JP2009302182A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009302182A
JP2009302182A JP2008152847A JP2008152847A JP2009302182A JP 2009302182 A JP2009302182 A JP 2009302182A JP 2008152847 A JP2008152847 A JP 2008152847A JP 2008152847 A JP2008152847 A JP 2008152847A JP 2009302182 A JP2009302182 A JP 2009302182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sense
semiconductor
cell
main
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008152847A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5428208B2 (ja
Inventor
Yutaka Tomatsu
裕 戸松
Shoji Mizuno
祥司 水野
Takashi Arakawa
隆史 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008152847A priority Critical patent/JP5428208B2/ja
Publication of JP2009302182A publication Critical patent/JP2009302182A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5428208B2 publication Critical patent/JP5428208B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/481Disposition
    • H01L2224/48135Connecting between different semiconductor or solid-state bodies, i.e. chip-to-chip
    • H01L2224/48137Connecting between different semiconductor or solid-state bodies, i.e. chip-to-chip the bodies being arranged next to each other, e.g. on a common substrate
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/49Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of a plurality of wire connectors
    • H01L2224/491Disposition
    • H01L2224/4912Layout
    • H01L2224/49175Parallel arrangements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1305Bipolar Junction Transistor [BJT]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1305Bipolar Junction Transistor [BJT]
    • H01L2924/13055Insulated gate bipolar transistor [IGBT]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1306Field-effect transistor [FET]
    • H01L2924/13091Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor [MOSFET]

Landscapes

  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】 半導体装置のサイズを大きくすることなく、メインおよびセンスDMOS間におけるオン抵抗比の誤差を小さくし、電流検出精度を高めること。
【解決手段】 センスセルSeのP+型ボディ層6におけるコンタクト幅はメインセルMaと同じC1であるが、N+型ソース層7におけるコンタクト幅C2が、メインセルMaのコンタクト幅C1よりも狭くなっている(C2<C1)。つまり、センスセルSeのN+型ソース層7とセンス側ソース電極膜31とのコンタクト面積が、メインセルMaのN+型ソース層7とメイン側ソース電極膜21とのコンタクト面積よりも小さくなっている。このため、センスVDMOS30における調整抵抗値RsとしてのN+型ソース層7の抵抗値を大きくすることができる。
【選択図】 図5

Description

この発明は、負荷に負荷電流を供給するメイン半導体素子と、このメイン半導体素子と並列接続され、メイン半導体素子と共にカレントミラー回路を構成して負荷電流を検出するためのセンス半導体素子とを同一の半導体基板に備えた半導体装置に関する。
従来、この種の半導体装置においてメイン半導体素子およびセンス半導体素子には、両半導体素子のセル数の比に比例した電流が流れる。たとえば、メイン半導体素子を構成するセル(以下、メインセルという)の数が10000、センス半導体素子を構成するセル(以下、センスセルという)の数が10とすると、1000:1のカレントミラー比で電流が流れる。
上記の構成では、メイン半導体素子に電流が多く流れるため、そのオン抵抗はセンス半導体素子のオン抵抗に比べて抵抗値が非常に小さい。このため、配線抵抗とオン抵抗の抵抗値比率は、メイン半導体素子とセンス半導体素子とで異なってしまう。たとえば、メイン半導体素子のオン抵抗、配線抵抗の抵抗値をそれぞれ110mΩ、40mΩとし、センス半導体素子のオン抵抗、配線抵抗の抵抗値をそれぞれ110Ω、40mΩとすると、メイン半導体素子の方がセンス半導体素子に比べて配線抵抗の抵抗値比率が高くなる。
また、MOSトランジスタなどの半導体素子における配線には、通常、金属配線、たとえばAl配線が用いられる。Al配線とMOSトランジスタの温度特性は、たとえば、前者が約3000ppm/T、後者が約4500ppm/Tと異なっている。このため、上述の抵抗値比率の相違により、カレントミラー回路比の精度は、温度によって変化し、電流検出精度が悪化するという問題があった。
そこで、その問題を解決する半導体装置として、特許文献1に記載の二重拡散型電界効果トランジスタ(DMOS,Double-diffused MOSFET)が提案されている。このDMOSは、負荷に負荷電流を供給するメインDMOSと、負荷電流を検出するセンスDMOSとを同一半導体基板内に形成している。メインおよびセンスDMOSは、ドレイン端子およびゲート端子を共用しており、カレントミラー回路を構成している。
メインDMOSのソースには、ソース端子およびケルビン端子が接続され、センスDMOSのソースには、電流検出用のミラー端子が接続されている。センスDMOSのソースおよびミラー端子間には、抵抗が接続されている。この抵抗は、センスDMOSの外縁表面部に形成されたn−型の拡散層に電極を接続して構成されている。
そして、ドレイン領域の抵抗成分と抵抗の温度係数(温度に対する抵抗値の変化)を同じに設定することにより、オン抵抗比(カレントミラー比)のゲート電圧およびチャネル温度依存性を小さくする。
特許第3237612号公報(第23段落、図18)。
しかし、上記特許文献1に記載の半導体装置は、センスDMOSのソースおよびミラー端子間に接続された抵抗が、センスDMOSの外縁表面部に形成されたn−型の拡散層に電極を接続して構成されている構造であるため、抵抗を配置するための占有領域が素子外縁に必要となるので、半導体装置のサイズが横方向に拡大してしまうという問題がある。
