JP2009301194A - 半導体記憶装置の制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、NANDメモリを使用した制御システムにおいて、誤り訂正回路の付加に伴う、誤り訂正にかかる処理時間および消費電力の増大を抑制できるようにする。
【解決手段】たとえば、NANDメモリ11には誤り検出回路11bを、そのコントローラ12にはECC回路12aを、それぞれ設ける。ページコピー動作において、コピー元Paより読み出したページデータの誤りが誤り検出回路11bによって検出された場合には、その読み出したページデータをコントローラ12に転送し、ECC回路12aによる誤り訂正処理を行った後、メモリセルアレイのコピー先Pbにコピーする。これに対し、誤りが検出されない場合には、コントローラ12に転送することなく、その読み出したページデータをメモリセルアレイのコピー先Pbにそのままコピーする。
【選択図】 図1
【解決手段】たとえば、NANDメモリ11には誤り検出回路11bを、そのコントローラ12にはECC回路12aを、それぞれ設ける。ページコピー動作において、コピー元Paより読み出したページデータの誤りが誤り検出回路11bによって検出された場合には、その読み出したページデータをコントローラ12に転送し、ECC回路12aによる誤り訂正処理を行った後、メモリセルアレイのコピー先Pbにコピーする。これに対し、誤りが検出されない場合には、コントローラ12に転送することなく、その読み出したページデータをメモリセルアレイのコピー先Pbにそのままコピーする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、半導体記憶装置の制御システムに関するもので、たとえば、NAND型フラッシュメモリ(以下、NANDメモリと略記する)を備えた制御システムに関する。
近年、NANDメモリにおいては、微細化および大容量化にともなって、一般的に誤り発生率が増加している。これに対応するため、NANDメモリとこのNANDメモリを制御するコントローラとを備えた制御システムにあっては、誤り訂正機能(ECC回路)が付加されている。
しかしながら、より高度(高精度)な誤り訂正機能を付加しようとする場合には、回路規模の増加とともに、誤り訂正にかかる処理時間および消費電力の増大が懸念される。
特に、誤り訂正処理は、回路規模および処理時間などの問題から、NANDメモリでは行わず、通常はコントローラ側で行われる。そのため、誤り訂正処理を行う場合には、NANDメモリからコントローラへ、データおよびECC符号の転送が必要になる。つまり、NANDメモリは誤り訂正機能を有しておらず、コントローラがNANDメモリからデータとそのデータに付加されたECC符号とを読み出して、ECC回路に供給する。そして、このECC回路において、ECC符号から誤りデータ(ビットエラー)を判別して、その誤りデータを訂正する。
このように、従来の制御システムにおいては、誤り訂正処理を行うために、NANDメモリからコントローラへデータを転送する必要があった。そのため、NANDメモリ上でデータをコピーするコピー動作の場合にも、コントローラは、一旦、NANDメモリからデータを読み出さなければならない。ところが、NANDメモリのコピー元より読み出したデータが誤り訂正処理の必要がないものの場合、たとえば、誤りデータがない、もしくは、データ上の誤りが、制御システムの誤り訂正能力に対して許容できる程度のものの場合、誤り訂正処理は行われない。つまり、コピー元より読み出したデータが、そのままコピー先のデータとして、NANDメモリ上に新たに書き込まれる。この場合、NANDメモリからコントローラへのデータの転送は、コピー動作において、まったく無駄な動作となる。
なお、NAND型の不揮発性メモリにおいて、1ページ分の読み出しデータの一部のデータの書き換えを行って、異なるページに書き込むページコピー機能に関しては、すでによく知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記したように、従来の、NANDメモリを備えた制御システムにおいては、効率的な誤り訂正処理が行えないばかりか、より高度な誤り訂正処理を可能にしようとする場合に、回路規模の増加、並びに、誤り訂正にかかる処理時間および消費電力の増大が懸念されていた。
特開2006−209963号公報
本発明は、上記の問題点を解決すべくなされたもので、回路規模の増加、並びに、誤り訂正にかかる処理時間および消費電力の増大を抑えつつ、より高度で、かつ、効率的に誤り訂正処理を行うことが可能な半導体記憶装置の制御システムを提供することを目的としている。
本願発明の一態様によれば、データの書き込みおよび読み出しが可能なメモリセルアレイ、および、前記メモリセルアレイより読み出されたデータの誤り検出を行う誤り検出回路、を備える半導体記憶装置と、前記半導体記憶装置からのデータを取り込み、前記誤り検出回路での誤り検出処理の結果に応じて、前記データに対して誤り訂正処理を施す誤り訂正機能を有する制御装置とを具備し、前記制御装置は、データのコピー時に、前記誤り検出処理の結果より前記データに対する誤り訂正処理が必要と判断した場合には、前記半導体記憶装置からの前記データを取り込んで前記誤り訂正処理を施した後、その誤り訂正処理を施した後のデータを用いて前記データのコピー動作を実行するように前記半導体記憶装置を制御し、前記誤り検出処理の結果より前記データに対する誤り訂正処理が不要と判断した場合には、前記半導体記憶装置からの前記データを取り込むことなく、前記データのコピー動作を実行するように前記半導体記憶装置を制御することを特徴とする半導体記憶装置の制御システムが提供される。
