JP2009513476A - 二酸化チタンの製造方法 - Google Patents

二酸化チタンの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009513476A
JP2009513476A JP2008537910A JP2008537910A JP2009513476A JP 2009513476 A JP2009513476 A JP 2009513476A JP 2008537910 A JP2008537910 A JP 2008537910A JP 2008537910 A JP2008537910 A JP 2008537910A JP 2009513476 A JP2009513476 A JP 2009513476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
titanium
titanium tetrahalide
tetrahalide
additional
oxygen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008537910A
Other languages
English (en)
Inventor
サンカラ サブラマニアン ナラヤナン
ピー.バーナード リチャード
サムソン スー ヤン−シン
デビッド ミュージック チャールズ
オグンデ クンル
ネルソン ティルトン ジェームズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JP2009513476A publication Critical patent/JP2009513476A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01GCOMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
    • C01G23/00Compounds of titanium
    • C01G23/04Oxides; Hydroxides
    • C01G23/047Titanium dioxide
    • C01G23/07Producing by vapour phase processes, e.g. halide oxidation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01GCOMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
    • C01G23/00Compounds of titanium
    • C01G23/04Oxides; Hydroxides
    • C01G23/047Titanium dioxide
    • C01G23/07Producing by vapour phase processes, e.g. halide oxidation
    • C01G23/075Evacuation and cooling of the gaseous suspension containing the oxide; Desacidification and elimination of gases occluded in the separated oxide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09CTREATMENT OF INORGANIC MATERIALS, OTHER THAN FIBROUS FILLERS, TO ENHANCE THEIR PIGMENTING OR FILLING PROPERTIES ; PREPARATION OF CARBON BLACK  ; PREPARATION OF INORGANIC MATERIALS WHICH ARE NO SINGLE CHEMICAL COMPOUNDS AND WHICH ARE MAINLY USED AS PIGMENTS OR FILLERS
    • C09C1/00Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
    • C09C1/36Compounds of titanium
    • C09C1/3607Titanium dioxide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/60Particles characterised by their size
    • C01P2004/61Micrometer sized, i.e. from 1-100 micrometer

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

本開示は、a)酸素含有ガスと反応させるために、所定量の液体四ハロゲン化チタンを提供する工程と、b)液体四ハロゲン化チタンの第1部分を気化させ、反応ゾーン温度が少なくとも約650℃からの範囲である反応ゾーンの第1段階で、四ハロゲン化チタン蒸気と酸素含有ガスとを反応させて二酸化チタンと酸素含有ガスとを少なくとも含有する反応生成物を形成し、反応生成物を、より典型的には気相で、反応ゾーンの少なくとも1つの追加段階に送る工程と、c)液体四ハロゲン化チタンの少なくとも1つの追加部分を反応ゾーンの少なくとも1つの追加段階に装入して二酸化チタンを冷却し、かつ、酸素含有ガスと反応させて追加の二酸化チタンを形成する工程とを含む、二酸化チタンの製造方法に関する。本方法は、二酸化チタンへの高い転化率と改良された粒度および粒度分布を有する二酸化チタン粉末の形成とをもたらす。

Description

本開示は、二酸化チタンの改良された製造方法に、特に改良された粒度および分布を有する二酸化チタン粒子をもたらす気相酸化法に関する。
二酸化チタン顔料は、コーティング、ペイント、プラスチック、紙などをはじめとする、様々な用途を有する。光散乱はこれらの顔料の重要な特性の1つであり、それは粒度におよび粒度分布に非常に依存する。
顔料の二酸化チタン(TiO2)の製造で、四塩化チタン(TiCl4)などの四ハロゲン化チタンが約900℃〜1600℃の範囲の温度で反応器にて酸素含有ガスと気相で反応してTiO2固体微粒子の熱いガス状懸濁物を生み出す。この酸化反応は、反応体を予熱するためにかなりの量のエネルギーを必要とする高い活性化エネルギーを有する。加えて、この反応は発熱であり、反応器に極めて高い温度をもたらし、反応器での二酸化チタン粒子成長速度を高める原因になる。二酸化チタン固体微粒子の熱いガス状懸濁物は次に、約1〜60秒内に600℃未満に急冷されなければならず、反応器からの懸濁物の排出がそれに続く。この冷却は、流水で外部冷却される導管、例えば、送気管で、望ましくないTiO2粒径成長が防がれそして粒子凝集が最小限にされるように達成される。形成された二酸化チタンは次に、粒子が最終顔料製品を提供するための微粉化プロセスにかけられる前に湿式処理、濾過、および乾燥にかけることができる。
