JP2009519679A - 位相ロックループ内でのキャパシタンス乗算のための方法および装置 - Google Patents

位相ロックループ内でのキャパシタンス乗算のための方法および装置 Download PDF

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Abstract

2つのチャージポンプを用いるキャパシタンス乗算のための方法および装置である。第1のチャージポンプ(206)は、RCネットワークの抵抗器(310)によってまず伝えられ、次いで、RCネットワークのキャパシタによって伝えられる前に3つの電流路に分離される電流信号(I216)を供給する。第1の電流路は、ノード(320)からRCネットワークのキャパシタ(306)に電流を供給する。第2の電流路は、キャパシタ(306)が伝える電流を、第1の電流乗算係数で乗算する。第3の電流路は、第1の電流乗算係数に対して逆の大きさの符号を有する小数値を有する第2の電流乗算係数で第1のチャージポンプ(206)からの電流を乗算する第2のチャージポンプ(208)に電流を供給する。第2および第3の電流路の組合せにより、キャパシタ(306)のキャパシタンスの大きさは効果的に乗算される。

Description

発明の分野
この発明は一般的にキャパシタンス乗算に関し、より特定的には2つのチャージポンプを用いるキャパシタンス乗算に関する。
背景
電子回路網のさまざまな適用例には、集積回路(IC)の使用が含まれる。ICは、たとえば、非常に多くの回路素子を非常に小さい領域に組込む能力を促進する。ICは、トランジスタおよびダイオードのようなアクティブコンポーネントが特定の設計を実現するのに必要とされる場合に特に有用である。今日の半導体技術を用いると、たとえば、何億、さらには何十億ものアクティブ装置が単一のICの中に組込まれ得る。
残念ながら多くの回路適用例は、抵抗器、キャパシタ、およびインダクタのようなパッシブコンポーネントの使用も必要とする。適用例の中には、パッシブコンポーネントの形成は半導体ダイそれ自体の中で直接的に実現され得るものがある。しかしながら、他の適用例では、パッシブコンポーネントの半導体ダイ実現例の使用は除外される。なぜならば、シリコン処理のリアクタンス密度または抵抗密度が、必要とされるリアクタンスまたは抵抗の大きさを支持し得ないからである。
たとえば、今日のシリコン処理の最大キャパシタンス密度は1平方マイクロメートルあたり約10フェムトファラッド(fF/μ2)である。したがって、半導体ダイの中で実際のトランジスタを用いる10nFキャパシタンスの実現例は1平方ミリメートル(mm2)の半導体ダイ領域を必要する。これにより、過剰な半導体領域の要件のために、多くの適用例ではそれらの使用が除外される。したがって、多くの電子設計では、半導体ダイ領域を用いる必要なしでより大きなキャパシタンス値が実現され得るように、半導体ダイの外部の個別の容量性コンポーネントの使用が必要とされる。
たとえば、1つのこのような電子設計は、いわゆる「クリーンアップ」位相ロックループ(PLL)の使用を含む。クリーンアップPLLは、基準入力クロックからの位相ジッターおよび位相ノイズをフィルタリングするのに用いられる。したがって、それらのループ帯域幅は、高周波数ノイズによる位相変動が実質的に取り除かれ得るようにかなり小さい必要がある。したがって、ループ帯域幅と、必要とされるループ帯域幅を達成するのにループフィルタが必要とするキャパシタンス値との間に逆相関が存在するので、半導体ダイ領域の大部分はループフィルタキャパシタンスによって占められる。
したがって、回路設計者に残されているのは、大量の半導体ダイ領域を用いてループフィルタキャパシタンスを実現する選択か、または半導体ダイの外部に個別の容量性素子を用いてループフィルタキャパシタンスを実現する選択である。したがって、半導体ダイの中に容量性コンポーネントを実現する代替的なオプションを回路設計者に与える方法が開発され続けている。このような方法は、使用される半導体ダイ領域の量を最小限にしつつ、生成されるキャパシタンスを増加させるべきである。
概要
先行技術での制限を克服するとともに、本明細書を読み理解すると明らかになるであろうその他の制限を克服するよう、この発明のさまざまな実施例は、半導体ダイの中に統合されるキャパシタを実現するのに必要とされる半導体領域を最小限にしつつ、当該キャパシタのキャパシタンスの大きさを効果的に乗算する装置および方法を開示する。
