JP2009531689A - 逆行式表示部を有する時計用ムーブメント - Google Patents

逆行式表示部を有する時計用ムーブメント Download PDF

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    • G04B19/00Indicating the time by visual means
    • G04B19/02Back-gearing arrangements between gear train and hands

Abstract

この発明は、少なくとも一つの時間区分を表示し、輪列と、時計の輪列により駆動されるように設計され、同じ回転軸(12)を共有する第1カム(10)を支持し、輪列により駆動される歯車ユニット(8)を有する表示部の駆動手段とを備えている。このムーブメントは、様々な大きさの変形に耐える変形可能な弾性部材(31、61)により、第1カムの縁に当接するプローブ(25)を支持する揺れ腕(20)も含む。結果として、プローブと第1カムの回転軸との距離に比例して揺れ腕に対して対応する力が作用する。このムーブメントは、揺れ腕を逆行式表示部(1)に連結させる駆動手段(27)も含む。更に正確には、このムーブメントは弾性部材と揺れ腕との間に挿入される力の規制部材(30、50)も含む。規制部材の異なる部材は第2形態、揺れ腕の回転に組み合わされると共に揺れ腕と同一回転軸(X)を共有するハート型のカム(30)である。弾性部材は、揺れ腕に対する力の作用は第2カムによりその回転軸に直接トルクが作用する形状をとるので、長いバネ(31)及び第2カムの縁に当接する一端部(34、35)を備える。
【選択図】図4

Description

この発明は、少なくとも1つの時間区分を表示し、時計の輪列により駆動されるように設計され、かつ第1カムを支持する歯車ユニットを有する表示部の駆動手段を指示する枠体を有し、前記枠体に関して同一回転軸を共有する第1カムを支持する逆行式表示部を駆動するように設計された時計用の表示装置に関する。この表示部は、様々な大きさの変形に耐える変形可能な弾性部材の影響下で、第1カムの周縁に当接するように配置されたフィーラー軸も備えている。これは、レバーに一致する力を作用させ、第1カムの前記回転軸から前記フィーラー軸が離れる距離に比例する。表示部は、前記レバーを逆行式表示部の駆動手段に連結するように設計されてなる変換手段も備えている。
この発明は、この種の装置を備える時計と同様の、上述した特徴を有する時計にも関する。
本文の続きにおいては、「表示部」という用語は、表示機関を駆動可能にする機関を示しており、それらは時計の板上で直接統合され、実質的に、従来の基礎装置に取り付けられるような部材の形で組み立てられる。結果として、「枠体」という用語は、時計又は結合装置受を示すこととなり、この発明の範囲の影響はなく、1つ又は他の代案に限定されることはない。
従来技術においては、前述の定義を満たす多くの装置が知られていた。例えば、フランク ミューラー ウォッチランド ソシエテ・アノニム(Franck Muller Watchland SA)の名前で発行されたスイス特許CH 694 349には、逆行方法において時及び分の両方を表示するこの種の装置が記載されている。対応する各仕掛けは、ベンドにより連結されてなる2本のアームを有するレバーを、装置の枠体に関してレバーが旋回する近くに備えている。第1アームの自由端は、装置の輪列により回転可能に駆動されるカムの周縁に当接して支持するように配設されるフィーラー軸を支持し、第2アームの自由端は表示部の輪列に噛み合うように配設される歯竿を支持する。長いバネは第1アームの端部により枠体に接続され、フィーラー軸がカムに接触し続けるように、第2アームの端部はレバーに力が作用するように配設される。
この種の装置は、特に応用に関連して、装置の輪列に、レバーの2つの極限位置の間の偏角における重要な変化量を有する摩擦力の明らかな欠点を有している。実際は一見すると、一方では、レバーの回転軸が比較的フィーラー軸から離れており、他方では、レバーにおけるバネの支持位置がフィーラー軸の段階を決定するので、レバーの回転軸から離れることにもなる。レバーの極限位置における一方及び他方の間のバネの変形の重要な偏角において、この結果は、レバーに適用する。カムに当接するように配設されるレバーは装置の輪列により回転可能に駆動され、装置の動作は、無視できない程度の偏差値を提示し得る妨害を受ける
