JP2009522737A - 向上した光取り出しを伴うoled - Google Patents

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Abstract

本発明は、少なくとも1つの基板、第1電極、少なくとも1つの発光層および第2電極を含み、基板および第1電極、第2電極、または基板および第1電極および第2電極が透明であるOLEDに関する。本発明は、少なくとも1つの透明層を、基板および/または透明第2電極上に配置する。上記層は透明な、好ましくは球状の粒子を含有し、この粒子は、少なくとも1つの層から少なくとも部分的に突出している。本発明は、また、OLEDを製造するための方法、および特に照明でデバイスおよびディスプレイにおけるその使用に関する。

Description

本発明は、向上した光取り出しを伴うOLED(有機発光デバイス(organic light-emitting device))、その製造方法、およびその使用に関する。
OLEDは近年急速な発展を遂げている。これらは次第に、現在用いられている液晶ディスプレイ(LCD)に取って代わる。LCDと比較して、OLEDは多くの利点を有する;これらは第1に、単純な構造と低いエネルギー消費により特徴付けられる。加えて、これらは低い視野角依存性を有する。
現在入手できるOLEDは、その非常に短い寿命という不利点を有しており、寿命は、特に、長寿命用途、例えばLCDのバックライトおよび一般的な室内照明に必要とされる。
しかしながら、一方で高い安定性を有する新規発光材料の開発を通して、他方ではOLEDの封入の改善を通して、徹底した研究がこの問題について現在行われている。
寿命を延ばすためのさらなるアプローチは、例えばOLEDの光取り出しを向上させることによるOLEDの効率の向上から成る。このようにして、一定の光取り出しのためのOLEDの電力消費量を低減させる(従ってエネルギーを節約する)こと、または同じ電力についての光取り出しを向上させることが可能である。
発光層で生じる光の約40%が、既に内層系において失われている、すなわち、生じる光のわずか60%が内層系から放出され得るのみである(いわゆる「内部光取り出し」)ことが一般的に知られている。同様に、生じる光の約40%が全反射のために基板/空気界面にて失われ、これは生じる全ての光の約20〜最大で30%のみがOLEDから放出されるのみであることを意味する(いわゆる「外部光取り出し」)。本発明は、基板/空気界面における外部光取り出しの向上に関する。
図1は図式的に内部光取り出しと外部光取り出しを示す。
外部光取り出し効率を向上させるための種々のアプローチが存在する。すなわち、例えば表面構造を、フォトリソグラフィー構造化により、例えばマイクロレンズ系およびピラミッド構造で設けることができる。
一例として、例えばUS 2003/0020399 A1は、OLED上のマイクロレンズの配置を記載しており、これは光取り出しを改善するために平面的な頭部構造を有する。しかしながら、平面的なマイクロレンズの不利点は、これらは垂直方向における光取り出しの改善をもたらさないということである。
表面を粗くすることも行うことができる。さらに、US 2004/0007969 A1は、比較的高い屈折率(n〜1.85)を有する基板ガラスの使用を記載している。外部光取り出し効率も、基板表面を拡散層でコーティングすることにより改善されると主張している。
しかしながら、OLEDの寿命を延ばし、放射損失を低減することによりその効率を高めると記載されている方法は、例えばリソグラフィー構造化における場合における構造化を伴う作業、および関連する高いコスト要因、および例えば表面を粗くした場合における乏しい効率改善という不利点を有する。考えられる実施方法は、フォトリソグラフィー構造化に対する比較的費用のかからない代替を示すが、外部光取り出し効率を高めるための手段は、これまでのところ、現存するOLED製品については導入されていない。
Yamasaki等は、Applied Physics Letters, Vol.76, No.10 (2000) において、シリカ微粒子の単層を基材上に配置して光取り出しを高めているOLEDを記載している。ここで粒子は、550nmの直径を有する。しかしながら、記載されている構造は、小さい粒子サイズのために回折が生じるという不利点を有する。加えて、粒子はガラスの上に位置するのみであり、つまり、基材と光学的に連結されていない。つまりこの構造は、単に光散乱に影響を与えるのみである。基板表面における光の全反射はほぼ実質的には影響を受けていないままである。