この発明の一実施例に従えば、位相ロックループ(PLL)は、基準信号とPLL出力信号とを受取るよう結合されるとともに、基準信号とPLL出力信号との差を示す誤差信号を提供するようにされる検知器を含む。PLLは、誤差信号を受取るよう結合されるとともに、誤差信号に応答して第1の電流信号を提供するようにされる第1のチャージポンプをさらに含む。PLLは、第1の電流信号を受取るよう結合されるループフィルタをさらに含む。ループフィルタは、第1のチャージポンプに結合される第1の導体と、共通ノードに結合される第2の導体とを有する抵抗素子と、共通ノードに結合される第1の導体と、基準電位に結合される第2の導体とを有する容量素子と、共通ノードに結合されるとともに、キャパシタによって伝えられる電流に対して大きさが比例して第1の電流信号の第1の部分を伝えるようにされる電流ミラーとを含む。PLLは、共通ノードに結合されるとともに、誤差信号を受取るよう結合される第2のチャージポンプをさらに含む。第2のチャージポンプは、第1の電流信号の第2の部分をループフィルタから抽出するようにされる。
この発明の別の実施例に従えば、キャパシタンス乗算回路は電流信号を提供するようにされる第1のチャージポンプと、第1のチャージポンプに結合される第1の導体と第1のノードに結合される第2の導体とを有する抵抗器とを含む。抵抗器は電流信号を第1のノードに伝えるようにされる。キャパシタンス乗算回路はさらに、第1のノードに結合されるとともに、第1のノードからの電流信号の第1の部分を伝えるようにされるキャパシタを含む。キャパシタンス乗算回路はさらに、第1のノードに結合されるとともに、第1のノードからの電流信号の第2の部分を伝えるようにされる電流ミラーを含む。電流信号の第2の部分は電流信号の第1の部分に対して大きさが比例する。キャパシタンス乗算回路はさらに、第1のノードに結合されるとともに、第1のノードからの電流信号の第3の部分を伝えるようにされる第2のチャージポンプを含む。電流信号の第2および第3の部分は、抵抗器によって伝えられている電流信号の大きさに対して電流信号の第1の部分の大きさを減少させるよう伝えられる。
この発明の別の実施例に従えば、位相ロックループ(PLL)を動作させる方法は、電流信号がPLLによって測定される位相エラーを示す場合、第1のチャージポンプを用いて電流信号を生成するステップを含む。この方法は、抵抗器を介してPLLのループフィルタの共通ノードに電流信号を伝えるステップと、キャパシタを介して共通ノードからの電流信号の第1の部分を伝えるステップと、電流ミラーを介して共通ノードからの電流信号の第2の部分を電流信号の第1の部分に対して比において比例して伝えるステップと、第2のチャージポンプを用いて、共通ノードから電流信号の第3の部分を伝えるステップとをさらに含む。電流信号の第1の部分の大きさが、抵抗器によって伝えられる電流信号の大きさに対して減少し、これによりキャパシタのキャパシタンスの大きさに効果的な増加が生じる。
この発明のさまざまな局面および利点は、以下の詳細な説明を考察するとともに添付の図面を参照すると明らかになるであろう。
詳細な説明
一般的に、この発明のさまざまな実施例はキャパシタンス乗算技術に適用される。このようなキャパシタンス乗算技術は個別素子の使用を通じて用いられてもよく、または逆に
、キャパシタンス乗算技術は集積回路(IC)の中で用いられてもよい。ICの中でキャパシタンス乗算技術を用いることは多くの理由から魅力的であり、そのどれもが完全にモノリシックシリコンチップまたはICの範囲内の相対的に大きいキャパシタンス値の実現を含む。たとえば、IC内でキャパシタンス乗算を用いると、外部のキャパシタの必要性がなくなり得る。なぜならば、キャパシタンス乗算により達成される大きいキャパシタンス値は、外部のキャパシタが必要でなくなるほど十分大きくなり得るからである。
キャパシタンス乗算の適用は事実上無制限である。一実施例では、たとえば、キャパシタンス乗算はモノリシックシリコンチップ内で実現される位相ロックループ(PLL)のループフィルタ内で適用されてもよい。特に、相対的に小さいループ帯域幅を必要とするPLLは、このループ帯域幅要件に適合するよう十分大きい有効なキャパシタンスをモノリシックシリコンチップ内で実現するようキャパシタンス乗算を利用してもよい。
