JP2009294650A - 投写型映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】投写サイズの調整時に投写距離を変化させても、これに伴うフォーカス調整と投写画像の位置調整を簡便に行うことができ、これにより、ユーザの利便性を向上させ得る投写型映像表示装置を提供する。
【解決手段】プロジェクタは、映像信号に基づいて光源からの光を変調する液晶パネル203、204、205と、液晶パネル203、204、205によって変調された光が入射されるレンズユニット300と、レンズユニット300に配されたフォーカス調整機構と、フォーカス調整機構の動作に連動して、液晶パネル203、204、205を、レンズユニット300の光軸に対して垂直な方向に変位させるZ軸ステージ600とを備えている。フォーカス調整機構の動作に連動して液晶パネル203、204、205が変位され、投写画像の位置ずれが抑制される。
【選択図】図2
【解決手段】プロジェクタは、映像信号に基づいて光源からの光を変調する液晶パネル203、204、205と、液晶パネル203、204、205によって変調された光が入射されるレンズユニット300と、レンズユニット300に配されたフォーカス調整機構と、フォーカス調整機構の動作に連動して、液晶パネル203、204、205を、レンズユニット300の光軸に対して垂直な方向に変位させるZ軸ステージ600とを備えている。フォーカス調整機構の動作に連動して液晶パネル203、204、205が変位され、投写画像の位置ずれが抑制される。
【選択図】図2
Description
本発明は、表示素子上の画像を被投写面上に拡大投写する投写型映像表示装置に関し、特に、投写光を斜め方向から被投写面上に投写するタイプの投写型映像表示装置に用いて好適なものである。
現在、表示素子(液晶パネル等)上の画像を被投写面(スクリーン等)上に拡大投写する投写型表示装置(以下、「プロジェクタ」という)が商品化され広く普及している。この種のプロジェクタでは、投写距離を短くするために、種々の手法が提案されている。ここで、「投写距離」とは、プロジェクタの投写口または投写光学系の最後の光学部品から被投写面を含む平面までの距離のことである。投写距離が短いと、たとえば、投写光が障害物に遮られ難くなり、プロジェクタの使い勝手ないしユーザの利便性を高めることができる。
投写距離を短くするための手法の一つとして、投写光学系の広角化とともに、投写光の進行方向を投写光学系の光軸に対して傾斜させる、斜め投写の構成をとるプロジェクタが提案されている。
たとえば、以下の特許文献1では、投写光学系として大画角の広角レンズが用いられ、表示素子とスクリーンを投写光学系の光軸に対して互いに相反する方向にずらすことにより、投写距離の短縮化が実現されている。
また、以下の特許文献2では、投写光学系として屈折光学系と反射光学系が用いられ、表示素子上の画像を屈折光学系と反射光学系の間に中間像として結像させ、この中間像を反射光学系(曲面ミラー)によって斜め方向からスクリーンに拡大投写することにより、投写距離の短縮化が実現されている。
これら斜め投写の構成を備えるプロジェクタでは、適宜、投写距離を変化させることにより、投写画像のサイズ(以下、「投写サイズ」という)を調整することができる。たとえば、プロジェクタ本体をスクリーンに近づけて投写距離を短くすることにより、投写サイズを小さくすることができ、また、プロジェクタ本体をスクリーンから遠ざけて投写距離を長くすることにより、投写サイズを大きくすることができる。
このように投写距離を変化させると、投写画像がオフフォーカス状態となるため、随時、フォーカス調整を行う必要がある。かかるフォーカス調整は、投写光学系に配されたフォーカス調整機構により、比較的簡便な操作をもって行い得る。しかしながら、上記のように投写光が広角かつ斜め方向からスクリーンに投写される構成では、投写距離が変化すると、それに伴って、投写画像の位置が被投写面上において上下に大きくずれてしまう。このため、たとえば使用の途中で投写サイズを変更するような場合には、投写距離を変化させるに伴って、フォーカス調整の他に、併せて、投写画像の位置補正を速やかに行う必要がある。
通常、使用に際して、上記のように広角かつ斜め方向からスクリーンに投写されるプロジェクタを設置する場合には、投写画像がスクリーン(被投写面)上の所望の位置(たとえば、中央)に投写されるよう、適宜、スクリーン側の高さ調整が行われ、あるいは、台など用いてプロジェクタ側の高さ調整等が行われる。よって、上記のように、投写サイズの変更に伴って投写画像の位置調整を行う場合には、スクリーンまたはプロジェクタの高さ調整等を行う必要があり、このため、かかる調整には、かなり煩雑な作業を伴うこととなる。
さらに、投写光学系として屈折光学系の他に反射光学系を有するプロジェクタ(特許文献2)では、別途、反射光学系が配されているために、投写光学系が大型かつ高重量となる。また、この構成では、反射光学系(曲面ミラー)により広角化が進められているため、プロジェクタ本体の傾斜を僅かに変化させただけでも、投写画像の位置が大きく変化し、このため、投写画像の位置調整には、かなり繊細な作業が必要となる。これらの要因から、反射光学系を有するプロジェクタでは、投写画像の位置調整において、大きな労力と煩雑な作業が必要となる。調整作業を簡易化するためには、別途、投写光学系の高さ調整を行うための機構を配する方法も考えられるが、前述のように投写光学系が大型かつ高重量となるため、屈折光学系と反射光学系からなる投写光学系全体を変位させるには、かなり大掛かりな機構が必要となってしまう。
本発明は、これらの課題を解消するためになされたものであり、投写サイズの調整時に投写距離を変化させても、これに伴うフォーカス調整と投写画像の位置調整を簡便に行うことができ、これにより、ユーザの利便性を向上させ得る投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る投写型映像表示装置は、映像信号に基づいて光源からの光を変調する表示素子と、前記表示素子によって変調された光を被投写面に拡大投写する投写光学系と、前記投写光学系に配されたフォーカス調整手段と、前記フォーカス調整手段の動作に連動して前記表示素子を前記投写光学系の光軸に対して垂直な方向に変位させる変位手段とを備えたことを特徴とする。
この構成では、投写サイズが変更されたことに伴い、投写画像のフォーカス調整が行われると、それに連動して表示素子の位置が変位される。これにより、投写光学系に対する表示素子からの光の入射位置が変位し、その結果、被投写面上における投写画像の位置が変位する。
ここで、表示素子は、投写サイズの変更(投写距離の変更)により生じる投写画像の位置ずれを抑制する方向に変位され、これにより、投写画像の位置が、投写サイズ変更前の位置に近づくように補正される。
本発明の第2の態様は、第1の態様に係る投写型映像表示装置において、前記被投写面に対する前記投写光学系からの投写距離に応じて、前記フォーカス調整手段および変位手段を駆動する駆動手段を備えることを特徴とする。
なお、本発明において、「投写距離」とは、上記の如く、投写型映像表示装置の投写口または投写光学系の最後の光学部品から被投写面を含む平面までの距離のことである。
本発明の第3の態様は、第2の態様に係る投写型映像表示装置において、前記駆動手段は、前記投写距離が長いほど、前記表示素子の前記光軸からのシフト量が小さくなるように、前記フォーカス調整手段および変位手段を駆動することを特徴とする。
本発明の第4の態様は、第2または第3の態様に係る投写型映像表示装置において、前記投写距離に関連する距離を検出する距離検出手段をさらに備え、前記駆動手段は、前記フォーカス調整手段および変位手段を駆動するための駆動源を具備するとともに、前記距離検出手段によって検出された前記距離に応じて前記駆動源を制御することを特徴とする。
なお、本発明において、「投写距離に関連する距離」とは、投写距離そのものの他に、投写距離の変化に伴って変化する距離を広く含むものである。
本発明の第5の態様は、第4の態様に係る投写型映像表示装置において、当該投写型映像表示装置の本体部を前記被投写面に対する遠近方向にスライド可能に載置するスライド用ステージを備え、前記距離検出手段は、前記スライド用ステージ上における前記本体部の基準位置からの移動距離を前記投写距離に関連する距離として検出するための検出部を備えることを特徴とする。
