JP2009296208A - 動画像再生装置及び動画像伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の国際標準映像符号化方式で符号化されているビットストリームそのままでも、遅延を削減することの出来る動画像再生装置を得る。
【解決手段】デコーダ部20の解析手段21は、入力圧縮データ1を所定のデータ解析規則に従って解析してブロック単位の符号化シンボルを抽出する。ブロック画像出力手段22は、動画像の各ブロック単位の画像を復元した時点でそのブロックの画像をピクチャ内の位置と共に出力する。復号画像出力手段23は、動画像の各ピクチャ単位の画像を復元して出力する。後処理部30は、ブロック画像出力手段22からの出力されるブロック単位の画像とその位置及び復号画像出力手段23から出力されるピクチャ単位の画像を入力し、これら画像を合成して再生画像を出力する。
【選択図】図1

Description

この発明は、ブロック単位に圧縮符号化された動画像符号化データを入力して、動画像信号を復号・再生する動画像再生装置及びこの動画像再生装置とデジタル圧縮符号化を行う動画像符号化装置とを備えた動画像伝送システムに関するものである。
MPEGやITU−T H.26x等の国際標準映像符号化方式では、映像信号の各フレームについて、輝度信号16×16画素とそれに対応する色差信号8×8画素分をまとめたブロックデータ(以下、マクロブロック)を単位として、動き補償技術及び直交変換/変換係数量子化技術に基づき圧縮し、ビットストリームとして符号化する方法が採用されている。ビットストリームを復号する場合も、マクロブロック単位に実施し、最終的に1画像全部のマクロブロックを復号した後、復号画像として出力する。
従来、このような映像情報符号化装置及び映像情報復号化装置として、例えば特許文献1に示すようなものがあった。
特開平9−70047号公報
上記のようなビットストリームを狭帯域ネットワーク上で伝送することを考えた場合、符号化した画像データが動画像再生装置で表示されるまでの遅延が無視できない場合がある。例えば、1画像につき24kbitに圧縮された画像データを2.4kbpsの帯域の通信路を用いて伝送した場合を考えると、ビットストリームの伝送だけで10秒かかることになり、ビットストリームが完全に伝送完了できた10秒後に初めて復号画像出力できるということになるため、符号化完了及びビットストリーム伝送開始からの遅延が10秒以上となってしまう。このように、特に狭帯域ネットワーク上で伝送する際の遅延が、従来からの課題であった。
一方、上記特許文献1に記載されたような符号化装置では、このような遅延をできるだけ少なくするため、予め符号化する際に階層的な圧縮符号化を行い、上位から下位の階層順に伝送及び復号することで遅延を少なくする技術が開示されている。
しかしながら、このような方法だと、既存のMPEGやITU−T H.26x等の国際標準映像符号化方式で符号化されているビットストリームに対しては、一旦わざわざ前記の階層的な圧縮符号化を実施し直さなければならないという問題点があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、既存のMPEGやITU−T H.26x等の国際標準映像符号化方式で符号化されているビットストリームそのままでも、遅延を削減することの出来る動画像再生装置及び動画像伝送システムを得ることを目的とする。
この発明に係る動画像再生装置は、動画像符号化データを所定のデータ解析規則に従って解析してブロック単位の符号化シンボルを抽出する解析手段と、解析手段によって抽出された符号化シンボルを用いて所定の復号処理過程に基づいて、動画像の各ブロック単位の画像を復元した時点でそのブロックの画像をピクチャ内の位置と共に出力するブロック画像出力手段と、ピクチャ内の全ブロックの画像を復元した時点で動画像の各ピクチャ単位の画像を復元して出力する復号画像出力手段とを有するデコーダ部と、ブロック画像出力手段からの出力されるブロック単位の画像とその位置及び復号画像出力手段から出力されるピクチャ単位の画像を入力し、これら画像を合成して再生画像を出力する後処理部とを備え、後処理部から出力される再生画像を再生するようにしたものである。
この発明の動画像再生装置は、動画像の各ブロック単位の画像を復元した時点でそのブロックの画像をピクチャ内の位置と共に出力し、かつ、ピクチャ内の全ブロックの画像を復元した時点で動画像の各ピクチャ単位の画像を復元して出力し、ブロック単位の画像とその位置及びピクチャ単位の画像を合成して再生画像を出力するようにしたので、既存の国際標準映像符号化方式で符号化されているビットストリームそのままでも、遅延を削減することが出来る。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について説明する。本実施の形態1では、符号化方式についてはH.264/AVCを例として説明を行う。本実施の形態1における動画像再生装置は、入力がH.264/AVCビットストリーム、出力が表示画像である装置とする。
図1に、本実施の形態1における動画像再生装置10の全体ブロック図を示す。
図示の動画像再生装置10は、デコーダ部20と後処理部30とを備えている。デコーダ部20は、H.264/AVC準拠の符号化方式で圧縮された入力圧縮データ1を入力して、H.264/AVC準拠の復号処理を行う機能部であり、解析手段21、ブロック画像出力手段22、復号画像出力手段23を備えている。解析手段21は、入力圧縮データ1(動画像符号化データ)を所定のデータ解析規則に従って解析してブロック単位の符号化シンボルを抽出する手段である。ブロック画像出力手段22は、解析手段21によって抽出された符号化シンボルを用いて所定の復号処理過程に基づいて、動画像の各ブロック単位の画像を復元した時点でそのブロックの画像をその位置と共にマクロブロック画像2として出力する手段である。復号画像出力手段23は、動画像符号化データにおけるピクチャ内の全ブロックの画像を復元した時点で動画像の各ピクチャ単位の画像を復元し、復号画像3として出力する手段である。
