JP2010514396A - 電磁超音波トランスデューサおよびそのアレイ - Google Patents

電磁超音波トランスデューサおよびそのアレイ Download PDF

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Abstract

電磁超音波トランスデューサおよびそのアレイが提供される。この電磁超音波トランスデューサは、支持体(8)と、支持体(8)上に配置された弾性板(6)と、弾性板(6)上における着磁器(7)と、着磁器(7)を振動させる磁界発生器(1)とを備えており、着磁器(7)はミクロンレベルの厚さを有する。弾性板(6)もミクロンレベルの厚さを有する。この電磁超音波トランスデューサは、超音波治療に有用な高周波の音波を生成することができる。

Description

発明の詳細な説明
〔背景技術〕
本発明は、超音波治療の分野に関連するものであり、超音波治療用の超音波トランスデューサ、特に電磁超音波トランスデューサおよびそのアレイに関する。
〔技術分野〕
電磁超音波トランスデューサは、新しいタイプの超音波源であり、弾性振動スライス、振動コイル(または磁石導電性振動板)、および静磁場コイル(または永久磁石)を主に含んでいる。その機能原理は次の通りである:電気コイルが磁界内のローレンツ力によって影響を受ける。コイルに交流が流れると、これに応じて振動コイルのバルクおよび力の方向が変わる。振動コイルが弾性振動スライス上に固定されていれば、振動コイル上のローレンツ力によって弾性振動スライスが振動し、そこから音波が発せられる。この原理を利用することによって、電磁ホーンが形成される。
電磁超音波トランスデューサは、媒体材料の表面と接触しないこと、音響結合剤を塗布する必要がないこと、再現性に優れること、および検出が高速であることなどの利点を有している。このため、非破壊検査の分野において幅広く用いられている。しかしながら、超音波検査において使用される電磁超音波トランスデューサは周波数が低く、また焦点調節の実施が困難である。このため、この種の検査用電磁超音波トランスデューサを超音波治療に直接応用することはできない。
〔発明の要約〕
前述のような従来技術の不都合点に焦点を当て、本発明においては、高周波音波を生成することができ、かつ超音波治療に用いることのできる、電磁超音波トランスデューサおよびそのアレイを提供することを技術的解決策とする。このアレイは、不作為にグループ化することができる。また、任意の形状に形成することができる。また、複数の超音波トランスデューサアレイ素子を柔軟に制御することができる。
本発明によって提案される問題の技術的解決策は次の通りである:この電磁超音波トランスデューサは、支持体上に配置された弾性板と、上記弾性板上における着磁器と、上記着磁器を振動させる磁界発生器とを備えている。上記着磁器はミクロンレベルの厚さを有する。
従来技術では、弾性コイルまたは弾性の磁性導電性振動板のサイズは、一般的にはセンチメートルレベルである。この種の超音波トランスデューサの周波数は、大抵は可聴周波数の範囲内である。また、弾性コイルまたは弾性の磁性導電性振動板のサイズが小さいほど、生成される超音波の周波数は高くなる。すなわち、サイズを小さくすることによって、生成される超音波の最大周波数はメガヘルツレベルに達し得る。本発明においては、マイクロマシン技術の使用によって、ミクロンレベルの着磁器を作製することができる。したがって、弾性コイルまたは弾性の磁性導電性振動板は高周波の超音波を生成することができる。
弾性の磁性導電性振動板を着磁器に用いる場合、その厚さは1.0μmから300μmであることが好ましい。
上記弾性板の厚さもミクロンレベルであることが好ましい。弾性板が矩形である場合には、10μmから1000μmの長さおよび幅、ならびに5μmから500μmの厚さを有していることが好ましい。弾性板が円形である場合には、10μmから1000μmの直径および5μmから500μmの厚さを有していることが好ましい。これにより、弾性板およびその上の弾性の磁性導電性振動板をまとめて形成することができる。弾性板は、そのサイズが小さいほど共振周波数が高いため、弾性板のサイズもミクロンレベルである場合には、超音波トランスデューサの周波数をメガヘルツレベルよりも高くすることができる。
上記支持体は軟質磁石であることが好ましい。上記磁界発生器は、軟質磁石により形成された支持体、上記軟質磁石に接触して巻かれたコイル、および当該コイルに接続されたAC電源を備え得る。
上記支持体のコイルの巻線方向は、弾性の磁性導電性振動板内において生成される誘導電流の方向を、上記軟質磁石内の磁界の方向に対して垂直とする方向であることがより好ましい。垂直となった時、磁界発生器内において生成されるローレンツ力は最大となり、着磁器への磁力もまた最大となる。この力の作用によって、弾性板は最大の振動を生成することができ、また周波数の極めて高い超音波を伝送することができる。
上記支持体の形状は、凹型であることがより好ましい。上記弾性板の両端は、上記支持体の両端における2つの隆起部上に、弾性固定材料によって固定されている。このため、空気シンクが、上記支持体の中央における凹型部に形成される。凹型の軟質磁石は、コイルの巻線方向に沿って平行に磁界を生成するために容易かつ都合がよい。これにより、最大ローレンツ力が生成されて着磁器が引き付けられる。上記凹型の支持体の中央における凹型部に形成された空気シンクは、弾性ユニット(弾性板およびその上部の着磁器)が振動を生成するために役立つ。また、弾性ユニットが超音波を伝送するために役立つ。これは、空気シンクの減衰は小さいが超音波減衰は大きいからである。
