JP2009299966A - 水周り設備室の排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吹出口から空気通路内部に水が浸入しても送風ファン等の機器を損傷せしめず、また空気通路内部を常に清浄に維持することのできる、吹出口を備えた水周り設備室の排気装置を提供する。
【解決手段】吸入口24と、排気口29と、空気通路26とを有し、吸入口24より吸入した空気を空気通路26の主通路28を流通させて排気口29から排出させる一方、吸入口24より吸入した空気の一部を、空気通路26の主通路28から分岐した分岐通路36に分岐させて吹出口38から室内に吹き出させるようになすとともに、吹出口38から空気通路26の内部に水が浸入したときに浸入水を排出する排水路58を設けておく。
【選択図】 図1

Description

この発明は水周り設備室の排気装置に関し、詳しくは吸入口から吸入した空気の一部を室内に吹き出す吹出口を備えた排気装置に関する。
従来、キッチンの調理台での調理の際に発生した油分含有の煙を含む空気を吸入口から吸入し、空気通路を流通させた後、排気口から排出させる排気装置において、吸入口から吸入した空気の一部を吹出口より室内に吹き出すようになしたものが公知である。
例えば下記特許文献1にこの種の排気装置が開示されている。
ところで、このような排気装置においては吹出口又は吸入口から空気通路の内部に水が浸入する恐れがあり、而して空気通路内部に水が浸入すると、空気通路に設けてある排気ファン等の機器の損傷の原因となる。
また空気通路の内部に水が浸入して空気通路の壁面に付着したり、空気通路で水が溜まったりすると、そこでカビその他の菌が発生及び繁殖し、汚れを生じてしまう。
またその汚れが堆積すると、場合によって空気通路の閉塞の原因となったりする。
こうした問題はキッチンの排気装置に限らず、吸入口,吹出口を備えたトイレ,浴室その他の水周り衛生室の排気装置において共通に生じ得る問題である。
特開平3−45844号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、吹出口又は吸入口から空気通路内部に水が浸入しても、空気通路内部を常に清浄に維持することのできる、吹出口を備えた水周り設備室の排気装置を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、室内空気の吸入口と、排気口と、空気通路とを有し、該吸入口より吸入した空気を該空気通路の主通路を流通させて該排気口から排出させる一方、該吸入口より吸入した空気の一部を該空気通路の該主通路から分岐した分岐通路に分岐させて吹出口から室内に吹き出させるようになすとともに、該吹出口又は吸入口から該空気通路の内部に浸入した水を排出する排水路が設けてあることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記吸入口が、キッチンの調理台での調理の際に発生した油分含有の煙を含む空気を吸入するものであることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項2において、前記吹出口が、空気の吹出しにより前記煙を含んだ空気を前記吸入口に向けて誘導する誘引流を生ぜしめる誘引流吹出口となしてあることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項2〜3の何れかにおいて、前記主通路から前記吹出口に向う空気の流れを前記排水路側に切り替える切替手段が設けてあることを特徴とする。
請求項5のものは、請求項2〜4の何れかにおいて、前記吹出口には、吹き出した空気を前記吸入口に向けて案内する風向案内部が設けてあり、且つ該風向案内部が、前記吹出口側の一端から先端の他端にかけて連続した曲面形状をなす案内面を有するものとなしてあることを特徴とする。
請求項6のものは、請求項2〜5の何れかにおいて、前記空気通路には湿度検知する湿度センサと、該空気通路を流通する空気を加熱乾燥する加熱手段とが設けてあることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、吸入口より吸入した空気の一部を、空気通路の主通路から分岐した分岐通路を経て吹出口から室内に吹き出させる水周り衛生室の排気装置において、吹出口又は吸入口から空気通路の内部に浸入した水を排出する排水路を設けたもので、本発明によれば、それら吹出口,吸入口から空気通路の内部に水が浸入してもこれを排水路を通じて排出でき、これにより空気通路内に浸入した水によって排気ファン等の機器が損傷するのを良好に防止することができる。
