JP2001159359A - 筒内噴射エンジンの燃圧制御装置 - Google Patents

筒内噴射エンジンの燃圧制御装置

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JP2001159359A
JP2001159359A JP34346499A JP34346499A JP2001159359A JP 2001159359 A JP2001159359 A JP 2001159359A JP 34346499 A JP34346499 A JP 34346499A JP 34346499 A JP34346499 A JP 34346499A JP 2001159359 A JP2001159359 A JP 2001159359A
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control
fuel
target
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Hiromitsu Kuto
裕充 久斗
Takeshi Kitao
武史 北尾
Takahiko Ono
隆彦 大野
Keiichi Enoki
圭一 榎木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃圧過度時での燃圧オーバーシュートを抑制
しつつ燃圧偏差を確実に収束させることにより、応答性
および安定性を向上させた筒内噴射エンジンの燃圧制御
装置を得る。 【解決手段】 実燃圧PFが目標燃圧PFoと一致する
ように燃圧フィードバック制御を行う制御手段20A
は、燃圧フィードバック制御用の制御ゲインを可変設定
する燃圧補正量算出手段204を含み、燃圧補正量算出
手段は、目標燃圧が所定量以上変化したときの制御ゲイ
ンを、燃圧定常時の第1の制御ゲインから燃圧過渡時用
の第2の制御ゲインに切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高圧ポンプおよ
び燃圧可変手段を有する筒内噴射エンジンの燃圧制御装
置に関し、特に燃圧定常時から燃圧過度状態に移行した
ときの燃圧制御の応答性および安定性を向上させた筒内
噴射エンジンの燃圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は高圧燃料系の燃圧が目標燃圧とな
るように燃圧レギュレータ(燃圧可変手段)をフィード
バック制御するようにした一般的な筒内噴射エンジンの
燃圧制御装置を概略的に示す構成図である。
【0003】図9において、エンジン1の気筒内にはピ
ストン2が設けられ、ピストン2の上方には燃焼室3が
形成されている。燃焼室3には、吸気管4および排気管
5が連通されており、燃焼室3と吸気管4および排気管
5との間の各ポートには吸気弁6および排気弁7が設け
られている。燃焼室3内には、インジェクタ8および点
火プラグ9が配設されている。
【0004】また、ここでは図示しないが、吸気管4内
には、上流側から順に、エアフィルタ、エアフローセン
サ、スロットルバルブ、サージタンク、インテークマニ
ホールドが配設されている。また、排気管5内には、酸
素濃度を検出する空燃比センサが配設されている。
【0005】エンジン1に吸入される空気は、エアフィ
ルタ、エアフローセンサ、スロットルバルブおよびイン
テークマニホールドを介して、各気筒に接続された吸気
管4に分配される。
【0006】一方、ガソリンなどの燃料は、燃料タンク
10から低圧ポンプ11により加圧されて低圧配管12
に供給され、さらに高圧ポンプ13により高圧化され、
高圧配管14を介してインジェクタ8に供給される。
【0007】高圧配管14は、インジェクタ8を介して
高圧リターン配管14Aに連通しており、高圧リターン
配管14Aの出力端は、燃圧レギュレータ15を介して
低圧リターン配管16に接続されている。
【0008】燃圧レギュレータ15は、高圧リターン配
管14Aの出力端の開度を増減して低圧リターン配管1
6への燃料戻し量を調整し、インジェクタ8の実際の燃
圧PF(以下、単に「燃圧」ともいう)を目標燃圧PF
oに調整する。
【0009】燃圧レギュレータ15は、低圧リターン配
管16を介して、高圧配管14内の燃料の一部を燃料タ
ンク10に戻すことにより燃圧PFを低減させ、また、
高圧リターン配管14Aの出力端を閉成することにより
燃圧PFを上昇させる。
【0010】高圧配管14内の燃圧PFは、燃圧レギュ
レータ15に励磁電流Riが供給されないときは、燃圧
レギュレータ15内のスプリング(後述する)の付勢力
により調整される。
【0011】高圧配管14に供給された目標燃圧PFo
の燃料は、各気筒に設けられたインジェクタ8から燃焼
室3内に噴射される。燃圧センサ17は、高圧配管14
内の燃圧PFを検出する。
