JP2009301006A - 液晶表示装置、その駆動方法および電子機器 - Google Patents

液晶表示装置、その駆動方法および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で正確に人の指やペンの接触を検出する。
【解決手段】画素回路Paは、走査線30とノードNとの間にトランジスタ33、データ線31と増幅トランジスタ41との間にトランジスタ43を備える。増幅トランジスタ43のゲートはノードNを介してトランジスタ33に接続されている。ノードNには液晶容量37、基準容量44、および保持容量45が接続される。プレチャージ期間にノードNにはプレチャージ電位が書き込まれ、センシング期間においてセンシング信号SENiがハイレベルになると、電荷の移動が起こり、ノードNの電位が変動する。この電位変化は計測信号Idet[i]として読み出される。
【選択図】図2

Description

本発明は、接触を検出可能な液晶表示装置、その駆動方法および電子機器に関する。
従来より、人の指やペンなどの指示体が画面に接触したことを検知する液晶表示装置が知られている。そのような液晶表示装置では、2つの電極間に挟持された液晶の容量の変化を検出することが行われる。例えば、特許文献1には、複数の走査線、複数のデータ線、複数の計測線、および走査線とデータ線の交差に対応して設けられた複数の画素を備えた液晶表示装置が開示されている。複数の画素の各々は、第1乃至第3の薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistorと称する)、液晶容量および保持容量を備える。
液晶容量の大きさは電極間の距離が短くなると大きくなるので、液晶容量の変化を検出することによって、接触を検知することが可能となる。従来の液晶表示装置においては、画素電極をノードとしたとき、データ線とノードとの間に第1のTFTを設け、この第1のTFTを所定の水平走査期間でオン状態とすることにより、表示すべき階調に応じたデータ電位をノードに書き込む。また、データ線とノードの間に第2のTFTを設け、第2のTFTを所定の水平走査期間よりも2H前にオン状態にすることによって、2H前のデータ電位をノードに書き込む。さらに、計測線とノードの間に第3のTFTを設け、第3のTFTを所定の水平走査期間よりも1H前にオン状態にすることによって、ノード電位を読み出す。そして、従来の液晶表示装置では計測線を介して読み出された電位に基づいて、画面に対象物が接触したか否かが判定される。
特表2007−510949号公報
ところで、データ線に付随する寄生容量は、液晶容量および保持容量と比較して極めて大きい。このため、液晶容量の大きさが接触によって大きく変化しても、データ線の電位は殆ど変化しない。したがって、従来の液晶表示装置では正確に接触を検知できないといった問題があった。例えば、データ線の寄生容量は、液晶容量の1000倍以上の大きさであるが、仮に1000倍とすると、ノード電位が変化しても、第3のTFTがオン状態になるとノード電位の変化分の1/1000しかデータ線に取り出すことができない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、正確に接触を検知することが可能な液晶表示装置、その駆動方法などを提供することを解決課題とする。
この課題を解決するために、本発明に係る液晶表示装置は、複数の走査線と、前記複数の走査線と交差するように設けられた複数のデータ線と、前記複数の走査線と交差するように設けられた複数の計測線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた複数の画素とを備え、前記複数の画素の各々は、ノードと電気的に接続される第1電極、第2電極、および液晶を含む液晶容量と、前記データ線と前記ノードとの間に設けられた第1のスッチング素子と、第3電極、および前記ノードと電気的に接続される第4電極を備えた基準容量と、前記ノードの電位に応じた大きさの電流を計測信号として出力する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタと前記計測線との間に設けられた第2のスイッチング素子とを有する。
この発明によれば、液晶容量を画像表示と接触検出の双方に兼用することができる。このため、構成を簡素化すると共に高精細な画像を表示することも可能となる。くわえて、増幅トランジスタはゲート電位に応じた電流を出力するから、電流を増幅しインピーダンス変換した計測信号を出力することができる。よって、データ線の寄生容量が液晶容量よりも大きくても正確に接触を検出することができる。
ここで、前記第1電極は、前記複数の画素の各々について設けられ、前記第2電極は、前記複数の画素に共通に設けられ、前記第1電極と前記第2電極との間には絶縁層が設けられ、前第2電極の2つの面のうち前記絶縁層が設けられていない面に前記液晶が配置されることが好ましい。この場合は、液晶に横電界が印加される。画面に指やペンが接触すると液晶の配向状態が変化する。すると、液晶容量の大きさが変化する。これを検出することによって、接触を検知することが可能となる。さらに、前記第1電極と前記第2電極とが重なる領域の面積が、前記第1電極と前記第2電極とが重ならない領域の面積と比較して小さいことが好ましい。この場合には、液晶容量の容量値を小さくできるので、接触検出の感度を向上させることができる。
