JP5091770B2 - ペダル反力制御装置 - Google Patents
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Description
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、車両の自動走行時の走行状態に応じて運転者の加速意思を車両の走行挙動に適切に反映させることが可能なペダル反力制御装置を提供することを目的としている。
しかも、自動走行の制御内容に応じて反力が変更されることから、自動走行として追従走行または定速走行の何れが設定されているかを運転者に的確に体感させることができる。
しかも、自動走行の制御内容に応じてアクセルペダルの踏み込みストロークが変更されることから、自動走行として追従走行または定速走行の何れが設定されているかを運転者に的確に体感させることができる。
本実施の形態によるペダル反力制御装置10は、例えば図1に示すように、内燃機関(E)の駆動力をトランスミッション(T/M)を介して車両の駆動輪(図示略)に伝達する車両に搭載され、外界センサ11と、車両状態センサ12と、操作スイッチ13と、速度制御装置14と、変速制御装置15と、内燃機関制御装置16と、モータ制御装置17と、ペダル反力モータ18とを備えて構成されている。
例えばレーダ制御部22は、例えば自車両の進行方向前方に設定された検出対象領域を角度方向に複数の領域に分割し、各領域を走査するようにして、電磁波の発信信号を発信すると共に、各発信信号が自車両の外部の物体(例えば、先行車両など)によって反射されることで生じた反射信号を受信して速度制御装置14に出力する。
運転者のアクセルペダルAPの踏み込みによってアクセルペダルAPの上部が傾動して、アクセルロッドARの一端および他端が回転軸周りに回転すると、アクセルワイヤAWがワイヤ保持部(図示略)から引き出され、内燃機関(E)のスロットルバルブ(図示略)の開度が操作されるようになっている。
また、ペダル反力モータ18の回転駆動によってアクセルロッドARに回転駆動力が伝達されることで、運転者のアクセルペダルAPの踏み込みに抗うペダル反力がアクセルロッドARを介してアクセルペダルAPに付与されるようになっている。
なお、ここでは、スロットルバルブはアクセルワイヤAWによって操作される実施例を示したが、これに限定されず、スロットルバルブのバルブ開度(スロットル開度)はDBW(Drive By Wire)により電子制御されてもよい。このDBWでは、アクセルペダルAPの回転角またはストローク量がセンサ(図示略)などにより電気的に検出され、この検出結果の電気信号が処理装置(図示略)に入力されると、処理装置はスロットルバルブを駆動する電磁アクチュエータ(例えば、スロットルバルブ駆動モータ)に制御電流を通電して、アクセルペダルAPの回転角またはストローク量に応じたバルブ開度となるようにスロットルバルブを電子制御する。
例えば、追従走行においては、外界センサ11から出力される信号に基づき自車両から先行車両までの距離を検知し、この距離が所定距離を維持するようにして速度制御をおこなう。
また、定速走行においては、速度センサ31により検出される自車両の速度が、予め運転者により設定された目標速度と等しくなるようにして速度制御をおこなう。
内燃機関制御装置16は、速度制御装置14から出力される指令信号に応じて内燃機関(E)の運転制御をおこなう。
例えば図3に示すように、モータ制御装置17は、予めアクセルペダルの所定ペダルストローク位置として、追従走行の実行状態では所定の第1位置P1をフットレスト位置とし、定速走行の実行状態では所定の第1位置P1よりも浅い所定の第2位置P2をフットレスト位置とする。
そして、所定の通常ペダル反力特性に応じて、追従走行の実行状態ではペダルストローク位置がゼロから所定の第1位置P1まで増大することに伴い、滑らかな増大傾向に変化するペダル反力をアクセルペダルに付与すると共に、定速走行の実行状態ではペダルストローク位置がゼロから所定の第1位置P1よりも浅い所定の第2位置P2まで増大することに伴い、滑らかな増大傾向に変化するペダル反力をアクセルペダルに付与する。
さらに、各フットレスト位置において、通常ペダルストローク特性に応じた通常ペダル反力よりも相対的に大きな所定のペダル反力として、追従走行の実行状態では所定の第1反力をフットレストペダル反力とし、定速走行の実行状態では所定の第1反力よりも小さい所定の第2反力をフットレストペダル反力として、ペダルストローク位置が各フットレスト位置から全開位置Pfまで増大することに伴い、各フットレストペダル反力から滑らかな増大傾向に変化するペダル反力をアクセルペダルに付与することで、各フットレスト位置においてアクセルペダルをフットレストとして機能させる。
また、車両の自動走行として定速走行の実行状態では、所定の第1位置P1よりも浅い所定の第2位置P2において、通常ペダルストローク特性に応じた通常ペダル反力よりも相対的に大きく、かつ、所定の第1反力よりも小さい所定の第2反力を超える踏力が運転者によるアクセルペダルの踏み込み操作によって入力されることで、アクセルペダルのペダルストローク位置がフットレスト位置(つまり、第2位置P2)から全開位置Pfに向かい変化を開始し、車両の加速(マニュアル加速)がおこなわれる。
この判定結果が「NO」の場合には、リターンに進み、処理は進行しない。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS02に進む。
そして、ステップS02においては、車両の自動走行として追従走行の実行が指示されているか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS04に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS03に進む。
そして、ステップS03においては、所定の第1位置でのペダル反力に所定の第1反力を設定し、エンドに進み、処理を終了する。
この判定結果が「NO」の場合には、エンドに進み、処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS05に進む。
