JP2009523710A - 柔軟な容器中で血小板濃縮物に紫外光を照射するための方法 - Google Patents

柔軟な容器中で血小板濃縮物に紫外光を照射するための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、血小板濃縮物中のバクテリアおよびウイルスなどの病原体、および/または、白血球に柔軟な感光袋中で動かしながら紫外光を照射することによって不活化するための方法に関する。この場合、血液製剤は、動作(上下動、回転、水平動)による流体の混合が可能となるように、柔軟な袋に充填されている。このことは、充填を全充填容量の多くとも30%にすることでさらに促進される。

Description

本発明は、紫外光の照射によって血小板濃縮物(PC)中のバクテリアおよびウイルスなどの病原体、および/または、白血球を不活化するための方法に関するものである。
血液製剤の治療上の使用は血液製剤の受容者がウイルスおよびバクテリアに感染するリスクを生じさせる、ということが知られている。例として、B型肝炎ウイルス(HBV)およびC型肝炎ウイルス(HCV)、並びに、エイズ病原菌HIV−1およびHIV−2が挙げられる。製剤の製造時に上記病原体を不活化または除去するための工程が行なわれなければ、このリスクは常にある。
紫外(UV)光は波長に応じて区別されている。この出願の文脈においては、UVAを400nm未満320nmまで、UVBを320nm未満280nmまで、UVCを280nm未満200nmまでと定義する。短波長の、すなわち、約320nm未満の波長域の紫外(UV)光(UVBおよびUVC)を照射することによって、例えば血漿または細胞性血液製剤におけるウイルスもバクテリアも不活化することができる、ということが知られている。320nm以上では、放射のエネルギーが小さ過ぎて微生物およびウイルスを不活化することができない。病原体不活化のための化学的方法、光化学的方法、および、光力学的方法に対して、UV光による単なる照射は、基本的に、それ自体で効果的であり、反応性化学薬品または光活性物質の添加物を必要としない、という利点を有している。
このような添加物またはその分裂生成物または光化学生成物は、中毒性または突然変異性があるので、多くの場合、後で取り除かれる必要がある。さらに、このような添加物またはその分裂生成物または光化学生成物がプラズマ蛋白質およびセル表面に結合する場合、処理された製剤中で新抗原性構造の形成を引き起こす可能性がある。通常、このような添加物を、完全に除去することはできないし、少なくとも、このような添加物を除去するにはさらに手間がかかる。さらに、このような追加の作業工程は、殺菌された製剤の品質を損なう可能性がある。直接的な病原体不活化に最も効果的なのは、UVCである。しかしながら、UVCは、血漿などの蛋白質含有溶液または混濁浮遊液(例えば、PC)には非常に浅い浸透深さまでしか浸透しない、という欠点を有している。
UVCは、第二次世界大戦中およびその直後に、血漿およびアルブミン溶液を殺菌するため、とりわけ肝炎ウイルスを不活化するために使用されていた。当時は、溶液を、UVC光源を通過するように通過装置に薄膜として導入していた。この方法は、不確実だと証明され、中止された(非特許文献1)。
現在は、同じ原則に基づいて行なわれるさらに開発された方法が、治療上のプラズマ蛋白質製剤を殺菌するために使用されている。全ての場合において、比較的大きな体積、つまり、数百リットルまで、および、それ以上ものプラズマプールすなわち蛋白質溶液を処理することが考慮されていた、または、考慮されている(非特許文献2および非特許文献3)。
給血または機械によるアフェレーシスによって(多くとも数百mlまでの体積で)得られるPCの多数の個々のユニットを殺菌するためには、上記流通装置は適していない。しかしながら、まさしくこれが、血液バンクの日々の業務に必要なのである。
UVBは、UVCと同じ程度ではないとしても、微生物致死性および殺ウイルス作用が同様にある。UVBは、蛋白質含有溶液および混濁浮遊液に、UVCよりもややよく浸透するが、例えばプラズマまたはPCへのその浸透深さは、ほんの数ミリメートルの範囲において測定される。PCにおいて、ウイルスまたはバクテリアよりもUV感度がかなり高いTリンパ球を不活化するために、UVBの照射を試験した。これにより、製剤の受容者における外因性HLA抗原に対する同種免疫が防止されることになる。なお、同種免疫は、PCのさらなる輸液に対して受容者を抗療性にしてしまう可能性がある(非特許文献4および非特許文献5)。
しかしながら、この方法は実施されない。なぜなら、ほぼ同時に開発された白血球濾過が、類似の効果を有し且つコストおよび手間のより有利な代替形態を提供しているからである(非特許文献6)。
