℃(氷浴)で窒素下で冷却した。次亜塩素酸ナトリウム水溶液(13%活性塩素)(37.6ml、165.43mmol、4.2当量)を2時間の時間をかけて温度を<10℃より低く保ちながら撹拌された溶液(窒素下)に加えた。次いで得られた混合物を窒素下で64時間撹拌してから、ジクロロメタン(160ml)及び水(160ml)で希釈し、そして分離した。有機層を飽和食塩水(107ml×2)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして減圧下で蒸発して、淡黄色の油状物(15.22g)を得て、これをメタノール(25ml)中に溶解した。5Nの塩酸水溶液(26.0ml、129.82mmol、3.3当量)、及び水(8ml)を加え、そして得られた溶液を50℃で3時間撹拌してから、室温まで一晩で冷却させた。次いでメタノールを減圧下の蒸発によって除去し、そして残った水溶液をジクロロメタン(52ml×2)で洗浄してから、40重量/重量%の水酸化ナトリウム水溶液でpH12に調節し、そしてジクロロメタン(105ml×4)中に抽出した。次いでジクロロメタン抽出物を飽和食塩水(157ml×2)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして濾過してから、減圧下で蒸発して、[3−(1−メチルシクロプロピル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メタンアミンを、褐色の油状物(2.91g、48.6%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 0.83(2H,m),0.91(2H, m),1.38(3H,s),1.99(2H,bs),3.73(2H,s),6.07(1H,s).
MS:m/z 153(MH+)。
出発物質として使用した2−クロロ−N−(5−プロパン−2−イルオキシ−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンは、実施例77のように調製した。
実施例147
N’−(5−メトキシ−2H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
エタノール中の、4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(0.225g、1.00mmol)及び3−メトキシ−1H−ピラゾール−5−アミン(0.113g、1mmol)を、マイクロ波試験管中に密封した。反応物を100℃で2時間マイクロ波反応器中で加熱し、そして室温に冷却した。反応混合物を乾燥状態まで蒸発した。粗製の生成物を分離用HPLC(Waters XBridge Prep C18OBDカラム、5μのシリカ、19mm直径、100mm長さ)によって、水(1%のTFAを含有)及びMeCNの減少する極性の混合物を溶出剤として使用して精製した。所望の化合物を含有する画分を乾燥状態まで蒸発して、表題化合物(0.065g、21.57%)を、黄色に固体として得た。
1H NMR(399.9MHz,DMSO−d6)δ 2.19(3H,d),3.89(3H,s),4.73(2H,d),5.60−5.81(1H,bs),6.29−6.45(2H,2bs),7.92(1H,d),8.85(1H,bs),11.10(1H,bs)
MS:m/z 302(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
Figure 2009541480
Figure 2009541480
Figure 2009541480
実施例104
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(チオフェン−2−イル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン
4−クロロ−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(100mg、0.45mmol、1当量)及び5−アミノ−3−(2−チエニル)ピラゾール(0.47mmol、1.05当量)を、エタノール(5ml)中で混合し、そして80℃で24時間加熱した。この時間後、沈澱物を濾過し、そして冷エタノール(20ml)で洗浄した。固体を水(8ml)中に取込み、そして水酸化アンモニウム溶液を滴下により添加して使用してpH9に塩基性化した。得られた固体を濾過し、そして冷水(20ml)で洗浄し、次いで真空下で乾燥して、表題化合物(71mg、45%)を、白色の固体として得た。
1H NMR(500.133MHz,DMSO)δ 2.17(s,3H),4.59(s,2H),6.11(s,1H),6.27(s,2H),6.54(s,1H),6.70(s,1H),7.63(s,1H),7.89(d,1H).MS:m/z 354(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
実施例105
N’−[5−(2−フリル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
4−クロロ−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(100mg、0.45mmol、1当量)及び5−(2−フリル)−1H−ピラゾール−3−アミン(70mg、0.47mmol、1.05当量)から、実施例104の方法を使用して製造して、表題化合物(119mg、78%)を、白色の固体として得た。
MS:m/z 337(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
実施例106
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(3−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−[2−(3−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミン(77mg、0.30mmol、1当量)及び4−クロロ−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(67mg、0.30mmol、1当量)の、数滴のジオキサン中の4MのHClを含有するエタノール(5ml)中の混合物を、還流で18時間加熱してから、冷却させた。沈殿した固体を濾過し、冷エタノールで洗浄し、次いで乾燥した。固体を水中に懸濁し、2Mの水酸化ナトリウムの添加によって塩基性化した。次いで固体を濾過し、水で、次いで50%のエーテル/ヘキサンで洗浄し、そして一晩真空デシケーター中で60℃で乾燥した。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.17(s,3H),3.12(t,2H),3.36(t,2H),4.52(d,2H),6.11(s,1H),6.11−6.46(m,2H),7.19(s,1H),7.53−7.63(m,3H),7.83(d,1H),7.98−8.03(m,2H),9.38(s,1H),12.04(s,1H).MS:m/z 444(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したとおりに調製した。
出発物質として使用した5−[2−(3−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンは、3−(3−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)プロパン酸メチルから、実施例24a)と同様な方法で調製した。オレンジ色の固体を得た(336mg、13%収率)。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 2.98(t,2H),3.27(t,2H),4.26−4.78(m,1H),5.19(s,1H),7.53−7.60(m,3H),7.97−8.05(m,3H),11.15(s,2H).MS:m/z 256(MH+)。
実施例107
N’−[5−[2−(2−フリル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
2−クロロ−N−[5−[2−(2−フリル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(100mg、0.35mmol、1当量)、(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(62mg、0.42mmol、1.5当量)及びジイソプロピルエチルアミン(159μl、0.91mmol、3当量)のメトキシエタノール(3ml)中の混合物を、マイクロ波中で190℃で240分間加熱してから、溶媒を減圧下で蒸発した。粗製の生成物を酸性の逆相hplcで、0.2%のTFAを含有する水中のアセトニトリルの20−40%の勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そしてメタノールで予備湿潤化したSCX−3カラム上に富化した。メタノールで三回徹底的に洗浄した後、生成物を最後にメタノール中の10%アンモニア溶液で溶出した。低体積まで蒸発後、白色の固体を得た。(68.7mg、48%収率)。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.17(s,3H),2.80−2.99(m,4H),4.54(d,2H),6.11(d,2H),6.22−6.33(m,2H),6.34(dd,1H),7.23(s,1H),7.51(d,1H),7.82(d,1H),9.41(s,1H),11.95(s,1H).MS:m/z 366(MH+)。
(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミンは、実施例1に概略を記載したように調製した。
出発物質として使用した2−クロロ−N−[5−[2−(2−フリル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンは、4−[2−(2−フリル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンから、実施例27b)で使用した2−クロロ−N−[5−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンの合成と同様な方法で調製した。(2.26g、78%収率、ベージュ色の固体)。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.87−2.99(m,4H),6.03−6.21(m,2H),6.35(dd,1H),6.91−7.44(m,1H),7.52(m,1H),8.16(d,1H),10.27(s,1H),12.23(s,1H).MS:m/z 289(MH+)。
4−[2−(2−フリル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(2.19g、2工程で31%)は、3−(2−フリル)プロパン酸エチルから出発して、実施例24a)と類似の方法で調製した。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.70−2.88(m,4H),4.43(s,1H),5.18(s,1H),6.09(d,1H),6.34(t,1H),7.50(s,1H),11.10(s,1H)。
実施例107の合成のための別法
N’−[5−[2−(2−フリル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例11と類似の方法で、しかし5−[2−(2−フリル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミン(112mg、0.50mmol、1当量)で出発して調製した。表題化合物を、実施例中で使用した方法によって固体として単離した。(95mg、52%収率)。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.17(s,3H),2.81−2.98(m,4H),4.53(d,2H),6.11(s,1H),6.12(d,1H),6.24−6.30(m,2H),6.34(dd,1H),7.18(s,1H),7.51(dd,1H),7.83(d,1H),9.35(s,1H),11.94(s,1H).MS:m/z 366(MH+)。
出発物質として使用した4−[2−(2−フリル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:
a)2−(トリフェニルホスホラニリデン)酢酸エチル(34.84g、100mmol、1当量)及びフラン−2−カルバルデヒド(9609mg、100mmol、1当量)の無水のテトラヒドロフラン(200ml)中の混合物を、室温で一晩24時間攪拌した。溶媒を減圧下で蒸発し、そして残渣をエーテルで摩砕して、褐色の溶液及び沈澱物を得た。固体を濾過し、洗浄し、そして除去した。次いで濾液を蒸発し、そしてシリカ上にジクロロメタンを使用して乾燥付加した。生成物を120gのシリカカラムで、ヘキサン中の0−20%の酢酸エチルで溶出して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、エチル−3−(2−フリル)プロパ−2−エノエートのcis/trans混合物を、淡黄色の油状物として得た。(NMRは、主としてtrans生成物を示唆した)(15.5g、93%)。
b)エチル−3−(2−フリル)プロパ−2−エノエートのcis/trans混合物(15.5g、93.27mmol、1当量)を、木炭上の10%パラジウム(775mg、5重量%)を含有するエタノール(120ml)中で攪拌した。反応物を水素バルーン下で4時間攪拌した。次いで更なる量の木炭上の10%パラジウム(775mg、5重量%)を加えた。反応物を水素バルーン下で、出発物質が示されなくなるまで更に95分間攪拌した。反応物を濾過してパラジウムの残渣を除去し、そして減圧下で蒸発した。NMRは、生成物及び過剰還元された生成物の混合物を示唆した。粗製の生成物を120gのカラムのシリカのクロマトグラフィーによって、ヘキサン中の20%の酢酸エチルで溶出して精製した。不純物のない画分を減圧下で蒸発し、そして3−(2−フリル)プロパ−2−エン酸エチルを、透明な油状物(3.69g、24%収率)として得た。
1H NMR(300.132MHz,CDCl3):δ 1.25(t,3H),2.64(t,2H),2.97(t,2H),4.15(q,2H),6.02(td,1H),6.27(dd,1H),7.30(dd,1H)。
次いで5−[2−(2−フリル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミン(2.09g、2工程で72%)は、先に示したようなものと類似の方法で、エチル−3−(2−フリル)プロパノエートから出発して調製した。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.69−2.90(m,4H),4.45(s,2H),5.18(s,1H),6.09(dd,1H),6.34(dd,1H),7.50(dd,1H),11.10(s,1H).MS:m/z 178(MH+)。
実施例108
N’−[5−(3−フリルメトキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−(3−フリルメトキシ)−1H−ピラゾール−3−アミン(117mg、0.65mmol)、4−クロロ−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(更に、4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンとしても知られる;147mg、0.65mmol)及びエタノール(5ml)の混合物を、100℃でマイクロ波中で15分間加熱した。冷却した後、結晶の固体を濾過して取出し、エタノール及びジエチルエーテルで洗浄して、表題化合物を、白色の固体(42mg、19%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.20(3H,s),4.75(2H,d),4.98(2H,s),5.96(1H,s),6.49(1H,s),6.57(1H,d),7.68(1H,s),7.78(1H,s),7.94(1H,d),8.82(1H,s);MS:m/z 368(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概略を記載したように調製した。
出発物質として使用した5−(3−フリルメトキシ)−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:
トリフェニルホスフィン(6.82g、26mmol)、3−アミノ−5−ヒドロキシピラゾール(1.49g、m15mmol)のジクロロメタン(40ml)中の混合物を、DTAD(5.99g、26mmol)で0℃で分割して処理した。15分間0℃で撹拌し、そして3−フランメタノール(1.915g、19.5mmol)のジクロロメタン(20ml)中の溶液を0℃で加えた。周囲温度で18時間撹拌した。濾過後、有機層を2NのHCl溶液(2×20ml)で抽出した。水層を40%の水酸化ナトリウムでpH8に中和し、ジエチルエーテル(3×25ml)で抽出し、水で、そして次いで食塩水で洗浄し、そして最後に硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で蒸発した後、粗製の生成物を逆相分離用HPLC(酸性)によって、0.1%のトリフルオロ酢酸を含有する水中のアセトニトリルの2−40%の勾配を使用して精製した。所望の画分を採取し、そして蒸発して、5−(3−フリルメトキシ)−1H−ピラゾール−3−アミンを、紫色の固体(121mg、3.5%)として得た。H NMR(500.13MHz,DMSO−d)δ 5.09(2H,s),5.22(1H,s),6.58−6.58(1H,m),7.70(1H,t),7.83(1H,s).MS:m/z 180(MH+)。
実施例109
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(オキソラン−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例107と類似の方法で、しかし5−[2−(オキソラン−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(112mg、0.50mmol、1当量)で出発して調製した。HCl塩が反応混合物から冷却により沈澱し、そして濾過し、そして乾燥した。生成物を水中に懸濁し、そして水酸化アンモニウム溶液の添加によって塩基性化してから、酢酸エチル中に抽出した。有機層を分離し、再び水酸化アンモニウム溶液で、そして次いで食塩水で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして蒸発して、表題化合物を固体として得た。(84mg、45%収率)。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 1.47(dq,1H),1.64(q,2H),1.93−2.17(m,2H),2.17(s,3H),2.49−2.56(m,2H),3.18−3.38(m,1H),3.61(qd,1H),3.69−3.76(m,1H),3.78(t,1H),4.53(d,2H),6.10(s,1H),6.16−6.37(m,2H),7.19(s,1H),7.82(d,1H),9.35(s,1H),11.87(s,1H).MS:m/z 370(MH+)。
出発物質として使用した5−[2−(オキソラン−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:
a)2−(トリフェニルホスホラニリデン)酢酸エチル(32.4g、02.83mol、1当量)を、3−フルアルデヒド(9.82g、92.83mmol、1当量)の無水のテトラヒドロフラン(93ml)中の撹拌された溶液に加えた。反応物を室温で一晩攪拌した。溶媒を減圧下で蒸発し、そして残渣をエーテルで摩砕して、褐色の溶液及び沈澱物を製造した。固体を濾過した。次いで濾液を蒸発した。濾液を蒸発し、そしてジクロロメタン中のシリカ上に乾燥付加した。生成物を120gのシリカのカラムで、ヘキサン中の0−25%の酢酸エチルで溶出して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、(E)−3−(3−フリル)プロパ−2−エン酸エチルを、オレンジ色の油状物(11.88g、主としてtrans生成物として77%収率)として得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 1.24(t,3H),4.16(q,2H),6.36(d,1H),6.96(d,1H),7.56(d,1H),7.73(dd,1H),8.10(d,1H).MS:m/z 167(MH+)。