本発明の第6の態様は、第4の態様に係る投写型映像表示装置において、前記距離検出手段は、所定の基準面との間の距離を前記投写距離に関連する距離として検出する距離センサを含み、当該投写型映像表示装置が第1の位置にあるときに前記フォーカス調整手段によってフォーカス調整がなされ、その後、当該投写型映像表示装置が第1の位置とは異なる第2の位置に移動されたとき、前記駆動手段は、当該移動の前後において前記距離センサでそれぞれ検出された2つの前記距離に基づいて、当該移動後の前記駆動源の制御量を取得することを特徴とする。
第1の態様に係る投写型映像表示装置によれば、投写サイズの変更に応じてフォーカス調整を行うだけで、同時に、投写画像の位置ずれが補正されるので、ユーザは、投写サイズを変更する度に、投写型映像表示装置の高さ調整等の煩雑な調整作業を行う必要がない。よって、投写サイズの変更(投写距離の変更)に伴う投写画像のフォーカス調整と位置調整を簡便な操作にて行うことができ、ユーザの利便性を高めることができる。
また、第2から第4の態様に係る投写型映像表示装置によれば、投写距離に応じて、フォーカス調整手段および変位手段が駆動され、投写画像のフォーカス調整と位置調整が自動的に行われるので、投写型映像表示装置の使い勝手とユーザの利便性をさらに高めることができる。
さらに、第5の態様に係る投写型映像表示装置によれば、スライド用ステージ上の基準位置からの移動距離が投写距離に関連する距離として検出されるため、被投写面との間で離間距離を検出するのが困難な場合にも、適正に、投写距離に関連する距離を検出することができ、投写画像のフォーカス調整と位置調整を円滑に行うことができる。
さらに、第6の態様に係る投写型映像表示装置によれば、基準面がどのような面であっても、距離センサにて距離検出が可能であれば、移動後の位置(第2の位置)において、投写画像のフォーカス調整と位置調整を自動で行うことができ、ユーザの利便性を高めることができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係るプロジェクタの構成を示す図である。
図示の如く、プロジェクタは、筐体100と、光学エンジン200と、レンズユニット300と、反射ミラー400と、カバー500とを備えている。
筐体100には、光学エンジン200が収容されており、この光学エンジン200において、映像信号に応じて変調された光(以下、「映像光」という)が生成される。光学エンジン200には、レンズユニット300が装着されており、光学エンジン200から出射された映像光は、レンズユニット300に入射される。ここで、映像光を生成する表示素子200aは、その有効表示領域の中心が、レンズユニット300の光軸L1から所定距離dだけずれるように、光学エンジン200内に配されている。
レンズユニット300には、フォーカス調整用のレバー301(以下、「フォーカスレバー」という)が配されている。後述するように、ユーザは、このフォーカスレバー301を操作することで、スクリーンに投写された画像のフォーカス調整と位置調整を行うことができる。
レンズユニット300の後方には、反射ミラー400が配されている。反射ミラー400は、非球面形状または自由曲面形状の凹面状反射面を有し、レンズユニット300の光軸L1に対して下方(投写口501と反対側)に有効反射領域を有している。レンズユニット300から出射された映像光は、反射ミラー400によって反射される。
レンズユニット300と反射ミラー400は、カバー500によって覆われている。カバー500には、反射ミラー400にて反射された映像光が通過する投写口501と、フォーカスレバー301を外部に露出させるための開口502が形成されている。
反射ミラー400によって反射された映像光は、投写口501の近傍位置で最も収束し、その後に拡大されて、プロジェクタの前方上方に配されたスクリーンに投写される。
このプロジェクタでは、スクリーンとプロジェクタ本体との距離が変更されることにより、スクリーンとの間の映像光の投写距離H(図3参照)が変更されると、投写サイズが拡大あるいは縮小される。よって、投写サイズを小さくするときには、プロジェクタ本体をスクリーンに近づければ良く、投写サイズを大きくするときには、プロジェクタ本体をスクリーンから遠ざければ良い。なお、本実施の形態では、投写光学系の最後の光学部品(反射ミラー400)から被投写面までの距離を、「投写距離」と称している。
図2は、光学エンジン200およびレンズユニット300の構成を示す図である。
図2(a)は、光学エンジン200の内部構造を上方から見たときの内部透視図である。同図の如く、光学エンジン200は、光源201と、導光光学系202と、表示素子200aとして3つの透過型の液晶パネル203、204、205と、ダイクロイックプリズム206を備えている。なお、液晶パネル203、204、205の入射側と出射側には図示しない偏光板が配されており、液晶パネル203、204、205およびダイクロイックプリズム206は、表示素子モジュール207として、モジュール化されている。また、これら光学部品は、設置板208上に配されている。
光源201から出射された白色光は、導光光学系202によって赤色波長帯の光(以下、「R光」という)と、緑色波長帯の光(以下、「G光」という)と、青色波長帯の光(以下、「B光」という)に分離され、液晶パネル203、204、205に照射される。これら液晶パネル203、204、205によって変調されたR光、G光、B光は、ダイクロイックプリズム206によって色合成され、映像光として出射される。
なお、光学エンジン200内に配される光変調素子としては、上記透過型の液晶パネル203、204、205の他、反射型の液晶パネルや、MEMSデバイスを用いることもできる。また、液晶パネルを用いた場合、上記のように3板式ではなく、たとえば、カラーホイールを用いた単板式の光学系とすることもできる。
図2(b)は、フォーカスレバー301によって、投写画像のフォーカス調整と位置調整とを同時に行うための調整構造を示す図である。
光学エンジン200の設置板208には、取付板209が固定されている。この取付板209にレンズユニット300の入射口側が装着されている。
レンズユニット300の外筒302内には内筒303が配されており、この内筒303にフォーカスレバー301の基端が固定されている。フォーカスレバー301は、図のY−Z平面の面内方向に所定の範囲だけ回動可能となっている。外筒302には、フォーカスレバー301の回動範囲に亘るスリット302aが形成されており、フォーカスレバー301は、このスリット302aを通って、外筒302の外に露出している。
フォーカスレバー301が回動すると、それに伴って内筒303が回動する。内筒303が回動すると、カム機構などの連動機構によってレンズユニット300内の可動レンズ群305の位置が光軸L1の方向に変位される。これによって、投写画像のフォーカスが調整される。
たとえば、投写サイズが最小となる最短の投写距離Hにプロジェクタがあるときに、フォーカスレバー301がスリット302aの上端位置(これ以上、上方へ回動できない上限位置)に位置されると、可動レンズ群305がオンフォーカス位置に変位され、投写画像のフォーカスが適正となる。また、投写サイズが最大となる最長の投写距離Hにプロジェクタがあるときに、フォーカスレバー301がスリット302aの下端位置(これ以上、下方へ回動できない下限位置)に位置されると、可動レンズ群305がオンフォーカス位置に変位され、投写画像のフォーカスが適正となる。
内筒303の先端部には、レンズ側ギア304が設けられている。内筒303が回動すると、レンズ側ギア304が回動する。
設置板208上には、Z軸ステージ600が配されている。Z軸ステージ600は、回転軸601を有し、その回転軸601が回転すると、ステージ602が上下方向(Z軸方向)に移動する構成とされている。回転軸601の先端には、表示素子側ギア603が取り付けられている。表示素子側ギア603は、レンズ側ギア304に係合しており、レンズ側ギア304が回動すると、表示素子用ギア603が回動する。
Z軸ステージ600のステージ602上には、表示素子モジュール207が載置されている。この載置状態において、液晶パネル203、204、205の有効表示領域の中心Pは、レンズユニット300の光軸L1に対して上側(設置板208と反対側)にずれている。
フォーカスレバー301が上限位置にあるとき、表示素子モジュール207は、Z軸ステージ600によって最も高い位置、すなわち中心Pが最も光軸L1から離れた位置に載置にされている。この状態から、フォーカスレバー301が下方へ回動すると、それに連動してステージ602が下方へ移動し、表示素子モジュール207が下方へ移動する。そして、フォーカスレバー301が下限位置に達すると、表示素子モジュール207の位置が、最も低い位置、すなわち中心Pが最も光軸L1に近づいた位置となる。また、フォーカスレバー301が上方へ回動すれば、これに連動して、表示素子モジュール207が上方へ移動する。
