JP2009299586A - 燃料電池用エゼクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】可変な流量域においてノズルからの燃料ガスの安定した吐出量を確保すること。
【解決手段】エゼクタ本体のインレットポート32aを介して供給された水素を吐出するノズル孔46aを有するノズル46と、前記ノズル孔46aから吐出される水素と循環通路24を介して燃料電池12から排出されて戻された水素オフガスとを混合するディフューザ48と、ソレノイド74の駆動作用によって軸方向に沿って変位可能に設けられたニードル50と、前記ノズル46の中空部44内に保持され前記ニードル50を変位可能に軸支する貫通孔56を有する軸受部材58とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池システムに組み込まれる燃料電池用エゼクタに関する。
近年、固体高分子型燃料電池(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)等の燃料電池を搭載した燃料電池自動車の開発が盛んである。この燃料電池自動車は、燃料電池の発電電力によってモータを回転させ走行する。
燃料電池は、一般に、複数の単セルが積層されたスタックによって構成される。単セルは、MEA(Membrane Electrode Assembly:膜電極接合体)を備えている。そして、MEAのアノードに燃料ガス(水素)が、カソードに酸化剤ガス(酸素を含む空気)がそれぞれ供給されると、各単セルにおいて電位差が発生し、次いで、燃料電池に接続されるモータ等の外部負荷と電気的に接続されることにより、燃料電池が発電する。
燃料電池を含む燃料電池システムでは、燃料電池から排出された燃料オフガス(水素オフガス)を、燃料電池に対して新たに供給される燃料ガス(水素)と混合して再循環させることにより、燃料ガスを有効活用すると共に、固体高分子型燃料電池のエネルギ効率を向上させることが提案されている。この場合、従来技術では、エゼクタを用いて燃料オフガスを再循環させる燃料電池システムが知られている。
ところで、このエゼクタを用いた燃料電池システムでは、1つのエゼクタを構成するノズルのノズル径及びディフューザ径がそれぞれ固定されているため、例えば、前記燃料電池システムが搭載された燃料電池自動車の種々の運転状況(例えば、アイドル運転時から高速運転時までの種々の運転状況)に対応して燃料電池に対して燃料ガスを供給することが困難である、と指摘されている。
この点に関し、特許文献1には、ユニット本体内に、ノズル径がそれぞれ異なる3つのノズルを備えた第1〜第3エゼクタと、前記第1〜第3エゼクタに対して燃料ガスの供給通路を切り換える第1切換弁及び第2切換弁とを配設し、第1切換弁と第2切換弁とのオン・オフ動作の組み合わせによって、第1〜第3エゼクタ中から選択された所望のエゼクタに対して燃料ガスを切り換えて供給することが可能な燃料電池の流体供給装置が開示されている。
特開2004−178843号公報
しかしながら、前記燃料電池の流体供給装置では、ノズル径がそれぞれ異なる3つのエゼクタと、前記エゼクタに対する燃料ガスの供給通路を切り換える電磁弁からなる2つの切換弁がユニット本体内に配設されているため、どうしても装置全体が大型化することが避けられず、装置全体を小型・軽量化したいという要請がある。
また、エゼクタのノズルから吐出される燃料ガスの吐出量を安定化させ、安定した流量の燃料ガスを燃料電池に対して供給することが要望されている。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、可変な流量域においてノズルからの燃料ガスの安定した吐出量を確保すると共に、小型・軽量化を達成することが可能な燃料電池用エゼクタを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、燃料ガス供給手段から燃料ガスが供給されるインレットポートと、燃料電池に連通する燃料ガス供給通路に接続されるアウトレットポートと、循環通路に接続され燃料電池から排出されて戻された燃料オフガスが吸入される吸引ポートとが設けられたエゼクタ本体と、前記インレットポートを介して供給された燃料ガスを吐出するノズル孔を有するノズルと、前記ノズル孔から吐出される燃料ガスと前記循環通路を介して燃料電池から排出されて戻された燃料オフガスとを混合するディフューザと、前記ノズルの中空部内に軸方向に沿って延在するニードルを有し、前記ニードルが前記ノズル孔に沿って進退動作することにより前記ノズル孔における吐出断面積を調整するノズル孔断面積調整機構と、前記ノズルの中空部内に保持され、前記ニードルを変位可能に軸支する貫通孔を有する軸受部材とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ノズルの中空部内にニードルを軸支する軸受部材を配設し、前記軸受部材に形成された貫通孔によってニードルを軸方向に沿って変位可能に軸支することにより、ノズルの軸線とニードルの軸線と軸受部材の軸線とをそれぞれ一致させて同軸性を確保することが容易となり、ノズルのノズル孔の先端から吐出される燃料ガスの安定した流量特性を得ることができる。