マイクロ粒子が埋め込まれているポリマー層を有するOLEDが、WO 03/061028 A2に記載されている。ここでは、マイクロ粒子を含んでいるポリマー層が基板とアノード層との間、すなわちOLED内に配置されている。マイクロ粒子は少なくとも1.7の高い屈折率を有しており、発光層において生じた光を急峻な角度でガラス基板中で取り出す。記載した配列が「内部光取り出し」に関するという事実は別として、この粒子含有ポリマー層の導入は、アノード表面のより大きな粗さをもたらし、これはOLEDの性質に不利な影響を与え得る。
基板と、エレクトロルミネセンス材料を含む活性層を有する照明システムであって、この活性層は第1の光学的に透明な電極層と第2の電極層との間に設けられており、光散乱性を有する媒体を含む光散乱層が、活性層から見て外方を向いている透明電極層の面に存在しており、光散乱層の性質が、光散乱相を通過する際の光線の非散乱の割合が0.005〜0.8の範囲にあるようなものである照明システムが、EP 0 867 104 B1に開示されている。
上記した直近の従来技術を発端として、本発明の目的は、一方では向上した外部光取り出しを有し、他方で比較的単純に製造することができる単純な表面改変により特徴づけられるOLEEDの提供である。ここで単純な製造とは、安価な製造と技術的に単純な製造の双方を意味する。
つまり、本発明は少なくとも、
1つの基板、
第1の電極、
少なくとも1つの有機発光層、および
第2の電極
を有し、ここで、少なくともいずれかの
上記基板および第1の電極、
上記第2の電極、または
上記基板と第1および第2の電極
が透明であり、
少なくとも1つの層から少なくとも部分的に突出する透明な、好ましくは球状の粒子を含有する少なくとも1つの透明層、好ましくは1つの透明層、特に好ましくは1つの透明フィルムが、基板および/または透明第2電極上に配置されていることを特徴とするOLEDに関する。
本用途において、透明基板上、および透明第2電極上とは、いずれの場合にも、透明基板または透明第2電極の外面上、すなわち発光層の反対側の面を意味する。
第1の好ましい実施形態において(“ボトムエミッション”OLED)において、OLEDは以下の構造:
透明基板、
透明第1電極、
少なくとも1つの有機発光層、および
第2電極
を有し、少なくとも1つの層から少なくとも部分的に突出する透明な、好ましくは球状の粒子を含有する少なくとも1つの透明層、好ましくは1つの透明層、特に好ましくは1つの透明フィルムが、透明基板上に配置されていることを特徴とする。
第2の好ましい実施形態(“トップエミッション”OLED)において、OLEDは以下の構造:
基板、
第1の電極、
少なくとも1つの有機発光層、および
透明第2電極
を有し、少なくとも1つの層から少なくとも部分的に突出する透明な、好ましくは球状の粒子を含有する少なくとも1つの透明層、好ましくは1つの透明層、特に好ましくは1つの透明フィルムが、透明第2電極上に配置されていることを特徴とする。この実施形態において基板は透明であるか半透明であってよく、または透明でなくてもよい。
第3の好ましい実施形態(“透明”OLED)において、OLEDは以下の構造:
透明基板、
透明第1電極、
少なくとも1つの有機発光層、および
透明第2電極
を有し、少なくとも1つの層から少なくとも部分的に突出する透明な、好ましくは球状の粒子を含有する少なくとも1つの透明層、好ましくは1つの透明層、特に好ましくは1つの透明フィルムが、透明基板および/または透明第2電極上に配置されていることを特徴とする。この実施形態において、少なくとも1つの層から少なくとも部分的に突出する透明な、好ましくは球状の粒子を含有する少なくとも1つの透明層、好ましくは1つの透明層、特に好ましくは1つの透明フィルムが、特に好ましくは、透明基板と透明第2電極の両方に配置されている。
上記の実施形態において、第1の電極をアノードとして設計し、第2の電極をカソードとして設計することができ、逆もまた同様であり、ここで先に述べた代替が好ましい実施形態を示す。
上記の実施形態において、封止材が特に好ましくは第2の電極上、より正確には発光層の反対の側にさらに設けられる。第1の好ましい実施形態(“ボトムエミッション”OLED)においては、封止材は透明であるか、半透明であってよく、または透明でなくてもよい。第2および第3の好ましい実施形態において、封止材は透明であるか半透明であり、好ましくは透明である。第2および第3の好ましい実施形態に関して、少なくとも1つの、好ましくは1つの封止材の層が、上記の1つの層から少なくとも部分的に突出している透明な、好ましくは球状の粒子を含有する透明層を同時に形成していることが特に好ましい。
