JP2009299924A - 熱交換器の固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コア部の放熱面積を損失することなく、ブラケットを介してコンデンサを固定できる熱交換器の固定構造の提供。
【解決手段】 コンデンサ2が樹脂製のブラケット3,4を介してラジエータ1に固定される熱交換器の固定構造において、コンデンサ2が、所定間隔を置いて配置される一対のタンク2a,2bと、一対のタンク2a,2bの間に配置され、両端部がそれぞれ対応するタンク2a,2bに挿通し固定される複数のチューブ2mと、隣接するチューブ2m同士間に配置されるフィン2nとから成るコア部2cと、コア部2cのチューブ2mとフィン2nの積層方向端部に配置され、積層方向外側に向かって開口した略コ字状断面のレインフォース6を備え、ブラケット3,4におけるコンデンサ2との固定部8,14をレインフォース6の略コ字状断面の内側に固定した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱交換器の固定構造に関する。
従来、コンデンサの上下左右両端部がそれぞれ樹脂製のブラケットを介してラジエータに固定される熱交換器の固定構造の技術が公知になっている(特許文献1参照)。
特開2005−186780号公報 特開2007−85616号公報
しかしながら、従来の発明では、ブラケットの挟持部がコンデンサのコア部の端部に上下方向から外嵌する構造を採用しているため、コア部の端部がブラケットの挟持部で覆われてしまい、放熱面積が減少するという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、コア部の放熱面積を損失することなく、ブラケットを介して熱交換器を固定できる熱交換器の固定構造を提供することである。
請求項1記載の発明では、第1熱交換器が樹脂製のブラケットを介して第2熱交換器に固定される熱交換器の固定構造において、上記第1熱交換器が、所定間隔を置いて配置される一対のタンクと、上記一対のタンクの間に配置され、両端部がそれぞれ対応するタンクに挿通し固定される複数のチューブと、隣接するチューブ同士間に配置されるフィンとから成るコア部と、上記コア部のチューブとフィンの積層方向端部に配置され、積層方向外側に向かって開口した略コ字状断面のレインフォースを備え、上記ブラケットにおける第1熱交換器との固定部を上記レインフォースの略コ字状断面の内側に固定したことを特徴とする。
請求項1記載の発明では、ブラケットにおける第1熱交換器との固定部をレインフォースの略コ字状断面の内側に固定している。
これにより、コア部の放熱面積を損失することなく、熱交換器をブラケットを介して固定できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
なお、車両前後方向及び車幅方向を前後方向及び左右方向と称して説明する。
図1は実施例1のコンデンサとラジエータの組み付け状態を示す正面図、図2は図1のS2−S2線における断面図、図3は実施例1のラジエータの正面図、図4は実施例1のコンデンサの正面図、図5は実施例1のコンデンサのヘッダタンクの分解図、図6は同斜視図である。
図7は実施例1のレインフォースの斜視図、図8は実施例1の上部ブラケットの斜視図、図9は実施例1の下部ブラケットの斜視図、図10は実施例1の上部ブラケットのコンデンサへの固定を説明する図、図11は実施例1の下部ブラケットのコンデンサへの固定を説明する図、図12〜14は実施例1のコンデンサとラジエータの固定を説明する図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1に示すように、実施例1の発明では、ラジエータ1(請求項の第2熱交換器に相当)と、ラジエータ1の前方に配置されたコンデンサ2(請求項の第1熱交換器に相当)と、ラジエータ1とコンデンサ2の上部左右両端部同士をそれぞれ固定する上部ブラケット3と、ラジエータ1とコンデンサ2の下部左右両端部同士をそれぞれ固定する下部ブラケット4が備えられている。
