JP2009301976A - 燃料電池システム - Google Patents

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俊春 大江
Kiyotaka Nakano
清隆 中野
Tsukasa Shigesumi
司 重住
Katsuhisa Tsuchiya
勝久 土屋
Yosuke Akagi
陽祐 赤木
Masayuki Kawamura
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Abstract

【課題】 熱交換器周りにおける状況の変化に適切に対応しつつ、熱交換器からタンクに至るまでの温度降下にも適切に対応して湯を溜めることのできる燃料電池システムを提供すること。
【解決手段】 この燃料電池システムFCSは、管路の排出ガス熱回収用熱交換器72側に配置されているサーミスタ37における測定温度が調整温度になるようにポンプ71を制御する。また、貯湯ユニット制御部WSは、燃料電池ユニットFCUの下部に配置されているサーミスタ39における測定温度に基づいて調整温度を変更するので、排出ガス熱回収用熱交換器72から貯湯タンクWTに至る管路における温度降下の状況を適切に反映することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池セル(SOFC)を含む燃料電池モジュールで発生する熱を利用する燃料電池システムに関する。
従来、燃料電池からの排出ガスを利用する燃料電池システムとして、例えば下記特許文献1に記載されているような燃料電池システムが提案されている。下記特許文献1に記載されている燃料電池システムは、固体電解質形の燃料電池を用いるものであって、燃料電池モジュールにおける排出ガスを有効利用するためのものである。具体的には、固体電解質形燃料電池モジュールと、この固体電解質形燃料電池モジュールからの排ガスと水とを熱交換する熱交換器と、水を貯える貯湯タンクと、この貯湯タンクの底部と熱交換器との間、及び貯湯タンクの上部と熱交換器との間をそれぞれ連結し、貯湯タンクと熱交換器との間で水を循環させる循環配管と、この循環配管に設けられ、水を強制的に循環させる循環ポンプと、熱交換器の入口水温及び出口水温を検出する温度検出器と、熱交換器の出口水温が入口水温よりも所定温度以上となるように循環ポンプの出力を制御する制御装置とによって構成されている。
下記特許文献1に記載の燃料電池システムではこのような構成とすることにより、熱交換器の出口水温が入口水温よりも所定温度以上となるように循環ポンプの出力を制御することができ、その結果、水と排ガスの熱交換を有効に行って高温の湯水を安定して供給できるものとしている。より具体的には、固体電解質形燃料電池による発電が少ない場合、排ガスも少なくなるが、この場合には、循環ポンプをゆっくり回転させて一定時間あたりの循環量を少なくし、熱交換器での熱交換を充分に行うことにより、貯湯タンク内に供給される水の温度を高くできるように構成している。
また、下記特許文献2に記載の燃料電池システムは、電気および熱を生成するコジェネレーション装置と、このコジェネレーション装置内に備えられて生成熱を回収する熱交換器と、内部に水が蓄えられる貯湯タンクと、貯湯タンク内の水を生成熱の取得のために熱交換器へ送る往路と、熱取得後の水を貯湯タンクへ戻す復路と、往路又は復路の一方に設けられた送水ポンプと、送水ポンプの出力を調節する制御手段とを備えるコジェネレーションシステムであって、制御手段は、往路の水温の範囲毎に復路の目標水温を設定した温度対応表を備え、この温度対応表に従って、往路の水温の変化に応じて復路の水温が目標水温となるように送水ポンプの出力を調節するものである。
また、燃料電池からの排出ガスを利用する燃料電池システムとしては、下記特許文献3に記載されているようなものも提案されている。
特開2006−24430号公報 特開2004−190870号公報 特開2002−81743号公報
上述した特許文献1に記載されている燃料電池システムでは、熱交換器の出口近傍の水温のみに基づいて循環ポンプの出力を調整しているので、熱交換器から貯湯タンクに至るまでの温度降下は全く考慮されていない。一方、上述した特許文献2に記載されている燃料電池システムでは、貯湯タンク側の水温のみに基づいて送水ポンプの出力を調整しているので、熱交換器側の状況の変化に対応が遅れてしまい、適切な湯温調整ができなくなる恐れがある。特に、ポンプの回転数を落として、管路内の水をゆっくりと送り出す場合には、のそ対応遅れの傾向はより顕著なものとなる。