発明の概要
この発明の最も重要な目的は、装置の動作を全く妨害されることのない逆行式表示部を有する時計を提案することにより、従来技術の知られていた装置における欠点を克服することである。
このために、更に詳しく言うと、この発明は、上述した種類の時計用の装置に関し、規制部材は、弾性部材とレバーとの間に挿入されることにより特徴付けられる。
この特徴により、装置の動作の精確さが増す。更に、この精確さは、重要な角度セクタ(angular sector)に表示部の駆動を適用した装置であっても、特に60°以上、好ましくは120°以上であっても、保たれる。
好ましい一実施態様においては、歯車は、円筒歯車筒体に摩擦があるように配置される歯車により駆動される。レバーは、円筒歯車筒体に回転可能に自由に配置され、かつ追加筒体に回転可能に装着されたピニオンの歯に噛み合うように配置された歯を有する歯竿を備えており、追加筒体は、時間情報を表示する表示部の駆動に少なくとも間接的に耐えるように設計されてなる。
第1実施態様によると、規制部材は、レバーに装着され、このレバーと回転軸を共有する第2カムを備えている。この場合、弾性部材は好ましくは、第2カムの周縁に当接するように配設された自由端部の長辺部を有する長いバネを備えている。したがって、レバーの力は、第2カムにより受ける力で回転軸に直接作用するトルクとなって作用する。
第2実施態様によると、表示部を支持するように設計された追加筒体は、同一回転軸を有すると共に追加レバーにより支持される追加フィーラー軸と協働する種々の径を有する周縁を有する追加カムに取り付けられている。種々の径を有する周縁部は、弾性部材と協働するように配置される支持面を有する。
この場合、レバーは、歯竿、ピニオン及び追加カムを通して弾性部材により生じる力を受け、周縁部は、レバーに効果的に伝達する力を規制することができる。
追加カムの周縁部が、少なくとも部分的に、対数曲線に一致しているのが好ましい。
更に、滑動部は、追加レバーと摩擦を有し得る最小の追加カムの周縁部との間の接触に耐えるように追加フィーラー軸により支持される。
好都合にも、この種の装置は、270°を超える扇形の時間表示のように、120°以上の角度セクタをさっと動かす時間サイズを有する表示部を備えた時計において駆動され得る。
この発明の他の特徴及び効果は、限定されない例として添付された図面に関して後述される好ましい一態様の詳細な説明を読むことにより明らかになる。
図1は、第1形態において、この発明の好ましい一態様の第1態様の、時計のムーブメントの細部の簡単な俯瞰図を示している。 図2は、第2形態において、図1と同様の簡単な俯瞰図を示している。 図3は、上述した図面からムーブメントの横方向の簡単な断面図を示している。 図4は、この発明の好ましい一態様の第2態様の、時計のムーブメントの細部の簡単な俯瞰図を示している。 図5は、図4のムーブメントの簡単な断面図を示している。
発明の詳細な説明
図1は、この発明の好ましい一態様の第1形態によると、ムーブメントの細部を示す俯瞰図、特に逆行式表示部の実施用にその仕組みを示している。この仕組みは、図1において第1形態が提案されており、図2において異なる第2形態が提案される。
限定されない図面として示されたその実施態様は、特に、270°の角度を超えて拡張する目盛りを付けたセクタ(図示せず)について、逆行式表示部を有する短針1の駆動する仕組みに関する。
図面には、特に胴部2を有するケースを備えた時計において、発明に係るムーブメントの実施態様の概略が示されている。前記ムーブメントは、表示部を載置し、孔に巻真3が配置される板体(図示せず)を備えており、図3はより一層見易くなっている。
短針1は、円筒歯車(参照記号4、図3)及び追加筒体6を支持する筒体5により駆動される時計の中央部に配置され、円筒歯車に独立して回転可能なように取り付けられる。円筒歯車は、慣例的に、ムーブメントの輪列(図示せず)により駆動され、後者は、ことによると、この発明の目的で効果なく機械的又は電気的のタイプである。
