JP2009503152A - 強靭化熱膨張フィルムの熱硬化性前駆体及びそれから作製されたフィルム - Google Patents

強靭化熱膨張フィルムの熱硬化性前駆体及びそれから作製されたフィルム Download PDF

Info

Publication number
JP2009503152A
JP2009503152A JP2008522994A JP2008522994A JP2009503152A JP 2009503152 A JP2009503152 A JP 2009503152A JP 2008522994 A JP2008522994 A JP 2008522994A JP 2008522994 A JP2008522994 A JP 2008522994A JP 2009503152 A JP2009503152 A JP 2009503152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
precursor
epoxy
film
curing
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008522994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009503152A5 (ja
Inventor
アッシュ. ラモン,アラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Innovative Properties Co
Original Assignee
3M Innovative Properties Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 3M Innovative Properties Co filed Critical 3M Innovative Properties Co
Publication of JP2009503152A publication Critical patent/JP2009503152A/ja
Publication of JP2009503152A5 publication Critical patent/JP2009503152A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • C08J9/04Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • B29C44/02Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles for articles of definite length, i.e. discrete articles
    • B29C44/022Foaming unrestricted by cavity walls, e.g. without using moulds or using only internal cores
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G59/00Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
    • C08G59/18Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • C08J9/22After-treatment of expandable particles; Forming foamed products
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2363/00Characterised by the use of epoxy resins; Derivatives of epoxy resins

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

a.少なくとも350gの平均エポキシ当量を有する少なくとも1種のエポキシ化合物の30〜60wt%、
b.200g未満の平均エポキシ当量を有する少なくとも1種のエポキシ化合物の10〜25wt%、
c.少なくとも1種のエポキシ硬化剤の2〜40wt%、
d.少なくとも1種の強靭化剤の10〜30wt%、及び
e.少なくとも1種の発泡剤を含む強靭化発泡フィルムの前駆体であって、
エポキシ構成成分aとbの質量比、及び強靭化構成成分dの量が、23℃で少なくとも150N/25mmの硬化フィルムのフローティングローラー剥離強度、及び/又は23℃で少なくとも12kN/mの剪断衝撃強度を提供するように選択される、強靭化発泡フィルムの前駆体。