また、本願発明の一態様によれば、データの書き込みおよび読み出しが可能なメモリセルアレイ、および、前記メモリセルアレイより読み出されたデータに対して第1レベルの誤り訂正処理を施す誤り訂正回路、を備える半導体記憶装置と、前記半導体記憶装置からのデータを取り込み、その取り込んだ前記データに対して、前記誤り訂正回路での前記第1レベルの誤り訂正処理よりも高度な第2レベルの誤り訂正処理を施す誤り訂正機能を有する制御装置とを具備し、前記制御装置は、データのコピー時に、前記誤り訂正回路での前記第1レベルの誤り訂正処理の結果より前記データに対する前記第2レベルの誤り訂正処理が必要と判断した場合には、前記半導体記憶装置からの前記データを取り込んで前記第2レベルの誤り訂正処理を施した後、その第2レベルの誤り訂正処理を施した後のデータを用いて前記データのコピー動作を実行するように前記半導体記憶装置を制御し、前記第1レベルの誤り訂正処理の結果より前記データに対する前記第2レベルの誤り訂正処理が不要と判断した場合には、前記半導体記憶装置からの前記データを取り込むことなく、前記データのコピー動作を実行するように前記半導体記憶装置を制御することを特徴とする半導体記憶装置の制御システムが提供される。
さらに、本願発明の一態様によれば、データの書き込みおよび読み出しが可能なメモリセルアレイ、および、前記メモリセルアレイより読み出されたデータに対して第1レベルの誤り訂正処理を施す誤り訂正回路、を備える半導体記憶装置と、前記半導体記憶装置からのデータを取り込み、その取り込んだ前記データに対して、前記誤り訂正回路での前記第1レベルの誤り訂正処理よりも高度な第2レベルの誤り訂正処理を施す誤り訂正機能を有する制御装置とを具備し、前記制御装置は、データのリード時に、前記誤り訂正回路での前記第1レベルの誤り訂正処理の結果より前記データに対する前記第2レベルの誤り訂正処理が必要と判断した場合には、前記半導体記憶装置からの前記データを取り込んで前記第2レベルの誤り訂正処理を施した後、その第2レベルの誤り訂正処理を施した後のデータを外部装置に出力し、前記第1レベルの誤り訂正処理の結果より前記データに対する前記第2レベルの誤り訂正処理が不要と判断した場合には、前記半導体記憶装置からの前記データに対する前記第2レベルの誤り訂正処理を省略するようにしたことを特徴とする半導体記憶装置の制御システムが提供される。
上記の構成により、回路規模の増加、並びに、誤り訂正にかかる処理時間および消費電力の増大を抑えつつ、より高度で、かつ、効率的に誤り訂正処理を行うことが可能な半導体記憶装置の制御システムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、図面は模式的なものであり、各図面の寸法および比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面の相互間においても、互いの寸法の関係および/または比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。特に、以下に示すいくつかの実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための装置および方法を例示したものであって、構成部品の形状、構造、配置などによって、本発明の技術思想が特定されるものではない。この発明の技術思想は、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることができる。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態にしたがった、半導体記憶装置の制御システムの構成例を示すものである。なお、ここでは、不揮発性の半導体記憶装置を、誤り検出回路を備えるNAND型フラッシュメモリ(以下、NANDメモリと略記する)とした場合について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にしたがった、半導体記憶装置の制御システムの構成例を示すものである。なお、ここでは、不揮発性の半導体記憶装置を、誤り検出回路を備えるNAND型フラッシュメモリ(以下、NANDメモリと略記する)とした場合について説明する。
図1に示すように、本実施形態の制御システム10は、NANDメモリ(チップ)11と、そのコントローラ(NANDメモリ制御装置)12と、を有して構成されている。この制御システム10は、外部装置としてのホスト機器100に接続(内蔵もしくは装着)されている。
NANDメモリ11は、メモリセルアレイ部11a、誤り検出回路11b、入出力インターフェイス部11c、および、ステートマシン(図示していない)を有している。メモリセルアレイ部11aは、データを記憶するためのものであって、メモリセルアレイ、カラム制御回路、ロウ制御回路、および、データ入出力バッファなどを有して構成されている(いずれも図示していない)。メモリセルアレイは、たとえばマトリクス状に配置された複数のメモリセルを有している。複数のメモリセルに対しては、データの書き込みおよび読み出しがページ単位で行われる。また、データの消去は、ページよりも大きなブロック単位で行われる。
