JP2009504324A - 経中隔装置、システムおよび装置成形方法 - Google Patents
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Abstract
卵円孔開存(PFO)を閉塞するよう構成された位置決め装置(222、422)によるPFOを配置する方法、装置およびシステムである。方法、装置およびシステムは、二次中隔(SS)の縁部に配置されうる位置決め装置の使用を含んでいる。位置決め装置はSSと一次中隔とを穿孔しうる穿孔部材(270)を含んでいる。
【選択図】図2C
【選択図】図2C
Description
本発明は、全体として、心臓内において使用される装置、システムおよび方法に関するものであり、より詳細には、例えば、PFOを閉塞する構成となる位置決め装置によるPFOを配置する装置、システムおよび方法に関する。
人間の心臓は四つの区画に分割されている。それは、右心房、右心室、左心房、左心室である。右心房および右心室は、中隔と呼ばれる筋肉壁によって、左心房および左心室から分離されている。心房中隔は心房間を隔てる壁であり、心室中隔は心室間を隔てる壁である。
胎児発育の初期には、二つの心房(すなわち左心房(LA)および右心房(RA))は単一の区画である。壁構造または膜構造が心房の上方から発達し、心房の基部に向かって上方から延びてくる。この膜は一次中隔(SP)である。SPが心房の基部を塞ぐと、上部付着部が溶けて消失し、血液が右心房から左心房へと流れる通路が(発生中の肺をバイパスして)できる。それとほぼ同時に、第二の膜が右心房の上方から発生して下方に延びる。この膜は二次中隔(SS)である。この膜は心房の壁部に沿ってSPと融合するが、心房の基部までは延びない。SSの下部は縁と名づけられている。二つの膜が、薄い組織(SP)と厚い組織(SS)によって規定されて右心房から左心房へと延びる通路を形成する。この通路は卵円孔と名づけられている。SPで卵円孔の左側を含む部分は、卵円窩と名づけられている。SSの縁は、より厚くてより筋肉質である点においてSPの卵円窩とは異なっている。
誕生時には血液が新生児の肺に流入する必要がある。このことを可能にする一つの事象は、左心房内の圧力が右心房よりも大きくなることである。この圧力の逆転によって卵円孔が有効に閉鎖され、血液が右方から左方に短絡することがなくなる。ほとんど人においては、短絡通路を形成するSP膜とSS膜が融合するため、この通路がなくなる。しかし少数の人においては、これらの膜が有効に融合せず、短絡通路が圧力によって閉鎖された状態のままである。しかしこの通路は生存可能、すなわち開存性である。この状態は、卵円孔開存(PFO)と名づけられている。異常な状況においては、右心房内の圧力が左心房内の圧力よりも大きくなることがあるため、血液がPFOを通過することができる。これは一般には重要でなかろうが、肺において通常は血栓溶解メカニズムによって除去される血栓の残骸が静脈(右心房)血に含まれている場合は別である。その場合には血栓(colt)が左心房へと移動できるため、心筋梗塞または脳卒中を通じて患者の健康に塞栓症のリスクをもたらす。
本発明の実施形態は、PFOを閉塞するための構成となる位置決め装置を用いたPFOの配置を行う方法、装置およびシステムを対象とする。本明細書においてされに詳細に述べられるように、送込カテーテルによる位置決め装置は、心房中隔の二次中隔(SS)上に配置、例えばSSの縁部上に配置されうる。位置決め装置をSS上に配置することは、位置決め装置を二つの膜、すなわちSSと一次中隔(SP)とが互いに平行に位置する心房中隔上の位置に配置することを助勢する。この位置は、本明細書で述べられるよう種々の実施形態の使用を可能とさせ、位置決め装置は閉塞のためにPFOを処理すると共に位置決め装置の種々の構成要素を右心房から左心房まで挿入する。例えば、種々の実施形態において、SS、またはSSおよびSPは、位置決め装置の細長い構造から左心房まで延びる穿孔部材によって穿孔されうる。
いくつかの実施形態においては、位置決め装置は、PFOの通路内でSPの薄い組織および/またはSSの厚い組織を締付けた後にこれらの組織に孔を開けるのに使用できる伸長部材を含みうる。従って、種々の実施形態においては、位置決め装置の部材(例えば伸長部材および/または細長い構造体および穿孔部材)を操作することにより、厚い組織および/または薄い組織は締付けられて穿孔されうる。
種々の実施形態において、位置決め装置は、位置決め装置の細長い本体が、右心房の中に残る間、PFOの通路内を延びうる伸長部材を含んでいる。伸長部材は、位置決め装置の細長い本体がPFOの通路に対して正しく向くようにする。この位置決め仕組みにより、位置決め装置の細長い構造体の内部に収容された穿孔部材が正しく揃う。
種々の実施形態において、位置決め装置は、装置、例えば治療用および診断用の装置、固体、流体、物質および同類のものを第一の心室から第二の心室まで(例えば、右心房から左心房まで)挿入する経中隔送出装置として使用されうる。本発明のこれら実施形態と他の実施形態は本明細書において述べられる。
本明細書の図面は、最初の数字または複数の数字が図面の番号と一致し、残りの数字が図面中の要素または構成要素を識別する付番規則に従っている。異なる図面の間で類似する要素または構成要素は、類似する番号の使用によって識別される。例えば、110は、図1において要素10を参照している場合、類似する要素は図2において210と参照されている。このように、この中の種々の実施形態において示される要素は、本開示による閉塞装置の付加的な実施形態の番号を提供するために、追加され、交換されおよび/または除去される。
図1において、開いた右心房102を有する心臓100の右側面図が示されている。心臓100は四つの区画に分割され、それを本明細書では、右心房102、右心室、左心房104、左心室と呼ぶ。心臓100は、さらに、これら四つの区画を分割する中隔106を含む。右心房102と左心房104とを分割する中隔106の一部分は、心房中隔108と呼ばれる。左心室と右心室とを分割する中隔106の一部分は、心室中隔と呼ばれる。
図1に示されるように、卵円窩110が、心房中隔108の下方部分でかつ下大静脈112の孔の上方かつ左側に位置している。卵円窩110の縁部114は、心房中隔108の右側(すなわち右心房102)の内部にある卵円窩110の目立つ前上縁である。これは、胎児の期間中において二次中隔の下縁に相当する。