Description

本発明は、強靭化熱膨張フィルムの熱硬化性エポキシ系前駆体に関し、及びこうした前駆体から得られた熱硬化フィルムに関する。本発明はまた、本発明の熱硬化性エポキシ系前駆体を製造する方法に関し、及びこうした前駆体を熱硬化する方法に関する。
コアスプライス(core splice)フィルムとも呼ばれる熱膨張性硬化性フィルムは、ギャップ充填特性を提供するために、熱硬化反応中に膨張するように設計されたフィルム材料である。膨張性フィルム及びそれから得られた成形品は、例えば欧州特許EP0,511,716号に開示されている。この参考文献の膨張性フィルムは、非流動性(non-pourable)熱硬化性マトリックスシステム、及びその中に膨張剤を含有するマイクロセルラの現場膨張性熱可塑性ポリマーの粒子を含む。熱硬化時に、結果として生じる熱硬化及び膨張フィルムは、熱硬化可能な前駆体フィルムの厚さより約1〜400%大きい厚さを示す。EP’716の膨張性フィルムは、熱硬化反応中の制御された膨張を可能にするように設計されているが、結果として生じる熱硬化フィルムの機械的特性は、必要とされる特性の要求度プロファイルを、特に航空宇宙用途において、常に満たしているとは限らない。一般に、今までのところ入手できる熱硬化膨張エポキシ系材料は相対的に硬い傾向があり、並びに衝撃及び曲げ力に対する低度の抵抗を示し、これは組み立て部品及びパネルの取り扱い中に亀裂の形成を結果としてもたらす場合がある。また、先行技術において入手可能である熱硬化膨張エポキシ系材料は、しばしば不十分な強靭性を示す。
PCT国際公開特許WO03/055,957号は、車両製造、航空機建造、又は鉄道車両製造に、並びに車両製造における空洞の内部補強のため、及び薄肉金属シート又はプラスチック構成要素のための補強コーティングを製造するために、好適な高い強度及び衝撃耐性の構造接着剤を開示している。
米国特許第5,464,902号は、10℃未満のガラス転移温度を有する微量の官能化エラストマー粒子の添加により、衝撃誘発損傷に対して強靭化された相対的に脆性のエポキシ樹脂系を開示している。これらの材料は、繊維補強プリプレグのための構造化フィルム接着剤及びマトリックス樹脂として有用であることを特徴とする。
欧州特許EP1,272,587号は、衝撃耐性エポキシ樹脂組成物を開示しているが、それらは、それらの高温での挙動を害せずに、低温で十分な可撓性及び改善された剥離強度を示す。この組成物は、1分子につき平均して1を超えるイミド基とカルボキシル基を有する、二官能性アミノ末端ポリマーとトリ若しくはテトラカルボン酸無水物から得られる反応生成物、或いは三官能性若しくは多官能性アミノ末端ポリマーと環状カルボン酸無水物とからの反応生成物であって、その反応生成物が1分子につき平均して1を超えるカルボキシル基を含有するもの、を含む。
これらの強靭化熱硬化エポキシ系フィルムは、それらを曲げ力に対してより感受性でなくする有利なエネルギー吸収特性を提供する場合があるが、それらは多くの場合、接着用途のために設計され、並びにそれらは硬化中のギャップ充填特性及び硬化時の滑らかな仕上げを提供するために必要な制御された膨張挙動を示さない。
そのため、硬化時に好ましいエネルギー吸収特性及びギャップ充填特性の両方を示す、膨張熱硬化フィルムの熱膨張性及び硬化性エポキシ系前駆体を提供することが本発明の目的であった。有利な機械的特性、並びに滑らかな及び審美的に魅力的な仕上げの両方を有する膨張フィルムに熱硬化可能である、熱膨張性及び硬化性エポキシ系前駆体を提供することが本発明の別の目的である。
当業者は、以下に与えられた本発明の詳細な明細書により、本発明の他の目的を理解することができる。
本発明は、
a.少なくとも350gの平均エポキシ当量を有する少なくとも1種のエポキシ化合物の30〜60wt%、
b.220g未満の平均エポキシ当量を有する少なくとも1種のエポキシ化合物の10〜25wt%、
c.少なくとも1種のエポキシ硬化剤の2〜40wt%、
d.少なくとも1種の強靭化剤の10〜30wt%、及び
e.少なくとも1種の発泡剤を含む、強靭化発泡フィルムの熱硬化性前駆体に関し、
エポキシ構成成分aとbの質量比、及び強靭化構成成分dの量が、23℃で少なくとも150N/25mmの硬化フィルムのフローティングローラー剥離試験強度、及び/又は23℃で少なくとも11.5kN/mの剪断衝撃強度を提供するように選択される。
少なくとも350gの平均エポキシ当量を有する1種以上のエポキシ化合物及び220g未満の平均エポキシ当量を有する1種以上のエポキシ化合物の両方が、各々好ましくは、少なくとも2の平均エポキシ官能基を有する。
本発明はまた、本発明の前駆体を105〜180℃の温度で熱硬化することにより得られる強靭化熱膨張硬化フィルムに関する。
本発明はまた、空隙充填及び縁部仕上げ用途のための本発明の前駆体の使用にも関する。
上記及び下記で使用されたとき、用語「フィルム」は、2方向への伸長が、最初の2つの方向に対して本質的に直交する第3の方向への伸長を、少なくとも3倍及びより好ましくは少なくとも5倍で超える2方向への伸長を有する物品に関する。より具体的には、用語「フィルム」は、例えば、ストリップ、ホイル、バンド、シート、シーティングなどと通常呼ばれる本質的に2次元の物品を包含する。
硬化前に、本発明の前駆体フィルムは、曲面に適用できるように及び本質的に2次元のいずれの形状も取れるように、変形可能であり及び被覆可能であることが好ましい。
開環反応により重合可能なオキシラン環を有するいずれの有機化合物も、本発明の前駆体のエポキシ化合物として使用されてもよい。こうした物質は、エポキシと広く呼ばれ、モノマーのエポキシ化合物及びポリマーのエポキシ化合物を包含し、並びに脂肪族、脂環式、芳香族、又は複素環式であることができる。有用な物質は一般に、1分子につき少なくとも2の重合可能なエポキシ基を有し、及びより好ましくは1分子につき2〜4の重合可能なエポキシ基を有する。
前駆体の高度な粘着性及び加工可能な粘度間の所望のバランス、及び硬化フィルムの高度な靭性を提供するために、熱膨張硬化フィルムの前駆体が、少なくとも1種の高分子量エポキシ化合物及び少なくとも1種の低分子量エポキシ化合物を含むことは、本発明において必須である。
少なくとも1種の低分子量エポキシ化合物は、少なくとも2、及びより好ましくは2〜4の平均のエポキシ官能価、即ち1分子につき重合可能なエポキシ基の平均の数、並びに220g未満、及びより好ましくは100〜200gの平均エポキシ当量を有するエポキシ化合物の群から好ましくは選択される。平均エポキシ当量は、DIN16945に従って測定される。これらの低分子量エポキシ化合物は、室温で一般に液体であり、及びまた反応性エポキシ薄め液又は反応性エポキシ希釈剤ともよく呼ばれる。これらの化合物は好ましくは、ジフェノール及びポリフェノール、又は脂肪族若しくは脂環式ヒドロキシル化合物の任意に置換されたジグリシジルエーテル及びポリグリシジルエーテルの群から選択される。好適な低分子量エポキシ化合物は、例えば、リゾリューション・パフォーマンス・プロダクツ(Resolution Performance Products)から商品名ヘロキシ(Heloxy)(登録商標)変性剤(Heloxy(Trademark) Modifiers)として市販されている。