本発明では、上記支持体の形状として、例えばC型およびE型など他の形状をでもあってもよい。しかし、処理が簡素であり製造コストも少ないため、凹型の支持体が好ましい。
弾性ユニットによって生成される超音波の強度を可能な限り高くすることを確実にするために、コイルに接続された上記AC電源の電流周波数が、上記空気シンクの共振周波数と等しいことが好ましい。この周波数は0.1MHzよりも高く、最良の周波数は0.5MHzよりも高い。上記空気シンクの共振周波数はその物理的サイズに依存するため、上記空気シンクは、長さが10μmから200μm、幅が10μmから200μm、および厚さが10μmから50μmの範囲であることが好ましい。
上記弾性コイルは、着磁器として使用される場合、直径が0.5μmから100μm、厚さが0.5μmから200μmであることが好ましい。
上記弾性コイルは、フォトリソグラフィックコイルであってもよい。上記弾性コイルは、半導体フォトリソグラフィおよび化学的腐食技術の使用によって、ミクロンレベルのフォトリソグラフィックコイルとして製造することができる。
上記支持体は、非磁性材料を使用し得る。上記磁界発生器は、コイルによって巻かれた軟質磁石でもよい。これらのコイルはDC電源に接続されており、フォトリソグラフィックコイルはAC電源に接続されている。
上記軟質磁石の形状は凹型であってよい。軟質磁石の中央における凹型部には、支持体が固定されている。上記軟質磁石の端にある2つの隆起部周辺には、コイルが巻かれている。
上記磁界発生器は永久磁石を使用し得る。上記フォトリソグラフィックコイルはAC電源に接続されている。上記永久磁石の形状は凹型である。上記永久磁石の中央の凹型部には、支持体が固定されている。
上記磁界発生器が永久磁石を使用する場合、上記支持体は上記永久磁石上に配置され、上記永久磁石に接続される。上記フォトリソグラフィックコイルは、AC電源に接続されている。ここで、上記永久磁石は、コイルが巻かれた軟質磁石に置き換えることができる。これらのコイルはDC電源に接続されている。
上記軟質磁石のコイルの巻線方向は、フォトリソグラフィックコイル内の電流方向を、上記軟質磁石内の磁界の方向と等しくする方向であることがより好ましい。このとき、上記磁界発生器内において生成されるローレンツ力は最大となり、着磁器への磁力もまた最大となる。この力の作用によって、弾性板は最大の振動を生成することができ、また周波数が極めて高い超音波を伝送することができる。
上記弾性ユニットによって生成される超音波の強度を可能な限り高くすることを確実にするために、上記コイルに接続された上記AC電源の電流周波数は、上記空気シンクの共振周波数と等しいことが好ましい。この周波数は0.1MHzよりも高い。また、0.5MHzよりも高い周波数であればより好ましい。
上記支持体の形状は凹型であることがより好ましい。上記弾性板の両端は、上記支持体の両端における2つの隆起部上において、弾性固定材料によって固定されている。これにより、上記支持体の中央における凹型部に空気シンクが形成される。上記凹型の軟質磁石は、上記コイルの巻線方向に平行な磁界を生成するために容易かつ都合がよい。これにより、着磁器を引き付ける最大ローレンツ力を生成することができる。上記凹型の支持体の中央における凹部に形成された上記空気シンクは、上記弾性ユニットが振動を生成するために役立つ。また、上記弾性ユニットが超音波を伝送するために役立つ。これは、上記空気シンクの減衰は小さいが超音波減衰は大きいからである。上記支持体の形状としては、例えばC型およびE型など他の形状であってもよい。しかし、処理が簡素であり製造コストも少ないため、凹型の支持体が好ましい。
電磁超音波トランスデューサでは、支持体は非磁性材料を用いる。上記支持体の下には着磁器が配置されており、当該着磁器はコイルによって巻かれた軟質磁石である。上記コイルはDC電源に接続されており、フォトリソグラフィックコイルはAC電源に接続されている。前述した複数の電磁超音波トランスデューサを含む電磁超音波トランスデューサのアレイでは、各超音波トランスデューサ内の弾性板の厚さはミクロンレベルであり;全ての支持体は一体化されており;超音波トランスデューサ内の全ての磁界発生器は一体化されているとともにDC電源に接続されており;上記フォトリソグラフィックコイルは互いに並列接続され、AC電源に接続されている。あるいは、前述した複数の電磁超音波トランスデューサを含む電磁超音波トランスデューサのアレイでは、各超音波トランスデューサ内の弾性板の厚さはミクロンレベルであり;全ての支持体は一体化されており;全ての弾性板の下には、コイルによって巻かれた軟質磁石がそれぞれ固定されており;上記フォトリソグラフィックコイルは互いに並列接続され、AC電源に接続されている。
電磁超音波トランスデューサでは、支持体は非磁性材料を用いる。磁界発生器は永久磁石である。上記永久磁石上には支持体が配置されており、当該支持体は、固定された接合部によって上記永久磁石に接続されている。上記フォトリソグラフィックコイルは、AC電源に接続されている。前述した複数の電磁超音波トランスデューサを含む電磁超音波トランスデューサのアレイでは、各音響トランスデューサ内の弾性板の厚さはミクロンレベルであり;全ての支持体は一体化されており;上記フォトリソグラフィックコイルは互いに並列接続され、AC電源に接続されている。