また空気通路内部に浸入した水が空気通路の壁面に付着したり、空気通路内に溜まったりすることによってカビその他の菌がそこで発生増殖し、空気通路に汚れを生ぜしめて、その臭気が室内に漏れ出たり、或いは汚れが堆積してそのことが空気通路の閉塞の原因になったりする問題を解消することができる。
本発明は、キッチンの排気装置に適用し、かかる排気装置をキッチンの調理台での調理の際に発生した油分含有の煙を含む空気を吸入口から吸入し、排気するものとなしておくことができる(請求項2)。
この場合において、上記吹出口を、空気の吹出しにより煙を含んだ空気を吸入口に向けて誘導する誘引流を生ぜしめる誘引流吹出口となしておくことができる(請求項3)。
このようにすれば、調理台での調理に際して発生した煙を含む空気を効果的に吸入口に集めた上で、これを吸入して排気することができる。
これらの場合において上記主通路には、油分を除去するオイルフィルタを主通路を横切る状態で設けておくとともに、主通路におけるオイルフィルタの配置位置よりも上流部に洗浄水の流入通路を接続し、流入通路から主通路に流入させた洗浄水をオイルフィルタを通過して流通させ、以てオイルフィルタを洗浄するようになしておくことができる。
次に請求項4は、主通路から吹出口に向う空気の流れを排水口側に切り替える切替手段を設けたものである。
この請求項4によれば、主通路からの空気の流れを切替手段により排水路側に切り替えておくことで排水路内に空気の流れを生ぜしめることができ、そしてその空気の流れにより排水路内を乾燥し、排水路内で菌の発生や増殖による汚れ或いは汚れの堆積を防止することができる。
尚、この空気の流れは吸入口から空気を吸入して排気を行っている際に行うこともできるし、或いは排気を行わないで単に排水路の乾燥のためを目的として排水路に空気の流れを生ぜしめるようになすこともできる。
ここで切替手段は、吹出口に設けた蓋体にて構成し、蓋体にて吹出口を閉じることで、主通路から吹出口に向う空気の流れを排水路側に切り替えるようになしておくことができる。
このようにしておけば、吹出口からの空気の吹出しを遮断すると同時に、排水路側に空気の流れを切り替えることができ、そして吹出口からの空気の吹出しを遮断することによって、多くの空気の流れを排水路側に導き、排水路を流通させることができる。
次に請求項5は、吹出空気を吸入口に向けて案内する風向案内部を吹出口に設け、且つその風向案内部を、吹出口側の一端側から先端の他端にかけて連続した曲面形状をなす案内面を有するものとなしたものである。
風向案内部における案内面が吹出口の軸線に対し折れ曲った平坦な形状の案内面であると、吹出口から吹き出した空気が風向案内部の案内面に衝突して、そこで空気の流れが乱れ(乱流化し)、吹出口から吹き出した空気の全体を、良好に吸込口に向けて導くことができなくなる。即ち誘引流を良好に生ぜしめられなくなってしまう。
しかるにこの請求項5においては、風向案内部における案内面が連続した曲面形状をなす案内面となしてあるため、吹出口から出た空気は案内面に衝突して多方向に分散したりせず、分岐通路において良好に整えられた流れをそのまま保持しつつ曲面形状の案内面に沿って整流状態で向きを変え且つ強い勢いで吸入口に向って流れることができる。
そしてその際のコアンダ効果により良好に誘引流を生ぜしめることができ、調理の際に発生した煙を全体的に吸込口に向けて誘導することができる。
次に請求項6は、空気通路に湿度検知する湿度センサと、空気通路を流通する空気を加熱乾燥する加熱手段とを設けたもので、この請求項6によれば、排水路の水分によって空気通路内の湿度が高くなったときに湿度センサによる湿度検知、及びこれに基づく空気通路の加熱手段による加熱により、空気通路内を常に乾燥した環境に維持することができ、従って空気通路内が多湿により菌の増殖等によって汚れるのを効果的に防止でき、空気通路内を常に乾燥した清浄な環境に維持することが可能となる。
次に本発明をキッチンの排気装置に適用した場合の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10はキッチンに設置された調理台で、上部に電磁誘導式の加熱ヒータから成るIHクッキングヒータ12を有する調理器具14が設けられている。
16はキャビネットで、その内部に後述する洗浄水の供給源としての電気温水器18が設けられている。
尚、20はフライパンや鍋等の調理容器である。
22は配管構成部材で、キャビネット16の後部且つ調理器具14の上方位置に吸入口24が前方(図中左方)に向けて設けられている。
