JP2009528009A - 機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する電気機械変換器 - Google Patents

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Abstract

機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する電気機械デバイスを備える電気機械変換器であって、前記電気機械デバイスは、筐体と、前記筐体内に固定して取り付けられた導電コイルと、軸に沿った線形振動運動のために、前記筐体内に移動可能に取り付けられた磁性体アセンブリであって、ギャップを規定する一対の逆極性の極性表面を有し、前記ギャップ内に前記コイルが配置された磁性体アセンブリと、前記筐体と前記磁性体アセンブリとの間に取り付けられたバイアス装置であって、前記磁性体アセンブリに、前記軸に沿った両方向に中心位置に向けてバイアスをかけるバイアス装置と、を備える電気機械変換器。

Description

本発明は、機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する電気機械変換器(electromechanical generator)に関する。詳細には、本発明は、周囲の振動エネルギーを電気エネルギーに変換可能な小型変換器のようなデバイスに関し、例えば、インテリジェントセンサシステムに電力を供給する際に使用される。こうしたシステムは、電力ケーブル又はバッテリを排除することに経済的又は動作的な利点がある多くの領域で使用可能である。
現在、ワイヤレスセンサに関しては、代替電源の領域における研究活動のレベルが向上している。こうしたデバイスは、当該分野では、「エネルギー獲得(energy harvesting)」のために使用されると言われている。
周囲の振動から有用な電力を獲得するために電気機械変換器を使用することは既知である。典型的な磁性体コイル変換器は、システムが振動すると磁気コアにより形成される磁束をコイルが切断するというように磁性体又はコイルに取り付けられたばね質量結合体から成る。振動させられるとき動かされる質量は、片持ち梁に取り付けられる。その梁は、磁気コアに接続されて、コイルが装置のための筐体に対して固定されるか、又はその逆とすることが可能である。
片持ち梁のばねとしての使用は、多くの技術的問題をもたらす。第1に、片持ち梁のその中心位置周りでの運動は線形ではない。従って、磁性体とコイルとの間の任意の磁気結合は、これらの部品が比較的複雑な形状でない限り、最適化されない。
その上、コイル又は磁性体のどちらかが、振動共振運動のために、片持ち梁に取り付けられてもよい。どちらの場合にも、自然周波数が設計された自然周波数に対応することを保証するために、片持ち梁に取り付けられた質量が注意深く制御される必要がある。幾つかの構成に対しては、そのような質量の注意深い制御は、所望の量の質量を形成することの困難さ及び複雑さのために、実際には達成が困難かもしれず、また、製造原価を著しく増加させる可能性もある。
更に、通例磁気コア変換器のばね質量結合体の質量が大きいほど、出力電力が大きいことは、当該分野では一般的に既知である。しかしながら、実際には片持ち梁に過剰な質量を載せながら、一方では自然周波数の注意深い制御のみならず、小型で堅固な構造体も保つことには困難がある。
しかしながら、既知の電気機械変換器、特に片持ち梁を組み込んでいるそれらの主要な問題は、電気出力が一般に低すぎることである。これは、狭い共鳴バンド幅だけが公称自然周波数周りで提供されるというようなものである磁性体コイル変換器のばね質量結合体の要因である。従って、実際には振動はしばしば、自然周波数周りの装置の帯域幅よりも更に広い周波数帯内にありがちなので、実際には磁気結合は、理論的な設計最大値と比較して低減される。これは次いで、電気機械変換器から確実に抽出可能な最大電圧がかなり低いことを意味する。これは次いで、電気機械変換器の運用適用を著しく制限する可能性がある。
既知の電気機械変換器の2つの主な問題は、それらが小さすぎる電力出力を生成し、狭すぎる動作帯域幅を有することである。電力出力は、装置内の運動質量を増加させることにより改善可能であるが、帯域幅は、電磁結合を増加させることによってのみ改善可能である。装置が厳密にはその自然周波数で動作していないときには、より高い電磁結合は、より大きな電力が抽出されることを可能にする。
文献“Self-Powered Signal Processing using Vibration-based Power Generation” Amir Therarja et al. IEEE Journal of Solid-State Circuits, Vol. 33, No. 5, May 1998では、特に変換器として運動コイル電磁変換器を用いることにより、その周囲における振動により生成される電力からデジタルシステムを動作させることの実現可能性が調査された。研究室実験では、慣性電気機械変換器が提案され、質量が剛性筐体から下方へらせん状ばねに頼るように、ばねのもう一方の端部が剛性筐体に取り付けられたらせん状ばねに接続された質量から成るプロトタイプが作られた。筐体が振動させられると、質量が筐体に対して動き、質量ばねシステムにエネルギーが蓄積された。金属線コイルが質量に取り付けられ、質量が振動させられると、コイルの下側に置かれた永久磁石Bの磁場を貫通して動いた。運動コイルは磁束の変化する量を切り、次いでファラデーの法則に従ってコイルに電圧を誘起した。この電圧は、変換器の電気出力であり、電圧レギュレータの入力であった。
この研究室ベースのモデルは、十分に堅固でなく、片持ち梁の使用とは違って、横方向の振動により干渉を受けるだろうから、当分野における実際の応用に対して実用性を有さないであろう。
Proceedings of the Fifth World Congress on Intelligent Control and Automation, June 15-19, 2004, Hangshu, People's Republic of Chinaで公表された、Yuen et al.による、“AA Sized Micro Power Conversion Cell for Wireless Applications”と題する文献では、AAサイズ電池と同じサイズ及び寸法を有するプロトタイプのマイクロパワー変換器が開示されている。これは、らせん状及び平面の構造で、希土類永久磁石に取り付けられた、レーザ・マイクロマシンの共振ばねを含んでいた。これは、内部筐体内に取り付けられた。内部筐体の外部表面はコイルにより取り囲まれた。磁性体は、内部筐体内に規定された円筒部屋内で上下に振動することが可能であった。
この装置は、有用な電力出力を得るためには非常に高振幅の振動、即ち、約10g(但しgは重力による加速度である)の加速度振幅と同じである100Hzで250ミクロンの振動振幅が必要とされるという問題に悩まされる。また、マイクロマシン加工されるらせん状ばねの作製は困難で高価でもあり、その文献は、もしばねが、コイルに対して垂直方向に振動するよりもむしろ水平面内で回転を伴って振動するように設計可能であるならば、電圧出力は増加可能であり、ばねへの応力は低減可能であろうと結論付けている。
Journal of Micromechanical Systems, Vol. 13, No.3, June 2004, pp. 335-342で公表された、Aitcheson et al.による、“Architecture for vibration-driven micropower generators”と題する文献では、様々な電気機械変換器が開示されている。特に、質量ばねシステムからエネルギーを抽出するための緩衝器から成る速度減衰型(velocity-damped)共振変換器(VDRG)が開示される。そのような緩衝器は、例えば、C型コアを形成するために保磁子(keeper)へ取り付けられた2つの磁性体と、片持ち梁上の質量の運動方向に垂直な磁性体間のギャップ内に置かれたコイルとの組合せ等の、磁性体コイル変換器から成ってもよい。
