JP2009298051A - 画像形成装置、画像形成装置の障害診断システムおよび画像形成装置の障害診断プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】障害発生時に容易且つ確実に障害に関する情報を保存、出力できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成手段と、画像形成に関連する処理系の制御を行う第1の制御手段(処理系コントローラC1)と、画像形成に関連する機械系の制御を行う第2の制御手段(機械系コントローラC2)と、可搬式記憶媒体(USBメモリ100)に所定の情報を書き込み可能に構成された書込手段(USBインターフェイス3)と、第1の制御手段および第2の制御手段の少なくとも一方の何れかの部位に発生する障害を診断する診断手段と、診断手段の結果に応じて少なくとも画像形成手段および書込手段の何れかを含んで構成される情報出力手段から、診断結果に関する情報の出力先を決定する決定手段と、決定された出力先に対して診断結果に関する情報を出力させる出力制御手段(処理系コントローラC1)とを備える。
【選択図】図5
【解決手段】画像形成手段と、画像形成に関連する処理系の制御を行う第1の制御手段(処理系コントローラC1)と、画像形成に関連する機械系の制御を行う第2の制御手段(機械系コントローラC2)と、可搬式記憶媒体(USBメモリ100)に所定の情報を書き込み可能に構成された書込手段(USBインターフェイス3)と、第1の制御手段および第2の制御手段の少なくとも一方の何れかの部位に発生する障害を診断する診断手段と、診断手段の結果に応じて少なくとも画像形成手段および書込手段の何れかを含んで構成される情報出力手段から、診断結果に関する情報の出力先を決定する決定手段と、決定された出力先に対して診断結果に関する情報を出力させる出力制御手段(処理系コントローラC1)とを備える。
【選択図】図5
Description
本発明は、画像形成装置、画像形成装置の障害診断システムおよび画像形成装置の障害診断プログラムに関するものである。
画像形成装置の一種としてのプリンタの故障やトラブル等の発生に対して、より迅速に対処するために、プリンタの状態を常時監視する専用機器を設け、ネットワーク介して専用機器から送信されてくる情報に基づいて、プリンタメーカがプリンタの状態を常時監視する技術が開発されている。
また、ネットワークを介してメーカ等と常時接続できないような場合には、プリンタに発生した障害内容を電子メールなどで上位の装置等(サーバやメーカなど)に通知する技術が提案されている(特開05−189943号公報等を参照)。
しかし、プリンタの故障や障害の内容によっては、外部へ情報発信できないような場合や、ユーザが見てもプリンタが動作しないこと以外には判断が付かないようなケースが存在する。
例えば、障害状態を表示すべき「操作パネル」や、障害情報を発信すべき「デバイス通信インターフェイス」が、外来ノイズ(静電気や雷サージ)等の影響で機能しなくなったような場合が挙げられる。
このような場合には、上述したような従来技術では迅速な対処ができず、ユーザはもとより、メーカの保守員等が修理に来た場合にも障害の発生箇所や障害内容を的確に判断できない事態が発生する虞がある。
また、適切な交換部材等を判断することが難しいため、プリンタ自体の交換や分解調査後の再交換が必要があるなど、時間と手間がかかるという問題があった。
特開05−189943号公報
本発明は、障害発生時においてネットワークを介して障害に関する情報を伝達できない場合などに、障害に関する情報を確実に保存または出力することのできる画像形成装置、画像形成装置の障害診断システムおよび画像形成装置の障害診断プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る画像形成装置は、印刷データに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、前記画像形成に関連する処理系の制御を行う第1の制御手段と、前記画像形成に関連する機械系の制御を行う第2の制御手段と、可搬式記憶媒体を着脱自在に構成され、装着された前記可搬式記憶媒体に所定の情報を書き込み可能に構成された書込手段と、前記第1の制御手段および前記第2の制御手段の少なくとも一方の何れかの部位に発生する障害を診断する診断手段と、該診断手段の結果に応じて、少なくとも前記画像形成手段および前記書込手段の何れかを含んで構成される情報出力手段から、前記診断結果に関する情報の出力先を決定する決定手段と、該決定手段で決定された出力先に対して、前記診断結果に関する情報を出力させる出力制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明に係る画像形成装置は、請求項1に記載の発明について、前記書込手段は、USB(Universal Serial Bus)ポートを備え、前記可搬式記憶媒体は、前記USBポートに挿抜可能なUSBフラッシュメモリで構成されることを特徴とする。