後処理部30は、ブロック画像出力手段22からの出力される各ブロック単位の画像とその画像位置及び復号画像出力手段23から出力される各ピクチャ単位の画像を入力し、これら画像を合成した合成画像を表示画像4として出力する機能部である。
図2は、本実施の形態1におけるデコーダ部20の内部構成図である。また、図3に、一般的なH.264/AVCデコーダ部の内部構成を参考として示している。実施の形態1におけるデコーダ部20は、図3に示した一般的なデコーダ部と比べて、マクロブロック画像2の出力が付加されているのが特徴である。
図2に示すデコーダ部20は、可変長復号部201、逆量子化部202、逆変換部203、加算器204、ループフィルタ205、切り替えスイッチ206、動き補償部207、フレームメモリ208、イントラ予測補償部209、イントラ予測用メモリ210を備えている。
可変長復号部201は、入力圧縮データ1に対してシンタックス解析を行い、H.264/AVC符号化情報(符号化モード情報及びイントラ予測方向もしくは動きベクトルなどの情報)201aと、予測残差信号符号化データ201bとを生成する機能部である。逆量子化部202及び逆変換部203は、可変長復号部201から出力される予測残差信号符号化データ201bに対して逆量子化及び逆DCT変換等を行う機能部であり、逆変換部203から、予測残差信号復号値203aが出力される。加算器204は、逆変換部203からの予測残差信号復号値203aと、動き補償部207から出力される予測画像207aまたはイントラ予測補償部209から出力される予測画像209aとを加算して画像データ204aをループフィルタ205とイントラ予測用メモリ210とに出力すると共に、マクロブロック画像2として外部に出力する機能部である。ループフィルタ205は、画像データ204aに対してデブロック処理を行い、復号画像3として出力すると共に、フレームメモリ208に出力するフィルタである。
切り替えスイッチ206は、可変長復号部201から出力されるH.264/AVC符号化情報201aの符号化モードに基づいて、動き補償部207かイントラ予測補償部209を切り替えるためのスイッチである。動き補償部207は、インター予測の場合に、フレームメモリ208中に格納される参照画像データと動きベクトルとに従い、予測画像207aが生成する機能部である。また、フレームメモリ208は、ループフィルタ205から出力されるピクチャ単位の画像を格納する格納部である。イントラ予測補償部209は、イントラ予測の場合に、イントラ予測用メモリ210中に格納されるイントラ予測用画像データとイントラ予測方向とに従い、予測画像209aを生成する機能部である。
また、図1における解析手段21は図2における可変長復号部201に相当し、ブロック画像出力手段22は、逆量子化部202〜加算器204の構成に相当する。更に、復号画像出力手段23は、逆量子化部202〜イントラ予測用メモリ210の構成に相当している。
以下、図2に基づいてデコーダ部20の動作を詳しく説明する。
(1)入力AVCビデオストリームの復号処理
先ず、H.264/AVC準拠の符号化方式で圧縮された入力圧縮データ1がデコーダ部20に入力される。デコーダ部20では、可変長復号部201において、H.264/AVC規格に従い入力圧縮データ1のシンタックス解析を行い、H.264/AVC符号化情報201a、予測残差信号符号化データ201bを出力する。予測残差信号符号化データ201bは、逆量子化部202、逆変換部203を経て、予測残差信号復号値203aに復号される。
H.264/AVC符号化情報201aは、切り替えスイッチ206で符号化モード情報によりスイッチされ、イントラの場合はイントラ予測補償部209へ入力され、インターの場合は動き補償部207へ入力される。イントラの場合は、イントラ予測用メモリ210中に格納されるイントラ予測用画像データとイントラ予測方向とに従い、予測画像209aが生成される。一方、インターの場合は、フレームメモリ208中に格納される参照画像データと動きベクトルとに従い、予測画像207aが生成される。予測残差信号復号値203aと予測画像209aもしくは予測画像207aが加算器204で加算され、ループフィルタ205を経由し、復号画像3が生成される。復号画像3は、デコーダ部20の出力として、以後のフレームの動き補償に参照画像として用いるため、フレームメモリ208に格納される。また、ループフィルタ205の前段では、イントラ予測の際の画像として用いるため、画像データ204aがイントラ予測用メモリ210に格納されると同時に、マクロブロック毎の画像出力として、デコーダ部20の外部にマクロブロック位置と結び付けられたマクロブロック画像2が出力される。
ここで注意すべき点としては、復号画像3は1画像の全マクロブロック復号後に1回、復号画像として1画像全体の画像データを出力し、マクロブロック画像2は、該当マクロブロック復号の度に、マクロブロック位置と結び付けられたデータとして出力するという点である。これらは、どのタイミングにおいてもどちらか一方のみが出力され、同時に出力されることはない。また、通常、H.264/AVC準拠の符号化方式で圧縮された入力圧縮データ1は、左上から右下の方向へのラスタスキャン順で符号化されているため、マクロブロック画像2の出力順についても、そのラスタスキャン順に従うことになる。これら復号画像3及びマクロブロック画像2が、図1における後処理部30への入力となる。
尚、本実施の形態1では、動画像の各ブロック単位の画像を、マクロブロック画像2として説明しているが、画面の内部のある一部を含む形の画像データであればどのようなデータであってもよく、例えば、H.264/AVCにおける、それぞれのスライスデータに含まれている範囲の画像データ、あるいはマクロブロックの1ライン分の画像データ、ということでも特にかまわない。
図4は、本実施の形態1における後処理部30の内部構成図である。
図示のように、後処理部30は、表示画像生成部301と表示画像用フレームメモリ302を備えている。表示画像生成部301は、デコーダ部20からのマクロブロック画像2と復号画像3とを入力して、これら画像を合成して表示画像4を生成して出力する機能部である。また、表示画像用フレームメモリ302は、フレーム毎に、1フレーム分の表示画像4を格納するためのメモリである。