吸入口24は、調理の際に発生した油分含有の煙を含む空気を吸入するもので、この吸入口24から吸入された空気は、配管構成部材22の内部に形成された空気通路26における主通路28を流通した後、排気口29から室内に排出される。
主通路28は、吸入口24から下向きに立下がる立下り通路28-1と、その下端から上向きに立上る立上り通路28-2とを有しており、その立上り通路に排気ファン30が設けられている。
更にこの排気ファン30の上側位置且つ排気口29に近い位置に、脱臭フィルタ34が立上り通路28-2を横切る状態に設けられている。
ここで脱臭フィルタ34は、主通路28を流通する空気を脱臭するもので、この脱臭フィルタ34を通過し脱臭された空気が上記の排気口29から室内に排出される。
一方、主通路28における立下り通路28-1の上部、詳しくは吸入口24に近い位置に、オイルフィルタ32が空気通路26、詳しくはその立下り通路28-1を横切る状態に設けられている。
オイルフィルタ32は、吸入口24から吸入された空気がオイルフィルタ32を通過して図中下向きに流れる際に、その空気中に含まれる油分を付着させて除去するもので、ここでは金属線材をメッシュ状に組んで成る金網状のものが用いられている。但し、これをパンチングメタル等でも構成可能であるし、樹脂その他材質にてこれを構成することも可能である。
36は、空気通路26における主通路28の末端近傍、詳しくは立上り通路28-2の上端近傍且つ脱臭フィルタ34の下流部から分岐した、空気通路26の分岐通路で、立下り通路36-1と、その下端からキャビネット16の前端側に横向きに延びる横向通路36-2と、その前端から上向きに立上る立上り通路36-3とを有しており、その立上り通路36-3の上端開口が吹出口38とされている。
ここで吹出口38は、上方に向って開口した形状をなしている。
この実施形態では、吸入口24を通じて吸入された空気の一部が分岐通路36側に分岐し、そして分岐通路36を流通した後、吹出口38から室内に吹き出される。
ここで吹出口38は、空気の吹出しにより調理容器20等から発生した油分含有の煙を含んだ空気を吸入口24に向けて誘導する誘引流を生ぜしめる誘引流吹出口を成している。
この吹出口38には、吹出口38からの吹出空気を吸入口24に向けて案内する風向案内部40が設けてある。
ここで風向案内部40は、その案内面が吹出口38の軸線の向きに対し傾斜した、即ち折れ曲った直線形状の平坦な面をなしている。
42は電気温水器18から延び出した配管で、その内部に形成される流入通路44が、上記の空気通路26における主通路28の上端近傍位置、詳しくは立上り通路28-1のオイルフィルタ32の配置位置よりも上流部に接続されている。
またこの流入通路44上には、これを開閉するバルブ46が設けられている。
この流入通路44は、電気温水器からの水(温水)を洗浄水として主通路28に流入させるもので、この流入通路44を通じて主通路28、詳しくは立上り通路28-1に流入した水は、オイルフィルタ32を通過して下向きに流れ、その際にオイルフィルタ32に付着した油分を洗浄して除去する。
このオイルフィルタ32を通過して下向きに流れた洗浄水は、主通路28から分岐した排水路48を通じ、排水トラップ50を経由して床52の下側に配管された排水管54へと流出せしめられる。
上記空気通路26における分岐通路36、詳しくは横向通路36-2には、配管56内部の排水路58の一端(図中左端)が接続されている。
ここで排水路58の一端は、上記の吹出口38の下側且つ分岐通路36における立上り通路36-3に臨む位置で横向通路36-2に接続されている。
この実施形態では、調理容器20から吹きこぼれた水等が吹出口38から空気通路26の一部をなす分岐通路36の立上り通路36-3内に浸入する恐れがあるが、その浸入した水は立上り通路36-3を流れ落ちた後、排水路58へと流入する。
その排水路58は他端(図中右端)が空気通路26の主通路28に接続されており、従って排水路58に流れ込んだ水は、続いて主通路28を経て上記の排水路48へと流下し、床下の排水管54へと排出せしめられる。
尚60は、排水路58における図中左端の接続部の上向きの開口を表しており、また62は、排水路58における主通路28への接続部の横向きの開口を表している。
本実施形態では、調理容器20等から発生した油分含有の煙を含んだ空気が吸入口24から吸入され、そして空気通路26における主通路28を流通して排気口29から排出される。
その際、吸入口24から吸入された空気が主通路28上に設けられたオイルフィルタ32を通過することで、空気に含まれている油分がそこに付着して除去される。また排気口29近傍で脱臭フィルタ34により脱臭された上で、排気口29から室内に排出される。