換言すると、ノズル孔を有するノズルの内部に軸受部材が保持されて、前記軸受部材の軸方向に沿って変位するニードルの先端部分と、ノズル孔の先端との同軸性を向上させ、ニードルの先端部分とノズル孔の内径部との間の離間ギャップが均一又は略均一に設定されることにより、ノズル孔から吐出される燃料ガスの良好な流量安定性を達成することができる。
仮に、ニードルを軸支する軸受部材がノズルの内部以外の部位(例えば、ノズルから離間した外部であってノズル孔と反対側の軸方向に沿った部位等)に設けられた場合、ノズルをエゼクタ本体に取り付けるときに軸受部材との間で、例えば、製造誤差や取付誤差等に起因して同軸性が確保されない場合があり、ノズルと軸受部材との同軸性を確保する作業が必要となり、組付作業が煩雑となる。
これに対して、本発明では、ニードルを変位可能に軸支する軸受部材をノズルの内部に配設することにより、ノズルと軸受部材との同軸性を確保することが容易となり組付作業を簡便に遂行することができる。
なお、本発明では、ノズル孔断面積調整機構によって燃料ガスが吐出されるノズル孔の断面積を変化させた場合であっても、軸受部材に沿って変位するニードルが前記軸受部材の貫通孔内に軸支されて同軸性を有することから、ノズルからの吐出量が変化(可変)しても安定した流量特性を得ることができる。
また、本発明では、ノズルの径方向の外周面に、エゼクタ本体に設けられたインレットポートから供給された燃料ガスを、前記ノズルの中空部内に導入する複数の燃料ガス導入孔を設けることにより、ノズルの吐出(噴射)効率を増大させると共に、負圧作用によって発生する燃料オフガスの吸引効率を向上させることができる。
さらに、本発明では、貫通孔が軸方向に沿って形成された円筒体によって軸受部材を構成し、下記の式を充足させることにより、ニードルをノズルのノズル孔の内径部に対して非接触状態で保持することができる。
(D1−D2)L2/L1<(D4−D3)/2
但し、
D1;軸受部材の貫通孔の内径
D2;軸受部材によって軸支されるニードルの外径
D3;ノズル孔を挿通するニードルの外径
D4;ノズルのノズル孔の内径
L1;軸受部材の軸方向に沿った長さ
L2;軸受部材とノズル孔との軸方向に沿った離間距離
とする。
本発明では、前記の式を充足させるようにD1〜D4、L1、L2からなる各パラメータを設定することにより、ニードルが変位した場合であっても、前記ニードルをノズルのノズル孔の内径部に対して非接触状態で簡便に保持することができる。
可変な流量域においてノズルからの燃料ガスの安定した吐出量を確保すると共に、小型・軽量化を達成することが可能な燃料電池用エゼクタを得ることができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るエゼクタが組み込まれた燃料電池システムのブロック構成図、図2は、前記エゼクタの軸方向に沿った縦断面図、図3は、図2のエゼクタにおいてノズル孔の縦断面積が変化した状態を示す縦断面図である。
図1に示されるように、燃料電池システム10は、燃料電池12と、内部に高圧の水素ガスが充填され、前記燃料電池12に対し燃料ガスとして前記水素ガスを供給する水素タンク(燃料ガス供給手段)14と、前記燃料電池12に対して酸化剤ガス(酸素)を含む圧縮エアを供給するエアコンプレッサ16と、前記燃料電池12から排出された未反応の水素を気体(水素)と液体(水)とに分離すると共に、前記分離された水素を、前記燃料電池12から排出される未反応のエアによって希釈する気液分離及び希釈部18とを備えて構成される。
燃料電池12は、例えば、固体高分子電解質型燃料電池(PEFC)からなり、図示しない燃料電池自動車等の車両に搭載される。この燃料電池12は、複数の単セル(図示せず)が積層して構成された図示しないスタック本体を有し、燃料ガスとして水素が供給されるアノードと、酸化剤ガスとして、例えば、酸素を含むエアが供給されるカソードとを備える。