これらの従前の開示は全て、理論的な電気機械変換器を設計するための有用な機構体を生成するが、電気機械変換器が実際の応用で使用されるときには、自然周波数又は最適減衰係数を正確に予測することはできない。電気機械変換器は、ありそうな動作条件であると信じられるものに対して設計され、組み立てられる。しかしながら、実際の動作条件が、特定の応用に対して電気機械変換器を組み立てるために使用された理論的理想に対応するという保証はない。実際には、電気機械変換器は、ありそうな動作条件の狭い範囲にわたって動作可能なように組み立てられ、特に、電力出力が最適電力出力を包含する範囲内にあるように、減衰係数が設定される。しかしながら、実際の電力出力が特定の応用に対して最適化されることはほとんどありそうもない。その結果として、電気機械変換器は、機械的振動エネルギーの電気エネルギーへの、及びそれにより有用な電力への変換の最大効率では動作しないであろう。
また、周囲の振動の周波数も動作中に変化するかもしれない。既知の電気機械変換器は、そのような変化の結果として、最大効率で動作することができないかもしれない。
更になお、電気機械変換器の緩衝器は、装置が使用時に受けるはずである周波数に対応するように意図される周波数で、中心位置周りで振動するばね付き質量を組み込む。共振振動の振幅は、多数の変数、特に駆動振動の周波数及び大きさ、共振器のQ因子、共振器質量及びその自然周波数に依存する。
これらの変数は、電気機械変換器が振動体からエネルギーを獲得するために現場で使用されるときに出会う実際の条件から全てが予測可能であるとは限らない。ばね付き質量の振動の振幅は、断続的で且つ予測不可能な仕方で、時間と共に変化するかもしれない。
本発明は、機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する改善された電気機械変換器を提供することを目的とする。
本発明はまた少なくとも部分的に、既知の電気機械変換器、特に振動されるべき質量が片持ち梁の形でばねに取り付けられたばね質量結合体から成る磁性体コイル変換器を組み込むそれらのこれらの問題の少なくとも幾つかを克服することも目的とする。
本発明は更に、コイルに対する磁性体アセンブリ間の磁気結合が最大化可能である、改善された電気機械変換器を提供することを目的とする。
本発明はまた、コイルに対する磁性体アセンブリの相対線形運動が保証され、横方向の運動が防止される、改善された電気機械変換器を提供することも目的とする。
本発明はまた、電気機械変換器が任意の向きで使用可能である、改善された電気機械変換器を提供することも目的とする。
本発明はまた、電気機械変換器がコイルによる磁束の最大切断を提供する、改善された電気機械変換器を提供することも目的とする。
本発明はまた、自然周波数が振動の振幅にほぼ依存しない、改善された電気機械変換器を提供することも目的とする。
本発明はまた、ばね特性が装置の動作寿命にわたって一定である可能性が高く、それにより電気機械変換器の性能を向上させる、改善された電気機械変換器を提供することも目的とする。
本発明はまた、運動質量が、例えば電力出力を最大化できる片持ち梁設計と比較して、電気機械変換器の寸法に対して非常に高くなるように作製可能である、改善された電気機械変換器を提供することも目的とする。
本発明はまた、既知の装置よりも高い出力電圧を生成することができる、改善された電気機械変換器を提供することも目的とする。
本発明はまた、電気出力を増加させることにより、増加された磁気結合の結果として、装置の動作帯域幅が著しく増加可能である、改善された電気機械変換器を提供することも目的とする。
本発明はまた、多くの新たにエネルギー獲得に応用して使用される装置の能力が著しく高められる、改善された電気機械変換器を提供することも目的とする。
本発明はまた、簡単な製造技術を使用し、低生産原価で容易に且つ確実に製造可能である、改善された電気機械変換器を提供することも目的とする。
本発明はまた、確実で簡単な構造体を有し、複雑で込み入った且つ/又は高価な製造技術を回避し、その結果得られる構造体が堅固で小型である、改善された電気機械変換器を提供することも目的とする。
本発明はまた、石油掘削プラットフォーム等の潜在的に可燃性の高い環境で安全に使用可能である、改善された電気機械変換器を提供することも目的とする。
第1の態様では、本発明は従って、機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する共振振動エネルギーハーベスターを備える電気機械変換器を提供し、前記電気機械変換器は、筐体と、前記筐体内に固定して取り付けられた導電コイルと、軸に沿った線形振動運動のために、前記筐体内に移動可能に取り付けられた磁性体アセンブリであって、ギャップを規定する一対の逆極性の極性表面を有し、前記ギャップ内に前記コイルが配置された磁性体アセンブリと、前記筐体と前記磁性体アセンブリとの間に取り付けられたバイアス装置であって、前記磁性体アセンブリに、前記軸に沿った両方向(opposed directions)に中心位置(central position)に向けてバイアスをかけるバイアス装置とを備える。
好ましくは、前記バイアス装置は、ほぼ線形な前記中心位置周りのばねレートを有する。
更に好ましくは、前記磁性体アセンブリは、前記中心位置に対する運動の振幅にほぼ依存しない前記中心位置周りの自然共振周波数を有する。
前記電気機械変換器は更に、前記導電コイルを取り囲む絶縁カプセル(electrically insulating encapsulation)を含んでもよい。
前記電気機械変換器は更になお、前記導電コイルの出力を制御する電気回路を備えてもよく、前記電気回路は、前記導電コイルに電気的に接続され、前記カプセル内にある。
好ましくは、前記カプセルは、プラスチック材料を含む。
好ましくは、前記電気回路は、前記コイルの軸方向に垂直な回路基板上に設けられており、前記コイル及び前記回路基板は、前記磁性体アセンブリの前記中心位置周りの運動方向に垂直である。
好ましくは、前記バイアス装置は、一対のばねを備え、各ばねは、前記軸の軸方向に向けられており、前記移動可能に取り付けられた磁性体アセンブリに、前記軸に沿った2方向のそれぞれの1方向に、前記中心位置に向けてバイアスをかける。
更に好ましくは、前記ばねは、圧縮ばねを含む。しかしながら、前記ばねは、引張りばねを含んでもよい。
望ましくは、前記バイアス装置は、前記磁性体アセンブリの少なくとも一部分を環状に取り囲んでいる。
好ましくは、前記バイアス装置は、前記磁性体アセンブリの非軸方向運動をほぼ防止するよう調整されている。
前記電気機械変換器は更に、前記磁性体アセンブリの非軸方向運動を制限する抑制装置を備えてもよい。その運動は、前記磁性体アセンブリが前記コイルに接触できないように制限される。
好ましくは、前記磁性体アセンブリは、円筒磁性体と、強磁性材料の第1及び第2のボディとを備え、前記第1及び第2のボディの各々は、前記磁性体の円筒軸の方向に向けられた回転軸を有し、前記磁性体のそれぞれの磁極に結合されており、前記第1のボディは一方の極性表面を形成しており、第2のボディは他方の極性表面を形成している。
更に好ましくは、前記磁性体アセンブリは更に、前記軸の方向に向けられ、前記磁性体から離れて前記第1のボディの面上に取り付けられた支持部を備え、前記バイアス装置は、前記磁性体アセンブリに、前記軸に沿った両方向にバイアスをかける第1及び第2の圧縮ばねを備え、前記第1の圧縮ばねは、前記第1のボディと前記筐体との間に取り付けられており、前記第2の圧縮ばねは、前記支持部と前記筐体との間に取り付けられている。
好ましくは、前記筐体は、対向する環状表面を有するフランジを備え、前記対向する環状表面には、前記第1及び第2の圧縮ばねがそれぞれ当接している。
更に好ましくは、各圧縮ばねは、2つの対向する端部を有し、各端部は、前記筐体又は前記支持部のそれぞれの環状チャネル内に取り外し可能に取り付けられている。
オプションとして、前記円筒磁性体は、前記第1のボディ内の空洞内に受容されており、前記円筒磁性体の第1の磁極は、前記空洞の底壁に隣接しており、前記第2のボディは、前記円筒磁性体の第2の磁極に取り付けられており、前記ギャップは、環状であり、前記空洞の内側円筒表面と第2のボディの外側円筒表面との間で規定される。
