JP2009523665A - 起点容器と終点容器を連結するための連結サブアセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、溶媒の一部を失うことなく、溶媒を起点容器から終点容器に注げるような連結サブアセンブリを提供することである。
【解決手段】本発明は、起点容器と終点容器を連結するための連結サブアセンブリに関わる。本発明による連結サブアセンブリは、出口シリンダと制御シリンダを有しており、その際出口シリンダと制御シリンダは互いに相対移動できるようになっており、また出口シリンダと制御シリンダは、連結サブアセンブリが終点容器と連結されているという稼動位置において、制御シリンダが出口シリンダの出口穴を通る流路を遮断するという閉鎖位置と、制御シリンダが出口シリンダの出口穴を通る流路を開放するという開放位置の間を、相互移動可能なように形成されている。この連結サブアセンブリは、たとえば自動車の動力用燃料のために使用される。
【選択図】図15

Description

本発明は、起点容器と終点容器を連結するための連結サブアセンブリ、それも特に自動車に動力用燃料を補充するための連結サブアセンブリに関わる。
このような連結サブアセンブリによって、液体や流動性をもつ細粒状材料などの溶媒を終点容器に充填することができる。その際起点容器と終点容器は、可能な限り溶媒の一部が失われないように連結サブアセンブリによって連結される。特に自動車の動力用燃料それも特に燃焼時の有害物質の排出を低減する添加剤は、手動で取り扱い可能な小型の起点容器から自動車に取付けられた終点容器へと注がれる。
その際簡単な方法は、ホースの両端を固定した連結である。その際不利なのは、起点容器と終点容器の位置関係によっては、起点容器の開放時またはホース継手の取外し時に溶媒の一部が失われる可能性があることである。このことは特に溶媒が高価な場合や有毒な場合などに不利である。
終点容器に溶媒を注ぐために、起点容器として漏斗を使うことも可能である。連結サブアセンブリとしての漏斗は通常、終点容器のアタッチメントに固定するための外ねじ、または終点容器のアタッチメント内に挿入される管状の出口部分を持つ。この場合不利なのは、漏斗内に溶媒が残った場合、終点容器から漏斗を外す時に溶媒が漏れる可能性のあることであり、残った溶媒は、漏斗から漏れ出るだけでなく、終点容器からも溢れ出る恐れがある。
本発明の課題は、溶媒の一部を失うことなく、溶媒を起点容器から終点容器に注げるような連結サブアセンブリを提供することである。
本発明によれば、この課題は起点容器と終点容器を連結するための連結サブアセンブリによって解決され、その際この連結サブアセンブリは、起点容器と連結可能な開放された第1正面と、閉鎖された第2正面と、少なくとも1つの出口穴のある外被面とを備えた出口シリンダと、出口シリンダの出口穴領域を取り囲む制御シリンダとを有しており、その際出口シリンダと制御シリンダは、連結サブアセンブリが終点容器と連結された状態となる稼動位置において、制御シリンダが出口シリンダの出口穴を閉じる閉鎖位置と制御シリンダが出口シリンダの出口穴を開放する開放位置との間を相互移動できるように形成されている。
起点容器と終点容器は、特に液体および細粒状物質もしくは流動性をもつ物質など、溶媒の収容に使用される。終点容器に初充填、追加充填、または入替え充填する際、ならびに終点容器内の多成分溶媒を混合する際、起点容器は場合に応じて連結サブアセンブリによって終点容器に連結することができる。本発明において終点容器とは、たとえばタンク、缶、または溶媒を送るための管路またはホース配管と理解される。起点容器としては、上記の他に漏斗も考えられる。終点容器のアタッチメントは、本発明の実施形態に応じて、簡単な穴にすることもできるし、あるいは外ねじ付き管部分やバイオネット継手の一部のようなより複雑なアタッチメントにすることができる。出口シリンダの開放された第1正面の代わりに、第1正面領域に、起点容器と連結することのできる少なくとも1つの穴を備えることも可能である。
連結サブアセンブリの出口シリンダは、中空シリンダであり、起点容器の溶媒が開放された第1正面を通って出口シリンダ内に流入できるように起点容器と連結されている。それ以外では制御シリンダが閉鎖位置にある時、出口シリンダは、溶媒が漏れないように外部と遮断されている。外被面にある少なくとも1つの出口穴は、同じく中空シリンダとして形成された制御シリンダによって閉じられている。そのため出口シリンダと制御シリンダは、制御シリンダの内面が、少なくとも出口穴領域において出口シリンダの外面と接するように、および/または制御シリンダの内面が、出口穴をシーリングリップのような追加的なシール材によって外部から遮断するように形成されている。特に出口シリンダと制御シリンダは、それぞれ主として円形の断面を呈するが、しかしたとえば多角形などそれ以外の断面であっても目的に適う場合がある。制御シリンダは、出口シリンダを完全に囲む必要はなく、たとえば縦方向に切れ目があってもよい。
制御シリンダと出口シリンダは、連結サブアセンブリと終点容器との連結後出口シリンダの出口穴が開放されるよう、またこの開放位置で溶媒が出口シリンダを通って起点容器から終点容器内に流れるよう、主軸に沿って互いに移動することができる。充填が終わると制御シリンダと出口シリンダは再び互いに移動し、出口穴は再び制御シリンダによって閉じられる。その後起点容器は終点容器から取り外すことができるが、その際起点容器内または出口シリンダ内に残った溶媒が失われることはない。
少なくとも1つの出口穴の寸法は、特定の溶媒および所望の充填速度に合わせて調整することができる。さらに充填速度は、出口シリンダに対する制御シリンダの相対移動量によっても制御することができる。
この連結サブアセンブリは、起点容器と一体結合したものにすることもできるし、また分離して起点容器に持続的または一時的に固定できるようにすることもできる。分離式の連結サブアセンブリの場合、起点容器には差込み継手、ねじ継手またはバイオネット継手で固定するのが得策である。そのほかに衝突連結も可能である。連結サブアセンブリを終点容器に連結するには、特に差込み継手、ねじ継手またはバイオネット継手が向いている。溶媒の漏れを効果的に防ぐには、起点容器側と終点容器側の両方にシール材を設けるのが有効だろう。
本発明の発展形の1つでは、稼動位置において制御シリンダが終点容器のアタッチメントに対して固定的に配置されている。
このような発展形態の場合、稼動位置において出口シリンダは、終点容器および制御シリンダに対して相対的に移動し、その際制御シリンダは終点容器に固定されたままとどまる。その場合、内側の出口シリンダが外側の制御シリンダを越えて、終点容器のアタッチメントに設置する必要がないため、つまり制御シリンダを貫通してあるいは制御シリンダを取り巻いて終点容器を掴む必要がないため非常に簡単な形状を実現することができる。またこの場合には、出口シリンダと制御シリンダを相互に密閉するだけでよい。
本発明の発展形の1つでは、少なくとも1つの出口穴が、連結サブアセンブリの稼動位置ならびに制御シリンダおよび出口シリンダ相互の開放位置において、終点容器内部にあるよう配置されている。
これにより終点容器から連結サブアセンブリを外す際、意図に反して溶媒がこぼれることはなくなる。出口シリンダを制御シリンダに対して相対的に閉鎖位置まで動かすと、起点容器は連結サブアセンブリとともに終点容器から取り外すことができ、その際終点容器に納まらない溶媒が起点容器から漏れるということはあり得ず、場合によっては出口シリンダの取外しによって終点容器の液面も同時に下がる。
発展形の1つでは、制御シリンダと出口シリンダの間に、閉鎖位置の方向にばねの弾力が相互に作用している。
このような実施形態の連結サブアセンブリは、たとえばばね弾力と反対の力を手動で加えることによって開放位置に移すことができる。その力がなくなると、連結サブアセンブリはばね弾力の初応力によって閉鎖位置に戻る。これにより、連結サブアセンブリが開放位置にあるとき誤って終点容器から取り外される危険が減る。さらに、溶媒流を止める時出口シリンダと制御シリンダを手動で閉鎖位置に戻す必要がないので、終点容器への適量充填も容易に行うことができる。
本発明の発展形の1つでは、連結サブアセンブリが少なくとも1つの戻り止めを有しており、この戻り止めによって出口シリンダに対する制御シリンダの相対的な移動が、戻り止めのロック位置においてロックできるようになっている。