以下、後処理部30の動作を詳しく説明する。
(2)後処理部30における表示画像生成処理
先ず、復号画像3及びマクロブロック画像2が、後処理部30に含まれる表示画像生成部301への入力となる。表示画像生成部301は、表示画像用フレームメモリ302から直前に表示画像として出力した画像データ302aを読み込み、復号画像3及びマクロブロック画像2に基づき表示画像を生成し、表示画像4として出力すると同時に、表示画像用フレームメモリ302に対し画像データ301aとして保存を行う。
ここで表示画像生成部301の内部動作について説明する。入力としては復号画像3もしくはマクロブロック画像2であり、それぞれについて説明する。尚、以下、図5〜図15に示す画像において、前画像とはデコーダ部20で復号処理された1フレーム前の画像であり、現画像とは現在復号処理中のフレームの画像のことを言う。
1)表示画像生成部301に対し、復号画像3が入力された場合
表示画像生成部301は復号画像3をそのまま表示画像4として出力し、同時に、表示画像用フレームメモリ302に対し、表示画像4をそのまま画像データ301aとして保存する。
2)表示画像生成部301に対し、マクロブロック画像2が入力された場合
表示画像生成部301は、表示画像用フレームメモリ302から画像データ302aを読み込み(例:図5)、マクロブロック位置と結び付けられたマクロブロック画像2(例:図6)を画像データ301aに上書きし、その画像(例:図7)を表示画像4として出力し、同時に、表示画像用フレームメモリ302に対し、その表示画像4を画像データ301aとして保存を実施する。
表示画像生成部301が前記1)2)のような動作をすることで、H.264/AVC準拠の符号化方式で圧縮された入力圧縮データ1がマクロブロック単位で復号された結果をマクロブロック画像として出力されるため、画像全体としては順次ラスタスキャン順に新しい画像に更新されることとなる。例えば、図8→図9→図10→図11のような形で、順次表示画像が生成され、表示される。
図8〜図11は、直前の画像が図8で、図11の画像を10秒間かけて伝送した場合の例である。また、図9は4秒目、図10は8秒目の画像を示している。
もし、図3で示した従来のH.264/AVCデコーダを用いた場合だと、マクロブロック画像2の出力がないため、前画像に相当する図8が表示画像として出力された後、現画像に相当する図11が10秒後に出力されることになり、表示される画像は10秒間更新がなされない。
しかし、図2で示した本実施の形態1のデコーダ部20を用いた場合では、マクロブロック画像2が出力されることにより、マクロブロックを復号する度に、図5、図6及び図7に示す処理を実施することにより、マクロブロック復号完了毎に順次表示画像が更新され、前画像に相当する図8及び現画像に相当する図11の中間の画像として図9や図10などの、前画像と伝送中の現画像が混ざった画像が、表示画像として順次出力され、この場合は、図8→図9→図10→図11のような順で表示される。このように中間の画像を随時表示することにより、結果的に表示されるまでの遅延時間を減らすことが可能となる。
また、上記のような中間の画像として、表示画像生成部301にて、例えば図9や図10などの画像の代わりに、図12や図13のように直前の画像の領域と伝送中の画像の領域との境界に境界線を入れることで、直前の画像と伝送中の画像の境界付近を見わけ易くすることも可能である。この場合、図8→図12→図13→図11の順で表示する。
更に、例えば、図9や図10などの画像の代わりに、図14や図15のように直前の画像の部分の明るさを暗くするというような画像処理を施すことで、直前の画像と伝送中の画像の境界を見わけ易くする方法も可能である。この場合、図8→図14→図15→図11のような順で表示する。
以上述べたように、本実施の形態1によれば、動画像再生装置10は、H.264/AVC準拠の符号化方式で圧縮された入力圧縮データ1を、マクロブロック単位で復号し、マクロブロックの復号が完了する度に表示画像4を更新することにより、その結果、みかけの遅延時間を減らすことが可能となる。
特に、本実施の形態1では、H.264/AVC準拠の符号化方式で圧縮された入力圧縮データ1をそのまま用いることが可能であり、特許文献1に示されるような形での新たな符号化をわざわざ行う必要がないという利点もある。
更に、本実施の形態1で説明したH.264/AVCデコーダ4は、H.264/AVCの従来の通常のデコーダからマクロブロック画像2の出力機能を追加しただけであり、作成が容易であるという利点もある。
尚、本実施の形態1では、映像符号化方式としてH.264/AVCを用いて説明したが、H.264/AVCと同様にマクロブロックを単位とする符号化方式(例えばMPEG−2、MPEG−4、SMPTE VC−1など)についても同様の方式を適用することができることは言うまでもない。また、上記実施の形態では表示画像生成部301はマクロブロックの復号が完了する度に表示画像4を更新する、というように説明したが、例えば、100ミリ秒単位、あるいは1秒単位、というように、ある所定の時間単位に更新するようにしてもよい。
以上のように、実施の形態1の動画像再生装置によれば、ブロック単位に圧縮符号化された動画像符号化データを入力して、動画像信号を復号・再生する動画像再生装置であって、動画像符号化データを所定のデータ解析規則に従って解析してブロック単位の符号化シンボルを抽出する解析手段と、解析手段によって抽出された符号化シンボルを用いて所定の復号処理過程に基づいて、動画像の各ブロック単位の画像を復元した時点でそのブロックの画像をピクチャ内の位置と共に出力するブロック画像出力手段と、ピクチャ内の全ブロックの画像を復元した時点で動画像の各ピクチャ単位の画像を復元して出力する復号画像出力手段とを有するデコーダ部と、ブロック画像出力手段からの出力されるブロック単位の画像とその位置及び復号画像出力手段から出力されるピクチャ単位の画像を入力し、これら画像を合成して再生画像を出力する後処理部とを備え、後処理部から出力される再生画像を再生するようにしたので、狭帯域ネットワークを用いて伝送する場合でも、既存のMPEGやITU−T H.26x等の国際標準映像符号化方式を、符号化方式変換することなく、遅延時間を削減することができる。
