JP2009527300A - 乾燥粉末吸入器 - Google Patents

Abstract

本発明は、本体ハウジング（１４）と、乾燥粉末を入れたカプセルのためのカプセル収容部（２６）と、カプセルを開封するために本体ハウジングに対して可動に配置された針状または刃状の少なくとも１つの開封手段（４０）と、開封されたカプセルの乾燥粉末を吸入可能である吸い口（１８）とを備える乾燥粉末吸入器（１０）に関する。本発明は、開封手段が吸い口に取り付けられており、吸い口は本体ハウジングに対して通常位置からカプセルを開封する開封位置へと可動であることを特徴とする。

Description

本発明は、本体ハウジングと、乾燥粉末を入れたカプセルのためのカプセル収容部と、カプセルを開封するために本体ハウジングに対して可動に配置された針状または刃状の少なくとも１つの開封手段と、開封されたカプセルの乾燥粉末を吸入可能である吸い口とを備える乾燥粉末吸入器に関する。

このような種類の乾燥粉末吸入器は、たとえば特許文献１や特許文献２から公知である。

このような種類の公知の吸入器では、カプセルを開封するために本体ハウジングの中へ押し込まれる、開封手段と固定的に連結された別個の操作手段が設けられている。
欧州特許出願公開第１２７００３４号明細書 米国特許出願公開第２００３／００００５２３号明細書

本発明では、カプセルをいかにして適切な方法で開封することができるかについて、新たな好ましい解決法を見出すことが意図される。

そのために本発明は、開封手段が吸い口に取り付けられており、吸い口は本体ハウジングに対して通常位置からカプセルを開封する開封位置へと可動であることを意図している。それにより、カプセルを開封するために別個の操作手段を設けなくてよくなるという利点がある。吸入器の欠かすことができない構成要素である吸い口に、本発明によって追加の機能が与えられる。すなわちその可動性に基づいて、およびこれに配置された開封手段に基づいて、カプセルを開けるために吸い口が利用される。

吸い口を開封位置から再び通常位置へと移すために、本発明によると、ハウジングと吸い口の間に少なくとも１つのばね部材が設けられていることが意図されていてよい。したがって、吸い口が通常位置から開封位置へ動くとき、ないしは押されるときには、吸い口を通常位置に保つばね力よりも大きい操作力が提供されなくてはならない。本発明によると、１つのばね部材または複数のばね部材が設けられていてよい。複数のばね部材を設けることは、たとえば互いに並列または互いに同軸に配置された複数のコイルばねを設けることは、いっそう均等なプレストレスが提供されるという利点を有することができ、それにより、吸い口が開封位置から通常位置へ移行するときの引っかかりや挟みこみが防止される。

吸い口は、吸い口ないし本体ハウジングの中心長軸に関して軸方向に、通常位置から開封位置へ動くのが好ましい。特に吸い口は、通常位置から開封位置へ移行するとき、少なくとも区域的に本体ハウジングの中へ挿入されるように配置されていてよい。

本発明の１つの好ましい構成では、吸い口の長手方向に延びる少なくとも１つのニードルが開封手段として利用されることが意図されていてよい。このときニードルは、吸い口が通常位置にあるときにはニードルがカプセル収容部に係合しないように配置されていてよい。そして吸い口が押さえつけられると、少なくともニードル先端部が、相応のカプセルを挿入することができるカプセル収容部の中へ到達する。

吸い口を通常位置から開封位置へと案内するために、実質的にスリーブ状の中間部品を本体ハウジングの中で利用することができる。それにより、吸い口の運動軌道全体にわたって吸い口が案内されるという利点がある。このときスリーブ状の中間部品は、乾燥粉末の吸入時に乾燥粉末をカプセル収容部から吸い口へ誘導するように構成されているのが好ましい。そのために中間部品は、カプセル収容部の方を向いている側に、カプセルのケースが吸入時に中間部品ないし吸い口へ達するのを防ぐフィルタ状の構造を有することができる。したがってフィルタ状の構造は、カプセルをカプセル収容部の中にとどめる。

さらに本発明の乾燥粉末吸入器により、カプセルの挿入を好ましい仕方で行うことができるようにすることが意図される。このことは、本発明により、カプセル収容部が、カプセルを挿入するために少なくとも区域的に本体ハウジングから外へ出るように旋回可能であるように、本体ハウジングに対して旋回可能に配置されていることによって実現される。したがって、カプセル収容部の旋回可能な配置に基づき、カプセル収容部へのカプセルの簡単かつ取り扱いやすい挿入を行うことができる。