前記水素タンク14と前記燃料電池12との間には、水素供給通路(燃料ガス供給通路)20が設けられ、前記水素供給通路20中には、燃料電池用エゼクタとして機能するエゼクタ22が配設される。このエゼクタ22は、燃料電池12から排出された燃料オフガスである未反応の水素(以下、水素オフガスという)をフィードバックさせる循環通路24に接続され、水素タンク14から供給される水素と燃料電池12からフィードバックされる水素オフガスとを混合させて燃料電池12に対して再供給(再循環)するものである。
なお、前記水素タンク14と前記エゼクタ22との間には、エアコンプレッサ16からのエアをパイロット圧信号として導入し、燃料電池12に対して供給される水素の圧力を所定圧力に調圧するレギュレータ等を含む水素圧力調圧部(図示せず)が設けられる。
前記エアコンプレッサ16と前記燃料電池12との間には、エア供給通路26が設けられ、前記エア供給通路26には、前記エアコンプレッサ16から供給された乾燥エアを加湿する加湿器28が配設される。前記加湿器28によって加湿されたエアは、エア供給通路26を介して燃料電池12のカソード側に導入される。
前記気液分離及び希釈部18には、例えば、燃料電池12のアノードに溜まった水やカソードから電解質膜を透過してアノードに混入した窒素ガスを含む燃料ガスを図示しない希釈器側にパージする図示しない水素パージ弁や、燃料電池12から排出される水分を含んだ水素ガスを、水素と水とに分離する図示しないキャッチタンクや、前記キャッチタンクに溜まったドレンを排出する管路を開閉する図示しないドレン弁等が設けられる。
次に、エゼクタ22について説明する。
このエゼクタ22は、エゼクタ本体を有し、図2及び図3に示されるように、前記エゼクタ本体には、フィルタ30を介して水素供給通路20に接続され水素タンク14から比較的高圧な水素が供給されるインレットポート32aと、燃料電池12に連通する水素供給通路20に接続され前記水素タンク14から供給された水素と水素オフガスとが混合された混合ガスが排出されるアウトレットポート32bと、循環通路24に接続され前記循環通路24を介して水素オフガスが吸入される吸引ポート32cとが設けられる。
前記エゼクタ本体は、インレットポート32a及び吸引ポート32cに連通し水平方向に沿って貫通する第1空間部34aが形成された第1ブロック体36aと、前記第1ブロック体36aの一方の側面に第1シール部材38aを介して連結され、前記第1空間部34a及びアウトレットポート32bに連通し水平方向に沿って延在する第2空間部34bが形成された第2ブロック体36bと、前記第2ブロック体36bと反対側である前記第1ブロック体36aの他方の側面に第2シール部材38bを介して連結されるカバープレート40と、前記カバープレート40に対して一体的に締結されるハウジング42とを有する。この場合、前記第1ブロック体36a及び第2ブロック体36bは、ねじ部材41aを介して一体的に連結され、また、前記第1ブロック体36a、カバープレート40及びハウジング42は、それぞれ、ねじ部材41b、41cを介して一体的に連結される(図5参照)。
なお、前記第1シール部材38a及び第2シール部材38bは、エゼクタ本体内に形成された第1空間部34a及び第2空間部34bを、気密乃至液密に保持するものである。
さらに前記エゼクタ本体の内部には、水平方向に沿って延在し内部に中空部44が形成された略円筒状のノズル46を有するノズル部と、前記ノズル46の軸方向に沿った一端部側に配設され、前記ノズル46と同軸状に設けられたディフューザ48を有するディフューザ部と、前記ノズル46の軸方向に沿った他端部側に配設され、後記するニードル50を所定角度だけ傾動可能に締結するニードル締結機構52と、前記ニードル50を前記ノズル46の軸方向に沿って進退動作させる電磁アクチュエータ部とがそれぞれ設けられる。
ノズル部は、図4(a)に示されるように、軸方向に沿って貫通しディフューザ48側に向かって徐々に縮径するノズル孔46aが一端部に形成されたノズル46を有する。前記ノズル46は、ディフューザ48側に突出して形成された鍔状のノズル保持部54によって第1ブロック体36aに保持されると共に(図2参照)、前記ノズル保持部54の内壁に形成された雌ねじ部に対し外周面の雄ねじ部46bが螺合して固定される。
さらに、ノズル部は、図2及び図3に示されるように、前記ノズル46の中空部44内に配設され前記ノズル孔46aに沿って変位自在に設けられたニードル50と、前記ノズル46の他端部側の中空部44内に装着され貫通孔56によって前記ニードル50を摺動可能に軸支する略円筒状の軸受部材58と、前記ノズル46の半径外方向に向かって突出する環状フランジ部46cと前記ノズル46の外周面に形成された雄ねじ部46bとの間に介装されたシールリング60とを有する。