請求項3の発明に係る画像形成装置は、請求項1または請求項2の何れかに記載の発明について、前記第1の制御手段および前記第2の制御手段の少なくとも一方は、所定の情報を記憶可能な記憶手段を備え、前記情報出力手段は、前記記憶手段を含むことを特徴とする。
請求項4の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項3の何れかに記載の発明について、前記印刷データおよび所定の情報を送受信可能なネットワーク接続手段を備え、前記情報出力手段は、前記ネットワーク接続手段を含むことを特徴とする。
請求項5の発明に係る画像形成装置は、請求項2から請求項4の何れかに記載の発明について、前記USBメモリが有し、前記書込手段との接続を確認するアクセスランプの点灯または点滅を制御するアクセスランプ制御手段を備え、該アクセスランプ制御手段は、前記診断手段の診断結果に対応させて、前記アクセスランプの点灯または点滅のパターンを変更することを特徴とする。
請求項6の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項5の何れかに記載の発明について、前記書込手段に前記可搬式記憶媒体が装着されているか否かを判断する接続判断手段をさらに備え、前記出力制御手段は、前記接続判断手段の判断結果に応じて、前記書込手段を介して前記可搬式記憶媒体への前記診断結果に関する情報の書き込みを行うことを特徴とする。
請求項7の発明に係る画像形成装置は、請求項6に記載の発明について、前記診断手段は、前記接続判断手段の判断結果に応じて障害の診断を開始することを特徴とする。
請求項8の発明に係る画像形成装置は、請求項5から請求項7の何れかに記載の発明について、前記診断手段による診断結果は、障害の種類に関する情報、障害発生箇所に関する情報の少なくとも一方を含み、前記アクセスランプ制御手段は、障害の種類に関する情報または障害発生箇所に関する情報に対応したパターンで前記アクセスランプの点灯または点滅を制御することを特徴とする。
請求項9の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項8の何れかに記載の発明について、前記出力制御手段および前記アクセスランプ制御手段は、前記第1の制御手段および前記第2の制御手段と独立して設けられることを特徴とする。
請求項10の発明に係る画像形成装置の障害診断システムは、請求項1から請求項9の何れかに記載の1または2以上の画像形成装置と、通信手段を介して前記画像形成装置と接続される1または2以上の情報処理装置とから構成されることを特徴とする。
請求項11の発明に係る画像形成装置の障害診断プログラムは、印刷データに基づいて画像形成を行う画像形成過程と、所定の画像形成装置に装着された可搬式記憶媒体に所定の情報を書き込む書込過程と、画像形成に関連する処理系の第1の制御手段および画像形成に関連する機械系の第2の制御手段の少なくとも一方の何れかの部位に発生する障害を診断する診断過程と、該診断過程の結果に応じて、少なくとも前記画像形成過程および前記書込過程の何れかを含んで構成される情報出力過程から、前記診断結果に関する情報の出力先を決定する決定手段と、該決定過程で決定された出力先に対して、前記診断結果に関する情報を出力させる情報出力過程とを演算手段に実行させることを特徴とする。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、診断手段の結果に応じて、少なくとも画像形成手段および前記書込手段の何れかを含んで構成される情報出力手段から、診断結果に関する情報の出力先を決定する決定手段と、該決定手段で決定された出力先に対して、診断結果に関する情報を出力させる出力制御手段とを備えているので、故障等の障害発生状況に応じて障害に関する情報を確実に保存または印刷出力することができ、修理等を迅速に行うことができるなど利便性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、可搬式記憶媒体は、USBポートに挿抜可能なUSBフラッシュメモリ(いわゆるUSBメモリあるいはUSBストレージ)で構成されているので、汎用性を高めることができ故障等の障害発生状況に応じて障害に関する情報を低コストかつ確実に保存することができ、利便性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、第1の制御手段および第2の制御手段の少なくとも一方は、所定の情報を記憶可能な記憶手段を備え、情報出力手段は記憶手段を含んでいるので、故障等の障害発生状況に応じて障害に関する情報をより確実に保存することができ、利便性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、印刷データおよび所定の情報を送受信可能なネットワーク接続手段を備え、情報出力手段はネットワーク接続手段を含んでいるので、故障等の障害発生状況に応じて障害に関する情報をより確実に保存あるいは印刷出力することができ、利便性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