そこで本発明では、熱交換器周りにおける状況の変化に適切に対応しつつ、熱交換器からタンクに至るまでの温度降下にも適切に対応して湯を溜めることのできる燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る燃料電池システムは、燃料ガスと酸化剤ガスとにより作動する複数の固体酸化物形燃料電池セルを含む燃料電池モジュールと、前記固体酸化物形燃料電池セルにおいて発電反応に寄与しなかった残余の燃料ガスと残余の酸化剤ガスとが燃焼することで発生するガスを含む排出ガスを用いて熱交換を行い、水を加熱して湯とする熱交換器と、水及びその水を加熱した湯を溜めるタンクと、前記熱交換器で熱交換される湯温を調整する温度調整部と、前記熱交換器から前記タンクへと至る管路と、を備える燃料電池システムであって、気温を検出する第1温度測定部と、前記管路の前記熱交換器側に配置され、前記管路の当該部分を流れる水温を測定する第2温度測定部と、前記第2温度測定部における測定温度が調整温度となるように前記温度調整部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1温度測定部における測定結果に基づいて前記調整温度を変更することを特徴とする。
本発明によれば、熱交換器周りにおける状況の変化に適切に対応しつつ、熱交換器からタンクに至るまでの温度降下にも適切に対応して湯を溜めることのできる燃料電池システムを提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態を説明するのに先立って、本発明の作用効果について説明する。
本発明に係る燃料電池システムは、燃料ガスと酸化剤ガスとにより作動する複数の固体酸化物形燃料電池セルを含む燃料電池モジュールと、燃料ガスと酸化剤ガスとにより作動する複数の固体酸化物形燃料電池セルを含む燃料電池モジュールと、前記固体酸化物形燃料電池セルにおいて発電反応に寄与しなかった残余の燃料ガスと残余の酸化剤ガスとが燃焼することで発生するガスを含む排出ガスを用いて熱交換を行い、水を加熱して湯とする熱交換器と、水及びその水を加熱した湯を溜めるタンクと、前記熱交換器で熱交換される湯温を調整する温度調整部と、前記熱交換器から前記タンクへと至る管路と、を備える燃料電池システムであって、気温を検出する第1温度測定部と、前記管路の前記熱交換器側に配置され、前記管路の当該部分を流れる水温を測定する第2温度測定部と、前記第2温度測定部における測定温度が調整温度となるように前記温度調整部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1温度測定部における測定結果に基づいて前記調整温度を変更することを特徴とする。
本発明に係る燃料電池システムによれば、管路の熱交換器側に配置されている第2温度測定部における測定温度が調整温度となるように制御部は温度調整部を制御しているので、熱交換器における熱交換の状況に応じて適切な温度調整が可能となる。更に、制御部は、管路のタンク側に配置されている第1温度測定部における測定温度に基づいて調整温度を変更するので、熱交換器からタンクに至る管路における温度降下の状況を適切に反映することができる。
また、本発明に係る燃料電池システムでは、前記温度調整部は、前記タンク内の水を前記熱交換器へと送り込むポンプであることも好ましい。温度調整部をポンプによって形成することにより、別途温度を調整する部分を設けることなく湯温を調整することができる。例えば、ポンプの回転数を上昇させることで、熱交換器を通過する水の速度が上がって、熱交換による温度上昇を抑制することができる。また例えば、ポンプの回転数を下降させることで、熱交換器を通過する水の速度が下がって、熱交換による温度上昇を促進することができる。
また、本発明に係る燃料電池システムでは、前記調整温度には上限値が設けられていることも好ましい。熱交換器の出口における制御目標温度である調整温度に上限値を設けることで、例えば、管路における放熱が極端に進行した場合であっても、沸騰するような温度まで上昇するような事態を避けることが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1を参照しながら本実施形態に係る燃料電池システムFCSについて説明する。図1は、燃料電池システムFCSの構成を概略的に示すブロック構成図である。図1に示すように、燃料電池システムFCSは、燃料電池ユニットFCUと、貯湯ユニットWPUとによって構成されている。