得られるPLLは次いで、通信システム100によって例示されるような、PLL動作を必要とする任意の通信プロトコルを促進するよう用いられてもよい。通信システム100は集積回路(IC)102を用いて、外部通信機器(図示せず)とシリアル通信を行なう。一実施例では、IC102は、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)のようなプログラム可能ロジックデバイス(PLD)であってもよい。これにより、構成可能な論理部分、すなわちファブリック104と、構成モジュール110の、関係付けられるプロセッサがサポートする機能とが、さまざまな通信プロトコルをサポートして通信スタック124および126を実現するよう用いられる。
このような構成を用いると、FPGAファブリック104から出ていくデータフレームは、たとえば、通信路114を介して通信スタック124のアプリケーション層から物理層に伝播し得る。同様に、FPGAファブリック104に入ってくるデータフレームは、たとえば、通信路122を介して通信スタック126の物理層からアプリケーション層に伝播し得る。通信システム100が実現する特定の通信プロトコルはたとえばギガビットイーサネット(登録商標)であってもよく、物理(PHY)層は、マルチギガビットトランシーバ(MGT)112の物理媒体接続部(PMA)および物理符号化副層(PCS)を用いて実現される。
MGT112は、たとえば、送信機106および受信機108を介してPMAおよびPCSを実現し得る。PMA機能とともに含まれるのは、たとえば、MGT112のシリアライザ/デシリアライザ(SERDES)と、送信線ドライバと、受信機入力増幅器と、クロック生成ならびにクロックおよびデータリカバリ(CDR)部分(図示せず)である。
他方では、PCS機能とともに含まれるのは、8B/10Bまたは64B/66B符号化/復号化が行なわれる符号化/復号化機能である。PCS機能はさらに、チャネルボンディングおよびクロック補正をサポートして、スクランブリング/デスクランブリング機能および弾性バッファリングを行ない得る。FPGAファブリック104およびMGT112の構成および/または部分的再構成をサポートするのが、オンボードのマイクロプロセッサを与え得る構成モジュール110である。これはさらに通信プロトコルサポートおよびPMA/PCSパラメータ制御を可能にする。
通信システム100は、代替的実施例では、同期光ネットワーク(SONET)光送信システムであってもよい。したがって、送信機106の出力は、高品質の光送信を達成するジッター生成要件に適合しなければならない。しかしながら、基準クロック118が極端にノイジーな出力を与える場合、送信機106の出力でジッター生成仕様に合うように基準クロック118の出力上のジッターを減衰させるようクリーンアップPLL116が
必要であるかもしれない。なお、MGT112の送信機106および受信機108のために単一のPLLが用いられてもよい。
図2に目を向けると、図1のPLL116を実現するよう用いられてもよい3次のタイプIIのPLLの例示的なブロック図が示される。PLL116の実現例は、デュアルチャージポンプ206および208を用いることにより行なわれるキャパシタンス乗算動作のため、モノリシックシリコンチップ内に完全に含まれ得る。以下により詳細に論じられるように、電流信号216および電流信号218は、ループフィルタ210の中に含まれるループフィルタキャパシタンス(図示せず)のプログラム可能な乗算に対してさらなる自由度を与える。したがって、モノリシックシリコンチップ内で実現される実際のループフィルタキャパシタンスは、必要とされる半導体領域の量を最小限にするよう構成され得る。さらに、キャパシタンス乗算は、PLLの設計基準に適合する有効キャパシタンスを作り出すよう実現される実際のキャパシタンスを増大するよう用いられてもよい。
PLL116は、ループ帯域幅、減衰係数、およびロックレンジのようなさまざまな設計パラメータを切離すことにより柔軟な設計トレードオフを促進する魅力的なPLL設計実現例であるチャージポンプベースのPLL(CPLL)を例示する。CPLL116は、たとえば、クロック乗算を必要とするPLL適用例において用いられてもよい位相/周波数検知器204、チャージポンプ♯1 206、チャージポンプ♯2 208、ループフィルタ210、電圧制御発振器(VCO)212、および随意の除算器214からなる。
クロック乗算は、たとえば、VCO212の出力周波数が5ギガヘルツ(GHz)の範囲内で作動的である場合に必要となり得るが、基準発振器202は156.25メガヘルツ(Mhz)の周波数でのみ動作していてもよい。このような場合、基準発振器202が供給する156.25Mhz基準信号であるfREFがVCO212の5GHzの出力に対して位相および周波数の両方で比較され得るように、フィードバック除算の利用により32のクロック乗算が実現される。したがって、フィードバック周波数であるfFEEDBACKは式(1)に従って生成され得る。