b)(E)−3−(3−フリル)プロパ−2−エン酸エチル(11.88g、71.50mmol、1当量)を、水素バルーン下で木炭上の10%パラジウム(1.2g)を含有するエタノール(150ml)中で6時間撹拌した。反応物を濾過してパラジウムの残渣を除去し、そして減圧下で蒸発した。NMRは、生成物及び過剰還元された生成物を示唆した。粗製の生成物を小規模の反応からの生成物と混合し、そしてシリカのカラムを使用するカラムクロマトグラフィーによって、ヘキサンで、次いで0−20%酢酸エチル/ヘキサンで溶出して精製した。所望の画分を混合し、そして蒸発して、3−(オキソラン−3−イル)プロパン酸エチルを、透明な油状物(6.46g)として得た。
c)アセトニトリル(2.4ml、45.0mmol、1.2当量)を、続いて無水の1,4−ジオキサン(40ml)中の、3−(オキソラン−3−イル)プロパン酸エチル(6.46g、37.51mmol、1当量)を、水素化ナトリウム(1.805g、45.0mmol、1.2当量)の無水の1,4−ジオキサン(40ml)中のスラリーに加えた。次いで反応物を110度cで24時間加熱し、次いで冷却した。エタノール(10ml)を、続いてヒドラジン塩酸塩(5.14g、75.0mmol、2当量)を加え、そして反応物を100度Cで18時間加熱した。溶媒をデカントして、不溶性の無機物を除去した。次いで溶媒を減圧下で蒸発した。残渣を酢酸エチル中に抽出し、そして水で二回洗浄した。次いで有機層を2MのHClで三回洗浄し、そして水層を混合した。水酸化アンモニウム溶液で塩基性化した後、水層を酢酸エチルで二回抽出した。有機層を混合し、食塩水で洗浄し、次いで硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過した後、溶媒を減圧下で蒸発して、786mgを褐色の油状物として得た。LC/MSは、分子イオンES(+ev)=182、hplcによる54%を示した。これをアセトニトリル中に溶解し、そして塩基性の逆相hplc装置で数回のバッチで、1%の水酸化アンモニウム溶液を含有する水中のアセトニトリルの5−25%の勾配を使用して精製した。所望の生成物を含有する画分を混合し、そして減圧下で蒸発して、5−[2−(オキソラン−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンを、オレンジ色の油状物として得た。(478mg、hplcにより73%)。
実施例110
N’−[5−[2−(3−フリル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例107と類似の方法で、しかし5−[2−(3−フリル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(112mg、0.50mmol、1当量)で出発して調製した。表題化合物を、固体(105.7mg、58%収率)として単離した。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.17(s,3H),2.66−2.83(m,4H),4.53(d,2H),6.10(s,1H),6.22−6.34(m,2H),6.38(s,1H),7.18(s,1H),7.44(s,1H),7.55(t,1H),7.83(d,1H),9.35(s,1H),11.91(s,1H).MS:m/z 366(MH+)。
出発物質として使用した5−[2−(3−フリル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例24a)と類似の方法で、3−(3−フリル)プロパン酸エチルから調製した。オレンジ色の固体(3.94g、59%収率)として単離した。
1H NMR(300.132MHz,CDCl3):δ 2.70−2.83(m,4H),5.47(s,1H),6.24(d,1H),7.21(s,1H),7.35(t,1H).MS:m/z 178(MH+)。
3−(3−フリル)プロパン酸エチルは、透明な油状物として得た。(6.33g、47%収率)。
1H NMR(300.132MHz,CDCl3):δ 1.25(t,3H),2.55(t,2H),2.76(t,2H),4.14(q,2H),6.27(s,1H),7.24(td,1H),7.34(t,1H)。
実施例111
N−[(3−シクロプロピル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(2−フリル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例107と類似の方法で、しかし(3−シクロプロピル1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(73mg、0.42mmol、1.5当量)で出発して調製した。酸性の逆相hplcで、0.2%のTFAを含有する水中のアセトニトリルの25−45%勾配を使用して精製して、表題化合物(15.6mg、11%収率)を得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 0.69(m,2H),0.96(m,2H),1.95(ddd,1H),2.82−2.97(m,4H),4.56(d,2H),6.06(s,1H),6.11(d,1H),6.15−6.40(m,3H),7.51(s,1H),7.74(s,1H),7.85(d,1H),10.05(s,1H),12.13(s,1H).MS:m/z 392(MH+)。
(3−シクロプロピル1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩は、実施例3に概要を記載したように合成した。
実施例112
5−[[[4−[[5−[2−(2−フリル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]アミノ]ピリミジン−2−イル]アミノ]メチル]1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミド
実施例107と類似の方法で、しかし5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドトリフルオロ酢酸塩(84mg、0.33mmol、1当量)で出発して調製した。酸性の逆相hplcで、0.2%のTFAを含有する水中のアセトニトリルの15−35%の勾配を使用して精製して、表題化合物(8.3mg、6%収率)を得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.82−2.97(m,4H),4.66(d,2H),6.11(d,1H),6.15−6.42(m,3H),6.57(s,1H),7.00(s,1H),7.50(d,1H),7.74(s,1H),7.86(d,1H),8.03(s,1H),9.85(s,1H),12.08(s,1H).MS:m/z 395(MH+)。
出発物質として使用した5−(アミノメチル)−1,2−オキサゾール−3−カルボキシアミドは、実施例4に概要を記載したように調製することができる。
実施例113
N’−[5−[2−(2−フリル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−ピリミジン−2−イル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例107と類似の方法で、しかし(3−ピリミジン−2−イル1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミントリフルオロ酢酸塩(122mg、0.42mmol、1.2当量)で出発して調製した。酸性の逆相hplcで、0.2%のTFAを含有する水中のアセトニトリルの20−40%の勾配を使用して精製した。不純物のない画分を5gのscx−3カラム上にトラップし、次いでカラムをメタノールで洗浄してから、生成物をメタノール中の10%の水酸化アンモニウム溶液で溶出した。減圧下の蒸発により僅かにより純粋な物質を得た。これを塩基性の逆相分離用hplcで、25−45%の勾配を使用して再度精製した。蒸発後、これは、表題化合物(8.3mg、6%収率)を与えた。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.82−2.97(m,4H),4.66(d,2H),6.11(d,1H),6.15−6.42(m,3H),6.57(s,1H),7.00(s,1H),7.50(d,1H),7.74(s,1H),7.86(d,1H),8.03(s,1H),9.85(s,1H),12.08(s,1H).MS:m/z 395(MH+)。
出発物質として使用した(3−ピリミジン−2−イル1,2−オキサゾール−5−イル)メタンアミンは、実施例32に概要を記載したように調製することができる。
実施例114
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(オキサン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン塩酸塩
実施例46と類似の方法を使用して、しかし5−(オキサン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−アミン(60mg、0.36mmol)で出発して調製して、表題化合物(61mg、43%収率)を得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO)δ 1.52−1.65(m,2H),1.78(d,2H),2.18(s,3H),2.81−2.91(m,1H),3.36−3.45(m,2H),3.86−3.91(m,2H),4.72(s,2H),6.27(s,1H),6.31(bs,1H),6.39(bs,1H),7.88(d,1H).MS:m/z 356(MH+)。
出発物質として使用した5−(オキサン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例24a)と類似の方法を使用して、しかしオキサン−4−カルボン酸メチル(10g、69.4mmol)で出発して調製して、5−(オキサン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−アミン(1.87g、16%)を、白色の固体として得た。
1H NMR(300.132MHz,CDCl3)δ 1.56−1.82(m,4H),2.64−2.81(m,1H),3.33−3.47(m,2H),3.88−3.99(m,2H),5.38(s,1H).MS:m/z 168(MH+)。
実施例115
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(2−ピリジン−3−イルエチル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例38と類似の方法で、しかし5−(2−ピリジン−3−イルエチル)−2H−ピラゾール−3−アミン(158.5mg、0.84mmol、1当量)で出発して調製し、そして1%のアンモニアを含有する水中のアセトニトリルの15−35%の勾配を使用して、精製した。表題化合物を、固体(48.7mg、15.4%収率)として得た。
1H NMR(300.132MHz,DMSO):δ 2.17(s,3H),2.81−2.98(m,4H),4.53(d,2H),6.11(s,1H),6.22(s,2H),7.24(s,1H),7.30(dd,1H),7.63(d,1H),7.83(d,1H),8.40(dd,1H),8.44(d,1H),9.39(s,1H),11.94(s,1H).MS:m/z 377(MH+)。
出発物質として使用した5−(2−ピリジン−3−イルエチル)−2H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:
a)アセトニトリル(2.90ml、55mmol、1.3当量)を、水素化ナトリウム(2.195g、54.77mmol、1.3当量)の無水の1,4−ジオキサン(50ml)中のスラリーに加えた。これに、3−(3−ピリジル)プロピオン酸メチル(6.96g、42.13mmol、1当量)の無水の1,4−ジオキサン(50ml)中の溶液に加えた。反応物を還流で加熱し、そして水素ガスが発生した。加熱を一晩約18時間続けた。次いで反応物を冷却した。エタノール(5ml)を、続いてヒドラジン・HCl(3181mg、46.43mmol、1.1当量)を加えた。反応物を一晩20時間還流してから、冷却するままにした。溶媒を減圧下で蒸発した。オレンジ色の残渣を水中に溶解し、そして酢酸エチルと二回分配した。有機層を混合し、そして2MのHClで二回洗浄した。水性の酸性層を混合し、そして酢酸エチルで洗浄した。次いで水層を分離し、そして8Nのアンモニア溶液の添加によって塩基性化した。次いで塩基性の層を酢酸エチルで二回抽出した。分離した後、酢酸エチル層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして減圧下で蒸発して、373mgをオレンジ色の油状物として得た。LC/MSは、分子イオンES(+ve)=189、hplcによる77%を持つ所望の生成物を示した。塩基性層の酢酸エチルによる先のような再抽出により、更に220mgの生成物を得て、これはhplcによって89%純度であった。最初の生成物を10mlのアセトニトリル中に溶解し、そして塩基性の逆相hplcで、1%のアンモニアを含有する水中のアセトニトリルの2−20%の勾配を使用して二回のバッチで精製した。画分10−14及び16−20を採取した。第2のバッチをまず5−25%の勾配で精製した。画分1−4を採取した。全ての不純物のない画分を混合し、そして蒸発して、5−(2−ピリジン−3−イルエチル)−2H−ピラゾール−3−アミンを、生成物(348mg、5%収率)として得た。
1H NMR(400.132MHz,DMSO):δ 2.74(t,2H),2.87(t,2H),4.43(s,2H),5.17(s,1H),7.29(ddd,1H),7.61(dddd,1H),8.39(dd,1H),8.42(d,1H),11.08(s,1H).MS:m/z 189(MH+)。
実施例116
N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(2−ピリジン−4−イルエチル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−(2−ピリジン−4−イルエチル)−2H−ピラゾール−3−アミン(95mg、0.5mmol、1.0当量)、4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(113mg、0.5mmol、1.0当量)、及びエタノール(2.5ml)の混合物を、撹拌し、そして80℃で一晩窒素の雰囲気下で攪拌した。溶液を室温まで冷却させ、そして次いで乾燥状態まで蒸発した。粗製の生成物をシリカのカラムのクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の、アンモニア(2.0M)を含有するメタノールの0−10%の勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして黄色の固体まで蒸発した。この固体をジクロロメタンで摩砕して、表題化合物を、黄色の固体、(95mg、50%収率)として得た。
H NMR(499.8MHz,DMSO)δ 2.19(3H,s),2.90−2.99(4H,m),4.58(2H,d),6.07(1H,s),6.11(1H,s),6.28(1H,d),6.86(1H,s),7.23(2H,d),7.87(1H,d),8.45(2H,d),8.98(1H,s).MS:m/z 377(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した5−(2−ピリジン−4−イルエチル)−2H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:
アセトニトリル(0.151ml、2.84mmol、1.2当量)を、水素化ナトリウム(鉱油中の114mgの分散物、2.84mmol、1.2当量)の無水のジオキサン(8ml)中のスラリーに加え、そして混合物を室温で窒素の雰囲気下で攪拌した。次いで3−ピリジン−4−イルプロパン酸メチル(532mg、2.37mmol、1当量)を加え、そして反応物を一晩18時間還流した。混合物を室温に冷却し、そしてエタノール(1ml)を、続いてヒドラジン塩酸塩(325mg、4.74mmol、2.0当量)を加えた。混合物を撹拌し、そして還流まで加熱し、そして次いでこの温度で1時間攪拌した。
冷却し、そして少量の水でクエンチした後、溶媒を減圧下で蒸発した。残渣を2MのHCl(25ml)中に溶解した。次いで酸性の溶液を酢酸エチル(50ml)で抽出した。水層を分離し、そして酢酸エチル層を2MのHCl(10ml)で洗浄した。混合した水性の画分を濃アンモニア水溶液を使用してpH9に塩基性化した。生成物を酢酸エチル(3×50ml)を使用して抽出した。水溶液を4MのNaOH溶液で更に塩基性化し、そして食塩で飽和し、そして酢酸エチル(3×50ml)を使用して抽出した。最後にこれを1−BuOH(100ml)で抽出した。抽出物を乾燥状態まで蒸発した。残渣を10%のメタノールを含有するジクロロメタン中に溶解し、濾過して、無機物を除去し、そして蒸発して、粗製の生成物を金色の油状物として得た。粗製の生成物をカラムクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の、アンモニア(2.0M)を含有するメタノールの0−10%の勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、表題化合物を、透明なゴム状物、(209mg、47%収率)として得た。
MS:m/z 189(MH+)。
3−ピリジン−4−イルプロパン酸メチルは、EP 0 539 977中に概要が記載されているように調製した。
実施例117
N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−[2−(4−メチルチオフェン−2−イル)エチル]−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−[2−(4−メチルチオフェン−2−イル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミン(0.104g、1mmol)、4−クロロ−N−[(3−メチル1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(0.113g、1mmol)、及びエタノール(3ml)の混合物を、マイクロ波中で100℃で15分間加熱した。粗製の生成物を逆相分離用HPLC(塩基性)によって、1%の水酸化アンモニウム溶液を含有する水中のアセトニトリルの30−40%の勾配を使用して精製し、そして最終生成物の薄いフィルムを得た(0.002g、1%)。MS:m/z 396.29(MH)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した5−[2−(4−メチルチオフェン−2−イル)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:
水素化ナトリウム(60%、0.236g、5.88mmol)を、3−(4−メチルチオフェン−2−イル)プロパン酸メチル(0.903g、4.90mmol)の1,4ジオキサン(25ml)及び乾燥アセトニトリル(0.308ml、5.88mmol)中の撹拌された溶液に窒素下で加えた。混合物を室温で10分間撹拌し、そして次いで窒素下で一晩還流した。混合物を室温に冷却し、そしてエタノール(2ml)を、続いてヒドラジン一塩酸塩(0.672g、9.8mmol)を加えた。混合物を7時間還流し、そして次いで室温で2日間攪拌したままにした。反応混合物を濾過し、真空中で濃縮し、そして2NのHCl及び酢酸エチル(それぞれ25ml)間に分配した。水層を酢酸エチルで抽出し、水酸化アンモニウム溶液でpH8に塩基性化し、酢酸エチル(2×)で抽出し、水及び食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、濾過し、そして乾燥状態まで蒸発して、黄色の針状の結晶(223mg、22%)を得た。
出発物質として使用した3−(4−メチルチオフェン−2−イル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
(E)−3−(4−メチルチオフェン−2−イル)プロパ−2−エン酸メチル(1.095g)を、エタノール(20ml)中で、水素のバルーン下で、10%のPd/C及び水素により一晩水素化した。セライトを通して濾過し、そして乾燥状態まで蒸発して、油状物(0.914g、82.7%)を得た。
出発物質として使用した(E)−3−(4−メチルチオフェン−2−イル)プロパ−2−エン酸メチルは、以下のように調製した:
4−メチル−チオフェン−2−カルボキシアルデヒド(1.01g、8mmol)、(トリフェニル−ホスホラニリデン)酢酸メチル(4.01g、12mmol)及びジクロロメタン(25ml)を室温で一緒に混合し、そして4時間攪拌した。反応混合物を乾燥状態まで蒸発し、そしてシリカのカラムクロマトグラフィーによって、酢酸エチル/イソヘキサン(2:98から10:90に増加)で溶出して精製した。所望の画分を乾燥状態まで蒸発して、ゴム状物(1.095g、75.5%)を得た。