ロック位置では、出口シリンダと制御シリンダが相互に動作することは不可能であるか、または限定的に、すなわち出口穴を通って出口シリンダから溶媒が漏れ出ることができない限り可能である。これにより、出口穴が誤って開くような事態は確実に起こらなくなる。そのため戻り止めは、出口シリンダと制御シリンダの間に、主として形状密閉結合をもたらす。その際戻り止めは、手動で直接ロック位置または開放位置に移動できるように形成されているか、または連結サブアセンブリを稼動位置に移すことによって間接的に操作されるようになっている。
本発明の発展形の1つでは、連結サブアセンブリを終点容器のアタッチメントに設置すると、少なくとも1つの戻り止めがロック位置から開放位置に移動するように形成されている。
この発展形では、連結サブアセンブリを終点容器のアタッチメントに連結すると、戻り止めの操作が解除される。それによって初めて戻り止めは開放位置へと移され、この開放位置で出口シリンダと制御シリンダは開放位置へと相互移動することができる。それゆえ終点容器のアタッチメント上で連結サブアセンブリが稼動位置に来る前に、誤って開放状態が作り出されることは不可能である。開放位置への戻り止めの動作は、アタッチメントの直接的または間接的な作用によって得ることもできるし、またたとえば連結サブアセンブリのバイオネット継手のバイオネットリングをねじるなど、連結サブアセンブリの要素どうしを手動で相対的に動作させることによっても得られる。
本発明の発展形の1つでは、少なくとも1つの戻り止めが制御シリンダと出口シリンダの間に備えられており、その際終点容器のアタッチメントに固定するための外部ケースは、戻り止めがロック位置から開放位置へ倒れるよう、制御シリンダに対して相対的に動くようになっている。
このような実施形態の場合、制御シリンダと外部ケースは、設置方向に相互に動作可能となっている。連結サブアセンブリが終点容器のアタッチメントの上に設置する時、それも特に連結サブアセンブリがねじで固定される時、両部品の一方、主として制御シリンダがアタッチメント側の段に接した直後に、両部品は互いに相手方向に動作する。外部ケースがさらに動作すると制御シリンダと外部ケースが相対移動し、それによって制御シリンダと外部ケースの間に配置された少なくとも1つの戻り止めが傾斜する。戻り止めはそれにより、それまでのロック状態である傾斜状態から開放状態である傾斜状態に旋回し、したがって出口シリンダと制御シリンダ間の相対動作を可能にする。このような形態は実現が容易であるとともに、制御シリンダや外部ケースの誤動作の恐れがないので安全性も高い。また、連結サブアセンブリが設置されていない状態では制御シリンダが操作不可能であるような形態や、意図せざる相対移動を妨げるような追加のばねを外部ケースと制御シリンダの間に備えるような形態にすれば、特に有利である。戻り止めはたとえばT型に形成してもよく、その場合の傾斜動作は、T型の外側末端の1つの移動動作により行われ得る。
本発明の発展形の1つでは、少なくとも1つの戻り止めがL型に形成され、かつロック脚と操作脚を有しており、その際操作脚の近位末端が制御シリンダの旋回段上に設置されており、操作脚の遠位末端が開放位置において外部ケースの操作段に接している。
このような戻り止めは、非常に簡単な形態となる。ロック位置においてロック脚は、主として出口シリンダと制御シリンダ相互の移動方向に延びている。その際ロック脚の遠位末端は、出口シリンダの段面に接しており、ロック脚の近位末端は制御シリンダの旋回段に接している。これによりロック脚は、出口シリンダと制御シリンダ間の相対移動と、それにより開放位置へ到達を妨げる。外部ケースが制御シリンダに逆らって移動すると、外部ケースの操作段は操作脚の遠位末端を掴む。その結果操作脚は、外部ケースがさらに移動すると、制御シリンダの旋回段のところで傾き、その結果操作脚と統合されたロック脚もまた出口シリンダの段面の領域で外側に旋回する。これにより開放位置に到達し、出口シリンダは制御シリンダに逆らって移動することができる。
本発明の発展形の1つでは、少なくとも1つの戻り止めに、ばね弾力がロック位置の方向に作用している。
それにより戻り止めは、たとえば連結サブアセンブリを終点容器のアタッチメントから取り外すと自動的に再びロック位置に戻る。よって戻り止めを手動でロック位置に戻す作業は省略可能である。
本発明の発展形の1つでは、連結サブアセンブリが、制御シリンダの外周に配置された少なくとも2つの戻り止めを有し、これらの戻り止めは円周方向に沿った弾性の中間要素によって互いに連結されている。
その際、制御シリンダの円周上に主として均等に配置された4つ以上の戻り止めを備えた形態にすれば非常に有利である。それにより、それら複数の戻り止めは、出口シリンダと制御シリンダの相対動作を非常に確実かつ均等にロックすることになる。それらの戻り止めは、弾性の中間要素によって常時ばね弾力でロック位置の方向に押されているため、個々の戻り止めと制御シリンダもしくは外部ケースの間に個別にばね要素を要する、より費用のかかる構造は不要となる。弾性の中間要素は、たとえば弾力性と伸縮性のある帯またはコイルばねで作ることができる。
本発明の発展形の1つでは、各戻り止めが一体化されてプラスチックから、また中間要素が弾性プラスチックブリッジとして形成されている。
それはまた、非常に低コストであり、かつ組立て時の取り扱いが容易な形態である。その際一体化されたプラスチック部品は、複数の戻り止めからなるが、これら戻り止めは、一体形成されたプラスチックブリッジと結合して、戻り止めと連結ブリッジからなる総合リングとなっている。プラスチックブリッジの断面と材料特性は、総合リングが弾性伸縮できるよう、また全ての戻り止めが同時に各々のロック位置から開放位置に外向きに押され得るように定められる。
本発明の発展形の1つでは、少なくとも2つの戻り止めが環状の止め輪に備えられており、その際止め輪は、リング板と、リング板に垂直に配置された戻り止め突出部を有する。
このようにすれば、1つの部品のみによって複数の戻り止めを連結サブアセンブリ内に配置することができる。その際戻り止めはたとえば、リング板の内周から垂直に上方に真っ直ぐ延びる桟状の突出部として形成される。この場合戻り止めの操作は、リング板の外周の連接を外すことによって行う。これに対しリング板の内周は保持され、その結果リング板から離れたところにある戻り止め末端は、リング板が弾性変形する関係でたとえば外側に動作し、連結サブアセンブリの止めを解除する。
本発明の発展形の1つでは、リング板と戻り止め突出部が一体化されて弾性材料それも特にプラスチックで形成されている。
リング板と戻り止め突出部を一体形成すると、環状の止め輪をプラスチックダイカスト部品として低価で大量に製造することが可能になる。その際少なくとも部分的に弾性のあるリング板は、個々の戻り止め突出部どうしを繋ぐ役目を担っており、またその弾性変形する性質によって、戻り止め突出部の連接を外すことができる。また弾性リング板の使用により、戻り止め突出部をたとえば止めポジションなどにセットすることもできる。
本発明のさらなる特徴は、各請求項と、図をもとにした説明において明らかにされている。以下に本発明の3つの最良の実施形態を説明する。各実施形態の個々の特徴は、本発明の範囲内で任意に組み合わせることができる。
図の説明では、90a、190a、290a、700aの方向への動作および方向付けを「上」と表し、90b、190b、290b、700bの方向への動作および方向付けを「下」と表した。
図1a〜1cは、本発明による連結サブアセンブリの第1実施例と、溶媒起点容器80と、溶媒終点容器70を示す。連結サブアセンブリは、出口シリンダ30を有しており、出口シリンダの表面上に制御シリンダ50が下から挿入されている。
出口シリンダ30は、円形断面を持つ中空シリンダとして形成されており、管状の外被部分32を有する。上の正面34は、開いた状態に形成されていて内ねじ36を有する。この内ねじによって出口シリンダ30と溶媒起点容器80が連結できるようになっており、溶媒起点容器は内ねじ36に合う外ねじ82を有する。出口シリンダ30の下の正面38は閉じている。外被部分32の下端には、外被部分32を打抜いて合計4つの出口穴40が備えられている。
制御シリンダ50もまた、同じく円形断面を持つ中空シリンダとして形成されている。制御シリンダ50の内径は、下方の閉鎖部分52において、出口シリンダ30の外被部分32の外径におおよそ相応している。その際狭い隙間ばめ法が用いられているので、出口シリンダ30と制御シリンダ50は、それぞれの主軸90の方向に互いに相対的に移動できるようになっている。閉鎖部分52の上方には、外側を取り巻く襟部分54が、終点容器70のアタッチメント72上に設置するために備えられている。襟部分54の上方には合計6つの戻り止め56が続いており、これらの戻り止めは出口シリンダ30の安全ブリッジ42によって固定されている。安全ブリッジ42と戻り止め56によって、出口シリンダ30と制御シリンダ50は、外れたり相対移動したりできるように互いに連結されている。