なお、メモリセルアレイには、データとともに、当該データに対応する誤り検出符号と誤り訂正符号(ECC符号)とが記憶される。たとえば、誤り検出符号はCRC(Cyclic Redundancy Check)符号などであり、誤り訂正符号はLDPC(Low−Density Parity−check Code)符号、BCH符号、または、リードソロモン符号などである。また、このNANDメモリ11は、後述するページコピー機能を有している。
ここで、誤り検出符号を付加するのは、NANDメモリ11であってもよいし、コントローラ12であってもよい。NANDメモリ11が採用する誤り検出方式に合わせて、コントローラ12が誤り検出符号を生成して付加するか、コントローラ12は意識せず、NANDメモリ11が内部で誤り検出符号を生成して付加するかの、2通りが考えられる。
ただし、NANDメモリ11で誤り検出符号を付加するようにした場合、特に、コピー動作ではデータキャッシュ上のデータをコピー先のページに書き込むが、書き込むデータに誤りがない、あるいは、訂正処理が不要(誤りが許容できる範囲内)であれば、その際には新たな誤り検出符号を付加しない。つまり、コントローラ12よりデータ入力があった場合のみ、NANDメモリ11は、誤り検出符号の付加を行う。なぜなら、コントローラ12が許容できる誤りと判定した(実際には、誤りが発生している)場合、NANDメモリ11で新たな誤り検出符号を付加すると、もとのデータと異なる誤り検出符号を付加することになり、誤り検出の意義が失われてしまうからである。
誤り検出回路11bは、誤り訂正処理のための誤り検出機能を有し、たとえば、メモリセルアレイに記憶されているデータを読み出す際に、そのデータ上における誤り(ビットエラー)を検出するものである。この誤り検出回路11bは、誤り検出処理の結果である誤り検出情報をコントローラ12に通知する機能を有している。たとえば、この誤り検出情報は、ビットエラーの有無およびビットエラーの位置または個数を含んでいる。
入出力インターフェイス部11cは、データの書き込み時には、コントローラ12より供給される書き込み用のライトコマンドにしたがって、コントローラ12からの書き込み用のデータおよび誤り訂正符号と誤り検出符号とを、メモリセルアレイ部11aに出力する。データの読み出し時には、コントローラ12より供給される読み出し用のリードコマンドにしたがって、メモリセルアレイ部11aから読み出されたデータおよび誤り訂正符号と誤り検出符号とを、コントローラ12に出力する。なお、入出力インターフェイス部11cは、データなどを一時的に保持する機能(データキャッシュ)を有している。
ステートマシンは、コントローラ12からのコマンドにしたがって各部を制御するもので、たとえばメモリセルアレイ部11aに対し、データの書き込み、読み出し、または、ページコピーなどの動作(機能)を実行するようになっている。
一方、コントローラ12は、誤り訂正機能部(ECC回路)12a、バッファ12b、ワーク用メモリ(RAM)12c、ROM12d、MPU(Micro Processing Unit)12e、ホストインターフェイス(I/F)モジュール12f、および、NANDメモリI/Fモジュール12gを有して構成されている。
コントローラ12は、主に、NANDメモリ11の内部の物理状態(たとえば、どこのブロックアドレスに、何番目の論理セクタアドレスデータが含まれているか、あるいは、どこのブロックが消去状態であるかなど)を管理するものである。
ECC回路12aは、制御システム10として必要な、より高度な訂正能力(たとえば、8ビットの復号能力)を有するものであって、データの読み出し時に、メモリセルアレイ部11aに格納されたデータおよび誤り訂正符号と誤り検出符号とを読み込み、読み込んだデータに対して、適宜、誤り訂正処理を実行するものである。なお、コピー時に、MPU12eにおいて、上記誤り検出情報から、読み出されたデータには誤りがない、もしくは、ECC回路12aの誤り訂正能力に対して、ビットエラーの個数が許容できる程度に十分に少ない、と判断された場合には、このECC回路12aでの誤り訂正処理は省略される。また、データの読み出し時においても、読み出されたデータに誤りがない場合に限らず、許容できる程度の誤りであって、誤り訂正処理が必要ない場合には、ECC回路12aでの誤り訂正処理を省略させることも可能である。
バッファ12bは、NANDメモリ11のメモリセルアレイ部11aに書き込むためのデータ、メモリセルアレイ部11aより読み出されたNANDメモリ11からのデータ、および、ECC回路12aによって誤り訂正処理が施された後のデータなどを格納するためのものである。このバッファ12bには、NANDメモリ11およびECC回路12aのほか、RAM12cおよびホスト機器100などが接続されている。
RAM12cは、MPU12eの作業エリアとして使用されるものであって、ファームウェア(制御用プログラム)の一部および各種のテーブル(表)などを格納するのに用いられる。
ROM12dは、MPU12eによって制御されるファームウェアなどを記憶するためのものである。
MPU12eは、ROM12d内のファームウェアおよびRAM12cに格納されたテーブルなどを使用して、ホスト機器100からの要求に応じた処理を行うもので、たとえば、ホスト機器100からの書き込みコマンド、読み出しコマンド、または、消去コマンドを受け取り、そのコマンドに応じた所定の処理をNANDメモリ11に実行させたり、バッファ12bを用いてのデータ転送処理を制御したりするものである。また、MPU12eは、誤り検出回路11bからの誤り検出情報をもとに誤り訂正処理の必要性を判断し、ECC回路12aに誤り訂正処理を実行させたり、省略させたりする。
