JP2009295876A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高解像度撮像および低解像度撮像を高速に行うことができる固体撮像装置を提供する。
【解決手段】固体撮像装置1は、受光部10、第一信号出力回路21、第二信号出力回路22、第一制御回路31および第二制御回路32を備える。受光部10は、M行N列に2次元配列されフォトダイオードを各々含むM×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nを有するともに、フォトダイオードを各々含むI×J個の第二画素部Q1,1〜QI,Jを有する。各第二画素部Qi,jのフォトダイオードは、2次元配列されたM×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nそれぞれのフォトダイオードが設けられている領域とは異なる領域に、当該2次元配列における複数行分または複数列分の長さに亘って連続して設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置に関するものである。
固体撮像装置は、フォトダイオードを各々含む複数の画素部が2次元配列された受光部と、各画素部のフォトダイオードで発生する電荷の量に応じた値の電気信号を出力する信号出力部と、各画素部について信号出力部による電気信号の出力を制御する制御部と、を備える。固体撮像装置は、信号出力部から出力される電気信号に基づいて、受光部に入力される光の強度分布を求め撮像することができる。
特許文献1には、高解像度の撮像を行うとともに低解像度の撮像を行うことができる固体撮像装置が開示されている。特許文献1に開示されている固体撮像装置は、受光部に含まれる複数の画素部それぞれについて個別に電気信号を出力することで高解像度の撮像を行う。また、この固体撮像装置は、受光部に含まれる複数の画素部のうちの一定数の画素部についての電気信号を加算することで低解像度の撮像を行う。このような低解像度撮像の動作はビニング動作と呼ばれる。
特開2005−277709号公報
特許文献1に開示されている固体撮像装置は、例えば高解像度撮像と低解像度撮像とを切り替えて行う場合に高速な撮像を行うことができない。本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、高解像度撮像および低解像度撮像を高速に行うことができる固体撮像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る固体撮像装置は、(1) M行N列に2次元配列されフォトダイオードを各々含むM×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nを有するともに、フォトダイオードを各々含むI×J個の第二画素部Q1,1〜QI,Jを有する受光部と、(2)各第一画素部Pm,nのフォトダイオードで発生する電荷の量に応じた値の第一電気信号を出力するとともに、各第二画素部Qi,jのフォトダイオードで発生する電荷の量に応じた値の第二電気信号を出力する信号出力部と、(3)各第一画素部Pm,nについて信号出力部による第一電気信号の出力を制御するとともに、各第二画素部Qi,jについて信号出力部による第二電気信号の出力を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。さらに、各第二画素部Qi,jのフォトダイオードが、2次元配列されたM×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nそれぞれのフォトダイオードが設けられている領域とは異なる領域に、当該2次元配列における複数行分または複数列分の長さに亘って連続して設けられていることを特徴とする。
ただし、M,Nは2以上の整数であり、Iは2以上M未満の整数であり、Jは2以上N未満の整数であり、mは1以上M以下の各整数であり、nは1以上N以下の各整数であり、iは1以上I以下の各整数であり、jは1以上J以下の各整数である。なお、M×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nについての行および列と、I×J個の第二画素部Q1,1〜QI,Jについての行および列とは、相違する。
本発明に係る固体撮像装置では、受光部において、I×J個の第二画素部Q1,1〜QI,Jそれぞれのフォトダイオードは、2次元配列されたM×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nそれぞれのフォトダイオードが設けられている領域とは異なる領域に、当該2次元配列における複数行分または複数列分の長さに亘って連続して設けられている。信号出力部から、各第一画素部Pm,nのフォトダイオードで発生する電荷の量に応じた値の第一電気信号が出力され、また、各第二画素部Qi,jのフォトダイオードで発生する電荷の量に応じた値の第二電気信号が出力される。制御部により、各第一画素部Pm,nについて信号出力部による第一電気信号の出力が制御され、また、各第二画素部Qi,jについて信号出力部による第二電気信号の出力が制御される。第一画素部Pm,nを用いて高速の高解像度撮像を行うことが可能であり、また、第二画素部Qi,jを用いて高速の低解像度撮像を行うことが可能である。
本発明に係る固体撮像装置では、各第二画素部Qi,jのフォトダイオードの光感応領域の各所にコンタクトホールが設けられて、これらがメタル配線で接続されているのが好適である。この場合には、各第二画素部Qi,jのフォトダイオードの光感応領域が広くても、その抵抗を小さくすることができる。