また、実施の形態1の動画像再生装置によれば、後処理部は、ピクチャ単位の画像を入力した場合、ピクチャを再生画像として出力すると共に、ピクチャを表示画像用フレームメモリに格納し、ブロック単位の画像を入力した場合、表示画像用フレームメモリに格納されたピクチャを読み出し、読み出したピクチャに対し、ブロックの画像を、画像位置に基づいて上書きすることで合成画像を生成して再生画像として出力し、かつ、合成画像を表示画像用フレームメモリに格納するようにしたので、中間の画像を随時表示することにより、結果的に表示されるまでの遅延時間を減らすことが可能となる。
また、実施の形態1の動画像再生装置によれば、後処理部は、ピクチャ単位の画像を入力した場合、ピクチャを再生画像として出力すると共に、ピクチャを表示画像用フレームメモリに格納し、ブロック単位の画像を入力した場合、表示画像用フレームメモリに格納されたピクチャを読み出し、読み出したピクチャに対し、ブロックの画像を、画像位置に基づいて上書きすることで合成画像を生成して再生画像として出力し、かつ、合成画像を表示画像用フレームメモリに格納すると共に、ピクチャ単位の画像が入力された以降のピクチャにおけるブロックの画像が全て含まれる領域と、それ以外の領域とを境界線で示した再生画像とするようにしたので、中間の画像を随時表示することにより、結果的に表示されるまでの遅延時間を減らすことができると共に、直前の画像と伝送中の画像の境界付近を見わけ易くすることができる。
また、実施の形態1の動画像再生装置によれば、後処理部は、ピクチャ単位の画像を入力した場合、ピクチャを再生画像として出力すると共に、ピクチャを表示画像用フレームメモリに格納し、ブロック単位の画像を入力した場合、表示画像用フレームメモリに格納されたピクチャを読み出し、読み出したピクチャに対し、ブロックの画像を、画像位置に基づいて上書きすることで合成画像を生成して再生画像として出力し、かつ、合成画像を表示画像用フレームメモリに格納すると共に、ピクチャ単位の画像が入力された以降のピクチャにおけるブロックの画像が全て含まれる領域に比較して、それ以外の領域の明るさが暗い再生画像とするようにしたので、中間の画像を随時表示することにより、結果的に表示されるまでの遅延時間を減らすことができると共に、直前の画像と伝送中の画像の境界付近を見わけ易くすることができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、デコーダ部において、復元された各ブロック単位の画像を出力するか否かを判定するデコーダ動作仕様判定手段を設けたものである。実施の形態2においても、符号化方式についてはH.264/AVCを例として説明を行う。実施の形態2における動画像再生装置も、入出力については実施の形態1と同様で、入力がH.264/AVCビットストリームであり、出力が表示画像である装置とする。
図16は、実施の形態2における動画像再生装置10aの全体ブロック図を示す。
動画像再生装置10aの内部にあるデコーダ部20aには、H.264/AVC準拠の符号化方式で圧縮された入力圧縮データ1が入力される。デコーダ部20aでは、復号画像3及びマクロブロック画像2を出力する。それらが後処理部30の入力となり、表示画像4が出力される。実施の形態1との違いは、デコーダ部20aの構成である。図17に、実施の形態2におけるデコーダ部20aの内部構成を示す。
図17において、デコーダ部20aは、可変長復号部201、逆量子化部202、逆変換部203、加算器204、ループフィルタ205、切り替えスイッチ206、動き補償部207、フレームメモリ208、イントラ予測補償部209、イントラ予測用メモリ210、デコーダ動作仕様判定部211、切り替えスイッチ212を備えている。ここで、可変長復号部201〜イントラ予測用メモリ210は実施の形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。デコーダ動作仕様判定部211は、入力圧縮データ1を監視すると共に、加算器204の出力を監視し、これらの監視結果に基づいて、切り替えスイッチ212の切り替え指示を行う機能部である。切り替えスイッチ212は、デコーダ動作仕様判定部211の選択結果に基づいて、マクロブロック画像2を出力するか否かを選択するスイッチである。これら、デコーダ動作仕様判定部211及び切り替えスイッチ212によって、受信した単位時間当たりの動画像符号化データ量、または単位時間当たりの動画像復号マクロブロック数を用いて、復元された各ブロック単位の画像を出力するか否かを判定するデコーダ動作仕様判定手段が構成されている。
以下、実施の形態2のデコーダ部20aの動作を詳しく説明する。
デコーダ部20aは、実施の形態1で説明した図2で示されるデコーダ部20と同じ部分については、同じ動作をするため、その箇所の説明は省略し、実施の形態1のデコーダ部20と異なる部分について説明する。
デコーダ部20aの内部にあるデコーダ動作仕様判定部211は、入力圧縮データ1または加算器204の出力を常に監視している(破線矢印211a,211bで示す)。デコーダ動作仕様判定部211は、入力圧縮データ1を監視することで、デコーダ部20aに入力されるH.264/AVC準拠の符号化方式で圧縮された入力圧縮データ1の、単位時間当たりのデータ量を把握する。また、デコーダ動作仕様判定部211は、加算器204の出力を監視することで、単位時間当たりの復号マクロブロック数を把握する。
デコーダ動作仕様判定部211は、入力圧縮データ1の監視211aと加算器204出力の監視211bにおける監視結果に従い、切り替えスイッチ212のON/OFFを決定する。切り替えスイッチ212がONの場合は、マクロブロック画像2が出力され、切り替えスイッチ212がOFFの場合は、マクロブロック画像2が出力されない。
また、本実施の形態2における後処理部30の動作は、実施の形態1の後処理部30と同一の動作をするため、ここでの説明は省略する。