、診断手段の診断結果に対応させて、USBメモリのアクセスランプの点灯または点滅のパターンを変更しているので、故障等の障害発生状況をより明確に把握することができ、修理等をより迅速に行うことができるなど利便性を向上させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、出力制御手段は、接続判断手段の判断結果に応じて、書込手段を介して可搬式記憶媒体への診断結果に関する情報の書き込みを行っているので、診断結果に関する情報の印刷出力やネットワークを介した出力が不能な障害が発生したような場合に、可搬式記憶媒体に当該情報を記録して保存することができ、修理等を行う際に当該情報を容易に参照することができ、利便性を向上させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、診断手段は接続判断手段の判断結果に応じて障害の診断を開始するようになっているので、可搬式記憶媒体を装着するだけで装置の故障の有無等を診断することができ、また可搬式記憶媒体に当該情報を記録して保存することができ、修理等を行う際に診断結果に関する情報を容易に参照することができ、利便性を向上させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、アクセスランプ制御手段は、障害の種類に関する情報または障害発生箇所に関する情報に対応したパターンでアクセスランプの点灯または点滅を制御しているので、ユーザ等はアクセスランプの点灯または点滅のパターンによって、障害の種類または障害発生箇所を容易に特定あるいは推測することができ、利便性を向上させることができる。
請求項9に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、出力制御手段およびアクセスランプ制御手段は、第1の制御手段および第2の制御手段と独立して設けられているので、第1の制御手段および第2の制御手段に故障等の障害が発生した場合であっても、出力制御手段およびアクセスランプ制御手段の制御により可搬式記憶媒体に障害に関する情報を記録したり、アクセスランプの点灯または点滅のパターンによって障害の種類または障害発生箇所等を容易に特定あるいは推測することができるので、利便性を向上させることができる。
請求項10に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、診断手段の結果に応じて、該診断手段の結果に応じて、少なくとも画像形成手段および書込手段の何れかを含んで構成される情報出力手段から診断結果に関する情報を出力させているので、故障等の障害発生状況に応じて障害に関する情報を確実に保存または印刷出力することができ、修理等を迅速に行うことができるなど利便性を向上させることができる。
請求項11に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、診断過程の結果に応じて、少なくとも前記画像形成過程および前記書込過程の何れかを含んで構成される情報出力過程から、前記診断結果に関する情報の出力先を決定する決定手段と、該決定過程で決定された出力先に対して、前記診断結果に関する情報を出力させる情報出力過程とを演算手段に実行させているので、故障等の障害発生状況に応じて障害に関する情報を確実に保存または印刷出力することができ、修理等を迅速に行うことができるなど利便性を向上させることができる。
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1から図8を参照して、本発明についての第1の実施の形態に係る画像形成装置の障害診断システムS1について説明する。
画像形成装置の障害診断システムS1は、図1に示すように、画像形成装置としてのプリンタPR1と、LANやインターネット等のネットワークNを介して接続されるパーソナルコンピュータ等の情報処理装置PC1と、プリンタPR1に着脱可能な可搬式記憶媒体としてのUSBフラッシュメモリ(USB flash memory:(いわゆるUSBメモリあるいはUSBストレージを指す)。以降、USBメモリという)100とから構成されている。
プリンタPR1は、各種データの授受等を制御する処理系コントローラC1と、画像形成を行う各種機器を設置する機械系コントローラC2を備えている。
処理系コントローラC1は、特には限定されないが、図1に示す例では、各種演算処理を行うCPU1aと、各種データを格納する揮発性記憶手段としてのEEPROM1bと、プログラムデータ等を格納するROM1cと、CPU1aの演算処理のワークエリア等として用いられるRAM1dとから構成されている。
なお、これに限らず、処理系コントローラC1を1チップのマイクロコンピュータ等で構成するようにしてもよい。
処理系コントローラC1は、各種情報を表示したり、ユーザからの指示を入力するコントロールパネル10、LANやインターネット等のネットワークNに接続するネットワークインターフェイス2、USBメモリ100を接続するUSBポート3等に接続され、これらの機器の動作を制御している。