電磁超音波トランスデューサは、例えば生成する電力が強く、製造プロセスが比較的簡素であるというその独自の利点を有している。このため、本発明の電磁超音波トランスデューサアレイは、完全な電磁超音波トランスデューサとして、ミクロンレベルの多数の小さい電磁超音波トランスデューサによって形成される。一方、完全な電磁超音波トランスデューサは、従来の大型の部品と直接アセンブルされない。完全な電磁超音波トランスデューサの周波数は、基本的には、小さい各トランスデューサユニットの周波数によって決定される。したがって、構造に対するこの改善によって、電磁超音波トランスデューサの周波数を顕著に高くすることができる。
〔好ましい実施形態の詳細な説明〕
本発明について、好ましい実施形態および添付図面を参照しながら以下に詳しく説明する。
以下の実施形態は、本発明における非限定的な実施形態である。
〔実施形態1〕
図1に示すように、電磁超音波トランスデューサは、弾性板6、弾性板6上の着磁器、および上記着磁器を振動させるための磁界発生器を備えている。上記着磁器はミクロンレベルであり、弾性板6上に配置されている。上記着磁器は、厚さが0.1μmから100μmである磁石導電性振動板7(例えばニッケル)を用いることができる。本実施形態では、上記磁界発生器は、弾性板6を支持する軟質磁石により形成された支持体8、この軟質磁石に接触して巻かれたコイル2、およびコイル2に接続されたAC電源3を備えている。
本実施形態では、弾性板6は、長さが10μmから300μm、幅が10μmから300μm、および厚さが5μmから500μmである、ミクロンレベルの矩形の板を用いる。弾性板6は、高い弾力性、良好な処理能力、および良好な機械的強度を有しているため、金属材料(例えば、バネ鋼、ガラス、セラミック等)によって製造することができる。
弾性板6が振動するときの振動空間を確保するために、支持体8および弾性板6が弾性固定材料5によって接合される。弾性固定材料5は、シリカゲルのような軟質材料から生成することができる。軟質磁石1は凹型である。弾性板6の2つの端は、弾性固定材料5によって、支持体8の両端にある2つの隆起部上に固定されている。これにより、空気シンク10が支持体8の中央の凹部に形成される。本実施形態では、空気シンク10は、長さが10μmから200μm、幅が10μmから200μm、および厚さが10μmから50μmである。
異なる複数の疾患の治療に対しては異なる複数の超音波パラメータ(例えば周波数)が必要である。異なる複数の超音波周波数を得るために、異なる複数の弾性板を選択することができる。弾性板6は、異なる複数の疾患の要件に合う任意の形状に形成することができる。また、皮膚疾患が治療される場合、上記板は平坦な板であってよい。何らかの固形腫瘍が治療される場合、上記板は球型の板、または単一アーク面を有する板などでもよい。
弾性ユニットによって生成される超音波の強度を可能な限り高くするために、上記AC電源3の電流周波数は、空気シンクの共振周波数と等しいことが好ましい。少なくとも、この周波数は0.1MHzよりも大きく、最良の周波数は0.5MHzよりも大きい。本実施形態では、5MHzの周波数が使用される。
最大のローレンツ力を生成するために、支持体上のコイル2の巻線方向は、弾性の磁性導電性振動板7内において生成される誘導電流の方向を、軟質磁石内の磁界の方向に対して垂直にする方向である。
この電磁超音波トランスデューサが使用されるとき、AC電源3は、コイル2にAC電力を供給する。軟質磁石により形成された支持体8の周囲にコイル2が巻かれているため、軟質磁石は、上記電力がコイルを通過するときに磁化される。AC電源の作用に応じて、軟質磁石の磁界強度は変化する。これにより、磁石導電性振動板7への磁力も変化する。軟質磁石は固定されており、弾性板6は可動である。このため、この磁力によって弾性板6が連続的に振動して超音波を生成する。
〔実施形態2〕
図2および図3に示すように、電磁超音波トランスデューサは、支持体8上に配置された弾性板6、弾性板6上の着磁器、および当該着磁器を振動させるための磁界発生器を備えている。
上記着磁器はミクロンレベルである。図3に示すように、上記着磁器は、弾性板6上においてマイクロマシン技術(例えば、フォトリソグラフィック法)によってリソグラフされたコイル、すなわちAC電源3に接続されたフォトリソグラフィックコイル14である。本実施形態では、フォトリソグラフィックコイル14の厚さは、0.5μmから200μmである。
上記磁界発生器は、凹型の軟質磁石1、凹型の軟質磁石1の2つの隆起部の周囲に巻かれたコイル2、およびコイル2に接続されたDC電源4を備えている。凹型の軟質磁石1の中央における凹部には支持体8が固定されており、支持体8は非磁性材料を用いる。
弾性板6は矩形である。本実施形態では、弾性板6は、長さが10μmから300μm、幅が10μmから300μm、および厚さが5μmから500μmである。すなわち、ミクロンレベルである。
支持体8は凹型である。支持体8の2つの隆起部は、弾性固定材料5によって弾性板6に接続されている。