そこでこの発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、半導体装置のサイズを大きくすることなく、メインおよびセンスDMOS間におけるオン抵抗比の誤差を小さくし、電流検出精度を高めることを目的とする。
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、第1導電型の第1半導体層(4)と、前記第1半導体層の表層部に形成された第2導電型の第2半導体層(5)と、前記第2半導体層の表層部に形成された第1導電型の第3半導体層(7)と、前記第2半導体層の表層部に選択的に形成され、前記第2半導体層よりも不純物濃度の高い第2導電型の第4半導体層(6)と、ゲート絶縁膜を介して前記第3半導体層の表層部から形成されたゲート電極(8)と、層間絶縁膜を介して前記第3および第4半導体層と電気的に接続された第1電極(10)と、前記ゲート電極に印加する電圧によって前記第1電極との間で電流を流す第2電極(2)と、を有する複数のセルから構成され、負荷(70)に負荷電流(IS)を供給するメイン半導体素子(20)と、前記負荷電流を検出するために前記メイン半導体素子と並列接続され、前記メイン半導体素子と共にカレントミラー回路を構成し、前記メイン半導体素子を構成するセルの数よりも少ないセルにより構成されたセンス半導体素子(30)と、を備えた半導体装置(1)において、セルを構成する前記第3半導体層の抵抗値が、前記メイン半導体素子を構成する各セルよりも前記センス半導体素子を構成する各セルの方が大きいという技術的手段を用いる。
セルを構成する第3半導体層(7)の抵抗値(いわゆるソース抵抗)が、メイン半導体素子(20)を構成する各セルよりもセンス半導体素子(30)を構成する各セルの方が大きい。つまり、従来のように、抵抗を配置するための占有領域をセンス半導体素子の外縁に設ける必要がない。
したがって、半導体装置(1)のサイズを大きくすることなく、メインおよびセンス半導体素子間におけるオン抵抗比の誤差を小さくし、電流検出精度を高めることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の半導体装置(1)において、セルを構成する前記第3半導体層(7)と前記第1電極(10)とが電気的に接続されている領域(11)の面積が、前記メイン半導体素子(20)を構成する各セルよりも前記センス半導体素子(30)を構成する各セルの方が小さいという技術的手段を用いる。
第3半導体層(7)と第1電極(10)とが電気的に接続されている領域(11)、いわゆるコンタクト面積を小さくすると、第3半導体層の抵抗値を大きくすることができる。
したがって、センス半導体素子(30)の各セルにおける第3半導体層の第1電極とのコンタクト面積をメイン半導体素子(20)の各セルよりも小さくすることにより、センス半導体素子を構成する各セルの第3半導体層の抵抗値をメイン半導体素子を構成する各セルよりも大きくすることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の半導体装置(1)において、隣接するセルを構成する前記ゲート電極(8)の表層部の平面形状がストライプ状であるという技術的手段を用いる。
隣接するセルを構成するゲート電極(8)の表層部の平面形状がストライプ状であるため、セル内におけるしきい値電圧の変動が小さいので、メインおよびセンス半導体素子間におけるオン抵抗比の誤差をより一層小さくし、電流検出精度をより一層高めることができる。
請求項4に記載の発明では、請求項2に記載の半導体装置(1)において、各セルには、前記第4半導体層(6)がそれぞれ複数ずつ形成されており、各セルにおいて隣接する前記第4半導体層間の前記第3半導体層(7)と前記第1電極(10)とが電気的に接続されている領域(11)の面積が、前記メイン半導体素子(20)よりも前記センス半導体素子(30)の方が小さいという技術的手段を用いる。
セルにおいて隣接する第4半導体層(6)間の第3半導体層(7)と第1電極(10)とが電気的に接続されている領域(11)、いわゆるコンタクト面積を小さくすると、第3半導体層の抵抗値を大きくすることができる。
したがって、センス半導体素子(30)の各セルにおいて第4半導体層(6)間の第3半導体層(7)と第1電極(10)とのコンタクト面積をメイン半導体素子(20)の各セルよりも小さくすることにより、センス半導体素子を構成する各セルの第3半導体層の抵抗値をメイン半導体素子を構成する各セルよりも大きくすることができる。
請求項5に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の半導体装置(1)において、隣接するセルを構成する前記ゲート電極(8)の表層部によって囲まれた領域の平面形状が多角形であるという技術的手段を用いる。
セルの各辺を合わせてスペースを詰めることができるため、セルの集積度を高めることができる。
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載の半導体装置(1)において、前記センス半導体素子(30)を構成する各セルにおける前記第3半導体層(7)と前記第1電極(10)とが電気的に接続されている領域(11)が、しきい値電圧の高い領域に形成されてなるという技術的手段を用いる。
セルの辺部において結晶面方位が高次の辺部の方が低次の辺部よりもしきい値電圧が高くなることが知られている。また、不純物を拡散して第2半導体層(5)を形成する際、横方向に拡散した不純物の濃度が、2次元効果により、セルの辺部よりも角部の方が薄くなる。このため、第2半導体層と、それに接する第3半導体層(7)とにより形成されるチャネル領域における不純物の濃度が、セルの辺部よりも角部の方が薄くなり、しきい値電圧がセルの辺部よりも角部の方が低くなることも知られている。
そこで、センス半導体素子(30)を構成する各セルにおける第3半導体層と第1電極(10)とが電気的に接続されている領域を、しきい値電圧の高い領域(電流密度の小さい領域)に形成することにより、第3半導体層と第1電極(10)とが電気的に接続されている領域と、しきい値電圧の低い領域(電流密度の大きい領域)との間の距離を長くすることができるため、第3半導体層の抵抗値を大きくすることができる。
請求項7に記載の発明では、請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の半導体装置(1)において、各セルにおいて前記第3半導体層(7)と第4半導体層(6)とが接触する部分の形状が前記メイン半導体素子(20)と前記センス半導体素子(30)とで異なるという技術的手段を用いる。
第3半導体層(7)と第4半導体層(6)とが接触する部分の形状を変えることにより、第3半導体層と第1電極(10)とのコンタクト面積を変えることができるため、第3半導体層の抵抗値を変えることができる。
したがって、センス半導体素子を構成する各セルの第3半導体層(7)と第4半導体層(6)とが接触する部分の形状をメイン半導体素子(20)の各セルと異ならせることにより、センス半導体素子(30)を構成する各セルの第3半導体層の抵抗値を調整することができる。
請求項8に記載の発明では、請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載の半導体装置(1)において、前記センス半導体素子(30)を構成する各セルの前記第3半導体層(7)の表層部に対応して形成された前記第1電極(10)には、前記第1電極が形成されていない領域(12)が配置されてなるという技術的手段を用いる。
第3半導体層(7)の表層部において第1電極(10)を形成しない領域(12)を配置すると、その第3半導体層と第1電極とのコンタクト面積を小さくすることができるため、その第3半導体層の抵抗値を大きくすることができる。
したがって、センス半導体素子(30)の各セルにおいて第3半導体層(7)の表層部において第1電極(10)を形成しない領域(12)を配置することにより、センス半導体素子を構成する各セルの第3半導体層の抵抗値を調整することができる。
