JP2009294748A - 警報器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単に電源投入から所定時間経過後も経過前と同じ点検形態で点検可能な警報器を提供することを目的としている。
【解決手段】電源投入または出荷モード解除から所定時間経過したか否かを判定する第1の判定手段(10a1)と、出荷モードスイッチ(4)の出荷モードにするための操作と異なる所定操作が行われたか否かを判定する第2の判定手段(10a2)と、出荷モードスイッチ(4)の所定操作から所定時間経過したか否かを判定する第3の判定手段(10a3)と、第1、2、3の判定手段の判定結果に基づいて、点検スイッチ(20)の操作により、所定時間経過前及び経過後に、警報形態と同様の第1の点検形態で点検動作を行う第1の点検手段(10a4)と、所定時間経過後に、第1の点検形態と異なる第2の点検形態で点検動作を行う第2の点検手段(10a5)とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内蔵電池で動作して火災警報等を行う警報器に関し、特に、その点検動作に関するものである。
従来、警報器の点検方法に関しては、たとえば、特開2006−18598号公報(特許文献1)に開示されている方法がある。
上述の点検方法では、警報器の電源投入から所定時間内に点検スイッチが操作された場合は、LED等の表示灯を点灯させると共にブザー等による警報音を鳴動させる第1の点検形態で点検し、所定時間経過後は、表示灯の点灯状態や警報メッセージの内容を変えた、所定時間内の前記第1の点検形態と異なる第2の点検形態として点検できる第1の点検方法や、点検操作者識別手段をさらに備え、この点検操作者識別手段で識別された点検操作者が所定の点検操作者である場合は、所定時間経過後も、第1の点検形態または第2の点検形態のどちらの形態でも点検できる第2の点検方法がある。
特開2006−18598号公報
しかしながら、上述の第1の点検方法では、所定時間経過後に第1の点検形態の点検ができなくなるという問題があり、第2の点検方法では、点検操作者を識別するための点検操作者識別手段を設けなければならないという問題がある。
そこで本発明は、上述した課題に鑑み、従来よりも簡単に電源投入から所定時間経過後も経過前と同じ点検形態で点検可能な警報器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、電源として電池を内蔵し、前記電池の低消費状態となる出荷モードにするための出荷モードスイッチ(4)と点検動作を起動するための点検スイッチ(20)とを備え、前記出荷モード解除後の監視モード時に監視領域における異常発生を検出して所定の警報形態で警報を行う警報器であって、電源投入または前記出荷モード解除から所定時間経過したか否かを判定する第1の判定手段(10a1)と、前記第1の判定手段(10a1)で電源投入または前記出荷モード解除から所定時間経過したと判定された場合に、前記出荷モードスイッチ(4)の前記出荷モードにするための操作と異なる所定操作が行われたか否かを判定する第2の判定手段(10a2)と、前記第2の判定手段(10a2)で前記出荷モードスイッチ(4)の前記所定操作が行われたと判定された場合に、前記出荷モードスイッチ(4)の前記所定操作から前記所定時間経過したか否かを判定する第3の判定手段(10a3)と、前記第1の判定手段(10a1)で電源投入または前記出荷モード解除から所定時間経過したと判定されなかった場合、または前記第3の判定手段(10a3)で前記出荷モードスイッチ(4)の操作から前記所定時間経過したと判定されなかった場合に、前記点検スイッチ(20)の操作により前記警報形態と同様の第1の点検形態で点検動作を行う第1の点検手段(10a4)と、前記第2の判定手段(10a2)で、前記出荷モードスイッチ(4)の前記所定操作が行われたと判定されなかった場合、または前記第3の判定手段(10a3)で前記出荷モードスイッチ(4)の操作から前記所定時間経過したと判定された場合に、前記点検スイッチ(20)の操作により前記第1の点検形態と異なる第2の点検形態で点検動作を行う第2の点検手段(10a5)と、を備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