続いて、燃料電池ユニットFCUについて説明する。燃料電池ユニットFCUは、燃料電池モジュールFCMと、空気供給部APと、燃料供給部FPと、水供給部WPと、電力取出部EPと、燃料電池ユニット制御部FSと、を備えている。
燃料電池モジュールFCMは、燃料電池セルスタック10と、予熱・蒸発器11と、改質器12と、空気用熱交換器13と、を備えている。燃料電池モジュールFCMは、燃料電池セルスタック10を構成する複数の電気的に繋がれた燃料電池セル(図示しない)に、水素又は炭化水素燃料等を改質した改質ガス等の燃料ガスと酸化剤ガスとを供給することで発電反応を起こして発電するものである。燃料電池モジュールFCMの各構成要素について更に説明する。
空気供給部APは、フィルタ、流量センサ、バッファータンク、空気ブロアといった要素によって構成されている。空気供給部APから供給された酸化剤ガスとしての空気は、予熱・蒸発器11を通って空気用熱交換器13に導入される。空気用熱交換器13は、燃料電池セルスタック10において発電反応に寄与しなかった残余の燃料ガス及び空気が燃焼したガスを含む排出ガスと、予熱・蒸発器11を通って導入される空気との間で熱交換されるように構成されている。空気用熱交換器13において予熱された空気は、燃料電池セルスタック10に供給される。また、空気用熱交換器13を通過した排出ガスの温度を測定するためのサーミスタ14が、空気用熱交換器13から排出経路の出口までの間であって、空気用熱交換器13の近傍に配置されている。
燃料供給部FPは、炭化水素燃料である都市ガスが流入する経路と、大気が流入する経路とからなる。都市ガスが流入する経路は、電磁弁、ガバナ、燃料ポンプ、バッファータンク、流量センサ、脱硫器、逆止弁といた要素によって構成されている。大気が流入する経路は、フィルタ、空気ブロア、バッファータンク、流量センサ、逆止弁、電磁弁といった要素によって構成されている。これら2つの経路から流入する都市ガスと大気とが混合されて予熱・蒸発器11に導入される。予熱・蒸発器11に導入された混合気は、改質器12に導入され、改質器12内において炭化水素系のガスが水蒸気改質されて水素リッチな燃料ガスとなる。改質された燃料ガスは、燃料電池セルスタック10に供給される。
水供給部WPは、都市ガスを水蒸気改質する際に用いられる水蒸気となる水を供給する部分であって、浄化器、水ポンプ、逆止弁、流量センサ、電磁弁といった要素によって構成されている。水供給部WPによって供給される水は、予熱・蒸発器11に導入されて水蒸気とされた後に改質器12に導入される。
燃料電池セルスタック10に供給された燃料ガスと空気とによって、燃料電池セルスタック10を構成する各燃料電池セルにおいて発電反応が起こり、発電することができる。燃料電池セルの形態は特に限定されないけれども、例えば、円筒状の燃料電池セルが好適に用いられる。円筒状の燃料電池セルは、電解質層と、その電解質層を挟む内側の電極層及び外側の電極層とによって構成される。内側の電極層は、例えば、Niと、CaやY、Sc等の希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたジルコニアとの混合体、Niと、希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたセリアとの混合体、Niと、Sr、Mg、Co、Fe、Cuから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンガレートとの混合体、の少なくとも一種から形成される。電解質層は、例えば、Y、Sc等の希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたジルコニア、希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたセリア、Sr、Mgから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンガレート、の少なくとも一種から形成される。外側の電極層は、例えば、Sr、Caから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンマンガナイト、Sr、Co、Ni、Cuから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンフェライト、Sr、Fe、Ni、Cuから選ばれる少なくとも一種をドープしたサマリウムコバルト、銀、などの少なくとも一種から形成される。