上述した液晶表示装置は、1水平走査期間ごとに前記複数の走査線を順次選択して、選択された走査線に対応する全ての画素について、前記第1のスイッチング素子をオン状態にして表示すべき階調に応じた大きさのデータ電位を前記ノードに書き込む書込処理と、前記書込処理において前記走査線を選択する水平走査期間に先行する水平走査期間において、前記走査線を選択して、所定の電位を前記ノードに書き込むプレチャージ処理と、前記基準容量の前記第3電極の電位を変化させるセンシング処理と、前記第2のスイッチング素子をオン状態として前記計測信号を前記計測線に出力する読出処理とを実行する駆動手段を備えることが好ましい。
この発明によれば、プレチャージ処理によって、液晶容量にはその容量値に応じた電荷が充電されるが、センシング処理によって第3電極の電位が変わるので、液晶容量と基準容量との間で電荷が移動し、ノードの電位が変化する。その変化分は、液晶容量の容量値、第3電極の電位の変化分に応じたものとなる。したがって、増幅トランジスタのゲート電位は液晶容量の容量値に応じて変化する。計測信号は増幅トランジスタのゲート電位で決定されるから、計測信号の大きさによって、液晶容量の変化、すなわち、画面への接触を検知することが可能となる。
さらに、プレチャージ処理においては、所定の電位をノードに書き込むので、どの画素においても液晶の配向状態を一定にすることができる。これにより、接触検出の感度を複数の画素で一定に揃えることが可能となる。
より具体的な態様としては、前記複数の画素の各々に含まれる前記増幅トランジスタに電源電位を供給する電源線と、前記複数の走査線の各々に対応するように設けられた複数の制御線を備え、前記第3電極は前記制御線に接続され、前記駆動手段は、前記プレチャージ処理において前記制御線の電位が第1電位となるように制御し、前記センシング処理において前記制御線の電位が第2電位となるように制御することが好ましい。
また、他の態様としては、前記複数の走査線の各々に対応するように設けられた複数の制御線を備え、前記第3電極および前記駆動トランジスタは前記制御線に接続され、前記駆動手段は、前記プレチャージ処理において前記制御線の電位が第1電位となるように制御し、前記センシング処理において前記制御線の電位が前記第1電位から第2電位に変化するように制御し、前記読出処理において前記制御線の電位が前記第2電位を維持するように制御することが好ましい。この場合は、電源線を省略できるので、構成を簡素化すると共に、開口率を向上させることができる。
また、上述した液晶表示装置は、1水平走査期間ごとに前記複数の走査線を順次選択して、選択された走査線に対応する全ての画素について、前記第1のスイッチング素子をオン状態にして表示すべき階調に応じた大きさのデータ電位を前記ノードに書き込む書込処理と、前記書込処理において前記走査線を選択する水平走査期間に先行する水平走査期間において、前記走査線を選択して、所定の電位を前記ノードに書き込むプレチャージ処理と、前記液晶容量の前記第2電極の電位を変化させるセンシング処理と、前記第2のスイッチング素子をオン状態として前記計測信号を前記計測線に出力する読出処理とを実行する駆動手段と、前記複数の画素の各々に固定電位を供給する供給線とを備え、前記基準容量の前記第3電極は前記供給線に接続されることが好ましい。より具体的には、前記駆動手段は、前記複数の走査線のうち、奇数番目に選択される走査線に係る前記プレチャージ処理において前記供給線の電位が第1電位となるように制御し、前記奇数番目に選択される走査線に係る前記センシング処理において前記供給線の電位が第2電位となるように制御し、偶数番目に選択される走査線に係る前記プレチャージ処理において前記供給線の電位が第2電位となるように制御し、前記偶数番目に選択される走査線に係る前記センシング処理において前記供給線の電位が第1電位となるように制御することが好ましい。
この発明によれば、プレチャージ処理によって、液晶容量にはその容量値に応じた電荷が充電されるが、センシング処理によって第2電極の電位が変わるので、液晶容量と基準容量との間で電荷が移動し、ノードの電位が変化する。その変化分は、液晶容量の容量値、第2電極の電位の変化分に応じたものとなる。したがって、増幅トランジスタのゲート電位は液晶容量の容量値に応じて変化する。計測信号は増幅トランジスタのゲート電位で決定されるから、計測信号の大きさによって、液晶容量の変化、すなわち、画面への接触を検知することが可能となる。
さらに、プレチャージ処理においては、所定の電位をノードに書き込むので、ノード(第1電極)と第2電極との電位差が一定となるように所定の電位を定めることにより、どの画素においても液晶の配向状態を一定にすることができる。これにより、接触検出の感度を複数の画素で一定に揃えることが可能となる。
ここで、プレチャージ処理における所定の電位は黒表示に対応する電位であることが好ましい。仮に、中間調や白表示に対応する電位であった場合に表示すべき階調が黒であると、配線抵抗や液晶容量などで定まる時定数に応じてノードの電位が変化する。このため、黒を十分書き込むことできない場合ことが起こりえる。特に、高精細な液晶表示装置では、水平走査期間が短くなり、ひいては書込期間が短くなる。このような場合であっても、プレチャージ電位を黒表示に対応する電位に設定するので、確実に黒を表示することができ、コントラストを向上させることができる。
また、上述した発明において、前記ノードに電気的に接続される保持容量を備えることが好ましい。特に、接触検出の感度を考慮すると、基準容量の値は、保持容量の値と液晶容量の値の合計であることが好ましい。
次に、本発明に係る電子機器は、上述した液晶表示装置を備えるものである。例えば、タッチ入力機能を備えたパーソナルコンピュータ、携帯電話機、あるいは情報端末などが該当する。