図2、3に示すように、ラジエータ1は、上下に所定間隔を置いて配置された一対のタンク1a,1bと、これら両タンク1a,1bの間に配置されたコア部1cとから構成されている。
各タンク1a,1bは、樹脂製でコア部1c側に開口した略器状に形成される他、その開口端部外周がシール部材1dを介して略皿状のチューブレプレート1eに加締め固定されて、内部が密封されている。
タンク1aの後面には、該タンク1a内と連通した円筒状の入力ポート1fが後方へ突設される一方、タンク1bの後面には、該タンク1b内と連通した円筒状の出力ポート1gが後方へ突設されている。
また、タンク1a及びタンク1bの左右両端部にはそれぞれ円柱状の車両搭載ピン1hが突設されている。
さらに、タンク1aの左右両端部付近には、前方へ開口された螺子孔1iがそれぞれ形成される一方、タンク1bの左右両端部には、前方へ突設された平板状の載置部1jが形成されると共に、この載置部1jには上下方向に貫通形成された挿入孔1kが形成されている。
コア部1cは、両端部がそれぞれ対応するチューブプレート1eに挿通し固定された複数の偏平管状のチューブ1mと、隣接するチューブ1mに波状の頂部が接合された波板状のフィン1nとから構成されている。
また、コア部1cの積層方向両側は、両端部がそれぞれ対応するチューブプレート1eに挿通し固定されたレインフォース1oでそれぞれ連結補強されている。
なお、ラジエータ1のコア部1cは、レインフォース1oを含めて全てアルミ製であり、各構成部材の接合部同士のうちの少なくとも一方にはろう材(ブレージングシート)が設けられ、これらは予め仮組みされた状態で熱処理されることにより、各接合部同士がろう付け接合されている。
図4に示すように、コンデンサ2は、左右に所定間隔を置いて配置された一対のヘッダタンク2a,2b(請求項のタンクに相当)と、両ヘッダタンク2a,2bの間に配置されるコア部2c等から構成されている。
ヘッダタンク2aは、4枚のディバイドプレート2dで3つの室R1,R3,R6に区分けされる他、室R1に連通した入力ポート2eを有する入力コネクタ2fが設けられる一方、室R6に連通した出力ポート2gを有する出力コネクタ2hが設けられている。
ヘッダタンク2bは、4枚のディバイドプレート2dで3つの室R2,R4,R5に区分けされる他、接続管2i,2jを介して室R4,R5に連通したレシーバタンク2kが設けられている。
さらに詳述すると、図5、6に示すように、各ヘッダタンク2a,2bのタンク本体5は略コ字状断面を有する半筒状の分割体5aと、各ディバイドプレート2dを介装した状態で、分割体5aに最中状に重ねられる略コ字状断面を有する半筒状の分割体5bとから構成されている。
分割体5aには、後述するレインフォース6の端部を挿通し固定するためのレインフォース孔5cと、チューブ2mの端部を挿通し固定するためのチューブ孔5dがそれぞれバーリング加工により環状突起状に形成されている。
また、分割体5aにおけるディバイドプレート2dが介装される位置には、該ディバイドプレート2dのコア部2c側を挟持した状態で固定支持する一対のビード5eが内側に向かって突設されている。
また、分割体5aにおける略コ字状断面の対向する側壁には、分割体5aの外周一部に加締め固定される一対の係止部5fが長手方向に沿って複数形成されている。
一方、分割体5bにおけるディバイドプレート2dが介装される位置には、該ディバイドプレート2dに形成された凸部5gが挿入固定される固定孔5hが形成されている。
さらに、タンク本体5の長手方向両端部に介装されたディバイドプレート2dは、該長手方向両端部よりも所定寸法だけ内側に配置され、これによって、タンク本体5の長手方向両端部に外側に開口した開口部5iがそれぞれ形成されている。
さらに、タンク本体5の分割体5aの長手方向両端部には、それぞれ対応する開口部5iに貫通した状態で係止孔5j(請求項の第2係止孔に相当)が形成されている。