通路116は、SS(厚い組織)の面とSP(薄い組織)の面によって形成され、右心房102と左心房104との間に延びている。本明細書において使用されるように、通路116はSSとSPとによって形成されPFOと区別なく使用される。厚い組織118は通路116の右縁を形成しており、心房中隔108の上部から成る。したがって、厚い組織118は縁部114の近傍に配置され、縁部114から離れるように上方でかつ右方に延びている。薄い組織120は通路116の左縁を形成し、心房中隔108の下部(すなわち厚い組織118よりも下方)をから成り、厚い組織118に概ね平行でかつ左心房104に向かって上方でかつ右方に延びている。
図2Aから図2Dは、本発明の教示による厚い組織と薄い組織との穿孔に使用される位置決め装置222に係る種々の実施形態を示している。図2Aは本発明の教示による位置決め装置222の図を提供する。図2Aに示されるように、位置決め装置は近位端226と遠位端228とを有する細長い本体224を含んでいる。細長い本体224は、遠位端228から近位端226に向かって延びる壁部230を含んでいる。図2Aに示される実施形態において、壁部230は平坦な面を含む。しかしながら、種々の実施形態において、壁部230は他の形式の面を含んでもよい。例えば、いくつかの実施形態においては、壁部230は非平面、例えば凸面または凹面を含む。
壁部230は近位端226に向かって突起部232まで延び、突起部232は壁部230から離れて延びている。一つの実施形態において、突起部232は、所定の距離にわたって、壁部230から垂直に延びている。突起部232は、外縁が半円形を形成する平坦な面を含んでいる。本明細書において述べられるように、位置決め装置222の突起部232によって、閉塞装置222を患者の心臓の二次中隔の縁部に配置することができる。
縁部の寸法と形状とは患者によって変化しうるので、壁部230と突起部232とを含む位置決め装置222は、二次中隔の縁部を含む患者の心臓の解剖学的構造に基づいて種々の寸法と形状とを含みうる。例えば、いくつかの実施形態において、突起部232は、限定されるものではないが、特に凸面形状、凹面形状、溝形状、不規則形状を含む種々の幾何学的な形状と寸法とを形成する面を有する。さらに、いくつかの実施形態において、突起部232は、細長い本体224の壁部230から垂直以外の種々の角度を成して延びる。
位置決め装置222は、位置決め装置222の内部をさまざまな長さで延びる複数の管腔を備えている。一つの実施形態においては、第一の管腔234は、突起部232に向かって延びうる。図2Aに示されるように、第一の管腔234は、突起部232に向かって延びていて、突起部232の面によって形成された突起部の開口部236と連通する。一つの実施形態において、第一の管腔234と突起部の開口部236とは第一の管腔234の内部において位置決めされた構成要素の動作を調節する。これについては本明細書において後述される。
図2Aにおいて示されるように、第一の管腔234は、卵型の断面形状を形成する面を含む。しかしながら、種々の実施形態において、第一の管腔234は他の断面形状、限定されるものではないが、円形および多角形の断面形状を含んでもよい。種々の実施形態において、第一の管腔234の断面形状は、管腔内において特定の形状の構成要素に適応するよう形成されている。
例えば、一つの実施形態において、構成要素は伸長部材238である。図2Aに示されるように、伸長部材238は、第一の管腔234の内部において細長い本体224の突起部232に向かって伸縮可能に位置決めされている。本明細書において使用されるように、伸縮可能に位置決めされた伸長部材238は、少なくとも一つのアーム240を有する伸長部材である。アームは第一の管腔234の内部であって、突起部の開口部236を通って移動して、アーム240は細長い本体224の突起部23から離れて延びる。種々の実施形態において、アーム240は、種々の方角にそして種々の平面上に突起部232から離れて延びる。これについては本明細書において図3Aを参照して後述する。
種々の実施形態において、伸長部材238は一本以上のアームと一つ以上の基部とを含んでいる。例えば、いくつかの実施形態においては、伸長部材238は二本のアームと二つの基部とを含んでいる。さらに、別の実施形態においては、伸長部材は単一のアームと単一の基部とを含んでいる。これについては、図3Aから図3Fを参照して本明細書において後述する。
図2Aおよび図2Cに図示される実施形態において、伸長部材238は基部242から分岐する二本のアームを含んでいる。二本のアーム240は、図2Cに示されるように、突起部の開口部236を通って移動するとき、長手方向と半径方向との両方において突起部232から離れて延びている。
一つの実施形態において、図2Cに図示されるように、アーム240は緩和された状態において所定の形状を有する。アーム240は第一の管腔234内において引き込まれたとき、アーム240は弾性的に曲がり、第一の管腔234の内部において圧力によって保持される。アーム240は第1の管腔234から延びたときに、アーム240はアームの所定の形状に戻る。後ほど本明細書において述べるように、アーム240は所定の形状に戻るにつれて、異なる方向に通路の組織を伸長する方法によって、PFOの通路を形成する組織成形上の膨張力を与えることを助勢する。
種々の実施形態において、伸長部材は複数の断面形状を含んでいる。伸長部材の断面形状の例は、限定されるものではないが、特に、円形、長円形および多角形の断面形状を含みうる。
伸長部材238を形成するのに適した材料の例として、限定されるものではないが、金属、金属合金および/または高分子材料が含まれる。そのような材料の特定の例として、超弾性、線形弾性および/または形状記憶性を有するニチノールが含まれる。他の例として、形状記憶高分子が含まれる。これらの材料は、所定の形状のアーム240を形成して設定することを可能とする。アーム240は、伸長部材238が第一の管腔234から延びるときに、圧縮されて第一の管腔234内において弾性的に曲がり、次いで、所定の形状に向って延びうる。
図3Aから図3Fに図示された実施形態は、種々の構成を有する伸長部材338の例を示している。図3Aから図3Fに図示された実施形態は、伸長部材を限定することを意味するのではなく、むしろ、本発明により意図された伸長部材の多くの形式のうちのいくつかを図示していることを意味している。
図3Aおよび図3Bに示されるように、伸長部材238は、単一のアーム340と単一の基部342とを含んでいる。いくつかの実施形態において、伸長部材は複数のアームと複数の基部とを含んでいてもよい。図3Cおよび図3Dに図示された実施形態において図示されるように、伸長部材338は二つのアーム340と二つの基部342とを含んでいる。これらの実施形態において、各アーム340はそれぞれ一つの基部342を含んでいる。