ホストI/Fモジュール12fは、コントローラ12とホスト機器100との間のインターフェイス処理を行うものである。
NANDメモリI/Fモジュール12gは、コントローラ12とNANDメモリ11との間のインターフェイス処理を行うものである。
ホスト機器100は、この制御システム10を使用するものであって、コントローラ12を介して、NANDメモリ11を利用するようになっている。
次に、上記した構成の制御システム10(コントローラ12)の基本動作について、簡単に説明する。
図2は、データ書き込み時のデータの流れを示すものである。すなわち、データ書き込み時は、ホスト機器100からのデータを、ホストI/Fモジュール12fを介して、バッファ12b内に格納する(W1)。そして、バッファ12bよりECC回路12aにデータを送り、たとえば、当該データに対する誤り訂正符号と誤り検出符号とを付加する。この後、誤り訂正符号と誤り検出符号とが付加されたデータを、NANDメモリI/Fモジュール12gを介してNANDメモリ11に送り、メモリセルアレイ部11a内の指定のアドレス(ページ)に書き込む(以上、W2)。
図3は、データ読み出し時のデータの流れを示すものである。すなわち、データ読み出し時は、NANDメモリI/Fモジュール12gを介して、NANDメモリ11内よりデータおよび誤り訂正符号と誤り検出符号とを読み出す。そして、そのデータをバッファ12bに格納するとともに、誤り訂正符号と誤り検出符号とをECC回路12aに供給する(R1)。すると、ECC回路12aが、誤り訂正符号と誤り検出符号とから誤りを判別し、その結果をもとに、バッファ12b内のデータを訂正する(R2)。この後、バッファ12b内に格納されているデータを、ホストI/Fモジュール12fを介してホスト機器100に転送する(R3)。
次に、図1および図4を参照して、上記した構成の制御システム10におけるページコピー動作について説明する。なお、図4は、このページコピー動作にかかるコマンドシーケンスを示すものである。
たとえば、ホスト機器100より、制御システム10に対して、ライト動作のための要求が出されたとする。すると、コントローラ12は、ホスト機器100からの要求を受け取り、そのライトコマンドおよび書き込み用のデータからページコピー動作の必要性を判断すると、NANDメモリ11を制御して、NANDメモリ11にページコピー動作を行わせる。
すなわち、コントローラ12からの指示(図4のコピーコマンド(CMD)1)が、NANDメモリ11に送られる。すると、この指示は、NANDメモリ11のステートマシンに取り込まれる。これにより、NANDメモリ11では、まず、メモリセルアレイ部11aが制御される。メモリセルアレイ部11aは、コントローラ12からの指示に応じて、読み出しページアドレス(読ページADDR)に対応する、メモリセルアレイのコピー元のページPaよりデータ(ページデータ)および誤り訂正符号と誤り検出符号とを読み出す。そして、そのページデータおよび誤り訂正符号と誤り検出符号とを、誤り検出回路11bを介して、入出力インターフェイス部11cに出力する(C1)。
誤り検出回路11bは、メモリセルアレイのコピー元のページPaより読み出されたページデータに対して誤り検出処理を行う。そして、その結果(誤り検出情報)を、たとえばコントローラ12からのステータスリードコマンドに応じて、MPU12eに通知する(C2)。なお、この誤り検出情報は、コントローラ12が読み出すようにしてもよい。
MPU12eにおいて、上記誤り検出情報から、コピー元のページPaより読み出されたページデータには誤りがない、もしくは、誤り訂正処理は不要であると判断されたとする(PASS)。すると、コントローラ12は、NANDメモリ11にページデータの書き込み(コピー)を指示する(図4のコピーコマンド2)。これにより、NANDメモリ11のメモリセルアレイ部11aは、コントローラ12からの指示に応じて、書き込みページアドレス(書ページADDR)に対応する、メモリセルアレイのコピー先のページPbにデータを書き込む(C3)。この場合、ページPbへのデータの書き込みは、入出力インターフェイス部11cに保持されているページデータおよび誤り訂正符号と誤り検出符号とを用いて行われる。つまり、ページPbに対しては、コピー元のページPaより読み出されたページデータおよび誤り訂正符号と誤り検出符号とがそのまま書き戻される。
その後、NANDメモリ11は、たとえばコントローラ12からのステータスリードコマンドに応じて、データコピーの結果(ライト結果)をコントローラ12に出力する。
一方、MPU12eにおいて、上記誤り検出情報から、コピー元のページPaより読み出されたページデータに誤りがあり、誤り訂正処理が必要であると判断されたとする(FAIL)。すると、コントローラ12は、メモリセルアレイのコピー元のページPaより読み出され、入出力インターフェイス部11cに保持されているページデータをNANDメモリ11から取り込み、NANDメモリI/Fモジュール12gを介して、バッファ12bに格納するとともに、誤り訂正符号および誤り検出符号をECC回路12aに供給する(C4)。
これにより、ECC回路12aは、誤り訂正符号および誤り検出符号から誤りを判別し、バッファ12b上のページデータに対する誤り訂正処理を実行する(C5)。このとき、誤り検出情報が、たとえばビットエラーの位置に関する情報を含む場合には、その情報を誤り訂正処理に生かすことが可能である。
