JPH10322843A - 電気コードカバー機能付き巾木 - Google Patents

電気コードカバー機能付き巾木

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JPH10322843A
JPH10322843A JP9137510A JP13751097A JPH10322843A JP H10322843 A JPH10322843 A JP H10322843A JP 9137510 A JP9137510 A JP 9137510A JP 13751097 A JP13751097 A JP 13751097A JP H10322843 A JPH10322843 A JP H10322843A
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JP
Japan
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electric cord
space
piece
baseboard
soft resin
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Pending
Application number
JP9137510A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideshi Kato
秀史 加藤
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Polymer Kasei KK
Original Assignee
Polymer Kasei KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側壁面と床面との間に取り付けされる巾木で
あって、この巾木に連続して形成した空間を利用して電
気コードを配線するもので、電気コードの噛み込み部分
が捲れ上がることのないようにした巾木の提供。 【解決手段】 表面板1の上端縁には、軟質樹脂から成
って内部空洞を有す概略コ型断面の上片2を沿設し、電
気コード14を噛み込む場合にはこの上片2が局部的に
変形して捲れ上がることがないようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内部に電気配線を行い、
電気配線用のコードが外部に露出することがないように
した巾木に関するものである。
【0002】
【従来の技術】部屋の側壁下端であって、床面との境に
は巾木が取付けられ、該床面と側壁間に生じる隙間を防
止することによって部屋の外観向上を図っている。同じ
ように、側壁と天井との間には廻り縁が取付けられてい
て、天井板と側壁間に生じる隙間をカバーしている。
【0003】ところで、上記巾木は図5(a)、(b)
に示すように所定の巾(高さ)を持った長尺材であり、
表面(イ) には溝(ロ) 、(ハ) を形成している。又上端面
(ニ)と表面(イ) との境界は滑らかな凸状曲面を呈してい
る。この凸状曲面は縁に当たってもケガしないようにす
ると共に、巾木自体が欠ける等して損傷することを防止
することにある。
【0004】巾木の表面(イ) に形成される溝形状や溝の
本数は色々あって、一般には樹脂材から成る長尺材であ
り、又は木材を用いてその表面にシートを貼着したもの
であり、部屋の側壁面には上記溝にクギを打って固定さ
れる。このように該巾木を部屋の周囲に固定することに
なるが、電気配線を行う場合にはこの巾木に沿ってコー
ドをピン止めして所定の位置まで接続する場合が多い。
従って、部屋周辺には電気配線用コードが露出し、外観
的には好ましくない。
【0005】出願人はこの問題点を解決する為に平成6
年12月27日付で「配線コードカバー機能付き巾木」
の特許出願を行っている(特開平8−182148
号)。図6はこの巾木を用いて電気コードを配線した場
合であり、表面板(ホ) と上片(ヘ)それに下片(ト) から成
る概略コ型断面の長尺材であり、表面板(ホ) の裏側には
側壁面に固定した受け部材(チ) に係止するツメ(リ) 、
(リ) を形成し、又上片(ヘ) は軟質樹脂を用い、更に表面
板(ホ) の下縁には隙間防止片(ヌ) を設け、側壁面(ル)に
取り付けした場合には表面板(ホ) と側壁面(ル) との間に
は空間(オ) を形成している。
【0006】しかし、上記軟質樹脂から成る上片(ヘ) は
部分的に変形して電気コードを通すことが出来るが、電
気コードを噛み込む部分の変形状態が一定せず、外観的
に好ましくない場合が多い。すなわち、上片(ヘ) は薄い
平板であって、年月が経つにつれて垂れたり、巾木空間
(オ) へ電気コードを挿入する場合には比較的問題が少な
いが、空間(オ) から電気コードを引き出す際に捲れ上が
って外観を損なうことになる。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】このように、巾木に
沿って電気配線用コードを沿設するケースは多く、部屋
周辺の外観を向上させる為に取り付けしている巾木を利
用して配線しても外観を損なうのではその効果が半減し
てしまう。本発明が解決しようとする課題はこの問題点
であり、内部に連続した空間を有し、この空間に配線用
電気コードを収容して外部に露出することがなく、しか