伸長部材338が突起部332から延びるとき、伸長部材の特定の構成に応じて定まる一つのアームまたは複数のアームは、単一の平面において離れて延びうる。例えば、図3Eに示された実施形態は、二つのアーム340と単一の基部342とを有する伸長部材338の側面を含んでいる。図3Eに示された伸長部材338は、同一の面内において、細長い本体324の突起部332から離れて延びている様子が示されている。複数のアーム340は同一の面内に突起部332から離れて延びており、そして側面が図3Eに図示されているので、一本のアーム340のみが図3Eに見えている。
他の実施形態において、伸長部材は複数の異なった面に突起部から離れて延びている。例えば、図3Fに示された実施形態は、二つのアーム340と単一の基部342を有する伸長部材338の側面を図示している。図3Fに示された伸長部材は、二つの異なった面において突起部332から離れて延びている様子が示されている。アーム340は二つの異なる面において突起部332から離れて延びている様子が示されており、そして側面が図3Fに図示されているので、伸長部材338の二本のアーム340が図3Fに見えている。
再度、図2Aを参照すると、位置決め装置222は、第二の管腔244を含んでいる。種々の実施形態において、第二の管腔244は、細長い本体224の遠位端228に向かって延びている。図2Aに図示された実施形態において、第二の管腔224は細長い本体224の遠位端228に向かって延びていて、流路246に連通するようになる。この実施形態において、第二の管腔244の長さは第一の管腔234に比較して短い。しかしながら、本明細書において後述するように、種々の実施形態において、第二の管腔244の長さは第一の管腔234に比較して概ね長くてもよい。
流路246は、細長い本体224の面によって形成され、第二の管腔244と第三の管腔248との間に長手方向に延びている。
第三の管腔248は、壁部230の面によって形成される壁部の開口部250から延びている。第三の管腔248は壁部の開口部250から、細長い本体234を通って延びている。本明細書において述べられるように、一つの実施形態において、第三の管腔248は細長い本体を通って延びていて、流路246に連通している。種々の実施形態において、第三の管腔248は、第二の管腔244と流路246とに対して垂直である。しかしながら、いくつかの実施形態においては、第三の管腔248は、第二の管腔244と流路246とに対して垂直以外の角度を成してもよい。そして、いくつかの実施形態において、第三の管腔は、回転点を形成する曲がった面を含んでもよい。このことは、本明細書において、さらに詳しく後述する。
本明細書で述べられる実施の形態において、第二の管腔244、流路246および第三の管腔248は連続した導管を形成し、この導管において位置決め装置222の構成要素は、位置決めされ、延長されおよび/または引込みさせられる。例えば、図2Aから図2Dに図示するように、そのような一つの構成要素は細長い構造体252を含みうる。細長い構造体252は、近位端254と遠位端256とを含んでいる。細長い構造体252は、さらに、細長い構造体252の近位端254と遠位端256との間に長手方向に延びる管腔258を含んでいる。種々の実施形態において、細長い構造体252は、細長い本体224の第二の管腔244の内部に、細長い本体224の遠位端228に向かって伸縮可能に位置決めされている。図2Aに示されるように、そのような実施形態においては、細長い構造体252は細長い構造体242は第二の管腔244、流路246および第三の管腔248を通過する。
種々の実施形態において、細長い構造体252は回転点260を含み、細長い構造体252の遠位端256は回転点260に沿って回転する。図2Aから図2Dに示されるように、回転点260は、細長い構造体252の外側の面に結合された二つの回動部を含んでいる。次いで、これら回動部は細長い本体224の遠位端228の近傍において、流路246を形成する面に回転可能に結合されうる。別の実施形態においては、回転点258は、第三の管腔248の面によって形成されうる。別の実施形態においては、第三の管腔248の面は、回転点260を提供するよう形成されており、細長い構造体252の遠位端256は回転点260に沿って回転できる。そのような実施形態において、細長い構造体252は回動部を必要としない。
細長い構造体252は可撓部264を含みうる。可撓部264は、細長い構造体252のうちで他の部分と比べてより可撓性のある、細長い構造体252の1つの領域として構成されうる。例えば、いくつかの実施形態においては、細長い構造体252の可撓部264は、この細長い構造体252の管腔248を塞ぐことなしに曲げることが可能な可撓性プラスチックおよび/または金属によって形成されている。可撓部264から細長い構造体252の近位端254に向かって延びる細長い構造体252の一部分は、曲げることが可能であるが可撓部264ほど容易には曲がらない半可撓性プラスチックおよび/または金属によって形成される。そして、可撓部264から細長い構造体252の遠位端246に向かって延びる細長い構造体252の一部分は、曲がらないように概ね堅固なプラスチックおよび/または金属により形成される。
本明細書に記載された実施形態において、細長い構造体252の回転に、この細長い構造体252の所定の曲がりが伴う。すなわち、回転は回転点260に沿って起こり、所定の曲がりは、細長い構造体252の可撓部262に沿って起こる。
次の説明は、細長い構造体252の回転と曲がりとの一例を提供する。図2Aおよび図2Bにおいて、細長い構造体252は、第一の状態266により図示されている。図2Cおよび図2Dにおいて、細長い構造体252は、第二の状態268により図示されている。図示を簡単にするために、図2Bおよび図2Dは位置決め装置222の細長い本体224から分離された細長い構造体252を図示している。
本明細書で述べられるように、第一の状態266において、細長い構造体252は、細長い本体224の第一の管腔234、流路246および第三の管腔248の内部において伸縮可能に位置決めされている。第二の状態268(例えば図2Cおよび図2D)において、細長い構造体252は、流路246から離れて延びている。その上、第二の状態268は、さらに、回転点260に沿った細長い構造体の回転と同様に、可撓部264における所定の曲がりを図示している。図2Cに示されるように、遠位端256の近傍に在る細長い構造体252の一部分は、細長い本体224に対して概ね90度回転させられる。本明細書において後述するように、細長い構造体を概ね90度回転することは、厚い組織(例えば、二次中隔)に対してほぼ垂直に穿孔部材を位置決めする。しかしながら、種々の実施形態において、細長い構造体252は90度より大きい角度により回転させてもよく、90度より小さい角度により回転させてもよい。