TiO2顔料の粒度は、カーボンブラック・アンダートーン(CBU)の観点から測定することができる。より小さいサイズの粒子を含有する顔料は、比較的高いCBUを有し、かかる顔料を含有する最終製品(例えば、ペイント、プラスチックなど)は、青味がかった色合いを有する傾向がある。より大きいサイズの粒子の顔料は比較的低いCBUを有し、かかる顔料を含有する最終製品はより黄色がかった色合いを有する傾向がある。顔料の粒子凝集は典型的にはその粒度分布(粗いテール)の観点から測定される。低い重量百分率(例えば、30%未満)の粒子が0.6ミクロンより大きい粒子径サイズを有する顔料は、低い粒子凝集を有する傾向があり、かかる顔料で製造された最終製品は高い光沢を有する傾向がある。高い重量百分率の粒子が0.6ミクロンより大きい粒子径サイズを有する顔料は、より大きい粒子凝集を有する傾向があり、かかる顔料で製造された最終製品はより少ない光沢を有する傾向がある。
改良されたサイズおよびサイズ分布を有する粒子をもたらす、改善されたエネルギー効率的な方法に対するニーズが存在する。
第1段階で二酸化チタンに変換されるガス状四塩化チタンのフラクションが限定され、そしてガス状四塩化チタンの残りのフラクションが第1段階の未反応酸素との反応のために次段階に導入される多段気相酸化反応器で二酸化チタン粒子の形成をコントロールする方法が提案されてきた。該方法は二酸化チタン粒度コントロールおよび粒度分布を容易にすると言われているが、気相で四塩化チタン・フィードを得てそして維持することと、液体フィードをガスへ変換するための別個の設備を用いることまたは1つのかかる設備を用いるが次にガス状フィードを分離することと、異なる段階に導入されるガス状四塩化チタンの割合をコントロールすることとに関連したプロセス非効率性は重大な欠点である。
米国特許第3,208,866号明細書 米国特許第5,201,949号明細書 米国特許第3,512,219号明細書 米国特許第2,721,626号明細書 米国特許第3,511,308号明細書 米国特許第4,462,979号明細書 米国特許第4,569,387号明細書 米国特許第4,937,064号明細書 米国特許第3,726,484号明細書 米国特許第6,145,765号明細書 米国特許第2,488,439号明細書 米国特許第2,488,440号明細書
第1態様では、本開示は、
a)酸素含有ガスと反応させるために、所定量の液体四ハロゲン化チタンを提供する工程と、
b)液体四ハロゲン化チタンの第1部分を気化させ、反応ゾーン温度が二酸化チタンと酸素含有ガスとを少なくとも含有する反応生成物を形成するのに十分である、好ましくは少なくとも約650℃からの範囲である反応ゾーンの第1段階で、四ハロゲン化チタン蒸気と酸素含有ガスとを反応させ、反応生成物を、より典型的には気相で、反応ゾーンの少なくとも1つの追加段階に送る工程と、
c)液体四ハロゲン化チタンの少なくとも1つの追加部分を直接、四ハロゲン化チタンの装入圧力において、四ハロゲン化チタンの沸点未満の温度で反応ゾーンの少なくとも1つの追加段階へ装入して二酸化チタンを冷却し、かつ、四ハロゲン化チタンを実質的に含まない生成物を形成するのに十分な条件下で酸素含有ガスと反応させて追加の二酸化チタンを形成する工程と
を含む、二酸化チタン(TiO2)、好ましくはTiO2顔料の製造方法を提供する。
第2態様では、本開示は、
a)酸素含有ガスと反応させるために、所定量の液体四ハロゲン化チタンを提供する工程と、
b)液体四ハロゲン化チタンの第1部分を気化させ、反応ゾーン温度が少なくとも約650℃からの範囲である反応ゾーンの第1段階で、四ハロゲン化チタン蒸気と酸素含有ガスとを反応させて二酸化チタンと酸素含有ガスとを少なくとも含有する反応生成物を形成し、反応生成物を反応ゾーンの少なくとも1つの追加段階に送る工程と、
c)液体四ハロゲン化チタンの少なくとも1つの追加部分を直接、四ハロゲン化チタンの装入圧力において、四ハロゲン化チタンの沸点未満の温度で反応ゾーンの少なくとも1つの追加段階へ装入して二酸化チタンを冷却し、かつ、四ハロゲン化チタンを実質的に含まない生成物を形成するのに十分な条件下で、酸素含有ガスと反応させて追加の二酸化チタンを形成する工程と
を含む方法によって製造される、約7〜約30のCBUを有する二酸化チタン粉末を提供する。
本開示の方法は、反応ゾーンの下流段階でガス状四ハロゲン化チタンを使用することと、特に気相で四ハロゲン化チタン・フィードを得てそして維持することおよび2つ以上のガス状四ハロゲン化チタン流れを別々にフィードすることのコストとに関連した問題を克服する。前述の問題は別として、ガス状四ハロゲン化チタンは製品中の未反応四ハロゲン化チタンを回避するであろう。未反応四ハロゲン化チタンの問題には、バグフィルターでの高い圧力損失、速度損失、およびブロワー損傷が含まれる。しかしながら、本開示は、反応ゾーンの追加段階で液体四ハロゲン化チタンを使用して粒度コントロールおよび粒度分布を、生成物中の相当量の未反応四ハロゲン化チタンを回避するやり方で達成する方法を提供する。液体四ハロゲン化チタンの気化熱を用いることの追加利点は、反応ゾーンの第1段階の反応生成物を直接冷却することである。
本方法は、二酸化チタンへの高い転化率と改良された粒度および粒度分布を有する二酸化チタン粉末の形成とを提供する。
核剤の存在下に、四ハロゲン化物、特に四ハロゲン化チタンの気相酸化によるTiO2顔料の製造は公知であり、それらの開示が参照により本明細書に援用される、ルイス(Lewis)らの米国特許公報(特許文献1)およびアレン(Allen)らの米国特許公報(特許文献2)に開示されている。本開示は具体的には前述の方法の改良に関する。
四ハロゲン化チタンの気相酸化によるTiO2顔料の製造では、四塩化チタン(TiCl4)、四臭化チタン、および/または四ヨウ化チタンなどの様々な四ハロゲン化チタンが使用されてもよいが、TiCl4を使用することが好ましい。先ず、四ハロゲン化チタンは蒸発させられ、約300〜約650℃の温度に予熱される。四ハロゲン化チタンは、天然ガスを燃やす間接加熱炉をはじめとする任意の好適な手段によって加熱することができる。気化した四ハロゲン化チタンは、反応容器の反応ゾーンの第1段階へ導入される。酸化反応で形成される総固形分を基準として、約0.5〜約10重量%、典型的には約0.5〜約5重量%、より典型的には約0.5〜約2重量%のAl23を提供するのに十分な量で存在する、AlCl3、AlBr3および/またはAlI3の群から選択された、ハロゲン化アルミニウムなどのルチル形成剤を、反応容器の反応ゾーンへのその導入前に、四ハロゲン化チタンと十分に混合することができる。典型的には、AlCl3が本開示の方法に使用される。しかしながら、他の共酸化剤およびルチル促進剤がこのポイントかまたは本プロセスでのさらなる下流で加えられてもよいこともまた理解される。ハロゲン化チタン蒸気は、Cl2などのハロゲン化物と混合し、そして金属アルミニウムを含有するベッドにフィードしてルチル形成剤を提供することができる。追加の反応熱は、ハロゲン化物とアルミニウムとの反応によって提供することができる。
