JP2009518876A - ルーティングループ検出制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パケットのルーティングループ(特に、MR(モバイルルータ)によって形成されるネスティングループ)を検出できるようにする。
【解決手段】MR110の配下に接続したMR114は、自身のHA(ホームエージェント)140に、現在接続しているルータ(MR110)のアドレスを含むARO(アクセスルータオプション)を付加したBU(バインディングアップデート)メッセージを送信する。さらに、MR114の配下にMR112が接続しており、MR110はMR112に接続した場合に、MR112のアドレスを含むAROを付加したBUメッセージをHA140に送信する。このとき、MR112も、MR114のアドレスを含むAROを付加したBUメッセージをHA140に送信する。これにより、HA140は、接続120、122、124によって形成されるルーティングループを検出できるようになる。
【選択図】図1

Description

本発明は、パケット交換型データ通信ネットワークにおいて、パケットのルーティングループ(特に、モバイルルータによって形成されるネスティングループ)を検出するルーティングループ検出制御装置に関する。
無線デバイスの台数の増加は更に加速しており、モビリティ技術において、新たな技術分野(class)が現れるであろうことが予想される。その1つが、ノードを含むネットワーク全体が、そのまま接続ポイントを変えるネットワークモビリティ(NEMO:Network Mobility)である。個々のホスト用のモビリティサポートの概念を、ノードを含むネットワーク用のモビリティサポートに拡張した場合、移動を行うネットワークに係る解決策は、モバイルネットワークがインターネットに対してどの接続ポイントで接続している場合でも、プライマリグローバルアドレスでモバイルネットワーク内のノードに到達可能とするメカニズムの提供を目的としている。
IETF(Internet Engineering Task Force)では、現在、下記の非特許文献1に記載されているようなネットワークモビリティに対する解決策が進展している。ネットワークモビリティ(NEMO)サポートでは、各モバイルネットワークは、永続的なホームドメインを持っている。モバイルネットワークが自身のホームネットワークに接続している場合、モバイルネットワークのモバイルルータ(MR:Mobile Router)には、ホームアドレス(HoA:Home Address)として知られるプライマリグローバルアドレスが割り当てられ、モバイルネットワークには、モバイルネットワークプレフィックスが割り当てられる。一方、モバイルネットワークがホームネットワークから離れている場合、すなわち、他のフォーリンネットワークに接続している場合には、通常、モバイルルータには、気付アドレス(CoA:Care-of Address)として知られる一時的なグローバルアドレスが割り当てられる。モビリティサポートの考えは、モバイルルータが他のフォーリンネットワークに接続している場合でも、モバイルネットワークプレフィックスから構成されるアドレスで、そのモバイルネットワーク内のノードまで到達可能となるようにするものである。
このような考えは、ホームエージェント(HA:Home Agent)として知られるエンティティをホームネットワークに導入することによって実践されている。モバイルルータは、バインディングアップデート(BU:Binding Update)として知られるメッセージを使用して、ホームエージェントへの気付アドレスの登録を行う。これにより、ホームエージェントは、モバイルルータのホームアドレス及びモバイルネットワークのプレフィックスと、気付アドレスとの間のバインディングを生成することが可能となる。ホームエージェントは、モバイルネットワークのプレフィックスあてのメッセージを受信(intercept)し、パケットのカプセル化(あるパケットを新たなパケットのペイロードとすることであり、パケットトンネリングとしても知られている)を用いて、そのパケットをモバイルルータの気付アドレスに転送する機能を担っている。
IPv6トンネリングでは、内部のIPv6パケット(インナパケット)を、外部のIPv6パケット(アウタパケット)のペイロードとするカプセル化が行われる。このIPv6トンネリングは、主に下記の非特許文献2に定義されている。なお、インナパケットは、ペイロードパケットと呼ばれることもあり、アウタパケットは、トンネルパケットと呼ばれることもある。また、モバイルルータとそのホームエージェントとの間で双方向トンネルを用いるという考えは、例えば下記の特許文献1にも記載されている。
双方向トンネリングを用いることによって、ネットワークモビリティサポートは可能となった場合でも、ルーティングループが発生する危険性がある。図1には、ルーティングループ(ネスティングループ)が発生し得るシナリオが図示されている。図1において、モバイルルータ(MR110、MR112、MR114)はインターネット100を移動しており、これらの各モバイルルータによって、トンネリングループが形成される可能性がある。
ここで、MR110は、接続120に示されるようにMR112に接続されており、MR112は、接続122に示されるようにMR114に接続されており、MR114は、接続124に示されるようにMR110に接続されている。モバイルルータの1つ(例えば、MR110)が、自身のHA140にトンネルを行っている場合には、MR110は、HA140へのトンネル用にパケットをカプセル化して、MR110のアクセスルータであるMR112にパケットを渡す。
MR112も、自身のホームエージェントに渡すために、パケットを更にカプセル化する。そして、パケットはMR114に渡され、ここでも、パケットのカプセル化が行われる。これは永久に続き、各モバイルルータは、パケットに対して、カプセル化のレイヤを1つずつ付加し続ける。この現象は一般的にルーティングループとして知られている。また、このように、複数のモバイルルータのネスティング(入れ子状態)に関連するシナリオにおいては、ネスティングループ(nesting loop)としても知られている。
ルーティングループは、ネットワークリソースを瞬間的に消費してしまうので、極めて望ましくないものである。カプセル化されたパケットには、それぞれ新たなホップリミットフィールド(hop limit field:中継限界数フィールド)が設定されるので、パケットは、モバイルネットワークのルーティングループ上で無限に発送され続けることになる。その結果、ルーティングループを防ぐためにホップリミットを使用する既存のメカニズムは、有効ではなくなる。
さらに、各カプセル化によって、パケットには余分なパケットヘッダが付加され、パケットのサイズが大きくなる。パケットサイズが非常に大きくなることで、パケット分割(fragmentation)が行われる可能性もある。その結果、別のパケット(分割されたパケット)がトンネリングループに導入されてしまうことになる。
