JP2009301637A - ヘッド制御装置、ヘッド制御方法、磁気ディスク装置 - Google Patents

ヘッド制御装置、ヘッド制御方法、磁気ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】気圧変化がある場合でもヘッドの高さを適切に制御するヘッド制御装置、ヘッド制御方法、磁気ディスク装置を提供する。
【解決手段】ヘッドの高さを調整するためのヒータへの電流であるヒータ電流を制御することにより、ディスクに対するヘッドの浮上量の制御を行うヘッド制御装置であって、ヘッドの浮上量の変動に関する情報である浮上量情報を取得する取得部と、測定された温度と取得部により取得された浮上量情報とに基づいて、浮上量の変動の原因が気圧であるか否かを判定する判定部と、判定部により浮上量の変動の原因が気圧であると判定された場合、気圧による浮上量の変動に対応する制御情報に基づいてヒータ電流を制御する制御部とを備えた。
【選択図】図9

Description

本発明は、ディスクに対するヘッドの高さを制御するヘッド制御装置、ヘッド制御方法、磁気ディスク装置に関するものである。
近年の磁気ディスク装置の小型高容量化に伴い、携帯用途への多様化も進んでおり、振動衝撃、温度、気圧などの耐環境条件に対する要求が高まっている。
従来、磁気ディスク装置において、減圧時の装置耐力を向上させるために、スライダのエアベアリング形状やサスペンションバネ圧のパラメータにより対応してきた。
また、近年、ヘッドの低浮上化に対応する技術として、ヘッドスライダ端に位置するリードライト素子の近傍に設けたヒータを利用して、浮上高さを目的の高さに設定する技術が使用されている。
なお、従来技術として、気圧の差による浮上量の変化をエラーレートでチェックし、ヒータをコントロールする制御装置がある。また、温度と連携して浮上量を制御する磁気記録装置がある。また、ヘッドが異常な高さで浮いている状態を、ヘッドの出力でチェックする磁気記録装置がある。(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特開2007−310957号公報 特開2005−158088号公報 特開2005−141798号公報
磁気ディスク装置の用途拡大により、減圧環境条件についても従来の高度3000mよりも更に高い4000m,5000mの耐高度の市場要求が強くなっている。従って、磁気ディスク装置の耐減圧特性を向上させる必要がある。同時に、磁気ディスク装置の高密度化に伴い、ヘッドスライダ浮上高さも低浮上化する必要がある。スライダとディスクの相対高さやディスクの平面度も含めた製品バラツキを考慮すると、スライダのエアベアリング条件等で減圧による浮上変動に対応することは、困難になってきている。
また、磁気ディスク装置の信頼性の面において、減圧によるスライダ浮上量低下によりディスクとスライダが接触し、ディスクに傷が発生することやヘッドとディスクが吸着することなどの致命的な故障を避ける必要がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、気圧変化がある場合でもヘッドの高さを適切に制御するヘッド制御装置、ヘッド制御方法、磁気ディスク装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、ヘッドの高さを調整するためのヒータへの電流であるヒータ電流を制御することにより、ディスクに対するヘッドの浮上量の制御を行うヘッド制御装置であって、前記ヘッドの浮上量の変動に関する情報である浮上量情報を取得する取得部と、測定された温度と前記取得部により取得された前記浮上量情報とに基づいて、前記浮上量の変動の原因が気圧であるか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記浮上量の変動の原因が気圧であると判定された場合、気圧による前記浮上量の変動に対応する制御情報に基づいてヒータ電流を制御する制御部とを備える。
また、本発明の一態様は、ヘッドの高さを調整するためのヒータへの電流であるヒータ電流を制御することにより、ディスクに対するヘッドの浮上量の制御を行うヘッド制御方法であって、前記ヘッドの浮上量の変動に関する情報である浮上量情報を取得し、温度を測定し、測定された前記温度と取得された前記浮上量情報とに基づいて、前記浮上量の変動の原因が気圧であるか否かを判定し、前記浮上量の変動の原因が気圧であると判定された場合、気圧による前記浮上量の変動に対応する制御情報に基づいてヒータ電流を制御することを行う。