前記バイアス装置は、自己のバイアス作用の下で前記筐体と前記磁性体アセンブリとの間に取り外し可能に取り付けられてもよい。
好ましくは、前記磁性体アセンブリは、前記軸に対し回転対称である。
好ましくは、前記磁性体アセンブリは、前記コイルから離れた端面を有し、前記端面は、前記軸の方向に向けられ、前記軸に対し回転対称である空洞を含む。
好ましくは、前記筐体は、ガスを含む内部容積を有し、前記筐体は更に、前記筐体の前記内部容積を気密封止するよう前記筐体を取り囲む気密封印と、前記軸に沿った前記磁性体アセンブリの運動に起因する前記筐体容積内のガス圧差を等化するための、運動素子内の少なくとも1つの通気孔(vent)とを備える。
第2の態様では、本発明は、機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する共振振動エネルギーハーベスターを備える電気機械変換器を提供し、前記電気機械変換器は、導電コイルと、磁性体アセンブリであって、ギャップを規定する一対の逆極性の極性表面を有し、前記ギャップ内に前記コイルが配置され、前記コイル及び前記磁性体アセンブリの一方が固定され、前記コイル及び前記磁性体アセンブリの他方が、軸に沿った線形振動運動のために移動可能に取り付けられている磁性体アセンブリと、一対のばねであって、各ばねが、前記軸の軸方向に向けられており、前記移動可能に取り付けられたコイル又は磁性体アセンブリに、前記軸に沿った2方向のそれぞれの1方向に、中心位置に向けてバイアスをかける一対のばねとを備える。
好ましくは、前記磁性体アセンブリは、移動可能に取り付けられており、前記コイルは、固定されている。代替方法では、前記コイルが、移動可能に取り付けられており、前記磁性体アセンブリが、固定されている。
第3の態様では、本発明は、機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する共振振動エネルギーハーベスターを備える電気機械変換器を提供し、前記電気機械変換器は、導電コイルと、軸に沿った線形振動運動のために移動可能に取り付けられた磁性体アセンブリであって、ギャップを規定する一対の逆極性の極性表面を有し、前記ギャップ内に前記コイルが配置された磁性体アセンブリと、前記磁性体アセンブリの少なくとも一部分を環状に取り囲むバイアス装置であって、前記磁性体アセンブリに、前記軸に沿った両方向に中心位置に向けてバイアスをかけるバイアス装置とを備える。
第4の態様では、本発明は、機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する共振振動エネルギーハーベスターを備える電気機械変換器を提供し、前記電気機械変換器は、導電コイルと、軸に沿った線形振動運動のために移動可能に取り付けられた磁性体アセンブリであって、ギャップを規定する一対の逆極性の極性表面を有し、前記ギャップ内に前記コイルが配置された磁性体アセンブリと、前記磁性体アセンブリに、前記軸に沿った両方向に中心位置に向けてバイアスをかけるバイアス装置であって、前記磁性体アセンブリの非軸方向運動をほぼ防止するバイアス装置とを備える。
第5の態様では、本発明は、機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する共振振動エネルギーハーベスターを備える電気機械変換器を提供し、前記電気機械変換器は、導電コイルと、軸に沿った線形振動運動のために移動可能に取り付けられた磁性体アセンブリであって、ギャップを規定する一対の逆極性の極性表面を有し、前記ギャップ内に前記コイルが配置された磁性体アセンブリと、前記磁性体アセンブリに、前記軸に沿った両方向に中心位置に向けてバイアスをかけるバイアス装置と、前記磁性体アセンブリの非軸方向運動を制限するための抑制装置とを備える。
第6の態様では、本発明は、機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する共振振動エネルギーハーベスターを備える電気機械変換器を提供し、前記電気機械変換器は、導電コイルと、軸に沿った線形振動運動のために移動可能に取り付けられた磁性体アセンブリであって、ギャップを規定する一対の逆極性の極性表面を有し、前記ギャップ内に前記コイルが配置され、円筒磁性体と、強磁性材料の第1及び第2のボディとを備え、前記第1及び第2のボディの各々は、前記磁性体の円筒軸の方向に向けられた回転軸を有し、前記磁性体のそれぞれの磁極に結合され、前記第1のボディが一方の極性表面を形成しており、前記第2のボディが他方の極性表面を形成している磁性体アセンブリと、前記磁性体アセンブリに、前記軸に沿った両方向に中心位置に向けてバイアスをかけるバイアス装置とを備える。
第7の態様では、本発明は、機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する共振振動エネルギーハーベスターを備える電気機械変換器を提供し、その電気機械変換器は、筐体と、前記筐体内に固定して取り付けられた導電コイルと、軸に沿った線形振動運動のために前記筐体内に移動可能に取り付けられた磁性体アセンブリであって、ギャップを規定する一対の逆極性の極性表面を有し、前記ギャップ内に前記コイルが配置され、前記軸の方向に向けられた磁性体と、強磁性材料の第1及び第2のボディとを備え、前記第1及び第2のボディの各々は、前記軸の方向に向けられ、前記磁性体のそれぞれの磁極に結合され、前記第1のボディが一方の極性表面を形成しており、前記第2のボディが他方の極性表面を形成している磁性体アセンブリと、前記軸の方向に向けられ、前記磁性体から離れて前記第1のボディの面上に取り付けられた支持部と、前記磁性体アセンブリに、前記軸に沿った両方向にバイアスをかける第1及び第2の圧縮ばねであって、前記第1の圧縮ばねは、第1のボディと筐体との間に取り付けられており、前記第2の圧縮ばねは、前記支持部と筐体との間に取り付けられている第1及び第2の圧縮ばねとを備える。
第8の態様では、本発明は、機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する共振振動エネルギーハーベスターを備える電気機械変換器を提供し、前記電気機械変換器は、導電コイルと、軸に沿った線形振動運動のために移動可能に取り付けられた磁性体アセンブリであって、ギャップを規定する一対の逆極性の極性表面を有し、前記ギャップ内に前記コイルが配置された磁性体アセンブリと、前記磁性体アセンブリに、前記軸に沿った両方向に中心位置に向けてバイアスをかけるバイアス装置であって、前記磁性体アセンブリが前記軸に対し回転対称であるバイアス装置とを備える。
第9の態様では、本発明は、機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する共振振動エネルギーハーベスターを備える電気機械変換器を提供し、前記電気機械変換器は、導電コイルと、軸に沿った線形振動運動のために移動可能に取り付けられた磁性体アセンブリであって、ギャップを規定する一対の逆極性の極性表面を有し、前記ギャップ内に前記コイルが配置された磁性体アセンブリと、前記磁性体アセンブリに、前記軸に沿った両方向に中心位置に向けてバイアスをかけるバイアス装置であって、前記磁性体アセンブリが前記コイルから離れた端面を有し、前記端面が、前記軸の方向に向けられ、前記軸に対し回転対称である空洞を備えるバイアス装置とを備える。
第10の態様では、本発明は、機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する共振振動エネルギーハーベスターを備える電気機械変換器を提供し、前記電気機械変換器は、筐体であって、ガスを含む内部容積を有する筐体と、前記筐体内に取り付けられた導電コイルと、前記筐体内に取り付けられた磁性体アセンブリであって、ギャップを規定する一対の逆極性の極性表面を有し、前記ギャップ内に前記コイルが配置され、前記コイル及び前記磁性体アセンブリが、軸に沿った前記コイルと前記磁性体アセンブリとの間の相対的な線形振動運動のために取り付けられている磁性体アセンブリと、前記筐体内のバイアス装置であって、前記コイル及び前記磁性体アセンブリの少なくとも1つを含む運動素子に、前記軸に沿った両方向に中心位置に向けてバイアスをかけるバイアス装置と、前記筐体の前記内部容積を気密封止するよう前記筐体を取り囲む気密封印と、前期軸に沿った前記運動素子アセンブリの運動に起因する前記筐体容積内のガス圧差を等化するための、前記運動素子内の少なくとも1つの通気孔とを備える。