また、本実施の形態では、図1に例えばA〜Eで示す各箇所における故障等の障害の発生を判定する処理を処理系コントローラC1で行っている(詳細については後述する)。
一方、機械系コントローラC2は、画像形成を実効するプリンタエンジン(図示せず)や電源ユニット5に接続され、ネットワークNを介して受信した印刷データに基づいて印刷用紙等に画像形成を行う処理全般に関する制御を行っている。
ここで、USB(Universal Serial Bus)およびUSBメモリについて説明する。
まず、USBとは、パーソナルコンピュータと周辺機器(キーボード、マウス、ドライブ装置、スキャナなど)との間でデータを伝送するインターフェイスの規格の一つであり、インターフェイスの共通化・統一を目的としてMicrosoft社やIntel社等によって開発された規格のことである。
また、USBメモリとは、外付け記録媒体の一つであり、パーソナルコンピュータ等のUSBポート(接続口)に直接接続してデータを読み書きするフラッシュメモリの総称である。
このUSBメモリは、例えば小型・軽量で持ち運びが容易であること、ディスク型記録メディアに比べても衝撃に強いこと、記憶容量と価格についての選択肢が多いこと、外見のデザインが豊富であること等の優れた特性を有している。
また、最近ではUSB2.0(HI−SPEED USB)に対応するものや、携帯オーディオプレイヤーとしても使えるものも増えている。
特に、普及が進んでいるUSBポートを接続口とするため、USBフラッシュメモリの利用できる機会は非常に多い。
現在のUSBの規格には、ハードディスク(HDD)などを外部記憶装置(外部ドライブ)として認識するための仕様であるUSBマスストレージクラスが備わっており、USBメモリの大半はこの仕様に準拠しているので、装着される側が備える専用のドライバをそのまま使用できる。
このようなメリットを背景に、USBメモリは手軽に使用できる記録媒体であるとして、急速に普及しつつある。
また、フラッシュメモリは、書き換え可能なメモリの一種であり、繰り返し電気的に内容を書き換えることができ、しかもバックアップの電源が必要ないので取り扱いが非常に簡単であるというメリットを有している。
次に、図2を参照して、本実施の形態に適用するUSBメモリ100の構成について説明する。
USBメモリ100は、主にUSBメモリ本体100aと、未使用時にUSB端子部102を覆うキャップ101とから構成されている。
USBメモリ本体100aは、樹脂製の筐体内に収容される所定容量のフラッシュメモリ103と、当該フラッシュメモリ103と接続されてプリンタPR1側のUSBポート3に着脱されるオス型のUSB端子部(A端子)102と、フラッシュメモリ103へのアクセス時およびプリンタPR1側からの制御により点灯または点滅されるアクセスランプとしてのLED(発光ダイオード)104とから構成されている。
なお、端子形状はUSB規格で定められており、Mini A端子、ABソケットについてはUSB IF(Implementers Forum:USBの規格制定団体)が定めた拡張規格である(OTG:On The GO)規格内で定められている。
そして、USBメモリ100を用いる場合には、キャップ101を外した後、図3に示すようにUSB端子部102をプリンタPR1のUSBポート3に差し込んで装着することとなる。
なお、USBメモリ100の形態は特には限定されず、USBポートに接続可能なアダプタにSDメモリカード(Secure Digital memory card)等を装着して、全体としてUSBメモリとして用いることができるものなども含む。
また、上述のようにアクセスランプとしては一般的にLEDが用いられるが、これには限定されず、ユーザやメンテナンス作業員等に対してUSBメモリへのアクセス状態あるいは後述するような障害発生状況を視覚的に報知できるものであれば何であってもよい。
次に図4〜図8のフローチャートを参照して、画像形成装置の障害診断システムS1で実行される障害診断処理の処理手順について説明する。
この処理が開始されると、まずステップS10でプリンタPR1について障害が発生したか否かを判定する。
そして、障害が発生していないと判定した場合(「No」の場合)にはステップS11に移行して、画像形成に関する初期設定を実施して本処理を終了し、通常の画像形成処理を実行する。
一方、ステップS10でプリンタPR1について何らかの障害が発生している場合(「Yes」の場合)にはステップS12に移行して、USBメモリ100は装着されているか否かが判定される。
判定結果が「No」の場合には処理を終了し、「Yes」の場合にはステップS13に移行する。
ステップS13では、条件別に各種処理を行う。
例えば、A、B、Cの3条件のOK、NG、△(判断がつかないような状態)の組合せにより、
A条件(OK)の場合には、情報出力(印刷)を実行する。
A条件(NG)×B条件(OK)の場合には、USBメモリ100へ情報出力を行う。
A条件(NG)×B条件(NG)×C条件(OK)の場合には、EEPROM1bへの出力およびUSBメモリのLED104の点滅を行う。