【0012】また、吸気管4内のエアーフローセンサお
よびスロットルセンサは、吸気流量およびスロットル開
度を検出し、水温センサ18はエンジン1の冷却水温W
Tを検出する。
【0013】クランク角センサ19は、エンジン1の回
転位置を示すクランク角信号CAを生成する。また、排
気管5内の空燃比センサ(図示せず)は、排ガス中の酸
素濃度を示す空燃比信号を生成する。
【0014】上記各種センサは、エンジン1の運転状態
を示す信号を運転状態情報として、電子式制御ユニット
(ECU)20に入力する。
【0015】ECU20は、各種センサからの運転状態
情報を取り込み、所定の演算処理を実行し、この演算結
果として算出された制御信号を各種アクチュエータに出
力する。
【0016】たとえば、ECU20は、燃圧センサ17
により検出される燃圧PF(および各種センサ情報)に
基づいて、燃圧レギュレータ15に励磁電流Riを供給
し、燃圧PFの制御を行う。
【0017】なお、ここでは図示しないが、燃圧レギュ
レータ15には、低圧レギュレータなどが直列に設けら
れており、高圧配管14内の燃圧の脈動を抑制してい
る。また、高圧配管14に対する燃圧可変手段として
は、図9内の高圧ポンプ13およびの燃圧レギュレータ
15に限らず、周知の各種変形構成が適用され得る。
【0018】図10は燃圧レギュレータ15の詳細構造
を示す縦断面図であり、前述(図9参照)と同様のもの
については同一符号を付して詳述を省略する。図10に
おいて、燃圧レギュレータ15は、電磁コイル151、
磁気回路152、プランジャ153、バルブ154、バ
ルブシート155、貫通孔156、連絡孔157および
スプリング158を備えている。
【0019】電磁コイル151は、励磁電流Riのデュ
ーティ制御により励磁されて高圧リターン配管14Aを
閉成駆動する。磁気回路152は、電磁コイル151の
励磁により発生する磁束の通路を形成する。
【0020】プランジャ153は、電磁コイル151の
励磁により突出方向に駆動される。バルブ154は、プ
ランジャ153の先端部に一体的に形成されている。バ
ルブシート155は、バルブ154に対向配置されてい
る。
【0021】バルブシート155の中心部には、貫通孔
156が形成されており、貫通孔156には高圧リター
ン配管14Aの出力端が接続されている。連絡孔157
は、貫通孔156に隣接した側面に貫通され、連絡孔1
57には低圧リターン配管16が接続されている。スプ
リング158は、プランジャ153を突出方向に付勢し
ている。
【0022】次に、図11および図12の説明図を参照
しながら、図10に示した燃圧レギュレータ15による
燃圧PFの具体的な調整過程について説明する。図11
は燃圧レギュレータ15の基本特性を示し、図12は高
圧ポンプ13の吐出量の基本特性を示す。
【0023】図11において、横軸は励磁電流Riのデ
ューティ値(電流値)、縦軸は燃圧PFであり、燃圧P
Fは、スプリング158の付勢力による調整圧力RSか
ら、励磁電流Ri(電流値)の増大に応じて上昇する。
【0024】図12において、横軸はエンジン回転数N
eに対応した高圧ポンプ13の回転数、縦軸は高圧ポン
プ13からの燃料吐出量QFであり、燃料吐出量QF
は、エンジン回転数Ne(ポンプ回転数)の増大に応じ
て増大する。
【0025】図10において、ECU20から励磁電流
Riが供給されると、燃圧レギュレータ15内の電磁コ
イル151は、励磁電流Riにより発生した磁束によ
り、磁気回路152を介してプランジャ153の吸引力
を制御する。
【0026】このとき、バルブ154は、励磁電流Ri
の最大電流時(デューティ最大時)において、最大の力
でバルブシート155に押し付けられる。また、高圧リ
ターン配管14A(高圧配管14)内の燃圧PFは、高
圧リターン配管14Aの出力端から貫通孔156を介し
て連絡孔157に抜ける燃料量により制御される。
【0027】したがって、励磁電流Riの電流量が増大
すると燃料の抜け量が少なくなり、燃圧PFが高圧化す
る。一方、電流値が0[A]、すなわち、励磁電流Riの
デューティが最小(=0%)のときには、バルブ154
とバルブシート155間の開口面積が最大となり、燃圧
PFは、スプリング158の付勢力により所定値に調整
される。
【0028】以上のように、従来の筒内噴射エンジンの
燃圧制御装置は、エンジンにより駆動される高圧ポンプ
13を備え、各燃焼室3内に設置されたインジェクタ8
を介して高圧燃料を直接燃焼室3に噴射するように構成
されている。
【0029】また、インジェクタ8に連通された高圧配
管14内の燃圧PFは、エンジン速度やエンジン負荷な
どの運転状態を考慮して演算された最適な目標燃圧PF
oに調整される。すなわち、ECU20からの励磁電流
Riにより、燃圧センサ17で検出された燃圧PFは、
目標燃圧PFoと一致するように制御される。