本発明による少なくとも1つの透明層は、本質的に1の必要条件に適合する必要がある。必須の透明性を有する必要がある。つまり、利用できる材料の選択は多岐にわたる。従って、少なくとも1つの透明層に用いることができる材料は、対応する透明性を有しさえすれば、あらゆる既知の、市販されている材料であって、例えば、ガラス、ガラス様の材料(例えばゾル−ゲル系)、およびプラスチック(例えばポリマー系)である。プラスチックが好ましい。プラスチックは、特に、表面コーティングと接着剤を含む。
適切な表面コーティングは、本発明による使用についての当業者に知られるあらゆる表面コーティングであり、例えば、有機溶媒および/または水に溶解している有機バインダを含む表面コーティング、およびパウダーコーティングである。表面コーティングは、種々の基準に従ってここでは特徴づけられ得る。対応する概説は、Roempp Chemie Lexikon [Roempp's Lexicon of Chemistry], Volume : Lacke und Druckfarben [Surface Coatings and Printing Inks], 1998 に示されている。熱的およびUV硬化表面コーティングが好ましい。さらに、ワニスも好ましい。
適切な接着剤は、同様に、本発明による使用についての当業者に知られるあらゆる接着剤であり、例えば物理的におよび/または化学的に乾燥する接着剤である。物理的におよび/または化学的に乾燥する接着剤の概説は、Roempp Chemie Lexikon, [Roempp's Lexicon of Chemistry], Volume 3, 9th Edition, 1990 に示されている。熱的およびUV硬化接着剤が好ましい。
少なくとも1つの輸送層のための上記の材料は、具体的な塗布のタイプ(例えばスピンコーティング、スクリーン印刷およびフレキソ印刷)について最適化させて用いることができる。
ここで、少なくとも1つの透明層は、好ましくは、1μm〜1000μmの層の厚さを有する。2μm〜200μmの範囲の層の厚さが特に好ましい。
透明な、好ましくは球状の粒子として用いることができる材料は、対応する形、サイズおよび透明性を有していれば、あらゆる既知の市販されている粒子である。透明粒子として好ましい材料は、ガラス、プラスチック、および無機酸化物粒子である。
つまり、例えば、LCD製造においてスペーサーとして用いられるガラスまたはプラスチック粒子を用いることができる。例えば実施例において記載する粒子である二酸化ケイ素粒子が特に好ましい。
透明な、好ましくは球状の粒子を含有する少なくとも1つの透明層は、全表面を覆っていてもよいし、構造化されていてもよい。
さらに、少なくとも1つの層および/または透明な、好ましくは球状の粒子のための材料は着色されていてもよい。少なくとも1つの透明層および透明粒子を着色するための材料の提供は当業者の知るところである。このようにして、着色された光取り出し層を得ることができる。
加えて、構造化は、OLEDのある領域に、着色された光取り出し層を設けることを可能にする。複数の異なる着色領域を、例えば異なる色の光取り出し層の繰り返される塗布により、OLED上に広げることができる。つまり、光取り出しの向上と、OLED上の着色されたディスプレイを組み合わせることができる。
本発明の目的上、透明とは、少なくとも一部領域において、好ましくは全領域に渡り、可視光の>60〜100%の光透過率を有し、半透明とは、光透過率が20〜60%の範囲にあることを意味し、透明でないとは、光透過率が、0〜<20%の範囲にあることを意味する。
少なくとも1つの層からの透明粒子の突出に関しての「少なくとも部分的に」という語は、本発明においては、粒子の少なくとも10%、好ましくは50%、特に好ましくは90%が、少なくとも1つの層から部分的に突出していることを意味する。
少なくとも1つの透明層に配置されている透明粒子は、好ましくは球状、すなわち本質的にボール型である。透明な、好ましくは球状の粒子は、好ましくは、1〜100μmの平均直径、特に好ましくは2〜10μmの平均直径を有している。異なるサイズ分布の粒子の混合物であってもよい。好ましくは球状の粒子の屈折率nは、粒子の性質に応じて1.3〜2.0で変化する。本発明において、球状、すなわち本質的にボール型とは、粒子の最大直径が、平均直径の2倍の大きさのものの最大のものであり、最小直径は、平均直径の半分の大きさのものの最小のものである。粒子の表面粗さは全く限定されず、非常に滑らかなものから非常に粗いものまでに渡ることができる。