また、本発明の一態様は、ヘッドの高さを調整するためのヒータへの電流であるヒータ電流を制御することにより、ディスクに対するヘッドの浮上量の制御を行う磁気ディスク装置であって、前記ヘッドの浮上量の変動に関する情報である浮上量情報を取得する取得部と、温度を測定する温度センサと、前記温度センサにより測定された温度と前記取得部により取得された前記浮上量情報とに基づいて、前記浮上量の変動の原因が気圧であるか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記浮上量の変動の原因が気圧であると判定された場合、気圧による前記浮上量の変動に対応する制御情報に基づいてヒータ電流を制御する制御部とを備える。
開示のヘッド制御装置、ヘッド制御方法、磁気ディスク装置によれば、気圧変化がある場合でもヘッドの高さを適切に制御することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施の形態に係るHDD(Hard Disk Drive)の電気的構成について以下に説明する。
図1は、本実施の形態に係るHDDの電気的構成の一例を示すブロック図である。本実施の形態に係るHDD1は、ホストインターフェイス(I/F)11、制御部12、RAM(Random Access Memory)13、SVC(Servo Combo)14、VCM(Voice Coil Motor)15、SPM(Spindle Motor)16、ヘッド(Head)21、ディスク(Disk,Media)22、プリアンプ(Pre-Amp)23、サーミスタ(Thermistor)24、ヒータ(Heater)25を有する。
ホストインターフェイス11は、外部のホストに接続される。制御部12は、ホストインターフェイス11との通信、SVC14への指示、プリアンプ23からのリード信号の復調、プリアンプ23へのライト信号の変調等を行う。RAM13は、データのバッファである、SVC14は、制御部12の指示に従ってVCM15及びSPM16を制御する。VCM15は、ヘッド21を移動させる。SPM16は、ディスク22を回転させる。ヘッド21は、ディスク22から読み取ったリード信号をプリアンプ23へ出力し、プリアンプ23から出力されたライト信号をディスク22へ書き込む。プリアンプ23は、リード信号及びライト信号の増幅、ヒータ25の制御を行う。サーミスタ24は、温度を計測して制御部11へ出力する。ヒータ25は、ヘッド21の素子の突き出し量を調整する。
HDD1の構造について以下に説明する。
図2は、本実施の形態に係るHDDの構造の一例を示す構造図である。HDD1は、ディスク22、アクチュエータアーム32、サスペンション33、スライダ34、ランプ35、VCM15、ベース37を有する。アクチュエータアーム32は、サスペンション33を支持すると共に移動させる。サスペンション33は、スライダ34を支持する。スライダ34は、ヘッド21を有し、ディスク22に対して浮上する。ランプ35は、スライダ34が退避する場所である。磁気回路36は、VCM15である。ベース37は、HDD1の筐体である。
図3は、本実施の形態に係るヘッド浮上状態の一例の概観を示す側面図である。サスペンション33に指示されたスライダ34は、矢印の方向に回転するディスク22に対して浮上している。
図4は、本実施の形態に係るヘッド浮上状態の一例を拡大した側面図である。スライダ34の先端にはヘッド21とヒータ25が設けられている。スライダ34のフラット面に対し、ヘッド21のリードライト素子がヒータ25による熱膨張で盛り上がっている。ヒータ25に電流が流されない場合、ヘッド21はスライダ34のフラット面と同じ高さになる。制御部12は、減圧によりスライダ34の浮上高さが低くなるのに追従するようにヒータ25への電流を調整してヘッド21の変形度合いを調整することにより、ヘッド21とディスク22面の距離を調整する。
また、本実施の形態のスライダ34は、通常気圧でのエアベアリング面の浮上高さを、ヒータ機構を持たないスライダより高くすることより、気圧低下によるディスク22とスライダ34の接触マージンを増やす。
HDD1の動作の概要について以下に説明する。