吸入口24から吸入された空気は、その一部が分岐通路36へと取り出され、そして分岐通路36を流通した後、吹出口38から吹き出される。
その吹出空気は、調理容器20から発生した煙を吸入口24へと誘導する誘引流となり、調理容器20等から発生した煙を含む空気がその誘引流により効率高く吸込口24へと誘導されて、吸入口24から排気通路としての空気通路26内に吸入される。
上記のようにこの煙を含んだ空気中の油分はオイルフィルタ32に付着して空気から除去される。
この場合、オイルフィルタ32に対する特別な洗浄を行わないと、オイルフィルタ32への油分の付着量が次第に多くなり、オイルフィルタ32による油分の除去効率が低下するが、この実施形態では、電気温水器からの水が洗浄水としてオイルフィルタ32を通過せしめられ、その際の洗浄水による洗浄作用によって、オイルフィルタ32に付着した油分が除去される。
従って、オイルフィルタ32は常に油分の付着量の少ない状態に維持されて、吸入口24から吸い込まれた空気からのオイルの除去を効率高く行う。
オイルフィルタ32を洗浄した後の洗浄水は、その後排水路48へと流れ込み、排水トラップ50を経由して床52下の排水管54へと流出する。
また調理容器20から吹き出した水が吹出口38から分岐通路36に流れ込み浸入することがあっても、その浸入水は開口60から排水路58へと流れ込み、続いて排水路48を通じて外部へと良好に排出せしめられる。
以上のような本実施形態によれば、吹出口38から水が浸入しても、これを排水路58を通じて排出でき、浸入した水によって排気ファン30が損傷するのを防止できるとともに、浸入した水が空気通路26の壁面に付着したり、空気通路26内に溜まったりすることによってカビその他の菌がそこで発生増殖し、空気通路26に汚れを生ぜしめて、その臭気が室内に漏れ出たり、或いは汚れが堆積してそのことが空気通路26の閉塞の原因になったりする問題を解消できる。
また吹出口38からの空気の吹出しによる誘引流によって煙を含んだ空気を効果的に吸入口24に集めた上で、これを吸入して排気することができる。
図2及び図3は、本発明の他の実施形態を示している。
図2において、64は吹出口38を開閉する蓋体で、この蓋体64は、吹出口38から空気を吹き出し、また吸入口24から空気を吸入して排気動作を行っているときには、図2に示しているように吹出口38の軸線に対し傾斜した状態、即ち吸入口24の側を向いた状態にあって風向案内部として働く。
一方、図3に示しているように蓋体64にて吹出口38を閉じた状態として排気動作を行ったときには、上記の主通路28から吹出口38に向う空気の流れを排水路58の側に切り替える切替弁(切替手段)としての働きをなす。
この結果、分岐通路36における横向通路36-2を流通した空気は、その全量が排水路58の側へと流れ込んで排水路58を流通し、再び主通路26の側に戻される。
そして排水路58をその空気が流通することによって、排水路58が乾燥せしめられる。
尚このとき、排気口29を閉じた状態として排気ファン30を作動させるようになしても良い。
このときには、排水路58を流通し、主通路26に流れ込んだ空気の全量が再び分岐通路36へと分岐され、排水路58へと導かれる。即ち空気が循環流通せしめられる。
尚本実施形態において、他の構成については図1の実施形態と基本的に同様である。
この実施形態によれば、排水路58内に生ぜしめた空気の流れにより排水路58内を乾燥し、排水路58内で菌の発生や増殖による汚れ或いは汚れの堆積を防止することができる。
尚この空気の流れは、吸入口24から空気を吸入して排気を行っている際に行うこともできるし、或いは排気を行わないで単に排水路58の乾燥のためを目的として排水路58に空気の流れを生ぜしめるようになすこともできる。
本実施形態では、吹出口38に設けた蓋体64を空気の流路切替手段となしていることから、排水路58側への空気の流れの切替えと同時に吹出口38からの空気の吹出しを遮断でき、そして吹出口38からの空気の吹出しを遮断することによって、多くの空気の流れを排水路58側に導いて流通させることができ、排水路をより効率的に乾燥することができる。
図4は本発明の更に他の実施形態を示している。
この例は空気通路26、ここでは主通路28における立上り通路28-2の壁面に、光触媒層(ここでは酸化チタン層)66を設けるとともに、この光触媒層66を活性化させる紫外線を照射する光源68(ここではLED)を設けたものである。
尚、他の構成については上記の実施形態と同様である。