少なくとも1種の高分子量エポキシ化合物は、少なくとも2、及びより好ましくは2〜4の平均のエポキシ官能価、並びに少なくとも350g、より好ましくは少なくとも425g、及び特に好ましくは少なくとも500gの平均エポキシ当量を有する。主鎖は、いずれの種類であってもよく、及びそれは好ましくは本質的にハロゲンを含まず、特に塩素を含まない。いずれの置換基もまた、本質的にハロゲンを含まないか又は臭素化されていることができ、さもなければオキシラン環と反応する求核又は求電子部分(活性水素原子)を持たないいずれの基であってもよい。許容される置換基には、エステル基、エーテル基、スルホネート基、シロキサン基、ニトロ基、アミド基、ニトリル基、ホスフェート基などが挙げられる。様々な有機エポキシの混合物もまた、本発明の組成物に使用されてもよい。好適な高分子量エポキシ化合物は、例えば、ロイナ・ハルツ社(Leuna Harze GmbH)から商品名エピロックス(Epilox)(登録商標)A50−02により、リゾリューション・パフォーマンス・プロダクツ(Resolution Performance Products)からエピコート(Epikote)(登録商標)1001として市販されている。
それぞれ低分子量又は高分子量エポキシ化合物として本発明で有用なエポキシ化合物は、好ましくは、ビスフェノールA、ビスフェノールE、ビスフェノールF、ビスフェノールS、脂肪族及び芳香族アミン、例えば、メチレンジアニリン及びアミノフェノール、並びにハロゲン置換ビスフェノール樹脂、ノボラック(novolacs)、脂肪族エポキシ、並びにこれらの及び/又はこれらの間の組み合わせである。より好ましくは、有機エポキシは、ビスフェノールA及びビスフェノールFのジグリシジルエーテル並びにエポキシノボラック(novolacs)を含む群から選択される。他の有用な有機エポキシには、米国特許第5,019,605号、米国特許第4,145,369号、米国特許第3,445,436号、米国特許第3,018,262号、並びにリー(Lee)及びネビル(Neville)によるエポキシ樹脂のハンドブック(Handbook of Epoxy Resins)、マグロウヒル・ブック社(McGraw Hill Book Co.)、ニューヨーク(1967年)に開示されるものが挙げられる。
前駆体の質量に関する、それぞれ1種以上の高分子量エポキシ化合物と1種以上の低分子量エポキシ化合物の重量パーセント及びそれらの比は、高い靱性及び/又は有利なエネルギー吸収特性を有する硬化又は熱硬化フィルムを提供するように調整される必要がある。これらの特性は本発明において、剪断衝撃強度(以下の実験の節に指定された、改善されたASTM D950試験方法に従う)及び/又はいわゆるフローティングローラー剥離強度(以下の実験の節に指定されたように測定される)を測定することにより定量化される。本発明では、硬化フィルムは、少なくとも150N/25mm、より好ましくは少なくとも175N/25mm、及び特に好ましくは少なくとも185N/25mmのフローティングローラー剥離強度、並びに/又は少なくとも12kN/m、より好ましくは少なくとも15kN/m、及び特に好ましくは少なくとも17.5kN/mの剪断衝撃強度を示す。フローティングローラー剥離強度及び剪断衝撃強度の両方が、23℃の温度で測定される。試験用(125℃で60分間硬化)サンプルの調製及び試験方法は、以下の試験方法の節に詳細に記載されている。本発明の硬化フィルムは、特に好ましくは、少なくとも150N/25mmのフローティングローラー剥離強度、及び少なくとも12kN/m2の剪断衝撃強度の両方を示す。
少なくとも1種の高分子量エポキシ化合物が、30〜60wt%で、本発明の前駆体に包含される。少なくとも1種の高分子量エポキシ化合物の量が約30wt%未満である場合には、硬化フィルムの靱性、及び特にその剪断衝撃強度が、航空宇宙産業における需要用途には不十分な傾向があることが、本発明の発明者によって見出された。少なくとも1種の高分子量エポキシ化合物の量が前駆体の質量に関して約60wt%を超えた場合には、縁部封止及び仕上げ用途に使用される硬化フィルムの表面品質は悪くなる傾向があることもまた見出された。こうした考察により束縛されることを望まないが、少なくとも1種の高分子量エポキシ化合物の量が約60wt%を超える場合には、前駆体の粘度が高くなり過ぎ、硬化中に制御された及び均一な膨張ができない傾向があるのではないかと、本発明の発明者は推測している。
少なくとも1種の低分子量エポキシ化合物が、10〜25wt%、より好ましくは12.5〜23.5wt%、及び特に好ましくは15〜22.5wt%の量で、本発明の前駆体に包含される。前駆体の質量に関して、構成成分bの少なくとも1種の低分子量エポキシ化合物の量が約10wt%未満である場合には、硬化していない前駆体フィルムの粘着性は、様々な用途に対して低過ぎる傾向があることが、本発明の発明者によって見出された。こうした量が、約25wt%を超える場合には、前駆体の粘度は低くなり過ぎる傾向があり、その結果125℃で60分間の硬化後に測定されたとき、硬化時の前駆体の膨張を、10〜100体積%、及びより好ましくは20〜60体積%の所望の体積膨張範囲に調整することは困難である。少なくとも1種のより低分子量のエポキシ化合物の量に対する少なくとも1種の高分子量エポキシ化合物の量の比は、好ましくは1.5〜6、及びより好ましくは2.5〜5.5である。こうした重量比が、約1.5未満である場合、硬化フィルムは望ましくなく低い靱性を示す傾向があり、及び硬化中の前駆体の膨張挙動を制御するのは困難である。こうした重量比が約6より高い場合には、硬化していない前駆体は、望ましくなく低い粘着性を有する傾向があり、前駆体の空隙充填及び縁部封止特性は悪影響を受ける傾向がある。
本発明で有用なエポキシド硬化剤は、有機エポキシドのオキシラン環と反応してエポキシドの実質的な架橋を生じさせる物質である。これらの物質は、架橋反応を生じさせる少なくとも1種の求核又は求電子部分(例えば、活性水素原子)を含有する。エポキシド硬化剤は、エポキシド連鎖延長張剤とは相異なり、これは主として有機エポキシドの鎖の間に存在することになり及びあったとしても非常に少ない架橋しか生じない。本明細書で使用するとき、エポキシ硬化剤は、また硬化剤、触媒、エポキシ架橋剤、及び架橋剤としても当該技術分野において既知である。
エポキシド硬化剤とエポキシド硬化反応の速度を増加するために使用される促進剤とは区別されるときもある。促進剤は典型的には、エポキシド硬化剤としても分類され得る多官能性物質である。そのため本発明の明細書では、硬化剤と促進剤とを区別していない。
本発明に有用なエポキシド硬化剤には、エポキシ樹脂組成物を硬化し、及び架橋されたポリマーネットワークを形成するために従来使用されているものが挙げられる。こうした剤には、脂肪族及び芳香族一級アミン、例えばジ−(4−アミノフェニル)スルホン、ジ−(4−アミノフェニル)−エーテル、及び2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパンが挙げられる。こうした化合物にはまた、脂肪族及び芳香族三級アミン、例えばジメチルアミノプロピルアミン及びピリジンが挙げられ、これは実質的な架橋を生成するための触媒として作用してもよい。更に、ホウ素錯体、特にモノエタノールアミンとのホウ素錯体、2−エチル−メチルイミダゾールのようなイミダゾール、テトラメチルグアニジンのようなグアニジン、トルエンジイソシアネート尿素のような置換尿素、ジシアノジアミド、並びに4−メチルテトラヒドロキシフタル酸無水物、3−メチルテトラヒドロキシフタル酸無水物、及びメチルノルボルネンフタル酸無水物のような酸無水物が採用されてもよい。更に他の有用な硬化剤には、ポリアミン、メルカプタン、及びフェノールが挙げられる。好ましくは、エポキシド硬化剤は、アミン、酸無水物、グアニジン、ジシアンジアミド、及びこれらの混合物から成る群から選択される。より好ましくは、エポキシド硬化剤は、ジシアンジアミド及び2,4−ジ−(N’N’−ジメチルウレイド)トルエンとの混合物である。