明は、請求項1記載の警報器において、前記点検スイッチ(20)を操作するための引き紐(2)と、ケース本体(1)の背面に形成され、前記引き紐(2)の摘み部(21)を嵌め込む嵌合部(3)とをさらに備え、前記摘み部(21)を前記嵌合部(3)に着脱することにより、前記摘み部(21)で前記出荷モードスイッチ(4)が前記所定操作されることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、電源投入(また出荷モード解除後)から所定時間内に監視モード時の警報と同じ第1の点検形態で点検を行い、所定時間経過後は第1の点検形態とは異なる第2の点検形態で点検を行うことができると共に、必要に応じて所定時間経過後も第1の点検形態での点検が可能となり、点検作業時の利便性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、点検機能を起動するときに操作する引き紐と、本体ケースの背面に形成され、引き紐の摘み部を嵌め込む嵌合部とをさらに備え、引き紐の摘み部を嵌合部に嵌め込むことにより、摘み部で出荷モードスイッチが操作されるので、ユーザーが通常の使用環境で誤って操作するおそれがない。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係る警報器の構成例を示すブロック図である。図2に示す警報器は、本発明を火災警報器に適用した場合を示す。
火災警報器は、マイクロコンピュータ(以下、μCOMと記す)10に接続された点検スイッチ20、火災センサ30およびCOセンサ40を備えている。火災センサ30は、たとえば、光電式煙センサであるが、必要に応じて適切な種類のものが用いられる。また、COセンサ40は、たとえば、電気化学式COセンサである。
μCOM10は、プログラムに従って各種の処理を行う制御手段としてのCPU(中央処理ユニット)10aと、CPU10aが行う処理プログラムなどが格納されたROM10bと、CPU10aでの各種の処理過程で使用するワークエリアや各種データを格納するデータ格納エリアなどを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM10cとを有する。
また、火災警報器は、μCOM10に接続され、火災検出時に火災警報を音声で行うための音声出力回路60および鳴動手段としてのスピーカ70と、CO検出時に警報表示するための警報表示手段としての不完全燃焼警報ランプ80と、火災検出時に警報表示するための警報表示手段としての火災警報ランプ90と、故障発生時に故障を報知するための故障表示手段としての故障報知ランプ100と、不揮発性メモリである記憶手段としてのEEPROM110を備えている。EEPROM110には、予め設定された火災警報しきい値や不完全燃焼警報しきい値等が格納されている。
不完全燃焼警報ランプ80は、たとえば黄色に発光するLEDからなり、火災警報ランプ90は、たとえば赤色に発光するLEDからなり、故障報知ランプ100は、たとえば緑色に発光するLEDからなる。また、不完全燃焼警報ランプ80、火災警報ランプ90および故障報知ランプ100は、μCOM10に接続され、μCOM10によって点灯/消灯制御が行われる。
また、火災警報器は、電池Baを内蔵し、電池BaからμCOM10等の各部に電源供給を行う電源回路50と、この電源回路50に接続され、μCOM10に出荷モード信号を供給する出荷モードスイッチ4を備えている。出荷モードスイッチ4は、そのオン操作により出荷モードとするためのものであり、そのオフ操作により出荷モードが解除されて監視モードになるものである。この出荷モードスイッチ4は、ユーザーは使用不可であり、警報器を出荷時に出荷モードとし、警報器の監視領域への設置時に監視モードに切り替えるために、火災警報器の製造(または販売)業者やメンテナンス業者が使用するスイッチである。
火災警報器の製造後の出荷時には、出荷モードスイッチ4はオン状態とされており、この状態では、電源回路50からハイ(H)レベルの出荷モード信号がμCOM10に供給されるため、火災警報器は出荷モードになっていると共に、CPU10aは、出荷モードスイッチ4の状態を監視する低電力消費状態(スリープ状態)となっている。
