JP2009298291A - サンシェード装置 - Google Patents

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Katsuyoshi Iwashita
勝義 岩下
Shinji Sakai
信治 酒井
Kazuki Sawada
和希 沢田
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Abstract

【課題】簡素な構造で、遮光シートを停止位置でガタツキを抑止するとともに遮光シートを任意の位置で無段階停止可能な手動式のロールサンシェード装置を提供すること。
【解決手段】
ロールサンシェード装置は、遮光シートと、車両前後方向に延在するガイド溝を有するガイドレールと、車両左右方向に延在する移動部材とを備えており、移動部材はガイド溝に案内される。
移動部材は、ガイド溝に案内される一対のシューを車両左右方向の両端に有するとともに、車両左右方向に延在する弾性変形自在な連結棒を有している。そして、連結棒は、各シューを前記ガイド溝に対して車両左右方向に押圧するようにシューを連結し、車両前後方向に弾性変形されることにより各シューのガイド溝の第1縦壁部への押圧を解除することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば車両に設けられているサンルーフ等の透光部材を遮光シートにより遮蔽する車両用サンシェード装置に関するもので、特に手動式のサンシェード装置に関する。
従来、手動式のサンシェード装置として、例えば特許文献1,2に記載されるようなサンシェード装置が知られている。
特許文献1に記載のサンシェード装置は、その前縁部(11)にロック機構(15,20)を備えており、全閉位置と全開位置の2箇所で遮光シート(13)を止めることが可能である。ユーザが遮光シート(13)を全閉位置にスライドさせるとロック機構(15,20)がロック状態となり遮光シートは全閉位置で保持される。そして、遮光シート(13)は巻き取られる方向に付勢されているため、ユーザがロック状態を解除すると遮光シート(13)は全開位置まで戻り保持される。
また、特許文献2に記載されるサンシェード装置は、遮光シートではなく遮光パネルを用いたサンシェード装置であり、所定の位置で遮光パネル(6)を止めることが可能である。サンシェードスライダ(30,40)に設けられた係止片(45)がガイドレール(50)の所定の位置に設けられた切欠(56)に嵌合することにより、遮光パネル(6)は所定の位置で係止される。
実用新案登録第2605342号公報 特開2003−291646号公報
しかしながら、特許文献1に示されるような遮光シート(13)を用いたロールサンシェード装置では、任意の位置で遮光シート(13)を止めることができない。そこで、ロールサンシェード装置に特許文献2に示されるような係止方法を用いたとしても、ガイドレール(50)に設けられた切欠(56)の位置でしか遮光シート(13)を止めることができない。また、簡素な構造で、遮光シートを停止位置でガタツキなく安定化させたいという要求もある。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、簡素な構造で、遮光シートを停止位置でガタツキを抑止するとともに遮光シートを任意の位置で無段階停止可能な手動式のロールサンシェード装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、車両に設けられた透光部材を遮る閉方向及び該透光部材を開放する開方向に移動自在な遮光シートと、前記遮光シートの移動方向に延在するガイド溝を有し、互いに対向するように前記車両に設けられた一対のガイドレールと、前記ガイドレールの対向方向に延在するとともに前記遮光シートにおける前記閉方向の端部に連結される移動部材とを備え、前記移動部材が前記ガイド溝に案内される車両用ロールサンシェード装置において、前記移動部材は、前記ガイド溝に案内される一対の移動部を前記対向方向の両端に有するとともに、前記対向方向に延在する弾性変形自在な連結棒を有し、前記連結棒は、前記各移動部を前記ガイド溝に対して前記対向方向に押圧するように前記各移動部を連結し、前記対向方向に対して垂直な方向に弾性変形することにより前記各移動部の前記ガイド溝への押圧を解除することを要旨とする。
上記構成によれば、連結棒を弾性変形させないときは連結棒が移動部をガイド溝に押圧することで移動部の移動を阻止する。そして、連結棒を対向方向に対して垂直な方向に弾性変形させることにより、移動部のガイド溝への押圧を解除できるため、移動部はガイド溝を移動可能となる。すなわち、移動部材を任意の位置で無段階停止可能となるため、移動部材に連結する遮光シートも任意の位置で無段階停止可能となる。
また、連結棒を弾性変形させないときは連結棒が移動部をガイド溝に押圧することで移動部の移動を阻止するため、移動部のガタツキが抑止可能となる。
ここで、「対向方向に対して垂直な方向」とは、対向方向に対して必ずしも厳密な垂直な方向だけを指すわけではなく、ある程度の角度差を有する場合も含むものと定義する。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用ロールサンシェード装置において、前記移動部材は、前記対向方向に延在するとともに前記遮光シートに連結される本体部を有し、該本体部は、該本体部に対して前記連結棒を平行にかつ相対変形自在に保持する保持部を有することを要旨とする。
上記構成によれば、連結棒は、保持部により本体部に対して平行に保持された状態から、本体部に対して相対的に変形可能である。また、遮光シートは本体部に連結している。したがって、連結棒の弾性変形が遮光シートに与える悪影響、例えば連結部材に直接遮光シートを連結した場合に連結棒の弾性変形により遮光シートに皺ができる等、を抑止できる。
ここで、「平行」とは必ずしも厳密な平行だけを指すわけではなく、ある程度の角度差を有する場合も含むものと定義する。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の車両用ロールサンシェード装置において、前記保持部は、前記移動部材における前記移動方向の中心線に対して対称となるように配置され、前記連結棒の中心部における前記対向方向に対する垂直な方向への変形に対応する連結棒の両端部における変形を前記対向方向への変形のみに規制する規制手段であることを要旨とする。
上記構成によれば、保持部は、連結棒の中心部における対向方向に対して垂直な方向への変形に対応する連結棒の両端部における変形を対向方向への変形のみに規制する。そのため、連結棒の中心部が垂直な方向に変形する際に、移動部のガイド溝に対する押圧を均一に解除することが可能となる。また、連結棒の中心部を垂直な方向に弾性変形させることにより、各移動部のガイド溝に対する押圧を同時に解除すること可能となる。それゆえ、車両用ロールサンシェードの作動信頼性が向上する。
ここで、「対向方向への変形のみ」とは、厳密な対向方向への変形だけを指すわけではなく、ある程度の角度差を有する変形も含むものと定義する。
請求項4に記載の発明では、請求項2又は3に記載の車両用ロールサンシェード装置において、前記移動部材の前記本体部は、該本体部に対して前記遮光シートの前記開方向及び閉方向と同じ方向に相対的に移動自在な操作部を有し、該操作部は前記連結棒と連結していることを要旨とする。
上記構成によれば、ユーザは、遮光シートを移動させたい方向、すなわち遮光シートの開方向及び閉方向と同じ方向に操作部を移動させることで移動部材のガイド溝への押圧を解除でき、操作部を移動させた方向に遮光シートを移動できる。それゆえ、ユーザは直感的にわかりやすい操作感を得ることができる。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用ロールサンシェード装置において、前記移動部におけるガイド溝に押圧される押圧部位の摩擦係数を、他の前記移動部の部位に比べて高く設定したことを要旨とする。
上記構成によれば、移動部における押圧部位の摩擦係数を、前記移動部の他の部位に比べて高く設定したため、押圧部位がガイドレールに押圧された際の摩擦力を大きくできる。そのため、外部から力が加わった際の移動部のずれを抑制できる。
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載の車両用ロールサンシェード装置において、前記遮光シートを前記開方向に付勢する付勢部材を備え、前記押圧部位は、前記連結棒の押圧力により、前記付勢部材の付勢力に抗して前記移動部材の移動を阻止することを要旨とする。
上記構成によれば、遮光シートは常に開方向に付勢されているため、常に張られた状態となる。そのため、遮光シートに皺ができることを抑制できる。加えて、押圧部位は、連結棒の押圧力により付勢部材の付勢力に抗して移動部材の移動を阻止する。それゆえ、遮光シートが常に開方向に付勢されていても任意の位置で無段階停止可能となる。
本発明によれば、簡素な構造であり、停止位置での遮光シートのガタツキを抑止するとともに遮光シートを任意の位置で無段階停止可能な手動式のロールサンシェード装置を提供できる。
本発明を具体化した一実施形態を、図1〜図6に従って詳細に説明する。
<ロールサンシェード装置概要>
車両ルーフ1を形成するルーフパネル1aには、透光性を有するガラスパネル1b(透光部材)が設けられている。該ガラスパネル1bは、ルーフパネル1aに固定される固定式、またはルーフパネル1aに対して移動する可動式のいずれの構造でもよい。本実施形態では、固定式のガラスパネル1bを想定する。ルーフパネル1aの下方には、車内空間4における天井の内装の一部を形成する天井部材2が設けられている。ルーフパネル1aと該天井部材2との間にはロールサンシェード装置3(車両用ロールサンシェード装置)が設けられている。そして、該天井部材2にはガラスパネル1bの下方位置に開口2aが設けられており、該開口2aはロールサンシェード装置3の遮光シート32により開閉される。すなわち、遮光シート32をガラスパネル1bを遮る閉方向及びガラスパネル1bを開放する開方向に移動させることで、ガラスパネル1bを介した車内空間4への日差しを調整することができる。
<ロールサンシェード装置3の構造>
図1に示すように、ロールサンシェード装置3は、ガイドレール31と、遮光シート32と、移動部材33と、付勢部材(図示なし)と、ロール部材34とを有する。
一対のガイドレール31は、車両前後方向に延在し、互いに対向するようにルーフパネル1aに延設される。そして、該ガイドレール31は車両前後方向に延在するガイド溝31Aを有する。各ガイドレール31の後端部には、車両左右方向、すなわち車幅方向に延在するロール部材34が回動自在に連結される。
遮光シート32は、例えば布地やキャンパス地からなる遮光性を有するシートから構成されている。該遮光シート32の後端はロール部材34に固定されており、遮光シート32はロール部材34に捲回される。そして、該遮光シート32の前端には移動部材33が連結されている。該移動部材33は車両左右方向に延在し、該移動部材33の車両左右方向の端部は、各ガイドレール31のガイド溝31Aに移動自在に案内されるように各ガイドレール31に連係されている。このように、遮光シート32は、移動部材33を介して車両前方(前記閉方向)及び車両後方(前記開方向)に移動自在にガイドレール31に連係される。
また、ロール部材34は、例えばコイルスプリングやトーションスプリング等の付勢部材(図示なし)の付勢力により常に遮光シート32を巻き取る方向に付勢されている。したがって、移動部材33が車両後方に移動する際には遮光シート32はロール部材34に巻き取られ、移動部材33が車両前方に移動する際には遮光シート32は付勢部材の付勢力に抗して平面状に伸ばされることになる。
<ガイドレール31と移動部材33との連係部周辺の構造>
図2に示すように、ガイドレール31は、車両前後方向に延在しかつガイドレール31の対向面において車両前後方向に延設された開口31aを含むガイド溝31Aを有する。すなわち、ガイド溝31Aは車両中心側に開口31aを有する。該ガイド溝31Aは、ガイドレール31内に形成される内部空間であり、開口31aを介して外部に連通する。そして、ガイド溝31Aの車両上下方向の幅は、開口31aを形成する部位で最も小さくなる。また、ガイドレール31におけるガイド溝31Aの車両下方部位にはガイド溝31Aと同様な構成であるシートガイド溝31Bが設けられる。
ここで、移動部材33はその両端にシュー33A(移動部)を有する。そして、該シュー33Aはガイド溝31Aに収納され、該ガイド溝31Aにより車両前後方向に案内される。また、該シュー33Aは左右方向に延在する連結棒33Bの両端に連結されている。該連結棒33Bは、車両前後方向に延在する開口31aからガイド溝33Aに挿入されている。そのため、該連結棒33Bは、各シュー33Aと連動して車両前後方向に移動自在となっている。また、シートガイド溝31Bには、遮光シート32の車両左右方向の端部が挿入されて、遮光シート32を車両前後方向に案内する。
<移動部材33の詳細構造>
図3に示すように、ガイド溝31Aの延在方向に対して直交な面においてガイド溝31Aを断面視すると、ガイド溝31Aは車両中心側に開口31aを有しているため、略C字形状及び略逆C字形状となる。詳説すると、ガイドレール31は車両上下方向に延在する第1縦壁部31bを有する。その第1縦壁部31bの上下端から車両中央方向に上壁部31c及び下壁部31dが延在する。その上壁部31cの端部から下方に第2縦壁部31eが延在し、下壁部31dの端部から上方に第3縦壁部31fが延在する。すなわち、第2縦壁部31eと第3縦壁部31fとにより開口31aが形成される。そして、第1〜3縦壁部31b,31e,31fと、上壁部31cと、下壁部31dとによりガイド溝31Aが形成されている。
各シュー33Aの基部33aは略方形形状をなしており、ガイド溝31Aに遊嵌する。詳説すると、該基部33aはガイド溝31Aの第1縦壁部31bに対向する第1縦面33bと、上壁部31cに対向する上面33cと、下壁部31dに対向する下面33dと、第2縦壁部31e及び第3縦壁部31fに対向する第2縦面33eとを有する。そして、基部33aは各面により略方形形状に構成される。そして、該基部33aの第1縦面33bには摩擦部位33f(押圧部位)が敷設される。
また、基部33aの上面33c(下面33d)から上壁部31c(下壁部31d)に向けて弾性部位33gが突設されて、該弾性部位33gは上壁部31c(下壁部31d)に当接する。また、第2縦壁部31e、第3縦壁部31fに向けてそれぞれ弾性部位33hが突設されて、各弾性部位33hは第2縦壁部31e、第3縦壁部31fに近接する。該弾性部位33g,33hと基部33aとは同様の樹脂材により構成されている。そして、弾性部位33g,33hは、基部33aと弾性部位33g,33hの間には空間を有するように基部33aから各壁部に向かってアーチ状に突出することで弾性力を得る。連結棒33Bは弾性変形自在なバネ鋼等により構成されている。そして、該連結棒33Bは、該弾性力によりシュー33Aの摩擦部位33fをガイド溝31Aの第1縦壁部31bに押圧した状態で基部33aの第2縦面33eを連結する。すなわち、各シュー33Aは上方及び下方に位置する弾性部位33gでガイド溝31Aの上下方向の動きを規制される。そして、弾性部位33gと第2縦壁部31e及び第3縦壁部31fと間には移動許容空間Sが形成されており、シュー33Aは車両左右方向における車両中心方向への移動が許容されている。
ここで、該摩擦部位33fは合成ゴム等により構成され、連結棒33Bの押圧力により付勢部材の付勢力に抗して移動部材33及び遮光シート32の移動を阻止する。摩擦部位33fと基部33a及び弾性部位33gは2色成形されており、基部33aは摩擦部位33fよりも摩擦係数が小さい樹脂で構成されている。
図4に示すように、移動部材33は、遮光シート32の前端に連結される車両左右方向に延在する本体部33Cを備えている。移動部材33及び遮光シート32における車両前後方向の中心線Oを想定すると、該本体部33Cは、中心線Oに対して車両左右方向の対称である位置に保持ピン33D(保持部)を有している。該保持ピン33Dは車両前後方向に連結棒33Bを保持する保持空間33Eを形成するように配置される。該保持空間33Eに連結棒33Bが保持されることで、本体部33Cは、該本体部33Cに対して連結棒33Bを平行にかつ相対変形可能であるように保持している。また、保持ピン33Dの車両内側に位置する連結棒33Bの中心部が車両前方に変形する際には、車両前方(車両後方)に位置する保持ピン33Dが支点となり、保持ピン33Dの車両外側に位置する連結棒33Bの両端部の車両後方(車両前方)への変形を規制する。すなわち、保持ピン33Dは、連結棒33Bの中心部における車両前後方向への変形に対応する連結棒33Bの両端部における変形を車両左右方向への変形のみに規制する。
また、本体部33Cは、その中心部に操作ノブ33F(操作部)を有している。操作ノブ33Fは、本体部33Cに対して相対的に車両前後方向に移動自在に設けられるとともに、連結棒33Bの中心部に連結している。
したがって、本実施形態によれば以下の作用効果を奏し得ることができる。
(1)図3,4に示すように、連結棒33Bを弾性変形させない場合に、連結棒33Bは、その弾性力でシュー33Aをガイド溝31Aの第1縦壁部31bに押圧し、シュー33Aの車両前後方向への移動を阻止する。そして、図5,6に示すように、ユーザが連結棒33Bを車両前後方向に弾性変形させることにより、連結棒33Bの両端に連結されたシュー33Aは移動許容空間Sへ移動する。そのため、シュー33Aの第1縦壁部31bへの押圧を解除されて、シュー33Aはガイド溝31Aを車両前後方向に移動可能となる。すなわち、移動部材33を任意の位置で無段階停止可能となるため、移動部材33に連結する遮光シート32も任意の位置で無段階停止可能となる。
また、ロールサンシェード装置3の無段階停止するための機構は、連結棒33B及びシュー33Aにより構成された簡素な構造である。そして、連結棒33Bを弾性変形させない場合に連結棒33Bがシュー33Aをガイド溝31Aの第1縦壁部31bに押圧することでシュー33Aの移動を阻止する。そのため、シュー33Aのガタツキ、すなわち移動部材33及び遮光シート32のガタツキが抑止される。
(2)図4,5に示すように、連結棒33Bは、保持ピン33Dにより本体部33Cに対して平行に保持された状態から、本体部33Cに対して相対的に変形可能である。また、遮光シート32は本体部33Cに連結している。したがって、連結棒33Bの弾性変形が遮光シート32に与える悪影響、例えば連結部材に直接遮光シート32を連結した場合に連結棒33Bの弾性変形により遮光シート32に皺ができる等、を抑止できる。
(3)図4,5に示すように、保持ピン33Dは、連結棒33Bの中心部における車両前後方向における変形に対応する連結棒33Bの両端部における変形を車両左右方向への変形のみに規制する。そのため、連結棒33Bの中心部が車両前後方向に変形する際に、第1縦壁部31bに対するシュー33Aの押圧を均一に解除することが可能となる。また、連結棒33Bの中心部を車両前後方向に弾性変形させることにより、第1縦壁部31bに対する各シュー33Aの押圧を同時に解除すること可能となる。それゆえ、ロールサンシェード3の作動信頼性が向上する。
(4)図4,5に示すように、ユーザは、遮光シート32を移動させたい方向(車両前後方向)、すなわち遮光シート32の開方向(車両後方)及び閉方向(車両前方)と同じ方向に操作ノブ33Fを移動させることでシュー33Aの第1縦壁部31bに対する押圧を解除でき、操作部を移動させた方向に遮光シート32を移動できる。それゆえ、ユーザは直感的にわかりやすい操作感を得ることができる。
(5)図3,6に示すように、シュー33Aの摩擦部位33fは、基部33aに比べて摩擦係数が高い合成ゴム等の材料で構成されるため、シュー33Aが第1縦壁部31bに押圧された際に発生する摩擦力を大きくできる。そのため、外部から力が加わった際のシュー33Aのずれを抑制できる。それゆえ、シューのガタツキをより好適に抑止できる。
(6)遮光シート32は付勢部材により常に開方向に付勢されているため、常に張られた状態となる。そのため、遮光シート32に皺ができることを抑制できる。加えて、摩擦部位33fは、連結棒33Bの押圧力により付勢部材の付勢力に抗して移動部材33の移動を阻止する摩擦力を発生させる。それゆえ、遮光シート32が常に開方向に付勢されていても任意の位置で無段階停止可能となる。
(7)図3,6に示すように、各シュー33Aは上方及び下方に位置する弾性部位33gでガイド溝31Aにおける上下方向の動きを規制されるため、移動部材33の車両上下方向へのガタツキを抑止できる。
(8)弾性部位33g,33hは基部33aと同様の樹脂材で弾性変形自在にできるため、シュー33Aの製造コストが安くなる。また、図6に示すように、摩擦部位33fの押圧を解除した際にガイド溝31Aには摩擦係数が低い樹脂材で形成された弾性部位33g,33hのみ当接するため、遮光シート32を移動させる際の抵抗を小さくすることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、以下に示す態様に変更してもよい。
・上記実施形態では、ユーザが連結棒33Bを車両前後方向に弾性変形させることにより、シュー33Aの第1縦壁部31bへの押圧を解除させているが、連結棒33Bを弾性変形させる方向は、例えば車両上下方向のように連結棒33Bの延在方向に対して垂直な方向に変更してもよい。このようにしても、上記実施形態における(1)〜(3),(5)〜(8)に記載の作用効果と同等の作用効果を奏し得ることができる。
・上記実施形態では、移動部材33の本体部33Cは保持ピン33Dを有しているとしたが、該保持ピンはローラ等であってもよい。
