JP2009292482A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物の大きさに合わせた調整が可能で、作製が容易な包装箱を提供する。
【解決手段】平面視四角形の底板2と、相互に連設した状態で底板2の4辺に連設して立ち上がり、底板2と共に内容物の収容空間を形成する4枚の側板3a、3b、3c、3dと、4枚の側板のそれぞれに折り線6a、6b、6c、6dを介して連設した蓋板4a、4b、4c、4dと、少なくとも1枚の側板及びこれに連設した蓋板に形成された折曲予備線とを備える。隣接する側板の連設部分に折曲予備線に達する縦方向の切り込みがなされることにより当該切り込み部を境に側板が分離可能となっており、前記側板が切り込み部を境に分離された状態において、少なくとも1枚の側板及びこれに連設した蓋板が前記折り線又は/及び前記折曲予備線を境として前記収容空間側に折り込まれることにより収容空間の大きさが変化可能となっている。
【選択図】図4

Description

本発明は、段ボール箱等の包装箱に関し、特に収容する内容物の大きさに合わせて収容空間の大きさを変化させることが可能な包装箱に関する。
大きさ調整可能な従来の包装箱としては特開平7−223625号公報に開示されている。この包装箱は、底板の一端側に蓋板とを連設することによりL字形の単位箱を形成し、底板を重ねるようにして2つの単位箱を突き合わせて箱形状とする構造となっている。
箱形状への組み立ての際には、重ね合わせた底板をスライドさせて内容物の大きさに合わせるようになっており、内容物の大きさに合った状態で底板及び側板に対してホッチキス等の係止具を打ち込んだり、接着することにより結合させて包装箱とする。又、蓋板及び側板には蛇腹状の折り目を形成してあり、包装箱の大きさを変化させる際に蓋板及び側板が追従するようになっている。
特開平7−223625号公報
上述した従来の包装箱では、2つの単位箱を組み合わせて1つの箱体とする作業と、内容物の大きさに合わせた調整を行う作業とが必要であり、包装箱の作製が面倒となっている。又、包装箱として組み付けるためには、単位箱だけでは不可能であり、ホッチキス等の係止具や接着剤が必要となっており、組み立てがさらに煩雑化している。さらに、蓋板や側板に形成した蛇腹状の折り目が外から見えるため、外観が低下する問題を有している。
本発明は、このような問題点を考慮してなされたものであり、内容物の大きさに合わせた調整が可能であり、しかも作製が容易な包装箱とすることができ、係止具等の付随部品を不要することができ、外観が低下することのない包装箱を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明の包装箱は、平面視四角形の底板と、相互に連設した状態で前記底板の4辺に連設して立ち上がり、底板と共に内容物の収容空間を形成する4枚の側板と、4枚の側板のそれぞれに折り線を介して連設した蓋板と、少なくとも1枚の側板及びこれに連設した蓋板に形成された折曲予備線とを備え、隣接する側板の連設部分に前記折曲予備線に達する縦方向の切り込みがなされることにより当該切り込み部を境に側板が分離可能となっており、前記側板が切り込み部を境に分離された状態において、少なくとも1枚の側板及びこれに連設した蓋板が前記折り線又は/及び前記折曲予備線を境として前記収容空間側に折り込まれることにより収容空間の大きさが変化可能となっていることを特徴とする。
請求項2記載の発明の包装箱は、平面視四角形の底板と、相互に連設した状態で前記底板の4辺に連設して立ち上がり、底板と共に内容物の収容空間を形成する4枚の側板と、4枚の側板のそれぞれに折り線を介して連設すると共に、対向位置の2枚で一対となっている2対の蓋板と、少なくとも一対の蓋板に形成された折曲予備線とを備え、前記一対の蓋板が前記折曲予備線を境として前記収容空間側に折り込まれることにより収容空間の大きさが変化可能となっていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の包装箱であって、前記折曲予備線は、側板及び蓋板の内面にプレスによって形成された