JP5358136B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラなどに用いられる固体撮像装置に関し、特に固体撮像装置のダイナミックレンジを広げる技術に関する。
従来、各画素を構成するフォトダイオードに蓄積された電荷を、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを含む増幅回路によって読み出すCMOS(Complementary MOS)型の固体撮像装置が実用化されている。
CMOS型の固体撮像装置は、低電圧および低消費電力駆動が可能で、特に携帯機器の画像入力装置として広く利用されており、近年では、さらに、監視カメラおよび車載カメラにも搭載されつつある。
CMOS型の固体撮像装置のダイナミックレンジ(出力が応答可能な入射光の最大強度と最小強度との比)は一般的に60dBから80dB程度であり、肉眼や銀塩フィルムに匹敵する100dBから120dB程度に拡大させることが望まれている。特に、部分ごとに明るさに大きな差がある被写体の全体を識別可能に撮影する必要がある車載カメラや監視カメラ等の用途では、ダイナミックレンジをさらに拡大させることが望まれている。
このような要求に応えるため、受光素子で発生した電荷を大容量のキャパシタに蓄積することでダイナミックレンジを拡大するいくつかの技術が周知となっている(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
図11は、特許文献1に開示される固体撮像素子の画素回路を示す回路図である。
図11に示す画素回路は、フォトダイオードPD、フォトダイオードPDの寄生容量または意図的に形成されたキャパシタC1、リセットトランジスタM1、転送スイッチM2、選択スイッチM4、ソースフォロワトランジスタM6、ソースフォロワトランジスタM6のゲート−ソース容量であるキャパシタC2、転送スイッチM3、選択スイッチM5、ソースフォロワトランジスタM7、ソースフォロワトランジスタM7のゲート−ソース容量であるキャパシタC3から構成される。
この構成において、フォトダイオードPDおよびキャパシタC1に蓄積された電荷は、ソースフォロワトランジスタM6を介する第1の経路とソースフォロワトランジスタM7を介する第2の経路の2つの経路を介して出力できるようになっている。
図11に示す画素回路では、以下のようにしてダイナミックレンジを拡大することができる。
まず、フォトダイオードPD、キャパシタC1に蓄積されている電荷をリセットトランジスタM1を介してリセット電圧Vrの供給源へ排出する。
蓄積期間にフォトダイオードPDに光が入射することで発生した電荷はフォトダイオードPDおよびキャパシタC1に溜められる。
転送スイッチM2および転送スイッチM3をONすることで、それぞれキャパシタC2およびキャパシタC3の電圧は、フォトダイオードPDおよびキャパシタC1に溜められた電荷の量に応じて変化する。
一例として、ソースフォロワトランジスタM6のゲートサイズをW=1μm、L=1μmとし、ソースフォロワトランジスタM7のゲートサイズをW=10μm、L=10μmとすると、ソースフォロワトランジスタM7のゲート−ソース容量はソースフォロワトランジスタM6のゲート−ソース容量の10倍となる。すなわち、キャパシタC3の容量はキャパシタC2の容量の10倍となる。
したがって、転送スイッチM3をONすることにより、転送スイッチM2をONした場合と比べて、ダイナミックレンジが10倍に拡大される。
図12は、特許文献2に開示される固体撮像装置の画素回路を示す回路図である。
図12に示す画素回路は、入射光量に応じた電荷を発生させる光電変換部(以降はPD部と記載する。)371と、PD部371に隣接して設けられた光電荷を転送する転送トランジスタ372と、転送トランジスタ372を介してPD部371に接続して設けられた拡散領域(以降は、FD部と記載する。)373と、電荷蓄積動作時に前記PD部371から溢れる電荷を蓄積する第1キャパシタ374および第2キャパシタ375と、第1キャパシタ374に接続して形成され、第1キャパシタ374および第2キャパシタ375およびFD部373内の信号電荷を排出するためのリセットトランジスタ376と、FD部373と第1キャパシタ374の間に設けられた第1蓄積トランジスタ377と、第1キャパシタ374と第2キャパシタ375の間に設けられた第2蓄積トランジスタ378と、FD部373の信号電荷、またはFD部373と第1キャパシタ374の信号電荷、またはFD部373と第1キャパシタ374と第2キャパシタ375の信号電荷を、電圧変動として読み出す増幅トランジスタ379と、増幅トランジスタ379に接続して設けられ前記画素または前記画素を含む画素ブロックを選択するための選択トランジスタ380とから構成されている。
図12に示す画素回路では、以下のようにして、ダイナミックレンジを拡大することができる。
まず、電荷蓄積前に、第1蓄積トランジスタ377および第2蓄積トランジスタ378をオン状態にして、転送トランジスタ372とリセットトランジスタ376をオフ状態にする。続いて、リセットトランジスタ376と転送トランジスタ372をオン状態にして、FD部373と第1キャパシタ374および第2キャパシタ375のリセットを行う。
続いて、リセットトランジスタ376をオフ状態にした後に取り込まれるFD部373、第1キャパシタ374、および第2キャパシタ375内の第1ノイズ電荷N1を読み出す。この際、第1ノイズ電荷N1には、増幅トランジスタ379の閾値電圧に起因する固定パターンノイズ成分が含まれる。
続いて、第2蓄積トランジスタ378をオフ状態として、FD部373、第1キャパシタ374、および第2キャパシタ375内に蓄積されていた信号電荷は、FD部373、第1キャパシタ374、および第2キャパシタ375の容量比に応じて分配される。
分配された電荷のうち、FD部373および第1キャパシタ374に分配された第2ノイズ電荷N2を読み出す。この際、第2ノイズ電荷N2にも、増幅トランジスタ379の閾値電圧に起因する固定パターンノイズ成分が含まれる。