本発明の実施形態を、添付の図面を専ら例として参照しつつ説明する。
本発明の電気機械変換器は、当該分野では「速度減衰型」として知られる共振変換器であり、ここで筐体に対する慣性質量の運動により行われる仕事の全ては、その運動の瞬間速度に比例する。必然的に、その仕事の一部分は、望まれない機械的又は電気的損失を克服するのに吸収されるが、仕事の残りは、以下で述べられる電気コイル/磁性体アセンブリ等の、適切な変換機構体を介して電流を生成するために使用されてもよい。
図1及び2は、本発明の一実施形態による、機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する電気機械変換器2を示す。1.電気機械変換器2は筐体4を含む。筐体4は、外周壁6と、蓋8の隅部において、ねじ山付きボルト10を用いて外周壁6にしっかりと取り付けられた蓋8とを含む。蓋8は正方形であり、外周壁6は、回転軸A〜Aを有する筐体更には円筒横断面内部容積14のための正方横断面外側表面12を規定する。円形開口16は蓋8を貫通して形成され、その開口は円筒横断面内部容積14と同軸である。
導電コイル18は、筐体4内に固定して取り付けられ、特に、内部容積14内へ延びるように、蓋8の内側に向けられる表面20に貼り付けられる。コイル18は円形であり、開口16と同軸である。コイル18及び開口16の内径はほぼ同一である。コイル18は、外部回路(図示されず)に接続するために、蓋8内の穴24を通って延びる配線22を有する。
磁性体アセンブリ26は、軸A〜Aに沿った線形振動運動のために、筐体4内に移動可能に取り付けられる。磁性体アセンブリ26は回転対称であり、環状ギャップ32を規定する一対の逆極性の円筒極性表面28、30を有する。コイル18は、コイル18の外側及び内側円筒表面34、36が、各々わずかな距離、典型的には約1mm未満に、それぞれの外側又は内側円筒極性表面28、30から間隔を置いて、ギャップ32内に配置される。磁性体アセンブリ26は、円筒磁性体38、典型的には高い磁場強度を有する希土類永久磁石と、各々が磁性体38の円筒軸の方向に向けられた回転軸を有する強磁性材料の第1及び第2のボディ40、42とを含む。磁性体38は、その平面円形端部44、46に逆の磁極(即ちN及びS極)を有する。強磁性材料の第1及び第2のボディ40、42の各々は磁性体38のそれぞれの磁極に結合され、第1のボディ40は1つの極性表面28を形成し、第2のボディ42はもう1つの極性表面30を形成する。
強磁性材料の第1のボディ40は上側部分48から成る。上側部分48は下側支持部80と組み立てられ、各々は回転対称であり、上側部分48及び支持部80は同軸である。上側部分48は一般にカップ形状であり、磁性体38の1つの磁極が同軸的に配置された内部表面52に対して円形底壁50を有する。浅い円形凹部54が、磁性体38を受容するために底壁50内に提供される。完全な環状壁56が、底壁52から上側へ延び、それの上側縁部58において完全なフランジ60がそれから外側に放射状に延びる。上側縁部58の上側内部円周表面は極性表面28を規定する。フランジ60の下向きに向けられた環状表面62は環状凹部64を含む。底壁52の外側表面66は、ねじ山付き止まり穴70と同軸の円形当接部68を有する。
支持部80も又一般にカップ形状であるが、上側部分48とは反対の逆向きである。支持部80の円形上部壁82は、上側部分48の底壁52の外側表面66に隣接した外側表面84を有する。浅い円形凹部86が、円形当接部68を受容するために上部壁82内に提供される。ねじ山付きねじ88は、上部壁82内の穴90を貫通して上向きに延び、ねじ山付き止まり穴70内に受容される。従って、ねじ88は、上側部分48及び支持部80をしっかりと一体に組み立てる。完全な環状壁94が、上部壁82から下向きに延び、それの下側縁部96において完全なフランジ98がそれから外側に放射状に延びる。フランジ98の上向きに向けられた環状表面100は環状凹部102を含む。
強磁性材料の第2のボディ42は、磁性体38の上側表面110が受容されるその底部表面108上に浅い凹部106を有する円盤104を含む。円盤104の外側円周表面112は極性表面30を形成する。円盤104の上側表面114は、上側縁部58及びフランジ60の上側環状表面と同一平面上にある。
上側部分48の底壁52は、上側部分48の(軸方向の)高さが支持部80のそれよりも大きくなるように、支持部80の上部壁82よりも薄い。これは、強磁性材料の第1及び第2のボディ40、42とそれらの間の磁性体38との磁気的アセンブリに対して、重心が磁気的アセンブリの軸方向の中間高さ、最も好ましくはほぼ幾何学的中心に置かれることを提供する。
バイアス装置120は、筐体4と磁性体アセンブリ26との間に取り付けられる。バイアス装置120は、図2で示されるように、磁性体アセンブリ26に、軸に沿った両方向に中心位置に向けてバイアスをかけ、その中心位置ではコイル18は、2つの逆極性の極性表面28、30に関して軸方向にほぼ中心に置かれる。
バイアス装置120は一対のらせん状圧縮ばね122、124を含む。各圧縮ばね122、124は軸A〜Aの軸方向に向けられ、移動可能に取り付けられた磁性体アセンブリ26に、軸に沿った2方向のそれぞれの1方向に、中心位置に向けてバイアスをかける。2つの圧縮ばね122、124は各々、磁性体アセンブリ26が中心位置で平衡状態にあるとき、磁性体アセンブリ26に対して同じ機械的バイアス力を加える。2つの圧縮ばね122、124は、同じばね定数、同じ無バイアス時の長さを有し、磁性体アセンブリ26が中心位置で平衡状態にあるとき、等しく圧縮される。
しかしながら、全体的なばね定数は2つのばね定数の合計であるから、2つの圧縮ばね122、124は同じ特性を有する必要はない。
筐体4の外周壁6の内側表面126は、放射状に内側に向けられた完全な中心フランジ128を有する。フランジ128は対向する上向き及び下向きに向けられた環状表面130、132を有し、その各々はそれぞれ環状凹部134、136を含む。
上側圧縮ばね122は、フランジ60の環状チャネル64内及びフランジ128の環状チャネル134内にそれぞれ受容され、取り付けられている、対向する上側及び下側端部138、140を有する。下側圧縮ばね124は、フランジ128の環状チャネル136内及びフランジ98の環状チャネル102内にそれぞれ受容され、取り付けられている、対向する上側及び下側端部142、144を有する。圧縮ばね122、124は従って、電気機械変換器2が、少なくとも軸A〜Aに沿った成分を有する印加された機械的力、特に機械的振動を受けるとき、軸A〜Aに沿って軸方向に移動可能である磁性体アセンブリ26の少なくとも一部分を環状に取り囲む。圧縮ばね122、124は、磁性体アセンブリ26の非軸方向運動をほぼ防止するように、横方向即ち放射方向に高い剛性を有する。圧縮ばね122、124の端部138、140、142、144のフランジ60、98、128の環状チャネル内への取り付けは、磁性体アセンブリ26の非軸方向運動を制限するための追加の抑制装置を含むように、これらの端部138、140、142、144の横方向即ち放射方向への運動を防止する。
第2の部分80の円形上部壁82は、コイル18から離れた磁性体アセンブリ26の端面146を規定し、円形上部壁82及び環状壁94は、軸A〜Aの方向に向けられ、軸A〜Aの周りで回転対称である円筒空洞146を端面26に隣接して規定する。
筐体4は、ガスを含む内部容積150を有する。気密封印152は、筐体4の内部容積150を気密封止するために筐体4を取り囲む。少なくとも1つの通気孔154が磁性体アセンブリ26内に提供され、軸に沿った磁性体アセンブリ26の運動に起因する筐体容積150内のガス圧差の等化のために、底壁52、82を貫通して延びる。