一つの実施形態において、第一の状態266から第二の状態268までの動作は、図2Bにおける矢印262により示された、細長い構造体252にかけられた圧縮力から生じる。本明細書で使用されるように、圧縮力は細長い構造体252を通ってかけられて細長い構造体252の回転点260に伝わる力である。圧縮力は、細長い構造体252の近位端254を押圧することにより細長い構造体252の近位端244から生じうる。
図2Bに示された第一の状態266から、図2Dに示された第二の状態268までの移行は、押圧力を配置用シャフトにより細長い構造体252の近位端254に向けてかけて行う。このことは本明細書において後述する。配置用シャフトにかけた押圧力は、回転点260の回動部に作用する。近位端254における押圧力が増加する結果として、圧縮力が増加するにつれ、最終的に細長い構造体の支柱強度を上回ることになり、細長い構造体252の可撓部264が細長い構造体252の残りの部分に対して曲がり始める。可撓部264が曲がり始めるにつれ、細長い構造体252は細長い本体224の流路246から離れて延び始める。細長い構造体252が離れて延びるにつれ、細長い構造体252の遠位端256が細長い構造体252の回転点260に沿って回転して、可撓部264の所定の曲がりが形成され始め、第二の状態268になる。
第二の状態268においては、細長い構造体の遠位端は、細長い本体224に対して概ね90度に位置決めされ、第二の状態268に一時的に固定される。細長い構造体を第二の状態268に固定することは複数の方法を含みうる。一つの実施形態において、例えば、押圧力をかけるのに使用される配置用シャフトは固定されて、細長い構造体から後退すること、および、次いで細長い構造体に作用する押圧力を開放することを防止する。
第二の状態268から第一の状態266に移行させるには、引張力を細長い構造体252の近位端254にかけて、細長い構造体252を第二の状態268から第一の状態266まで引っ張ればよい。例えば、いくつかの実施形態において、引張力は、配置用シャフトを用いて細長い構造体252の近位端254を引っ張った結果として生じうる。このことは本明細書においてさらに後述する。
図2Bに示されるように、種々の実施形態において、穿孔部材270は、細長い構造体252の管腔258の内部において摺動可能に位置決めされている。穿孔部材270は、近位端217と遠位端219とを有する細長い本体215を含んでいる。種々の実施形態において、近位端217は組織を突き刺すことが可能な構造、例えば、先が尖った、先が細いなどの構造を含みうる。種々の実施形態において、穿孔部材270は複数の材料、例えば、金属、合金、高分子、形状記憶合金および形状記憶高分子などにより形成される。
種々の実施形態において、穿孔部材は治療用装置275を含みうる。例えば、種々の実施形態において、穿孔部材の遠位端はSSとSPとを突き刺し、外傷をそれら組織へ誘導する。そのことにより、SSとSPとが接触して治癒し始めるとき、それら組織はPFOを有効に閉塞するよう互いに固定しうる。他の実施形態において、治療用装置、例えば縫合装置は穿孔部材270と結合され、穿孔部材はSSとSPとを穿孔するのに使用されて、穿孔部材はPFOを有効に閉塞するためにそれら組織を縫う。
種々の実施形態において、穿孔部材は診断用装置277を含みうる。そのような診断用装置は、圧力センサ、光学センサ、酸素センサなどを含みうる。一つの実施形態において、圧力センサ277は、穿孔部材270に結合され、左心室と対する左心房内の圧力の測定を援助するために左心房に進行し、逆もまた同様に、弁の問題、例えば、先天的欠陥、人工僧帽弁の診断を助勢する。そのような実施形態においては、穿孔部材270は僧帽弁を経由して左心室へ進行し、左心室における圧力を測定する。
図2Aおよび図3Bに示されるように、種々の形態において、穿孔部材270は細長い構造体252の遠位端256の近傍に位置決めされている。図2Cおよび図2Dに示すように、種々の実施形態において、穿孔部材270は、細長い構造体272の管腔258の内部を移動して、穿孔部材270の一部分は、壁部の開口部250を通って、壁部230から離れて移動する。図5Aから図5Eに関して以下において述べられるように、穿孔部材270は、SSの厚い組織とSPの薄い組織とを穿孔することに使用されることにより、穿孔部材270は右心房から左心房に接近するようになる。
図4Aから図4Cは、本発明に係る位置決め装置422を含んでいるシステム474の種々の実施形態を図示している。本明細書において記載され、図4Aおよび図4Bに示されるように、システム474は位置決め装置422を含んでいる。システム474は、さらに、カテーテル476を含んでいる。カテーテル476は、近位端480と遠位端482とを有する細長い本体478を含んでいる。種々の実施形態において、位置決め装置422は、カテーテル476の近位端480と遠位端482との間に配置される。カテーテル476は、管腔484を含んでいる。種々の実施形態において、管腔484は、カテーテル476の遠位端482に向かって長手方向に延びうる。一つの実施形態において、管腔484は、カテーテル476の近位端480から遠位端482まで延びている。
カテーテル476は、さらに、ガイドワイヤ用管腔486を含んでいる。ガイドワイヤ用管腔486は、カテーテル476の近位端480から遠位端482まで、カテーテル476の細長い本体478の内部に延びている。種々の実施形態においては、ガイドワイヤ用管腔486は、カテーテル476と位置決め装置422とを心房(例えば患者の右心房)内に位置決めするためのガイドワイヤを受容できる。
種々の実施形態において、システム474は、近位端492と遠位端494とを有する鞘部材490を含みうる。いくつかの実施形態において、鞘部材490は、カテーテル476の管腔484の内部に摺動可能に位置決めされていてもよい。一つの実施形態においては、位置決め装置422は、鞘部材490の遠位端494において鞘部材490と結合されている。そのような実施形態において、結合された位置決め装置422を含む鞘部材490は、カテーテル476の管腔484に摺動可能に位置決めされて、カテーテル476から位置決め装置422を配備する。図4Cに関して以下に述べられるように、いくつかの実施形態においては、位置決め装置は、鞘部材なしに摺動可能にカテーテルの管腔の内部に位置決めされうる。