続いて、電荷蓄積期間中においては、第1蓄積トランジスタ377をオン状態、第2蓄積トランジスタ378とリセットトランジスタ376と選択トランジスタ380をオフ状態として、PD部371に電荷が蓄積され、PD部371の最大蓄積電荷量を超えた発生電荷は、転送トランジスタ372および第1蓄積トランジスタ377を介して、ノイズ電荷N2に加算されてFD部373および第1キャパシタ374に蓄積される。
さらに、PD部371および第1キャパシタ374の最大蓄積電荷量を超えた発生電荷は、第2蓄積トランジスタ378を介して、第2キャパシタ375に蓄積される。
この動作により、PD部371から溢れた電荷を別のキャパシタで蓄積可能となり、ダイナミックレンジが拡大される。
続いて、蓄積期間終了後、選択トランジスタ380をオン状態にして第1蓄積トランジスタ377をオフ状態にすると、FD部373および第1キャパシタ374に蓄積された電荷は、FD部373と第1キャパシタ374の容量比に応じて分配される。
続いて、FD部373に分配された信号電荷N3を読み出す。この際に、信号電荷N3にも増幅トランジスタ379の閾値電圧に起因する固定パターンノイズ成分が含まれる。
続いて、転送トランジスタ372をオン状態にして、PD部371に蓄積された電荷をFD部373へ転送されて、信号電荷N3にFD部373の信号電荷S1が加算され、読み出される。
続いて、第1蓄積トランジスタ377をオン状態として、FD部373の信号電荷S1と第1キャパシタ374の信号電荷S2が混合され、読み出される。続いて、第2蓄積トランジスタ378をオン状態にして、FD部373の信号電荷S1と第1キャパシタ374の信号電荷S2と第2キャパシタ375の信号電荷S3が混合され、読み出される。
次に、リセットトランジスタ376をオフ状態にして、FD部373と第1キャパシタ374と第2キャパシタ375がリセットされる。
特許文献2に開示される固体撮像装置では、以上の動作を繰り返して各画素からの信号電荷を検出することにより、高い開口率を維持した画素回路で、ダイナミックレンジを拡大している。
特開2003−134396号公報 特開2006−245522号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、ソースフォロワトランジスタM6、M7のゲート−ソース容量を大きくすることでダイナミックレンジを拡大している。そのため、ダイナミックレンジを拡大するためにはゲート寸法を大きくする必要があり、結果的に固体撮像装置のチップサイズが大きくなるという課題がある。
また、特許文献2の技術では、次のような課題が生じる。
PD部371の電荷蓄積期間中に、FD部373は所定の電圧の印加状態である。また、FD部373の構造は、PD部371を形成するn型不純物濃度より高濃度であり、増幅トランジスタ379のゲート部とFD部373の拡散層とを接続するコンタクトが形成されている。よって、電荷蓄積期間中に、FD部373はリーク電流による保持電圧の低下が発生して、PD部371からFD部373へ完全な蓄積電荷の転送が困難となり、残像現象が発生する課題がある。
また、PD部371から漏れる電荷を溜め込むFD部373、第1キャパシタ374、および第2キャパシタ375にも所定の電圧が印加され、またFD部373にはn型高濃度不純物で拡散層が形成され、メタル材料によるコンタクトが接続されていることから、リーク電流による電荷流入のために、FD部373、第1キャパシタ374、および第2キャパシタ375がPD部371からの電荷を蓄積するための容量が減少する。よって、ダイナミックレンジの拡大が十分でないという課題がある。
また、PD部371からの漏れ電荷をFD部373、第1キャパシタ374、および第2キャパシタ375で蓄積する構造であるため、これらのキャパシタの容量つまり蓄積可能な電荷量でダイナミックレンジが決定されるため、ダイナミックレンジの拡大が十分でないという課題がある。
また、1画素内に、FD部373、第1キャパシタ374、および第2キャパシタ375の3つのキャパシタを必要とするため、PD部371の面積である開口面積を大きく取ることができず感度低下の課題があると共に、画素サイズの微細化も困難であるため、チップサイズの小型化および高解像度画像撮像素子の形成が困難であるという課題がある。
本発明は、これらの課題を解決するためになされたものであり、ダイナミックレンジの拡大に適した小型に構成可能な固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の固体撮像装置は、半導体基板に複数の画素回路を二次元状に配置してなる固体撮像装置であって、入射した光により電荷を発生する光電変換部と、前記光電変換部と接続され、前記電荷を転送する第1の転送部と、前記第1の転送部を介して前記電荷を蓄積する第1の蓄積部と、前記第1の蓄積部と接続され、前記第1の転送部と直列に接続された第2の転送部と、前記第2の転送部を介して前記電荷の量に応じた信号電圧を出力する出力部とを備える。
また、前記第1の転送部および前記第2の転送部はそれぞれMOSトランジスタで構成されており、前記第1の転送部のドレインと前記第2の転送部のソースとが接続されているとしてもよい。
また、前記固体撮像装置は、さらに、前記第2の転送部と前記出力部との接続点をリセット用の電圧に設定する第2のリセット部を備え、前記出力部は、さらに、前記接続点が前記リセット用の電圧に接続された状態で基準電圧を出力してもよい。
また、前記光電変換部、前記転送部、前記第1の蓄積部、前記第2の転送部、前記出力部、および前記第2のリセット部は、前記複数の画素回路のそれぞれに設けられていてもよい。
これにより、長さが異なる複数の蓄積時間に光電変換部に蓄積された電荷を第1の蓄積部へ連続して転送し、第1の蓄積部で加算した結果を第2の転送部を介して出力することができるので、固体撮像素子外部に信号を加算するための回路を必要とせず、画素回路内部で光信号電荷の加算によるダイナミックレンジの拡大が実現される。