折り筋であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載の包装箱であって、前記折曲予備線を境として折り込まれる側板及び蓋板の折り込み先端部分がクッション片となって内容物に接していることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1,3又は4のいずれか1項記載の包装箱であって、前記側板の折曲予備線は、側板の高さの略半分の高さ位置に形成されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項記載の包装箱であって、前記少なくとも一対の蓋板の折曲予備線は、蓋板の高さの略半分の高さ位置に形成されていることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1又は3〜6のいずれか1項記載の包装箱であって、前記切り込み部にミシン目が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、側板又は/及び蓋板を収容空間内に折り込むだけで収容空間の大きさを調整することが可能な包装箱とすることができるため、包装箱の作製が容易となると共に、外観が低下することがない。
以下、本発明を図示する実施形態により具体的に説明する。なお、各実施形態において、同一の部材には同一の符号を付して対応させてある。
(第1実施形態)
図1〜図9は、本発明の第1実施形態を示す。この実施形態の包装箱1は、底板2と、4枚の側板3a、3b、3c、3dと、4枚の蓋板4a、4b、4c、4dとを備えている。包装箱1は好ましくは段ボール箱に適用される。
底板2は平面から見て長方形、正方形等の四角形となっている。4枚の側板3a,3b,3c,3dはそれぞれ底板2の4辺に連設しており、底板2の4辺から立ち上がっている。隣接した位置の側板3a,3b,3c,3dは相互に連設しており、これにより底板2及び側板3a,3b,3c,3dによって内容物を収容する収容空間5が形成される。収容空間5は蓋板4a,4b,4c,4dによって閉じられない限り上面開放の空間となっている。
4枚の蓋板4a,4b,4c,4dは側板3a,3b,3c,3dのそれぞれに連設している。すなわち、蓋板4aは側板3aに折り線6aを介して連設し、蓋板4bは側板3bに折り線6bを介して連設し、蓋板4cは側板3cに折り線6cを介して連設し、蓋板4dは側板3dに折り線6dを介して連設している。折り線6a,6b,6c,6dを介して連設することにより、それぞれの蓋板4a,4b,4c,4dは収容空間5の方向に折曲され、この折曲によって収容空間5を封鎖することができる。
蓋板においては対向位置にある2枚が対となるものであり、蓋板4aと4cとが対となり、蓋板4bと4dとが対となっている。この実施形態において、対となっている蓋板は折り曲げられることにより、収容空間5を封鎖する長さ(高さ)となるように設定されている。すなわち、対となっている蓋板4a,4c及び4b、4dは収容空間5の平面寸法の半分の長さ(高さ)となっており、折り線6a,6c及び6b、6dを介して折り曲げることにより、蓋板4a,4cは先端部が相互に突き合わされると共に、蓋板4b、4dも先端部が相互に突き合わされ、これらの突き合わせによって各対の蓋板が収容空間5を封鎖するようになっている。
図1はこの実施形態の包装箱1を展開した状態を示す。同図において、7a,7b,7c,7dは各側板3a,3b,3c,3dを底板2と連設するための折り線であり、それぞれの折り線7a,7b,7c,7dには底板用フラップ2a,2b,2d,2dが連設している。底板用フラップ2a,2b,2d,2dは包装箱1を組み立てたときに、相互に重なり合って底板2を形成する。
この実施形態において、4枚の側板3a,3b,3c,3dには二点鎖線で示す1本の折曲予備線8a,8b,8c,8dがそれぞれ形成される。折曲予備線8a,8b,8c,8dはそれぞれ側板3a,3b,3c,3dに対して横方向に伸びるように形成されており、対応する側板3a,3b,3c,3dを横切っている。折曲予備線8a〜8dはそれぞれ側板3a〜3dの高さの略半分となる高さ位置に形成されており、それぞれの側板3a,3b,3c,3dを高さ方向で略二分する位置となっている。折曲予備線8a〜8dは側板3a〜3dを折り込むために形成されるものである。