本発明の前駆体は、2〜40wt%、及びより好ましくは4〜30wt%の1種以上のエポキシド硬化剤を含む。
本発明の前駆体は更に、1種以上の強靭化剤を前駆体の質量に関して、10〜30wt%、及びより好ましくは12.5〜25wt%の量で包含する。強靭化剤は好ましくは、コアシェル強靭化剤、CTBN(カルボキシル及び/又はニトリル末端ブタジエン/ニトリルゴム)、及び高分子量アミン末端ポリテトラメチレンオキシドを含む群から選択される。
本発明に特に好ましいコアシェル強靭化剤は、通常、それぞれ内部コア領域及び外部シェル領域に異なる物質を含む。好ましくは、コアはシェルより硬くてもよいが、これは必要なことではない。シェルはより硬い材料を含んでもよく、及び/又はシェルはその構造において層化されていてもよい。最も好ましくは、内部の硬いコア構成成分は、単一及び/又は複数個の有機ポリマー、並びに周期表の第1、第2、及び/又は第3遷移系列、例えばシリカ、アルミナ、ジルコニアからの無機酸化物、及び/又は天然起源の鉱物、例えば長石、シリケート、アルミネート、ジルコネート、及び/又は他の高硬度材、例えばカーバイド、ニトリド、シリサイド、アルミナイド、並びに/又はこれらの及びこれらの間の幾つかの組み合わせから構成される。外部の柔らかいシェル構成成分は、ゴム、例えばジエン、オレフィンゴム、天然ゴム、ポリイソプレン、そのコポリマー、エチレンプロピレンモノマーゴム、ジエン−アクリロニトリルコポリマー、ビニル芳香族モノマーのコポリマー、SBRゴムとして既知のスチレン−ブタジエンコポリマー、及びアクリロニトリル又は不飽和エステルとスチレン又はビニルトルエンとジエンのターポリマーから構成されてもよい。柔らかいシェルは好ましくは、前駆体のエポキシ構成成分と反応できるカルボキシル、ヒドロキシル、エポキシ、シアネート、イソシアネート、アミノ、及びチオールなどの官能基を有する変性物を包含する。
本発明に有用なコアシェル強靭化剤は、例えばローム・アンド・ハース(Rohm and Hass)から商品名パラロイド(Paraloid)(登録商標)として市販されている。
CTBN強靭化剤は、硬化中にそれらのカルボキシル及び/又はニトリル官能基により、前駆体のエポキシド構成成分と反応し、それによってそれらのブタジエン/ニトリルゴム部分を、柔らかい、衝撃吸収セグメントとして、ハードセグメントを形成するエポキシネットワーク中に導入する。
本発明に有用なCTBN強靭化剤は、例えばドイツのハンブルク(Hamburg)のハンス・ケミー社(Hanse Chemie AG)から商品名「アルビポックス(Albipox)(登録商標)」として市販されている。
本発明に有用な高分子量アミン末端ポリテトラメチレンオキシドは、例えば米国ミネソタ州セントポール(St. Paul)の3M社(3M Company)から、商品名「3M EPX(登録商標)ゴム(3M EPX(Trademark) Rubber)」として市販されている。
本発明の前駆体中に存在する1種以上の強靭化剤の量は、前駆体の質量に関して、約10〜30wt%、より好ましくは約12.5〜25wt%、及び特に好ましくは約12.5〜20wt%となるであろう。
本発明の前駆体は更に、それぞれ非カプセル化又はカプセル化発泡剤の群から好ましくは選択される1種以上の発泡剤を含む。非化学発泡剤は、これはまた化学発泡剤と呼ばれるときもあるが、加熱中に、窒素、窒素酸化物、水素又はカルボキシド二酸化物(carboxide dioxide)のようなガス状化合物を放出する。本発明に有用な化学発泡剤には、例えば、アゾビスイソブチロニトリル、アゾジカーボンアミド、カルバジド、ヒドラジド、水素化ホウ素ナトリウム又は重炭酸ナトリウム/クエン酸に基づく非アゾ化学発泡剤、及びジニトロソペンタメチレンテトラミンが挙げられる。
驚くべきことに、こうした化学発泡剤の量を約0.5〜1.8wt%、及びより好ましくは約0.7〜1.5wt%の範囲に注意深く制御するとき、化学発泡剤が、有利なエネルギー吸収特性及び縁部封止仕上げの特徴を有する硬化エポキシ系フィルムを製造するのに使用できることが、本発明の発明者により見出された。1種以上の化学発泡剤を含む前駆体の膨張挙動は有効に制御され得ないで、硬化中に放出されたガス状化合物の発生は、フィルムの機械的特性に悪影響を与えるエポキシドマトリックス中のチャネル及びピンホールの形成を結果としてもたらすとこれまでは推測されていたため、これは驚くべきことであった。同様に、化学発泡剤は、要求される均一な膨張の特徴を備えていないため、化学発泡剤を含む前駆体は、ギャップ充填及び縁部封止及び仕上げ用途には有用でないともまた推測されていた。
これらの不利な予想に反して、驚くべきことに、1種以上の化学発泡剤を含む前駆体は、こうした発泡剤の量が、0.5〜1.8wt%の狭い枠内に注意深く調整される場合には、有利な機械的特性を有する硬化熱膨張エポキシ系フィルムを製造するために使用され得ることが、本発明の発明者により見出された。こうした1種以上の化学発泡剤の量が、前駆体の質量に関して約0.5wt%未満である場合は、硬化中のフィルムの全体的な膨張は低過ぎて、有効なギャップ充填及び/又は縁部封止を提供することができない傾向がある。こうした1種以上の化学発泡剤の量が、前駆体の質量に関して約1.8wt%を超える場合は、硬化フィルムの機械的特性は明らかに悪くなる傾向がある。
1種以上の化学発泡剤の量は、前駆体の質量に関して好ましくは0.5〜1.8wt%、及びより好ましくは0.7〜1.5wt%である。
カプセル化発泡剤は、通常、ポリマーの熱可塑性シェルの中にカプセル化された液化ガス、例えばトリクロロフルオロメタン又は炭化水素、例えばn−ペンタン、イソペンタン、ネオペンタン、ブタン、及び/又はイソブタンを含む。加熱時に、液化ガスは膨張し及び容積を増し、又は熱可塑性シェルを「微小風船」のように膨らます。
有利な機械的特性並びに縁部封止及び仕上げ特性を有する硬化熱膨張エポキシ系フィルムは、1種以上の封入発泡剤を、前駆体の質量に関して、2〜10wt%、及びより好ましくは3〜9wt%の量で使用するときに得られることが、本発明の発明者により見出された。
1種以上のカプセル化発泡剤又は化学発泡剤の量は、それぞれ、好ましくは、硬化していないフィルムに関して25〜100体積%、より好ましくは30〜85体積%、及び特に好ましくは40〜70体積%の硬化フィルム(125℃で60分間硬化された)の体積膨張を提供するように選択される。この狭い膨張の枠内では、一方では高いエネルギー吸収特性と高い靱性、及びまた一方では有利な空隙充填と縁部封止仕上げ特性といった要求される機械的特性間の最適なバランスが得られることが、本発明の発明者により見出された。特に、こうした枠内では、熱膨張硬化縁部封止フィルムは、滑らかな、本質的に空隙及び泡を含まない仕上げを示しながら得られ、その結果こうした表面の再加工は製造中に必要ない。