表示素子モジュール207(液晶パネル203、204、205)が上下方向に移動すると、レンズユニット300への映像光の入射位置が上下に動くため、投写画像の位置が上下方向に変位する。
ここで、レンズ側ギア304と表示素子側ギア603のギア比は、後述するように、投写距離Hの変更に伴って、フォーカスが適正となる位置までフォーカスレバー301が変位されたときに、投写画像の下端が上下にシフトすることなく略同じ位置に保たれるように表示素子モジュール207をZ軸方向に変位させるような値に設定されている。
なお、液晶パネル203、204、205に照射されるR光、G光、B光のスポットサイズは、表示素子モジュール207が上下に移動しても、パネル全体に光が照射されるよう、液晶パネルの有効表示面よりも広いサイズとされている。
図3は、投写画像のフォーカス調整と位置調整の動作について説明するための図である。同図(a)は、投写サイズが最小となるようにプロジェクタが設置された状態を示し、同図(b)は、投写サイズを大きくするためにプロジェクタがスクリーンから離された状態を示す。
ここでは、スクリーンが、たとえば、部屋の壁面に配されている。このスクリーンに画像を投写する際、図3(a)に示すように、ユーザは、所望の投写サイズとなるように、スクリーン面とプロジェクタの投写距離Hを調整し、プロジェクタを設置する。このとき、投写画像がスクリーンの所望の位置(たとえば、中央)に投写されるよう、必要に応じて、スクリーンの高さが調整されたり、台など使うなどしてプロジェクタの高さ位置が調整されたりする。また、ユーザは、フォーカスレバー301を操作して投写画像のフォーカス調整を行う。こうして、スクリーンには、投写画像が、図中の画像Aの状態で投写される。
なお、図3(a)のように、たとえば、本実施の形態では、プロジェクタの前面が壁面に密着した状態で投写サイズが最小となるよう、プロジェクタが構成されている。よって、最小の投写サイズで画像を投写するときには、プロジェクタの前面が壁面に密着するように、すなわち最小の投写距離Hになるようにプロジェクタが設置される。このとき、フォーカスレバー301は上限位置となり、表示素子モジュール207は、光軸L1から最も離れた位置になる。
さて、画像投写中、投写サイズを大きくする必要が生じた場合には、ユーザは、図3(b)に示すように、スクリーンから遠ざけるようにプロジェクタを移動させる。これにより、投写距離Hが長くなるので、投写サイズが、画像Aの状態から画像B状態のように拡大される。同時に、投写画像のフォーカスがずれ、さらに投写画像の位置も上方にずれる。
そこで、ユーザによって、新たなフォーカス調整が行われる。すなわち、ユーザは、投写画像のフォーカスが適正となるまで、フォーカスレバー301を下方に回動させる。
上述のように、フォーカスレバー301が下方に回動すると、表示素子モジュール207も下方に移動し、光軸L1に近づく。これにより、レンズユニット300から出た映像光の上端と下端の主光線位置(以下、「上端と下端の主光線位置」を「光線位置」と略す)は、図3(b)中に破線で示す光線位置から実線で示す光線位置に変わる。すなわち、レンズユニット300からの映像光の光線位置が光軸L1に近くなり、これによって、反射ミラー400への映像光の入射位置が上方にずれるので、反射ミラー400で反射されてスクリーンに向かう映像光の光線位置が低くなる。この結果、スクリーンへ投写された画像の位置が下がる。
こうして、フォーカスが適正となる位置までフォーカスレバー301が回動されると、上述したレンズ側ギア304と表示素子側ギア603のギア比の関係に従って、表示素子モジュール207の位置が下がる。これにより、投写画像の位置が、画像Bの状態から画像Cの状態となり、画像Cの下端が、プロジェクタを移動させる前の画像Aの下端と同じ位置となる。すなわち、投写画像の下端の位置が、投写距離Hが変わっても同等の位置に維持される。
なお、上記のように投写画像の下端の位置が同等の位置に維持されるのでなく、たとえば、投写画像の上端の位置あるいは、投写画像の中心の位置が同等の位置に維持されるような構成とすることもできる。この場合、投写画像を移動させる量がどの位置を維持させるかに応じてそれぞれ異なるため、それに応じて、表示素子モジュール207を移動させる量もそれぞれ異なることとなる。よって、それぞれの構成に応じて、レンズ側ギア304と表示素子側ギア603のギア比が調整される。
また、レンズ側ギア304を、駆動モータを用いて回動させることにより、投写画像のフォーカス調整と位置調整が行われる構成とすることもできる。この場合、プロジェクタ本体に操作ボタン(図示せず)を配し、この操作ボタンによって駆動モータが動作される構成とすることもでき、また、専用のリモコン(図示せず)によって駆動モータが動作される構成とすることもできる。
以上のように、本実施の形態では、投写サイズの変更に応じてフォーカス調整を行うだけで、同時に、投写画像の位置ずれが補正されるので、ユーザは、投写サイズを変更する度に、逐一、スクリーンの高さ調整等の煩雑な調整作業を行う必要がない。よって、投写サイズの変更(投写距離の変更)に伴う投写画像のフォーカス調整と位置調整を簡便な操作にて行うことができ、ユーザの利便性を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態は、以下のように変更され得る。
<変更例1>
図4は、変更例1に係るプロジェクタの構成を示す図である。同図(a)は、投写サイズが最小となるようにプロジェクタが設置された状態を示し、同図(b)は、投写サイズを大きくするためにプロジェクタがスクリーンから離された状態を示す。
図4は、変更例1に係るプロジェクタの構成を示す図である。同図(a)は、投写サイズが最小となるようにプロジェクタが設置された状態を示し、同図(b)は、投写サイズを大きくするためにプロジェクタがスクリーンから離された状態を示す。
変更例1の構成では、投写距離Hに応じて、投写画像のフォーカス調整と位置調整が自動的に行われる。
すなわち、筐体100の前端部に距離センサ700が配され、スクリーンと筐体100前端部との距離、すなわち、スクリーンとプロジェクタ本体との距離(以下、この距離を「本体距離I」という)が検出される。本体距離Iは、投写距離Hの変化に伴って変化するため、本体距離Iに応じて投写画像のフォーカス調整と位置調整を行うことで、投写距離Hに応じて投写画像のフォーカス調整と位置調整を行うことができる。
このように、変更例1では、投写距離Hを直接検出する構成をとっていないが、距離センサ700を、反射ミラー400と同じ位置に配することにより、投写距離Hを直接検出することもできる。なお、距離センサ700は、この他、プロジェクタの任意の位置に配することができる。投写距離Hが変化すれば、これに伴ってスクリーンとプロジェクタの任意の位置との距離が変化するからである。
また、変更例1の構成では、光学エンジン200に、内筒303やZ軸ステージ600を駆動するための駆動モータ800(図4には図示せず)が配されている。さらに、距離センサ700を用いて検出した本体距離Iに応じて、駆動モータ800を制御するための制御系が設けられている。その他の構成については、上記実施の形態と同様である。
図5は、距離センサ700の構成を示す図である。距離センサ700は、発光器701と、発光用レンズ702と、受光用レンズ703と、位置検出器704によって構成されている。発光器701は、たとえば、赤外線LEDからなる。位置検出器704は、たとえば、PSD(Position Sensitive Detector)からなる。
発光器701から出射された光は、発光用レンズ702で集光され略平行光となって壁面に当り、壁面で拡散反射される。拡散反射された光は、受光用レンズ703によって集光され、位置検出器704の受光面に照射される。このとき、距離センサ700から壁面までの距離が異なることによって、位置検出器704の受光面における反射光の照射位置が異なってくる。たとえば、壁面までの距離が近い場合は、図中の位置Aに光が照射され、壁面までの距離が遠い場合は、図中の位置Bに光が照射される。位置検出器704からは、照射位置に応じた位置検出信号が出力される。
なお、発光器701は、半導体レーザで構成されても良い。この場合、半導体レーザからの出射されるレーザ光は指向性が高いため、発光レンズ702を省略することができる。
図6は、駆動モータ800によって、投写画像のフォーカス調整と位置調整とを同時に行うための調整構造、および駆動モータ800を制御するための制御系を示す図である。