実施例118
N’−[5−[2−(2,5−ジメチルピラゾール−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
エタノール(5ml)中の、5−[2−(2,5−ジメチルピラゾール−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(124mg、0.60mmol)及び4−クロロ−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(更に、4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンとしても知られる;135mg、0.60mmol)から出発して、実施例57のものと類似の方法で調製した。結晶の固体を濾過して取出し、そして冷エタノール及びジエチルエーテルで洗浄して、表題化合物を、白色の固体(104mg、44%)として得た。
H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ1.2.07(3H,s),2.19(3H,s),2.88(4H,s),3.63(3H,s),4.72(2H,d),5.82(1H,s),6.28(1H,s),6.39(1H,s),7.91(1H,s),8.87(1H,s),11.25(1H,s),12.49(1H,s),12.74(1H,s).MS:m/z 394(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した5−[2−(2,5−ジメチルピラゾール−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例42の5−[2−(3,5−ジメトキシ)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミン)のための方法を使用して、3−(2,5−ジメチルピラゾール−3−イル)プロパン酸メチル(645mg、3.54mmol)、水素化ナトリウム(鉱油中の171mgの分散物、4.26mmol)、アセトニトリル(223uL、4.26mmol)及びヒドラジン一塩酸塩(486mg、7.08mmol)から出発して調製した。粗製の生成物をシリカゲルの正常相のクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中のメタノールの5−10%の勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、5−[2−(2,5−ジメチルピラゾール−3−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンを、油状物(270mg、37%)として得た。MS:m/z 206(MH+)。
出発物質として使用した3−(2,5−ジメチルピラゾール−3−イル)プロパン酸エステルは、実施例59の3−[3−(ジメチルカルバモイル)フェニル]プロパン酸メチルのためのような方法を使用して、水素雰囲気下のエタノール(15ml)中の10%Pd/C(60mg)を伴う、(E)−3−(2,5−ジメチルピラゾール−3−イル)プロパ−2−エン酸メチル(612mg、3.45mmol)から出発して調製した。セライトを通して濾過し、蒸発して、3−(2,5−ジメチルピラゾール−3−イル)プロパン酸エステルを、油状物(648mg、>100%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.06(3H,s),2.64(2H,t),2.80(2H,d),3.62(3H,s),3.64(3H,s),5.79(1H,s)。
(E)−3−(1−メチルイミダゾール−4−イル)プロパ−2−エン酸メチルは、実施例49の(E)−3−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパ−2−エン酸メチルのためのような方法を使用して、ジクロロメタン(25ml)中の、1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−カルバルデヒド(786mg、6.33mmol)及び(トリフェニル−ホスホラニリデン)酢酸メチル(3.17g、9.49mmol)から出発して調製した。粗製の生成物をシリカゲルの正常相のクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中のメタノールの0−2.5%の勾配を使用し、続いてシリカゲルのカラムのクロマトグラフィーによって、ヘキサン中の25%の酢酸エチルを使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、(E)−3−(1−メチルイミダゾール−4−イル)プロパ−2−エン酸メチルを、油状物(614mg、54%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.14(3H,s),3.73(3H,s),3.85(3H,s),6.49(1H,d),6.64(1H,s),7.54−7.58(1H,m)。
実施例119
N’−[5−[2−(1−メチルイミダゾール−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
実施例57で使用したものと類似の方法で、5−[2−(1−メチルイミダゾール−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(115mg、0.60mmol)及び4−クロロ−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(更に、4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンとしても知られる;135mg、0.60mmol)から出発して調製した。逆相分離用HPLC(塩基性)によって、1%アンモニアを含有する水中のアセトニトリルの18−35%の勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、表題化合物を、白色の固体(41mg、18%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.18(3H,s),2.63−2.87(4H,m),3.60(3H,s),4.54(2H,d),6.12(1H,s),6.19−6.44(2H,m),6.85(1H,s),7.20(1H,s),7.51(1H,s),7.83(1H,d),9.38(1H,s),11.96(1H,s).MS:m/z 380(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した5−[2−(1−メチルイミダゾール−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、実施例42の5−[2−(3,5−ジメトキシ)エチル]−2H−ピラゾール−3−アミン)のためのものと類似の方法を使用して、3−(1−メチルイミダゾール−4−イル)プロパン酸メチル(732mg、4.35mmol)、水素化ナトリウム(鉱油中の209mgの分散物、5.22mmol)、アセトニトリル(273uL、5.22mmol)及びヒドラジン一塩酸塩(597mg、8.7mmol)から出発して調製した。粗製の生成物をシリカゲルの正常相のクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中のメタノールの5−10%の勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、5−[2−(1−メチルイミダゾール−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンを、油状物(198mg、24%)として得た。MS:m/z 192(MH+)。
出発物質として使用した3−(1−メチルイミダゾール−4−イル)プロパン酸エステルは、3−[3−(ジメチルカルバモイル)フェニル]プロパン酸メチルのために実施例59に記載した方法を使用して、水素雰囲気下のエタノール(15ml)中の10%Pd/C(80mg)を伴う、(E)−3−(1−メチルイミダゾール−4−イル)プロパ−2−エン酸メチル(760mg、4.57mmol)から出発して調製した。セライトを通して濾過し、蒸発して、3−(1−メチルイミダゾール−4−イル)プロパン酸エステルを、油状物(743mg、97%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 2.58−2.60(2H,m),2.68−2.72(2H,m),3.57(3H,s),3.62(3H,s),6.82(1H,d),7.43(1H,d)。
(E)−3−(1−メチルイミダゾール−4−イル)プロパ−2−エン酸メチルは、実施例49の(E)−3−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパ−2−エン酸メチルのための方法を使用して、ジクロロメタン(25ml)中の、1−メチルイミダゾール−4−カルバルデヒド(1.03g、9.35mmol)及び(トリフェニル−ホスホラニリデン)酢酸メチル(4.69g、14.03mmol)から出発して調製した。粗製の生成物をシリカゲルの正常相クロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中のメタノールの0−2.5%の勾配を使用し、続いてシリカゲルカラムのクロマトグラフィーによって、酢酸エチルを使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、(E)−3−(1−メチルイミダゾール−4−イル)プロパ−2−エン酸メチルを、固体(760mg、49%)として得た。H NMR(399.9MHz,DMSO−d)δ 3.67(3H,s),3.69(3H,s),6.33(1H,d),7.51(1H,d),7.57(1H,s),7.69(1H,s)。
実施例120
N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−[5−(2−フリル)−2H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−2,4−ジアミン
反応管に、4−クロロ−N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(100mg、0.40mmol)、エタノール(2ml)、及び5−(2−フリル)−2H−ピラゾール−3−アミン(63mg、0.42mmol)を入れた。混合物を一晩80℃で加熱した。冷却した混合物を濾過し、そして固体をエタノールで洗浄した。試料をメタノール中に溶解し、SCX−2カラム上に注ぎ、そしてメタノールで洗浄した。生成物をメタノール中の2Nのアンモニアで溶出し、そして溶媒を蒸発して、ゴム状物を得た。このゴム状物をエーテルで摩砕し、濾過し、真空オーブン中で45℃で一晩乾燥して、表題化合物を、白色の固体(62mg、43%)として得た。
1H NMR(DMSO 400.13MHz d4AcOH 373K)0.69(m,2H),0.92(m,2H),1.89(m,1H),4.56(s,2H),5.98(s,1H),6.25(d,1H),6.45(s,1H),6.52(m,1H),6.69(d,1H),7.59(d,1H),7.87(d,1H)
MS:m/z 364(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−シクロプロピル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例14のように調製した。
実施例121
N’−[5−[2−[5−(ジメチルアミノメチル)−2−フリル]エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−(2−{5−[(ジメチルアミノ)メチル]−2−フリル}エチル)−1H−ピラゾール−3−アミン(118mg、0.5mmol、1.0当量)、4−クロロ−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(更に、4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンとしても知られる;113mg、0.5mmol、1.0当量)、塩化水素(ジエチルエーテル中の2.0M溶液、0.25mL、0.5mmol、1.0当量)及びエタノール(2.5ml)の混合物を、撹拌し、そして80℃で45分間窒素の雰囲気下で加熱した。溶液を室温まで冷却させ、そして次いで乾燥状態まで蒸発した。粗製の生成物をシリカのカラムのクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の、アンモニア(2.0M)を含有するメタノールの0−10%の勾配を使用して精製した。不純物のない画分を採取し、そして白色の固体、108mgまで蒸発した。この物質を逆相分離用HPLC(塩基性)によって、1%の水酸化アンモニウム溶液を含有する水中のアセトニトリルの22−32%の勾配を使用して更に精製した。不純物のない画分を採取し、そして蒸発して、表題化合物を固体として得た。(16mg、8%収率)。
H NMR(499.8MHz,DMSO−d,CDCO-D)δ 2.19(3H,s),2.22(6H,s),2.87−2.90(2H,m),2.91−2.96(2H,m),3.46(2H,s),4.58(2H,s),6.03(1H,d),6.09(2H,d),6.14(1H,d),6.29(1H,d),7.86(1H,d). MS:m/z 423(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した5−(2−{5−[(ジメチルアミノ)メチル]−2−フリル}エチル)−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:
アセトニトリル(0.258ml、4.88mmol、1.2当量)を、水素化ナトリウム(鉱油中の196mg分散物、4.88mmol、1.2当量)の無水のジオキサン(15ml)中のスラリーに加え、そして混合物を室温の窒素の雰囲気下で5分間攪拌した。次いで3−{5−[(ジメチルアミノ)メチル]−2−フリル}プロパン酸エチル(917mg、4.07mmol、1.0当量)を加え、そして反応物を一晩18時間還流した。混合物を室温に冷却し、そしてエタノール(1.9ml)を、続いてヒドラジン塩酸塩(558mg、8.14mmol、2.0当量)を加えた。混合物を1時間還流した。冷却した後、溶媒を減圧下で蒸発した。残渣を10%のメタノールを含有するジクロロメタン(50mL)中に溶解し、そして不溶性の不純物を濾過して除去した。濾液を蒸発して、粗製の生成物を金色の油状物として1.07g得た。この物質をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中のメタノール(2Mのアンモニアを含有)の0−10%の勾配で溶出して精製した。純粋な生成物の画分を混合し、そして蒸発して、透明な油状物を得た。(520mg、55%収率)。
1H NMR(399.9MHz,DMSO−d6)δ 2.16(6H,s),2.70−2.74(2H,m),2.81−2.85(2H,m),3.40(2H,s),5.20(1H,s),6.03(1H,d),6.15(1H,d).MS:m/z 235(MH+)。
出発物質として使用した3−{5−[(ジメチルアミノ)メチル]−2−フリル}プロパン酸エチルは、以下のように調製した:
3−(2−フラニル)プロピオン酸エチル(12.11g、72.0mmol、1.0当量)、塩化ジメチルアンモニウム(6.76g、82.8mmol、1.15当量)、37%ホルムアルデヒド水溶液(6.43g、79.2mmol、1.1当量)の酢酸(75mL)中の混合物を、溶液が形成されるまで室温で攪拌した。溶液を44時間静置させた。混合物を油状物まで蒸発させた。これを水中に懸濁し、そして酢酸エチル(2×250mL)で抽出した。水層(生成物を含有)を4Mの水酸化ナトリウム溶液でpH11に塩基性化し、そして次いで酢酸エチル(2×250mL)中に抽出した。これらを混合し、抽出物を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして蒸発して、粗製の生成物を暗褐色の油状物として6.5g得た。この物質をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中のメタノール(2Mのアンモニアを含有)の0−10%の勾配で溶出して精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして蒸発して、明るい褐色の油状物を得た。(3.44g)。この物質をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中のメタノール(2Mのアンモニアを含有)の0−5%の勾配で溶出して再精製した。生成物を含有する画分を混合し、そして蒸発して、明るい褐色の油状物を得た。(1.36g、8%収率)。
1H NMR(399.9MHz,CDCl3)δ 1.24(3H,t),2.29(6H,s),2.62−2.65(2H,m),2.95(2H,t),3.47(2H,s),4.11−4.15(2H,m),5.95(1H,d),6.11(1H,d).MS:m/z 226(MH+)。
実施例129
N’−[5−[2−(5−メトキシチオフェン−2−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−(2−(5−メトキシチオフェン−2−イル)エチル)−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、0.45mmol、1当量)を、エタノール(3ml)中の、4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(101mg、0.45mmol、1当量)に加えた。得られた溶液を80℃で24時間攪拌した。得られた混合物を乾燥状態まで蒸発し、そして残渣を分離用HPLCによって、水(1%の水酸化アンモニウムを含有)及びMeCNの減少する極性の混合物を溶出剤として使用して精製した。所望の化合物を含有する画分を乾燥状態まで蒸発して、N’−[5−[2−(5−メトキシチオフェン−2−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(60.0mg、32.6%)を、白色の固体として得た。
1H NMR(400.13MHz,DMSO−d6)δ 2.16(3H,s),2.81(2H,m),2.95(2H,t),3.78(3H,s),4.52(2H,d),6.07(1H,d),6.10(1H,s),6.45−6.46(1H,m),7.23(1H,s),7.82(1H,d),9.40(1H,s),11.94(1H,s).MS m/z 412(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した5−(2−(5−メトキシチオフェン−2−イル)エチル)−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:−
アセトニトリル(1.174ml、22.47mmol、1.8当量)を、THF(80ml)中のリチウムジイソプロピルアミド(11.24ml、22.47mmol、1.8当量、THF中の1M)に、−78℃で5分の時間をかけて窒素下で滴下により加えた。得られた溶液を−78℃で10分間攪拌した。3−(5−メトキシチオフェン−2−イル)プロパン酸メチル(2.5g、12.48mmol、1当量)を滴下により加え、そして反応物を30分間撹拌してから、22℃まで温まらせた。反応混合物をエタノール(80ml)で希釈し、そしてヒドラジン一塩酸塩(1.539g、22.47mmol、1.8当量)を加えた。反応物を70℃でピラゾールの形成が完結するまで加熱した。得られた混合物を乾燥状態まで蒸発し、DCM中に懸濁し、そして濾過した。濾液をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、EtOAc中の0−10%のMeOHで溶出して精製した。純粋な画分を乾燥状態まで蒸発して、5−(2−(5−メトキシチオフェン−2−イル)エチル)−1H−ピラゾール−3−アミン(875mg、31.4%)を得た。
1H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 2.69(2H,t),2.89(2H,t),3.80(3H,s),4.51(2H,s),5.22(1H,s),6.07(1H,d),6.44(1H,d),11.18(1H,s).MS m/z 224(MH+)。
出発物質として使用した3−(5−メトキシチオフェン−2−イル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