より少量の発泡剤が必要とされるため、及びコアシェル強靭化剤のシェル構成成分は、追加の工程を必要とするエポキシマトリックスと相溶性があるように選択される必要があるため、1種以上の化学発泡剤を含む本発明の前駆体は好ましい。
特に好ましいのは、
a.少なくとも2の平均エポキシ官能価及び少なくとも350gの平均エポキシ当量を有する少なくとも1種のエポキシ化合物の35〜55wt%、
b.少なくとも2の平均エポキシ官能価及び210g未満の平均エポキシ当量を有する少なくとも1種のエポキシ化合物の12.5〜23.5wt%、
c.少なくとも1種のエポキシ硬化剤の2〜35wt%、
d.少なくとも1種の強靭化剤の12.5〜25wt%、及び
e.前駆体の質量に関して0.5〜1.8wt%の量の少なくとも1種の化学発泡剤を含む本発明の前駆体であり
エポキシ構成成分aとbの質量比、及び強靭化構成成分dの量が、23℃で少なくとも150N/25mmの硬化フィルムのフローティングローラー剥離強度、及び/又は23℃で少なくとも11.5kN/mの剪断衝撃強度を提供するように選択される。
本発明の前駆体は、更なる構成成分、添加剤、及び/又は剤を任意に含んでもよい。
本発明の前駆体は、前駆体の質量に関して、好ましくは1種以上のフィルム形成剤を0.25〜5wt%、及びより好ましくは1〜3wt%の量で含んでもよい。好適なフィルム形成剤は、例えばポリヒドロキシエーテル化合物、例えばフェノキシ樹脂、ポリエーテルジアミン、ポリビニルアセタール、及びこれらの混合物を含む化合物の群から選択されることができる。ポリヒドロキシエーテル化合物が好ましい。フィルム形成剤が熱硬化中の前駆体の粘度及び膨張挙動を制御するために使用できることが、本発明の発明者により見出された。
本発明の組成物中に好ましくは組み込まれてもよいその他の任意成分には、チタネート、シラン、ジルコネート、ジルコアルミネート、リン酸エステル(類)、及びこれらの混合物から成る群から選択されるもののような湿潤剤が挙げられる。湿潤剤は、組成物の混合性及び加工性を改善し、並びにまた組成物の取扱適性を高めることができる。有用な湿潤剤は、米国特許第5,019,605号に開示されている。特に有用な湿潤剤は、フランス、ジーン(Gene)のコーテックス(Coatex)からコーテックス(Coatex)DO−UP6Lとして市販されている。
本発明の前駆体は好ましくは、前駆体のレオロジー的特性を調節するため、並びにその粘度を調整して、具体的な用途に関してその加工性を改善及び調整するために使用されてもよい1種以上の充填剤を含んでもよい。これらは好ましくは、シリカを包含する無機充填剤である。特に好ましいのは、デグサ(Degussa)からアエロジル(Aerosil)(登録商標)として、又はキャボット(Cabot)からキャブ・オー・シル(CAB-O-SlL)(登録商標)として市販されている疎水性ヒュームドシリカである。
本発明の前駆体は、幾つかの技術により容易に調製され得る。例えば、様々な構成成分が、周囲条件下でモーグル(Mogul)ミキサーのような好適な内部混合容器に加えられてもよい。混合技術は決定的に重要な意味を持つわけではなく、エポキシ構成成分a及びb、並びに強靭化剤構成成分dは、典型的には、80〜85℃の温度で機能する。エポキシ硬化剤構成成分c及び発泡剤構成成分eが加えられるとき、温度は好ましくは70℃以下に低下されてもよい。混合は、構成成分が均質な混合物を形成するまで続けられ、その後前駆体はミキサーから取り出される。
それらの優れた加工性のために、前駆体は、押出成形機又はホットメルトコーターのような従来の加工装置によって、フィルムとして加工され得る。
前駆体は、自立フィルムとして加工されることもできるし、又はそれは、例えば、金属(例えば、Al、Al合金、チタン若しくはステンレス鋼)若しくは例えば、ガラス、ホウ素、炭素、ケブラー(Kevlar)繊維、エポキシ、フェノール、シアネートエステル、及びポリエステルマトリックスを含む他の基材のような様々な基材に適用されてもよい。本発明の前駆体フィルムの厚さは、好ましくは0.50mm〜3.80mm、及びより好ましくは1.25mm〜2.50mmである。幾つかの用途では、それは、例えば典型的には3mmまでの厚さを有する薄いコーティングとして適用されてもよい。他の用途では、それは嵩高い物品の調製、例えば航空機内部に使用された複合床パネル又は壁の建造のためなどに使用されてもよい。こうした床パネル又は壁は典型的には、本発明の前駆体フィルムにより充填された封止及び縁部仕上げをされていてもよい、典型的には、1mm〜80mmの厚さを有するハニカム構造を含んでもよい。
前駆体は、その後熱硬化される。硬化条件は、具体的な用途に依存して広く異なることができる。硬化温度は、典型的には105℃〜180℃の間で選択され、及び硬化時間は典型的には15〜180分の間に達する。それらの硬化温度に達するための温度上昇速度は、典型的には0.5℃/分〜5.0℃/分の間で選択される。
上記及び下記において与えられる百分率は、特に指示がない限り重量百分率である。構成成分a〜e、及び存在する場合、いずれかの添加剤の百分率が前駆体を、合計が100wt%になるまで構成する。本発明は更に、以下の実施例により説明されるが、これは説明のためのものであり、制限することを目的としていない。その前に、実施例で使用される幾つかの試験方法が与えられる。
試験方法
フローティングローラー剥離試験(the Floating Roller Peel Test)用試験試料の調製(金属対金属剥離強度試験(the Metal-to-Metal Peel Strength Testing)と呼ばれるときもある)
本発明の前駆体が硬化プロセス中に発泡するとき、1.27mmの硬化していない厚さを有する熱発泡する前駆体フィルムについては1.6mm厚さの硬いシム、又は2.54mmの硬化していない厚さを有する熱発泡する前駆体フィルムについては3.2mm厚さの硬いシムのいずれかが使用された。シムは、3M社(3M Company)から製品参照5480により入手可能な感圧性PTFEテープを用いて保護された。作製された各剥離試験パネルについて、各側に適合されたシム(合計4つのシム)が熱発泡する前駆体フィルムが剥離試験パネルから離れて発泡するのを防いだ。硬化は、3℃/分の温度上昇速度を使用してプラテンプレスの中で行なわれた。プラテンプレスは熱硬化中、4つのシム上に100kPaの定圧で保たれ、本質的に一定の接合面の厚さ(bond line thickness)(硬化フィルムの厚さ)及びフィルムの本質的に一定の硬化密度を結果としてもたらした。接着前駆体フィルムは次に125℃で60分間硬化された。硬化接着フィルムは次に、3℃/分を使用して冷却された。
フローティングローラー剥離試験(Floating Roller Peel Test)(金属対金属剥離強度試験(Metal to Metal Peel Strength Test)と呼ばれるときもある)
試験試料調製のために使用された被覆アルミニウム合金2024T3プレートの表面の調製は、最適化林産品研究所(Optimized Forest Product Laboratory)(最適化FPLエッチング液(Optimized FPL etching solution))基準(硫酸クロム(sulfochromic)エッチング)に基づき、及び以下の表1に記載されたような試験手順の以下の修正を有する欧州基準EN2334バージョンB(the European standard EN 2334 version B)に基づいている。