支持体8が弾性板6に接続されると、空気シンク10が形成される。本実施形態では、上記空気シンクは、長さが10μmから200μm、幅が10μmから200μm、および厚さが10μmから50μmである。
本実施形態では、コイル2は、凹型の軟質磁石1の2つの隆起部の周囲に巻きついている。このような巻線を有する軟質磁石1は、軟質磁石1によって生成される磁界の方向が、フォトリソグラフィックコイル14内において生成される磁界の方向に対して垂直になる方向に磁力を生成する。この磁力の方向は、弾性板6を最大強度で振動させることができる。これにより、生成される超音波の強度が最大となる。したがって、本実施形態では、凹型の軟質磁石1の2つの隆起部の周囲にコイル2が巻きついている実施形態が好ましい。
本実施形態内の他の構造は、実施形態1の構造と同様である。
この電磁超音波トランスデューサが使用されるとき、DC電源4はコイル2にDC電力を供給する。軟質磁石1の周囲にコイル2が巻きついているため、軟質磁石1は磁化される。一方、AC電源はフォトリソグラフィックコイル14にAC電力を供給する。フォトリソグラフィックコイル14は弾性板6の表面に配置されているため、弾性板6は磁化される。したがって、AC電源の作用によって、フォトリソグラフィックコイル14は、コイル2の磁界内に磁界力を生成する(この力の周波数は、フォトリソグラフィックコイル14に加えられるAC電源の周波数と一致するように維持しなければならず、またこの力は電流と正比例する)。軟質磁石1は固定されており、弾性板6は可動である。このため、弾性板6は振動し、AC電源の作用によって超音波を生成する。
〔実施形態3〕
図4および図5に示すように、本実施形態の電磁超音波トランスデューサは、実施形態2の電磁超音波トランスデューサとは異なる。これは、互いの磁界発生器が異なっているためである。本実施形態では、実施形態2での凹型の軟質磁石1、凹型の軟質磁石1の2つの隆起部の周囲に巻かれたコイル2、およびコイル2に接続されたDC電源4の換わりに、凹型の永久磁石9が使用される。
本実施形態において使用される他の構造および方法は、実施形態2の構造および方法と同様である。
〔実施形態4〕
図6および図7に示すように、本実施形態の電磁超音波トランスデューサは、弾性板6と、当該弾性板を支持するための凹型の支持体8と、支持体8の下において、固定された接合部によって支持体8に接続された永久磁石9とを備えている。支持体8および弾性板6は、弾性固定材料5によって接合されている。弾性板6上にはフォトリソグラフィックコイル14があり、このコイルはAC電源3に接続されている。支持体8は凹型である。支持体8が弾性板6に接続された後、空気シンク10が形成される。
この電磁超音波トランスデューサが使用されるとき、AC電源はフォトリソグラフィックコイル14にAC電力を供給する。弾性板6の表面上にフォトリソグラフィックコイル14が配置されているため、弾性板6は磁化される。したがって、AC電源の作用によって、フォトリソグラフィックコイル14は、永久磁石9の磁界内において磁界力を生成する(この力の周波数は、フォトリソグラフィックコイル14に加えられるAC電源の周波数と一致するように維持されなければならず、またこの力は電流と正比例する)。永久磁石9は固定されており、弾性板6は可動である。このため、弾性板6は振動し、AC電源の作用によって超音波を生成する。
本実施形態では、弾性板6を振動させて最大強度の超音波を生成する。このための永久磁石9の磁極の好ましい固定方法を図7に示す。すなわち、永久磁石9の設置方向は、永久磁石によって生成される磁界の方向を弾性板6上のフォトリソグラフィックコイル14の電流方向に対して垂直とする方向である。
本実施形態において使用される他の構造および方法は、実施形態1の構造および方法と同様である。
〔実施形態5〕
図7および図8に示すように、本実施形態の電磁超音波トランスデューサは実施形態4の電磁超音波トランスデューサと異なっている。具体的には、互いの磁界発生器が異なっている。本実施形態では、実施形態4の永久磁石9の換わりに、軟質磁石1、軟質磁石1の周囲に巻かれたコイル2、およびコイル2に接続されたDC電源4が使用される。
この電磁超音波トランスデューサが使用されるとき、DC電源4はコイル2にDC電力を供給する。軟質磁石1の周囲にコイル2が巻きついている。このため、軟質磁石1は磁化される。フォトリソグラフィックコイル14に供給されたAC電源の作用によって、フォトリソグラフィックコイル14は、コイル2の磁界内に磁界力を生成する(この力の周波数は、フォトリソグラフィックコイル14に加えられるAC電源の周波数と一致するように維持されなければならず、またこの力は電流と正比例する)。軟質磁石1は固定されており、弾性板6は可動である。このため、弾性板6は振動し、AC電源の作用によって超音波を生成する。
本実施形態では、弾性板6を振動させて最大強度の超音波を生成する。このためのコイル2の軟質磁石1の周囲における好ましい巻きつけ方法を図8に示す。すなわち、螺旋状に巻かれたコイル2によって生成される磁界は、弾性板6上のフォトリソグラフィックコイル14の電流方向に対して垂直である。
本実施形態において使用される他の構造および方法は、実施形態4の構造および方法と同様である。