酸素含有ガスは、少なくとも1200℃に予熱され、四ハロゲン化チタン・フィード流れ用の注入口とは別個の注入口を通して反応ゾーンの第1段階へ連続的に導入される。「反応ゾーン」とは、反応体の実質的な反応が起こる反応器の長さを意味する。気相での酸素と四ハロゲン化チタンとの反応は極めて速く、短期間の粒子成長がそれに続く。反応ゾーンへ導入される酸素含有ガスは核剤を含有してもよい。「核剤」とは、金属、酸化物、塩、またはナトリウム、カリウム、リチウム、ルビジウム、セシウム、カルシウム、バリウム、ストロンチウム、またはそれらの混合物の他の化合物などの、顔料の粒度を下げることができる任意の物質を意味する。塩、CsCl、KClおよびCsCOOHが本開示での使用に典型的である。典型的には、酸素含有ガスは、四ハロゲン化チタン蒸気と同時に反応ゾーンの第1段階へ導入される。
酸化反応を実施するための圧力は大気圧未満で行うことができるが、典型的には平方インチ当たり10ポンド・ゲージ(psig)より上で操作される。圧力上限は本プロセスの実際の上限、例えば、典型的には約200psigであってもよい。反応器の混合ゾーンでの反応体の滞留時間は、少なくとも1ミリ秒、典型的には少なくとも3ミリ秒であってもよい。最大滞留時間は約25ミリ秒であってもよい。典型的には、滞留時間は約1〜約25ミリ秒の範囲にある。「混合ゾーン」とは、反応体の実質的な混合が行われる反応器の長さを意味する。反応温度は少なくとも650℃、典型的には約700℃〜約1800℃の範囲に、より典型的には約900℃〜約1600℃の範囲にあってもよい。典型的には、反応は水蒸気の存在下に起こる。
反応生成物は、より典型的には気相で、液体の形態にある四ハロゲン化チタンの少なくとも1つの追加部分が反応ゾーンに加えられる反応ゾーンの少なくとも1つの追加段階に送られる。典型的には、液体四ハロゲン化チタンの約1〜約5つの追加部分が約1〜約5つの追加段階に加えられてもよく、より典型的には液体四ハロゲン化チタンの1つの追加部分が1つの追加段階に加えられてもよい。液体四ハロゲン化チタンは、当業者に公知の技法を用いて添加前に噴霧化されてもよい。典型的には、窒素、アルゴン、二酸化炭素、または塩素などの噴霧化流体が噴霧化を達成するために使用されてもよい。噴霧化はまた、噴霧ノズルによって達成することができる。好適な噴霧ノズルは、高温反応器をはじめとする、反応器中へ液体流れをスプレーする技術において周知である。これは、第1段階で形成された反応生成物の幾らかの冷却と、液体四ハロゲン化チタンを酸素含有ガスと反応させて追加の二酸化チタンを形成することとをもたらす。追加段階において液体形態で加えられる四ハロゲン化チタンは、本方法に使用される四ハロゲン化チタンの総量の約5〜約90%、より典型的には約20〜約70%、さらにより典型的には約20〜約50%の範囲であることができる。この追加段階に使用される液体四ハロゲン化チタンの量は、複数の注入ポイントが用いられる場合、約70%を超えることができる。理論的最大は、複数の場所、典型的には2つの場所で、そして典型的には2つの場所のそれぞれで45%を注入することによる場合、液体注入の90%ほどに高いことができる。
米国特許公報(特許文献3)に開示されているものなどの多段反応器は、それらが少なくとも1つの追加反応ゾーン、すなわち、反応ゾーンの第2のまたは次の段階での液体四ハロゲン化チタンの添加に対応するように修正されているという条件で用いられてもよい。
液体四ハロゲン化チタンの酸素との反応のための条件は、四ハロゲン化チタンを実質的に含まない生成物を形成するのに十分なものである。該条件は典型的には、反応器に加えられた四ハロゲン化チタンすべての99%より大きい二酸化チタンへの転化を提供することができる。二酸化チタン転化は、注入される液体四塩化チタンの量と噴霧化の程度とのバランスに依存し得る。非常に細かいスプレーとして反応器に装入される場合、より高い速度の液体四ハロゲン化チタンを加えることができる。より大きい小滴の四ハロゲン化チタンが装入される場合、より低い速度の液体四塩化チタンが生成物中の四塩化チタンの量を減らすために必要とされる。液体TiCl4の反応器への添加を確実にするために、四塩化チタンの沸点を次の等式によって計算することができる。
TiCl4の蒸気圧=10(6.694-(1287.91/(T+201.2)))
ここで、蒸気圧はmmHg単位で計算され、Tは摂氏での液体四塩化チタンの温度である。
従って、262mmHg(5psia)で動作する反応器について、上記等式を用いると、液体四塩化チタンの温度は100℃未満である。10,420mmHg(200psia)のより高い圧力運転について上記等式を用いると、四塩化チタン温度は、液相にとどまったままで280℃未満であることができる。沸点近くの温度を用いることは可能であるが、より低い温度の四ハロゲン化チタンが反応マスへの直接冷却のために好ましい。
四塩化チタンのための実際の注入ポイントは、ほんの一例として、反応器径および流量をはじめとするプロセス操作および反応器形状に依存して変わることができる。
液体四ハロゲン化チタンを導入するためのポイントでの反応マスは、約900℃〜1700℃、典型的には約1300℃〜1600℃の温度の範囲であることができる。
TiO2微粒子の熱いガス状懸濁物は次に、望ましくない粒子成長を防ぐために急冷されてもよい。本開示に従って、熱いガス状懸濁物の冷却は、当該技術で公知の方法によって行われてもよい。これらの方法は典型的には、熱いガス状懸濁物を、ガス状懸濁物と比較して比較的冷たい壁を有する冷却導管に送る工程を含む。導管の壁は典型的には、壁一面に外部に冷たい流体を送ることによって冷却されてもよい。例えば、導管は冷水に浸けられてもよい。水によって外部を典型的に冷却される様々な形態の導管または送気管が本開示の方法に用いられてもよい。例には、通常の丸パイプと米国特許公報(特許文献4)、米国特許公報(特許文献5)、米国特許公報(特許文献6)、米国特許公報(特許文献7)および米国特許公報(特許文献8)により詳細に記載されている導管(フィン付き送気管)とが挙げられるが、それらに限定されない。熱いTiO2粒子が内壁の比較的より冷たい表面と接触するときに、粒子は壁上に沈着し、冷えて付着層を形成する。これらの沈着物およびスケールは、反応マスの冷却速度を低下させ、それによって形成される顔料の品質に影響を及ぼすかもしれない。