燃料電池セルスタック10において発電された電気は、電力取出部EPから外部へと取り出される。電力取出部EPは、インバータ等の電力変換装置を有しており、燃料電池セルスタック10において発電された電気を、交流出力として外部に出力する。
ここで、燃料電池ユニット制御部FSと、燃料電池モジュールFCM、空気供給部AP、燃料供給部FP、水供給部WP、及び電力取出部EPとの関係について図2を参照しながら説明する。図2は、燃料電池ユニット制御部FSと、燃料電池モジュールFCM、空気供給部AP、燃料供給部FP、水供給部WP、及び電力取出部EPとの関係を説明するためのブロック構成図である。
図2に示すように、燃料供給部FP、空気供給部AP、水供給部WP、及び電力取出部EPは、燃料電池ユニットFCUの補器ADを構成している。燃料電池ユニット制御部FSは、燃料供給部FP、空気供給部AP、補器AD、及び電力取出部EPのそれぞれを制御するための部分であって、CPUやROMを有している。燃料電池モジュールFCMの動作は、燃料電池ユニット制御部FSからの指示信号に基づいて実行される。
図1に戻り、燃料電池セルスタック10に供給された燃料ガス及び空気のうち発電反応に寄与しなかった残余の燃料ガス及び残余の空気は燃焼され、排出ガスが発生する。この燃焼や排出ガスによって改質器12及び空気用熱交換器13に熱が与えられる。排出ガスは、改質器12及び空気用熱交換器13に熱を与えた後、排出ガス熱回収用熱交換器72を通って十分に安全な温度まで温度が下げられた後に外部に排出される。排出ガス熱回収用熱交換器72は、貯湯ユニットWPUにおいて溜められる湯を沸かすための熱交換器である。従って、この排出ガス熱回収用熱交換器72が、本願発明の熱交換器に相当する。
続いて、貯湯ユニットWPUについて説明する。貯湯ユニットWPUは、貯湯タンクWTと、補助熱源としての給湯器HUと、貯湯ユニット制御部WSと、を備えている。貯湯ユニットWPUは、貯湯タンクWTに溜めた水を沸かして貯湯し、その貯湯した湯を給湯器HUを通して給湯栓CLや浴槽BTに供給するものである。より具体的には、貯湯タンクWTに湯が十分に溜められている場合は、給湯器HUによっては加温せずに、給湯器HU内をそのまま通過させて給湯栓CLや浴槽BTに供給する。貯湯タンクWTに湯が十分に溜められていない場合等には、給湯器HUによって加温して給湯栓CLや浴槽BTに供給する。
続いて、貯湯ユニットWPUの配管構成について説明する。貯湯タンクWTには、管路61と、管路51と、管路52と、管路56と、管路57とが繋がれている。貯湯タンクWTに対して、管路61、管路51及び管路52は下側に、管路56及び管路57は上側に、それぞれ繋がれている。
管路61は、貯湯タンクWTに対して外部から給水するための管路である。貯湯タンクWTからみて管路61の上流側には、逆止弁80と、減圧弁81と、逆止弁82と、バキュームブレーカー83と、止水栓84とが設けられている。このような構成により、貯湯タンクWT内の湯が使われると、貯湯タンクWTの下側から水が供給される。
管路51は、貯湯タンクWT内の水を排出ガス熱回収用熱交換器72へと送り出すための管路である。管路52は、貯湯タンクWT内の水を排水するための管路である。管路52には排水弁70が設けられている。管路51は、後述する管路55と合流して管路53に繋がれている。管路53は、貯湯ユニットWPU内の管路53aと、燃料電池ユニットFCU内の管路53bとによって構成されている。管路53aには、貯湯タンクWT内の水を排出ガス熱回収用熱交換器72へと送り込むポンプ71が設けられている。管路53bは、排出ガス熱回収用熱交換器72へと繋げられている。
排出ガス熱回収用熱交換器72からは、出口側の管路として管路54bが繋げられている。管路54bは、燃料電池ユニットFCU内の管路であって、その先には貯湯ユニットWPU内の管路54aが繋げられている。この管路54aと管路54bとによって管路54が構成されている。管路54(管路54a)は、三方弁73に繋げられている。
三方弁73には、管路54(管路54a)の他に、管路55と管路56とが繋げられている。管路55は上述したように管路51と合流して管路53に繋げられている。従って、管路53、管路54、及び管路55によって排出ガス熱回収用熱交換器72を通る循環管路が形成されている。管路55にはラジエータ74が設けられていて、管路55を通る湯を放熱させることが可能なように構成されている。