本発明に係る固体撮像装置では、各第一画素部Pm,nおよび各第二画素部Qi,jは、フォトダイオードで発生した電荷をゲート端子に入力する増幅用MOSトランジスタを含み、この増幅用MOSトランジスタから入力電荷量に応じた電気信号を信号出力部へ出力するのが好適である。このように各第一画素部Pm,nおよび各第二画素部Qi,jがAPS方式のものである場合には、高感度かつ低ノイズで高速撮像を行なうことができる。
本発明に係る固体撮像装置では、信号出力部は、各第一画素部Pm,nについて第一電気信号を出力する第一信号出力回路と、各第二画素部Qi,jについて第二電気信号を出力する第二信号出力回路と、を別個に有するのが好適である。この場合には、第一画素部Pm,nを用いた高解像度撮像と第二画素部Qi,jを用いた低解像度撮像とを並列的に行うことができるので、更に高速撮像が可能である。
本発明に係る固体撮像装置では、制御部は、各第一画素部Pm,nについて信号出力部による第一電気信号の出力を制御する第一制御回路と、各第二画素部Qi,jについて信号出力部による第二電気信号の出力を制御する第二制御回路と、を別個に有するのが好適である。この場合には、第一画素部Pm,nを用いた高解像度撮像と第二画素部Qi,jを用いた低解像度撮像とを互いに独立に行うことが容易となる。
本発明に係る固体撮像装置では、各第一画素部Pm,nのフォトダイオードにカラーフィルタが設けられているのが好適である。この場合には、高解像度のカラー撮像をすることができる。
本発明に係る固体撮像装置は、高解像度撮像および低解像度撮像を高速に行うことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る固体撮像装置1の概略構成を示す図である。この図に示される固体撮像装置1は、受光部10、第一信号出力回路21、第二信号出力回路22、第一制御回路31および第二制御回路32を備える。
受光部10は、M×N個の第一画素部P1,1〜PM,NおよびI×J個の第二画素部Q1,1〜QI,Jを有する。M×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nは、共通の構成を有していて、M行N列に2次元配列されている。各第一画素部Pm,nは、入射光量に応じた量の電荷を発生するフォトダイオードを含み、第m行第n列に位置している。I×J個の第二画素部Q1,1〜QI,Jは、共通の構成を有していて、I行J列に2次元配列されている。各第二画素部Qi,jは、入射光量に応じた量の電荷を発生するフォトダイオードを含み、第i行第j列に位置している。受光部10の詳細については後に説明する。
ここで、M,Nは2以上の整数である。Iは2以上M未満の整数であり、Jは2以上N未満の整数である。mは1以上M以下の各整数であり、nは1以上N以下の各整数である。また、iは1以上I以下の各整数であり、jは1以上J以下の各整数である。IはMの約数であるのが好ましく、JはNの約数であるのが好ましい。例えば、M,Nは1024であって、I,Jは128である。この例の場合、8×8個の第一画素部Pに対して1個の第二画素部Qが設けられる。なお、M×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nについての行および列と、I×J個の第二画素部Q1,1〜QI,Jについての行および列とは、相違する。
各第二画素部Qi,jのフォトダイオードは、2次元配列されたM×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nそれぞれのフォトダイオードが設けられている領域とは異なる領域に、当該2次元配列における複数行分または複数列分の長さに亘って連続して設けられている。
各第一画素部Pm,nおよび各第二画素部Qi,jは、PPS(Passive Pixel Sensor)方式のものであってもよいが、APS(ActivePixel Sensor)方式のものであるのが好ましい。すなわち、各第一画素部Pm,nおよび各第二画素部Qi,jは、フォトダイオードで発生した電荷を入力する増幅用MOSトランジスタを含み、この増幅用MOSトランジスタから入力電荷量に応じた電気信号を出力するのが好ましい。
受光部10に含まれる各第一画素部Pm,nは第一信号出力回路21と接続されている。第一信号出力回路21は、各第一画素部Pm,nのフォトダイオードで発生する電荷の量に応じた値の第一電気信号を出力する。より具体的には、第n列のM個の第一画素部P1,n〜PM,nそれぞれの出力端は、共通の読出用配線により第一信号出力回路21と接続されている。第一信号出力回路21は、第1行〜第M行について順次に、第m行のN個の第一画素部Pm,1〜Pm,Nそれぞれからのデータをパラレルに入力して、これらN個のデータをシリアルに第一電気信号として出力する。
第一制御回路31は、各第一画素部Pm,nについて第一信号出力回路21による第一電気信号の出力を制御するものであって、第一タイミング制御回路41,第一行選択回路51および第一列選択回路61を含む。第一タイミング制御回路41は、第一信号出力回路21,第一行選択回路51および第一列選択回路61それぞれの動作タイミングを制御する。
第一行選択回路51は、第一タイミング制御回路41によるタイミング制御の下に、受光部10のM×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nの2次元配列における各行を順次に指定し、その指定した第m行のN個の第一画素部Pm,1〜Pm,Nそれぞれに所定の制御信号を与えて、第m行のN個の第一画素部Pm,1〜Pm,Nそれぞれからデータを第一信号出力回路21へ出力させる。第一行選択回路51は、M段のシフトレジスタ回路を含み、このシフトレジスタ回路の各段の出力ビットにより各行を順次に指定することができる。