鞘部材490は、この鞘部材490の近位端492と遠位端494との間に延びる複数の管腔を含んでいる。図4Aおよび図4Bに示されるように、鞘部材490は第一の管腔496と第二の管腔498とを含んでいる。種々の実施形態では、カテーテル476と鞘部材490とは、種々の構成の管腔、例えば同軸、二重、三重、四重などの構成の管腔を含みうる。図4Aおよび図4Bに示された実施態様においては、カテーテル476は二重の管腔構成(例えば管腔484およびガイドワイヤ用管腔486)を含んでおり、鞘部材490は二重の管腔構成(例えば第1の管腔496と第二の管腔498)と同軸の管腔構成(例えば第二の管腔498内の第三の管腔405)の両方を含んでいる。
種々の実施形態において、第一の管腔496と第二の管腔498とは、第一の管腔496と第二の管腔428の内部を移動するシステム474の種々の構成要素を収容しうる。例えば、システム474は、第一の管腔496と第二の管腔498の内部に位置する複数の配置用シャフトを含みうる。配置用シャフトは、位置決め装置422の種々の構成要素(例えば図2Bおよび図2Dに示された細長い構造体252)をカテーテル476から配備することに使用されうる。一つの実施態様においては、鞘部材490の第一の管腔496は、その中に第一の配置用シャフト401を含んでいる。第一の配置用シャフト401は、本明細書において述べられるように、伸長部材の基部に隣接して位置決めされている。このような実施形態において、第一の配置用シャフト401は鞘部材490の第一の管腔496と細長い本体424の第1の管腔と内部を移動して、第一の配置用シャフト401は伸長部材を位置決め装置422の細長い本体424の第一の管腔から延ばす(すなわち押圧する)。
鞘部材490の第二の管腔498は、第二の管腔498内に第二の配置用シャフト403を含んでいる。種々の実施態様において、第二の配置用シャフト403は、本明細書において述べられるように、細長い構造体の近位端に隣接して位置決めされている。このような実施形態においては、本明細書において述べられるように、第二の配置用シャフト403は、鞘部材490の第二の管腔498と位置決め装置422の細長い本体の第二の管腔との内部を移動して、第二の配置用シャフト403は、細長い構造体を細長い本体424の流路から離れて延びるようにする。
鞘部材490は、さらに、第三の管腔405を含みうる。第三の管腔405は、第三の管腔405内に、第三の配置用シャフト407を含みうる。種々の実施態様において、第三の配置用シャフト407は、本明細書において述べられるように、穿孔部材に隣接して位置決めされている。そのような実施態様においては、第三の配置用シャフト407は、本明細書において述べられるように、鞘部材490は第三の管腔405と細長い構造体の管腔との内部を移動して、穿孔部材を細長い構造体の管腔から押圧する。
図4Cは、システム474の他の実施形態を図示している。図4Cに図示された実施形態において、位置決め装置422は、鞘部材なしにカテーテル476の管腔484の内部に摺動可能に位置決めされている。この実施形態において、カテーテル476は二重の管腔構成を含んでおり、位置決め装置は二重の管腔構成と同軸の管腔構成との両方を有する管腔を含んでいる。図4Cに示されるように、位置決め装置422の近位端426はカテーテル476の近位端480に在る管腔484から延びている。図4Cに図示された実施形態において、位置決め装置422は、位置決め装置422の近位端426に押付力をかけることにより、カテーテル476の遠位端482から配備される。
図4Cに図示されている実施形態は、本明細書において述べられるように、複数の配置用シャフトを含みうる。配置用シャフトは細長い本体424の種々の管腔の内部を延びることにより、配置用シャフトは位置決め装置422の種々の構成要素を配備するようになる。例えば、本明細書において述べられるように、第一の配置用シャフト401は、細長い本体424の第一の管腔434の内部に、伸長部材の基部と隣接して位置決めされている。そのような実施形態において、第一の配置用シャフト401は細長い本体424の第一の管腔434の内部を移動して、第一の配置用シャフト401は伸長部材を細長い本体424の第一の管腔434から延ばす。
さらに、第二の配置用シャフト403は、本明細書において述べられるように、細長い構造体の近位端に隣接して位置決めされうる。そのような実施形態においては、本明細書において述べられるように、第二の配置用シャフト403は細長い本体424の第二の管腔444内部を移動して、第二の配置用シャフト403は細長い構造体を流路から離れて延ばす。
第三の配置用シャフト407は、本明細書において述べられるように、細長い構造体管腔の内部に位置決めされている穿孔部材に隣接して位置決めされうる。そのような実施形態においては、第三の配置用シャフト407は細長い構造体452の管腔458の内部を移動して、細長い構造体452の管腔458から穿孔部材を延ばす。
他の実施形態において、位置決め装置のいくつかの構成要素は、配置用シャフトを含んでいない。そのような実施形態において、位置決め装置の種々の構成要素は、構成要素自体を操作することにより、位置決め装置の細長い本体から配備されうる。例えば、伸長部材と細長い構造体とは、位置決め装置の近位端において位置決め装置の外方に伸びている近位端を含みうる。この実施形態においては、外科医は伸長部材の近位端に押付力をかけて、例えば、外科医は伸長部材を位置決め装置の突起部から離れて延ばす。
本明細書において述べられるように、本発明の実施形態は、さらに本発明の位置決め装置を形成する方法を含んでいる。例えば、位置決め装置の細長い本体は、プラスチックおよび/または金属から形成されうる。細長い本体は近位端と遠位端とを含みうる。種々の実施形態において、壁部は遠位端から近位端に向かって延びて形成されうる。突起部は、壁部から離れて延びるよう形成されうる。種々の実施形態において、突起部は垂直または他の角度を成して壁部から離れて延びうる。種々の実施形態において、突起部は突起部の開口部を形成する面を含んで形成されうる。同様に、壁部は壁部の開口部を形成する面を含んで形成されうる。
種々の実施形態においては、位置決め装置の細長い本体は第一の管腔、第二の管腔、流路および第三の管腔を含んで形成されうる。そのような実施形態においては、第二の管腔は、細長い本体の遠位端に向かって延びうる。一つの実施形態においては、第二の管腔は細長い本体の近位端と流路との間に延びている。
種々の実施形態においては、細長い本体の面は流路を形成するように形成されうる。種々の実施形態においては、流路は第二の管腔と第三の管腔との間を長手方向に延びて形成されうる。第三の管腔は形成されて、第三の管腔は第二の流路から細長い本体を通って延びている。そのような実施の形態においては、第三の管腔は流路に接続する。