顆粒のこすり洗い材料が、TiO2沈着物を除去しそして形成される顔料の品質を実質的に向上させるために、導管中へ導入されてもよい。
本開示では、こすり洗い材料の粒子は典型的には、約60メッシュ(0.0098インチまたは0.250mm)〜約0.5インチ(12.7mm)の範囲の直径(サイズ分布)を有することができる。典型的には粒子の少なくとも80%はサイズ10メッシュ(0.0787インチまたは2.00mm)以上のものであろう。より典型的にはこすり洗い材料粒子の少なくとも90%はサイズ10メッシュ以上のものであろう。こすり洗い材料のこすり洗い作用は、それらの粒度分布に依存する。粒度が余りにも小さい場合、これは、必要とされるこすり洗い作用を提供しないこすり洗い材料をもたらすであろう。粒度が余りにも大きい場合、これは、フィーディング問題と、必要とされるこすり洗いを提供するのに不十分な表面積との原因になるかもしれない。
使用されるこすり洗い材料の量は可変であり、特定のニーズに依存するであろう。典型的には、全TiO2懸濁固形分を基準として、約0.5〜約20重量%こすり洗い材料、典型的には約3〜10重量%の範囲の量のこすり洗い材料の添加が、蓄積した顔料沈着物の所望の除去を達成するのに十分であることが分かるであろうし、生成物流れからの除熱の比較的高い一様な速度を可能にするであろう。反応マスを、導管の終わりにサイクロン、フィルター、スクリューコンベヤーなどのような下流プロセス設備に適合する温度にするのに十分なこすり洗い材料が添加されなければならないことは当業者によって理解されるであろう。かかる温度は約100℃〜約600℃の範囲にあってもよい。
こすり洗い材料は、任意の好適な方法によって導管に添加されてもよい。例えば、こすり洗い材料は、ホッパー(またはビン)から固形分計量供給バルブを通って送気管へ重力によって間欠的にまたは連続的に添加されてもよい。処理中のTiO2懸濁物への連続フィーディングが典型的である。こすり洗い材料は、システムにおける任意の好都合なポイントで添加されてもよいが、最も好都合には生成物流れが反応器から排出するときに導管の前端で添加される。さらに、こすり洗い材料は、複数の添加ポイントで、特に、システムに用いられる曲がりの返しまたは他の形態でなどの、装置の形状のために比較的激しい沈着が起こるところに隣接したポイントで添加されてもよい。
本開示では、圧力、反応温度、核剤レベルおよびこすり洗い材料添加の速度などのプロセス変数は、広範囲の生産速度にわたってCBUまたは凝集度などの所望の顔料特性を達成するために調節することができる。
こすり洗い材料と一緒の二酸化チタン粒子は次に、当業者に公知の技法によって気相から分離される。具体的な実施形態では、サイクロンがこの分離を達成するために用いられてもよい。得られた二酸化チタン粒子とこすり洗い材料とは粉末形態にある。
二酸化チタン粒子は、必要ならば、こすり洗い材料から分離されてもよく、次に粒子は粒度低下にかけられ、それによって二酸化チタン粒子とこすり洗い材料とは典型的には約50nm〜約1000nm、より典型的には約100nm〜約250nmの粒度に下げられる。粒度低下は、流体エネルギーミルで達成されてもよい。幾つかの好適な流体エネルギーミルは米国特許公報(特許文献9)(シュール(Schurr))および米国特許公報(特許文献10)(カペレ(Capelle))に開示されている。幾つかの好適な流体エネルギーミルは、フルーイド・エネルギー・プロセッシング・アンド・イクイップメント・カンパニー、ペンシルバニア州ハットフィールド(Fluid Energy Processing & Equipment Company,Hatfield,PA)から、またはホソカワ・ミクロン・パウダー・システムズ、ニュージャージー州サミット(Hosokawa Micron Powder Systems,Summit,NJ)から、またはスターテバント社、マサチューセッツ州ハノーバー(Sturtevant,Inc.,Hanover,MA)から入手されてもよい。TMP(トリメチロールプロパン)、化学構造=C25C(CH2OH)3およびTEA(トリエタノールアミン)、化学構造=(HOCH2CH23Nなどの粉砕助剤が粉砕効率を向上させるために使用されてもよい。
典型的には、本方法によって製造された二酸化チタン粉末は、約7〜約30のCBUを有する。形成された粉末は、当業者に公知の任意のやり方で使用されてもよい。例えば、スラリーが、本開示の方法を用いて製造された二酸化チタン粉末を使用して調製されてもよい。表面処理がまた、そのように製造された粉末の特性を高めるために提供されてもよい。
本開示は以下の実施例によってさらに例示されるが、これらの実施例は本開示の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
(試験方法)
(カーボンブラック・アンダートーン)
TiO2顔料サンプルのカーボンブラック・アンダートーン(CBU)は、それらの開示が参照により本明細書によって援用される、米国特許公報(特許文献11)および米国特許公報(特許文献12)に記載されている方法に従って、該特許に用いられているように100よりもむしろ10のベンチマーク値を用いて測定した。CBUは、淡色オイルなどの好適な液体、TiO2顔料サンプル、およびカーボンブラックを一緒に粉砕することによって測定した。混合物をパネル上に広げ、灰色混合物の相対的な青色度を観察した。より小さいサイズの粒子を含有する顔料は、比較的高いCBUおよびより青いアンダートーンを有する。より大きいサイズの粒子の顔料は、比較的低いCBUを有し、より黄色がかったアンダートーンを有する。
(粗い分画)
実施例の生成物の粗い分画は、固定レベル超音波処理による水性懸濁物中への分散後にセディグラフ(Sedigraph)5100(マイクロメトリチックス・インスツルメント社、ジョージア州ノークロス(Micromeritics Instrument Corp,Norcross,GA)により製造された)によって測定した。
(実施例1)
液体四塩化チタンを、9700標準立方フィート毎時で天然ガスを燃やす間接加熱炉を用いて350℃に加熱することによって気化させ、次にCl2と混合し、そしてアルミニウム金属を含有するベッドに通した。四塩化チタン蒸気を、Cl2とアルミニウムとの反応から約415℃に加熱し、連続的に反応チャンバーに入れた。同時に、微量のKClを含有する1540℃に予熱した酸素を、連続的に別個の注入口を通して同じ反応チャンバーに入れた。生産速度は毎時12トンTiO2であった。TiO2のガス状懸濁物を次に送気管中で急冷し、通常の方法によって分離した。製造された顔料は分析され、9.9のカーボンブラック・アンダートーンおよび0.6ミクロンより大きい19.7%の粗い分画を有した。