取付板209には、駆動モータ800が装着されており、この駆動モータ800の出力ギア801がレンズ用ギア304に係合されている。駆動モータ800が回転すると、レンズ用ギア304が回転して内筒303が回動し、レンズユニット300内の可動レンズ群305が変位する。また、レンズ用ギア304が回転することによってZ軸ステージ600が上下方向に移動し、表示素子モジュール207が上下方向に移動する。なお、内筒303の回動方向(可動レンズ群305の移動方向)に対応するZ軸ステージ600の昇降方向は、上記実施の形態と同様であり、たとえば、フォーカスレバー301が下がる方向に内筒303が回動すると、Z軸ステージ600が下降する。また、レンズ側ギア304と表示素子側ギア603のギア比も、上記実施の形態と同様である。
可動レンズ群305および表示素子モジュール207の移動量は駆動モータ800の回転量によって決まる。よって、可動レンズ群305および表示素子モジュール207のイニシャル位置(たとえば、フォーカスレバー301が上限位置にあるときの位置)を基準として、駆動モータ800の回転量を制御すれば、可動レンズ群305および表示素子モジュール207を所望の位置に移動させることができる。
駆動モータ800の内部には、駆動モータ800の回転量を検出するための回転センサ802が配されている。回転センサ802からの検出信号は、制御回路10に入力される。
制御回路10には、駆動モータ800、回転センサ802の他、距離検出回路20、メモリ30、発光器701が電気的に接続されている。
距離検出回路20は、位置検出器704から入力された位置検出信号に基づいて、本体距離Iを求め、制御回路10に出力する。
メモリ30には、制御回路10を動作させるための制御プログラムが記憶されている。また、メモリ30には、駆動モータ800を制御するための制御量テーブルが記憶されている。この制御量テーブルには、本体距離Iに応じて可動レンズ群305のオンフォーカス位置に移動させるための、イニシャル位置からの駆動モータ800の回転量(以下、「オンフォーカス回転量」という)が設定されている。
制御回路10は、発光器701に駆動信号を出力して発光させ、これよって本体距離Iを検出し、検出した本体距離Iに対応するオンフォーカス回転量をメモリ30のテーブルから取得し、取得したオンフォーカス回転量に基づいて駆動モータ800を制御する。
以下、制御回路10によるフォーカス調整および位置調整の動作を、図7のフローチャートに従って説明する。
ユーザは、図4(a)に示す状態から、投写サイズを大きくするために同図(b)に示す状態にプロジェクタを移動させた後、フォーカスを自動調整するための操作ボタン(図示せず)を操作する。
フォーカス調整の指示入力があると(S11:YES)、制御回路10は、距離センサ700を用いて本体距離Iを検出する(S12)。
次に、制御回路10は、メモリ30内に前回のフォーカス調整時のオンフォーカス回転量が記憶されていれば(S13:YES)、記憶された前回のオンフォーカス回転量を読み出す(S14)。通常、駆動モータを用いた電動式のフォーカス調整機構の場合、非使用時に手動でフォーカス調整がされることはなく、前回のフォーカス調整時から駆動モータ800が動いてしまっていることはない。
よって、制御回路10は、検出した本体距離Iに対応するオンフォーカス回転量を今回のオンフォーカス回転量としてメモリ30内の制御量テーブルから取得し、取得した今回のオンフォーカス回転量と先に読み出した前回のオンフォーカス回転量とから、可動レンズ群305を現在の位置からオンフォーカス位置まで移動させるために今回必要となる駆動モータ800の回転量と回転方向を決定する(S15)。そして、制御回路10は、決定した回転方向と回転量により駆動モータ800を駆動する(S16)。
こうして、可動レンズ群305がオンフォーカス位置に移動し、投写画像のフォーカスが適正な状態となる。同時に、表示素子モジュール207が下方へ移動し、図4(b)に示すように、投写画像の位置が、画像Bの状態から画像Cの状態となり、画像Cの下端が、プロジェクタを移動させる前の画像Aの下端と同じ位置となる。すなわち、投写画像の下端の位置が、投写距離Hが変わっても同等の位置に維持される。
最後に、制御回路10は、今回のオンフォーカス回転量をメモリ30に記憶させる(S17)。これにより、画像サイズ変更後のフォーカス調整と投写画像の位置調整の処理が完了する。
ところで、前回のフォーカス調整時のオンフォーカス回転量が、メモリ30に記憶されていない場合もある。たとえば、全く初めてプロジェクタを使用するときなどである。
制御回路10は、ステップS13において、オンフォーカス回転量がメモリ30に記憶されていないと判断すると、可動レンズ群305がイニシャル位置に到達するまで駆動モータ800を駆動する(S18)。本実施の形態では、フォーカスレバー301の上限位置がイニシャル位置に設定されているため、イニシャル位置までしか可動レンズ群305が移動しない。つまり、可動レンズ群305がイニシャル位置に到達すると、駆動モータ800が、それ以上回転しなくなる。制御回路10は、回転センサ802からの検出信号によって駆動モータ800が回転していないと判断すると、可動レンズ群305がイニシャル位置に到達したと判断する。
可動レンズ群305がイニシャル位置に到達すると、制御回路10は、S12にて検出した本体距離Iに対応するオンフォーカス回転量をメモリ30内のテーブルから取得し(S19)、駆動モータ800を取得した回転量だけ駆動する(S20)。こうして、メモリ30に前回のオンフォーカス回転量が記憶されていない場合にも、投写画像のフォーカス調整と位置調整が行われる。
以上のように、変更例1の構成によれば、投写距離Hに応じて、投写画像のフォーカス調整と位置調整が自動的に行われるので、ユーザの利便性が一層向上する。
<変更例2>
上記変更例1の構成では、スクリーンが壁面に配されていない場合、すなわち、スタンド付きのスクリーンなど、スクリーンの下方が空間となる場合には、投写距離Hに関連する距離(本体距離I、等)を検出することが困難となる。そこで、変更例2では、たとえば、スクリーンの下が空間となっているような場合にも、投写距離Hに関連する距離(本体距離I、等)を円滑に検出するための構成がさらに付加されている。
上記変更例1の構成では、スクリーンが壁面に配されていない場合、すなわち、スタンド付きのスクリーンなど、スクリーンの下方が空間となる場合には、投写距離Hに関連する距離(本体距離I、等)を検出することが困難となる。そこで、変更例2では、たとえば、スクリーンの下が空間となっているような場合にも、投写距離Hに関連する距離(本体距離I、等)を円滑に検出するための構成がさらに付加されている。
図8は、変更例2に係るプロジェクタの構成を示す図である。同図(a)は、スクリーンに画像を投写するためにプロジェクタが設置された状態を示す図であり、同図(b)は、駆動モータ800によって、投写画像のフォーカス調整と位置調整とを同時に行うための調整構造を示す図である。
図8(a)に示すように、変更例2のプロジェクタは、レンズユニット300を覆うカバー550の背面が、筐体100と略面一となるよう構成されている。こうして全体的に平坦となったプロジェクタ本体(筐体100とカバー550とからなる)の背面が、スライド用ステージ900に載置されている。スライド用ステージ900は、プロジェクタ本体を前後方向にスライド可能に保持する。
図9は、スライド用ステージ900の構成を示す図であり、スライド方向に垂直な面の断面図である。スライド用ステージ900は、たとえば、図9(a)に示すように、固定ステージ901と可動ステージ902とを備える。
固定ステージ901には、レール溝903が形成されている。レール溝903の両側面部および底面部には、ボールスベアリング904、905がスライド方向に複数個配されている。可動ステージ902は、レール溝903内に収容されており、その側面および底面がベアリング904、905に当接している。
プロジェクタ本体は、可動ステージ902の上に載置される。このとき、筐体100に形成されたフランジ部101が可動ステージ902の載置面にネジ102にて固定される。可動ステージ902が、レール溝903内をスライド方向にスライドすることで、プロジェクタ本体が、スライド方向にスライドする。
なお、スライド用ステージ900は、図9(b)に示すように、固定ステージ901のみで構成されても良い。この場合、プロジェクタ本体の底面部が、レール溝903内に収容される。
図8(a)に戻り、スライド用ステージ900における固定ステージ901の前端には、検出用反射板906が配されている。検出用反射板906は、筐体100側に向く反射面が、光を拡散反射するように形成されている。