種々の実施形態においては、第一の管腔、流路および第三の管腔は、位置決め装置の構成要素が位置決めされ、延長されおよび/または引込まれうる連続した導管を含んで形成されうる。
位置決め装置の構成要素を形成することは伸長部材を形成することを含み、伸長部材は位置決め装置の遠位端に向かって第一の管腔の内部に伸縮可能に位置決めされている。伸長部材を形成することは、細長い本体の第一の管腔の内部に圧縮された状態で、伸長部材を位置決めすることを含みうる。さらに、細長い構造体は、位置決め装置の遠位端に向かって第二の管腔の内部に伸縮可能に配置されるよう形成されうる。細長い本体は、細長い構造体の近位端と遠位端との間に延びている管腔を含むように形成されうる。種々の実施形態においては、穿孔部材は、細長い構造体の管腔の内部であって、細長い構造体の遠位端の近傍に解放可能に位置決めされるよう形成されうる。
本発明に係る種々の実施形態は、PFOを配置し、PFOを形成する組織(すなわち、二次中隔(SS)および一次中隔(SP))を通って穿孔部材を延ばすことにより、右心房から左心房に接近する方法を含みうる。方法は、さらに、装置、例えば治療用および診察用の装置、固体、流体、物質および同様なものを左心房に挿入することを含む。さらに、方法は、閉塞するPFOを形成している組織を閉鎖装置の使用により処理することを含みうる。その閉鎖装置は位置決め装置と共に使用するよう構成されている。
図5Aから図5Fは、二次中隔(SS)と一次中隔(SP)とを穿孔するために実施されうる種々の方法の実施形態が図示されている。これら方法は、SSの縁部に本明細書に記載された位置決め装置の配置方法を示している。さらに、これらの方法の実施形態は、左心房に入り込むことと同様に、PFOを穿孔し閉塞するために本明細書において記載された位置決め装置の種々の構成要素の配置方法および操作方法について示している。
図5Aは、本発明による心臓の右心房に接近する図を提供している。図5Bおよび図5Cは、本発明によるSS(厚い組織518)の縁部上に、位置決め装置を配置する図を提供している。図5Dは、本発明による通路を形成する組織を締付ける図を提供している。図5Eは、本発明による左心房(LA)に入り込むために、通路の厚い組織と薄い組織を穿孔する図を提供している。最後に、図5Fは、本発明による閉塞されたまたは封止された通路の図を提供している。
読者であればわかるように、図5Dに示されるように通路の組織を締付けることは、図5Eおよび図5Fに示される通路の穿孔より前に実施されうる。しかしながら、いくつかの実施形態において、通路の組織を締付けることなしに、通路は穿孔され閉塞されうる。
図5Cおよび図5Dに示した実施形態には、特に通路516(すなわち卵円孔開存)が示してある。しかし簡略化するため、図5Cおよび図5Dに示したPFOには、通路の上側の部分、例えば右側の部分に暗帯が含まれていて、それに518という符号を付けてある。本明細書において述べられるように、暗帯は、通路516の上側の部分、例えば右側の部分が概ね厚い組織518により形成され、通路516の下側の部分、例えば左側の部分が概ね薄い組織520で形成されていることを示すことを目的としている。
さらに、図5Cおよび図5Dにおいて図示された通路516は、概して、通路516の形状の変化を示すことを目的としている。本明細書において述べられるように、通路516の形状の変化は、伸長部材538のアーム540が突起部532から離れて延びて、組織の内面に膨張力を発生させることによるものである。
図5Aを参照すると、位置決め装置を右心房502の内部に位置決めする方法は、最小観血の経皮管腔貫通カテーテルに基づくデリバリー・システムを使用してカテーテル576を患者の静脈系の内部に挿入することを含んでいる。
通路516の1つの独特な特徴は、下大静脈512の孔に対する通路516の位置である。通路516は下大静脈512の孔の上方かつ左側に位置しているため、位置決め装置522は、下大静脈512の孔から右心房502に入ったときに配備される。例えばガイドワイヤを静脈系に位置決めして患者の右心房502まで進める。一つの実施形態においては、右心房502には下大静脈512の孔を通じて入ることができる。本明細書に記載されているように、位置決め装置522を含むカテーテル576はガイドワイヤ上に位置決めされて、カテーテル576は前進させられて、カテーテル576の遠位端582を右心房502の中隔506の位置またはそれに隣接して位置決めする。一旦、右心房502の内部に位置決めされると、位置決め装置522はカテーテル576から配備される。
一つの実施形態において、カテーテル576および/または位置決め装置522上の放射線不透性マーカは、右心房502の内部において位置決め装置522を位置決めすることを助勢することおよび/または位置決め装置522を縁部514上に設置することに使用される。このことは本明細書において後述する。さらに、位置決め装置522と位置決め装置の種々の構成要素(例えば、細長い構造体、穿孔部材および伸長部材)との向きと視覚化とは、エコー式可視化技術、血管顕微鏡可視化技術、超音波式可視化技術、磁気共鳴映像化技術、蛍光顕微鏡可視化技術の任意の組み合わせを使用して実現できる。
図5Aから図5Cを参照すると、位置決め装置522をSS518の縁部514上に配置することは、位置決め装置522をSS518の縁部514に隣接して位置決めすることを含む。このようにすることで、配備された位置決め装置522は、隔壁506に対して位置決めされ、心房中隔508に向かって右心房の隔壁506に沿って摺動されうる。縁部514は卵円窩510の顕著な前上縁を含んでいるので、縁部514は、位置決め装置522が隔壁506に沿って摺動するときに位置決め装置522の突起部532を捕獲して、位置決め装置を縁部514上に配置する。
種々の実施形態において、縁部514上に位置決め装置522を配置することは、位置決め装置522の種々の構成要素を配置し適切に位置決めすることを助勢しうる。例えば、図5Bおよび図5Cに示されるように、位置決め装置522をSS518の縁部514上に配置することは、位置決め装置522の伸長部材538を通路516に隣接して配置することを含みうる。図5Bおよび図5Cに示されるように、通路516に隣接して伸長部材538を配置することは、細長い本体524の突起部の開口部536を適切に位置決めすることを助勢して、伸長部材538は縁部514によって塞がれることなしに通路5165に延びるようになる。