本実施の形態2における動画像再生装置10aでは、デコーダ動作仕様判定部211にて、入力圧縮データ1の監視211a及び加算器204出力の監視211bを行うことで、表示画像の制御が可能となる。具体的には、入力圧縮データ1の監視211a,加算器204出力の監視211bの監視結果が、切り替えスイッチ212をONにするような結果だった場合、表示画像4は、マクロブロックを復号する度に、図5、図6及び図7に示す処理が実施されるため、マクロブロック復号完了毎に順次表示画像が更新され、図8及び図11の中間の画像として図9や図10などの画像が表示画像4として順次出力されることになる。この場合は、図8→図9→図10→図11の順で表示される。実施の形態1と同様に、図8→図12→図13→図11や図8→図14→図15→図11の場合もある。
一方、入力圧縮データ1の監視211a,加算器204出力の監視211bの監視結果が、切り替えスイッチ212をOFFにするような結果だった場合、表示画像4は、図8が表示画像として出力された後、図9や図10のような中間画像は表示されずに、図11が出力される。
デコーダ動作仕様判定部211における入力圧縮データ1の監視211a,加算器204出力の監視211bにおいて、デコーダ部20aに入力されるH.264/AVC準拠の符号化方式で圧縮された入力圧縮データ1の、単位時間当たりのデータ量が予め設定されていた閾値よりも小さく、更に単位時間当たりの復号マクロブロック数が予め設定されていた閾値よりも小さい場合、切り替えスイッチ212をONにする。また、デコーダ動作仕様判定部211における入力圧縮データ1の監視211a,加算器204出力の監視211bにおいて、デコーダ部20aに入力されるH.264/AVC準拠の符号化方式で圧縮された入力圧縮データ1の、単位時間当たりのデータ量が予め設定されていた閾値よりも大きく、更に単位時間当たりの復号マクロブロック数が予め設定されていた閾値よりも大きい場合、切り替えスイッチ212をOFFにする。
つまり本実施の形態2における動画像再生装置10aは、伝送帯域が狭く遅延の大きいH.264/AVC準拠の符号化方式で圧縮された入力圧縮データ1を受信した場合には、デコーダ動作仕様判定部211における、入力圧縮データ1の監視211a,加算器204出力の監視211bの結果が、切り替えスイッチ212をONにする結果となるため、表示画像4を、図8及び図11の中間の画像として図9、図10、図12、図13、図14及び図15などのような画像が表示画像4として順次出力されることで、遅延を抑えることが可能である。一方、伝送帯域が広くもともと遅延の小さいH.264/AVC準拠の符号化方式で圧縮された入力圧縮データ1を受信した場合には、デコーダ動作仕様判定部211における、入力圧縮データ1の監視211a,加算器204出力の監視211bの結果が、切り替えスイッチ212をOFFにする結果となるため、1画像における全マクロブロックの復号終了後に画像表示するという意味での、通常の画像表示とすることが可能である。
動画像再生装置10aにとって、実際の伝送帯域が既知であれば、動画像再生装置10aで実際に受信した単位時間あたりのデータ量から、伝送中の符号化データにおけるおおよそのフレームレートを推定することが可能である。また、仮に動画像再生装置10aにとって伝送帯域が未知であっても、実際に復号した画像解像度は動画像再生装置10aで分かるため、単位時間あたりの復号マクロブロック数から、伝送中の符号化データにおけるおおよそのフレームレートを推定することが可能である。よって、動画像再生装置10aで実現したい表示画像の最低更新頻度に基づき、単位時間当たりのデータ量に対する閾値や単位時間当たりの復号マクロブロック数に対する閾値を決定する。
具体的には、例えば、単位時間当たりのデータ量に対する閾値は、動画像再生装置10aで実現したい表示画像の最低更新頻度と、実際の伝送路の帯域幅に応じて設定する。最低更新頻度が小さい時には閾値を小さく設定し、最低更新頻度が大きい時は閾値を大きく設定する。伝送路の帯域幅が狭いときには閾値を小さく設定し、伝送路の帯域幅が大きいときには閾値を大きく設定する。
また、例えば、単位時間当たりの復号マクロブロック数に対する閾値は、動画像再生装置10aで実現したい表示画像の最低更新頻度と、復号中の符号化データ中の画像の画像解像度に応じて設定する。最低更新頻度が小さい時には閾値を小さく設定し、最低更新頻度が大きい時は閾値を大きく設定する。画像サイズが大きい場合には閾値を大きく設定し、小さい場合には閾値を小さく設定する。
上記のように閾値を設定することにより、元々符号化されている符号化データのフレームレートを推定しつつ、そのフレームレートに応じて適応的に切り替えスイッチ212をON/OFFすることができるため、最低更新頻度をある程度保証した表示処理をすることが可能となり、結果的にみかけの遅延を小さくすることが可能となる。
以上述べたように、本実施の形態2における動画像再生装置10aは、伝送遅延をデコーダ動作仕様判定部211における入力圧縮データ1の監視211a,加算器204出力の監視211bの監視により推定し、適応的に表示画像4を制御することが可能となる。特に、伝送遅延が小さいならば図9、図10、図12、図13、図14及び図15のような、直前の画像と伝送中の画像が混ざった中間的な画像は本来不要であり、伝送遅延をデコーダ動作仕様判定部211で推定することで、実施の形態1と比較して、表示画像4をより適切に制御できることが利点である。
本実施の形態2においても、H.264/AVC準拠の符号化方式で圧縮された入力圧縮データ1をそのまま用いることが可能であり、特許文献1に示されるような形での新たな符号化をわざわざ行う必要がないという利点もある。
尚、本実施の形態2では、映像符号化方式としてH.264/AVCを用いて説明したが、同様にマクロブロックを単位とする符号化方式(例えばMPEG−2、MPEG−4、SMPTE VC−1など)についても同様の方式を適用することができることは言うまでもない。
以上のように、実施の形態2の動画像再生装置によれば、デコーダ部は、受信した単位時間当たりの動画像符号化データ量、または単位時間当たりの動画像復号マクロブロック数を用いて、復元された各ブロック単位の画像を出力するか否かを判定するデコーダ動作仕様判定手段を備えたので、伝送帯域に応じてブロック単位の画像を出力するか否かを選択し、適応的に表示画像を制御することができる。
実施の形態3.
