JP2009292288A - アクセルペダル制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アクセルペダル制御装置は、運転者の踏み込み操作によって所定の設定最大閾位置Ptmaxよりも浅く、かつ、設定最小閾位置Ptminよりも深い一定のペダルストローク位置が所定時間に亘って維持された場合に、このペダルストローク位置をフットレスト位置Prとして設定し、アクセルペダルのペダルストローク開放位置からフットレスト位置Prでのペダル反力を所定の通常ペダルストローク特性に応じた通常ペダル反力より低減させる。
【選択図】図1
Description
つまり、加速意思が存在する状態あるいは存在しない状態でのアクセルペダルの踏み込み操作は運転者毎に異なることから、アクセルペダルをフットレストとして機能させるための所定ストローク位置および所定反力が固定値であると、加速意思が存在しない状態であるのに所定ストローク位置を超えてアクセルペダルが容易に踏み込み可能となってしまったり、加速意思が存在する状態であるのに所定ストローク位置を超えてアクセルペダルを踏み込むために要する踏力が過大となって運転者の加速意思を車両の走行挙動に適切に反映させることができないという問題が生じる虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、運転者毎の加速意思を車両の走行挙動に適切に反映させることが可能なアクセルペダル制御装置を提供することを目的としている。
本実施の形態によるアクセルペダル制御装置10は、例えば図1に示すように、内燃機関(E)の駆動力をトランスミッション(T/M)を介して車両の駆動輪(図示略)に伝達する車両に搭載され、外界センサ11と、車両状態センサ12と、操作スイッチ13と、速度制御装置14と、変速制御装置15と、内燃機関制御装置16と、モータ制御装置17と、ペダル反力モータ18とを備えて構成されている。
例えばレーダ制御部22は、例えば自車両の進行方向前方に設定された検出対象領域を角度方向に複数の領域に分割し、各領域を走査するようにして、電磁波の発信信号を発信すると共に、各発信信号が自車両の外部の物体(例えば、先行車両など)によって反射されることで生じた反射信号を受信して速度制御装置14に出力する。
運転者のアクセルペダルAPの踏み込みによってアクセルペダルAPの上部が傾動して、アクセルロッドARの一端および他端が回転軸周りに回転すると、アクセルワイヤAWがワイヤ保持部(図示略)から引き出され、内燃機関(E)のスロットルバルブ(図示略)の開度が操作されるようになっている。
また、ペダル反力モータ18の回転駆動によってアクセルロッドARに回転駆動力が伝達されることで、運転者のアクセルペダルAPの踏み込みに抗うペダル反力がアクセルロッドARを介してアクセルペダルAPに付与されるようになっている。
変速制御装置15は、速度制御装置14から出力される指令信号に応じてトランスミッション(T/M)の変速動作を制御する。
内燃機関制御装置16は、速度制御装置14から出力される指令信号に応じて内燃機関(E)の運転制御をおこなう。
モータ制御装置17は、予めアクセルペダルの所定ペダルストローク位置を設定最大閾位置Ptmaxおよび設定最小閾位置Ptminとして、運転者の踏み込み操作によって設定最大閾位置Ptmaxよりも浅く、かつ、設定最小閾位置Ptminよりも深い一定のペダルストローク位置が所定時間に亘って維持された場合に、この一定のペダルストローク位置をフットレスト位置Prとして設定する。
なお、設定最大閾位置Ptmaxは、運転者が車両の加速を意図するときにアクセルペダルの踏み込みに十分なストローク位置(例えば、スロットル開度の全開に対して1/4開度程度となるストローク位置など)である。設定最小閾位置Ptminは、例えばアクセルペダルの不感帯領域の閾位置に相当するストローク位置である。
そして、ペダルストローク開放位置(つまりペダルストロークがゼロとなる位置)からフットレスト位置Prでのペダル反力を、所定の通常ペダルストローク特性に応じた通常ペダル反力よりも低減させることで、フットレスト位置Prにおいてアクセルペダルをフットレストとして機能させる。例えば図3においては、ペダルストローク開放位置からフットレスト位置Prでのペダル反力は、通常ペダルストローク特性に応じたフットレスト位置Prでの通常ペダル反力βよりも小さな所定ペダル反力α以下の値に設定される。
なお、所定の設定最大閾位置Ptmaxは、上述したように運転者による所望のマニュアル加速に必要とされるペダルストロークを確保するようにして設定されている。
この判定結果が「NO」の場合には、リターンに進み、処理は進行しない。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS02に進む。
そして、ステップS02においては、アクセルペダルのペダルストローク位置を取得する。
そして、ステップS03においては、ペダルストローク位置が所定時間に亘って変化せずに維持されているか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、エンドに進み、処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS04に進む。
そして、ステップS04においては、現在のペダルストローク位置をフットレスト位置Prとして設定する。
そして、ステップS05においては、ペダルストローク開放位置からフットレスト位置Prでのペダル反力を、所定の通常ペダルストローク特性に応じた通常ペダル反力よりも低減させ、エンドに進み、処理を終了する。
さらに、車両のマニュアル加速が可能となるペダルストローク位置(つまり、フットレスト位置Prから全開位置Pfまでのペダルストローク位置)を運転者に的確に体感させることができると共に、加速時の滑らかなアクセルペダル操作を促すことができる。
この変形例では、アクセルペダル制御装置10は運転者の踏み込みによりアクセルペダルに作用する踏力を検出するアクセルペダル踏力センサを備え、例えば図5に示すように、モータ制御装置17は、予めアクセルペダルの所定ペダルストローク位置を設定最大閾位置Ptmaxおよび設定最小閾位置Ptminとして、運転者の踏み込み操作によって設定最大閾位置Ptmaxよりも浅く、かつ、設定最小閾位置Ptminよりも深い一定のペダルストローク位置が所定時間に亘って維持された場合に、この一定のペダルストローク位置をフットレスト位置Prとして設定する。
