JP2009526552A5 - - Google Patents

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Claims (48)

  1. RELTに特異的に結合する単離された抗体。
  2. 配列番号:42〜49、51〜58及び60〜67のいずれかの各HVR-H1、HVR-H2及びHVR-H3から選択される、少なくとも一の高頻度可変(HVR)配列を含んでなる、請求項1に記載の抗体。
  3. HVR-H1、HVR-H2、HVR-H3から選択される少なくとも一の配列を含んでなり、このときのHVR-H1がアミノ酸配列a b c d e f g h i jを含み、このアミノ酸aがグリシンであり、アミノ酸bがフェニルアラニンであり、アミノ酸cがスレオニンであり、アミノ酸dがイソロイシンであり、アミノ酸eがスレオニン、セリン及びアスパラギンから選択され、アミノ酸fがアスパラギン、グリシン、セリン及びアスパラギン酸から選択され、アミノ酸gがスレオニン、セリン及びアスパラギンから選択され、アミノ酸hがトリプトファン、チロシン及びセリンから選択され、アミノ酸iがイソロイシンであり、そしてアミノ酸jがヒスチジンであり、このときのHVR-H2がアミノ酸配列k l m n o p q r s t u v w x y z a' b' を含み、このアミノ酸kがグリシン及びアラニンから選択され、アミノ酸lがフェニルアラニン、アルギニン、トリプトファン、グリシン、アスパラギン及びチロシンから選択され、アミノ酸mがイソロイシンであり、アミノ酸nがセリン、チロシン、スレオニン及びアスパラギンから選択され、アミノ酸oがプロリンであり、アミノ酸pがセリン、アスパラギン、チロシン及びアラニンから選択され、アミノ酸qがグリシン、アスパラギン、アスパラギン酸及びセリンから選択され、アミノ酸rがグリシンであり、アミノ酸sがチロシン、アスパラギン、アスパラギン酸及びセリンから選択され、アミノ酸tがスレオニンであり、アミノ酸uがアスパラギン、チロシン及びアスパラギン酸から選択され、アミノ酸vがチロシンであり、アミノ酸wがアラニンであり、アミノ酸xがアスパラギン酸であり、アミノ酸yがセリンであり、アミノ酸zがバリンであり、アミノ酸a' がリジンであり、そしてアミノ酸b'がグリシンであり、このときのHVR-H3がアミノ酸配列c' d' e' f' g' h' i' j' k' l' m' n' o' p' q' r' s' t' u' v'を含み、このアミノ酸c'がアルギニン及びリジンから選択され、アミノ酸d'がフェニルアラニン、トリプトファン、セリン、グリシン、ロイシン及びアスパラギン酸から選択され、アミノ酸e'がロイシン、アスパラギン酸、アラニン、セリン及びアルギニンから選択され、アミノ酸f'がセリン、チロシン、グリシン、トリプトファン及びヒスチジンから選択され、アミノ酸g'がアスパラギン酸、イソロイシン、ロイシン、アラニン、トリプトファン及びバリンから選択され、アミノ酸h'がグリシン、アスパラギン酸、アスパラギン、トリプトファン、アラニン、スレオニン及びヒスチジンから選択され、アミノ酸i'がアラニン、グリシン、メチオニン、トリプトファン、アスパラギン酸及びグルタミン酸から選択され、アミノ酸j'がチロシン、トリプトファン、アスパラギン、バリン、グリシン及びグルタミン酸から選択され、アミノ酸k'がアラニン、バリン、グリシン、ヒスチジン、グルタミン酸及びアルギニンから選択され、アミノ酸l'がアルギニン、チロシン、バリン、フェニルアラニン及びグリシンから選択され、アミノ酸m'がアスパラギン酸、スレオニン、メチオニン、グルタミン酸、チロシン及びアルギニンから選択され、アミノ酸n'がチロシン、セリン、グルタミン酸、アラニン、アスパラギン酸及びプロリンから選択されるか、又は存在せず、アミノ酸o'がアラニン、チロシン、メチオニン、トリプトファン及びバリンから選択されるか、又は存在せず、アミノ酸p'がメチオニン、アラニン、バリン及びグリシンから選択されるか、又は存在せず、アミノ酸q'がアルギニン、バリン、メチオニン及びアスパラギン酸から選択されるか、又は存在せず、r'がチロシン及びメチオニンから選択されるか、又は存在せず、s'がバリンであるか又は存在せず、t'がメチオニンであるか又は存在せず、u'がアスパラギン酸であり、v'がチロシンである、請求項2に記載の抗体。