図1aは、稼動位置に達する前の連結サブアセンブリを示す。出口シリンダ30と制御シリンダ50からなる連結サブアセンブリは、起点容器80と連結されている。制御シリンダ50は出口シリンダ30に対して閉鎖位置にある。つまり閉鎖部分52は、出口穴40を越えて押し込まれており、それにより出口穴を塞いでいる。
図1bは、稼動位置にある連結サブアセンブリを示す。稼動位置では、連結サブアセンブリは起点容器と共に終点容器70のアタッチメント72に挿入されている。制御シリンダ50は、出口シリンダ30に対して依然として閉鎖位置にある。
この閉鎖位置から、起点容器80は連結サブアセンブリの出口シリンダ30とともに、図1cに示す開放位置に達するまで下方に移動させられる。開放位置で出口穴40は、制御シリンダ50の下縁の下方に位置し、その結果開放される。よって起点容器80内の溶媒は、流路92に沿って出口シリンダ30を通り抜け終点容器70内に流入することができる。
連結サブアセンブリを終点容器70から引き抜く際に制御シリンダ50とアタッチメント72の接触面において摩擦抵抗によって引き起こされる反力が、制御シリンダ50と出口シリンダ30の接触面におけるそれより大きいならば、特に有利である。それにより、起点容器80に上向きに働く引抜き力によって、まず出口シリンダ30と制御シリンダ50が再び閉鎖位置に移行し、そのあとで制御シリンダ50がアタッチメント72から外れるようにすることができる。これにより連結サブアセンブリを閉鎖位置に適切に移動させる手間を省くことができる。
上述した本発明による連結サブアセンブリの第1実施形態は、溶媒を損失することなく終点容器70に充填することができる。充填終了後に起点容器80が空になっていなくとも、終点容器70から起点容器80と連結サブアセンブリを外す前に連結サブアセンブリを閉じることによって、溶媒が漏れるのを防ぐことができる。
図2a〜2cは、本発明による連結サブアセンブリの第2実施形態を示す。図1a〜1cに示した第1実施形態と同じく、この第2実施形態も出口シリンダ130を有しており、この出口シリンダは、下端に穿たれた4つの出口穴140を備えた管状の外被部分132と、開いた上の正面134と、閉じた下の正面138を有している。外被部分132の外側には、その外周を取り囲む安全ブリッジ142と同じくその外周を取り囲むロック溝144が備えられている。図1a〜1cに示した第1実施例とは異なり、出口シリンダ130は起点容器180と連結されて一体化されている。
出口シリンダ130の表面には、制御シリンダ150が下から挿入されている。制御シリンダ150は管状の閉鎖部分152を有しており、この閉鎖部分152の内径は、外被部分132の外径とともに狭い隙間ばめを形成している。制御シリンダ150は、閉鎖部分152の上方において6つの戻り止め156を有しており、これらの戻り止めによって制御シリンダ150は、出口シリンダ130の外周を取り囲む安全ブリッジ142に、外れたり移動したりできるよう固定されている。制御シリンダ150は、閉鎖部分152の上端において直径のより大きいロック部分154を有しており、このロック部分内に、内ねじ158付きの下方に開いた環状の受け溝157が形成されており、この受け溝が、終点容器170のアタッチメント172に連結サブアセンブリを固定する働きをする。溝底では、制御シリンダの内面から半径方向に延びる合計4つの、止めピン160を受けるための空隙159が、受け溝157と交差している。
空隙159内にはそれぞれ1つの止めピン160が挿入されており、この止めピンはその下面に折り曲げられたくさび面162のある空所を有している。止めピン160は、半径方向に空隙159内に移動可能であり、その際それぞれ1つの止めピンばね164が空隙159の外側末端に挿入されており、この止めピンばねは、止めピン160に半径方向内側に働くばね弾力を与える。
出口シリンダ130と制御シリンダ150の間にはコイルばねが挿入されており、このコイルばねによって出口シリンダ130には、制御シリンダ150に対して閉鎖位置方向の上向きのばね弾力が作用しており、それにより閉鎖位置に向けて初応力が作用している。
図2aは、起点容器180と連結されて一体化された連結サブアセンブリが、稼動位置に達する前、すなわち終点容器170のアタッチメント172上に設置する前の状態を示す。この状態で制御シリンダ150と出口シリンダ130は互いに相対的に閉鎖位置にあり、制御シリンダ150の閉鎖部分152が出口シリンダ130の出口穴140を覆っており、その結果起点容器130からの溶媒の漏出が妨げられている。図2bの稼動位置に達する前に、出口シリンダ130と制御シリンダ150を動かすことは不可能である。なぜなら止めピン160がロック位置において出口シリンダ130のロック溝144内に突き出ているからである。
図2aの状態から連結サブアセンブリは、起点容器130とともに、内ねじ158とアタッチメント172の外ねじ174によって終点容器170上にねじ固定される。ねじ固定の際、アタッチメント172の上縁は、止めピン160のくさび面162を押し、それによりくさび面を止めピンばね164のばね弾力に逆らって外向きに押す。それにより止めピン160は、図2bに示す開放位置に到達し、この開放位置では止めピンは、出口シリンダ130のロック溝144から押し出されている。
連結サブアセンブリの稼動位置では出口シリンダ130を、図2aおよび図2bの閉鎖位置から図2cの開放位置へと押すことができる。そのため出口シリンダ130は、起点容器180とともにコイルばね146のばね弾力に逆らって下方へ押され、それにより出口穴140が制御シリンダ150の閉鎖部分152の領域から押し出される。図2cの状態に達すると、起点容器180内にある溶媒は、出口シリンダ130を通って流路192に沿って終点容器170内へと流れる。
出口シリンダ130と起点容器180がもうそれ以上下へ押されなくなると、それらはコイルばね146の弾力によって再び上に向かって移動し、その結果出口シリンダが制御シリンダ150に対して再び閉鎖位置に到達し、溶媒流が中断される。制御シリンダ150が再び終点容器170のアタッチメント172から回し外されると、止めピン160が止めピンばね164によってロック溝144内に押し込まれ、それにより閉鎖位置からの移動は、連結サブアセンブリ稼動位置以外では不可能になる。
図2a〜2cによる第2実施形式は、稼動位置以外では開放位置への移行を可能にしない、また溶媒も漏出させない止めピンがあるために非常に安全である。
図3a〜3cは、本発明による連結サブアセンブリの第3実施形式を示す。
第3実施形式の場合、連結サブアセンブリは出口部分210を有しており、この出口部品は、起点容器に固定するための掴み部分220と、それと固定連結された出口シリンダ230からなる。連結サブアセンブリはさらに、制御シリンダ250と、互いに連結された7つの戻り止め260と、外部ケース267を有する。
出口シリンダ230は、管状の外被部分232を有しており、この外被部分の下端には2つの出口穴240が穿たれている。出口シリンダ230の上の正面234は開いており、出口シリンダ230が起点容器と連結されている時は出口シリンダ230への自由な溶媒流入を許す。反対側の下の正面238は閉じている。
制御シリンダ250は、出口シリンダ230の表面に下から挿入されており、下方に閉鎖部分252を有している。この閉鎖部分の内径は、出口シリンダ230の外径と共に狭い隙間ばめを形成しており、またこの閉鎖部分は、図3aおよび3bの閉鎖位置において出口穴240を覆っている。制御シリンダは、閉鎖部分252の上方にその外周を取り囲む襟部分254を有しており、この襟部分が、稼動位置において終点容器のアタッチメントに設置する。襟部分の上面にはその外周を取り囲む旋回段257が設けられている。
出口部分210と制御シリンダ250の表面には、上から外部ケース267が押し込まれており、この外部ケースは、連結サブアセンブリを終点容器に連結するための内ねじ268を有している。外部ケースの内面には、その外周を取り囲む操作段269が設けられている。
外部ケース267と制御シリンダ250の間には、7つの戻り止め260が環状に均等な間隔で配置されている。戻り止めはそれぞれ、ほぼ軸方向290に延びたロック部分262とほぼ半径方向に延びた操作部分264を備えたL型の断面を有している。方法は図示されていないが、戻り止め260は、ロック部分262の領域内で弾性のプラスチックブリッジによって環状に互いに連結されている。弾性のプラスチックブリッジのばね弾力は、戻り止め260を図3aに示したロック位置の方向に常に押している。制御シリンダ250の上端と、その上端の上方において内に向かって延びる掴み部分220のフランジの間には、図に示したロック位置に向かう初応力を生成するためにコイルばねが配置されている。