前記ノズル46の略中央部には、図4(b)に示されるように、複数の水素導入孔(燃料ガス導入孔)62が周方向に沿って約90度ずつ離間して形成され(本実施形態では4個の水素導入孔62を例示)、前記水素導入孔62を通じてインレットポート32aから供給された水素がノズル46の中空部44内に導入される。
前記ニードル50は、図2及び図3に示されるように、鋭く尖った頂点からなる先端部50aを有しノズル孔46aに臨む小径部50bと、前記小径部50bに連続し徐々に拡径するテーパ部50c(図4(a)参照)と、前記テーパ部50cに連続し前記小径部50bよりも直径が大きく軸方向に沿って略一定の外径に形成された中径部50dと、前記中径部50dに連続し前記中径部50dよりも直径が大きく形成され部分球面92からなる端面を有する大径部50eとから構成される。
なお、本実施形態では、ノズル46の外周面に形成される複数の水素導入孔62が、周方向に90度ずつ離間して4つ形成されているが(図4(b)参照)、これに限定されるものではなく、複数個形成されていればよい。また、前記水素導入孔62を平面視した形状は、円形状に限定されるものではなく、例えば、矩形状や楕円形状等であってもよい。
前記大径部50eの外周面には、図2及び図3に示されるように、半径外方向に僅かに突出する環状のフランジからなり、後記するばね部材100が係着されるばね受け部66が設けられる。
軸受部材58は、所定の内径を有する貫通孔56が軸方向に沿って形成された円筒体からなる。この場合、ニードル50(小径部50b、先端部50a)がノズル46のノズル孔46aの内径部に対して非接触状態とするためには、下記の式を充足するように、軸受部材58の貫通孔56の内径が設定されるとよい。
(D1−D2)L2/L1<(D4−D3)/2・・・・(式)
但し、
D1;軸受部材58の貫通孔56の内径
D2;ニードル50の中径部50dの外径
D3;ニードル50の小径部50bの外径
D4;ノズル46のノズル孔46aの内径
L1;軸受部材58の軸方向に沿った長さ
L2;軸受部材58とノズル孔46aとの軸方向に沿った離間距離
とする(図6(a)〜(c)参照)。
図6(d)の破線で示される直角三角形の一辺を構成する(D1−D2)L2/L1の長さは、ノズル孔46aの内径D4とニードル50の小径部50bの外径D3との差の半分の長さからなる(D4−D3)/2よりも小さく設定されることにより、ニードル50(小径部50b、先端部50a)がノズル46のノズル孔46aの内径部に対して接触することが好適に回避される。
なお、ニードル50の中径部50dの外径D2は、軸受部材58によって軸支されるニードル50の外径として機能するものであり、ニードル50の小径部50bの外径D3は、ノズル孔46aを挿通するニードル50の外径として機能するものである。
また、軸受部材58は、ニードル50の中径部50dの略中央部を支持するようにノズル46の他端部側の中空部44内に装着され、ノズル46の端面から軸受部材58の外周面の一部が露呈するように設けられる(図2及び図3参照)。換言すると、摺動変位するニードル50の重心(図示せず)は、軸受部材58の軸方向に沿った一端部から他端部までの範囲内に位置するように設定されなくても、前記ニードル50は軸受部材58によって安定して軸支される。
ディフューザ48は、ノズル孔46aを有するノズル46の一部を囲繞するラッパ状の拡径部48aと、前記拡径部48aに連続する円筒体からなり内部にアウトレットポート32bに向かって徐々に拡径する直線状の通路を有するスロート部48bとから構成される。
この場合、ノズル46、ニードル50及びディフューザ48は、それぞれ同軸(3者の軸線が一致する)となるように配設される。前記ノズル46と前記ディフューザ48との間には、吸入室68が形成され、前記吸入室68は、ディフューザ48に形成された円形状の複数の吸入孔70を通じて吸引ポート32cと連通するように設けられる。
電磁アクチュエータ部は、樹脂封止体72を介してハウジング42内に収容されるソレノイド74を含む。このソレノイド74は、樹脂製材料のコイルボビン(図示せず)に巻回されるコイル76を含むコイル組立体と、ハウジング42の内壁に形成された凹部77によって保持される固定コア78と、前記固定コア78と接近乃至離間可能に設けられた可動コア80とを有する。コイル76がモールドされた樹脂封止体72とカバープレート40との間には、中間プレート79が介装される。前記樹脂封止体72の径方向には、前記樹脂封止体72の外径面とハウジング42の内径面との間で所定の間隙81が形成される。ハウジング42の凹部77の底壁と前記底壁と対向する固定コア78の端面との間には、所定の間隙83が形成される。