電気機械変換器2は、筐体4内に取り付けられた共振質量ばね配置を使用する。もし電気機械変換器2が、方向A〜Aに沿ってそれを運動させる原因となる外部振動源にさらされるならば、そのときには磁性体アセンブリ26は、筐体4に対して、又方向A〜Aにも沿って運動してもよい慣性質量を含む。そうすることで、圧縮ばね122、124の各々の長さは変えられ、それぞれ圧縮されるか又は延ばされ、静的電気コイルとその電気コイルがその中に配置された磁束領域を生成する移動可能な磁性体アセンブリとを含む緩衝器に対して仕事が行われる。磁束内での電気コイルの運動は、外部装置(図示されず)を駆動するための電源として使用可能な電気コイル内に電流が誘起される原因となる。
この実施形態では、磁性体が、固定されたコイルに対して運動するけれども、代替実施形態では、コイルが、固定された磁性体に対して運動する反対の構成が用いられてもよい。
また、この実施形態では、ばねは圧縮ばねであるけれども、反対の引張りばね等の他のバイアス素子が用いられてもよい。
振動エネルギーハーベスターとして使用するために設計される電磁変換器は、それが所定の自然周波数で最大電気出力を生成するように構成され、この自然周波数は励起振動の周波数に対応する。例えば、もし電磁変換器が、幹線電力の周波数、例えば50Hzで振動する電気装置に結合されるべきと意図されるならば、設計自然周波数もまた、励起振動の周波数に対応して50Hzである。励起周波数の値を保証することは通常困難であり、そこで、たとえ入ってくる振動が共振から外れていても、有用な電力出力を達成するように電磁変換器を設計する必要がある。本発明者は、電磁変換効率が、振動エネルギーハーベスターにおいて共振から外れた電力の達成において非常に重要な因子であることを確認した。特に、質量ばね共振システムから抽出可能である最大電力スペクトルに関して、共振から外れた振動での変換効率は、共振状態にある振動に対してよりも電力抽出のために一層重要であることがわかる。
電磁変換を持つ振動エネルギーハーベスターにより外部電気負荷内に生成される電力は次式で与えられる。
Figure 2009528009
但し、aは、周波数ωでの正弦波振動成分により生じる加速度の大きさであり、mは共振器のばね付き質量であり、QOCは、装置が開回路であるとき、従って有用な電力抽出がないときの共振器のQ因子であり、ωは、次式で与えられる振動の自然周波数であり、
Figure 2009528009
但し、kはばね定数である。κは、コイル内の誘起EMFを質量及び磁性体に対するその相対速度νと関係づける電磁変換効率であり、即ち
Figure 2009528009
但し、Rはコイル抵抗である。
パラメータrはコイル抵抗に対する負荷抵抗の比であり、即ち
Figure 2009528009
外部負荷内の電力は、rが最適化される(インピーダンス整合の)とき、最大化される。
最適抵抗比は次式で与えられる。
Figure 2009528009
上の表式を使用して、現実のエネルギーハーベスター電力出力をシミュレートすることができる。電力出力対電磁変換効率のシミュレートされた曲線が図3で示される。この曲線は、以降のデバイスパラメータに対して計算される。
Figure 2009528009
多くのエネルギーハーベスターへの応用では、そのハーベスターが有用な電力を生成できる最も広い周波数帯域を有することが必要であろう。その図は、利用できる電力の80%を抽出するためには、より広い帯域にわたってより高い変換効率を必要とすることを示す。2%の帯域幅(50Hz周りで1Hz)は、利用できる電力の80%を抽出するために、共振におけるよりも約2倍大きい変換効率を必要とする。4%の帯域幅は更におおよそ2倍を必要とする。
これは従って、もし有用な帯域幅応答が必要とされるならば、容積が割り当てられたとして、可能な最も効率的な電磁変換機構体を実施することが重要であることを示す。
本発明の実施形態によれば、磁性体及びコイルの相対運動から生成可能な最高電圧(オーム当たり)は、軸方向対称配置を使用して達成される。
その上、線形ばねレートを示さない機械的共振器は、振幅に依存しない自然周波数を示さない。共振振動エネルギーハーベスターは、(ほとんど)一定の自然周波数を必要とする。本発明の実施形態によれば、電気機械変換器は、振幅に依存しない自然周波数を達成するという利点を達成するための新規の構造を提供し、ほぼ一定の自然周波数を示すことができる。
図4及び5で示されるように、装置が、2つの対向する同様な圧縮ばねの間に配置されたボディを移動させられるべく組み入れるとき、静止状態ではばねは両方とも圧縮され、それ故にそれらの線形領域内へバイアスされる。結果として生じる原点周りのばねレートは従って線形であり、個々のばねレートの合計である。
対照的に、図6及び7で示されるように、装置が、単一のばね(引張り又は圧縮)に接続されるボディを移動させられるべく組み入れるとき、静止状態ではばねはその線形領域内へはバイアスされない。結果として生じる原点周りのばねレートは従って非線形である。従って、自然周波数は振幅に依存するであろうし、それで振幅が一定でない限り一定ではないであろう。実際には、電気機械変換器は、エネルギーハーベスターとして使用されるとき、変化する振幅を受け、一定の振幅ではない。そのような条件の下では、自然周波数は変化するであろう。
本発明による電気機械変換器200の第2の実施形態は図8で例示される。この実施形態は、第1の実施形態と比較して多くの点で変更されている。
筐体204は円筒外側表面206を有する。蓋208は中央開口を与えられていない。蓋208は、筐体204の上側フランジ212へねじで結合される外側フランジ210を有する。筐体204の下側フランジ218へねじで結合される外側フランジ216を有するベース214が更に提供される。ねじによる結合は気密封止される。このようにして、電気機械変換器200の全体の内部容積220が気密封止される。ねじによる結合とは別の、他の結合が使用されてもよい。
強磁性材料の第2のボディ222は、磁性体224のそれと同じ外径を有する。強磁性材料の第1のボディ226は、支持部232の平面状上部表面230に隣接する平面状底部表面228を有する。軸A〜Aに沿って配置された心棒234は、強磁性材料の第2のボディ222、磁性体224、強磁性材料の第1のボディ226及び支持部232を整列させ、一緒に固定する。心棒234の上側及び下側端部236、238は、摩擦のない長手方向の運動のために、それぞれ蓋208及びベース214内のそれぞれ上側及び下側空洞240、242内に受容される。心棒234と空洞240、242との間のこの相互関係は、磁性体アセンブリの任意の横方向の運動を機械的に制限する。心棒234は、支持部232内の穴246内にねじで受容されるねじ山付き端部244及び強磁性材料の第2のボディ222の上側表面にもたれかかる放射状に拡大された頭部246を含む。ベース214の外面250は、装置を架台(図示されず)又はそこからエネルギーが獲得されるべき振動装置(図示されず)に取り付けるためのねじ山付き止まり穴252を提供される。
コイル254は環状回路基板256へ電気的に接続される。回路基板256は、コイル254の電気出力を制御するための、例えば最大出力電圧を制限するための電気回路を含む。回路基板256の平面は、コイル254の軸方向に対して垂直である。コイル254及び環状回路基板256の両方とも、蓋208の内側表面260に固定され、蓋208内の上側空洞240を取り囲む環状壁262を取り囲む電気絶縁材料、例えば注型プラスチック樹脂の環状ボディ258内にカプセル化される。これは、コイル及びその関連する回路基板のために非常に小型で、耐久性のある構造体を提供し、製造の容易さと併せて、高い固有の安全性及び信頼性を有する電気的構造体を提供する。
この実施形態では、典型的には蓋208、筐体204及びベース214は、所望の形状及び寸法に容易に加工できるアルミニウムから成る。磁性体224は典型的にはNdFeBから成る。強磁性材料の第1及び第2のボディ226、222は鉄から成り、支持部232はタングステン合金等の高密度金属から成る。第1の実施形態でのように、対向するらせん状圧縮ばね264、266は、心棒234により全てが一緒に組み立てられる強磁性材料の第2のボディ222、磁性体224、強磁性材料の第1のボディ226及び支持部232を含む磁性体アセンブリに中心位置へ向けてバイアスをかける。
この実施形態は、高い固有の安全性を有し、例えば従来の機械加工操作を使用して容易に製造できる気密封止された装置を提供する。
本発明の電気機械変換器の構成は、既知の電気機械変換器を超える多数の重要な技術的利点を提供する。