透明粒子は、好ましくは、透明層からその直径の25〜75%が、特に好ましくはその直径の40〜60%が、特に直径の約50%が突出しており、すなわち、これらは特に約半分が少なくとも1つの透明層中に、好ましくは1つの透明層中に、特に好ましくは1つの透明フィルム中に取り込まれている。
驚くべきことに、少なくとも1つの層から少なくとも部分的に突出している透明な、好ましくは球状の粒子を含有する少なくとも1つの透明層の本発明による配置を用いて、OLEDの外部光取り出しを有意に向上させることができることを見出した。
加えて、所望の性質、例えばスペクトル性に、粒子のサイズの的を絞った選択、粒子の表面粗さ、および粒子と少なくとも1つの透明層の屈折率を通じて影響を与えることができる。
用いることができる基板は、本目的に適するあらゆる材料である。しかしながら、好ましい基板材料はガラスおよびプラスチックであり、ガラスが特に好ましい。用いるガラスはあらゆる考えられ得るタイプのガラスであってよく、例えば典型的な窓ガラスである。しかしながら、ディスプレイ工業において用いられる平面ガラス(例えばソーダ石灰ガラスまたは無アルカリガラス)の使用が好ましい。用いることができるプラスチックはあらゆる熱可塑性プラスチックであり、好ましくはポリマー、例えばポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリラート(PMMA)、ポリビニルカルバゾール(PVK)、ポリブタジエン、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、およびポリエステルである。“トップエミッション”OLEDについては、金属基板、例えば、金属箔を用いることもできる。基板の厚さはここでは限定されないが、好ましくは0.05〜3mmの範囲にあり、特に好ましくは0.2〜1.1mmの範囲にある。
好ましくは透明のアノードに用いる材料は好ましくは、インジウムスズ酸化物(ITO)または他の金属酸化物、例えば、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、またはアルミニウム亜鉛酸化物(AlZnO)、および上記の酸化物のドープされた形(例えばフッ素ドープされたITO)である。加えて、アノードとして半透明の金属薄膜、または“トップエミッション”OLEDの場合には不透明アノードも考えられる。
有機発光層は、発光材料としていわゆる「小分子」またはポリマーのいずれかを含有し得る。ここで用いることができる材料は、本目的について当業者に既知であり適当であるあらゆる材料である。複数の発光材料の使用時には、後者を、1つ以上の発光層(いわゆる“多層”)に配置することができる。
加えて、本発明によるOLEDはさらなる機能層を有していてもよく、これは用途に応じて変化し得る。従って、例えば、正孔伝導層、電子伝導層、注入層、および/またはバリア層が考えられる。これらは好ましくは存在し得るが、絶対的に必要なわけではない。
不透明または半透明のカソードに用いる材料は好ましくは金属材料であり、例えば、Al、Ag、AuまたはCrである。特に好ましい実施形態において、Ba、Li、LiF、CaまたはMgの薄層と金属の層を含む2層系(二重層)を蒸着する。透明または半透明カソードに用いる材料は、例えば“トップエミッション”OLEDまたは透明OLEDについては、好ましくは透明なまたは半透明なカソード材料であり、例えばITOである。
用いる封止材は、この目的に適するあらゆる材料であってよい。しかしながら、好ましい封止材料はガラスまたはプラスチックであり、ここではガラスが特に好ましい。用いるガラスはあらゆる可能性のあるタイプのガラスであり、例えば典型的な窓ガラスである。しかしながら、ディスプレイ工業において用いられる平面ガラス(例えばソーダ石灰ガラスまたは無アルカリガラス)の使用が好ましい。例えば WO 03/088370 A1 に開示されているいわゆる蒸着ガラスの使用が特に好ましい。用いることができるプラスチックはあらゆる熱可塑性プラスチックであるが、好ましくはポリマー、例えば、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリラート(PMMA)、ポリビニルカルバゾール(PVK)、ポリブタジエン、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、およびポリエステルである。しかしながら、金属箔を封止材として用いることもできる。最も単純な場合には、ここでの封止材は、単一の封止層からなっていてもよいが、複数の層から封止材を構成することもできる。封止材の全体の厚さは限定されないが、好ましくは1μm〜3mmの範囲内にあり、特に好ましくは5μm〜1.1mmの範囲内にある。
