JP5217618B2 - 電子機器の接触位置特定方法 - Google Patents

電子機器の接触位置特定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5217618B2
JP5217618B2 JP2008129069A JP2008129069A JP5217618B2 JP 5217618 B2 JP5217618 B2 JP 5217618B2 JP 2008129069 A JP2008129069 A JP 2008129069A JP 2008129069 A JP2008129069 A JP 2008129069A JP 5217618 B2 JP5217618 B2 JP 5217618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitance
contact
circuit
optical
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008129069A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009277112A (ja
Inventor
人嗣 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2008129069A priority Critical patent/JP5217618B2/ja
Priority to US12/428,872 priority patent/US8310247B2/en
Publication of JP2009277112A publication Critical patent/JP2009277112A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5217618B2 publication Critical patent/JP5217618B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/042Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by opto-electronic means
    • G06F3/0421Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by opto-electronic means by interrupting or reflecting a light beam, e.g. optical touch-screen
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/044Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by capacitive means
    • G06F3/0446Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by capacitive means using a grid-like structure of electrodes in at least two directions, e.g. using row and column electrodes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Description

本発明は、接触位置を特定する技術に関する。
指やペンなどの対象物が画面に接触したことを検出する機能を有する電子機器が知られている。例えば特許文献1及び2には、互いに対向する2つの電極間に挟持された液晶によって形成された静電容量の変化を計測して対象物による接触位置を特定する技術が開示されている。また、例えば特許文献3及び4には、表示装置内に光センシング回路を内蔵し、当該光センシング回路の受光量の変化を計測して対象物による接触位置を特定する技術が開示されている。
特開2006−40289号公報 特開2006−189868号公報 特開2004−119494号公報 特開2008−27292号公報
前者の技術には、対象物が表示装置に接触すると、静電容量を挟持する基板が撓み、対象物の接触している領域として広すぎる領域が特定される虞がある。一方、後者の技術には、対象物が表示装置に近接していると、対象物が表示装置に接触していなくとも、対象物が表示装置に接触したと判定され、対象物の接触位置が誤って特定される虞がある。
本発明は、上述した事情に鑑みて為されたものであり、高い精度で接触位置を特定することを解決課題としている。
本発明は、各々が容量の変化を計測して容量計測信号を出力する複数の容量センシング回路および各々が入射光の光量を計測して光計測信号を出力する複数の光センシング回路を備えた電子機器の接触位置特定方法であって、前記複数の容量センシング回路を順次走査して容量計測信号を取得する第1ステップと、前記取得した容量計測信号に基づいて、対象物が接触面に接触したか否かを判定する第2ステップと、前記第2ステップにおいて前記対象物が接触したと判定された後に、前記複数の光センシング回路を順次走査して光計測信号を取得する第3ステップと、取得した前記光計測信号に基づいて、前記対象物が接触した接触面の位置を特定する第4ステップとを有し、前記第2ステップにおいて前記対象物が接触したと判定されるまで、前記第1ステップと前記第2ステップを繰り返前記第3ステップと前記第4ステップとの間に、取得した前記光計測信号に基づいて、前記対象物が接触面から離れたか否かを判定する第5ステップを設け、前記第5ステップにおいて前記対象物が接触面から離れたと判定されると、前記第1ステップに進み、前記第5ステップにおいて前記対象物が接触面に接触していると判定されると、前記第4ステップに進み、前記第4ステップが終了すると、前記第1ステップに戻ることを特徴とする方法(第1方法)を提供する。
静電容量方式の接触検出では、対象物が接触面に接触したこと自体は正確に検出できても、前述のように、接触位置を正確に特定することは困難であった。一方、光方式の接触検出では、接触位置を正確に特定できても、前述のように、対象物が接触面に接触したか否かを正確に検出することが困難であった。これに対し、上記の方法によれば、対象物が接触面に接触したことを検出するまでは静電容量方式の接触検出が行われ、さらに、接触から非接触への変化は光検出方式によって検出される。対象物が接触した後は、光方式の接触検出が行われるから、高い精度で接触位置を検出することができる。また、上記の方法によれば、容量センシング回路の走査と光センシング回路の走査が同時に実行されることが無いから、電子機器の消費電力を削減することができる。
この方法によれば、非接触から接触への変化は容量検出方式で検出され、接触から非接触への変化は光検出方式によって検出される。さらにこの方法において、前記第5ステップは、前記光計測信号と基準レベルとを比較し、比較結果に基づいて前記対象物が接触面から離れたか否かを判定することが好ましい。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。ただし、カラーフィルタを用いること等の一般的な液晶表示装置で慣用されている周知の技術については、適宜、その説明を省略する。また、以降の説明では、図面を参照するが、図における寸法や、寸法比、形状は、実際のものと必ずしも一致しない。
<A:第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るタッチパネル(電子機器)1の構成を示すブロック図である。タッチパネル1は、複数のセンサが面状(マトリクス状)に配列された計測領域100と、各センサを駆動する計測用走査線駆動回路20および読み出し回路30と、計測用走査線駆動回路20および読み出し回路30を制御する制御回路500を有する。複数のセンサは、複数の光センシング回路40と複数の容量センシング回路50とを含む。
計測領域100には、X方向に延在するm本の計測用走査線26と、X方向に直交するY方向に延在するn本のセンス線35とが設けられる。mは2以上の偶数であり、nは2以上の自然数である。各センサは、計測用走査線26とセンス線35との交差に対応する位置に配置される。従って、これらのセンサは縦m行×横n列のマトリクス状に配列する。