種々の実施形態において、方法は、伸長部材538を通路516に延ばすことを含みうる。図5Dに示されるように、種々の実施形態において、伸長部材を通路516に延ばすことは、通路の組織を締付けることを含みうる。自然の状態においては、通路を形成する組織は通路の長さ部分に沿って凸部分および/または凹部分を含んでおり、次いで、面は通路の長さ部分に沿って概して直線的ではない。種々の実施形態において、通路516の組織を締付けることは、締付けられていない面と比較して通路516の組織の概ね直線的な面を提供することを助勢する。例えば、一旦、伸長部材538が細長い本体524から延ばされた場合、アーム540は細長い本体524の突起部532から離れて延びる。アーム540が突起部532から離れて延びたとき、アーム540は組織と接触し、本明細書において述べられるように、通路516の内面に対し膨張力を発生させる。一つの実施形態において、内面は通路516の薄い組織520を含みうる。他の実施形態においては、内面は通路516の薄い組織520と厚い組織518とを含みうる。通路の内面に作用する膨張力は、通路の組織を締付ける原因となり、通路516の概ね直線的な面を提供する。
種々の実施形態において、図5Dに示されるように、通路516の組織を締付けることは、さらに、異なる方向に通路516の組織を広げることを含み、そのことにより、通路516の薄い組織520は通路516の厚い組織518に向かって付勢されるようになる。一つの実施形態において、図5Dおよび図5Eに示されるように、薄い組織520を通路516の厚い組織に向かって付勢することによって、細長い構造体552から穿孔部材が延びる距離を減少させられ、穿孔部材570は通路516の厚い組織518と薄い組織520との両方に穿孔するようになる。さらに、伸長部材538は、位置決め部材522の細長い本体524を通路に対して正確に方向付けられるようにする。本位置決めのメカニズムは、通路516の厚い組織518と薄い組織520とを穿孔するとき、穿孔部材570の並びを補正するようにする。
種々の実施形態において、図5Dおよび図5Eに示すように、通路516を形成する組織を穿孔することは、位置決め装置の細長い構造体552を通路516の厚い組織518に対して概ね垂直に位置決めすることを含みうる。図4Aから図4Cに関して本明細書において述べられるように、細長い構造体552を位置決めすることは、細長い構造体552を、第一の配置用シャフト501を利用する細長い本体524の流路546から離れるよう押付けることを含みうる。図2Bから図2Dに関して本明細書に記載されるように、細長い構造体552は流路546から押付けられるので、可撓部は所定の曲がりを形成し、そして細長い構造体552の遠位端556は、回転点に沿って第一の状態から第二の状態まで回転する。
図5Dおよび図5Eに示されるように、細長い構造体552を厚い組織518および薄い組織520に対して概ね垂直に位置決めることは、通路516に対して穿孔部材570を適切に位置決めることを助勢し、そのことにより、穿孔部材570は通路516を通って厚い組織518および薄い組織520に対して概ね直角に押付けられるようになる。種々の実施形態において、細長い構造体552の回転は90度より大きい角度で回転してもよいし、また、他の実施形態において、細長い構造体552の回転は90度より小さい角度で回転してもよい。
いくつかの実施形態において、図5Fに示されるように、通路516の厚い組織518および薄い組織520を通って、穿孔部材570を押付けることは、厚い組織518および薄い組織520を固定することを含んでおり、そのことは、卵円窩510の通路516を閉塞するようになる。本明細書において述べられるように、厚い組織および薄い組織を固定することは、原因となるように組織を穿孔することにより厚い組織および薄い組織に外傷を負わせることを含みうる。
本発明を上記のように提示して詳細に説明してきたが、本発明の範囲を逸脱することなくさまざまな変更や修正が可能であることは、当業者には明らかであろう。そのため上記の説明と添付の図面に提示したことは単なる例示であり、本発明がそれらに限定されることはない。本発明の実際の範囲は、添付の請求項と、そのような請求項と同等なあらゆる範囲によって規定されることを想定している。
さらに、当業者であれば、この明細書を読んで理解することで、本明細書に記載した本発明の他の変更例も本発明の範囲に含まれることがわかるであろう。例えばカテーテルは、公知のように、または想像できるように、非血栓性生体適合性材料でコーティングすることができる。
上記の詳細な説明では、記述内容を合理化することを目的として種々の特徴をいくつかの実施形態にまとめてある。この開示方法は、本発明の実施形態が、各請求項に明示した以上の特徴を必要とするという意図の反映であると解釈してはならない。そうではなく、添付の請求項に反映されているように、本発明の主題は、開示した単一の実施形態のすべての特徴よりも少ない。したがって添付の請求項は詳細な説明に組み込まれており、各請求項は独立した実施形態として独立している。
Claims (28)
- 近位端と遠位端とを備えた細長い本体を有する位置決め装置を具備し、当該細長い本体は突起部を形成する面まで前記遠位端から前記近位端に向かって延びる壁部を含み、前記突起部は前記壁部から離れて延びており、前記壁部は前記突起部の開口部を形成する面を含み、前記細長い本体は第一の管腔、第二の管腔および第三の管腔を含み、前記第一の管腔は前記突起部に向かって延び、前記第二の管腔は前記細長い本体の遠位端に向かって延び、前記第三の管腔は前記突起部の開口部から細長い本体を通って延びており、
さらに、前記細長い本体の前記遠位端に向かって前記第一の管腔の内部に伸縮可能に位置決めされた伸長部材と、
前記位置決め装置の前記遠位端に向かって前記第二の管腔の内部に伸縮可能に位置決めされた細長い構造体と、
を具備する装置。 - 前記伸長部材は、前記第一の管腔から延びるときに、前記突起部から離れて延びる少なくとも一つのアームを含む請求項1記載の装置。
- 前記少なくとも一つのアームは、単一の平面内において前記突起部から離れて延びる請求項2記載の装置。
- 前記少なくとも一つのアームは、複数の異なる平面内に前記突起部から離れて延びる請求項2記載の装置。
- 前記伸長部材は、第一の管腔から延びたときに、反対方向に前記突起部から離れて延びる少なくとも二つのアームを含む請求項1記載の装置。
- 前記伸長部材は、異なる平面内において前記突起部から離れて異なる方向に延びる前記少なくとも二つのアームを含む請求項1記載の装置。
- 前記細長い本体は、前記第二の管腔と前記第三の管腔との間に長手方向に延びる流路を形成する面を含む請求項1記載の装置。