図2においては、出荷モードスイッチ4は、火災警報器をユーザー宅等の適宜な設置場所へ設置した際に、販売業者の作業員によりオフ状態に切り替えられた状態を示している。この状態では、出荷モード信号がロー(L)レベルとなるため出荷モードが解除されて、火災警報器は、火災監視モードになっている。
火災監視モード時には、CPU10aは、火災センサ30およびCOセンサ40を監視しており、監視領域における異常発生時、たとえば火災発生時に、火災センサ30が煙により火災を検知すると、CPU10aは、所定の警報形態で、たとえば音声出力回路60を駆動してスピーカ70により音声メッセージ(または警報音)を出力させると共に災警報ランプ80をフラッシュ点灯させることにより火災を報知する。また、COセンサ40がCOを検知すると、CPU10aは、同様に、音声出力回路60を駆動してスピーカ70により音声を出力させてCO警報を報知すると共に、不完全燃焼警報ランプ80をフラッシュ点灯させて警報表示する。また、CPU10aは、故障発生時には故障報知ランプ100を点灯させて故障表示を行う。
点検スイッチ20は、オフ状態ではCPU10aにハイ(H)レベルの信号を供給しており、後述する点検ボタン14の押下げまたは引き紐2の引っ張り操作によりオンとなると、CPU10aにロー(L)レベルの点検指示信号を供給する。それにより警報器の点検動作が起動され、不完全燃焼警報ランプ80、火災警報ランプ90および故障報知ランプ100の点灯やスピーカ70からの音声メッセージ出力等の警報動作が正常に行われるかどうかが点検される。
なお、ここでは図示しないが、火災警報器が、他の家屋等に設置されている他の火災警報器で検出された火災を連動警報する連動タイプの場合は、他の火災警報器と通信する通信部を備えている。
上述の構成を有する火災警報器において、本発明では、電源投入または出荷モード解除から所定時間(たとえば、25分)以内に点検スイッチ20が操作された場合は、監視モード時の警報形態と同じ第1の点検形態で点検可能とし、所定時間経過後に点検スイッチ20が操作された場合は、第1の点検形態よりも時間のかからない簡易的な第2の点検形態で点検可能とすると共に、所定時間経過後も、出荷モードスイッチ4の出荷モードにする操作(オン操作)と異なる所定操作(例えば、オンオフ操作)を行うことによって、第1の点検形態の点検を可能にしたことを特徴とするものである。
以下、火災警報器の動作について説明する。
まず、PC通信処理について図3のフローチャートを参照しながら説明する。CPU10aは、図示しない通信部で出荷モード要求フラグセット用の治具であるPC(パソコン)からの通信を図示しない通信部で受信すると、受信信号中にPCからの出荷モード要求信号が含まれているか否かを判定し(ステップS1)、含まれていれば、次いで、正常状態か否かを判定し(ステップS2)、正常であれば、次いで、出荷モードスイッチ4がオンか否かを判定し(ステップS3)、出荷モードスイッチ4がオンされていれば、次いで出荷モード要求フラグをEEPROM10へセットし(ステップS4)、次いで内部リセット動作を行う。
一方、ステップS1で、受信信号中にPCからの出荷モード要求信号が含まれていなければ、次いで、他電文の処理を行う(ステップS5)。また、ステップS2で正常でなければ、またはステップS3で出荷モードスイッチ4がオンされていなければ、NG応答とする。
次に、出荷モード/監視モード切替処理について図4のフローチャートを参照しながら説明する。CPU10aは、リセット動作後(または電源投入後)、まず初期化を行い(ステップS11)、次いで、EEPROM110の読出しチェックを行う(ステップS12)。
次に、読み出したEEPROM110の記憶内容に出荷モード要求フラグがセットされているか否かを判定し(ステップS13)、セットされていなければ、次いで監視/警報処理の通常動作に移行する(ステップS14)。
一方、出荷モード要求フラグがセットされていれば、次いで、起動プラグがオンか否か(すなわち、摘み部21が嵌合部3に嵌め込まれて出荷モードスイッチ4がオンされているか否か)を判定し(ステップS15)、出荷モードスイッチ4がオンされていなければ、次いでステップS14に進み、監視/警報処理を行う。出荷モードスイッチ4がオンされていれば、次いで出荷モードにする。次に、出荷モードスイッチ4がオフか否かを判定し(ステップS17)、出荷モードスイッチ4がオフされていなければ、ステップS16に戻って、出荷モード状態を維持する。出荷モードスイッチ4がオフされていれば、次いで、EEPROM110にセットされている出荷モード要求フラグをクリアして、出荷モードを解除し(ステップS18)、次いでステップS14に進み、監視/警報処理を行う。