Figure 2009519679
式中、fVCOはVCO212の出力周波数であり、Mは除算器214が与える整数の除数である。この場合、5GHz/32=156.25Mhzであり、これは基準周波数fREFと等しいので、Mは32に設定され得る。
動作において、位相/周波数検知器204は2対のデジタル信号、たとえばUPおよびDNと、相補的な信号、たとえば/UPおよび/DNとを供給し、これはfREFとfFEEDBACKとの間の位相/周波数エラーに対応する。たとえば、除算器214の出力の位相/周波数が信号fREFに対して遅れているならば、信号UPのパルス幅は増加し得、信号DNのパルス幅は減少し得、これによりVCO212の位相/周波数が位相/周波数において進む。逆に、除算器214の出力の位相/周波数が信号fREFに対して進んでいるならば、信号UPのパルス幅は減少し得、信号DNのパルス幅は増加し得、これによりVCO212の位相/周波数が位相/周波数において遅延される。
チャージポンプ206および208は、位相/周波数誤差信号に応答して電流信号216であるI216および電流信号218であるI218を生成することにより位相/周波数誤差信号に対して反応する。たとえば、信号UPのパルス幅が増加すると、電流信号216お
よび218の大きさも増加し得る。逆に、信号DNのパルス幅が増加すると、電流信号216および218の大きさも減少し得る。なお、電流信号I216およびI218の符号は極性が反対であるため、アップパルスの場合、I216はループフィルタ210に流れ込む一方、I218がループフィルタ210から離れるように流れる。ダウンパルスの場合は逆のことが当てはまり、電流I216はループフィルタ210から流れ出る一方、I218がループフィルタ210に流れ込む。
次いで、電流信号I216およびI218はループフィルタ210によってエラー電圧VERRORに変換され、それは次いでVCO212に供給され、VCO212の出力周波数数fVCOを設定する。負のフィードバックにより、fREFとfFEEDBACKとの間の位相/周波数エラーがCPLL116の動作によって強制的に実質的に0になる。除数Mの値を変えることにより、出力周波数fVCOは、基準周波数fREFとの周波数/位相の一貫性を維持しつつ、特定の適用例が必要とするように1つ以上の周波数ディケードの周波数範囲にわたって動作するようプログラムされてもよい。
図3を参照すると、ループフィルタ210の例示的な概略図が図示される。ループフィルタ210は、増幅器312の動作のためアクティブループフィルタであると言われ、後で詳細に論じられるように選択的なノイズフィルタリング能力を提供する。さらに、増幅器312は、その高い入力インピーダンスにより、抵抗器310によってチャージポンプ♯1 206の出力信号I216の大きさが完全に伝えられるのを事実上保証する。この状態は、チャージポンプ♯2 208の出力電流I218の大きさがチャージポンプ♯1 206の出力電流I216に近づくと重要になる。しかしながら、代替的実施例では、抵抗器314およびキャパシタ316が与えるインピーダンスが、事実上すべての電流I216が増幅器312がなくても抵抗器310によって伝えられるのを実質的に保証するほど十分に大きくされるならば、増幅器312は取り除かれてもよい。代替的実施例では、増幅器312が取り除かれる場合、抵抗器314も取り除かれてもよい。
キャパシタンス乗算回路302は、キャパシタ306のキャパシタンスの大きさを乗算するのに用いられ、キャパシタ306の実際のキャパシタンス値であるC306よりも大きい有効キャパシタンスC′306を生成する。特定的には、電流ミラー308が第1のキャパシタンス乗算部を促進し、これによりキャパシタ306のキャパシタンスの大きさが電流ミラー308のプログラム可能な電流ゲインである係数(1+βLF)で変倍増加される。したがって、電流ミラー308が伝える電流は、キャパシタ306が伝える電流I306の倍数である。
キャパシタンス乗算がノード320で以下のように達成される。ノード320での有効インピーダンスは、ノード320への電流入力量、すなわち電流I216に反比例する。ノード320に流れ込む電流量が、ノード320での電圧が一定のままである間に増加すれば、ノード320でのインピーダンスは効果的に低減される。ノード320でのインピーダンスは容量性であるので、有効キャパシタンスはこれにより必ず増加する。なぜならば、キャパシタ306のインピーダンスはそのキャパシタンスに反比例するからである。