筒車7も、円筒歯車筒体5に摩擦力が生じるように配置される。歯車ユニット8は、筒車7から離れて配置されると共に、螺旋形状を成す周縁部を有する第1カム10と同様に制御歯車9を支持する。制御歯車9及び第1カム10は、回転可能に形成され、ピン11を用い、ムーブメントの枠体と回転軸12を共有する。制御歯車9は、筒車7の歯に噛み合うように配置された周縁部に歯を有し、第1カム10は、筒車7のムーブメントにより、図1における反時計回りの方向に回転可能に駆動される。
逆行式表示部の仕掛けも、ムーブメントの枠体の回転で制御歯車9の周縁部の直近に位置する軸Xに沿って配置されるレバー20を備えている。その部分からの進み方は、軸X上に回転可能に配置され、レバー20は、腕部21及び22を有する。
第1腕部21は、フィーラー軸25の延在部分において、環体を形成するために結合する前に初めに互いに離れる、2つの部位23及び24を備える。フィーラー軸の自由端26は、その端部において、第1カム10の周縁部に当接して配置される。
第2腕部22は、伸長され湾曲した形状を有し、第1カム10の周囲に延在し、端部に歯竿27を有し、追加筒体6に装着されたピニオン28に噛み合うように配置される。
第2カム30は、回転可能に軸Xに配置され、軸Xにはレバー20も取り付けられている。これは、ハート型の周縁部を有し、更に正確に言うと、2本の曲線によって決定され、各曲線は、対数曲線に一致する。
長いバネ31は、環状型に変形した一端部33により、ネジ32を用いてムーブメントの枠体に固定され、他端部34は第2カム30に当接するように配置される平坦面35を有している。ピン36は、枠体に装着されており、反時計周り方向のバネの回転を妨げるように逆方向の支持を形成する。
平坦面35と第2カム30の周縁部との間に生じる摩擦が制限されることに耐えるのは重要である。したがって、長いバネ31に取り付けられる端部を形成するためにルビー又はサファイアのような材料を用いることができる。代替手段として、長いバネ31とカム30の周縁部との間の接触に耐え得るように設計された滑動部(図4及び5参照)を支持する支持部を有する端部34を提供することができる。
操作の観点から言うと、第1カム10を反時計回りに回転させるとき、フィーラー軸25の位置と比較すると半径増加が生じ、同方向にレバー20も回転する。レバーを軸Xに関係して動かすとき、歯竿27は追加筒体6の時計回りの回転ムーブメントを引き起こし、円筒歯車に関係して動かすのに自由となる。したがって、短針1は、12時間を超えて延長する目盛り、例えば短針の初期位置及び終点位置と比較してこの態様によると、これらの位置は時刻用に270°離れて配置される。
同時に、第2カム30も、時計回りに動作し、平坦面35の部分に接触して半径が増加するようにバネ31がわずかに変化する。
バネ31のバネ定数は、第1カムの周縁部に対するフィーラー軸の部位26の接触が、過度の摩擦を生じることが無いのが常に保障されるように、調整される。
フィーラーセンサ25は、第1カム10の回転軸12に関して、発展的及び継続的な隔たりを有する。目盛りと比較すると、短針1により表示される各時刻にそれぞれ対応する位置を示す第1カムの周縁部に、小さいX印を記した。
図2は、逆行式表示部の仕組みの異なる配列において、図1と同一面を示し、更に正確に言うと、図1の配列の後で12時間弱の間に第1カム10が完全に1回転する。図示する実施態様によると、短針1は、同時に約270°の角度での動作を経ている。
この図面においては、フィーラー軸25の先端部26が最大限の偏角動作をしたとき、第2カムは、90°以下の角度で回動し切る。
フィーラー軸の先端部が第1カム10の周縁部の側面40を通過したとき、図1からその位置を戻すために、第2カム30に圧力を十分に及ぼすようにバネ31が制限された張力を有し、図1の位置と図2の位置との間の半径は僅かに変化する。したがって、この操作は、クロノグラフ機能を有する時計のムーブメントにおいて、計時結果を表示する針をゼロに戻すことと同じである。
従来技術の仕組みと異なり、フィーラー軸の2つの極限位置の間のバネの張力変化は、好都合にも輪列の操作で無視できる程度の影響を有する。この特定の特徴により、従来の仕組みよりも大きな偏角部分を表示する時間サイズを用いることが可能となる。