請求項9に記載の発明では、請求項1ないし請求項8のいずれか1つに記載の半導体装置(1)において、前記第3半導体層(7)よりも不純物濃度の低い第1導電型の第5半導体層(13)が、前記センス半導体素子(30)を構成する各セルの第3半導体層に形成されてなるという技術的手段を用いる。
第3半導体層(7)よりも不純物濃度の低い第1導電型の第5半導体層(13)を、センス半導体素子(30)を構成する各セルの第3半導体層に形成することにより、第3半導体層の抵抗値の調整範囲を拡大することができる。
請求項10に記載の発明では、請求項1ないし請求項9のいずれか1つに記載の半導体装置(1)において、前記メイン半導体素子(20)およびセンス半導体素子(30)を構成する各セルの前記第2電極(2)が接続された複数層からなる裏面電極膜(D)が前記半導体基板の裏面に形成されており、前記裏面電極膜のうち、前記センス半導体素子に対応する範囲には前記裏面電極膜の1層以上が形成されていない領域(D1)が配置されてなるという技術的手段を用いる。
第2電極膜(D)のうち、センス半導体素子(30)に対応する範囲には第2電極膜の1層以上が形成されていない領域(D1)が配置されてなるため、センス半導体素子(30)を構成する各セルの第1電極(10)および第2電極膜間の抵抗値を大きくすることができる。
したがって、センス半導体素子の抵抗値を調整することができる。
請求項11に記載の発明では、請求項1ないし請求項10のいずれか1つに記載の半導体装置(1)において、前記メイン半導体素子(20)を構成する各セルの前記第1電極(10)を接続してなるメイン側第1電極膜(21)と、前記センス半導体素子(30)を構成する各セルの前記第1電極を接続してなるセンス側第1電極膜(31)とが前記半導体基板の表層部に形成されてなるという技術的手段を用いる。
請求項12に記載の発明では、請求項11に記載の半導体装置(1)において、前記メイン側第1電極膜(21)に接続されたメイン側端子(S)と、前記センス側第1電極膜(31)に接続されたセンス側端子(M)と、前記メイン側第1電極膜において前記メイン側端子とは異なる箇所に接続された電圧検出端子(K)と、を備えており、前記センス側端子および電圧検出端子が、前記センス半導体素子に流れる電流を検出するための電流検出回路(50)に接続可能に構成されており、前記センス半導体素子(30)の配線抵抗値(Rc)と、前記センス側端子および前記電流検出回路間の配線抵抗値(Rd)とを加算した配線抵抗値(Rc+Rd)が、前記メイン側端子および電圧検出端子間の配線抵抗値(Rb)を前記メイン側端子の配線抵抗値(Ra+Rb)から減算した配線抵抗値とほぼ等しくなるように構成されてなるという技術的手段を用いる。
センス半導体素子の配線抵抗値(Rc)と、センス側端子(M)および電流検出回路(50)間の配線抵抗値(Rd)とを加算した配線抵抗値(Rc+Rd)が、メイン側端子(S)および電圧検出端子(K)間の配線抵抗値(Rb)をメイン側端子の配線抵抗値(Ra+Rb)から減算した配線抵抗値(Ra)とほぼ等しくなるように構成されてなるため、メインおよびセンス半導体素子間におけるオン抵抗比(カレントミラー比)の誤差を小さくすることができるので、電流検出精度を高めることができる。
請求項13に記載の発明では、請求項11または請求項12に記載の半導体装置(1)において、前記センス側第1電極膜(31)と電気的に接続されたセンス側端子(M)が、前記センス側第1電極膜と離間して配置されてなるという技術的手段を用いる。
センス側第1電極膜(31)と電気的に接続されたセンス側端子(M)が、センス側第1電極膜と離間して配置されてなるため、センス側第1電極膜およびセンス側端子間に抵抗を付けることができる。
したがって、センス半導体素子の抵抗値を調整することができる。
請求項14に記載の発明では、請求項13に記載の半導体装置(1)において、前記センス側第1電極膜(31)と前記センス側端子(M)とがポリシリコン抵抗(15)により接続されてなるという技術的手段を用いる。
ポリシリコン抵抗の抵抗値は、ポリシリコン層にイオン注入する不純物の量によって決まるため、そのイオン注入量を制御することにより、センス半導体素子(30)の抵抗値を高精度で調整することができる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
<第1実施形態>
この発明に係る第1実施形態について図を参照して説明する。以下の各実施形態では、この発明に係る半導体装置として、縦型MOSトランジスタ素子(VDMOS,Vertical Diffused Metal Oxide Semiconductor)を説明する。図1は、VDMOSの適用例を示す回路図である。
(VDMOSの主要構成)
図1に示すように、VDMOS1は、負荷70に負荷電流ISを供給するためのメインVDMOS20と、負荷電流ISを検出するためのセンスVDMOS30とが備えられている。メインVDMOS20およびセンスVDMOS30は、同一の半導体基板(たとえば、SOI基板)に形成されており、メインVDMOS20およびセンスVDMOS30は、それぞれVDMOSとして機能する複数のセルから構成されている。図1に示す例では、メインVDMOS20およびセンスVDMOS30は、それぞれNチャネル型VDMOSである。
メインVDMOS20およびセンスVDMOS30は、ドレイン端子Dおよびゲート端子Gがそれぞれ共通接続されており、カレントミラー回路を構成している。この実施形態では、両VDMOSのオン抵抗比(カレントミラー比)は、約1,000に設定されている。したがって、両VDMOSを構成するセルのセル比も約1,000であり、セル数は、メインVDMOS20が、約20,000であり、センスVDMOS30が、20である。
メインVDMOS20のソース端子Sには、負荷70が接続されており、ドレイン端子Dには、電源(図示せず)が接続されている。また、ソース端子Sには、メインVDMOS20のソース電圧を検出するためのケルビン端子Kが接続されている。センスVDMOS30のソース電極には、ミラー端子Mが接続されている。ミラー端子Mはボンディングワイヤ16(図2)によって検出回路50のオペアンプ51の反転入力端子51aに接続されている。
ケルビン端子Kはボンディングワイヤ17によってオペアンプ51の非反転入力端子51bに接続されている。オペアンプ51の出力は、ゲート電圧を制御するための制御回路60に接続されており、制御回路60は、ゲート端子Gにゲート電圧を印加するためのゲート駆動回路80に接続されている。
上記の回路では、メインVDMOS20およびセンスVDMOS30が、ドレイン端子Dから流れ込む電流をそのオン抵抗比(カレントミラー比)に応じて分流し、ミラー端子M側に流れる電流IMからソース端子S側に流れる電流ISを検出する。抵抗R1の両端電圧(抵抗R1の電圧降下)からソース端子Sに流れる電流ISを検出し、その検出した電流値に基づいて制御回路60がゲート電圧を決定し、負荷電流ISを制御する。
図2は、VDMOS1の平面説明図である。VDMOS1の表層部には、メインVDMOS20を構成する各メインセルの各ソース電極間を接続してなる配線層としてのメイン側ソース電極膜21が形成されている。メイン側ソース電極膜21には、パッド状のソース端子Sが接続されている。また、VDMOS1の表面角部には、センスVDMOS30を構成する各センスセルの各ソース電極間を接続してなる配線層としてのセンス側ソース電極膜31が形成されている。センス側ソース電極膜31には、パッド状のミラー端子(センス側ソース端子)Mが接続されている。
VDMOS1の裏面には、メインVDMOS20およびセンスVDMOS30を構成する各セルのドレイン電極間を共通接続してなるドレイン電極膜2(図3(b))が形成されている。ドレイン電極膜2にはドレイン端子D(図1)が接続されている。この実施形態では、メイン側ソース電極膜21、センス側ソース電極膜31およびドレイン電極膜2は、それぞれAl(アルミニウム)によりベタ状に形成されている。
メイン側ソース電極膜21およびセンス側ソース電極膜31の周囲には、メインVDMOS20およびセンスVDMOS30を構成する各セルのゲート電極8(図3)間を共通接続してなるゲート電極膜(ゲートランナ)5が形成されている。ゲート電極膜5には、パッド状のゲート端子Gが接続されている。メイン側ソース電極膜21、センス側ソース電極膜31およびゲート電極膜5の境界には、電極膜が形成されていない絶縁領域1aが形成されている。