図3aは、終点容器と連結する前の連結サブアセンブリの状態を示す。この状態で制御シリンダ250の閉鎖部分252は、出口シリンダ230の出口穴240を覆っており、出口シリンダ230と連結された、図には示されていない起点容器から溶媒が漏出することはない。制御シリンダ250を出口シリンダ230に対して手で動かすことは不可能である。なぜなら戻り止め260のロック部分262が、出口シリンダ230に密着して、制御シリンダ250の移動を阻んでいるからである。つまり、ロック部分の近位末端が制御シリンダ250の旋回段257に、また遠位末端が、軸方向に延びる出口部分210の安全襟222に密着し、それによってロック部分がこれらの部品間の距離の短縮を阻止しており、それによって制御シリンダ250の移動を阻んでいるからである。
この状態から連結サブアセンブリは、制御シリンダ250の襟部分254と共に、図には示されていない終点容器のアタッチメント上に設置され、外部ケース267が内ねじ268によってアタッチメントに固定される。図3bに示すように、これにより外部ケース267が制御シリンダ250に対して290bの方向に相対移動し、それにより外部シリンダ267の操作段269も制御シリンダ250の旋回段257に対して移動する。その結果、その間にある戻り止め260の操作部分264が接線軸を支点にして倒され、その結果一体構造のためにロック部分262が、弾性によって引っ張られたプラスチックブリッジのばね弾力に逆らって外向きに星型に倒れて安全襟222から離れる。図3bに示した戻り止め260が倒れた状態は開放位置にあたり、この開放位置では出口シリンダ230の制御シリンダ250に対する移動が可能になる。
図3cは、開放位置にある連結サブアセンブリを示す。この開放位置で出口シリンダ230は、制御シリンダ250に対して下向きに押された状態であり、出口穴240はもはや制御シリンダ250の閉鎖部分252によって覆われてはいない。図には示されていない起点容器から流入する溶媒は、流路292に沿って出口シリンダ230を通り、同様に図には示されていない終点容器へと流れることになる。
この第3実施形態は、構造が簡単であることから有利である。戻り止め260は、連結機能を持つプラスチックブリッジと共に個別の環状部品を形成しており、この環状部品は、製造において有利であるとともに、組立て時の取り扱いも容易である。図4に環状部品の一部を図示した。各戻り止め260は、それぞれ2つのプラスチックブリッジ294,296によって互いに連結されている。戻り止め260が外向きに倒されると、特に上側のプラスチックブリッジ296には引張ひずみの負荷がかかる。これに対し下側のプラスチックブリッジ294は各回転軸の近くにあるため引張ひずみの負荷はかからないか、またはかかってもわずかである。
図5の平面図は、図3a〜3cの連結サブアセンブリに戻り止め260の代わりに使用することのできる止め輪360を示す。止め輪360は、リング板362と、リング板362上に配置された合計12個の戻り止め突出部364を有している。戻り止め突出部364は、リング板362の内周に接して配置されており、この内周に沿って互いに均等な間隔を保っている。戻り止め突出部364は、それぞれ矩形の断面を有しており、リング板362から垂直に延びている。
既に述べたように、止め輪360は戻り止め260の代わりに図3a〜3cの装置に用いることができる。それゆえリング板362の内周は段によって支えられており、連結サブアセンブリがねじ込まれると、リング板362の外周領域に、図6における下向きに、力がかかる。その結果リング板362は弾性変形し、その際内周はほぼ同じ位置にとどまるが、外周は図6における下向きに押される。戻り止め突出部364はリング板362と一体に形成されているので、図6におけるそれらの上端は、リング板362と結合していないので、リング板362の変形によって半径方向外側の方を向く。これにより連結サブアセンブリの止めは解除される。
連結サブアセンブリの除去時には、リング板362の弾性変形によってリング板362は再び図6に示した出発位置に戻り、それと同時に戻り止め突出部364の上端も再び止め位置に戻る。
図7は図5のVII−VII線に沿った断面図であり、止め輪の戻り止め突出部364の断面を示す。リング板362と戻り止め突出部364は、たとえばプラスチックダイカスト部品として一体に形成されている。2つの戻り止め突出部364間にあるリング板362の内周には、斜角が付けられている。戻り止め突出部364とは反対側のリング板362の下面は、その縁が止め輪360の最小内周となっている。2つの戻り止め突出部364間にあるリング板362の内壁は、リング板362の上面に向かって外向きに斜めに延びている。この措置によって戻り止め突出部364の動作性が向上し、止め輪360の型抜き時に有利である。
図8の断面図は、図5のVIII−VIII線に沿った断面図であり、リング板362の内周に斜角が付いている様子がよく分かる。
これらのことから一体化された止め輪360によって、大量で安く製造でき、かつ極めて信頼性の高い戻り止め部品が創出される。この部品はまた、作動サイクルが多い場合にも十分耐え得る。
図9a、9b、9cの断面図は、本発明の第4実施形態による連結サブアセンブリ400の3つの異なる充填過程を示す。図9aは閉鎖位置を示しており、図には示されていない起点容器から図には示されていない終点容器への、連結サブアセンブリ400を介した流れの連結は存在しない。図9bでは、図9aの連結サブアセンブリが稼動位置にある。稼動位置で連結サブアセンブリは、図には示されていない終点容器上に既に締め付けられており、よってロック解除された状態にある。最後の図9cは、連結サブアセンブリ400の開放位置を示しており、この開放位置では、図には示されていない起点容器から図には示されていない終点容器への、連結サブアセンブリ400を介した流れの連結ができる。起点容器と終点容器を連結サブアセンブリ400に配置する方法は、図15で説明する方法と同じである。
図9aの連結サブアセンブリ400は、出口シリンダサブアセンブリ402を有しており、この出口シリンダサブアセンブリは、複数の出口穴406を持つ本来の出口シリンダ404と、シール材408と、起点容器用の接続用はめ管410からなる。さらに制御シリンダ412およびそれと一体化された戻り止め414、外部ケース416、外部ケース416と出口シリンダサブアセンブリ402の接続用はめ管410との間のコイルばね418が設けられている。コイルばね418は射出成形して、外部ケース416または出口シリンダサブアセンブリ402に一体化することが可能である。接続用はめ管410は、図には示されていない起点容器の外ねじと締めあわされて、起点容器の内部空間と出口シリンダサブアセンブリ402の間に流れの連結ができる。接続用はめ管410は、その内ねじの上方においてその内周上に配分された複数の戻り止め溝420を備えており、この戻り止め溝は、図には示されていない起点容器の対応する戻り止め溝と噛み合うことができる。接続用はめ管410を起点容器に完全に締め付けると、連結サブアセンブリ400と起点容器はしっかりと連結されるので、以下に説明する連結サブアセンブリの操作、それも特に終点容器への連結サブアセンブリの締め付けや、開放位置と閉鎖位置間の連結サブアセンブリの移動は、起点容器の動作だけで行うことができ、連結サブアセンブリ400に触れる必要がなくなる。このことは、たとえば自動車のエンジンルームなどアクセス性の悪い場合には特に大きな意味を持つ。
接続用はめ管410を起点容器に締め付けた後も、連結サブアセンブリ400は図9aに示した閉鎖状態にある。たとえ出口シリンダサブアセンブリ402を外部ケース416に対して相対的に移動させようと試みたとしても、このような移動はごくわずかな程度しか可能でないので、どんな場合も連結サブアセンブリ400の閉鎖状態に影響を与えることはないはずである。図9aにあるように、出口シリンダサブアセンブリ402の外部ケース416に対する上向きの相対移動は、ストッパー422によって制限されており、このストッパーに、接続用はめ管410から外に向かって突き出た突出部424が衝突する。突出部424はその際それぞれ、外部ケース416内の縦ガイド426内に導かれている。よって出口シリンダサブアセンブリ402は、外部ケース416に対して縦中心軸428に平行にしか動かせない。出口シリンダサブアセンブリ402の下方への移動は、L型の断面を備えた戻り止め414の上面において、出口シリンダ404の外周を取り囲む外側段430のストッパーによって止められている。