チャージポンプ♯2 208は、チャージポンプ♯2 208が伝える電流の符号が電流I216に対して負であるという点を除いて、同様のキャパシタンス乗算器を提供する。したがって、この場合、キャパシタ306のキャパシタンスは、1/(1−βCP)に比例する係数で変倍増加される。式中βCPは、0以上であるが、1より小さいプログラム可能な値である。したがって、βLFおよびβCPは、式(2)によって記載され得るキャパシタンス乗算器を作り出すのに組合せる第1および第2のキャパシタンス変倍係数を示す。
Figure 2009519679
βCPは1より小さいので、分母の項1−βCPは分子の項1+βLFの倍数になる。これにより、キャパシタンスC306が有効キャパシタンスC′306を作り出すよう乗算される場合に2乗効果を与える。
同様に、キャパシタンスC316は、随意の電流ミラー318の動作を介して、変倍係数(1+βLF)で乗算され得、これにより式(3)で示されるようにキャパシタ316のためのキャパシタンス乗算器を発生させる。
Figure 2009519679
したがって、ループフィルタ210についての有効インピーダンスは式(4)によって与えられ得る。
Figure 2009519679
式中、τ′306=R310*C′306、τ′316=R314*C′316であり、Aは増幅器312のゲインであり、R310は抵抗器310の抵抗の大きさであり、R314は抵抗器314の抵抗の大きさである。
安定性、たとえば、少なくとも60度の位相マージンを維持するよう、時定数τ′306はτ′316よりも少なくとも16倍大きくあるべきであり、このことは、R310がR314と等しいとすれば、C′306はC′316の16倍大きくあるべきであるということを意味する。C′306のC′316に対する比を取ることにより、以下の式が得られる。
Figure 2009519679
ほとんどの実際の実施例ではC306はC316よりもはるかに大きいので、βCPの実際の最大値がたとえば0.9に設定され得るとすると、式(5)のキャパシタンス比は16よりもはるかに大きくなる。したがって、電流ミラー318を用いるキャパシタC316のキャパシタンス乗算は必要なくなり得、これらの実施例では、電流ミラー318は取り除かれてもよい。
βCPをたとえば0.9に設定にするとともに、C′306の最大値をたとえば10ナノファラッド(nF)であるとすることにより、式(2)は、式(6)にあるようにC306
ついての実際のキャパシタンス値を求めるよう操作され得る。
Figure 2009519679
したがって、βLFをたとえば20に設定することにより、47.62pFのC306の実際のキャパシタンス値が与えられる。ループフィルタ210は差動ループフィルタとして実現されてもよいので、合計のキャパシタンスの大きさ95.24pFのために2つのキャパシタが必要とされ得る。10fF/μ2のキャパシタンス密度を想定すると、2つの10nFキャパシタのために必要とされる全シリコン領域は、式(7)で以下のように与えられる。
Figure 2009519679
これにより0.009524mm2が得られる。言い換えれば、2つの47.62pF(たとえばC306)の物理的に実現されるキャパシタを用いて、2つの10nFの効果的に乗算されたキャパシタ(たとえばC′306)を実現するには、98μ×98μの半導体ダイ領域が必要とされる。キャパシタンス乗算係数(1+βLF)/(1−βCP)がなければ、2つの10nFキャパシタを実現するのに2平方ミリメートル(mm2)の半導体ダイ領域が必要となるであろう。なお、抵抗器310および314は、ループフィルタ210が必要とする半導体ダイ領域をさらに減らすようトランジスタを用いて実現されてもよい。
クリーンアップPLLの主な機能の1つは、ノイジーな基準クロックまたは基準発振器からのノイズをフィルタリングすることである。一般的に言えば、CPLLには2つの主なノイズ源がある。すなわち基準ノイズとVCOノイズとである。まずCPLL116の基準ノイズのノイズ伝達関数に目を向けると、以下の式が得られる。
Figure 2009519679
式中、Gfwdは、位相/周波数検知器204からPLL出力への順方向ゲインであり、Mは除算器214の除数であり、Tは順方向ゲインGfwdと逆方向ゲインGrevとの積であり、Aは増幅器312のゲインである。逆方向ゲインGrevは、PLL出力から位相/周波数検知器204の入力へのゲインとして規定される。