計測用走査線駆動回路20は、制御回路500に制御され、センサのスキャンを実行する。詳しくは後述するが、このスキャンには、光センシング回路40のスキャンと、容量センシング回路50のスキャンとがある。各スキャンにおいて、計測用走査線駆動回路20は、選択対象の計測用走査線26を水平走査期間(1H)毎に順次切り換える一方、選択対象の計測用走査線26へ出力する走査信号GSEL[i](i=1〜m)をアクティブレベルに設定することで当該計測用走査線26を選択する。計測用走査線駆動回路20の構成は任意であるが、本実施形態では、図に示すように、m/2段の容量用シフトレジスタ21と、m/2段の光用シフトレジスタ22とを含む構成を採っている。容量用シフトレジスタ21の各段には偶数行の計測用走査線26が接続され、光用シフトレジスタ22の各段には奇数行の計測用走査線26が接続されている。
読み出し回路30は、制御回路500に制御され、n本のセンス線35から計測信号T[j](j=1〜n)を読み出して制御回路500へ供給する。計測信号T[j]は、光方式のセンシング処理(光スキャン)によってn本のセンス線35の各々に出力される光計測信号T1[j]と、静電容量方式のセンシング処理(容量スキャン)によってn本のセンス線35の各々に出力される容量計測信号T2[j]とが連なる信号である。
制御回路500は、計測用走査線駆動回路20を制御して光スキャンと容量スキャンとを繰り返し行わせる一方、読み出し回路30を制御して計測信号T[j](j=1〜n)を読み出させる。また、制御回路500は、読み出し回路30から計測信号T[j]を取得し、取得した計測信号T[j]が容量計測信号T2[j]の場合には、容量計測信号T2[j]に基づいて、対象物がタッチパネル1に接触しているか否かを判定する一方(接触検出)、取得した計測信号T[j]が光計測信号T1[j]の場合には、光計測信号T1[j]に基づいて、タッチパネル1の接触面における対象物の接触位置を特定する(接触位置特定)。
複数の光センシング回路40の各々は、奇数行の計測用走査線26とセンス線35との交差に対応する位置に配置され、入射光の光量を計測して光計測信号T1[j]を出力する。詳細には、光センシング回路40は、後述のフォトダイオード45を含み、フォトダイオード45への入射光の光量に応じた大きさの光計測信号T1[j]を対応するセンス線35へ出力する。奇数行の計測用走査線26の各々には、n個の光センシング回路40が接続される一方、いずれの容量センシング回路50も接続されない。
複数の容量センシング回路50の各々は、偶数行の計測用走査線26とセンス線35との交差に対応する位置に配置され、容量の変化を計測して容量計測信号を出力する。詳細には、容量センシング回路50は、後述の接触計測用容量素子55を含み、接触計測用容量素子55の容量値に応じた大きさの容量計測信号T2[j]を対応するセンス線35へ出力する。偶数行の計測用走査線26の各々には、n個の容量センシング回路50が接続される一方、いずれの光センシング回路40も接続されない。つまり、計測領域100には、光センシング回路40と容量センシング回路50とが行毎に交互に配列されており、n本のセンス線35の各々には、同一の列をなすm/2個の光センシング回路40とm/2個の容量センシング回路50とが接続されている。
図示を略すが、タッチパネル1は、X方向およびY方向に延在する第1基板と、X方向およびY方向に延在する第2基板とを備える。両基板は互いに対向している。m本の計測用走査線26、n本のセンス線35及びm行×n列のセンサは、両基板間に配置されている。つまり、m本の計測用走査線26の各々は両基板に沿って延在しており、n本のセンス線35の各々は両基板に沿って延在しており、複数のセンサは両基板に沿って面状に配列されていることになる。また、両基板間には液晶等の誘電物質が挟持される。この誘電物質は、複数の容量センシング回路50の各々に含まれ、後述の接触計測用容量素子55を構成している。両基板の材質は任意であるが、接触面を有する基板はガラス等の光透過性の材料で形成される必要がある。
図2は、光センシング回路40の構成を示す回路図である。この図に示すように、光センシング回路40は、リセットトランジスタ41と、増幅トランジスタ42と、選択トランジスタ43と、基準容量素子44と、フォトダイオード45とを備える。リセットトランジスタ41、増幅トランジスタ42及び選択トランジスタ43は、いずれも、Nチャネル型のトランジスタである。フォトダイオード45のアノードには共通電位Vcomが供給される。
リセットトランジスタ41のドレインは電源線36に接続される一方、ソースは増幅トランジスタ42のゲートと接続される。電源線36には電源電位VRHが供給される。リセットトランジスタ41のゲートは制御線25に接続される。この制御線25は、X方向に延在するm本の制御線25のうちの1本である。pを1以上m以下の奇数としたとき、第p行の制御線25に出力されるリセット信号GRST[p]のレベルは、計測用走査線駆動回路20により設定される。リセットトランジスタ41は、リセット信号GRST[p]がアクティブレベル(例えば、電位VD)の場合にはオン状態へ遷移し、リセット信号GRST[p]がディアクティブレベル(例えば、GND(=0V))の場合にはオフ状態へ遷移する。
増幅トランジスタ42のドレインは電源線36に接続される一方、ソースは選択トランジスタ43のドレインに接続される。増幅トランジスタ42のゲートとリセットトランジスタ41のドレインとの間には容量素子44が介在する。また、増幅トランジスタ42のゲートはフォトダイオード45のカソードと接続される。選択トランジスタ43のソースはセンス線35に接続され、ゲートは計測用走査線26に接続される。この計測用走査線26には選択信号GSEL[p]が供給される。選択トランジスタ43は、選択信号GSEL[p]がハイレベルの場合にはオン状態となり、選択信号GSEL[p]がローレベルの場合にはオフ状態となる。
図3に示すように、光センシング回路40は、リセット期間Tres、露光期間Texp、および読み出し期間Toutを一単位として動作する。リセット期間Tresにおいては、制御線25に供給されるリセット信号GRST[p]のレベルがアクティブレベルとなり、計測用走査線26に供給される選択信号GSEL[p]はローレベルに維持される。したがって、図4に示すように、リセット期間Tresにおいては、リセットトランジスタ41がオン状態となる一方、選択トランジスタ43がオフ状態となる。よって、増幅トランジスタ42のゲートの電位VAは電源電位VRHに設定(リセット)される。また、フォトダイオード45のカソードにも電源電位VRHが供給され、フォトダイオード45のアノードとカソードとの間の電圧はVRH−Vcomに保持される。
図3に示すように、リセット期間Tresに後続する露光期間Texpにおいては、リセット信号GRST[p]のレベルはディアクティブレベルとなり、選択信号GSEL[p]はローレベルに維持される。したがって、図5に示すように、リセットトランジスタ41がオフ状態へ遷移する一方、選択トランジスタ43がオフ状態を維持する。よって、フォトダイオード45から出力される電荷が容量素子44に蓄積される。この結果、増幅トランジスタ42のゲート電位VAは、フォトダイオード45の電圧をVpdとすれば、VA=VRH−Vpdとなる。Vpdは、フォトダイオード45への入射光(環境光)の光量に応じて定まる。
図3に示すように、露光期間Texpに後続する読み出し期間Toutにおいては、選択信号GSEL[p]のレベルがハイレベルとなる。したがって、図6に示すように、選択トランジスタ43がオン状態へ遷移する。このときリセットトランジスタ41はオフ状態を維持するから、増幅トランジスタ42のゲートの電位VAに応じた大きさの電流Itがセンス線35を流れ、読み出し回路30へ供給される。こうして、光計測信号T1[j]が出力される。
露光期間Texpにおいて、対象物がタッチパネル1に接触または近接すると、フォトダイオード45への入射光の光量が変化する。フォトダイオード45への入射光の光量が変化すると、それに応じて増幅トランジスタ42のゲートの電位VAも変化する。したがって、対象物が接触面に接触または近接していないときに出力される光計測信号T1[j]のレベルと、対象物が接触面に接触または近接しているときに出力される光計測信号T1[j]のレベルとは異なる。この性質が、接触位置特定で利用される。
図7は、容量センシング回路50の構成を示す回路図である。この図に示すように、容量センシング回路50は、リセットトランジスタ51と、増幅トランジスタ52と、選択トランジスタ53と、基準容量素子54と、接触計測用容量素子55とを備える。リセットトランジスタ51、増幅トランジスタ52及び選択トランジスタ53は、いずれも、Nチャネル型のトランジスタである。接触計測用容量素子55は、第1電極56と、第2電極57と、両電極間で発生する電界が印加される誘電物質とを含む。この誘電物質は、前述の、第1基板と第2基板との間に挟持されている誘電物質である。第1電極56には共通電位Vcomが供給される。