EtOH(100mL)中の、3−(5−メトキシチオフェン−2−イル)プロパ−2−エン酸(E)−メチル(4g、2.52mmol、1当量)及びパラジウム(炭素上の5%、50%湿潤)(0.8g、0.16mmol、0.01当量)を、3バール及び25℃の水素の雰囲気下で15時間撹拌した。反応混合物をセライトを通して濾過し、そして溶媒を蒸発して、粗製の生成物を黄色の油状物(2.58g、63%)として得た。
1H NMR(400.13MHz,DMSO−d6)δ 2.59(2H,t),2.86−2.88(2H,m),3.59(3H,t),3.79(3H,s),6.06−6.07(1H,m),6.45−6.46(1H,m).MS m/z 201(MH+)。
出発物質として使用した3−(5−メトキシチオフェン−2−イル)プロパ−2−エン酸(E)−メチルは、以下のように調製した:−
DCM(150mL)中の5−メトキシチオフェン−2−カルバルデヒド(5.69g、40mmol、1当量)に、(トリフェニルホスホラニリデン)酢酸メチル(20.1g、60mmol、1.5当量)を、分割して加えた。反応物を室温で一晩撹拌し、そして次いで乾燥状態まで蒸発し、そしてシリカのカラムクロマトグラフィーによって、イソヘキサン中の2−5%の酢酸エチルで溶出して精製して、生成物を、黄色の固体(5.24g、66%)として得た。
1H NMR(400.13MHz CDCl3)δ 3.75(3H,s),3.92(3H,s),5.93(1H,d),6.14(1H,d),6.63(1H,d),7.63(1H,d).MS m/z 199(MH+)。
出発物質として使用した5−メトキシチオフェン−2−カルバルデヒドは、以下のように調製した:−
n−ブチルリチウムの溶液(35.5mL、56.93mmol、1.3当量、ヘキサン中の1.6M)を、2−メトキシチオフェン(5g、43.79mmol、1当量)のエトキシエタン(100mL)中の0℃の窒素下の溶液に加えた。反応物を15分間撹拌し、そして次いでDMF(4.41ml、56.93mmol、1.3当量)を滴下により加えた。温度を25℃まで15分かけて上昇させた。混合物を35℃で1時間加熱し、そして次いで室温まで冷却させ、そして水中に注いだ。混合物をジエチルエーテル(×3)で抽出し、有機物を食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)し、そして蒸発して、粗製の生成物を、黄色の液体(7.2g、>100%)として得た。
1H NMR(400.13MHz CDCl3)δ 3.99(1H,s),6.34(1H,d),7.51(1H,d),9.67(1H,s)。
実施例130
N’−[5−[2−(2−メトキシ−1,3−チアゾール−5−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン
5−[2−(2−メトキシ−1,3−チアゾール−5−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、0.45mmol、1当量)を、エタノール(3ml)中の、4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミン(100mg、0.45mmol、1当量)に加えた。得られた溶液を80℃で18時間撹拌した。得られた混合物を乾燥状態まで蒸発し、そして残渣を分離用HPLCによって、水(0.1%のTFAを含有)及びMeCNの減少する極性の混合物を溶出剤として使用して精製した。粗製の生成物を分離用HPLCによって、水(1%の水酸化アンモニウムを含有)及びMeCNの減少する極性の混合物を溶出剤として使用して、遊離塩基に転換した。所望の化合物を含有する画分を、乾燥状態まで蒸発して、N’−[5−[2−(2−メトキシ−1,3−チアゾール−5−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル]−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(47.0mg、25.6%)を、白色の固体として得た。
1H NMR(400.13MHz,DMSO−d6)δ 2.17(3H,s),2.83(2H,t),2.99(2H,t),3.95(3H,s),4.53(2H,d),6.10(1H,s),6.29(1H,s),6.90(1H,s),7.18(1H,s),7.83(1H,s),9.36(1H,s),11.92(1H,s).MS m/z 413(MH+)。
4−クロロ−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2−アミンは、実施例13に概要を記載したように調製した。
出発物質として使用した5−[2−(2−メトキシ−1,3−チアゾール−5−イル)エチル]−1H−ピラゾール−3−アミンは、以下のように調製した:−
アセトニトリル(0.29ml、5.5mmol、2当量)を、リチウムジイソプロピルアミド(THF中の1.8M、3.05ml、5.5mmol、2当量)のTHF(20ml)中の溶液に、−78℃で窒素の雰囲気下で滴下により加えた。−78℃で10分間撹拌した後、THF(5ml)中の、3−(2−メトキシ−1,3−チアゾール−5−イル)プロパン酸メチル(553mg、2.75mmol、1当量)を滴下により加えた。反応物を−78℃で20分間撹拌し、そして次いで室温に温めた。エタノール(20ml)を、続いてヒドラジン一塩酸塩(471mg、6.87mmol、2.5当量)を加え、そして反応物を一晩還流した。室温に冷却した後、揮発性物質を減圧下で除去し、そして残渣をシリカのカラムクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中の0−10%のメタノールで溶出して精製して、表題化合物を、淡黄色の固体(401mg、65%収率)として得た。1H NMR(399.902MHz,CDCl3)δ 2.83(2H,t),2.96(2H,t),4.03(3H,s),5.46(1H,s),6.80(1H,s).MS:m/z 225(MH+)。
出発物質として使用した3−(2−メトキシ−1,3−チアゾール−5−イル)プロパン酸メチルは、以下のように調製した:−
エタノール(10mL)中の、(E)−3−(2−メトキシ−1,3−チアゾール−5−イル)プロパ−2−エン酸メチル(650mg、3.26mmol、1当量)及び硫酸バリウム上の5%Pd(1.63g、3.26mmol)を、1気圧及び25℃の水素の雰囲気下で18時間撹拌した。反応混合物をセライトを通して濾過した。濾液を減圧下で蒸発して、表題化合物を、淡黄色の液体(563mg、86%収率)として得た。H NMR(399.902MHz,CDCl3)δ 2.61(2H,t),2.99(2H,t),3.70(3H,s),4.02(3H,s),6.83(1H,s).MS:m/z 202(MH+)。
出発物質として使用した(E)−3−(2−メトキシ−1,3−チアゾール−5−イル)プロパ−2−エン酸メチルは、以下のように調製した:−
(E)−3−(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イル)プロパ−2−エン酸メチル(400mg、1.96mmol、1当量)、ナトリウムメトキシド(319mg、5.89mmol、3当量)及び乾燥メタノール(12ml)を、マイクロ波バイアル中に入れた。反応混合物を120℃でマイクロ波反応器中で15分間加熱した。この方法を正確に同じ規模で、正確に同じ条件下で繰返し、そして反応物を仕上げのために混合した。混合した反応物を蒸発し、残渣を水(50ml)中に取込み、2NのHCl(水溶液)で中和し、EtOAc(2×50ml)で抽出し、そして混合した有機相を硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過した後、溶媒を減圧下で蒸発して、表題化合物を、淡黄色の固体(655mg、84%収率)として得た。1H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 4.09(3H,s),6.05(1H,d),7.68(1H,s),7.76(1H,d).MS:m/z 200(MH+)。
出発物質として使用した(E)−3−(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イル)プロパ−2−エン酸メチルは、以下のように調製した:−
2−トリフェニルホスホラニリデン酢酸メチル(3.4g、10.16mmol、1.5当量)を、2−クロロ−1,3−チアゾール−5−カルバルデヒド(1g、6.78mmol、1当量)のDCM(20ml)中の周囲温度の撹拌された溶液に分割して加え、そして反応物を一晩攪拌させた。揮発性物質を減圧下で除去し、そして残渣をシリカのカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を、無色の固体(1.153g、84%収率)として得た。
H NMR(399.902MHz,DMSO)δ 3.74(3H,s),6.42(1H,d),7.83(1H,d),8.11(1H,s)。
キナーゼアッセイ
FGFR活性の阻害を決定するために、ELISA(酵素結合免疫吸着測定法)技術を使用して、キナーゼアッセイを行った。
キナーゼ活性アッセイを、それぞれのウェルが40μlの全容積を持つ384−ウェルのポリプロピレンプレート(Matrix,4311)で行った。それぞれのウェルを2μgのポリEAY基質(Sigma,P3899)で4℃で一晩被覆した。次いでプレートを100μlのPBSで一回、そして100μlの50mMのHEPES(pH7.4)で一回洗浄してから、キナーゼアッセイ試薬を添加した。それぞれのキナーゼ反応物は、0.1ngのHisで標識されたFGFRキナーゼ領域(N末端的にHis標識及び次の配列;[MHHHHHHEFKGSTSLYKKAGSSENLYFQGA]によってコードされたTEV開裂部位に縮合したFGFRキナーゼ領域(アミノ酸458−765、C488A、C584S)。最後のアラニンは、FGFRタンパク質配列の開始を意味する。得られたタンパク質を、Mohammadi et al, Cell Vol 86,577−587(1996)に基づき発現し、そして精製した)、50mMのHEPES(pH7.4)、0.1mMのNaVO、0.1mMのDTT、0.05%(容積/容積)のTriton X100、20mMのMgCl、160μMのATPを含有していた。各種の濃度の試験化合物を、5(容積/容積)%のDMSOにそれぞれ加えて、1.25(容積/容積)%の最終アッセイDMSO濃度を得た。キナーゼ反応物を室温で45分間インキュベートし、そして100μlのPBSプラス0.05%のTweenでプレートを三回洗浄することによって停止した。次いで0.5(重量/容量)%のBSA/PBS中で構成した40μlの、4G10−HRP抗体(Upstate Biotechnology,UBI 16−105)の10000分の1の希釈物を、それぞれのウェルに加え、そしてプレートを室温で1時間インキュベートした。これに続き、次いでプレートを、100μlのPBSプラス0.05%のTweenで繰返し洗浄して、抗体溶液の全ての痕跡を除去した。40μlの、50μg/mlの3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン(Sigma,T2885)、0.03%の過ホウ酸ナトリウムを含有する0.05Mのリン酸−クエン酸緩衝液を、それぞれのウェルに加え、そしてプレートを室温で12分間インキュベートした。呈色反応を、20μlの2MのHSOの添加によって停止し、そしてプレートを450nmでSpectrafluor Plus(Tecan)で読取った。それぞれの試験化合物の濃度、非処理対照ウェル及び100%阻害対照ウェルの平均データ値を、試験化合物のIC50値を決定するために使用した。IC50値は、FGFRキナーゼ活性の50%を阻害する試験化合物の濃度である。
実施例1−11、17−22、24−30、及び66−73に対するFGFR阻害試験の結果
Figure 2009541480
Figure 2009541480
例えば、実施例33は、92nMのIC50を有することが測定された。
キナーゼアッセイ(Caliper技術を使用)
FGFR活性の阻害を決定するために、Caliper技術を使用するキナーゼアッセイを行った。
キナーゼ活性アッセイを、ウェル当り12ulの全反応容積を持つGreinerの384ウェル低容積プレートで行った。それぞれの反応ウェル中のFGFR1活性キナーゼの最終濃度は、7.2nMであった。それぞれのアッセイのための基質は、蛍光標識(13アミノ酸の長さ)を持つ特製のペプチドであり、この配列は、FGFR1キナーゼのために特異的であった。
化合物を、5(容量/容量)%のDMSO中に連続的に希釈してから、アッセイプレートに加えた。反応緩衝液[50mMのMOPS−pH6.5、0.004%のTriton、2.4mMのDTT、12mMのMgCl、408uMのATPを含んでなる]中の、酵素([最終]7.2nMで)及び基質([最終]3.6uMで)を、化合物プレートに別個に加え、0.8%の反応混合物の最終DMSO濃度を得た。
アッセイプレートを、室温で1.5時間インキュベートしてから、反応を、緩衝液[100mMのHEPES−pH7.5、0.033%のBrij−35、0.22%のCaliper被覆試薬#3、88mMのEDTA、5%のDMSOを含んでなる]の添加により停止した。次いで停止したアッセイプレートを、Caliper LabChip(登録商標)LC3000(これは、蛍光標識されたペプチド及びFGFR1キナーゼ−このペプチドのリン酸化された形態、間の移動度の変化を測定するためのマイクロフルイディクスを使用)を使用して読取った。
それぞれの化合物濃度、非処理対照ウェル及び100%阻害対照ウェルの平均データ値を、それぞれの試験化合物に対するIC50を決定するために使用した。IC50は、このアッセイの状況におけるFGFR1キナーゼ活性を、50%阻害する化合物の濃度である。
以下の化合物は、このアッセイで試験され、そして以下のIC50を示した:−
30μMより低いもの 37、142;
<10μMであるもの 34、35、36、38、39、49、51、55、134、143、74、75、81、85、87、90、92、95、96、129、98、99、100、114、116、119;
<1μMであるもの 23、24、25、26、31、32、40、45、47、48、50、53、54、57、58、59、60、62、64、122、123、127、136、138、80、83、88、89、93、94、101、137、104、105、106、109、115、117、118、121、130;
<200nMであるもの 27、28、29、30、33、41、42、43、44、14、15、16、52、56、61、63、65、124、125、126、128、132、133、141、66、67、68、69、70、71、73、78、79、82、84、86、91、102、103、131、135、107、108、110−113、120。
増殖因子で刺激されたErkリン酸化
これらの及び他のアッセイは、哺乳動物の細胞系における増殖因子で刺激された細胞のシグナル伝達を阻害する、試験化合物の能力を評価するために使用した。これは、化合物処理後の細胞内の受容体型チロシンキナーゼで制御されたErkリン酸化の量を測定することによって達成した。
NIH 3T3(ECACC,93061524)細胞を、DMEM(Gibco BRL,41966)プラス10%の胎児ウシ血清(FCS)、1%のL−グルタミン(Gibco BRL,25030)中で、80%より多くない密集まで日常的に経代した。アッセイを行うために、NIH 3T3を、1×10細胞/ウェルで、DMEMプラス10%胎児ウシ血清、1%L−グルタミン中で、96ウェルプレート(Coaster,3904)に播種し、そして37℃(+5%CO)で加湿されたインキュベーター中でインキュベートした。細胞が完全に付着した後(典型的にはインキュベーションの4−5時間後)、培地をそれぞれのウェルから除去し、そして細胞を、100μlの温無血清培地で穏やかに洗浄した。次いで90μlの無血清DMEMプラス1%のL−グルタミンを、それぞれのウェルに加え、そしてプレートを加湿した37℃(+5%CO)のインキュベーターに戻した。翌日、プレートに、10μlの化合物(DMSO中の10mMの原液から無血清DMEMを使用して希釈)を投与し、そしてプレートを加湿した37℃(+5%CO)のインキュベーターに1時間戻した。次いでNIH 3T3細胞を、3ng/mlの最終濃度のbFGF(Sigma,F0291)で20分間37℃で刺激した。刺激後、細胞を、ホルムアルデヒド(4容量/容量%の最終濃度)を加え、そして室温で20分間インキュベートすることによって固定した。次いで固定液を除去し、そしてウェルを、100μlのリン酸緩衝生理食塩水(PBS/A)で二回洗浄してから、50μl/ウェルの0.1%トリトン/PBS/Aの添加によって10分間室温で細胞を透過処理した。次いで透過処理溶液を除去し、そして細胞を、100μl/ウェルのPBS/Aで更に二回洗浄してから、PBS/Aプラス10%FCSで1/500に希釈された50μl/ウェルの抗−ホスホp44/42(Cell Signalling Technology,9106)を加えた。抗−ホスホp44/42抗体は、トレオニン202及びチロシン204でリン酸化されたErkを認識する。室温で2時間のインキュベーション後、抗体溶液を除去し、そしてウェルを、100μl/ウェルのPBS/Aで二回洗浄した。50μl/ウェルの1/250のヤギ抗マウスAlexa fluor 488二次抗体(Molecular Probes,A11001)及びPBS/Aプラス10%FCSで希釈された1/10000のHoescht(Molecular Probes,H−3570)を加え、そしてプレートを暗所で室温で1時間インキュベートした。最後に、プレートを100μl/ウェルのPBS/Aで三回洗浄し、最後の洗液をウェル中に残してから、プレートを密封した。プレートを350nm及び488nmでArrayscan(Cellomics)を使用して読取った。それぞれの化合物濃度、非処理対照ウェル及び100%阻害対照ウェルの平均蛍光強度値の平均を、それぞれの試験化合物に対するIC50を決定するために使用した。IC50は、Erkリン酸化の50%を阻害する試験化合物の濃度である。
以下の化合物は、このアッセイで試験され、そして以下のIC50を示した:−
<30μMであるもの 118;
<10μMであるもの 31、34、37、46、48、51、55、79、80、81、83、85、87、88、90、95、96、98、100、109、112、113、114、115;
<1μMであるもの 1、23、33、35、38、39、40、43、47、53、54、72、74、76、77、78、82、86、89、92、104、105、106、107、108、110;
<200nMであるもの 3、41、42、44、52、53、66、67、73、84、91、93、94、97、111。
例えば、実施例33は、518nMのIC50を有することが測定された。
細胞ベースの過渡的に発現したFGFR1 IIIcリン酸化の阻害(リン酸化部位特異的一次及び蛍光性二次抗体を使用して測定)
このアッセイは、過渡的に発現したFGFR1リン酸化の阻害剤を、ArrayScan技術を使用して検出された、固定された細胞の抗体染色によって検出するために設計された。
Cos−1細胞を、DMEM(Gibco BRL,41966)プラス3%の胎児ウシ血清(FCS)、1%のL−グルタミン(Gibco BRL,25030)中で、80%の密集まで日常的に経代した。アッセイを行うために、Cos−1細胞を、細胞の形質移入のために90−95%密集で回収した。それぞれの96ウェルプレートに対して、24ulのリポフェクタミン2000を、809ulのOptiMEMに加え、そして室温で5分間インキュベートした。それぞれの96ウェルプレートに対して、20ugの3’FLAGで標識したFGFR1/pcDNA3.1(In−House clone 15,MSD 4793)を、OptiMEMで833ulの全体積に希釈した。等体積のDNA及びリポフェクタミン2000を混合(DNA:脂質=1:1.2の比)し、そして室温で20分間インキュベートした。
回収したCos−1細胞を、カウンターを使用して数え、そして1%のFCS/DMEMで2.5×10細胞/mlに更に希釈した。それぞれの96ウェルに対して、8.33mlの細胞を必要とした。複合した形質移入溶液を、細胞溶液に加え、そして細胞を、2.5×10細胞/ウェルで、DMEMプラス1%の胎児ウシ血清、1%のL−グルタミン中で96ウェルプレート(Coster,3904)に播種し、そして37℃(+5%CO)で加湿したインキュベーター中で一晩(24時間)インキュベートした。翌日、プレートに25μlの化合物(DMSO中の10mMの原液から無血清DMEMを使用して希釈)を投与し、そしてプレートを加湿した37℃(+5%CO)のインキュベーターに1時間戻した。培地をウェルから真空吸引を使用して除去し;細胞を、それぞれのウェルに50μlの100%メタノールを加え、そして室温で20分間インキュベートすることによって固定した。次いで固定液を除去し、そしてウェルを200μlのリン酸緩衝生理食塩水(PBS/A)で一回洗浄してから、細胞を、50ul/ウェルの0.1%トリトン/PBS/Aの添加によって20分間室温で透過処理した。次いで透過処理溶液を除去し、そして細胞を200ul/ウェルのPBS/Aで更に一回洗浄してから、40μlの1/1000の一次抗体溶液(Cell Signalling Technologies #CS3476;10%FCS+0.1%Tween20を伴うPBS/Aで希釈されたマウス抗−ホスホFGFR1)をそれぞれのウェルに加えた。