第一列選択回路61は、第一タイミング制御回路41によるタイミング制御の下に、受光部10のM×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nの2次元配列における各列を順次に指定し、その指定した第n列を指示する制御信号を第一信号出力回路21に与えて、第m行のN個の第一画素部Pm,1〜Pm,Nそれぞれからのデータを順次に第一信号出力回路21から第一電気信号として出力させる。第一列選択回路61は、N段のシフトレジスタ回路を含み、このシフトレジスタ回路の各段の出力ビットにより各列を順次に指定することができる。
受光部10に含まれる各第二画素部Qi,jは第二信号出力回路22と接続されている。第二信号出力回路22は、各第二画素部Qi,jのフォトダイオードで発生する電荷の量に応じた値の第二電気信号を出力する。より具体的には、第j列のI個の第二画素部Q1,j〜QI,jそれぞれの出力端は、共通の読出用配線により第二信号出力回路22と接続されている。第二信号出力回路22は、第1行〜第I行について順次に、第i行のJ個の第二画素部Qi,1〜Qi,Jそれぞれからのデータをパラレルに入力して、これらJ個のデータをシリアルに第二電気信号として出力する。
第二制御回路32は、各第二画素部Qi,jについて第二信号出力回路22による第二電気信号の出力を制御するものであって、第二タイミング制御回路42,第二行選択回路52および第二列選択回路62を含む。第二タイミング制御回路42は、第二信号出力回路22,第二行選択回路52および第二列選択回路62それぞれの動作タイミングを制御する。
第二行選択回路52は、第二タイミング制御回路42によるタイミング制御の下に、受光部10のI×J個の第二画素部Q1,1〜QI,Jの2次元配列における各行を順次に指定し、その指定した第i行のJ個の第二画素部Qi,1〜Qi,Jそれぞれに所定の制御信号を与えて、第i行のJ個の第二画素部Qi,1〜Qi,Jそれぞれからデータを第二信号出力回路22へ出力させる。第二行選択回路52は、I段のシフトレジスタ回路を含み、このシフトレジスタ回路の各段の出力ビットにより各行を順次に指定することができる。
第二列選択回路62は、第二タイミング制御回路42によるタイミング制御の下に、受光部10のI×J個の第二画素部Q1,1〜QI,Jの2次元配列における各列を順次に指定し、その指定した第j列を指示する制御信号を第二信号出力回路22に与えて、第i行のJ個の第二画素部Qi,1〜Qi,Jそれぞれからのデータを順次に第二信号出力回路22から第二電気信号として出力させる。第二列選択回路62は、J段のシフトレジスタ回路を含み、このシフトレジスタ回路の各段の出力ビットにより各列を順次に指定することができる。
第一信号出力回路21および第二信号出力回路22は、各第一画素部Pm,nのフォトダイオードPDで発生する電荷の量に応じた値の第一電気信号を出力するとともに、各第二画素部Qi,jのフォトダイオードPDで発生する電荷の量に応じた値の第二電気信号を出力する信号出力部を構成している。第一制御回路31および第二制御回路32は、各第一画素部Pm,nについて信号出力部による第一電気信号の出力を制御するとともに、各第二画素部Qi,jについて信号出力部による第二電気信号の出力を制御する制御部を構成している。
なお、第一信号出力回路21と第二信号出力回路22とは、各行につきパラレルに入力してシリアルに出力するデータの個数の相違に関する点を除いて、同様の構成を有していてもよい。第一行選択回路51と第二行選択回路52とは、指定する行の個数の相違に関する点を除いて、同様の構成を有していてもよい。また、第一列選択回路61と第二列選択回路62とは、指定する列の個数の相違に関する点を除いて、同様の構成を有していてもよい。
図2は、本実施形態に係る固体撮像装置1の構成を示す図である。この図では、受光部10については、M×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nのうちの第m行第n列に位置する第一画素部Pm,nが代表して示されており、また、I×J個の第二画素部Q1,1〜QI,Jのうちの第i行第j列に位置する第二画素部Qi,jが代表して示されている。受光部10と第一信号出力回路21との間の接続関係、および、受光部10と第一行選択回路51との間の接続関係については、第一画素部Pm,nに関連するものが示されている。受光部10と第二信号出力回路22との間の接続関係、および、受光部10と第二行選択回路52との間の接続関係については、第二画素部Qi,jに関連するものが示されている。第一信号出力回路21については第一画素部Pm,nに関連する構成要素が示されている。また、第二信号出力回路22については第二画素部Qi,jに関連する構成要素が示されている。
第一信号出力回路21は、N個の保持回路23〜23、差演算回路25およびAD変換回路27を含む。N個の保持回路23〜23は共通の構成を有する。各保持回路23は、第n列のM個の第一画素部P1,n〜PM,nそれぞれの出力端と共通の読出用配線Vline1(n)により接続されていて、これらのうちの何れかの第一画素部Pm,nから出力されて読出用配線Vline1(n)を経て入力されたデータを保持し、その保持したデータを配線Hline_s1,Hline_n1へ出力する。差演算回路25は、配線Hline_s1,Hline_n1を経て到達する2つのデータを入力して、これら2つのデータの差に応じたデータをAD変換回路27へ出力する。AD変換回路27は、差演算回路25から出力されたアナログデータを入力して、このアナログデータに応じたデジタルデータを第一電気信号として出力する。