Figure 2009503152
硬化後及び試験前に、試験試料は、23+/−2℃の室温及び50+/−5%の相対湿度で16時間保存された。試験試料は次に、ベイテンズ(BATENS)帯鋸モデルB350を使用して25mmの均一な幅を有する個々の試料に、注意深く切断された。切断は真っ直ぐで及び平行であった。試験は次に、23+/−2℃及び相対湿度50+/−5%の試験条件下で実施された。
剥離試験は次に、EN2243−2に従って、150mm/分の剥離速度を使用して、ツウィック(ZWICK)からモデル1467として入手可能な引張り試験機上で行なわれた。実施例につき3測定が実施され、並びに結果は平均され及びN/25mmで報告された。
接着結合(adhesive bonds)の衝撃強度試験
すべての衝撃強度試験試料は、エッチングされた2024T3アルミニウム合金プレートを使用して作製された。衝撃強度試験試料を組み立てるために、常に、寸法35.0mmx25.0mmx8.0mmを有する1枚のアルミニウムプレート、及び寸法25.0mmx25.0mmx8mmを有する第2のプレートが、25.0mmx25.0mmの表面積を有する硬化されていない前駆体フィルムを使用して共に固着された。前駆体フィルムは次に125℃で60分間硬化された。接着フィルムは、3℃/分の率を使用して加熱及び冷却された。
衝撃強度試験試料は次に、試験前に周囲条件23+/−2℃、相対湿度50+/−5%で16時間調整された。衝撃強度試験は次に、23+/−2℃の室温条件、相対湿度50+/−5%で、ASTM D950に従って行なわれた。実施例につき3測定が実施され、並びに結果は平均され及びkN/mで報告された。
発泡性前駆体フィルムの自由膨張
%による自由膨張が、EN2667−3に従って決定された。試験試料は、最初にEN2090に従って、120mmx120mmの寸法及び1〜2mmのシートの厚さを有する正方形のアルミニウム合金シート2024−T3を切り取ることにより調製された。次の工程では、100mmx100mmの寸法を有する正方形の接着フィルムサンプルが切り取られた。接着正方形は次に、アルミニウム合金シートの中央に接着された。硬化前に、硬化されていない前駆体試験試料は、0.01mmの精度を有するフラットエッジマイクロメーターキャリパーを用いて、4℃以下の温度で測定された(測定は、厚さ測定工具に接着するフィルムの粘着を回避するために、周囲の、より低い温度で行なわれる)。前駆体試料は次に、3℃/分の温度上昇率で稼動された、MPCから入手可能の加熱空気循環オーブンを使用して、125℃+/−3℃又は175℃+/−3℃のいずれかにより硬化された。硬化された厚さの測定前に、すべての試験試料は、23+/−2℃の室温及び50+/−5%の相対湿度で、硬化された試料が周囲温度に戻るまで保存された。膨張率は次に、以下の式に従って計算された:
膨張(%)=((厚さ硬化された−厚さ硬化されていない)/厚さ硬化されていない)x100
Figure 2009503152
(実施例1〜4)の調製
本発明のエポキシ系組成物は、表2の材料のリストからの成分を、ギタード社(Guittard Co.)から入手可能な0.5リットルのモーグルミキサー中で混ぜ合わせることにより調製された。表2では、すべての濃度はwt%として与えられる。
高エポキシ当量エポキシ樹脂(エピロックス(Epilox)A.50−02及びエピコート(Epikote)1001)と低エポキシ当量エポキシ樹脂(エピロックス(Epilox)AF.18−50、エポン(Epon)MK107)の溶融/混合プロセス中、75〜85℃のミキサー温度が油加熱を使用して保持された。ひとたび溶融したら、エポキシ樹脂の均質なブレンドは、75〜85℃の温度に保たれ、及び強靭化剤(パラロイド(Paraloid)EXL2600)がフィルム形成剤(パフェン(Paphen)PKHP200)と共に添加された。ブレンドがもう一度均質になるまで、更に溶融及び分散が60分間で完了された。次の工程では、すべての充填剤(レーブン(Raven)1255P、シールデックス(Shieldex)AC5、及びアエロジル(Aerosil)R.202VV)がブレンドに加えられ、及び30分間の追加混合が75〜85℃のミキサーの一定残留温度で行なわれた。充填剤の組み込み完了後、ミキサー温度は65〜70℃に低下された。2種の硬化剤、(アミキュア(Amicure)CG1200及びオミキュア(Omicure)U.52M)及び化学発泡剤(オペックス(Opex)80)が次に混合物に加えられ、その後追加の20〜25分間混合された。これらの混合物のすべては、滑らかな及び均一稠度を有するペーストであり、並びに混合プロセスの完了後に加熱されたドラムの中に入れられたが、そこから、それらは所望のフィルムの厚さにホットメルトコーティングされ得た。
硬化中(125℃及び175℃で)のエポキシ系組成物の自由膨張、及び硬化後の衝撃強度試験並びにフローティングローラー剥離試験(Floating Roller Peel Test)(金属対金属剥離強度試験(the metal to metal peel strength test))が、試験方法の節に前述されたように測定された。これらの測定の結果は表3に要約されている。
図1に複製された写真は、従来のハニカムコアへの縁部封止手段として適用された実施例1の硬化された強靭化発泡フィルムを示す。硬化された強靭化発泡フィルムは、有利な縁部仕上げを示すことが見られる。
比較実施例1〜3の調製
本発明のこれらのエポキシ系組成物は、表の材料のリストからの成分を、ギタード社(Guittard Co.)から入手可能な0.5リットルのモーグルミキサー中で混ぜ合わせることにより調製された。表2では、すべての濃度はwt%として与えられる。
3種のエポキシ樹脂(エピコート(Epikote)1001、エピロックス(Epilox)AF.18−50、及びBPA)の溶融/混合プロセス中、75〜85℃のミキサー温度が油加熱を使用して保持された。ひとたび溶融したら、エポキシ樹脂の均質なブレンドは、75〜85℃の温度に保たれ、及び予備反応した液体強靭化剤(アルビポックス(Albipox)1000)が加えられた。次の工程では、ヒュームドシリカ充填剤(アエロジル(Aerosil)(商標)R.202VV)がブレンドに加えられ、及び30分間の追加混合が75〜85℃のミキサーの一定残留温度で行なわれた。充填剤の組み込み完了後、ミキサー温度は65〜70℃に低下された。表2に記載されたような残りの化合物が次に加えられ、その後、追加の20〜25分間混合された。これらの混合物のすべては、滑らかな及び均一稠度を有するペーストであり、並びに混合プロセスの完了後に加熱されたドラムの中に入れられたが、そこから、それらは所望のフィルムの厚さにホットメルトコーティングされ得た。
硬化中(125℃及び175℃)のエポキシ系組成物の自由膨張、及び硬化後の衝撃強度試験並びにフローティングローラー剥離試験(Floating Roller Peel Test)(金属対金属剥離強度試験(metal to metal peel strength test))が、試験方法の節に前述されたように測定された。これらの測定の結果は表3に要約されている。
Figure 2009503152
Figure 2009503152
従来のハニカムコア構造体への縁部封止手段として適用された実施例1の硬化された強靭化発泡フィルムを示す写真。