戻り止め414は、制御シリンダ412に造り付けられて一体となっている。制御シリンダの外周を取り囲む外側肩部430は、外部ケース416から内向きに制御シリンダ412の方へ突き出た突出部434の上に設置されている。これにより出口シリンダ404の制御シリンダ412に対する相対動作は、非常に狭い範囲でのみ可能となり、どのような場合も起点容器から出口穴406を通って終点容器へと至る流路を許可するに至らない。
起点容器が連結サブアセンブリ400の接続用はめ管410上に締め付けられた後も、溶媒は、起点容器から出口穴406を通って制御シリンダ412内に入るだけで、その外周を取り囲むシーリングリップによって制御シリンダ412の内壁に密着しているシール材408により、出口シリンダ404の外被面(その中に出口穴406が備わる)と、シール材408と、制御シリンダ412の内壁とに囲まれたリング空間内に保持される。同様に液体はこのリング空間から起点容器の方向へも流出できない。なぜなら出口シリンダ404には、その外周を取り囲むシーリングリップ436が造り付けられており、このシーリングリップが、出口シリンダ404と外部ケース416に挟まれた領域内に溶媒が戻るのを妨げているからである。
起点容器から終点容器に至る流路を可能するには、まず連結サブアセンブリ400を図9bに示した稼動位置に移す必要がある。それは外部ケース416を、図には示されていない終点容器の接続用はめ管上に締め付けることによってなされる。そのために外部ケース416にはその下部領域に内ねじ438が備えられており、この内ねじが終点容器の接続用はめ管の対応する外ねじに締め付けられる。既に述べたように、連結サブアセンブリ400を終点容器の接続用はめ管上に締め付けるには、連結サブアセンブリ400自体を回す必要はなく、一般的により容易にアクセスできる起点容器を回せばよい。起点容器は戻り止め溝420によって決して回らないように、出口シリンダサブアセンブリ402の接続用はめ管410内に保持されており、また出口シリンダサブアセンブリ402は外部ケース416面に回転しないように配置されているので、起点容器を、中心軸428を中心に回すと、連結サブアセンブリ400全体がともに回転し、それにより内ねじ438が終点容器の外ねじに締め付けられることができる。
外部ケース416が終点容器の接続用はめ管上に完全に締め付けられると、終点容器の上縁は、矢印440で示した箇所において、制御シリンダ412を外部ケース416に対し相対的に上方に押す。それにより、外部ケース416の内部に突き出る形で、外部ケース416の外周を取り囲む突出部442は、外向きに突き出た戻り止め414の接触面444を押し、それにより戻り止め414は、外向きに旋回させられて、出口シリンダ404の外周を取り囲む外側肩部430を開放する。それにより出口シリンダサブアセンブリ402は、外部ケース416に対して相対的に、また制御シリンダ412に対して相対的に下方に移動することができ、図9cに示す開放位置が実現される。
出口シリンダサブアセンブリ402が外部ケース416に対して相対的に下向きに移動する時、制御シリンダは外部ケース416に対し相対的に固定される。なぜなら終点容器の接続フランジの上縁が、440の箇所で制御シリンダ412を、外部ケース416の突出部442に向けて上向きに押しているからである。出口シリンダサブアセンブリ402を下方へ移動させるには、連結サブアセンブリ400と連結した起点容器に力を加えるだけでよい。制御シリンダ412の内壁に密着する形で外周を取り囲むシール材408の縁が、制御シリンダ412から離れた直後に、起点容器と終点容器の間の流路は開放される。その後起点容器の液状溶媒または流動性をもつ溶媒は、出口シリンダ404を通り、大きな断面積を持つ合計6個の出口穴406を通り、シール材408と制御シリンダ412の下縁に挟まれたリング隙間を通って終点容器に達する。出口穴406の断面積が大きいため、溶媒の交換を迅速に行うことができる。
図9cに示した連結サブアセンブリ400の開放位置は最終位置である。なぜならこの位置では、出口シリンダ404の外周を取り囲む外側肩部430が、戻り止め414の背面に衝突するからである。さらに、外周を取り囲む外側肩部430の下方に配置された出口シリンダ404の切頭円錐形の外面は、制御シリンダ412の同じく切頭円錐形の内面に衝突しており、それによって出口シリンダ404が制御シリンダ412に対してそれ以上図9cにおける下方に相対移動するのを妨げている。
起点容器と終点容器の間の流路を遮断するには、起点容器を終点容器から引き抜くだけでよい。コイルばね418を適切に設計すれば、そうした戻り動作は自動的に行われるので、流路を遮断するには起点容器をゆるめるか、または終点容器方向にかかっている圧縮力を弱めてやるだけでよい。起点容器が完全に戻ると、連結サブアセンブリ400は図9bに示す稼動位置に再び戻る。そしてこの稼動状態は、外部ケース416が終点容器の接続用はめ管上に締め付けられている間は保持される。連結サブアセンブリ400が終点容器の接続用はめ管から外されると、制御シリンダ412は外部ケース416に対して再び下方に相対移動することができるようになり、そして制御シリンダの突出部432が外部ケース416の突出部434に衝突し、戻り止め414が再び図9aに示した止め位置に戻る。
これにより連結サブアセンブリ400を終点容器上に締め付けてしまえば、それだけで起点容器を空にすることができる。図9aに示した閉鎖状態では、冠状に配置された多数の戻り止め414が、連結サブアセンブリ400を通る流路の開放を確実に妨げる。
図10は、出口シリンダサブアセンブリ402をその中心面XI−XIに沿って切断して上から見た平面図である。接続用はめ管の領域に刻み形状448があるのがよく分かる。この刻み形状は、起点容器の接続用はめ管に出口シリンダサブアセンブリ402を締め付けるのを容易にする。また接続用はめ管410の内周に戻り止め溝420があるのがよく分かる。この戻り止め溝は、完全に締め付けた状態で、起点容器の接続用はめ管の対応する戻り止め溝と噛み合い、それによって出口シリンダサブアセンブリ402が起点容器に固定される。
出口穴406は、終点容器に向かって円錐状に細くなっている出口シリンダ404の部分の外被面に配置されており、供給される溶媒のために非常に大きく開いた断面を備える。
図11は、図10の切断された出口シリンダサブアセンブリ402の正面図である。突出部424がはっきりと見分けられる。この突出部は、外部ケース416の対応するガイド内に導かれるようになっており、それによって、出口シリンダサブアセンブリ402は外部ケース416内において回ることなく軸方向に動くことができる。さらに、外周を取り囲むシーリングリップ436もはっきりと見分けられる。このシーリングリップは、出口シリンダ404の円筒状部分から出口穴406を含む切頭円錐状部分への移行部分の外周上に形成されている。出口穴406を含む切頭円錐状部分には、円筒状の部分450が続いており、この円筒状の部分の表面に、対応する接続部分を備えるシール材408が挿入されてそこに固定されることが可能である。切頭円錐状部分の領域を見ると、溶媒交換の際に起点容器から終点容器に流れ出る溶媒に対向する面452が、円錐状に形成されており、その結果円錐状の平らな面452の先端が、起点容器から出口シリンダ404を通って流れる溶媒に対向することが分かる。この円錐状の面452により、出口シリンダ404内の流動は良好になり損失も可能な限り少なくなるため、溶媒交換を迅速に行うことができる。
図12は、半分に切断した外部ケース416を示す。この図からは、外部ケース416の下縁に図9a、9b、9cにはなかった戻り止め454が見分けられる。この戻り止めは、外部ケース416の内周から内側に向かって突出ており、終点容器の接続用はめ管の対応する戻り止め溝454と噛み合うようになっている。戻り止め溝454はまた、連結サブアセンブリ400が常に終点容器にしっかりと収まり、充填中に終点容器から誤って外れることがないように調整することが可能である。その際戻り止め溝454はうまく配置されており、この外部ケース416の戻り止め溝454が、終点容器の対応する反対戻り止め溝と噛み合って初めて、図9bの戻り止め414が開放位置に旋回するようになっている。戻り止め溝454と、その外部ケース416の内周における配置は、図13から見て取れる。
図14は、制御シリンダ412と射出成形により一体化された戻り止め414の断面図を示す。