実施形態1から5は、主に、単一の電磁超音波トランスデューサについて記載している。以下の実施形態6から9は、主に、複数の単一電磁超音波トランスデューサによって一体化された電磁超音波トランスデューサアレイについて記載する。電磁超音波トランスデューサアレイを用いて、異なる複数の種類の疾患を治療するための異なる超音波治療用アプリケータを製造することができ、例えば、肝腫瘍の治療に適した自己収束超音波治療用アプリケータを製造することができる。
〔実施形態6〕
図9および図10に示すように、本実施形態の電磁超音波トランスデューサアレイは、軟質磁石1、軟質磁石1上に固定されており複数の凹型開口部を有する支持体8、および複数の弾性板6を備えている。各弾性板6の上には、フォトリソグラフィックコイル14がある。複数のフォトリソグラフィックコイル14は互いに並列接続されており、AC電源に接続されている。
弾性板6およびその上のフォトリソグラフィックコイル14は両方ともミクロンレベルである。本実施形態では、弾性板6は矩形の板であり、長さが10μmから300μm、幅が10μmから300μm、および厚さが5μmから500μmである。フォトリソグラフィックコイル14のコード直径は0.5μmから100μmであり、厚さは0.5μmから200μmである。
全ての各弾性板6は、支持体8の複数の凹型開口部上に、弾性固定材料によって固定されており、空気シンク10が形成される。本実施形態では、当該空気シンクは、長さが10μmから200μm、幅が10μmから200μm、および厚さが10μmから50μmである。
コイル2は軟質磁石1の周囲に巻きついており、またDC電源4に接続されている。
弾性板6は、支持体8上において任意の形状で配置される。また、任意かつ規則的に配置されていてもよい。
電磁超音波トランスデューサアレイが使用される際には、DC電源4はコイル2にDC電力を供給する。軟質磁石1の周囲にコイル2が巻きついているため、軟質磁石1は磁化される。フォトリソグラフィックコイル14に供給されるAC電源の作用によって、フォトリソグラフィックコイル14は、コイル2の磁界内に磁界力を生成する(この力の周波数は、フォトリソグラフィックコイル14に加えられるAC電源の周波数と一致するように維持されなければならず、またこの力は電流と正比例する)。軟質磁石1は固定されており、弾性板6は可動である。このため、弾性板6は振動し、AC電源の作用によって超音波を生成する。
本実施形態では、弾性板6を振動させて最大強度の超音波を生成する。このためのコイル2の軟質磁石1の周囲における好ましい巻きつけ方法を図9に示す。すなわち、螺旋状に巻かれたコイル2によって生成される磁界は、弾性板6上のフォトリソグラフィックコイル14の電流方向に対して垂直の方向である。
〔実施形態7〕
図10および図11に示すように、本実施形態の電磁超音波トランスデューサアレイは、くし型永久磁石11、くし型永久磁石固定部12、くし型永久磁石11上に固定されていると共に複数の凹型開口部を有する支持体8、および弾性板6を備えている。各弾性板6の上には、フォトリソグラフィックコイル14が配置されている。複数のフォトリソグラフィックコイル14は互いに並列接続されており、AC電源3に接続されている。
弾性板6およびその上に配置されているフォトリソグラフィックコイル14は両方ともミクロンレベルである。本実施形態では、弾性板6は矩形であり、長さが10μmから300μmの範囲、幅が10μmから300μmの範囲、および厚さが5μmから500μmの範囲である。フォトリソグラフィックコイル14のコード直径は0.5μmから100μmであり、厚さは0.5μmから200μmである。
全ての弾性板6各々は、支持体8の複数の凹型開口部上に、弾性固定材料5によって固定され、次いで空気シンク10が形成される。本実施形態では、当該空気シンクは、長さが10μmから200μm、幅が10μmから200μm、および厚さが10μmから50μmの範囲である。
この電磁超音波トランスデューサが使用されるとき、AC電源はフォトリソグラフィックコイル14にAC電力を供給する。弾性板6の表面上にフォトリソグラフィックコイル14が配置されているため、弾性板6は磁化される。したがって、AC電源の作用によって、フォトリソグラフィックコイル14はくし型永久磁石11の磁界内に磁界力を生成する(この力の周波数は、フォトリソグラフィックコイル14に加えられるAC電源の周波数と一致するように維持されなければならず、またこの力は電流と正比例する)。くし型永久磁石11は固定されており、弾性板6は可動である。このため、弾性板6は振動し、AC電源の作用によって超音波を生成する。
本実施形態では、弾性板6を振動させて最大強度の超音波を生成する。これに関連する、くし型永久磁石11の各ユニットの磁極にとっての好ましい固定方法を図11に示す。永久磁石11の設置方向は、永久磁石によって生成される磁界の方向を、弾性板6上のフォトリソグラフィックコイル14の電流方向に対して垂直にする方向である。
〔実施形態8〕
図10および図12に示すように、本実施形態の電磁超音波トランスデューサアレイは、くし型軟質磁石13、くし型軟質磁石15用の固定、くし型軟質磁石13上に固定されており、複数の凹型開口部を有している支持体8、および弾性板6を備えている。各弾性板6の上には、フォトリソグラフィックコイル14がある。複数のフォトリソグラフィックコイル14は互いに並列接続されており、AC電源3に接続されている。くし型軟質磁石15用の固定の上には、複数のくし型軟質磁石ユニットを保持するためのホールがある。各くし型軟質磁石ユニットはコイル2によって巻かれており、各コイル2はDC電源4に接続されている。