なお、可動コア80の外周面には、軸方向に沿って延在する長溝82が形成され(図4(a)参照)、可動コア80と固定コア78との間に形成される室84と第1空間部34aとが前記長溝82を通じて連通することにより、可動コア80が変位する際、前記室84内のガスが円滑に給排される。
この場合、カバープレート40には、固定コア78側に向かって略水平方向に突出し可動コア80の外周面を囲繞する薄肉の円筒部86が、前記カバープレート40と一体的に設けられる。前記可動コア80が変位する際、前記円筒部86に沿って摺動することにより直線方向に沿ってガイドされる。なお、前記円筒部86は、その突出方向の一端部が固定コア78の環状段部に固定(溶接)されることにより気密性が保持され、第1空間部34a内に導入された水素がコイル76側へ進入することを防止する機能を有する。
さらに、前記電磁アクチュエータ部は、一端部が前記可動コア80のフランジ部80aに係着され他端部がカバープレート40の環状段部40aに係着される復帰スプリング88を有する。前記復帰スプリング88は、そのばね力によって前記可動コア80をノズル46側に向かって押圧する作用を有し、可動コア80が固定コア78から離間して初期位置に復帰するように設けられる。なお、コイル76は、樹脂封止体72によって支持される端子部90を介して、図示しない電源と電気的に接続される。
この場合、ニードル50及び前記ニードル50を変位させる電磁アクチュエータ部は、ノズル孔断面積調整機構として機能するものであり、図示しない電源をオンにしてコイル76に電流を流すことにより励磁作用が発生し、前記励磁作用によって可動コア80及びニードル50が固定コア78側に向かって一体的に変位することにより、ディフューザ48に向かって水素が噴射されるノズル孔46aの縦断面積を変化させることができる。なお、前記ノズル孔46aの縦断面積については、後記で詳細に説明する。
軸受部材58に近接する可動コア80の一端部には、前記可動コア80と部分球面92との接触点を基点S(図7及び図8(b)参照)として、ニードル50を所定角度だけ傾動可能に保持するニードル締結機構52が設けられる。
このニードル締結機構52は、図7に示されるように、可動コア80の一端部側に軸方向に沿って所定長だけ窪んで形成され大径部50eを含むニードル50の一端部が挿入される凹部94と、前記凹部94の開口部に装着され中心部にニードル50が挿通する挿通孔96が形成されたカラー部材98と、一端部がニードル50のばね受け部66に係着され他端部が前記カラー部材98の内壁に係着され前記可動コア80の凹部94内に収納される小径なばね部材100とを有する。
前記凹部94には、可動コア80の軸線と直交する平面からなる底壁94aが形成される。ニードル50の一端面には、部分球面92が形成され、前記部分球面92は、前記底壁94aと点接触するように設けられる。従って、ニードル50は、前記底壁94aと点接触する部分球面92を基点Sとして所定角度だけ傾動可能で、且つラジアル方向に自由度を有するように締結される。
図7に示されるように、可動コア80の凹部94を構成する内周壁94bとニードル50の端縁部であるばね受け部66の外径面との間で、径方向に沿った所定のクリアランスC1が設定されると共に、ニードル50の中径部50dの外周面とカラー部材98の挿通孔96の内径面との間で、径方向に沿った所定のクリアランスC2が設定されることにより、ニードル50のラジアル方向の自由度が確保される。
この場合、ニードル50は、図8(a)の二点鎖線で示されるように、底壁94aと部分球面92とが点接触した状態で前記クリアランスC1、C2だけ径方向(矢印A方向)に沿って変位可能(スライド可能)に設けられると共に、図8(b)の二点鎖線で示されるように、前記底壁94aと点接触する部分球面92を基点Sとして、ディフューザ48に近接するニードル50の一端部が矢印B方向に所定角度だけ傾動可能に設けられる。なお、所定角度だけ傾動したニードル50は、ばね部材100のばね力によって初期位置に復帰するように設けられる。
可動コア80の凹部94の底壁94aと点接触するニードル50の端面を、部分球面形状とすることにより、矢印A方向及び矢印B方向へのニードル50の変位を容易とし、可動コア80に対するニードル50の当接角度の自由度を向上させることができる。
