JP2011158675A - 投写型映像表示装置 - Google Patents

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JP2011158675A JP2010019783A JP2010019783A JP2011158675A JP 2011158675 A JP2011158675 A JP 2011158675A JP 2010019783 A JP2010019783 A JP 2010019783A JP 2010019783 A JP2010019783 A JP 2010019783A JP 2011158675 A JP2011158675 A JP 2011158675A
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Abstract

【課題】 ユーザ指示(インタラクティブ操作)を簡易に実現することを可能とする投写型映像表示装置を提供する。
【解決手段】 投写型映像表示装置100は、投写面上に設けられる特定領域と処理内容とを対応付ける情報を記憶するように構成された記憶部310と、特定領域において光を遮光する物体を検出するように構成された検出部320と、特定領域において光を遮光する物体の検出時間が一定期間以上である場合に、特定領域と対応付けられる処理内容の実行を指示するように構成された指示部330とを備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、光源から出射される光を変調するように構成された光変調素子と、光変調素子から出射される光を投写面上に投写するように構成された投写光学系とを備える投写型映像表示装置に関する。
従来、光源から出射される光を変調する光変調素子と、光変調素子から出射される光を投写面上に投写する投写光学系とを備える投写型映像表示装置が知られている。
ここで、ユーザ指示に応じて、投写型映像表示装置に対する処理をインタラクティブに実行する方法が知られている。ユーザ指示は、例えば、ページ送り、ページ戻り、動画再生、動画停止などの指示である。
一般的には、投写型映像表示装置は、パーソナルコンピュータなどに接続されており、パーソナルコンピュータから映像信号を受信する。従って、例えば、パーソナルコンピュータの操作によってユーザ指示が実現される。或いは、投写型映像表示装置に設けられるボタンの操作によってユーザ指示が実現される。或いは、投写型映像表示装置に専用のリモートコントローラの操作によってユーザ指示が実現される。
さらには、投写面上に投写された映像を利用して、ユーザ指示を実現する方法も提案されている。例えば、映像にユーザ指示のアイコンを含む映像を投写面上に投写するとともに、専用の指示棒によって特定されるポインタの座標を特定することによって、処理対象のユーザ指示のアイコンを特定する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−91700号公報
ところで、投写面上に投写された映像を利用して、ユーザ指示を実現する方法では、処理対象のユーザ指示のアイコンを特定するために、ポインタの座標を特定する必要がある。
上述したように、ポインタの座標を特定するために、専用の指示棒を用いることが考えられる。しかしながら、専用の指示棒が必要になるため、ユーザの利便性が損なわれる。
或いは、投写面上に投写された映像及びポインタを撮像装置によって撮像することによって、ポインタの座標を特定することも考えられるが、高い撮像精度を有する撮像装置を投写型映像表示装置に設ける必要がある。従って、投写型映像表示装置のコストが増大してしまう。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、ユーザ指示(インタラクティブ操作)を簡易に実現することを可能とする投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る投写型映像表示装置は、光源(光源10)から出射される光を変調するように構成された光変調素子(DMD70)と、前記光変調素子から出射される光を投写面上に投写する投写光学系(投写光学系110)とを備える。投写型映像表示装置は、前記投写面上に設けられる特定領域と前記投写型映像表示装置に対する処理内容とを対応付ける情報を記憶するように構成された記憶部(記憶部310)と、前記特定領域において光を遮光する物体を検出するように構成された検出部(検出部320)と、前記特定領域において光を遮光する物体の検出時間が一定期間以上である場合に、前記特定領域と対応付けられる前記処理内容の実行を指示するように構成された指示部(指示部330)とを備える。