弾性板6およびその上のフォトリソグラフィックコイル14は、両方ともミクロンレベルである。本実施形態では、弾性板6は矩形板であり、長さが10μmから300μm、幅が10μmから300μm、および厚さが5μmから500μmである。フォトリソグラフィックコイル14のコード直径は、0.5μmから100μmであり、その厚さは0.5μmから200μmである。
複数の弾性板6各々は、支持体8の複数の凹型開口部上に、弾性固定材料5によって固定されており、次いで空気シンク10が形成される。本実施形態では、当該空気シンクは、長さが10μmから200μm、幅が10μmから200μm、および厚さが10μmから50μmの範囲である。
この電磁超音波トランスデューサが使用されるとき、DC電源4はコイル2にDC電力を供給する。各くし型軟質磁石ユニットの周囲にコイル2が巻きついているため、くし型軟質磁石ユニットは、エネルギーを与えられたときに磁化される。AC電源は、フォトリソグラフィックコイル14にAC電力を供給する。弾性板6の表面上にフォトリソグラフィックコイル14が固定されているため、弾性板6は磁化される。したがって、AC電源の作用によって、フォトリソグラフィックコイル14はコイル2の磁界内に磁界力を生成する(この力の周波数は、フォトリソグラフィックコイル14に加えられるAC電源の周波数と一致するように維持されなければならず、またこの力は電流と正比例する)。軟質磁石1は固定されており、弾性板6は可動である。このため、弾性板6は振動し、AC電源の作用によって超音波を生成する。
本実施形態の電磁超音波トランスデューサアレイが使用される場合においては、選択された一部のくし型軟質磁石ユニットに、必要に応じてエネルギーが与えられる。しかしながら、全てのくし型軟質磁石ユニットに常に同時にエネルギーが与えられるわけではないことに留意されたい。
本実施形態では、弾性板6を振動させて最大強度の超音波を生成する。このための、コイル2にとってのくし型軟質磁石13の各ユニット周囲における好ましい巻きつけ方法を図12に示す。すなわち、螺旋状に巻かれたコイル2によって生成される磁界の方向は、弾性板6上のコイルの電流方向に対して垂直となる方向である。
〔実施形態9〕
図13および図14に示すように、本実施形態と実施形態7との相違点は、実施形態7のくし型永久磁石11の換わりに、くし型軟質磁石13、各くし型軟質磁石ユニットの周囲に巻かれたコイル2、およびコイル2に接続されたAC電源3を用いている点と、実施形態7のフォトリソグラフィックコイル14およびフォトリソグラフィックコイル14に接続されたAC電源の換わりに、弾性板6上に配置された磁石導電性振動板7を用いている点である。
本実施形態の弾性板上の着磁器は、厚さが1μmから300μmの磁石導電性振動板7である。磁石導電性振動板7が磁界内において繰り返し磁化されることにより力が生成される。また、これにしたがって振動が生成される。
本実施形態では、弾性板6を振動させて最大強度の超音波を生成する。このための、コイル2のくし型軟質磁石13の各ユニット周囲における好ましい巻きつけ方法を図13に示す。すなわち、螺旋状に巻きつけられたコイル2は、磁石導電性振動板7が配置される最大磁界強度を生成する。これにより、磁石導電性振動板7は最大振動を得る。
本実施形態において使用される他の構造および方法は、実施形態7の構造および方法と同様である。
本発明に係る実施形態1の電磁超音波トランスデューサの構造図である。 本発明に係る実施形態2の電磁超音波トランスデューサの構造図である。 図2の上面図である。 本発明に係る実施形態3の電磁超音波トランスデューサの構造図である。 図4の上面図である。 本発明に係る実施形態4の電磁超音波トランスデューサの構造図である。 図6および図8の上面図である。 本発明に係る実施形態5の電磁超音波トランスデューサの構造図である。 本発明に係る実施形態6の電磁超音波トランスデューサアレイの構造図である。 図9、図11、および図12の上面図である。 本発明に係る実施形態7の電磁超音波トランスデューサアレイの構造図である。 本発明に係る実施形態8の電磁超音波トランスデューサアレイの構造図である。 本発明に係る実施形態9の電磁超音波トランスデューサアレイの構造図である。 図13の上面図である。
〔符号の簡単な説明〕
1 軟質磁石
2 コイル
3 AC電源
4 DC電源
5 弾性固定材料
6 弾性板
7 磁気導電性振動板
8 支持体
9 永久磁石
10 空気シンク
11 くし型永久磁石
12 くし型永久磁石固定部
13 くし型軟質磁石
14 フォトリソグラフィックコイル
15 くし型軟質磁石固定部

Claims (38)

  1. 支持体(8)と、上記支持体上に配置された弾性板と、上記弾性板上における着磁器と、上記着磁器を振動させる磁界発生器とを備えており、上記着磁器はミクロンレベルの厚さを有する電磁超音波トランスデューサ。
  2. 上記着磁器は、1μmから300μmの厚さを有する弾性の磁性導電性振動板である、請求項1に記載の電磁超音波トランスデューサ。
  3. 上記支持体(8)は軟質磁石であり、上記磁界発生器は、軟質磁石により形成された上記支持体(8)と、当該軟質磁石に接触して巻かれたコイル(2)と、当該コイルに接続されたAC電源(3)とを備えている、請求項2に記載の電磁超音波トランスデューサ。