本実施形態に係るエゼクタ22が組み込まれた燃料電池システム10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
先ず、燃料電池12の発電停止時には、図示しない遮断弁によって水素タンク14から水素の供給が遮断され、エゼクタ22のインレットポート32aに対する水素の供給が停止された状態にある。この場合、図示しない制御部の制御によってエゼクタ22の電磁アクチュエータ部を構成するソレノイド74(コイル76)に対して電流が流されていない非励磁状態となり、図2に示されるように、復帰スプリング88のばね力によって可動コア80が固定コア78から軸方向に沿って所定距離だけ離間した状態にある。
このソレノイド74の非励磁状態では、図9(a)に示されるように、ニードル50の一端部がノズル46のノズル孔46a内に挿入され、前記ニードル50の先端部50aがノズル孔46aから外部に突出している。従って、水素が吐出されるノズル孔46aの縦断面積は、ノズル孔46aの内径面積からニードル50の小径部50bの外径面積が減算されたものとなる。
一方、燃料電池12の発電時では、図示しない遮断弁が開弁状態となって、水素タンク14から水素供給通路20を介して燃料電池12のアノードに対して水素が供給されると共に、エアコンプレッサ16が駆動され、加湿器28で加湿されたエアがエア供給通路26を介して燃料電池12のカソードに供給される。
エゼクタ22では、水素タンク14からの比較的高圧な水素がインレットポート32aを通じて供給され、フィルタ30で塵埃等が除去された後、エゼクタ本体内の第1空間部34aに導入される。さらに、前記水素は、ノズル46の外周面に形成された複数の水素導入孔62を介してノズル46の中空部44内に導入された後、ノズル孔46aとニードル50の一端部とのギャップG(図9(a)参照)を通じてディフューザ48側に向かって吐出される。
このノズル孔46aによって流量が絞られて加速された水素は、ディフューザ48のスロート部48bに沿って流通し、アウトレットポート32bから水素供給通路20に沿って燃料電池12に供給される。ソレノイド74の非励磁状態では、図9(a)に示されるように、ノズル孔46aの縦断面積が、ノズル孔46aの内径面積からニードル50の一端部の小径部50bの外径面積を減算したものとなり、比較的小流量の水素が燃料電池12に対して供給される。
同時に、ノズル46のノズル孔46aの先端からディフューザ48に向かって水素が噴射(吐出)される際、ノズル46とディフューザ48の拡径部48aとの間の部位において、いわゆるジェットポンプ効果によって負圧作用が発生する。この負圧作用によって吸入室68内の水素オフガスが吸い込まれ、ノズル46から吐出された水素と吸引ポート32cを通じて吸引された水素オフガスとがディフューザ48で混合され、アウトレットポート32bから水素供給通路20に導出される。
ところで、燃料電池12の運転状態において、小流量の水素の供給では不足して比較的大流量の水素が要求される場合、図示しない制御部の制御によってエゼクタ22のソレノイド74に電流を流して励磁状態とする。前記ソレノイド74が励磁されることにより、可動コア80が固定コア78側に向かって吸引される(図3参照)。この場合、ニードル50は、ニードル締結機構52を介して可動コア80に締結されているため、可動コア80と一体的に固定コア78側に向かって変位する。
従って、ニードル50の一端部は、図9(b)に示されるように、ノズル46のノズル孔46aの先端から軸方向に所定距離だけ離間して非挿通状態となる。この結果、ノズル46の中空部44内に導入された水素は、ノズル孔46aの先端の内径面積全体を通じてディフューザ48に向かって吐出されるため、比較的大流量の水素を燃料電池12に対して供給することができる。このように、ソレノイド74を非励磁状態から励磁状態へと切り換えることにより、ノズル孔46aの縦断面積が変化して小流量の水素の供給から比較的大流量の水素の供給へと切り換えることができる。なお、前記とは反対に、ソレノイド74を励磁状態から非励磁状態とすることにより、比較的大流量の水素の供給から比較的小流量の水素の供給へ切り換えることができる。
本実施形態では、ノズル46の内部である中空部44内にニードル50を軸支する軸受部材58を配設し、前記軸受部材58の貫通孔56によってニードル50を軸方向に沿って変位可能に軸支することにより、ノズル46の軸線とニードル50の軸線と軸受部材58の軸線とをそれぞれ一致させて同軸性を確保することが容易となり、ノズル46のノズル孔46aの先端から吐出される水素の安定した流量特性を得ることができる。