なお、入力コネクタ2f及び出力コネクタ1hにおけるヘッダタンク2aとの固定構造は公知と同様であるため、その説明は省略する(特許文献2参照)。
コア部2cは、両端部がそれぞれ対応するヘッダタンク2a,2bに挿通し固定された複数の偏平管状のチューブ2mと、隣接するチューブ2mに波状の頂部が接合された波板状のフィン2nとから構成されている。
また、コア部2cの積層方向両側は、両端部がそれぞれ対応するヘッダタンク5,6に挿通し固定されたレインフォース6でそれぞれ連結補強されている。
図7に示すように、レインフォース6は、略コ字状断面を有して左右方向に延設される他、その長手方向両端部付近における略コ字状断面の対向する側壁6a,6bには前後方向に貫通形成された係止孔6c(請求項の第1係止孔に相当)が左右に離間してそれぞれ形成されている。
また、ヘッダタンク2a,2bの各レインフォース孔5cに挿通し固定される長手方向端部は平板状に形成されている。
なお、コンデンサ2の各構成部材は全てアルミ製であり、各構成部材の接合部同士のうちの少なくとも一方にはろう材(ブレージングシート)が設けられ、これらは予め仮組みされた状態で熱処理されることにより、各接合部同士がろう付け接合されて、一体的に形成されている。
なお、レシーバタンク2kは内部構造に応じて熱処理後にコンデンサ2に対して固定する。
図8に示すように、上部ブラケット3は、樹脂で一体的に形成される他、ラジエータ1との固定部7には円形状の挿通孔7aが形成される一方、コンデンサ2との固定部8には、前後方向に対向した位置にそれぞれ突設された係止部9(請求項の第1係止部に相当)が左右方向に所定間隔を置いて形成されている。
さらに、固定部8には、略十字状断面を有する柱状の挿入部10が下方へ突設される他、この挿入部10に近接してアーム状の係止部11(請求項の第2係止部に相当)が下方へ突設されている。
また、上部ブラケット3には前方へ開口された複数の開口部12が形成されることにより軽量化が図られている。
図9に示すように、下部ブラケット4は、樹脂で一体的に形成される他、ラジエータ1との固定部13は平板状に形成される一方、コンデンサ2との固定部14には、上部ブラケット3と同形状の一対の係止部9、挿入部10、アーム状の係止部11、及び開口部12がそれぞれ形成されている。
次に、実施例1の作用を説明する。
<コンデンサとラジエータの固定について>
ラジエータ1にコンデンサ2を固定する際には、先ず、図10に示すように、コンデンサ2の上部左右両端部において、上部ブラケット3の固定部8を上方のレインフォース6の略コ字状断面の開口側から挿入して、各係止部9をそれぞれ対応する係止孔6cに内側から係止させると同時に、挿入部10をタンク本体5の開口部5iに挿入固定して、係止部11の先端をタンク本体5の係止孔5jに外側から係止させる(図2参照)。
この際、係止部9の樹脂による弾性力を利用してレインフォース6の対向する側壁6a,6bを僅かに外側へ押し開きつつ、コンデンサ2側の固定部8の下端部を挿入できる。
また、係止部11はアーム状に形成されているため、挿入部10をタンク本体5の開口部5iに挿入する際に樹脂の弾性力を利用して外側へ開くように弾性変形させた後、係止孔5jに係止できる。
これにより、上部ブラケット3をコンデンサ2の上方のレインフォース6とタンク本体5に位置決めした状態で容易に固定できる。
次に、図11に示すように、コンデンサ2の下部左右両端部において、上部ブラケット3と同様に、下部ブラケット4の固定部14を下方のレインフォース6の略コ字状断面の開口側から挿入して、各係止部9をそれぞれ対応する係止孔6cに内側から係止させると同時に、挿入部10をタンク本体5の開口部5iに挿入固定して、アーム状の係止部11の先端を樹脂の弾性力を利用してタンク本体5の係止孔5jに外側から係止させる(図2参照)。
これにより、下部ブラケット4をコンデンサ2の下方のレインフォース6とタンク本体5に位置決めした状態で容易に固定できる。