次に、火災警報器の点検動作について、図5のフローチャートと図6〜図8のタイミングチャートを参照しながら説明する。
まず、CPU10aは、火災警報器の電源投入から(または、設置作業員により出荷モードスイッチ4がオン状態からオフ状態に切り替えられ、出荷モードが解除されて火災監視モードになってから)の経過時間を監視しており、電源投入(または、出荷モード解除)から所定時間(たとえば、25分)経過したか否かを判定する(ステップS21)。
所定時間経過していなければ、次いでCPU10aは、点検スイッチ20の短押し操作(たとえば、オン操作後3秒以内のオフ操作)があったか否かを判定する(ステップS22)。点検スイッチ20の短押し操作が無ければ、次いで処理を終了する。点検スイッチ20の短押し操作があれば、次いでCPU10aは、図6に示すように、点検スイッチ20のオンオフの間に、スピーカ70より「ピ」という音声が出力させ、続いて、火災警報ランプ90、不完全燃焼警報ランプ80及び故障報知ランプ100を順次一瞬だけ点灯させた後、第1の点検形態での点検動作を行わせる(ステップS23)。この第1の点検形態は、正常動作時の警報形態と同様の形態で、火災警報ランプ90及び不完全燃焼警報ランプ80の点灯とスピーカ70よりの音声メッセージを発生させるものである。
すなわち、点検スイッチ20のオフ時に、一定時間(たとえば、約7.5秒)の間、火災警報ランプ90及び不完全燃焼警報ランプ80をフラッシュ点灯させ、スピーカ70より「ピィポォーピィポォー火事です火事です」という音声メッセージを出力させる。また、それに続く一定時間(たとえば、約7.5秒)の間、火災警報ランプ90をフラッシュ点灯させると共に不完全燃焼警報ランプ80を消灯し、スピーカ70より「ピィポォーピィポォー火事です火事です」という音声メッセージを出力させる。また、それに続く一定時間(たとえば、約7.5秒)の間、火災警報ランプ90を消灯すると共に不完全燃焼警報ランプ80をフラッシュ点灯させ、スピーカ70より「ピッポッピッポッ空気が汚れて危険です。窓を開けて換気してください」という音声メッセージを出力させる。
次に、一定時間(たとえば、約1秒)経過後、スピーカ70より「ピー」という音声を出力させることにより、点検終了を報知する。
このように、第1の点検形態による点検動作時は、警報器が正常に動作している場合は、監視モード時の警報と同じ形態でランプ点灯とスピーカ音声出力により正常な警報が発生するが、ランプが点灯しなかったり音声出力が出なかったり、異常な点灯や音声が発生したりすれば、異常状態にあることが分かる。
一方、電源投入から(または出荷モード解除から)所定時間経過していれば、次いで、CPU10aは、出荷モードスイッチ4のオンオフ操作があったか否かを判定する(ステップS24)。
出荷モードスイッチ4のオンオフ操作がなかったならば、次いで、点検スイッチ20の短押し操作(たとえば、オン操作後3秒以内のオフ操作)があったか否かを判定する(ステップS26)。点検スイッチ20の短押し操作が無ければ、次いで処理を終了する。
点検スイッチ20の短押し操作があれば、CPU10aは、図7に示すように、点検スイッチ20のオンオフの間に、スピーカ70より「ピ」という音声を出力させ、続いて、火災警報ランプ90、不完全燃焼警報ランプ80及び故障報知ランプ100を順次一瞬だけ点灯させた後、第1の点検形態より点検時間の短い簡易的な第2の点検形態での点検動作を行わせる(ステップS6)。この第2の点検形態は、例えば、第1の点検形態より短い音声メッセージをスピーカ70から発生させるものである。すなわち、点検スイッチ20のオフ時に、たとえば「正常です」という第1の点検形態より短い音声メッセージをスピーカ70より出力させる。
次に、一定時間(たとえば、約1秒)経過後、スピーカ70より「ピー」という音声を出力させることにより、点検終了を報知する。