この場合、カプセル収容部が旋回可能である旋回軸は、吸い口または本体ハウジングの中心長軸に対して垂直に延びていることが考えられる。したがってその場合、カプセル収容部は本体ハウジングから横に出るように旋回する。
さらに、カプセル収容部が旋回可能である旋回軸は、吸い口または本体ハウジングの中心長軸に対してオフセットされた状態で配置されていることが意図されているのが好ましい。このような中心から外れた旋回軸の配置に基づき、少しの開放旋回角だけで、カプセル収容部へ良好にアクセス可能にすることができる。

カプセル収容部を旋回可能に配置するために、本体ハウジングは吸い口と反対を向いている方の側に、カプセル収容部を包囲または支持する旋回部品が設けられていてよく、この旋回部品は外方旋回していない通常位置にあるとき、本体ハウジングの外面と少なくともほぼ同一平面上で停止している。それにより、旋回部品が通常位置にあるときに、本体ハウジングへ旋回部品が嵌め込まれるようにすることができるという利点がある。

このとき旋回部品それ自体は、側面図で見たとき、本体ハウジングの前面から下面を介して裏面にまで延びることができるＵ字型の外側輪郭を有することができる。このことは、たとえば旋回部品の前面と裏面を２本の指でつかむことによって、旋回部品の外方旋回を行うことができるという利点がある。その意味で、旋回部品を簡単なやり方で通常位置から旋回位置へ旋回させ、引き続いて、カプセルを挿入した後、旋回位置から通常位置へと旋回させて戻すことができる。

その場合、このような旋回部品の両方のＵ字脚部の間にカプセル収容部が配置されるのが好ましい。このときカプセル収容部は旋回部品と一体的に構成されていてよく、または、別個の構成部品として旋回部品に取り付けられていてもよい。

カプセル収容部それ自体は、カプセルよりも実質的に少しだけ大きく構成された凹部を有しているのが好ましく、この凹部に接して漏斗状に凹部まで延びる面が続いている。それにより、カプセル収容部へカプセルを挿入するときに、カプセル収容部が凹部で所定の位置を自動的に占めるようにすることができる。そしてカプセルを開封するときには、カプセルは凹部の中にある。それにより、開封手段がカプセルに当たったときにカプセルが横に逸れることがない。

カプセル収容部の凹部の長軸は、本体ハウジングの中心長軸に対して斜めに延びているのが好ましい。このとき凹部の長軸は、たとえば本体ハウジングの長辺の中心長手平面とともに約４５°の角度を形成することができる。このような角度は、開放旋回したカプセル収容部でカプセルが自然と凹部の中に入るという利点を有している。さらに、吸入器の使用後にカプセルを簡単なやり方で凹部から取り出すことができる。

さらに、カプセル収容部は実質的に円形の上辺によって区切ることができる。それにより、カプセル収容部の方を向いているスリーブ状の中間部品の下面に合わせた、定義された終端部ないし連接部を提供することができる。さらにカプセル収容部の上辺の領域には、吸入をするときの吸引空気の吸引入口が設けられていてよい。このとき吸引入口は、ハウジングないし吸い口の中心長軸に対して垂直に配置されているのが好ましい。

さらに本発明によると、カプセル収容部はカプセルを保管しておくための保管部を有していると好ましい。それにより、吸入器の中である程度のカプセルの備蓄を携行することができる。このとき、カプセル収容部が外方旋回しているときには、保管されるべきカプセルを挿入したり保管されているカプセルを取り出したりするために保管部へアクセス可能であり、カプセル収容部が内方旋回しているときにはアクセス可能でないようにすることが考えられる。カプセル収容部を閉じて吸入器を持ち運ぶとき、カプセルは紛失することがないように保管部に格納される。

本発明の上記以外の具体的事項や好ましい実施形態は従属請求項に記載されており、および、図面に示す２通りの実施例について詳しく記述して説明する以下の説明に記載されている。

図１に示す乾燥粉末吸入器１０は、蓋１２と、ハウジング本体１４と、ハウジング本体に旋回可能に配置された旋回部品１６とを含んでいる。

図２と図３には、図１の吸入器１０が蓋１２なしで図示されている。吸入器１０の長手方向に延びる、中空に構成された吸い口１８を見ることができ、この吸い口を通じて、吸入器の中にある開封されたカプセルの乾燥粉末を吸入可能である。