次に、図12、13に示すように、コンデンサ2をラジエータ1の上方に配置し、その下部左右両端部において、下部ブラケット4の固定部13をラジエータ1の載置部1jの挿入孔1kに挿入して、該コンデンサ2を載置部1jに固定支持させる。
最後に、図14に示すように、コンデンサ2の上部左右両端部において、上部ブラケット3の挿通孔3bを介してボルト15をラジエータ1の螺子孔1iに螺合して締結することにより、コンデンサ2をラジエータ1に固定する(図1参照)。
<ラジエータの作動について>
コンデンサ2が固定されたラジエータ1は、車両搭載ピン1hを用いて図示しないラジエータコアサポートに固定された状態で車両のエンジンルームに搭載される。
また、入力ポート1fと出力ポート1gはエンジンと環状に接続されて、エンジン冷凍サイクルが形成される。
そして、入力ポート1fを介してエンジン側からタンク1aに流入した80℃前後の高温な流通媒体は、コア部1cの各チューブ1mを介してタンク1bに流入する間にコア部1cを通過する車両走行風または図示しないファンの強制風と熱交換されて60℃前後まで冷却される。
また、タンク1bに流入した流通媒体は、出力ポート1gを介して再びエンジン側へ送出され、熱交換器として機能する。
<コンデンサの作動について>
コンデンサ2は、車室内空調用冷凍サイクルにおいて入力コネクタ2fの入力ポート2eが図示しないコンプレッサ側に接続される共に、出力コネクタ2hの出力ポート2gが図示しないエバポレータ側に接続される。
そして、入力ポート2eを介してエンジン側からヘッダタンク2aの室R1に流入した60℃前後の高温な流通媒体は、先ず、コア部2cのそれぞれ対応するチューブ2mを介してヘッダタンク2bの室R2、ヘッダタンク2aの室R3、ヘッダタンク2bの室R4の順番にターンしながら流通する間にコア部2cを通過する車両走行風または図示しないファンの強制風と熱交換されて冷却される。
次に、ヘッダタンク2bの室R4に流入した流通媒体は、接続管2iからレシーバタンク2kに流入して気液分離された後、接続管2jを介してヘッダタンク2bの室R5に流入する。
次に、ヘッダタンク2bの室R5に流入した流通媒体は、コア部2cの対応するチューブ2mを介してヘッダタンク2aの室R6に流入する間にコア部2cを通過する車両走行風または図示しないファンの強制風と熱交換されて45℃前後まで過冷却された後、出力コネクタ2hの出力ポート2gを介してエバポレータ側へ送出され、熱交換器として機能する。
<上部ブラケット及び下部ラケットにおけるコンデンサとの固定について>
このように、実施例1では、上部ブラケット3及び下部ブラケット4の固定部8,14がコンデンサ2のレインフォース6の略コ字状断面の内側に内嵌した状態で固定されるため、両ブラケット3,4によってコア部2cの端部が覆われることがなく、放熱面積が損失するのを回避できる。
また、挿入部10と係止部11を用いて上部ブラケット3及び下部ブラケット4をタンク本体5に固定したことにより、両ブラケット3,4をより安定した状態でコンデンサ2に固定できると同時に、ラジエータ1との固定を堅固にできる。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、実施例1の発明では、コンデンサ2が樹脂製のブラケット3,4を介してラジエータ1に固定される熱交換器の固定構造において、コンデンサ2が、所定間隔を置いて配置される一対のタンク2a,2bと、一対のタンク2a,2bの間に配置され、両端部がそれぞれ対応するタンク2a,2bに挿通し固定される複数のチューブ2mと、隣接するチューブ2m同士間に配置されるフィン2nとから成るコア部2cと、コア部2cのチューブ2mとフィン2nの積層方向端部に配置され、積層方向外側に向かって開口した略コ字状断面のレインフォース6を備え、ブラケット3,4におけるコンデンサ2との固定部8,14をレインフォース6の略コ字状断面の内側に固定したため、コア部2cの放熱面積を損失することなく、ブラケット3,4を介してコンデンサ2を固定できる。