第1の特徴において、前記特定領域は、前記投写光学系から出射される光が投写される投写領域の内側と前記投写領域の外側との境界領域である。
第1の特徴において、前記記憶部は、前記特定領域において光を遮光する物体の移動パターンと前記処理内容とを対応付ける情報を記憶する。前記指示部は、前記特定領域において光を遮光する物体が前記移動パターンで検出された場合に、前記移動パターンと対応付けられる前記処理内容の実行を指示する。
第1の特徴において、前記特定領域に対して特定光を出射するように構成された特定光源(特定光源410)をさらに備える。前記特定領域は、前記投写光学系から出射される光が投写される投写領域外に設けられる。前記検出部は、前記特定領域において、前記特定光源から出射される光を遮光する物体を検出する。
第1の特徴において、前記特定光源は、複数種類の特定光を出射するように構成される。前記記憶部は、前記複数種類の特定光のうち、前記特定領域において物体によって遮光され得る1以上の特定光によって構成される組み合わせと前記処理内容とを対応付ける情報を記憶する。前記指示部は、前記特定領域において物体によって遮光される特定光の組み合わせと対応付けられる処理内容の実行を指示する。
本発明によれば、ユーザ指示(インタラクティブ操作)を簡易に実現することを可能とする投写型映像表示装置を提供することができる。
第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の概略構成を示す図である。 第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の概略構成を示す図である。 第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の光学構成を説明するための図である。 第1実施形態に係る第1筐体200Aのスライドを説明するための図である。 第1実施形態に係る第1筐体200Aのスライドを説明するための図である。 第1実施形態に係る制御ユニット300を示すブロック図である。 第1実施形態に係る処理内容の実行例を説明するための図である。 第1実施形態に係る処理内容の実行例を説明するための図である。 変更例1に係る処理内容の実行例を説明するための図である。 変更例1に係る処理内容の実行例を説明するための図である。 変更例1に係る処理内容の実行例を説明するための図である。 変更例1に係る処理内容の実行例を説明するための図である。 変更例2に係る特定光源410を説明するための図である。 変更例3に係る特定光源410を説明するための図である。 変更例3に係る処理内容の実行例を説明するための図である。
以下において、本発明の実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る投写型映像表示装置は、光源から出射される光を変調するように構成された光変調素子と、光変調素子から出射される光を投写面上に投写する投写光学系とを備える。投写型映像表示装置は、投写面上に設けられる特定領域と投写型映像表示装置に対する処理内容とを対応付ける情報を記憶するように構成された記憶部と、特定領域において光を遮光する物体を検出するように構成された検出部と、特定領域において光を遮光する物体の検出時間が一定期間以上である場合に、特定領域と対応付けられる処理内容の実行を指示するように構成された指示部とを備える。
実施形態では、指示部は、特定領域において光を遮光する物体の検出時間が一定期間以上である場合に、特定領域と対応付けられる処理内容の実行を指示する。従って、高い撮像精度を有する撮像装置を必要とせずに、ユーザ指示(インタラクティブ操作)を簡易に実現することができる。
[第1実施形態]
(投写型映像表示装置の概略構成)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の概略構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100(床面投写)を示す図である。図2は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100(壁面投写)を示す図である。