コントローラ12は、ECC回路12aでの、コピー元のページPaより読み出されたページデータに対する誤り訂正処理が終了すると、その誤り訂正処理後のデータおよび誤り訂正符号と誤り検出符号とを、NANDメモリI/Fモジュール12gを介して、NANDメモリ11に出力する。また、NANDメモリ11に対し、誤り訂正処理後のデータの書き込みを指示する(コピーコマンド2)(C6)。
これにより、NANDメモリ11のメモリセルアレイ部11aは、コントローラ12からの指示に応じて、メモリセルアレイのコピー先のページPbにデータを書き込む。この場合、ページPbへのデータの書き込みは、コントローラ12より入出力インターフェイス部11cを介して供給される、ECC回路12aによる誤り訂正処理後のデータおよび誤り訂正符号と誤り検出符号とを用いて行われる。
その後、NANDメモリ11は、たとえばコントローラ12からのステータスリードコマンドに応じて、ライト結果をコントローラ12に出力する。
上記したように、ページコピー動作において、誤り訂正処理が不要と判断される場合には、コピー元より読み出したデータをコントローラに転送することなく、そのままコピー先に書き込むようにしている。すなわち、ECC機能における誤り検出機能のみをNANDメモリに持たせ、コピー元より読み出したデータに誤りがある、もしくは、データ上の誤りが、制御システムが備える誤り訂正能力に対して許容できない範囲の誤りである場合にかぎって、コントローラ側での誤り訂正処理を実行するようにしている。これにより、誤り検出の結果より誤り訂正処理が不要と判断される場合の、無駄なNANDメモリからコントローラへのデータの転送および誤り訂正処理を省略できるようになる。その結果、データの転送および誤り訂正処理にかかる時間の短縮が可能となるとともに、データの転送および誤り訂正処理に要する消費電力をも削減することが可能となる。
特に、簡易な誤り検出機能を有し、その結果をコピー動作に利用するようにした従来のNAND型の半導体メモリに比べ、メリットは大きい。なぜならば、このNAND型の半導体メモリを使用した制御システムは、単に、コピー元より読み出したデータをコピーする際にデータの誤り検出を行うものであり、その際の誤り検出の結果は、データの書き込みが終了した後にコントローラに通知されるようになっている。このような制御システムの場合、誤りが検出されたとしても誤り訂正処理を施す機会がないため、誤りのあるデータがそのままコピーされる。一般に、NAND型の半導体メモリはデータの上書きができないので、誤りが検出されたデータについては、コピー動作をやり直し、本実施形態に示したような誤り訂正処理を施した上で、改めてデータの書き込みを行うといったリカバリ動作が必要となる。なお、コントローラが誤り検出の結果を記憶しておき、後に、誤りが検出されたデータのコピー動作が指示された際に、本実施形態に示したような誤り訂正処理を施すことも可能である。しかし、そのコピー動作が指示されるまでの間に、誤りが加速する可能性があるため、確実(十分)な誤り訂正処理が行われるか懸念される。
なお、本実施形態においては、上述したコピー動作に限らず、リード動作の場合にも同様の効果が期待できる。
[第2の実施形態]
図5は、本発明の第2の実施形態にしたがった、半導体記憶装置の制御システムの構成例を示すものである。ここでは、不揮発性の半導体記憶装置を、簡易な誤り訂正回路を備えるNAND型フラッシュメモリ(以下、NANDメモリと略記する)とした場合について説明する。なお、図1に示した半導体記憶装置の制御システムと同一部分には同一の符号を付し、詳細な説明は割愛する。
図5は、本発明の第2の実施形態にしたがった、半導体記憶装置の制御システムの構成例を示すものである。ここでは、不揮発性の半導体記憶装置を、簡易な誤り訂正回路を備えるNAND型フラッシュメモリ(以下、NANDメモリと略記する)とした場合について説明する。なお、図1に示した半導体記憶装置の制御システムと同一部分には同一の符号を付し、詳細な説明は割愛する。
図5に示すように、本実施形態の制御システム10は、ECC回路11dを有して、NANDメモリ(チップ)11’が構成されてなる点で、第1の実施形態にしたがった半導体記憶装置の制御システムと大きく相違している。すなわち、NANDメモリ11’には、誤り検出回路に代えて、ECC回路11dが設けられている。ECC回路11dは、たとえば、メモリセルアレイに記憶されているデータを読み出す際に、そのデータ上における誤り(ビットエラー)を訂正するものである。このECC回路11dは、誤り訂正処理の結果である誤り訂正情報をコントローラ12に通知する機能を有している。
なお、本実施形態においては、NANDメモリ11’のECC回路11dは簡易な誤り訂正能力(たとえば、通常時に必要な1,2ビット程度の復号能力)を有して構成されている。これに対し、コントローラ12のECC回路12aは、より高度な誤り訂正能力(たとえば、8ビットの復号能力)を有して構成されている。つまり、NANDメモリ11’のECC回路11dで訂正可能なエラービットの個数よりも、コントローラ12のECC回路12aで訂正可能なエラービットの個数の方が多くなるように構成されている。これにより、データ上の誤りが、ECC回路11dによる処理によって誤り訂正可能な場合には、ECC回路12aでの誤り訂正処理を省略することが可能となる。