メイン側ソース電極膜21には、メインVDMOS20の電圧を検出するためのパッド状のケルビン端子Kが接続されている。
この実施形態では、ソース端子Sは、矩形状に形成されたメイン側ソース電極膜21の長手方向一端近傍に配置されており、ケルビン端子Kは、メイン側ソース電極膜21の長手方向他端の一方の角部近傍に配置されている。
ドレイン端子Dからソース端子Sに流れるドレイン電流のメイン側ソース電極膜21上の経路(以下、ドレイン電流経路という)14が、メイン側ソース電極膜21に設定された始点P1および終点P2間の経路であるとする。始点P1およびケルビン端子K間のドレイン電流経路14におけるメイン側ソース電極膜21の配線抵抗値をRa、ケルビン端子Kおよびソース端子S間のドレイン電流経路14におけるメイン側ソース電極膜21の配線抵抗値をRbとする。
また、センス側ソース電極膜31の配線抵抗値をRc、センスVDMOS30において調整することにより付加された抵抗値を調整抵抗値Rs、ミラー端子Mおよびオペアンプ51の反転入力端子51a間の配線抵抗値をRdとする。
ケルビン端子Kは、配線抵抗値Ra,Rbの調整度合いに応じて配置され、配線抵抗値Rbを大きくする場合は、図2に示すように、ソース端子Sから極力離れた位置に配置される。
メインVDMOS20およびセンスVDMOS30のオン抵抗比を等しくするためには、Ra=(Rc+Rd)に設定する必要がある。そこで、この実施形態では、センスVDMOS30に対して調整抵抗値Rsを加えることにより、メインVDMOS20およびセンスVDMOS30のオン抵抗比の誤差を極力小さくする。以下、センスVDMOS30に調整抵抗値Rsを加えるための構成を説明する。
(セル構造)
図3は、メインVDMOS20を構成するメインセルの構造を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。図4は、センスVDMOS30を構成するセンスセルの構造を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。図5は、センスセルの構造を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。
図3(a)および図4(a)に示すように、メインセルMaおよびセンスセルSeを構成するゲート電極8の表層部における平面形状は、共にストライプ状を呈している。隣接するゲート電極8間には、ストライプ状を呈するN+型ソース層7が配置されており、そのN+型ソース層7の中には、複数のP+型ボディ層6がN+型ソース層7の延びる方向に沿って複数配置されている。隣接するゲート電極8の中心間が1つのセル(単位セル)を構成し、そのセルが幅方向に繰返し形成されている。
図3(b)および図4(b)に示すように、メインセルMaおよびセンスセルSeは、ドレイン電極2と、その表層部に形成されたN+型層3と、その表層部に形成されたN−型層4と、その表層部に形成されたチャネルP層5と、その表層部に形成されたN+型ソース層7と、チャネルP層5の表層部に選択的に形成されたP+型ボディ層6と、このP+型ボディ層6間におけるN+型ソース層7の表層部からN−型層4の内部にかけて形成されたトレンチ8aと、このトレンチ8aの内部にゲート酸化膜(図示せず)を介して形成されたゲート電極8とを備える。メインVDMOS20は、図3(b)に示すように、層間絶縁膜9を介して各メインセルMaの表層部を覆うように形成されたメイン側ソース電極膜21を備えており、センスVDMOS30は、図4(b)に示すように、層間絶縁膜9を介して各センスセルSeの表層部を覆うように形成されたセンス側ソース電極膜31を備える。
図3(a)において符号11で囲まれた領域は、メイン側ソース電極膜21と、N+型ソース層7およびP+型ボディ層6とのコンタクト領域(電気的に接続されている領域)を示す。コンタクト領域11は、層間絶縁膜9に貫通形成されたコンタクトホール(図示せず)によって規定されている。メインセルMaのコンタクト領域11の平面形状は、ストライプ状を呈しており、N+型ソース層7およびP+型ボディ層6における各コンタクト幅は同じC1に設定されている。セルピッチはE1に設定されている。
図4(a)および図5(a)に示すように、センスセルSeにおけるセンス側ソース電極膜31と、N+型ソース層7およびP+型ボディ層6とのコンタクト領域11は、メインセルMaのコンタクト領域11と形状が異なる。センスセルSeのP+型ボディ層6におけるコンタクト幅はメインセルMaと同じC1であるが、N+型ソース層7におけるコンタクト幅C2が、メインセルMaのコンタクト幅C1よりも狭くなっている(C2<C1)。
つまり、センスセルSeのN+型ソース層7とセンス側ソース電極膜31とのコンタクト面積が、メインセルMaのN+型ソース層7とメイン側ソース電極膜21とのコンタクト面積よりも小さくなっている。なお、センスセルSeは、コンタクト領域11が異なる以外は、メインセルMaと同じ構造である。
このように、センスセルSeにおけるN+型ソース層7のコンタクト面積がメインセルMaよりも小さいため、センスVDMOS30における調整抵抗値RsとしてのN+型ソース層7の抵抗値を大きくすることができる。また、コンタクト幅C2を変えることにより、調整抵抗値Rsを調整することができる。
図6は、メインVDMOS20およびセンスVDMOS30の単位面積当りのオン抵抗比を示す説明図である。図7は、センスVDMOSに調整抵抗を備えていないVDMOSのオン抵抗比を示す説明図である。
図7に示すVDMOSでは、センスVDMOSにおいて調整抵抗が存在しないため、メインVDMOSの配線抵抗値Ra≠センスVDMOSの配線抵抗値(Rc+Rd)である。
しかし、図6に示すように、上記実施形態のVDMOS1によれば、センスVDMOS30において調整抵抗値Rsを加えることができるため、メインVDMOS20の配線抵抗値Ra=(センスVDMOS30の配線抵抗値(Rc+Rd)+調整抵抗値Rs)にすることができる。
つまり、従来のように、抵抗を配置するための占有領域をセンスVDMOS30の外縁に設ける必要がない。
したがって、VDMOS1のサイズを大きくすることなく、メインおよびセンスVDMOS間におけるオン抵抗比の誤差を小さくし、電流検出精度を高めることができる。
また、P+型ボディ層6のコンタクト面積が、N+型ソース層7のコンタクト面積よりも大きいため、寄生トランジスタが動作し難くなるので、破壊され難くすることができる。
(調整抵抗値Rsの調整方法1)
次に、調整抵抗値Rsの調整方法1について図を参照して説明する。図8(a)は、センスセルSeの平面説明図である。
図8(a)に示すように、センスセルSeでは、各P+型ボディ層6それぞれにコンタクト領域11が独立して形成されており、隣接するP+型ボディ層6間では、コンタクト領域11同士が接続されていない構成になっている。N+型ソース層7とのコンタクト領域11は、相対向するP+型ボディ層6の端部から小面積で突出して形成されている。
その突出部11a間の間隔L1を長くすると、N+型ソース層7の抵抗値を大きくすることができ、間隔L1を短くすると、N+型ソース層7の抵抗値を小さくすることができる。つまり、センスセルSeにおいて、相対向するP+型ボディ層6に形成された突出部11a間の間隔L1を変えることにより、センスVDMOS30の調整抵抗値Rsを微調整することができる。
(調整抵抗値Rsの調整方法2)
次に、調整抵抗値Rsの調整方法2について図を参照して説明する。図8(b)は、センスセルSeの平面説明図である。
センスセルSeのN+型ソース層7のうち、隣接するP+型ボディ層6間のN+型ソース層7の表層部に対応して形成されたセンス側ソース電極膜31には、センス側ソース電極膜31が形成されていない領域12が配置されている。
つまり、上記領域12が配置されている分、N+型ソース層7とセンス側ソース電極膜31とのコンタクト面積を小さくすることができるため、N+型ソース層7の抵抗値を大きくすることができる。領域12の面積を大きくすると、N+型ソース層7の抵抗値が大きくなり、領域12の面積を小さくすると、N+型ソース層7の抵抗値が小さくなる。