さらに、本発明は液晶表示装置の駆動方法として把握することができる。すなわち、複数の走査線と、前記複数の走査線と交差するように設けられた複数のデータ線および複数の計測線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた複数の画素とを備え、前記複数の画素の各々は、ノードと電気的に接続される第1電極、第2電極、および液晶を含む液晶容量と、前記データ線と前記ノードとの間に設けられた第1のスッチング素子と、第3電極、および前記ノードと電気的に接続される第4電極を備えた基準容量と、前記ノードの電位に応じた大きさの電流を計測信号として出力する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタと前記計測線との間に設けられた第2のスイッチング素子とを有する液晶表示装置を駆動する方法であって、ある水平走査期間において、前記複数の走査線のうち一つの走査線に対応する複数の画素について、前記第1のスイッチング素子がオン状態になるように制御して、所定の電位を前記ノードに書き込み、前記基準容量の前記第3電極の電位を変化させ、前記第2のスイッチング素子をオン状態として前記計測信号を前記計測線に出力し、次の水平走査期間において、前記一つの走査線に対応する複数の画素について、前記第1のスイッチング素子がオン状態となるように制御して、表示すべき階調に応じた電位を前記ノードに書き込む、ことを特徴とする。
あるいは、複数の走査線と、前記複数の走査線と交差するように設けられた複数のデータ線および複数の計測線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた複数の画素と、前記複数の画素の各々に固定電位を供給する供給線とを備え、前記複数の画素の各々は、ノードと電気的に接続される第1電極、第2電極、および液晶を含む液晶容量と、前記データ線と前記ノードとの間に設けられた第1のスッチング素子と、第3電極、および前記ノードと電気的に接続される第4電極を備えた基準容量と、前記ノードの電位に応じた大きさの電流を計測信号として出力する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタと前記計測線との間に設けられた第2のスイッチング素子とを有し、前記基準容量の前記第3電極が前記供給線に接続された液晶表示装置の駆動方法であって、ある水平走査期間において、前記複数の走査線のうち一つの走査線に対応する複数の画素について、前記第1のスイッチング素子がオン状態になるように制御して、所定の電位を前記ノードに書き込み、前記液晶容量の前記第2電極の電位を変化させ、前記第2のスイッチング素子をオン状態として前記計測信号を前記計測線に出力し、次の水平走査期間において、前記一つの走査線に対応する複数の画素について、前記第1のスイッチング素子がオン状態となるように制御して、表示すべき階調に応じた電位を前記ノードに書き込む、ことを特徴とする。
<1.第1実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。液晶表示装置500は、表示領域Aを備える。表示領域Aには、n本の走査線30と、m本のデータ線31が形成されている。但し、nおよびmは、2以上の自然数である。また、n本の走査線30とm本のデータ線31の各交差に対応してn×m個の画素Pがマトリクス状に配置されている。画素Pの実体は後述の画素回路であり、本実施形態では画素回路Paである。さらに、n本の第1制御線10および第2制御線11が、n本の走査線31と平行に設けられている。
表示用Yドライバ100Aは、n本の走査線30を順次選択するための走査信号Y1,Y2,…Ynを生成して、各画素回路Paに各々供給する。例えば、1行目の走査線30に供給される走査信号Y1は、1垂直走査期間(1F)の最初のタイミングから1水平走査期間(1H)に相当する幅を有するパルスである。以降、このパルスを1Hずつ順次シフトしたものが、2行目〜n行目の走査線30の各々に走査信号Y2〜Ynとして供給される。一方、表示用Xドライバ200Aは、選択された走査線30に接続されるm個の画素回路Paの各々に対し、表示すべき階調に応じた大きさのデータ信号X1,X2,…Xmを供給する。データ信号X1〜Xmは、後述するプレチャージ電位Vpreと表示すべき階調に応じたデータ電位Vdataとを有する。
画素回路Paはデータ電位Vdataに基づいて階調を表示する機能と、液晶の配向状態に応じた大きさの計測信号Idetを出力する機能を併せ持つ。
計測用Yドライバ100Bは、第1制御線10にセンシング信号SENを供給すると共に、第2制御線11に選択信号SELを供給する。画素回路Paはセンシング信号SENおよび選択信号SELによって計測動作が制御される。画素回路Paは計測信号Idetを生成して計測線21に出力する。計測用Xドライバ200Bは、計測信号Idet[1]〜Idet[m]をAD変換すると共に、線順次を点順次に変換して計測データDoutを生成する。
タイミング制御回路300は、表示用Yドライバ100A、計測用Yドライバ100B、表示用Xドライバ200A、計測用Xドライバ200Bにクロック信号やスタートパルスといった各種の制御信号を供給し、表示用Xドライバ200Aに外部から供給される入力階調データDinを出力し、各画素回路Paに共通電位Vcomを供給する。本実施形態では、共通電位Vcomは固定電位である。位置特定回路400は、計測データDoutに基づいて、対象物が画面に接触した位置を特定して、位置データを生成する。
図2に画素回路Paの構成を示す。この画素回路Paはi行j列に位置する。ここでiは1≦i≦nの整数、jは1≦j≦mの整数である。同図に示すように画素回路Paは、第1のスイッチング素子として機能するトランジスタ33、液晶容量37を備える。液晶容量37は、画素電極34と、共通電位Vcomが供給される対向電極36と、画素電極34と対向電極36との間に挟持された液晶35を備える。画素電極36はノードNに電気的に接続されている。トランジスタ33は、ノードNとデータ線31との間に設けられており走査信号Yiによってオン・オフが制御される。走査信号Yiがハイレベルになると、データ信号Xjが取り込まれ、ノードNに書き込まれる。