また、前記第2の転送部はMOSトランジスタで構成され、前記第1の蓄積部には金属材料が接触していないことが好ましい。
これにより、第1の蓄積部のリーク電流の減少が実現できる。
また、前記複数の画素回路における前記第1の転送部は、各画素回路で共通の期間に入射した光により前記光電変換部で発生した電荷を前記第1の蓄積部に転送してもよい。
これにより、グローバルシャッター動作が可能となる。
また、前記複数の画素回路における前記第1の転送部は、各画素回路で共通に定められかつ長さが互いに異なる複数の期間に入射した光により前記光電変換部で発生したそれぞれの電荷を前記第1の蓄積部に転送し、前記第1の蓄積部は、前記転送された全ての電荷を加算して蓄積してもよい。
これにより、広いダイナミックレンジの映像信号を得ることができる。
また、前記固体撮像装置は、さらに、前記信号電圧と前記基準電圧との差分を検出する差分回路を備え、前記差分回路は、直列に接続された第1のキャパシタおよび第2のキャパシタと、前記第1のキャパシタおよび第2のキャパシタの接続点を所定の初期化用の電圧に接続する初期化スイッチとを有し、前記接続点が前記初期化用の電圧に接続された状態で、前記第1のキャパシタで前記信号電圧と前記初期化用の電圧との差電圧を保持し、かつ前記第2のキャパシタで前記初期化用の電圧を保持した後、前記第1のキャパシタおよび前記第2のキャパシタで、前記基準電圧を分圧してもよい。
また、好ましくは、前記第2のキャパシタは、いずれか1つを択一的に前記第1のキャパシタと直列に接続可能で、かつ全てを並列に結合可能な複数の個別キャパシタからなり、前記差分回路は、前記第1のキャパシタと前記複数の個別キャパシタのそれぞれとで前記基準電圧を分圧してから、前記個別キャパシタを全て並列に結合してもよい。
これにより、ノイズが少なく、出力レベルの高い映像信号を得ることができる。
また、前記固体撮像装置は、さらに、前記第2の転送部と前記出力部との接続点に接続され、前記第2の転送部を介して前記電荷を蓄積する第2の蓄積部と、前記第1の蓄積部に蓄積された電荷を排出する第1のリセット部と、前記第2の蓄積部に蓄積された電荷を排出する第2のリセット部とを備え、前記出力部は、さらに、前記第2の蓄積部に蓄積された電荷が排出された状態で基準電圧を出力してもよい。
また、好ましくは、前記第1のリセット部は前記第1の蓄積部に第1の電圧を印加し、前記第2のリセット部は前記第2の蓄積部に第2の電圧を印加し、前記第1の電圧の最大値は、前記第2の電圧の最大値以下である。
これにより、第1の蓄積部への印加電圧と第2の蓄積部への印加電圧とを個別に調整でき、第1の蓄積部から第2の蓄積部へ完全に電荷転送が可能で、第1の蓄積部の面積を縮小しても印加電圧増加で大容量となり蓄積電荷量を増加でき、高解像度および広ダイナミックレンジの固体撮像装置を小型に実現できる。
また、好ましくは、前記光電変換部の容量は、前記第1の蓄積部の容量よりも小さい。
これにより、光電変換部で蓄積される電荷は、すべて第1の蓄積部へ転送可能となるため、高解像度および広ダイナミックレンジの固体撮像装置を実現できる。
また、好ましくは、前記第1の蓄積部の容量は、前記第2の蓄積部の容量以下である。
これにより、第1の蓄積部に蓄積される電荷は、すべて第2の蓄積部へ転送可能となるため、高解像度および広ダイナミックレンジの固体撮像装置を実現できる。
また、前記出力部は、アンプトランジスタを有している。
これにより、画素回路内にある光電変換部から蓄積された電荷を固体撮像装置の外部へ出力可能となり、画像を得ることができる。
また、前記光電変換部は、前記半導体基板の表面近傍に形成された第1導電型の第1領域と、前記第1領域の下方および側方を取り囲む前記第1導電型とは異なる第2導電型の第2領域とからなり、前記半導体基板の前記第1領域が形成された部分の表面に、前記第2導電型の第3領域が形成されていてもよい。
これにより、光電変換部のリーク電流が減少し、光電変換部で発生した電荷をリークによる損失を抑えて第1の蓄積部へ転送できるため、高感度および広ダイナミックレンジの固体撮像装置を実現できる。
また、前記第1の蓄積部は、前記半導体基板の表面近傍に形成された第1導電型の第4領域と、前記第4領域の下方および側方を取り囲む前記第1導電型とは異なる第2導電型の第5領域とからなり、前記半導体基板の前記第4領域が形成された部分の表面に、前記第2導電型の第6領域が形成されていてもよい。
これにより、第1の蓄積部のリーク電流が減少し、第1の蓄積部に蓄積された電荷をリークによる損失を抑えて第2の蓄積部へ転送できるため、高感度および広ダイナミックレンジの固体撮像装置を実現できる。
また、前記光電変換部は、前記半導体基板の表面近傍に形成された第1導電型の第1領域と、前記第1領域の下方および側方を取り囲む前記第1導電型とは異なる第2導電型の第2領域とからなり、前記第1の蓄積部は、前記半導体基板の表面近傍に形成された第1導電型の第4領域と、前記第4領域の下方および側方を取り囲む前記第1導電型とは異なる第2導電型の第5領域とからなり、前記第1領域の不純物濃度は、前記第4領域の不純物濃度以下であるとしてもよい。
これにより、第1の蓄積部のリーク電流が減少し、高感度および広ダイナミックレンジの固体撮像装置を実現できる。
また、本発明は、このような固体撮像装置として実現できるだけでなく、差分回路としても実現できる。
本発明の固体撮像装置は、入射した光により電荷を発生する光電変換部と、前記光電変換部と接続され、前記電荷を転送する第1の転送部と、前記第1の転送部を介して前記電荷を蓄積する第1の蓄積部と、前記第1の蓄積部と接続され、前記第1の転送部と直列に接続された第2の転送部とを備えるので、長さが異なる複数の蓄積時間において光電変換部に蓄積された電荷を第1の蓄積部へ連続して転送し、第1の蓄積部で加算した結果を第2の転送部を介して出力することにより、固体撮像素子外部に信号を加算するための回路を必要とせず、画素回路内部で光信号電荷の加算によるダイナミックレンジの拡大が可能な固体撮像装置が実現される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態にかかる固体撮像装置について説明する。