単色性のUVB光(波長308nm)を照射することによって、血小板浮遊液中のウイルスを不活化することができる、ということが同様に説明されていた。この場合、エキシマーレーザーが使用されていた。サンプル体積は、数mlであった(非特許文献7)。この基準からは明らかに先に進んでいなかった。実際、UV光(つまりUVBまたはUVC)を照射するだけで、完全なPC中のウイルスまたはバクテリアを除染することの出来る方法は刊行物からは知られていない。
Kallenbach NR, Cornelius PA, Negus D他著「Inactivation of viruses by ultraviolet light」Curr Stud Hematol Blood Transfus、1989年、第56頁、第70〜82頁 Hart H, Reid K, Hart W. 著「Inactivation of viruses during ultraviolet light treatment of human intravenous immunoglobulin and albumin」Vox Sang、1993年;64(2):第82〜8頁 Chin S, Williams B, Gottlieb P他著「Virucidal short wavelength ultraviolet light treatment of plasma and factor VIII concentrate: protection of proteins by antioxidants」Blood、1995年;86(11):第4331〜6頁 Andreu G, Boccaccio C, Lecrubier C, et al. 著「Ultraviolet Irradiation of platelet concentrates: feasibility in transfusion practice」Transfusion、1990年;30(5):第401〜6頁 Pamphilon DH. 著「The rationale and use of platelet concentrates irradiated with ultraviolet-B light」 Transfus Med Rev、1999年;13(4):第323〜33頁 The Trial to Reduce Alloimmunization to Platelets Study Group著「Leukocyte reduction and ultraviolet B irradiation of platelets to prevent alloimmunization and refractoriness to platelet transfusions」N Engl J Med、1997年;337(26):第1861〜9頁 Prodouz KN, Fratantoni JC, Boone EJ, Bonner RF著「Use of laser-UV for inactivation of virus in blood products」Blood、1987年;70(2):第589〜92頁
PCは、機械による血小板アフェレーシスによって個々の給血者から得られるし、給血からも分離される。この場合、血小板は、複数(一般的に4〜6)の給血からプールされる。これによって得られるPCの体積は、一般的に、約200〜350mlである。しかしながら、PCは、個々の給血からも製造され、その体積は、相当して比較的小さい(約40〜80ml)。プールPCにおいても、アフェレーシスPCにおいても、血小板は、血漿または特別な貯蔵媒体に、約30〜40%の残留血漿含有率で懸濁されている。PCを、通気性のある平坦なプラスチック袋中に、20〜24℃で貯蔵する。
PCを、このような袋中で、UV光で殺菌することが望ましい。しかしながら、この場合、製剤がUV光をほとんど透過させない、という既述の問題が生じる。このことは、以下の計算例によって明らかになるであろう。殺菌のためにUVBを準備し、PC体積を約300mlとし、さらに、UVB放射の浸透深さを1mmとし、袋の両側から照射するとすれば、適切な感光袋は、少なくとも1500cmの表面を有している必要がある。
このように寸法決定された比較的多数の袋をルーチンに基づいて処理することは、不可能とは言わないが、困難に思われる。UVBの代わりにUVCによってPCを殺菌したいならば、この問題は、なおいっそう大きくなる。なぜなら、UVCの浸透深さはより少ないからである。
驚くべきことに、上記問題は、請求項1に記載の方法によって解決されるということが分かった。好ましい形態は、従属請求項の対象であるか、または、以下で説明されている。