そして、フットレスト位置Prでのペダル反力を所定の通常ペダルストローク特性に応じた通常ペダル反力よりも増大させる。このフットレスト位置Prでのペダル反力(つまりフットレスト反力)には、フットレスト位置Prでの運転者による加速意思の無いアクセルペダルの踏み込み操作が検知された場合の踏力が設定される。例えば図5においては、ペダルストローク開放位置からフットレスト位置Prでのペダル反力は通常ペダルストローク特性に応じたペダル反力とされ、フットレスト位置Prでのペダル反力は、運転者による加速意思の無いアクセルペダルの踏み込み操作に応じて設定された通常ペダル反力β0よりも大きなフットレスト反力β1とされている。
なお、運転者による加速意思の無いアクセルペダルの踏み込み操作とは、例えばアクセルペダルの踏み込みにより一時的に踏力が増大したものの車両が実際に加速を開始するより以前にアクセルペダルの踏み込みによる踏力が低減される一連の動作が繰り返し実行される操作などとされている。
この判定結果が「NO」の場合には、リターンに進み、処理は進行しない。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS12に進む。
そして、ステップS12においては、アクセルペダルのペダルストローク位置を取得する。
そして、ステップS13においては、ペダルストローク位置が所定時間に亘って変化せずに維持されているか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、エンドに進み、処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS14に進む。
そして、ステップS14においては、現在のペダルストローク位置をフットレスト位置Prとして設定する。
そして、ステップS16においては、運転者による加速意思の無いアクセルペダルの踏み込み操作がおこなわれたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、エンドに進み、処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS17に進む。
そして、ステップS17においては、運転者による加速意思の無いアクセルペダルの踏み込み操作での踏力を取得する。
そして、ステップS18においては、取得した踏力をフットレスト位置Prでのフットレスト反力として設定し、エンドに進み、処理を終了する。
14 速度制御装置(加速制御手段)
ステップS04、ステップS14 フットレスト位置設定手段
ステップS05 アクセルペダル反力低減手段
ステップS15、ステップS18 アクセルペダル反力増大手段
ステップS16 加速意思判定手段
Claims (4)
- 自動走行可能な車両に搭載され、アクセルペダルに反力を付与するアクセルペダル制御装置であって、
運転者の踏み込み操作によって所定ペダルストローク位置よりも浅いペダルストローク位置が所定時間に亘って維持された場合に、このペダルストローク位置をフットレスト位置として設定するフットレスト位置設定手段と、
前記フットレスト位置を超える運転者の踏み込み操作が検知された場合に運転者による車両の加速を許可する加速制御手段と
を備えることを特徴とするアクセルペダル制御装置。 - 前記アクセルペダルのペダルストローク開放位置から前記フットレスト位置での前記反力を通常反力より低減させるアクセルペダル反力低減手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のアクセルペダル制御装置。
- 前記アクセルペダルの前記フットレスト位置での前記反力を通常反力より増大させるアクセルペダル反力増大手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のアクセルペダル制御装置。
- 運転者によるアクセルペダルの踏み込み操作による踏力を検出する踏力検出手段と、
前記フットレスト位置での前記アクセルペダルに対して前記踏力検出手段により検出される前記踏力の増大が検出された場合に運転者の加速意思が存在するか否かを判定する加速意思判定手段とを備え、
前記アクセルペダル反力増大手段は、前記加速意思判定手段により運転者の加速意思が存在しないと判定された場合に前記踏力検出手段により検出される前記踏力を、新たに前記アクセルペダルの前記フットレスト位置での前記反力として設定することを特徴とする請求項3に記載のアクセルペダル制御装置。
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JP2008147268A JP5232539B2 (ja) | 2008-06-04 | 2008-06-04 | アクセルペダル制御装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019127083A (ja) * | 2018-01-23 | 2019-08-01 | トヨタ自動車株式会社 | アクセルペダルの反力制御装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003025870A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-01-29 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用走行制御装置 |
JP2006132388A (ja) * | 2004-11-04 | 2006-05-25 | Toyota Motor Corp | 車両用走行制御装置 |
JP2006159996A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Toyota Motor Corp | 車両用走行制御装置 |
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- 2008-06-04 JP JP2008147268A patent/JP5232539B2/ja active Active
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