管路56は、貯湯タンクWTに湯を供給するための管路であり、貯湯タンクWTの上方に繋げられている。管路57は、貯湯タンクWTから湯を供給するための管路であり、貯湯タンクWTの上方に繋げられている。管路57は、ミキシングバルブ76に繋げられていると共に、逆止弁79、貯湯水量センサ75が設けられている。ミキシングバルブ76には、管路61から分岐した管路59が繋げられている。ミキシングバルブ76は、管路57から供給される湯と、管路59から供給される水とを混合して管路58に送り出している。管路58は、給湯器HUに繋げられている。管路59には、給水水量センサ77が設けられている。
続いて、各管路や貯湯タンクWTに設けられている温度測定部としてのサーミスタの配置について説明する。貯湯タンクWTには、上方から順に、サーミスタ31、サーミスタ32、サーミスタ33が設けられている。また、管路57にはサーミスタ40が設けられている。これらの、サーミスタ31,32,33,40は、貯湯タンクWT内の貯湯量を測定するためのサーミスタである。本実施形態の場合、貯湯タンクWTには上方に湯が下方に水が溜まる構成となっている。従って、サーミスタの温度によって貯湯量を把握することができる。
管路53の管路53aには、サーミスタ36が設けられている。このサーミスタ36によって、管路53を流れているのが、十分に加温された湯なのか、貯湯タンクWTから出た水なのかを判断することができるし、排出ガス熱回収用熱交換器72に送られる水の温度を測定することもできる。管路54の燃料電池ユニットFCU内の管路54bにはサーミスタ37が、管路54aにはサーミスタ34及びサーミスタ38が、それぞれ設けられている。すわなち、管路54の排出ガス熱回収用熱交換器72側にはサーミスタ37が、管路54の三方弁73側にはサーミスタ34及びサーミスタ38が、それぞれ設けられている。サーミスタ37によって、排出ガス熱回収用熱交換器72によって加温された直後の湯の温度が測定でき、サーミスタ34及びサーミスタ38によって、三方弁73に入る直前の湯の温度が測定できる。
管路58に接続される補助熱源である給湯器HU内に設けられているサーミスタ(図示しない)の湯温測定に基づいてミキシングバルブ76の調整を行っている。また、貯湯ユニットWPU内にサーミスタ39が設けられている。サーミスタ39は、貯湯ユニットWPUの下部に設けられており、貯湯タンクWTの温度の影響を受けずに気温を測定することができる。
続いて、貯湯ユニット制御部WSについて図3を参照しながら説明する。図3は、貯湯ユニット制御部WSの機能を説明するためのブロック構成図である。図3に示すように、貯湯ユニット制御部WSには、サーミスタ31,32,33,34,36,37,38,39,40から出力される温度測定値を示す信号が入力され、貯湯水量センサ75及び給水水量センサ77からはそれぞれの部分を通過した水量を示す信号が入力される。貯湯ユニット制御部WSは、それらの入力信号に基づいた情報処理や、予め定められたルーチンに基づく情報処理に基づいて、ポンプ71、三方弁73、ミキシングバルブ76を駆動するための制御信号を出力する。このように、貯湯ユニット制御部WSは、ポンプ71、三方弁73、及びミキシングバルブ76のそれぞれを制御するための部分であって、CPUやROMを有している。貯湯ユニットWPUの動作は、貯湯ユニット制御部WSからの指示信号に基づいて実行される。
この燃料電池システムFCSは構成要素として、燃料ガスと酸化剤ガスとにより作動する複数の固体酸化物形燃料電池セルを含む燃料電池モジュールFCMと、燃料ガスと酸化剤ガスとが燃焼することで燃料電池モジュールFCMから排出される排出ガスを用いて熱交換を行い、水を加熱して湯とする熱交換器である排出ガス熱回収用熱交換器72と、水及びその水を加熱した湯を溜めるタンクである貯湯タンクWTと、貯湯タンクWT内の水を排出ガス熱回収用熱交換器72へと送り込むポンプ71と、を備えている。
更にこの燃料電池システムFCSは、水及び湯が通る管路として次のような管路を備えている。まず、排出ガス熱回収用熱交換器72へと送り込まれた水が再び排出ガス熱回収用熱交換器72へと至るように構成された第1管路である管路53(管路53a及び管路53b)、管路54(管路54a及び管路54b)、及び管路55を備えている。更に、貯湯タンクWTから送り出された水を第1管路である管路53(管路53a及び管路53b)、管路54(管路54a及び管路54b)、及び管路55へと供給する供給管路部としての管路51を備えている。更に、第1管路である管路53(管路53a及び管路53b)、管路54(管路54a及び管路54b)、及び管路55から貯湯タンクWTへと湯を還流させる還流管路部としての管路56を備えている。管路51及び管路56によって第2管路が形成されている。