一方、ルーティングループに関する問題を解決しようとする従来技術は様々存在している。例えば、下記の特許文献2には、IPヘッダに含まれているホップ数ごとに、パケットの個数を所定の期間カウントするカウンタを設けることによって、ルーティングループが起こっているか否かの推定を試みる、一般的なルーティングループの検出方法が開示されている。
また、ルーティングループそのものを防ごうとしている別の従来の技術も存在する。例えば、下記の特許文献3には、ルーティングループを防ごうとしているモバイルアドホックルーティング方法が記載されている。また、下記の特許文献4には、レイヤ2のトンネリングプロトコル(L2TP:Layer 2 Tunneling Protocol)や仮想プライベートネットワーク(VPN:Virtual Private Network)に関して、ルーティングループを防ぐために、スパニングツリーアルゴリズム(全域木アルゴリズム)を使用するルーティング方法が開示されている。また、下記の特許文献5では、モバイルルータがモバイルネットワークのスパニングツリートポロジを計算するために、モバイルルータがブロードキャストするルータアドバタイズメントメッセージに特別なオプションを埋め込み、これによってループの回避が行われる技術が記載されている。
また、ネットワークモビリティサポートに関して、下記の非特許文献3には、各モバイルルータが自身のホームエージェントに対して、バインディングアップデートメッセージによって、自身のアクセスルータ(これはモバイルルータの可能性もある)のアドレスを通知するという拡張技術が記載されている。このアクセスルータのアドレスは、アクセスルータオプション(ARO:Access Router Option)と呼ばれる特別なオプションとして、バインディングアップデートメッセージ内に挿入される。続いて、自身の親モバイルルータも同一のホームエージェントにバインディングアップデートを送信する。これは、経路の最適化を行えるようにするという考え方に基づいている。この経路最適化では、ホームエージェントは、ネスト状態のモバイルルータに到達するために通過する一連のアドレスを構築することが可能となる。
"NEMO Basic Support Protocol"、RFC3963、2005年1月 "Generic Packet Tunneling in IPv6 Specification"、RFC2473、1998年12月 "Securing Nested Tunnels Optimization with Access Router Option"、Internet Draft: draft-ng-nemo-access-router-option-01.txt、2004年7月 米国特許6636498号公報 米国特許公開公報2005/0063311 米国特許公開公報2004/0146007 米国特許6765881号公報 米国特許公開公報2004/0032852
しかしながら、特許文献1に開示されている方法は、1秒あたりに何千個ものパケットの処理を行うルータには適していない。さらに、この方法は、実際のループ検出アルゴリズムというよりも、ルーティングループの兆候を推定する発見的方法である。
また、特許文献2、3に開示されているような方法に関しては、特に、ループ発生の確率がかなり小さい場合に、ループをわざわざ防ぐために費やされる計算コストが割に合わないという問題がある。したがって、トンネリングプロトコルに関しては、完全かつ複雑なループ回避メカニズムは適していない。
さらに、従来の技術で開示されているすべてのループ検出方法では、ループ上のノードによってループの検出や回避が行われる。モバイルネットワークに関しては、このようなノードはモバイルルータに相当するが、通常、モバイルルータは計算能力や電力、メモリのリソースなどに制限がある。これらのノードにループ検出アルゴリズムやループ回避アルゴリズムが実装された場合には、モバイルルータの負荷が増大するとともに、モバイルルータの動作時間が減少してしまうことになる。
上記の課題に鑑み、本発明は、パケットのルーティングループ(特に、モバイルルータによって形成されるネスティングループ)を検出できるようにするためのルーティングループ検出制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のルーティングループ検出制御装置は、複数のモバイルルータのそれぞれのアドレス、及び前記複数のモバイルルータのそれぞれが接続している上位モバイルルータのアドレスを取得するアドレス情報取得手段と、
前記アドレス情報取得手段で取得した情報に基づいて、前記複数のモバイルルータ間におけるルーティングループを検出するループ検出手段とを、
有する。
上記の構成により、パケットのルーティングループ(特に、モバイルルータによって形成されるネスティングループ)を検出できるようになる。
さらに、本発明のルーティングループ検出制御装置は、上記の構成に加えて、
前記ループ検出手段が、
所定のモバイルルータが接続している上位モバイルルータのアドレスをパラメータに設定するパラメータ設定手段と、
前記パラメータ設定手段で設定された前記パラメータの値と、前記所定のモバイルルータのアドレスとが一致するか否かを検証するアドレス比較手段と、
前記アドレス比較手段の検証において前記パラメータの値と前記所定のモバイルルータのアドレスとが一致しない場合には、前記パラメータに設定されている前記上位モバイルルータが接続している上位モバイルルータのアドレスを前記パラメータに再設定するとともに、前記アドレス比較手段における処理を再度行うように指示する一方、前記アドレス比較手段の検証において前記パラメータの値と前記所定のモバイルルータのアドレスとが一致した場合には、前記ルーティングループが検出されたと判断するルーティングループ検出制御手段とを、
有する。
上記の構成により、所定のモバイルルータのアクセスルータとして機能している上位モバイルルータを段階的にたどり、再び、上位モバイルルータとして所定のモバイルルータが現れた場合に、ルーティングループが発生していると判断することが可能となる。
さらに、本発明のルーティングループ検出制御装置は、上記の構成に加えて、前記ルーティングループ検出制御装置が前記複数のモバイルルータのうちの少なくとも1つのモバイルルータのホームエージェントに配置されており、
前記上位モバイルルータのアドレスを含むアクセスルータオプションが付加されたバインディングアップデートメッセージを前記複数のモバイルルータのそれぞれから受信するバインディングアップデートメッセージ受信手段と、
前記バインディングアップデートメッセージ受信手段で受信した前記複数のモバイルルータのそれぞれのアドレス、及び前記複数のモバイルルータのそれぞれが接続している前記上位モバイルルータのアドレスを含むバインディング情報を格納するバインディングキャッシュ格納手段とを、
有する。
上記の構成により、ホームエージェントがパケットのルーティングループを検出できるようになる。