光取り出しを向上させるために、基板表面の改変および/または第2電極の表面の改変
若しくは封止材の表面の改変が外部光取り出し効率の場合(基板/空気界面)には必要であり、界面層における全反射を減じる。この目的のために、透明な、好ましくは球状の粒子が取り込まれているフィルムを、本発明において基板および/または第2電極若しくは封止材の表面に特に好ましくは設ける。
透明な、好ましくは球状の粒子に加えて、ある割合の、不透明なおよび/または反射する好ましくは球状の粒子が、少なくとも1つの層に埋め込まれることも可能である。しかしながら、不透明なおよび/または反射する好ましくは球状の粒子の割合は、50%を超えるべきでなく、好ましくは25%、特に好ましくは10%を超えるべきでない。加えて、ある割合の、透明で、球状でない粒子、例えばガラスフレークが、透明で、好ましくは球状の粒子に加えて少なくとも1つの層に埋め込まれていてもよい。しかしながら、透明で、球状でない粒子の割合は50%を超えるべきでなく、好ましくは25%、特に好ましくは10%を超えるべきでない。
少なくともいくつかの透明な、好ましくは球状の粒子は凝集した形態にあってもよい。粒子の凝集は、より光を拡散する表面を形成することができる。これは外部光取り出しをさらに向上させる。
本発明は、本発明によるOLEDの製造のための方法にも関し、これは、少なくとも1つの層、好ましくは1つの透明層、特に好ましくは1つの透明フィルムであって、上記少なくとも1つの層から少なくとも部分的に突出している好ましくは球状の粒子が取り込まれているものが、OLEDの基板および/または第2電極若しくは封止材に付着していることを特徴とする。
透明な、好ましくは球状の粒子を含有する好ましくは1つの透明層を、OLEDの製造前または製造後のいずれかに、OLEDの製造に用いられる基板および/または第2電極若しくは封止材にフィルムとして付着させることができる。第1の工程においてフィルムを付着し、続いて透明な、好ましくは球状の粒子を付着させてもよいし、またはフィルムと透明な、好ましくは球状の粒子を1工程で一緒に付着させることもできる。2つのさらなる実施形態において、好ましくは球状の粒子をフィルムに直接的に導入することもできるし、フィルムを透明層および好ましくは球状の粒子でコーティングすることもでき、その後フィルムをOLED上に積層する。さらに、基板、および/または第2電極若しくは封止材を直接的に、好ましくは球状の粒子によりその製造前に処理することもできる。
薄層の封止材を“トップエミッション”OLEDまたは透明OLEDに用いる場合には、この封止材は、好ましくは球状の粒子のための支持層としての役目を同時に果たす。しかしながら、薄層の封止材を機械的に安定化する透明な保護層を、好ましくは、薄層の封止材に付着させる。この場合において、透明な保護層は、好ましくは球状の粒子のための支持層としても働くことができ、この2つの性質は1つの層系において組み合わされる。しかしながら、さらに、透明な、好ましくは球状の粒子を含有する少なくとも1つの層を上記透明保護層上に配置することもまた可能である。
本発明によるOLEDは当業者に既知であるあらゆるプロセスにより製造することができる。このようなプロセスは、例えば、スピンコーティング、スリットコーティング、スプレーコーティング、およびローラーコーティングプロセス、並びに印刷プロセス、例えばスクリーン印刷、オフセット印刷およびローラー印刷である。少なくとも1つの層を第1の工程で塗布して、透明な、好ましくは球状の粒子を続いて付着させることもできるし、または少なくとも1つの層および透明な、好ましくは球状の粒子を1つの工程で共に付着させる。好ましくは球状の粒子を薄層のコーティングの後までは付着させない場合には、乾燥プロセスまたはウエットスプレープロセスを用いることができる。超音波を用いての透明な、好ましくは球状の粒子の埋め込みも可能である。透明な、好ましくは球状の粒子の導入のためのさらなるプロセスは、当業者の知るところである。