出荷モードスイッチ4のオンオフ操作があれば、図8に示すように、CPU10aは、出荷モードスイッチ4のオン操作から一定時間(たとえば、約3秒)経過後に、スピーカ70より「ピ」という音声を出力させ、続く出荷モードスイッチ4のオフ操作から一定時間(たとえば、約3秒)経過後に、スピーカ70より「ピー」という受け付け音を出力させると共に、火災警報ランプ90、不完全燃焼警報ランプ80及び故障報知ランプ100の全ランプを音声出力の間だけ点灯させる。
次に、CPU10aは、出荷モードスイッチ4のオンオフ操作から上記の所定時間(25分)経過したか否かを判定する(ステップS25)。そして、所定時間経過していなければ、次いで、ステップS22に進み、点検スイッチ20の操作により、ステップS3の第1の点検形態での点検動作を行わせる。
一方、所定時間経過していれば、次いでステップS26に進み、点検スイッチ20の操作により、ステップS7の第2の点検形態での点検動作を行わせる。
このように、第2の点検形態による点検動作時、警報器が正常に動作している場合は、監視モード時とは異なる簡易的な、点検時間の短い、スピーカ70の音声出力により正常状態であることが確認でき、音声出力が出なければ、異常状態にあることが分かる。
また、電源投入から(または出荷モード解除から)所定時間経過後であっても、必要に応じて出荷モードスイッチ4をオンオフ操作させてから点検スイッチ20の短押し操作を行うことにより、第1の点検形態での点検を、再度、所定時間(25分)の間行うことができるようになる。
以上の説明から明らかなように、図5のフローチャートにおけるステップS21は、請求項における第1の判定手段に相当し、ステップS24は、請求項における第2の判定手段に相当し、ステップS25は、請求項における第3の判定手段に相当し、ステップS23は、請求項における第1の点検手段に相当し、ステップS27は、請求項における第2の点検手段に相当する。
以上、本発明の点検方法について説明したが、この点検方法は、ユーザーが使用不可の出荷モードスイッチ4を利用するものである。そのため、出荷モードスイッチ4は、火災警報器の設置後の通常使用状態ではユーザーがアクセスできない場所に設置される。
以下、本発明が適用される出荷モードスイッチ4を備えた火災警報器の外観および内部構造の一例について、図9〜図13を参照して説明する。
図9は火災警報器の正面図であり、図10は火災警報器の背面斜視図であり、図11は火災警報器の火災監視モード時の(A)側面断面図、(B)底面図および(C)背面図であり、図12は火災警報器の出荷モード時の(A)底面図および(B)背面図であり、図13は火災警報器の要部拡大断面図であって、(A)は図12(A)のA−A線断面図、(B)は図11(B)のA−A線断面図である。
火災警報器は、図9に示すように、正面より見て略矩形状に形成されており、監視領域の壁や天井等に設置される。なお、監視領域とは、火災警報器の監視が可能な設置場所である部屋、範囲等を示している。
火災警報器は、表ケース11と裏ケース12により形成された中空箱状のケース本体1と、ケース本体1と一体に形成された火災センサケース11aと、この火災センサケース11aを覆うパネル11bとを有している。火災センサケース11aは、周囲に通気可能な隙間を多数有しており、この火災センサケース11a内には、火災センサ30が配設されている。そして、この火災センサ15は、ケース本体1とパネル11bとの間から火災センサケース11a内に流入する煙を検出する。また、ケース本体1内には、COセンサ40が配設されており、このCOセンサ40は、ケース本体1に形成された図示しない透孔から流入する一酸化炭素を検出する。そして、火災警報器は、火災センサ30またはCOセンサ40の少なくとも一方が出力したセンサ出力が予め定められた警報レベルに達したときに、警報音、警報表示等によって警報を行う。
ケース本体1の前面下部には、警報表示部8と警報出力部9とが設けられている。警報表示部8は、ケース本体1内の故障報知ランプ100、不完全燃焼警報ランプ80及び火災警報ランプ90の各々からの透過光によって発光する、「おしらせ」と記された故障お知らせ部8Gと、「CO」と記されたCO警報表示部4Yと、「火災」と記された及び火災警報表示部8Rを有している。また、警報出力部9には、ケース本体1内のスピーカ70(図2参照)からの音声メッセージによる警報音を外部に出力するための複数の放音孔9aが形成されている。
また、火災警報器は、裏ケース12の背面部12aに、壁のネジ等に係合するための係止部13が形成されている。