A条件(NG)×B条件(NG)×C条件(△)の場合には、USBメモリ100のLEDを点灯させる。
A条件(NG)×B条件(NG)×C条件(NG)の場合には、USBメモリ100のLEDを消灯させる。
なお、「判断がつかない」状態とは、例えば外来ノイズ等(静電気や雷サージ)の重畳により機器の破損が発生し、情報の収集が出来ない状況などをいう。具体的には、例えば処理系コントローラC1とコントロールパネル10との間の通信が出来ず、液晶画面のリトライも効かずに停止する場合や、コントロールパネル10のキー操作が不能となりステータス印刷(印刷設定等を示す印刷を含む)もできず、リセットもかけられないような状況である。
次に、図5のフローチャートを参照して、画像形成装置の障害診断システムS1で実行される他の処理手順について説明する。
この処理が開始されると、まずステップS20でプリンタPR1のUSBインターフェイス3は使用可能か否かが判定される。
判定結果が「Yes」の場合にはステップS29に移行して、USBメモリ100のLED104を所定のパターンで点滅させてからステップS30に移行する。
表1では、(1)〜(4)の4つの障害発生状況に対応させた4つの点滅パターンが示されている。
ここでは、(1)の障害発生状況として、「ネットワークインターフェイス2が故障した場合」を、(2)の障害発生状況として、「パラレルポートが故障した場合」を、(3)の障害発生状況として、「USBインターフェイス3が故障した場合」を、(4)の障害発生状況として、「処理系コントローラC1と機械系コントローラC2が通信不能の場合を挙げているが、これに限定されず、その他の障害発生状況に合わせた他の点滅パターンを定義することもできる。
なお、上記パラレルポートとは、RS232CやIEEE1394等の規格に対応したポートをいう。
このように、障害発生状況に応じてUSBメモリ100のLED104を所定のパターンで点滅させることにより、ユーザやメンテナンスを行う担当者等は、障害の内容や障害の発生位置を容易かつ迅速に把握することができ、適切な措置をとることができる。
図5のフローチャートに戻って、ステップS30では、印刷出力処理のサブルーチンが実行される。
ここで、図6のフローチャートを参照して印刷出力処理の処理手順について説明する。
ステップS301では、障害情報に関する印刷データに基づいて出力データ文字列を生成する。
ここで、障害情報に関する印刷データとは、例えば、「ネットワークインターフェイスに故障が発生しています。」等の障害発生箇所等を教示するメッセージなどを印刷するデータをいう。
ステップS302では、文字を描画(例えば、ラスタデータにイメージ化)してステップS303に移行する。
ステップS303では、イメージ化されたデータを機械系コントローラC2を介して画像形成装置に出力する。
ステップS304では、画像形成装置において文字を印刷して図5のメインルーチンに戻る。
これにより、障害発生状況をUSBメモリ100のLED104を所定のパターンで点滅で確認できるとともに、印刷出力された書面でもより明確に確認することができるので、より的確な措置をとることができる。
一方、ステップS20で、「No」と判定された場合にはステップS21に移行して、USBメモリ100に障害発生状況のデータを出力するか否かが判定される。
そして、「Yes」の場合にはステップS27に移行して、ステップS29と同様にUSBメモリ100のLED104を所定のパターンで点滅(表1参照)させてステップS28に移行する。
ステップS28では、USBメモリ100に障害発生状況に関するデータを書き込むUSBメモリ出力処理のサブルーチンを実行する。
ここで、図7のフローチャートを参照してUSBメモリ出力処理の処理手順について説明する。
ステップS280では、USBメモリ100への送信データ(例えば、障害発生状況に関するより詳細な情報を含むデータ)を生成してステップS281に移行する。
ステップS281では、USBインターフェイス3の通信ポートを開いてステップS282に移行する。
ステップS282では、USBメモリ100への書き込みを実行してから図5のメインフローに戻る。
これにより、障害発生状況をUSBメモリ100のLED104を所定のパターンで点滅で確認できるとともに、USBメモリ100に書き込まれた障害発生状況に関するデータをパーソナルコンピュータ等で読み出してより詳細な状況(例えば、障害発生時刻や発生箇所のより詳細なデータ等)を確認することができるので、より的確な措置をとることができる。
一方、ステップS21で「No」と判定された場合には、ステップS22に移行して、EEPROM1bに障害発生状況のデータを出力するか否かが判定される。
そして、「Yes」の場合にはステップS25に移行して、ステップS29と同様にUSBメモリ100のLED104を所定のパターンで点滅(表1参照)させてステップS26に移行する。
ステップS26では、EEPROM1bに障害発生状況に関するデータを書き込むEEPROM出力処理のサブルーチンを実行する。
ここで、図8のフローチャートを参照してEEPROM出力処理の処理手順について説明する。