リセットトランジスタ51のドレインは電源線36に接続される一方、ソースは増幅トランジスタ52のゲートと接続される。電源線36には電源電位VRHが供給される。リセットトランジスタ51のゲートは制御線25に接続される。qを1以上m以下の偶数としたとき、第q行の制御線25に出力されるリセット信号GRST[q]のレベルは、計測用走査線駆動回路20により設定される。リセットトランジスタ51は、リセット信号GRST[q]がアクティブレベルの場合にはオン状態へ遷移し、リセット信号GRST[q]がディアクティブレベルの場合にはオフ状態へ遷移する。
増幅トランジスタ52のドレインは電源線36に接続される一方、ソースは選択トランジスタ53のドレインに接続される。増幅トランジスタ52のゲートと制御線25との間には基準容量素子54が介在する。また、増幅トランジスタ52のゲートは接触計測用容量素子55の第2電極57と接続される。選択トランジスタ53のソースはセンス線35に接続され、ゲートは計測用走査線26に接続される。この計測用走査線26には選択信号GSEL[q]が供給される。選択トランジスタ53は、選択信号GSEL[q]がハイレベルの場合にはオン状態となり、選択信号GSEL[q]がローレベルの場合にはオフ状態となる。
図8に示すように、容量センシング回路50は、リセット期間Tres、センシング期間Tsen、および読み出し期間Toutを一単位として動作する。リセット期間Tresにおいては、制御線25に供給されるリセット信号GRST[q]のレベルがアクティブレベルとなり、計測用走査線26に供給される選択信号GSEL[q]はローレベルに維持される。したがって、図9に示すように、リセット期間Tresにおいては、リセットトランジスタ51がオン状態となる一方、選択トランジスタ53がオフ状態となる。よって、増幅トランジスタ52のゲートの電位VAは電源電位VRHに設定(リセット)される。また、接触計測用容量素子55の第2電極57にも電源電位VRHが供給され、接触計測用容量素子55の第1電極56と第2電極57との間の電圧はVRH−Vcomに保持される。
図8に示すように、リセット期間Tresに後続するセンシング期間Tsenにおいては、リセット信号GRST[q]のレベルはディアクティブレベルとなり、選択信号GSEL[q]はローレベルに維持される。したがって、図10に示すように、リセットトランジスタ51がオフ状態へ遷移する一方、選択トランジスタ53がオフ状態を維持する。増幅トランジスタ52のゲートは、そのインピーダンスが十分に高いから、センシング期間Tsenにおいて電気的にフローティング状態になる。基準容量素子54の一方の電極は制御線25に接続されるから、制御線25に供給されるリセット信号GRST[q]のレベルがアクティブレベルからディアクティブレベルへ変化すると、それに応じて増幅トランジスタ52のゲートの電位VAも容量カップリングによって変化する。このときのゲートの電位VAの変化量は、基準容量素子54と接触計測用容量素子55との容量比に応じた値となる。
図8に示すように、センシング期間Tsenに後続する読み出し期間Toutにおいては、選択信号GSEL[q]のレベルがハイレベルとなる。したがって、図11に示すように、リセットトランジスタ51がオフ状態を維持する一方、選択トランジスタ53がオン状態へ遷移する。よって、増幅トランジスタ52のゲートの電位VAに応じた大きさの電流Itがセンス線35を流れ、読み出し回路30へ供給される。こうして、容量計測信号T2[j]が出力される。
センシング期間Tsenにおいて、対象物が接触面に接触すると、接触計測用容量素子55の容量値が変化する。接触計測用容量素子55の容量値が変化すると、それに応じて増幅トランジスタ52のゲートの電位VAも変化する。したがって、対象物が接触面に接触していないときに出力される容量計測信号T2[j]のレベルと、対象物が接触面に接触しているときに出力される容量計測信号T2[j]のレベルとは異なる。この性質が、接触検出および接触位置特定で利用される。
なお、対象物が接触面に接触していない状態における接触計測用容量素子55の容量値をClc、対象物が接触面に接触したときの接触計測用容量素子55の容量値の変化量を△Clc、基準容量素子54の容量値をCref、制御線25の電位変化を△V(=VD)とすると、対象物が接触面に接触したときの増幅トランジスタ52のゲートの電位VAの変化量△VAは、以下に示す式(1)で表される。但し、式(1)では寄生容量は無視している。
△VA={(Cref×△Clc)×△V}/{(Cref+Clc+△Clc)(Cref+Clc)}…(1)
図12は、制御回路500の動作を示すフローチャートである。この図に示すように、制御回路500は、まず、計測用走査線駆動回路20(詳しくは容量用シフトレジスタ21)を制御し、容量スキャン(容量センシング回路50のスキャン)を実行させることにより、m/2行×n列の容量センシング回路50から読み出し回路30を介して容量計測信号T2[j]を取得する(ステップS1)。このとき、光スキャン(光センシング回路40のスキャン)は実行されない。したがって、本実施形態のように偶数行に容量センシング回路が配置されている場合には、偶数行について行選択が行われ、奇数行については行選択が行われない。
そして、制御回路500は、取得した容量計測信号T2[j]に基づいて、対象物が接触面に接触しているか否かを判定する(ステップS2)。すなわち、対象物が接触面に非接触の状態から接触の状態への変化は、静電容量方式によって検出される。詳しくは後述するが、光方式は接触検出に不向きである。これに対して、本実施形態では、上述のように静電容量方式で接触検出を行うから、対象物が接触したことを高い精度で検出することができる。
ステップS2の判定において判定条件が否定される場合、即ち、対象物が接触面に非接触の場合には、処理はステップS1に戻り、制御回路500はステップS1およびS2の処理を繰り返す。そして、ステップS2の判定において判定条件が肯定されると、処理はステップS3に進む。ステップS3では、制御回路500は、計測用走査線駆動回路20(詳しくは光用シフトレジスタ22)を制御し、光スキャンを実行させることにより、m/2行×n列の光センシング回路40から読み出し回路30を介して光計測信号T1[j]を取得する(ステップS3)。このとき、容量スキャンは実行されない。したがって、本実施形態のように奇数行に光センシング回路が配置されている場合には、奇数行について行選択が行われ、偶数行については行選択が行われない。
この後、制御回路500は、取得した光計測信号T1[j]に基づいて、対象物が接触面に接触している位置を特定する(ステップS4)。すなわち、接触位置特定は光方式によって行われる。詳しくは後述するが、静電容量方式は接触位置特定に不向きである。これに対して、本実施形態では、上述のように光方式で接触位置特定を行うから、対象物の接触位置を高い精度で特定することができる。
そして、ステップS4の処理が終了すると、処理はステップS1に戻り、制御回路500は処理を続行する。したがって、本実施形態では、対象物が接触面に接触している限り、静電容量方式による接触検出と光方式による接触位置特定とを繰り返すことになる。すなわち、接触の有無は常時、静電容量方式によって検出される。
このように本実施形態に係るタッチパネル1の接触位置特定方法は、容量検出方式の長所と光検出方式の長所とを兼ね備えるから、正確に対象物の接触位置を特定することができる。さらに、この方法では、容量スキャンと光スキャンとは同時に実行されることはない。すなわち、必要とされる機能に限って動作させるので、タッチパネル1の消費電力を削減することができる。以降、タッチパネル1について、さらに詳細に説明する。
図13は、タッチパネル1の動作(容量スキャン)を示すタイミングチャートである。
この図に示すように、容量スキャンでは、ある水平走査期間を迎えると、第2行の制御線25から第2行の容量センシング回路50へ供給されるリセット信号GRST[2]のレベルがアクティブレベルとなり、第2行の容量センシング回路50がリセット期間Tresを迎える。そして、この水平走査期間において、リセット信号GRST[2]のレベルがディアクティブレベルとなり、第2行の容量センシング回路50がセンシング期間Tsenを迎える。そして、第2行の計測用走査線26から第2行の容量センシング回路50へ供給される選択信号GSEL[2]のレベルがローレベルからハイレベルへ遷移し、第2行の容量センシング回路50が読み出し期間Toutを迎える。そして、この水平走査期間の終了とともに、選択信号GSEL[2]のレベルがローレベルへ遷移し、この読み出し期間Toutが終了する。この読み出し期間Toutにおいて、第2行の容量センシング回路50からn本のセンス線35を介して読み出し回路30へ供給される容量計測信号T2[j]の大きさは、これらの容量センシング回路50の各々の接触計測用容量素子55の容量値に応じた大きさとなる。