図15の断面図は、本発明による連結サブアセンブリ500の第5実施形態を示す。連結サブアセンブリ500については、図9a、9b、9cの連結サブアセンブリ400とは異なる部分のみ詳細に説明する。出口シリンダサブアセンブリ502の構造は、それ自体は連結サブアセンブリ400の出口シリンダサブアセンブリ402の構造と同じであるが、出口穴506のある切頭円錐状領域に、出口穴506の1つの代わりにホース状接続用はめ管507が備わる点が異なる。このホース状接続用はめ管507には排気ホース510が挿入されており、この排気ホースは、出口シリンダ504とシール材508と制御シリンダ512の内壁に囲まれたリング空間514と、起点容器520とを結んでいる。その際排気ホース510は、連結サブアセンブリ500と起点容器520が終点容器522上に設置された状態で、起点容器520内の液面より上に来るように、起点容器520の内部空間内に突出している。図15には終点容器522の接続用はめ管領域が、部分的にのみ断面図で示されている。これにより終点容器との溶媒交換の際、終点容器522に流入する溶媒によって押しのけられた空気は、ホース状接続用はめ管507と排気ホース510を介して起点容器520内に達することができる。よって連結サブアセンブリ500を使用すれば、双方向の溶媒交換が行われることになる。つまり液状溶媒または流動性をもつ溶媒が起点容器520から終点容器522へと達し、そしてその際押しのけられた空気が終点容器522から起点容器520へと達する。これにより刺激性または有毒な溶媒であっても、溶媒交換中は閉じたシステムが実現され得る。
図15から分かるように起点容器520は、接続用はめ管に続く切頭円錐状領域を備えており取付けに適した形状を有している。起点容器520の切頭円錐状領域に続く一般的に円筒状の部分は、操作者が起点容器520を掴み易いように外周が多角形の形状をしている。これにより既に述べたように連結サブアセンブリ500を、起点容器520を操作するだけで終点容器522に締め付けたり、開放したり、また溶媒交換後に再び終点容器522から取り外したりすることができる。
図16の側面図は、上述の連結サブアセンブリのいずれかと連結可能な本発明による起点容器600を示す。瓶600の口ねじ602は、連結サブアセンブリのたとえば外部ケースと連結される(図にはその方法は示されていない)。自動車のエンジンルームなど非常に狭い空間であっても、連結サブアセンブリを締め付けた状態の起点容器600が容易に操作できるよう、それも特に連結サブアセンブリを様々な位置に瓶600の操作だけで設置できるよう、この瓶600は、2つの受け溝604および606、断面が12角形の本体608、そしてつまみ部610を有している。つまみ部610は、円柱切片状の窪みとして形成されており、この窪みの縦軸は瓶600の縦軸と平行である。複数のつまみ部610は、それぞれ隣り合う2つのつまみ部610が、瓶600の縦方向に延びるブリッジ612によって連結された状態で並んでいる。全てのつまみ部610は、瓶600の外周に環状に配分されて、瓶600の台リング614のすぐ上に配置されており、この台リングは瓶底616に繋がっている。環状に配置されたつまみ部610と本体608の間には第1補強リング618が配置されており、主としてプラスチックから製造される瓶600の剛性を高めている。さらなる補強リング620は、本体608と受け溝606の間に配置されており、また第3の補強リング622は、2つの受け溝606、604間に配置されている。瓶の口ねじ602にはまず戻り止め溝リング624が続いており、これによって連結サブアセンブリは接続ねじ内にしっかり固定され得る。戻り止め溝リング624からは円錐状に広がる領域626が続いており、この領域はさらに第1受け溝604へと続く。第1受け溝604の領域でも瓶600の断面は拡大していき、補強リング622の領域において瓶600の直径は最大になる。
連結サブアセンブリを瓶の口ねじ602に締め付けると、それと同時に瓶600も自動的に開封でき、連結サブアセンブリは既に述べたように閉鎖位置に達する。締め付けた状態の起点容器600を備えた連結サブアセンブリを稼動位置に持ってくるには、連結サブアセンブリを終点容器の接続用はめ管上に、たとえば締め付けるなどして設置しなければならない。この作業は、起点容器600を操作するだけで行うことができる。つまり操作者の一方の手で、受け溝604、606の1つまたは両方を掴み、操作者のもう一方の手で台リング614と、つまみ部610の少なくとも1つを掴めばよい。起点容器600を回転させる時、回転動作はつまみ部610を掴んでいる手で行い、もう一方の手の指は受け溝604、606に沿って滑らせることができる。起点容器600を備えた連結サブアセンブリは、終点容器に設置するとすぐにそのまま片手で終点容器にはめ込むことができる。連結サブアセンブリはその後、既に述べたように、起点容器600の容易な操作によって開放位置にしたり、再び稼動位置にしたりすることができる。そしてたとえば起点容器が完全に空になったら、起点容器を連結サブアセンブリと共に終点容器から取り外すことができる。
図17a、17b、17cの断面図は、本発明による第6実施形態の連結サブアセンブリ702の様々な状態を示す。
連結サブアセンブリ702は、図17a、17b、17cにおいて終点容器704と連結されており、その際連結サブアセンブリ702の外部カバー706は、内ねじ708によって終点容器704のねじりはめ管710にねじ固定されている。図には、終点容器704の一部のみがそのねじりはめ管710と共に示されている。
図17aの状態で連結サブアセンブリ702は、まだ完全には終点容器704に締め付けられておらず、まだロックされた閉鎖位置にある。図17bでは連結サブアセンブリ702が、完全に終点容器704のねじりはめ管710に完全に締め付けられており稼動位置にある。この稼動位置で連結サブアセンブリは、溶媒を貫流させるには至らないが、しかし既にロック解除された状態にある。図17cでは連結サブアセンブリ702は開放位置にあり、矢印712に沿って溶媒が、図には示されていない起点容器から終点容器に流れ、反対に空気が矢印714に沿って終点容器から起点容器に流れることが可能になっている。
図17aから連結サブアセンブリ702が出口シリンダ716を有しているのが分かる。この出口シリンダは、内ねじ付きの接続部品718と一体化されており、この内ねじによって連結サブアセンブリ702が、図には示されていない起点容器のねじりはめ管に締め付けられ得る。連結サブアセンブリはさらに、制御シリンダ720を有しており、この制御シリンダ内に出口シリンダが移動できるように導かれており、またこの制御シリンダに対し出口シリンダは、図17aの閉鎖位置において2つのシールリング722、724によって密閉されている。図17a、17b、17cから分かるように、制御シリンダ720を固定したまま出口シリンダ716を矢印700bに沿って下方に動かすと、出口シリンダの出口穴726が開放されて、溶媒が矢印712に沿って連結サブアセンブリ702を通り抜け、また反対に空気が出口穴726と排気ホース728を通って起点容器に戻る。シールリング722,724の働きにより、図17aの状態で非常に漏れやすい溶媒でも確実に連結サブアセンブリ702の内部に保持され、また特に終点容器704に締め付ける間溶媒が漏出することはない。
図17aの閉鎖位置では、制御シリンダ720に対する出口シリンダ716の相対動作は、L型の断面とそれぞれ1つのロック脚732と操作脚734を有する戻り止め730によって十分にロックされている。円筒状の出口シリンダ716の円周には、複数の戻り止め730が等間隔で配置されている。図17aのロック位置でそれら複数の戻り止め730は、図には示されていないたとえば弾性のブリッジによって保持されており、このブリッジは図4の294および296に例示してある。これに代えて戻り止め730はまた、連続するリングによって操作脚734の領域で連結されており、その様子はたとえば図5、6に例示されている。
図から分かるように、出口シリンダ716を下方に動かすと、少し移動させただけで、出口シリンダ716の周囲を取り巻き外向きに突き出た突出部736が、戻り止め730のロック脚732の自由な上端に突き当たって止まる。これにより矢印700bが示す下方向への出口シリンダ716の制御シリンダ720に対する相対動作はロックされる。
それとは反対の上の方向すなわち矢印700aの方向に、出口シリンダ716にはばね738によって初応力が与えられている。その際上方への動きは、接続部品718の周囲を取り巻き外向きに延びる段が、外部ケース706の周囲を取り巻き内側に突き出た突出部に密着することによってロックされる。連結サブアセンブリ702を締め付ける前は、連結サブアセンブリは、ばね738の初応力によって図17aの閉鎖位置にとどまり、また止め位置にある戻り止め730により、ばね738の力に逆らって図17cの開放位置へも動かせない。