この実施形態の場合、吸入口24から吸入されて主通路28における立上り通路28-2を流通する空気の中に含まれる有機分が光触媒の作用で分解せしめられ、空気が清浄化された上で排気口29から排出され、或いは分岐通路36へと取り出される。
即ち排気口29から排出される空気が常に清浄な空気とされ、また分岐通路36を流通する空気が常に清浄な空気に維持され、従って吹出口38から吹き出される空気もまた清浄な空気に維持される。
尚、ここでは紫外線を照射する光源68が排気ファン30に取り付けられているが、光触媒層66を空気通路26の他の個所に設け、また対応する位置に光源68を設けておくことも可能である。
或いは場合によって空気通路26全体に亘って光触媒層66を設けるとともに、それらに対して紫外線を照射可能な状態に光源68を設けておくといったことも可能である。
図5は本発明の更に他の実施形態を示している。
この例は、主通路28における立上り通路28-2の壁面に除菌イオン発生装置70を設け、この除菌イオン発生装置70から除菌イオンを通路内に放出して、空気中の浮遊菌を除菌するようになした例である。
ここで除菌イオン発生装置70としては例えばシャープ(株)社製のプラズマクラスター(商品名)を好適に用いることができる。
このものは電極間に交流高電圧を印加してプラズマ放電を生ぜしめ、空気を電離させてプラスイオンとマイナスイオンを生ぜしめ、これを通路内空間に放出する。
放出されたプラスイオンとマイナスイオンは浮遊菌を取り囲んでこれを不活化し、浮遊菌の繁殖を抑制しまた除菌作用する。
この実施形態においても、通路内を除菌して汚れ防止することができる。
尚、除菌イオン発生装置70は他の個所に設けておくことも可能である。
図6は本発明の更に他の実施形態を示している。
この例は、調理台10の上面から立ち上るように湾曲形状をなす風向案内部40を吹出口38に設けた例である。
ここで風向案内部40の内面つまり案内面72は、吹出口38側の一端から突出側の先端の他端にかけて連続した曲面形状、具体的にはここでは円弧形状の面となしてある。
尚、他の構成については図1の実施形態と基本的に同様である。
風向案内部における案内面が吹出口38の軸線に対し折れ曲った平坦な形状の案内面であると、吹出口38から吹き出した空気が風向案内部の案内面に衝突して、そこで空気の流れが乱れ(乱流化し)、吹出口38から吹き出した空気の全体を、良好に吸入口24に向けて導くことができなくなる。即ち誘引流を良好に生ぜしめられなくなってしまう。
しかるにこの実施形態においては、風向案内部40における案内面が連続した曲面形状をなす案内面72となしてあるため、吹出口38から出た空気は案内面72に衝突して多方向に分散したりせず、分岐通路36において良好に整えられた流れをそのまま保持しつつ曲面形状の案内面72に沿って整流状態で向きを変え且つ強い勢いで吸入口24に向って流れることができる。
そしてその際のコアンダ効果により良好に誘引流を生ぜしめることができ、調理の際に発生した煙を全体的に吸込口24に向けて誘導することができる。
図7は本発明の更に他の実施形態を示している。
この例は空気通路26、ここでは主通路28と分岐通路36の壁面に湿度検出する湿度センサ74を設けるとともに、主通路28における立上り通路28-2を流通する空気を加熱乾燥するヒータ(加熱手段)76を設けた例である。
尚ここではヒータ76としてネット状のものを用いている。
この実施形態において、空気通路26はオイルフィルタ32を洗浄する洗浄水が流通し、また吹出口38から水が浸入することがあることから、空気通路26の空気が湿ったものとなる可能性がある。
そこでこの実施形態では湿度センサ74にて空気通路26を流通する空気の湿度を監視し、そして湿度が一定以上に高くなったときにはヒータ76を作動させて、流通する空気を乾燥させるようにする。
この実施形態によれば、空気通路26内を常に乾燥した環境に維持することができ、従って空気通路26内が多湿下で菌の増殖等によって汚れるのを効果的に防止でき、空気通路26内を常に乾燥した清浄な環境に維持することができる。
図8は本発明の更に他の実施形態を示している。
この例は、排水路48における排水トラップ50の上流部に逆止弁78を設け、排水トラップ50側からの逆流を逆止弁78にて防止するようになしたものである。
尚逆止弁78には、閉弁作動時にこれを電気信号として取り出すための信号線80が接続してある。
排水路48上に排水トラップ50が設けられていることによって、排水管54側からの臭気の逆流が防止されているが、排水トラップ50の下流側、例えば排水管54側でつまりを生じると、排水が図中上向きに逆流して来る恐れがある。