筐体100の前端部には、変更例1と同様、距離センサ700が配されている。距離センサ700から発せられた光は、検出用反射板906に当り、検出用反射板906で拡散反射され、距離センサ700に取り込まれる。これにより、検出反射板906からプロジェクタ本体までの距離、すなわちスライド用ステージ900前端からのプロジェクタ本体の移動距離Jを検出することができる。
このとき、たとえば同図(a)に示すように、スライド用ステージ900前端(検出用反射板906)の位置をスクリーンの位置に合わせておくと、筐体100の前端部が検出用反射板906に当接する位置(基準位置)からのプロジェクタ本体の移動距離Jが、図4(b)におけるスクリーンとプロジェクタ本体との距離、すなわち、本体距離Iと等しくなる。よって、移動距離Jに応じて投写画像のフォーカス調整と位置調整を行うことで、投写距離Hに応じて投写画像のフォーカス調整と位置調整を行うことができる。
なお、プロジェクタ本体の底面が平坦な構成とされたことに伴い、変更例2では、さらに、上記実施の形態や変更例1に対し、以下のように構成が変更されている。
すなわち、カバー550の内部には、第1の反射ミラー450が配されている。第1の反射ミラー450は、レンズユニット300の光軸L1に対して上側(投写口551側)に有効反射領域を有している。第1の反射ミラー450は、非球面形状または自由曲面形状の凹面状反射面を有する。
第1の反射ミラー450の下方には、第2の反射ミラー451が配されている。第2の反射ミラー451は、平板形状を有し、その反射面がプロジェクタ本体の底面と略平行となるように、支持台452上に固定されている。
表示素子モジュール207は、レンズユニット300の光軸L1に対して下方にずれるように配されており、光学エンジン200から出射された映像光は、レンズユニット300に入射される。レンズユニット300から出射された映像光は、第1の反射ミラー450によって反射且つ収束される。第1の反射ミラー450で反射された映像光は、さらに、第2の反射ミラー451によって反射され、レンズユニット300から第1の反射ミラー450へ向かう映像光の光路と交差し、投写口551を通って、スクリーンに投写される。
また、図8(b)に示すように、光学エンジン200の内部では、液晶パネル203、204、205の有効表示領域が、レンズユニット300の光軸L1に対して下側(設置板208側)にずれた状態となるように、表示素子モジュール207がZ軸ステージ650のステージ651上に載置されている。
Z軸ステージ650の回転軸652の先端には、表示素子側ギア653が取り付けられている。表示素子側ギア653は、レンズ側ギア304に係合しており、レンズ側ギア304が回動すると、表示素子用ギア653が回動する。
駆動モータ800が回転すると、レンズ用ギア304が回転して内筒303が回動し、レンズユニット300内の可動レンズ群305が変位する。また、レンズ用ギア304が回転することによってZ軸ステージ650が上下方向に移動し、表示素子モジュール207が上下方向に移動する。なお、変更例2では、内筒303の回動方向(可動レンズ群305の移動方向)に対応するZ軸ステージ650の昇降方向が、上記実施の形態や変更例1とは逆になるように、Z軸ステージ650が構成されており、たとえば、フォーカスレバー301が下がる方向に内筒303が回動すると、Z軸ステージ650が上昇する。
その他、駆動モータ800を駆動制御するための制御系の構成については、上記変更例1と同様である。
こうして、プロジェクタを設置する際には、図8(a)に示すように、スライド用ステージ900前端の位置がスクリーンの位置と同じになるように、スライド用ステージ900が配される。このような設置状態において、プロジェクタ本体がスクリーンから離れるように移動され、投写距離Hが変更されると、距離センサ700を用いて検出した移動距離Jに応じて、変更例1と同様な制御により、駆動モータ800が駆動される。これにより、レンズユニット300内の可動レンズ群305がオンフォーカス位置に変位され、投写画像のフォーカスが適正な状態となる。同時に、表示素子モジュール207が上方に移動し、レンズユニット300から出た映像光の光線位置が、図中に破線で示す光線位置から実線で示す光線位置に変わり、スクリーン面へ投写された画像の位置が下がる。これにより、投写画像の位置が、画像Bの状態から画像Cの状態となり、画像Cの下端が、プロジェクタを移動させる前の画像Aの下端と同じ位置となる。すなわち、投写画像の下端の位置が、投写距離Hが変わっても同等の位置に維持される。
以上のように、変更例2の構成によれば、スクリーンの下が空間となっている状況下においても、投写距離Hに応じて、投写画像のフォーカス調整と位置調整とを自動的に行うことができる。従って、ユーザの利便性がなお一層向上する。
なお、変更例2の構成では、距離センサ700や駆動モータ800を用いた電気的な手段により、投写画像のフォーカス調整と位置調整とを自動的に行う構成とされているが、機構的な手段により、投写画像のフォーカス調整と位置調整とを自動的に行う構成とされても良い。
この場合、たとえば、可動ステージ902側にラックを配するとともに、固定ステージ901側にラックが移動すると回転するピニオンを配し、さらに、ピニオンとレンズ用ギア304との間に、ギアを用いた伝達機構を配する構成とすることができる。この構成では、ラックの移動に伴うピニオンの回転を、伝達機構によってレンズ用ギア304に伝えることで、プロジェクタ本体の移動距離Jに応じて、可動レンズ群305や表示素子モジュール207を変位させることができる。
<変更例3>
図10は、変更例3に係るプロジェクタの構成を示す図である。この変更例3の構成では、変更例2の構成と同様に、スクリーンの下が空間となっている状況下においても、投写距離Hに応じて、投写画像のフォーカス調整と位置調整とを自動的に行うことができる構成を実現している。
図10は、変更例3に係るプロジェクタの構成を示す図である。この変更例3の構成では、変更例2の構成と同様に、スクリーンの下が空間となっている状況下においても、投写距離Hに応じて、投写画像のフォーカス調整と位置調整とを自動的に行うことができる構成を実現している。
図10に示すように、この変更例3の構成では、変更例1の構成に加えて、モード設定ボタン40、手動操作ボタン50、調整終了ボタン60、自動調整ボタン70が備えられている。これらのボタンからの操作信号が、制御回路10に入力される。これらボタンは、たとえば、筐体100やリモコン上、あるいはメニュー画面内に設けることができる。
モード設定ボタン40は、プロジェクタが最初に設置された位置(プロジェクタのイニシャル位置)を設定するためのイニシャル位置設定モードと、投写画像のフォーカス調整と位置調整とを自動で行う自動調整モードとを選択するためのボタンである。また、手動操作ボタン50は、イニシャル位置設定モードにおいて、ユーザが手動で駆動モータ800を駆動させてフォーカス調整を行うときに操作されるボタンであり、調整終了ボタン60は、イニシャル位置設定モードにおいて、手動のフォーカス調整が終了したときに操作されるボタンである。さらに、自動調整ボタン70は、自動調整モードにおいて、ユーザが自動でフォーカス調整を行うときに操作されるボタンである。
投写距離Hとオンフォーカス位置、すなわちフォーカス回転量との間には、線形な関係があり、変更例3では、当該線形関係を規定する直線の傾き係数がメモリ30内に記憶されている。
なお、上述した構成以外の構成については、変更例1と同様である。
図11は、変更例3に係るフォーカス調整および位置調整の動作を示すフローチャートである。また、図12は、投写画像のフォーカス調整と位置調整の動作について説明するための図である。同図(a)は、最初の位置にプロジェクタが設置された状態を示し、同図(b)は、投写サイズを大きくするためにプロジェクタがスクリーンから離された状態を示す。
以下、変更例3に係るフォーカス調整および位置調整の動作について、図11および図12を参照して説明する。
ユーザは、図12(a)に示すように、所望の投写距離Hの位置にプロジェクタを設置する。次に、ユーザは、モード設定ボタン40を操作して、イニシャル位置設定モードを選択する。
制御回路10は、モード設定ボタン40が操作されたと判断すると(S21:YES)、何れのモードが選択されたかを判断する(S22)。ここで、イニシャル位置設定モードが選択されたと判断すると(S22:イニシャル位置設定モード)、制御回路10は、次に、ユーザによる手動のフォーカス調整が完了したか否かを判断する(S23)。