制御部12は、使用環境の気圧変化を感知する方法として、ヘッド21浮上高さ変動に伴うヘッド出力の変動を利用する。制御部12が検出されたヘッド21出力に応じてヒータ電流を制御し、ディスク22に対するヘッド21のリードライト素子の距離を一定に制御することにより、耐減圧特性を向上させることが可能となる。また、制御部12は、浮上変動が減圧によるものであると判断するために、温度浮上変動補正、ディスクRRO補正、振動衝撃フィルタを使用することにより、他の環境要因と減圧とを区別する。制御部12は、サーボセクタ毎のヘッド21出力によりプリアンプ23のサーボゲインを算出する。本実施の形態では、ヘッド21出力の振幅及びヘッド21の浮上高さを示す値としてサーボゲイン(浮上量情報)を用いる。
また、制御部12は、ヘッド21に設けられたヒータ25に対して、初期状態として減圧による浮上低下を見込んだ素子突き出し量及びスライダ浮上高さを設定しておく。更に、制御部12は、減圧による浮上変動が発生した場合にヒータ電流を下げることで、ディスク22とヘッド21の接触を回避する。
また、制御部12は、減圧による浮上変動が大きく、ヒータ電流値がOFFの状態でもスライダ34浮上面がディスク22と接触する条件であることがヘッド出力値により判断された場合、ヘッド21をディスク外周部のランプ35へアンロード退避させることで、ディスク22とヘッド21の接触及び吸着を回避する。
同様に、減圧環境下でディスク22とヘッド21の微小接触が発生した場合、制御部12は、ヘッドポジション揺れ振動周波数が固有周波数を持つ特徴を利用してディスク22とヘッド21の接触を判断し、ヘッドアンロードを行う。
また、制御部12は、素子高さの制御のために、各ヘッドの初期キャリブレーションテーブルを用いるだけでなく、サーミスタ24(温度センサ等)による温度情報をフィードバックさせることで、温度によるヘッド特性変動と減圧によるヘッド特性変動を区別して制御し、補正精度を高める。
HDD1の動作の詳細について以下に説明する。
工場において、HDD1は、初期設定処理を行う。使用環境において、HDD1は、調整処理を行ってから、通常リード/ライト処理を行う。通常リード/ライト処理中、制御部12は、各サーボセクタにおいてサーボゲイン及びヘッドポジションを取得すると共に、浮上高さ制御処理、ヘッドポジション揺れ判定処理を行う。
初期設定処理について以下に説明する。
図5は、本実施の形態に係る初期設定処理の一例を示すフローチャートである。工場においてHDD1の組み立てが完了し、HDD1の電源が投入されると(S11)、制御部12は、装置キャリブレーション処理を行う(S12)。装置キャリブレーション処理において、制御部12は、ポジション感度、外力、ヘッド感度の補正等を行う。
次に、制御部12は、ヘッドタッチダウンまでのサーボゲインとヒータ電流との関係を示すタッチダウンプロファイル及びタッチダウンサーボゲインを測定するタッチダウンプロファイル測定処理を行う(S13)。タッチダウンプロファイル測定処理において、制御部12は、複数の温度におけるタッチダウンプロファイルを測定する。次に、制御部12は、タッチダウンプロファイルから基本ヒータ電流値テーブルを作成する基本ヒータ電流値テーブル作成処理を行う(S14)。
次に、制御部12は、サーボセクタ毎のサーボゲインを測定することにより、1周分のサーボゲイン変動を測定してRAM13に格納し(S21)、サーボゲイン変動が周期的であるか否かの判定を行う(S22)。ここで、制御部12は、何周分か(例えば100周分)のサーボゲインを測定してサーボフレーム毎に平均しても良い。
サーボゲイン変動が周期的でない場合(S22,N)、制御部12は、このサーボゲイン変動をNRRO(Non-Repeatable Runout)と判断し、浮上変動の誤差成分としてタッチダウンサーボゲインに加算する(S23)。
サーボゲイン変動が周期的である場合(S22,Y)、制御部12は、このサーボゲイン変動をディスク上下うねり(Axial RRO:Axial Repeatable Runout)による浮上変動と判断し、RROによる浮上変動を補正するRRO補正テーブルを作成してディスク22のシステム領域に格納する(S24)。RRO補正テーブルは、サーボフレーム毎のヒータ電流値の補正値を示す。サーボセクタ毎に、基本ヒータ電流値に対するRRO分の補正値がRRO補正テーブルとして作成される。つまり、制御部12は、基本ヒータ電流値にRRO補正テーブルの補正値を加算することにより、ヒータ25に設定するヒータ電流値を算出することができる。