次の水平走査期間を迎えると第4行の制御線25から第4行の容量センシング回路50へ供給されるリセット信号GRST[4]のレベルがアクティブレベルとなり、第4行の容量センシング回路50がリセット期間Tresを迎える。そして、この水平走査期間において、リセット信号GRST[4]のレベルがディアクティブレベルとなり、第4行の容量センシング回路50がセンシング期間Tsenを迎える。そして、第4行の計測用走査線26から第4行の容量センシング回路50へ供給される選択信号GSEL[4]のレベルがローレベルからハイレベルへ遷移し、第4行の容量センシング回路50が読み出し期間Toutを迎える。そして、この水平走査期間の終了とともに、選択信号GSEL[4]のレベルがローレベルへ遷移し、この読み出し期間Toutが終了する。この読み出し期間Toutにおいて、第4行の容量センシング回路50からn本のセンス線35を介して読み出し回路30へ供給される容量計測信号T2[j]の大きさは、これらの容量センシング回路50の各々の接触計測用容量素子55の容量値に応じた大きさとなる。
このように、容量スキャンでは、偶数行の容量センシング回路50が、水平走査期間毎に、順番に、一連のサイクル(リセット期間Tres、センシング期間Tsen及び読み出し期間Tout)を迎える一方、読み出し回路30へ供給される容量計測信号T2[j]の大きさは、読み出し期間を迎えた容量センシング回路50の各々の接触計測用容量素子55の容量値に応じた大きさとなる。なお、図に示すセンシング期間Tsenの長さは一例に過ぎず、容量センシング回路50からの容量計測信号T2[j]の大きさが当該容量センシング回路50の各々の接触計測用容量素子55の容量値に応じた大きさとなるに十分な長さであればよい。センシング期間Tsenの長さの変更は、選択信号GSEL[q]の立ち上がりの時期を変更することで実現可能である。
図14は、タッチパネル1の動作(光スキャン)を示すタイミングチャートである。
この図に示すように、光スキャンでは、ある水平走査期間(1H)を迎えると、第1行の制御線25から第1行の光センシング回路40へ供給されるリセット信号GRST[1]のレベルがアクティブレベルとなり、第1行の光センシング回路40がリセット期間Tresを迎える。そして、この水平走査期間において、リセット信号GRST[1]のレベルがディアクティブレベルとなり、第1行の光センシング回路40が露光期間Texpを迎える。
次の水平走査期間を迎えると第3行の制御線25から第3行の光センシング回路40へ供給されるリセット信号GRST[3]のレベルがアクティブレベルとなり、第3行の光センシング回路40がリセット期間Tresを迎える。そして、この水平走査期間において、リセット信号GRST[3]のレベルがディアクティブレベルとなり、第3行の光センシング回路40が露光期間Texpを迎える。
そして、後の水平走査期間では、第1行の計測用走査線26から第1行の光センシング回路40へ供給される選択信号GSEL[1]のレベルがローレベルからハイレベルへ遷移し、第1行の光センシング回路40が読み出し期間Toutを迎える。そして、この水平走査期間の終了とともに、選択信号GSEL[1]のレベルがローレベルへ遷移し、この読み出し期間Toutが終了する。この読み出し期間Toutにおいて、第1行の光センシング回路40からn本のセンス線35を介して読み出し回路30へ供給される光計測信号T1[j]の大きさは、これらの光センシング回路40の各々のフォトダイオード45への入射光の光量に応じた大きさとなる。
次の水平走査期間では、第3行の計測用走査線26から第3行の光センシング回路40へ供給される選択信号GSEL[3]のレベルがローレベルからハイレベルへ遷移し、第3行の光センシング回路40が読み出し期間Toutを迎える。そして、この水平走査期間の終了とともに、選択信号GSEL[3]のレベルがローレベルへ遷移し、この読み出し期間Toutが終了する。この読み出し期間Toutにおいて、第3行の光センシング回路40からn本のセンス線35を介して読み出し回路30へ供給される光計測信号T1[j]の大きさは、これらの光センシング回路40の各々のフォトダイオード45への入射光の光量に応じた大きさとなる。
このように、光スキャンでは、奇数行の光センシング回路40が、水平走査期間毎に、順番に、一連のサイクル(リセット期間Tres、露光期間Texp及び読み出し期間Tout)を迎える一方、読み出し回路30へ供給される光計測信号T1[j]の大きさは、読み出し期間を迎えた光センシング回路40の各々のフォトダイオード45への入射光の光量に応じた大きさとなる。なお、図に示す露光期間Texpの長さは一例に過ぎず、光センシング回路40からの光計測信号T1[j]の大きさが当該光センシング回路40の各々のフォトダイオード45への入射光の光量に応じた大きさとなるに十分な長さであればよい。露光期間Texpの長さの変更は、選択信号GSEL[p]の立ち上がりの時期を変更することで実現可能である。
制御回路500では、容量スキャンのフレームについて、m/2行×n列の容量センシング回路50からの容量計測信号T2[j]に基づいて、図15に示すイメージの画像が得られる(図12のステップS1)。つまり、対象物が接触している箇所を含む領域(図中中央付近)では明るく、この領域から離れるにつれて暗くなる画像(容量画像)が得られる。制御回路500は、予め定められた閾値(基準レベル)に基づいて、この画像(容量計測信号T2[j])を2値化し、対象物が接触している箇所を含む領域(容量領域)を特定する。この2値化では、例えば、容量領域の画素の値が1となり、他の画素の値が0となる。2値化された容量画像の一例を図16に模式的に示す。
また、制御回路500では、光スキャンのフレームについて、m/2行×n列の光センシング回路40からの光計測信号T1[j]に基づいて、図17に示すイメージの画像が得られる(図12のステップS3)。制御回路500は、予め定められた閾値(基準レベル)に基づいて、この画像(光計測信号T1[j])を2値化し、対象物が接触または近接している箇所を含む領域(光領域)を特定する。この2値化では、例えば、光領域の画素の値が1となり、他の画素の値が0となる。なお、図17では、記載の都合により、明るい部分が濃く、暗い部分が薄く描かれているが、実際には、対象物が接触または近接している箇所を含む領域(図中中央付近)では暗く、この領域から離れるにつれて明るくなる画像(光画像)が得られる。
図15及び図17から明らかなように、通常、容量領域は光領域よりも広くなる。この傾向は、特に、接触箇所が複数の場合に顕著となる。接触箇所が複数の場合、複数の接触箇所の間の広い範囲で第1基板または第2基板が撓み易いからである。酷い場合には、一つの容量領域が複数の接触箇所を含んでしまうことも有り得る。一方、タッチパネル1と対象物との接触の有無の検出精度は、通常、光画像を用いた検出よりも、容量画像を用いた検出の方が高くなる。光画像を用いた検出では、対象物が実際に接触していなくとも、対象物が近接していると、対象物が接触したと判定されることが有り得るのに対し、容量画像を用いた検出では、そのような誤検出が生じ得ないからである。
以上に説明したとおり、タッチパネル1は、互いに対向する第1基板および第2基板と、両基板間に挟持される誘電物質と、両基板間で両基板に沿って延在する複数の計測用走査線26と、両基板間で両基板に沿って面状に配列された複数の容量センシング回路50および複数の光センシング回路40とを備える。タッチパネル1では、第j列の光センシング回路40は、複数の容量センシング回路50のいずれも接続されない計測用走査線26に接続され、入射光の光量に応じた大きさの光計測信号T1[j]を出力する。また、タッチパネル1では、第j列の容量センシング回路50は、複数の光センシング回路40のいずれも接続されない計測用走査線26に接続され、上記の誘電物質と第1電極56と第2電極57とを有する接触計測用容量素子55を含み、接触計測用容量素子55の容量値に応じた大きさの容量計測信号T2[j]を出力する。
よって、タッチパネル1によれば、これらの計測信号に基づいて対象物と表示装置との接触位置を正確に特定することができる。また、タッチパネル1によれば、一回の行選択が、光センシング回路40のみの選択または容量センシング回路50のみの選択となり、一回の行選択で選択されたセンサからの出力信号が光計測信号T1のみ又は容量計測信号T2のみとなるから、後段の回路におけるデータ処理が簡素となる。
