JP2009141838A - 撮像素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路機構を小さくしてノイズを低減させることができる撮像素子を提供することを目的とする。
【解決手段】複数のフォトダイオード1が共有し、かつ、信号電荷を互いに加算して読み出す第1読み出し回路と、これらフォトダイオード1ごとにそれぞれ有し、かつ、信号電荷を互いに独立して読み出す第2読み出し回路と、第1読み出し回路または第2読み出し回路のいずれか一方を選択して切り換えるように構成するとともに、第1読み出し回路および第2読み出し回路を、フローティングディフュージョン4,5とソースフォロワ増幅器2,3と読み出し用ゲート6,7とでそれぞれ構成し、各フォトダイオード1に隣接して、第1読み出し回路用の読み出し用ゲート6と第2読み出し回路用の読み出し用ゲート7とをそれぞれ配設することで、回路機構を小さくしてノイズを低減させることができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、入射光を電荷に変換することでその光の強度に応じた信号電荷を発生させて撮像を行う撮像素子に関する。
従来のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)構造からなるCMOSイメージセンサで高速読み出しを行う場合、読み出し周波数が上がるのに従って読み出し領域を制限して、読み出すピクセル(画素)の数を減らしていく。このように読み出し周波数が上げれば読み出し領域が制限されるので、光学系の倍率が上がり、感度が相対的に低くなる。
そこで、読み出し周波数が上がった場合に読み出し領域を制限するのではなく、複数個の近傍ピクセルにそれぞれ対応したフォトダイオードをグルーピングして信号電荷を加算して、1個のメタピクセルとして扱う。加算方法として、スイッチSW10,SW11,SW12を介して複数の画素の容量CH間を共通に接続する撮像装置がある(例えば、特許文献1参照)。通常に読み出す場合には、スイッチSW10,SW11,SW12をOFF状態にして、容量CHに蓄積された信号電荷をそれぞれ独立して読み出す。加算して読み出す場合には、スイッチSW10,SW11,SW12をON状態にして、容量CHに蓄積された信号電荷を互いに加算して読み出す。
このように高速読み出し時には解像度が減る点では従来技術と変わりがないが、読み出し領域を制限せずに全有効ピクセルを使用するので光学系の倍率が低速読み出し時と変わらない。また、メタピクセル内で信号電荷を加算するので、感度はメタピクセル内のピクセルの数倍に増感され、ピクセルの数分の一のメタピクセルを読み出すので、ピクセルの数倍に高速に読み出すことができる。特許文献1のように4つのピクセルで1つのメタピクセルを構築する場合には、感度は4倍に増感され、4倍に高速に読み出すことができる。したがって、高感度あるいは高速読み出しが必要なときにはグルーピングされた複数個の近傍ピクセルにそれぞれ対応したフォトダイオードの信号電荷を互いに加算して読み出し、解像度が必要なときには複数個の近傍ピクセルにそれぞれ対応したフォトダイオードの信号電荷をそれぞれ独立して読み出せばよい。また、CCD(Charge Coupled Device)型固体撮像素子においても、信号電荷を加算する手法がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−9003号公報(第1−6頁、図1,4−6) 特開2004−80745号公報(第1,2,4−18頁、図2−13)
しかしながら、特許文献1のような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。すなわち、特許文献1の場合には、通常に(加算しないで)読み出す場合にも、加算して読み出す場合にも、アンプAmp1や電流源I1やスイッチSW1や容量CHを共通して用いている。したがって、メタピクセルが共有している素子は上述したスイッチングSW10,SW11,SW12のみで、それ以外の素子は各々のピクセルごとに備えられているものである。このようなことから、全体の素子の数が多く、回路機構が大きくなってしまう。また、信号電荷が通過する素子の数が多いのでノイズが増えてしまう。