したがって、領域12の面積を変えることにより、センスVDMOS30の調整抵抗値Rsを微調整することができる。
(調整抵抗値Rsの調整方法3)
次に、調整抵抗値Rsの調整方法3について図を参照して説明する。図9は、センスセルSeの平面説明図である。
N+型ソース層7またはP+型ボディ層6の大きさを、メインセルMaとセンスセルSeとで異ならせることにより、調整抵抗値Rsを調整する。たとえば、図9(a)に示すように、センスセルSeのP+型ボディ層6のうち、ゲート電極8が延びている方向(長手方向)に対応する長さL2を変える。
つまり、P+型ボディ層6間に形成されているN+型ソース層7の配置間隔L3を変える。N+型ソース層7の長さL3を短くすると、N+型ソース層7のコンタクト領域が小さくなるため、N+型ソース層7の抵抗値が大きくなり、長さL3を長くすると、N+型ソース層7のコンタクト領域が大きくなるため、N+型ソース層7の抵抗値が小さくなる。
したがって、センスセルSeにおけるゲート電極8が延びている方向に対応するP+型ボディ層6またはN+型ソース層7の長さを変えることにより、センスVDMOS30の調整抵抗値Rsを微調整することができる。
また、図9(b)に示すように、P+型ボディ層6およびN+型ソース層7におけるコンタクト領域11の長さを変えることにより、センスVDMOS30の調整抵抗値Rsを微調整することもできる。
(調整抵抗値Rsの調整方法4)
次に、調整抵抗値Rsの調整方法4について図を参照して説明する。図10は、センスセルSeの説明図であり、(a)は平面説明図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。
センスセルSeのN+型ソース層7のうち、ゲート電極8に沿った部分と、コンタクト領域11とを除く部分に、N+型ソース層7よりも不純物濃度の低いN−層13が形成されている。これにより、N+型ソース層7の抵抗値を大きくすることができる。N−層13に注入する不純物濃度の上昇に対応してN+型ソース層7の抵抗値が高くなる。
つまり、センスセルSeのN+型ソース層7にN−層13を形成することにより、センスVDMOS30における調整抵抗値Rsの調整範囲を拡大することができる。
(変更例)
図11は第1実施形態の変更例を示す説明図である。図11(a)に示すように、ゲート電極8に沿った部分にもN−層13を拡大して形成することもできる。この構造によれば、センスVDMOS30における調整抵抗値Rsの調整範囲をさらに拡大することができる。
また、図11(b)に示すように、(a)に示した構造において、コンタクト領域11をメインセルMaと同じにすることもできる。この構造によれば、メインセルMaとセンスセルSeとでコンタクト領域11を変更しなくても、センスVDMOS30における調整抵抗値Rsを付けることができる。
<第2実施形態>
次に、この発明の第2実施形態について図を参照して説明する。この実施形態に係るVDMOSは、セルの形状が四角形であることを特徴とする。図12は、セルの平面説明図であり、(a)はメインセルMaの平面説明図、(b)はセンスセルSeの平面説明図である。
図12(a)に示すように、メインセルMaは、ゲート電極8の表層部によって囲まれた領域の平面形状が四角形になっている。平面視四角形の枠状に形成されたゲート電極8の内側には、平面視四角形のN+型ソース層7が形成されており、その内側には、平面視四角形のP+型ボディ層6が形成されている。N+型ソース層7には、P+型ボディ層6を囲むように枠状のコンタクト領域11が形成されている。
図12(b)に示すように、センスセルSeは、メインセルMaと同じ構造の形状のゲート電極8、N+型ソース層7およびP+型ボディ層6を有する。N+型ソース層7とのコンタクト領域は、メインセルよりも縮小されている。この実施形態では、N+型ソース層7とのコンタクト領域11bは、センスセルSeの4つの辺部30aの中央部と対応する位置のP+型ボディ層6の端部から突出して形成されている。
このように、センスセルSeにおけるN+型ソース層7とのコンタクト領域を縮小することにより、センスセルSeにおけるN+型ソース層7の抵抗値を大きくすることができるため、センスVDMOS30に調整抵抗値Rsを付けることができる。
つまり、従来のように、抵抗を配置するための占有領域をセンスVDMOS30の外縁に設ける必要がない。
したがって、VDMOS1のサイズを大きくすることなく、メインおよびセンスVDMOS間におけるオン抵抗比の誤差を小さくし、電流検出精度を高めることができる。
また、P+型ボディ層6のコンタクト面積が、N+型ソース層7のコンタクト面積よりも大きいため、寄生トランジスタが動作し難くなるため、破壊され難くすることができる。なお、メインセルMaおよびセンスセルSeは、平面視の形状が六角形、八角形などでもよい。また、コンタクト領域11bは、所定の辺部30aに対応する部位にのみ形成してもよい。
<第3実施形態>
次に、この発明の第3実施形態について図を参照して説明する。この実施形態に係るVDMOSは、センスセルにおいてしきい値電圧の高い部位にのみN+型ソース層7のコンタクト領域を設けたことを特徴とする。図13(a)は、センスセルSeの平面説明図である。
不純物を拡散してチャネルP層5(図4(b))を形成する際、横方向に拡散した不純物の濃度が、2次元効果により、セルの辺部よりも角部の方が薄くなる。このため、チャネルP層5と、それに接するN+型ソース層7とにより形成されるチャネル領域における不純物の濃度が、セルの辺部よりも角部の方が薄くなり、しきい値電圧がセルの辺部よりも角部の方が低くなることが知られている。
そこで、センスセルSeにおけるN+型ソース層7のうち、しきい値電圧の高いセンスセルSeの辺部に対応した領域のみにコンタクト領域を形成することにより、N+型ソース層7の抵抗値を大きくする。
図13(a)に示す例では、コンタクト領域11は、四角形に形成されている。P+型ボディ層6のうち、センスセルSeの各辺部30aの中央部に対応する部位からN+型ソース層7がP+型ボディ層6の内部に入り込んでいる。その入り込んだ部分のN+型ソース層7aが、コンタクト領域である。
以上のように、センスセルSeにおけるN+型ソース層7とのコンタクト領域が、しきい値電圧の高い領域にのみ形成されているため、各センスセルSeにおけるN+型ソース層7の抵抗値を大きくすることができる。
同様に、図12(b)に示したセンスセルSeのコンタクト領域11bも、しきい値電圧の高い辺部に対応した領域にのみ形成されているため、コンタクト領域の縮小と相俟ってN+型ソース層7の抵抗値を大きくすることができる。
なお、メインセルMaおよびセンスセルSeは、平面視の形状が六角形、八角形などでもよい。また、N+型ソース層7aは、所定の辺部30aに対応する部位にのみ形成してもよい。
(変更例1)
図13(b)は第3実施形態の変更例1に係るセンスセルの平面説明図である。センスセルSeのN+型ソース層7のうち、コンタクト領域11に対応するN+型ソース層7aを除く部分に、N+型ソース層7よりも不純物濃度の低いN−層13が形成されている。このように、センス側ソース電極膜31とのコンタクト位置を変更することにより、チャネルからソースコンタクトまでの距離が長くなるため、N+型ソース層7の抵抗値を大きくすることができる。また、N−層13の不純物濃度の上昇に対応してN+型ソース層7の抵抗値が高くなる。
つまり、センスセルのN+型ソース層7のチャネル領域にN−層13を形成することにより、センスVDMOS30における調整抵抗値Rsの調整範囲を拡大することができる。なお、メインセルMaおよびセンスセルSeは、平面視の形状が六角形、八角形などでもよい。また、N+型ソース層7aは、所定の辺部30aに対応する部位にのみ形成してもよい。
(変更例2)
図14は第3実施形態の変更例2に係るセンスセルSeの平面説明図である。平面視正方形のメインセルMaに対して、センスセルSeは平面視長方形に形成されており、P+型ボディ層6のうち、センスセルSeの対向する短辺部の中央部に対応する部位からN+型ソース層7がP+型ボディ層6の内部に入り込んでいる。