図1は、第1の実施形態にかかる固体撮像装置の主要部の構成を示す回路図である。
図1に示される固体撮像素子は、フォトダイオード101と、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ102、104、105、106、107、110、112、113、114、115、および116と、キャパシタ111、117、118、119、および120と、垂直共通信号線108と、浮遊拡散領域103とを備える。
フォトダイオード101は、受光強度および露光時間に応じた光信号電荷を発生する受光素子である。
MOSトランジスタ102は、第1の転送部の一例であり、フォトダイオード101で発生した信号電荷を浮遊拡散領域103へ転送する電荷転送ゲートである。MOSトランジスタ102が導通すると、フォトダイオード101に発生した電荷が浮遊拡散領域103に転送される。転送された電荷量および浮遊拡散領域103の容量に応じた電圧が発生する。
MOSトランジスタ104は、第2の転送部の一例であり、浮遊拡散領域103で発生した電圧をMOSトランジスタ106のゲートに伝えるスイッチである。
MOSトランジスタ105は、第1のリセット部の一例であり、MOSトランジスタ106のゲートの電圧を電圧VRSTに設定するリセットトランジスタである。
MOSトランジスタ107は、浮遊拡散領域103の電圧に応じてMOSトランジスタ106から得られた電圧を垂直共通信号線108に伝える行選択トランジスタである。
MOSトランジスタ110、112、113、114、115、および116、ならびにキャパシタ111、117、118、119、120はノイズキャンセラ回路を構成している。
固体撮像装置においてアレイ状に配置される複数の画素のそれぞれに、点線で囲った画素回路121が設けられる。
図2は、固体撮像装置の変形例を示す回路図である。この変形例にかかる固体撮像装置では、各画素からの信号を垂直共通信号線108に出力した後、増幅器109で信号を増幅してノイズキャンセラ回路に伝える。その他の点については、上記説明と同様である。
図3は、画素回路121の主要部の断面模式図である。
フォトダイオード101として、p型半導体で構成される基板151内にn−型不純物領域152を設け、かつn−型不純物領域152の上方の基板151表面にはp型不純物領域153が設けられている。また、n−型不純物領域152の側方および下方はp型不純物領域で取り囲まれている。これにより、基板151表面の欠陥が多いリーク電流発生要因箇所からの発生電荷が、フォトダイオード101に蓄積されることを妨げて、高感度化できる。
また、浮遊拡散領域103として、n型不純物領域154が基板151内に設けられ、n型不純物領域154の上方の基板151表面はp型不純物領域155が設けられている。これにより、基板151表面の欠陥が多いリーク電流発生要因箇所からの発生電荷が浮遊拡散領域103に蓄積されることを妨げて、信号電荷として浮遊拡散領域103に蓄積可能な電荷量を十分に確保できる。
n−型不純物領域152、n型不純物領域154、およびゲート電極163により、MOSトランジスタ102が形成されている。MOSトランジスタ102のゲート電極163に電圧を印加することで、フォトダイオード101に蓄積されているすべての電荷を浮遊拡散領域103へ転送できる。
n型不純物領域154、n+型不純物領域156、およびゲート電極168により、MOSトランジスタ104が形成されている。MOSトランジスタ104のゲートに電圧を印加することで、浮遊拡散領域103の電圧がn+型不純物領域156および図示しないコンタクトを介してMOSトランジスタ106のゲートに伝達される。
MOSトランジスタ106、107は、浮遊拡散領域103の電圧に応じた電圧を垂直共通信号線108に出力する。
n+型不純物領域156、n+型不純物領域171、およびゲート電極170により、MOSトランジスタ105が形成されている。
この構成において、n−型不純物領域152は、1E13〜1E16/cm3の濃度で形成され、n型不純物領域154は、1E14〜1E18/cm3の濃度で形成され、n+型不純物領域156は、1E15〜1E20/cm3の濃度で形成されている。また、p型不純物領域153、155は、1E15〜1E20/cm3の濃度で形成されている。なお、リーク電流は一般に不純物濃度を高めることで増大するため、浮遊拡散領域103としてのn型不純物領域154は低濃度に形成されることが好ましい。
また、浮遊拡散領域103の容量がフォトダイオード101の容量の例えば3倍以上となるように、例えばn型不純物領域154の面積を大きくし、不純物濃度を高くし、また印加する電圧を高くするといった設計を行う。これにより、例えば長さが異なる3種類の蓄積時間にフォトダイオード101に蓄積されたそれぞれの量の電荷をすべて浮遊拡散領域103に転送して加算することができ、後で詳しく説明するように、画素回路のダイナミックレンジを拡大できる。
以上のように構成された固体撮像装置の動作について説明する。
図4は、固体撮像装置の駆動タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
RSTはリセットトランジスタ5のゲートに印加する制御信号、READは開閉部のMOSトランジスタ104のゲートに印加する制御信号、TRANは転送部のMOSトランジスタ102のゲートに印加する制御信号、SHNCはMOSトランジスタ110のゲートに印加する制御信号、CLDCNCはMOSトランジスタ112のゲートに印加する制御信号、S1、S2、S3、S4はそれぞれMOSトランジスタ113、114、115、116のゲートに印加する制御信号、SELはMOSトランジスタ107のゲートに印加する制御信号である。