図17bで外部ケース706は、完全に終点容器704のねじりはめ管710に締め付けられている。それにより、戻り止め730の操作脚734の上方にある、外部ケース706の外周を取り囲む内向きに延びた段は、図17aの状態から下方に移動し、それにより操作脚734の上面に接触し、操作脚734をさらに下方に押す。戻り止め730は、操作脚734からロック脚732への移行領域において、制御シリンダ720の外周を取り囲む膨らみ742の上に旋回可能な状態で設置されているので、戻り止め730のロック脚732は外向きに旋回する。それにより、内側に曲げられたロック脚732の自由末端は、出口シリンダ716の外周を取り囲む段736の移動レーンから外れ、その結果出口シリンダはばね738の力に逆らって下方に移動することができるようになる。
完全に下方へ下がりきって最終的に到達した状態が、図17cに示した開放位置である。この開放位置でばね738は、完全に圧縮された状態であり、出口シリンダ716がそれ以上下方へ動くのをロックしている。しかしここで注意すべきは、その際戻り止め730が、図3a〜3cに示した実施形態とは異なり、出口シリンダ716の移動レーンから完全に外れることである。その結果出口シリンダ716、それも特に外周を取り囲む段736は、戻り止め730の脇を完全に通過することができる。それは、見ての通り、内側に曲げられたロック脚732の自由端によるものである。その結果、出口シリンダ716を適切な形状にすれば、非常に大きな開放路が得られ、それによって非常に大きい流路断面を開放することができる。
本発明に基づく起点容器と終点容器704間の溶媒交換は、速い流速をも実現する。矢印712に沿って起点容器から終点容器に流れる溶媒は、矢印714に沿って還流する空気と置換される。終点容器704の充填中に効果的な排気を行うため、排気ホース728は起点容器の中にまで延びており、その自由端は充填開始時に既に起点容器の溶媒液面より上にある。
コイルばね738は、鋼部品またはプラスチック部品として形成することができる。このことは、連結サブアセンブリ702のリサイクルを非常に容易にする。なぜならシールリング722および724を除けば、連結サブアセンブリは全てプラスチック、それも特に同じプラスチックで製造可能であるためである。
出口シリンダの出口穴726の領域では、複数の出口穴726が出口シリンダ716の円周上に配分されており、出口シリンダは合計で約270度の角度範囲に開く。
制御シリンダ720は、外周を取り囲む外向きに延びたフランジ744を有している。このフランジは、終点容器に設置するとねじりはめ管710の上端に設置することになり、それにより制御シリンダ720の最終位置を終点容器704上に固定する。この外周を取り囲むフランジ744と連結サブアセンブリ702を、終点容器704に対して確実に密閉するために、外周を取り囲むフランジ744は、終点容器704側の下面に、外周を取り囲む突出部746を備えている。この突出部は、断面が三角形で、その先端は終点容器704のねじりはめ管710の上面に設置されている。外部ケース706を終点容器704に締め付けると、この突出部746は平らに押し潰されて、連結サブアセンブリ702と終点容器704の間が確実に密閉される。戻り止め730は、予め定められた経路および力に従い、ねじ経路を最後まで経て初めて、ロック位置から開放位置へと旋回する。それゆえ、シールリングの機能を果たす突出部746が、ねじりはめ管710上で確実な密閉を行うことは保証されている。
本発明による連結サブアセンブリの第1実施形態における充填過程の1つの段階を示す図である。 本発明による連結サブアセンブリの第1実施形態における充填過程の別の段階を示す図である。 本発明による連結サブアセンブリの第1実施形態における充填過程のさらに別の段階を示す図である。 戻り止めを備えた、本発明による連結サブアセンブリの第2実施形態における充填過程の1つの段階を示す図である。 戻り止めを備えた、本発明による連結サブアセンブリの第2実施形態における充填過程の別の段階を示す図である。 戻り止めを備えた、本発明による連結サブアセンブリの第2実施形態における充填過程のさらに別の段階を示す図である。 戻り止めを備えた、本発明による連結サブアセンブリの第3実施形態における充填過程の1つ段階を示す図である。 戻り止めを備えた、本発明による連結サブアセンブリの第3実施形態における充填過程の別の段階を示す図である。 戻り止めを備えた、本発明による連結サブアセンブリの第3実施形態における充填過程のさらに別の段階を示す図である。 第3実施形態の戻り止めの一部の略断面図である。 止め輪の平面図であり、この止め輪が図3a〜3cによる連結サブアセンブリにどのように投入されるかを示す図である。 図5の止め輪の側面図である。 図5のVII−VII線に沿って切った断面図である。 図5のVIII−VIII線に沿って切った断面図である。 戻り止めを備えた、本発明による連結サブアセンブリの第4実施形態における充填過程の1つの段階を示す図である。 戻り止めを備えた、本発明による連結サブアセンブリの第4実施形態における充填過程の別の段階を示す図である。 戻り止めを備えた、本発明による連結サブアセンブリの第4実施形態における充填過程のさらに別の段階を示す図である。 図9aの連結サブアセンブリの出口シリンダをその中心面で半分にしたものを上から見た平面図である。 図10のXI−XIの断面図であり、出口シリンダのシール材を取った状態を示す図である。 図9aの連結サブアセンブリの外部ケースを中心面に沿って切った状態を示す図である。 真ん中で切った図12の外部ケースを上から見た平面図である。 一体形成された戻り止めを備えた、図9aの連結サブアセンブリの制御シリンダの断面図である。 排気ホースを備えた、本発明による連結サブアセンブリの第5実施形態の断面図である。 本発明による起点容器の側面図である。 本発明による連結サブアセンブリの第6実施形態の1つの断面図である。 本発明による連結サブアセンブリの第6実施形態の別の断面図である。 本発明による連結サブアセンブリの第6実施形態のさらに別の断面図である。
符号の説明
30,130,230,404,504,716 出口シリンダ
32,132,232 外被部分(外被面)
34,134,234 上の正面(第一正面)
36,158,268,438,708 内ねじ
38,138,238 下の正面(第二の閉鎖正面)
40,140,240,406,506,726 出口穴
42,142 安全ブリッジ
144 ロック溝
50,150,250,412,512,720 制御シリンダ
52,152,252 閉鎖部分
54,254 襟部分
56,454 戻り止め
70,170,522,704 終点容器
72,172 アタッチメント
80,520,600 起点容器
82,174 外ねじ
90 主軸
92,192,292 流路
146,418,738 コイルばね
154,262 ロック部分(ロック脚)
157,604,606 受け溝
159 空隙
160 止めピン
162 くさび面
164 止めピンばね
210 出口部品
220 掴み部分
222 安全襟
260,414,730 戻り止め
267,416,706 外部ケース
257 旋回段
264 操作部分
269 操作段
294,296 プラスチックブリッジ
360 止め輪
362 リング板
364 戻り止め突出部
400,500,702 連結サブアセンブリ
402,502 出口シリンダサブアセンブリ
408,508 シール材(シーリング皿)
410,507 接続用はめ管
420,454 戻り止め溝
422 ストッパー
424,432,434,746 突出部
426 縦ガイド
428 縦中心軸
430 外側肩部
436 シーリングリップ
444 接触面
448 刻み形状
450 円筒状の部分
452 円錐状の面
510,728 排気ホース
602 口ねじ
608 本体
610 つまみ部
614 台リング
616 瓶底
620 補強リング
624 戻り止め溝リング
626 円錐状に広がる領域
710 ねじりはめ管
722,724 シールリング
732 ロック脚
734 操作脚
738 ばね
742 膨らみ

Claims (23)

  1. −起点容器(80;180;520)と
    −終点容器(70;170;522;704)と
    を連結するための連結サブアセンブリであって、