第二信号出力回路22は、J個の保持回路24〜24、差演算回路26およびAD変換回路28を含む。J個の保持回路24〜24は共通の構成を有する。各保持回路24は、第j列のI個の第二画素部Q1,j〜QI,jそれぞれの出力端と共通の読出用配線Vline2(j)により接続されていて、これらのうちの何れかの第二画素部Qi,jから出力されて読出用配線Vline2(j)を経て入力されたデータを保持し、その保持したデータを配線Hline_s2,Hline_n2へ出力する。差演算回路26は、配線Hline_s2,Hline_n2を経て到達する2つのデータを入力して、これら2つのデータの差に応じたデータをAD変換回路28へ出力する。AD変換回路28は、差演算回路26から出力されたアナログデータを入力して、このアナログデータに応じたデジタルデータを第二電気信号として出力する。
図3は、本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる第一画素部Pm,nおよび保持回路23それぞれの回路構成を示す図である。この図では、M×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nのうち代表して第一画素部Pm,nが示され、N個の保持回路23〜23のうち代表して保持回路23が示されている。
各第一画素部Pm,nは、APS方式のものであって、フォトダイオードPDおよび5個のMOSトランジスタT1〜T5を含む。この図に示されるように、トランジスタT1,トランジスタT2およびフォトダイオードPDは順に直列的に接続されていて、基準電圧Vb1がトランジスタT1のドレイン端子に入力され、フォトダイオードPDのアノ−ド端子が接地されている。
トランジスタT3およびトランジスタT4は直列的に接続されていて、基準電圧Vb2がトランジスタT3のドレイン端子に入力され、トランジスタT4のソース端子が配線Vline1(n)に接続されている。トランジスタT1とトランジスタT2との接続点は、トランジスタT5を介してトランジスタT3のゲート端子に接続されている。また、配線Vline1(n)には定電流源が接続されている。増幅用トランジスタT3は、ゲート端子に入力される電荷の量に応じた値の電気信号を出力する。
Reset1(m)信号がリセット用のトランジスタT1のゲート端子に入力され、Trans1(m)信号が転送用のトランジスタT2のゲート端子に入力され、Address1(m)信号が出力選択用のトランジスタT4のゲート端子に入力され、また、Hold1(m)信号がトランジスタT5のゲート端子に入力される。これらReset1(m)信号,Trans1(m)信号,Address1(m)信号およびHold1(m)信号は、第一タイミング制御回路41による制御の下に第一行選択回路51から出力され、第m行のN個の第一画素部Pm,1〜Pm,Nに対して共通に入力される。
Reset1(m)信号およびTrans1(m)信号がハイレベルであるとき、フォトダイオードPDの接合容量部(電荷蓄積部)が放電され、さらに、Hold1(m)信号もハイレベルであると、トランジスタT3のゲート端子の電位がリセットされる。その後に、Reset1(m)信号,Trans1(m)信号およびHold1(m)信号がローレベルになると、フォトダイオードで発生した電荷は接合容量部に蓄積されていく。Hold1(m)信号がローレベルであって、Address1(m)信号がハイレベルであると、第一画素部Pm,nから配線Vline1(n)へノイズ成分が出力される。そして、Trans1(m)信号,Hold1(m)信号およびAddress1(m)信号がハイレベルになると、フォトダイオードPDの接合容量部に蓄積されている電荷の量に応じた電圧値が配線Vline1(n)へ信号成分として出力される。
各保持回路23は、2つの容量素子C,C、および、4つのスイッチSW11,SW12,SW21,SW22を含む。この保持回路23では、スイッチSW11およびスイッチSW12は、直列的に接続されて配線Vline1(n)と配線Hline_s1との間に設けられ、容量素子Cの一端は、スイッチSW11とスイッチSW12との間の接続点に接続され、容量素子Cの他端は接地されている。また、スイッチSW21およびスイッチSW22は、直列的に接続されて配線Vline1(n)と配線Hline_n1との間に設けられ、容量素子Cの一端は、スイッチSW21とスイッチSW22との間の接続点に接続され、容量素子Cの他端は接地されている。
この保持回路23では、スイッチSW11は、第一列選択回路61から供給されるset_s1信号のレベルに応じて開閉する。スイッチSW21は、第一列選択回路61から供給されるset_n1信号のレベルに応じて開閉する。set_s1信号およびset_n1信号は、N個の保持回路23〜23に対して共通に入力される。スイッチSW12,SW22は、第一列選択回路61から供給されるhshift1(n)信号のレベルに応じて開閉する。