その上、バネのレバーに対する動作は、第2カム30を介して、バネがレバーに直接作用するときに、従来技術における時計よりも短針1の初期位置への緩やかな復帰が可能となる。針の復帰理論速度は、対数曲線の使用によりこのムーブメントが持続する間中一定である。仮に、カムがアルキメデス曲線に基づく形状を有する周縁部を備えていると、特に図1に示される停止位置の部位においては、このようにならない。これが前者の方が好ましい理由である。
図3は、図1及び2において示されるムーブメントの一部を横方向の簡単な断面図である。
この図は、回転軸12及び軸Xの共有が、対応する部材、すなわち、一方が制御歯車9及び第1カム10、他方がレバー20及び第2カム30用に、特殊な枢軸の使用により定義されることを示している。
更に、図3に示すように、慣例的に巻真3は、表示部の調整を行うために円筒歯車4に噛み合う中間歯車44に噛み合うように配置可能なつづみ車(sliding pinion)43と同様に、ゼンマイ(図示せず)を巻くために、丸穴車42に噛み合うように配置されるキチ車41を支持する。
時間の調整中において、筒車7は制御歯車9及び第1カム10を回転させる円筒歯車4と同時に駆動され、結果として、追加筒体6は短針1を支持する。
図1に示される位置から1つ言えることは、第1カム10の反時計回りの回転は、フィーラー軸25がカムの側面40に対して押圧可能であることにより促される。この場合、使用者は、抵抗を感じると共に、調整操作を行う巻真の回転方向を変えることができなければならない。それにもかかわらず、仮に間違った回転方向を要求し続けると、フィーラー軸の先端部及びカムの側面はそれぞれ、フィーラー軸の湾曲部分のようになる。
図4及び5はそれぞれ、簡単な俯瞰図及び横方向の断面図において、この発明の好ましい態様の第2形態に関する時計のムーブメント用の表示部を示している。
第2形態は、第1形態とは、良質なフィーラー軸25と第1カム10の周縁部との接触を保障することを可能にする弾性部材の異なる配置において相違しており、結果として規制部材がレバーに適用されている。
更に正確に言うと、ピニオン28を支持する追加筒体6は、可変半径の周縁部を有する追加カム50に装着されている。後者は、最小半径から最大半径にかけて対数曲線部分に対応する形状を有している。更に、最小半径及び最大半径を有する部位は、半径方向の側面51により連結されている。
更に、実施態様の第2形態における表示部は、円筒歯車4の回転軸から離れて位置する回転軸に沿って、ムーブメントの枠体上で回転するように配置される追加レバー52を備えている。
追加レバー52は、腕部54が延在する基部53を備えており、フィーラー軸55を支持する自由端部は、追加カム50の周縁部に当接するように配置されるように設計された滑動部57を支持する支持部56の形状を成している。追加カム50の周縁部が歯竿27及びピニオン28が協働して回転可能に駆動するとき、この種の滑動部の実施は、フィーラー軸55と追加カム50の周縁部との接触により生じる摩擦を減ずることができる。すでに制限されない情報に示したように、滑動部はルビー又はサファイアにより形成することができる。
更に、追加レバーの基部53は、角を成す支持面58を備える。
長いバネ61は、第1端部63が環状型であり、第2端部64は自由であると共に追加カム50の支持面58に当接するように配置されることにより、ネジ62を用いてムーブメントの枠体に固定される。枠体に取り付けられるネジ66は、バネの時計回りの回転を妨げるように逆方向の支持を形成するので、支持面58が反時計回りの回転駆動するときに、追加カム50の半径増加の影響により、変形することとなる。
ネジ66は、長いバネ61の向きが精密に調節可能であることにより、好ましくは普通ではない。
操作の観点から言うと、第1カム10が反時計回りに回転するとき、フィーラー軸25の位置と比較して半径増加が生じ、同方向にレバー20が回転駆動する。レバーが軸Xを中心に回転するとき、歯竿27は追加筒体6のムーブメントの時計回りの回転を引き起こし、円筒歯車に関して回転するのが自由になる。したがって、短針1は、例えば針の初期位置及び最終位置の間で12時間を超えて延長する目盛りと比較して、発展する。
同時に、追加カム50は、時計回りに回転するので、これにより反時計回りに回転する追加レバー52のフィーラー軸55に対して半径増加が生じる。追加レバーの回転は、