次に、制御部12は、予め測定された空気密度補正テーブルをディスク22のシステム領域に格納し(S25)、このフローは終了する。ここで、空気密度補正テーブルのために、予め複数の気圧条件に対応してサーボゲインが測定される。更に、気圧条件毎に測定されたサーボゲインと基本ヒータ電流値に対する気圧変化分の補正値とが空気密度補正テーブルとして作成される。つまり、制御部12は、基本ヒータ電流値に空気密度補正テーブルの補正値を加算することにより、ヒータ25に設定するヒータ電流値を算出することができる。
タッチダウンプロファイル測定処理について以下に説明する。
制御部12は、ヘッド21の浮上高さをリード出力により検出する。本実施の形態においては、サーボゲインを用いる。制御部12は、ヒータ電流OFF状態から、ヒータ電流を増加させながらサーボゲインを測定し、RAM13に格納する。
図6は、本実施の形態に係るタッチダウンプロファイルの一例を示すグラフである。この図において、横軸はヒータ電流(ヒータパワー)を示し、縦軸はサーボゲインを示す。
制御部12がヒータ電流を増加させると、サーボゲインは直線状に減少する。制御部12が更にヒータ電流を増加させると、タッチダウンプロファイルは変曲点yとなり、更にヒータ電流を増加させると、サーボゲインはほぼ一定値Aに近づく。Aを浮上高さのゼロ基準のサーボゲインとする。また、変曲点を、ヘッド21とディスク22のタッチダウン位置(タッチダウンサーボゲイン)とする。Dは、タッチダウン時のヒータ電流であるタッチダウンヒータ電流を示す。
制御部12は、タッチダウンプロファイルの正比例区間zの近似直線の傾きから、ヒータ25の浮上感度関数を求める。浮上感度関数は、サーボゲインからヒータ電流を算出する式である。また、制御部12は、ゼロ基準Aに規定浮上高さ分Bを加えたサーボゲインEを求める。また、制御部12は、浮上感度関数において規定浮上高さ時のサーボゲインEに対応するヒータ電流値Cを、規定浮上高さに設定するためのヒータ電流値である基本ヒータ電流値とする。また、サーボゲインは、浮上高さに読み替えることができる。
制御部12は、規定浮上高さとなるヒータ電流値を浮上感度関数より求めて基本ヒータ電流値とし、基本ヒータ電流値テーブルとしてディスク22のシステム領域に格納する。
制御部12は、ディスク22の円周方向について、サーボフレーム毎に基本ヒータ電流値を測定する。また、制御部12は、ディスク22の半径方向について、3個のデータシリンダで基本ヒータ電流値を測定する。これにより、制御部12は、ディスク22の全エリアに対応する基本ヒータ電流値を有する基本ヒータ電流値テーブルを作成する。
また、制御部12は、温度条件を常温Tnと高温Thとし、温度毎のタッチダウンプロファイルとを測定して、温度毎の基本ヒータ電流値テーブルを作成する。更に、制御部12は、予め別の多数のHDD1の測定により算出された低温Tl、常温Tn、高温Thの基本ヒータ電流値テーブルの関係を用いて、常温Tnと高温Thの基本ヒータ電流値テーブルから低温Tlの基本ヒータ電流値テーブルを予測して作成する。また、制御部12は、複数の温度条件の測定結果から温度特性補間係数を算出し、この温度特性補間係数と測定された温度によりヒータ電流値の補正を行っても良い。
図7は、本実施の形態に係る基本ヒータ電流値テーブルの一例を示す表である。この図は、常温Tnの基本ヒータ電流値テーブル、高温Thの基本ヒータ電流値テーブル低温Tlの基本ヒータ電流値テーブルを示す。この基本ヒータ電流値テーブルにおいて、行はサーボフレームに対応し、列はデータシリンダに対応する。
制御部12は、予め3つのデータシリンダOuter,Center,Innerを設定し、この3つのデータシリンダにおいてサーボゲインの測定を行い、各列の基本ヒータ電流値を算出する。
なお、円周方向の基本ヒータ電流値の数は、サーボフレーム数でなくても良い。また、半径方向の基本ヒータ電流値の数は、3個でなくても良く、例えばゾーン毎の基本ヒータ電流値であっても良い。
調整処理について以下に説明する。
図8は、本実施の形態に係る調整処理の一例を示すフローチャートである。まず、使用環境においてHDD1の電源が投入されると(S31)、制御部12は、ディスク22のシステム領域から基本ヒータ電流値テーブルをRAM13に読み込んで基本ヒータ電流値をヒータ25のヒータ電流値として設定する(S32)。ここで、制御部12は、基本ヒータ電流値テーブルにおけるOuter,Center,Innerの基本ヒータ電流値を直線補間することにより、所望のシリンダにおける基本ヒータ電流値を算出してヒータ25に設定する。