この保持回路23では、set_n1信号がハイレベルからローレベルに転じてスイッチSW21が開くときに第一画素部Pm,nから配線Vline1(n)へ出力されていたノイズ成分が、それ以降、容量素子Cにより電圧値out_n1(n)として保持される。set_s1信号がハイレベルからローレベルに転じてスイッチSW11が開くときに第一画素部Pm,nから配線Vline1(n)へ出力されていた信号成分が、それ以降、容量素子Cにより電圧値out_s1(n)として保持される。そして、hshift1(n)信号がハイレベルになると、スイッチSW12が閉じて、容量素子Cにより保持されていた電圧値out_s1(n)が配線Hline_s1へ出力され、また、スイッチSW22が閉じて、容量素子Cにより保持されていた電圧値out_n1(n)が配線Hline_n1へ出力される。これら電圧値out_s1(n)と電圧値out_n1(n)との差が、第一画素部Pm,nのフォトダイオードPDで発生した電荷の量に応じた電圧値を表す。
図4は、本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる差演算回路25の回路構成を示す図である。この図に示されるように、差演算回路25は、アンプA〜A、スイッチSW,SW、および、抵抗器R〜Rを含む。アンプAの反転入力端子は、抵抗器Rを介してバッファアンプAの出力端子と接続され、抵抗器Rを介して自己の出力端子と接続されている。アンプAの非反転入力端子は、抵抗器Rを介してバッファアンプAの出力端子と接続され、抵抗器Rを介して接地電位と接続されている。アンプAの出力端子はAD変換回路27の入力端子と接続されている。バッファアンプAの入力端子は、配線Hline_s1を介してN個の保持回路23〜23と接続され、スイッチSWを介して接地電位と接続されている。バッファアンプAの入力端子は、配線Hline_n1を介してN個の保持回路23〜23と接続され、スイッチSWを介して接地電位と接続されている。
差演算回路25のスイッチSW,SWは、第一列選択回路61から供給されるhreset1信号により制御されて開閉動作する。スイッチSWが閉じることで、バッファアンプAの入力端子に入力される電圧値がリセットされる。スイッチSWが閉じることで、バッファアンプAの入力端子に入力される電圧値がリセットされる。スイッチSW,SWが開いているときに、N個の保持回路23〜23のうちの何れかの保持回路23から配線Hline_s1,Hline_n1へ出力された電圧値out_s1(n),out_n1(n)が、バッファアンプA,Aの入力端子に入力される。バッファアンプA,Aそれぞれの増幅率を1とし、4個の抵抗器R〜Rそれぞれの抵抗値が互いに等しいとすると、差演算回路25の出力端子から出力される電圧値は、配線Hline_s1および配線Hline_n1それぞれを経て入力される電圧値の差を表し、ノイズ成分が除去されたものとなる。
図5は、本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる第二画素部Qi,jおよび保持回路24それぞれの回路構成を示す図である。この図では、I×J個の第二画素部Q1,1〜QI,Jのうち代表して第二画素部Qi,jが示され、J個の保持回路24〜24のうち代表して保持回路24が示されている。
各第二画素部Qi,jは、第一画素部Pm,nと同様の構成であり、APS方式のものであって、フォトダイオードPDおよび5個のMOSトランジスタT1〜T5を含む。第二画素部Qi,jにおけるこれらの要素の間の接続関係は、第一画素部Pm,nにおける接続関係と同様である。トランジスタT4のソース端子が配線Vline2(j)に接続されている。また、配線Vline2(j)には定電流源が接続されている。増幅用トランジスタT3は、ゲート端子に入力される電荷の量に応じた値の電気信号を出力する。
Reset2(i)信号がリセット用のトランジスタT1のゲート端子に入力され、Trans2(i)信号が転送用のトランジスタT2のゲート端子に入力され、Address2(i)信号が出力選択用のトランジスタT4のゲート端子に入力され、また、Hold2(i)信号がトランジスタT5のゲート端子に入力される。これらReset2(i)信号,Trans2(i)信号,Address2(i)信号およびHold2(i)信号は、第二タイミング制御回路42による制御の下に第二行選択回路52から出力され、第i行のJ個の第二画素部Qi,1〜Qi,Jに対して共通に入力される。第二画素部Qi,jの動作は、第一画素部Pm,nの動作と同様である。
各保持回路24は、保持回路23と同様の構成であり、2つの容量素子C,C、および、4つのスイッチSW11,SW12,SW21,SW22を含む。保持回路24におけるこれらの要素の間の接続関係は、保持回路23における接続関係と同様である。スイッチSW11,SW21は配線Vline2(j)と接続されている。スイッチSW12は配線Hline_s2と接続されている。スイッチSW22は配線Hline_n2と接続されている。
この保持回路24では、スイッチSW11は、第二列選択回路62から供給されるset_s2信号のレベルに応じて開閉する。スイッチSW21は、第二列選択回路62から供給されるset_n2信号のレベルに応じて開閉する。set_s2信号およびset_n2信号は、J個の保持回路24〜24に対して共通に入力される。スイッチSW12,SW22は、第二列選択回路62から供給されるhshift2(j)信号のレベルに応じて開閉する。
保持回路24の動作は、保持回路23の動作と同様である。hshift2(j)信号がハイレベルになると、スイッチSW12が閉じて、容量素子Cにより保持されていた電圧値out_s2(j)が配線Hline_s2へ出力され、また、スイッチSW22が閉じて、容量素子Cにより保持されていた電圧値out_n2(j)が配線Hline_n2へ出力される。これら電圧値out_s2(j)と電圧値out_n2(j)との差が、第二画素部Qi,jのフォトダイオードPDで発生した電荷の量に応じた電圧値を表す。