次に、上記した構成の制御システム10の動作について説明する。ここでは、ページコピー動作について説明する。なお、図6は、このページコピー動作にかかるコマンドシーケンスを示すものである。
たとえば、ホスト機器100より、制御システム10に対して、ライト動作のための要求が出されたとする。すると、コントローラ12は、そのライトコマンドおよび書き込み用のデータなどからページコピー動作の必要性を判断し、必要な場合にはNANDメモリ11’を制御して、NANDメモリ11’にページコピー動作を行わせる。
すなわち、コントローラ12からの指示(コピーコマンド(CMD)1)が、NANDメモリ11’のステートマシンに取り込まれる。これにより、NANDメモリ11’では、まず、メモリセルアレイ部11aが制御される。メモリセルアレイ部11aは、コントローラ12からの指示に応じて、読み出しページアドレス(読ページADDR)に対応する、メモリセルアレイのコピー元のページPaよりデータ(ページデータ)および第1,第2の誤り訂正符号と第1,第2の誤り検出符号とを読み出す。そして、そのページデータおよび第1,第2の誤り訂正符号と第1,第2の誤り検出符号とを、ECC回路11dを介して、入出力インターフェイス部11cに出力する(C11)。
ここで、第1の誤り訂正符号および第1の誤り検出符号はECC回路11dでの誤り訂正処理によるものであり、第2の誤り訂正符号および第2の誤り検出符号はECC回路12aでの誤り訂正処理によるものであるとする。
ECC回路11dは、メモリセルアレイのコピー元のページPaより読み出されたページデータに対し、第1の誤り訂正符号および第1の誤り検出符号をもとに、可能であれば誤り訂正処理を行う(C12)。そして、その結果(誤り訂正情報)を、たとえばコントローラ12からのステータスリードコマンドに応じて、MPU12eに通知する(C13)。なお、この誤り訂正情報は、コントローラ12が読み出すようにしてもよい。
MPU12eにおいて、上記誤り訂正情報から、コピー元のページPaより読み出されたページデータには誤りがない(または、誤りは許容範囲内)、もしくは、誤りはECC回路11dによって訂正できたと判断したとする(PASS)。すると、コントローラ12は、NANDメモリ11’にページデータの書き込み(コピー)を指示する(コピーコマンド2)。これにより、NANDメモリ11’のメモリセルアレイ部11aは、コントローラ12からの指示に応じて、書き込みページアドレス(書ページADDR)に対応する、メモリセルアレイのコピー先のページPbにデータを書き込む(C14)。この場合、ページPbへのデータのコピーは、入出力インターフェイス部11cに保持されている、コピー元のページPaより読み出されたページデータおよび第1,第2の誤り訂正符号と第1,第2の誤り検出符号、もしくは、ECC回路11dによる誤り訂正処理後のデータおよび第1,第2の誤り訂正符号と第1,第2の誤り検出符号とを用いて行われる。つまり、ページPbに対しては、コピー元のページPaより読み出されたページデータおよび第1,第2の誤り訂正符号と第1,第2の誤り検出符号とがそのまま、もしくは、ECC回路11dでの簡易な誤り訂正処理が施された後のデータおよび第1,第2の誤り訂正符号と第1,第2の誤り検出符号とが、書き戻される。
その後、NANDメモリ11’は、たとえばコントローラ12からのステータスリードコマンドに応じて、データコピーの結果(ライト結果)をコントローラ12に出力する。
一方、MPU12eにおいて、上記誤り訂正情報から、コピー元のページPaより読み出されたページデータの誤りはECC回路11dによって訂正しきれず、誤り訂正不能であると判断したとする(FAIL)。すると、コントローラ12は、メモリセルアレイのコピー元のページPaより読み出され、入出力インターフェイス部11cに保持されているページデータをNANDメモリ11’から取り込み、NANDメモリI/Fモジュール12gを介して、バッファ12bに格納するとともに、第1,第2の誤り訂正符号と第1,第2の誤り検出符号とをECC回路12aに供給する(C15)。
これにより、ECC回路12aは、第2の誤り訂正符号および第2の誤り検出符号から誤りを判別し、バッファ12b上のページデータに対する誤り訂正処理を実行する(C16)。
コントローラ12は、ECC回路12aでの、コピー元のページPaより読み出されたページデータに対する誤り訂正処理が終了すると、その誤り訂正処理後のデータおよび第1,第2の誤り訂正符号と第1,第2の誤り検出符号とを、NANDメモリI/Fモジュール12gを介して、NANDメモリ11’に出力する。また、NANDメモリ11’に対し、誤り訂正処理後のデータの書き込みを指示する(コピーコマンド2)(C17)。
これにより、NANDメモリ11’のメモリセルアレイ部11aは、コントローラ12からの指示に応じて、書き込みページアドレス(書ページADDR)に対応する、メモリセルアレイのコピー先のページPbにデータを書き込む。この場合、ページPbへのデータの書き込みは、コントローラ12より入出力インターフェイス部11cを介して供給される、ECC回路12aによる誤り訂正処理後のデータおよび第1,第2の誤り訂正符号と第1,第2の誤り検出符号とを用いて行われる。
その後、NANDメモリ11’は、たとえばコントローラ12からのステータスリードコマンドに応じて、ライト結果をコントローラ12に出力する。