ガス状四塩化チタンと酸素とが最初に接触するポイントからおおよそ7フィートの場所で、気化器からの液体四塩化チタン・フィーディングの一部を分流させ、反応器の第1段階からの反応マスに液体としてフィードした。液体四塩化チタン注入前の反応マス温度は約1500℃であった。液体四塩化チタンは130KG/分の流量、37℃の温度を有し、噴霧化のために加えられた60scfmの窒素と共に3/4インチ直径ノズルを通してフィードされた。間接加熱炉に送り込まれる天然ガスは7100標準立方フィート毎時に下がった。製造された顔料は分析され、12.4のカーボンブラック・アンダートーンおよび0.6ミクロンより大きい16.3%の粗い分画を有した。製造された二酸化チタンの量は、TiO2への四塩化チタンの完全な転化が達成されることを示唆した。
(実施例2)
実施例1を、以下を除いて繰り返した。液体四塩化チタンは80KG/分の流量、37℃の温度を有し、噴霧化のために加えられた50scfmの窒素と共に3/4インチ直径ノズルを通してフィードされた。間接加熱炉に送り込まれる天然ガスは6200標準立方フィート毎時に下がった。製造された顔料は分析され、14.4のカーボンブラック・アンダートーンおよび0.6ミクロンより大きい12.2%の粗い分画を有した。製造された二酸化チタンの量は、TiO2への四塩化チタンの完全な転化が達成されることを示唆した。
間接加熱炉に送り込まれる天然ガスは、より少ないエネルギーがTiO2を製造するために必要とされることを示す、実施例1では7100scfhに、そして実施例2では6200scfhに下がった。それはまた、より少ないTiCl4が気化させられることも実証した。
(比較例3)
実施例1を、以下を除いて繰り返した。総生産速度は毎時11.5トンTiO2であった。液体四塩化チタンは174KG/分の流量、34℃の温度を有し、噴霧化のために加えられた60scfmの窒素と共に3/4インチ直径ノズルを通してフィードされた。間接加熱炉に送り込まれる天然ガスは5100標準立方フィート毎時に下がった。製造された二酸化チタンの量は、この例のより高い流量で、TiO2へのTiCl4のたったの80%転化が達成されることを示唆した。

Claims (21)

  1. a)酸素含有ガスと反応させるために、所定量の液体四ハロゲン化チタンを提供する工程と、
    b)前記液体四ハロゲン化チタンの第1部分を気化させ、反応ゾーン温度が二酸化チタンと酸素含有ガスとを少なくとも含有する反応生成物を形成するのに十分である反応ゾーンの第1段階で、該四ハロゲン化チタン蒸気と酸素含有ガスとを反応させ、反応生成物を前記反応ゾーンの少なくとも1つの追加段階に送る工程と、
    c)前記液体四ハロゲン化チタンの少なくとも1つの追加部分を直接、前記四ハロゲン化チタンの装入圧力において前記四ハロゲン化チタンの沸点未満の温度で前記反応ゾーンの前記少なくとも1つの追加段階へ装入して前記二酸化チタンを冷却し、かつ、前記四ハロゲン化チタンを実質的に含まない生成物を形成するのに十分な条件下で、前記酸素含有ガスと反応させて追加の二酸化チタンを形成する工程と
    を含むことを特徴とする、二酸化チタンの製造方法。
  2. 前記二酸化チタンが顔料であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記液体四ハロゲン化チタンの約1〜約5の追加部分が前記追加段階に装入されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記液体四ハロゲン化チタンの1つの追加部分が前記追加段階に装入されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記液体四ハロゲン化チタンの少なくとも1つの追加部分が噴霧化されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記噴霧化が窒素、アルゴン、二酸化炭素、または塩素により達成されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記噴霧化が噴霧ノズルを用いて達成されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  8. 前記液体四ハロゲン化チタンの追加部分が、提供される四ハロゲン化チタンの総量の約5〜約90%の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記液体四ハロゲン化チタンの追加部分が、提供される四ハロゲン化チタンの総量の約20〜約70%であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記四ハロゲン化チタンが四塩化チタンであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記液体四ハロゲン化チタンの第1部分がルチル形成剤をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記ルチル形成剤がハロゲン化アルミニウムであることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記ハロゲン化アルミニウムが塩化アルミニウムであることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記酸素含有ガスが核剤をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. 前記核剤がKCl、CsClおよびCsCOOHから選択されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 酸化反応を実施するための大気圧未満の圧力をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  17. 酸化反応を実施するための約10psig〜約200psigの圧力をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  18. 前記反応ゾーン温度が少なくとも約650℃〜約1800℃の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  19. 工程b)からの反応生成物が気相であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  20. 前記液体四塩化チタンが次の等式:
    TiCl4の蒸気圧=10(6.694-(1287.91/(T+201.2)))
    (式中、蒸気圧はmmHg単位で計算され、そしてTは摂氏での液体四塩化チタンの温度である)
    によって決定される四塩化チタンの蒸気圧未満の温度で前記反応ゾーンの前記追加段階に装入されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  21. a)酸素含有ガスと反応させるために、所定量の液体四ハロゲン化チタンを提供する工程と、
    b)前記液体四ハロゲン化チタンの第1部分を気化させ、反応ゾーン温度が二酸化チタンと酸素含有ガスとを少なくとも含有する反応生成物を形成するのに十分である反応ゾーンの第1段階で、該四ハロゲン化チタン蒸気と酸素含有ガスとを反応させ、反応生成物を前記反応ゾーンの少なくとも1つの追加段階に送る工程と、
    c)前記液体四ハロゲン化チタンの少なくとも1つの追加部分を直接、前記四ハロゲン化チタンの装入圧力において前記四ハロゲン化チタンの沸点未満の温度で前記反応ゾーンの前記少なくとも1つの追加段階へ装入して前記に酸化チタンを冷却し、かつ、前記四ハロゲン化チタンを実質的に含まない生成物を形成するのに十分な条件下で、前記酸素含有ガスと反応させて追加の二酸化チタンを形成する工程と
    を含む方法によって製造される、約7〜約30のCBUを有することを特徴とする二酸化チタン粉末。
JP2008537910A 2005-10-27 2006-10-26 二酸化チタンの製造方法 Pending JP2009513476A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/260,058 US7476378B2 (en) 2005-10-27 2005-10-27 Process for producing titanium dioxide
PCT/US2006/041627 WO2007050682A2 (en) 2005-10-27 2006-10-26 Process for producing titanium dioxide

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009513476A true JP2009513476A (ja) 2009-04-02

Family

ID=37968521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008537910A Pending JP2009513476A (ja) 2005-10-27 2006-10-26 二酸化チタンの製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7476378B2 (ja)
EP (1) EP1945570B1 (ja)
JP (1) JP2009513476A (ja)
AU (1) AU2006306182B2 (ja)
CA (1) CA2624871A1 (ja)
WO (1) WO2007050682A2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007049296A1 (de) 2007-10-12 2009-04-16 Kronos International, Inc. Mehrstufiges Verfahren zur Herstellung von Titandioxid
DE102007049297A1 (de) * 2007-10-12 2009-04-23 Kronos International, Inc. Verfahren zur Herstellung von Titandioxid
CN101842320A (zh) * 2008-08-29 2010-09-22 昭和电工株式会社 制造氧化钛粒子的方法
DE102009009780A1 (de) * 2009-02-20 2010-08-26 Kronos International, Inc. Mehrstufiges Verfahren zur Herstellung von Titandioxid
CN102612493B (zh) 2009-11-10 2015-03-11 纳幕尔杜邦公司 在二氧化钛的制备中用于原位形成硅和铝的氯化物的方法
CN102612494B (zh) 2010-02-22 2015-05-20 纳幕尔杜邦公司 在二氧化钛的制备中原位形成硅、铝和钛的氯化物的方法
US9284643B2 (en) 2010-03-23 2016-03-15 Pneumaticoat Technologies Llc Semi-continuous vapor deposition process for the manufacture of coated particles
US20120216711A1 (en) 2010-09-21 2012-08-30 E.I. Du Pont De Nemours And Company Coating composition comprising tungsten treated titanium dioxide having improved photostability
WO2012039731A1 (en) 2010-09-21 2012-03-29 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for in-situ formation of chlorides in the preparation of titanium dioxide
CN102695754A (zh) 2010-09-21 2012-09-26 纳幕尔杜邦公司 包含钨处理过的具有改善的光稳定性的二氧化钛的聚合物组合物
AU2010361148A1 (en) 2010-09-21 2012-05-24 E. I. Du Pont De Nemours And Company Tungsten containing inorganic particles with improved photostability
AU2010361147A1 (en) 2010-09-21 2012-05-24 E. I. Du Pont De Nemours And Company Paper laminates comprising tungsten treated titanium dioxide having improved photostability
KR101211600B1 (ko) * 2010-11-19 2012-12-12 한국과학기술연구원 산화망간-티타니아 촉매의 제조장치 및 제조방법