ユーザは、イニシャル位置設定モードを選択した後、スクリーンに投写された画像を見ながら、手動操作ボタン50を操作し、駆動モータ800を手動で駆動して、フォーカスが適正な状態となるよう、フォーカス調整を行う。ユーザは、フォーカスが適正な状態になれば、調整を終了して、調整終了ボタン60を操作する。スクリーンには、投写画像が画像Aの状態で写し出される。
調整終了ボタン60が操作されることにより、手動フォーカス調整が終了したと判断すると(S23:YES)、制御回路10は、プロジェクタの前方にある壁面(以下、「基準面」という)とプロジェクタ本体との距離Dを、距離センサ700を用いて検出する(S24)。そして、検出した基準面との距離Dを、プロジェクタのイニシャル位置情報としてメモリ30に記憶させる(S25)。こうして、イニシャル位置設定モードが終了する。
次に、投写サイズを大きくする必要が生じた場合、ユーザは、図12(b)に示すように、スクリーンから遠ざけるようにプロジェクタを移動させる。これにより、画像Aの状態から画像B状態のように投写サイズが拡大されるが、同時に、投写画像のフォーカスがずれ、投写画像の位置も上方にずれる。
そこで、ユーザは、モード設定ボタン40を操作して、自動調整モードを選択した後、自動調整ボタン70を操作する。
制御回路10は、自動調整モードが選択されたと判断し(S22:自動調整モード)、さらに、自動調整ボタン70が操作されたと判断すると(S26:YES)、距離センサ700を用いて、基準面との距離Dを検出する(S27)。次に、制御回路10は、メモリ30内の記憶値(イニシャル位置情報)と今回の検出値との差分を求め、この差分とメモリ30に記憶された傾き係数を用いて、現在の位置からオンフォーカス位置に可動レンズ群305を移動させるための駆動モータ800の制御量、すなわち回転量と回転方向とを決定する(S28)。そして、制御回路10は、決定した回転方向と回転量により駆動モータ800を駆動する(S29)。
こうして、図12(b)に示すように、投写画像のフォーカスが適正な状態となると同時に、投写画像の位置が、画像Bの状態から画像Cの状態となる。すなわち、投写画像の下端の位置が、投写距離Hが変わっても同等の位置に維持される。
最後に、制御回路10は、今回の基準面からの距離Dをメモリ30に記憶させる(S30)。これにより、画像サイズ変更後のフォーカス調整と投写画像の位置調整の処理が完了する。
以上、変更例3の構成によれば、スクリーンの下が空間となっているなど、スクリーンとの間の距離を直接検出できない状況下においても、投写距離Hに応じて、投写画像のフォーカス調整と位置調整とを自動的に行うことができる。従って、ユーザの利便性がなお一層向上する。
また、スライド用ステージ900を要しないので、変更例2の構成に比べて、構造が簡単になる。
なお、変更例3の構成を、変更例2の構成に適用することもできる。このようにすれば、スライド用ステージ900前端の位置がスクリーンの位置に合わせられない状況下においても、イニシャル位置設定モードにおいて、検出用反射板906との距離を検出することにより、投写画像のフォーカス調整および位置調整を自動で行うことができる。
<光学エンジンの変更例>
上記実施の形態では、光学エンジン200に、光変調素子として透過型の液晶パネル203、204、205を用いているが、その他、以下、構成例1から構成例5に示すように、反射型の液晶パネルであるLCOS(Liquid Crystal on Silicon)やMEMSデバイスであるDMD(Digital Micro Mirror Device)を光変調素子として用いることもできる。なお、上記変更例1、変更例2および変更例3に係るプロジェクタにおいても、同様に、以下の構成例1から構成例5に示す光変調素子を用いることができる。
上記実施の形態では、光学エンジン200に、光変調素子として透過型の液晶パネル203、204、205を用いているが、その他、以下、構成例1から構成例5に示すように、反射型の液晶パネルであるLCOS(Liquid Crystal on Silicon)やMEMSデバイスであるDMD(Digital Micro Mirror Device)を光変調素子として用いることもできる。なお、上記変更例1、変更例2および変更例3に係るプロジェクタにおいても、同様に、以下の構成例1から構成例5に示す光変調素子を用いることができる。
なお、以下の構成例1から5においても、上記実施の形態と同様、光変調素子に照射されるR光、G光、B光のスポットサイズは、各構成例の表示素子モジュールが上下に移動しても、各光変調素子の有効表示面に光が照射されるよう、有効表示面よりも広いサイズとされている。
(構成例1)
図13(a)は構成例1に係る光学エンジン220の構成を示す図である。本構成例においては、光変調素子としてLCOSを用いている。
図13(a)は構成例1に係る光学エンジン220の構成を示す図である。本構成例においては、光変調素子としてLCOSを用いている。
光学エンジン220は、光源221と、導光光学系を構成する2つのミラー222、223および2つのダイクロイックミラー224、225と、導光光学系からの光を変調・合成する表示素子モジュール235とを備えている。
表示素子モジュール235は、3つのPBS(偏光ビームスプリッタ)226、227、228と、3つのLCOS229、230、231と、2つのλ/2板232、233と、ダイクロイックプリズム234と、各PBS226、227、228の入射面に配置された図示しない偏光板とがモジュール化されたものである。
光源221は、ランプ、フライアイレンズ、PBSアレイおよびコンデンサレンズを備える。光源221から出射される光は、PBSアレイによって、偏光方向が一方向に揃えられている。
光源221から出射された光は、ミラー222により反射され、ダイクロイックミラー224に入射される。ダイクロイックミラー224は、入射された光のうち、R光およびG光を反射させB光を透過する。
ダイクロイックミラー224で反射されたR光およびG光は、ミラー223により反射され、ダイクロイックミラー225に入射される。ダイクロイックミラー225は、G光を反射させR光を透過する。
ダイクロイックミラー225を透過したR光は、図示しない偏光板により不要なP偏光成分が除去され、PBS226に対しS偏光とされており、PBS226で反射されてLCOS229に照射される。LCOS229は、映像信号に基づいてR光を変調して反射する。即ち、LCOS229の有効表示面を構成する画素ごとにR光の偏光方向を映像信号に基づいて回転させる。
こうして、変調されたR光が偏光方向に応じてPBS226を透過し、λ/2板232を通ることでさらに偏光方向が回転された後、ダイクロイックプリズム234に入射される。
また、ダイクロイックミラー225で反射されたG光は、図示しない偏光板により不要なP偏光成分が除去され、PBS227に対しS偏光とされており、PBS227で反射されてLCOS230に照射される。LCOS230は、映像信号に基づいてG光を変調して反射する。
こうして、変調されたG光が偏光方向に応じてPBS227を透過し、ダイクロイックプリズム234に入射される。
さらに、ダイクロイックミラー224を透過したB光は、図示しない偏光板により不要なP偏光成分が除去され、PBS228に対しS偏光とされており、PBS228で反射されてLCOS231に照射される。LCOS231は、映像信号に基づいてB光を変調して反射する。
こうして、変調されたB光が偏光方向に応じてPBS228を透過し、λ/2板233を通ることでさらに偏光が回転された後、ダイクロイックプリズム234に入射される。
R光およびB光はダイクロイックプリズム234で反射され、G光はダイクロイックプリズム234を透過することにより、これら3つの光が合成され、映像光としてレンズユニット300に入射される。
なお、LCOS229、230、231で変調され、PBS226、227、228を透過したR光、G光およびB光は、いずれもダイクロイックプリズム234に対してP偏光とされている。この場合、ダイクロイックプリズムの誘電多層膜の特性上、S偏光の方が広い波長帯域で高い反射率を有する。したがって、ダイクロイックプリズム234におけるG光の透過効率は高いが、R光およびB光は、P偏光のままでは反射効率が低くなる。そこで、図13(a)の光学エンジン220では、R光およびB光をλ/2板223、224に通してS偏光とすることにより、ダイクロイックプリズム234でのR光およびB光の反射効率が高められている。
本構成例では、表示素子モジュール235がZ軸ステージ600(650)のステージ602(651)に載置され、上下にシフトされることとなる。
(構成例2)