次に、上記した構成の制御システム10の他の動作について説明する。ここでは、リード動作について説明する。なお、図7は、このリード動作を説明するために示す構成図であり、図8は、このリード動作にかかるコマンドシーケンスを示すものである。
たとえば、ホスト機器100より、制御システム10に対して、リード動作のための要求が出されたとする。すると、コントローラ12は、NANDメモリ11’を制御して、NANDメモリ11’にリード動作を行わせる。
すなわち、コントローラ12からの指示(リードコマンド(CMD)1)が、NANDメモリ11’のステートマシンに取り込まれる。これにより、NANDメモリ11’では、まず、メモリセルアレイ部11aが制御される。メモリセルアレイ部11aは、コントローラ12からの指示に応じて、読み出しページアドレス(読ページADDR)に対応する、メモリセルアレイのリード対象ページPよりデータ(ページデータ)および第1,第2の誤り訂正符号と第1,第2の誤り検出符号とを読み出す。そして、そのページデータおよび第1,第2の誤り訂正符号と第1,第2の誤り検出符号とを、ECC回路11dを介して、入出力インターフェイス部11cに出力する(R11)。
ECC回路11dは、メモリセルアレイのリード対象ページPより読み出されたページデータに対し、第1の誤り訂正符号および第1の誤り検出符号をもとに、可能であれば誤り訂正処理を行う(R12)。そして、その結果(誤り訂正情報)を、たとえばコントローラ12からのステータスリードコマンドに応じて、MPU12eに通知する(R13)。なお、この誤り訂正情報は、コントローラ12が読み出すようにしてもよい。
MPU12eにおいて、上記誤り訂正情報から、リード対象ページPより読み出されたページデータには誤りがない(または、誤りは許容範囲内)、もしくは、誤りはECC回路11dによって訂正できたと判断したとする(PASS)。すると、コントローラ12は、NANDメモリ11’にページデータの出力を指示する(リードコマンド2)。これにより、NANDメモリ11’は、コントローラ12からの指示に応じて、入出力インターフェイス部11cに保持されている、リード対象ページPより読み出されたデータ、もしくは、ECC回路11dによる誤り訂正処理後のデータを、コントローラ12に出力する。この場合、リード対象ページPより読み出されたページデータがそのまま、もしくは、ECC回路11dでの簡易な誤り訂正処理が施された後のデータが、コントローラ12のバッファ12bに読み出される(R14)。
その後、コントローラ12は、このリード動作により読み出したデータをホスト機器100に出力する(R15)。
一方、MPU12eにおいて、上記誤り訂正情報から、リード対象ページPより読み出されたページデータの誤りはECC回路11dによって訂正しきれず、誤り訂正不能であると判断したとする(FAIL)。すると、コントローラ12は、NANDメモリ11’にページデータの出力を指示する(リードコマンド3)。この場合、コントローラ12は、たとえば図3に示したように、メモリセルアレイのリード対象ページPより読み出され、入出力インターフェイス部11cに保持されているページデータをNANDメモリ11’から取り込み、NANDメモリI/Fモジュール12gを介して、バッファ12bに格納するとともに、第1,第2の誤り訂正符号と第1,第2の誤り検出符号とをECC回路12aに供給する(R1)。
これにより、ECC回路12aは、第2の誤り訂正符号および第2の誤り検出符号から誤りを判別し、バッファ12b上のページデータに対して、より高度な誤り訂正処理を実行する(R2)。
コントローラ12は、ECC回路12aでの、リード対象ページPより読み出されたページデータに対する誤り訂正処理が終了すると、その誤り訂正処理後のデータをホスト機器100に出力する(R3)。
上記したように、ページコピー動作およびリード動作において、NANDメモリの簡易な誤り訂正回路での誤り訂正処理が不能と判断される場合にのみ、NANDメモリからのデータをコントローラに転送し、より高度な誤り訂正機構部での誤り訂正処理を行うようにしている。すなわち、簡易なECC機能をNANDメモリに持たせ、コントローラには、NANDメモリのECC機能よりも、より高度なECC機能を持たせ、NANDメモリでの誤り訂正処理が不能な場合にかぎって、コントローラ側での誤り訂正処理を実行するようにしている。これにより、簡易な誤り訂正回路での処理による誤り訂正が可能な場合の、無駄なNANDメモリからコントローラへのデータの転送および誤り訂正処理を省略できるようになる。その結果、データの転送および誤り訂正処理にかかる時間の短縮が可能となるとともに、データの転送および誤り訂正処理に要する消費電力をも削減することが可能となる。したがって、かかるページコピー動作およびリード動作において、誤り訂正処理を効率的に行うことが可能となるだけでなく、より高度な誤り訂正処理を可能とする場合にも、システムとして必要な誤り訂正能力に見合った誤り訂正機能をNANDメモリに持たせる場合と比較して、回路規模の増加、並びに、誤り訂正にかかる処理時間および消費電力の増大を抑えることが可能となるものである。
特に、リード動作時においては、NANDメモリでの誤り訂正処理が可能な場合、コントローラでの誤り訂正処理を省略できるようになる結果、第1,第2の誤り訂正符号および第1,第2の誤り検出符号の転送が不要となる。
なお、上記した各実施形態においては、いずれもページコピー動作を例に説明したが、これに限らず、ブロック単位でのコピー動作において、誤りのあるカラムのデータだけを誤り訂正処理してコピーする場合にも同様に適用できる。また、同様に、セクタ単位でのコピー動作にも適用できる。