CN103298744B (zh) * 2011-01-10 2015-07-29 纳幕尔杜邦公司 二氧化钛制备中控制粒度和添加剂覆盖率的方法
CN103298745B (zh) * 2011-01-10 2016-03-09 纳幕尔杜邦公司 二氧化钛制备中控制粒度和二氧化硅覆盖率的方法
CN102583531B (zh) * 2012-01-20 2014-03-05 锦州钛业有限公司 一种粒度可控二氧化钛的生产方法
CN107055605A (zh) * 2016-12-23 2017-08-18 云南冶金新立钛业有限公司 氯化法钛白粉生产工艺中高温滤袋器的下料系统
CN111279015B (zh) 2017-08-24 2022-05-24 福吉纳米有限公司 合成、功能化、表面处理和/或封装粉末的制造工艺及其应用

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2488439A (en) * 1946-03-09 1949-11-15 Du Pont Production of titanium oxide pigments
US2488440A (en) * 1946-11-30 1949-11-15 Du Pont Titanium dioxide pigment production
US2508271A (en) * 1947-06-11 1950-05-16 Du Pont Cooling gaseous suspensions of titanium dioxide in the preparation of titanium dioxide pigments from titanium tetrachloride
US2721626A (en) * 1951-12-15 1955-10-25 Du Pont Cooling and separating by condensation of hot gaseous suspensions
US3078148A (en) * 1961-05-26 1963-02-19 Cabot Corp Process for making titanium dioxide
US3208866A (en) * 1963-07-15 1965-09-28 Du Pont Tio2 manufacture
US3512219A (en) * 1965-10-19 1970-05-19 American Potash & Chem Corp Injection reactor for titanium dioxide production
US3511308A (en) * 1968-05-09 1970-05-12 Du Pont Process for cooling hot gaseous suspensions of fine solids
US3650695A (en) * 1969-08-28 1972-03-21 Ppg Industries Inc Method for treating titanium dioxide reactor discharge containing products of nitrogen fixation
BE755316A (fr) * 1969-08-28 1971-02-26 Ppg Industries Inc Procede pour produire du bioxyde de titane
US3726484A (en) * 1971-10-15 1973-04-10 Du Pont Stepped fluid energy mill
GB1553197A (en) * 1975-08-21 1979-09-26 British Petroleum Co Polymersiation catalyst
IN152047B (ja) 1978-12-04 1983-10-01 Du Pont
DE3205213C2 (de) * 1982-02-13 1985-08-22 Kronos Titan-Gmbh, 5090 Leverkusen Vorrichtung zum Kühlen heißer Gas-TiO↓2↓-Suspensionen aus der Titandioxidherstellung durch Dampfphasenoxidation von Titantetrachlorid
US4462979A (en) * 1982-02-25 1984-07-31 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for preparing soft TiO2 agglomerates
US4803056A (en) * 1983-07-22 1989-02-07 Kerr-Mcgee Chemical Corporation System for increasing the capacity of a titanium dioxide producing process
US5201949A (en) * 1986-04-18 1993-04-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company TiO2 manufacturing process
US4937064A (en) * 1987-11-09 1990-06-26 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process of using an improved flue in a titanium dioxide process
US5204083A (en) 1988-05-23 1993-04-20 Kerr-Mcgee Chemical Corporation Process for preparing titanium dioxide
GB9216933D0 (en) 1992-08-10 1992-09-23 Tioxide Group Services Ltd Oxidation of titanium tetrachloride
US5372639A (en) * 1993-09-03 1994-12-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company Use of a bimodal distribution of scrubs in a process for cooling a hot gaseous suspension
US5562764A (en) * 1994-06-28 1996-10-08 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for preparing improved TIO2 by silicon halide addition