少なくとも1つの透明層を印刷プロセス(例えばスクリーン印刷、オフセット印刷およびローラー印刷)を用いて塗布する場合には、基板および/または第2電極に直接の構造化を伴って塗布することができる。しかしながら、(例えばスピンコーティングを用いて)基板および/または第2電極の全表面に渡って塗布するUV硬化系の使用によって、マスク露光により構造化される様式でこの系を硬化させ、架橋されていない領域を洗い流すことが考えられる(典型的なリソグラフィープロセス)。このようにして、光取り出し層の構造化が可能である。すなわち、例えば、特定の領域、構造および/または文字をOLEDに付与することができ、これは、より向上した光取り出しのため、スイッチが入った状態で、向上した光取り出しを有さない少なくとも1つの残りの暗い発光領域よりも明るく見える。しかしながら、特定の領域、構造および/または文字を同様に当然ながら省くこともでき、すなわち、少なくとも1つの残りの発光領域よりも暗く見える。構造化は、まず少なくとも1つの透明層を塗布した後、少なくとも1つの層中に透明な、好ましくは球状の粒子を取り込むことにより達成することができ、ここで、少なくとも1つの層が位置していない領域に付着した粒子は後に容易に取り除くことができる。しかしながら、粒子を、少なくとも1つの層と共に構造化された様式で、1工程で付着させることも可能である。
塗布後、透明な、好ましくは球状の粒子を含有する少なくとも1つの層の硬化を好ましくは行う。ここで硬化は、当業者に既知であり適当であるあらゆる方法によって行うことができる。しかしながら、UV硬化および熱硬化が好ましい。
好ましい製造を以下に記載する。
薄いポリマー層または薄い接着層の塗布後、粒子を、乾式噴霧プロセスにおいてこの層上に噴霧する。層に結合しない粒子を水ですすぐことにより、または圧縮空気で吹き飛ばすことにより除去することができる。
本発明は、さらに、照明デバイスにおける本発明によるOLEDの使用に関する。ここで照明デバイスという語は、例えば、一般的な証明およびLCDのバックライティングを包含する。
本発明は、さらに、ディスプレイにおける本発明によるOLEDの使用に関する。
本発明を、実施例を参照しながら以下に詳細に記載するが、これらに限定されるものでない。

OLEDの構造
約130nmの厚さのITO層をアノード(n=1.8)として、n[589nm]〜1.5の屈折率を有するガラス基板(厚さ:0.7mm)にスパッタリングにより付着させる。約50nmの厚さを有するPEDOT(ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン))層(Baytron P AL4083)を正孔注入層として、その上に配置する。約80nmの厚さを有する発光層(“スーパーイエロー”,Merck OLED Materials GmbH)をこの層にスピンコーティングにより塗布する。薄いバリウム層、続いてより厚い(約100nm)アルミニウム層を、カソードとして真空蒸着させる。最終的に、ガラス板の全面接着により封止して、OLED上での酸素および大気中の水分の効果を最小限にする。
図2は、このタイプのOLEDの典型的な、図式的な構造を示す。
例1
OLED基板からの光取り出しを改善するために、液晶ディスプレイ(LCD)の構造でスペーサーとして用いられるガラススペーサービーズ(直径約5μm)を、透明なプラスチック接着フィルム中に導入する。このビーズをプラスチック接着フィルムの接着層中に、約半分が、約20μmの厚さを有する接着層から突出するように導入する。上方に突出しているビーズを有するこのフィルムを、液浸油(n=1.52)を用いてOLED上に積層させる。この油は、OLEDのガラス基板とフィルムとの間に、基板内での光の全反射を再度引き起こし得る空気層が形成されるのを阻止する。つまり、全ての光線が、プラスチック接着フィルム中で結合することができる。このようにして、OLEDの直接のコーティングが単純な方法により可能となる。
図3は、導入されたビーズを有する例1の接着フィルムの走査電子顕微鏡写真を示す。接着フィルムに導入されたビーズがフィルムから約半分突出している様子がここでは明らかである。
製造されるOLEDの角度依存性の相対照度を、少なくとも1つの層から少なくとも部分的に突出している透明な、球状の粒子を含有する本発明による層を伴わずに1度、そして伴って1度測定する。
図4は、参照OLED(本発明による層を有さない)、および(液浸油と一緒に)本発明による例1の層でコーティングしたOLEDの、角度依存性の相対照度の測定に関しての外部光取り出しにおける改善を示す。