図6は、本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる差演算回路26の回路構成を示す図である。差演算回路26は、差演算回路25と同様の構成であり、アンプA〜A、スイッチSW,SW、および、抵抗器R〜Rを含む。差演算回路26におけるこれらの要素の間の接続関係は、差演算回路25における接続関係と同様である。バッファアンプAの入力端子は、配線Hline_s2を介してJ個の保持回路24〜24と接続され、スイッチSWを介して接地電位と接続されている。バッファアンプAの入力端子は、配線Hline_n2を介してJ個の保持回路24〜24と接続され、スイッチSWを介して接地電位と接続されている。
差演算回路26のスイッチSW,SWは、第二列選択回路62から供給されるhreset2信号により制御されて開閉動作する。スイッチSWが閉じることで、バッファアンプAの入力端子に入力される電圧値がリセットされる。スイッチSWが閉じることで、バッファアンプAの入力端子に入力される電圧値がリセットされる。スイッチSW,SWが開いているときに、J個の保持回路24〜24のうちの何れかの保持回路24から配線Hline_s2,Hline_n2へ出力された電圧値out_s2(j),out_n2(j)が、バッファアンプA,Aの入力端子に入力される。バッファアンプA,Aそれぞれの増幅率を1とし、4個の抵抗器R〜Rそれぞれの抵抗値が互いに等しいとすると、差演算回路26の出力端子から出力される電圧値は、配線Hline_s2および配線Hline_n2それぞれを経て入力される電圧値の差を表し、ノイズ成分が除去されたものとなる。
図7〜図9それぞれは、受光部10における第一画素部Pm,nおよび第二画素部Qi,jの配置例を示す図である。図7および図8それぞれでは、8×8個の第一画素部Pm,nの範囲を単位領域とし、2×2個の単位領域の範囲を示していて、その範囲における第一画素部Pm,nおよび第二画素部Qi,jそれぞれのフォトダイオードPDの配置を示している。また、図9では、8×24個の第一画素部Pm,nの範囲を単位領域とし、2×2個の単位領域の範囲を示していて、その範囲における第一画素部Pm,nおよび第二画素部Qi,jそれぞれのフォトダイオードPDの配置を示している。受光部10では、このような単位領域が2次元配列されている。また、各図において、第一画素部Pm,nの2次元配列において、下から順に第1行,第2行,第3行,・・・とし、また、左から順に第1列,第2列,第3列,・・・とする。
図7は、本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる受光部10における第一画素部Pm,nおよび第二画素部Qi,jの第一配置例を示す図である。この図に示される第一配置例では、各第二画素部Qi,jのフォトダイオードPDは、8×8個の第一画素部P8i-7,8j-7〜P8i,8jそれぞれを囲む連続する領域(行間、列間および周囲)に配置されている。
図8は、本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる受光部10における第一画素部Pm,nおよび第二画素部Qi,jの第二配置例を示す図である。この図に示される第二配置例では、各第二画素部Qi,jのフォトダイオードPDは、8×8個の第一画素部P8i-7,8j-7〜P8i,8jの各行の一方の側に8列分の長さに亘って連続して配置されている8個の光感応領域(PN接合領域)を有し、これら8個の光感応領域が配線Li,jにより相互に接続されていて、8個のフォトダイオードが並列接続された形態となっている。なお、この図に示された配置例に替えて、各第二画素部Qi,jのフォトダイオードPDは、8×8個の第一画素部P8i-7,8j-7〜P8i,8jの各列の一方の側に8行分の長さに亘って連続して配置されている8個の光感応領域(PN接合領域)を有し、これら8個の光感応領域が配線により相互に接続されていて、8個のフォトダイオードが並列接続された形態となっていてもよい。
図9は、本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる受光部10における第一画素部Pm,nおよび第二画素部Qi,jの第三配置例を示す図である。この図に示される第三配置例では、各第一画素部Pm,nのフォトダイオードPDにはカラーフィルタが貼り付けられている。第一画素部Pm,3k−2,第一画素部Pm,3k−1および第一画素部Pm,3kそれぞれのフォトダイオードPDには、透過帯域の中心波長が互いに異なるカラーフィルタが設けられている。より具体的には、第一画素部Pm,3k−2のフォトダイオードPDには、透過帯域の中心波長が赤色の波長帯域にある赤色フィルタが設けられている。第一画素部Pm,3k−1のフォトダイオードPDには、透過帯域の中心波長が緑色の波長帯域にある緑色フィルタが設けられている。また、第一画素部Pm,3kのフォトダイオードPDには、透過帯域の中心波長が青色の波長帯域にある青色フィルタが設けられている。ここで、kは自然数である。そして、各第二画素部Qi,jのフォトダイオードPDは、8×24個の第一画素部P8i-7,24j-23〜P8i,24jの各行の一方の側に24列分の長さに亘って連続して配置されている8個の光感応領域(PN接合領域)を有し、これら8個の光感応領域が配線Li,jにより相互に接続されていて、8個のフォトダイオードが並列接続された形態となっている。このようにすることで、M×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nを用いて高解像度のカラー撮像をすることができる。