さらに、本発明のルーティングループ検出制御装置は、上記の構成に加えて、前記ループ検出手段で検出された前記ルーティングループを解消するために、前記ループ検出手段で検出された前記ルーティングループを形成する前記モバイルルータの一部又はすべての前記バインディング情報を削除するバインディング情報削除手段を有する。
上記の構成により、ホームエージェントが、バインディング情報を削除することによってルーティングループを切断することが可能となる。
さらに、本発明のルーティングループ検出制御装置は、上記の構成に加えて、前記ループ検出手段で検出された前記ルーティングループを形成する前記モバイルルータに対して、前記ルーティングループを形成するすべての前記モバイルルータの前記バインディング情報のリストを通知するバインディング情報通知手段を有する。
上記の構成により、ホームエージェントが、モバイルルータに対して、ルーティングループの発生及びルーティングループの発生の原因となるバインディング情報の通知を行うことで、モバイルルータがルーティングループの解消を行うことが可能となる。
さらに、本発明のルーティングループ検出制御装置は、上記の構成に加えて、前記バインディング情報を追加又は更新する際に、前記バインディング情報に通常よりも短いライフタイムを設定して受け入れるとともにバインディングアクノレッジメッセージを返信した後に、前記ループ検出手段が、前記受け入れたバインディング情報に関して前記ルーティングループが発生しているか否かを検証するように制御するループ検出制御手段と、
前記ループ検出手段で前記ルーティングループが検出された場合には、前記短いライフタイムが設定されたバインディング情報に関して次にバインディングアップデートメッセージを受信した際に、前記バインディング情報を拒否する一方、前記ループ検出手段で前記ルーティングループが検出されなかった場合には、前記短いライフタイムが設定されたバインディング情報に関して次にバインディングアップデートメッセージを受信した際に、前記バインディング情報に対して通常のライフタイムを設定して受け入れるようにループ解消制御手段とを、
有する。
上記の構成により、ルーティングループの検出処理により発生し得る遅延を抑制することが可能となる。
本発明は、上記の構成を有しており、ホームエージェントがパケットのルーティングループ(特に、モバイルルータによって形成されるネスティングループ)を検出できるようになるという効果を有している。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下では、ホームエージェントが、モバイルルータにネスティングループが存在する旨を検出するための方法に関して説明を行う。
図2には、本発明の実施の形態におけるホームエージェントの好適な機能アーキテクチャの一例が図示されている。図2に示すホームエージェントは、1つ又は複数のネットワークインタフェース210と、ルーティング部220とを有している。なお、図2では、ネットワークインタフェース210は、1つのみ図示されている。
各ネットワークインタフェース210は、ホームエージェントが、リンクアクセス技術を使用して経路285を通じた他のノードとの通信を行うために必要な、すべてのネットワークハードウェア、ソフトウェア、プロトコルを表す機能ブロックである。例えば、ISO(International Standards Organization:国際標準化機構)のOSI(Open System Interconnect)の7レイヤモデルにおいて、ネットワークインタフェース210は、物理層及びデータリンク層を包含している。
ネットワークインタフェース210がパケットを受信した場合には、更なる処理のために、データ経路295を通じてルーティング部220にパケットを渡す。同様に、ルーティング部220は、パケットの送信を行う際には、データ経路295を通じた送信を行うために、対応するネットワークインタフェース210にパケットを渡す。
また、ルーティング部220は、インターネットワーキングレイヤにおけるルーティングに関するすべての処理を行う。OSIモデルの下では、ルーティング部220は、ネットワーク層のすべての機能を包含している。ルーティング部220は、基本的に、IPv6やモバイルIPv6/NEMOのホームエージェント機能を実行する。
ルーティング部220には、ルーティングテーブル230、バインディングキャッシュ240、ループ検出モジュール250が存在している。
ルーティングテーブル230には、ルーティング部220が経路を決定するための情報が含まれている。なお、ルーティングテーブル230は、エントリのリストとして構成されており、各エントリには、あて先フィールド及び次ホップフィールドが含まれていることが望ましい。あて先フィールドには、完全なあて先アドレス、又はあて先アドレスのプレフィックスが格納されており、次ホップフィールドには、あて先フィールドに格納されている値と一致するあて先アドレスを有するパケットの転送場所が記載されている。
また、ルーティング部220は、必要に応じて、双方向トンネルの確立、維持、破棄を行う機能も有している。例えば、NEMOベーシックサポートの下では、モバイルルータは、自身のホームエージェントとの間に双方向トンネルを確立する。
なお、当業者であれば、ルーティング部220は、トンネルインタフェースとして知られる仮想ネットワークインタフェースを作成することが望ましいことが分かる。このトンネルインタフェースは、ルーティング部220にとっては、他のネットワークインタフェース210と等価に見える。さらに、ルーティングテーブル230において、このトンネルインタフェースが、選択可能な次ホップのインタフェースとして参照できるようにしてもよい。
また、バインディングキャッシュ240は、モバイルノード(すなわち、MIPv6モバイルホスト又はNEMOモバイルルータ)に関して、ホームアドレスと気付アドレスとのバインディングを格納するために使用される。
図3には、バインディングキャッシュ240の概念的なデータ構造の一例が図示されている。バインディングキャッシュ240は、基本的にエントリのリストであり、各バインディングキャッシュエントリには、特定のバインディングに関する情報が含まれている。各バインディングキャッシュエントリには、例えば、ホームアドレス(HoA)フィールド310、気付アドレス(CoA)フィールド320、アクセスルータオプション(ARO)フィールド330、フラグフィールド340が含まれている。
HoAフィールド310は、モバイルノードのホームアドレスを格納するために用いられる。また、CoAフィールド320は、モバイルノードの気付アドレスを格納するために用いられる。また、AROフィールド330は、モバイルノードのアクセスルータのアドレスを格納するために用いられる。また、フラグフィールド340は、バインディングに関する関連情報を格納するために用いられる。