また、コンタクト領域11の境界は、P+型ボディ層6とN+型ソース層7との境界に形成されており、P+型ボディ層6の短辺部では凹状に形成されている。その凹状に形成された境界11dにより、チャネル領域における電流経路が回り込んだ分、長くなる。
このように構成することにより、N+型ソース層7のコンタクト領域の縮小と相俟ってセンスセルSeの抵抗値を大きくすることができる。
なお、P+型ボディ層6の長辺部にN+型ソース層7bを形成した構成でも上記と同等の効果を奏することができる。また、P+型ボディ層6の各辺部にN+型ソース層7bを形成してもよいし、その形成数は限定されない。
<第4実施形態>
次に、この発明の第4実施形態について図を参照して説明する。この実施形態に係るVDMOSは、セルの平面形状が六角形であることを特徴とする。図15は、セルの平面説明図であり、(a)はメインセルMaの平面説明図、(b)はセンスセルSeの平面説明図である。
メインセルMaおよびセンスセルSeは、ゲート電極8の表層部によって囲まれた領域の平面形状が六角形に形成されている。ゲート電極8の内側には六角形のN+型ソース層7が形成されており、その内側には六角形のP+型ボディ層6が形成されている。N+型ソース層7およびP+型ボディ層6は相似形である。
図15(a)に示すように、メインセルMaのコンタクト領域11は、P+型ボディ層6の全域を含み、かつ、その周縁の所定領域を含む大きさに形成されており、コンタクト領域11の形状は、P+型ボディ層6と相似形である。一方、センスセルSeにおけるN+型ソース層7とのコンタクト領域11は、メインセルよりも縮小されており、図15(b)に示す例では、コンタクト領域11に含まれるN+型ソース層7cが、P+型ボディ層6の周囲4箇所に形成されている。
これにより、各センスセルSeにおけるN+型ソース層7の抵抗値を大きくすることができるため、センスVDMOS30に調整抵抗値Rsを付けることができる。
つまり、従来のように、抵抗を配置するための占有領域をセンスVDMOS30の外縁に設ける必要がない。
したがって、VDMOS1のサイズを大きくすることなく、メインおよびセンスVDMOS間におけるオン抵抗比の誤差を小さくし、電流検出精度を高めることができる。
また、P+型ボディ層6のコンタクト面積が、N+型ソース層7のコンタクト面積よりも大きいため、寄生トランジスタが動作し難くなるため、破壊され難くすることができる。
(変更例1)
第4実施形態の変更例1に係るVDMOSは、センスセルSeにおいて、しきい値電圧の高い部位にのみN+型ソース層7のコンタクト領域を設けたことを特徴とする。図16(a)は、センスセルSeの平面説明図である。
セルの辺部では、結晶面方位が高次の辺部の方が低次の辺部よりも、しきい値電圧が高くなることが知られている。
そこで、センスセルSeにおけるN+型ソース層7のうち、しきい値電圧の高い辺部に対応した領域のみにコンタクト領域を形成することにより、N+型ソース層7の抵抗値を大きくする。
図16(a)に示す例では、センスセルSeは平面視正六角形に形成されており、六角形の内角は総て120°である。相対向する2つの辺部30aの結晶面方位は(100)面であり、それ以外の4つの辺部30bの結晶面方位は(023)面である。つまり、しきい値電圧は、辺部30aに対応する部分よりも辺部30bに対応する部分の方が高い。
そこで、コンタクト領域11に含まれるN+型ソース層7dが、4つの辺部30bのうち、1組の対向する2つの辺部30bに対応する部位にのみ形成されている。
以上のように、センスセルSeにおけるN+型ソース層7とのコンタクト領域が、しきい値電圧の高い領域にのみ形成されているため、各センスセルSeにおけるN+型ソース層7の抵抗値を大きくすることができる。
なお、センスセルSeの他の形状として、相対向する2つの角部の内角が90°で、他の4つの角部の内角が135°の六角形であり、90°を成す2組の辺が、結晶面方位(100)に沿った辺であり、残りの辺が結晶面方位(110)に沿った辺である形状もある。この場合は、内角135°を成す辺に対応する部位にのみ前記N+型ソース層7dを形成すれば、上記と同等の効果を奏することができる。
(変更例2)
図16(b)は第4実施形態の変更例2に係るセンスセルSeの平面説明図である。センスセルSeのN+型ソース層7のうち、コンタクト領域11に対応するN+型ソース層7dを除く部分に、N+型ソース層7よりも不純物濃度の低いN−層13が形成されている。これにより、N+型ソース層7の抵抗値を大きくすることができる。
また、N−層13の不純物濃度の上昇に対応してN+型ソース層7の抵抗値が高くなる。
つまり、センスセルSeのN+型ソース層7のチャネル領域にN−層13を形成することにより、調整抵抗値Rsの調整範囲を拡大することができる。
(変更例3)
図17(a)は第4実施形態の変更例3に係るセンスセルSeの平面説明図である。センスセルSeはメインセルMaとは異なる形状の六角形に形成されており、N+型ソース層7のコンタクト領域の面積がメインセルよりも縮小されている。また、センスセルSeは縦長に形成されており、センス側ソース電極膜31とコンタクトするN+型ソース層7eとチャネル領域との間隔L6が、センスセルSeのどの領域においても均等になるように形成されている。これにより、N+型ソース層7の各領域における抵抗値を均一化することができる。
(変更例4)
図17(b)は第4実施形態の変更例4に係るセンスセルSeの平面説明図である。センスセルSeは、平面視六角形に形成されており、対向する1組の長い辺部30bの結晶面方位が(100)面であり、残りの4つの短い辺部30aの結晶面方位が(111)面になっている。つまり、しきい値電圧の低い辺部30bを延ばして長辺とすることにより、しきい値電圧の低い領域を、センス側ソース電極膜31とコンタクトするN+型ソース層7eから離すことができるため、N+型ソース層7の抵抗値を大きくすることができる。
<第5実施形態>
次に、この発明の第5実施形態について図を参照して説明する。この実施形態に係るVDMOSは、ドレイン電極膜2のうち、センスVDMOS30に対応する領域にドレイン電極膜2を形成しないことを特徴とする。図18(a)は、ドレイン電極膜2の平面説明図であり、(b)はセンスセルSeの断面図である。
図18(a)に示すように、VDMOS1の裏面に形成されたドレイン電極膜2のうち、センスVDMOS30に対応する領域には、ドレイン電極膜2の形成されていない非形成領域2aが配置されている。これにより、図18(b)に示すように、ドレイン電極膜2からセンスセルSeに流れ込む電流は、N+型層3を横方向に通過し、迂回する経路となるため、その分、抵抗ΔRsが付加される。
つまり、ドレイン電極膜2のうち、センスVDMOS30に対応する領域にドレイン電極膜2の形成されていない非形成領域2aを配置することにより、センスVDMOS30の調整抵抗値Rsを調整することができる。また、非形成領域2aを大きくすると、抵抗ΔRsが大きくなるため、非形成領域2aの大きさによって抵抗ΔRsを微調整することができる。
また、ドレイン電極膜2のうち、センスVDMOS30に対応する領域にドレイン電極膜2を全く形成しないのではなく、ドレイン電極膜2を構成する複数層のうち1層以上を選択的に形成しないようにすることもできる。たとえば、ドレイン電極膜2が、最下層から、Au(またはAg)、Ni、Ti、Alの順に積層されて形成されている場合は、電極酸化防止用のAu(またはAg)からなる層を形成しないようにする。また、Au(またはAg)および半田濡れ性の良いNiからなる層を形成しないようにする。さらに、非形成領域2aに調整抵抗Rsを調整するための抵抗を形成してもよい。
<第6実施形態>
次に、この発明の第6実施形態について図を参照して説明する。この実施形態に係るVDMOSは、ミラー端子Mがセンス側ソース電極膜31と離間して配置されてなることを特徴とする。図19は、ミラー端子Mおよびセンス側ソース電極膜31の配置関係を示す平面説明図である。