・上記実施形態では、本体部33Cは、その中心部に操作ノブ33Fを有しているとしたが、必ずしも中心部になくてもよい。
・上記実施形態では、シートガイド溝31Bにより遮光シート32は車両前後方向に案内されるとしたが、ガイドレール31がシートガイド溝31Bを有していなくて、遮光シート32がガイドレール31に案内されなくてもよい。
・上記実施形態では、遮光シート32の閉方向を車両前方、開方向を車両後方としたが、閉方向が車両前方、開方向が車両後方でもよい。
・上記実施形態では、遮光シート32の移動方向を車両前後方向としたが、例えば車両左右方向等のように移動方向を変えてもよい。
・上記実施形態では、ロールサンシェード装置3をルーフパネル1aに設けられるガラスパネル1b、すなわちサンルーフの日差し調整のために用いているが、例えば窓ガラスのカーテン、サンバイザー等の代替として窓ガラスの日差し調整のために用いてもよい。
本発明の一例である実施形態におけるサンシェード装置が設けられた車両ルーフの斜視図。 ガイドレールと移動部材との連係部周辺の構造を示す斜視図。 移動部材の移動阻止時におけるガイドレールのガイド溝及び移動部材のシューの断面図。 移動部材の移動阻止時における車両下方視のロールサンシェード装置の模式図。 移動部材の移動可能時における車両下方視のロールサンシェード装置の模式図。 移動部材の移動可能時におけるガイドレールのガイド溝及び移動部材のシューの断面図。
符号の説明
1b ガラスパネル(透光部材)
3 ロールサンシェード装置(車両用ロールサンシェード装置)
31 ガイドレール
31A ガイド溝
31b 第1縦壁部
32 遮光シート
33 移動部材
33A シュー(移動部)
33B 連結棒
33C 本体部
33D 保持ピン(保持部)
33F 操作ノブ(操作部)
33f 摩擦部位(押圧部位)

Claims (6)

  1. 車両に設けられた透光部材を遮る閉方向及び該透光部材を開放する開方向に移動自在な遮光シートと、
    前記遮光シートの移動方向に延在するガイド溝を有し、互いに対向するように前記車両に設けられた一対のガイドレールと、
    前記ガイドレールの対向方向に延在するとともに前記遮光シートにおける前記閉方向の端部に連結される移動部材とを備え、
    前記移動部材が前記ガイド溝に案内される車両用ロールサンシェード装置において、
    前記移動部材は、前記ガイド溝に案内される一対の移動部を前記対向方向の両端に有するとともに、前記対向方向に延在する弾性変形自在な連結棒を有し、
    前記連結棒は、前記各移動部を前記ガイド溝に対して前記対向方向に押圧するように前記各移動部を連結し、前記対向方向に対して垂直な方向に弾性変形することにより前記各移動部の前記ガイド溝への押圧を解除することを特徴とする車両用ロールサンシェード装置。
  2. 前記移動部材は、前記対向方向に延在するとともに前記遮光シートに連結される本体部を有し、
    該本体部は、該本体部に対して前記連結棒を平行にかつ相対変形自在に保持する保持部を有することを特徴とする、請求項1に記載の車両用ロールサンシェード装置。
  3. 前記保持部は、前記移動部材における前記移動方向の中心線に対して対称となるように配置され、前記連結棒の中心部における前記対向方向に対する垂直な方向への変形に対応する連結棒の両端部における変形を前記対向方向への変形のみに規制する規制手段であることを特徴とする、請求項2に記載の車両用ロールサンシェード装置。
  4. 前記移動部材の前記本体部は、該本体部に対して前記遮光シートの前記開方向及び閉方向と同じ方向に相対的に移動自在な操作部を有し、
    該操作部は前記連結棒と連結していることを特徴とする、請求項2又は3に記載の車両用ロールサンシェード装置。
  5. 前記移動部におけるガイド溝に押圧される押圧部位の摩擦係数を、他の前記移動部の部位に比べて高く設定したことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用ロールサンシェード装置。
  6. 前記遮光シートを前記開方向に付勢する付勢部材を備え、
    前記押圧部位は、前記連結棒の押圧力により、前記付勢部材の付勢力に抗して前記移動部材の移動を阻止することを特徴とする、請求項5に記載の車両用ロールサンシェード装置。
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