も電気コードの噛み込み部分が捲れ上がったりしないよ
うにした巾木を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の巾木は中実体を
成す長尺材ではなく、壁面に取り付けした場合に空間を
形成する長尺材である。又は巾木自体に空間を備えてい
る。そしてクギを打ち付けして固定する場合に限らず、
裏側にはツメを有し、このツメが側壁面に設けている受
け部材に係止して取付けられる構造と成っている。電気
コードは巾木の空間に収容されて配線されることになる
が、該空間に電気コードを収容する為に入口となる部分
には軟質樹脂が設けられて巾木の一部を形成している。
【0009】軟質樹脂は局部的に変形して電気コードを
空間から出し入れすることが出来る訳であり、この場
合、本発明の巾木では電気コードが噛み込む際の局部的
変形が外観を損なわないような形態としている点に特徴
がある。そこで、巾木上部で壁面との間に空間を形成す
る場合には上片を軟質樹脂で構成することになるが、該
上片の断面形状は内部を中空とした概略コ型断面とす
る。従って、中空体である為に局部的な変形が容易であ
ると共に、捲れ上がりを起こさない。
【0010】一方、巾木表面板の一部に入口と成る開口
片を軟質樹脂にて形成し、電気コードを出し入れするよ
うに構成することが出来、この場合の開口片先端は内側
へ屈曲した突き合わせ部を有して、捲れ上がり現象を生
じないように成っている。以下、本発明に係る実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る巾木を示す実施例であ
り、基本的な形態は前記図6に示している巾木と同じで
あるが上片の形態を工夫している。同図の1は表面板、
2は上片、3は脚、更に4a、4bはツメを表してい
る。所定の間隔をおいて対を成すツメ4a、4bは表面
板に対して垂直に延び、上記脚3は下方のツメ4bに設
けられている。そして表面板1の下端には隙間防止片5
が形成されている。
【0012】上片2は部分的に容易に変形することが出
来る軟質樹脂から成っている。又、表面板1の下縁に設
けている上記隙間防止片5も軟質樹脂でもって形成され
ている。上片2は内部に空洞6を有す概略コ型断面を形
成し、表面板1の上端縁に沿設され、裏側へ延びてい
る。軟質樹脂から成る上片2は内部が空洞化されている
為に局部的な変形に優れ、特に先端に作用する圧力に対
して容易に変形することが出来る。
【0013】図1(b)は別形態とした上片7を表して
いる。該上片7はコ型断面ではなくて内部空洞6を持た
ず、先端を下側へ湾曲させた形状としている。上片7と
しての変形度合いは上記上片2に比べてさらに優れ、局
部的な変形を可能とし、壁面との間に電気コードが噛み
込んだ場合には、その部分だけが窪み変形する。しか
も、下方へ湾曲している為に上片先端部が捲れ上がると
いったことはなくなる。勿論、空洞6を備えた上片2に
捲れ上がり現象は発生しない。
【0014】図2は本発明に係る巾木を表す他の実施例
であって、上記ツメ4に代わって止着部8を裏側に突設
した場合であり、該止着部8にはクギが打たれて取り付
けされる構造と成っている。又表面板1の下端には下片
9が裏側へ延びている。このように、表面板1の裏側に
上片2及び下片9が形成されることによって、該巾木を
側壁面に取付けした場合には該側壁面との間に空間が残
される。
【0015】図3は本発明の巾木を側壁面10に取り付
けした場合である。該壁面10には受け部材11が床面
に沿って固定され、この受け部材11には対を成すツメ
13a、13bが形成されており、これらツメ13a、
13bにツメ4a、4bが係止することで巾木が取り付
けされる。上記受け部材11は概略コ型断面を成し、ツ
メ13bの下方には脚12を延ばして床面に接してい
る。すなわち、脚12を床面に当接した状態で受け部材
11を固定することによって、床面に対して両ツメ13
a、13bは平行に配置され、ひいては該受け部材11
に取付けられる巾木も床面に平行となる。この場合、巾
木下端に沿設している隙間防止片5は床面に接して該床
面との隙間を無くしている。
【0016】ところで、巾木の上片2は空洞を有したコ
型断面の軟質樹脂から成っている為に、同図のごとく部
分的に変形して配線用電気コード14を内部空間15に
導き入れることが出来る。そして該空間15を通過し
て、適当な場所にて再び上片2を変形して外部へ導き出
すことが出来る。上片2は局部的に変形する為に、該上
片2を通過する電気コード14は拘束されて位置ズレす
ることはなく、他の部分は変形せずに側壁面に接してい
る。又該電気コード14が上片2を変形して挿通する際
に、特に空間15から外部へ導き出す際に上片2が捲り
上がることはない。
【0017】前記図1(b)に示すような空洞6を持た
ないで先端部を湾曲した上片7の場合であっても同じで
ある。そして前記図2に示している巾木の場合には、溝
16からクギ打ちされて壁面10に取り付けされること
になるが、電気コード14の取扱は図3の場合と同じよ
うに行う。
【0018】図4(a)、(b)は本発明の更に別の実
施例であり、この巾木はそれ自体に空間17、18を形
成し、該空間17、18を有す表面板19、20の一部
に軟質樹脂から成る開口片を有している。従って開口片
は撓み変形し、又局部変形を行うことも可能であり、そ
の為に電気コードを噛み込んで空間17、18へ導き入
れ、逆に空間に配線された電気コードを外部へ導き出す
ことが出来る。
【0019】(a)では共に軟質樹脂で成る上開口片2
1と下開口片22を有し、両開口片21、22の突き合
わせ先端は内側へ屈曲した突き合わせ部23a、23b
を形成している。同じく(b)の巾木は軟質樹脂から成
る上開口片24と硬質樹脂から成る下開口片25を有
し、両開口片24、25の先端は内側へ屈曲した突き合
わせ部26a、26b形成している。そして(a)の巾
木は空間17の背板27をネジ止めして壁面に取り付け
し、(b)の巾木は止着部28を形成し、該止着部28
をネジ止めしている。
【0020】ところで、軟質樹脂から成る開口片は局部
的に変形して電気コードを噛み込み、位置ズレしないよ
うに空間へ導き入れる。又空間から所定の位置にて電気
コードを外部へ導き出すことが出来る。この場合、上下
開口片の先端は内側へ屈曲した突き合わせ部を有してい
る為に表面側へ捲り上がることはなく、電気コードの噛
み込み部の外観は損なわれない。
【0021】以上述べたように、本発明の巾木は電気コ
ードを配線する為の空間を形成すると共に、電気コード
の出入口と成る部分には軟質樹脂から成る上片や開口片
を形成したものであり、次のような効果を得ることが出
来る。
【0022】
【発明の効果】本発明の巾木は形成した空間に電気コー
ドを配線することが出来、部屋の片隅や廊下には電気配
線用コードを露出することなく処理することが出来る。
そして電気コードが収容される空間の入口となる部分に
は軟質樹脂から成る上片又は開口片を有している為に局
部的に変形して電気コードを噛み込み、所定の箇所に位
置決めすることが出来る。そして上片は空洞を有したコ
型断面又は先端を湾曲した形状を成している為に電気コ
ードの噛み込み部で捲れ上がることはなく、外観は損な
われない。同じく、開口片にも内側へ屈曲した突き合わ
せ部を有している為に捲れ上がることなく電気コードを
噛み込む得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巾木を示す実施例。
【図2】本発明に係る巾木を示す他の実施例。
【図3】本発明の巾木を壁面に取り付けして、該巾木に
電気配線をした場合。
【図4】本発明に係る巾木を示す更に別の実施例。
【図5】従来の巾木断面を示す具体例。
【図6】従来の巾木に電気コードを配線した場合。
【符号の説明】
1 表面板 2 上片 3 脚 4 ツメ 5 隙間防止片 6 空洞 7 上片 8 止着部 9 下片 10 壁面 11 受け部材 12 脚 13 ツメ 14 電気コード 15 空間 16 溝 17 空間 18 空間 19 表面板 20 表面板 21 上開口片 22 下開口片 23 突き合わせ部 24 上開口片 25 下開口片 26 突き合わせ部 27 背板 28 止着部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁面と床面との間に取り付けされる巾
    木において、表面板の上端縁には軟質樹脂から成って内
    部空洞を有す概略コ型断面の上片を沿設し、壁面に取り
    付けした場合には該壁面との間に空間を形成し、上記上
    片を局部的に変形して電気コードを噛み込んで、該空間
    に電気コードを配線可能とする電気コードカバー機能付
    き巾木。
  2. 【請求項2】 側壁面と床面との間に取り付けされる巾
    木において、表面板の上端縁には軟質樹脂から成って先
    端部を湾曲した上片を沿設し、壁面に取り付けした場合
    には該壁面との間に空間を形成し、上記上片を局部的に
    変形して電気コードを噛み込んで、該空間に電気コード
    を配線可能とする電気コードカバー機能付き巾木。
  3. 【請求項3】 側壁面と床面との間に取り付けされる巾
    木において、表面板の一部に軟質樹脂から成る上下開口
    片を有し、該上下開口片の奥には背板を有して空間を設
    け、また上下開口片の先端縁には内側へ屈曲した突き合
    わせ部を形成し、該上下開口片を局部的に変形して電気
    コードを噛み込んで、該空間に電気コードを配線可能と
    する電気コードカバー機能付き巾木。
  4. 【請求項4】 側壁面と床面との間に取り付けされる巾
    木において、表面板の一部に何れか一方が軟質樹脂から
    成る上下開口片を有し、該上下開口片の奥には背板を有
    して空間を設け、また上下開口片の先端縁には内側へ屈
    曲した突き合わせ部を形成し、該上開口片又は下開口片
    を局部的に変形して電気コードを噛み込んで、該空間に
    電気コードを配線可能とする電気コードカバー機能付き
    巾木。
JP9137510A 1997-05-13 1997-05-13 電気コードカバー機能付き巾木 Pending JPH10322843A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009299349A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Daiken Corp 配線用見切部材およびそれを用いた配線構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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