JPH07170713A - 微小発電装置 - Google Patents

微小発電装置

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JPH07170713A
JPH07170713A JP34366893A JP34366893A JPH07170713A JP H07170713 A JPH07170713 A JP H07170713A JP 34366893 A JP34366893 A JP 34366893A JP 34366893 A JP34366893 A JP 34366893A JP H07170713 A JPH07170713 A JP H07170713A
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JP
Japan
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diaphragm
coil
film
fixed
supplied
Prior art date
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Pending
Application number
JP34366893A
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English (en)
Inventor
Hisayuki Kako
久幸 加来
Shinji Yamashita
慎次 山下
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金属製パイプの内部や人体の内部など比較的長
い距離からの振動波エネルギにより発電できる微小発電
装置を得る。 【構成】ダイヤフラム2と、前記ダイヤフラムの一方の
面に結合され開口部を有する集音部材4と、前記ダイヤ
フラムの他方の面に固着され導電材料からなるパターン
を用いた略円筒状のコイル5と、前記円筒状のコイルの
中央部および外周部に非接触の状態で配置される膜状磁
石6と、一方端を前記膜状磁石に結合され他方端を基体
に固定されたヨーク7と、前記コイルからリード線によ
り接続された整流装置であるダイオード9と、前記整流
装置から接続され前記ダイヤフラムの振動により前記コ
イルに発生した電気量を蓄積する蓄電装置10とを備え
た構成にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流体の満されたパイプの
内部を点検しながら移動するマイクロマシンや人体の消
化管や血管あるいはリンパ管内を移動するマイクロマシ
ンに組み込まれる微小発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流体内を移動するマイクロマシン
の電源供給法としては、ケーブルを通して供電する方法
やマイクロマシンに電池を積載する方法、あるいはプロ
ペラをマイクロマシンに取付け、液体の流れによりこの
プロペラを回転させて発電する方法などが提案されい
る。また、ケーブルを使用しないで電気エネルギを供給
する方法としてマイクロ波送電や2個のトランスと高周
波を用いた無接触供電装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のケー
ブルを使って電力を供給する方法では複雑に入り組んだ
パイプ配管や人体内を移動するマイクロマシンに適用し
た場合、ケーブル同士のからまり、ケーブルと管内壁と
の接触による駆動力の損失、移動距離の制限などの問題
がある。マイクロマシンに電池を積み込む方法では電池
の容量により作業時間が制限を受ける。また、プロペラ
とこれに連結された発電機をマイクロマシンに組み込む
方法では、液体の流れが停止すると、電力をマイクロマ
シンへ給電できないという問題があった。一方、従来か
ら知られているケーブルを使用しない電気エネルギーの
供給方法の一つであるマイクロ波送電の場合、金属製パ
イプの内部にマイクロ波が貫通できないため給電できな
い。また、人体に適用する場合、人体の組織を損傷する
恐れがあるという問題がある。トランスを用いる無接触
供電方法は2個のトランス間の距離がミリオーダ程度に
広くなると電気エネルギの伝達ができないという問題が
あった。そこで、本発明は金属製パイプの内部や人体の
内部など比較的長い距離からの振動波エネルギにより発
電できる微小発電装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明はダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの一方
の面に結合され開口部を有する集音部材と、前記ダイヤ
フラムの他方の面に固着され導電材料からなるパターン
を用いた略円筒状のコイルと、前記円筒状のコイルの中
央部および外周部に非接触の状態で配置される膜状磁石
と、一方端を前記膜状磁石に結合され他方端を基体に固
定されたヨークと、前記コイルからリード線により接続
された整流装置と、前記整流装置から接続され前記ダイ
ヤフラムの振動により前記コイルに発生した電気量を蓄
積する蓄電装置とを備えた構成にしている。
【0005】
【作用】上記手段により、集音部材によって集められた
振動や音波、超音波がダイヤフラムに達して圧力変動が
生じる。圧力変動によりダイヤフラムが変位してこれの
表面にした形成されたコイルが変位する。これにより膜
状磁石からの磁束が変化するため、コイルに誘起電圧を
生じる。発生した誘起電圧を整流装置によって直流に変
換し、二次電池(蓄電池)や電気二重層を利用した大容
量コンデンサへ導くので、電気量がこれらの蓄電装置に