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、回路機構を小さくしてノイズを低減させることができる撮像素子を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、入射光を電荷に変換することでその光の強度に応じた信号電荷を発生させる光電変換手段と、その光電変換手段から発生した信号電荷を読み出す読み出し手段とを備えることで、前記光電変換手段によって信号電荷を発生させて、その信号電荷を前記読み出し手段によって読み出して撮像を行う撮像素子であって、複数の前記光電変換手段が共有し、かつ、これら光電変換手段からそれぞれ発生した信号電荷を互いに加算して読み出す第1読み出し回路と、これら光電変換手段ごとにそれぞれ有し、かつ、各光電変換手段から発生した信号電荷を互いに独立して読み出す第2読み出し回路と、前記第1読み出し回路または第2読み出し回路のいずれか一方を選択して切り換える切り換え手段とで前記読み出し手段を構成するとともに、前記第1読み出し回路および第2読み出し回路を、前記光電変換手段から発生した前記信号電荷を一時的に記憶するフローティングディフュージョンと、そのフローティングディフュージョンに一時的に記憶された信号電荷に基づく増幅を行うソースフォロワ増幅器と、前記光電変換手段から前記フローティングディフュージョンへの読み出しを制御する読み出し用ゲートとでそれぞれ構成し、各光電変換手段に隣接して、前記第1読み出し回路用の前記読み出し用ゲートと前記第2読み出し回路用の前記読み出し用ゲートとをそれぞれ配設することで前記切り換え手段を構成することを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、光電変換手段から発生した信号電荷を読み出す読み出し手段を以下のように構成する。すなわち、複数の光電変換手段が共有し、かつ、これら光電変換手段からそれぞれ発生した信号電荷を互いに加算して読み出す第1読み出し回路と、これら光電変換手段ごとにそれぞれ有し、かつ、各光電変換手段から発生した信号電荷を互いに独立して読み出す第2読み出し回路と、第1読み出し回路または第2読み出し回路のいずれか一方を選択して切り換える切り換え手段とで読み出し手段を構成する。上述した第1読み出し回路および第2読み出し回路を、光電変換手段から発生した信号電荷を一時的に記憶するフローティングディフュージョンと、そのフローティングディフュージョンに一時的に記憶された信号電荷に基づく増幅を行うソースフォロワ増幅器と、光電変換手段からフローティングディフュージョンへの読み出しを制御する読み出し用ゲートとでそれぞれ構成する。そして、各光電変換手段に隣接して、第1読み出し回路用の読み出し用ゲートと第2読み出し回路用の読み出し用ゲートとをそれぞれ配設することで上述した切り換え手段を構成する。
このように、第1読み出し回路を複数の光電変換手段が共有した分だけ全体の素子の数を減らすことができて、回路機構を小さくすることができる。また、信号電荷を互いに加算して読み出す場合には、光電変換手段から第1読み出し回路内の読み出し用ゲート,フローティングディフュージョン,ソースフォロワ増幅器を経て読み出され、信号電荷を互いに独立して読み出す場合には、光電変換手段から第2読み出し回路内の読み出し用ゲート,フローティングディフュージョン,ソースフォロワ増幅器を経て読み出されるので、信号電荷が通過する素子の数を減らすことができて、ノイズを低減させることができる。その結果、回路機構を小さくしてノイズを低減させることができる。
上述した発明では、例えば、高感度あるいは高速読み出しが必要なときには上述した切り換え手段によって第1読み出し回路を選択して切り換え、複数の光電変換手段からそれぞれ発生した信号電荷を互いに加算して第1読み出し回路は読み出す(請求項2に記載の発明)。すなわち、高感度あるいは高速読み出しが必要なときには信号電荷を互いに加算して読み出すので、感度は加算された光電変換手段の数倍に増感され、加算された光電変換手段の数倍に高速に読み出すことができる。
上述した発明では、例えば、解像度が必要なときには上述した切り換え手段によって第2読み出し回路を選択して切り換え、複数の各光電変換手段からそれぞれ発生した信号電荷を互いに独立して各第2読み出し回路は読み出す(請求項3に記載の発明)。すなわち、解像度が必要なときには信号電荷を互いに独立して読み出すので、読み出される光電変換手段の数が減ることなく解像度を保つことができる。