特に図３を見ると明らかなように、旋回部品１６は本体部分の前面２０から本体部分の下面２２を介して本体部分の裏面２４にまで延びている。したがって側面図で見ると、旋回部品１６はＵ字型に構成されている。図１から図３に示す旋回部品の通常位置のとき、旋回部品は本体ハウジング１４の外面とほぼ同一平面上で停止している。

図４と図５では、旋回部品１６が本体ハウジング１４から外へ出るように旋回した旋回位置で示されている。旋回位置にあるとき、旋回部品１６に配置されたカプセル収容部２６へアクセス可能である。カプセル収容部２６には乾燥粉末カプセルを挿入可能である。カプセルを挿入した後、旋回部品を再び通常位置へ戻るように旋回させる。

特に図７と図８から明らかなように、旋回部品１６は、本体ハウジングないし吸い口の中心長軸２８に対して角度ｘだけオフセットされて配置された旋回軸３０の分だけ間隔をおいて配置されている。さらに旋回軸３０は、中心長軸２８に対して垂直に延びている。旋回部品１６は、旋回可能な配置のためにＶ字型に開いた旋回切欠き３２を備えており、この旋回切欠きに、本体部分１４に沿って互いに対向して位置する、互いに向かい合う旋回ピン３４が係合する。
特に図７、８、９および１０の断面図から明らかなように、旋回部品１６に取り付けられたカプセル収容部２６は、収容されるべきカプセルよりも実質的に少しだけ大きく構成された凹部３６を有しており、この凹部に接して漏斗状に凹部まで延びる面３８が続いている。このとき凹部３６は本体ハウジングおよび吸い口の短辺および長辺の中心長手平面に対して斜めに延びており、図６の断面Ａ−Ａは、本体ハウジング１４ないし吸入器１０の長辺の中心長手平面に沿って延びている。このことは、特に図５からも明らかである。図９に示す図６のＣ−Ｃ断面は、凹部の長手方向に沿って延びている。

図９と図１０から明らかなように、吸い口１８には、吸い口の長手方向に延びるニードル４０の形態の２つの開封手段が配置されている。吸い口１８はニードル４０とともに、長軸２８に沿って下方に向かってハウジング本体の方へ押し下げ可能である。図９は吸い口１８の通常位置を示しており、図１０は吸い口１８の押し下げられた開封位置を示している。押し下げられた開封位置にあるとき、ニードル４０はカプセル収容部２６の中へ突入し、さらにはカプセル収容部２６の凹部３６へ突入する。それにより、カプセル収容部３６の中にあるカプセルは、吸い口１８が押し下げられたときに目打ちないし開封される。本体ハウジング１４と吸い口１８の間には、吸い口１８をプレストレスのもとで通常位置へと付勢する２つのばね部材４２、４４が設けられている。すなわち吸い口１８の押し下げは、両方のばね部材４２、４４のプレストレスに抗して行われる。各図面に示す実施例では、中心長軸２８の回りで互いに同軸に延びるように配置された、コイルばねの形態の２つのばね部材４２、４４が設けられている。これら両方のばね部材が設けられていることに基づき、開封位置から通常位置への吸い口１８の均等な付勢が実現される。それにより、開封位置から通常位置へ動く間の吸い口１８への引っかかりや挟みこみが防止される。

吸い口１８それ自体は、本体ハウジング１４に配置されたスリーブ状の中間部品４６により案内される。中間部品４６は中空に構成されており、フィルタ状の構造４８によってカプセル収容部２６を吸い口１８に向かって閉止している。このことは、ニードル４０が戻るときに、場合によりニードル４０によって一緒に運ばれるカプセルが中間部品４８ないし構造４８に当たって掻き落とされて、カプセル収容部２６の中へ落ちて戻るという利点がある。空気がカプセル収容部２６から中間部品４６および吸い口１８を介して吸い込まれる吸い口１８を通じての吸入のときにも、カプセルはカプセル収容部２６の中にとどまる。

ばね部材４２、４４のばね力に抗して吸い口１８を通常位置で固定するために、中間部品４６のフィルタ状の構造４８には、半径方向外側に向かって突出する保持ラグ５４が設けられている。特に図７に見ることができるこの保持ラグ５４は、吸い口１８に設けられた、半径方向内側に向かって引っ込んだ保持区域５６と協働する。

旋回部材１６が内方旋回した状態にあるときにも、吸入のときに空気がカプセル収容部２６へ流入することを可能にするために、カプセル収容部は、その実質的に円形の上辺５０に、図５によく見ることができる吸引入口５２を有している。