蓄積される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の実施例を示す微小発電装置の断面図
である。図において1は円筒状の基体、2は円板状のダ
イヤフラムで支持体3の一方端に固定されている。4は
ダイヤフラム2の表面に固定され中央部に穴のある集音
部材で、流体の振動や音波を効率的にダイヤフラム2へ
集めるために開口部を設けてダイヤフラム2と同心円状
に結合されている。5はダイヤフラム2の裏面に固着さ
れた円筒状のコイル、6はコイル5の内側および外側に
非接触に設けられ、それぞれ円板およびリングの形状を
した膜状磁石、7は膜状磁石6の磁路を形成するヨーク
である。8はコイル5の端子、9はコイル5に発生した
電気を整流する整流装置としてのダイオード、10は電
気二重層コンデンサの蓄電装置である。ダイヤフラム4
は直径3mm、厚さ100μmの寸法をもつシリコンを
50μmの厚さまで異方性エッチングして作製した膜で
ある。コイル5は銅の薄膜を蒸着とフォトファブリケー
ションによって厚さ10μm、幅50μmの銅パターン
51を形成し、この表面にSiO2 の絶縁層52をコー
ティングする工程を複数繰返して形成し、その後、各層
の銅パターン51を接続して作製している。このコイル
5は端子8を介してリード線11により整流装置として
のダイオード9に接続され、一方は電気二重層からなる
コンデンサの蓄電装置10に、他の一方はスイッチ12
を介して負荷13に接続されている。膜状磁石6および
ヨーク7は一体成形されたものである。すなわち、高透
磁率で軟質磁性を有するNi−Fe合金からなる円板状
のヨーク7にスパッタ法によって膜厚40μmの(D
y、Nd)−Fe−Bからなる膜状磁石6を均一に形成
し、上部ヨーク71としてさらにその上部に40μmの
Ni−Fe合金膜をスパッタ法により形成した後、エッ
チングによりリング溝73を作製したものである。72
は下部ヨークである。磁束の還流を十分に行うために、
コイル5をヨーク7で内側と外側から挟んだ構造とし、
膜状磁石の着磁方向を内側と外側では逆方向にしてい
る。いま、本発明の微小発電装置を水中に浸漬し、図示
しない超音波発生装置から超音波を発射すると、集音部
材4でこれを受けてダイヤフラム2が振動する。そうす
ると、ダイヤフラム2の裏面に固着されたコイル5が変
位する。コイル5は膜状磁石6の磁束を切るので、コイ
ル5に電圧が誘起される。発生した電圧は端子8からリ
ード線11をとおりダイオード9に流れて整流され蓄電
装置10に蓄積される。蓄積された電気量を負荷13
(マイクロ電磁モータ)に通電することにより、マイク
ロ電磁モータを回転させることができる。また、発電は
超音波だけでなく流体圧力の変動、音波ノイズ、外部振
動などによっても行われる。なお、本実施例では蓄電装
置として電気二重層コンデンサを使用したが、Ni−C
d電池、Ni−水素電池、リチウム2次電池などの蓄電
池を蓄電装置に使用しても本実施例と同様な結果が得ら
れる。ヨークについては、コイル内側のみに配置しても
発電を行うことができる。このように本発明の微小発電
装置を流体内を移動するマイクロマシンに組み込むこと
により、ケーブルを使用せずに外部からマイクロマシン
へ電気エネルギを供給することができ、外部から音波を
照射している限り、動作時間や移動距離の制限を受けな
いマイクロマシンが可能となる。あるいはまたプロペラ
を用いて発電を行う方法のように流体が流れていないと
発電できないという問題もなく、流体が静止していても
発電が可能である。また、人体や動物の体内に挿入した
場合は、超音波プローブを用いて位置の特定を行いなが
ら、照射された超音波を利用してマイクロマシンへの電
気エネルギも供給できる。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、外部
から超音波、流体圧力の変動、音波ノイズなどを受けて
ダイヤフラムが振動することにより発電・蓄電されるの
で、金属製パイプの内部や人体の内部など比較的長い距
離を非接触で電気エネルギを供給できる微小発電装置を
提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1:基体 2:ダイヤフラム 3:支持体 4:集音部材 5:コイル 51:銅パターン 52:絶縁膜 6:膜状磁石 7:ヨーク 71:上部ヨーク 72:下部ヨーク 73:リング溝 8:端子 9:ダイオード 10:蓄電装置 11:リード線 12:スイッチ 13:負荷

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの一方
    の面に結合され開口部を有する集音部材と、前記ダイヤ
    フラムの他方の面に固着され導電材料からなるパターン
    を用いた略円筒状のコイルと、前記円筒状のコイルの中
    央部および外周部に非接触の状態で配置される膜状磁石
    と、一方端を前記膜状磁石に結合され他方端を基体に固
    定されたヨークと、前記コイルからリード線により接続
    された整流装置と、前記整流装置から接続され前記ダイ
    ヤフラムの振動により前記コイルに発生した電気量を蓄
    積する蓄電装置とを備えたことを特徴とする微小発電装
    置。
JP34366893A 1993-12-15 1993-12-15 微小発電装置 Pending JPH07170713A (ja)

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Cited By (6)

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