例えば、フラグフィールド340の一部を用いて、バインディングアップデートメッセージで受信したフラグ情報を格納することが可能である。本発明では、フラグフィールド340の一部に、特定のバインディングキャッシュエントリに関してループが検出されたか否かに係る情報が格納されることが望ましい。
なお、当業者には、図3ではバインディングキャッシュエントリの他のフィールドが省略されていることは明白である。例えば、各バインディングキャッシュエントリには、バインディングが有効であるエントリのライフタイムが格納可能である。また、モバイルルータのバインディングに関しては、モバイルルータが所有しているモバイルネットワークプレフィックスがバインディングキャッシュエントリに含まれてもよい。さらに、単一のホームアドレスに対して複数の気付アドレスの登録をサポートするため、同一のホームアドレスに対して関連付けられている複数の異なるバインディングを特定するための識別子フィールドが、バインディングキャッシュエントリに含まれてもよい。
また、図2のループ検出モジュール250は、ネスティングループの存在を検出する機能を有している。なお、後述のように、ループ検出モジュール250は、バインディングキャッシュ240に格納されている情報を使用して、ホームエージェントに登録されているモバイルルータ間におけるルーティングループ(ネスティング状態にあるモバイルルータに係るネスティングループ)を検出する。上記のホームエージェントへの登録とは、ホームアドレスと1つ以上の気付アドレスとの有効なバインディングをホームエージェントに持たせることである。
なお、当業者であれば、実際には他の機能がいくつか必要かもしれないが、図2に図示されているホームエージェントの機能アーキテクチャには、ホームエージェントを実現するために最低限必要な機能ブロックしか含まれていないことは明白である。例えば、ホームエージェントは、信頼できるモバイルルータだけがホームエージェントに基本的(プライマリ)なバインディングを確立することができるようにするためのセキュリティモジュールを必要とする場合もある。
次に、図4A及び図4Bを参照しながら、本発明の好適な実施の形態に係る動作について説明する。
図4Aには、モバイルルータ(MR110、MR112、MR114)とホームエージェント(HA140)との間のバインディングアップデート処理に係るメッセージシーケンスが図示されている。また、図4Bには、このときの図1に示すホームエージェント(HA140)のバインディングキャッシュ240の内容の一例が図示されている。
ここで、図1のネットワーク構成を用いて、ホームエージェント(HA140)がモバイルルータ(MR114)のホームエージェントであると仮定する。また、MR110が接続120に示されるようにMR112に接続され、MR112が接続122に示されるようにMR114に接続され、MR114が接続124に示されるようにMR110に接続されて、その結果、ネスティングループが形成されるとする。なお、MR110は複数のネットワークインタフェースを有しており、接続120に示されるようにMR112に接続するインタフェース以外に、別のインタフェースが、接続126に示されるように固定アクセスルータ130に接続されている。
また、各MR110、112、114には、非特許文献3に記載されているように、上位ルータのアドレスを含むアクセスルータオプションが付加されたBUメッセージの送信を行う機能が実装されているとする。
図4Aに図示されているメッセージシーケンスでは、まず、MR114が自身のホームエージェント(HA140)に対してBUメッセージ400を送信する。
なお、当業者であれば、このときには、MR114が自身のホームエージェント(HA140)に対してバインディングアップデートを完了しておらず、MR114は他のモバイルネットワークノードからの接続を受け付けないので、まだ接続122が確立されていないことは明白である。また同様に、このとき、MR112が自身のホームエージェントに対してバインディングアップデートを完了しておらず、MR112は他のモバイルネットワークノードからの接続を受け付けないので、まだ接続120も確立されていない。したがって、このとき確立されている接続は、接続124、126のみである。
MR114がBUメッセージ400をHA140に送信すると、BUメッセージ400は、まずMR110に到達する。ここで、MR110は、HA140にバインディングを登録していないとする。このとき、MR110は、自身のホームエージェント(不図示)へのトンネル401にBUメッセージ400をカプセル化する。このBUメッセージ400は、MR110のホームエージェントでメッセージ402にデカプセル化されて転送される。
HA140は、メッセージ402を受信すると、処理404に示されるように、自身のバインディングキャッシュを更新する。
なお、非特許文献3によれば、BUメッセージには、MR114のホームアドレス(すなわち、MR114.HoA)とMR114の気付アドレス(すなわち、MR114.CoA124)とのバインディングと、MR110のホームアドレス(すなわち、MR110.HoA)に等しいARO値とが記載されている。したがって、この時点で、図4Bに図示されているエントリ481が、HA140のバインディングキャッシュ240に作成される。
HA140からMR114に送信されるバインディングアクノレッジ(BA:Binding Acknowledgement)メッセージ405は、逆の経路をたどって、まずMR110のホームエージェントに受信(intercept)される。そして、トンネル406を通じてMR110にトンネルされ、最終的にメッセージ407としてMR114に転送される。
また、BUメッセージ400を送信する際に、MR114は、MR110からパケットのあて先に対する直接転送を要求するための特別なルータ警告オプション(RAO:Router Alert Option)を含ませることも可能である。これにより、MR110は、自身がHA140に登録されているか否かをチェックすることになる。
ここでは、MR110は、HA140への登録を行っておらず、HA140に対してBUメッセージ410を送信する処理を行うとする。このBUメッセージ410の送信時には接続120はまだ確立されていないので、MR110はAR130との現在の接続126のみを登録する。したがって、BUメッセージ410には、自身のホームアドレス(MR110.HoA)と、接続126から構成された自身の気付アドレス(すなわち、MR110.CoA126)のみが含まれる。
HA140は、BUメッセージ410を受信すると、処理414に示されるように、自身のバインディングキャッシュを更新するとともに、BAメッセージ415を返信する。この時点で、図4Bに図示されているエントリ482が、HA140のバインディングキャッシュ240に作成される。
ここまでの処理によって、MR114は、自身のバインディングを完了したので、自身のモバイルネットワークリンク上における接続の受け付けを開始する。なお、このとき、MR114は、例えばRA(Router Advertisement)メッセージ420をブロードキャストすることが望ましい。このRAメッセージ420を受信したMR112は、MR114への接続を行い、図1に示す接続122の確立処理を行う。