まず時点t1では転送部のMOSトランジスタ102を導通して蓄積時間T1で発生したフォトダイオード101の電荷を浮遊拡散領域103に転送する。この動作は全画素ほぼ同時に行われる。
時点t4で制御信号RSTをMOSトランジスタ105のゲートに印加してMOSトランジスタ106のゲートを含む図1中の部分回路Aの電圧をVRSTに設定する。
次に時点t5では制御信号READ、SEL、SHNC、CLDCNC、S1、S2、S3、S4が印加される。制御信号READを印加したMOSトランジスタ104は導通し、浮遊拡散領域103の電圧をMOSトランジスタ106のゲートに伝える。時点t1でフォトダイオード101から転送された電荷を浮遊拡散領域103の容量で割った電圧VSIGがMOSトランジスタ106のゲートに伝わる。実際には部分回路Aには浮遊容量が存在するため、MOSトランジスタ106のゲートには、浮遊拡散領域103と浮遊容量による分圧の結果としての電圧が伝わる。
制御信号SELが印加されたMOSトランジスタ107は導通して、MOSトランジスタ106から出力された電圧を垂直共通信号線108に伝える。制御信号SHNCが印加されたMOSトランジスタ110は導通してキャパシタ111の上電極(図面内で上側に示される電極を言う、以下図面内に示される位置に応じて上電極、下電極と表記する)にVSIGに応じた電圧VSIG1を伝える。また、制御信号CLNCDCが印加されたMOSトランジスタ112は導通してキャパシタ111の下電極に電圧VCLDCを伝える。この時点でキャパシタ111は電圧(VSIG1−VCLDC)に充電される。また、制御信号S1、S2、S3、S4の印加によってMOSトランジスタ113、114、115、116が導通することにより、キャパシタ117、118、119、120は電圧VCLDCに初期化される。
時点t6では制御信号RSTがMOSトランジスタ105のゲートに印加されるとともに、制御信号S1がMOSトランジスタ113のゲートに印加され、部分回路Aは電圧VRSTに設定される。すなわち、時点t5ではVSIGであった部分回路Aの電圧は、時点t6ではVRSTとなる。
その結果、時点t5ではVSIG1であったキャパシタ111の上電極の電圧は、時点t6ではVRSTに応じたVRST0に変化し、電圧(VSIG1−VCLDC−VRST0)がキャパシタ117に設定される。また、簡明のためキャパシタ111の容量がキャパシタ117〜120の1つの容量よりも十分に大きいとして、時点t7、t8、t9においても時点t6同様に、電圧(VSIG1−VCLDC−VRST0)がそれぞれキャパシタ118、119、120に設定される。
時点t10では制御信号S1、S2、S3、S4がそれぞれMOSトランジスタ113、114、115、116に印加されキャパシタ117、118、119、120が並列接続される。図1の点Bの電圧はVCLDCを基準にすると(VSIG1−VCLDC−VRST0)+VCLDCとなり、電圧(VSIG1−VRST0)が映像信号として読み出される。
このようにフォトダイオード101で発生した電荷を時点t1で全画素ほぼ同時に浮遊拡散領域103に転送することで、全画素のフォトダイオードにおける電荷の蓄積開始と蓄積終了が同じとなり、グローバルシャッター動作が可能になる。
図5は、固体撮像装置の駆動タイミングの他の一例を示すタイミングチャートである。
制御信号TRAN以外の各制御信号は図4と同じである。異なるところは時点t1に加えて、時点t2、時点t3において、制御信号TRANをパルス状にハイレベルにすることである。これにより、各画素のフォトダイオード101にて電荷を蓄積するための3種類の蓄積時間T1、T2、T3が設けられる。蓄積時間T1、T2、T3の長さはそれぞれ異なり、たとえば蓄積時間T1が30m秒、蓄積時間T2が300μ秒、蓄積時間T3が3μ秒とすると、蓄積時間T1を基準として、基準の1/100の長さの蓄積時間T2および基準の1/10000の長さの蓄積時間T3が追加される。
フォトダイオード101の出力(発生する電荷量)は入射光の強度と蓄積時間の積に比例するため、出力が飽和せずに応答できる入射光の強度は、蓄積時間が1/100になると100倍となり、蓄積時間が1/10000になると10000倍となる。
その結果、時点t1では基準の強度までの入射光、時点t2では基準の100倍までの強度の入射光、時点t3では基準の10000倍の強度までの入射光にそれぞれ応答した量の信号電荷が浮遊拡散領域103に転送され加算され、時点t3には浮遊拡散領域103に基準の10000倍までの強度の入射光に応答した量の電荷が存在することになる。
これは、画素回路のダイナミックレンジが80dB(20*log(10000))拡大されることを意味する。したがって、基準のダイナミックレンジを一般的な60dBとすると、140dBのダイナミックレンジが得られることになる。
図5に示される時点t4以降の動作は図4と同様であり、グローバルシャッター動作で、しかも、ダイナミックレンジが拡大された映像信号が得られる。図5の例では3種類の蓄積時間で説明したが、蓄積時間の比率や種類の数はこの例に限ることはない。
以上のように構成された固体撮像装置によると、下記に述べる効果が得られる。
第1の効果は、異なる蓄積時間T1、T2、T3として、蓄積時間T1を30msec、蓄積時間T2を300μsec、蓄積時間T3を3μsecに設定することで、基準となる蓄積時間T1に対し、1/100の蓄積時間300μsec、1/10000の蓄積時間3μsecの出力を加算しているので、基準の10000倍のダイナミックレンジが得られる。なお、この例では3種の蓄積時間で説明しているがこの3種に限ることはなく、通常の蓄積時間と、より短い蓄積時間とを組み合わせて用いることにより、同様の効果が得られる。
第2の効果は、図6に示すようにキャパシタ111とキャパシタ122の2つのキャパシタで構成した一般的なノイズキャンセラ回路と比べて、点Bにおいて高い電圧が得られることである。この効果は、図1に示すように、ノイズキャンセラ回路をキャパシタ111とキャパシタ117、118、119、120とで構成することで得られる。