【0030】しかしながら、目標燃圧PFoの急変時、
たとえば目標燃圧PFoが瞬間的に増加した後に減少す
るような場合においては、燃圧フィードバック操作量が
適切に与えられず、燃圧PFのオーバーシュートやアン
ダーシュートが発生するおそれがある。
【0031】このようなオーバーシュートやアンダーシ
ュートを抑制するために、たとえば、特開平11−37
005号公報に記載された燃圧制御装置が提案されてい
る。この場合、通常運転時の燃圧定常時においては、励
磁電流Riの出力デューティを一定に制御し、燃圧PF
が目標燃圧PFoと一致するような燃圧フィードバック
制御が行なわれる。
【0032】一方、運転条件により決定される目標燃圧
PFoが所定量以上変化した場合には、燃圧フィードバ
ック制御を停止し、停止時の燃圧フィードバック量とそ
のときの運転条件で決定される基準制御量(デューティ
値)とに基づいて燃圧制御が行われる。
【0033】その後、目標燃圧PFoと実際の燃圧PF
との偏差が所定範囲(燃圧レギュレータ15の温度、励
磁電流Riの供給時の印加電圧、経時劣化などに基づい
て決定される)内に収束し、且つ、この状態が所定時間
以上継続したときに、燃圧フィードバック制御に復帰す
る。
【0034】すなわち、燃圧フィードバック制御への復
帰条件は、目標燃圧PFoと実際の燃圧PFとの偏差が
所定範囲内且つ所定時間継続することである。
【0035】しかし、目標燃圧PFoの変化にともなう
燃圧過渡時において、計算外の何らかの要因により、目
標燃圧PFoと燃圧PFとの偏差が上記所定範囲内に収
束しなかった場合には、燃圧フィードバック制御が停止
しているので、いくら時間が経過しても燃圧偏差が収束
することはなく、燃圧フィードバック制御に復帰するこ
とはできない。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】従来の筒内噴射エンジ
ンの燃圧制御装置は以上のように、目標燃圧PFoの急
変時において、燃圧PFとの燃圧偏差が所定範囲内に収
束するまで燃圧フィードバック制御を停止することによ
り、燃圧過度時における燃圧PFのオーバーシュートや
アンダーシュートを抑制しているので、燃圧偏差が所定
範囲内に収束しなかった場合には、燃圧フィードバック
制御に復帰することができなくなるという問題点があっ
た。
【0037】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、目標燃圧が所定量変化した燃圧
過度時における燃圧のオーバーシュートやアンダーシュ
ートを抑制するとともに、燃圧偏差を確実に収束させる
ことにより、燃圧過渡制御性を向上させた筒内噴射エン
ジンの燃圧制御装置を得ることを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る筒内噴射エンジンの燃圧制御装置は、エンジンの運転
状態を検出する各種センサと、エンジンの筒内に直接燃
料を噴射するインジェクタと、インジェクタに燃料を供
給するポンプと、ポンプとインジェクタとを接続する配
管系と、インジェクタに作用する実燃圧を検出する燃圧
検出手段と、実燃圧を調整する燃圧可変手段と、実燃圧
が目標燃圧と一致するように燃圧フィードバック制御を
行う制御手段とを備えた筒内噴射エンジンの燃圧制御装
置において、制御手段は、燃圧フィードバック制御用の
制御ゲインを可変設定する燃圧補正量算出手段を含み、
燃圧補正量算出手段は、目標燃圧が所定量以上変化した
ときの制御ゲインを、燃圧定常時の第1の制御ゲインか
ら燃圧過渡時用の第2の制御ゲインに切り換えるもので
ある。
【0039】また、この発明の請求項2に係る筒内噴射
エンジンの燃圧制御装置は、請求項1において、燃圧補
正量算出手段は、制御ゲインを第1の制御ゲインから第
2の制御ゲインに切り換えてから所定時間だけ経過した
時点で、制御ゲインを第1の制御ゲインに復帰させるも
のである。
【0040】また、この発明の請求項3に係る筒内噴射
エンジンの燃圧制御装置は、請求項1において、燃圧補
正量算出手段は、目標燃圧と実燃圧との偏差が所定範囲
内にある状態が所定時間だけ継続した時点で、制御ゲイ
ンを第1の制御ゲインに復帰させるものである。
【0041】また、この発明の請求項4に係る筒内噴射
エンジンの燃圧制御装置は、請求項1において、燃圧補
正量算出手段は、第2の制御ゲインを、運転状態に応じ
て可変設定するものである。
【0042】また、この発明の請求項5に係る筒内噴射
エンジンの燃圧制御装置は、請求項1において、燃圧補
正量算出手段は、第2の制御ゲインを、目標燃圧と実燃
圧との偏差に応じて可変設定するものである。
【0043】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図について説明する。図1はこの発明の
実施の形態1を概略的に示すブロック構成図であり、図