0Hzの周波数またはDCでは、式(8)の基準ノイズ伝達関数によりMが求められ、非常に高い周波数では、式(8)の基準ノイズ伝達関数により0が求められる。したがって、基準ノイズ伝達関数の周波数応答は、すべての他のループ成分が一定のままであるとすると、ローパスであり、ループゲインTによって規定されるとともに増幅器312のゲインAによって変倍される3−dBコーナー周波数を有する。
なお、増幅器312のゲインAを調節する場合は、安定性を維持するよう、ループ抵抗(抵抗器310および314)の値が、式(9)によって記載されるように、ゲインの平方根に反比例して変倍されるべきである。
Figure 2009519679
たとえば、増幅器312のゲインAが100まで増加するならば、抵抗器310および314の抵抗値の大きさが1/10で縮小されるべきである。逆に、増幅器312のゲインAが100から1に減少するならば、抵抗器310および314の抵抗値の大きさは係数が10で増加されるべきである。
基準ノイズ伝達関数の3−dBコーナー周波数は以下の式で与えられる。
Figure 2009519679
VCOはVCOゲインである。
たとえば、式(8)においてA=1を設定することにより、基準ノイズ伝達関数の3−dBコーナー周波数は、ゲイン設定A=100を用いた場合の基準ノイズ伝達関数の3−dBコーナー周波数と比較すると、係数が10で減少する。したがって、CPLL116の出力での全体の基準ノイズ寄与は、ループフィルタ210における増幅器312のゲインの減少により減少する。
VCOノイズ伝達関数は式(11)によって与えられる。
Figure 2009519679
これにより、0Hzでは0が求められ、非常に高い周波数では1が求められる。したがって、VCOノイズ伝達関数の周波数応答は、3−dBコーナー周波数が増幅器312のゲインAで変倍されるループゲインTによって規定される場合、ハイパスである。
式(11)のVCOノイズ伝達関数の3−dBコーナー周波数は、増幅器312のゲインAが100で増加する場合は、係数が10で増加する。しかしながら、VCOノイズ伝達関数の周波数応答はハイパスであるので、CPLL116の出力での全VCOノイズ寄与は、ループフィルタ210における増幅器312のゲインの増加により減少する。逆に、CPLL116の出力での全VCOノイズ寄与は、ループフィルタ210における増幅器312のゲインの減少により増加する。
したがって、式(8)および(11)により、さらなる自由度がループフィルタ210における増幅器312の利用により導入され、これによりCPLLノイズ性能を最適化す
る。一方では、基準ノイズが問題の場合、増幅器312のゲインAは、CPLL116の出力での基準ノイズ寄与が減少し得るように減少され得る。他方では、VCOノイズが問題の場合、増幅器312のゲインAは、CPLL116の出力でのVCOノイズ寄与が減少され得るように増加され得る。
さらに、増幅器312の利用により、図2のVCO212の入力にDCオフセットを導入する能力が与えられ得る。特定的には、チャージポンプ206および208のDC動作範囲がVCO212のDC動作範囲と一致しない場合がある。したがって、増幅器312は、可変のゲインAだけでなく、チャージポンプ206、208のDC動作範囲をVCO212のDC動作範囲と一致させるよう用いられてもよい可変のDCオフセットも与えるよう用いられ得る。
図4に目を向けると、キャパシタンス乗算回路302の例示的な概略図が図示される。上で論じたように、キャパシタンス乗算回路302はチャージポンプ♯1 206、チャージポンプ♯2 208、および電流ミラー308を用いて、式(2)に従ってキャパシタ306の実際のキャパシタンス値を乗算する。
図4に例示されるように、第1の電流乗算係数βLFの選択が電流ミラー308の動作の説明によって示され得る。キャパシタ306はトランジスタ428と直列に結合され、これにより、キャパシタ306によって伝えられる際の電流I306がさらにトランジスタ434によって伝えられることが必要になる。トランジスタ428のゲート−ソース電位VGSは、電流源420およびダイオード接続されるトランジスタ414の動作によって実質的に一定に保たれる。したがって、トランジスタ434が伝える電流は、電流I306のいかなる増加によっても必ず減少する。