図19(a)に示すように、ミラー端子Mがセンス側ソース電極膜31と離間して配置されており、ミラー端子Mおよびセンス側ソース電極膜31は、配線31aによって接続されている。これにより、配線31aの抵抗ΔRsが付加されるため、センスVDMOS30の調整抵抗値Rsを大きくすることができる。また、配線31aの長さおよび幅の少なくとも一方を変えることにより、抵抗ΔRsの大きさを変えることができるため、調整抵抗値Rsを微調整することができる。この実施形態では、配線31aは、Alにより形成されている。
図19(b)に示す例では、ミラー端子Mおよびセンス側ソース電極膜31は、ポリシリコン抵抗15によって接続されている。これにより、ポリシリコン抵抗15の抵抗ΔRsが付加されるため、センスVDMOS30の調整抵抗値Rsを大きくすることができる。また、ポリシリコン抵抗の抵抗値は、ポリシリコン層にイオン注入する不純物の量によって決まるため、そのイオン注入量を制御することにより、抵抗ΔRsの大きさを変えることができるため、調整抵抗値Rsを高精度で微調整することができる。
<他の実施形態>
(1)前述の各実施形態において、センスセルSeのチャネル領域におけるN+型ソース層7およびP+型ボディ層6の面積比率はメインセルMaと同じに形成し、センスセルSeのN+型ソース層7の面積をメインセルMaよりも広くすることにより、センスセルSeのN+型ソース層7の抵抗値を大きくすることもできる。
(2)前述の各実施形態では、この発明に係る半導体装置としてVDMOSを例に挙げて説明したが、横型MOSトランジスタ素子(LDMOS,Lateral Double Diffused MOS)にもこの発明を適用することができる。また、ゲート電極は、プレーナ型でもよい。さらに、Pチャネル型のMOSにも適用することができる。
(3)前述の各実施形態では、この発明に係る半導体装置としてMOSを例に挙げて説明したが、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT,Insulated Gate Bipolar Transistor)にもこの発明を適用することができる。この場合、VDMOS1のソース電極に対応する部分がエミッタ電極になり、ドレイン電極に対応する部分がコレクタ電極になる。
なお、特許請求の範囲などで記載した「ほぼ等しい」とは、完全に等しくなる場合の他、実質的に等しくなる場合も含むことを意味する。
VDMOSの適用例を示す回路図である。 VDMOS1の平面説明図である。 メインVDMOS20を構成するメインセルの構造を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。 センスVDMOS30を構成するセンスセルの構造を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。 センスセルの構造を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。 メインVDMOS20およびセンスVDMOS30の単位面積当りのオン抵抗比を示す説明図である。 センスVDMOSに調整抵抗を備えていないVDMOSのオン抵抗比を示す説明図である。 センスセルSeの平面説明図である。 センスセルSeの平面説明図である。 センスセルSeの説明図であり、(a)は平面説明図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。 第1実施形態の変更例を示す説明図である。 第2実施形態に係るセルの平面説明図であり、(a)はメインセルMaの平面説明図、(b)はセンスセルSeの平面説明図である。 (a)は、第3実施形態に係るセンスセルSeの平面説明図であり、(b)は第3実施形態の変更例1に係るセンスセルの平面説明図である。 第3実施形態の変更例2に係るセンスセルSeの平面説明図である。 第4実施形態に係るセルの平面説明図であり、(a)はメインセルMaの平面説明図、(b)はセンスセルSeの平面説明図である。 (a)は、第4実施形態の変更例1に係るセンスセルSeの平面説明図であり、(b)は第4実施形態の変更例2に係るセンスセルSeの平面説明図である。 (a)は第4実施形態の変更例3に係るセンスセルSeの平面説明図であり、(b)は第4実施形態の変更例4に係るセンスセルSeの平面説明図である。 (a)は、第5実施形態に係るドレイン電極膜2の平面説明図であり、(b)はセンスセルSeの断面図である。 第6実施形態におけるミラー端子Mおよびセンス側ソース電極膜31の配置関係を示す平面説明図である。
符号の説明
1・・VDMOS(半導体装置)、5・・ゲート電極膜、11・・コンタクト領域、
20・・メインVDMOS(メイン半導体素子)、
21・・メイン側ソース電極膜(メイン側第1電極膜)、
30・・センスVDMOS(センス半導体素子)、
31・・センス側ソース電極膜(センス側第1電極膜)、
50・・電流検出回路、
K・・ケルビン端子(電圧検出端子)、
M・・ミラー端子(センス側端子)、Ma・・メインセル、Ra〜Rd・・配線抵抗、
Rs・・調整抵抗、S・・ソース端子(メイン側端子)、Se・・センスセル。

Claims (14)

  1. 第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層の表層部に形成された第2導電型の第2半導体層と、前記第2半導体層の表層部に形成された第1導電型の第3半導体層と、前記第2半導体層の表層部に選択的に形成され、前記第2半導体層よりも不純物濃度の高い第2導電型の第4半導体層と、ゲート絶縁膜を介して前記第3半導体層の表層部から形成されたゲート電極と、層間絶縁膜を介して前記第3および第4半導体層と電気的に接続された第1電極と、前記ゲート電極に印加する電圧によって前記第1電極との間で電流を流す第2電極と、を有する複数のセルから構成され、負荷に負荷電流を供給するメイン半導体素子と、
    前記負荷電流を検出するために前記メイン半導体素子と並列接続され、前記メイン半導体素子と共にカレントミラー回路を構成し、前記メイン半導体素子を構成するセルの数よりも少ないセルにより構成されたセンス半導体素子と、
    を備えた半導体装置において、
    セルを構成する前記第3半導体層の抵抗値が、前記メイン半導体素子よりも前記センス半導体素子の方が大きいことを特徴とする半導体装置。
  2. セルを構成する前記第3半導体層と前記第1電極とが電気的に接続されている領域の面積が、前記メイン半導体素子よりも前記センス半導体素子の方が小さいことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 隣接するセルを構成する前記ゲート電極の表層部の平面形状がストライプ状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. 各セルには、前記第4半導体層がそれぞれ複数ずつ形成されており、
    各セルにおいて隣接する前記第4半導体層間の前記第3半導体層と前記第1電極とが電気的に接続されている領域の面積が、前記メイン半導体素子よりも前記センス半導体素子の方が小さいことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  5. 隣接するセルを構成する前記ゲート電極の表層部によって囲まれた領域の平面形状が多角形であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  6. 前記センス半導体素子を構成する各セルにおける前記第3半導体層と前記第1電極とが電気的に接続されている領域が、しきい値電圧の高い領域に形成されてなることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 各セルの前記第3半導体層または第4半導体層の大きさが前記メイン半導体素子と前記センス半導体素子とで異なることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の半導体装置。
  8. 前記センス半導体素子を構成する各セルの前記第3半導体層の表層部に対応して形成された前記第1電極には、前記第1電極が形成されていない領域が配置されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載の半導体装置。