MR112は、処理425に示されるように、自身のホームエージェント(不図示)への登録処理(バインディングアップデート処理)を開始する。そして、このバインディングが完了した後、MR112は、自身のモバイルネットワークリンク上における接続の受付を開始することが可能となる。なお、このとき、MR112は、例えばRAメッセージ430をブロードキャストすることが望ましい。このRAメッセージ430を受信したMR110は、MR112への接続を行い、図1に示す接続120の確立処理を行う。
次に、MR110は、以前にBUメッセージを送信したノード(自身のホームエージェント及びHA140を含む)に対してバインディングアップデートメッセージを送信する。新たなバインディングアップデートによって、接続120から構成されるMR110の新たな気付アドレス(すなわち、MR110.CoA120)がこれらのノードに通知される。
MR110からHA140に送信されるBUメッセージは、図4Aにメッセージ440として図示されている。このメッセージ440は、接続120を経由して送信されて、MR112に到達する。MR112は、HA140に対してまだBUメッセージを送信していないので、MR112自身のホームエージェント(不図示)へのトンネルにBUメッセージ440をカプセル化する。このトンネルパケット441はMR114を経由し、MR114で、さらに、HA140へのトンネルパケット442にカプセル化される。このトンネルパケット442を受信したMR110は、HA140へのバインディング登録を行っているので、このパケットをパケット443として、単にHA140に転送する。なお、2重にカプセル化されているので、MR110は、このパケットが自身から送信されたものであると把握することはできない。
HA140は、パケット443をデカプセル化して、MR112のホームエージェントにそのトンネルパケットのインナパケットを送信する。このとき、MR112のホームエージェントは、パケットをデカプセル化して、実際のBUメッセージ440をHA140に転送する。なお、このMR112のホームエージェントにいったん送信された後にHA140が再びBUメッセージを受信する処理は、図4Aでは処理445として簡略化して示されている。
そして、HA140は、処理450に示されているように、自身のバインディングキャッシュに、BUメッセージ440に記載されているバインディングを含むエントリを追加する。図4Bのバインディングキャッシュ240に図示されているように、このバインディングキャッシュエントリ483には、MR110.HoAのHoAフィールド、MR110.CoA120のCoAフィールド、MR112.HoAのAROフィールドが含まれることになる。
なお、HA140からMR110に送信されるBAメッセージ455は逆の経路をたどることになるが、図4Aでは、2重カプセル化に係る詳細な処理については省略し、代わりにBAメッセージの矢印を1つのみ表すことによって、図示を簡略化する。
また、BUメッセージ440を送信する際に、MR110は、MR112からパケットのあて先に対する直接転送を要求するための特別なルータ警告オプションを含ませることも可能である。これにより、MR112は、自身がHA140に登録されているか否かをチェックすることになる。
ここでは、MR112は、HA140への登録を行っておらず、HA140に対してBUメッセージ460を送信する処理を行うとする。このBUメッセージ460には、自身のホームアドレス(MR112.HoA)と自身の気付アドレス(MR112.CoA122)とのバインディングと、アクセスルータオプション値(MR114.HoA)とが含まれている。
BUメッセージ460はMR114に到達し、MR114においてトンネルパケット461にカプセル化される。そして、MR110において、パケット461はパケット462として直接HA140に転送される。
なお、このとき既にネスティングループ(接続120、接続122、接続124のループ)が確立されている。したがって、パケット462を転送する際に、MR110は、接続126ではなく接続120を選択する可能性もある。この場合には、パケットは再びMR112、MR114のループを通じて、MR110に戻ることになる。また、MR110が、自身の複数のインタフェース間でロードバランスを実施しており、パケットが接続120の代わりに接続126を通じて発送される確率があると仮定することもできる。図4Aには、パケット462が接続126を通じて発送され、HA140に到達する場合が簡略化されて図示されている。
なお、当業者であれば、パケット461が繰り返しネスティングループを経由した場合でも、MR110が、最終的に接続120ではなく接続126を選択し、BUメッセージが最終的にHA140に到達すると仮定できることは明白である。
BUメッセージ462を受信すると、HA140は、処理464に示されるように、自身のバインディングキャッシュにエントリを追加する。図4Bに図示されているように、このバインディングキャッシュエントリ484には、MR112.HoAのHoAフィールド、MR112.CoA122のCoAフィールド、MR114.HoAのAROフィールドが含まれることになる。
ループ検知アルゴリズムが存在しない場合には、HA140は、BAメッセージ465を送信してバインディングに対する確認処理を行う。このBAメッセージは、MR110、MR114を経由してMR112に到達する。なお、これは、図4Aにパケット465、466、467として図示されている。
一方、HA140でループ検知アルゴリズムが実行されている場合には、バインディングキャッシュエントリ484が作成される時点で、このアルゴリズムによって、ループの形成が検出されることになる。ループが検出された場合には、BAメッセージ465を、バインディングを拒絶するメッセージとしてもよい。
なお、上述のように、新たなBUメッセージを受信して、バインディングキャッシュエントリが作成される時点でネスティングループの検出が行われる以外に、例えば、非特許文献3に記載されているように、AROが記載されているエントリからルーティングヘッダを作成する場合や、経路最適化のためにエントリを再度参照する場合などに、ループ検出アルゴリズムが作動し、ネスティングループの検出処理が行われてもよい。
また、図5には、ネスティングループを検出するアルゴリズムが図示されている。なお、このアルゴリズムは、ループ検出モジュール250で実施されることが望ましい。また、このアルゴリズムは、新たなBUメッセージを受信した際に実行されてもよく、あるいはネスティングループの検出を行うためにバインディングキャッシュを定期的に監視するデーモンプロセスとして実行されてもよい。ここで示す例では、新たなBUメッセージを受信するたびにアルゴリズムが実行されると仮定する。なお、当業者であれば、図5に示すアルゴリズムを監視用デーモンとして実行する場合に、特別な変更は必要としないか、あるいは、最小限の変更のみでよいことは明白である。