受光部10における第一画素部Pm,nおよび第二画素部Qi,jの配置は、これらの設計例に限られるものではない。各第二画素部Qi,jのフォトダイオードは、2次元配列されたM×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nそれぞれのフォトダイオードが設けられている領域とは異なる領域に、当該2次元配列における複数行分または複数列分の長さに亘って連続して設けられていればよい。これにより、本実施形態に係る固体撮像装置1は、M×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nを用いて高解像度撮像を高速に行うことができるとともに、I×J個の第二画素部Q1,1〜QI,Jを用いて低解像度撮像を高速に行うことができる。
また、各第一画素部Pm,nおよび各第二画素部Qi,jがAPS方式のものである場合には、高感度かつ低ノイズで高速撮像を行なうことができる。
また、各第一画素部Pm,nについて第一電気信号を出力する第一信号出力回路21と、各第二画素部Qi,jについて第二電気信号を出力する第二信号出力回路22と、を別個に設けることにより、第一画素部Pm,nを用いた高解像度撮像と第二画素部Qi,jを用いた低解像度撮像とを並列的に行うことができるので、更に高速撮像が可能である。
また、各第一画素部Pm,nについて第一信号出力回路21による第一電気信号の出力を制御する第一制御回路31と、各第二画素部Qi,jについて第二信号出力回路22による第二電気信号の出力を制御する第二制御回路32と、を別個に設けることにより、第一画素部Pm,nを用いた高解像度撮像と第二画素部Qi,jを用いた低解像度撮像とを互いに独立に行うことが容易となる。
図10〜図12は、本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる受光部10のレイアウト例を示す図である。本実施形態に係る固体撮像装置1は、半導体基板上に集積化されているのが好適であり、その場合に例えば図10〜図12に示されるような構造を有する。図10は、本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる受光部10の第一レイアウト例を示す図である。図11は、図10に示した第一レイアウト例におけるA-A'断面図である。また、図12は、本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる受光部10の第二レイアウト例を示す図である。
図10および図12それぞれに示されるレイアウト例では、拡散層1は、各第一画素部Pm,nのフォトダイオードPDの領域ならびに各第二画素部Qi,jのフォトダイオードPDの領域である。拡散層2は、各第一画素部Pm,nのトランジスタT1〜T5のソースおよびドレインの領域ならびに各第二画素部Qi,jのトランジスタT1〜T5のソースおよびドレインの領域である。ポリシリコンは、各第一画素部Pm,nおよび各第二画素部Qi,jそれぞれのトランジスタT1〜T5のゲートである。また、メタル配線は、読出用配線Vline1(n)および読出用配線Vline2(j)、ならびに、トランジスタT3とトランジスタT5とを接続する配線である。図12における上層メタルは、各第二画素部Qi,jにおいて複数の光感応領域を相互に接続する配線Li,jである。
なお、図10および図12では、その他のメタル配線は図示が省略されている。また、図10に示した第一レイアウト例におけるA-A'断面を示す図11では、絶縁層等の図示が省略されている。
図12に示されたレイアウト例は各第二画素部Qi,jにおいて複数の光感応領域を配線Li,jで相互に接続するものであるが、各第二画素部Qi,jが1つのフォトダイオードを有する場合にも、そのフォトダイオードの光感応領域(拡散層1の領域)が広いので、その抵抗を小さくするために、その光感応領域の各所にコンタクトホールを設けてメタル配線で接続するのが好適である。
上記実施形態では、第一信号出力回路21と第二信号出力回路22とが別個に設けられ、また、第一列選択回路61と第二列選択回路62とが別個に設けられた。しかし、図13に示される構成のように、第一信号出力回路21および第二信号出力回路22に替えて信号出力部20が設けられてもよいし、第一列選択回路61および第二列選択回路62に替えて列選択回路60が設けられてもよい。
図13は、他の実施形態に係る固体撮像装置2の構成図である。この図に示される固体撮像装置2は、受光部10、信号出力部20および制御部30を備える。受光部10は、これまで説明したものと同様のものである。信号出力部20は、第一信号出力回路21と同様の構成を有するが、高解像度撮像を行う場合と低解像度撮像を行う場合とで動作が相違する。制御部30は、タイミング制御回路40、第一行選択回路51、第二行選択回路52および列選択回路60を含む。タイミング制御回路40は、信号出力部20、第一行選択回路51、第二行選択回路52および列選択回路60それぞれの動作タイミングを制御する。
M×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nを用いて高解像度撮像を行う場合には、列選択回路60は第一列選択回路61と同様の動作をし、信号出力部20は第一信号出力回路21と同様の動作をする。一方、I×J個の第二画素部Q1,1〜QI,Jを用いて低解像度撮像を行う場合には、信号出力部20は、N個の保持回路のうちのJ個の保持回路を用いて第二電気信号を出力し、列選択回路60は、信号出力部20がそのような動作をするよう制御する。