また、画素回路Paは、計測用Yドライバ100Bと計測用Xドライバ200Bとによって駆動され、液晶容量37の容量値CLCの変化を検出する回路としても機能する。画素回路Paは、増幅トランジスタ41および第2のスイッチング素子として機能するトランジスタ43を備える。これらのトランジスタは、上述した画素回路Paのトランジスタ33と同様にTFTで構成され、同じプロセスで形成される。
増幅トランジスタ41のドレインは電源線20に接続され、そのソースはトランジスタ43のドレインに接続される。トランジスタ43のソースは計測線21に接続され、そのゲートには第2制御線11を介して選択信号SELが供給される。また、増幅トランジスタ41のゲート(ノードN)と第1制御線10との間には、基準容量44が設けられている。さらに、保持容量45がノードNに電気的に接続されている。保持容量45は、トランジスタ33のリーク電流によってノードNに書き込まれたデータ信号Xjの電位が変化するのを防止するために設けられる。保持容量45の容量値Cstはトランジスタ33のリーク電流を考慮して設定することが好ましい。
なお、この例の保持容量45の一方の電極はノードNに接続され、他方の電極には共通電位Vcomが供給される。このため、他方の電極は対向電極36であってもよい。また、保持容量45は、リーク防止するために設けられるのであるから、他方の電極の電位が固定であれば、そこにどのよう電位が供給されてもよい。したがって、必ずしも共通電位Vcomが供給されなくてもよい。さらに、基準容量44によってデータ信号Xjが充分保持されるのであれば、保持容量45は設ける必要がない。
本実施形態では、液晶容量37の液晶35の透過率を制御することによって階調を表示するとともに、液晶容量37の容量値CLCの変化を検出することによって、対象物が画面に接触したことを検知する。すなわち、液晶容量37は画像表示とタッチ検出とに兼用されている。これにより、タッチ検出のために別途、容量を設けなくてもよいので、構成を簡素化でき、開口率を向上させることができる。図3に画素電極34と対向電極36の一例を示す。この例では、画素電極34と対向電極36とが櫛歯状の形状(鋸歯状の形状)をしており、一方の隙間に他方の歯が入り込むように配置される。この例では、素子基板の上に画素電極34を各画素回路Paごとに形成し、これらの画素電極34を絶縁層で覆い、その上から複数の画素回路Paに共通する対向電極36を形成する。画素電極34および対向電極36は、ITOなど透明電極で形成することが好ましい。また、絶縁層もポリイミドなどの透明な部材で構成することが好ましい。そして、対向電極36の上に液晶35を配置して液晶容量37を形成する。この場合、液晶35には横電界が印加される。なお、画素電極34と対向電極36とが、液晶35を挟んで対向するように形成し、縦方向に電界が印加されるようにしてもよい。
次に、液晶表示装置の動作について説明する。図4は液晶表示装置500の動作を示すタイミングチャートであり、図5〜図9は、画素回路Paの動作の様子を示す説明図である。
この例では、図4に示すように走査信号Y1〜Ynは、1フレーム期間Fにおいて、2回ハイレベル(有効)となる。走査信号Y1〜Ynがハイレベルになると、図2に示すトランジスタ33がオン状態となる。
ここで、i番目の走査信号Yiに着目する。まず、走査信号Yiがハイレベルとなるプレチャージ期間Tpでは、図5に示すようにi行j列に位置する画素回路Paにはデータ信号Xjとしてプレチャージ電位Vpreが供給される。プレチャージ電位Vpreは液晶容量37の容量値CLCを計測するために、比較の基準を与えるものであるから固定電位であればよい。但し、後述する書込期間Twにおいてプレチャージ電位Vpreから表示すべき階調に応じたデータ電位Vdataに書き換える必要がある。ここで、表示すべき階調が最小階調の黒である場合、若干、灰色に近づいた表示になると、コントラストが悪くなり、表示品質が劣化する。このため、プレチャージ電位Vpreとしては、黒表示に必要とされる電位にすることが好ましい。
次にセンシング期間Tsにおいては、センシング信号SENがローレベルからハイレベルに遷移する一方、選択信号SELiはローレベルが維持され、走査信号Yiもローレベルとなる。このため、トランジスタ33および43がオフ状態となる。そして、基準容量44の他方の電極が電気的に接続される第1制御線10の電位がローレベルからハイレベルに遷移するので、液晶容量37、基準容量44、および保持容量45の間で電荷の移動が発生する。
さてここで、対象物が画面に接触していない状態における液晶容量37の容量値をCLC、対象物が画面に接触することによって、液晶35の配向状態が変化することによって変化する液晶容量37の変化分をΔCLC、センシング信号SENiの電位変化分をΔV、基準容量44の容量値をCref、保持容量45の容量値をCstとすると、接触によるノードNの電位変化分ΔVAは以下の式で与えられる。
ΔVA={(Cref+ΔCLC)×ΔV}/{(Cref+CLC+Cst+ΔCLC)(Cref+CLC+Cst)}
この式からΔVAは、液晶容量37の容量値CLCおよび保持容量45の容量値Cstが小さいほど、大きくなることがわかる。上述したように、本実施形態の画素電極34と対向電極36とは、図3に示すように櫛歯状の形状をしており、互いに他方の電極が一方の電極の隙間に位置するように配置されるので、対向する面積を少なくすることができる。よって、電位変化分ΔVAを大きくして、正確に接触の有無や接触の位置を検知することが可能となる。ここで、画素電極34と対向電極36とが重なる領域の面積が、それらが重ならない領域の面積と比較して小さければ、接触検出の感度を向上させることができる。