示されない構成は、図9および図10に示した通りであ
る。また、図1において、前述(図9参照)と同様のも
のについては、同一符号を付して詳述を省略する。
【0044】図2は運転状態(エンジン回転数Ne、エ
ンジン負荷)に基づいて設定される燃焼モードを示す説
明図である。図2において、燃焼モードは、エンジン回
転数Neおよび負荷の増大に応じて、圧縮リーンモード
から、吸気リーンモード、ストイキフィードバックモー
ド、オープンループモードへと、順次切り換えられる。
【0045】圧縮リーンモードにおいては、圧縮行程で
燃料を噴射することにより、超希薄な層状燃焼が行われ
る。また、吸気リーンモードにおいては、吸気行程で燃
料を噴射することにより、圧縮リーンモードほど希薄で
はないが、燃料の希薄な状態(すなわち、理論空燃比よ
りもリーン側の大きい空燃比)で燃焼が行われる。
【0046】また、ストイキフィードバックモードにお
いては、空燃比センサからの酸素濃度信号に基づいて理
論空燃比での燃焼が行われる。さらに、オープンループ
モードにおいては、フィードバックが実行されずに、燃
料の過剰リッチ状態で燃焼が行われる。
【0047】図3は励磁電流Riのデューティ値と電流
値との関係を示す説明図である。図3において、デュー
ティ値に対する電流値の特性は、基準電圧Vrに対する
バッテリ電圧VBの大小に応じて、実線、破線および一
点鎖線のように異なる。
【0048】図1において、ECU20Aには、各種セ
ンサとして、燃圧センサ17およびクランク角センサ1
9に加えて、スロットルセンサ21およびバッテリ電圧
センサ22が接続されている。スロットルセンサ21は
スロットル開度θを検出し、バッテリ電圧センサ22
は、バッテリ電圧VBを検出する。
【0049】ECU20Aは、目標燃圧算出手段20
1、基本電流算出手段202、実燃圧検出手段203、
燃圧補正量算出手段204、電流補正手段205、出力
デューティ補正手段206、減算器207および加算器
208を備えている。
【0050】目標燃圧算出手段201は、クランク角信
号CAから得られるエンジン回転数Neと、スロットル
開度θから得られるエンジン負荷と、燃焼モード(図2
参照)とに対応した4次元マップにより、運転状態に応
じた目標燃圧PFoを決定する。
【0051】基本電流算出手段202は、目標燃圧PF
oおよびエンジン回転数Neに対応した3次元マップに
より、目標燃圧PFoにおける基本目標電流値ibを決
定する。
【0052】実燃圧検出手段203は、燃圧センサ17
からの燃圧PF(検出信号)を信号変換して実燃圧とし
て検出する。減算器207は、実燃圧PFと目標燃圧P
Foとの燃圧偏差ΔPFを算出する。
【0053】燃圧補正量算出手段204は、燃圧偏差Δ
PFに基づいて燃圧フィードバックを行うために、PI
制御による燃圧補正量(電流値)PFcを算出するとと
もに、燃圧定常時および燃圧過渡時に応じて燃圧フィー
ドバック制御ゲイン(後述する)を切り換える。
【0054】すなわち、燃圧補正量算出手段204は、
目標燃圧PFoが所定量以上変化したときの制御ゲイン
を、燃圧定常時の第1の制御ゲインよりも小さい燃圧過
渡時用の第2の制御ゲインに切り換える。
【0055】また、燃圧補正量算出手段204は、制御
ゲインを第1の制御ゲインから第2の制御ゲインに切り
換えてから所定時間だけ経過した時点(燃圧過渡状態に
なってから所定時間経過後)で、制御ゲインを第1の制
御ゲインに復帰させる機能を有する。
【0056】また、燃圧補正量算出手段204は、目標
燃圧と実燃圧との偏差が所定範囲内にある状態が所定時
間だけ継続した時点で、制御ゲインを第1の制御ゲイン
に復帰させる機能を有する。
【0057】さらに、燃圧補正量算出手段204は、第
2の制御ゲインを、運転状態に応じて可変設定するとと
もに、第2の制御ゲインを、目標燃圧と実燃圧との偏差
に応じて可変設定する機能を有する。
【0058】加算器208は、基本電流値ibと燃圧補
正量PFcとを加算して目標電流値ioを算出する。電
流補正手段205は、目標電流値ioと実電流値irと
の偏差Δiから電流値(デューティ値)idを変更し
て、目標電流値ioと実電流値irとが一致するように
電流フィードバック制御を行う。
【0059】なお、電流補正手段205で演算される電
流値idは、基準電圧Vrでの特性により定義されてお
り、実際のバッテリ電圧VBでのデューティ値を基準電
圧相当値に補正して得られる。
【0060】デューティ補正手段206は、電流補正手
段205で算出された電流値idに対してバッテリ電圧
VBに応じた特性補正を行い(図3参照)、最終的にE
CU20Aから燃圧レギュレータ15に出力される励磁
電流Riのデューティ値を算出する。
【0061】図4は目標燃圧PFoを切り換えたときの
目標電流値ioの変化を示すタイミングチャートであ