この実施形態において、蓋板4a,4b、4c、4dに対しても二点鎖線で示す折曲予備線9a,9b,9c,9dがそれぞれ形成される。蓋板側の折曲予備線9a、9b、9c、9dもそれぞれの蓋板4a,4b,4c,4dを横切るように横方向に伸びている。又、折曲予備線9a、9b、9c、9dはそれぞれの蓋板4a,4b,4c,4dに対し、その高さの略半分となる高さ位置に形成されており、それぞれの蓋板4a,4b,4c,4dを高さ方向で略二分する位置となっている。折曲予備線9a〜9dは蓋板4a〜4dを折り込むために形成されるものである。
折曲予備線9a〜9dは全ての蓋板に形成する必要はなく、少なくとも一対の蓋板に形成するだけであっても良い。すなわち対向位置の一対の蓋板4a,4cにだけ形成しても良く、蓋板4b、4dにだけ形成しても良い。後述するように包装箱1の大きさ調整の際には、対となっている蓋板を折り込むことで可能なためである。
以上の折曲予備線8a〜8d及び9a〜9dは側板及び蓋板の内面にプレスによって形成されるものである。すなわち段ボールなどの原紙をプレス打ち抜きして図1の展開形状とする際に、折曲予備線8a〜8d及び9a〜9dがプレス打ち抜きと同時に形成される。プレスによって形成されることにより、折曲予備線8a〜8d、9a〜9dは側板及び蓋板の内面で凹んだ直線的な筋状の折り筋となっている。このように形成された折曲予備線8a〜8d及び9a〜9dは側板及び蓋板の内面にだけ凹んで形成され、側板及び蓋板の外面に筋状となって現れることがない。このため、折曲予備線8a〜8d、9a〜9dが外から見えることなく、包装箱1の外観が低下することがない。
上述した側板3a〜3dと蓋板4a〜4dとの境となっている折り線6a〜6d及び底板用フラップ2a〜2dと側板3a〜3dとの境となっている折り線7a〜7dも折曲予備線8a〜8d、9a〜9dと同様にプレス打ち抜き時のプレスによって形成されるものであり、包装箱1の内面に凹んだ状態の折り筋となっている。これらの折り線6a〜6d及び7a〜7dも包装箱1の外面に筋状となって現れることがなく、外観から見えないため包装箱1の外観が低下することがない。
側板3a,3b,3c,3dには破線で示す切り込み予定線10が設けられている。切り込み予定線10は隣接する側板3a,3b,3c,3dの連設部分に設けられるものであり、従って包装箱1の4箇所の角部に位置している。切り込み予定線10は隣接する側板3a,3b,3c,3dの連設部分(包装箱1の角部)に対して縦方向の切り込みを形成するためのものである。この実施形態において、切り込み予定線10は側板の連設部分の上端から折曲予備線8a,8b,8c,8dに達する長さとなるように縦方向に設けられている。
切り込み予定線10は、切り込みを示唆あるいはガイドするものであり、当初(図1の展開状態)において、カラーインキ等からなる直線画像を側板の連設部分の内面に印刷や塗布することによって設けられている。このように当初では折り込み予定線10を設けるだけであって、実際の切り込みがなされていないことから包装箱1を組み立てた直後においては側板の連設部分は分離していない状態となっている。そして、切り込み予定線10に沿って側板3a,3b,3c,3dの連設部分をカッター等によって押し切ることにより側板3a,3b,3c,3dの連設部分に対して縦方向の切り込みを形成することができる。この切り込みを形成することによって、側板3a,3b,3c,3dが切り込み部(切り込み予定線10)を境にして分離された状態となる。これにより、側板3a,3b,3c,3dにおける折曲予備線8a,8b,8c,8dの上方部分(側板3a〜3dの上半分部分)が連設状態から解放された自由状態となり、この部分に対する折り込みが可能となる。