各図面に示している吸入器１０の使用手順は次のとおりである。まず旋回部品１６が、図４および図５に示すように、本体ハウジング１４から外へ出るように旋回する。次いで、乾燥カプセルがカプセル収容部２６へ挿入され、旋回部品が本体ハウジングの中へ内方旋回する。閉じられた状態のときに斜め下方に向かって漏斗状に延びる面３８に基づき、カプセルは凹部３６へ自動的に到達する。次いで、カプセルを開封するために、図１０に示すように、ばね４２、４４の力に抗して吸い口１８が軸方向下側に向かって押圧される。その際にニードル４０がカプセルを開封する。ばね部材４２、４４に基づいて吸い口が自動的に復帰すると、カプセルはフィルタ構造４８に当たって掻き落され、カプセル収容部３６の中へ落ちて戻る。次いで、口を吸い口１８に当て、引き続いて空気を吸い込むことによって粉末を吸入することができる。このとき、カプセル収容部２６の中にある粉末は、呼吸で吸い込まれる空気とともに、フィルタ構造４８、中間部品４６の内側、および吸い口１８の内側を通って吸入される。次いで、旋回部品１６を本体ハウジング１４から外に出るように旋回させることができ、空になったカプセルをカプセル収容部２６から取り出して処分することができる。

今後使用されるべきカプセルを保管しておくために、カプセル収容部は図面には示さない保管部を内蔵することができる。それにより、ある程度の備蓄のカプセルを吸入器に入れて携行することができる。このとき保管部は、特に、カプセル収容部が外に出るように旋回したときに、保管されるべきカプセルを挿入するために、ないしは保管されているカプセルを取り出すためにアクセス可能であり、カプセル収容部が内方旋回しているときはアクセス可能ではない。

図１１および図１２は、旋回部品１６が保管部に通じる２つの開口部５８を備えており、下面２２に沿ってスライド可能に案内されたキャップ６０によってこれらの開口部が閉止される、図１１では逆さまに図示された吸入器１０の変形例を示している。キャップ６０は、二重矢印６２で図示しているように、２つの側に向かってスライドすることができ、開口部５８のうちそのつど一方が露出して、カプセル６４を取り出すことができるようになっている。キャップ６０はストッパまたは係止ラグを有しており、これらにより、両方の開口部５８が閉じられる閉止位置で、および両方の開放位置で、キャップが保持される。キャップ６０は上面に、たとえば親指によるキャップのスライドを容易にする、少しだけ引っ込んだウェブ６６を備えていてよい。

図１２は、キャップ６０が引き外された使用位置にある旋回部品１６を示しており、そこから２つのカプセル６４を順次取り出すことができる。一方の開口部５８に接して、カプセル６４を収容するためのマガジン６８が続いている。複数のカプセル６４を収容するためのマガジンが旋回部品１６に設けられており、図示しないディスペンサによって、単一の開口部５８を通じてこれらのカプセルを出せるようになっていることも考えられる。

蓋がかぶせてある本発明の乾燥粉末吸入器を示す外観図である。 図１の吸入器を蓋なしで示す前面図である。 図１の吸入器を示す側面図である。 カプセル収容部が開放旋回している図３の吸入器を示す側面図である。 図４の外観図である。 図１の吸入器を示す平面図である。 図６のＡ−Ａ線に沿った断面図である。 図６のＤ−Ｄ線に沿った断面図である。 図６のＣ−Ｃ線に沿った断面図である。 吸い口が押し下げられている図９の断面図である。 ひっくり返した吸入器の下面を示す平面図である。 キャップを引き外した旋回部品である。

Claims (18)