り、実線に対応した各破線は、実際の燃圧PFおよび実
電流値irを示している。
【0062】図4において、領域Aは任意の燃圧値で定
常走行中の状態、時刻Bは運転状態変化により目標燃圧
PFoが急増したタイミング、領域Cは増加後の燃圧値
にて定常走行中の状態、時刻Dは目標燃圧PFoが急減
したタイミングをそれぞれ示している。
【0063】図5は燃圧フィードバック制御の制御ゲイ
ン切り換え動作を示すフローチャートであり、たとえ
ば、図4内の各時刻BおよびCにおいて目標燃圧PFo
が所定量以上変化した時点(燃圧過渡時)での制御ゲイ
ン切り換え動作を示している。
【0064】図6は燃圧偏差ΔPFと制御ゲインGとの
関係を示す説明図である。図6において、燃圧偏差ΔP
Fに対する制御ゲインGの特性は、燃圧定常時および燃
圧過渡時に応じて、実線G1および破線G2のようにそ
れぞれ異なる。
【0065】基本的に、燃圧過渡時の制御ゲインG2
は、燃圧定常時の制御ゲインG1に比べ小さくなる。ま
た、図6のように、制御ゲインGが可変の場合は、燃圧
偏差ΔPFが小さくなるにしたがい制御ゲインGも小さ
くなるが、これは絶対条件ではなく、制御ゲインGが固
定値であってもよい。
【0066】図7および図8は燃圧過渡時(目標燃圧P
Foの急増時)における実際の燃圧PFの時間変化を示
すタイミングチャートであり、図7はエンジンが高回転
の場合、図8は低回転の場合をそれぞれ示している。
【0067】図7および図8において、燃圧過渡時の制
御ゲインG2から燃圧定常時の制御ゲインG1への復帰
条件となる所定時間T1a、T1bは、クランク角信号
CA(エンジン回転数Ne)に応じて異なる長さに設定
される。
【0068】すなわち、高回転時(図7参照)における
所定時間T1aは、低回転時(図8参照)の所定時間T
1bよりも短く設定される。なお、図7および図8内の
破線は、所定時間T1による制御ゲインG1への復帰条
件を削除した場合の燃圧PFの時間変化を示している。
【0069】次に、図2〜図8を参照しながら、図1に
示したこの発明の実施の形態1による燃圧補正量算出手
段204の燃圧フィードバック制御の制御ゲイン切り換
え動作ついて詳細に説明する。
【0070】ここでは、図4のように、定常走行中(領
域A)の時刻Bにおいて目標燃圧PFoが急減し、その
後、定常走行中(領域C)の時刻Dにおいて目標燃圧P
Foが急減した場合を例にとって説明する。
【0071】なお、上記燃圧制御ロジックは、燃圧フィ
ードバック許可条件の成立時に常に所定周期で実行され
る。
【0072】図5において、まず、目標燃圧算出手段2
01は、エンジン回転数Neとエンジン負荷から目標燃
圧PFoを算出する(ステップS1)。
【0073】次に、燃圧補正量算出手段204は、今回
の目標燃圧PFoと前回の目標燃圧PFo(n−1)と
の差の絶対値を所定量αと比較して、目標燃圧PFoが
所定量α以上変化したか否かを判定する(ステップS
2)。
【0074】ステップS2において、|PFo−PFo
(n−1)|≧α(すなわち、YES)と判定されれ
ば、目標燃圧PFoの急変(燃圧過渡)直後と見なされ
るので、続いて、目標燃圧PFoの変化後から所定時間
T1が経過したか否かを判定する(ステップS3)。
【0075】つまり、ステップS3においては、目標燃
圧PFoが所定量α以上変化した時点(燃圧過渡開始時
点)から所定時間T1だけ経過したか否かを判定する。
【0076】もし、燃圧過渡開始時点からエンジンが所
定クランク角だけ回転しておらず、ステップS3におい
て、所定時間T1が経過していない(すなわち、NO)
と判定されれば、燃圧定常時(第1)の制御ゲインG1
への強制復帰条件が成立していないので、続いて、燃圧
偏差ΔPFが所定範囲β内に収束した状態が所定時間T
2(<T1)にわたって継続したか否かを判定する(ス
テップS4)。
【0077】なお、所定範囲βは、燃圧レギュレータ1
5の温度、電圧、経時劣化などを考慮して設定される。
【0078】ステップS4において、ΔPF>β(すな
わち、NO)、または、ΔPF≦βであっても所定時間
T2だけ継続していない(すなわち、NO)と判定され
れば、燃圧補正量算出手段204は、燃圧フィードバッ
ク用の制御ゲインGとして燃圧過渡時(第2)の制御ゲ
インG2を選択設定し(ステップS5)、図5の処理ル
ーチンを終了する。
【0079】また、ステップS4において、ΔPF≦β
の状態が所定時間T2にわたって継続した(すなわち、
YES)と判定されれば、燃圧補正量算出手段204
は、燃圧フィードバック用の制御ゲインGとして、燃圧
定常時(第1)の制御ゲインG1を選択設定し(ステッ
プS6)、図5の処理ルーチンを終了する。
【0080】以下、次の制御周期まで、制御ゲインGは
保持される。すなわち、現在の燃圧偏差ΔPFに応じた
制御ゲインG1またはG2(図6参照)により、燃圧P
Fがフィードバック制御される。