この発明に係る撮像素子によれば、複数の光電変換手段が共有し、かつ、これら光電変換手段からそれぞれ発生した信号電荷を互いに加算して読み出す第1読み出し回路と、これら光電変換手段ごとにそれぞれ有し、かつ、各光電変換手段から発生した信号電荷を互いに独立して読み出す第2読み出し回路と、第1読み出し回路または第2読み出し回路のいずれか一方を選択して切り換える切り換え手段とで読み出し手段を構成するとともに、第1読み出し回路および第2読み出し回路を、光電変換手段から発生した信号電荷を一時的に記憶するフローティングディフュージョンと、そのフローティングディフュージョンに一時的に記憶された信号電荷に基づく増幅を行うソースフォロワ増幅器と、光電変換手段からフローティングディフュージョンへの読み出しを制御する読み出し用ゲートとでそれぞれ構成し、各光電変換手段に隣接して、第1読み出し回路用の読み出し用ゲートと第2読み出し回路用の読み出し用ゲートとをそれぞれ配設することで上述した切り換え手段を構成することで、回路機構を小さくしてノイズを低減させることができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1は、実施例に係る撮像素子の概略平面図であり、図2は、実施例に係る撮像素子のフォトダイオードの断面図およびその周辺の回路図であり、図3(a)は、実施例に係る撮像素子の回路図であり、図3(b)は、図3(a)の比較のための従来の撮像素子の回路図である。
実施例に係る撮像素子は、図1に示すように、入射光(被写体の光学像)を電荷に変換することでその光の強度に応じた信号電荷を発生させる4つのフォトダイオード1(図1では「PD」で表記)と、信号電荷に応じた電位を増幅させる5つのソースフォロワ増幅器2,3(図1では「SF」、「SF」で表記)とを格子状に配設して構成されている。5つのソースフォロワ増幅器2,3のうち、図1の中央部にある1つのソースフォロワ増幅器を第1ソースフォロワ増幅器2(図1ではSF)とするとともに、図1の外周部にある4つのソースフォロワ増幅器を第2ソースフォロワ増幅器3(図1ではSF)とする。フォトダイオード1は、この発明における光電変換手段に相当し、ソースフォロワ増幅器2,3は、この発明におけるソースフォロワ増幅器に相当する。
各フォトダイオード1と、これらに隣接して、かつ中央部にある第1ソースフォロワ増幅器2(図1ではSF)との間には、信号電荷を一時的に記憶する第1フローティングディフュージョン4を合計2つ分配設するとともに、各フォトダイオード1と、それに隣接して、かつ外周部にある第2ソースフォロワ増幅器3(図1ではSF)との間には、信号電荷を一時的に記憶する第2フローティングディフュージョン5をそれぞれ配設している。フローティングディフュージョン4,5は、この発明におけるフローティングディフュージョンに相当する。
各フォトダイオード1と第1フローティングディフュージョン4との間には、信号MTX(図2を参照)を印加するための第1読み出し用ゲート6を合計2つ分配設するとともに、各フォトダイオード1と第2フローティングディフュージョン5との間には、信号TX(図2を参照)を印加するための第2読み出し用ゲート7をそれぞれ配設している。信号MTX(図2を参照)を2つの第1読み出し用ゲート6にともに印加するために、金属配線8を介して2つの第1読み出し用ゲート6を互いに電気的に接続する。また、信号TX(図2を参照)をフォトダイオード1ごとの各第2読み出し用ゲート7にそれぞれ印加するために、金属配線9(図2を参照)を介して各第2読み出し用ゲート7を互いに電気的に接続する。読み出し用ゲート6,7は、この発明における読み出し用ゲートに相当する。
上述したフォトダイオード1は、図2に示すように、P型シリコン基盤11(図2では「P−sub」で表記)、それにN型イオン(図2では「n」で表記)が拡散されたn−well領域12およびそれに高濃度のP型イオンがさらに拡散された埋め込みチャネル13を備えた埋め込みフォトダイオードで構成されている。フォトダイオード1の第1ソースフォロワ増幅器2側には、P型シリコン基盤11に高濃度のN型イオン(図2では「n」で表記)が拡散された電荷注入拡散層、すなわち上述した第1フローティングディフュージョン4が形成されている。他方、フォトダイオード1の第2ソースフォロワ増幅器3側には、P型シリコン基盤11に高濃度のN型イオン(図2では「n」で表記)が拡散された電荷注入拡散層、すなわち上述した第2フローティングディフュージョン5が形成されている。