実施の形態3は、動画像再生装置と動画像符号化装置からなる動画像伝送システムに関するものである。本実施の形態3においても、符号化方式についてはH.264/AVCを例として説明を行う。本実施の形態3における動画像再生装置は、入力がH.264/AVCビットストリーム及びデコーダ動作仕様、出力が表示画像である装置とする。
図18は、実施の形態3における動画像伝送システムの構成図である。
図示のように、動画像伝送システムは、動画像再生装置10bと動画像符号化装置11とからなる。動画像符号化装置11は、H.264/AVC準拠の動画像符号化装置であり、H.264/AVC準拠の符号化方式で圧縮された入力圧縮データ1及びデコーダ動作仕様5を出力する。動画像再生装置10bは、動画像符号化装置11から出力された入力圧縮データ1及びデコーダ動作仕様5に基づいて、符号化された動画像を復号し、表示画像を生成する装置であり、デコーダ部20bと後処理部30とを備えている。尚、デコーダ動作仕様5は、デコーダ部20bの動作を規定するためのデータである。
動画像再生装置10bの内部にあるデコーダ部20bには、動画像符号化装置11が出力したH.264/AVC準拠の符号化方式で圧縮された入力圧縮データ1及びデコーダ動作仕様5が入力される。デコーダ部20bでは、デコーダ動作仕様5に従った復号処理を行い、復号画像3及びマクロブロック画像2を出力する。それらが後処理部30の入力となり、表示画像4が出力される。
図19は、デコーダ部20bの構成図である。
デコーダ部20bは、可変長復号部201、逆量子化部202、逆変換部203、加算器204、ループフィルタ205、切り替えスイッチ206、動き補償部207、フレームメモリ208、イントラ予測補償部209、イントラ予測用メモリ210、切り替えスイッチ212、デコーダ動作仕様受信部213を備えている。ここで、可変長復号部201〜切り替えスイッチ212は実施の形態2と同様であるため、ここでの説明は省略する。デコーダ動作仕様受信部213は、入力されるデコーダ動作仕様5に基づいて、切り替えスイッチ212のON/OFFを指示する機能部である。これら、切り替えスイッチ212及びデコーダ動作仕様受信部213によって、復元された各ブロック単位の画像を出力するか否かを判定するデコーダ動作仕様判定手段を構成している。
以下、デコーダ部20bの動作を説明する。尚、デコーダ部20bは、実施の形態1で説明したデコーダ部20と同様の部分については、同様の動作をするため、その箇所の説明は省略し、実施の形態1のデコーダ部20とは異なる部分について説明する。
デコーダ部20b内部のデコーダ動作仕様受信部213に、デコーダ動作仕様5が入力される。デコーダ動作仕様受信部213は、入力されたデコーダ動作仕様5に従い、切り替えスイッチ212のON/OFFを決定する。切り替えスイッチ212がONの場合は、マクロブロック画像2が出力され、切り替えスイッチ212がOFFの場合は、マクロブロック画像2が出力されない。
また、実施の形態3における後処理部30の動作については、実施の形態1または実施の形態2の後処理部30と同様の動作を行うため、ここでの説明は省略する。
実施の形態3における動画像再生装置10bを用いると、動画像符号化装置11で表示画像の制御が可能となる。具体的には、切り替えスイッチ212をONにするようなデコーダ動作仕様5を動画像再生装置10bが受信した場合、表示画像4は、マクロブロックを復号する度に、図5、図6及び図7に示す処理が実施されるため、マクロブロック復号完了毎に順次表示画像が更新され、図8及び図11の中間の画像として、図9や図10もしくは図12や図13もしくは図14や図15などの画像が表示画像4として、図8→図9→図10→図11、もしくは図8→図12→図13→図11、もしくは図8→図14→図15→図11、などのように順次出力されることになる。
一方、切り替えスイッチ212をOFFにするようなデコーダ動作仕様5を動画像再生装置10bが受信した場合、表示画像4は、図8が表示画像として出力された後、図9や図10のような中間画像は表示されずに、図11の画像が出力される。
つまり、実施の形態3における動画像符号化装置11は、遅延の大きいH.264/AVC準拠の符号化方式で圧縮された入力圧縮データ1を伝送する場合には、切り替えスイッチ212をONにするようなデコーダ動作仕様5を動画像再生装置10bに通知することで、表示画像4を、図8及び図11の中間の画像として図9、図10、図12、図13、図14、図15などの画像が表示画像4として順次出力されることで、みかけの遅延を抑えることが可能である。一方、もともと遅延の小さいH.264/AVC準拠の符号化方式で圧縮された入力圧縮データ1を伝送する場合には、切り替えスイッチ212をOFFにするようなデコーダ動作仕様5を動画像再生装置10bに通知することで、1画像における全マクロブロックの復号終了後に画像表示するという意味での、通常の画像表示とすることが可能である。
以上述べたように、本実施の形態3における動画像符号化装置11は、エンコードした時点で伝送遅延やフレームレートは分かっているため、デコーダ動作仕様5を用いて動画像再生装置10bに通知することで、適応的に表示画像4を制御することが可能となる。特に伝送遅延が小さい場合やフレームレートが大きい場合は、図9や図10のような中間画像は本来不要であり、そのようなエンコード時の状況に応じて動画像符号化装置11側で自由に表示画像4を制御できることが利点である。
本実施の形態3においても、H.264/AVC準拠の符号化方式で圧縮された入力圧縮データ1をそのまま用いることが可能であり、特許文献1に示されるような形での新たな符号化をわざわざ行う必要がないという利点もある。