室温で1時間のインキュベーション後、抗体溶液を除去し、そしてウェルを、200ul/ウェルのPBS/Aで一回洗浄した。次いで、400μlの1/500の二次抗体(A11005;ヤギ抗−マウス594)溶液及び1/10000のHoechst(10%のFCS+0.1%のTween20を伴うPBS/A中で一緒に希釈)を加え、そしてプレートを、暗所で室温で1時間インキュベートした。最後に、プレートを、200μl/ウェルのPBS/Aで一回洗浄し、最後の洗液をウェル中に残してから、プレートを密封した。プレートを、Arrayscan(Cellomics)で読取った。プレート内の非投与(最大)及び参照化合物(最小)ウェルから得られたチャンネル2(594nm)値を、0%及び100%の化合物阻害に対する境界を設定するために使用した。化合物のデータを、リン酸化されたFGFR1の50%阻害を与える試験化合物の希釈範囲を決定するために、これらの値に対して正規化した。
以下の化合物を、このアッセイで試験し、そして以下のIC50を示した:−
30μMより低いもの 5、58、59、60、116、118、119、121;
<10μMであるもの 29、31、34、38、39、40、43、45、46、48、49、51、63、64、65、78、88、95、100、105、108、109、113、128;
<1μMであるもの 3、15、16、24、30、41、47、52、53、54、61、62、66、91、93、94、110、111、120;
<200nMであるもの 13、14、27、28、42、56、57、67、73、97、102、103。
ECHO技術の使用による細胞ベースの過渡的に発現したFGFR1 IIIcリン酸化の阻害(リン酸化部位特異的一次及び蛍光性二次抗体を使用して測定)
このアッセイは、過渡的に発現したFGFR1リン酸化の阻害剤を、ArrayScan技術を使用して検出された、固定された細胞の抗体染色によって検出するために設計された。
Cos−1細胞を、DMEM(Gibco BRL,41966)プラス3%の胎児ウシ血清(FCS)、1%のL−グルタミン(Gibco BRL,25030)中で、80%の密集まで日常的に経代した。アッセイを行うために、Cos−1細胞を、細胞の形質移入のために90−95%密集で回収した。それぞれの96ウェルプレートに対して、24μlのリポフェクタミン2000を、809ulのOptiMEMに加え、そして室温で5分間インキュベートした。それぞれの96ウェルプレートに対して、20ugの3’FLAGで標識したFGFR1/pcDNA3.1(In−House clone 15,MSD 4793)を、OptiMEMで833μlの全体積に希釈した。等体積のDNA及びリポフェクタミン2000を混合(DNA:脂質=1:1.2の比)し、そして室温で20分間インキュベートした。
回収したCos−1細胞を、カウンターを使用して数え、そして1%のFCS/DMEMで2.5×10細胞/mlに更に希釈した。それぞれの96ウェルに対して、8.33mlの細胞を必要とした。複合した形質移入溶液を、細胞溶液に加え、そして細胞を、2.5×10細胞/ウェルで、DMEMプラス1%の胎児ウシ血清、1%のL−グルタミン中で96ウェルプレート(Coster,3904)に播種し、そして37℃(+5%CO)で加湿したインキュベーター中で一晩(24時間)インキュベートした。翌日、乾燥重量試料からの化合物を、100%のDMSO中に溶解して、10mMの濃度を得た。40μlの化合物を、384のラボサイトプレート中のそれぞれの象限のウェルに分散した(正の対照(100%DMSO)、負の対照(10μM)及び参照化合物(250nM)を含む)。次いで384のラボサイトプレートを、Hydraに移して、化合物を、象限の残りのウェルで1:100に希釈した。70μlの培地を、Quadraを使用してアッセイプレートから吸引してから、プレートを、ECHO 550上に移した。384のラボサイト化合物プレートも、更にECHO 550上に移した。ECHO 550上のアッセイプレートに移した化合物は、1)10μM、2)3μM、3)1μM、4)0.3μM、5)0.1μM、6)0.01の濃度範囲であった。プレートを穏やかに叩いて、化合物を細胞培地と混合し、そして5%COの37℃で1時間インキュベートしたままにした。
培地をウェルから真空吸引を使用して除去し;細胞を、それぞれのウェルに50μlの100%メタノールを加え、そして室温で20分間インキュベートすることによって固定した。次いで固定液を除去し、そしてウェルを、200μlのリン酸緩衝生理食塩水(PBS/A)で一回洗浄してから、細胞を、50ul/ウェルの0.1%トリトン/PBS/Aの添加によって20分間室温で透過処理した。次いで透過処理溶液を除去し、そして細胞を、200ul/ウェルのPBS/Aで一回更に洗浄してから、40μlの1/1000の一次抗体溶液(Cell Signalling Technologies #CS3476;10%FCS+0.1%Tween20を伴うPBS/Aで希釈されたマウス抗−ホスホFGFR1)をそれぞれのウェルに加えた。
室温で1時間のインキュベーション後、抗体溶液を除去し、そしてウェルを、200ul/ウェルのPBS/Aで一回洗浄した。次いで、40μlの1/500の二次抗体(A11005;ヤギ抗−マウス594)溶液及び1/10000のHoechst(10%のFCS+0.1%のTween20を伴うPBS/A中で一緒に希釈)を加え、そしてプレートを、暗所で室温で1時間インキュベートした。最後に、プレートを200μl/ウェルのPBS/Aで一回洗浄し、最後の洗液をウェル中に残してから、プレートを密封した。プレートを、Arrayscan(Cellomics)で読取った。プレート内の非投与(最大)及び参照化合物(最小)ウェルから得られたチャンネル2(594nm)値を、0%及び100%化合物阻害に対する境界を設定するために使用した。化合物のデータを、リン酸化されたFGFR1の50%阻害を与える試験化合物の希釈範囲を決定するために、これらの値に対して正規化した。
以下の化合物を、このアッセイで試験し、そして以下のIC50を示した:−
30μMより低いもの
5、19、22、36、58、59、127、134、137、139、143;
<10μMであるもの
4、17、20、26、50、63、64、65、79、123、128、130、133、136、138、140、142;
<1μMであるもの
2、3、8、11、13、18、21、32、41、44、52、57、62、66、82、84、91、93、101、122、125、129、132、135、141;
<200nMであるもの
6、7、10、14、15、16、25、28、42、56、67、68、69、70、71、73、94、97、102、103、111、120、124、126、131。
インスリン様増殖因子−1受容体リン酸化の阻害
この免疫蛍光終点細胞アッセイは、R細胞中のIGF1刺激後の、IGF1Rリン酸化の測定されたレベルを減少する、試験化合物の能力を測定する。R細胞は、Rマウスの線維芽細胞の、ヒトIGF1Rによる形質移入によって誘導された。R細胞を、2mMのL−グルタミン(Invitrogen Code no.25030−024)及び10(容量/容量)%の胎児ウシ血清(FBS))を含有するDMEM増殖培地(Gibco BRL,41966)中で、5%COの空気のインキュベーター中で37℃で日常的に培養した。
アッセイを行うために、R細胞を、5×10細胞/ウェルで、DMEMプラス1%胎児ウシ血清、1%のL−グルタミン中に96ウェルの黒色のPackard Viewプレート(PerkinElmer 6005182)中で播種し、そして37℃(+5%CO)で加湿したインキュベーター中でインキュベートした。翌日、プレートに10μlの10×希釈濃度の化合物(DMSO及び無血清DMEM中の10mM源液から希釈)を投与し、そしてプレートを、加湿された37℃(+5%CO)のインキュベーターに30分間戻した。細胞は、適した投与量の範囲で二重に試験して、化合物のIC50を、正確に測定した。
化合物処理後、R細胞を、30nMの最終濃度のIGF1(Gropep IM001)中で20分間37℃で刺激した。IGF1を、製造業者の説明書により26μMの原液まで溶解し、そして無血清のDMEMで希釈した。刺激後、細胞を、ホルムアルデヒド(4容量/容量%の最終濃度)を加え、そして室温で20分間インキュベートすることによって固定した。固定液を除去し、そしてウェルを、100μlの、0.05%のTween20を含有するリン酸緩衝生理食塩水(PBS−Tween20)で二回洗浄してから、細胞を、50μl/ウェルのPBS中の0.05%Tritonの添加によって10分間室温で透過処理した。透過処理溶液を除去し、そして細胞を100μ/ウェルのPBS−Tween20で二回洗浄してから、PBS中の2%のBSA(Sigma.A−78888)+2%のヤギ血清(DAKO X0907)を含有する50μlの遮断溶液を加えた。プレートを1時間室温でインキュベートした。遮断溶液をウェルから吸引し、そして50μlのウサギ二重ホスホ特異的抗ホスホIGF1R/IR(BioSource 44−804)を、遮断溶液で1/350に希釈してウェルに加えた。更に、ホスホIGF1Rに対して産生された自社内の抗体も、更にそれぞれのバッチに対して決定された適した力価において使用された。
室温における1時間のインキュベーション後、抗体溶液を除去し、そしてウェルを、100μl/ウェルのPBS−Tween20で二回洗浄した。50μl/ウェルのAlexa Fluorと複合した抗ウサギ(Invitrogen/Molecular Probes−A−11008)を、遮断溶液中の1/1000の希釈でウェルに加えた。プレートを室温で1時間インキュベートした。最後に、プレートを100μl/ウェルのPBS−Tweenで三回洗浄した。100μl/ウェルのPBSの添加後、プレートを黒色シールで密封した。
それぞれのウェルの緑色蛍光ホスホIGF1Rに伴うシグナルを、Acumen Explorer HTS Reader(TTP Labtech Ltd.,Cambridge)を使用して測定した。ホスホIGF1Rに伴う蛍光発光は、488nmにおける励起後に、530nmにおいて検出することができる。装置は、レーザー走査の蛍光マイクロプレート血球計数器であり、これは、ウェルを規則的な間隔で試料採取し、そして閾値演算法を使用して、溶液のバッククラウンドより上の全ての蛍光強度を、画像を発生し、そして分析する必要なく確認する。これらの蛍光物体は、定量化し、そして細胞中のホスホIGF1Rレベルの測定値を与えることができる。それぞれの化合物で得られた蛍光の用量反応データを、適したソフトウェアパッケージ(Originのような)にエクスポートして、カーブフィッティング分析を行うことができる。刺激された及び刺激されていない対照に対する化合物処理に反応したホスホ−IGF1Rレベルを、IC50値として表示した。これは、最大ホスホ−IGF1Rシグナルの50%減少を得るために必要な化合物の濃度の計算によって決定した。
実施例1、3、4、9−11、17、18、27、66−68及び70に対するIGFR阻害試験の結果
Figure 2009541480
Figure 2009541480
Figure 2009541480
Figure 2009541480
結論:試験された化合物は、細胞中のIGFRのある程度の阻害を示し、化合物は、酵素アッセイの結果で証明されるようにFGFRに対するはるかに高いレベルの効力より、減少したIGFRに対する効力を示した。減少したIGFRの阻害は、インスリン又は増殖因子の産生に対する潜在的影響を回復させるために好ましい。
チトクロムP450阻害アッセイ
5種類のヒト、チトクロムP450(CYP)アイソフォーム(1A2、2C9、2C19、3A4及び2D6)に対する試験化合物の阻害の潜在性(IC50)を、Crespi(Crespi and Stresser,2000)から改変した自働蛍光終点in vitroアッセイを使用して評価した。それぞれのヒトCYPアイソフォームを発現している酵母細胞系から調製したミクロソームの細胞成分分画を、このアッセイの酵素源として使用した。5種類の主要なヒトCYPの活性を、NADPHの存在中の多くのクマリン基質の蛍光性代謝産物への生体内変換から決定した。これらのCYPの阻害は、形成される蛍光性代謝産物の量の減少をもたらした。各種の濃度の試験化合物の存在中で観察された蛍光の、その非存在において見られたものとの比較は、IC50値の計算を可能にした。最初の実験は、アッセイの動力学的パラメータを最適化するために行われ、そしてこれらは、表1に収載されている。それぞれのCYPの原液は、そのそれぞれの基質を伴って、pH7.4のリン酸緩衝液(表1参照)中で調製し、そして178μlを、黒色の固体の平底の300μlの96ウェルマイクロタイタープレート(Corning Costar)のウェルに加えた。試験化合物を、DMSO/アセトニトリル中に連続して希釈し、そして反応物に加え(2μl)て、0.1、0.3、1、3及び10μMの最終濃度を得た。37℃で5分間の予備インキュベーション後、反応を、NADPH(20μl、表1に示した濃度)の添加により開始した。それぞれのインキュベーションの最終溶媒含有率は、<=2%(試験化合物から1%、そして基質から最大1%)であった。適当な溶媒の対照及び基質のブランクをそれぞれの実験に含めて、対照の活性を評価し、そして試験化合物によるいずれもの固有の蛍光を確認した。更に、それぞれのCYPの既知の阻害剤を正の対照として含めた(阻害剤濃度及び予想IC50範囲は、表3を参照)。反応を、規定した時点(表1参照)で、100μlの溶媒(アセトニトリル:0.5MのTris緩衝液、80:20容量/容量)でクエンチすることによって停止した。プレートを蛍光光度計(Spectrafluor Plus)で、適当な励起及び発光波長(表2に収載)で読取り、そして対照に対して補正した活性パーセントを、試験化合物の濃度に対してプロットした。次いでそれぞれのCYPに対するIC50(代謝活性の50%阻害を起こすために必要な試験化合物の濃度)を、これらのプロットの傾斜から決定した。
Figure 2009541480
Figure 2009541480
CEC及びHFCは、Ultrafine Chemicalsから得た;CHCは、Molecular Probesから得た;MFC、MAMC、HAMC及びBFC は、Gentest Corporationから得た。
Figure 2009541480
フルボキサミンは、Tocris Cookson Ltdから得た;スルファフェナゾール及びキニジンは、Sigmaから得た;オメプラゾールは、AstraZenecaから得た;ケトコナゾールは、Ultrafine Chemicalsから得た。
参考文献
Crespi CL,Stresser,DM.,Fluorometric screening for metabolism−based drug−drug interactions.J Pharmacol Toxicol Methods.2000,44(1):325−31。
実施例1及び9の比較試験
Figure 2009541480
実施例1及び9に記載された化合物は、化合物の既知のIGFR阻害剤に対して試験された(WO03/048133に記載されているように)。
比較実施例(a)は、5−ブロモ−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン(WO03/048133、実施例1)である
比較実施例(b)は、5−クロロ−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン(WO03/048133、実施例2)である
比較実施例(c)は、5−ブロモ−N’−(5−シクロプロピル−2H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン(WO03/048133、実施例3)である
比較実施例(d)は、5−ブロモ−N−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロピル−2H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン(WO03/048133、実施例47)である。
結論:本発明の化合物(実施例1及び9)は、既知のIGF阻害剤と比較した場合、良好なFGFR阻害を示すが、更にチトクロムP450の減少した阻害も示す。低いチトクロムP450の阻害は、潜在的な薬物:薬物相互作用を回復するために好ましい。

Claims (49)

  1. 以下の式(I):
    Figure 2009541480
    [式中、
    は、
    −Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR、−C(O)NR、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、シアノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、シアノ及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
    −Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR10、−C(O)NR1112(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
    −Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR1314、−C(O)NR1516(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル基、
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR1718、−C(O)NR1920、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR2122、−C(O)NR2324、−SONR2526(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい4−ないし6−員のヘテロシクリル基、
    −Cアルコキシ、C−アリールオキシ、C−Cシクロアルキル、−NR2728、−C(O)NR2930(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−OSO−Cアルキル、−NR3132、−C(O)NR3334、−NHC(O)OC1−6アルキル、−SONR3536(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3738、−C(O)NR3940、−SONR4142(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−C12カルボシクリルオキシ基、
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR4344、−C(O)NR4546、−SONR4748(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ、ジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい5−ないし6−員のヘテロシクリルオキシ基、
    −S(O)49基、
    −S(O)NR5051基、
    或いは−A−Bであり;
    は、
    水素或いは
    −Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基
    であり;
    は、
    水素、
    −Cアルコキシ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
    −Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル基、
    −Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cアルキニル基、
    −Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
    −Cアルコキシ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノで所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、
    −C(O)NR5253
    −NR5455
    −S(O)56であり;
    Aは、
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン、或いは
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレンオキシ、或いは
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;
    Bは、
    窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、C−Cアルキルオキシカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C3−6シクロアルキル、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよく;
    mは、0、1又は2であり;
    nは、0、1又は2であり;
    pは、0、1又は2であり;
    rは、0、1又は2であり;
    sは、0、1又は2であり;
    xは、0、1又は2であり;
    yは、0、1又は2であり;
    及びRは、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    及びRは、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    及びRは、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    及びRは、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    及びR10は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    及びR10は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    11及びR12は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    11及びR12は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    13及びR14は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    13及びR14は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    15及びR16は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    15及びR16は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    17及びR18は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    17及びR18は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    19及びR20は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    19及びR20は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    21及びR22は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    21及びR22は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    23及びR24は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    23及びR24は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    25及びR26は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    25及びR26は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    27及びR28は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    27及びR28は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    29及びR30は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    29及びR30は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    31及びR32は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    31及びR32は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    33及びR34は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    33及びR34は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    35及びR36は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    35及びR36は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    37及びR38は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    37及びR38は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    39及びR40は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    39及びR40は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    41及びR42は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    41及びR42は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    43及びR44は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    43及びR44は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    45及びR46は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    45及びR46は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    47及びR48は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    47及びR48は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    49は、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル又は−CHArであり、ここにおいて、Arは、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよく;
    50及びR51は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    50及びR51は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    52及びR53は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    52及びR53は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    54及びR55は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    54及びR55は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    56は、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであり;
    57及びR58は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    57及びR58は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    59及びR60は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    59及びR60は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    61及びR62は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    61及びR62は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    63及びR64は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    63及びR64は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    65及びR66は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    65及びR66は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;そして
    ここにおいて、
    (i)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル、4−ないし6−員のヘテロシクリル基、C−Cアルコキシ基、C−C12カルボシクリルオキシ基、5−ないし6−員のヘテロシクリルオキシ、−S(O)49、−S(O)NR5051又は−A−B基である場合、
    は、
    −Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
    −Cアルキル及びC−Cアルコキシから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ及びCシクロアルキルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい3−ないし5−員の飽和のヘテロシクリル基、
    窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環、
    モノ−C−Cアルキルアミノカルボニル基、
    ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル基、
    −Cアルコキシカルボニル基、
    −CONH
    −CN基、或いは
    −COH基であるか;
    或いは(ii)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルキル又はC−Cシクロアルキル基である場合、
    は、
    −Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
    −Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ及びCシクロアルキルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい3−ないし5−員の飽和のヘテロシクリル基、
    −CONH
    −CN基、或いは
    −COH基である;]
    の化合物又は医薬的に受容可能なその塩であるが、
    但し、式1の化合物が、
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチル−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N−[(3−シクロヘキシル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチル−ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N−[(3−シクロヘキシル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
    6−メチル−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N4−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−N6−(3−ジエチルアミノプロピル)−N2−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4,6−トリアミン、
    N4−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−N6−(2−ジエチルアミノエチル)−N2−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4,6−トリアミン、
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
    6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチル−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
    6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−N−[(3−エチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−N−[(3−エチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、又は
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−エチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−6−(2−ピロリジン−1−イルエトキシ)ピリミジン−2,4−ジアミン
    ではないことを条件とする、前記化合物。
  2. が、
    −Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR、−C(O)NR(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、シアノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、シアノ及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
    −Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR10、−C(O)NR1112(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
    −Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR1314、−C(O)NR1516(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル基、
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR1718、−C(O)NR1920(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR2122、−C(O)NR2324、−SONR2526(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい4−ないし6−員のヘテロシクリル基、
    −Cアルコキシ、C−アリールオキシ、C−Cシクロアルキル、−NR2728、−C(O)NR2930(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−OSO−Cアルキル、−NR3132、−C(O)NR3334、−NHC(O)OC1−6アルキル、−SONR3536(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3738、−C(O)NR3940、−SONR4142(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいCアリールオキシ基、
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR4344、−C(O)NR4546、−SONR4748(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ、ジ−(C−Cアルキル)アミノ、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ基、
    −S(O)49基、
    −S(O)NR5051基、
    或いは−A−Bであり;
    は、
    水素或いは
    −Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基であり;
    は、
    水素、
    −Cアルコキシ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
    −Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル基、
    −Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cアルキニル基、
    −Cアルコキシで所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
    −Cアルコキシ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノで所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、
    −C(O)NR5253
    −NR5455
    −S(O)56であり;
    Aは、
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン、或いは
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレンオキシ、或いは
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;
    Bは、
    窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、C−Cアルキルオキシカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C3−5シクロアルキル、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよく;
    mは、0、1又は2であり;
    nは、0、1又は2であり;
    pは、0、1又は2であり;
    rは、0、1又は2であり;
    sは、0、1又は2であり;
    xは、0、1又は2であり;
    yは、0、1又は2であり;