かかる作用を行うため、側板3a,3b,3c,3dの連設部分(包装箱1の角部)に対してミシン目を形成することによって切り込み予定線10としても良い。ミシン目によって切り込み予定線10を構成することにより、上記切り込みを簡単且つ確実に形成することができるメリットがある。又、ミシン目を切断しない限り、側板3a〜3dは連設状態を維持することができる。インキ塗布やミシン目によって切り込み予定線10を形成しない場合には、その旨を示唆する表示であっても良い。これに限らず、切り込み予定線10は包装箱1の4箇所の角部に設けられることから理解が容易であり、従って無表示であっても良い。
次に、この実施形態による包装箱1の大きさの調整によって収容空間5の大きさを変化させる操作を説明する。図2及び図3は収容空間5が最大の場合であり、切り込み予定線10に対して切り込みがなされて折らず、側板3a〜3dが連設された状態となっていることにより当初の高さを有している。この場合は、折り線6a〜6dを介して蓋板4a〜4dを折り曲げることにより収容空間5を封鎖する。
図4〜図9は収容空間5の大きさを変化させた各場合における調整を示す。図4〜図9の場合には、切り込み予定線10に対して切り込みを形成する。切り込みは折曲予備線8a〜8dに達するまで形成され、これにより各側板3a〜3dにおける折曲予備線8a〜8dよりも上側の上半分部分が隣接した側板と分離された自由状態となる。この実施形態において、折曲予備線8a〜8dを境とした側片3a〜3dの上半分部分が自由状態となった状態で後述するようにこの上半分部分が折り込まれるため、その後における包装箱1は厚さ(高さ)が図2、図3で示す当初の厚さ(高さ)の略半分となる。
図4は収容空間5を2番目の大きさに調整する場合であり、左右で対向している2枚の側板3b、3dの内、左側の側板3dを折曲予備線8dを境として山折りすると共に、側板3dに連設している蓋板4dを折り線6dを境として山折りする。このとき、蓋板4dの折曲予備線9dは山折りしても良く谷折りしても良い。このことにより、収容空間5内部の左側にブロックが形成され、その分、収容空間5を小さくすることができる。従って、前後位置の蓋板4a、4cによって収容空間5を覆うことにより内容物を収容した状態とすることが可能である。なお、右側の側板3bは折曲予備線8bを境として山折りすることにより、これに続く蓋板4bを収容空間5の内部に差し込むことができる。これに限らず、右側の側板3b及びこれに続く蓋板4bを内容物を覆う蓋としても良い。
図5は収容空間5を3番目の大きさに調整する場合であり、左側の側板3dを折曲予備線8dを境として山折りする。又、これに続く左側の蓋板4dは折り線6dで折り曲げることなく折曲予備線9dを境として山折りする。これにより図4よりも蓋板4dの半分の長さ分だけ長くなった幅広のブロックを収容空間5の内部に形成することができ、その分、収容空間5を小さくすることができる。
図6は図5と同じ大きさの収容空間5に調整する場合であり、左側の側板3d及び蓋板4dに対し図4と同じ折曲操作を行う。側板3dに対向している右側の側板3bは折曲予備線8bを境として山折りし、これに続く蓋板4bを折り線6bを境として山折りする。これにより、収容空間5の内部の左右に同じ大きさのブロックを形成することができ、図5と同じ大きさの収容空間5に調整することができる。なお、左右の蓋板4d、4bにおける折曲予備線9d、9bは山折りしても良く、谷折りしても良い。
図7は収容空間5を4番目の大きさに調整する場合であり、左側の側板3dを折曲予備線8dを境として山折りすると共に、これに続く左側の蓋板4dを折り線6dで谷折りする。一方、右側の側板3bは折曲予備線8bを境として山折りする。又、これに続く蓋板4bは折り線6bで折り曲げることなく、折曲予備線9bを境として山折りする。これにより4番目の大きさの収容空間5とすることができる。
図8は収容空間5を5番目の大きさに調整する場合であり、左右の側板4d、4bを折曲予備線8d、8bを境として山折りする。これらに続く左右の蓋板4d、4bは折り線6d、6bで折り曲げることなく、折曲予備線9d、9bを境として山折りする。このことにより収容空間5の内部の左右に幅広のブロックを形成でき、その分、収容空間5を小さくすることができる。