なお、検出感度を向上させる観点より、Cref=CLC+Cstであることが好ましい。したがって、Cref=CLCであるならば、保持容量45は特に必要ない。
次に、読出期間Tsにおいては、センシング信号SENがハイレベルを維持したまま、選択信号SELiがローレベルからハイレベルに遷移する。このとき、ノードNの電位に応じた電流が増幅トランジスタ41から出力され、この電流がi行に係る計測信号Idet<i>として、トランジスタ43から計測線21に出力される。本実施形態において増幅トランジスタ41は単なるスイッチング素子として機能するのではなく、電流を増幅してインピーダンスを変換して計測信号Idet<i>を出力する手段として機能する。したがって、計測線21の寄生容量が大きくても、電流を増幅して計測線21に計測信号Idet<i>を出力するができるので、液晶35の容量の変化を正確に計測することが可能となる。
次に、書込期間Twにおいて、走査信号Yiがハイレベルになり、選択信号SELi+1がローレベルからハイレベルに遷移すると、データ線31を介してi行に係るデータ電位Vdata<i>が供給される。このとき、トランジスタ33がオン状態となってノードNにデータ電位Vdata<i>が書き込まれ、この電位に応じて液晶35の透過率が調整される。これにより、階調表示が可能となる。書き込まれたデータ電位Vdata<i>は、次のフレームのプレチャージ期間Tpにおいて、プレチャージ電位VpreがノードNに書き込まれるまで保持される。
i番目の走査信号Yiに着目したときの動作は上述の通りであり、n本の走査線30は走査信号Y1,Y2,…Ynによって順次選択されるから、1フレームについて計測用Xドライバ200Bで生成される計測データDoutは、計測信号Idet[1]〜Idet[m]を行毎にAD変換して得られるm×n個の計測値を、対応する画素Pの位置に応じた順序で連ねたものとなる。位置特定回路400では、計測データDoutに基づいて、対象物が画面に接触した位置が特定されるが、この特定方法は任意である。例えば、m×n個の計測値の各々と予め定められた基準値Rとを比較し、これらの比較の結果に基づいて、対象物が画面に接触した位置を特定するようにしてもよい。
以上、説明したように本実施形態によれば、液晶容量37を画像表示とタッチ検出に兼用することにより、構成を簡素化すると共に画素ピッチを狭くして画像の精細度を向上させることができる。また、増幅トランジスタ41を用いてインピーダンスを変換した後に画素回路Paから出力するので、正確にタッチを検出することが可能となる。
<2.第2実施形態>
第2実施形態に係る液晶表示装置は、画素回路Paの替わりに画素回路Pbを用いる点、電源線20および第1制御線10を省略した点、および計測用Yドライバ100Bにおいてセンシング信号SENの生成を中止した点を除いて第1実施形態の液晶表示装置と同様に構成されている。
図10に第2実施形態で用いる画素回路Pbの回路図を示す。画素回路Pbが画素回路Paと相違するのは次の2点である。第1に、電源線20を省略し、増幅トランジスタ41のドレインを第2制御線11に電気的に接続した。第2に、基準容量44の他方の電極(ノードNと反対側)を第2制御線11に電気的に接続した。これによって、電源線20および第1制御線10を省略することができるので、構成を簡素化することができる。しかも、電源線20および第1制御線10に占有されていた面積を表示に寄与させることができるので、開口率を向上させることができる。くわえて、センシング信号SENを生成しなくてよいので、計測用Yドライバ100Bの構成を簡素化し消費電力を削減することができる。
図11に第2実施形態に係る液晶表示装置のタイミングチャートを示す。この例では、走査信号Yiは、1フレームに2回ハイレベルとなる。これにより、i行j列に位置する画素回路Pbには、データ信号Xjが2回書き込まれる。最初の書き込みは、プレチャージ期間Tpであり、プレチャージ電位Vpreがデータ線31を介して画素回路Pbに供給される。この後、選択信号SELiがローレベルからハイレベルに遷移すると、このタイミングで基準容量44の他方の電極の電位がローレベルからハイレベルに遷移するので、基準容量44、液晶容量37、および保持容量45の間で電荷が移動する。すなわち、第2実施形態のセンシング期間Tsは、選択信号SELiがローレベルからハイレベルに遷移する時点である。そして、読出期間Trでは選択信号SELiの論理レベルとしてハイレベルを維持され、i行に係る計測信号Idet<i>が読み出される。
このように、第2実施形態では、第1実施形態と比較して構成を簡素化することが可能となる。
<3.第3実施形態>
第3実施形態に係る液晶表示装置は、画素回路Paの替わりに画素回路Pcを用いる点、第1制御線10を省略した点、計測用Yドライバ100Bにおいてセンシング信号SENの生成を中止した点、共通電位Vcomが1Hに相当する期間毎に高電位VHと低電位VLとの間で切り替わる点、データ電位Vdataが表示すべき階調および共通電位Vcomに応じた電位である点、および位置特定回路400における位置の特定方法が共通電位Vcomに応じた方法である点を除いて第1実施形態の液晶表示装置と同様に構成されている。なお、第3実施形態の表示用Xドライバ200Aには、2H周期で切り替わる共通電位Vcomが供給される。高電位VHと低電位VLの中心電位をVc(=(VH+VL)/2)としたとき、表示用ドライバ200Aは、データ電位Vdataを、共通電位Vcomに同期して、中心電位Vcを基準として2H周期で反転させる。