次に、制御部12は、処理S12と同様の装置キャリブレーション処理を行う(S33)。
次に、制御部12は、処理S21と同様、1周分のサーボゲイン変動を測定し、ヒータ電流値の補正値を算出し、算出結果の補正値をRAM13に格納する(S34)。次に、制御部12は、ディスク22のシステム領域のRRO補正テーブルの補正値をRAM13に読み込んで、算出結果の補正値とRRO補正テーブルの補正値との差が所定の範囲外となるか否かの判定を行う(S35)。
差が所定の範囲外である場合(S35,Yes)、制御部12は、RRO補正テーブルを算出結果の補正値に更新し、ディスク22のシステム領域のRRO補正テーブルを更新する(S36)。
差が所定の範囲外でない場合(S35,No)、制御部12は、規定浮上高さになるようにRRO補正テーブルを用いてヒータ電流値を補正して再設定し(S37)、このフローを終了し、通常リード/ライト処理を開始する。
通常リード/ライト処理中の浮上高さ制御処理について以下に説明する。
図9は、本実施の形態に係る浮上高さ制御処理の一例を示すフローチャートである。まず、制御部12は、サーボゲインの変化量が所定のサーボゲイン変化閾値以上であるか否かの判定を行う(S41)。サーボゲインの変化量が所定のサーボゲイン変化量閾値以上でなければ(S41,No)、このフローは終了する。サーボゲインの変化量が所定のサーボゲイン変化閾値以上であれば(S41,Yes)、制御部12は、全ヘッド同変化条件を満たすか否かの判定を行う(S42)。全ヘッド同変化条件は、全てのヘッドのサーボゲインの変化量が所定の誤差範囲内に収まっていることである。
全ヘッド同変化条件を満たさない場合(S42,No)、制御部21は、浮上高さ変動の要因がヘッド個別の要因であると判定して、ヘッド毎に対応し(S43)、このフローは終了する。全ヘッド同変化条件を満たす場合(S42,Yes)、制御部21は、温度の変化量が所定の温度変化量閾値以上であるか否かの判定を行う(S51)。
温度の変化量が所定の温度変化量閾値以上である場合(S51,Yes)、制御部21は、基本ヒータ電流値テーブルにおける低温Tl、常温Tn、高温Thの基本ヒータ電流値を直線補間することにより、現在の温度に対応するヒータ電流値を算出してヒータ25に設定する(S52)。次に、制御部21は、浮上高さが規定浮上高さになったか否かの判定を行う(S53)。
浮上高さが規定浮上高さになった場合(S53,Yes)、このフローは終了する。浮上高さが規定浮上高さになっていない場合(S53,No)、制御部12は、気圧変動による浮上変動と判定し、空気密度補正テーブルを用いてヒータ電流値を補正する(S54)。ここで、制御部21は、空気密度補正テーブルにおけるヒータ電流の補正値を直線補間することにより、現在のサーボゲインに対応するヒータ電流値を算出してヒータ25に設定する。次に、制御部12は、浮上高さが規定浮上高さになったか否かの判定を行う(S55)。
浮上高さが規定浮上高さになった場合(S55,Yes)、このフローは終了する。浮上高さが規定浮上高さになっていない場合(S55,No)、制御部12は、ヒータ電流値が最小になったか否かの判定を行う(S56)。
ヒータ電流値が最小になっていない場合(S56,No)、このフローは終了する。ヒータ電流値が最小になった場合(S56,Yes)、処理S62へ移行する。
温度の変化量が所定の温度変化量閾値以上でない場合(S51,No)、制御部12は、サーボゲインの変動の時間長が所定の変動時間長閾値以上であるか否かの判定を行う(S61)。所定の変動時間長閾値は、例えば20msである。
サーボゲインの変動の時間長が所定の変動時間長閾値以上である場合(S61,Yes)、処理S54へ移行する。
サーボゲインの変動の時間長が所定の変動時間長閾値以上でない場合(S61,No)、制御部12は、サーボゲインの変動の要因が振動であると判定し、サーボゲインがヘッド接触領域内になったか否かの判定を行う(S62)。
サーボゲインがヘッド接触領域内になっていない場合(S62,No)、このフローは終了する。サーボゲインがヘッド接触領域内になった場合(S62,Yes)、制御部12は、アクチュエータアンロードによるヘッド退避処理を行い(S63)、このフローは終了する。ヘッド退避処理において、制御部21は、SVC14及びVCM15によりヘッド21をディスク22外のランプ35に退避させる
通常リード/ライト処理中のヘッドポジション揺れ判定処理について以下に説明する。