また、タッチパネル1は、第1基板と第2基板との間で両基板に沿って延在する複数のセンス線35を備え、センス線35には、容量センシング回路50および光センシング回路40が接続される。つまり、タッチパネル1では、容量センシング回路50と光センシング回路40とでセンス線35が共用される。よって、タッチパネル1によれば、例えば、光センシング回路91および画素回路11の開口率を高くすることができる。
また、タッチパネル1では、上述したように、各スキャンにおいて跳び越し走査が行われる。つまり、センシング回路のうち、容量スキャンではm/2行×n列の容量センシング回路50の総てのみが駆動され、光スキャンではm/2行×n列の光センシング回路40の総てのみが駆動される。したがって、これらの光センシング回路40から出力された光計測信号T1[j]のみに基づく光画像と、これらの容量センシング回路50から出力された容量計測信号T2[j]のみに基づく容量画像とを容易に得ることができる。よって、タッチパネル1によれば、後段の回路におけるデータ処理が簡素となる。
なお、光方式の長所と静電容量方式の長所との組み合わせ方の一つとして、光センシング回路40に接触計測用容量素子を持たせ、この接触計測用容量素子をフォトダイオード45と並列に接続することや、容量センシング回路50にフォトダイオードを持たせ、このフォトダイオードを接触計測用容量素子55と並列に接続することも考えられるが、これらの形態には、如何にしてリセット動作を実現するのか、フォトダイオードの出力電流が接触計測用容量素子の出力電流に比較して著しく小さくなってしまう不都合を如何にして解決するのか等、未解決の不都合がある。これに対して、タッチパネル1では、光センシング回路と容量センシング回路が別個に設けられているから、上記の不都合は生じない。
<B:第2実施形態>
図18は、本発明の第2実施形態に係る表示装置(電子機器)2の構成を示すブロック図である。表示装置2は、いわゆる透過型の液晶表示装置である。表示装置2がタッチパネル1と大きく異なる点は、センサの他に表示回路を有する点である。具体的には、表示装置2は、計測領域100に代えて、複数の単位回路(複数の単位回路80及び複数の単位回路90)が面状に配列された表示計測領域200を備え、制御回路500に代えて制御回路550を備え、各単位回路を駆動する表示用走査線駆動回路60及びデータ線駆動回路70と図示しないバックライトとを備える。また、本実施形態では、画面が接触面となる。
バックライトは、表示計測領域200の背面側に設けられている。表示計測領域200について「背面」とは、接触面の反対側の面であり、第1基板の外側面が接触面であれば、第2基板の外側面が背面となる。また、表示装置2では、第1基板及び第2基板が共に光透過性の材料で形成され、前述の誘電物質が液晶に限られる。なお、複数の単位回路は、第1基板と第2基板との間で第1基板及び第2基板に沿って面状に配列されている。
図に示すように、表示計測領域200には、計測領域100と同様に、X方向に延在するm本の計測用走査線26と、Y方向に延在するn本のセンス線35とが設けられる。単位回路は、タッチパネル1におけるセンサと同様に、計測用走査線26とセンス線35との交差に対応する位置に配置され、縦m行×横n列のマトリクス状に配列する。また、表示計測領域200には、X方向に延在するm本の表示用走査線65と、Y方向に延在するn×3本のデータ線75とが設けられる。単位回路は、表示用走査線65と3本単位のデータ線75の束との交差に対応する位置に配置されてもいる。
表示用走査線駆動回路60は、m本の表示用走査線63の各々に出力される走査信号Gate[i]を水平走査期間(1H)毎に順番にアクティブレベルに設定することで各表示用走査線65を順次に選択する処理を、垂直走査期間(1V)毎に繰り返し実行する。データ線駆動回路70は、表示用走査線駆動回路60に選択された表示用走査線65に対応する1行分の画素回路11(後述)の各々に対応するデータ信号D[u](u=1〜n×3)を各データ線75へ出力する。データ信号D[u]は、対応する画素回路11(後述)に対して指定された階調に応じた電位となる。
上述のように、本実施形態では、1V=1H×mとなるから、計測用走査線駆動回路20は、容量スキャンにおいて、m/2本の計測用走査線26の各々に出力される走査信号GSEL[q]を2H毎に1行跳びで順番にアクティブレベルに設定することで各計測用走査線26を順次に選択する一方、光スキャンにおいて、m/2本の計測用走査線26の各々に出力される走査信号GSEL[p]を2H毎に1行跳びで順番にアクティブレベルに設定することで各計測用走査線26を順次に選択する。
複数の単位回路80の各々は、奇数行の計測用走査線26とセンス線35との交差(奇数行の表示用走査線65と3本単位のデータ線75の束との交差)に対応する位置に配置されている。一方、複数の単位回路90の各々は、偶数行の計測用走査線26とセンス線35との交差(偶数行の表示用走査線65と3本単位のデータ線75の束との交差)に対応する位置に配置されている。
図19に示すように、単位回路80は、表示単位回路10及び光センシング回路81を一つずつ有する。表示単位回路10は一組の画素回路11を有する。一組の画素回路11のうち、一つは表示色がR(赤色)の画素(R画素)のものであり、別の一つは表示色がG(G画素)の画素のものであり、残りの一つは表示色がB(青色)の画素(B画素)のものである。一組の画素回路11はX方向に配列されており、各画素回路11は、表示用走査線65とデータ線75との交差に対応する位置に配置されている。
画素回路11は、液晶素子12とトランジスタ13とを含む。液晶素子12は、画素電極14および共通電極15と、両者間で発生する電界が印加される液晶16とで構成される。液晶16は、第1基板と第2基板との間に挟持されている液晶の一部である。本実施形態では、画素電極12と共通電極15との間に発生する横方向の電界によって液晶16の配向が制御される横電界方式を採用しているが、他の方式を採用してもよい。
共通電極15には共通電位Vcomが供給される。トランジスタ13は、Nチャネル型のTFT(Thin Film Transistor)で構成され、画素電極14とデータ線75との間に介在して両者間の導通を制御する。トランジスタ13のゲートは表示用走査線65に接続される。従って第i行の表示用走査線65が選択されると、第i行の各画素回路11のトランジスタ13がオン状態となり、これらの画素回路11のうち第u列の画素回路11の画素電極12にはデータ線75からデータ信号D[u]が供給される。
第i行第u列の画素回路11の画素電極12に供給されるデータ信号D[u]の電位をVDとした場合、この供給によって、この画素回路11の画素電極14と共通電極15との間に電圧VD−Vcomが印加される。つまり、各画素回路11における液晶素子16の光透過率(バックライトから液晶素子12へ照射される光のうち観察側に透過する光量の割合)は、供給されるデータ信号の電位に応じて変化する。
光センシング回路81は、後述のフォトダイオード86への入射光の光量に応じた大きさの光計測信号T3[j]を読み出し回路30へ出力する。また、光センシング回路81は、光センシング回路40と同様の構成を有し、リセットトランジスタ41に相当するリセットトランジスタ82、増幅トランジスタ42に相当する増幅トランジスタ83、選択トランジスタ43に相当する選択トランジスタ84、基準容量素子44に相当する基準容量素子85と、フォトダイオード45に相当するフォトダイオード86を備える。ただし、一つの光センシング回路81が備えるフォトダイオード86の数は2である。また、フォトダイオード86への入射光の大部分は、バックライトから発して対象物で反射された光である。
一つの光センシング回路81が備える二つのフォトダイオード86のうち、一方はG画素の画素回路11付近に配置されており、他方はB画素の画素回路11付近に配置されている。これら二つのフォトダイオード86のカソードは、それぞれ、増幅トランジスタ83のゲートに接続されている。なお、R画素の画素回路11付近にフォトダイオード86を配置しないのは、R画素の画素回路11付近には増幅トランジスタ83や基準容量素子85等の素子が配置されているからである。
図20に示すように、単位回路90は、表示単位回路10及び容量センシング回路91を一つずつ有する。表示単位回路10は、前述の通り、一組の画素回路11を有するから、表示装置2では、m×n×3個の画素回路11が、第1基板と第2基板との間で第1基板及び第2基板に沿って配列されていることになる。また、前述したように、m行×n列の単位回路は、第1基板と第2基板との間で第1基板及び第2基板に沿って配列されているから、両基板間には、m行×n列のセンサが両基板に沿って配列されていることになる。