【0081】一方、ステップS2において、|PFo−
PFo(n−1)|<α(すなわち、NO)と判定され
れば、燃圧過渡直後ではないので、続いて、燃圧偏差Δ
PFの大小に基づいて、現時点が燃圧過渡中か否かを判
定する(ステップS7)。
【0082】もし、燃圧偏差ΔPFがまだ大きい状態で
あって、ステップS7において、燃圧過渡中(すなわ
ち、YES)と判定されれば、ステップS3に進み、前
述の処理を繰り返す。
【0083】一方、燃圧偏差ΔPFがほぼ0(燃圧定常
時)となって、ステップS7において、燃圧過渡中でな
い(すなわち、NO)と判定されれば、ステップS6に
進み、燃圧フィードバック用の制御ゲインGを燃圧定常
時の制御ゲインG1に選択設定する。
【0084】また、ステップS3において、目標燃圧P
Foが所定量α以上変化した後に所定時間T1が経過
(所定クランク角度回転)した(すなわち、YES)と
判定されれば、ステップS6に進む。
【0085】この場合、燃圧偏差ΔPFの収束性が悪
く、収束に長時間かかる状態なので、ステップS6によ
り、燃圧フィードバック用の制御ゲインGは、燃圧過渡
時の制御ゲインG2から燃圧定常時の制御ゲインG1に
強制的に切り換えられる。
【0086】これにより、燃圧偏差ΔPFの収束性の悪
い場合であっても、制御ゲインG1(>G2)によるフ
ィードバック制御により、燃圧PFの応答性が向上し、
燃圧PFを目標燃圧PFoに早期に一致させることがで
きる。
【0087】なお、ステップS3、S4における所定時
間T1、T2は、高圧ポンプ13の吐出量(高圧ポンプ
13の回転数)に依存して設定されるので、所定クラン
ク角回転後と同じ意味である。
【0088】したがって、エンジン1(高圧ポンプ1
3)の回転数(燃圧PFの過渡応答性)に応じて、所定
時間T1、T2が設定される。
【0089】たとえば、図7、図8内の所定時間T1
a、T1bように、所定時間T1は、高回転時には短
く、低回転時には長くなる。
【0090】このように、燃圧過渡時の燃圧フィードバ
ック制御の制御ゲインG2を燃圧定常時の制御ゲインG
1に比べ小さく選択設定することにより、燃圧過渡時に
おいて、燃圧PFのオーバーシュート量またはアンダー
シュート量を、制御性に支障ない程度に抑制することが
できる。
【0091】また、燃圧過渡時において、フィードバッ
ク制御を停止すると燃圧偏差ΔPFが所定範囲βに収束
しない場合であっても、制御ゲインG2による燃圧フィ
ードバック制御により、燃圧PFを目標燃圧PFoに一
致させることができる。このとき、燃圧過渡時にフィー
ドバック制御を停止させた従来技術と比べて、燃圧過渡
時の制御性が悪化することはない。
【0092】また、燃圧過渡時の制御ゲインG2から燃
圧定常時の制御ゲインG1への復帰条件として、目標燃
圧PFoが所定量α以上変化した時点(燃圧過渡開始時
点)から所定時間T1経過したとき、または、燃圧偏差
ΔPFが所定範囲β内にあって、且つ、所定時間T2だ
け継続したときを設定することにより、燃圧過渡時の制
御性および収束応答性をさらに向上させることができ
る。
【0093】たとえば、燃圧過渡時にフィードフォワー
ド制御した場合の燃圧PFが、燃圧レギュレータ15の
製品誤差、温度、電圧、耐久劣化などにより目標燃圧P
Foと大きく異なる場合には、制御ゲインG2によるフ
ィードバック制御では燃圧偏差ΔPFを収束させるのに
時間がかかり、燃圧補正時間(制御負担)が増加してし
まう。
【0094】しかし、燃圧過渡開始時点から所定時間T
1だけ経過したときに、燃圧定常時の制御ゲインG1に
強制的に切換えることにより、燃圧偏差ΔPFの収束応
答性を向上させることができる。
【0095】したがって、燃圧定常時および燃圧過渡時
において、燃圧レギュレータ15の製品誤差、温度、電
圧、耐久劣化などに起因する励磁電流Riと燃圧PFと
の特性ばらつきに対しても、安定性、燃圧精度および燃
圧応答性のよい燃圧制御を達成することができる。
【0096】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、燃圧過渡時の燃圧偏差ΔPFの収束性をさらに早め
るために、制御ゲインG1への復帰条件として所定時間
T1を設定したが、所定時間T1による制御ゲイン復帰
条件(図5内のステップS3)を削除してもよい。
【0097】この場合、燃圧偏差ΔPFが所定範囲β内
に収束してから所定時間T2経過後に復帰条件(ステッ
プS4)が成立し、制御ゲインG2から制御ゲインG1
に復帰する。
【0098】したがって、図7、図8内の破線で示すよ
うに、ステップS3の復帰条件を加えた場合の燃圧PF
の変化(実線参照)と比べて、収束時間が長くなるもの
の、燃圧PFを確実に目標燃圧PFoに収束させること
ができる。
【0099】実施の形態3.また、上記実施の形態1で
は、所定時間T1、T2をクランク角回転に対応させ、