    −起点容器(80;180;520)と連結可能な第1正面(34;134;234)(ここで、第1正面(34;134;234)は開いているか、またはその領域に出口シリンダ(30;130;230;404;504;716)の少なくとも1つの穴が配置されている)と、第2の閉鎖正面(38;138;238)と、外被面(32;132;132)内の少なくとも1つの出口穴(40;140;240;406;506;726)とを備えた出口シリンダ(30;130;230;404;504;716)、および −出口シリンダ(30;130;230;404;504;716)の出口穴(40;140;240;406;506;726)の領域を取り囲んでいる制御シリンダ(50;150;250;412;512;720)
    を有しており、
    出口シリンダ(30;130;230;404;504;716)と制御シリンダ(50;150;250;412;512;720)が、連結サブアセンブリが終点容器(70;170;522;704)と連結されているという稼動位置において、制御シリンダ(50;150;250;412;512;720)が出口シリンダ(30;130;230;404;504;716)の出口穴(40;140;240;406;506;726)を通る流路を遮断するという閉鎖位置と、制御シリンダ(50;150;250;412;512;720)が出口シリンダ(30;130;230;404;504;716)の出口穴(40;140;240;406;506;726)を通る流路を開放するという開放位置の間を、相互移動可能なように形成されていることを特徴とする、連結サブアセンブリ。
  2. 連結サブアセンブリが起点容器(180)と一体結合されていることを特徴とする、請求項1に記載の連結サブアセンブリ。
  3. 連結サブアセンブリが、差込み継手、ねじ継手、またはバイオネット継手(36、82)によって起点容器(80;520)と連結可能であることを特徴とする、請求項1に記載の連結サブアセンブリ。
  4. 連結サブアセンブリが、差込み継手、ねじ継手、またはバイオネット継手(54、72;158、174;268)によって終点容器(70;170;522;704)と連結可能であることを特徴とする、上記の請求項のいずれかに記載の連結サブアセンブリ。
  5. 制御シリンダ(50;150;250;412;512)が稼動位置において終点容器(70;170;522)のアタッチメント(72;172)に対して固定的に配置されていることを特徴とする、上記の請求項のいずれかに記載の連結サブアセンブリ。
  6. 少なくとも1つの出口穴(40;140;240;406;506;726)が、連結サブアセンブリの稼動位置において、ならびに制御シリンダ(50;150;250;412;512;720)および出口シリンダ(30;130;230;404;504;716)相互の開放位置において、終点容器(70;170;522;704)の内部に来るように配置されていることを特徴とする、上記の請求項のいずれかに記載の連結サブアセンブリ。
  7. 制御シリンダ(150;412;512;720)と出口シリンダ(130;404;504;716)の間に、閉鎖位置の方向に働くばね弾力が作用していることを特徴とする、上記の請求項のいずれかに記載の連結サブアセンブリ。
  8. 戻り止め(160;260;414;730)のロック位置において、制御シリンダ(150;250;412;512;720)の出口シリンダ(130;230;404;504;716)に対する相対移動する可能性をロックすることのできる少なくとも1つの戻り止め(160;260;414;730)を特徴とする、上記の請求項のいずれかに記載の連結サブアセンブリ。
  9. 少なくとも1つの戻り止め(160;260;414;730)が、連結サブアセンブリを終点容器(170;522;704)のアタッチメント(172;710)に設置するとロック位置から開放位置に動くように形成されていることを特徴とする、請求項8に記載の連結サブアセンブリ。
  10. 少なくとも1つの戻り止め(260;414;730)が制御シリンダ(250;412;512;720)と外部ケース(267;416;706)の間に備えられており、終点容器(522;704)のアタッチメントに固定するための外部ケース(267;416;706)は、戻り止め(260;414;730)がロック位置から開放位置に倒れるように、制御シリンダ(250;412;512;720)に対して相対的に動作可能になっていることを特徴とする、請求項9に記載の連結サブアセンブリ。
  11. 少なくとも1つの戻り止め(260;414;730)がL型に形成されていて、ロック脚(262;734)と操作脚(264;732)を有しており、操作脚(264;732)の近位末端が制御シリンダ(250;720)の旋回段(257)上に設置されており、かつ操作脚(264;732)の遠位末端が開放位置において外部ケース(267;706)の操作段(269)に接していることを特徴とする、請求項10に記載の連結サブアセンブリ。
  12. 少なくとも1つの戻り止め(160;260;414;730)に、ばね弾力がロック位置の方向に作用していることを特徴とする、請求項8から11までのいずれかに記載の連結サブアセンブリ。
  13. 円周方向に沿った弾性の中間要素によって互いに連結されており、かつ制御シリンダ(250)の外周に配置されている少なくとも2つの戻り止め(260)を特徴とする、請求項12に記載の連結サブアセンブリ。
  14. 各戻り止め(260)が一体化されてプラスチックから、また中間要素が弾性プラスチックブリッジとして形成されていることを特徴とする、請求項13に記載の連結サブアセンブリ。
  15. 少なくとも2つの戻り止め(364;414)が環状の止め輪(360)に備えられており、止め輪(360)がリング板(362)と、リング板(362)に垂直に配置された戻り止め突出部とを有していることを特徴とする、請求項8から14の少なくとも一項に記載の連結サブアセンブリ。
  16. リング板(362)と戻り止め突出部が、弾性材料それも特にプラスチックで一体形成されていることを特徴とする、請求項15に記載の連結サブアセンブリ。
  17. 制御シリンダ(412;512)と出口シリンダ(404;504)の相対的な移動を、戻り止め(414)のロック位置においてロックすることのできる少なくとも1つの戻り止め(414)が備えられており、その少なくとも1つの戻り止め(414)が制御シリンダ(412;512)に一体となるよう形成されていることを特徴とする、上記の請求項の少なくとも一項に記載の連結サブアセンブリ。
  18. 複数の戻り止め(414)が、環状に配置されて備えられており、かつ制御シリンダ(412;512)の末端に一体となるよう形成されていることを特徴とする、請求項17に記載の連結サブアセンブリ。
  19. 少なくとも1つの戻り止め(730)がロック脚(732)を有しており、ロック脚(732)の自由端が、制御シリンダ(716)の移動レーン内に突き出るようになっており、またロック脚(732)の自由端が制御シリンダ(716)の方向に曲げられていることを特徴とする、請求項8から18までの少なくとも一項に記載の連結サブアセンブリ。
  20. 1つの排気ホース(510;728)が備えられており、この排気ホース(510;728)は、出口穴(506;726)の領域で出口シリンダ(504;716)と結合しており、かつその対向側の末端が起点容器(520)内に突き出ていることを特徴とする、上記の請求項の少なくとも一項に記載の連結サブアセンブリ。
  21. 出口シリンダ(404;504;716)が回ることなく軸方向に動作可能なように外部ケース(416;706)内に収容されており、外部ケース(416;706)が終点容器(522;704)の接続用はめ管に締め付けられるようになっていることを特徴とする、上記の請求項の少なくとも一項に記載の連結サブアセンブリ。
  22. 出口シリンダ(404;504)が、制御シリンダ(412;512)の内壁に対して密閉するために、一体となるよう造り付けられた外周を取り囲むシーリングリップを有していることを特徴とする、上記の請求項の少なくとも一項に記載の連結サブアセンブリ。
  23. 出口穴(406;506)を備えた出口シリンダ(404;504)の末端が、シーリング皿(408;508)を備えており、このシーリング皿の外周を取り囲む縁が、閉鎖位置において制御シリンダ(412;512)の内壁に密着していることを特徴とする、上記の請求項の少なくとも一項に記載の連結サブアセンブリ。
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