そして、ステップS05においては、所定の第1位置P1よりも浅い所定の第2位置P2でのペダル反力に所定の第1反力よりも小さい所定の第2反力を設定し、エンドに進み、処理を終了する。
しかも、自動走行の制御内容に応じてフットレスト位置およびフットレスト位置でのフットレストペダル反力が変更されることから、自動走行として追従走行または定速走行の何れが設定されているかを運転者に的確に体感させることができる。
この判定結果が「NO」の場合には、リターンに進み、処理は進行しない。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS12に進む。
そして、ステップS12においては、車両の自動走行として追従走行の実行が指示されているか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS14に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS13に進む。
そして、ステップS13においては、所定のフットレスト位置Prでのペダル反力に所定の第1反力を設定し、エンドに進み、処理を終了する。
この判定結果が「NO」の場合には、エンドに進み、処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS15に進む。
そして、ステップS15においては、所定のフットレスト位置Prでのペダル反力に所定の第1反力よりも小さい所定の第2反力を設定し、エンドに進み、処理を終了する。
この判定結果が「NO」の場合には、リターンに進み、処理は進行しない。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS22に進む。
そして、ステップS22においては、車両の自動走行として追従走行の実行が指示されているか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS24に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS23に進む。
そして、ステップS23においては、所定の第1位置でのペダル反力に所定反力を設定し、エンドに進み、処理を終了する。
この判定結果が「NO」の場合には、エンドに進み、処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS25に進む。
そして、ステップS25においては、所定の第1位置P1よりも浅い所定の第2位置P2でのペダル反力に所定反力を設定し、エンドに進み、処理を終了する。
この場合には、例えば車両の自動走行の実行時に、各フットレスト位置において各フットレストペダル反力を超える踏力が運転者によるアクセルペダルの踏み込み操作によって入力され、かつ、アクセルペダルスイッチによって運転者による所定の踏み込み操作量が検出された時点で、運転者が加速意思を有していると判断して、アクセルペダルのペダルストローク位置がフットレスト位置から全開位置Pfに向かい変化することを許可し、車両の加速(マニュアル加速)が開始される。
13 操作スイッチ(自動走行設定手段)
ステップS03,ステップS05,ステップS13,ステップS15,ステップS23,ステップS25 アクセルペダル反力増大手段、位置設定手段
ステップS02,ステップS04,ステップS12,ステップS14,ステップS22,ステップS24 走行状況判定手段
Claims (3)
- 先行車両に追従する追従走行または目標速度での定速走行による自動走行可能な車両に搭載され、アクセルペダルに反力を付与するペダル反力制御装置であって、
前記自動走行の実行を設定する自動走行設定手段と、
前記自動走行設定手段にて前記自動走行の実行が設定された場合に、前記アクセルペダルの所定ペダルストローク位置での前記反力を通常反力より増大させるアクセルペダル反力増大手段および前記自動走行として前記追従走行または前記定速走行の何れが設定されたかを判定する走行状況判定手段とを備え、
前記アクセルペダル反力増大手段は、前記走行状況判定手段により前記自動走行として前記追従走行が設定されたと判定されたときに前記反力に第1反力を設定し、前記走行状況判定手段により前記自動走行として前記定速走行が設定されたと判定されたときに前記反力に前記第1反力よりも小さな第2反力を設定することを特徴とするペダル反力制御装置。 - 前記アクセルペダルの前記所定ペダルストローク位置を設定する位置設定手段を備え、
前記位置設定手段は、前記走行状況判定手段により前記自動走行として前記追従走行が設定されたと判定されたときに前記所定ペダルストローク位置に第1位置を設定し、前記走行状況判定手段により前記自動走行として前記定速走行が設定されたと判定されたときに前記所定ペダルストローク位置に前記第1位置よりも浅い第2位置を設定することを特徴とする請求項1に記載のペダル反力制御装置。 - 先行車両に追従する追従走行または目標速度での定速走行による自動走行可能な車両に搭載され、アクセルペダルに反力を付与するペダル反力制御装置であって、
前記自動走行の実行を設定する自動走行設定手段と、
前記自動走行設定手段にて前記自動走行の実行が設定された場合に、前記アクセルペダルの所定ペダルストローク位置での前記反力を通常反力より増大させるアクセルペダル反力増大手段および前記自動走行として前記追従走行または前記定速走行の何れが設定されたかを判定する走行状況判定手段と、
前記アクセルペダルの前記所定ペダルストローク位置を設定する位置設定手段とを備え、
前記位置設定手段は、前記走行状況判定手段により前記自動走行として前記追従走行が設定されたと判定されたときに前記所定ペダルストローク位置に第1位置を設定し、前記走行状況判定手段により前記自動走行として前記定速走行が設定されたと判定されたときに前記所定ペダルストローク位置に前記第1位置よりも浅い第2位置を設定することを特徴とするペダル反力制御装置。
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