1. 本体ハウジング（１４）と、乾燥粉末を入れたカプセルのためのカプセル収容部（２６）と、カプセルを開封するために前記本体ハウジング（１４）に対して可動に配置された針状または刃状の少なくとも１つの開封手段（４０）と、開封されたカプセルの乾燥粉末を吸入可能である吸い口（１８）とを備える乾燥粉末吸入器（１０）において、前記開封手段（４０）は前記吸い口（１８）に取り付けられており、前記吸い口（１８）は前記本体ハウジング（１４）に対して通常位置からカプセルを開封する開封位置へと可動であることを特徴とする、乾燥粉末吸入器。
2. 前記本体ハウジング（１４）と前記吸い口（１８）の間に前記吸い口（１８）をプレストレスのもとで通常位置に保つ少なくとも１つのばね部材（４２、４４）が設けられていることを特徴とする、請求項１に記載の乾燥粉末吸入器（１０）。
3. 前記開封手段（４０）は前記吸い口（１８）の長手方向に延びる少なくとも１つのニードルとして構成されていることを特徴とする、請求項１または２に記載の乾燥粉末吸入器（１０）。
4. 前記本体ハウジング（１４）に実質的にスリーブ状の中間部品（４６）が前記吸い口（１８）を案内するために配置されていることを特徴とする、請求項１から３のいずれか１項に記載の乾燥粉末吸入器（１０）。
5. 前記中間部品（４６）は吸入をするときに乾燥粉末を前記カプセル収容部（２６）から前記吸い口へ誘導するとともに、前記カプセル収容部（２６）の方を向いている側にフィルタ状の構造（４８）を有していることを特徴とする、請求項４に記載の乾燥粉末吸入器（１０）。
6. 前記カプセル収容部（２６）は、カプセルを挿入するために少なくとも区域的に前記本体ハウジング（１４）から外へ出るように旋回可能であるように、前記本体ハウジング（１４）に対して旋回可能に配置されていることを特徴とする、前記請求項のうちいずれか１項または請求項１の前提項に記載の乾燥粉末吸入器（１０）。
7. 前記カプセル収容部（２６）が旋回可能である旋回軸（３０）は前記吸い口（１８）または前記本体ハウジング（１４）の中心長軸（２８）に対して垂直に延びていることを特徴とする、請求項６に記載の乾燥粉末吸入器（１０）。
8. 前記カプセル収容部（２６）が旋回可能である前記旋回軸（３０）は前記吸い口（１８）または前記本体ハウジング（１４）の中心長軸（２８）に対してオフセットされた状態で配置されていることを特徴とする、請求項６または７に記載の乾燥粉末吸入器（１０）。
9. 前記本体ハウジング（１４）は前記吸い口（１８）と反対を向いている方の側に前記カプセル収容部を包囲または支持する旋回部品（１６）を有しており、前記旋回部品は外方旋回していない通常位置にあるときは前記本体ハウジング（１４）の外面と少なくともほぼ同一平面上で停止することを特徴とする、請求項６から８のいずれか１項に記載の乾燥粉末吸入器（１０）。
10. 前記旋回部品（１６）は、側面図で見て前記本体ハウジング（１４）の前面（２０）から下面（２２）を介して裏面（２４）まで延びるＵ字型の外側輪郭を有していることを特徴とする、請求項９に記載の乾燥粉末吸入器（１０）。
11. 前記旋回部品（１６）の両方のＵ字脚部の間に前記カプセル収容部（２６）が配置されていることを特徴とする、請求項１０に記載の乾燥粉末吸入器（１０）。
12. 前記カプセル収容部（２６）はカプセルよりも実質的に少しだけ大きく構成された凹部（３６）を有しており、前記凹部に接して漏斗状に前記凹部に向かって延びる面（３８）が続いていることを特徴とする、請求項１から１１のいずれか１項に記載の乾燥粉末吸入器（１０）。
13. 前記凹部の長軸は前記本体ハウジングの中心長手平面（断面Ｃ−Ｃ）に対して斜めに延びていることを特徴とする、請求項１２に記載の乾燥粉末吸入器（１０）。
14. 前記カプセル収容部（２６）は実質的に円形の上辺（５０）によって仕切られることを特徴とする、請求項１から１３のいずれか１項に記載の乾燥粉末吸入器（１０）。
15. 前記上辺（５０）の領域に吸入をするときの吸引空気のための少なくとも１つの吸引入口（５２）が設けられていることを特徴とする、請求項１４に記載の乾燥粉末吸入器（１０）。
16. 前記カプセル収容部（２６）はカプセルを保管するための保管部を有していることを特徴とする、請求項１から１５のいずれか１項に記載の乾燥粉末吸入器（１０）。
17. 前記保管部は、前記カプセル収容部（２６）が外へ出るように旋回したときに、保管されるべきカプセルを挿入するために、ないし保管されているカプセルを取り出すためにアクセス可能であり、前記カプセル収容部（２６）が内方旋回したときにはアクセス可能でないことを特徴とする、請求項６を引用したうえで請求項６から１１までのいずれか１項または請求項１２から１６までのいずれか１項に記載の乾燥粉末吸入器（１０）。
18. カプセル（６４）を備蓄するために保管部が設けられており、特に前記旋回部品（１６）に設けられていることを特徴とする、請求項１から１６のいずれか１項に記載の乾燥粉末吸入器（１０）。

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