本発明によれば、PCを、その感光袋中で適切な方法で動かす。この動作は、UV放射を透過させることができるように非常に薄い層がPC内に部分的に形成される程度の強さで行なわれる。同時に、この動作によって、PC懸濁液が袋中で効率的に混合される必要がある。以下の条件であればこれら双方を実現できる。
1.感光袋は非常に柔軟で、感光中は固定されず、例えば、水晶板の間に挟み込まれない。したがって、感光袋は、袋が動かされるときに生じるPC浮遊液の各形状変化に適合する。
2.袋は、水平に(直線的に前後方向に、もしくは、円または楕円の形に)、または、垂直に(上下に)動かされる。
3.感光袋は、その最大の充填体積の多くても30%まで、特に、多くても20%まで充填されている。
全ての場合において、PC浮遊液の比較的大部分がその慣性によって元の方向へさらに動き、それゆえ、置き去りにされた残留部分がUV放射を透過させることのできる薄い層を形成し得るように、動作方向の転換は突然であるほうがよい。感光中の袋の動作によって混合が恒常的に行なわれ、それゆえ、最終的には、PC(および、それに含まれるウイルスおよび/またはバクテリア)全体にUVが放射される。したがって、PCは殺菌される。
感光袋は、UV透過性のプラスチック材料でできている。適切なプラスチックは、例えば、1mm以下のシート厚、特に、0.5mm未満のシート厚を有するエチレンビニルアセテートおよびポリオレフィンである。感光袋は、平坦に形成されており、200〜320nmの範囲において吸収極大を有していないことが好ましい。感光袋は、横になって充填された状態でほんの数mmの厚み、例えば10mm、特に5mm未満であり、好ましくは3mmさえ下回り、例えば200mlまたは300mlまでのサンプル体積を受け入れるように定められている。しかしながら、感光袋の最大容量(体積)は、実際に感光袋に含まれる被処理サンプルの体積よりも、少なくとも因数3だけ、普通は少なくとも5倍、好ましくは少なくとも10倍、または、少なくとも20倍も大きい。
−実験的研究−
記載の実験は、方法の有効性を説明するものであり、以下で説明するバクテリアおよび/またはウイルスの不活化に制限されない。また、記載の実験において使用された「ランダムドナー」PCに限らず、本発明に係る方法は、血小板アフェレーシス製剤にも使用可能である。全ての実験を、3〜6回実施した。表示された結果は、それぞれ、平均値±標準偏差を示す。
−血小板濃縮物−
PCを、それぞれ5つの軟膜のプールから製造した。なお、プールは、それ自体は一般的な給血から得られたものである。PCの体積は、約300〜350mlであり、血小板濃縮物は、約109/mlであった。血小板は、貯蔵媒体SSP+(MacoPharma社の製品)中で懸濁された。残留血漿含有率は、約30〜40%であった。
−バクテリアの研究−
不活化実験では、以下のバクテリア株を使用した。
表皮ブドウ球菌
黄色ブドウ球菌
セレウス菌
肺炎桿菌
バクテリア濃度を、コロニー形成検定によって決定した。また、バクテリア濃度を、コロニー形成単位(CFU)/mlとして表す。バクテリアを不活化するための実験時に、完全なPCまたはPC標本に、10〜10CFU/mlの上記種の1つを加え、その後、UV光を照射した。
−ウイルスの研究−
PC標本に、ブタヘルペスウイルス(SHV−I、仮性狂犬病ウイルス、オーエスキー株)、または、水疱性口内炎ウイルス(VSV、インディアナ株)を加えた。ウイルス力価を、CPE検定(CPE=細胞変性効果(cytopathic effect))によって測定した。ウイルス力価を、TCID50(TCID=組織培養感染量(tissue culture infective dose))として表す。指標細胞として、ベロ細胞が機能する。実施した実験の当初のウイルス濃度は、約10〜10TCID50であった。
−感光装置−
使用された2つの感光装置の1つには、UVB光を放つ管が備えられている。置かれた感光袋の両側から、すなわち、上下から照射を行なった。感光装置には、60方向転換/分の振動数で水平の前後動作を行なう振盪装置が備えられている。同様に、第2感光装置には、UVB光を放つ管が備えられている。同じく、両側から照射を行なった。(第2装置と同じ構成の)第3装置には、UVC光(波長:254nm)を放つ管が備えられている。双方の装置には、異なる2つの振盪装置、すなわち、楕円の前後動作を行なう水平振盪器と、シーソー式振盪器とが備えられていてもよい。
−感光袋−
使用した感光袋は、UV透過性のエチルビニルアセテート(EVA)でできている。2つのサイズの袋を使用した。
1.14.5×18.5cm(外部袋面約268cm
2.22.5×38cm(外部袋面約855cm
小さなEVA袋を用いた実験では、サンプル体積は、80mlであった。大きな袋を用いた実験では、約300〜350ml(完全なPC)であった。
<実験例1>
−振盪中の血小板浮遊液の自由な動作を伴う場合、および、伴わない場合のUVBによる表皮ブドウ球菌の不活化−