減圧下では、ヘッド21のポジション揺れが発生する。ディスク22とヘッド21の微小接触によりスライダ34が加振された場合に発生するポジション揺れの固有周波数である接触固有周波数が予め測定され、制御部21に設定される。通常リード/ライト処理時にこのポジション揺れが発生した場合、制御部21は、ポジションのRRO成分より共振周波数を計算し、予め設定した周波数と一致かつ、サーボゲインの低下(ヘッド21の浮上量低下)が一定値以下にある場合、ヘッド退避処理を行う。
ディスク22とヘッド21の接触時のポジション揺れ周波数は、サスペンション33、アクチュエータアーム32の構造から振動モード及び振動周波数が特定できる。また、制御部21は、外乱による振動を区別するために、浮上高さ制御処理により接触の判定がされなかった場合にヘッドポジション揺れ判定処理を行っても良い。
図10は、本実施の形態に係るヘッドポジション揺れ判定処理の一例を示すフローチャートである。制御部12は、ヘッドポジションの接触固有周波数の揺れがあるか否かの判定を行う(S71)。ヘッドポジションの接触固有周波数の揺れがない場合(S71,No)、このフローは終了する。ヘッドポジションの接触固有周波数の揺れがある場合(S71,Yes)、処理S63と同様、アンロードによるヘッド退避を行い(S72)、このフローは終了する。
基本ヒータ電流値テーブル及びRRO補正テーブルを用いることにより、通常の気圧の使用環境でのヘッド22の浮上高さは、一定に保たれることになる。この状態で気圧が変動した場合、特に減圧によりヘッド21の浮上高さが低下した場合、制御部12は、サーボゲインと空気密度補正テーブルとによりヒータ電流を補正する。
本実施の形態によれば、減圧条件において、気圧変化及び他の要因による浮上変動を区別して補正することにより、耐減圧特性を向上させることが可能となる。これにより、磁気ディスク装置の耐環境特性を向上させ、高信頼性の要求に対応することが出来る。
また、ヘッド21とディスク22の距離に関係するヘッド出力、サーボゲインを使用して気圧変動を検出することにより、新たな気圧センサを設けるコストを掛ける必要が無い。更に、微小接触によるスライダ34の振動から減圧限界を感知することにより、ヘッドをディスク上から退避させてスライダ34とディスク33の吸着を回避することができ、故障リスクを低減することができる。
なお、取得部、判定部、制御部、測定部は、実施の形態における制御部21に対応する。制御情報は、実施の形態における基本ヒータ電流値テーブル、RRO補正テーブル、空気密度補正テーブルに対応する。関係情報は、実施の形態における浮上感度関数に対応する。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、全て本発明の範囲内のものである。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
ヘッドの高さを調整するためのヒータへの電流であるヒータ電流を制御することにより、ディスクに対するヘッドの浮上量の制御を行うヘッド制御装置であって、
前記ヘッドの浮上量の変動に関する情報である浮上量情報を取得する取得部と、
測定された温度と前記取得部により取得された前記浮上量情報とに基づいて、前記浮上量の変動の原因が気圧であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記浮上量の変動の原因が気圧であると判定された場合、気圧による前記浮上量の変動に対応する制御情報に基づいてヒータ電流を制御する制御部と
を備えるヘッド制御装置。
(付記2)
更に、前記ヒータ電流と前記浮上量情報との関係である関係情報を測定すると共に、複数の温度及び前記ディスク上の複数の位置における前記浮上量情報を測定し、測定された前記関係情報と測定された前記浮上量情報とに基づいて、複数の温度及び前記ディスク上の複数の位置におけるヒータ電流を算出して前記制御情報に含める測定部を備える、
付記1に記載のヘッド制御装置。
(付記3)
前記測定部は、ヘッドタッチダウン時を含む前記関係情報を測定し、
前記判定部は、前記測定部により測定された前記関係情報と前記取得部により取得された前記浮上量情報とに基づいて、ヘッドタッチダウンが発生したか否かを判定する、
付記2に記載のヘッド制御装置。
(付記4)
前記判定部によりヘッドタッチダウンが発生したと判定された場合、前記制御部は、前記ヘッドを前記ディスクの外へ退避させる、