換言すると、ノズル孔46aを有するノズル46の内部に軸受部材58が保持されて、前記軸受部材58の軸方向に沿って摺動するニードル50の先端部50aと、ノズル孔46aの先端との同軸性を向上させ、ニードル50の先端部50aとノズル孔46aの内径部との間の離間ギャップG(図9(a)参照)が均一又は略均一に設定されることにより、ノズル孔46aから吐出される水素の良好な流量安定性を達成することができる。
この場合、本実施形態では、ソレノイド74の非励磁状態と励磁状態との間でノズル孔46aの縦断面積を切り換えたいずれの状態であっても、軸受部材58に沿って摺動するニードル50が前記軸受部材58の貫通孔56内に軸支されて同軸性を有することから、ノズル46からの吐出量が変化(可変)しても安定した流量特性を得ることができる。
また、本実施形態では、ノズル46の一端部のノズル孔46aの先端とノズル46の他端部に装着された軸受部材58との間に、複数の水素導入孔62が設けられ、前記水素導入孔62が四方八方からなる複数の方向に配置されることにより、ノズル46の吐出(噴射)効率を増大させると共に、負圧作用によって発生する水素オフガスの吸引効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、エゼクタ22を組み付ける際、軸受部材58の軸方向長さでニードル50の芯出しを行うことができる。従って、軸受部材58の軸方向長さは、貫通孔56に沿って摺動するニードル50の傾き(傾動)を抑制し、ニードル50の先端部50a又は小径部50bがノズル孔46aの先端の内径部と接触することを好適に回避することができる。
仮に、ニードル50を軸支する軸受部材58(又は、単にニードル50を保持する部材であってもよい)がノズル46の内部以外の部位(例えば、ノズル46の外部であってノズル46の軸方向に沿った後方部位等)に設けられている場合、ノズル46をエゼクタ本体に取り付けるときに軸受部材58との間で、例えば、製造誤差や取付誤差等に起因して同軸性が確保されない場合があり、ノズル46と軸受部材58との同軸性を確保する作業が必要となり、組付作業が煩雑となる。
これに対して、本実施形態では、ニードル50を摺動自在に軸支する軸受部材58をノズル46の内部に配設することにより、ノズル46と軸受部材58との同軸性を容易に確保して組付作業を簡便に遂行することができる。また、本実施形態では、ニードル50の芯出しをするための特別な部材や治具等を用いることがなく、ノズル46の内部に配設された軸受部材58の貫通孔56に対してニードル50を挿通させることにより、ニードル50の芯出しを簡便に行うことができるため、組付作業を簡素化して組付効率を向上させることができる。
さらにまた、本実施形態では、下記の式を充足させるようにD1〜D4、L1、L2からなるパラメータを設定することにより、ソレノイド74の励磁作用によってニードル50(小径部50b、先端部50a)が変位した場合であっても、前記ニードル50をノズル46のノズル孔46aの内径部に対して非接触状態に簡便に保持することができる。
(D1−D2)L2/L1<(D4−D3)/2・・・・(式)
またさらに、本実施形態では、単一のノズル46を設け、電磁アクチュエータ部の駆動作用によってニードル50を変位させて水素が吐出されるノズル孔46aの吐出縦断面積を変化させる構成を採用することにより、装置全体の小型・軽量化を達成することができる。
なお、本実施形態では、単一のディフューザ48を用いてエゼクタ22を構成しているが、これに限定されるものではなく、例えば、ノズル46の軸方向に沿って所定間隔離間して複数個の分割ディフューザを配置した図示しない多段ディフューザによって構成してもよい。この多段ディフューザ構造とすることにより、ノズル46と最も近接する第1段目の分割ディフューザとの間だけでなく、複数段の隣接する分割ディフューザ同士の離間部位からも吸い込み作用が発生するため、吸入室68からの水素オフガスの吸い込み流量を増大させることができる。
また、本実施形態では、軸受部材58として、ニードル50が円筒体の貫通孔56に沿って摺動するすべり軸受を用いて説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば、図10(a)に示されるように、軸受部材58aの貫通孔56の内壁に軸方向に沿って延在する複数条のボール転動溝102を形成し、前記ボール転動溝102内に転動自在に配設された複数のボールベアリング104によってニードル50を保持するようにしてもよい。