また、レインフォース6の略コ字状断面の対向する側壁6a,6bにそれぞれ第1係止孔6cを形成し、ブラケット3,4の固定部8,14に、各係止孔6cに内側から係止可能な係止部9を形成したため、簡便な構造でもってブラケット3,4をレインフォース6に固定できる。
また、ブラケット3,4におけるコンデンサ2との固定部8,14をヘッダタンク2a,2bに固定したため、ブラケット3,4をより安定した状態でコンデンサ2に固定できると同時に、ラジエータ1との固定を堅固にできる。
また、ヘッダタンク2a,2bの長手方向端部に長手方向外側に開口した開口部5iを形成すると共に、該開口部5iを形成する分割体5bに係止孔5jを形成し、ブラケット3,4の固定部8,14に、タンクの開口部5iに挿入固定する挿入部10と、係止孔5jに外側から係止する係止部11とを形成したため、簡便な構造でもってブラケット3,4をヘッダタンク2a,2bに固定できる。
以下、実施例2を説明する。
実施例2において、実施例1と同様の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
図15は実施例2のコンデンサとラジエータの組み付け状態を示す正面図、図16は実施例2の上部ブラケットの斜視図、図17は実施例2の下部ブラケットの斜視図、図18は実施例2のラジエータの上部の固定部を説明する斜視図、図19は実施例2のラジエータの下部の固定部を説明する斜視図である。
図20は実施例2の上部ブラケットのコンデンサへの固定を説明する図、図21は実施例2の下部ブラケットのコンデンサへの固定を説明する図、図22、23は実施例2のコンデンサとラジエータの固定を説明する図、図24は実施例2のコンデンサとラジエータの上部の固定を説明する斜視図、図25は実施例2のコンデンサとラジエータの下部の固定を説明する斜視図である。
実施例2では、上部ブラケット3及び下部ブラケット4の形状、及びコンデンサ2とラジエータ1との固定方法が異なるという点が実施例1と異なる。
具体的には、図15、16に示すように、実施例2の上部ブラケット3のラジエータ1との固定部7は略L字状断面に形成されている。
また、実施例1で説明した上部ブラケット3の挿入部10及び係止部11は省略されている。
図15、17に示すように、実施例2の下部ブラケット4は、略矩形状の本体20が設けられて強度が高く設定されると共に、この本体20の上方にはコンデンサ2との固定部14が形成される一方、下方にはラジエータ1側の固定部13として左右方向へ突出する回転軸21がそれぞれ設けられている。
また、実施例1で説明した上部ブラケット3の挿入部10及び係止部11は省略されている。
図18に示すように、ラジエータ1のタンク1aの左右両端部は、実施例1で説明した螺子孔1iの代わりに、前方へ突出した平板状の固定部22が突設されると共に、この固定部22の前端には下方へ屈折した爪状の係止部23が形成されている。
その他、車両搭載ピン1hの形成位置が実施例1とは異なるがこの限りではない。
図19に示すように、ラジエータ1のタンク1bの前面には、下方へ延設された平板状の壁部24が該タンク1bの長手方向に亘って形成されている。
また、壁部24の左右両端部において、実施例1で説明した載置部1jの代わりに、前方へ突設された平板状の固定部25が対向した状態で形成されると共に、各固定部24の上面前方側には上方に開口された切欠孔26が対向した位置に形成されている。
次に、実施例2の作用を説明する。
<コンデンサとラジエータの固定について>
ラジエータ1にコンデンサ2を固定する際には、先ず、図20に示すように、コンデンサ2の上部左右両端部において、上部ブラケット3の固定部8を上方のレインフォース6の略コ字状断面の開口側から挿入して、各係止部9をそれぞれ対応する係止孔6cに内側から係止させる。
これにより、上部ブラケット3をコンデンサ2の上方のレインフォース6に位置決めした状態で容易に固定できる。
次に、図21に示すように、コンデンサ2の下部左右両端部において、上部ブラケット3と同様に、下部ブラケット4の固定部14を下方のレインフォース6の略コ字状断面の開口側から挿入して、各係止部9をそれぞれ対応する係止孔6cに内側から係止させる。