図5において、新たなBUメッセージを受信した場合に、まずステップS510で、一時的な変数(図5ではtmpと表す)の初期化が行われ、BUメッセージに記載されているARO値が一時的な変数として格納される。なお、BUメッセージ内にAROが存在しない場合には、ループは検出されずにアルゴリズムは終了となる。
次に、ステップS520において、バインディングキャッシュ240の検索が行われる。この検索では、このときに一時的な変数として格納されている値に等しいHoAフィールド310を有するエントリの検索が行われる。
ステップS530において、上記のエントリが発見されなかった場合には、ステップS560に示されるように、ループは検出されずにアルゴリズムは終了となる。一方、ステップS530で上記のエントリが1つ以上発見された場合には、ステップS540において、発見された各エントリのチェックが行われ、新たなBUメッセージ内のホームアドレスに等しい値がAROフィールド330に含まれているか否かの確認が行われる。
AROフィールド330に新たなBUメッセージ内のホームアドレスに等しい値が含まれている場合には、ステップS570に示すように、ネスティングループが検出され、アルゴリズムは終了となる。一方、AROフィールド330に新たなBUメッセージ内のホームアドレスに等しい値が含まれていない場合には、発見された各エントリに関して複製処理を行うステップS550に進む。
ステップS550では、一時的な変数が更新され、バインディングキャッシュエントリのAROフィールド330の値が一時的な変数として格納される。そして、ステップS520に戻って、この新たな一時的な変数の値を使用した処理が繰り返し行われる。
ここで、図5に示すアルゴリズムがネスティングループを検出する方法を例示するため、図4Aに図示されているシナリオにこのアルゴリズムを適用する。なお、ここでは、HA140がBUメッセージ462を受信した時点における処理464が行われ、バインディングキャッシュ240は、図4Bに図示される内容を有している。
ステップS510では、BUメッセージ460のARO値(すなわち、MR114.HoA)によって一時的な変数が初期化される。そして、ステップS520において、バインディングキャッシュ240の検索が行われ、この時点で一時的な変数に格納されている値(MR114.HoA)に等しいHoAフィールド310を有するエントリの検索が行われる。これによって、エントリ481が検出される。
そして、ステップS540において、エントリ481のAROフィールド330がチェックされ、新たなBUメッセージ内のホームアドレスに等しい値がAROフィールド330に含まれているか否かの確認が行われる。AROフィールド330にはMR110.HoAが含まれており、新たなBUメッセージ内のホームアドレスの値とは異なるので、ステップS550において、一時的な変数は、MR110.HoAに置換される。
そして、アルゴリズムはステップS520に戻り、再びバインディングキャッシュ240の検索が行われ、この時点で一時的な変数に格納されている値(MR110.HoA)に等しいHoAフィールド310を有するエントリの検索が行われる。これによって、エントリ482及びとエントリ483が検出される。
ステップS540では、有効なAROフィールド330を持たないエントリ482に関しては、評価が行われない。しかしながら、エントリ483に関しては、AROフィールド330に、受信したBUメッセージのホームアドレス(すなわち、MR112.HoA)と同一の値が含まれていることが発見される。これによって、ループが確実に検出される。
ネスティングループの存在が検出されると、ホームエージェントは、様々な手段を用いて、この問題を調整することが可能である。例えば、1つの方法としては、単に管理者(人間)に通知して、管理者が問題の調整を行えるようにするものが挙げられる。ネスティングループが非常に複雑な方法で形成されているかもしれず、いかなるソフトウェアでも問題を調整することができないこともある。したがって、上述のように、管理者に通知を行うことは、人間が介入して問題の調整を行うことができるという利点がある。
また、ホームエージェントは、ネスティングループの存在を知らせるメッセージを、ネスティングループに該当するモバイルルータに送信することも可能である。なお、このメッセージには、ループ上に存在するモバイルルータのリストが含まれ、バインディングアクノレッジメントメッセージやバインディングエラーメッセージで運ばれることが好適である。モバイルルータは、このリストから自身の接続に係るバインディングを特定して、ループの原因となっている接続を切断することが可能となる。
また、ホームエージェントは、ネスティングループの影響を受けるモバイルルータのバインディングを取り除くとともに、適切な状態値をバインディングアクノレッジメントメッセージ又はバインディングエラーメッセージに記載して、バインディングのエラーがネスティングループの形成によるものであることを示すのが望ましい。これによって、モバイルルータに対して問題の発生を通知し、モバイルルータが、自ら問題を調整することが可能となる。
また、影響を受けるモバイルルータのバインディングを取り除くことによって、これらのモバイルルータが、このバインディングを使用したパケットの送信を行わなくなるという利点がある。その結果、ネットワークリソースを消費するネスティングループにおけるパケット伝送で発生し得る、望ましくない影響を制限することが可能となる。
なお、影響を受けるモバイルルータすべてのバインディングを単に取り除いてしまうことが極端な対処法となる場合もある。したがって、ネスティングループの発生の原因となっているモバイルルータを特定し、このモバイルルータのバインディングのみを取り除くようにしてもよい。
また、上述のループ回避方法以外にも、例えば、ループを形成する複数のモバイルルータのそれぞれのホームエージェント間で、ループを回避するためのネゴシエーションを行うことによって、ループが形成されないようにしてもよい。また、ホームエージェントが、検出されたループを回避する経路を特定して、この経路を明示的に設定することで、パケットがループ内で転送され続けないようにしてもよい。
また、上述の説明では、モバイルルータの上位に存在するモバイルルータ(例えば、MR114から見たMR110)が、下位のモバイルルータ(MR114)のホームエージェント(HA140)に対してBUメッセージ(図4AのBUメッセージ410)を送信することによって、HA140にバインディングの情報が集約されるが、各モバイルルータが、AROが付加されたBUメッセージを自身のHAに対してのみ送信し、各モバイルルータのHAが協同して、ループの検出を行うようにしてもよい。この場合には、HA間でバインディングの情報の交換などが行われることによって、図4Bに図示されているバインディングキャッシュ240と同等の情報が作成される。
ここでは、MR110は、HA140への登録を行っておらず、HA140に対してBUメッセージ410を送信する処理を行うとする。
また、図6には、ネスティングループを切断する(ループが形成されないようにする)ために、ホームエージェントが、取り除くべきバインディングキャッシュエントリを特定する際に使用可能なアルゴリズムの一例が図示されている。ここでは、ホームエージェントが、ネスティングループを切断するために1つ又はいくつかのバインディングのみを取り除く方法について説明する。
最初のステップS610において、まず、ネスティングループに関連するバインディングキャッシュエントリのリストを取得する。これは、様々な方法で実現可能である。例えば、図5に図示されているアルゴリズムを使用して、リストの抽出を行うことが可能である。なお、図5に示すアルゴリズムは、ループの存在を検出するために使用されるものであり、このアルゴリズムによってループの検出を行う間に、エントリのリストを格納してもよい。
ループ上のエントリのリストを取得した後、ステップS620において、バインディングキャッシュ240が検索され、リスト内の他のエントリと同一のHoAフィールド310を有するすべてのエントリの探索が行われる。なお、このようなエントリが発見されない場合には、ステップS650に進み、最も新しく挿入されたバインディングキャッシュエントリに“ループ(in-loop)”というマークが付与される。
一方、リスト内の他のエントリと同一のHoAエントリを有するエントリが存在する場合には、ステップS640に進む。このステップS640では、リスト内の該当エントリに“ループ(in-loop)”というマークが付与される。
この結果、“ループ”というマークが付与されたバインディングキャッシュエントリが除去されて、ループの切断が行われる。なお、当業者であれば、図6のアルゴリズムによって、実質的に、複数のバインディングを有しておりネスティングループに関連しているモバイルルータを特定しようとしていることは明白である。
このようなモバイルルータが発見された場合には、ループに関わっているこのモバイルルータのバインディングを除去することが、ループを切断する好適な方法である。なお、この方法でループを切断した場合でも、すべてのモバイルルータは、モバイルルータ間の接続のうちの少なくとも1つを利用し続けることが可能となる。
また、図4Bに関する例を参照した場合、当業者であれば、図6に例示されるアルゴリズムによって、バインディングキャッシュエントリ483に、“ループ”というマークが付与されることは明白である。このバインディングキャッシュエントリ483は、図1の接続120に対応するものである。また、当業者であれば、接続120が取り除かれた場合に、ネスティングループがなくなる一方、MR110、MR112、MR114はインターネット100への経路を維持していることは明白である。
また、図6のアルゴリズムで使用されるものと同様の原理を、モバイルルータに適用することも可能である。このとき、ホームエージェントは、モバイルルータに対して、ループに関連するバインディングのリストを送信することが望ましい。
各モバイルルータは、このリストを調べて、現在の自身の接続のうちのどれがループに関連しているかを特定することが可能である。複数の接続を有しており、少なくとも1つがループに関連していない場合には、モバイルルータは、ループに関連している接続を自発的に除去することが可能である。
なお、当業者であれば、本明細書で説明されるループ検知アルゴリズムやループ切断アルゴリズムが、特に、ホームエージェントが、大量(数千)のエントリを含む大きなバインディングキャッシュ240を保持している場合には、かなりの計算負荷を要するかもしれないと危惧するであろう。
したがって、ホームエージェントがアルゴリズムを完了した後でバインディングアクノレッジメントを送信する場合には、バインディングアクノレッジメントの返送に重大な遅延が生じる可能性がある。この理由から、ループ検出アルゴリズム及びループ切断アルゴリズムは、デーモンプロセスとして実行され、バックグラウンドでバインディングキャッシュの監視を行うことが望ましい。
また、ループが検出され、ループ切断アルゴリズムが、ループの切断のために取り除かれるべきバインディングキャッシュエントリを特定すると、これらのエントリに対して“ループ”のマークを付与することが可能となる。なお、“ループ”のマークとして、バインディングキャッシュエントリのフラグフィールド340内の1ビットを使用できるようにすることが望ましい。これにより、モバイルルータがバインディングの更新を行おうとした場合に、ホームエージェントは、そのエントリに“ループ”のビットがセットされているか否かをチェックして、セットされている場合にはBU更新メッセージを拒否することが可能となる。
また、ホームエージェントは、新たなBUメッセージを受信した場合にのみループ検出アルゴリズムを始動させ、既存のバインディングを更新するBUメッセージの場合にはアルゴリズムを実行しないようにしてもよい。
また、さらに、ホームエージェントは一時的にすべての新たなバインディングを受け付け、これらのバインディングに短いライフタイムを割り当てるようにしてもよい。これによって、ループ検出アルゴリズム/ループ切断アルゴリズムが、ループの存在をチェックするとともに、迅速にバインディングアクノレッジメントを送信することができるようになる。また、このとき、モバイルルータは、短い時間の後にバインディングの更新を迫られることになる。
ループが検出されなかった場合には、更新に係る次のBUメッセージに対して、通常のライフタイムで受け付けが行われる。一方、ループが検出された場合には、ホームエージェントは、更新に係るBUメッセージを拒否することが可能となる。なお、このとき、拒否の理由として、ループが検出された旨がモバイルルータに通知されるようにしてもよい。また、ホームエージェントは、モバイルルータが自らループの切断を行えるような関連情報を、BAメッセージに付加できるようにすることが望ましい。
また、別の実施例として、ホームネットワーク内に配置されるホームエージェントが複数存在してもよい。なお、当業者であれば、本発明が、各ホームエージェントがそれぞれループ検出アルゴリズムを実行する場合に限定されないことは明白である。また、ループ検出モジュール250が、独立した物理エンティティに実装されており、1つ又は複数のホームエージェントにおけるループ検出を実行できるようにしてもよい。
なお、上述の実施の形態では、パケット転送の際にパケットのカプセル化(パケットトンネリング)が行われる場合について説明を行ったが、カプセル化の代わりに、パケットにルーティングヘッダが付加されて転送が行われる場合もある。本発明は、このようなパケットの転送方法に関係なく、MR間で生じるルーティングループを検出することが可能である。