- 前記細長い構造体は可撓部を含み、前記細長い構造体は圧縮力下において前記可撓部に沿って曲がることで、前記細長い本体の前記流路から離れるよう前記細長い構造体を押す、請求項7記載の装置。
- 前記細長い構造体は、
当該細長い構造体の近位端と遠位端との間に長手方向に延びる管腔と、
当該細長い構造体の前記管腔の内部において、当該細長い構造体の遠位端の近傍に解放可能に位置決めされた穿孔部材と
を含む請求項1記載の装置。 - 前記細長い構造体の前記遠位端は回転点を含み、前記細長い構造体の前記遠位端は、圧縮力下において第一の状態から第二の状態まで前記回転点に沿って回転する
請求項9記載の装置 - 前記回転点は回動部を含み、前記細長い構造体の前記遠位端は、前記圧縮力下において、前記第一の状態から前記第二の状態まで前記回動部に沿って回転する
請求項10記載の装置。 - 前記細長い構造体の管腔の内部に摺動可能に位置決めされた穿孔部材
を含む請求項1記載の装置。 - 前記穿孔部材は治療用装置を含む請求項12記載の装置。
- 前記穿孔部材は診断用装置を含む請求項12記載の装置。
- 近位端と遠位端とを備えた細長い本体を有する位置決め装置を具備し、当該細長い本体は突起部を形成する面まで前記遠位端から前記近位端に向かって延びる壁部を含む細長い本体と、前記突起部は前記壁部から離れて延び、前記壁部は突起部の開口部を形成する面を有し、前記細長い本体は、第一の管腔、第二の管腔および第三の管腔を含み、前記第一の管腔は突起部に向かって延び、前記第二の管腔は前記細長い本体の遠位端に向かって延び、前記第三の管腔は前記突起部の開口部から前記細長い本体を通って延び、
前記突起部に向かって前記第一の管腔の内部に伸縮可能に位置決めされた伸長部材と、
前記位置決め装置の前記遠位端に向かって前記第二の管腔の内部に伸縮可能に位置決めされた細長い構造体と、
近位端と遠位端とを含むカテーテルと、を具備し、
前記位置決め装置は前記カテーテルの近位端と遠位端との間に配置される、システム。 - 前記位置決め装置は、前記カテーテルの遠位端に向かって前記カテーテルの管腔の内部に摺動可能に位置決めされていて、前記カテーテルの前記遠位端から前記位置決め装置を配備する、請求項15記載のシステム。
- 前記細長い本体の前記第一の管腔は、当該第一の管腔内において前記伸長部材の前記近位端に隣接して第一の配置用シャフトを含み、前記第一の配置用シャフトは、前記細長い本体の第一の管腔の内部を移動し、前記伸長部材を前記細長い本体の前記第一の管腔から延ばす、請求項16に記載のシステム。
- 前記細長い本体の前記第二の管腔は、前記第二の管腔内に前記細長い構造体の近位端に隣接して第二の配置用シャフトを含み、前記第二の配置用シャフトは、前記細長い本体の前記第二の管腔の内部を移動して、前記細長い構造体を前記細長い本体から離れて延ばす、請求項16に記載のシステム。
- 前記解放可能に位置決めされた穿孔部材に隣接して前記細長い構造体の管腔の内部に位置決めされた第三の配置用シャフトを含み、前記第三の配置用シャフトは前記細長い構造体の前記管腔の内部を移動して、前記穿孔部材を前記細長い構造体の前記管腔から延ばす、請求項16に記載のシステム。
- 前記伸長部材は形状記憶材料により形成された、請求項15に記載のシステム。
- 近位端と遠位端とを有する鞘部材を含み、前記位置決め装置は前記鞘部材の遠位端において前記鞘部材に結合され、前記鞘部材は前記カテーテルの管腔の内部に摺動可能に位置決めされ、前記位置決め装置を前記カテーテルの前記遠位端から配備する、請求項15に記載のシステム。
- 前記鞘部材は第一の管腔を含み、前記第一の管腔は第一の配置用シャフトを前記伸長部材の前記近位端に隣接して当該第一の管腔内に有しており、前記第一の配置用シャフトは前記鞘部材の前記第一の管腔と前記細長い本体の第一の管腔との内部を移動して、前記伸長部材を前記細長い本体の前記第一の管腔から延ばす、請求項21に記載のシステム。
- 前記鞘部材は第二の管腔を含み、前記第二の管腔は前記細長い構造体の近位端に隣接して当該第二の管腔内に位置決めされた第二の配置用シャフトを有しており、前記第二の配置用シャフトは、前記鞘部材の第二の管腔と前記細長い本体の前記第二の管腔との内部を移動して、前記伸長部材を前記流路に通して離して前記細長い本体の流路から延ばす、請求項21に記載のシステム。
- 前記鞘部材は第三の管腔を含み、前記第三の管腔は、解放可能に位置決めされた穿孔部材に隣接して当該第三の管腔内に位置決めされた第三の配置用シャフトを有しており、前記第三の配置用シャフトは、前記鞘部材の前記第三の管腔と前記細長い構造体の前記管腔との内部を移動して、前記細長い構造体の前記管腔から前記穿孔部材を延ばして解放する、請求項21に記載のシステム。
- 前記細長い構造体は、
前記細長い構造体の近位端から遠位端に向かって長手方向に延びている管腔と、
前記細長い構造体の前記管腔の内部にかつ前記細長い構造体の遠位端の近傍に解放可能に位置決めされた穿孔部材と、
を含む、請求項15に記載のシステム。 - 位置決め装置を形成する工程を含み、
前記位置決め装置は、近位端と遠位端とを有する細長い本体を含み、前記細長い本体は、突起部を形成する面まで前記遠位端から前記近位端に向かって延びている壁部を含み、前記突起部は前記壁部から離れて延びており、前記壁部は前記突起部の開口部を形成する面を有し、前記細長い本体は第一の管腔、第二の管腔および第三の管腔を含んでおり、前記第一の管腔は前記突起部に向かって延び、前記第二の管腔は前記細長い本体の遠位端に向かって延び、前記第三の管腔は前記突起部の開口部から前記細長い本体を通って延びており、
前記位置決め装置はさらに、前記突起部に向かって前記第一の管腔の内部に伸縮可能に位置決めされた伸長部材と、
前記位置決め装置の遠位端に向かって前記第二の管腔の内部に伸縮可能に位置決めされた細長い構造体と、を含んでおり、
さらに、前記位置決め装置をカテーテルの管腔の内部にかつ前記カテーテルの近位端と遠位端との間に摺動可能に結合する工程と、
を含む方法。 - 位置決め装置を鞘部材に結合する工程と、
前記鞘部材を前記カテーテルの遠位端に向かって前記カテーテルの前記管腔の内部に摺動可能に結合する工程と、
を含む、請求項26に記載の方法。 - 前記位置決め装置を形成する工程は、
前記細長い構造体の内部に管腔を形成する工程を含み、前記細長い構造体の前記管腔は、細長い構造体の遠位端に向かって前記細長い構造体の近位端から長手方向に延びており、
さらに、前記細長い構造体の遠位端の近傍にかつ前記細長い構造体の前記管腔の内部に解放可能に位置決めされる穿孔部材を形成する工程と、を含む、請求項26に記載の方法。
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