JP2009299349A - 配線用見切部材およびそれを用いた配線構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】壁面に当接する当接基板11と、前記当接基板11の片面の略中央部に長さ方向に沿って連続するように突設した支持脚部12と、前記支持脚部12の自由端部から両側に前記当接基板11に略平行に延在する第1,第2化粧片13,14と、前記当接基板11の両側縁部および前記第1,第2化粧片13,14の縁部のうち、前記当接基板11の両側縁部に、前記第1,第2化粧片13,14の内側面にそれぞれ当接するように一体成形された軟質樹脂製弾性舌片15,16と、からなる配線用見切部材10である。
【選択図】図3
Description
特に、一方の配線用見切部材の中間部に他方の配線用見切部材の一端部を接続する場合には、一方の前記配線用見切部材の側面から他方の配線用見切部材の側面が連続する。このため、一方の配線用見切部材を切り欠く作業が不要であるとともに、電気ケーブルを外部に露出させることなく、前記電気ケーブルを配線用見切部材内で引き回すだけで配線できる。この結果、電気ケーブルの現場における自由な引き回しが可能であり、美麗に配線できる配線用見切部材が得られる。
本実施形態によれば、係止受け部が弾性舌片の経時劣化、いわゆるヘタリによる電気ケーブルの脱落を防止する。
本実施形態によれば、係止受け部が弾性舌片の経時劣化、いわゆるヘタリによる電気ケーブルの脱落を防止する。
本実施形態によれば、第2化粧片の先端部を天井面に当接させることにより、位置決め機能を果たし、施工性が向上する。
本実施形態によれば、前記釘打用溝部が模様の一部を形成するとともに、釘打作業のバラツキがなくなるので、美麗であるとともに、施工性が向上する。
本実施形態によれば、抜け止め具が弾性舌片を介して電気ケーブルの脱落を確実に防止できる。
また、蓋片として機能する弾性舌片が第1,第2化粧片で目隠しされるので、見映えの良い配線構造が得られる。
特に、一方の配線用見切部材の中間部に他方の配線用見切部材の一端部を接続する場合には、一方の前記配線用見切部材の側面から他方の配線用見切部材の側面が連続する。このため、一方の配線用見切部材を切り欠く作業が不要であるとともに、電気ケーブルを外部に露出させることなく、前記電気ケーブルを配線用見切部材内で引き回して配線できる。この結果、電気ケーブルの現場における自由な引き回しが可能であり、美麗な配線構造が得られる。
本実施形態によれば、配線用見切部材を略直角に配置して電気ケーブルを配線できるので、電気ケーブルの引き回しが容易で美麗な配線構造が得られるという効果がある。
第1実施形態に係る配線用見切部材は、図1に示すように、壁面50と天井面51とで形成される隅部に配置される水平配線用見切部材10と、前記天井面51と床面52との間でドア53の片側縁部に沿って配置され、かつ、巾木30に繋がる垂直配線用見切部材20と、で構成される配線構造に適用した場合である(図1A)。そして、前記水平配線用見切部材10には、抜け止め具40が着脱可能に取り付けられている。なお、前記配線用見切部材10,20はドア53の外周縁部に沿って配置しておいてもよい(図1B)。
また、前記配線用見切部材10,20は、前記軟質樹脂製弾性舌片15,16を除き、アルミや硬質のABS,PP,PE樹脂材料で形成できる。一方、前記軟質樹脂製弾性舌片15,16は可撓性を有する軟質のPP,PE,塩ビ,ゴム,シリコン,エラストマー等で一体成形できる。
図1ないし図4に示すように、壁面50と天井面51とで形成される上方隅部に水平配線用見切部材10を位置決めし、前記釘打用溝部17に釘を打ち付けて固定する一方、前記壁面50と床面52とで形成される下方隅部に巾木30の本体部31を固定する。そして、水平配線用見切部材10と床面52との間にドア53の片側縁部に沿って垂直配線用見切部20を位置決めし、前記釘打用溝部17に釘を打ち付けて固定する。
また、前記配線抜け止め具40は、係合した第1化粧片13に沿ってスライド移動できる。このため、例えば、前記配線用見切部材10を壁面50の上方縁部に設置し、回り縁として使用する場合に、配線作業を1人で行うとき、前記配線抜け止め具40で配線を抜け止めでき、作業効率が良いという利点がある。
壁面50と天井面51とで形成される隅部に前記水平配線用見切部材10を位置決めした後、前記釘打用溝部17に釘を打ち付けて固定する。そして、水平方向に配置した水平配線用見切部材10のうち、取付用基板11と第1化粧片13との間に形成された空間内に、軟質樹脂製弾性舌片15を弾性変形させて電気ケーブル54,55を押し込み、配線する(図5A)。さらに、前記係止用受け部13aに前記係止用爪部40を係止して所定の位置に着脱可能に固定する(図5B)。これにより、補助部43が軟質樹脂製弾性舌片15の下方側に位置し、前記軟質樹脂製弾性舌片15の経時劣化、いわゆるヘタリによる電気ケーブル54,55の脱落を防止できるという利点がある。他は前述の第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
特に、第1化粧片13の縁部を、内方に屈曲して屈曲部13bを形成することにより、電気ケーブル54の脱落を防止している。一方、第2化粧片14の先端縁部からは、取付基板11の縁部よりも上方に迫り出すように突出部14aが延在している。他は前述の第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
11:取付基板
12:支持脚歩
13,14:第1,第2化粧片
13a:係止受け部
14a:突出部
15,16:軟質樹脂製弾性舌片
17:釘打用溝部
20:垂直配線用見切部材
30:巾木
40:抜け止め具
50:壁面
51:天井面
52:床面
54,55:電気ケーブル
Claims (8)
- 壁面に当接する当接基板と、前記当接基板の片面の略中央部に長さ方向に沿って連続するように突設した支持脚部と、前記支持脚部の自由端部から両側に前記当接基板に略平行に延在する第1,第2化粧片と、前記当接基板の両側縁部および前記第1,第2化粧片の縁部のうち、少なくとも一つの縁部に対向面に当接するように一体成形された弾性舌片と、からなることを特徴とする配線用見切部材。
- 第1化粧片の縁部に、弾性舌片の先端部に係止可能な係止受け部を一体成形したことを特徴とする請求項1に記載の配線用見切部材。
- 第1化粧片の縁部から係止用受け部を下方側に延在したことを特徴とする請求項1に記載の配線用見切部材。
- 第2化粧片の縁部を、当接基板の隣り合う縁部から迫り出すように延在したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の配線用見切部材。
- 第1,第2化粧片の間に釘打用溝部を、長さ方向に沿って設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の配線用見切部材。
- 断面略L字形状の抜け止め具のうち、一端側の内側面を第1化粧片の表面に当接するとともに、他端側の内側面に設けた係止用爪部を第1化粧片の係止受け部に係止することにより、着脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の配線用見切部材。
- 請求項1ないし6に記載の配線用見切部材を介して配線を行ったことを特徴とする配線構造。
- 一方の配線用見切部材の中間に他方の配線用見切部材の一端部を略直角に接続する配線構造であって、他方の配線用見切部材の一端部側に位置する支持脚部の縁部を除去して切り欠き部を形成したことを特徴とする請求項7に記載の配線構造。
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