図13(b)は構成例2に係る光学エンジン240の構成を示す図である。本構成例においても、構成例1同様、光変調素子としてLCOSを用いている。
図13(b)は構成例2に係る光学エンジン240の構成を示す図である。本構成例においても、構成例1同様、光変調素子としてLCOSを用いている。
光学エンジン240は、光源241と、光源からの光を変調・合成する表示素子モジュール247とを備えている。
表示素子モジュール247は、PBS(偏光ビームスプリッタ)242と、ダイクロイックプリズム243と、3つのLCOS244、245、246と、PBS242の入射面に配置された図示しない偏光板とがモジュール化されたものである。
光源241は、ランプ、フライアイレンズ、PBSアレイおよびコンデンサレンズを備える。光源241から出射される光は、PBSアレイによって、偏光方向が一方向に揃えられている。
光源241から出射された光は、図示しない偏光板により不要なP偏光成分が除去され、PBS242に対してS偏光とされており、PBS242で反射され、ダイクロイックプリズム243に入射される。ダイクロイックプリズム243に入射された光のうち、R光およびB光は、ダイクロイックプリズム243で反射されて、それぞれLCOS244、246に照射される。また、G光は、ダイクロイックプリズム243を透過してLCOS245に照射される。
各LCOS244、245、246で変調されたR光、G光およびB光は、再びダイクロイックプリズム243に入射されて色合成され、その後、偏光方向に応じてPBS242を透過して、映像光としてレンズユニット300に入射される。
本構成例では、表示素子モジュール247がZ軸ステージ600(650)のステージ602(651)に載置され、上下にシフトされることとなる。
(構成例3)
図14(a)は構成例3に係る光学エンジン260の構成を示す図である。本構成例においては、光変調素子として単板式のDMDを用いている。
図14(a)は構成例3に係る光学エンジン260の構成を示す図である。本構成例においては、光変調素子として単板式のDMDを用いている。
光学エンジン260は、光源261と、導光光学系を構成するロッドインテグレータ262、カラーホイール263およびリレーレンズ群264と、導光光学系からの光を変調・合成する表示素子モジュール267とを備えている。
表示素子モジュール267は、TIR(Total Internal Reflection)プリズム265と、単板式のDMD266とがモジュール化されたものである。
光源261から出射された光は、ロッドインテグレータ262によって照度分布が均一化された後、カラーホイール263に入射される。カラーホイール263は、赤、緑、青のフィルタを備え、これらフィルタが短時間に順次切り替えられる構成とされている。赤色フィルタはR光のみを透過し、緑色フィルタはG光のみを透過し、青色フィルタはB光のみを透過する。
なお、カラーホイールは赤、緑、青に加え、白、黄、シアン、マゼンダなどのフィルタを備えた構成としても良い。
カラーホイール263を時間差によって透過したR光、G光およびB光は、リレーレンズ群264を通り、さらにTIRプリズム265で反射されてDMD266に照射される。そして、DMD266により変調された後にTIRプリズム265を透過し、レンズユニット300に入射される。
なお、カラーホイール263では各フィルタが高速で切り替えられるため、スクリーン上では、R光、G光およびB光による映像が合成されて一つの映像として映る。
本構成例では、表示素子モジュール267がZ軸ステージ600(650)のステージ602(651)に載置され、上下にシフトされることとなる。
(構成例4)
図14(b)、(c)は構成例4に係る光学エンジン270の構成を示す図である。同図(b)は上面図であり、図(c)は、同図(b)の矢印P方向から見た側面図である。なお、同図(c)では、光源271からリレーレンズ群274までの構成が図示省略されている。
図14(b)、(c)は構成例4に係る光学エンジン270の構成を示す図である。同図(b)は上面図であり、図(c)は、同図(b)の矢印P方向から見た側面図である。なお、同図(c)では、光源271からリレーレンズ群274までの構成が図示省略されている。
本構成例においては、構成例3と同様、光変調素子として単板式のDMDを用いている。
光学エンジン270は、光源271と、カラーホイール272と、ロッドインテグレータ273と、リレーレンズ群274と、平面ミラー275と、凹面ミラー276と、単板式のDMD277を備えている。
光源271から出射された光は、カラーホイール272に入射される。カラーホイール272は、構成例3のカラーホイール263と同様、赤、緑、青のフィルタを備え、これらフィルタが短時間に順次切り替えられる。
なお、カラーホイールは赤、緑、青に加え、白、黄、シアン、マゼンダなどのフィルタを備えた構成としても良い。
カラーホイール272を時間差によって透過したR光、G光およびB光は、ロッドインテグレータ273によって照度分布が均一化された後、リレーレンズ群274から出射される。
同図(c)に示すように、DMD277は、レンズユニット300の光軸L1対して上方にずれるように配されている。また、平面ミラー275は、光源271からの光が、DMD277に対し所定の入射角度で入射するように、光源271の光軸に対し傾斜して配されている。そして、凹面ミラー276は、同様に、光源271からの光が、DMD277に対し所定の入射角度で入射するように、光源271の光軸およびレンズユニット300の光軸L1に対し傾斜して配されるとともに、偏心して配されている。
リレーレンズ群274から出射された光(R光、G光、B光)は、平面ミラー275によって反射され、さらに、凹面ミラー276によって反射されてDMD277に照射される。そして、DMD277により変調された後にレンズユニット300に入射される。
なお、カラーホイール272では各フィルタが高速で切り替えられるため、スクリーン上では、R光、G光およびB光による映像が合成されて一つの映像として映る。
本構成例では、DMD277がZ軸ステージ600(650)のステージ602(651)に載置され、上下にシフトされることとなる。
(構成例5)
図15は構成例5に係る光学エンジン280の構成を示す図である。本構成例においては、3板式のDMDを用いている。
図15は構成例5に係る光学エンジン280の構成を示す図である。本構成例においては、3板式のDMDを用いている。
光学エンジン280は、光源281と、導光光学系を構成するロッドインテグレータ282およびリレーレンズ群283と、導光光学系からの光を変調・合成する表示素子モジュール288とを備えている。
表示素子モジュール288は、TIRプリズム284aを含む3DMD(Digital Micro-mirror Device)用色分離合成プリズム284と、DMD285、286、287とがモジュール化されたものである。
光源281から出射された光は、ロッドインテグレータ282によって照度分布が均一化された後、リレーレンズ群283を介して、3DMD用色分離合成プリズム284のTIRプリズム284aに入射される。なお、3DMD用色分離合成プリズム284の構成の詳細は、たとえば、特開2006−79080号公報に記載されている。
3DMD用色分離合成プリズム284に入射された光は、3DMD用色分離合成プリズム284を構成するダイクロイック膜284b、284cよって分離され、各DMD285、286、287に入射される。各DMD285、286、287によって変調されたR光、G光、B光は、3DMD用色分離合成プリズム284によって光路が統合され、各色光が色合成された映像光がTIRプリズム284aからレンズユニット300に入射される。
本構成例では、表示素子モジュール288がZ軸ステージ600(650)のステージ602(651)に載置され、上下にシフトされることとなる。
<その他>
上記実施の形態や変更例では、表示素子モジュール207が、Z軸ステージ600、650によってシフトされる構成とされている。しかし、表示素子モジュール207が、その他の変位手段によってシフトされても良い。たとえば、表示素子モジュール207を載置するステージが、ガイドによってシフト可能に保持され、カムの動きによって、ガイドに沿ってステージがシフトするような機構とすることもできる。
上記実施の形態や変更例では、表示素子モジュール207が、Z軸ステージ600、650によってシフトされる構成とされている。しかし、表示素子モジュール207が、その他の変位手段によってシフトされても良い。たとえば、表示素子モジュール207を載置するステージが、ガイドによってシフト可能に保持され、カムの動きによって、ガイドに沿ってステージがシフトするような機構とすることもできる。