ここで0°の角度は、OLED基板に対して垂直に相当する。この垂直観察において、本発明によるコーティングを有さないOLEDと比較して、光強度における20%の向上が得られる。この効果は大きくなり、60〜80°の範囲における測定角において40%を超えるまで高まる。
本例において用いるスペーサービーズは非常に狭い直系分布を有し、従って、比較的高価である。従って、非常に安価である極めて広い分布を有するSiO2ビーズは、以下の例において用いられる。
例2
商品名 Ronasphere (登録商標)LDPの名で Merck KGaA により製造され市販されている、比較的大きい直径分布を有するSiO2ビーズ(d〜4〜7μm)を用いる。これらの粒子は、例えば、化粧品産業用の(例えばクリーム用の)フィラーとして大スケールで製造され、従って比較的安価である。これらのビーズの屈折率は約1.6である。これらのビーズを、例1と同様に、接着フィルムの接着層に導入し、例1に記載した通りOLEDについて測定する。
図5は、導入されたビーズを有する、例2の接着フィルムの走査電子顕微鏡写真を示す。
図6は、参照OLED(本発明による層を有さない)および(液浸油と一緒に)本発明による例2の層でコーティングしたOLEDの、角度依存性の相対照度の測定に関しての外部光取り出しにおける改善を示す。
図6に示す通り、約30〜40%の光取り出しにおける有意な向上が観察される。
例3
透明ポリマー層(LCDトップコート)を、OLED支持材に相当するガラスシートに対してスピンコーティングにより塗布する。この材料は、Japan Synthetic Rubber (JSR),日本,により製造されており、LCD着色フィルタ製造における平坦化層として働く。溶液を、使用前に、2つの成分(JSR JSS−273AおよびOptmer JSS−273B)を重量比6:1(273A:273B)で混合することにより調製し、ガラスプレートに800rpmで塗布する。例2のSiO2ビーズを、溶媒でまだ湿っているウエットフィルムに分散させ、このフィルムは、乾式噴霧工程を用いて乾燥させた状態で約2〜3μmの厚さを有する。この後に、溶媒の蒸発のための、およびトップコート材料の重合のための、ホットプレート上での約120℃における10分の調整工程が続く。このプロセスにおいて、ビーズをフィルムに取り込み、固定する。理想的には、ビーズを、その直径の半分までポリマーフィルムに沈める。
図7は、導入したビーズを有する、例3の接着フィルムの走査電子顕微鏡写真を示す。
図8は、参照OLED(本発明による層を有さない)および(液浸油と一緒に)本発明による例2の層でコーティングしたOLEDの、角度依存性の相対照度の測定に関しての外部光取り出しにおける改善を示す。
図7の走査電子顕微鏡写真に示すように、いくつかの透明な、球状の粒子は凝集形態にある。この凝集は、図8に示すように、例1および2の凝集していない粒子と比較して外部光取り出しにおけるさらなる改善をもたらす。
例4
例2に記載した Ronasphere 粒子を Proell MZ-Lack 093 スクリーン印刷ラッカー中に、ラッカーに基づいて40〜50重量%の量で導入して、ラッカー中に均質に分散させる。この混合物を、スクリーン印刷ユニットを用いて構造化した様式でOLEDの基板の外側に印刷する。約8〜10μmの全厚(透明層および粒子)を有する層を約60℃でオーブン中で硬化させる。ラッカー系中の適切な粒子の濃度のために分散されて、ここで、透明粒子はラッカー層から突出する。層の構造化された部分はOLEDの光取り出しが向上するため、スイッチを入れた状態で、同様に光るが、明るくはないコーティングされないままの領域と比較して、このコーティングされた領域はより明るく見える。
図9は、スイッチを入れた状態の、構造化された光取り出し層を有するように製造されたOLEDを示す。
加えて、構造化された領域に、ラッカーおよび/または粒子を着色することにより、着色したデザインを与えることができる。
また、この場合において文字を、光を拡散する外観のためにスイッチを入れない状態で認識することができ、これは成分に、さらなるプラスの性質を与えている。何故なら、このようにして、例えば、明るい環境下でディスプレイを見ることができ、これはスイッチを入れた状態のOLEDを通じて暗い中でもなお見ることができることを可能にするためである。