ステップS261では、EEPROM1bへの書込データ(例えば、障害発生状況に関するより詳細な情報を含むデータ)を生成してステップS262に移行する。
ステップS262では、EEPROM1bへの書き込みを実行してから図5のメインフローに戻る。
これにより、障害発生状況をUSBメモリ100のLED104を所定のパターンで点滅で確認できるとともに、EEPROM1bに書き込まれた障害発生状況に関するデータを専用の読出装置等で読み出してより詳細な状況(例えば、障害発生時刻や発生箇所のより詳細なデータ等)を確認することができるので、より的確な措置をとることができる。
一方、ステップS22で「No」と判定された場合には、ステップS23に移行して、電源ユニット5が正常に機能しているか否かが判定され、「Yes」の場合には処理を終了し、「No」の場合にはステップS24に移行する。
ステップS24では、USBメモリ100のLED104を点灯させてから処理を終了する。
これにより、電源ユニット5に障害が発生しているか否かを確認することができ、適切な措置をとることができる。
(第2の実施の形態)
図9を参照して、本発明についての第2の実施の形態に係る画像形成装置の障害診断システムS2について説明する。
なお、第1の実施の形態に係る画像形成装置の診断システムS1と同一の構成については、同一符号を付して説明は省略する。
画像形成装置の障害診断システムS2が、画像形成装置の診断システムS1と異なる点は、プリンタPR2がUSBコントローラC3を、処理系コントローラC1、機械系コントローラC2とは別個に独立して設けられている点である。
このように、USBコントローラC3を、処理系コントローラC1および機械系コントローラC2から独立させたことにより、例えば処理系コントローラC1に何らかの障害が発生し、例えばネットワークNを介した通信が困難な障害や、印刷出力が困難な障害だけでなく、USBメモリ100に対するアクセスができなくなるような緊急事態であっても、独立したUSBコントローラC3の働きにより、USBメモリ100に障害に関する情報を格納して、修理担当者が修理等を行う際に有用な情報を提供することができる。
なお、画像形成装置の障害診断システムS2で行われる各種処理は、画像形成装置の診断システムS1と同様である。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
また、プログラムを用いる場合には、ネットワークを介して提供し、或いはCD−ROM等の記録媒体に格納して提供することが可能である。
本発明による画像形成装置、画像形成装置の障害診断システムおよび画像形成装置の障害診断プログラムは、パーソナルコンピュータやホストコンピュータ等の情報処理装置、ネットワーク接続機能を備えるレーザプリンタ、フルカラープリンタ、複合機、インクジェット方式のプリンタ、ファクシミリ装置等に適用することができる。
S1、S2 画像形成装置の診断システム
PC1 情報処理装置
C1 処理系コントローラ(第1の制御手段、診断手段、決定手段、出力制御手段、アクセスランプ制御手段、接続判断手段)
1a CPU
1b EEPROM(記憶手段、情報出力手段)
1c ROM
1d RAM
C2 機械系コントローラ(第2の制御手段)
N ネットワーク
PR1、PR2 プリンタ(情報出力手段、画像形成装置、画像形成手段)
2 ネットワークインターフェイス(ネットワーク接続手段)
3 USBインターフェイス(書込手段、USBポート)
5 電源ユニット
10 コントロールパネル
100 USBメモリ(可搬式記憶媒体)
100a USBメモリ本体
101 キャップ
102 端子部
103 フラッシュメモリ
104 LED(情報出力手段、アクセスランプ)
C3 USBコントローラ
PC1 情報処理装置
C1 処理系コントローラ(第1の制御手段、診断手段、決定手段、出力制御手段、アクセスランプ制御手段、接続判断手段)
1a CPU
1b EEPROM(記憶手段、情報出力手段)
1c ROM
1d RAM
C2 機械系コントローラ(第2の制御手段)
N ネットワーク
PR1、PR2 プリンタ(情報出力手段、画像形成装置、画像形成手段)
2 ネットワークインターフェイス(ネットワーク接続手段)
3 USBインターフェイス(書込手段、USBポート)
5 電源ユニット
10 コントロールパネル
100 USBメモリ(可搬式記憶媒体)
100a USBメモリ本体
101 キャップ
102 端子部
103 フラッシュメモリ
104 LED(情報出力手段、アクセスランプ)
C3 USBコントローラ
Claims (11)
- 印刷データに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、
前記画像形成に関連する処理系の制御を行う第1の制御手段と、
前記画像形成に関連する機械系の制御を行う第2の制御手段と、
可搬式記憶媒体を着脱自在に構成され、装着された前記可搬式記憶媒体に所定の情報を書き込み可能に構成された書込手段と、
前記第1の制御手段および前記第2の制御手段の少なくとも一方の何れかの部位に発生する障害を診断する診断手段と、