図12に第3実施形態で用いる画素回路Pcの回路図を示す。画素回路Pcが画素回路Paと相違するのは、基準容量44の他方の電極(ノードNと反対側)を電源線20に電気的に接続した点である。これにより、第1制御線10を省略することができるので、構成を簡素化することができる。しかも、第1制御線10に占有されていた面積を表示に寄与させることができるので、開口率を向上させることができる。くわえて、センシング信号SENを生成しなくてよいので、計測用Yドライバ100Bの構成を簡素化することができる。この簡素化が不要であれば、基準容量44の他方の電極の電気的な接続先を、電源線20以外の、固定電位を供給する任意の供給線としてもよい。
図13に第3実施形態に係る液晶表示装置のタイミングチャートを示す。この例では、走査信号Yiは、1フレームに2回ハイレベルとなる。これにより、i行j列に位置する画素回路Pcには、データ信号Xjが2回書き込まれる。最初の書き込みは、プレチャージ期間Tpであり、プレチャージ電位Vpreがデータ線31を介してi行に位置する画素回路Pcに供給される。プレチャージ電位Vpreは固定電位でもよいが、共通電位Vcomに応じて変化させることが好ましい。なぜなら、黒表示に必要とされる電位は共通電位Vcomに応じて変化するからである。
次にセンシング期間Tsにおいては、共通電位Vcomが低電位VLから高電位VHに立ち上がる一方、選択信号SELiはローレベルに維持され、走査信号Yiもローレベルとなる。このため、i行に位置する画素回路Pcでは、トランジスタ33および43がオフ状態となり、共通電位Vcomが供給される対向電極36の電位と保持容量45の他方の電極の電位とが低電位VLから高電位VHに遷移するので、液晶容量37、基準容量44、および保持容量45の間で電荷の移動が発生する。すなわち、センシングが行われる。
次に読出期間Trにおいては、共通電位Vcomが高電位VHに維持される一方、選択信号SELiがローレベルからハイレベルに遷移する。これにより、i行に位置する画素回路Pcでは、ノードNの電位に応じた電流が増幅トランジスタ41から出力され、この電流がi行に係る計測信号Idet<i>として、トランジスタ43から計測線21に出力される。読出期間Trは、選択信号SELiがローレベルとなると終了する。そして、走査信号Yiがローレベルからハイレベルに遷移すると、書込期間Twが開始する。
書込期間Twでは、選択信号SELiはローレベルを維持しており、選択信号SELi+1がローレベルからハイレベルに遷移すると、i行に係るデータ電位Vdata<i>がデータ線31を介してi行に位置する画素回路Pcに供給される。このとき、トランジスタ33はオン状態となっているから、ノードNにデータ電位Vdata<i>が書き込まれ、この電位に応じて液晶35の透過率が調整される。これにより、階調表示が可能となる。書込期間Twは、走査信号Yiがローレベルとなると終了する。
一方、プレチャージ期間Tpの開始から書込期間Twの開始までの期間は、i−1行に位置する画素回路Pcの書込期間でもある。この間、走査信号Yi−1はハイレベルを維持する。したがって、i−1行に位置する画素回路Pcでは、プレチャージ期間Tpにおいてプレチャージ電位Vpreが供給され、センシング期間Tsにおいてセンシングが行われる。ただし、読出期間Trでは、選択信号SELi−1がローレベルを維持するから、このセンシングの結果である計測信号Idet<i-1>が計測線21に出力されることはない。そして、選択信号SELiがローレベルからハイレベルに遷移して読出期間Trが開始すると、i−1行に位置する画素回路Pcでは、そのノードNに、i−1行に係るデータ電位Vdata<i-1>が書き込まれ、この電位に応じて液晶35の透過率が調整される。
また、書込期間Twは、i+1行に位置する画素回路Pcのプレチャージ期間の開始から書込期間の開始までの期間でもある。i+1行に位置する画素回路Pcでは、そのプレチャージ期間においてプレチャージ電位Vpreが供給され、そのセンシング期間においてセンシングが行われ、その読出期間において計測信号Idet<i+1>が計測線21に出力される。ただし、このセンシング期間は、共通電位Vcomが高電位VHから低電位VHに立ち下がると開始する。つまり、第3実施形態では、プレチャージの後に共通電位Vcomが切り替わるとセンシングが行われる。なお、書込期間Twでは、i行に位置する画素回路Pcでもセンシングが行われるが、その結果は出力されない。
ところで、共通電位Vcomが高電位VHの間に行われたセンシングの結果と、低電位VLの間に行われたセンシングの結果は、センシング期間における液晶容量37の容量変化が同様であっても互いに相違する。このため、位置特定回路400による位置の特定では、共通電位Vcomに応じた処理が行われる。例えば、1フレーム毎に得られるm×n個の計測値の各々と基準値との比較結果に基づいて、対象物が画面に接触した位置を特定する方法を採る場合には、高電位VHの間に行われたセンシングで得られた計測値については高電位VH用の基準値RHと比較し、低電位VLの間に行われたセンシングで得られた計測値については低電位VL用の基準値RLと比較し、これらの比較の結果に基づいて、対象物が画面に接触した位置を特定する。
なお、第3実施形態において、共通電位Vcomに応じて計測値を補正し、位置特定回路400が共通電位Vcomに応じた処理を行わずに済むようにしてもよい。この補正のために、プレチャージ電位Vpreを共通電位Vcomの変化に合わせて変化させるようにしてもよい。もちろん、センシング後に、共通電位Vcomの変化に合わせて補正をするようにしてもよい。この補正としては、ノードNの電位を、共通電位Vcomが低電位VLの場合には反転させず、高電位VHの場合には反転させる、というものが挙げられる。
<4.応用例>