さらに、ニードル50の外周面に断面V字形の図示しない溝部を軸方向に沿って形成すると共に、軸受部材58bの貫通孔56の内壁に前記溝部に対向する断面V字形の溝部106を形成し、前記2つの溝部に対して円柱形状の複数のころベアリング108(図10(b)及び(c)参照)を交互に90度ずつ傾いた状態で配設し、前記複数のころベアリング108が転動することによってニードル50を軸支するようにしてもよい。前記ころベアリング構造とすることにより、ニードル50を安定して支持することができる。
本発明の実施形態に係るエゼクタが組み込まれた燃料電池システムのブロック構成図である。 図1に示されるエゼクタの軸方向に沿った縦断面図である。 図2のエゼクタにおいてノズル孔の縦断面積が変化した状態を示す縦断面図である。 (a)は、エゼクタを構成するノズル部の一部切り欠き分解斜視図、(b)は、(a)のIVB−IVB線に沿った縦断面図である。 前記エゼクタを構成するハウジングとカバープレートと第1ブロック体との締結状態を示す縦断面図である。 (a)〜(d)は、それぞれ、軸受部材とニードルとノズル孔との関係式に係るパラメータを示す模式図である。 前記エゼクタを構成するニードル締結機構におけるクリアランスを示す部分拡大縦断面図である。 (a)は、前記クリアランスによってラジアル方向の変位が可能な状態を示す部分拡大縦断面図、(b)は、前記クリアランスによって所定角度だけ傾動が可能な状態を示す部分拡大縦断面図である。 (a)は、ニードルがノズル孔に挿通して吐出断面積が小さい状態を示す部分拡大縦断面図、(b)は、ニードルがノズル孔から離間して吐出断面積が大きい状態を示す部分拡大縦断面図である。 (a)は、複数のボールベアリングによってニードルが軸支された状態を示す部分拡大縦断面図、(b)は、複数のころベアリングによってニードルが軸支された状態を示す部分拡大縦断面図、(c)は、前記複数のころベアリングの斜視図である。
符号の説明
10 燃料電池システム
12 燃料電池
14 水素タンク(燃料ガス供給手段)
20 水素供給通路(燃料ガス供給通路)
22 エゼクタ(燃料電池用エゼクタ)
24 循環通路
32a インレットポート
32b アウトレットポート
32c 吸引ポート
44 中空部
46 ノズル
46a ノズル孔
48 ディフューザ
50 ニードル
56 貫通孔
58、58a、58b 軸受部材
62 水素導入孔(燃料ガス導入孔)

Claims (3)

  1. 燃料ガス供給手段から燃料ガスが供給されるインレットポートと、燃料電池に連通する燃料ガス供給通路に接続されるアウトレットポートと、循環通路に接続され燃料電池から排出されて戻された燃料オフガスが吸入される吸引ポートとが設けられたエゼクタ本体と、
    前記インレットポートを介して供給された燃料ガスを吐出するノズル孔を有するノズルと、
    前記ノズル孔から吐出される燃料ガスと前記循環通路を介して燃料電池から排出されて戻された燃料オフガスとを混合するディフューザと、
    前記ノズルの中空部内に軸方向に沿って延在するニードルを有し、前記ニードルが前記ノズル孔に沿って進退動作することにより前記ノズル孔における吐出断面積を調整するノズル孔断面積調整機構と、
    前記ノズルの中空部内に保持され、前記ニードルを変位可能に軸支する貫通孔を有する軸受部材と、
    を備えることを特徴とする燃料電池用エゼクタ。
  2. 請求項1記載の燃料電池用エゼクタにおいて、
    前記ノズルの径方向の外周面には、前記インレットポートから供給された燃料ガスを、前記ノズルの中空部内に導入する複数の燃料ガス導入孔が設けられることを特徴とする燃料電池用エゼクタ。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池用エゼクタにおいて、
    前記軸受部材は、前記貫通孔が軸方向に沿って形成された円筒体からなり、下記の式を充足させることにより、前記ニードルが前記ノズルのノズル孔の内径部に対して非接触状態で保持されることを特徴とする燃料電池用エゼクタ。

    (D1−D2)L2/L1<(D4−D3)/2

    但し、
    D1;軸受部材の貫通孔の内径
    D2;軸受部材によって軸支されるニードルの外径
    D3;ノズル孔を挿通するニードルの外径
    D4;ノズルのノズル孔の内径
    L1;軸受部材の軸方向に沿った長さ
    L2;軸受部材とノズル孔との軸方向に沿った離間距離
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