容量センシング回路91は、後述の接触計測用容量素子96の容量値に応じた大きさの容量計測信号T4[j]を読み出し回路30へ出力する。また、容量センシング回路91は、容量センシング回路50と同様の構成を有する。したがって、表示装置2では、奇数行の計測用走査線26の各々には、n個の光センシング回路81が接続される一方、いずれの単位回路90も接続されない。また、偶数行の計測用走査線26の各々には、n個の容量センシング回路91が接続される一方、いずれの単位回路80も接続されない。また、n本のセンス線35の各々には、同一の列をなすm/2個の光センシング回路81とm/2個の容量センシング回路91とが接続されている。
また、容量センシング回路91は、リセットトランジスタ51に相当するリセットトランジスタ92、増幅トランジスタ52に相当する増幅トランジスタ93、選択トランジスタ53に相当する選択トランジスタ94、基準容量素子54に相当する基準容量素子95と、接触計測用容量素子55に相当する接触計測用容量素子96を備える。ただし、一つの容量センシング回路91が備える接触計測用容量素子96の数は2である。
接触計測用容量素子96は、第1電極56に相当する第1電極97と、第2電極57に相当する第2電極98と、両電極間で発生する電界が印加される液晶99とを含む。液晶99は、第1基板と第2基板との間に挟持されている液晶の一部である。一つの容量センシング回路91が備える二つの接触計測用容量素子96のうち、一方はG画素の画素回路11付近に配置されており、他方はB画素の画素回路11付近に配置されている。これら二つの接触計測用容量素子96の第2電極97は、それぞれ、増幅トランジスタ93のゲートに接続されている。なお、R画素の画素回路11付近に接触計測用容量素子96を配置しない理由は、光センシング回路91においてR画素の画素回路11付近にフォトダイオード86を配置しない理由と同様である。
図21は、表示装置2の動作(容量スキャン)を示すタイミングチャートである。この図に示すように、ある水平走査期間(1H)を迎えると、第1行の表示用走査線65から第1行のn×3個の画素回路11へ供給される走査信号Gate[1]のレベルがアクティブレベルとなり、これらの画素回路11においてトランジスタ13がオン状態となり、これらの画素回路11の各々(例えば第u列の画素回路11)の画素電極12へ対応するデータ線75からデータ信号(例えばデータ信号D[u])が供給され、これらの画素回路11の液晶素子16の光透過率が、供給されたデータ信号の電位に応じたものとなる。走査信号Gate[1]のレベルは、この水平走査期間(1H)が経過するとディアクティブレベルとなる。
以降、水平走査期間毎に、次行(第i行)の表示用走査線65に係る走査信号Gate[i]のレベルが上記と同様に変化する。そして、垂直走査期間(1V)の経過時には走査信号Gate[m]のレベルがディアクティブレベルとなり、1フレーム分の表示処理を終える。そして、次の水平走査期間を迎えると、再び、走査信号Gate[1]のレベルがアクティブレベルとなり、次のフレームの表示処理が開始する。
一方、光スキャンおよび容量スキャンは、第1実施形態と同様に行われる。ただし、各スキャンにおける行選択の時間間隔は2Hである。制御回路550による処理は、制御回路500による処理と同様である。ただし、本実施形態では、フォトダイオード86への入射光の大部分はバックライトから発して対象物で反射された光であるから、図17における濃淡の関係は実際の明暗の関係を正しく表していることになる。制御回路550による処理は、このことと、各スキャンにおける行選択の時間間隔は2Hであることとを踏まえて定められている。
以上に説明したことから明らかなように、表示装置2は、タッチパネル1と同様の利点を備える。また、表示装置2は、タッチパネルを内蔵した液晶表示装置として使用可能である。つまり、液晶を挟持する第1基板および第2基板間に画素回路11のみならず光センシング回路81及び容量センシング回路91も配置されるから、表示装置2によれば、液晶表示パネルの外側にタッチパネルを配置する形態よりも、装置全体の薄型化を達成し易い。
<C:第3実施形態>
図23は、本発明の第3実施形態に係る電子機器の制御回路の動作を示すフローチャートである。この電子機器が表示装置2と相違するのは、接触位置特定方法のみである。この図に示す接触位置特定方法が図12に示す接触位置特定方法と相違するのは、ステップS3とステップS4との間にステップS5を設けた点である。ステップS5では、この電子機器の制御回路が、ステップS3で取得した光計測信号に基づいて、対象物が接触面に接触していないかを判定する。
具体的には、光計測信号と基準レベルとを比較し、比較結果に基づいて対象物が接触面と非接触であることを判定する。例えば、全ての光センシング回路について光計測信号のレベルが、対象物が接触面と非接触であることを示す場合に判定条件が肯定されるとしてもよい。あるいは、所定数の光センシング回路について光計測信号のレベルが、対象物が画面と非接触であることを示す場合に判定条件が肯定されるとしてもよい。ここで、所定数は、対象物として想定される物の大きさなどに応じて定めればよい。
本実施形態によれば、光検出方式を用いて対象物が非接触状態から接触状態へ変化したことを検出することが可能となる。
<D:第4実施形態>
図24は、本発明の第4実施形態に係る表示装置3の特徴を模式的に示す図である。表示装置3が表示装置2と大きく異なる点は、表示計測領域200に代えて表示計測領域300を備える点である。画素回路が並ぶ行を「表示行」、光センシング回路が並ぶ行を「光行」、容量センシング回路が並ぶ行を「容量行」、光センシング回路または容量センシング回路が並ぶ行を「センサ行」としたとき、表示計測領域200では表示行とセンサ行が一行ずつ交互に配置されるのに対し、表示計測領域300では多数の表示行と一つのセンサ行が交互に配置される。多数の表示行が配置される領域が図中の表示領域Aである。また、表示計測領域200では光行と容量行とが交互に配置されるのに対し、表示計測領域300では、3行に2行の割合で光行が配置され、3行に1行の割合で容量行が配置される。光行が配置される領域が図中の光領域Bであり、容量行が配置される領域が図中の容量領域Cである。
前述したように、通常、容量領域は光領域よりも広くなる。また、表示装置3では、表示装置2と同様に、2値化した容量画像のみならず、2値化した光画像をも用いて接触位置を検出するから、容量領域の特定の精度を低下させても、接触の有無の検出の精度を確保可能な程度であれば、最終的な接触位置の特定の精度はほとんど低下しない。一方、接触面における光行の密度を上げて光センシング回路の数を増やせば、光接触領域の特定の精度が上がるから、最終的な接触位置の特定の精度が上がる。以上より、本実施形態では、上記の構成を採っている。
なお、本実施形態では、容量行は、接触の有無の検出の精度を確保するために、対象物の接触範囲の直径または短径間隔で配置される。対象物の接触範囲の直径または短径は、対象物に応じて異なる。例えば、対象物が人の指の場合、対象物の接触範囲の直径は約5mmとなる。この場合、画素のピッチが0.1mmならば、約50行の表示行に対して1行の容量行を配置することとなる。もちろん、より少ない表示行に対して1行の容量行が配置される構成を採ることも可能である。
本実施形態によれば、第2実施形態と同様の効果が得られる。また、本実施形態によれば、接触位置の特定の精度が向上する。また、本実施形態によれば、光行が容量行よりも多く、光センシング回路が容量センシング回路よりも多いから、他の場合に比較して、接触位置の特定の分解能が向上する。そして、容量用シフトレジスタの段数が光用シフトレジスタの段数よりも少ないことが好ましい。これにより、容量用シフトレジスタを制御して容量計測信号を取得する(ステップS1)と、対象物が接触面に接触しているか否かを判定する(ステップS2)を繰り返す際の消費電力を低減できる。
なお、本実施形態では、表示装置2における計測用走査線駆動回路20、読み出し回路30及び制御回路550を変更して用いることになる。上述の説明から明らかでない変更については適宜に定めてよい。また、第2実施形態を変形して本実施形態が得られたように、同様の変形を、第1実施形態や第3実施形態に対して行うことも可能である。
<E:変形例>
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下の変形が可能である。また、以下に示す変形例のうちの2以上の変形例を組み合わせることもできる。
上述した各実施形態では、容量センシング回路と光センシング回路が共通の一対の基板に挟持されるが、これを変形し、容量センシング回路を挟持する一対の基板の外側に光センシング回路を配置してもよいし、容量スキャンを行う装置と光スキャンを行う装置を別体とし、両装置を組み合わせて接触位置特定を行うようにしてもよい。