なお、警報表示部8と警報出力部9との間には、警報停止や点検操作を行うために点検スイッチ20(図2参照)をオン/オフするための点検ボタン14が配設されている。また、ケース本体1の下部には、点検スイッチ20をオン/オフするための引き紐2が配設されている。この引き紐2の先端には、樹脂で形成された摘み部21が取り付けられている。
裏ケース12は平筺状の形状をしており、この裏ケース12の下部の側面部12aには、引き紐2の摘み部21を嵌め込む嵌合部3が形成されている。嵌合部3は、裏ケース12の背面側から本体ケース1の内部側に穿たれた溝状になっており、その内部の一カ所にロック用爪31が形成されている。また、嵌合部3の長手方向の幅は、摘み部21の長手方向の幅よりわずかに大きくされ、嵌合部3の短手方向の幅は、摘み部21の厚みに整合する幅とされている。さらに、嵌合部3の端には、この嵌合部3内に摘み部21を嵌め込んだときに引き紐2を嵌め込む切欠き部32が形成されている。
図13に示すように、嵌合部3の奥には、裏ケース12内の基板5に搭載した出荷モードスイッチ4が配設されている。この出荷モードスイッチ4は操作ノブ41を有し、この操作ノブ41は嵌合部3内に突出されている。出荷モードスイッチ4は、操作ノブ41が操作されて変位するとオンになり、この出荷モードスイッチ4がオンのときは、図3に示すPC通信処理により出荷モード要求フラグをEEPROM110にセットすることによって、火災警報器は出荷モードとなる。
図13(A) に示すように、火災警報器の出荷時には、引き紐2の摘み部21は嵌合部3内に嵌め込まれており、この摘み部21は、出荷モードスイッチ4の操作ノブ41を押し込んで変位させ、出荷モードスイッチ4がオン状態となっている。この摘み部21は、ロック用爪31により嵌合部3から外れないようになっており、この出荷時の状態では、引き紐2を引いたりする行為はなく、出荷モードスイッチ4のオン状態が維持される。この出荷モードスイッチ4のオン状態とEEPROM110への出荷モード要求フラグセットとにより、火災警報器は出荷モードの状態となる。そして、この出荷モードは、出荷モードスイッチ4の状態を監視する程度の電池の低消費状態となっている。
図13(B)に示すように、火災警報器を設置する際は、引き紐2の摘み部21を嵌合部3から取り出し、引き紐2及び摘み部21が下方にぶら下がる状態とする。この状態では、出荷モードスイッチ4の操作ノブ41は押されておらず、出荷モードスイッチ4がオフ状態となり、出荷モードが解除されて、火災警報器は火災監視モードとなる。そして、この火災監視モードでは、点検機能等が可能であり、前記のように摘み部21(及び引き紐2)を下方に引っ張ることにより点検スイッチ20がオンとなり、上述の点検動作が可能となる。また、火災警報中に摘み部21を引っ張ると、警報停止となる。なお、設置時には、図13(B)のように点検、音声停止用の引き紐2を取り出すので、図13(A)の状態と明らかに違うため、引き紐2の引き出し忘れは発生しない。
このように、出荷モードスイッチ4は、火災警報器の背面の裏ケース12の下部に形成された嵌合部3の奥に配設されているので、火災警報器の設置後、ユーザーは、火災警報器が部屋の壁に掛けられた通常使用状態時(火災監視時)には、出荷モードスイッチ4をアクセスすることができない。
一方、点検作業者等は、火災監視状態にある火災警報器を壁から取り外して、背面の嵌合部3へ摘み部21を差し込みその数秒後抜くことによって出荷モードスイッチ4をオンオフ操作することにより、上述のように電源投入後(または出荷モード解除後)に所定時間(25分)経過後であっても、所定時間(25)内の第1の点検形態での点検が可能になるように点検機能を再起動させることができる。
なお、電池を電池収納部から一旦はずして再度挿入すれば、リセットされて、同様に火災監視モードから第1の点検形態で点検可能な点検モードになるようにすることができるが、電池は容易に電池収納部に抜き差しできない(すなわち、電池収納部の蓋体をはずす作業を伴う)のに対して、嵌合部3への摘み部21の抜き差しは容易であるので、本発明では、所定時間経過後も摘み部21の嵌合部3のへの差し抜きにより点検モードを再起動させ、簡単に第1の点検形態での点検が可能となる。