図1及び図2に示すように、投写型映像表示装置100は、筐体200を有しており、投写面(不図示)に映像を投写する。筐体200には、後述する投写光学系110から出射される光を透過する透過領域210が設けられる。
ここで、投写面は、図1に示すように、床面に設けられていてもよく、図2に示すように、壁面に設けられてもよい。すなわち、投写型映像表示装置100は、映像光を床面に投写するように配置されてもよく、映像光を壁面に投写するように配置されてもよい。
なお、投写型映像表示装置100によって表示される映像のサイズは、例えば、20インチ程度である。また、投写型映像表示装置100と投写面との距離が非常に近いことに留意すべきである。
(投写型映像表示装置の光学構成)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の光学構成について、図面を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の光学構成を主として示す図である。
図3に示すように、投写型映像表示装置100は、投写光学系110と、照明光学系120と、冷却ファン130と、駆動装置140とを有する。また、投写型映像表示装置100は、DMD70と、反射プリズム80とを有する。
また、筐体200は、第1筐体200A及び第2筐体200Bによって構成される。上述した透過領域210は、第1筐体200Aに設けられる。なお、第1筐体200Aの一部又は全部は、後述するように、第2筐体200Bに収容可能に構成される。
投写光学系110は、DMD70から出射された色成分光(映像光)を投写面に投写する。具体的には、投写光学系110は、投写レンズ群111と、反射ミラー112とを有する。
投写レンズ群111は、DMD70から出射された色成分光(映像光)を反射ミラー112側に出射する。投写レンズ群111は、投写光学系110の光軸Lを中心とする略円形形状のレンズ、投写光学系110の光軸Lを中心とする略円形形状の一部分によって構成される形状(例えば、下半分の半円形状)のレンズなどを含む。
なお、投写レンズ群111に含まれるレンズの径は、反射ミラー112に近いほど大きいことに留意すべきである。
反射ミラー112は、投写レンズ群111から出射された色成分光(映像光)を反射する。反射ミラー112は、映像光を集光した上で、映像光を広角化する。例えば、反射ミラー112は、投写レンズ群111側に凹面を有する非球面ミラーである。ここで、反射ミラー112は、投写光学系110の光軸Lを中心とする略円形形状の一部分によって構成される形状(例えば、下半分の半円形状)を有する。
反射ミラー112で集光された映像光は、筐体200に設けられた透過領域210を透過する。筐体200に設けられた透過領域210は、反射ミラー112によって映像光が集光される位置近傍に設けられることが好ましい。
照明光学系120は、光源10と、ダイクロイックプリズム30と、ロッドインテグレータ40と、ミラー51と、ミラー52と、レンズ61と、レンズ62と、レンズ63とを有する。
光源10は、複数色の色成分光を個別に出射するように構成される。また、光源10には、光源10で生じる熱を放熱するヒートシンクが併設されていてもよい。なお、光源10は、例えば、光源10R、光源10G及び光源10Bによって構成される。
光源10Rは、赤成分光Rを出射する光源であり、例えば、赤LED(Light Emitting Diode)や赤LD(Laser Diode)である。光源10Rには、金属などのように放熱性が良好な部材によって構成されるヒートシンクが併設されてもよい。
光源10Gは、緑成分光Gを出射する光源であり、例えば、緑LEDや緑LDである。光源10Gには、金属などのように放熱性が良好な部材によって構成されるヒートシンクが併設されてもよい。
光源10Bは、青成分光Bを出射する光源であり、例えば、青LEDや青LDである。光源10Bには、金属などのように放熱性が良好な部材によって構成されるヒートシンクが併設されてもよい。
ダイクロイックプリズム30は、光源10Rから出射される赤成分光R、光源10Gから出射される緑成分光G、光源10Bから出射される青成分光Bを合成する。
ロッドインテグレータ40は、光入射面と、光出射面と、光入射面の外周から光出射面の外周に亘って設けられる光反射側面とを有する。ロッドインテグレータ40は、ダイクロイックプリズム30から出射された色成分光を均一化する。詳細には、ロッドインテグレータ40は、光反射側面で色成分光を反射することによって、色成分光を均一化する。なお、ロッドインテグレータ40は、ガラスなどによって構成される中実ロッドであってもよく、ミラー面によって内面が構成される中空ロッドであってもよい。