具体例として、キャパシタ111の容量を3pF、キャパシタ122の容量を2pFとすると、点Bには垂直共通信号線108から得られる電圧の0.6倍(3pF/(3pF+2pF))の電圧が得られる。これに対し本発明では、キャパシタ122をキャパシタ117、118、119、120に4分割し、キャパシタ117、118、119、120のそれぞれの容量を、キャパシタ122の容量2pFの1/4の0.5pFとすることで、点Bには垂直共通信号線108から得られる電圧の0.86倍(3pF/(3pF+0.5pF))の電圧が得られることになり、キャパシタを分割しない一般的な場合と比べて出力電圧を43%向上できる。
第3の効果はノイズが低減されることである。キャパシタ117、118、119、120に電圧VRST1を設定した後、時点t11でキャパシタ117、118、119、120を並列接続するので、ktcノイズを1/2(1/√4)に低減できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態にかかる固体撮像装置について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態にかかる固体撮像装置の画素回路を示す回路図である。
図7に示される画素回路は、図1の第2の実施形態にかかる固体撮像装置の画素回路121と比べて、MOSトランジスタ205、および制御信号RST1が追加され、図1の部分回路Aの浮遊拡散領域209が明示的に示される。
MOSトランジスタ205は、第2のリセット部の一例であり、浮遊拡散領域103の電圧を初期化用の電圧VRST1に設定するリセットトランジスタである。
なお、図7において、制御信号RST2および電圧VRST2は、それぞれ図1の制御信号RSTおよび電圧VRSTと同一である。また、各制御信号を伝送する信号線が明示的に示され、各電圧VRST1、VRST2、VDDを供給する電源線の図示は省略されている。
図8は、第2の実施形態における画素回路の主要部の断面模式図である。
図8において、n+型不純物領域156が浮遊拡散領域209として機能する。また、MOSトランジスタ104は、浮遊拡散領域103に蓄積された電荷を浮遊拡散領域209へ転送する電荷転送ゲート(つまり、1段の電荷転送素子)として機能する。
MOSトランジスタ104のゲートに電圧を印加することで、浮遊拡散領域103に蓄積されているすべての電荷が浮遊拡散領域209へ転送され蓄積される。蓄積された電荷によって浮遊拡散領域209に発生した電圧は、図示しないコンタクトを介してMOSトランジスタ106のゲートに印加される。
MOSトランジスタ106、107は、浮遊拡散領域209の電圧に応じた電圧を垂直共通信号線108に出力する。
ここで、浮遊拡散領域103に印加される電圧VRST1を、浮遊拡散領域209に印加される電圧VRST2よりも低くしてもよい。そうすれば、浮遊拡散領域103から浮遊拡散領域209へ電荷を完全に転送できる。
図8のそれぞれの不純物領域における不純物濃度は、図3で説明した不純物濃度と同一である。
前述したように、浮遊拡散領域103としてのn型不純物領域154は、リーク電流を抑えるために低濃度に形成されることが好ましい。
これに対し、浮遊拡散領域209としてのn+型不純物領域156にはMOSトランジスタ106のゲートと接続されるコンタクトが設けられるため、n+型不純物濃度を高めることで、電圧印加状態でも空乏層領域の基板151表面までの拡大を防ぐことが可能で、リーク電流が少なくなる。また、n+型不純物領域156を高濃度に形成することで、浮遊拡散領域209の容量を増加させ、蓄積電荷量を増加させることができる。
図9は、第2の実施形態における画素回路の基本的なレイアウトを基板上面視で示した模式図である。
この画素回路において、図面左上から下方へ向かって、フォトダイオード101、MOSトランジスタ102、浮遊拡散領域103、MOSトランジスタ104、浮遊拡散領域209を、この順に隣接して配置する。また、浮遊拡散領域103の図面右方に隣接してMOSトランジスタ205を配置し、浮遊拡散領域209の図面右方に隣接してMOSトランジスタ105を配置する。また、フォトダイオード101の図面右方にMOSトランジスタ106、107を配置する。これらの他に、信号線および電源線として、図示しない7〜9本の配線が配置される。
このような配置によれば、n型不純物領域154がMOSトランジスタ102のドレインと浮遊拡散領域103とに共用され、また、n+型不純物領域156がMOSトランジスタ104のドレインと浮遊拡散領域209とに共用されるので、基板上面視でキャパシタとして占有される面積が実質的に削減される。その結果、フォトダイオード101が1画素のセルに占める面積の割合である開口率を大きく取ることができる。
開口率を高めることが重要である場合には、前述した電圧VRST1、VRST2を同一の電圧として1本の電源線で供給してもよい。さらには、電圧VRST1、VRST2、VDDをすべて同一の電圧として1本の電源線で供給してもよい。
一例として、1画素のセルサイズを5.6μm×5.6μmとし、0.25μmCMOSルールを用いた場合、1本の配線が1画素のセル内に占める面積の割合は約5%であり、電源線を共用しない場合の開口率を例えば30%とすれば、ここから電源線を1本減らすことで開口率は35%となり、さらにもう1本減らすことで開口率は40%に向上できる。
また、この画素回路では、浮遊拡散領域103、209を用いて信号電荷を蓄積するので、例えば信号電荷を蓄積するためのMOS型のキャパシタを設けない簡素な構成で、ダイナミックレンジを拡大可能な画素回路が実現できる。
なお、浮遊拡散領域103、209における基板151表面のp型不純物領域153、155は、前述したように浮遊拡散領域103、209のリーク電流を抑えるために設けられるものであり、画素回路のダイナミックレンジを拡大可能にするための構成としては省略可能である。
このような画素回路をアレイ状に複数配置することで、撮像装置が構成される。
