JP2007087404A - 機器の不具合対策のためのネットワーク技術 - Google Patents

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Abstract

【課題】周辺機器の不具合対策をより簡易に行うことのできる技術を提供する。
【解決手段】クライアント200のブラウザで表示された不具合対策用ページ上において、ユーザによって不具合対策指示用エレメントが選択されると、クライアント200がサーバ110,120に対して不具合対策プログラムの転送要求を発信する。サーバ110,120は、この転送要求に応じて不具合対策プログラムを転送する。不具合対策プログラムのダウンロードが完了すると、クライアント200上において不具合対策プログラムが自動的に起動されて不具合対策処理が実行される。
【選択図】図1

Description

この発明は、ネットワークを介して接続されたサーバシステムとクライアント装置とを含むネットワーク環境下において、クライアント装置やその周辺機器の不具合対策を行うための技術に関する。
パーソナルコンピュータには、プリンタやスキャナなどの種々の周辺機器が外部インターフェースを介して接続される。このような周辺機器に異常や不具合が発生したときに、従来は、周辺機器に添付したマニュアルを参照しなければならない。但し、近年では、周辺機器を製造や販売を行う会社によって、インターネット上にユーザをサポート(支援)するためのユーザサポートページを公開されていることも多い。ユーザサポートページには、自社の周辺機器の不具合対策が細かく掲載されている。
しかし、周辺機器の不具合対策のために、マニュアルを参照したりユーザサポートページを参照したりすることはかなり煩雑な作業であり、また、一般のユーザにとっては、不具合対策の内容の理解が困難な場合も多い。すなわち、従来は、周辺機器やクライアント装置のユーザにとって、それらの不具合対策が煩雑で難しいという問題があった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、周辺機器やクライアント装置の不具合対策をより簡易に行うことのできる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、インターネットを介して接続されたクライアント装置とサーバシステムとを用いて、前記クライアント装置に接続された周辺機器の不具合対策を実行する。まず、前記周辺機器の不具合対策に利用される不具合対策処理の実行を指示するための不具合対策指示用エレメントを含む不具合対策用ページを前記サーバシステムに格納し、また、前記不具合対策処理のために前記クライアント装置で実行される不具合対策プログラムも前記サーバシステムに格納する。前記サーバシステムが、前記クライアント装置からの要求に応じて前記不具合対策用ページを前記クライアント装置に転送すると、前記クライアント装置に、前記不具合対策用ページが表示される。そして、前記不具合対策用ページ上での前記不具合対策指示用エレメントの選択に応じて、前記クライアント装置が、前記サーバシステムに対して前記不具合対策プログラムの転送要求を発信する。この転送要求に応じて、前記サーバシステムが、前記クライアント装置に前記不具合対策プログラムを転送すると、前記クライアント装置が、前記サーバシステムから供給された前記不具合対策プログラムを実行することによって、前記不具合対策処理を行う。
この構成によれば、不具合対策用ページ上での不具合対策指示用エレメントの選択に応じてサーバシステムから周辺機器に適した不具合対策プログラムがクライアント装置に転送されて実行されるので、ユーザがクライアント装置や周辺機器についての詳細な知識を有していなくても、周辺機器の不具合対策を簡易に行うことができる。
なお、前記不具合対策プログラムは、前記クライアント装置へのダウンロードが完了した後に自動的に起動されることが好ましい。
この構成によれば、ユーザによる指示がより少なくて済むので、周辺機器の不具合対策をより簡易に行うことが可能である。
前記周辺機器は、前記クライアント装置の外部インタフェースを介して前記クライアント装置に接続されていてもよい。このとき、前記不具合対策処理プログラムが、前記周辺機器を制御するための制御信号を前記外部インターフェースを介して前記周辺機器に供給することによって前記周辺機器に前記不具合対策のための所定の動作を実行させるようにしてもよい。
この構成によれば、周辺機器に所定の制御信号を供給したときに、所定の動作が正しく行われるか否かを判断することが可能である。
なお、前記不具合対策プログラムが周辺機器に制御信号を送って前記不具合対策のための所定の動作を行わせる前に、前記不具合対策プログラムが、前記クライアント装置が有する複数の外部インタフェースの中で、前記周辺機器が接続されている外部インタフェースを調査する工程を含むようにしてもよい。
この構成によれば、その周辺機器が接続可能な外部インタフェースが複数存在する場合にも、周辺機器が実際に接続されている外部インタフェースを確認して、その外部インタフェースを介して周辺機器にアクセスすることが可能である。
また、前記不具合対策プログラムが周辺機器に制御信号を送って前記不具合対策のための所定の動作を行わせるよりも少なくとも前に、前記不具合対策プログラムが、前記周辺機器が前記所定の動作を実行可能か否かを調査するようにしてもよい。
この構成によれば、周辺機器にその動作を実際に行わせる前に、その動作が不可能であるか否かを知ることが可能である。
具体的には、例えば、前記不具合対策プログラムによる調査は、前記不具合対策プログラムが、前記周辺機器内のメモリから前記周辺機器のエラー状態を示すエラー情報を取得する工程と、前記エラー情報が前記周辺機器がエラー状態にあることを示すときに、前記不具合対策プログラムが、前記クライアント装置の画面上に前記周辺機器がエラー状態であることを表示する工程と、を含むようにしてもよい。
この構成によれば、周辺機器にエラーが発生して停止している場合に、そのエラー状態を直ちに知ることが可能である。
また、前記不具合対策プログラムによる調査は、前記不具合対策プログラムが、前記周辺機器が前記不具合対策処理の対象となっている所定の機種に該当するか否かを調査する工程と、前記周辺機器が前記所定の機種に該当しないときに、前記不具合対策プログラムが、前記クライアントコンピュータの画面上に前記周辺機器が前記不具合対策の対象となっていないことを表示する工程と、を含むようにしてもよい。
この構成によれば、ユーザが、不具合対策処理の対象となっていない機種を使用している場合に、意味の無い不具合対策処理を実行することを防止することが可能である。
前記不具合対策プログラムによる不具合対策処理は、前記不具合対策プログラムが、前記不具合対策処理の終了後に、正常な処理結果と異常な処理結果とを前記クライアントコンピュータの画面上に表示する工程を含むようにしてもよい。
この構成によれば、ユーザが、処理結果が正常か異常かを容易に判断できるので、その後の対策を立て易いという利点がある。
なお、前記正常な処理結果と異常な処理結果とを含む画面は、さらに、前記不具合対策処理の結果が前記異常な処理結果に相当するときに第2の不具合対策処理の実行を指示するための第2の不具合対策指示エレメントを含むように構成されていることが好ましい。
この構成によれば、異常な処理結果の場合に、第2の不具合対策を容易に実行させることが可能である。
なお、前記サーバシステムがクライアント装置から不具合対策プログラムの転送要求を受信する工程は、前記不具合対策用ページ上での前記不具合対策指示用エレメントの選択に応じて、前記クライアント装置が、前記サーバシステムに対して周辺機器情報取得プログラムの転送要求を発信する工程と、これに応じて前記サーバシステムが、前記クライアント装置に周辺機器情報取得プログラムを転送する工程と、前記クライアント装置が前記周辺機器情報取得プログラムを実行し、前記周辺機器から前記周辺機器の機種を含む周辺機器情報を取得すると共に、取得した前記周辺機器情報を前記サーバシステムに転送する工程と、前記サーバシステムが、前記クライアント装置から供給された前記周辺機器情報を参照して、前記周辺機器の機種に適した不具合対策プログラムの格納先を前記クライアント装置に通知する工程と、前記クライアント装置が、前記通知された前記格納先に、前記不具合対策プログラムの転送要求を発信する工程と、を含むようにしてもよい。
あるいは、前記サーバシステムが前記クライアント装置から不具合対策プログラムの転送要求を受信する工程は、前記不具合対策用ページ上での前記不具合対策指示用エレメントの選択に応じて、前記クライアント装置が、前記サーバシステムに対して周辺機器情報取得プログラムの転送要求を発信する工程と、これに応じて前記サーバシステムが、前記クライアント装置に周辺機器情報取得プログラムを転送する工程と、前記クライアント装置が前記周辺機器情報取得プログラムを実行し、前記周辺機器から前記周辺機器の機種を含む周辺機器情報を取得すると共に、取得した前記周辺機器情報を前記不具合対策プログラムの転送要求とともに前記サーバシステムに転送する工程と、を含み、前記クライアント装置からの転送要求に応じて前記サーバシステムが前記不具合対策プログラムを転送する工程は、前記サーバシステムが、前記クライアント装置から供給された前記周辺機器情報を参照して、前記周辺機器の機種に適した不具合対策プログラムを前記クライアント装置に転送する工程を含むようにしてもよい。
これらの構成によれば、周辺機器の機種に適した不具合対策プログラムがクライアント装置に転送されるので、周辺機器の不具合対策処理が機種に依存する場合にも、その処理を適切に実行することが可能である。
なお、前記サーバシステムは、前記周辺機器の複数の機種と、前記複数の機種にそれぞれ適した複数の不具合対策プログラムとの関係を示す機種/プログラム対応情報を格納しており、前記クライアント装置から供給された前記周辺機器情報を用いて前記機種/プログラム対応情報を参照することによって、前記周辺機器に適した不具合対策プログラムを選択するようにしてもよい。
この構成によれば、各機種と、各機種に適した不具合対策プログラムとの関係を、常に適切なものに維持するための管理が容易である。
また、前記クライアント装置から発信される前記不具合対策プログラムの転送要求は、前記クライアント装置に既に格納されている格納済み不具合対策プログラムに関する情報を含んでおり、前記サーバシステムが前記クライアント装置に不具合対策プログラムを転送する工程は、前記格納済み不具合対策プログラムに関する情報に基づいて、前記格納済み不具合対策プログラムが最新版であるか否かを判断する工程と、前記格納済み不具合対策プログラムが最新版で無い場合に、最新版の不具合対策プログラムを前記クライアント装置に転送する工程と、前記格納済み不具合対策プログラムが最新版である場合には、前記クライアント装置に不具合対策プログラムを転送せずに、前記格納済み不具合対策プログラムが最新版であることを示すメッセージを前記クライアント装置に転送する工程と、を含むようにしてもよい。
こうすれば、不要なプログラムの転送を省略できるので、ネットワークシステム全体に対する負荷を軽減することができる。
なお、本発明の他の形態では、サーバシステムが、ネットワークを介して接続された電気機器に、前記電気機器に関連する不具合対策を実行させる。まず、サーバシステムが、前記電気機器から発信された不具合対策プログラムの転送要求を受信する。サーバシステムは、前記転送要求に応じて、前記電気機器に前記不具合対策プログラムを転送することによって、前記電気機器に前記不具合対策プログラムを実行させて不具合対策処理を行わせる。
この形態では、電気機器のユーザがその電気機器に精通していなくても、不具合対策を容易に行うことができる。
なお、前記不具合対策プログラムは、前記電気機器に接続された周辺機器の不具合対策を実行するためのものであるものとしてもよい。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、コンピュータや電気機器などの各種のクライアント装置やその周辺機器の不具合対策を実行する方法およびそのネットワークシステム、そのためのサーバシステムまたはクライアント装置、それらの方法、システム、または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の態様で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.実施例の全体構成:
B.ノズルチェックパターン印刷の動作:
C.プリンタ一括診断の動作:
D.プリンタドライバの自動インストールの動作:
E.変形例
A.実施例の全体構成:
図1は、本発明の一実施例としてのユーザサポートシステムの全体構成を示す説明図である。このシステムは、インターネットを介して接続されたサポートセンタ100とクライアントコンピュータ200とで構成されている。
サポートセンタ100は、ユーザ支援サイトサーバ110と、不具合対策サーバ120とを備えている。ユーザ支援サイトサーバ110は、プリンタやスキャナなどの種々の周辺機器について、ユーザをサポートするための情報を提供するWWWサーバである。また、不具合対策サーバ120は、周辺機器の不具合対策を実行するために利用されるサーバである。これらの2つのサーバ110,120は、別々のコンピュータハードウェア上で実現されていてもよく、あるいは、同一のコンピュータハードウェア上で実現されていてもよい。また、2つのサーバ110,120によるサービスを1つのサーバで提供するようにしてもよい。
2つのサーバ110,120は、プリンタユーザのサポートを行うために、種々のファイルやプログラムモジュールを格納している。すなわち、ユーザ支援サイトサーバ110は、プリンタサポート用のホームページ112やプリンタFAQページ114を含む種々のウェブページを格納しており、不具合対策サーバ120は、不具合対策支援モジュール122とプリンタドライバ情報リスト124とを格納している。これらのファイルやモジュールの内容については後述する。
クライアントコンピュータ200には、パラレルポート220およびケーブル222を介してプリンタ210が接続されている。クライアントコンピュータ200上では、ブラウザ202とプリンタドライバ204とが動作可能である。なお、以下では、クライアントコンピュータ200を単に「クライアント」とも呼ぶ。
図2は、サポートセンタ100によって提供されるプリンタユーザサポートの手順の一例を示すフローチャートである。ステップS1では、クライアント200からの要求に応じて、プリンタFAQページ114がユーザ支援サイトサーバ110からクライアント200に転送され、ブラウザ202によって表示される。
図3は、プリンタFAQページ114の一例を示す説明図である。これは、いわゆるFAQ(よくある質問)のウェブページである。このページには、「Q.印刷できない」という質問に対する回答として、「プリンタ自動診断メニュー」と書かれた第1のエレメントEL1と、「プリンタドライバ自動インストール」と書かれた第2のエレメントEL2とが選択可能に表示されている。
本明細書において、「エレメント」とは、ウェブページ(単に「ページ」とも呼ぶ)やダイアログ(「ダイアログボックス」とも呼ぶ)上に配置された1つの部品を意味している。「エレメント」としては、ボタンや、文字列、画像、メニューなどの種々の部品を利用可能である。
図3のページ上において、クライアント200のユーザが第1のエレメントEL1を選択すると、プリンタ自動診断メニューを含むページがサーバ110からクライアント200に転送されて表示される(図2のステップS2)。一方、ユーザが第2のエレメントEL2を選択すると、プリンタドライバの自動インストールが実行される(ステップS3)。プリンタドライバの自動インストールについては後述する。
図4は、プリンタ自動診断メニューの一例を示す説明図である。このページには、「ノズルチェックパターン印刷」と書かれた第1のエレメントEL11と、「ヘッドクリーニング」と書かれた第2のエレメントEL12と、「プリンタ一括診断」と書かれた第3のエレメントEL13とが選択可能に表示されている。これらのいずれかのエレメントが選択されると、それぞれの不具合対策処理が実行される(図2のステップS4〜S6)。
なお、ステップS3〜S5における不具合対策処理は、不具合対策サーバ120の支援の下に実行される。すなわち、これらの不具合対策処理を指示するためのエレメントEL2(図3),EL11〜EL13(図4)は、不具合対策支援モジュール122にリンクされている。
以下では、ノズルチェックパターン印刷(ステップS4)と、プリンタ一括診断(ステップS6)と、プリンタドライバ自動インストール(ステップS3)と、の3種類の不具合対策処理の内容に関して順次説明を行う。
B.ノズルチェックパターン印刷の動作:
図5は、ノズルチェックパターン印刷の処理手順を示すフローチャートである。図5のステップS11〜S22のうち、ステップS11〜S16は主として不具合対策サーバ120で実行され、ステップS17〜S22は主としてクライアント200で実行される。
ユーザが図4の第1のエレメントEL11を選択すると、サーバ120内の不具合対策支援モジュール122が、ブラウザ202(図1)の種類およびバージョンと、クライアント200のオペレーティングシステムの種類およりバージョンとを調査し、これらが不具合対策処理のサポート対象として適切か否かを判断する(図5のステップS11,S13)。なお、ブラウザ202(図1)の情報、クライアント200のオペレーティングシステムの情報は、エレメントEL11が選択されたときにブラウザ202からサーバ120に転送される。
不具合対策処理のサポート対象とするブラウザ202としては、Internet Explorer(マイクロソフト社の商標)のバージョン4.01以上や、Netscape Navigator(ネットスケープ・コミュニケーションズ社の商標)のバージョン4.0以上などを利用することができる。また、クライアント200のオペレーティングシステムとしては、例えばWindows95やWindoes98(いずれもマイクロソフト社の商標)などを使用することができる。
ブラウザやオペレーティングシステムが不具合対策処理のサポート対象外である場合には、その旨を示す警告がサーバ120からクライアント200に転送され、クライアント200の画面に表示される(ステップS12,S14)。図6は、ブラウザが不具合対策処理のサポート対象外であることを警告するページの一例を示している。
このように、不具合対策処理の最初にブラウザやオペレーティングシステムが適切か否かの判断を行うようにすれば、それらが適切で無い場合に、不具合対策処理の進行を停止することができる。この結果、サーバ120側もクライアント200側も無駄な処理を行わずに済むという利点がある。
ブラウザとオペレーティングシステムが適切である場合には、図7に示すノズルチェックパターン印刷の開始ページがサーバ120からクライアント200に転送されて表示される(ステップS15)。このページには、「ノズルチェックパターン印刷開始」と書かれたボタンBT1が含まれている。ユーザがこのボタンBT1をクリックすると、クライアント200からサーバ120に対して、ノズルチェックパターン印刷を行うための自動実行モジュールの転送が要求され、不具合対策支援モジュール122がその自動実行モジュールをクライアント200に転送する(ステップS16)。
図8は、クライアント200にダウンロードされた自動実行モジュール300の内容を示すブロック図である。この自動実行モジュール300は、プリンタチェックモジュール302と、プリンタ制御信号生成モジュール304と、パターン例表示モジュール306と、の3つのモジュールを含んでいる。なお、自動実行モジュール300内の各モジュール302,304,306の区分は便宜的なものであり、これとは異なる区分で自動実行モジュール300が構成されていてもよい。また、自動実行モジュール300が、全体として1つのモジュールのみで構成されていてもよい。
なお、本明細書において、「モジュール」は「プログラム」と同義語である。但し、「プログラム」は、スクリプトを含む広い意味を有している。
この自動実行モジュール300は、クライアント200へのダウンロードが完了すると自動的に起動される。このような自動実行モジュール300は、例えば、Active X技術(マイクロソフト社の商標)によって実現することができる。
自動実行モジュール300をActive X技術で実装する場合には、サーバ110,120を、例えばWindows NT Server(マイクロソフト社の商標)とIIS(Internet Information Server,マイクロソフト社の商標)とで構築することができる。また、ウェブページとしてはASP(Active Server Pages,マイクロソフト社の商標)や、JSP(Java Server Pages,サンマイクロシステムズ社の商標)を利用することができる。ASPやJSPを利用すると、動的なページを容易に生成することができる。また、ASPにCOM(Component Object Model,マイクロソフト社の商標)のコンポーネントを利用すれば、ウェブページの構成が更に容易になる。
図5のステップS17では、プリンタチェックモジュール302が、プリンタ210に関して以下のチェック項目を調査する。
(1)プリンタ210の機種;
(2)コミュニケーションエラー(第1のエラー状態);
(3)紙詰まりエラー(第2のエラー状態):
(4)紙なしエラー(第3のエラー状態):
(5)インク切れエラー(第4のエラー状態):
(6)フェータルエラー(第5のエラー状態):
(7)メンテナンスエラー(第6のエラー状態)。
チェック項目(1)は、プリンタ210内のメモリ212(図8)内に登録されているベンダIDとプロダクトID(デバイスID)とを読み出すことによって判定される。また、プリンタのエラー状態を示すチェック項目(2)〜(7)は、メモリ212内に格納されているエラー情報を読み出すことによって判定される。このエラー情報は、プリンタ210の図示しない制御回路によって設定される。なお、「コミュニケーションエラー」とは、クライアント200とプリンタ210との間の接続が不良であることを意味している。また、「フェータルエラー」とは、プリンタ210をサービス工場に搬入して対処すべき重大なエラーを意味している。なお、インク切れエラーは、プリンタ210のインクカートリッジ(図示せず)に設けられているメモリ214に格納されているインク残量から判断することも可能である。また、メンテナンスエラーとは、プリンタ210のメンテナンス時期が近づいていることを示すエラーである。
チェック項目(1)〜(7)の調査の際には、まず、プリンタチェックモジュール302の指示に応じて、プリンタ制御信号生成モジュール304が、これらのチェック項目の情報を要求する制御信号をプリンタ210に送信する。そして、要求されたチェック項目の情報がプリンタ210から返送されると、プリンタチェックモジュール302が、その情報を解読してチェック項目(1)〜(7)を判断する。
プリンタ210への制御信号の送信処理は、プリンタドライバ204を介さずに、プリンタ制御信号生成モジュール304によって実行される。このような送信処理が可能であるのは、プリンタ210がクライアント200の外部インターフェース(パラレルポート220)に直接接続されているからである。但し、クライアント200とプリンタ210がLANなどのネットワーク経由で接続されている場合にも、ネットワーク経由で制御信号を送受信するプロトコルが設定されていれば、同様の処理が可能である。
上述の調査の結果、いずれかのチェック項目に問題があるときには、その旨を警告するウェブページまたはダイアログがクライアント200の画面に表示される(図5のステップS18)。図9は、プリンタの機種が不具合対策処理のサポート対象外であることを警告するページの例を示している。また、図10は、インク切れエラーが検出されたことを警告するページの例を示している。図10に示すページには、「インク交換開始」と書かれたボタンBT2が含まれている。このボタンBT2をクリックすると、インク交換の開始を示す制御信号がプリンタ制御信号生成モジュール304からプリンタ210に送信され、これに応じてプリンタ210がインク交換動作を開始する。具体的には、インクカートリッジを搭載しているキャリッジ(図示せず)が、プリンタ210の中央付近に移動して、ユーザがカートリッジの交換を行える状態になる。このようなプリンタ210の動作は、プリンタ210の前面に設けられているインク交換開始用の押しボタンをユーザが手動で押した場合と同じ動作である。
このインク切れエラーの例から理解できるように、本実施例では、プリンタ210内に格納されているエラー情報に応じてエラー状態が確認されると、そのエラー状態を回復させるための不具合対策処理の開始を指示するためのエレメント(図10のボタンBT2)を含むページまたはダイアログがクライアント200の画面に表示される。従って、ユーザは、このエレメントをクリックすることによって、プリンタ210のエラー状態を解消するための動作をプリンタ210に行わせることができる。
なお、エラー状態の種類によっては、そのエラー状態を解消するための動作をプリンタ210に行わせることができないものもある。例えば、コミュニケーションエラーが存在する場合には、プリンタ210に制御信号を送信しても、これを解消することは不可能である。このような場合には、エラー状態の種類がクライアント200の画面上に表示されるが、それを解消する処理を指示するためのエレメントは表示されない。但し、この場合にも、そのエラー状態を解消するために、文章や図による説明が表示されることが好ましい。ユーザは、このような表示によって、プリンタ210のエラー状態を知ることができ、これに応じてプリンタ210の不具合を解消することが可能である。
なお、このようなプリンタの機種やエラー状態のチェックは、すべてクライアント200上で実行されるので、プリンタの機種やエラー状態を示す情報をサーバ110,120に送信する必要が無い。プリンタの機種やエラー状態は、ユーザによるプリンタ210の使用状態を示す個人情報としても捉えうるので、このような個人情報をサーバ110,120に送信する必要が無いことは大きな利点である。
チェック項目に問題が無い場合には、プリンタ制御信号生成モジュール304からプリンタ210に対して、ノズルチェックパターンの印刷を指示する制御信号が供給される(図5のステップS19)。プリンタ210は、これに応じて所定のノズルチェックパターンの印刷を実行する。ノズルチェックパターンを印刷するためのデータは、プリンタ210内のメモリ212(図8)内に予め格納されている。従って、プリンタ制御信号生成モジュール304は、プリンタ210に対してノズルチェックパターンの印刷開始を指示する制御信号を供給するだけで良い。この代わりに、プリンタ制御信号生成モジュール304から、ノズルチェックパターンの印刷データそのものをプリンタ210に供給することも可能である。あるいは、プリンタ制御信号生成モジュール304の代わりに、プリンタドライバ204(図1)からプリンタ210に対して、ノズルチェックパターンの印刷開始のための制御信号や、そのための印刷データを供給するようにしても良い。この印刷が終了すると、プリンタ210から印刷終了を通知する信号がクライアント200に送信され、これに応じて、パターン例表示モジュール306がノズルチェックパターンの印刷例を含むウェブページまたはダイアログを表示する(ステップS20)。
図11は、ノズルチェックパターンの印刷例を含むダイアログの一例を示す説明図である。このダイアログには、正常なノズルチェックパターンの例および異常なノズルチェックパターンの例が表示されており、また、「クリーニング」ボタンBT3と「終了」ボタンBT4が含まれている。ユーザがクリーニングボタンBT3をクリックすると、クリーニング動作の開始を指示するための制御信号が、プリンタ制御信号生成モジュール304からプリンタ210に送信される。プリンタ210は、これに応じてノズルのクリーニング動作を開始する(ステップS21,S22)。この結果、ノズルの目詰まりを解消して、プリンタ210を正常な動作状態に復帰させることができる。
一方、図11の画面において終了ボタンBT4がクリックされると、図5の処理が終了し、図3に示すページやFAQのトップページなどの所定のウェブページがサーバ110からクライアント200に転送されて表示される。
このように、図5の手順では、ウェブページ(図7)上においてノズルチェックパターン印刷の開始を指示するためのエレメント(ボタンBT1)がユーザによってクリックされると、まず、そのための自動実行モジュール300(図8)が不具合対策サーバ120(図1)からクライアント200にダウンロードされ、次に、この自動実行モジュール300がプリンタ210に制御信号を供給することによってノズルチェックパターン印刷を実行させる。従って、ユーザは、ウェブページ上のエレメントをクリックするだけで、プリンタ210のノズルチェックパターン印刷をプリンタ210に実行させることができる。すなわち、ユーザは、プリンタ210のマニュアルを読んでプリンタ210のボタンを操作したり、クライアント200上のプリンタユーティリティを操作したりしなくても、プリンタ210の異常や不具合に対処するための処理を容易に実行することが可能である。
また、図11に示したように、ノズルチェックパターンの印刷が完了すると、正常な結果と異常な結果とが対比されてクライアント200の画面に表示されるので、ユーザは、この画面を見ることによって処理結果を容易に判定することができる。さらに、この画面には、異常な結果の場合に実行すべき次の不具合対策処理を指示するためのエレメント(クリーニングボタンBT3)が設けられているので、ユーザは、このエレメントを用いて次の不具合対策処理をクライアント200とプリンタ210に実行させることが可能であるという利点がある。
なお、ユーザが図4の第2のエレメントEL12をクリックすると、不具合対策処理としてヘッドクリーニングが実行される。このヘッドクリーニングの手順は、上述した図5とほぼ同じである。但し、ヘッドクリーニングでは、図5のステップS19において、ノズルチェックパターン印刷の代わりにクリーニング動作が実行され、また、ステップS20〜S22は不要である。但し、ヘッドのクリーニング動作の後にノズルチェックパターンを印刷するような手順を用いることも可能である。この場合には、例えば、ヘッドクリーニング動作が完了したときに、完了した旨を通知するとともに、ノズルチェックパターンの印刷を行うことを指示するためのエレメントを含むページまたはダイアログをクライアント200の画面上に表示するようにすることが好ましい。ノズルチェックパターンの印刷が指示されたときには、その後、図5のステップS19〜S20を実行するようにしてもよい。
C.プリンタ一括診断の動作:
図12は、プリンタ一括診断の処理手順を示すフローチャートである。この手順は、ユーザが図4の第3のエレメントEL12をクリックすると開始される。図12のステップS31〜S34は、図5のステップS11〜S14と同じである。ステップS35では、図13に示すプリンタ一括診断の開始ページがサーバ120からクライアント200に転送されて表示される。ユーザがボタンBT5をクリックすると、サーバ120の不具合対策支援モジュール122(図1)が、プリンタ一括診断を行うための自動実行モジュールをクライアント200に転送する(ステップS36)。
図14は、クライアント200にダウンロードされた自動実行モジュール400の内容を示すブロック図である。この自動実行モジュール400は、プリンタチェックモジュール402と、プリンタ制御信号生成モジュール404と、診断結果表示モジュール406と、を有している。この自動実行モジュール400は、クライアント200へのダウンロードが完了すると自動的に起動される。
ステップS37では、プリンタチェックモジュール402によって、プリンタ210の機種がチェックされる。そして、このプリンタ210が、プリンタ一括診断の対象として適切でない場合には、その旨の警告が表示される(ステップS38)。
ステップS39では、プリンタチェックモジュール402がプリンタ210の一括診断を実行する。この一括診断の対象は、図5のステップS17で調査された6つのチェック項目の中で、プリンタ210のエラー状態を示す5つの項目(2)〜(6)である。但し、これ以外の項目を含む診断を行ってもよく、あるいは、5項目(2)〜(6)のうちのいくつかを省略してもよい。
プリンタ210が何らかのエラー状態にある場合には、そのエラー状態を通知するためのウェブページまたはダイアログがクライアント200の画面上に表示される(ステップS41)。図15は、紙詰まりエラーが検出されたことを通知するページの一例である。このページには、「紙詰まりエラー解除」ボタンBT6が含まれている。
ユーザが詰まっている紙を取り除いた後に、図15のボタンBT6をクリックすると、プリンタ制御信号生成モジュール404が、プリンタ210内のメモリ212に登録されている紙詰まりエラー情報を解除する信号を、パラレルポート220を介してプリンタ210に送信する。この結果、プリンタ210は印刷が可能な正常状態に復帰する。なお、インク切れエラーの場合には、前述した図10と同じページがクライアント200の画面上に表示される。
一方、図12のステップS40においてエラーが検出されなかったときには、一括診断が終了した旨を通知するウェブページまたはダイアログが表示される(ステップS42)。図16は、一括診断の終了を通知するページの一例を示す説明図である。この例では、エラーが存在しなかった旨が表示されている。
このように、プリンタ一括診断では、ユーザがウェブページ(図4)において一括診断の実行を指示するためのエレメントEL12をクリックすると、そのための自動実行モジュール400がサーバ120からクライアント200にダウンロードされ、この自動実行モジュール400によってプリンタ210に関するエラー状態の有無が診断される。従って、ユーザは、プリンタ210に何らかの不具合が生じているときに、このエレメントEL12をクリックすれば、容易にその不具合の内容を知ることが可能である。また、いくつかの不具合に関しては、それが検出されたときに、その不具合を解消するための次の不具合対策処理の実行を指示するためのエレメントが表示される。従って、ユーザは、そのエレメントをクリックすることによって、不具合を容易に解消することが可能である。
D.プリンタドライバの自動インストールの動作:
図17は、プリンタドライバの自動インストールの処理手順を示すフローチャートである。この手順は、ユーザが図3の第2のエレメントEL2をクリックすると開始される。
ステップS51では、プリンタドライバの自動インストールモジュールが不具合対策サーバ120からクライアント200にダウンロードされる。図18は、クライアント200にダウンロードされたプリンタドライバ自動インストールモジュール500の内容を示すブロック図である。この自動インストールモジュール500は、プリンタドライバ自動インストーラ502を有している。この自動インストーラ502は、クライアント200へのダウンロードが完了すると自動的に起動される。この自動インストーラ502も、Active X技術(マイクロソフト社の商標)によって実現することができる。
ステップS52では、自動インストーラ502によって、プリンタ210の使用環境情報が取得される。ここで、プリンタ210の使用環境情報とは、プリンタ210に適したプリンタドライバの選択に利用される情報を意味しており、例えば以下のような情報を含んでいる。
(1)プリンタ210の機種;
(2)クライアント200のオペレーティングシステムの種類およびバージョン;
(3)クライアント200にインストール済みのプリンタドライバ204(図1)のバージョン。
プリンタ210の機種は、プリンタ210内のメモリ212から取得される。また、クライアント200のオペレーティングシステムやプリンタドライバ204の情報は、クライアント200のシステム情報やレジストリから取得される。
自動インストーラ502は、こうして取得したプリンタの使用環境情報を不具合対策サーバ120に送信して、プリンタ210に最適なプリンタドライバの格納先を問い合わせる(ステップS53)。不具合対策支援モジュール122は、プリンタの使用環境情報を用いてプリンタドライバ情報リスト124(図18)を参照し、プリンタ210に最適なプリンタドライバを選択する。プリンタドライバ情報リスト124には、プリンタの使用環境とプリンタドライバの最新バージョンとの対応関係と、プリンタドライバのサーバ120での格納場所とが登録されている。従って、不具合対策支援モジュール122は、このプリンタドライバ情報リスト124を参照して、プリンタ210に最適なプリンタドライバを選択することができる。不具合対策支援モジュール122は、こうして選択した最適なプリンタドライバの格納先を自動インストーラ502に返信する。
ステップS54では、自動インストーラ502が、不具合対策支援モジュール122から供給された格納先にアクセスして、最適なプリンタドライバのインストールを行うためのモジュール(セットアップモジュール)のダウンロードを実行する。なお、プリンタ210に最適なプリンタドライバが、既にインストール済みのプリンタドライバ204(図1)と同じものである場合には、セットアップモジュールのダウンロードを開始する前に、プリンタドライバを上書きするか否かをユーザに問い合わせるダイアログを表示することが好ましい。また、プリンタ210に最適なプリンタドライバが、既にインストール済みのプリンタドライバ204(図1)よりも新しいバージョンである場合には、セットアップモジュールのダウンロードを開始する前に、より新しいバージョンのプリンタドライバをインストールするか否かをユーザに問い合わせるダイアログを表示するようにしてもよい。
以下では、クライアント200へのプリンタドライバの初めてのインストールや、古いプリンタドライバを最新のものに変更するインストールを、「新規インストール」と呼ぶ。また、クライアント200にインストールされているプリンタドライバと同じものを再度インストールする処理を、「上書きインストール」と呼ぶ。
図19は、セットアップモジュールがダウンロードされた後の自動インストールモジュール500の構成を示している。図19では、図18に示した自動インストールモジュール500の構成に、プリンタドライバファイル506を含むセットアップモジュール504が追加されている。セットアップモジュール504は、クライアント200にプリンタドライバをインストールするための実行ファイル(EXEファイル)である。また、プリンタドライバファイル506は、プリンタ210に最適なプリンタドライバそのものである。
なお、ドライバセットアップモジュール504は、本発明における「ドライバセットアッププログラム」に相当する。
ドライバセットアップモジュール504のダウンロードが完了すると、自動インストーラ502がセットアップモジュール504を起動する。セットアップモジュール504は、ステップS55において、プリンタドライバファイル506をクライアント200にインストールするための処理を実行する。例えば、新規インストールの場合には、既存のプリンタドライバのアンインストールと、新たなプリンタドライバのインストールと、クライアント200の再起動と、が実行される。また、上書きインストールの場合には、新たなプリンタドライバのインストールと、クライアント200の再起動とが実行される。なお、通常は、再起動の前に、ユーザに再起動を直ちに行うか否かを問い合わせるダイアログが表示される。
このように、プリンタドライバの自動インストーラ502は、ステップS51〜S54までの処理の流れを制御することによって、プリンタ210に最適なプリンタドライバとそのセットアップモジュール504をダウンロードし、さらに、そのセットアップモジュール504を起動する。従って、ユーザは、図3に示すエレメントEL2をクリックした後は、必要に応じて簡単な問い合わせに答えるだけで、プリンタ210に適したプリンタドライバを容易にインストールすることが可能である。すなわち、ユーザは、プリンタ210の機種や、クライアント200のオペレーティングシステム、現在使用しているプリンタドライバのバージョンなどの知識が無くても、最適なプリンタドライバのインストールを実行することができるという利点がある。
本実施例では、種々のプリンタに適したプリンタドライバに関する情報が、サーバ120内のプリンタドライバ情報リスト124にまとめて登録されている。従って、サポートセンタ100の管理者は、この情報リスト124を最新のものに更新するだけで、ユーザに対して最新のプリンタドライバを提供することができる。すなわち、本実施例では、機種毎の最適なプリンタドライバのダウンロードをサポートするための情報の管理が容易であるという利点がある。
さらに、図17の手順では、最適なプリンタドライバが選択された後に、そのセットアップモジュール504がサーバ120からクライアント200にダウンロードされるので、ダウンロードされるファイルのデータ量を少なく抑えることができるという利点もある。
E.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
E1.変形例1:
上記実施例では、サポート対象となる周辺機器としてプリンタ210を用いた例を説明したが、スキャナや外部記憶装置などのような各種の周辺機器をサポート対象とすることが可能である。
また、外部インタフェースとしては、パラレルポート220とケーブル222を利用していたが、USBポートや赤外線インタフェースのような任意の外部インタフェースを利用して、クライアントコンピュータとその周辺機器を接続することができる。
なお、サポート対象の周辺機器が、クライアント200の複数の外部インタフェース(例えばパラレルポートとUSBポート)に接続可能な場合には、周辺機器に制御信号を転送する前に、どの外部インタフェースに接続されているかを調査することが好ましい。このような調査は、例えば、サーバ120からクライアント200にダウンロードされた不具合対策処理の自動実行モジュールによって行うことができる。
E2.変形例2:
上記実施例では、不具合対策処理として、ノズルチェックパターン印刷(図4のエレメントEL11)と、ヘッドクリーニング(エレメントEL12)と、プリンタ一括診断(エレメントEL13)と、プリンタドライバ自動インストール(図3のエレメントEL2)の4種類の処理を説明した。しかし、本発明は、これ以外の種々の不具合対策処理にも適用可能である。
なお、ノズルチェックパターン印刷の例(図5,図8)では、自動実行モジュール300の全体が、本発明における「不具合対策プログラム」に相当する。また、プリンタ一括診断の例(図12,図14)では、自動実行モジュール400の全体が、本発明における「不具合対策プログラム」に相当する。プリンタドライバの自動インストールの例(図17,図19)では、自動インストーラ502が本発明における「周辺機器情報取得プログラム」に相当し、また、セットアップモジュール504が「不具合対策プログラム」に相当する。なお、周辺機器情報取得プログラムで取得される情報は、少なくともその周辺機器の機種を含むものであれば良い。
E3.変形例3:
プリンタドライバの自動インストールに関する図17の手順では、ステップS53においてプリンタの使用環境情報がサーバ120に送信されると、最適なプリンタドライバの格納先がサーバ120からクライアント200に通知され、ステップS54においてクライアント200が改めてその格納先にアクセスするものとした。この手順の代わりに、ステップS53においてプリンタの使用環境情報がサーバ120に送信されたときに、最適なプリンタドライバを含むドライバセットアップモジュール504が、サーバ120からクライアント200に転送されるものとしてもよい。
この例からも理解できるように、一般に、周辺機器情報がクライアントからサーバに通知されたときに、(i)サーバからクライアントに適切な不具合対策プログラムの格納先が通知され、その後、クライアントがその格納先にアクセスする手順、あるいは、(ii)サーバからクライアントに適切な不具合対策プログラムの格納先を通知することなく、直ちに不具合対策プログラムがクライアントに転送される手順、のいずれかを採用することが可能である。なお、(i)の手順において、不具体対策プログラムの格納先が最初にアクセスしたサーバコンピュータと異なるサーバコンピュータに配置されている場合にも、クライアントは広義の「サーバシステム」にアクセスしているものと考えることができる。このように、本発明のサーバシステムは、必ずしも1つの場所に設置しているものとは限らず、複数の場所に設置されている装置から構成されていてもよい。
E4.変形例4:
上記実施例において、クライアント200の機能の一部をサーバ110,120のいずれかが実行するようにしてもよい。逆に、サーバ110,120の機能の一部をクライアント200が実行するようにしてもよい。
E5.変形例5:
クライアントが不具合対策プログラムを既に格納している場合には、サーバシステムに発信する不具合対策プログラムの転送要求の中に、クライアントに既に格納されている格納済み不具合対策プログラムに関する情報を含むようにしても良い。この情報としては、例えば、不具合対策プログラムの種類とバージョンを含むことが好ましい。サーバシステムは、このような転送要求を受け取ったときには、(i)格納済み不具合対策プログラムに関する情報に基づいて、その格納済み不具合対策プログラムが最新版であるか否かを判断し、(ii)それが最新版で無い場合にのみ、最新版の不具合対策プログラムをクライアントに転送することができる。すなわち、サーバシステムは、クライアントに格納済みの不具合対策プログラムが最新版である場合には、クライアントに不具合対策プログラムを転送せずに、格納済み不具合対策プログラムが最新版であることを示すメッセージをクライアントコンピュータに転送すれば良い。こうすれば、無駄なプログラムの転送を省略できるので、ネットワークシステム全体に対する負荷を軽減することができる。
E6.変形例6:
本発明のクライアントは、いわゆる狭義のコンピュータに限らず、CPUを含む装置や機器であって、双方向通信が可能なネットワークに接続されたものは、クライアントとして機能することができる。ネットワークは、無線ネットワークでも良く、また、電源配線を利用したものでも良い。例えば、家庭内のテレビやエアコンなどの電気製品もクライアントとなりうる。具体的には、テレビにハードディスク付きビデオプレーヤが接続されているときには、テレビがクライアントとして機能し、ビデオプレーヤの不具合対策を実行することができる。また、不具合対策は、クライアントそのものに関して実行することも可能である。この例から解るように、本明細書の「コンピュータ」は、CPUを有する種々の装置や機器を含む広い意味を有している。
本発明の一実施例としてのユーザサポートシステムの全体構成を示す説明図。 サポートセンタ100によって提供されるプリンタユーザサポートの手順の一例を示すフローチャート。 プリンタFAQページ114の一例を示す説明図。 プリンタ自動診断メニューの一例を示す説明図。 ノズルチェックパターン印刷の処理手順を示すフローチャート。 ブラウザが不具合対策処理のサポート対象外であることを警告するページの一例を示す説明図。 ノズルチェックパターン印刷の開始ページの一例を示す説明図。 ノズルチェックパターン印刷用の自動実行モジュール300の内容を示すブロック図。 プリンタの機種が不具合対策処理のサポート対象外であることを警告するページの例を示す説明図。 インク切れエラーが検出されたことを警告するページの例を示す説明図。 ノズルチェックパターンの印刷例を含むダイアログの一例を示す説明図。 プリンタ一括診断の処理手順を示すフローチャート。 プリンタ一括診断の開始ページの一例を示す説明図。 プリンタ一括診断用の自動実行モジュールの内容を示すブロック図。 紙詰まりエラーが検出されたことを通知するページの一例を示す説明図。 一括診断の終了を通知するページの一例を示す説明図。 プリンタドライバの自動インストールの処理手順を示すフローチャート。 プリンタドライバの自動インストールが開始された時点における自動インストールモジュール500の内容を示すブロック図。 プリンタドライバのセットアップモジュールをダウンロードした後の自動インストールモジュール500の内容を示すブロック図。
符号の説明
100…サポートセンタ
110…ユーザ支援サイトサーバ
112…プリンタサポートホームページ
114…プリンタFAQページ
120…不具合対策サーバ
122…不具合対策支援モジュール
124…プリンタドライバ情報リスト
200…クライアント
202…ブラウザ
204…プリンタドライバ
210…プリンタ
212…メモリ(プリンタ本体)
214…メモリ(インクカートリッジ)
220…パラレルポート
222…ケーブル
300…ノズルチェックパターン印刷自動実行モジュール
302…プリンタチェックモジュール
304…プリンタ制御信号生成モジュール
306…パターン例表示モジュール
400…プリンタ一括診断自動実行モジュール
402…プリンタチェックモジュール
404…プリンタ制御信号生成モジュール
406…診断結果表示モジュール
500…プリンタドライバ自動インストールモジュール
502…プリンタドライバ自動インストーラ
504…セットアップモジュール
506…プリンタドライバファイル

Claims (33)

  1. サーバシステムが、ネットワークを介して接続されたクライアント装置に、前記クライアント装置に接続された周辺機器の不具合対策を実行させるための方法であって、
    (a)前記周辺機器の不具合対策に利用される不具合対策処理の実行を指示するための不具合対策指示用エレメントを含む不具合対策用ページを前記クライアント装置に転送することによって、前記クライアント装置に表示させる工程と、
    (b)前記不具合対策用ページ上での前記不具合対策指示用エレメントの選択に応じて前記クライアント装置から発信された不具合対策プログラムの転送要求を受信する工程と、
    (c)前記転送要求に応じて、前記クライアント装置に前記不具合対策プログラムを転送することによって前記クライアント装置に前記不具合対策プログラムを実行させて前記不具合対策処理を行わせる工程と、
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 請求項1記載の方法であって、
    前記不具合対策プログラムは、前記クライアント装置へのダウンロードが完了した後に自動的に起動される、方法
  3. 請求項1記載の方法であって、
    前記周辺機器は、前記クライアント装置の外部インタフェースを介して前記クライアント装置に接続されており、
    前記工程(c)は、
    (c1)前記不具合対策プログラムが、前記周辺機器を制御するための制御信号を前記外部インターフェースを介して前記周辺機器に供給することによって前記周辺機器に前記不具合対策のための所定の動作を実行させる工程を含む、方法。
  4. 請求項3記載の方法であって、
    前記工程(c)は、前記工程(c1)の前に、
    (c2)前記不具合対策プログラムが、前記クライアント装置が有する複数の外部インタフェースの中で、前記周辺機器が接続されている外部インタフェースを調査する工程を含む、方法。
  5. 請求項3記載の方法であって、
    前記工程(c)は、少なくとも前記工程(c1)の前に、
    (c3)前記不具合対策プログラムが、前記周辺機器が前記所定の動作を実行可能か否かを調査する工程を含む、方法。
  6. 請求項5記載の方法であって、
    前記工程(c3)は、
    前記不具合対策プログラムが、前記周辺機器内のメモリから前記周辺機器のエラー状態を示すエラー情報を取得する工程と、
    前記エラー情報が前記周辺機器がエラー状態にあることを示すときに、前記不具合対策プログラムが、前記クライアント装置の画面上に前記周辺機器がエラー状態であることを表示する工程と、
    を含む、方法。
  7. 請求項5記載の方法であって、
    前記工程(c3)は、
    前記不具合対策プログラムが、前記周辺機器が前記不具合対策処理の対象となっている所定の機種に該当するか否かを調査する工程と、
    前記周辺機器が前記所定の機種に該当しないときに、前記不具合対策プログラムが、前記クライアント装置の画面上に前記周辺機器が前記不具合対策の対象となっていないことを表示する工程と、
    を含む、方法。
  8. 請求項1記載の方法であって、
    前記工程(c)は、
    前記不具合対策プログラムが、前記不具合対策処理の終了後に、正常な処理結果と異常な処理結果とを前記クライアント装置の画面上に表示する工程を含む、方法。
  9. 請求項8記載の方法であって、
    前記正常な処理結果と異常な処理結果とを含む画面は、さらに、前記不具合対策処理の結果が前記異常な処理結果に相当するときに第2の不具合対策処理の実行を指示するための第2の不具合対策指示エレメントを含むように構成されている、方法。
  10. 請求項1記載の方法であって、
    前記工程(c)は、
    前記不具合対策プログラムが、前記周辺機器内のメモリから前記周辺機器のエラー状態を示すエラー情報を取得する工程と、
    前記エラー情報が前記周辺機器がエラー状態にあることを示すときに、前記不具合対策プログラムが、前記クライアント装置の画面上に前記周辺機器がエラー状態であることを表示する工程と、
    を含む、方法。
  11. 請求項1記載の方法であって、
    前記工程(c)は、
    前記不具合対策プログラムが、前記周辺機器が前記不具合対策処理の対象となっている所定の機種に該当するか否かを調査する工程と、
    前記周辺機器が前記所定の機種に該当しないときに、前記不具合対策プログラムが、前記クライアント装置の画面上に前記周辺機器が前記不具合対策の対象となっていないことを表示する工程と、
    を含む、方法。
  12. 請求項1記載の方法であって、
    前記工程(b)は、
    (b1)前記不具合対策用ページ上での前記不具合対策指示用エレメントの選択に応じて前記クライアント装置から発信された周辺機器情報取得プログラムの転送要求を受信する工程と、
    (b2)前記クライアント装置に周辺機器情報取得プログラムを転送することによって、前記クライアント装置に前記周辺機器情報取得プログラムを実行させて前記周辺機器から前記周辺機器の機種を含む周辺機器情報を取得させると共に、該周辺機器情報を前記サーバシステムに発信させる工程と、
    (b3)前記周辺機器情報を受信する工程と、
    (b4)前記クライアント装置から供給された前記周辺機器情報を参照して、前記周辺機器の機種に適した不具合対策プログラムの格納先を前記クライアント装置に通知することによって、前記クライアント装置から前記格納先に、前記不具合対策プログラムの転送要求を発信させる工程と、
    を含む、方法。
  13. 請求項1記載の方法であって、
    前記工程(b)は、
    (b1)前記不具合対策用ページ上での前記不具合対策指示用エレメントの選択に応じて前記クライアント装置から発信された周辺機器情報取得プログラムの転送要求を受信する工程と、
    (b2)前記クライアント装置に周辺機器情報取得プログラムを転送することによって、前記クライアント装置に前記周辺機器情報取得プログラムを実行させて前記周辺機器から前記周辺機器の機種を含む周辺機器情報を取得させると共に、該周辺機器情報を前記不具合対策プログラムの転送要求とともに前記サーバシステムに発信させる工程と、
    (b3)前記周辺機器情報と前記不具合対策プログラムの転送要求とを受信する工程と、
    を含み、
    前記工程(c)は、
    前記クライアント装置から供給された前記周辺機器情報を参照して、前記周辺機器の機種に適した不具合対策プログラムを前記クライアント装置に転送する工程を含む、方法。
  14. 請求項12記載の方法であって、
    前記サーバシステムは、前記周辺機器の複数の機種と、前記複数の機種にそれぞれ適した複数の不具合対策プログラムとの関係を示す機種/プログラム対応情報を格納しており、前記クライアント装置から供給された前記周辺機器情報を用いて前記機種/プログラム対応情報を参照することによって、前記周辺機器に適した不具合対策プログラムを選択する、方法。
  15. 請求項1記載の方法であって、
    前記クライアント装置から発信される前記不具合対策プログラムの転送要求は、前記クライアント装置に既に格納されている格納済み不具合対策プログラムに関する情報を含んでおり、
    前記工程(c)は、
    前記格納済み不具合対策プログラムに関する情報に基づいて、前記格納済み不具合対策プログラムが最新版であるか否かを判断する工程と、
    前記格納済み不具合対策プログラムが最新版で無い場合に、最新版の不具合対策プログラムを前記クライアント装置に転送する工程と、
    前記格納済み不具合対策プログラムが最新版である場合には、前記クライアント装置に不具合対策プログラムを転送せずに、前記格納済み不具合対策プログラムが最新版であることを示すメッセージを前記クライアント装置に転送する工程と、
    を含む、方法。
  16. サーバシステムが、ネットワークを介して接続されたクライアント装置に、前記クライアント装置に接続された周辺機器に適したドライバプログラムのインストールを実行させるための方法であって、
    (a)前記周辺機器用のドライバプログラムの自動インストールの実行を指示するための指示用エレメントを含むドライバ自動インストール用ページを前記クライアント装置に転送することによって、前記クライアント装置に表示させる工程と、
    (b)前記ドライバ自動インストール用ページ上での前記指示用エレメントの選択に応じて前記クライアント装置から発信されたドライバセットアッププログラムの転送要求を受信する工程と、
    (c)前記転送要求に応じて、前記クライアント装置に前記ドライバセットアッププログラムを転送することによって、前記クライアント装置に前記ドライバセットアッププログラムを実行させて前記周辺機器に適したドライバプログラムのインストールを行わせる工程と、
    を備えることを特徴とする方法。
  17. 請求項16記載の方法であって、
    前記工程(b)は、
    (b1)前記ドライバ自動インストール用ページ上での前記指示用エレメントの選択に応じて前記クライアント装置から発信された周辺機器情報取得プログラムの転送要求を受信する工程と、
    (b2)前記クライアント装置に周辺機器情報取得プログラムを転送することによって、前記クライアント装置に前記周辺機器情報取得プログラムを実行させて前記周辺機器から前記周辺機器の機種を含む周辺機器情報を取得させると共に、該周辺機器情報を前記サーバシステムに発信させる工程と、
    (b3)前記周辺機器情報を受信する工程と、
    (b4)前記クライアント装置から供給された前記周辺機器情報を参照して、前記周辺機器の機種に適したドライバプログラムを含む前記ドライバセットアッププログラムの格納先を前記クライアント装置に通知することによって、前記クライアント装置から前記格納先に、前記ドライバセットアッププログラムの転送要求を発信させる工程と、
    を含む、方法。
  18. 請求項16記載の方法であって、
    前記工程(b)は、
    (b1)前記ドライバ自動インストール用ページ上での前記指示用エレメントの選択に応じて前記クライアント装置から発信された周辺機器情報取得プログラムの転送要求を受信する工程と、
    (b2)前記クライアント装置に周辺機器情報取得プログラムを転送することによって、前記クライアント装置に前記周辺機器情報取得プログラムを実行させて前記周辺機器から前記周辺機器の機種を含む周辺機器情報を取得させると共に、該周辺機器情報を前記ドライバセットアッププログラムの転送要求とともに前記サーバシステムに発信させる工程と、
    (b3)前記周辺機器情報と前記ドライバセットアッププログラムの転送要求とを受信する工程と、
    を含み、
    前記工程(c)は、
    前記クライアント装置から供給された前記周辺機器情報を参照して、前記周辺機器の機種に適したドライバセットアッププログラムを前記クライアント装置に転送する工程を含む、方法。
  19. 請求項17記載の方法であって、
    前記サーバシステムは、前記周辺機器の複数の機種と、前記複数の機種にそれぞれ適した複数のドライバプログラムとの関係を示す機種/プログラム対応情報を格納しており、前記クライアント装置から供給された前記周辺機器情報を用いて前記機種/プログラム対応情報を参照することによって、前記周辺機器に適したドライバプログラムを選択する、方法。
  20. サーバシステムが、ネットワークを介して接続された電気機器に前記電気機器に関連する不具合対策を実行させるための方法であって、
    (a)前記電気機器から発信された不具合対策プログラムの転送要求を受信する工程と、
    (b)前記転送要求に応じて、前記電気機器に前記不具合対策プログラムを転送することによって、前記電気機器に前記不具合対策プログラムを実行させて不具合対策処理を行わせる工程と、
    を備えることを特徴とする方法。
  21. 請求項20記載の方法であって、
    前記不具合対策プログラムは、前記電気機器に接続された周辺機器の不具合対策を実行するためのものである、方法。
  22. クライアント装置とネットワークを介して接続され、前記クライアント装置に接続された周辺機器の不具合を解決するために使用されるサーバシステムであって、
    前記周辺機器の不具合対策に利用される不具合対策処理の実行を指示するための不具合対策指示用エレメントを含む不具合対策用ページを格納するとともに、前記不具合対策処理のために前記クライアント装置で実行される不具合対策プログラムを格納する記憶装置と、
    前記不具合対策用ページ上での前記不具合対策指示用エレメントの選択に応じて前記クライアント装置から発信された不具合対策プログラムの転送要求を受信したときに、前記転送要求に応じて前記クライアント装置に前記不具合対策プログラムを転送する不具合対策サポート部と、
    を備えることを特徴とするサーバシステム。
  23. 請求項22記載のサーバシステムであって、
    前記不具合対策サポート部は、
    前記周辺機器の機種を含む周辺機器情報が前記クライアント装置から供給されたときに、前記周辺機器情報を参照して、前記周辺機器の機種に適した不具合対策プログラムの格納先を前記クライアント装置に通知する、サーバシステム。
  24. 請求項22記載のサーバシステムであって、
    前記不具合対策サポート部は、
    前記周辺機器の機種を含む周辺機器情報が前記不具合対策プログラムの転送要求とともに前記クライアント装置から供給されたときに、前記周辺機器情報を参照して、前記周辺機器の機種に適した不具合対策プログラムを前記クライアントに転送する、サーバシステム。
  25. 請求項23記載のサーバシステムであって、
    前記不具合対策サポート部は、
    前記周辺機器の複数の機種と、前記複数の機種にそれぞれ適した複数の不具合対策プログラムとの関係を示す機種/プログラム対応情報を格納しており、前記クライアント装置から供給された前記周辺機器情報を用いて前記機種/プログラム対応情報を参照することによって、前記周辺機器に適した不具合対策プログラムを選択する、サーバシステム。
  26. 請求項22記載のサーバシステムであって、
    前記クライアント装置から発信される前記不具合対策プログラムの転送要求は、前記クライアント装置に既に格納されている格納済み不具合対策プログラムに関する情報を含んでおり、
    前記不具合対策サポート部は、
    前記格納済み不具合対策プログラムに関する情報に基づいて、前記格納済み不具合対策プログラムが最新版であるか否かを判断する手段と、
    前記格納済み不具合対策プログラムが最新版で無い場合に、最新版の不具合対策プログラムを前記クライアント装置に転送する手段と、
    前記格納済み不具合対策プログラムが最新版である場合には、前記クライアント装置に不具合対策プログラムを転送せずに、前記格納済み不具合対策プログラムが最新版であることを示すメッセージを前記クライアント装置に転送する手段と、
    を含む、サーバシステム。
  27. クライアント装置とネットワークを介して接続され、前記クライアント装置に接続された周辺機器に適したドライバプログラムのインストールを実行するためのサーバシステムであって、
    前記周辺機器用のドライバプログラムの自動インストールの実行を指示するための指示用エレメントを含む自動インストール用ページを格納するとともに、前記ドライバプログラムの自動インストールのために前記クライアント装置で実行されるドライバセットアッププログラムを格納する記憶装置と、
    前記ドライバ自動インストール用ページ上での前記指示用エレメントの選択に応じて前記クライアント装置から発信されたドライバセットアッププログラムの転送要求を受信したときに、前記転送要求に応じて前記クライアント装置に前記ドライバセットアッププログラムを転送するドライバセットアップサポート部と、
    を備えることを特徴とするサーバシステム。
  28. 請求項27記載のサーバシステムであって、
    前記ドライバセットアップサポート部は、
    前記周辺機器の機種を含む周辺機器情報が前記クライアント装置から供給されたときに、前記周辺機器情報を参照して、前記周辺機器の機種に適したドライバプログラムを含む前記ドライバセットアッププログラムの格納先を前記クライアント装置に通知する、サーバシステム。
  29. 請求項27記載のサーバシステムであって、
    前記ドライバセットアップサポート部は、
    前記周辺機器の機種を含む周辺機器情報が前記ドライバセットアッププログラムの転送要求とともに前記クライアント装置から供給されたときに、前記周辺機器情報を参照して、前記周辺機器の機種に適したドライバプログラムを含む前記ドライバセットアッププログラムを前記クライアント装置に転送する、サーバシステム。
  30. 請求項28記載のサーバシステムであって、
    前記ドライバセットアップサポート部は、
    前記周辺機器の複数の機種と、前記複数の機種にそれぞれ適した複数のドライバプログラムとの関係を示す機種/プログラム対応情報を格納しており、前記クライアント装置から供給された前記周辺機器情報を用いて前記機種/プログラム対応情報を参照することによって、前記周辺機器に適したドライバプログラムを選択する、サーバシステム。
  31. クライアント装置に接続された周辺機器の不具合を解決するために、前記クライアント装置とネットワークを介して接続されたサーバシステムに前記クライアント装置の支援を行わせるサーバ用プログラムであって、
    前記周辺機器の不具合対策に利用される不具合対策処理の実行を指示するための不具合対策指示用エレメントを含む不具合対策用ページ上での前記不具合対策指示用エレメントの選択に応じて前記クライアント装置から発信された不具合対策プログラムの転送要求を受信する第1のプログラムと、
    前記転送要求に応じて前記クライアント装置に前記不具合対策プログラムを転送する処理を前記サーバシステムに実行させる第2のプログラムと、
    を含むことを特徴とするサーバ用プログラム。
  32. クライアント装置に接続された周辺機器に適したドライバプログラムをインストールするために、前記クライアント装置とネットワークを介して接続されたサーバシステムに前記クライアント装置の支援を行わせるサーバ用プログラムであって、
    前記周辺機器用のドライバプログラムの自動インストールの実行を指示するための指示用エレメントを含むドライバ自動インストール用ページ上での前記指示用エレメントの選択に応じて前記クライアント装置から発信されたドライバセットアッププログラムの転送要求を受信する第1のプログラムと、
    前記転送要求に応じて前記クライアント装置に前記ドライバセットアッププログラムを転送する処理を前記サーバシステムに実行させる第2のプログラムと、
    を含むことを特徴とするサーバ用プログラム。
  33. ネットワークを介してサーバシステムからクライアント装置に転送されて前記クライアント装置で実行され、前記クライアント装置に接続された周辺機器の不具合を解決するためのクライアント用プログラムであって、
    前記サーバシステムから前記クライアント装置への転送が終了すると自動的に起動されて実行され、前記周辺機器の不具合を解決するための所定の処理を前記クライアント装置に実行させるプログラムを含むことを特徴とするクライアント用プログラム。
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