本実施形態に係る固体撮像装置1の概略構成を示す図である。 本実施形態に係る固体撮像装置1の構成を示す図である。 本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる第一画素部Pm,nおよび保持回路23それぞれの回路構成を示す図である。 本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる差演算回路25の回路構成を示す図である。 本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる第二画素部Qi,jおよび保持回路24それぞれの回路構成を示す図である。 本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる差演算回路26の回路構成を示す図である。 本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる受光部10における第一画素部Pm,nおよび第二画素部Qi,jの第一配置例を示す図である。 本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる受光部10における第一画素部Pm,nおよび第二画素部Qi,jの第二配置例を示す図である。 本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる受光部10における第一画素部Pm,nおよび第二画素部Qi,jの第三配置例を示す図である。 本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる受光部10の第一レイアウト例を示す図である。 図10に示した第一レイアウト例におけるA-A'断面図である。 本実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる受光部10の第二レイアウト例を示す図である。 他の実施形態に係る固体撮像装置2の構成図である。
符号の説明
1,2…固体撮像装置、10…受光部、20…信号出力部、21…第一信号出力回路、22…第二信号出力回路、23…保持回路、24…保持回路、25,26…差演算回路、27,28…AD変換回路、30…制御部、31…第一制御回路、32…第二制御回路、40…タイミング制御回路、41…第一タイミング制御回路、42…第二タイミング制御回路、51…第一行選択回路、52…第二行選択回路、60…列選択回路、61…第一列選択回路、62…第二列選択回路、Pm,n…第一画素部、Qi,j…第二画素部。

Claims (6)

  1. M行N列に2次元配列されフォトダイオードを各々含むM×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nを有するともに、フォトダイオードを各々含むI×J個の第二画素部Q1,1〜QI,Jを有する受光部と、
    各第一画素部Pm,nのフォトダイオードで発生する電荷の量に応じた値の第一電気信号を出力するとともに、各第二画素部Qi,jのフォトダイオードで発生する電荷の量に応じた値の第二電気信号を出力する信号出力部と、
    各第一画素部Pm,nについて前記信号出力部による前記第一電気信号の出力を制御するとともに、各第二画素部Qi,jについて前記信号出力部による前記第二電気信号の出力を制御する制御部と、
    を備え、
    各第二画素部Qi,jのフォトダイオードが、2次元配列されたM×N個の第一画素部P1,1〜PM,Nそれぞれのフォトダイオードが設けられている領域とは異なる領域に、当該2次元配列における複数行分または複数列分の長さに亘って連続して設けられている、
    ことを特徴とする固体撮像装置(ただし、M,Nは2以上の整数、Iは2以上M未満の整数、Jは2以上N未満の整数、mは1以上M以下の各整数、nは1以上N以下の各整数、iは1以上I以下の各整数、jは1以上J以下の各整数)。
  2. 各第二画素部Qi,jのフォトダイオードの光感応領域の各所にコンタクトホールが設けられて、これらがメタル配線で接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 各第一画素部Pm,nおよび各第二画素部Qi,jが、フォトダイオードで発生した電荷をゲート端子に入力する増幅用MOSトランジスタを含み、この増幅用MOSトランジスタから入力電荷量に応じた電気信号を前記信号出力部へ出力する、ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 前記信号出力部が、各第一画素部Pm,nについて前記第一電気信号を出力する第一信号出力回路と、各第二画素部Qi,jについて前記第二電気信号を出力する第二信号出力回路と、を別個に有する、ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  5. 前記制御部が、各第一画素部Pm,nについて前記信号出力部による前記第一電気信号の出力を制御する第一制御回路と、各第二画素部Qi,jについて前記信号出力部による前記第二電気信号の出力を制御する第二制御回路と、を別個に有する、ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  6. 各第一画素部Pm,nのフォトダイオードにカラーフィルタが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
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