尚、実施の形態3では、映像符号化方式としてH.264/AVCを用いて説明したが、同様にマクロブロックを単位とする符号化方式(例えばMPEG−2、MPEG−4、SMPTE VC−1など)についても同様の方式を適用することができることは言うまでもない。
以上のように、実施の形態3の動画像伝送システムによれば、ブロック単位に圧縮符号化された動画像符号化データ及びデコーダ動作仕様を出力する動画像符号化装置と、動画像符号化装置から出力される動画像符号化データ及びデコーダ動作仕様を入力して動画像信号を復号・再生する動画像再生装置とを備えた動画像伝送システムであって、動画像再生装置は、動画像符号化データを所定のデータ解析規則に従って解析してブロック単位の符号化シンボルを抽出する解析手段と、解析手段によって抽出された符号化シンボルを用いて所定の復号処理過程に基づいて、動画像の各ブロック単位の画像を復元した時点でそのブロックの画像をピクチャ内の位置と共に出力するブロック画像出力手段と、ピクチャ内の全ブロックの画像を復元した時点で動画像の各ピクチャ単位の画像を復元して出力する復号画像出力手段と、動画像符号化装置から出力されたデコーダ動作仕様に基づいて、復元された各ブロック単位の画像を出力するか否かを判定するデコーダ動作仕様判定手段とを有するデコーダ部と、ブロック画像出力手段からの出力されるブロック単位の画像とその位置及び復号画像出力手段から出力されるピクチャ単位の画像を入力し、これら画像を合成して再生画像を出力する後処理部とを備え、後処理部から出力される再生画像を再生するようにしたので、狭帯域ネットワークを用いて伝送する場合でも、既存の符号化方式を変換することなく遅延時間を削減することができる。また、動画像符号化装置側から適応的に動画像再生装置の表示画像を制御することが可能となる。
この発明の実施の形態1による動画像再生装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による動画像再生装置のデコーダ部を示す構成図である。 一般的なH.264/AVCデコーダ部を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による動画像再生装置の後処理部を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による動画像再生装置の表示画像の説明図(その1)である。 この発明の実施の形態1による動画像再生装置の表示画像の説明図(その2)である。 この発明の実施の形態1による動画像再生装置の表示画像の説明図(その3)である。 この発明の実施の形態1による動画像再生装置の表示画像の説明図(その4)である。 この発明の実施の形態1による動画像再生装置の表示画像の説明図(その5)である。 この発明の実施の形態1による動画像再生装置の表示画像の説明図(その6)である。 この発明の実施の形態1による動画像再生装置の表示画像の説明図(その7)である。 この発明の実施の形態1による動画像再生装置の表示画像の説明図(その8)である。 この発明の実施の形態1による動画像再生装置の表示画像の説明図(その9)である。 この発明の実施の形態1による動画像再生装置の表示画像の説明図(その10)である。 この発明の実施の形態1による動画像再生装置の表示画像の説明図(その11)である。 この発明の実施の形態2による動画像再生装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2による動画像再生装置のデコーダ部を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による動画像伝送システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態3による動画像伝送システムのデコーダ部を示す構成図である。
符号の説明
1 入力圧縮データ、2 マクロブロック画像、3 復号画像、4 表示画像、5 デコーダ動作仕様、10,10a,10b 動画像再生装置、11 動画像符号化装置、20,20a,20b デコーダ部、21 解析手段、22 ブロック画像出力手段、23 復号画像出力手段、30 後処理部、201 可変長復号部、202 逆量子化部、203 逆変換部、204 加算器、205 ループフィルタ、206,212 切り替えスイッチ、207 動き補償部、208 フレームメモリ、209 イントラ予測補償部、210 イントラ予測用メモリ、211 デコーダ動作仕様判定部、213 デコーダ動作仕様受信部、301 表示画像生成部、302 表示画像用フレームメモリ。

Claims (9)

  1. ブロック単位に圧縮符号化された動画像符号化データを入力して、動画像信号を復号・再生する動画像再生装置であって、
    前記動画像符号化データを所定のデータ解析規則に従って解析してブロック単位の符号化シンボルを抽出する解析手段と、当該解析手段によって抽出された符号化シンボルを用いて所定の復号処理過程に基づいて、動画像の各ブロック単位の画像を復元した時点でそのブロックの画像をピクチャ内の位置と共に出力するブロック画像出力手段と、ピクチャ内の全ブロックの画像を復元した時点で動画像の各ピクチャ単位の画像を復元して出力する復号画像出力手段とを有するデコーダ部と、
    前記ブロック画像出力手段からの出力されるブロック単位の画像とその位置及び前記復号画像出力手段から出力されるピクチャ単位の画像を入力し、これら画像を合成して再生画像を出力する後処理部とを備え、
    前記後処理部から出力される再生画像を再生することを特徴とする動画像再生装置。
  2. デコーダ部は、受信した単位時間当たりの動画像符号化データ量または単位時間当たりの動画像復号マクロブロック数を用いて、復元された各ブロック単位の画像を出力するか否かを判定するデコーダ動作仕様判定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の動画像再生装置。