図9は蓋板をクッション片として用いる場合の調整を示す。折曲予備線8dを境として左側の側板3dを山折りしてこれに続く蓋板4dを収容空間5側に位置させる。そして、この蓋板4dをその折曲予備線9dを境として山折りする。この山折りにより蓋板4dの折り込み先端部分11は収容空間5内の内容物の上面と接する。折り込み先端部分11は折り込まれているため弾性を有して内容物と接触する。このため、折り込み先端部分11がクッション片として作用し、シャック等から内容物を保護することができる。
このような実施形態では、側板3a〜3dを折り込むと共に、対となっている蓋板4d、4bを折り込むだけで収容空間5の大きさを調整することができる。このため、大きさの異なる包装箱1を簡単に作製することができ、外見が低下することもない。
以上の実施形態では、左右の側板3d、3b及びこれに続く左右の蓋板4d、4bへの操作について説明したが、前後の側板3a、3c及び前後の蓋板4a、4cに対して同様に操作することにより収容空間5の大きさを調整することが可能である。又、収容空間5側に折り込まれる側板としては、4枚の側板3a〜3dの内の1枚であれば良く、蓋板も折り込まれる側板に連設した蓋板であれば良い。従って、折曲予備線は収容空間5側に折り込まれる少なくとも1枚の側板及びこれに連設した蓋板に少なくとも形成されれば良い。
さらに、側板3a〜3dの折曲予備線8a〜8d及び蓋板4a〜4dの折曲予備線9a〜9dとしては1本でなく、複数本としても良い。このように複数とすることにより、折り込み予定線10を適宜の折曲予備線8a〜8dに達する長さとすることができる。このため、側板3a〜3dに対して適宜位置の折曲予備線8a〜8dを境とした折り込みが可能となり、包装箱1の厚さ(高さ)の変更も可能となる。
(第2実施形態)
図10〜図16は本発明の第2実施形態の包装箱1Aを示し、平面視四角形の底板2と、底板2から立ち上がる4枚の側板3a〜3dと、4枚の側板3a〜3dのそれぞれに連設する4枚の蓋板4a〜4dとを備えている。図10〜図12において、13は連結用フラップであり、側板3a〜3dを相互に接着するために備えられている。隣接する側板3a〜3dを連結用フラップ13によって接合することにより、4枚の側板3a〜3dが底板2の4辺からから立ち上がった状態となり、側板3a〜3dと底板2とによって内容物15(図14〜図16参照)の収容空間5が形成される。この場合、4枚の側板3a〜3dは折り線7a〜7dを介して底辺2の4辺に連設している。
蓋板4a,4b,4c,4dはそれぞれ折り線6a,6b,6c,6dを介して側板3a,3b,3c,3dに連設されている。この実施形態において、側板3a〜3dには折曲予備線が形成されていない。側板3a〜3dは折り線7a〜7dによって底板2から立ち上がるように折曲されるだけであり、第1実施形態のように折曲予備線を境にして折曲されることはない。又、各蓋板4a,4b,4c,4dは折り線6a,6b,6c,6dを境として折曲されるようになっている。この実施形態において、対向している一対の蓋板4b,4dは収容空間5内に折り込まれるが、他の一対の蓋板4a、4cは収容空間5を封鎖する蓋として機能する。
蓋として機能する一方の蓋板4cには係止リップ25が形成され、他方の蓋板4aには係止スリット26が形成されている。係止リップ25は矢尻状となって区切り線27から蓋板4cの外側に突出している。係止リップ25の両側には区切り線27に向かって相互に広がる方向に傾斜したテーパ面25aが形成され、テーパ面25aの終端部分が鉤部25bとなっている。係止スリット26は蓋板4aの区切り線28に沿って形成されており、鉤部25bを含めた係止リップ25の全体の長さよりも若干短い長さとなっている。折り線6aを境にして蓋板4aを山折りし、その後、折り線6cを境にして蓋板4cを山折りして蓋板4a上に重ね合わせる。この重ね合わせの際に係止リップ25を係止スリット26に差し込む。この差し込みによって鉤部25bが係止スリット26を通過して蓋板4aの内面(裏面)に係止される。これにより蓋板4a、4cが相互に離脱することがない状態となって収容空間5の上面を封鎖する。