第1に、コイルに対する磁性体アセンブリの軸方向線形運動を提供することにより、それらの間の磁気結合が最大化できる。対照的に、エネルギー獲得装置として使用される既知の電気機械変換器でのように、ばねが片持ち梁を含むとき、磁性体アセンブリとコイルとの相対運動は線形ではなく、曲線に沿っており、そのことは、それらの間の磁気結合を低減し、それで電気出力を低減する。
第2に、高い横方向の剛性を有し、それらの端部において並進運動に対抗してしっかりと取り付けられている圧縮ばねを提供することにより、コイルに対する磁性体アセンブリの相対線形運動が保証され、横方向の運動が防止される。横方向の運動を防止することにより、極性表面は、コイルに非常に接近して、例えば1mm未満で設置可能であり、これは次いで、磁性体アセンブリが振動させられるときにコイルにより切断される磁極片間の最大磁束密度を提供する。
第3に、磁性体アセンブリに中心平衡位置周りで対向する方向に正のバイアスをかける、対向する圧縮ばねを提供することにより、電気機械変換器は任意の向きで使用可能である。磁性体アセンブリは、ばねのバイアスに対抗して中心位置周りで任意の角度の向きで振動可能であり、振動特性及び性能は向きに依存しない。これは、幾つかの既知の電気機械変換器との基本的な差であり、それらを超える重要な実用上の利点を提供する。
第4に、磁性体アセンブリに中心平衡位置周りで対向する方向に正のバイアスをかける、対向する圧縮ばねを提供することにより、電気機械変換器はコイルによる磁束の最大切断を提供する。中心位置では、磁束の切断は最大である。
第5に、電気機械変換器の形での共振振動エネルギーハーベスターは、所定の及びほぼ一定の自然周波数を必要とする。本発明の電気機械変換器では、圧縮ばねは、中心圧縮位置周りで圧縮/伸長され、そのことは、それらの圧縮/伸長特性、特にばねレートの線形性を増加させる。これは、自然周波数が磁性体アセンブリの振動の振幅にほぼ依存しないことを提供する。更に、圧縮ばね特性は、装置の動作寿命にわたって一定である可能性がより高く、それにより電気機械変換器の性能を増加させる。
第6に、磁性体アセンブリの質量は、装置の寸法に対して非常に高くすることができ、それにより例えば片持ち梁装置と比較して装置の全体的な質量密度を増加させるようにすることが可能である。装置により占められるべき所与の容積に対して、より大きな運動質量が提供可能である。これはまた、上述の理由により、電力出力も最大化する。
これらの利点は一緒に、例えばそれから振動エネルギーが獲得されるべき電気ポンプの筐体に取り付けられた電気機械変換器(50mm平方及び50mm高さの典型的な外寸を有する)の結果として、約50Hzの入力振動から50ボルトの出力電圧(200ボルトのピークピーク電圧を持つ)を生成できる本発明の電気機械変換器に貢献する。電気出力を増加させることにより、増加された磁気結合の結果として、装置の動作帯域幅は著しく増加可能である。これは次いで、多くの新たにエネルギー獲得に応用して使用される装置の能力を著しく高める。
第7に、磁性体アセンブリの質量は電気機械変換器の自然周波数に影響を及ぼす。振動体からエネルギーを獲得するとき、現場で装置が受けるべく設計される振動の周波数である所望の自然周波数に電気機械変換器を調整するためには、電気機械変換器の運動質量を制御する必要がある。磁性体アセンブリの露出した端面を提供することにより、典型的にはステンレス鋼等の金属の端面は、磁性体アセンブリから余分な材料を取り除き、それによりその質量を低減するために、旋盤等の工作機械により容易に機械加工可能である。端面の表面を所望の深さまで切り取ることは、回転対称空洞をその下方に拡大する。第1のボディの少なくとも第2の部分は回転対称であるから、その部分は旋盤で容易に機械加工可能である。磁性体アセンブリの部品を、それらを製造し、それらの質量を制御するように機械加工できることは、例えば片持ち梁を用いる電気機械変換器と比較してもう1つの重要な技術的利点である。生産原価が著しく低減可能である。
第8に、簡単な圧縮ばねが電気機械変換器で採用可能である。それらは、任意の他の部分に接合される必要はない。端部は単にそれぞれの環状チャネル内に取り外し可能に取り付けでき、移動可能な磁性体アセンブリの外側周りに設置できる。各圧縮ばねは、それ自身のバイアス作用の下で取り外し可能に取り付けられる。これは、低摩擦を持ち、複雑で込み入った及び/又は高価な製造技術を避ける、磁性体アセンブリでの横方向の運動を防止するための確実で簡単な構造体を提供する。結果として得られる構造体は堅固で小型である。
第9に、電気機械変換器は、時には石油掘削プラットフォーム等の潜在的に可燃性の高い環境で使用されるべき必要性がある。そのような環境では、特に電気機械変換器が高出力電圧を生成できるとき、据付けの安全性が電気機械変換器からの不注意な電気火花により損なわれないことが極めて重大である。電気機械変換器全体の周りに気密封印を提供することにより、これは、引火性蒸気の電気機械変換器内へのどんな進入をも防止する。不活性ガスが電気機械変換器内に気密封止されてもよい。別法として、筐体内の容積は部分的に又は全体的に排気されてもよい。
例示の実施形態では、コイルは静的であり、磁性体は動的である。この配置の利点は、もしコイルが静的であるならば、コイルへの電気接続がより容易に設置でき、より信頼性よく保持されることである。しかしながら、本発明の代替実施形態では、コイルが動的で磁性体が静的である逆の構成が用いられてもよい。
本発明の他の変更形態及び実施形態は、当業者には明らかであろう。例えば、例示の実施形態では、1つ又は複数のベアリングが、運動素子の振動運動を案内するために、運動素子と筐体との間に提供されてもよく、磁性体が円形横断面以外を有してもよく、磁性体アセンブリ及びコイルが軸周りの回転対称構造体以外を有してもよく、及び/又はバイアス装置が圧縮ばね以外を含んでもよい。
本発明の一実施形態による、機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する電気機械変換器の概略斜視図である。 図1の電気機械変換器を通る線I〜I上の概略断面図である。 理論的な電気機械変換器に対する電力と変換効率との間の関係を示すグラフである。 2つの圧縮ばね間のボディのアセンブリの概略側面図である。 図4のアセンブリに対する圧縮と力との間の関係を示すグラフである。 単一ばねに隣接するボディのアセンブリの概略側面図である。 図6のアセンブリに対する圧縮と力との間の関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態による、機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する電気機械変換器の、図2と同様の概略断面図である。

Claims (57)

  1. 機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する共振振動エネルギーハーベスターを備える電気機械変換器であって、
    筐体と、
    前記筐体内に固定して取り付けられた導電コイルと、
    軸に沿った線形振動運動のために、前記筐体内に移動可能に取り付けられた磁性体アセンブリであって、ギャップを規定する一対の逆極性の極性表面を有し、前記ギャップ内に前記コイルが配置された磁性体アセンブリと、
    前記筐体と前記磁性体アセンブリとの間に取り付けられたバイアス装置であって、前記磁性体アセンブリに、前記軸に沿った両方向に中心位置に向けてバイアスをかけるバイアス装置とを備える電気機械変換器。
  2. 前記バイアス装置は、ほぼ線形な前記中心位置周りのばねレートを有する、請求項1に記載の電気機械変換器。
  3. 前記磁性体アセンブリは、前記中心位置に対する運動の振幅にほぼ依存しない前記中心位置周りの自然共振周波数を有する、請求項2に記載の電気機械変換器。
  4. 更に、前記導電コイルを取り囲む絶縁カプセルを備える請求項1から3のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  5. 更に、前記導電コイルの出力を制御する電気回路であって、前記導電コイルに電気的に接続され、前記カプセル内にある電気回路を備える請求項4に記載の電気機械変換器。