追加カムの周縁部の半径が増加するに従って、バネの変形の進行を引き起こす。
障害物により、レバー20は、簡潔な逆行駆動する間は除いて、2つの対抗する力、すなわち、反時計回りの回転を引き起こし、第1カム10の周縁部により及ぼされる第1の力と、バネ61の変形の効果により時計回りの回転を引き起こす第2の力とに常に耐えている。追加レバー52、フィーラー軸55、追加カム50の周縁部、ピニオン28及び歯竿27を通してレバー20に伝達される力が生じる。
バネ61の変形により生じた力は、追加カム50の周縁部の計上により規制され、ピニオン28に伝達されるトルクに応じて調整可能である。実施態様の第1形態によると、追加カム50が表示部1の2つの極限位置の間で第2カム30よりも大きな回転角を有する限りは、規制がより一層正確に行われる。実際は、この形態は、歯竿27とピニオン28とのギア接続が、追加カム50の周縁部が第1形態の第2カム30の周縁部よりも大きく有用である部位を有するようになることを通して、レバー20の回転の減少を引き起こす。
この組立て体を見ると、対抗する力が生じることにより、ピニオン28と歯竿27とのギア接続の度合いに、遊びが生じるのを妨げる更なる利点が生まれる。
バネ61のバネ定数は、第1カム10の周縁部に対するフィーラー軸の先端部26の接触が、過度の摩擦を生じることが無いのが常に保障されるように、調整される。
制御歯車9と第1カム10との接続を生じさせる連結器70が示されており、完全な安全において、時間調整操作に関して上述した障害を相殺することができるようになる。
先の記載は、限定されないように記載されたこの発明の好ましい一実施態様に対応している。特に、時計のムーブメントの種々の構成要素用に示された形状は、限定されない。特に第2カム及び追加カムとしてのアルキメデスのカムの使用は、欠点を上述したにもかかわらず、この場合においてこの発明の本質は変化しない。同様に、レバー用に示した形状及び配置は、その慣性の観点から大きさとつり合いとの間で良好な構成が生まれるので、好ましい。特に、レバーの形状は、センサの先端部26と、第1カム10の回転軸12と、歯竿27及びピニオン28が噛み合う部位とが略一直線となることを可能にする。更に、この形状は、レバーの回転軸の近くでバネの力の適用可能性を有する間は、直近のカムにおける同軸を配置することができるようになる。したがって、バネの変形の幅を大きく制限する間は、レバーに復元力を適用することができる。しかしながら、この技術に熟練した者は、要求に応じて異なる形状のレバーを選択する。
一例として、この技術に熟練した者は、自身の要求に適用する指導において、この発明の範囲外に出ることなく、特に時間以外を表示する時間サイズに、相違点に直面しない。

Claims (14)

  1. 少なくとも一つの時間区分を表示し、支持枠体と、
    時計の輪列により駆動されるように設計され、第1カム(10)を支持する歯車ユニット(8)を有し、前記枠体に関して前記歯車ユニットと回転軸(12)とを共有している逆行式表示部の駆動手段と、
    様々な大きさの変形に耐える変形可能な弾性部材(31、61)の影響下で、前記第1カムの周縁に当接するように配置されたフィーラー軸(25)を支持し、レバーに一致する力の作用を引き起こし、第1カムの前記回転軸(12)から前記フィーラー軸が離れる距離に依存するレバー(20)と、前記レバーを前記駆動手段に連結するように設計されてなる変換手段(27)とを備える逆行式表示部(1)が駆動するように設計された時計用の表示装置であって、
    前記力の規制部材(30、50)は、前記弾性部材(31、61)と前記レバー(20)との間に挿入されることを特徴とする表示装置。