一対の蓋板4b、4dには、それぞれ二点鎖線で示す2本の折曲予備線が形成されている。すなわち蓋板4bに、同板4bを横切る第1折曲予備線21b及び第2折曲予備線22bが所定間隔を有して形成されると共に、蓋板4dにも同板4dを横切る第1折曲予備線21d及び第2折曲予備線22dが形成される。第1及び第2折曲予備線21b、21d及び22b、22dが形成されることにより、各蓋板4b,4dは第1片4b1、4d1、第2片4b2、4d2、第3片4b3、4d3に区切られる。この場合、第2片4b2、4d2は側板3a〜3dと略同程度の幅(高さ)となるように設定される。
折曲予備線21b,21d及び22b、22dは原紙から図10の展開形状をプレス打ち抜きする際のプレスによって形成されるものであり、蓋板4b、4dの内面で凹んだ折り筋となり、蓋板4b、4dの外面に現れることがない。このため、折曲予備線21b,21d,22b,22dが外側から見えないため、包装箱1Aの外観が低下することがない。
図12及び図13はこの実施形態における収容空間5の大きさ調整を示している。図12においては、折り線6dを境として蓋板4dを山折りすると共に、蓋板4dに対して第1折曲予備線21dを境に山折りする。これにより、側板3a〜3dと同程度の高さの第2片4d2が第1片4d1を支持するため、第1片4d1が側板3a〜3dと同程度の高さを有したブロックとなって収容空間5内に入り込む。このブロックによって収容空間5の大きさを小さく調整することができる。なお、蓋板4dの第2折曲予備線22dは山折りしても良く、谷折りしても良いものである。
図13においては、蓋板4dを図12と同様に折り込むと共に、蓋板4bを折り込み操作する。蓋板4bにおいては、折り線6bを境として山折りすると共に、第1折曲予備線21bを境に山折りにする。これにより、蓋板4bの第1片4b1によって蓋板4dと同様のブロックが収容空間5内に形成される。従って、内容物の収容空間5は2つのブロックに挟まれた部分となり、収容空間5をさらに小さくする調整が可能となる。
図14〜図16は蓋板4b、4dをクッション片として機能させる場合の調整を示す。図14においては、蓋板4bに対し図12と同様な操作を行うことによりその第1片4b1をブロックとして収容空間5を小さく調整する。一方、蓋板4dに対しては、第1折曲予備線21dを山折りし、その後、第2折曲予備線22dを谷折りする。この折り込み操作により、蓋板4dの折り込み先端部分である第2片4d2及び第3片4d3が内容物15側に位置し、第3片4d3が内容物15の上面と接触する。第2片4d2及び第3片4d3からなる折り込み先端部分は弾性を有しているため、クッション片と作用し、内容物15をショック等から保護するようになっている。
図15においては、対となっている両方の蓋板4b、4dに対して図14と同様の折り込みを行うものであり、第1折曲予備線21b、21dを山折りすると共に、第2折曲予備線22b、22dを谷折りする。このことにより、蓋板4b、4dの第3片4b3、4d3が弾性を有して内容物15に接するため、内容物15をショック等から保護することができる。
図16においては、対となっている両方の蓋板4b,4dに対し、その第1折曲予備線21b、21dを山折りし、第2折曲予備線22b、22dを谷折りする。そして谷折りした第3片4b3,4d3に対しては、その中間部分を山折りする。かかる山折りは第3片4b3,4d3に図示を省略した第3折曲予備線を形成して行うことができるが、第3折曲予備線を形成することなく折り込んでも良い。第3片4b3,4d3の中間部分を山折りすることにより、その先端部分が内容物15に両側から当接する。これにより、内容物15を確実に固定することができ、内容物15のがたつきを防止することができる。
図16の構造では、第2片4b2,4d2が内容物15に弾性的に接触するため、クッション作用を行うことができる。図16において、30は第2片4b2,4d2と内容物15との間に挟み込まれたスペース板であり、第2片4b2,4d2の内容物15に対するクッション作用をさらに確実とするために用いられている。
なお、この実施形態においては、対となっている蓋板4b、4dのぞれぞれに対して、3本以上の接触予備線を形成することが可能である。