  4. 上記支持体(8)上における上記コイル2の巻線方向は、上記弾性の磁性導電性振動板内において生成される誘導電流の方向を、上記軟質磁石内の磁界の方向に対して垂直にする方向である、請求項3に記載の電磁超音波トランスデューサ。
  5. 上記支持体(8)の形状は凹型であり、上記弾性板の両端は、上記支持体の両端における2つの隆起部上に、弾性固定材料(5)によって固定されており、空気シンク(10)が上記支持体の中央における上記凹型部内に形成されている、請求項3に記載の電磁超音波トランスデューサ。
  6. 上記コイル(2)に接続された上記AC電源の電流周波数は、上記空気シンク(10)の共振周波数と等しく、かつ0.1MHzよりも高い、請求項5に記載の電磁超音波トランスデューサ。
  7. 上記空気シンク(10)は、10μmから200μmの長さ、10μmから200μmの幅、および10μmから50μmの厚さを有する、請求項6に記載の電磁超音波トランスデューサ。
  8. 上記着磁器は、0.5μmから100μmの直径および0.5μmから200μmの厚さを有する弾性コイルである、請求項1に記載の電磁超音波トランスデューサ。
  9. 上記弾性コイルは、半導体フォトリソグラフィおよび化学的腐食の技術を用いて製造されるフォトリソグラフィックコイル(14)である、請求項8に記載の電磁超音波トランスデューサ。
  10. 上記支持体(8)は非磁性材料によって形成されており;上記磁界発生器はコイル(2)によって巻かれた軟質磁石であり、上記コイル(2)はDC電源(4)に接続されており;上記軟質磁石の形状は凹型であり、上記支持体(8)は軟質磁石の中央における上記凹型部に固定されており;上記コイル(2)は上記軟質磁石の両端における2つの隆起部を囲むように巻かれており;上記フォトリソグラフィックコイル(14)はAC電源に接続されている、請求項9に記載の電磁音響トランスデューサ。
  11. 上記支持体(8)は非磁性材料によって形成されており;上記磁界発生器は永久磁石であり;上記永久磁石の形状は凹型であり、上記支持体(8)は上記永久磁石の中央における上記凹型部に固定されており;上記フォトリソグラフィックコイル(14)はAC電源に接続されている、請求項9に記載の電磁超音波トランスデューサ。
  12. 上記支持体(8)は非磁性材料によって形成されており;上記磁界発生器は永久磁石であり;上記支持体(8)は上記永久磁石上において、当該永久磁石に接続および固定されており;上記フォトリソグラフィックコイル(14)はAC電源に接続されている、請求項9に記載の電磁超音波トランスデューサ。
  13. 上記支持体(8)は非磁性材料によって形成されており;上記磁界発生器は上記支持体(8)の下に配置されており、かつ、上記コイル(2)によって巻かれた軟質磁石であり;上記コイル(2)はDC電源(4)に接続されており、上記フォトリソグラフィックコイル(14)はAC電源に接続されている、請求項9に記載の電磁超音波トランスデューサ。
  14. 上記軟質磁石上のコイル(2)の巻線方向は、上記フォトリソグラフィックコイル(14)内の電流の方向を、上記軟質磁石内の磁界の方向に対して垂直にする方向である、請求項13に記載の電磁超音波トランスデューサ。
  15. 上記フォトリソグラフィックコイル14によって生成される磁界力の周波数は、上記フォトリソグラフィックコイル14内における交流の周波数と等しく、上記磁界力は上記交流と正比例する、請求項10から14のいずれか1項に記載の電磁超音波トランスデューサ。
  16. 上記支持体(8)の形状は凹型であり、上記弾性板の両端は上記支持体(8)の両端における2つの隆起部上に、弾性固定材料によって固定されており、空気シンク(10)が上記支持体の中央における上記凹型部に形成されている、請求項10から14のいずれか1項に記載の電磁超音波トランスデューサ。
  17. 上記コイル(2)に接続された上記AC電源の電流周波数は、上記空気シンク(10)の共振周波数と等しく、かつ0.1MHzよりも高い、請求項16に記載の電磁超音波トランスデューサ。
  18. 上記空気シンク(10)は、10μmから200μmの長さ、10μmから200μmの幅、および10μmから50μmの厚さを有する、請求項17に記載の電磁超音波トランスデューサ。
  19. 上記弾性板はミクロンレベルの厚さを有する、請求項1から14のいずれか1項に記載の電磁超音波トランスデューサ。
  20. 上記弾性板が矩形である場合には、10μmから1000μmの長さおよび幅、ならびに5μmから500μmの厚さを有しており;上記弾性板が円形である場合には、10μmから1000μmの直径および5μmから500μmの厚さを有している、請求項19に記載の電磁超音波トランスデューサ。
  21. 請求項13に記載の複数の電磁超音波トランスデューサを備えている電磁超音波トランスデューサアレイであって;トランスデューサの全ての支持体は一体化されており;全ての磁界発生器は一体化されており、かつDC電源(4)に接続されており;全てのフォトリソグラフィックコイル(14)は互いに並列接続されておりかつAC電源に接続されている、電磁超音波トランスデューサアレイ。
  22. 上記軟質磁石周囲における上記コイル(2)の巻線方向は、上記フォトリソグラフィックコイル(14)の電流の方向を、上記軟質磁石内の磁界の方向に対して垂直にする方向である、請求項21に記載の電磁超音波トランスデューサアレイ。