  4. 図5A及び5BのクローンC21、C10、E5/E7、F4、F5、H7、H9及びH11に記載のものに対応するHVR-H1、HVR-H2及びHVR-H3配列を含んでなる、請求項1に記載の抗体。
  5. 配列番号:49のHVR-H1配列、配列番号:58のHVR-H2配列、及び配列番号:67のHVR-H3配列を含んでなる、請求項1に記載の抗体。
  6. さらに、配列番号:1及び配列番号:2から選択される軽鎖高頻度可変配列を含んでなる、請求項2から5のいずれか一に記載の抗体。
  7. 請求項1から6のいずれか一に記載の抗体と同じRELT上の抗原決定基に結合する単離された抗体。
  8. RELTへの結合に関して請求項1から7のいずれか一に記載の抗体と競合する単離された抗体。
  9. ヒトのRELTに特異的に結合する、請求項1から8のいずれか一に記載の抗体。
  10. 少なくとも一のRELTリガンドに対するRELTの結合を阻害する、請求項1から9のいずれか一に記載の抗体。
  11. 少なくとも一のRELTが媒介するシグナル伝達経路を阻害する、請求項1から9のいずれか一に記載の抗体。
  12. 少なくとも一のRELTが媒介するシグナル伝達経路を刺激する、請求項1から9のいずれか一に記載の抗体。
  13. RELTを発現する細胞からのNF-κBの産生を刺激する、請求項1から9のいずれか一に記載の抗体。
  14. RELTのアゴニストである、請求項1から9のいずれか一に記載の抗体。
  15. RELTのアンタゴニストである、請求項1から9のいずれか一に記載の抗体。
  16. 請求項1から9のいずれか一に記載の抗体をコードする核酸分子。
  17. 請求項16に記載の核酸を含んでなるベクター。
  18. 請求項17に記載のベクターを含んでなる宿主細胞。
  19. 請求項1から9のいずれか一に記載の抗体を産生することができる細胞株。
  20. 抗体が産生される条件下で、抗体をコードする核酸分子を含む宿主細胞を培養することを含む、請求項1から9のいずれか一に記載の抗体の産生方法。
  21. 請求項1から13のいずれか一に記載の抗体の有効量と薬学的に受容可能な担体を含有する組成物。
  22. RELTポリペプチドを含有することが疑われる試料中のRELTポリペプチドの存在を決定する方法であって、請求項1から9のいずれか一に記載の抗体に該試料を曝し、該試料においてRELTポリペプチドに対する少なくとも一の抗体の結合を決定することを含む方法。
  23. 患者においてIFN-αが原因となる、IFN-αによって悪化する、又はIFN-αによって長引く疾患ないしは症状を治療するための医薬であって、請求項1から9のいずれか一に記載の少なくとも一の抗体の有効量を含有してなる医薬
  24. 前記疾患ないしは症状が、該疾患ないしは症状のない場合のIFN-αレベルと比較して低減したIFN-αレベルが原因となる、低減したIFN-αによって悪化する、又は低減したIFN-αによって長引くものである、請求項23に記載の医薬
  25. 前記疾患ないしは症状が、該疾患ないしは症状のない場合のIFN-αレベルと比較して増加したIFN-αレベルが原因となる、増加したIFN-αによって悪化する、又は増加したIFN-αによって長引くものである、請求項23に記載の医薬