本発明の第1実施形態の包装体を示す展開図である。 第1実施形態の包装体の組立状態を示す斜視図である。 第1実施形態の包装手順を示す斜視図である。 第1実施形態の包装体を2番目の大きさに調整する操作を示す斜視図である。 第1実施形態の包装体を3番目の大きさに調整する操作を示す斜視図である。 第1実施形態の包装体を3番目の大きさに調整する別の操作を示す斜視図である。 第1実施形態の包装体を4番目の大きさに調整する操作を示す斜視図である。 第1実施形態の包装体を5番目の大きさに調整する操作を示す斜視図である。 蓋板をクッション体として用いる場合の斜視図である。 本発明の第2実施形態の包装体を示す展開図である。 第2実施形態の組立状態を示す斜視図である。 第2実施形態の包装体の大きさを調整する斜視図である。 第2実施形態の包装体の大きさをさらに調整する斜視図である。 第2実施形態の包装体にクッション体を形成した斜視図である。 第2実施形態の包装体にクッション体を形成した別の斜視図である。 第2実施形態の包装体にクッション体を形成したさらに別の斜視図である。
符号の説明
1,1A 包装箱
2 底板
3a、3b、3c、3d 側板
4a、4b、4c、4d 蓋板
5 収容空間
6a、6b、6c、6d 折り線
7a、7b、7c、7d 折り線
8a、8b、8c、8d 折曲予備線
9a、9b、9c、9d 折曲予備線
10 折り込み予定線
11 折り込み先端部分
15 内容物
21b、21d 第1折曲予備線
22c、22d 第2折曲予備線
4b1,4d1 第1片
4b2,4d2 第2片
4b3,4d3 第3片

Claims (7)

  1. 平面視四角形の底板と、
    相互に連設した状態で前記底板の4辺に連設して立ち上がり、底板と共に内容物の収容空間を形成する4枚の側板と、
    4枚の側板のそれぞれに折り線を介して連設した蓋板と、
    少なくとも1枚の側板及びこれに連設した蓋板に形成された折曲予備線とを備え、
    隣接する側板の連設部分に前記折曲予備線に達する縦方向の切り込みがなされることにより当該切り込み部を境に側板が分離可能となっており、前記側板が切り込み部を境に分離された状態において、少なくとも1枚の側板及びこれに連設した蓋板が前記折り線又は/及び前記折曲予備線を境として前記収容空間側に折り込まれることにより収容空間の大きさが変化可能となっていることを特徴とする包装箱。
  2. 平面視四角形の底板と、
    相互に連設した状態で前記底板の4辺に連設して立ち上がり、底板と共に内容物の収容空間を形成する4枚の側板と、
    4枚の側板のそれぞれに折り線を介して連設すると共に、対向位置の2枚で一対となっている2対の蓋板と、
    少なくとも一対の蓋板に形成された折曲予備線とを備え、
    前記一対の蓋板が前記折曲予備線を境として前記収容空間側に折り込まれることにより収容空間の大きさが変化可能となっていることを特徴とする包装箱。
  3. 請求項1又は2記載の包装箱であって、
    前記折曲予備線は、側板及び蓋板の内面にプレスによって形成された折り筋であることを特徴とする包装箱。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の包装箱であって、
    前記折曲予備線を境として折り込まれる側板及び蓋板の折り込み先端部分がクッション片となって内容物に接していることを特徴とする包装箱。
  5. 請求項1,3又は4のいずれか1項記載の包装箱であって、
    前記側板の折曲予備線は、側板の高さの略半分の高さ位置に形成されていることを特徴とする包装箱。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載の包装箱であって、
    前記少なくとも一対の蓋板の折曲予備線は、蓋板の高さの略半分の高さ位置に形成されていることを特徴とする包装箱。
  7. 請求項1又は3〜6のいずれか1項記載の包装箱であって、
    前記切り込み部にミシン目が形成されていることを特徴とする包装箱。
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