例えば、第1実施形態では、ロッドインテグレータ40は、光源10から出射される光の進行方向に向けて、光の進行方向に垂直な断面が大きくなるテーパ形状を有する。但し、実施形態は、これに限定されるものではない。ロッドインテグレータ40は、光源10から出射される光の進行方向に向けて、光の進行方向に垂直な断面が小さくなる逆テーパ形状を有してもよい。
ミラー51及びミラー52は、ロッドインテグレータ40から出射された光をDMD70に導くために、光の光路を折り曲げる反射ミラーである。
レンズ61、レンズ62及びレンズ63は、光源10から出射された色成分光の拡大を抑制しながら、色成分光をDMD70上に略結像するリレーレンズである。
冷却ファン130は、筐体200の外部に連通しており、筐体200内の熱を放出するように構成される。或いは、冷却ファン130は、筐体200の外部の空気を筐体200内に送り込むように構成される。例えば、冷却ファン130は、光源10の近傍に設けられており、光源10を冷却するように構成される。
駆動装置140は、第2筐体200Bの内壁に沿って第1筐体200Aをスライドさせる装置である。具体的には、駆動装置140は、スライド機構141及び回動機構142を駆動する。図4及び図5に示すように、スライド機構141は、第2筐体200Bの内壁に沿って第1筐体200Aをスライドさせる。回動機構142は、第1筐体200Aのスライドと連動して、回動軸Pを中心として反射ミラー112を回動する。
DMD70は、は、複数の微小ミラーによって構成されており、複数の微小ミラーは可動式である。各微小ミラーは、基本的に1画素に相当する。DMD70は、各微小ミラーの角度を変更することによって、色成分光が有効光として投写光学系110側に導かれるように色成分光を反射するか否かを切り替える。
反射プリズム80は、照明光学系120から出射される光をDMD70側に透過する。一方で、反射プリズム80は、DMD70から出射される光を投写光学系110側に反射する。
(制御ユニットの構成)
以下において、第1実施形態に係る制御ユニットについて、図面を参照しながら説明する。図6は、第1実施形態に係る制御ユニット300を示すブロック図である。制御ユニット300は、投写型映像表示装置100に設けられており、投写型映像表示装置100を制御する。
図6に示すように、制御ユニット300は、記憶部310と、検出部320と、指示部330とを有する。
記憶部310は、投写面上に設けられる特定領域と投写型映像表示装置100に対する処理内容とを対応付ける情報を記憶する。
ここで、特定領域は、投写型映像表示装置100(投写光学系110)から出射される光が投射される投写領域内に設けられていてもよく、投写領域外に設けられていてもよい。例えば、特定領域は、投写領域の4辺である。或いは、特定領域は、投写領域の4隅である。
ここで、特定領域は、投写領域の内側と投写領域の外側との境界領域(例えば、投写領域の4辺、投写領域の4隅)であることが好ましい。このような境界領域では、輝度の変化が大きいため、特定領域において光を遮光する物体を容易に検出できることに留意すべきである。
また、処理内容は、投写型映像表示装置100に実行させるべき処理である。例えば、処理内容は、投写型映像表示装置100の電源ON/OFFの切り替え、投写領域に投写される映像の回転、投写領域に投写される映像の再生/停止の切り替え、投写型映像表示装置100に設けられるモードの切り替えなどである。また、処理内容は、例えば、投写領域に投写される映像のページ送り、投写領域に投写される映像のページ戻り、投写型映像表示装置100の設定(明るさ調整やコントラスト調整)を変更するためのメニュー呼び出しなどである。
検出部320は、特定領域において光を遮光する物体(例えば、ユーザの手など)を検出する。具体的には、第1実施形態では、検出部320は、特定領域において、投写型映像表示装置100(投写光学系110)から出射される光を遮光する物体を検出することが好ましい。すなわち、特定領域は、投写領域内に設けられることが好ましい。
検出部320は、例えば、特定領域における明るさの変化を検出可能に構成された撮像素子である。或いは、検出部320は、例えば、特定領域における明るさの変換を検出可能に構成された照度センサであってもよい。照度センサは、特定領域のみをカバーする指向性を有することが好ましい。