そこでここでは逆止弁78を設けて、その逆流を防止するようになしており、これにより排水トラップ50の下流側で詰まりが生じた場合においても、排水が空気通路26側に逆流するのを確実に防止することができる。
また逆止弁78が閉弁作動したときに電気信号にてこれを取り出すことで、逆止弁78が閉弁作動したことを知ることができ、これに基づいて洗浄水によるオイルフィルタ32の洗浄を停止し、また詰まりを解消するなどのメンテナンス作業を行うことができる。
尚、上記各実施形態ではオイルフィルタ32の洗浄水の供給源として電気温水器18を用いているが、図9に示しているように食器洗浄器82を洗浄水の供給源として用い、食器洗浄後の洗剤を含んだ排水を、オイルフィルタ32の洗浄水として供給するようになすことも可能である。或いはまた食器洗浄器以外の他の洗浄水の供給源、例えば水道水をそのまま洗浄水として供給するようになすことも可能である。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば排気装置の形態によっては吸入口から水が浸入する場合も生じ得ることから、その浸入水を排水するように排水路58を構成しておくことも可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態の排気装置を示す図である。 本発明の他の実施形態の図である。 図2の排気装置を図2とは異なった作用状態で示した図である。 本発明の更に他の実施形態の図である。 本発明の更に他の実施形態の図である。 本発明の更に他の実施形態の図である。 本発明の更に他の実施形態の図である。 本発明の更に他の実施形態の図である。 本発明の更に他の実施形態の図である。
符号の説明
24 吸入口
26 空気通路
28 主通路
29 排気口
32 オイルフィルタ
36 分岐通路
38 吹出口
40 風向案内部
44 流入通路
58 排水路
64 蓋体(切替手段)
72 案内面
74 湿度センサ
76 ヒータ(加熱手段)

Claims (6)

  1. 室内空気の吸入口と、排気口と、空気通路とを有し、該吸入口より吸入した空気を該空気通路の主通路を流通させて該排気口から排出させる一方、該吸入口より吸入した空気の一部を該空気通路の該主通路から分岐した分岐通路に分岐させて吹出口から室内に吹き出させるようになすとともに、該吹出口又は吸入口から該空気通路の内部に浸入した水を排出する排水路が設けてあることを特徴とする水周り設備室の排気装置。
  2. 請求項1において、前記吸入口が、キッチンの調理台での調理の際に発生した油分含有の煙を含む空気を吸入するものであることを特徴とする水周り設備室の排気装置。
  3. 請求項2において、前記吹出口が、空気の吹出しにより前記煙を含んだ空気を前記吸入口に向けて誘導する誘引流を生ぜしめる誘引流吹出口となしてあることを特徴とする水周り設備室の排気装置。
  4. 請求項2〜3の何れかにおいて、前記主通路から前記吹出口に向う空気の流れを前記排水路側に切り替える切替手段が設けてあることを特徴とする水周り設備室の排気装置。
  5. 請求項2〜4の何れかにおいて、前記吹出口には、吹き出した空気を前記吸入口に向けて案内する風向案内部が設けてあり、且つ該風向案内部が、前記吹出口側の一端から先端の他端にかけて連続した曲面形状をなす案内面を有するものとなしてあることを特徴とする水周り設備室の排気装置。
  6. 請求項2〜5の何れかにおいて、前記空気通路には湿度検知する湿度センサと、該空気通路を流通する空気を加熱乾燥する加熱手段とが設けてあることを特徴とする水周り設備室の排気装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021254741A1 (de) * 2020-06-15 2021-12-23 BSH Hausgeräte GmbH Dunstabzugsvorrichtung und küchenanordnung mit kochfeld und dunstabzugsvorrichtung
EP4027063B1 (de) * 2019-04-30 2023-11-01 BSH Hausgeräte GmbH Dunstabzugsvorrichtung, küchengerät mit kochfeld und dunstabzugsvorrichtung und verfahren zum betreiben einer dunstabzugsvorrichtung

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