ダイオード接続されるトランジスタ434のゲートおよびドレイン端子はトランジスタ410のゲート端子に結合されるので、トランジスタ434を通る電流の減少はトランジスタ410を通るドレイン電流の減少を引起す。しかしながら、トランジスタ424のVGSが電流源420およびダイオード接続されるトランジスタ414の動作によって実質的に一定に保たれるので、トランジスタ424が伝える電流は実質的に一定に保たれる。
したがって、トランジスタ410が伝える電流の減少に応答して、電流βLF306は、トランジスタ424が必要とする電流を補完するよう必ず増加する。電流βLF306の増加量は、電流ミラー308の電流ゲインによって決定される。特定的には、トランジスタ410が伝える電流は、トランジスタ434が伝える電流に幾何学的に比例する。たとえば、トランジスタ410のチャネル幅がトランジスタ434のチャネル幅よりN倍大きい場合、トランジスタ410は、トランジスタ434が伝える電流の大きさのN倍の大きさの電流を伝える。したがって、キャパシタ306が伝える際の電流I306は、第1の乗算係数βLFがNと等しくなるように、乗算係数Nによって電流βLF306に関係付けられる。
チャージポンプ♯2 208の動作の説明に目を向けると、第2の乗算係数βCPの導出が促進される。一般的には、チャージポンプ♯2 208は、たとえばUPおよびDNのようなデジタル信号と、たとえば/UPおよび/DNのようなfREFおよびfFEEDBACKの間の位相/周波数エラーに対応するそれらの相補的な信号とが逆であることを除いて、チャージポンプ♯1 206と同じである。すなわち、言い換えれば、チャージポンプ♯2
208のための電流制御信号は、電流信号I218とI216との間で符号が異なるのを達成するよう、チャージポンプ♯1 206のための電流制御信号に対してそれぞれ切換えられる。
動作において、電流制御信号UPはトランジスタ406および電流源418によって伝えられている電流信号I218の大きさを増加するよう動作し、その一方、電流制御信号/UPはトランジスタ408によって伝えられている電流の大きさを減少させるよう動作する。したがって、電流源418が生成する電流はトランジスタ406とトランジスタ408との間で共有され、電流I218は共通のノード320から取り出されている。
なお、電流信号I218の大きさは、電流源418が伝える電流と等しい最大値まで増加されてもよい。電流源418の大きさを電流信号I216に比例するように、たとえばI216のすべての値に対してI216の90%と等しくなるように調節することで、式(2)でのように、βCPについて0.9の上限が前もって決定され得る。
同様に、電流制御信号DNおよび/DNは、共通ノード320に「供給」されている電流I218の大きさを増加させるよう動作する。/DNが論理ローであり、DNが論理ハイである場合、電流源416からの電流、すなわちI416、はすべて共通モードノード320に流れ込む。代替的には、DNが論理ローであり、/DNが論理ハイである場合、電流I416のどれもが共通ノード320に流れ込まない。
なお同様に、電流信号I218の大きさは最小値0にまで減少されてもよい。信号/DNを論理ハイ値までアサートするとともに信号UPを論理ロー値までデアサートすることにより、0アンペアの値が電流信号I218の大きさについて達成され得る。代替的には、I218の大きさは、電流源416および418を互いにマッチングさせるとともに、PLLロック状態の間での場合と同様に、信号UPを等しい持続期間の間、論理ハイ値にパルシングしつつ、信号/DNを論理ロー値にパルシングすることにより0になり得る。
図5に目を向けると、図4を参照して、キャパシタンスを乗算するための例示的な方法のフローチャートが図示される。ステップ502では、第1のチャージポンプがたとえばI216のような電流信号を生成するのに用いられ、この電流信号は、ステップ504でのように、たとえば抵抗器310のようなRCネットワークの抵抗素子によって伝えられることになる。ノード320では、抵抗器310が伝える電流信号I216は、ステップ506でのように、キャパシタ306によって伝えられる前に別の通路へと分離される。
ステップ508でのように、電流信号I216のある部分がノード320からキャパシタ306を通って伝えられるように第1の電流路が作り出される。ノード320からの第2の電流路は、ステップ510でのように、キャパシタ306が伝える電流をミラーリングすることにより作り出される。第2の電流路は、キャパシタ306が伝える電流量に比例する大きさの電流を伝える。特定的には、第2の電流路が伝える電流量は、電流信号I306と、電流ミラー308の電流ゲイン、たとえばβLFとの積に等しい。