内部光取り出しと外部光取り出しを示す図。 OLEDの典型的な構造を示す図。 導入されたビーズを有する例1の接着フィルムの走査電子顕微鏡写真。 参照OLED(本発明による層を有さない)、および(液浸油と一緒に)本発明による例1の層でコーティングしたOLEDの、角度依存性の相対照度の測定に関しての外部光取り出しにおける改善を示すグラフ。 導入されたビーズを有する、例2の接着フィルムの走査電子顕微鏡写真。 参照OLED(本発明による層を有さない)および(液浸油と一緒に)本発明による例2の層でコーティングしたOLEDの、角度依存性の相対照度の測定に関しての外部光取り出しにおける改善を示すグラフ。 導入したビーズを有する、例3の接着フィルムの走査電子顕微鏡写真。 参照OLED(本発明による層を有さない)および(液浸油と一緒に)本発明による例2の層でコーティングしたOLEDの、角度依存性の相対照度の測定に関しての外部光取り出しにおける改善を示すグラフ。 スイッチを入れた状態の、構造化された光取り出し層を有するように製造されたOLEDを示す写真。

Claims (17)

  1. 少なくとも1つの基板、第1電極、少なくとも1つの有機発光層、および第2電極を有するOLEDであって、少なくとも、前記基板および前記第1電極、前記第2電極、または前記基板および前記第1電極および前記第2電極が透明であり、
    少なくとも1つの透明層であって、この少なくとも1つの層から少なくとも部分的に突出している透明粒子を含む層が、前記透明基板および/または前記透明第2電極上に配置されていることを特徴とするOLED。
  2. 少なくとも1つの透明基板、透明第1電極、少なくとも1つの有機発光層、および第2電極を有し、
    少なくとも1つの透明層であって、この少なくとも1つの層から少なくとも部分的に突出している透明粒子を含む層が、前記透明基板上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のOLED。
  3. 少なくとも1つの基板、第1電極、少なくとも1つの有機発光層、および透明第2電極を有し、
    少なくとも1つの透明層であって、この少なくとも1つの層から少なくとも部分的に突出している透明粒子を含む層が、前記透明第2電極上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のOLED。
  4. 少なくとも1つの透明基板、透明第1電極、少なくとも1つの有機発光層、および透明第2電極を有し、
    少なくとも1つの透明層であって、この少なくとも1つの層から少なくとも部分的に突出している透明粒子を含む層が、前記透明基板および/または前記透明第2電極上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のOLED。
  5. 透明層が、前記基板および/または前記第2電極上に配置されていることを特徴とする請求項1〜4の一項以上に記載のOLED。
  6. 透明フィルムが、前記基板および/または前記第2電極上に配置されていることを特徴とする請求項1〜5の一項以上に記載のOLED。
  7. 前記第1電極がアノードとして設計されており、前記第2電極がカソードとして設計されていることを特徴とする請求項1〜6の一項以上に記載のOLED。
  8. 封止材が、前記発光層とは反対側の前記第2電極側にさらに配置されていることを特徴とする請求項1〜7の一項以上に記載のOLED。
  9. 前記粒子が球状であることを特徴とする請求項1〜8の一項以上に記載のOLED。
  10. 前記透明粒子が、1〜100μmの平均直径を有することを特徴とする請求項1〜9の一項以上に記載のOLED。
  11. 前記透明粒子が、前記少なくとも1つの層から、その直径の25〜75%で突出していることを特徴とする請求項1〜10の一項以上に記載のOLED。
  12. 前記基板がガラスから成ることを特徴とする請求項1〜11の一項以上に記載のOLED。
  13. 前記少なくとも1つの層、および/または前記透明粒子が着色されていることを特徴とする請求項1〜12の一項以上に記載のOLED。
  14. 前記少なくとも1つの層が構造化されていることを特徴とする請求項1〜13の一項以上に記載のOLED。
  15. 透明な、好ましくは球状の粒子が少なくとも部分的に取り込まれている透明フィルムを、前記OLEDの前記基板および/または前記第2電極に付着させることを特徴とする請求項1〜14の一項以上に記載のOLEDの製造方法。
  16. 照明デバイスにおける請求項1〜14の一項以上に記載のOLEDの使用。
  17. ディスプレイにおける請求項1〜14の一項以上に記載のOLEDの使用。
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