  26. RELTの可溶型の有効量を含有してなる、患者のIFN-αに関連する疾患ないしは症状を治療するための医薬
  27. 前記患者が哺乳類の患者である、請求項23から26のいずれか一に記載の医薬
  28. 前記患者がヒトである、請求項27に記載の医薬
  29. 前記疾患ないしは症状が細胞増殖性疾患、感染症、免疫性/炎症性疾患及びインターフェロン関連の疾患のうちの少なくとも一から選択される、請求項23から26のいずれか一に記載の医薬
  30. 前記免疫性/炎症性疾患が狼瘡、喘息及びアレルギー性鼻炎から選択される、請求項29に記載の医薬
  31. 前記感染症が微生物感染症、ウイルス感染症及び真菌感染症から選択される、請求項29に記載の医薬
  32. 前記細胞増殖性疾患が骨髄形成異常症候群(MDS)及び癌から選択される、請求項29に記載の医薬
  33. CD11cMHC II細胞のRELTの発現を阻害することを含む、従来の樹状細胞(cDC)と比較してCD11cMHC II細胞から産生される形質細胞様樹状細胞(pDC)の割合を増やすための方法。
  34. CD11cMHC II細胞のRELT活性を阻害することを含む、従来の樹状細胞(cDC)と比較してCD11cMHC II細胞から産生される形質細胞様樹状細胞(pDC)の割合を増やすための方法。
  35. RELTの発現又は活性の阻害に、CD11cMHC II細胞のRELTを破壊することが含まれる、請求項33又は34に記載の方法。
  36. RELTの発現又は活性の阻害に、CD11cMHC II細胞にRELTに対するオリゴヌクレオチドアンチセンスを投与することが含まれる、請求項33又は34に記載の方法。
  37. RELTの発現又は活性の阻害に、RELTの正常リガンドに対するRELTの結合を阻害する抗体をCD11cMHC II細胞に投与することが含まれる、請求項33又は34に記載の方法。
  38. RELTの発現又は活性の阻害がインビボで生じる、請求項33から37のいずれか一に記載の方法。
  39. RELTの発現又は活性の阻害がインビトロで生じる、請求項33から37のいずれか一に記載の方法。
  40. CD11cMHC II細胞のRELTの発現を刺激することを含む、従来の樹状細胞と比較してCD11cMHC II細胞から産生される形質細胞様樹状細胞の割合を低減するための方法。
  41. CD11cMHC II細胞のRELTの活性を刺激することを含む、従来の樹状細胞と比較してCD11cMHC II細胞から産生される形質細胞様樹状細胞の割合を低減するための方法。
  42. RELTの発現又は活性の刺激に、CD11cMHC II細胞に対するRELTをアゴナイズする抗体を投与することが含まれる、請求項40又は41に記載の方法。
  43. 哺乳動物のRELTの発現を阻害することを含む、哺乳動物におけるIFN-α産生を増加するための方法。
  44. 哺乳動物のRELT活性を阻害することを含む、哺乳動物におけるIFN-α産生を増加するための方法。
  45. 哺乳動物のCD11cMHC II細胞のRELTの発現を刺激することを含む、哺乳動物におけるIFN-α産生を低減するための方法。
  46. 哺乳動物のCD11cMHC II細胞のRELTの活性を刺激することを含む、哺乳動物におけるIFN-α産生を低減するための方法。
  47. 哺乳動物において発現するRELTの量を検出することを含む、哺乳動物の異常なIFN-αレベルに関連する疾患ないしは症状を診断するための方法。
  48. 前記疾患ないしは症状が、細胞増殖性疾患、感染症、免疫性/炎症性疾患及びインターフェロン関連の疾患のうちの少なくとも一から選択される、請求項47に記載の方法。
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