次に、本発明に係る液晶表示装置を利用した電子機器について説明する。図14は、液晶表示装置500を表示部として採用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。パーソナルコンピュータ2000は、表示部としての液晶表示装置500と本体部2010とを備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。
図15に、実施形態に係る液晶表示装置500を適用した携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002、ならびに表示部としての液晶表示装置500を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、液晶表示装置500に表示される画面がスクロールされる。
図16に、実施形態に係る液晶表示装置500を適用した携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001および電源スイッチ4002、ならびに表示部としての液晶表示装置500を備える。
なお、本発明に係る液晶表示装置が適用される電子機器としては、図14から図16に示したもののほか、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、スキャナ、複写機、ビデオプレーヤ、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。
本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。 画素回路の構成を示す回路図である。 画素電極と対向電極とのレイアウトを示す平面図である。 液晶表示装置の動作を示すタイミングチャートである。 プレチャージ期間における画素回路の動作を示す説明図である。 センシング期間における画素回路の動作を示す説明図である。 読出期間における画素回路の動作を示す説明図である。 書込期間における画素回路の動作を示す説明図である。 保持期間における画素回路の動作を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置の画素回路の構成を示す回路図である。 液晶表示装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態に係る液晶表示装置の画素回路の構成を示す回路図である。 液晶表示装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明に係る電子機器の具体的な形態を示す斜視図である。 本発明に係る電子機器の具体的な形態を示す斜視図である。 本発明に係る電子機器の具体的な形態を示す斜視図である。
500……液晶表示装置、A……表示領域、P……画素、Pa, Pb, Pc……画素回路、100A……表示用Yドライバ、100B……計測用Yドライバ、200A……表示用Xドライバ、200B……計測用Xドライバ、10……第1制御線、11……第2制御線、20……電源線、21……計測線、30……走査線、31……データ線、33,43……トランジスタ、37……液晶容量、41……増幅トランジスタ、44……基準容量、45……保持容量。

Claims (11)

  1. 複数の走査線と、
    前記複数の走査線と交差するように設けられた複数のデータ線と、
    前記複数の走査線と交差するように設けられた複数の計測線と、
    前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた複数の画素とを備え、
    前記複数の画素の各々は、
    ノードと電気的に接続される第1電極、第2電極、および液晶を含む液晶容量と、
    前記データ線と前記ノードとの間に設けられた第1のスッチング素子と、
    第3電極、および前記ノードと電気的に接続される第4電極を備えた基準容量と、
    前記ノードの電位に応じた大きさの電流を計測信号として出力する増幅トランジスタと、
    前記増幅トランジスタと前記計測線との間に設けられた第2のスイッチング素子とを有する
    液晶表示装置。
  2. 前記第1電極は、前記複数の画素の各々について設けられ、
    前記第2電極は、前記複数の画素に共通に設けられ、
    前記第1電極と前記第2電極との間には絶縁層が設けられ、
    前第2電極の2つの面のうち前記絶縁層が設けられていない面に前記液晶が配置され、
    前記第1電極と前記第2電極とが重なる領域の面積が、前記第1電極と前記第2電極とが重ならない領域の面積と比較して小さい、
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 1水平走査期間ごとに前記複数の走査線を順次選択して、選択された走査線に対応する全ての画素について、前記第1のスイッチング素子をオン状態にして表示すべき階調に応じた大きさのデータ電位を前記ノードに書き込む書込処理と、
    前記書込処理において前記走査線を選択する水平走査期間に先行する水平走査期間において、
    前記走査線を選択して、所定の電位を前記ノードに書き込むプレチャージ処理と、
    前記基準容量の前記第3電極の電位を変化させるセンシング処理と、
    前記第2のスイッチング素子をオン状態として前記計測信号を前記計測線に出力する読出処理とを実行する、
    駆動手段を備える、
    請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記複数の画素の各々に含まれる前記増幅トランジスタに電源電位を供給する電源線と、
    前記複数の走査線の各々に対応するように設けられた複数の制御線を備え、
    前記第3電極は前記制御線に接続され、