エンジン回転数Neに応じて可変設定したが、エンジン
回転数Neにかかわらず所定時間T1、T2を一定値に
設定してもよい。
【0100】実施の形態4.また、上記実施の形態1で
は、図6のように、各制御ゲインG1、G2の値を燃圧
偏差ΔPFに応じて可変設定したが、燃圧偏差ΔPFに
かかわらず一定の値に設定してもよい。
【0101】また、図6のように、各制御ゲインG1、
G2を燃圧偏差ΔPFに応じた一義的に設定される一次
関数により可変設定したが、燃圧偏差ΔPFが正方向に
変化する場合と、負方向に変化する場合とで、異なる値
に可変設定してもよい。
【0102】実施の形態5.また、上記実施の形態1で
は、図9に示すように、燃圧可変手段として、高圧リタ
ーン配管14Aからの戻し燃料量を調整する燃圧レギュ
レータ15を用いたが、任意の変形例にも適用すること
ができ、たとえば、高圧ポンプ13の上流側に配置され
た他の燃圧可変手段を用いてもよい。
【0103】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、エンジンの運転状態を検出する各種センサと、エ
ンジンの筒内に直接燃料を噴射するインジェクタと、イ
ンジェクタに燃料を供給するポンプと、ポンプとインジ
ェクタとを接続する配管系と、インジェクタに作用する
実燃圧を検出する燃圧検出手段と、実燃圧を調整する燃
圧可変手段と、実燃圧が目標燃圧と一致するように燃圧
フィードバック制御を行う制御手段とを備えた筒内噴射
エンジンの燃圧制御装置において、制御手段は、燃圧フ
ィードバック制御用の制御ゲインを可変設定する燃圧補
正量算出手段を含み、燃圧補正量算出手段は、目標燃圧
が所定量以上変化したときの制御ゲインを、燃圧定常時
の第1の制御ゲインから燃圧過渡時用の第2の制御ゲイ
ンに切り換えるようにしたので、燃圧過度時における燃
圧のオーバーシュートやアンダーシュートを抑制すると
ともに、燃圧偏差を確実に収束させることにより、応答
性および安定性を向上させた筒内噴射エンジンの燃圧制
御装置が得られる効果がある。
【0104】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、燃圧補正量算出手段は、制御ゲインを第
1の制御ゲインから第2の制御ゲインに切り換えてから
所定時間だけ経過した時点で、制御ゲインを第1の制御
ゲインに復帰させるようにしたので、燃圧偏差の収束性
をさらに向上させた筒内噴射エンジンの燃圧制御装置が
得られる効果がある。
【0105】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1において、燃圧補正量算出手段は、目標燃圧と実燃
圧との偏差が所定範囲内にある状態が所定時間だけ継続
した時点で、制御ゲインを第1の制御ゲインに復帰させ
るようにしたので、燃圧偏差の収束性をさらに向上させ
た筒内噴射エンジンの燃圧制御装置が得られる効果があ
る。
【0106】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1において、燃圧補正量算出手段は、第2の制御ゲイ
ンを、運転状態に応じて可変設定するようにしたので、
運転状態によらず応答性および安定性を向上させた筒内
噴射エンジンの燃圧制御装置が得られる効果がある。
【0107】また、この発明の請求項5によれば、請求
項1において、燃圧補正量算出手段は、第2の制御ゲイ
ンを、目標燃圧と実燃圧との偏差に応じて可変設定する
ようにしたので、燃圧偏差の変化によらず応答性および
安定性を向上させた筒内噴射エンジンの燃圧制御装置が
得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を概略的に示すブロ
ック構成図である。
【図2】 図1内の目標燃圧算出手段で用いられるエン
ジン回転数とエンジン負荷を軸とした運転状態における
各燃焼モードを示す説明図である。
【図3】 図1内の燃圧レギュレータのデューティ−電
流―電圧特性を示す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による動作を示すタ
イミングチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1による燃圧フィード
バック制御ゲインの設定動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】 図1内の燃圧補正量算出手段で用いられる制
御ゲイン算出用の燃圧偏差−制御ゲイン特性を示す説明
図である。
【図7】 この発明の実施の形態1による高回転時の燃
圧フィードバック制御ゲインの強制切り換え動作を示す
タイミングチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態1による低回転時の燃