  9. 前記第3半導体層よりも不純物濃度の低い第1導電型の第5半導体層が、前記センス半導体素子を構成する各セルの第3半導体層に形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1つに記載の半導体装置。
  10. 前記メイン半導体素子およびセンス半導体素子を構成する各セルの前記第2電極が接続された複数層からなる裏面電極膜が前記半導体基板の裏面に形成されており、
    前記裏面電極膜のうち、前記センス半導体素子に対応する範囲には前記裏面電極膜の1層以上が形成されていない領域が配置されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1つに記載の半導体装置。
  11. 前記メイン半導体素子を構成する各セルの前記第1電極を接続してなるメイン側第1電極膜と、
    前記センス半導体素子を構成する各セルの前記第1電極を接続してなるセンス側第1電極膜とが前記半導体基板の表層部に形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1つに記載の半導体装置。
  12. 前記メイン側第1電極膜に接続されたメイン側端子と、
    前記センス側第1電極膜に接続されたセンス側端子と、
    前記メイン側第1電極膜において前記メイン側端子とは異なる箇所に接続された電圧検出端子と、を備えており、
    前記センス側端子および電圧検出端子が、前記センス半導体素子に流れる電流を検出するための電流検出回路に接続可能に構成されており、
    前記センス半導体素子の配線抵抗値と、前記センス側端子および前記電流検出回路間の配線抵抗値とを加算した配線抵抗値が、前記メイン側端子および電圧検出端子間の配線抵抗値を前記メイン側端子の配線抵抗値から減算した配線抵抗値とほぼ等しくなるように構成されてなることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置。
  13. 前記センス側第1電極膜と電気的に接続されたセンス側端子が、前記センス側第1電極膜と離間して配置されてなることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の半導体装置。
  14. 前記センス側第1電極膜と前記センス側端子とがポリシリコン抵抗により接続されてなることを特徴とする請求項13に記載の半導体装置。
JP2008152847A 2008-06-11 2008-06-11 半導体装置 Expired - Fee Related JP5428208B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008152847A JP5428208B2 (ja) 2008-06-11 2008-06-11 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008152847A JP5428208B2 (ja) 2008-06-11 2008-06-11 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009302182A true JP2009302182A (ja) 2009-12-24
JP5428208B2 JP5428208B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=41548802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008152847A Expired - Fee Related JP5428208B2 (ja) 2008-06-11 2008-06-11 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5428208B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113567746A (zh) * 2021-07-26 2021-10-29 东莞市长工微电子有限公司 Ldmos导通电阻的测量方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11345965A (ja) * 1998-05-29 1999-12-14 Nec Corp 半導体装置
JP2005236113A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Denso Corp Mos型半導体装置およびそれを備えた点火装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11345965A (ja) * 1998-05-29 1999-12-14 Nec Corp 半導体装置
JP2005236113A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Denso Corp Mos型半導体装置およびそれを備えた点火装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113567746A (zh) * 2021-07-26 2021-10-29 东莞市长工微电子有限公司 Ldmos导通电阻的测量方法
CN113567746B (zh) * 2021-07-26 2023-10-13 东莞市长工微电子有限公司 Ldmos导通电阻的测量方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5428208B2 (ja) 2014-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110634825B (zh) 半导体装置
US10439061B2 (en) Semiconductor device
JP4935192B2 (ja) 半導体装置
JP6348703B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20110089487A1 (en) Semiconductor device
US5633525A (en) Lateral field effect transistor
JP5633135B2 (ja) 半導体装置
JP2009295845A (ja) 半導体装置
US11088276B2 (en) Silicon carbide semiconductor device
JP3917144B2 (ja) 半導体装置
KR20140002676A (ko) 수직 dmos 전계 효과 트랜지스터 및 이의 제조방법
US20100193864A1 (en) Semiconductor device
JP2009004681A (ja) 半導体装置
JP5428208B2 (ja) 半導体装置
JP4820899B2 (ja) 半導体装置
US20200259015A1 (en) Semiconductor device
JP2007005398A (ja) Mosfet
JPS62183555A (ja) 半導体装置
JPH1174511A (ja) 半導体装置
US6940128B1 (en) Semiconductor device for power MOS transistor module
JPH08213604A (ja) パワーmosfet
US20060151828A1 (en) Semiconductor device
JP2007134500A (ja) 双方向半導体装置
JP2006019553A (ja) 縦型半導体装置
JP5370136B2 (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131118

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5428208

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees