JP2009296534A - ファクシミリ装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作入力の際に参照したもととなるファクシミリ番号が誤っていた場合であっても、その誤りをただして誤送信を未然に防止し、正しい宛先に向けてファクシミリ通信を遂行可能なファクシミリ装置を得る。
【解決手段】操作キー部55によって所要の宛先に係る住所が操作入力されたとき、住所一致判定部77は、当該操作入力された宛先に係る住所と、宛先住所取得部75で変換取得した当該宛先の住所とが一致するか否かに係る住所一致判定を行う。住所一致判定部77における住所一致判定の結果、前記両住所が一致する旨の判定が下されたとき、宛先確定制御部79は、当該所要の宛先に係るファクシミリ番号をもって宛先確定を許可する制御を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、確定した宛先に向けてファクシミリ通信を遂行可能なファクシミリ装置に係り、特に、操作入力の際に参照したもととなるファクシミリ番号が誤っていた場合であっても、その誤りをただして誤送信を未然に防止し、正しい宛先に向けてファクシミリ通信を遂行可能なファクシミリ装置、及びかかるファクシミリ装置を搭載した画像形成装置に関する。
従来、コピー、プリンタ、スキャナ、並びにファクシミリ等の諸機能を併せ持つ、いわゆるMFP(Multi Function Peripheral)とも呼ばれる画像形成装置が普及している。かかるMFPのうち、ファクシミリ通信機能を有するものでは、各種文書データ等が外部のファクシミリ装置との間で通信されるが、こうしたファクシミリ通信においては、機密保持等の観点から、誤送信を防止することがきわめて重要な課題となっている。
そうした観点から、送信原稿を送信する際に、宛先端末のファクシミリ番号を2回操作入力させ、1回目の操作入力内容と2回目の操作入力内容とが一致しなければ、当該原稿の送信を禁止するようにした誤送信防止技術が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に係る従来技術では、同じファクシミリ番号を2回にわたり繰り返し操作入力させて、これら2回の入力操作情報の一致を待って、宛先への原稿送信を開始することとされているが、そもそも操作入力の際に参照したもととなるファクシミリ番号が誤っていた場合には、誤送信防止という所期の利益を享受することはできない。
特開平2−200058号公報
解決しようとする問題点は、特許文献1に係る従来技術では、操作入力の際に参照したもととなるファクシミリ番号が誤っていた場合には、そもそも誤送信を防止することはできない点である。
本発明は、操作入力の際に参照したもととなるファクシミリ番号が誤っていた場合であっても、その誤りをただして誤送信を未然に防止し、正しい宛先に向けてファクシミリ通信を遂行可能なファクシミリ装置を得ることを目的として、宛先に係るファクシミリ番号又は住所関連情報を操作入力する際に用いられる操作入力手段と、宛先に係るファクシミリ番号を当該宛先に係る住所関連情報に変換するための変換情報が記憶される変換情報記憶手段と、前記操作入力手段によって所要の宛先に係るファクシミリ番号が操作入力されたとき、前記変換情報記憶手段の記憶内容に基づいて、当該宛先に係る住所関連情報を変換取得する宛先住所取得手段と、前記操作入力手段によって所要の宛先に係る住所関連情報が操作入力されたとき、当該操作入力された所要の宛先に係る住所関連情報と、前記宛先住所取得手段で変換取得した当該宛先の住所関連情報とが一致するか否かに係る住所一致判定を行う住所一致判定手段と、前記住所一致判定手段における住所一致判定の結果、前記両住所関連情報が一致する旨の判定が下されたとき、当該所要の宛先に係るファクシミリ番号をもって宛先確定を許可する制御を行う宛先確定制御手段と、を備え、前記確定された宛先に向けてファクシミリ通信を遂行する、ことを最も主要な特徴とする。
本発明に係るファクシミリ装置では、操作入力手段によって所要の宛先に係るファクシミリ番号が操作入力されたとき、宛先住所取得手段は、変換情報記憶手段の記憶内容に基づいて、当該宛先に係る住所関連情報を変換取得する。一方、操作入力手段によって所要の宛先に係る住所関連情報が操作入力されたとき、住所一致判定手段は、当該操作入力された所要の宛先に係る住所関連情報と、前記宛先住所取得手段で変換取得した当該宛先の住所関連情報とが一致するか否かに係る住所一致判定を行う。そして、前記住所一致判定手段における住所一致判定の結果、前記両住所関連情報が一致する旨の判定が下されたとき、宛先確定制御手段は、当該所要の宛先に係るファクシミリ番号をもって宛先確定を許可する制御を行い、これを受けてファクシミリ装置は、確定された宛先に向けてファクシミリ通信を遂行する。従って、宛先に係るファクシミリ番号と住所関連情報とが、一組の照合機構として相互作用して宛先の誤りをただすことが可能となる結果として、操作入力の際に参照したもととなるファクシミリ番号が誤っていた場合であっても、その誤りをただして誤送信を未然に防止し、正しい宛先に向けてファクシミリ通信を遂行可能なファクシミリ装置を得ることができる。
操作入力の際に参照したもととなるファクシミリ番号が誤っていた場合であっても、その誤りをただして誤送信を未然に防止し、正しい宛先に向けてファクシミリ通信を遂行可能なファクシミリ装置を得るといった目的を、前記操作入力手段によって所要の宛先に係る住所関連情報が操作入力されたとき、当該操作入力された所要の宛先に係る住所関連情報と、前記宛先住所取得手段で変換取得した当該宛先の住所関連情報とが一致するか否かに係る住所一致判定を行う住所一致判定手段と、前記住所一致判定手段における住所一致判定の結果、前記両住所関連情報が一致する旨の判定が下されたとき、当該所要の宛先に係るファクシミリ番号をもって宛先確定を許可する制御を行う宛先確定制御手段と、の組合せに係る構成によって実現した。
以下、本発明に係るファクシミリ装置及び画像形成装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下において、本発明に係るファクシミリ装置の一例として、ファクシミリ装置を、デジタル複合機(画像形成装置)に組み込み搭載し、所要の宛先確定許可に適用した例をあげて説明してゆく。
[ファクシミリ装置が搭載されたデジタル複合機(画像形成装置)]
図1は、本発明に係るファクシミリ装置が搭載されたデジタル複合機(画像形成装置)の主要部を示す機能ブロック図である。
本発明実施例に係るデジタル複合機(画像形成装置)10は、例えば、コピージョブ、fax送信ジョブ、印刷ジョブ、又はネットワーク通信(メール通信、ファクシミリ通信、インターネットファクシミリ通信)ジョブを含む諸機能が利用可能である。このうち、本発明実施例において主題となるファクシミリ通信機能はT.30勧告に準拠したものであり、本機10は、後述するように、公衆回線網67に接続されている。また、本機10は、マイクロコンピュータ及び専用のハードウェア回路等から構成され、マルチタスク処理を実行可能な主制御部11によって制御される。この主制御部11に接続され諸機能を担う入出力機器として、本機10は、スキャナ部21、画像処理部31、エンジン部41、操作パネル部51、ファクシミリ通信部61、HDD(ハードディスクドライブ)63、並びに、ネットワークI/F(インタフェース)部65を備える。
主制御部11は、スキャナ機能を実現するための動作制御を行うスキャナコントローラ13と、ファクシミリ機能を実現するための動作制御を行うファクシミリコントローラ15、プリンタ機能を実現するための動作制御を行うプリンタコントローラ17、並びに、コピー機能を実現するための動作制御を行うコピーコントローラ19を内蔵し、本装置全体の動作を統括制御する。
スキャナ部21は、図示しないスキャナを構成する画像照射ランプ23及びCCD(電荷結合素子:Charge Coupled Device)センサ25を含む。スキャナ部21は、画像照射ランプ23により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサ25で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像処理部31へ出力する。
画像処理部31は、補正部33、画像加工部35及び画像メモリ37を含む。画像処理部31は、スキャナ部21で読み取られた画像データを必要に応じて補正部33及び画像加工部35により処理し、処理された画像データを画像メモリ37に記憶したり、エンジン部41、ファクシミリ通信部61等へ出力する。補正部33は、スキャナ部21で読み取られた画像データに対してレベル補正、ガンマ補正等の所定の補正処理を行う。画像加工部35は、画像データの圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行う。
エンジン部41は、図示しない給紙カセットや給紙ローラ等から構成される記録紙搬送部43、図示しない感光体ドラム、露光装置、現像装置等から構成される画像形成部45、図示しない転写ローラ等から構成される転写部47、及び図示しない定着ローラ等から構成される定着部49を含む。エンジン部41は、スキャナ部21で読み取られた画像データ、ネットワークI/F部65を介してLAN(Local Area Network)によりクライアントPC(パーソナルコンピュータ)等から送信されてきた画像データ、或いは、ファクシミリ通信部61によって外部のファクシミリ装置等から受信したファクスデータ等の画像データに基づく画像を記録紙上に印刷する役割を果たす。具体的には、記録紙搬送部43は記録紙を画像形成部45へ搬送し、画像形成部45は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部47はトナー像を記録紙に転写し、定着部49はトナー像を記録紙に定着させて画像を形成する。
操作パネル部51は、タッチパネル部53及び操作キー部55を含む。操作パネル部51は、ユーザがスキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令等を主制御部11に与える。
本発明で表示手段として機能するタッチパネル部53は、タッチパネルとカラーLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成されている。タッチパネル部53は、種々の設定画面、例えば、ファクシミリ機能の実行時には、応答モードの選択設定や、本発明実施例に係る住所一致判定機能を有効にするか否かに係る選択設定などの各種項目に係る情報を表示する一方、種々の入力操作画面、例えば、宛先に係るfax番号や住所関連情報の入力操作時には、例えば、宛先に係るfax番号、住所、及び郵便番号の入力操作を促す画面を表示する役割を果たす。また、タッチパネル部53は、ユーザが該当部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン類を表示する際、或いは、送信対象となる原稿画像を表示する際にも用いられる。
本発明で操作入力手段として機能する操作キー部55は、ユーザの操作入力を受付けるための複数の操作キーを備えており、例えば、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能など諸機能のなかから、所要機能のキー入力操作をユーザが選択的に実行する際に、ユーザが複写部数やコピー実行指令などを操作入力する際に、或いは、宛先に係るfax番号、住所、及び郵便番号を操作入力する際に用いられる。なお、操作キー部55には、所要のジョブ遂行に係る指示を行う際に用いられるスタートキー57が備えられており、このスタートキー57は、本発明実施例において、宛先確定を遂行しようとする際に入力操作される宛先確定キーとしての役割を果たす。
ネットワークI/F部61は、ネットワークインタフェース(10/100Base−TX)等を用い、不図示のLANやInternet等のネットワークを介して接続された各種の外部装置(不図示)に対する種々のデータの送受信を制御する。
HDD(ハードディスクドライブ)63は、スキャナ部21によって読み取られた画像データ及び同画像データに設定されている出力形式等の種々のデータ等を記憶する。HDDに記憶されている画像データは、画像形成装置、プログラム及び記録媒体内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部61を介してクライアントPC等から確認したり、クライアントPCやFTPサーバ等の所定のフォルダへ転送される。
ファクシミリ通信部65は、符号化/復号化部(図示省略)、変復調部(図示省略)及びNCU(Network Control Unit)(図示省略)を含む。ファクシミリ通信部65は、スキャナ部21によって読み取られた原稿の画像データを公衆回線網67を介して他のファクシミリ装置69へ送信したり、他のファクシミリ装置69から送信されてきた画像データを受信する役割を果たす。
さて、仮に操作入力の際に参照したもととなるファクシミリ番号が誤っていた場合であっても、その誤りをただして誤送信を未然に防止し、正しい宛先に向けてファクシミリ通信を遂行可能とするために、主制御部11は、宛先に係るファクシミリ番号を当該宛先に係る住所関連情報に変換するための変換情報が記憶される住所変換データベース(本発明の「変換情報記憶手段」に相当する。)71と、操作キー部55によって所要の宛先に係るファクシミリ番号が操作入力されたとき、当該操作入力されたファクシミリ番号を取得するfax番号取得部73と、操作キー部55によって所要の宛先に係るファクシミリ番号が操作入力されたとき、住所変換データベース71の記憶内容に基づいて、当該宛先に係る住所関連情報を変換取得する宛先住所取得部(本発明の「宛先住所取得手段」に相当する。)75と、操作キー部55によって所要の宛先に係る住所関連情報が操作入力されたとき、当該操作入力された所要の宛先に係る住所関連情報と、宛先住所取得部75で変換取得した当該宛先の住所関連情報とが一致するか否かに係る住所一致判定を行う住所一致判定部(本発明の「住所一致判定手段」に相当する。)77と、住所一致判定部77における住所一致判定の結果、前記両住所関連情報が一致する旨の判定が下されたとき、当該所要の宛先に係るファクシミリ番号をもって宛先確定を許可する制御を行う宛先確定制御部(本発明の「宛先確定制御手段」に相当する。)79と、タッチパネル部53の表示内容に係る制御を行う表示制御部(本発明の「表示制御手段」に相当する。)81と、を備えて構成されている。
なお、表示制御部81は、宛先住所取得部75で変換取得した宛先の住所関連情報に係る候補をタッチパネル部53に表示させ、これを受けて住所一致判定部77は、タッチパネル部53に表示された宛先の住所関連情報に係る候補の正否についての、操作キー部55によって操作入力されたユーザの意向に基づいて、所要の宛先に係る住所関連情報と、宛先住所取得部75で変換取得した当該宛先の住所関連情報とが一致するか否かに係る住所一致判定を行うように構成されている。
[ファクシミリ装置が搭載された画像形成装置の動作]
次に、本発明実施例に係るファクシミリ装置が搭載された画像形成装置の動作について、図3及び図4を参照して説明する。
図3は、本発明実施例に係る画像形成装置の、宛先確定乃至送信処理に係る動作フローチャート図、図4は、所要の宛先に係る操作入力手順を表示画面例と共に示す説明図である。
図3に示すように、ユーザが操作キー部55を操作入力することによって、所要の宛先に係るfax送信ジョブを選択すると(ステップS11)、以下において、宛先確定乃至送信処理に係るプログラムが順次実行される。
ステップS12において、表示制御部81は、タッチパネル部53における表示画面上に、所要の宛先に係るファクシミリ番号(以下、「fax番号」と省略する場合がある。)の操作入力を促す表示画面(図4の画面G11参照)を表示させる。この表示画面G11において、主制御部11は、所要の宛先に係るfax番号の、ユーザによる操作入力を待つ。このとき、ユーザによって、所要の宛先に係るfax番号の操作入力がなされた後に、スタートキー57が押下されたとする(ステップS13)。これを受けて、宛先住所取得部75は、ステップS13で操作入力されたfax番号と、住所変換データベース71の記憶内容に基づいて、当該宛先に係る住所関連情報のうち、例えば住所を変換取得する(ステップS14)。
ステップS15において、表示制御部81は、タッチパネル部53における表示画面上に、宛先に係る住所の操作入力を促す表示画面を表示させる。具体的には、表示制御部81は、宛先住所取得部75で変換取得した宛先の住所に係る候補をタッチパネル部53に表示させる(図4の画面G12〜G13参照)。この表示画面G12〜G13において、宛先住所取得部75は、所要の宛先に係る住所の、ユーザによる操作入力を待つ。このとき、ユーザによって、所要の宛先に係る住所の操作入力がなされた後に、スタートキー57が押下されたとする(ステップS16)。
これを受けて、住所一致判定部77は、タッチパネル部53に表示された宛先の住所に係る候補の正否についての、操作キー部55によって操作入力されたユーザの意向に基づいて、ユーザが操作入力した所要の宛先に係る住所と、宛先住所取得部75で変換取得した当該宛先の住所とが一致するか否かに係る住所一致判定を行う(ステップS17)。ステップS17では、住所一致判定部77は、ステップS13で操作入力された宛先に係るfax番号から変換取得される住所と、ユーザの認識に基づいて操作入力されたその宛先に係る住所とが一致するか否かを判定することを通じて、宛先の誤りを水際でただす役割を果たしている。
ステップS17における住所一致判定の結果、前記両住所が一致しない旨の判定が下されたとき、主制御部(表示制御部81)11は、タッチパネル部53における表示画面上に、「宛先に係るfax番号と住所が一致しない」旨のエラーメッセージ(図4の画面G15参照)を表示(ステップS18)させた後、処理の流れをステップS12の宛先に係るfax番号入力受付画面表示に戻して、以下の処理を繰り返し実行させる。
一方、ステップS17における住所一致判定の結果、前記両住所が一致する旨の判定が下されたとき、宛先確定制御部79は、当該所要の宛先に係るファクシミリ番号をもって宛先確定を許可する制御を行う(ステップS19)。ここで、「宛先確定を許可する」とは、ステップS13で操作入力されたファクシミリ番号は誤りのない正しいものであるとみなして、事実上の宛先確定をスタートキー57の操作入力を待って行う概念と、事実上の宛先確定をスタートキー57の操作入力を待つことなく行う概念と、の両者を含む趣旨である。
次いで、ファクシミリ通信部65は、ステップS19で確定された宛先に向けて、公衆回線網67を介して画像データの送信を他のファクシミリ装置69との間で遂行し(ステップS20)、この送信処理の遂行後に、一連の処理の流れを終了させる。
[実施例の効果]
本発明実施例に係る画像形成装置(ファクシミリ装置)10によれば、操作キー部55によって所要の宛先に係るファクシミリ番号が操作入力されたとき、宛先住所取得部75は、住所変換データベース71の記憶内容に基づいて、当該宛先に係る住所関連情報(住所及び郵便番号のうち、両者又はいずれか一方)を変換取得する。一方、操作キー部55によって所要の宛先に係る住所関連情報が操作入力されたとき、住所一致判定部77は、当該操作入力された所要の宛先に係る住所関連情報と、宛先住所取得部75で変換取得した当該宛先の住所関連情報とが一致するか否かに係る住所一致判定を行う。そして、住所一致判定部77における住所一致判定の結果、前記両住所関連情報が一致する旨の判定が下されたとき、宛先確定制御部79は、当該所要の宛先に係るファクシミリ番号をもって宛先確定を許可する制御を行い、これを受けて画像形成装置(ファクシミリ装置)10は、確定された宛先に向けてファクシミリ通信を遂行する。従って、宛先に係るファクシミリ番号と住所関連情報とが、一組の照合機構として相互作用して宛先の誤りをただすことが可能となる結果として、操作入力の際に参照したもととなるファクシミリ番号が誤っていた場合であっても、その誤りをただして誤送信を未然に防止し、正しい宛先に向けてファクシミリ通信を遂行可能な画像形成装置(ファクシミリ装置)10を得ることができる。
[その他]
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うファクシミリ装置及び画像形成装置もまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
すなわち、例えば、本発明実施例において、ファクシミリ通信機能を有するデジタル複合機(画像形成装置)を例示して説明したが、本発明はこの例に限定されることなく、ファクシミリ通信機能を有する単独のファクシミリ装置にも、本発明をそのまま適用することができる。
また、本発明実施例において、住所関連情報として宛先に係る住所を例示して説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、住所関連情報としては、宛先に係る住所及び郵便番号のうち、両者又は少なくともいずれか一方を採用することができる。
ところで、操作キー部55によって操作入力された所要の宛先に係るファクシミリ番号が、住所変換データベース71に未登録であった場合に、かかる未登録の宛先をいかにして取扱うかが問題となる。そこで、かかる場合には、当該未登録の宛先に係る住所関連情報についての、ユーザによる操作入力を促す、ように構成することができる。この操作入力の催促を受けて、ユーザによって未登録の宛先に係る住所関連情報が操作入力されたとき、主制御部11は、当該操作入力された未登録の宛先に係る住所関連情報をもって、住所変換データベース71の記憶内容を更新登録する、ように構成すればよい。このようにすれば、次回以降のfax送信ジョブでは、通常の登録された宛先と同様に、本発明に係る誤送信防止の利益を享受することができる。
なお、住所変換データベース71の記憶内容は、ネットワーク経由で適宜更新される、構成を採用してもよい。
また、住所変換データベース71の記憶内容は、ネットワーク経由で外部サーバから取得される、構成を採用してもよいことはいうまでもない。
本発明実施例に係るファクシミリ装置が搭載された画像形成装置の主要部を示す機能ブロック図である。 本発明実施例に係る画像形成装置の操作パネル部を表す外観図である。 本発明実施例に係る画像形成装置の、宛先確定乃至送信処理に係る動作フローチャート図である。 所要の宛先に係る操作入力手順を表示画面例と共に示す説明図である。
符号の説明
10 ファクシミリ装置を搭載したデジタル複合機(画像形成装置)
11 主制御部
53 タッチパネル部(表示手段)