第1実施形態を変形し、計測領域100の背面側に、バックライトを設け、光センシング回路40において、このバックライトから発して対象物で反射されてフォトダイオード45へ入射した光の光量が主に計測される構成としてもよい。この構成では、第2実施形態と同様に、第1基板および第2基板の両方を、ガラス等の光透過性の材料で形成する必要がある。
第1および第2実施形態の各々を変形し、複数の計測用走査線26の各々が第1基板と第2基板とのいずれか一方に沿って延在し、複数のセンサ(単位回路)の各々が両基板のいずれか一方に沿って配列されるようにしてもよい。これと同様に、n本のセンス線35の各々が両基板のいずれか一方に沿って延在するようにしてもよい。
第2実施形態では、R画素の画素回路11付近にフォトダイオード86や接触計測用容量素子96を配置しない構成を採っているが、これに限るものではない。例えば、増幅トランジスタ83や基準容量素子85等の素子を他の位置に配置してR画素の画素回路11付近にフォトダイオード86や接触計測用容量素子96を配置する構成を採ってもよいし、一つの光センシング回路(または容量センシング回路)が一つのフォトダイオード86(または接触計測用容量素子96)を備える構成を採ってもよいし、一つの光センシング回路(または容量センシング回路)が三つ以上のフォトダイオード86(または接触計測用容量素子96)を備える構成を採ってもよい。
第2実施形態では、R画素の画素回路11、G画素の画素回路11およびB画素の画素回路11の組に対して一つのセンサが配置されているが、これに限るものではない。例えば、画素(ドット)毎にセンサが配置されるようにしてもよいし、四つ以上の画素の組に対して一つのセンサが配置されるようにしてもよいし、白黒表示の表示装置としてもよい。また、第2実施形態を変形し、いわゆる反射型の液晶表示装置としてもよい。
第2乃至第4実施形態では、リセット期間Tresの開始時期は必ず1Hの開始時期となっているが、これを変形し、1Hの開始時期とは異なる時期にリセット期間Tresが開始するようにしてもよい。この形態によれば、電子機器で消費される電流のピークを抑えることができる。
第4実施形態を変形し、光行と容量行との割合を上記の割合以外の割合としてもよい。ただし、光行の割合>容量行の割合、すなわち、光センシング回路の数>容量センシング回路の数、とするのが望ましい。また、第3実施形態を変形し、表示行とセンサ行との割合を上記の割合以外の割合としてよい。例えば、第1乃至第3実施形態と同様に、表示行とセンサ行とを交互に配置してもよい。
<F:応用例>
次に、第1乃至第3実施形態に係る表示装置を利用した電子機器について説明する。以降、第1乃至第3実施形態に係る表示装置を「表示装置4」とする。
図25に、表示装置4を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示装置4と本体部2010とを備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。
図26に、表示装置4を適用した携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002、ならびに表示装置4を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、表示装置4に表示される画面がスクロールされる。
図27に、表示装置4を適用した携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001および電源スイッチ4002、ならびに表示装置4を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が表示装置4に表示される。
なお、本発明が適用される電子機器としては、タッチパネルや表示装置のほかに、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、プリンタ、スキャナ、複写機、ビデオプレーヤ等の、タッチパネルとして用いられる電子機器が挙げられる。
本発明の第1実施形態に係るタッチパネル1の構成を示すブロック図である。 タッチパネル1の光センシング回路40の構成を示す回路図である。 光センシング回路40の動作を示すタイミングチャートである。 光センシング回路40の動作を説明するための図である。 光センシング回路40の動作を説明するための図である。 光センシング回路40の動作を説明するための図である。 タッチパネル1の容量センシング回路50の構成を示す回路図である。 容量センシング回路50の動作を示すタイミングチャートである。 容量センシング回路50の動作を説明するための図である。 容量センシング回路50の動作を説明するための図である。 容量センシング回路50の動作を説明するための図である。 タッチパネル1の制御回路500の動作を示すフローチャートである。 タッチパネル1の動作(容量スキャン)を示すタイミングチャートである。 タッチパネル1の動作(光スキャン)を示すタイミングチャートである。 タッチパネル1で得られる容量画像の一例を模式的に示す図である。 タッチパネル1で得られる2値化された容量画像の一例を模式的に示す図である。 タッチパネル1で得られる光画像の一例を模式的に示す図である。 本発明の第2実施形態に係る表示装置2の構成を示すブロック図である。 表示装置2の単位回路80の構成を示す回路図である。 表示装置2の単位回路90の構成を示す回路図である。 表示装置2の動作(容量スキャン)を示すタイミングチャートである。 表示装置2の動作(光スキャン)を示すタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態に係る電子機器の制御回路の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る表示装置3の特徴を模式的に示す図である。 表示装置2または3を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。 表示装置2または3を適用した携帯電話機の構成を示す斜視図である。 表示装置2または3を適用した携帯情報端末の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1……センシング回路、2,3,4……表示装置、10……表示単位回路、11……画素回路、20……計測用走査線駆動回路、25……制御線、26……計測用走査線、30……読み出し回路、35……センス線、40,81……光センシング回路、45,86……フォトダイオード、50,91……容量センシング回路、55,96……接触計測用容量素子、56,97……第1電極、57,98……第2電極、500,550……制御回路、60……表示用走査線駆動回路、65……表示用走査線、70……データ線駆動回路、75……データ線、80,90……単位回路、100……計測領域、200,300……表示計測領域。

Claims (2)

  1. 各々が容量の変化を計測して容量計測信号を出力する複数の容量センシング回路および前記複数の容量センシング回路と独立して設けられ、各々が入射光の光量を計測して光計測信号を出力する複数の光センシング回路を備えた電子機器の接触位置特定方法であって、
    前記複数の容量センシング回路を順次走査して容量計測信号を取得する第1ステップと、
    前記取得した容量計測信号に基づいて、対象物が接触面に接触したか否かを判定する第2ステップと、
    前記第2ステップにおいて前記対象物が接触したと判定された後に、前記複数の光センシング回路を順次走査して光計測信号を取得する第3ステップと、
    取得した前記光計測信号に基づいて、前記対象物が接触した接触面の位置を特定する第4ステップとを有し、
    前記第2ステップにおいて前記対象物が接触したと判定されるまで、前記第1ステップと前記第2ステップを繰り返し、
    前記第3ステップと前記第4ステップとの間に、取得した前記光計測信号に基づいて、前記対象物が接触面から離れたか否かを判定する第5ステップを設け、
    前記第5ステップにおいて前記対象物が接触面から離れたと判定されると、前記第1ステップに進み、
    前記第5ステップにおいて前記対象物が接触面に接触していると判定されると、前記第4ステップに進み、
    前記第4ステップが終了すると、前記第1ステップに戻る、
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記第5ステップは、前記光計測信号と基準レベルとを比較し、比較結果に基づいて前記対象物の接触面から離れたか否かを判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器の接触位置特定方法。