付記3に記載のヘッド制御装置。
(付記5)
前記測定部は、測定された前記関係情報と測定された前記浮上量情報とに基づいて、前記ディスクのうねりに基づくヒータ電流の補正量を算出して前記制御情報に含める
付記2に記載のヘッド制御装置。
(付記6)
前記測定部は、測定された前記浮上量情報の変動のうち周期的な成分を前記ディスクのうねりに基づく変動とし、該変動によるヒータ電流の補正量を算出する、
付記5に記載のヘッド制御装置。
(付記7)
前記検出部は、前記浮上量情報としてサーボゲインを取得する、
付記1に記載のヘッド制御装置。
(付記8)
前記判定部は、測定された温度の変動が所定の範囲内であり、且つ取得された前記浮上量情報の変動の時間長が所定の閾値より大きい場合、前記浮上量の変動の原因が気圧であると判定する、
付記1に記載のヘッド制御装置。
(付記9)
前記制御情報は、気圧の変動によるヒータ電流の補正量を含む
付記1に記載のヘッド制御装置。
(付記10)
ヘッドの高さを調整するためのヒータへの電流であるヒータ電流を制御することにより、ディスクに対するヘッドの浮上量の制御を行うヘッド制御方法であって、
前記ヘッドの浮上量の変動に関する情報である浮上量情報を取得し、
温度を測定し、
測定された前記温度と取得された前記浮上量情報とに基づいて、前記浮上量の変動の原因が気圧であるか否かを判定し、
前記浮上量の変動の原因が気圧であると判定された場合、気圧による前記浮上量の変動に対応する制御情報に基づいてヒータ電流を制御する
ことを行うヘッド制御方法。
(付記11)
更に、前記ヒータ電流と前記浮上量情報との関係である関係情報を測定すると共に、複数の温度及び前記ディスク上の複数の位置における前記浮上量情報を測定し、測定された前記関係情報と測定された前記浮上量情報とに基づいて、複数の温度及び前記ディスク上の複数の位置におけるヒータ電流を算出して前記制御情報に含める、
付記10に記載のヘッド制御方法。
(付記12)
ヘッドタッチダウン時を含む前記関係情報を測定し、
測定された前記関係情報と取得された前記浮上量情報とに基づいて、ヘッドタッチダウンが発生したか否かを判定する、
付記11に記載のヘッド制御方法。
(付記13)
ヘッドタッチダウンが発生したと判定された場合、前記ヘッドを前記ディスクの外へ退避させる、
付記12に記載のヘッド制御方法。
(付記14)
測定された前記関係情報と測定された前記浮上量情報とに基づいて、前記ディスクのうねりに基づくヒータ電流の補正量を算出して前記制御情報に含める
付記11に記載のヘッド制御方法。
(付記15)
測定された前記浮上量情報の変動のうち周期的な成分を前記ディスクのうねりに基づく変動とし、該変動によるヒータ電流の補正量を算出する、
付記14に記載のヘッド制御方法。
(付記16)
前記浮上量情報としてサーボゲインを取得する、
付記10に記載のヘッド制御方法。
(付記17)
測定された温度の変動が所定の範囲内であり、且つ取得された前記浮上量情報の変動の時間長が所定の閾値より大きい場合、前記浮上量の変動の原因が気圧であると判定する、
付記10に記載のヘッド制御方法。
(付記18)
前記制御情報は、気圧の変動によるヒータ電流の補正量を含む
付記10に記載のヘッド制御方法。
(付記19)
ヘッドの高さを調整するためのヒータへの電流であるヒータ電流を制御することにより、ディスクに対するヘッドの浮上量の制御を行う磁気ディスク装置であって、
前記ヘッドの浮上量の変動に関する情報である浮上量情報を取得する取得部と、
温度を測定する温度センサと、
前記温度センサにより測定された温度と前記取得部により取得された前記浮上量情報とに基づいて、前記浮上量の変動の原因が気圧であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記浮上量の変動の原因が気圧であると判定された場合、気圧による前記浮上量の変動に対応する制御情報に基づいてヒータ電流を制御する制御部と
を備える磁気ディスク装置。