    及びRは、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    及びRは、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    及びRは、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    及びRは、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    及びR10は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    及びR10は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    11及びR12は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    11及びR12は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    13及びR14は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    13及びR14は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    15及びR16は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    15及びR16は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    17及びR18は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    17及びR18は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    19及びR20は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    19及びR20は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    21及びR22は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    21及びR22は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    23及びR24は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    23及びR24は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    25及びR26は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    25及びR26は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    27及びR28は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    27及びR28は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    29及びR30は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    29及びR30は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    31及びR32は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    31及びR32は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    33及びR34は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    33及びR34は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    35及びR36は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    35及びR36は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    37及びR38は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    37及びR38は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    39及びR40は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    39及びR40は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    41及びR42は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    41及びR42は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    43及びR44は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    43及びR44は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    45及びR46は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    45及びR46は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    47及びR48は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    47及びR48は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    49は、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル又は−CHArであり、ここにおいて、Arは、窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、−CHOCOH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよく;
    50及びR51は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    50及びR51は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    52及びR53は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    52及びR53は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    54及びR55は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    54及びR55は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    56は、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであり;
    57及びR58は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    57及びR58は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    59及びR60は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    59及びR60は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    61及びR62は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    61及びR62は、これらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、硫黄又は窒素から選択される更なる異種原子を所望により含んでなっていてもよい4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    63及びR64は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    63及びR64は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;
    65及びR66は、それぞれ独立に水素、C−Cアルキル又はC−Cシクロアルキルであるか、或いは
    65及びR66は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロサイクルを形成し;そして
    ここにおいて、
    (i)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルケニル、4−ないし6−員のヘテロサイクル基、C−Cアルコキシ基、Cアリールオキシ基、5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ、−S(O)49、−S(O)NR5051又は−A−B基である場合、
    は、
    −Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
    −Cアルキル及びC−Cアルコキシから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ及びCシクロアルキルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい3−ないし5−員の飽和のヘテロシクリル基、
    窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環、
    モノ−C−Cアルキルアミノカルボニル基、
    ジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル基、
    −Cアルコキシカルボニル基、
    −CONH
    −CN基、或いは
    −COH基であるか;
    或いは(ii)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルキル又はC−Cシクロアルキル基である場合、
    は、
    −Cアルコキシ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルキル基、
    −Cアルキル及びC−Cアルコキシから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基、
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ及びCシクロアルキルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい3−ないし5−員の飽和のヘテロシクリル基、
    −CONH
    −CN基、或いは
    −COH基である、請求項1に記載の式(I)の化合物又は医薬的に受容可能なその塩であるが、
    但し、式1の化合物が、
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチル−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N−[(3−シクロヘキシル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチル−ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N−[(3−シクロヘキシル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
    6−メチル−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N4−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−N6−(3−ジエチルアミノプロピル)−N2−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4,6−トリアミン、
    N4−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−N6−(2−ジエチルアミノエチル)−N2−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4,6−トリアミン、
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
    6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−プロパン−2−イル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−メチル−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−N−[(3−プロパン−2−イル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
    6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−N−[(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−N’−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−N−[(3−エチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−N−[(3−エチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン、又は
    N’−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−N−[(3−エチル−1,2−オキサゾール−5−イル)メチル]−6−(2−ピロリジン−1−イルエトキシ)ピリミジン−2,4−ジアミン、
    ではないことを条件とする、請求項1に記載の式(I)の化合物。
  3. が、水素、C−Cアルキル基;C−Cシクロアルキル;C−Cアルコキシ基である、請求項1又は2のいずれか1項に記載の化合物。
  4. が、水素、メチル又はメトキシである、請求項3に記載の化合物。
  5. が、水素である、請求項4に記載の化合物。
  6. が、水素又はC−Cアルキル基である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の化合物。
  7. が、水素又はメチルである、請求項6に記載の化合物。
  8. が、水素である、請求項7に記載の化合物。
  9. が、C−Cアルキル基;C−Cシクロアルキル基;オキソラン−2−イル基;CHN(CH基;−CONHMe基又は−CONH基である、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の化合物。
  10. が、C−Cアルキル基;C−Cシクロアルキル基;オキソラン−2−イル基;又は−CONH基である、請求項9に記載の化合物。
  11. が、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル又は−CONH基である、請求項10に記載の化合物。
  12. が、メチル、シクロプロピル又は−CONHである、請求項11に記載の化合物。
  13. が、メチル又はシクロプロピルである、請求項12に記載の化合物。
  14. が、
    −Cアルコキシ、C−アリールオキシ、C−Cシクロアルキル、−NR2728、−C(O)NR2930(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ヒドロキシル、並びに窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環[この環は、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−OSO−Cアルキル、−NR3132、−C(O)NR3334、−NHC(O)OC1−6アルキル、−SONR3536(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい]から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基;
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR3738、−C(O)NR3940、−SONR4142(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アリールオキシ基;或いは
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、−S(O)−Cアルキル、−NR4344、−C(O)NR4546、−SONR4748(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ、ジ−(C−Cアルキル)アミノ、ヒドロキシル及びトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよい5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ基である、
    請求項1ないし13のいずれか1項に記載の化合物。
  15. が、C−Cアルコキシから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基である、請求項14に記載の化合物。
  16. が、C−Cアルコキシ基である、請求項15に記載の化合物。
  17. が、C−Cアルコキシ基である、請求項16に記載の化合物。
  18. が、i−プロポキシ基である、請求項17に記載の化合物。
  19. が、−A−Bであり、ここにおいて:
    Aは、
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン、
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレンオキシ、或いは
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;そして
    Bは、
    窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、C−Cアルキルオキシカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の化合物。
  20. が、−A−Bであり、ここにおいて:
    Aは、
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン;又は
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;そして
    Bは、
    窒素、酸素及び硫黄から選択される少なくとも一つの環の異種原子を所望により含んでなっていてもよい5−又は6−員の芳香族環であり、この芳香族環は、C−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよく、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい、請求項19に記載の化合物。
  21. が、−A−Bであり、ここにおいて:
    Aは、
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいC−アルキレン;又は
    −Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルチオ、−NR5758、−C(O)NR5960(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいオキシC−アルキレンであり;そして
    Bは、C−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって、それぞれが所望により置換されていてもよいフェニル環又はピリジン−4−イル環であり、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい、請求項19に記載の化合物。
  22. が、−A−Bであり、ここにおいて:
    Aは、−CHCH−又は−OCH−であり;そして
    Bは、C−Cアルキル、C3−5シクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、−S(O)−Cアルキル、−OS(O)−Cアルキル、−NR6162、−C(O)NR6364、−SONR6566(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって、それぞれが所望により置換されていてもよいフェニル環又はピリジン−4−イル環であり、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい、請求項19に記載の化合物。
  23. が、−A−Bであり、ここにおいて:
    Aは、−CHCH−又は−OCH−であり;そして
    Bは、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニル、−NR6162、−C(O)NR6364(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって、それぞれが所望により置換されていてもよいフェニル環又はピリジン−4−イル環であり、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい、請求項19に記載の化合物。