  23. 請求項12に記載の複数の電磁超音波トランスデューサを備えている電磁超音波トランスデューサアレイであって;各超音波トランスデューサ内の弾性板はミクロンレベルの厚さを有しており;トランスデューサの全ての上記支持体は一体化されており;全てのフォトリソグラフィックコイル(14)は互いに並列接続されており、かつAC電源に接続されている、電磁超音波トランスデューサアレイ。
  24. 請求項13に記載の複数の電磁超音波トランスデューサを備えている電磁超音波トランスデューサアレイであって;各超音波トランスデューサ内の弾性板はミクロンレベルの厚さを有しており;トランスデューサの全ての上記支持体は一体化されており;コイル(2)によって巻かれた上記軟質磁石各々は、全ての弾性板の下に固定されており;全てのフォトリソグラフィックコイル(14)は互いに並列接続されており、かつAC電源に接続されている、電磁超音波トランスデューサアレイ。
  25. 上記軟質磁石周囲における上記コイル(2)の巻線方向は、上記フォトリソグラフィックコイル(14)内の電流の方向を、上記軟質磁石内の磁界の方向に対して垂直にする方向である、請求項24に記載の電磁超音波トランスデューサアレイ。
  26. 上記磁界発生器内の上記フォトリソグラフィックコイルによって生成される磁界力の周波数は、上記フォトリソグラフィックコイル内の交流の周波数と等しく、上記磁界力は上記交流と正比例する、請求項21から25のいずれか1項に記載の電磁超音波トランスデューサアレイ。
  27. 上記支持体(8)上には複数の凹型開口部があり、トランスデューサ各々における上記弾性板の両端は、上記支持体の上記複数の凹型開口部の両端各々に、弾性固定材料(5)によって固定されており、空気シンク(10)が上記凹型開口部内に形成されている、請求項21から25のいずれか1項に記載の電磁超音波トランスデューサアレイ。
  28. 上記コイル(2)に接続された上記AC電源の電流周波数は、上記空気シンク(10)の共振周波数と等しく、かつ0.1MHzよりも高い、請求項27に記載の電磁超音波トランスデューサアレイ。
  29. 上記空気シンク(10)は、10μmから200μmの長さ、10μmから200μmの幅、および10μmから50μmの厚さを有する、請求項28に記載の電磁超音波トランスデューサアレイ。
  30. 上記フォトリソグラフィックコイルは、0.5μmから100μmの直径および0.5μmから200μmの厚さを有する、請求項21から25のいずれか1項に記載の電磁超音波トランスデューサアレイ。
  31. 上記弾性板が矩形形状である場合には、10μmから1000μmの長さおよび幅、ならびに5μmから500μmの厚さを有しており;上記弾性板が円形形状である場合には、10μmから1000μmの直径および5μmから500μmの厚さを有している、請求項21から25のいずれか1項に記載の電磁超音波トランスデューサアレイ。
  32. 請求項1に記載の複数の電磁超音波トランスデューサを備えている電磁超音波トランスデューサアレイであって;各超音波トランスデューサ内の上記弾性板はミクロンレベルの厚さを有しており;トランスデューサの全ての上記支持体(8)は一体化されており;トランスデューサの全ての上記磁界発生器は、コイル(2)によって巻かれた軟質磁石であり;上記コイルはAC電源(3)に接続されており;コイル(2)によって巻かれた上記軟質磁石は、全ての弾性板の下にそれぞれ固定されており;上記着磁器は弾性の磁性導電性振動板である、電磁超音波トランスデューサアレイ。
  33. 上記弾性の磁性導電性振動板は1μmから300μmの厚さを有している、請求項32に記載の電磁超音波トランスデューサアレイ。
  34. 上記支持体(8)上には複数の凹型開口部があり、トランスデューサ各々における上記弾性板の両端は、上記支持体の上記複数の凹型開口部の両端各々に、弾性固定材料(5)によって固定されており、空気シンク(10)が上記凹型開口部内に形成されている、請求項32に記載の電磁超音波トランスデューサアレイ。
  35. 上記コイル(2)に接続された上記AC電源(3)の電流周波数は、上記空気シンク(10)の共振周波数と等しく、かつ0.1MHzよりも高い、請求項34に記載の電磁超音波トランスデューサアレイ。
  36. 上記空気シンク(10)は、10μmから200μmの長さ、10μmから200μmの幅、および10μmから50μmの厚さを有する、請求項35に記載の電磁超音波トランスデューサアレイ。
  37. 上記支持体上における上記コイル(2)の巻線方向は、上記弾性の磁性導電性振動板内において生成される誘導電流の方向を、上記軟質磁石内の磁界の方向に対して垂直にする方向である、請求項32に記載の電磁超音波トランスデューサアレイ。
  38. 上記弾性板が矩形形状である場合には、10μmから1000μmの長さおよび幅、ならびに5μmから500μmの厚さを有しており;上記弾性板が円形形状である場合には、10μmから1000μmの直径および5μmから500μmの厚さを有している、請求項32から37のいずれか1項に記載の電磁超音波トランスデューサアレイ。
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