本実施の形態に係るHDDの電気的構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態に係るHDDの構造の一例を示す構造図である。 本実施の形態に係るヘッド浮上状態の一例の概観を示す側面図である。 本実施の形態に係るヘッド浮上状態の一例を拡大した側面図である。 本実施の形態に係る初期設定処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るタッチダウンプロファイルの一例を示すグラフである。 本実施の形態に係る基本ヒータ電流値テーブルの一例を示す表である。 本実施の形態に係る調整処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る浮上高さ制御処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るヘッドポジション揺れ判定処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 HDD、11 ホストインターフェイス、12 制御部、13 RAM、14 SVC、15 VCM、16 SPM、21 ヘッド、22 ディスク、23 プリアンプ、24 サーミスタ、25 ヒータ、32 アクチュエータアーム、33 サスペンション、34 スライダ、35 ランプ、37 ベース。

Claims (7)

  1. ヘッドの高さを調整するためのヒータへの電流であるヒータ電流を制御することにより、ディスクに対するヘッドの浮上量の制御を行うヘッド制御装置であって、
    前記ヘッドの浮上量の変動に関する情報である浮上量情報を取得する取得部と、
    測定された温度と前記取得部により取得された前記浮上量情報とに基づいて、前記浮上量の変動の原因が気圧であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記浮上量の変動の原因が気圧であると判定された場合、気圧による前記浮上量の変動に対応する制御情報に基づいてヒータ電流を制御する制御部と
    を備えるヘッド制御装置。
  2. 更に、前記ヒータ電流と前記浮上量情報との関係である関係情報を測定すると共に、複数の温度及び前記ディスク上の複数の位置における前記浮上量情報を測定し、測定された前記関係情報と測定された前記浮上量情報とに基づいて、複数の温度及び前記ディスク上の複数の位置におけるヒータ電流を算出して前記制御情報に含める測定部を備える、
    請求項1に記載のヘッド制御装置。
  3. 前記測定部は、ヘッドタッチダウン時を含む前記関係情報を測定し、
    前記判定部は、前記測定部により測定された前記関係情報と前記取得部により取得された前記浮上量情報とに基づいて、ヘッドタッチダウンが発生したか否かを判定する、
    請求項2に記載のヘッド制御装置。
  4. 前記判定部によりヘッドタッチダウンが発生したと判定された場合、前記制御部は、前記ヘッドを前記ディスクの外へ退避させる、
    請求項3に記載のヘッド制御装置。
  5. 前記測定部は、測定された前記関係情報と測定された前記浮上量情報とに基づいて、前記ディスクのうねりに基づくヒータ電流の補正量を算出して前記制御情報に含める
    請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のヘッド制御装置。
  6. ヘッドの高さを調整するためのヒータへの電流であるヒータ電流を制御することにより、ディスクに対するヘッドの浮上量の制御を行うヘッド制御方法であって、
    前記ヘッドの浮上量の変動に関する情報である浮上量情報を取得し、
    温度を測定し、
    測定された前記温度と取得された前記浮上量情報とに基づいて、前記浮上量の変動の原因が気圧であるか否かを判定し、
    前記浮上量の変動の原因が気圧であると判定された場合、気圧による前記浮上量の変動に対応する制御情報に基づいてヒータ電流を制御する
    ことを行うヘッド制御方法。
  7. ヘッドの高さを調整するためのヒータへの電流であるヒータ電流を制御することにより、ディスクに対するヘッドの浮上量の制御を行う磁気ディスク装置であって、
    前記ヘッドの浮上量の変動に関する情報である浮上量情報を取得する取得部と、
    温度を測定する温度センサと、
    前記温度センサにより測定された温度と前記取得部により取得された前記浮上量情報とに基づいて、前記浮上量の変動の原因が気圧であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記浮上量の変動の原因が気圧であると判定された場合、気圧による前記浮上量の変動に対応する制御情報に基づいてヒータ電流を制御する制御部と
    を備える磁気ディスク装置。
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