この実験では、サンプル体積は80mlであった。一方のサンプルでは、感光袋を2つの水晶板の間にしっかりと挟み込むことにより、振盪中の血小板浮遊液の自由な動作可能性、および、薄層の形成が防止された。結果として出てきた層厚は、約3mmであった。第2のサンプルでは、振盪中に血小板浮遊液が広範囲にわたって自由に動けるように、水晶板の間隔を拡大した。2つのサンプルに、1J/cmで照射した。
表1が示すように、バクテリア力価は、固定されたサンプルでは、約2log10低減されたが、緩めて置かれたサンプルでは、4log10よりも多く低減された。
Figure 2009523710
<実験例2>
−感光袋を緩めて、または、しっかりと装着し、振盪させる、完全なPC中の表皮ブドウ球菌のUVBによる不活化−
この実験のPC体積は、330mlであった。したがって、大きなEVA袋の平均的な層厚は、約3.9mmである。PCに、以下の条件で、3つの量(0.8、1.0および1.2J/cm)のUVBを照射した。
1.振盪させない、水晶板の間に緩めて置いた
2.振盪させる、水晶板の間に押し挟んだ
実験結果が示すように(表2)、振盪中はしっかりと装着されていたPCでは、バクテリア力価は、UVB処理によって約2log10に低減されたのに対し、緩めて置かれたサンプルでは、量に応じて約3.4〜4log10を上回る分だけ低減された。
Figure 2009523710
<実験例3>
−自由に動くことのできる、または、固定されたPC標本中の更なるバクテリアのUVBによる不活化−
最初の2つの実験例から、PC浮遊液がUV照射中に自由に動くことができれば、PC中の表皮ブドウ球菌は効果的に不活化される、ということが分かる。以下の実験では、更なるバクテリア株、すなわち、黄色ブドウ球菌、セレウス菌、および、肺炎桿菌をテストした。
条件は、実験例1で説明したのと同じであった。3つの全ての場合において、表皮ブドウ球菌の場合と同様の結果であった。緩めて置かれたPCサンプルでは、バクテリアは、約3.9〜4.25log10不活化された。一方、固定されたサンプルの力価は、約2〜3.4log10しか低減されなかった(表3)。
Figure 2009523710
<実験例4>
−様々な振盪条件の下でのUVBによるPC標本中の表皮ブドウ球菌の不活化−
実験1から3で使用した上記のように前後動作をする水平振盪器以外の振盪器を使用する場合でも、緩めて置かれたPC標本中の表皮ブドウ球菌の不活化が向上するかどうかを研究した。以下の実験では、円形の動作(半径:3cm、回転数:50/分)を行なうオービタル振盪器、さらに、1分につき50回の上下動作をするシーソー式振盪器を使用した。同様に、2つのサンプル(80ml)の一方を、水晶板の間にしっかりと装着し、他方は緩めて置いた。表4に示す結果から分かるように、今回の場合は、緩めて置かれたPCサンプルでは、バクテリア不活化の程度が、しっかりと装着されたものよりも3〜4log10高い。
Figure 2009523710
<実験例5>
−振盪中にPC標本の自由な動作を伴う場合、および、伴わない場合のUVBによるブタヘルペスウイルスの不活化−
UV光の照射中に固定されないPC中の病原体の不活化の向上が、バクテリアのみならずウイルスにも関係しているかどうかを試験するために、以下の実験を実施した。80mlのPC標本に、ブタヘルペスウイルス(SHV−I)を加え、実験例1で説明したように、UVBで処理した。浮動するように置いたサンプルでは、ウイルス力価は、4log10近く低減されたのに対して、しっかりと装着されたものでは、約3log10しか低減されなかった。これにより、上記条件の下ではウイルスの不活化もはっきりと改善される、ということが確定される。
Figure 2009523710
<実験例6>
−振盪中にPC標本の自由な動作を伴う場合、および、伴わない場合のUVBによる水疱性口内炎ウイルスの不活化−
PC標本に、SHV−Iの代わりにVSVを加えたこと以外は、実験例5で説明したのと同じように実験を行なった。同様に、緩めて置かれたサンプルにおけるウイルス不活化の程度は、感光中は水晶板の間に固定された比較サンプルにおけるウイルス不活化の程度よりも6.46log10を上回る分だけ大きかった(表6)。実際、ウイルス力価はこの場合も比較的強く(約5.4log10)低減されたことが分かった。VSVは、SHV−Iよりも明らかにUV感度が高い。
Figure 2009523710
<実験例7>
−振盪中にPC標本の自由な動作を伴う場合、および、伴わない場合のUVCによる表皮ブドウ球菌の不活化−