  24. が、−A−Bであり、ここにおいて:
    Aは、−CHCH−又は−OCH−であり;そして
    Bは、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、フェニル、−NR6162、−C(O)NR6364、(これらのそれぞれは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、アミノ(−NH)、モノ−及びジ−C−Cアルキルアミノ、ヒドロキシル並びにトリフルオロメチルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる)、ハロゲン、シアノ、カルボキシル及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって、それぞれが所望により置換されていてもよいフェニル環又はピリジン−4−イル環であり、そしてここにおいて、所望により、二つ又はそれより多い隣接する置換基は、これらが接続している原子と一緒に、部分的に又は完全に不飽和の4−ないし6−員の環を形成していてもよい、請求項19に記載の化合物。
  25. 61及びR62が、それぞれ独立に水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシル)であるか、或いはR61及びR62は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリル(ピロリジニル、モルホリニ又はピペリジニルのような)を形成し;そしてR63及びR64は、それぞれ独立に水素、C−C、特にC−Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルのような)又はC−Cシクロアルキル(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシル)であるか、或いはR63及びR64は、これらが接続している窒素原子と一緒に、4−ないし6−員の飽和のヘテロシクリル(ピロリジニル、モルホリニ又はピペリジニルのような)を形成している、請求項19ないし24のいずれか1項に記載の化合物。
  26. が、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ヒドロキシメチル、シクロプロピル、メトキシプロピル、エトキシプロピル、フェニルエチル、p−メトキシフェニルエチル、m−メトキシフェニルエチル、3,5−ジメトキシフェニルエチル、i−プロポキシ、ベンジルオキシ、又は(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ基である、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の化合物。
  27. が、ヒドロキシメチル、メトキシプロピル、エトキシプロピル、フェニルエチル、2−(3−メトキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル、i−プロポキシ、ベンジルオキシ、(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ、2−(3−ヒドロキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジヒドロキシフェニル)エチル、(3−メトキシフェニル)メトキシ、[3−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、2−[3−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、2−[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、(3−ヒドロキシフェニル)メトキシ、(3,5−ジヒドロキシフェニル)メトキシ、(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)メトキシ、2−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)エチル、(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メトキシ、2−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)エチル、(3−メトキシ−5−メチル−フェニル)メトキシ、(3−フルオロフェニル)メトキシ、(3−クロロフェニル)メトキシ、2−(3−アミノフェニル)エチル、2−(5−メトキシチオフェン−2−イル)エチル、2−(2−フリル)エチル、(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)メトキシ又は2−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)エチル基である、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の化合物。
  28. が、ヒドロキシメチル、メトキシプロピル、エトキシプロピル、フェニルエチル、2−(3−メトキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル、i−プロポキシ、ベンジルオキシ、(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ、2−(3−ヒドロキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジヒドロキシフェニル)エチル、(3−メトキシフェニル)メトキシ、[3−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、2−[3−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、2−[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、(3−ヒドロキシフェニル)メトキシ、(3,5−ジヒドロキシフェニル)メトキシ、(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)メトキシ、2−(2,6−ジメトキシピリジン−4−イル)エチル、(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)メトキシ、2−(5−フルオロ−2−メトキシ−ピリジン−4−イル)エチル、(3−メトキシ−5−メチル−フェニル)メトキシ、(3−フルオロフェニル)メトキシ、(3−クロロフェニル)メトキシ、2−(3−アミノフェニル)エチル、2−(5−メトキシチオフェン−2−イル)エチル、2−(2−フリル)エチル又は2−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)エチル基である、請求項27に記載の化合物。
  29. が、ヒドロキシメチル、メトキシプロピル、エトキシプロピル、フェニルエチル、2−(3−メトキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル、i−プロポキシ、ベンジルオキシ、(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ、2−(3−ヒドロキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジヒドロキシフェニル)エチル、(3−メトキシフェニル)メトキシ、[3−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、2−[3−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、2−[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、(3−ヒドロキシフェニル)メトキシ、(3,5−ジヒドロキシフェニル)メトキシ、(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)メトキシ、又は2−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)エチル基である、請求項28に記載の化合物。
  30. が、水素であり、そしてRが、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)[これは、ハロゲン(フッ素、塩素、臭素又はヨウ素のような)、C−Cアルキル(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていることができる]、及びヒドロキシルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって置換されたC−Cアルキル基(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような);C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)及びシクロプロピルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって置換されたC−Cアルコキシ基(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような);C−Cアルキル基(メチル、エチル、プロピル及びi−プロピルのような)、C−Cアルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びi−プロポキシのような)及びシクロプロピルから選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいフェニルオキシ基;或いは−A−Bであり、ここにおいて、Aは、C−アルキレン又はオキシC−アルキレンであり、そしてBは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ又はC(O)NR6364から選択される一つ又はそれより多い置換基によって所望により置換されていてもよいフェニル環である、請求項2に記載の化合物。
  31. が、ヒドロキシメチル、メトキシプロピル、エトキシプロピル、フェニルエチル、2−(3−メトキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル、i−プロポキシ、ベンジルオキシ、(3,5−ジメトキシフェニル)メトキシ、2−(3−ヒドロキシフェニル)エチル、2−(3,5−ジヒドロキシフェニル)エチル、(3−メトキシフェニル)メトキシ、[3−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ、2−[3−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、2−[3−メトキシ−5−(メチルカルバモイル)フェニル]エチル、(3−ヒドロキシフェニル)メトキシ、(3,5−ジヒドロキシフェニル)メトキシ、(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)メトキシ、又は2−(3−クロロ−5−メトキシ−フェニル)エチル基である、請求項30に記載の化合物。
  32. が、水素である、請求項30ないし31のいずれか1項に記載の化合物。
  33. が、C−Cアルキル基;C−Cシクロアルキル基;又は−CONH基である、請求項30ないし32のいずれか1項に記載の化合物。
  34. (i)Rが、所望により置換されていてもよい4−ないし6−員のヘテロシクリル基、C−Cアルコキシ基、Cアリールオキシ基、5−ないし6−員のヘテロアリールオキシ又は−A−B基である場合、
    は、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル、−CONH又は−CONHMeであるか、
    或いは(ii)Rが、所望により置換されていてもよいC−Cアルキル又はC−Cシクロアルキル基である場合、
    は、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル又は−CONHである、請求項30ないし33のいずれか1項に記載の化合物。
  35. が、メチル、シクロプロピル又は−CONHである、請求項33又は34のいずれか1項に記載の化合物。
  36. 実施例のいずれか一つから選択される、請求項1又は2のいずれか1項に記載の化合物。
  37. 実施例3、6、7、9、10、13、14、15、16、21、28、29、41、42、43、44、56、57、66、67、68、69、71、73、84、91、93、94、97、102、103、111、124、126、128、129、131、132、135、141、27、52、53、54、61、62、70、72、107、120、1、2、4、8、12、17、18、19、1 20、23、24、25、26、31、32、33、34、35、37、38、39、40、45、46、47、48、49、50、51、55、63、64、65、74、76、77、78、79、80、81、82、83、85、86、88、89、90、92、95、96、98、100、104、105、106、108、109、110、112、113、114、115、116、117、121、122、123、125、130、133、136、137、138、139、140、142、143 5、22、36、58、59、60、75、87、99、101、118、119、127及び134のいずれか一つから選択される、請求項1又は2のいずれか1項に記載の化合物。
  38. 実施例3、6、7、9、10、13、14、15、16、21、28、29、41、42、43、44、56、57、66、67、68、69、71、73、84、91、93、94、97、102、103、111、124、126、128、129、131、132、135、141、27、30、52、53、54、61、62、70、72、107、120、1,2、4、8、12、17、18、19、1 20、23、24、25、26、31、32、33、34、35、37、38、39、40、45、46、47、48、49、50、51、55、63、64、65、74、76、77、78、79、80、81、82、83、85、86、88、89、90、92、95、96、98、100、104、105、106、108、109、110、112、113、114、115、116、117、121、122、123、125、130、133、136、137、138、139、140、142及び143のいずれか一つから選択される、請求項1又は2のいずれか1項に記載の化合物。
  39. 実施例3、6、7、9、10、13、14、15、16、21、28、29、41、42、43、44、56、57、66、67、68、69、71、73、84、91、93、94、97、102、103、111、124、126、128、129、131、132、135、141、27、30、52、53、54、61、62、70、72、107、及び120のいずれか一つから選択される、請求項1又は2のいずれか1項に記載の化合物。
  40. 実施例3、6、7、9、10、13、14、15、16、21、28、29、41、42、43、44、56、57、66、67、68、69、71、73、84、91、93、94、97、102、103、111、124、126、128、129、131、132、135及び141のいずれか一つから選択される、請求項1又は2のいずれか1項に記載の化合物。
  41. (i)以下の式(IV):
    Figure 2009541480
    [式中、Xは、脱離基(例えばハロゲン或いはメタンスルファニルのようなスルファニル又はメタンスルホニルオキシ若しくはトルエン−4−スルホニルオキシのようなスルホニルオキシ)であり、Zは、水素又はハロゲンであり、そしてR及びRは、化合物式(I)のために本特許請求の範囲中で先に定義したとおりである]
    の化合物を、以下の式(V)
    Figure 2009541480
    [式中、R及びRは、式(I)の化合物のために本特許請求の範囲中で先に定義したとおりである]
    の化合物と反応させて、
    Zが水素である場合、式(I)の化合物を、又は
    Zがハロゲンである場合、以下の式(VI):
    Figure 2009541480
    の化合物を得ること;
    そして(ii)Zが、ハロゲンである場合、所望により式(VI)の化合物を、脱ハロゲン化試薬と反応させて、式(I)の化合物を得てもよいこと;
    並びに(i)又は(ii)の後、以下:
    ・得られた化合物を本発明の更なる化合物に転換すること
    ・化合物の医薬的に受容可能な塩を形成すること
    の一つ又はそれより多くを所望により行ってもよいことを含んでなる、本特許請求の範囲中で先に上記で定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩の調製のための方法。
  42. 以下の式(IX):
    Figure 2009541480
    [式中、Yはクロロのような脱離基であり、そしてR、R及びRは、式(I)の化合物のために本特許請求の範囲中で先に定義したとおりである]
    の化合物を、以下の式(II):
    Figure 2009541480
    [式中、Rは、式(I)の化合物のために本特許請求の範囲中で先に定義したとおりである]
    の化合物と反応させること;
    並びに以下:
    ・得られた化合物を本発明の更なる化合物に転換すること
    ・化合物の医薬的に受容可能な塩を形成すること;
    の一つ又はそれより多くを所望により行ってもよいことを含んでなる、本特許請求の範囲中で先に上記で定義したとおりの式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩の調製のための方法。
  43. 以下の式(XII):
    Figure 2009541480
    の化合物を、以下の式(XIII):
    H−R
    (XIII)
    [式中、Rは、C−Cアルコキシ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−C−Cアルキルアミノで所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、−NR5455、又はy=0である−S(O)56である]
    の化合物と反応させること、
    および、Rがyが0である−S(O)56であるときは酸化剤と反応させてもよく、
    並びに以下:
    ・得られた化合物を本発明の更なる化合物に転換すること
    ・化合物の医薬的に受容可能な塩を形成すること
    の一つ又はそれより多くを所望により行ってもよいことを含んでなる、本特許請求の範囲中で先に上記で定義された式(I)の化合物であるが、しかしRが、C−Cアルコキシ、ヒドロキシル、アミノ(−NH)、モノ−C−Cアルキルアミノ及びジ−C−Cアルキルアミノで所望により置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、−NR5455、又は−S(O)56である式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩の調製のための方法。
  44. 請求項1又は40のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩を、医薬的に受容可能なアジュバント、希釈剤又は担体と共に含んでなる医薬組成物。
  45. 請求項1又は40のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩を、医薬的に受容可能なアジュバント、希釈剤又は担体と混合することを含んでなる、請求項44に記載の医薬組成物の調製のための方法。
  46. 治療における使用のための、請求項1又は40のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩。
  47. 治療における使用のための医薬の製造における、請求項1又は40のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩の使用。
  48. 癌を治療する方法であって、それを必要とする患者に、治療的に有効な量の請求項1又は40のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩を投与することを含んでなる前記方法。
  49. FGFR活性を調節する方法であって、それを必要とする患者に、治療的に有効な量の請求項1又は40のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩を投与することを含んでなる前記方法。
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