  3. ブロック単位に圧縮符号化された動画像符号化データ及びデコーダ動作仕様を出力する動画像符号化装置と、当該動画像符号化装置から出力される動画像符号化データ及びデコーダ動作仕様を入力して動画像信号を復号・再生する動画像再生装置とを備えた動画像伝送システムであって、
    前記動画像再生装置は、
    前記動画像符号化データを所定のデータ解析規則に従って解析してブロック単位の符号化シンボルを抽出する解析手段と、当該解析手段によって抽出された符号化シンボルを用いて所定の復号処理過程に基づいて、動画像の各ブロック単位の画像を復元した時点でそのブロックの画像をピクチャ内の位置と共に出力するブロック画像出力手段と、ピクチャ内の全ブロックの画像を復元した時点で動画像の各ピクチャ単位の画像を復元して出力する復号画像出力手段と、前記動画像符号化装置から出力されたデコーダ動作仕様に基づいて、復元された各ブロック単位の画像を出力するか否かを判定するデコーダ動作仕様判定手段とを有するデコーダ部と、
    前記ブロック画像出力手段からの出力されるブロック単位の画像とその位置及び前記復号画像出力手段から出力されるピクチャ単位の画像を入力し、これら画像を合成して再生画像を出力する後処理部とを備え、
    前記後処理部から出力される再生画像を再生することを特徴とする動画像伝送システム。
  4. 後処理部は、ピクチャ単位の画像を入力した場合、当該ピクチャを再生画像として出力すると共に、前記ピクチャを表示画像用フレームメモリに格納し、
    ブロック単位の画像を入力した場合、前記表示画像用フレームメモリに格納されたピクチャを読み出し、当該読み出したピクチャに対し、前記ブロックの画像を、当該画像位置に基づいて上書きすることで合成画像を生成して再生画像として出力し、かつ、当該合成画像を前記表示画像用フレームメモリに格納することを特徴とする請求項1または請求項2記載の動画像再生装置。
  5. 後処理部は、ピクチャ単位の画像を入力した場合、当該ピクチャを再生画像として出力すると共に、前記ピクチャを表示画像用フレームメモリに格納し、
    ブロック単位の画像を入力した場合、前記表示画像用フレームメモリに格納されたピクチャを読み出し、当該読み出したピクチャに対し、前記ブロックの画像を、当該画像位置に基づいて上書きすることで合成画像を生成して再生画像として出力し、かつ、当該合成画像を前記表示画像用フレームメモリに格納すると共に、前記ピクチャ単位の画像が入力された以降の当該ピクチャにおけるブロックの画像が全て含まれる領域と、それ以外の領域とを境界線で示した再生画像とすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の動画像再生装置。
  6. 後処理部は、ピクチャ単位の画像を入力した場合、当該ピクチャを再生画像として出力すると共に、前記ピクチャを表示画像用フレームメモリに格納し、
    ブロック単位の画像を入力した場合、前記表示画像用フレームメモリに格納されたピクチャを読み出し、当該読み出したピクチャに対し、前記ブロックの画像を、当該画像位置に基づいて上書きすることで合成画像を生成して再生画像として出力し、かつ、当該合成画像を前記表示画像用フレームメモリに格納すると共に、前記ピクチャ単位の画像が入力された以降の当該ピクチャにおけるブロックの画像が全て含まれる領域に比較して、それ以外の領域の明るさが暗い再生画像とすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の動画像再生装置。
  7. 後処理部は、ピクチャ単位の画像を入力した場合、当該ピクチャを再生画像として出力すると共に、前記ピクチャを表示画像用フレームメモリに格納し、
    ブロック単位の画像を入力した場合、前記表示画像用フレームメモリに格納されたピクチャを読み出し、当該読み出したピクチャに対し、前記ブロックの画像を、当該画像位置に基づいて上書きすることで合成画像を生成して再生画像として出力し、かつ、当該合成画像を前記表示画像用フレームメモリに格納することを特徴とする請求項3記載の動画像伝送システム。
  8. 後処理部は、ピクチャ単位の画像を入力した場合、当該ピクチャを再生画像として出力すると共に、前記ピクチャを表示画像用フレームメモリに格納し、
    ブロック単位の画像を入力した場合、前記表示画像用フレームメモリに格納されたピクチャを読み出し、当該読み出したピクチャに対し、前記ブロックの画像を、当該画像位置に基づいて上書きすることで合成画像を生成して再生画像として出力し、かつ、当該合成画像を前記表示画像用フレームメモリに格納すると共に、前記ピクチャ単位の画像が入力された以降の当該ピクチャにおけるブロックの画像が全て含まれる領域と、それ以外の領域とを境界線で示した再生画像とすることを特徴とする請求項3記載の動画像伝送システム。
  9. 後処理部は、ピクチャ単位の画像を入力した場合、当該ピクチャを再生画像として出力すると共に、前記ピクチャを表示画像用フレームメモリに格納し、
    ブロック単位の画像を入力した場合、前記表示画像用フレームメモリに格納されたピクチャを読み出し、当該読み出したピクチャに対し、前記ブロックの画像を、当該画像位置に基づいて上書きすることで合成画像を生成して再生画像として出力し、かつ、当該合成画像を前記表示画像用フレームメモリに格納すると共に、前記ピクチャ単位の画像が入力された以降の当該ピクチャにおけるブロックの画像が全て含まれる領域に比較して、それ以外の領域の明るさが暗い再生画像とすることを特徴とする請求項3記載の動画像伝送システム。
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