この実験では、UVBの代わりに、UVCによって照射を行なった。UV量は、0.3J/cm(感光時間:60秒)であった。それ以外の条件は、実験例1において説明したとおりであった。表7から分かるように、固定されたサンプルにおけるバクテリア力価は、約1log10しか低減なかった。このことは、UVCの血小板浮遊液に対する浸透深さが浅いことをはっきりと反映している。これに対して、緩めて置かれたサンプルでは、バクテリアは検出できなくなっていた。不活化因数は、4log10よりも大きかった。
Figure 2009523710
<実験例8>
−振盪中にPC標本の自由な動作を伴う場合、および、伴わない場合のUVCによるVSVの不活化−
実験例6でのように、テストウイルスとしてVSVを使用した。条件は、実験例7と同じであった。表8に示す結果は、この場合も、病原体不活化の程度は、緩めて置かれたサンプルのほうが固定されたものよりもいっそう顕著であったことを示している。つまり、ウイルス力価は、固定されたものでは約1.5log10しか低減されなかったが、固定されていないサンプルでは約6.2log10低減された。
Figure 2009523710

Claims (25)

  1. 血小板濃縮物(PC)中の病原体および白血球のうちの少なくとも一方を不活化するための方法であって、
    給血者の血、および、機械によるアフェレーシスのうちの少なくとも一方から得られるPCを用意するステップと、
    前記PCに紫外(UV)光を照射するステップとを含み、
    前記PCは、個別に処理可能で別々に貯蔵される複数のユニットからなり、
    前記PCの複数のユニットのそれぞれが、柔軟かつ平坦なUV透過性の複数の感光袋のそれぞれの中に入れられている、方法であって、
    前記複数の感光袋のそれぞれは、前記複数の感光袋のそれぞれの最大の充填体積の30%未満に充填されており、
    前記複数の感光袋のそれぞれをUV光の照射中に動作させることにより、前記複数の感光袋のそれぞれの内容物を循環させて、層厚の変化するゾーンを形成することを特徴とする方法。
  2. 前記請求項1に記載の方法において、
    前記病原体は、ウイルスおよびバクテリアのうちの少なくとも一つであることを特徴とする方法。
  3. 前記請求項1〜2のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記動作により、前記ゾーンは、前記層厚が規則的且つ一時的に1mm未満となる被照射領域を有することを特徴とする方法。
  4. 前記請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記動作、特に前記動作の振幅を、前記PC内において前記層厚が規則的且つ一時的に0.5mm未満となる被照射領域が前記PC内に生じるように、行なうことを特徴とする方法。
  5. 前記請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記感光袋のそれぞれは、下面と上面とを有し、
    前記感光袋のそれぞれの内容物に接触しているまたは接触可能な前記下面と前記上面との面積の合計は、前記内容物の内側全表面の面積の90パーセントを上回り、好ましくは99パーセントを上回っていることを特徴とする方法。
  6. 前記請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記照射は、
    320nm未満280nmまでのUVB、および、280nm未満200nmまでのUVC、特には280nm未満200nmまでのUVCのうちの少なくとも一方であるか、または、
    320nm未満280nmまでのUVB、および、280nm未満200nmまでのUVC、特には280nm未満200nmまでのUVCのうちの少なくとも一方を含み、
    好ましくは前記の領域の波長の照射のみからなること特徴とする方法。
  7. 前記請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記ユニットの各々は、最大で8人の給血者、好ましくは最大で6人の給血者のサンプルから製造されていることを特徴とする方法。
  8. 前記請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記ユニットの各々は、1人の給血者のものであることを特徴とする方法。
  9. 前記請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記PCは、1ml当り少なくとも1×10個の血小板を含み、好ましくは1ml当り少なくとも5×10個の血小板を含んでいることを特徴とする方法。
  10. 前記請求項1〜9のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    UVBによる前記照射を、0.3〜5J/cm、好ましくは0.5〜2.5J/cmの光エネルギーによって行なうことを特徴とする方法。