Claims (10)

  1. a.少なくとも350gの平均エポキシ当量を有する少なくとも1種のエポキシ化合物30〜60wt%、
    b.200g未満の平均エポキシ当量を有する少なくとも1種のエポキシ化合物10〜25wt%、
    c.少なくとも1種のエポキシ硬化剤2〜40wt%、
    d.少なくとも1種の強靭化剤10〜30wt%、及び
    e.少なくとも1種の発泡剤、を含む強靭化発泡フィルムの前駆体であって、
    前記エポキシ構成成分aとbの質量比、及び前記強靭化構成成分dの量が、23℃で少なくとも150N/25mmの硬化フィルムのフローティングローラー剥離強度、及び/又は23℃で少なくとも11.5kN/mの剪断衝撃強度を提供するように選択される、強靭化発泡フィルムの前駆体。
  2. 少なくとも350gの平均エポキシ当量を有する前記エポキシ化合物及び200g未満の平均エポキシ当量を有する前記エポキシ化合物が、少なくとも2の平均エポキシ官能価基を有する、請求項1に記載の前駆体。
  3. 前記強靭化剤が、コアシェル強靭化剤の群から選択される、請求項1に記載の前駆体。
  4. 少なくとも1種のフィルム形成剤を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の前駆体。
  5. 1種以上の充填剤を10wt%未満の量で含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の前駆体。
  6. 前記前駆体に、硬化反応の開始温度を超える硬化温度を受けさせるときに、40〜100%の硬化時膨張を提供するように、前記1種以上の発泡剤の量が選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の前駆体。
  7. 1種以上の化学発泡剤を0.5〜1.5wt%の量で使用する、請求項5に記載の前駆体。
  8. 1種以上のカプセル化発泡剤を2〜10wt%の量で使用する、請求項5に記載の前駆体。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の前駆体を105〜180℃の温度で熱硬化することにより得られる、強靭化熱膨張硬化フィルム。
  10. 空隙充填、縁部封止、及び/又は縁部仕上げ用途のための請求項1〜8のいずれか1項に記載の前駆体の使用。
JP2008522994A 2005-07-22 2006-07-21 強靭化熱膨張フィルムの熱硬化性前駆体及びそれから作製されたフィルム Pending JP2009503152A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP05015956A EP1746119A1 (en) 2005-07-22 2005-07-22 Thermally curable precursor of a toughened thermo-expanded film and a film made thereof
PCT/US2006/028373 WO2007014039A2 (en) 2005-07-22 2006-07-21 Thermally curable precursor of a toughened thermo-expanded film and a film made thereof