更にこの燃料電池システムFCSは、第1管路である管路53(管路53a及び管路53b)、管路54(管路54a及び管路54b)、及び管路55と還流管路部である管路56との管路切り替えを行う切替部としての三方弁73を備えている。更にこの燃料電池システムFCSは、排出ガス熱回収用熱交換器72から切替部としての三方弁73に至る間の第1管路である管路54bに配置され、第2温度測定部として機能するサーミスタ37と、貯湯ユニットWPUの下部に配置され、第1温度測定部として機能するサーミスタ39と、を備えている。また、サーミスタ39は、貯湯タンクWTの温度の影響を受けにくくするために、遮蔽板を設けるとさらに良い。また貯湯ユニットWPUの外側に第1温度測定部を出して外気の温度を測定しても構わない。このサーミスタ39により燃料電池システムの周りの気温を測定する。燃料電池システムFCSは更に、切替部としての三方弁73及び温度調整部としてのポンプ71を制御する制御部としての貯湯ユニット制御部WSを備えている。
このような構成とすれば、燃料電池ユニットFCUの運転開始時等には、排出ガス熱回収用熱交換器72へと送り込まれた水が再びその排出ガス熱回収用熱交換器72へと至るように構成されてなる第1管路である管路53(管路53a及び管路53b)、管路54(管路54a及び管路54b)、及び管路55と、その第1管路である管路53(管路53a及び管路53b)、管路54(管路54a及び管路54b)、及び管路55を流れる湯を貯湯タンクWTへと還流させる還流管路部である管路56を含む第2管路とを備えるように構成できる。従って、第1管路である管路53(管路53a及び管路53b)、管路54(管路54a及び管路54b)、及び管路55を循環させることで排出ガス熱回収用熱交換器72から十分な熱量を得ることができ、水を所望の温度の湯とすることができる。
特に本実施形態のように固体酸化物形燃料電池を用いている場合は、このような構成とすることがより有効である。固体酸化物形燃料電池は発電効率が良いため、燃料消費が少なく、排出ガス温度は200〜400℃と高いものの、排出ガスの量が少ない為、排出ガスの熱量自体は少ない。従って、排出ガスとの熱交換によって即座に大量に湯を沸かして溜めることができず、少量沸かした湯を少しずつ溜めていくことが必要となる。そこで本実施形態のように、燃料電池ユニットFCUの運転開始時に湯を沸かしている間は第1管路である管路53(管路53a及び管路53b)、管路54(管路54a及び管路54b)、及び管路55を流し、湧き上がったら管路を還流管路部である管路56へと切り替えて、湯を貯湯タンクWTへと送り込むことができる。
上述したような燃料電池システムFCSによれば、次のような好適な運転制御を行うことが可能となる。この制御ルーチンを説明するためのフローチャートを図4に示す。図4に示す例では、貯湯ユニット制御部WSに、サーミスタ39から気温が入力される(ステップS01)。
続いて貯湯ユニット制御部WSは、調整温度を設定する(ステップS02)。より具体的には、貯湯ユニット制御部WSは、サーミスタ39から入力される気温から調整温度を決定する。また、本実施形態の構造上、事前に貯湯タンクWTは水で満たされており、その水が排出ガス熱回収用熱交換器72において熱交換され湯となって貯湯タンクWTへと戻っている。その際に例えば、サーミスタ39から入力される気温が5℃の場合には、調整温度を90℃に変更し、サーミスタ39から入力される水温が30℃の場合には、調整温度を80℃変更し、この調整温度である80℃を制御目標値とする。先の例の場合には、気温が低いため、調整温度を高めに変更する。一方、後の例の場合には、気温が高いため、調整温度を低めに変更する。貯湯タンクWTには、高温のお湯を溜めたほうが、タンク容量を小さくできる為、通常は70℃〜80℃程度のお湯を溜めるのが一般的である。