指示部330は、特定領域において光を遮光する物体の検出時間が一定期間以上である場合に、特定領域と対応付けられる処理内容の実行を指示する。具体的には、投写型映像表示装置100内で処理が完結する処理内容については、指示部330は、投写型映像表示装置100に設けられる機能ブロック(例えば、電源ブロックなど)に対して、特定領域と対応付けられる処理内容の実行を指示する。或いは、投写型映像表示装置100内で処理が完結しない処理内容については、他の装置(例えば、投写型映像表示装置100に接続されたパーソナルコンピュータなど)に対して、特定領域と対応付けられる処理内容の実行を指示する。
(処理内容の実行例)
以下において、第1実施形態に係る処理内容の実行例について、図面を参照しながら説明する。図7及び図8は、第1実施形態に係る処理内容の実行例を説明するための図である。
第1に、特定領域が投写領域の4隅に設けられるケースについて、図7を参照しながら説明する。図7に示すように、投写領域の4隅に設けられた4つの特定領域には、それぞれ、互いに異なる処理内容が対応付けられている。
第2に、特定領域が投写領域の4辺に設けられるケースについて、図8を参照しながら説明する。図8に示すように、投写領域の4辺に設けられた4つの特定領域には、それぞれ、互いに異なる処理内容が対応付けられている。
(作用及び効果)
第1実施形態では、指示部330は、特定領域において光を遮光する物体の検出時間が一定期間以上である場合に、特定領域と対応付けられる処理内容の実行を指示する。従って、高い撮像精度を有する撮像装置を必要とせずに、ユーザ指示(インタラクティブ操作)を簡易に実現することができる。
すなわち、「特定領域において光を遮光する物体の検出時間が一定期間以上である」という明確に識別可能なトリガーに応じて、特定領域と対応付けられる処理内容が実行されるため、低い撮像精度を有する撮像装置を用いても、処理内容を識別することができる。
特に、特定領域が、投写領域の内側と投写領域の外側との境界領域(例えば、投写領域の4辺、投写領域の4隅)である場合には、特定領域において光を遮光する物体の検出が容易である。これは、投写光により明るくなる投写領域の内側と、投写光が照射されない投写領域の外側とでは、明るさ(特に、輝度値)に大きな差が生じるため、低い撮像精度を有する撮像装置を用いても、物体の識別が容易であるためである。従って、処理内容を容易に識別することができる。
[変更例1]
以下において、第1実施形態の変更例1について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態との相違点について主として説明する。
変更例1では、記憶部310は、特定領域における光の移動パターンと処理内容とを対応付ける情報を記憶する。
ここで、移動パターンは、特定領域において光を遮光する物体の位置(物体位置)の時間的な変化を示すパターンである。移動パターンは、例えば、物体位置が所定方向に直線状に移動するパターン、物体位置が所定形状を描くように移動するパターンなどである。
指示部330は、特定領域において光を遮光する物体が移動パターンで検出された場合に、移動パターンと対応付けられる処理内容の実行を指示する。
なお、移動パターンは、物体位置の時間的な変化を示すパターンであるため、移動パターンを検出するために一定時間が必要であることに留意すべきである。従って、変更例1においても、第1実施形態と同様に、指示部330は、特定領域において光を遮光する物体の検出時間が一定時間以上である場合に、処理内容の実行を指示する。
(処理内容の実行例)
以下において、第1実施形態に係る処理内容の実行例について、図面を参照しながら説明する。図9〜図12は、第1実施形態に係る処理内容の実行例を説明するための図である。
例えば、図9に示すように、特定領域内において物体位置が所定方向に直線状に移動する移動パターンに対して、“ページ送り”が処理内容として対応付けられる。なお、図9では、特定領域は、例えば、投写領域の全体である。
或いは、図10に示すように、特定領域内において物体位置が所定方向に直線状に移動する移動パターンに対して、“拡大/縮小”が処理内容として対応付けられる。なお、図10では、特定領域は、例えば、投写領域の一辺である。
或いは、図11に示すように、特定領域内において物体位置が円形状を描くように移動する移動パターンに対して、“画面回転”が処理内容として対応付けられる。なお、図11では、特定領域は、例えば、投写領域の全体である。