以上のように構成された固体撮像装置の画素回路の動作について説明する。
図10は、第2の実施形態にかかる固体撮像装置の画素回路の駆動タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
図10に示される駆動タイミングの基本的な考え方は、ダイナミックレンジを拡大するため長さが異なる3種類の蓄積時間においてフォトダイオード101に蓄積されたそれぞれの量の電荷をすべて浮遊拡散領域103に転送して加算する点で、図5に示される駆動タイミングと同一である。
以下では、図5の駆動タイミングと共通する事項については説明を省略し、異なる点について主に説明する。なお、制御信号RST2は、前述したように図5の制御信号RSTに対応する。
まず、電荷蓄積期間において、光電変換によってフォトダイオード101に蓄積された電荷を浮遊拡散領域103に転送する動作を行う。
時点t0では制御信号RST1をパルス状にハイレベルとすることで、浮遊拡散領域103に蓄積されていた電荷をMOSトランジスタ205を介して電圧VRST1の供給源へ排出する。
時点t1、時点t2、および時点t3では、図5と同様に、制御信号TRANをパルス状にハイレベルにすることで、異なる3種類の蓄積時間T1、T2、T3でフォトダイオード101に蓄積されたそれぞれの量の電荷が浮遊拡散領域103へ転送され加算される。これにより、第1の実施形態で説明したように、ダイナミックレンジが拡大される。
続いて、電荷読み出し期間において、出力信号線17へ信号を伝達する動作を行う。
制御信号SELをハイレベルにした状態で、時点t4では制御信号RST2をパルス状にハイレベルにする。これにより、浮遊拡散領域209には電圧VRST2に応じた電圧がMOSトランジスタ105を介して設定される。
MOSトランジスタ106、107は、浮遊拡散領域209に設定された電圧に応じた電圧を垂直共通信号線108に出力し、図外のノイズキャンセル部は垂直共通信号線108から得られた電圧を、後に信号電圧と相殺されるべきノイズ電圧として保持する。ノイズキャンセル部には、例えば図6に示した一般的な回路を用いてもよく、また図1に示した回路を用いてもよい。
時点t5では制御信号READをパルス状にハイレベルにする。これにより、浮遊拡散領域103に蓄積された電荷がMOSトランジスタ104を介して浮遊拡散領域209に転送される。浮遊拡散領域209の電圧は転送された電荷の量(つまり信号成分の大きさ)に応じて変化する。
MOSトランジスタ106、107は、浮遊拡散領域209の変化後の電圧に応じた電圧を垂直共通信号線108に出力し、ノイズキャンセル部は垂直共通信号線108から得られた電圧を、雑音成分と信号成分とを含んだ電圧として保持する。
ノイズキャンセル部は、先に保持されていた電圧と後で保持された電圧との差分を信号成分として検出する。
ノイズキャンセル部に図6の一般的な回路を用いた場合、信号成分はB点の電圧のVCLDCからの変化量として検出される。また、ノイズキャンセル部に図1の回路を用いた場合の信号成分の検出方法は、第1の実施形態で述べたとおりである。
このようなノイズキャンセル動作により、各画素のMOSトランジスタ106のしきい値のばらつきも除去されるので、高感度かつ高品質な画像が得られる。
以上のように構成された固体撮像装置によると、下記に述べる効果が得られる。
電荷蓄積期間の動作を、固体撮像装置においてアレイ状に配置された複数の画素について一斉に行うことにより、全画素のフォトダイオード101における電荷の蓄積開始と蓄積終了が同じとなり、グローバルシャッター動作が可能になる。電荷読み出し期間の動作は、アレイの同一行内の各画素について、行ごとに順次、例えば各行の水平ブランキング期間において行われる。
また、異なる3種類の蓄積時間においてフォトダイオード101に蓄積されたそれぞれの量の電荷をすべて浮遊拡散領域103に転送して加算するので、画素回路のダイナミックレンジを拡大することができる。
本発明にかかる固体撮像素子は、デジタルカメラ、携帯情報端末装置、車載カメラ、監視カメラなどに広く利用できる。
第1の実施形態にかかる固体撮像装置の主要部の構成を示す回路図 第1の実施形態の変形例にかかる固体撮像装置の主要部の構成を示す回路図 第1の実施形態の画素回路の断面模式図 第1の実施形態にかかる固体撮像装置の駆動タイミングチャート 第1の実施形態にかかる固体撮像装置の他の駆動タイミングチャート 一般的なノイズキャンセラ回路を示す回路図 第2の実施形態にかかる固体撮像装置における画素回路を示す回路図 第2の実施形態の画素回路の断面模式図 第2の実施形態の画素回路のレイアウト図 第2の実施形態にかかる固体撮像装置の駆動タイミングチャート 従来の固体撮像素子の主要部の構成を示す回路図 従来の固体撮像装置の主要部の構成を示す回路図
符号の説明
101 フォトダイオード
102、104、105、106、107、110、112、113、114、115、116、205 MOSトランジスタ
103、209 浮遊拡散領域
108 垂直共通信号線
109 増幅器
111、117、118、119、120、122 キャパシタ
121 画素回路
151 基板
152 n−型不純物領域
153、155 p型不純物領域
154 n型不純物領域
156、171 n+型不純物領域
163、168、170 ゲート電極

Claims (18)

  1. 半導体基板に複数の画素回路を二次元状に配置してなる固体撮像装置であって、
    入射した光により電荷を発生する光電変換部と、
    前記光電変換部と接続され、前記電荷を転送する第1の転送部と、
    前記第1の転送部を介して前記電荷を蓄積する第1の蓄積部と、
    前記第1の蓄積部と接続され、前記第1の転送部と直列に接続された第2の転送部と、
    前記第2の転送部を介して前記電荷の量に応じた信号電圧を出力する出力部と
    を備え
    前記第1の転送部および前記第2の転送部はそれぞれMOSトランジスタで構成されており、