フォトダイオード1と第1フローティングディフュージョン4との間には、P型シリコン基盤11に電極を形成することで上述した第1読み出し用ゲート6を配設する。この電極に上述した金属配線8を電気的に接続することで、第1読み出し用ゲート6に信号MTXを印加する。他方、フォトダイオード1と第2フローティングディフュージョン5との間には、P型シリコン基盤11に電極を形成することで上述した第2読み出し用ゲート7を配設する。この電極に上述した金属配線9を電気的に接続することで、第2読み出し用ゲート7に信号TXを印加する。
上述した第1ソースフォロワ増幅器2は、3つのMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ21〜23で構成されている。MOSトランジスタ21は、上述した第1フローティングディフュージョン4および電源電圧VDDに電気的に接続され、信号MRXをゲートに印加したリセットゲートで構成されている。MOSトランジスタ22は、上述した電源電圧VDDおよびMOSトランジスタ23に電気的に接続され、上述したMOSトランジスタ21がゲートに電気的に接続されている。MOSトランジスタ23は、信号MRSをゲートに印加したロウセレクタで構成されている。
他方、上述した第2ソースフォロワ増幅器3も、3つのMOSトランジスタ31〜33で構成されている。MOSトランジスタ31は、上述した第2フローティングディフュージョン5および電源電圧VDDに電気的に接続され、信号RXをゲートに印加したリセットゲートで構成されている。MOSトランジスタ32は、上述した電源電圧VDDおよびMOSトランジスタ33に電気的に接続され、上述したMOSトランジスタ31がゲートに電気的に接続されている。MOSトランジスタ33は、信号RSをゲートに印加したロウセレクタで構成されている。
次に、本実施例の撮像素子の回路全体について、従来のCMOSイメージセンサを備えた撮像素子と比較しながら、図3を参照して説明する。
従来の加算しないタイプのCMOSイメージセンサを備えた場合には、図3(b)に示すように、フォトダイオード1から発生した信号電荷を一時的に記憶するフローティングディフュージョン5と、そのフローティングディフュージョン5に一時的に記憶された信号電荷に基づく増幅を行うソースフォロワ増幅器3と、フォトダイオード1からフローティングディフュージョン5への読み出しを制御する読み出し用ゲート7とで構成された読み出し回路RDがフォトダイオード1ごとにそれぞれ有している。なお、読み出し回路RDの出力はカラムライン(列)CLに接続されて、カラムラインCL上に読み出される。
それに対して、本実施例の加算するタイプのCMOSイメージセンサを備えた場合には、図3(a)に示すように、第1フローティングディフュージョン4と第1ソースフォロワ増幅器2と第1読み出し用ゲート6とで構成された第1読み出し回路RDを4つのフォトダイオード1が共有している。そして、第2フローティングディフュージョン5と第2ソースフォロワ増幅器3と第2読み出し用ゲート7とで構成された第2読み出し回路RDをフォトダイオード1ごとにそれぞれ有している。なお、第1読み出し回路RDや第2読み出し回路RDの出力はカラムラインCLに接続されて、加算されない場合も加算される場合もカラムラインCL上に読み出される。第1読み出し回路RDは、この発明における第1読み出し回路に相当し、第2読み出し回路RDは、この発明における第2読み出し回路に相当する。
つまり、フォトダイオード1に隣接して、第1読み出し回路RD用の第1読み出し用ゲート6と第2読み出し回路RD用の第2読み出し用ゲート7とをそれぞれ配設しており、第2読み出し用ゲート7は各々のフォトダイオード1ごとに独立して電気的に接続されているが、第1読み出し用ゲート6はこれら4つのフォトダイオード1に電気的に接続されている。また、信号MTXまたはTXのいずれか一方を印加することで、第1読み出し用ゲート6または第2読み出し用ゲート7のいずれか一方が選択されて切り換えられる。すなわち、信号MTXを第1読み出し用ゲート6に印加することで第1読み出し用ゲート6が選択されて、信号TXを第2読み出し用ゲート7に印加することで第2読み出し用ゲート7が選択される。したがって、第1読み出し用ゲート6と第2読み出し用ゲート7とをそれぞれ配設することで、第1読み出し回路RDまたは第2読み出し回路RDのいずれか一方を選択して切り換える切り換え部が構成されることになる。第1読み出し用ゲート6と第2読み出し用ゲート7とは、この発明における切り換え手段にも相当する。