或いは、図12に示すように、特定領域内において物体位置が4角形状を描くように移動する移動パターンに対して、“再生”が処理内容として対応付けられる。なお、図12では、特定領域は、例えば、投写領域の全体である。
(作用及び効果)
変更例1では、指示部330は、特定領域において光を遮光する物体が移動パターンで検出された場合に、移動パターンと対応付けられる処理内容の実行を指示する。従って、指示部330によって指示可能な処理内容の種類を容易に増やすことができる。
[変更例2]
以下において、第1実施形態の変更例2について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態との相違点について主として説明する。
変更例2では、投写型映像表示装置100は、図13に示すように、特定領域に対して特定光を出射する特定光源410を有する。また、特定領域は、投写型映像表示装置100から出射される光が投写される投写領域外に設けられる。
特定光源410は、投写領域に投写される映像を構成するための光源10とは別体である。特定光源410は、例えば、投写型映像表示装置100の上部に設けられてもよく、投写型映像表示装置100の下部に設けられてもよい。なお、図13では、投写型映像表示装置100の下部に特定光源410が設けられるケースが例示されている。
上述した検出部320は、投写領域外に設けられる特定領域において、特定光源410から出射される光を遮光する物体を検出する。検出部320は、第1実施形態と同様に、撮像装置であってもよく、照度センサであってもよい。
また、特定光源410が赤外光を出射するように構成されている場合には、検出部320は、赤外線センサであってもよい。
(作用及び効果)
変更例2では、検出部320は、投写領域外に設けられる特定領域において、特定光源410から出射される光を遮光する物体を検出する。従って、特定領域における光の遮光の検出精度が向上する。さらには、指示部330が誤って処理内容を指示することを抑制することができる。
[変更例3]
以下において、第1実施形態の変更例3について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、変更例3では、図14に示すように、投写型映像表示装置100は、図14に示すように、特定領域に対して特定光を出射する特定光源410を有する。また、特定領域は、投写型映像表示装置100から出射される光が投写される投写領域外に設けられる(変更例2と同様)。
ここで、特定光源410は、複数種類の特定光を出射する。ここで、「複数種類」とは、特定光の色が異なることを意味してもよく、特定光が照射される位置が異なることを意味してもよい。
例えば、特定光源410は、赤光Rを出射する赤発光素子、緑光Gを出射する緑発光素子、青光Bを出射する青発光素子によって構成されてもよい。或いは、特定光源410は、同種の特定光を別々の特定領域に出射する複数の発光素子によって構成されてもよい。或いは、特定光源410から出射される光の光路上に回折素子を設けることによって、特定光源410から出射される光が回折素子を介して複数の位置に照射されてもよい。
なお、図14では、赤光R、緑光G及び青光Bを特定光源410が別々の特定領域に出射するケースが例示されている。また、投写型映像表示装置100の上部に特定光源410が設けられるケースが例示されている。
上述した記憶部310は、複数種類の特定光のうち、特定領域において遮光され得る1以上の特定光の組み合わせと処理内容とを対応付ける情報を記憶する。
上述した検出部320は、特定光源410から出射される複数種類の特定光を遮光する物体を複数種類の特定光毎に検出する。検出部320は、撮像装置であることが好ましい。なお、複数種類の特定光が別々の特定領域に照射される場合には、検出部320は、各特定領域において光を遮光する物体を検出する複数の照度センサであってもよい。
上述した指示部330は、特定領域において物体によって遮光される特定光の組み合わせと対応付けられる処理内容の実行を指示する。詳細には、指示部330は、特定領域において一定時間以上物体によって遮光される特定光の組み合わせと対応付けられる処理内容の実行を指示することに留意すべきである。
(処理内容の実行例)
以下において、第1実施形態に係る処理内容の実行例について、図面を参照しながら説明する。図15は、第1実施形態に係る処理内容の実行例を説明するための図である。