    前記第1の転送部のドレインと前記第2の転送部のソースとが接続されており、
    前記第1の転送部は、複数の期間に入射した光により前記光電変換部で発生したそれぞれの電荷を前記第1の蓄積部に転送し、
    前記第1の蓄積部は、前記転送された電荷を加算して蓄積する固体撮像装置。
  2. 前記固体撮像装置は、さらに、前記第2の転送部と前記出力部との接続点をリセット用の電圧に設定する第2のリセット部を備え、
    前記出力部は、さらに、前記接続点が前記リセット用の電圧に接続された状態で基準電圧を出力する
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記光電変換部、前記転送部、前記第1の蓄積部、前記第2の転送部、前記出力部、および前記第2のリセット部は、前記複数の画素回路のそれぞれに設けられている
    請求項に記載の固体撮像装置。
  4. 前記第2の転送部はMOSトランジスタで構成されている
    請求項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記第1の蓄積部には金属材料が接触していない
    請求項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記複数の画素回路における前記第1の転送部は、各画素回路で共通に定められる期間に入射した光により前記光電変換部で発生した電荷を前記第1の蓄積部に転送する
    請求項から請求項のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 前記複数の画素回路における前記第1の転送部は、各画素回路で共通に定められかつ長さが互いに異なる複数の期間に入射した光により前記光電変換部で発生したそれぞれの電荷を前記第1の蓄積部に転送し、
    前記第1の蓄積部は、前記転送された全ての電荷を加算して蓄積する
    請求項に記載の固体撮像装置。
  8. 前記固体撮像装置は、さらに、前記信号電圧と前記基準電圧との差分を検出する差分回路を備え、
    前記差分回路は、
    直列に接続された第1のキャパシタおよび第2のキャパシタと、
    前記第1のキャパシタおよび第2のキャパシタの接続点を所定の初期化用の電圧に接続する初期化スイッチとを有し、
    前記接続点が前記初期化用の電圧に接続された状態で、前記第1のキャパシタで前記信号電圧と前記初期化用の電圧との差電圧を保持し、かつ前記第2のキャパシタで前記初期化用の電圧を保持した後、
    前記第1のキャパシタおよび前記第2のキャパシタで、前記基準電圧を分圧する
    請求項に記載の固体撮像装置。
  9. 前記第2のキャパシタは、いずれか1つを択一的に前記第1のキャパシタと直列に接続可能で、かつ全てを並列に結合可能な複数の個別キャパシタからなり、
    前記差分回路は、前記第1のキャパシタと前記複数の個別キャパシタのそれぞれとで前記基準電圧を分圧してから、前記個別キャパシタを全て並列に結合する
    請求項に記載の固体撮像装置。
  10. 前記固体撮像装置は、さらに、
    前記第2の転送部と前記出力部との接続点に接続され、前記第2の転送部を介して前記電荷を蓄積する第2の蓄積部と、
    前記第1の蓄積部に蓄積された電荷を排出する第1のリセット部と、
    前記第2の蓄積部に蓄積された電荷を排出する第2のリセット部と
    を備え、
    前記出力部は、さらに、前記第2の蓄積部に蓄積された電荷が排出された状態で基準電圧を出力する
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  11. 前記第1のリセット部は前記第1の蓄積部に第1の電圧を印加し、
    前記第2のリセット部は前記第2の蓄積部に第2の電圧を印加し、
    前記第1の電圧の最大値は、前記第2の電圧の最大値以下である
    請求項10に記載の固体撮像装置。
  12. 前記光電変換部の容量は、前記第1の蓄積部の容量よりも小さい
    請求項10に記載の固体撮像装置。
  13. 前記第1の蓄積部の容量は、前記第2の蓄積部の容量以下である
    請求項10または請求項12に記載の固体撮像装置。
  14. 前記第1の蓄積部には、金属材料が接触していない
    請求項10に記載の固体撮像装置。
  15. 前記出力部は、アンプトランジスタを有している
    請求項10に記載の固体撮像装置。
  16. 前記光電変換部は、
    前記半導体基板の表面近傍に形成された第1導電型の第1領域と、
    前記第1領域の下方および側方を取り囲む前記第1導電型とは異なる第2導電型の第2領域とからなり、
    前記半導体基板の前記第1領域が形成された部分の表面に、前記第2導電型の第3領域が形成されている
    請求項10に記載の固体撮像装置。
  17. 前記第1の蓄積部は、
    前記半導体基板の表面近傍に形成された第1導電型の第4領域と、
    前記第4領域の下方および側方を取り囲む前記第1導電型とは異なる第2導電型の第5領域とからなり、
    前記半導体基板の前記第4領域が形成された部分の表面に、前記第2導電型の第6領域が形成されている
    請求項10または請求項16に記載の固体撮像装置。
  18. 前記光電変換部は、
    前記半導体基板の表面近傍に形成された第1導電型の第1領域と、
    前記第1領域の下方および側方を取り囲む前記第1導電型とは異なる第2導電型の第2領域とからなり、
    前記第1の蓄積部は、
    前記半導体基板の表面近傍に形成された第1導電型の第4領域と、
    前記第4領域の下方および側方を取り囲む前記第1導電型とは異なる第2導電型の第5領域とからなり、
    前記第1領域の不純物濃度は、前記第4領域の不純物濃度以下である
    請求項10に記載の固体撮像装置。
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