さらに、NANDメモリに記憶されるデータとしては、制御システムの内部管理情報(論理/物理アドレス変換テーブルなど)であってもよく、本実施形態は、たとえば図9に示すように、NAMDメモリ11’に格納されている内部管理情報をRAM12cに読み出す場合にも同様に適用できる。
また、いずれの実施形態においても、コントローラは、高度なECC回路での誤り訂正処理の結果、および、NANDメモリからの簡易な誤り訂正処理の結果を、ステータスとしてホスト機器に出力する機能を備える構成としてもよい。
その他、本願発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、上記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。たとえば、各実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題(の少なくとも1つ)が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果(の少なくとも1つ)が得られる場合には、その構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
10…制御システム、11,11’…NANDメモリ、11a…メモリセルアレイ部、11b…誤り検出回路、11d…ECC回路(簡易型)、12…コントローラ、12a…ECC回路(高度型)、12b…バッファ、12e…MPU、100…ホスト機器。
Claims (5)
- データの書き込みおよび読み出しが可能なメモリセルアレイ、および、前記メモリセルアレイより読み出されたデータの誤り検出を行う誤り検出回路、を備える半導体記憶装置と、
前記半導体記憶装置からのデータを取り込み、前記誤り検出回路での誤り検出処理の結果に応じて、前記データに対して誤り訂正処理を施す誤り訂正機能を有する制御装置と
を具備し、
前記制御装置は、データのコピー時に、前記誤り検出処理の結果より前記データに対する誤り訂正処理が必要と判断した場合には、前記半導体記憶装置からの前記データを取り込んで前記誤り訂正処理を施した後、その誤り訂正処理を施した後のデータを用いて前記データのコピー動作を実行するように前記半導体記憶装置を制御し、前記誤り検出処理の結果より前記データに対する誤り訂正処理が不要と判断した場合には、前記半導体記憶装置からの前記データを取り込むことなく、前記データのコピー動作を実行するように前記半導体記憶装置を制御することを特徴とする半導体記憶装置の制御システム。 - データの書き込みおよび読み出しが可能なメモリセルアレイ、および、前記メモリセルアレイより読み出されたデータに対して第1レベルの誤り訂正処理を施す誤り訂正回路、を備える半導体記憶装置と、
前記半導体記憶装置からのデータを取り込み、その取り込んだ前記データに対して、前記誤り訂正回路での前記第1レベルの誤り訂正処理よりも高度な第2レベルの誤り訂正処理を施す誤り訂正機能を有する制御装置と
を具備し、
前記制御装置は、データのコピー時に、前記誤り訂正回路での前記第1レベルの誤り訂正処理の結果より前記データに対する前記第2レベルの誤り訂正処理が必要と判断した場合には、前記半導体記憶装置からの前記データを取り込んで前記第2レベルの誤り訂正処理を施した後、その第2レベルの誤り訂正処理を施した後のデータを用いて前記データのコピー動作を実行するように前記半導体記憶装置を制御し、前記第1レベルの誤り訂正処理の結果より前記データに対する前記第2レベルの誤り訂正処理が不要と判断した場合には、前記半導体記憶装置からの前記データを取り込むことなく、前記データのコピー動作を実行するように前記半導体記憶装置を制御することを特徴とする半導体記憶装置の制御システム。 - データの書き込みおよび読み出しが可能なメモリセルアレイ、および、前記メモリセルアレイより読み出されたデータに対して第1レベルの誤り訂正処理を施す誤り訂正回路、を備える半導体記憶装置と、
前記半導体記憶装置からのデータを取り込み、その取り込んだ前記データに対して、前記誤り訂正回路での前記第1レベルの誤り訂正処理よりも高度な第2レベルの誤り訂正処理を施す誤り訂正機能を有する制御装置と
を具備し、
前記制御装置は、データのリード時に、前記誤り訂正回路での前記第1レベルの誤り訂正処理の結果より前記データに対する前記第2レベルの誤り訂正処理が必要と判断した場合には、前記半導体記憶装置からの前記データを取り込んで前記第2レベルの誤り訂正処理を施した後、その第2レベルの誤り訂正処理を施した後のデータを外部装置に出力し、前記第1レベルの誤り訂正処理の結果より前記データに対する前記第2レベルの誤り訂正処理が不要と判断した場合には、前記半導体記憶装置からの前記データに対する前記第2レベルの誤り訂正処理を省略するようにしたことを特徴とする半導体記憶装置の制御システム。 - 前記半導体記憶装置は、前記メモリセルアレイに対するデータの書き込みおよび読み出しをページ単位で行うことを特徴とする請求項1、2または3に記載の半導体記憶装置の制御システム。
- 前記半導体記憶装置の制御システムは、外部装置に装着もしくは内蔵された状態で使用されることを特徴とする請求項1、2または3に記載の半導体記憶装置の制御システム。
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