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009503152A true JP2009503152A (ja) 2009-01-29
JP2009503152A5 JP2009503152A5 (ja) 2009-07-02

Family

ID=35170019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008522994A Pending JP2009503152A (ja) 2005-07-22 2006-07-21 強靭化熱膨張フィルムの熱硬化性前駆体及びそれから作製されたフィルム

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20100120936A1 (ja)
EP (2) EP1746119A1 (ja)
JP (1) JP2009503152A (ja)
KR (1) KR20080036994A (ja)
CN (1) CN101228204A (ja)
BR (1) BRPI0613665A2 (ja)
CA (1) CA2615773A1 (ja)
WO (1) WO2007014039A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017171922A (ja) * 2011-05-31 2017-09-28 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 金属パネルアセンブリ、及びこの製造方法

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2468178B (en) * 2008-04-08 2012-06-06 Halliburton Energy Serv Inc Methods and apparatus with high resolution electrode configuration for imaging in oil-based muds
CN102333647B (zh) * 2009-02-27 2015-02-18 迈图专业化学股份有限公司 可用于非纤维素类纤维上胶剂、涂层剂或粘结组合物的组合物以及含有该组合物的复合材料
ES2588362T3 (es) * 2012-08-23 2016-11-02 3M Innovative Properties Company Película adhesiva estructural
JP6392027B2 (ja) * 2013-08-30 2018-09-19 株式会社東芝 タービン翼
EP3170877B1 (en) 2015-11-19 2020-11-18 3M Innovative Properties Company Structural adhesive with improved failure mode
EP3170657B1 (en) 2015-11-19 2020-09-09 3M Innovative Properties Company Multilayer structural adhesive film
EP3170860B1 (en) 2015-11-19 2020-07-29 3M Innovative Properties Company Structural adhesive with improved corrosion resistance
DE102015122438A1 (de) * 2015-12-21 2017-06-22 Lohmann Gmbh & Co. Kg Hitzeaktivierbares Klebeband
ES2887114T3 (es) 2016-05-12 2021-12-21 3M Innovative Properties Co Película adhesiva estructural
EP3243579A1 (en) 2016-05-12 2017-11-15 3M Innovative Properties Company Method of bonding panels to a panel assembly and panel assembly
EP3339356B1 (en) * 2016-12-20 2019-10-30 Sika Technology Ag An article of thermosetting epoxy resin composition and carbon fibre fabric, and reinforced structural component made therewith
EP3632964B1 (en) 2018-10-03 2022-09-28 3M Innovative Properties Company Curable precursor of a structural adhesive composition
EP3670626A1 (en) 2018-12-17 2020-06-24 3M Innovative Properties Company Thermosettable precursor of a structural adhesive composition with corrosion resistance
EP3670564B1 (en) 2018-12-23 2021-09-15 3M Innovative Properties Company Two-part adhesive composition that undergoes a visual change when cured
EP3719089A1 (en) 2019-04-02 2020-10-07 3M Innovative Properties Company Process of manufacturing a curable precursor of a structural adhesive composition
EP3719088A1 (en) 2019-04-02 2020-10-07 3M Innovative Properties Company Curable precursor of a structural adhesive composition
EP3719090A1 (en) 2019-04-02 2020-10-07 3M Innovative Properties Company Elastic one-part structural adhesive tape
EP3771721B1 (en) 2019-07-31 2023-12-20 3M Innovative Properties Company Use of a curable adhesive composition precursor for bonding metal parts in manufacturing operations in the automotive industry and method for bonding parts
EP3798255A1 (en) 2019-09-27 2021-03-31 3M Innovative Properties Company Expandable structural adhesive film for dissimilar metal bonding
EP3819922A1 (en) * 2019-11-07 2021-05-12 Volkswagen AG Process for coating a magnet for a rotor
EP3916065A1 (en) 2020-05-25 2021-12-01 3M Innovative Properties Company Curable precursor of a structural adhesive composition
EP4050048A1 (en) 2021-02-25 2022-08-31 3M Innovative Properties Company Preparation of a structural tape-from-paste (tfp) adhesive with blue light (visible) initiated b-stage cure
EP4206254A1 (en) 2021-12-30 2023-07-05 3M Innovative Properties Company Fast curable crash resistant adhesive composition
WO2024030184A1 (en) * 2022-08-02 2024-02-08 Ddp Specialty Electronic Materials Us, Llc Adhesive composition
WO2024030183A1 (en) * 2022-08-02 2024-02-08 Ddp Specialty Electronic Materials Us, Llc Adhesive composition
WO2024042413A1 (en) 2022-08-22 2024-02-29 3M Innovative Properties Company Applying structural adhesive
EP4361229A1 (en) 2022-10-31 2024-05-01 3M Innovative Properties Company Multilayer pre-crosslinked structural adhesive tape

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05310981A (ja) * 1992-05-12 1993-11-22 Nippon Oil Co Ltd 複合材料用樹脂組成物、中間体および複合材料
JP2002538253A (ja) * 1999-03-03 2002-11-12 ヘンケル・テロソン・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 熱硬化性熱発泡性成形物
WO2004078853A2 (en) * 2003-03-04 2004-09-16 L & L Products, Inc. Epoxy/elastomer adduct, method of forming same and materials and articles formed therewith

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3018262A (en) 1957-05-01 1962-01-23 Shell Oil Co Curing polyepoxides with certain metal salts of inorganic acids
US3445436A (en) 1966-06-14 1969-05-20 Tremco Mfg Co Polyurethane polyepoxides
GB1576879A (en) 1976-09-20 1980-10-15 Hitachi Ltd Flame-retardant epoxy resin compositions
US5019605A (en) 1989-03-15 1991-05-28 Minnesota Mining And Manufacturing Company Low density, self-extinguishing epoxide composition
US5234757A (en) 1991-04-30 1993-08-10 The Dexter Corporation Expandable films and molded products therefrom
US5660901A (en) * 1991-04-30 1997-08-26 Dexter Corporation Oriented expanded molded products
US5464902A (en) 1992-03-23 1995-11-07 Cytec Technology Corp. Toughening of brittle epoxy resin matrices with functionalized particulate elastomers
US5272001A (en) * 1993-04-08 1993-12-21 Morey Weisman Modified low-density polyurethane foam body
FR2703689B1 (fr) * 1993-04-09 1995-06-16 Minnesota Mining & Mfg Composition epoxyde ignifuge pratiquement exempte d'halogene.
US6565969B1 (en) * 1999-10-21 2003-05-20 3M Innovative Properties Company Adhesive article
EP1252217B1 (en) * 1999-12-20 2004-08-18 3M Innovative Properties Company Ambient-temperature-stable, one-part curable epoxy adhesive
DE50102330D1 (de) 2000-04-10 2004-06-24 Henkel Kgaa Schlagfeste epoxidharz-zusammensetzungen
DE10163859A1 (de) 2001-12-22 2003-07-10 Henkel Kgaa Mehrphasige Strukturklebstoffe

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05310981A (ja) * 1992-05-12 1993-11-22 Nippon Oil Co Ltd 複合材料用樹脂組成物、中間体および複合材料
JP2002538253A (ja) * 1999-03-03 2002-11-12 ヘンケル・テロソン・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 熱硬化性熱発泡性成形物
WO2004078853A2 (en) * 2003-03-04 2004-09-16 L & L Products, Inc. Epoxy/elastomer adduct, method of forming same and materials and articles formed therewith

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017171922A (ja) * 2011-05-31 2017-09-28 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 金属パネルアセンブリ、及びこの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN101228204A (zh) 2008-07-23
WO2007014039A3 (en) 2008-08-14
US20100120936A1 (en) 2010-05-13
EP1913050A2 (en) 2008-04-23
EP1746119A1 (en) 2007-01-24
KR20080036994A (ko) 2008-04-29
CA2615773A1 (en) 2007-02-01
BRPI0613665A2 (pt) 2011-01-25
WO2007014039A2 (en) 2007-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009503152A (ja) 強靭化熱膨張フィルムの熱硬化性前駆体及びそれから作製されたフィルム
US11873428B2 (en) Thermosetting adhesive films
JP6422439B2 (ja) 構造用接着フィルム
JP5519781B2 (ja) エポキシドに基づく接着フィルムまたは接着テープ
JP6297483B2 (ja) 耐衝撃性改質接着剤
CN108350149B (zh) 快速固化和高触变性环氧粘合剂组合物
US8758549B2 (en) One component epoxy resin composition
JP2005513226A (ja) 熱可塑性ポリマーで変性した膨張性エポキシ樹脂系システム
EP3762464B1 (en) Honeycomb core splice adhesive with improved fire retardancy
JP2013060605A (ja) 実質的に粘着付与剤を含まない熱膨張性材料
EP3234015B1 (en) Epoxy composition containing copolyamide and block copolymer with polyamide and polyether blocks
WO2022137122A1 (en) Structural adhesive having superior compression properties
CA3123577A1 (en) Flame-retardant epoxy composition and method of using the same
CN114423835A (zh) 用于不同金属粘结的可膨胀结构粘合膜
US20240182752A1 (en) Thermosetting adhesive films
JPH02103223A (ja) エポキシ樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090513

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120409

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120416

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120710

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121211