図15に示すように、赤光R、緑光G及び青光Bのうち、特定領域において遮光され得る1以上の特定光によって構成される組み合わせ(7パターン)は、それぞれ、処理内容(7種類)と対応付けられる。
例えば、赤光Rのみが物体によって遮光される組み合わせに対して、“ページ送り”が対応付けられる。緑光Gのみが物体によって遮光される組み合わせに対して、“再生/停止”が対応付けられる。青光Bのみが物体によって遮光される組み合わせに対して、“ページ戻り”が対応付けられる。或いは、赤光R、緑光G及び青光Bの全てが物体によって遮光される組み合わせに対して、“電源ON/OFF”が対応付けられる。
(作用及び効果)
変更例3では、特定領域において物体によって遮光される特定光の組み合わせと対応付けられる処理内容の実行を指示する。従って、指示部330によって指示可能な処理内容の種類を容易に増やすことができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態では、光変調素子として、DMD(Digital Micromirror Device)を例示したに過ぎない。光変調素子は、反射型の液晶パネルであってもよい。
上述した実施形態では、主として、複数種類の処理内容を実行可能なケースについて例示したに過ぎない。具体的には、1種類の処理内容のみが実行可能であってもよい。
10…光源、30…ダイクロイックプリズム、40…ロッドインテグレータ、51〜52…ミラー、61〜63…レンズ、70…DMD、80…反射プリズム、100…投写型映像表示装置、110…投写光学系、111…投写レンズ群、112…反射ミラー、120…照明光学系、130…冷却ファン、140…駆動装置、141…スライド機構、142…回動機構、200…筐体、200A…第1筐体、200B…第2筐体、210…透過領域、300…制御ユニット、310…記憶部、320…検出部、330…指示部、410…特定光源

Claims (5)

  1. 光源から出射される光を変調するように構成された光変調素子と、前記光変調素子から出射される光を投写面上に投写する投写光学系とを備える投写型映像表示装置であって、
    前記投写面上に設けられる特定領域と前記投写型映像表示装置に対する処理内容とを対応付ける情報を記憶するように構成された記憶部と、
    前記特定領域において光を遮光する物体を検出するように構成された検出部と、
    前記特定領域において光を遮光する物体の検出時間が一定期間以上である場合に、前記特定領域と対応付けられる前記処理内容の実行を指示するように構成された指示部とを備えることを特徴とする投写型映像表示装置。
  2. 前記特定領域は、前記投写光学系から出射される光が投写される投写領域の内側と前記投写領域の外側との境界領域であることを特徴とする請求項1に記載の投写型映像表示装置。
  3. 前記記憶部は、前記特定領域において光を遮光する物体の移動パターンと前記処理内容とを対応付ける情報を記憶しており、
    前記指示部は、前記特定領域において光を遮光する物体が前記移動パターンで検出された場合に、前記移動パターンと対応付けられる前記処理内容の実行を指示することを特徴とする請求項1に記載の投写型映像表示装置。
  4. 前記特定領域に対して特定光を出射するように構成された特定光源をさらに備え、
    前記特定領域は、前記投写光学系から出射される光が投写される投写領域外に設けられており、
    前記検出部は、前記特定領域において、前記特定光源から出射される光を遮光する物体を検出することを特徴とする請求項1に記載の投写型映像表示装置。
  5. 前記特定光源は、複数種類の特定光を出射するように構成されており、
    前記記憶部は、前記複数種類の特定光のうち、前記特定領域において物体によって遮光され得る1以上の特定光によって構成される組み合わせと前記処理内容とを対応付ける情報を記憶しており、
    前記指示部は、前記特定領域において物体によって遮光される特定光の組み合わせと対応付けられる処理内容の実行を指示することを特徴とする請求項3に記載の投写型映像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017026677A (ja) * 2015-07-16 2017-02-02 株式会社リコー 画像投影装置及び画像投影システム

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