ステップ512でのように、第3の電流路が生成され、これにより電流信号I218が、電流信号I216と比較して反対の符号を有するよう作り出される。さらに、電流信号I218の大きさは0と0.9*I216との例示的な範囲の間でプログラムされ得るように、電流信号I218の大きさは電流信号I216の大きさに部分的に比例する。したがって、式(2)のβCPは、たとえば0と0.9との間の値を取り得る。βCPの値は1に近づくようプログラムされ得るが、式(5)に関連して上で論じたように、0.9より大きい値はおそらく必要とされず、さらにマッチングおよびフィードフォアードの安定性の制限のため、実用的ではないかもしれない。
この発明の他の局面および実施例は、ここで記載したこの発明の明細書および実施を考慮すると当業者には明らかになるであろう。明細書および示された実施例は例としてのみ考慮されることを意図し、この発明の真実の範囲および精神は特許請求の範囲によって示
される。
位相ロックループ(PLL)の例示的な適用例を示す図である。 図1のPLLの例示的なブロック図を示す図である。 図2のPLLのループフィルタの例示的なブロック図を示す図である。 図3のキャパシタンス乗算回路の例示的な概略図を示す図である。 キャパシタンス乗算アルゴリズムの例示的なフロー図を示す図である。

Claims (7)

  1. 電流信号を提供するようにされる第1のチャージポンプと、
    前記第1のチャージポンプに結合される第1の導体と第1のノードに結合される第2の導体とを有する抵抗器とを含み、前記抵抗器は前記電流信号を前記第1のノードに伝えるようにされ、さらに、
    前記第1のノードに結合されるとともに、前記第1のノードからの前記電流信号の第1の部分を伝えるようにされるキャパシタと、
    前記第1のノードに結合されるとともに、前記第1のノードからの前記電流信号の第2の部分を伝えるようにされる電流ミラーとを含み、前記電流信号の前記第2の部分は前記電流信号の前記第1の部分に対して大きさが比例し、さらに、
    前記第1のノードに結合されるとともに、前記第1のノードからの前記電流信号の第3の部分を伝えるようにされる第2のチャージポンプを含み、前記電流信号の前記第2および第3の部分は、前記抵抗器によって伝えられている前記電流信号の大きさに対して前記電流信号の前記第1の部分の大きさを減少させるよう伝えられる、キャパシタンス乗算回路。
  2. 前記電流ミラーは、
    前記第1のノードに結合される第1の導体と第2のノードに結合される制御端子とを有する第1のトランジスタと、
    前記第1のノードに結合される第1の導体と第3のノードに結合される制御端子とを有する第2のトランジスタと、
    前記第2のノードに結合される第1の導体と前記第3のノードに結合される制御端子とを有する第3のトランジスタとを含み、前記第3のトランジスタは前記第2のトランジスタに幾何学的に比例する、請求項1に記載のキャパシタンス乗算回路。
  3. 前記電流ミラーは、第1の導体と、前記第2のノードに結合される制御端子とを有する第4のトランジスタをさらに含み、前記第4のトランジスタは前記第1のトランジスタに対して幾何学的に比例する、請求項2に記載のキャパシタンス乗算回路。
  4. 前記電流ミラーは、第1の導体と、前記第3のノードに結合される制御端子とを有する第5のトランジスタをさらに含む、請求項3に記載のキャパシタンス乗算回路。
  5. 前記電流ミラーは、前記第3のノードに結合される電流源をさらに含む、請求項4に記載のキャパシタンス乗算回路。
  6. 前記第2のチャージポンプは、
    前記第1のノードに結合される第1の導体と、電流制御信号を受取るよう結合される制御端子とを有する第6のトランジスタと、
    前記第1のノードに結合される第1の導体と、前記電流制御信号を受取るよう結合される制御端子とを有する第7のトランジスタとを含む、請求項1に記載のキャパシタンス乗算回路。
  7. 前記第2のチャージポンプは、
    前記第6のトランジスタの第2の導体に結合される第1の導体を有する第8のトランジスタと、
    前記第7のトランジスタの第2の導体に結合される第1の導体を有する第9のトランジスタとをさらに含む、請求項6に記載のキャパシタンス乗算回路。
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