  11. 前記請求項1〜9のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    UVCによる前記照射を、0.01〜2J/cm、好ましくは0.1〜1J/cmの光エネルギーによって行なうことを特徴とする方法。
  12. 前記請求項1〜11のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記PCは、プラズマと、必要に応じて適切な貯蔵媒体とを含み、
    プラズマ含有率は、好ましくは20重量%を上回っていることを特徴とする方法。
  13. 前記請求項1〜12のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記PCは、緩衝された水溶性の貯蔵媒体を含んでいることを特徴とする方法。
  14. 前記請求項1〜13のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    ウイルス、バクテリア、および、白血球のうちの少なくとも1つを不活化し、
    前記血小板の機能は、本質的に変化しないままであること特徴とする方法。
  15. 前記請求項1〜14のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記感光袋は、5000ml以下の体積を有していることを特徴とする方法。
  16. 前記請求項1〜15のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記感光袋は、前記感光袋が動かされ照射される装置内に、動作可能に保持されており、特に、2つの面、例えばUV透過性のあるガラスまたはプラスチックの板の間に装着されていないことを特徴とする方法。
  17. 前記請求項1〜16のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    全感光期間の少なくとも4分の3は、前記感光袋を動かすことを特徴とする方法。
  18. 前記請求項1〜17のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記感光袋を、振盪によって動かすことを特徴とする方法。
  19. 前記請求項1〜17のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記感光袋を、上下動作によって動かすことを特徴とする方法。
  20. 前記請求項1〜17のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記感光袋を、回転によって動かすことを特徴とする方法。
  21. 前記請求項1〜20のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記振盪を、オービタル振盪器、プラットフォーム振盪器、シーソー式振盪器、または、タンブラー振盪器によって行なうことを特徴とする方法。
  22. 前記請求項1〜21のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記感光袋を片面で置くことで、動作または振盪の間に、および、動作または振盪によって、前記感光袋の高さを、前記感光袋が置かれた面と、前記感光袋の上面に対する交差点との間の表面法線に沿った距離に関して、前記内容物に接触している前記感光袋の全上面に亘って連続的に変化させることを特徴とする方法。
  23. 前記請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記感光袋は、10mmの平均的な充填レベル、好ましくは5mm未満の平均的な充填レベルを有し、
    前記動作によって、波の谷が連続的に生成され、
    前記波の谷は、前記平均的な充填レベルの半分未満の層厚、好ましくは1mm未満、または、0.1mmさえ下回る層厚を有していることを特徴とする方法。
  24. 前記請求項1〜23のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記感光袋を、前記感光中は0.2〜8cmの振幅で少なくともx方向、および、必要に応じてy方向(y方向は、x方向に対して直角)へ連続的に動かし、
    これとは無関係に、振盪動作の方向転換の振動数は、0.5〜10Hzであることを特徴とする方法。
  25. 前記請求項1〜24のうちのいずれか1項に記載の方法において、
    前記感光袋は、前記照射中に、その最大の充填体積の多くとも20%に充填されていることを特徴とする方法。
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