該診断手段の結果に応じて、少なくとも前記画像形成手段および前記書込手段の何れかを含んで構成される情報出力手段から、前記診断結果に関する情報の出力先を決定する決定手段と、
該決定手段で決定された出力先に対して、前記診断結果に関する情報を出力させる出力制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記書込手段は、USB(Universal Serial Bus)ポートを備え、
前記可搬式記憶媒体は、前記USBポートに挿抜可能なUSBフラッシュメモリで構成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第1の制御手段および前記第2の制御手段の少なくとも一方は、所定の情報を記憶可能な記憶手段を備え、
前記情報出力手段は、前記記憶手段を含むことを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の画像形成装置。 - 前記印刷データおよび所定の情報を送受信可能なネットワーク接続手段を備え、
前記情報出力手段は、前記ネットワーク接続手段を含むことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の画像形成装置。 - 前記USBメモリが有し、前記書込手段との接続を確認するアクセスランプの点灯または点滅を制御するアクセスランプ制御手段を備え、
該アクセスランプ制御手段は、前記診断手段の診断結果に対応させて、前記アクセスランプの点灯または点滅のパターンを変更することを特徴とする請求項2から請求項4の何れかに記載の画像形成装置。 - 前記書込手段に前記可搬式記憶媒体が装着されているか否かを判断する接続判断手段をさらに備え、
前記出力制御手段は、前記接続判断手段の判断結果に応じて、前記書込手段を介して前記可搬式記憶媒体への前記診断結果に関する情報の書き込みを行うことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の画像形成装置。 - 前記診断手段は、前記接続判断手段の判断結果に応じて障害の診断を開始することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記診断手段による診断結果は、障害の種類に関する情報、障害発生箇所に関する情報の少なくとも一方を含み、
前記アクセスランプ制御手段は、障害の種類に関する情報または障害発生箇所に関する情報に対応したパターンで前記アクセスランプの点灯または点滅を制御することを特徴とする請求項5から請求項7の何れかに記載の画像形成装置。 - 前記出力制御手段および前記アクセスランプ制御手段は、前記第1の制御手段および前記第2の制御手段と独立して設けられることを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに記載の画像形成装置。
- 請求項1から請求項9の何れかに記載の1または2以上の画像形成装置と、
通信手段を介して前記画像形成装置と接続される1または2以上の情報処理装置と、
から構成されることを特徴とする画像形成装置の障害診断システム。 - 印刷データに基づいて画像形成を行う画像形成過程と、
所定の画像形成装置に装着された可搬式記憶媒体に所定の情報を書き込む書込過程と、
画像形成に関連する処理系の第1の制御手段および画像形成に関連する機械系の第2の制御手段の少なくとも一方の何れかの部位に発生する障害を診断する診断過程と、
該診断過程の結果に応じて、少なくとも前記画像形成過程および前記書込過程の何れかを含んで構成される情報出力過程から、前記診断結果に関する情報の出力先を決定する決定手段と、
該決定過程で決定された出力先に対して、前記診断結果に関する情報を出力させる情報出力過程と、
を演算手段に実行させることを特徴とする画像形成装置の障害診断プログラム。
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JP2008155900A JP2009298051A (ja) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | 画像形成装置、画像形成装置の障害診断システムおよび画像形成装置の障害診断プログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113448811A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-09-28 | 山东英信计算机技术有限公司 | 服务器系统故障灯点亮的方法、装置、设备及可读介质 |
US11989467B2 (en) | 2019-06-28 | 2024-05-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image recording device |
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