  2. 前記歯車ユニット(8)は、円筒歯車(4)筒体(5)に装着された歯車(7)により駆動され、前記レバー(20)は、前記円筒歯車筒体に独立して回転可能に配置され、かつ時間情報用の表示部(1)の駆動に耐えるように設計された追加筒体(6)に回転可能に装着されたピニオン(28)の歯に噛み合うように配置された歯を有する歯竿(27)を備えていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記フィーラー軸(25)と、前記第1カム(10)の前記回転軸と、前記歯竿(27)及び前記ピニオン(28)の噛み合う部位とは、実質的に一列に並ぶことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記フィーラー軸と前記第1カム(10)の前記回転軸(12)との間の前記距離が増加したときに、前記フィーラー軸(25)における前記第1カム(10)の支持が摩擦力を引き起こすことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記規制部材は、前記レバー(20)に連結され、前記力が作用する周縁部を有する第2カム(30)を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記枠体における前記第2カム(30)及び前記レバー(20)は、同一回転軸(X)を共有しており、かつ回転可能であることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記第2カム(30)は、ハート型の縁部を有することを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記フィーラー軸(25)に当接するように設計される前記周縁部の少なくとも1箇所は、対数曲線に対応することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  9. 前記弾性部材は、前記第2カム(30)の周縁部に当接して支持するように配設される1つの自由端(34、35)を有する直線部位を備えた長いバネ(31)を有することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  10. 前記表示部(1)を支持するように設計された前記追加筒体(6)は、同一の回転軸を共有し、前記弾性部材(61)と協働するように配置される支持面(58)を有する追加レバー(52)により支持される追加フィーラー軸(55)と協働する種々の直径を有する周縁部を備える追加カム(50)に装着されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  11. 前記追加カム(50)の縁部は、少なくとも部分的に対数曲線に対応した形状を有していることを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
  12. 前記追加フィーラー軸(55)は、前記追加レバー(52)と前記追加カム(50)の縁部との間の接触を生じさせるように配置された滑動部(57)(runner)を支持することを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
  13. 少なくとも一つの時間区分を表示し、支持枠体と、
    輪列と、
    前記輪列により駆動されるように設計され、第1カム(10)を支持する歯車ユニット(8)を有し、前記枠体に関して前記歯車ユニットと同様に回転軸(12)を共有している逆行式表示部の駆動手段と、
    様々な大きさの変形に耐える変形可能な弾性部材(31、61)の影響下で、前記第1カムの周縁に当接するように配置されたフィーラー軸(25)を支持し、レバーに一致する力の作用を引き起こし、第1カムの前記回転軸(12)から前記フィーラー軸が離れる距離に依存するレバー(20)と、前記レバーを前記駆動手段に連結するように設計されてなる変換手段(27)とを備える逆行式表示部(1)が駆動するように設計された時計であって、
    前記力の規制部材(30、50)は、前記弾性部材(31、61)と前記レバー(20)との間に挿入されることを特徴とする時計。
  14. 請求項13に記載の装置を収容し、ガラスにより閉鎖され、前記ガラスを通して見える少なくとも一つの時間寸法(time size)を有する表示部(1)を駆動するように配置されるケース(2)を備えた時計であって、前記時間寸法は、60°以上、好ましくは120°以上大きな角度を有する角度セクタ(angular sector)で表示されることを特徴とする時計。
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