これにより、下部ブラケット4をコンデンサ2の下方のレインフォース6に位置決めした状態で容易に固定できる。
次に、図22に示すように、コンデンサ2をラジエータ1の斜め上方に傾斜させた状態として、その下部左右両端部において、下部ブラケット4の各回転軸21をそれぞれ対応する固定部25の切欠孔26に挿入した後、該回転軸21を中心にコンデンサ2をラジエータ1側に回動して起立させる。
この際、図23に示すように、上部ブラケット3の固定部7の略L字断面状の側壁7aが固定部22の係止部23を押圧して該固定部22を上方へ弾性変形させた後、係止部23が側壁7aに係止することにより、コンデンサ2をラジエータ1に固定できる(図24参照)。
なお、図25に示すように、本体20の下面後方は固定部3cの上面に当接し、さらに回転軸21が切欠孔26に当接していることからコンデンサ2がラジエータ1側へ倒れることはない。
勿論、コンデンサ2のラジエータ1側への傾倒防止を目的としてラジエータ1の固定部22の下面に凸部を設けて側壁7aを係止部23との間で挟持させるようにしても良い。
従って、実施例2では、実施例1の作用・効果に加えて、コンデンサ2をラジエータ1の斜め上方に傾斜させた状態として、下部ブラケット4の各回転軸21をそれぞれ対応する固定部25の切欠孔26に挿入した後、該回転軸21を中心にコンデンサ2をラジエータ1側に回動して起立させる動作でもってこれら両者を容易に固定でき、ボルト締結作業を省略できる。
また、実施例1に比べて、コンデンサ2をラジエータ1の斜め上方から移動させるため、これらの組み付け際に両者が互いに接触してコア部1c,2cが損傷するのを防止できる。
以上、実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、第1熱交換器及び第2熱交換器の種類は適宜設定でき、例えば、インタークーラやオイルクーラ等に適用しても良い。
また、図26に示すように、実施例1において、挿入部10と係止部11を省略した上部ブラケット30を採用して、図27に示すように、実施例1と同様にラジエータ1に対してボルト締結するようにしても良い。
同様に、図28に示すように、実施例1において、挿入部3eと係止部3fを省略すると共に、実施例2で説明した本体20を備える下部ブラケット40を採用しても良い。
この際、図29に示すように、強度が高い本体20をより大きな接触面積で載置部1jに載置できるため、コンデンサ2をより安定した状態で固定支持できる。
さらに、図30に示すように、実施例2において、ラジエータ1の固定部22を対向した状態で前方に突設された一対の固定部50とすると共に、この固定部50の先端に内側に突出した係止部50aを形成する一方、上部ブラケット3の固定部7の側壁7aに前方へ屈折した鍔部51を形成し、図31に示すように、両固定部50を離間する方向へ弾性変形させながら係止部50aを側壁7aに係止させるようにしても良い。
この際、鍔部51が係止部50aに当接して上部ブラケット3、換言するとコンデンサ2の上方への移動を規制できる。勿論、鍔部51に相当する部位を固定部50側に設けても良い。
実施例1のコンデンサとラジエータの組み付け状態を示す正面図である。 図1のS2−S2線における断面図である。 実施例1のラジエータの正面図である。 実施例1のコンデンサの正面図である。 実施例1のコンデンサのヘッダタンクの分解図である。 実施例1のコンデンサのヘッダタンクの斜視図である。 実施例1のレインフォースの斜視図である。 実施例1の上部ブラケットの斜視図である。 実施例1の下部ブラケットの斜視図である。 実施例1の上部ブラケットのコンデンサへの固定を説明する図である。 実施例1の下部ブラケットのコンデンサへの固定を説明する図である。 実施例1のコンデンサとラジエータの固定を説明する図である。 実施例1のコンデンサとラジエータの固定を説明する図である。 実施例1のコンデンサとラジエータの固定を説明する図である。 