圧フィードバック制御ゲインの強制切り換え動作を示す
タイミングチャートである。
【図9】 従来の筒内噴射エンジンの燃圧制御装置を概
略的に示す構成図である。
【図10】 図9内の燃圧レギュレータの構造を示す縦
断面図である。
【図11】 図9内の燃圧レギュレータの基本特性を示
す説明図である。
【図12】 図9内の高圧ポンプの基本特性を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 エンジン、3 燃焼室、8 インジェクタ、10
燃料タンク、11 低圧ポンプ、12 低圧配管、13
高圧ポンプ、14 高圧配管、14A 高圧リターン
配管、15 燃圧レギュレータ、16 低圧リターン配
管、17 燃圧センサ、18 水温センサ、19 クラ
ンク角センサ、151 電磁コイル、153 プランジ
ャ、154 バルブ、20A ECU、21 スロット
ルセンサ、22 バッテリ電圧センサ、201 目標燃
圧算出手段、202 基本電流算出手段、203 実燃
圧検出手段、204 燃料補正量算出手段、205 電
流補正手段、206 デューティ補正手段、207 減
算器、208 加算器、CA クランク角信号、G1
燃圧定常時(第1)の制御ゲイン、G2 燃圧過渡時
(第2)の制御ゲイン、PF 燃圧(実燃圧)、PFo
目標燃圧、ΔPF燃圧偏差、Ri 励磁電流、T1、
T1a、T1b、T2 所定時間、VBバッテリ電圧、
α 所定量、β 所定範囲、θ スロットル開度。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 隆彦 兵庫県神戸市兵庫区浜山通6丁目1番2号 三菱電機コントロールソフトウエア株式 会社内 (72)発明者 榎木 圭一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3G066 AA02 BA19 BA51 CB15 CD03 CD26 CE29 DA04 DA06 DC01 DC04 DC05 DC09 DC18 3G301 HA04 HA15 JA07 LB04 LB06 LC10 MA19 NA03 NA04 NA08 ND01 ND05 ND12 ND15 ND41 NE13 NE14 NE15 NE23 PA11Z PA17Z PB08A PB08Z PE01Z PE03Z PG01Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの運転状態を検出する各種セン
    サと、 前記エンジンの筒内に直接燃料を噴射するインジェクタ
    と、 前記インジェクタに燃料を供給するポンプと、 前記ポンプと前記インジェクタとを接続する配管系と、 前記インジェクタに作用する実燃圧を検出する燃圧検出
    手段と、 前記実燃圧を調整する燃圧可変手段と、 前記実燃圧が目標燃圧と一致するように燃圧フィードバ
    ック制御を行う制御手段とを備えた筒内噴射エンジンの
    燃圧制御装置において、 前記制御手段は、前記燃圧フィードバック制御用の制御
    ゲインを可変設定する燃圧補正量算出手段を含み、 前記燃圧補正量算出手段は、前記目標燃圧が所定量以上
    変化したときの制御ゲインを、燃圧定常時の第1の制御
    ゲインから燃圧過渡時用の第2の制御ゲインに切り換え
    ることを特徴とする筒内噴射エンジンの燃圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記燃圧補正量算出手段は、前記制御ゲ
    インを前記第1の制御ゲインから前記第2の制御ゲイン
    に切り換えてから所定時間だけ経過した時点で、前記制
    御ゲインを前記第1の制御ゲインに復帰させることを特
    徴とする請求項1に記載の筒内噴射エンジンの燃料圧力
    装置。
  3. 【請求項3】 前記燃圧補正量算出手段は、前記目標燃
    圧と前記実燃圧との偏差が所定範囲内にある状態が所定
    時間だけ継続した時点で、前記制御ゲインを前記第1の
    制御ゲインに復帰させることを特徴とする請求項1に記
    載の筒内噴射エンジンの燃料圧力装置。
  4. 【請求項4】 前記燃圧補正量算出手段は、前記第2の
    制御ゲインを、前記運転状態に応じて可変設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の筒内噴射エンジンの燃圧
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記燃圧補正量算出手段は、前記第2の
    制御ゲインを、前記目標燃圧と前記実燃圧との偏差に応
    じて可変設定することを特徴とする請求項1に記載の筒
    内噴射エンジンの燃圧制御装置。
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