続いて、貯湯ユニット制御部WSに、サーミスタ37から安定時の水温が入力される(ステップS03)。安定時の水温とは、ポンプ71の回転数を変更後に所定時間(例:5分)経過した時の水温である。続いて、貯湯ユニット制御部WSは、サーミスタ37から入力される水温が調整温度に近いか判断する(ステップS04)。サーミスタ37から入力される水温が調整温度より低い場合は(例:−3℃未満)ステップS06の処理に進む。一方、サーミスタ37から入力される水温が調整温度より高い場合(例:+3℃を超える)ステップS05の処理に進む。
サーミスタ37から入力される水温が調整温度より高い場合はポンプ71の回転速度を所定量(例:100rpm)上昇させるように制御する(ステップS05)。また、サーミスタ37から入力される水温が調整温度より低い場合は、ポンプ71の回転速度を所定量(例:100rpm)下降させるように制御する(ステップS06)。
このような制御を行えば、ステップS04の処理のように管路の排出ガス熱回収用熱交換器72側に配置されている第2温度測定部としてのサーミスタ37における測定温度
を調整温度に調整する貯湯ユニット制御部WSは温度調整部としてのポンプ71を制御しているので、排出ガス熱回収用熱交換器72における熱交換器の状況に応じて適切な温度調整が可能となる。更にステップS02の処理のように、貯湯ユニット制御部WSは、燃料電池ユニットFCUの下部に配置されている第1温度測定部としてのサーミスタ39における測定温度に基づいて調整温度を変更するので、排出ガス熱回収用熱交換器72から貯湯タンクWTに至る管路における燃料電池システムの周りの気温に基づく温度降下の状況を適切に反映することができる。
本実施形態に係る燃料電池システムを示す図である。 図1に示す燃料電池ユニットの制御的な構成を示すブロック構成図である。 図1に示す貯湯ユニットの制御的な構成を示すブロック構成図である。 本実施形態に係る燃料電池システムの制御ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
10:燃料電池セルスタック
11:予熱・蒸発器
12:改質器
13:空気用熱交換器
14,31,32,33,34,36,37,38,39,40:サーミスタ
51,52,53,53a,53b,54,54a,54b,55,56,57,58,59,61:管路
70:排水弁
71:ポンプ
72:排出ガス熱回収用熱交換器
73:三方弁
74:ラジエータ
75:貯湯水量センサ
76:ミキシングバルブ
77:給水水量センサ
79:逆止弁
80:逆止弁
81:減圧弁
82:逆止弁
83:バキュームブレーカー
84:止水栓
AD:補器
AP:空気供給部
BT:浴槽
CL:給湯栓
EP:電力取出部
FCM:燃料電池モジュール
FCS:燃料電池システム
FCU:燃料電池ユニット
FP:燃料供給部
FS:燃料電池ユニット制御部
HU:給湯器
WP:水供給部
WPU:貯湯ユニット
WS:貯湯ユニット制御部
WT:貯湯タンク

Claims (3)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとにより作動する複数の固体酸化物形燃料電池セルを含む燃料電池モジュールと、
    前記固体酸化物形燃料電池セルにおいて発電反応に寄与しなかった残余の燃料ガスと残余の酸化剤ガスとが燃焼することで発生するガスを含む排出ガスを用いて熱交換を行い、水を加熱して湯とする熱交換器と、
    水及びその水を加熱した湯を溜めるタンクと、
    前記熱交換器で熱交換される湯温を調整する温度調整部と、
    前記熱交換器から前記タンクへと至る管路と、を備える燃料電池システムであって、
    気温を検出する第1温度測定部と、
    前記管路の前記熱交換器側に配置され、前記管路の当該部分を流れる水温を測定する第2温度測定部と、
    前記第2温度測定部における測定温度が調整温度となるように前記温度調整部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1温度測定部における測定結果に基づいて前記調整温度を変更することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記温度調整部は、前記タンク内の水を前記熱交換器へと送り込むポンプであることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記調整温度には上限値が設けられていることを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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