US5508015A (en) * 1994-07-15 1996-04-16 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for controlling agglomeration in the manufacture of TiO2
CA2247240A1 (en) * 1996-03-08 1997-09-12 John Donald Connolly Jr. Improved fluid energy mill
US5840112A (en) * 1996-07-25 1998-11-24 Kerr Mcgee Chemical Corporation Method and apparatus for producing titanium dioxide
CN1199385A (zh) 1996-07-25 1998-11-18 科尔-麦克基化学有限责任公司 生产二氧化钛的方法和装置
US5728205A (en) * 1996-12-11 1998-03-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for the addition of boron in a TiO2 manufacturing process
US5840122A (en) * 1997-04-25 1998-11-24 Williams; Dennis C. Door knob cover
US6350427B1 (en) * 1999-07-27 2002-02-26 Kerr-Mcgee Chemical Llc Processes for reacting gaseous reactants containing solid particles
US6387347B1 (en) * 2000-02-14 2002-05-14 Millennium Inorganic Chemicals, Inc. Controlled vapor phase oxidation of titanium tetrachloride to manufacture titanium dioxide

Also Published As

Publication number Publication date
AU2006306182B2 (en) 2011-11-10
EP1945570B1 (en) 2013-12-18
WO2007050682A2 (en) 2007-05-03
WO2007050682A3 (en) 2008-01-24
EP1945570A2 (en) 2008-07-23
US20070172414A1 (en) 2007-07-26
AU2006306182A1 (en) 2007-05-03
EP1945570A4 (en) 2011-01-05
CA2624871A1 (en) 2007-05-03
US7476378B2 (en) 2009-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7476378B2 (en) Process for producing titanium dioxide
US6562314B2 (en) Methods of producing substantially anatase-free titanium dioxide with silicon halide addition
AU2002245197A1 (en) Methods of producing substantially anatase-free titanium dioxide with silicon halide addition
JP2005289798A (ja) 二酸化チタンナノパウダーの製造方法
JPH09511985A (ja) シリコンハライドの添加によって改善されたTiO▲下2▼の製造法
JPH0360775B2 (ja)
US5508015A (en) Process for controlling agglomeration in the manufacture of TiO2
NO162477B (no) Limingsmidler for celluloseholdige materialer, samt celluloseholdig materiale behandlet med limingsmidlene.
WO2001016027A1 (fr) Particules d'oxyde de titane et leur procede de production
JPS649245B2 (ja)
CN1418173A (zh) 生产二氧化钛的四氯化钛的控制汽相氧化
AU2007317984B2 (en) Process for producing titanium dioxide particles having reduced chlorides
AU2001241467A1 (en) Controlled vapor phase oxidation of titanium tetrachloride to manufacture titanium dioxide
WO2001023305A1 (fr) Oxyde de titane a particules fines et procede pour le produire
Powell et al. Coating of TiO2 particles by chemical vapor deposition of SiO2
JP2009513483A (ja) 二酸化チタン仕上げ方法
US5759511A (en) Granular scrubs for use in manufacturing titanium dioxide pigment
RU2160230C2 (ru) Способ получения диоксида титана
Gonzalez et al. Process for controlling agglomeration in the manufacture of TiO2
JP5013643B2 (ja) 酸化チタン微粒子およびその製造方法
Nel et al. The plasma manufacturing of titania pigment and nano-titania in a pilot plant
MXPA99005409A (en) A PROCESS FOR THE ADDITION OF BORON IN A TiO2
EP0783547A1 (en) Media milling pigment slurries to eliminate or reduce oversize particles