55 操作キー部(操作入力手段)
71 住所変換データベース(変換情報記憶手段)
73 fax番号取得部
75 宛先住所取得部(宛先住所取得手段)
77 住所一致判定部(住所一致判定手段)
79 宛先確定制御部(宛先確定制御手段)
81 表示制御部(表示制御手段)

Claims (8)

  1. 宛先に係るファクシミリ番号又は住所関連情報を操作入力する際に用いられる操作入力手段と、
    宛先に係るファクシミリ番号を当該宛先に係る住所関連情報に変換するための変換情報が記憶される変換情報記憶手段と、
    前記操作入力手段によって所要の宛先に係るファクシミリ番号が操作入力されたとき、前記変換情報記憶手段の記憶内容に基づいて、当該宛先に係る住所関連情報を変換取得する宛先住所取得手段と、
    前記操作入力手段によって所要の宛先に係る住所関連情報が操作入力されたとき、当該操作入力された所要の宛先に係る住所関連情報と、前記宛先住所取得手段で変換取得した当該宛先の住所関連情報とが一致するか否かに係る住所一致判定を行う住所一致判定手段と、
    前記住所一致判定手段における住所一致判定の結果、前記両住所関連情報が一致する旨の判定が下されたとき、当該所要の宛先に係るファクシミリ番号をもって宛先確定を許可する制御を行う宛先確定制御手段と、
    を備え、
    前記確定された宛先に向けてファクシミリ通信を遂行する、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 請求項1記載のファクシミリ装置であって、
    前記住所関連情報は、宛先に係る住所及び郵便番号のうち、両者又は少なくともいずれか一方である、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 請求項1又は2記載のファクシミリ装置であって、
    宛先に係るファクシミリ番号又は住所関連情報を含む各種情報を表示するための表示手段と、
    前記表示手段の表示内容に係る制御を行う表示制御手段と、
    をさらに備え、
    前記表示制御手段は、
    前記宛先住所取得手段で変換取得した前記宛先の住所関連情報に係る候補を前記表示手段に表示させ、
    前記住所一致判定手段は、
    前記表示手段に表示された宛先の住所関連情報に係る候補の正否についての、前記操作入力手段によって操作入力されたユーザの意向に基づいて、所要の宛先に係る住所関連情報と、前記宛先住所取得手段で変換取得した当該宛先の住所関連情報とが一致するか否かに係る住所一致判定を行う、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のファクシミリ装置であって、
    前記宛先住所取得手段は、
    前記操作入力手段によって操作入力された所要の宛先に係るファクシミリ番号が、前記変換情報記憶手段に未登録であったとき、当該所要の宛先に係る住所関連情報についての、ユーザによる操作入力を促す、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 請求項4記載のファクシミリ装置であって、
    前記宛先住所取得手段は、
    前記未登録の宛先に係る住所関連情報がユーザによって操作入力されたとき、当該操作入力された宛先に係る住所関連情報をもって、前記変換情報記憶手段の記憶内容を更新登録する、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載のファクシミリ装置であって、
    前記変換情報記憶手段の記憶内容は、ネットワーク経由で適宜更新される、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  7. 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載のファクシミリ装置であって、
    前記変換情報記憶手段の記憶内容は、ネットワーク経由で外部サーバから取得される、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  8. 請求項1〜7のうちいずれか一項に記載のファクシミリ装置が搭載された画像形成装置であって、
    当該ファクシミリ装置を、所要の宛先確定許可に適用した、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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