以上の通り、本発明の最良の形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
たとえば、上述の実施の形態では、出荷モードスイッチとして操作ノブ付きの機械式スイッチの例であるが、以下のようなスイッチでもよい。例えば警報器本体にリードスイッチを配置し、引き紐の摘み部に磁石(マグネット)を設け、摘み部を嵌合部に嵌め込むとリードスイッチが磁石の磁力でオンとなるように構成してもよい。また、警報器本体に赤外線LEDとフォトセンサとを対向させた状態で配置し、省電力化のために赤外線LEDを間欠的に点灯してフォトセンサでセンシングし、引き紐の摘み部を嵌合部に嵌め込むことで摘み部により赤外線を遮断してフォトセンサをオフとし、このフォトセンサのオフにより出荷モードとするように構成してもよい。
また、上述の実施の形態では、火災警報器に適用した場合について説明したが、本発明は、ガス漏れ警報器や複合型警報器等の他の形態の警報器においても適用可能である。
本発明の基本構成を示す基本構成図である。 本発明の実施の形態に係る警報器の構成例を示すブロック図である。 火災警報器のPC通信処理を示すフローチャートである。 火災警報器の出荷モード/監視モード切替処理を示すフローチャートである。 火災警報器の点検動作を示すフローチャートである。 点検モード時のタイミングチャートである。 点検モード時のタイミングチャートである。 点検モード時のタイミングチャートである。 火災警報器の正面図である。 火災警報器の背面斜視図である。 火災警報器の火災監視モード時の(A)側面断面図、(B)底面図および(C)背面図である。 火災警報器の出荷モード時の(A)底面図および(B)背面図である。 火災警報器の要部拡大断面図であって、(A)は図12(A)のA−A線断面図、(B)は図11(B)のA−A線断面図である。
符号の説明
2 引き紐
4 出荷モードスイッチ
10a CPU
10a1 第1の判定手段
10a2 第2の判定手段
10a3 第3の判定手段
10a4 第1の点検手段
10a5 第2の点検手段
20 点検スイッチ
21 摘み部

Claims (2)

  1. 電源として電池を内蔵し、前記電池の低消費状態となる出荷モードにするための出荷モードスイッチと点検動作を起動するための点検スイッチとを備え、前記出荷モード解除後の監視モード時に監視領域における異常発生を検出して所定の警報形態で警報を行う警報器であって、
    電源投入または前記出荷モード解除から所定時間経過したか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段で電源投入または前記出荷モード解除から所定時間経過したと判定された場合に、前記出荷モードスイッチの前記出荷モードにするための操作と異なる所定操作が行われたか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段で前記出荷モードスイッチの前記所定操作が行われたと判定された場合に、前記出荷モードスイッチの前記所定操作から前記所定時間経過したか否かを判定する第3の判定手段と、
    前記第1の判定手段で電源投入または前記出荷モード解除から所定時間経過したと判定されなかった場合、または前記第3の判定手段で前記出荷モードスイッチの操作から前記所定時間経過したと判定されなかった場合に、前記点検スイッチの操作により前記警報形態と同様の第1の点検形態で点検動作を行う第1の点検手段と、
    前記第2の判定手段で、前記出荷モードスイッチの前記所定操作が行われたと判定されなかった場合、または前記第3の判定手段で前記出荷モードスイッチの操作から前記所定時間経過したと判定された場合に、前記点検スイッチの操作により前記第1の点検形態と異なる第2の点検形態で点検動作を行う第2の点検手段と、
    を備えていることを特徴とする警報器。
  2. 請求項1記載の警報器において、
    前記点検スイッチを操作するための引き紐と、
    ケース本体の背面に形成され、前記引き紐の摘み部を嵌め込む嵌合部とをさらに備え、
    前記摘み部を前記嵌合部に着脱することにより、前記摘み部で前記出荷モードスイッチが前記所定操作されることを特徴とする警報器。
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