Z軸ステージ600、650に代わる変位手段の構成例を図16に示す。図16(a)は、当該構成例に係る昇降装置660の斜視図であり、図16(b)は固定部材680の斜視図である。また、図16(c)は、リニアガイド690の構成を説明するための図16(a)のA−A´断面図である。
昇降装置660は、ベース部材670と、固定部材680と、リニアガイド690とを備えている。
ベース部材670は、台座部671と、台座部671に対して垂直に(上方に)延びる支持板672とを備えている。台座部671には、後端部の左右に取付孔671a(右側のみ図示)が設けられている。ベース部材670は、これら取付孔671aを用いて、筺体100内の所定位置にネジ止め固定される。
支持板672の後面側には、左右のリニアガイド690(右側のみ図示)を介して固定部材680が取り付けられている。
固定部材680は、支持板672に沿うように配された平板部681を備えている。平板部681には、表示素子モジュール207からの映像光が通る開口681aが形成されている。
平板部681には、図16(b)に示すように、載置部682が一体形成されている。この載置部682には、表示素子モジュール207が搭載される(図16(a)参照)。この載置部682の載置面は、平板部681および支持板672と垂直になっている。
載置部682の裏面には、その根元部分に受け部682aが平板部681につながるように一体形成されており、これによって、載置部682の根元の強度が高められている。また、載置部682の裏面には、その先端部に表示素子モジュール207をネジ止め固定するための取付ボス682bが形成されており、さらに、受け部682aと取付ボス682bとをつなぐように補強リブ682cが形成されている。さらに、補強リブ682cの両側にも、受け部682aにつながる2つの補強リブ682dが形成されている。これら補強リブ682c、682dは、いずれも、平板部681から載置部682が突出する方向に沿うように形成されている。
このように、載置部682は、受け部682a、取付ボス682b、補強リブ682c、682dによって補強されている。このため、表示素子モジュール207の重みによって載置部682の先端部が下がるような変形が防止される。また、表示素子モジュール207は照射される光によって高発熱する。このため、載置部682は高温になりやすいが、上記補強によって載置部682の熱変形を抑制することもできる。
リニアガイド690は、図16(c)に示すように、上下方向に延びるレール部691と、レール部691に係合され、レール部691上を上下方向に移動可能なステージ部692とを備えている。レール部691の両側面には、ボールベアリング693が上下方向に所定間隔で複数個配されており、これにより、ステージ部692がレール部691上を円滑に移動できる。支持板672にはレール部691が固定され、固定部材680にはステージ部542が固定される。
このように、左右2つのリニアガイド690によって、固定部材680が上下方向に変位可能となるよう支持板672に支持されている。
固定部材680は、図2(b)に示すレンズユニット300のレンズ側ギア304に図示しない連動機構を介して連結されている。連動機構は、たとえば、カムを用いて固定部材680を昇降させる機構とすることができる。
こうして、レンズユニット300のフォーカスレバー301が操作され、レンズ側ギア304が回動すると、連動機構が動作し、その動作に応じて固定部材680が上下にシフトする。これに伴って表示素子モジュール207が上下にシフトする。
また、上記実施の形態および変更例では、光源としてリフレクタを有するランプ光源を用いて説明しているが、光源はこれに限定されるものではなく、LEDやレーザダイオードを用いることもできる。この場合、構成例3および構成例4に示した単板式DMDの光学エンジンにおいて、カラーホイールを用いる代わりに、光源であるLEDやレーザダイオードを色毎に時分割で点灯させる構成を採用することもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら制限されるものではない。また、本発明の実施形態も、上記の他に、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
10 … 制御回路(駆動手段)
203〜205 … 液晶パネル(表示素子)
229〜231 … LCOS(表示素子)
244〜246 … LCOS(表示素子)
266 … DMD(表示素子)
277 … DMD(表示素子)
285〜287 … DMD(表示素子)
300 … レンズユニット(投写光学系)
301 … フォーカスレバー(フォーカス調整手段)
303 … 内筒(フォーカス調整手段)
304 … レンズ側ギア(フォーカス調整手段)
305 … 可動レンズ群(フォーカス調整手段)
400 … 反射ミラー(投写光学系)
450 … 第1の反射ミラー(投写光学系)
451 … 第2の反射ミラー(投写光学系)
600 … Z軸ステージ(変位手段)
650 … Z軸ステージ(変位手段)
660 … 昇降装置(変位手段)
700 … 距離センサ(距離検出手段)
800 … 駆動モータ(駆動手段、駆動源)
900 … スライド用ステージ
203〜205 … 液晶パネル(表示素子)
229〜231 … LCOS(表示素子)
244〜246 … LCOS(表示素子)
266 … DMD(表示素子)
277 … DMD(表示素子)
285〜287 … DMD(表示素子)
300 … レンズユニット(投写光学系)
301 … フォーカスレバー(フォーカス調整手段)
303 … 内筒(フォーカス調整手段)
304 … レンズ側ギア(フォーカス調整手段)
305 … 可動レンズ群(フォーカス調整手段)
400 … 反射ミラー(投写光学系)
450 … 第1の反射ミラー(投写光学系)
451 … 第2の反射ミラー(投写光学系)
600 … Z軸ステージ(変位手段)
650 … Z軸ステージ(変位手段)
660 … 昇降装置(変位手段)
700 … 距離センサ(距離検出手段)
800 … 駆動モータ(駆動手段、駆動源)
900 … スライド用ステージ
Claims (6)
- 映像信号に基づいて光源からの光を変調する表示素子と、
前記表示素子によって変調された光を被投写面に拡大投写する投写光学系と、
前記投写光学系に配されたフォーカス調整手段と、
前記フォーカス調整手段に連動して前記表示素子を前記投写光学系の光軸に垂直な方向に変位させる変位手段と、
を有することを特徴とする投写型映像表示装置。 - 請求項1に記載の投写型映像表示装置において、
前記被投写面に対する前記投写光学系からの投写距離に応じて、前記フォーカス調整手段および変位手段を駆動する駆動手段を備える、
ことを特徴とする投写型映像表示装置。 - 請求項2に記載の投写型映像表示装置において、
前記駆動手段は、前記投写距離が長いほど、前記表示素子の前記光軸からのシフト量が小さくなるように、前記フォーカス調整手段および変位手段を駆動する、
ことを特徴とする投写型映像表示装置。 - 請求項2または3に記載の投写型映像表示装置において、
前記投写距離に関連する距離を検出する距離検出手段をさらに備え、
前記駆動手段は、前記フォーカス調整手段および変位手段を駆動するための駆動源を具備するとともに、前記距離検出手段によって検出された前記距離に応じて前記駆動源を制御する、
ことを特徴とする投写型映像表示装置。 - 請求項4に記載の投写型映像表示装置において、
当該投写型映像表示装置の本体部を前記被投写面に対する遠近方向にスライド可能に載置するスライド用ステージを備え、
前記距離検出手段は、前記スライド用ステージ上における前記本体部の基準位置からの移動距離を前記投写距離に関連する距離として検出するための検出部を備える、
ことを特徴とする投写型映像表示装置。 - 請求項4に記載の投写型映像表示装置において、
前記距離検出手段は、所定の基準面との間の距離を前記投写距離に関連する距離として検出する距離センサを含み、
当該投写型映像表示装置が第1の位置にあるときに前記フォーカス調整手段によってフォーカス調整がなされ、その後、当該投写型映像表示装置が第1の位置とは異なる第2の位置に移動されたとき、前記駆動手段は、当該移動の前後において前記距離センサでそれぞれ検出された2つの前記距離に基づいて、当該移動後の前記駆動源の制御量を取得する、
ことを特徴とする投写型映像表示装置。
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