実施例2のコンデンサとラジエータの組み付け状態を示す正面図である。 実施例2の上部ブラケットの斜視図である。 実施例2の下部ブラケットの斜視図である。 実施例2のラジエータの上部の固定部を説明する斜視図である。 実施例2のラジエータの下部の固定部を説明する斜視図である。 実施例2の上部ブラケットのコンデンサへの固定を説明する図である。 実施例2の下部ブラケットのコンデンサへの固定を説明する図である。 実施例2のコンデンサとラジエータの固定を説明する図である。 実施例2のコンデンサとラジエータの固定を説明する図である。 実施例2のコンデンサとラジエータの上部の固定を説明する斜視図ある。 実施例2のコンデンサとラジエータの下部の固定を説明する斜視図である。 その他の実施例のコンデンサとラジエータの固定を説明する図である。 その他の実施例のコンデンサとラジエータの固定を説明する図である。 その他の実施例のコンデンサとラジエータの固定を説明する図である。 その他の実施例のコンデンサとラジエータの固定を説明する図である。 その他の実施例のコンデンサとラジエータの固定を説明する図である。 その他の実施例のコンデンサとラジエータの固定を説明する図である。
符号の説明
1 ラジエータ
1a タンク
1b タンク
1c コア部
1d シール部材
1e チューブレプレート
1f 入力ポート
1g 出力ポート
1h 車両搭載ピン
1i 螺子孔
1j 載置部
1k 挿入孔
1m チューブ
1n フィン
1o レインフォース
2 コンデンサ
2a、2b ヘッダタンク
2c コア部
2d ディバイドプレート
2e 入力ポート
2f 入力コネクタ
2g 出力ポート
2h 出力コネクタ
2i、2j 接続管
2k レシーバタンク
2m チューブ
2n フィン
1m チューブ
1n フィン
3 上部ブラケット
4 下部ブラケット
5 タンク本体
5a、5b 分割体
5c レインフォース孔
5d チューブ孔
5e ビード
5f 係止部
5g 凸部
5h 固定孔
5i 開口部
5j 係止孔
6 レインフォース
6a、6b 側壁
6c 係止孔
7 固定部
7a 挿通孔
8 固定部
9 係止部
10 挿入部
11 係止部
12 開口部
13 固定部
14 固定部
15 ボルト
20 本体
21 回転軸
22 固定部
23 係止部
24 壁部
25 固定部
26 切欠孔

Claims (4)

  1. 第1熱交換器が樹脂製のブラケットを介して第2熱交換器に固定される熱交換器の固定構造において、
    前記第1熱交換器が、所定間隔を置いて配置される一対のタンクと、
    前記一対のタンクの間に配置され、両端部がそれぞれ対応するタンクに挿通し固定される複数のチューブと、隣接するチューブ同士間に配置されるフィンとから成るコア部と、
    前記コア部のチューブとフィンの積層方向端部に配置され、積層方向外側に向かって開口した略コ字状断面のレインフォースを備え、
    前記ブラケットにおける第1熱交換器との固定部を前記レインフォースの略コ字状断面の内側に固定したことを特徴とする熱交換器の固定構造。
  2. 請求項1記載の熱交換器の固定構造において、
    前記レインフォースの略コ字状断面の対向する側壁にそれぞれ第1係止孔を形成し、
    前記固定部に、各第1係止孔に内側から係止可能な第1係止部を形成したことを特徴とする熱交換器の固定構造。
  3. 請求項1または2記載の熱交換器の固定構造において、
    前記固定部を前記タンクに固定したことを特徴とする熱交換器の固定構造。
  4. 請求項3記載の熱交換器の固定構造において、
    前記タンクの長手方向端部に長手方向外側に開口した開口部を形成すると共に、該開口部を形成する側壁に第2係止孔を形成し、
    前記固定部に、タンクの開口部に挿入固定する挿入部と、第2係止孔に外側から係止する第2係止部とを形成したことを特徴とする熱交換器の固定構造。
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