  6. 前記カプセルは、プラスチック材料を含む、請求項4又は5に記載の電気機械変換器。
  7. 前記電気回路は、前記コイルの軸方向に垂直な回路基板上に設けられており、
    前記コイル及び前記回路基板は、前記磁性体アセンブリの前記中心位置周りの運動方向に垂直である、請求項4から6のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  8. 前記バイアス装置は、一対のばねを備え、
    各ばねは、前記軸の軸方向に向けられており、前記移動可能に取り付けられた磁性体アセンブリに、前記軸に沿った2方向のそれぞれの1方向に、前記中心位置に向けてバイアスをかける、請求項1から7のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  9. 前記ばねは、圧縮ばねを含む、請求項8に記載の電気機械変換器。
  10. 前記バイアス装置は、前記磁性体アセンブリの少なくとも一部分を環状に取り囲んでいる、請求項1から9のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  11. 前記バイアス装置は、前記磁性体アセンブリの非軸方向運動をほぼ防止するよう調整されている、請求項1から10のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  12. 更に、前記磁性体アセンブリの非軸方向運動を制限する抑制装置を備える請求項1から11のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  13. 前記磁性体アセンブリは、
    円筒磁性体と、
    強磁性材料の第1及び第2のボディとを備え、
    前記第1及び第2のボディの各々は、前記磁性体の円筒軸の方向に向けられた回転軸を有し、前記磁性体のそれぞれの磁極に結合されており、
    前記第1のボディは、一方の極性表面を形成しており、
    前記第2のボディは、他方の極性表面を形成している、請求項1から12のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  14. 前記磁性体アセンブリは更に、前記軸の方向に向けられ、前記磁性体から離れて前記第1のボディの面上に取り付けられた支持部を備え、
    前記バイアス装置は、前記磁性体アセンブリに、前記軸に沿った両方向にバイアスをかける第1及び第2の圧縮ばねを備え、
    前記第1の圧縮ばねは、前記第1のボディと前記筐体との間に取り付けられており、
    前記第2の圧縮ばねは、前記支持部と前記筺体との間に取り付けられている、請求項13に記載の電気機械変換器。
  15. 前記筐体は、対向する環状表面を有するフランジを備え、
    前記対向する環状表面には、前記第1及び第2の圧縮ばねがそれぞれ当接している、請求項14に記載の電気機械変換器。
  16. 各圧縮ばねは、2つの対向する端部を有し、
    各端部は、前記筐体又は前記支持部のそれぞれの環状チャネル内に取り外し可能に取り付けられている、請求項14に記載の電気機械変換器。
  17. 前記円筒磁性体は、前記第1のボディ内の空洞内に受容されており、
    前記円筒磁性体の第1の磁極は、前記空洞の底壁に隣接しており、
    前記第2のボディは、前記円筒磁性体の第2の磁極に取り付けられており、
    前記ギャップは、環状であり、前記空洞の内側円筒表面と前記第2のボディの外側円筒表面との間に規定される、請求項13に記載の電気機械変換器。
  18. 前記バイアス装置は、自己のバイアス作用の下で前記筐体と前記磁性体アセンブリとの間に取り外し可能に取り付けられている、請求項1から17のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  19. 前記磁性体アセンブリは、前記軸に対し回転対称である、請求項1から18のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  20. 前記磁性体アセンブリは、前記コイルから離れた端面を有し、
    前記端面は、前記軸の方向に向けられ、前記軸に対し回転対称である空洞を有する、請求項1から19のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  21. 前記筐体は、ガスを含む内部容積を有し、
    前記筐体は更に、
    前記筐体の前記内部容積を気密封止するよう前記筐体を取り囲む気密封印と、
    前記軸に沿った前記磁性体アセンブリの運動に起因する前記筐体容積内のガス圧差を等化するための、運動素子内の少なくとも1つの通気孔とを備える、請求項1から20のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  22. 機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する共振振動エネルギーハーベスターを備える電気機械変換器であって、
    導電コイルと、
    磁性体アセンブリであって、ギャップを規定する一対の逆極性の極性表面を有し、前記ギャップ内に前記コイルが配置され、前記コイル及び前記磁性体アセンブリの一方が固定され、前記コイル及び前記磁性体アセンブリの他方が、軸に沿った線形振動運動のために移動可能に取り付けられている磁性体アセンブリと、
    一対のばねであって、各ばねが、前記軸の軸方向に向けられており、前記移動可能に取り付けられたコイル又は磁性体アセンブリに、前記軸に沿った2方向のそれぞれの1方向に、中心位置に向けてバイアスをかける一対のばねとを備える電気機械変換器。
  23. 前記一対のばねは、ほぼ線形な前記中心位置周りのばねレートを有する、請求項22に記載の電気機械変換器。
  24. 前記移動可能に取り付けられたコイル又は磁性体アセンブリは、前記中心位置に対する運動の振幅にほぼ依存しない前記中心位置周りの自然共振周波数を有する、請求項23に記載の電気機械変換器。
  25. 更に、前記導電コイルを取り囲む絶縁カプセルを備える請求項22から24のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  26. 更に、前記導電コイルの出力を制御する電気回路であって、前記導電コイルに電気的に接続され、前記カプセル内にある電気回路を備える請求項25に記載の電気機械変換器。
  27. 前記カプセルは、プラスチック材料を含む、請求項25又は26に記載の電気機械変換器。
  28. 前記電気回路は、前記コイルの軸方向に垂直な回路基板上に設けられており、
    前記コイル及び前記回路基板は、前記移動可能に取り付けられたコイル又は磁性体アセンブリの前記中心位置周りの運動方向に垂直である、請求項25から27のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  29. 前記磁性体アセンブリは、移動可能に取り付けられており、
    前記コイルは、固定されている、請求項22から28のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  30. 前記ばねは、圧縮ばねを含む、請求項22から29のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  31. 前記ばねは、前記磁性体アセンブリの少なくとも一部分を環状に取り囲んでいる、請求項22から30のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  32. 前記ばねは、前記磁性体アセンブリの非軸方向運動をほぼ防止するよう調整されている、請求項22から31のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  33. 更に、前記磁性体アセンブリの非軸方向運動を制限する抑制装置を備える請求項22から32のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  34. 前記磁性体アセンブリは、
    円筒磁性体と、
    強磁性材料の第1及び第2のボディとを備え、