また、ここでは、本発明は、最も実用的かつ好適であると考えられる実施の形態で開示及び説明されているが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱しない程度において、設計事項やパラメータの詳細に関して様々な変更が加えられてもよいことが分かることは明白である。
例えば、本明細書では、非特許文献3に記載されているメカニズムに基づいて本発明の説明を行っており、特に、アクセスルータオプションの値には、アクセスルータのホームアドレスが記載される。しかしながら、当業者であれば、本明細書で説明されているループ検出アルゴリズムは、アクセルルータのホームアドレスの代わりに気付アドレスがアクセスルータオプションに格納された場合に対しても同様に適用可能であることが明白である。この場合、ループ検出アルゴリズムの比較処理において、AROフィールド330とホームアドレスとの比較が、AROフィールド330と気付アドレスとの比較に置き換えられる。
なお、上記の本発明の実施の形態の説明で用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又はすべてを含むように1チップ化されてもよい。なお、ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC(Integrated Circuit)、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。例えば、バイオ技術の適応などが可能性としてあり得る。
本発明は、パケットのルーティングループ(特に、モバイルルータによって形成されるネスティングループ)を検出できるようになるという効果を有しており、パケット交換型データ通信ネットワークに係る通信分野や、パケットのルーティングループ(特に、ネスティングループ)を検出するための技術分野に適用可能である。
従来の技術及び本発明の実施の形態において、ネスティングループの発生が予想される構成例を示す図 本発明の実施の形態におけるホームエージェントの構成例を示す図 本発明の実施の形態におけるホームエージェントのバインディングキャッシュの構成例を示す図 本発明の実施の形態における動作の一例を示すシーケンスチャート 図4Aに示すシーケンスチャートの動作によって作成されるホームエージェントのバインディングキャッシュの一例を示す図 本発明の実施の形態において、ホームエージェントで実行されるネスティングループ検出アルゴリズムの一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態において、ホームエージェントで実行されるネスティングループ切断アルゴリズムの一例を示すフローチャート
符号の説明
100 インターネット
102 モバイルネットワーク
110、112、114 MR(モバイルルータ)
130 AR(アクセスルータ)
140 HA(ホームエージェント)
210 ネットワークインタフェース
220 ルーティング部
230 ルーティングテーブル
240 バインディングキャッシュ
250 ループ検出モジュール

Claims (6)

  1. 複数のモバイルルータのそれぞれのアドレス、及び前記複数のモバイルルータのそれぞれが接続している上位モバイルルータのアドレスを取得するアドレス情報取得手段と、
    前記アドレス情報取得手段で取得した情報に基づいて、前記複数のモバイルルータ間におけるルーティングループを検出するループ検出手段とを、
    有するルーティングループ検出制御装置。
  2. 前記ループ検出手段が、
    所定のモバイルルータが接続している上位モバイルルータのアドレスをパラメータに設定するパラメータ設定手段と、
    前記パラメータ設定手段で設定された前記パラメータの値と、前記所定のモバイルルータのアドレスとが一致するか否かを検証するアドレス比較手段と、
    前記アドレス比較手段の検証において前記パラメータの値と前記所定のモバイルルータのアドレスとが一致しない場合には、前記パラメータに設定されている前記上位モバイルルータが接続している上位モバイルルータのアドレスを前記パラメータに再設定するとともに、前記アドレス比較手段における処理を再度行うように指示する一方、前記アドレス比較手段の検証において前記パラメータの値と前記所定のモバイルルータのアドレスとが一致した場合には、前記ルーティングループが検出されたと判断するルーティングループ検出制御手段とを、
    有する請求項1に記載のルーティングループ検出制御装置。
  3. 前記ルーティングループ検出制御装置が前記複数のモバイルルータのうちの少なくとも1つのモバイルルータのホームエージェントに配置されており、
    前記上位モバイルルータのアドレスを含むアクセスルータオプションが付加されたバインディングアップデートメッセージを前記複数のモバイルルータのそれぞれから受信するバインディングアップデートメッセージ受信手段と、
    前記バインディングアップデートメッセージ受信手段で受信した前記複数のモバイルルータのそれぞれのアドレス、及び前記複数のモバイルルータのそれぞれが接続している前記上位モバイルルータのアドレスを含むバインディング情報を格納するバインディングキャッシュ格納手段とを、
    有する請求項1又は2に記載のルーティングループ検出制御装置。
  4. 前記ループ検出手段で検出された前記ルーティングループを解消するために、前記ループ検出手段で検出された前記ルーティングループを形成する前記モバイルルータの一部又はすべての前記バインディング情報を削除するバインディング情報削除手段を有する請求項3に記載のルーティングループ検出制御装置。
  5. 前記ループ検出手段で検出された前記ルーティングループを形成する前記モバイルルータに対して、前記ルーティングループを形成するすべての前記モバイルルータの前記バインディング情報のリストを通知するバインディング情報通知手段を有する請求項3に記載のルーティングループ検出制御装置。
  6. 前記バインディング情報を追加又は更新する際に、前記バインディング情報に通常よりも短いライフタイムを設定して受け入れるとともにバインディングアクノレッジメッセージを返信した後に、前記ループ検出手段が、前記受け入れたバインディング情報に関して前記ルーティングループが発生しているか否かを検証するように制御するループ検出制御手段と、
    前記ループ検出手段で前記ルーティングループが検出された場合には、前記短いライフタイムが設定されたバインディング情報に関して次にバインディングアップデートメッセージを受信した際に、前記バインディング情報を拒否する一方、前記ループ検出手段で前記ルーティングループが検出されなかった場合には、前記短いライフタイムが設定されたバインディング情報に関して次にバインディングアップデートメッセージを受信した際に、前記バインディング情報に対して通常のライフタイムを設定して受け入れるようにループ解消制御手段とを、
    有する請求項3に記載のルーティングループ検出制御装置。
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