JP2008129069A 2008-05-16 2008-05-16 電子機器の接触位置特定方法 Active JP5217618B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008129069A JP5217618B2 (ja) 2008-05-16 2008-05-16 電子機器の接触位置特定方法
US12/428,872 US8310247B2 (en) 2008-05-16 2009-04-23 Method of determining contact position in electronic apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008129069A JP5217618B2 (ja) 2008-05-16 2008-05-16 電子機器の接触位置特定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009277112A JP2009277112A (ja) 2009-11-26
JP5217618B2 true JP5217618B2 (ja) 2013-06-19

Family

ID=41315588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008129069A Active JP5217618B2 (ja) 2008-05-16 2008-05-16 電子機器の接触位置特定方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8310247B2 (ja)
JP (1) JP5217618B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012177953A (ja) * 2009-06-30 2012-09-13 Sharp Corp 光センサおよび表示装置
JP5484097B2 (ja) * 2010-01-27 2014-05-07 株式会社ワコム 位置検出装置および方法
TWI441061B (zh) * 2011-05-18 2014-06-11 Au Optronics Corp 適用於光學式觸控顯示面板的光感測裝置及其應用
KR101906971B1 (ko) * 2012-09-27 2018-10-11 삼성전자주식회사 하이브리드 터치 패널, 하이브리드 터치 스크린 장치 및 이의 구동 방법
CN103034365B (zh) * 2012-12-13 2016-03-09 北京京东方光电科技有限公司 触控显示电路结构及其驱动方法、阵列基板和显示装置
US9639193B2 (en) 2013-04-25 2017-05-02 Beijing Boe Optoelectronics Technology Co., Ltd. Touch-control pixel driving circuit, touch-control pixel driving method, array substrate and liquid crystal display (LCD) device
JP6613044B2 (ja) * 2014-04-22 2019-11-27 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置、表示モジュール、及び電子機器
JP6368139B2 (ja) * 2014-05-07 2018-08-01 株式会社半導体エネルギー研究所 タッチセンサ
KR20160084940A (ko) * 2015-01-06 2016-07-15 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치 및 터치 센서 장치

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6504530B1 (en) * 1999-09-07 2003-01-07 Elo Touchsystems, Inc. Touch confirming touchscreen utilizing plural touch sensors
JP4278944B2 (ja) 2002-09-24 2009-06-17 東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社 光センサ素子、これを用いた平面表示装置
KR100997977B1 (ko) * 2004-01-12 2010-12-02 삼성전자주식회사 광센서 및 이를 이용한 표시 장치
KR101133753B1 (ko) * 2004-07-26 2012-04-09 삼성전자주식회사 감지 소자를 내장한 액정 표시 장치
JP2006189868A (ja) 2005-01-06 2006-07-20 Samsung Electronics Co Ltd 表示装置及びその駆動方法
JP4834482B2 (ja) * 2006-07-24 2011-12-14 東芝モバイルディスプレイ株式会社 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20090284270A1 (en) 2009-11-19
JP2009277112A (ja) 2009-11-26
US8310247B2 (en) 2012-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5217618B2 (ja) 電子機器の接触位置特定方法
KR101560002B1 (ko) 전기 광학 장치, 전자 기기 및 접촉 검출 방법
US8319750B2 (en) Sensing circuit, method of driving sensing circuit, display device, method of driving display device, and electronic apparatus
US9874971B2 (en) Display device
JP4957597B2 (ja) センシング回路、その駆動方法、表示装置および電子機器
JP5382658B2 (ja) タッチセンサ付き表示装置、タッチパネル、タッチパネルの駆動方法、および電子機器
WO2009104667A1 (ja) 光センサ付き表示装置
US20090122024A1 (en) Display Device Provided With Optical Input Function
US20120013595A1 (en) Display device and method of operation thereof
KR20070033532A (ko) 접촉 감지 기능이 있는 표시 장치, 그 구동 장치 및 감지신호 처리 방법
JP2004318819A (ja) 表示装置および情報端末装置
US20090073141A1 (en) Electro-optical device, electronic apparatus and method of detecting indicating object
JP2008027292A (ja) 表示装置
US20100271335A1 (en) Display device having optical sensors
JP5171941B2 (ja) 光センサ付き表示装置
JP2010015505A (ja) 表示装置
JP5243069B2 (ja) 表示装置および電子機器
US8717334B2 (en) Display device and driving method for display device
KR101337259B1 (ko) 표시 장치 및 그의 구동 방법
JP2009146173A (ja) センシング装置、表示装置および電子機器
WO2010150572A1 (ja) 光センサ付き表示装置
JP5407368B2 (ja) 液晶表示装置、その駆動方法および電子機器
JP2009276642A (ja) センシング回路、その駆動方法、表示装置、その駆動方法、及び電子機器
JP5434013B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器、並びに、指示物体の位置検出方法
JP4947805B2 (ja) 表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5217618

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250