    前記第1及び第2のボディの各々は、前記磁性体の円筒軸の方向に向けられた回転軸を有し、前記磁性体のそれぞれの磁極に結合されており、
    前記第1のボディは、一方の極性表面を形成しており、
    前記第2のボディは、他方の極性表面を形成している、請求項22から33のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  35. 前記磁性体アセンブリさ更に、前記軸の方向に向けられ、前記磁性体から離れて前記第1のボディの面上に取り付けられた支持部を備え、
    前記ばねは、前記磁性体アセンブリに、前記軸に沿った両方向にバイアスをかける第1及び第2の圧縮ばねを備え、
    前記第1の圧縮ばねは、前記第1のボディとフランジとの間に取り付けられており、
    前記第2の圧縮ばねは、前記支持部と前記フランジとの間に取り付けられている、請求項22から34のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  36. 前記フランジは、対向する環状表面を有し、
    前記対向する環状表面には、前記第1及び第2の圧縮ばねがそれぞれ当接している、請求項35に記載の電気機械変換器。
  37. 各圧縮ばねは、2つの対向する端部を有し、
    各端部は、前記フランジ又は前記支持部のそれぞれの環状チャネル内に取り外し可能に取り付けられている、請求項36に記載の電気機械変換器。
  38. 前記円筒磁性体は、前記第1のボディ内の空洞内に受容されており、
    前記円筒磁性体の第1の磁極は、前記空洞の底壁に隣接しており、
    前記第2のボディは、前記円筒磁性体の第2の磁極に取り付けられており、
    前記ギャップは、環状であり、前記空洞の内側円筒表面と前記第2のボディの外側円筒表面との間に規定される、請求項34に記載の電気機械変換器。
  39. 前記バイアス装置は、自己のバイアス作用の下で前記フランジと前記磁性体アセンブリとの間に取り外し可能に取り付けられている、請求項35に記載の電気機械変換器。
  40. 前記磁性体アセンブリは、前記軸に対し回転対称である、請求項22から39のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  41. 前記磁性体アセンブリは、前記コイルから離れた端面を有し、
    前記端面は、前記軸の方向に向けられ、前記軸に対し回転対称である空洞を有する、請求項22から40のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  42. 更に、前記磁性体アセンブリ及び前記コイルを内包する筐体を備え、
    前記筐体は、
    ガスを含む内部容積と、
    前記筐体の前記内部容積を気密封止するよう前記筐体を取り囲む気密封印と、
    前記軸に沿った前記磁性体アセンブリの運動に起因する前記筐体容積内のガス圧差を等化するための、運動素子内の少なくとも1つの通気孔とを有する、請求項22から41のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  43. 機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する共振振動エネルギーハーベスターを備える電気機械変換器であって、
    筐体であって、ガスを含む内部容積を有する筐体と、
    前記筐体内に取り付けられた導電コイルと、
    前記筐体内に取り付けられた磁性体アセンブリであって、ギャップを規定する一対の逆極性の極性表面を有し、前記ギャップ内に前記コイルが配置され、前記コイル及び前記磁性体アセンブリが、軸に沿った前記コイルと前記磁性体アセンブリとの間の相対的な線形振動運動のために取り付けられている磁性体アセンブリと、
    前記筐体内のバイアス装置であって、前記コイル及び前記磁性体アセンブリの少なくとも1つを含む運動素子に、前記軸に沿った両方向に中心位置に向けてバイアスをかけるバイアス装置と、
    前記筐体の前記内部容積を気密封止する気密封印とを備える電気機械変換器。
  44. 前記バイアス装置は、ほぼ線形な前記中心位置周りのばねレートを有する、請求項43に記載の電気機械変換器。
  45. 前記運動素子は、前記中心位置に対する運動の振幅にほぼ依存しない前記中心位置周りの自然共振周波数を有する、請求項44に記載の電気機械変換器。
  46. 更に、前記導電コイルを取り囲む絶縁カプセルを備える請求項42から45のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  47. 更に、前記導電コイルの出力を制御する電気回路であって、前記導電コイルに電気的に接続され、前記カプセル内にある電気回路を備える請求項46に記載の電気機械変換器。
  48. 前記カプセルは、プラスチック材料を含む、請求項46又は47に記載の電気機械変換器。
  49. 前記電気回路は、前記コイルの軸方向に垂直な回路基板上に設けられており、
    前記コイル及び前記回路基板は、前記運動素子の前記中心位置周りの運動方向に垂直である、請求項46から48のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  50. 更に、前記軸に沿った前記運動素子アセンブリの運動に起因する前記筐体容積内のガス圧差を等化するための、前記運動素子内の少なくとも1つの通気孔を備える、請求項43から49のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  51. 前記気密封印は、前記筐体を取り囲んでいる、請求項43から50のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  52. 前記筐体は、アセンブリを形成するために一緒に組み立てられる複数の部品を含み、
    前記アセンブリに隣接する部品は、前記気密封印により気密封止されている、請求項43から51のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  53. 前記磁性体アセンブリは、移動可能に取り付けられており、
    前記コイルは、前記筐体に固定されている、請求項43から52のいずれか一項に記載の電気機械変換器。
  54. 前記バイアス装置は、一対の圧縮ばねを含み、
    各ばねは、前記磁性体アセンブリの少なくとも一部分を環状に取り囲んでおり、
    各ばねは、前記軸の軸方向に向けられており、前記移動可能に取り付けられた磁性体アセンブリに、前記軸に沿った2方向のそれぞれの1方向に、前記中心位置に向けてバイアスをかける、請求項53に記載の電気機械変換器。
  55. 更に、前記磁性体アセンブリの非軸方向運動を制限する抑制装置を備える請求項54に記載の電気機械変換器。
  56. 前記磁性体アセンブリは、
    円筒磁性体と、
    強磁性材料の第1及び第2のボディとを備え、
    前記第1及び第2のボディの各々は、前記磁性体の円筒軸の方向に向けられた回転軸を有し、前記磁性体のそれぞれの磁極に結合されており、
    前記第1のボディは、一方の極性表面を形成しており、
    前記第2のボディは、他方の極性表面を形成しており、
    前記磁性体アセンブリは更に、
    前記軸の方向に向けられ、前記磁性体から離れて前記第1のボディの面上に取り付けられた支持部を備え、
    前記圧縮ばねは、前記磁性体アセンブリに、前記軸に沿った両方向にバイアスをかける第1及び第2の圧縮ばねを備え、
    前記第1の圧縮ばねは、前記第1のボディとフランジとの間に取り付けられており、
    前記第2の圧縮ばねは、前記支持部と前記フランジとの間に取り付けられている、請求項54に記載の電気機械変換器。
  57. 機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する共振振動エネルギーハーベスターを備える電気機械変換器であって、実質的に、図1及び図2を参照して又は図8を参照して以降で述べられる電気機械変換器。
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