低速読み出し時で解像度が必要なときには第2読み出し用ゲート7をONにして第2読み出し回路RDを選択して切り換え、4つのフォトダイオード1からそれぞれ発生した信号電荷を互いに独立して各第2読み出し回路RDは読み出す。具体的には、信号RXをON・OFFにすることでリセットゲート用のMOSトランジスタ31(図2を参照)のリセットゲートをON・OFFにして第2フローティングディフュージョン5をリセットして、第2フローティングディフュージョン5の電位をフローティング(すなわち浮いた状態)にする。そして、各信号RS(RS1,RS2,RS3,RS4)を逐次に印加することで、ロウセレクタ用のMOSトランジスタ33(図2を参照)のゲートを逐次にONにしてリセットノイズを読み出す。次に、信号TXをON・OFFにすることで第2読み出し用ゲート7をON・OFFにしてフォトダイオード1から発生した信号電荷を第2フローティングディフュージョン5に送り込む。この第2フローティングディフュージョン5によって、フローティングの第2フローティングディフュージョン5の電位が変化する。信号電荷による第2フローティングディフュージョン5の電位の変化は、送り込まれた信号電荷に比例する。この電位変化を第2ソースフォロワ増幅器3が増幅させつつ、各信号RS(RS1,RS2,RS3,RS4)を逐次に印加することで、ロウセレクタ用のMOSトランジスタ33のゲートを逐次にONにして信号およびリセットノイズを読み出す。最後に信号処理でリセットノイズを除算して、ピクセルにそれぞれ対応したフォトダイオード1の信号を得る。
高感度あるいは高速読み出しが必要なときには第1読み出し用ゲート6をONにして第1読み出し回路RDを選択して切り換え、4つのフォトダイオード1からそれぞれ発生した信号電荷を互いに加算して第1読み出し回路RDは読み出す。具体的には、第2読み出し用ゲート7のときと同様に、信号MRXをON・OFFにして第1フローティングディフュージョン4をリセットした後、信号MRSを印加してリセットノイズを読み出す。次に、信号MTXをON・OFFにして各フォトダイオード1から発生した信号電荷を互いに加算して第1フローティングディフュージョン4に送り込む。その後、信号電荷による電位変化を第1ソースフォロワ増幅器2が増幅させつつ、信号MRSを印加して信号およびリセットノイズを読み出す。最後に信号処理でリセットノイズを除算して、メタピクセルに対応した4つのフォトダイオード1の信号を得る。
上述した撮像素子によれば、フォトダイオード1から発生した信号電荷を読み出す読み出し部(この発明における読み出し手段に相当)を以下のように構成する。すなわち、複数(本実施例では4つ)のフォトダイオード1が共有し、かつ、これらフォトダイオード1からそれぞれ発生した信号電荷を互いに加算して読み出す第1読み出し回路RDと、これらフォトダイオード1ごとにそれぞれ有し、かつ、各フォトダイオード1から発生した信号電荷を互いに独立して読み出す第2読み出し回路RDと、第1読み出し回路RDまたは第2読み出し回路RDのいずれか一方を選択して切り換える切り換え部とで読み出し部を構成する。上述した第1読み出し回路RDおよび第2読み出し回路RDを、フォトダイオード1から発生した信号電荷を一時的に記憶するフローティングディフュージョン4,5と、そのフローティングディフュージョン4,5に一時的に記憶された信号電荷に基づく増幅を行うソースフォロワ増幅器2,3と、フォトダイオード1からフローティングディフュージョン4,5への読み出しを制御する読み出し用ゲート6,7とでそれぞれ構成する。そして、各フォトダイオード1に隣接して、第1読み出し回路RD用の第1読み出し用ゲート6と第2読み出し回路RD用の第2読み出し用ゲート7とをそれぞれ配設することで上述した切り換え部を構成する。
このように、第1読み出し回路RDを複数のフォトダイオード1が共有した分だけ全体の素子の数を減らすことができて、回路機構を小さくすることができる。また、信号電荷を互いに加算して読み出す場合には、フォトダイオード1から第1読み出し回路RD内の第1読み出し用ゲート6,第1フローティングディフュージョン4,第1ソースフォロワ増幅器2を経て読み出され、信号電荷を互いに独立して読み出す場合には、フォトダイオード1から第2読み出し回路RD内の第2読み出し用ゲート7,第2フローティングディフュージョン5,第2ソースフォロワ増幅器3を経て読み出されるので、信号電荷が通過する素子の数を減らすことができて、ノイズを低減させることができる。その結果、回路機構を小さくしてノイズを低減させることができる。