    前記駆動手段は、前記プレチャージ処理において前記制御線の電位が第1電位となるように制御し、前記センシング処理において前記制御線の電位が第2電位となるように制御する、
    請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  5. 前記複数の走査線の各々に対応するように設けられた複数の制御線を備え、
    前記第3電極および前記駆動トランジスタは前記制御線に接続され、
    前記駆動手段は、前記プレチャージ処理において前記制御線の電位が第1電位となるように制御し、前記センシング処理において前記制御線の電位が前記第1電位から第2電位に変化するように制御し、前記読出処理において前記制御線の電位が前記第2電位を維持するように制御する
    請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  6. 1水平走査期間ごとに前記複数の走査線を順次選択して、選択された走査線に対応する全ての画素について、前記第1のスイッチング素子をオン状態にして表示すべき階調に応じた大きさのデータ電位を前記ノードに書き込む書込処理と、
    前記書込処理において前記走査線を選択する水平走査期間に先行する水平走査期間において、
    前記走査線を選択して、所定の電位を前記ノードに書き込むプレチャージ処理と、
    前記液晶容量の前記第2電極の電位を変化させるセンシング処理と、
    前記第2のスイッチング素子をオン状態として前記計測信号を前記計測線に出力する読出処理とを実行する、
    駆動手段と、
    前記複数の画素の各々に固定電位を供給する供給線とを備え、
    前記基準容量の前記第3電極は前記供給線に接続される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  7. 前記所定の電位は黒表示に対応する電位であることを特徴とする請求項3または6に記載の液晶表示装置。
  8. 前記ノードに電気的に接続される保持容量を備えた請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  9. 請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の液晶表示装置を備えた電子機器。
  10. 複数の走査線と、前記複数の走査線と交差するように設けられた複数のデータ線および複数の計測線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた複数の画素とを備え、前記複数の画素の各々は、ノードと電気的に接続される第1電極、第2電極、および液晶を含む液晶容量と、前記データ線と前記ノードとの間に設けられた第1のスッチング素子と、第3電極、および前記ノードと電気的に接続される第4電極を備えた基準容量と、前記ノードの電位に応じた大きさの電流を計測信号として出力する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタと前記計測線との間に設けられた第2のスイッチング素子とを有する液晶表示装置の駆動方法であって、
    ある水平走査期間において、前記複数の走査線のうち一つの走査線に対応する複数の画素について、
    前記第1のスイッチング素子がオン状態になるように制御して、所定の電位を前記ノードに書き込み、
    前記基準容量の前記第3電極の電位を変化させ、
    前記第2のスイッチング素子をオン状態として前記計測信号を前記計測線に出力し、
    次の水平走査期間において、前記一つの走査線に対応する複数の画素について、
    前記第1のスイッチング素子がオン状態となるように制御して、表示すべき階調に応じた電位を前記ノードに書き込む、
    ことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  11. 複数の走査線と、前記複数の走査線と交差するように設けられた複数のデータ線および複数の計測線と、前記走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた複数の画素と、前記複数の画素の各々に固定電位を供給する供給線とを備え、前記複数の画素の各々は、ノードと電気的に接続される第1電極、第2電極、および液晶を含む液晶容量と、前記データ線と前記ノードとの間に設けられた第1のスッチング素子と、第3電極、および前記ノードと電気的に接続される第4電極を備えた基準容量と、前記ノードの電位に応じた大きさの電流を計測信号として出力する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタと前記計測線との間に設けられた第2のスイッチング素子とを有し、前記基準容量の前記第3電極が前記供給線に接続された液晶表示装置の駆動方法であって、
    ある水平走査期間において、前記複数の走査線のうち一つの走査線に対応する複数の画素について、
    前記第1のスイッチング素子がオン状態になるように制御して、所定の電位を前記ノードに書き込み、
    前記液晶容量の前記第2電極の電位を変化させ、
    前記第2のスイッチング素子をオン状態として前記計測信号を前記計測線に出力し、
    次の水平走査期間において、前記一つの走査線に対応する複数の画素について、
    前記第1のスイッチング素子がオン状態となるように制御して、表示すべき階調に応じた電位を前記ノードに書き込む、
    ことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
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