高感度あるいは高速読み出しが必要なときには上述した切り換え部によって第1読み出し回路RDを選択して切り換え、複数のフォトダイオード1からそれぞれ発生した信号電荷を互いに加算して第1読み出し回路RDは読み出す。すなわち、高感度あるいは高速読み出しが必要なときには信号電荷を互いに加算して読み出すので、感度は加算されたフォトダイオード1の数倍(実施例では4倍)に増感され、加算されたフォトダイオード1の数倍(実施例では4倍)に高速に読み出すことができる。
解像度が必要なときには上述した切り換え部によって第2読み出し回路RDを選択して切り換え、複数の各フォトダイオード1からそれぞれ発生した信号電荷を互いに独立して各第2読み出し回路RDは読み出す。すなわち、解像度が必要なときには信号電荷を互いに独立して読み出すので、読み出されるフォトダイオード1の数が減ることなく解像度を保つことができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、光電変換手段としてフォトダイオードを例に採って説明したが、フォトゲートを替わりに用いてもよい。
(2)上述した実施例では、4つの光電変換手段(実施例ではフォトダイオード)を例に採って説明したが、光電変換手段の数が複数であれば特に限定されない。
実施例に係る撮像素子の概略平面図である。 実施例に係る撮像素子のフォトダイオードの断面図およびその周辺の回路図である。 (a)は、実施例に係る撮像素子の回路図であり、(b)は、(a)の比較のための従来の撮像素子の回路図である。
符号の説明
1 … フォトダイオード
2 … 第1ソースフォロワ増幅器
3 … 第2ソースフォロワ増幅器
4 … 第1フローティングディフュージョン
5 … 第2フローティングディフュージョン
6 … 第1読み出し用ゲート
7 … 第2読み出し用ゲート
RD … 第1読み出し回路
RD … 第2読み出し回路

Claims (3)

  1. 入射光を電荷に変換することでその光の強度に応じた信号電荷を発生させる光電変換手段と、その光電変換手段から発生した信号電荷を読み出す読み出し手段とを備えることで、前記光電変換手段によって信号電荷を発生させて、その信号電荷を前記読み出し手段によって読み出して撮像を行う撮像素子であって、複数の前記光電変換手段が共有し、かつ、これら光電変換手段からそれぞれ発生した信号電荷を互いに加算して読み出す第1読み出し回路と、これら光電変換手段ごとにそれぞれ有し、かつ、各光電変換手段から発生した信号電荷を互いに独立して読み出す第2読み出し回路と、前記第1読み出し回路または第2読み出し回路のいずれか一方を選択して切り換える切り換え手段とで前記読み出し手段を構成するとともに、前記第1読み出し回路および第2読み出し回路を、前記光電変換手段から発生した前記信号電荷を一時的に記憶するフローティングディフュージョンと、そのフローティングディフュージョンに一時的に記憶された信号電荷に基づく増幅を行うソースフォロワ増幅器と、前記光電変換手段から前記フローティングディフュージョンへの読み出しを制御する読み出し用ゲートとでそれぞれ構成し、各光電変換手段に隣接して、前記第1読み出し回路用の前記読み出し用ゲートと前記第2読み出し回路用の前記読み出し用ゲートとをそれぞれ配設することで前記切り換え手段を構成することを特徴とする撮像素子。
  2. 請求項1に記載の撮像素子において、高感度あるいは高速読み出しが必要なときには前記切り換え手段によって前記第1読み出し回路を選択して切り換え、複数の前記光電変換手段からそれぞれ発生した信号電荷を互いに加算して第1読み出し回路は読み出すことを特徴とする撮像素子。
  3. 請求項1に記載の撮像素子において、解像度が必要なときには前記切り換え手段によって前記第2読み出し回路を選択して切り換え、複数の各前記光電変換手段からそれぞれ発生した信号電荷を互いに独立して各前記第2読み出し回路は読み出すことを特徴とする撮像素子。
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