JP2009292218A - ステアリングロック装置 - Google Patents

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Shoichi Harada
昇一 原田
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Abstract

【課題】シリンダコンプリートの種類を増加させずに構成可能なステアリングロック装置を提供する。
【解決手段】ステアリングロック装置1は、ハウジングを形成するロックボディ2と、このロックボディ2内に装着されるシリンダコンプリート3と、このシリンダコンプリート3におけるキーロータ30の回動によって進退移動するロック部材4と、このロック部材4を進退移動可能に案内保持するロックホルダとしてのガイドブロック5と、このガイドブロック5内でロック部材4を係止可能なロッキングレバー6と、このロッキングレバー6のキー挿入側と反対の側でキーロータ30の回動によってスイッチ動作を行うイグニションスイッチ7とから大略構成する。そして、ロッキングレバー6は、ロックボディ2に取り付けられた構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステアリングロック装置に関し、特にロッキングレバーをロックボディ側に備えたステアリングロック装置に関する。
従来のステアリングロック装置として、例えば、キーが差し込まれるキー挿込部を有し、ステアリングがロックされる施錠位置から作動位置に回動可能なロータと、ロータが施錠位置のときにステアリングをロック可能にし、ロータが施錠位置から作動位置に回動されることでステアリングのロックを解除するロック機構(ロックバー)と、ロータが施錠位置のときにロック機構によるステアリングのロックを禁止可能とするロック禁止手段(ロッキングレバー)と、キー挿込部にキーが差し込まれることによってロック禁止手段を作動させ、ロック機構によるステアリングのロックを禁止可能な状態とする操作手段とを備えたステアリングロック装置がある(特許文献1)。
このロック禁止手段として、ロータケースには、ロータの状態に基づいてロックストッパを上方位置に保持可能な状態と、ロックストッパを上方位置に保持不能な状態とに切り替えられるロッキングレバーが設けられている。
このステアリングロック装置によれば、キー挿込部にキーが差し込まれていない状態でロータを施錠位置から作動位置に回動させると、ロック手段がステアリングのロックを解除する。ロータを作動位置から施錠位置に戻すと、ロック手段がステアリングをロックする。一方、キー挿込部にキーが差し込まれると、操作手段がロック禁止手段を作動させ、ロック手段によるステアリングのロックを禁止可能な状態とする。
特開2003−048511号公報
しかし、特許文献1のステアリングロック装置によると、ロッキングレバーは、ロータケース、すなわち、シリンダ錠としての完成体であるシリンダコンプリートに設けられており、このロータケースはロック手段を備えた車両側に固定されたホルダ部(ロックボディ)に装着される構成となっている。ロック禁止手段の構成によってロッキングレバーの長さが異なるので、ロッキングレバーを備えたシリンダコンプリートの種類が増加するという問題があった。
従って、本発明の目的は、シリンダコンプリートの種類を増加させずに構成可能なステアリングロック装置を提供することにある。
[1]本発明は、上記目的を達成するために、キーの挿入回動操作により進退移動し、ステアリングシャフトをロック・アンロック状態とするロック部材と、前記ロック部材を進退移動可能に保持するロックボディと、前記ロックボディに収容され、所定の条件において前記ロック部材を係止して前記ステアリングシャフトをアンロック状態に保持するロッキングレバーと、キーロータを内部に収容し、前記キーロータの回動により前記ロック部材の進退移動を可能にすると共に、前記ロッキングレバーを所定の条件において駆動するシリンダコンプリートと、を有し、前記シリンダコンプリートは、前記ロックボディに対して、前記ロッキングレバーを駆動可能とする所定の位置に装着されることを特徴とするステアリングロック装置を提供する。
[2]前記シリンダコンプリートは、前記ロッキングレバーを駆動するスライドピースを有することを特徴とする上記[1]に記載のステアリングロック装置であってもよい。
[3]また、前記ロッキングレバーは、前記キーの挿入操作によってスライドするスライドピースを介して駆動されることを特徴とする上記[1]に記載のステアリングロック装置であってもよい。
本発明によると、シリンダコンプリートの種類を増加させずに構成可能なステアリングロック装置を提供することができる。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係るステアリングロック装置を説明するために示す分解斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係るステアリングロック装置を説明するために示す平面図である。図3は、図2のA−A断面図である。図4は、図2のB−B断面図である。
〔ステアリングロック装置の全体構成〕
図1において、ステアリングロック装置1は、ハウジングを形成するロックボディ2と、このロックボディ2内に装着されるシリンダコンプリート3と、このシリンダコンプリート3におけるキーロータ30の回動によって進退移動するロック部材4と、このロック部材4を進退移動可能に案内保持するロックホルダとしてのガイドブロック5と、このガイドブロック5内でロック部材4を係止可能なロッキングレバー6と、このロッキングレバー6のキー挿入側と反対の側でキーロータ30の回動によってスイッチ動作を行うイグニションスイッチ7とから大略構成されている。
(ロックボディ2の構成)
ロックボディ2は、図1に示すように、本体部20及びガイド部21を有し、図2に2点鎖線で示すように車両(図示せず)内のステアリングコラム8に取り付けられている。そして、例えばアルミニウム合金鋳造による成形体によって形成されている。ロックボディ2の製造は、固定型,可動型及びスライド型を用いて成形することにより行われる。ステアリングコラム8は、ステアリングホイール(図示せず)の回転操作によって回転するステアリングシャフト9を挿通させる円筒体によって形成されている。
本体部20は、図3に示すように、シリンダコンプリート3を装着する第1収容空間23を有し、全体が段状の有底略円筒体によって形成されている。第1収容空間23は、ロックボディ2(本体部20)外にロータケース33の挿入方向に沿って開口し、かつ各内径が互いに異なる大径部230と小径部231とによって形成されている。
本体部20の外周面には、図2に示すように、その径方向に突出し、かつ軸線方向に互いに並列する取付部25,25が一体に設けられている。取付部25,25の内側面25A,25Aは、ステアリングコラム8の外周面に適合する円弧面で形成されている。本体部20のキー挿入側端部と反対側の端部には、図3に示すように、第1収容空間23の軸線aと直交する軸線bに沿って開口する係止孔260,260を有するユニット係止部26,26が一体に設けられている。
ここで、「2つの軸線が直交する」場合とは、「2つの軸線が同一の平面上で直交する」場合のみならず、「空間内(ねじれの位置)にある2つの軸線が相対的に平行移動することにより直交する」場合を含む。
ガイド部21は、図1に示すように、ガイドブロック5(ロック部材4)を挿入して収容する第2収容空間28を有する有底略角筒体からなり、本体部20の外周面に径方向に突出して一体に設けられている。
第2収容空間28は、図4に示すように、ロックボディ2(ガイド部21)外に第1収容空間23及び係止孔260,260(共に図3に示す)の各軸線a,bと直交する軸線cをもって開口し、かつ第1収容空間23に連通されている。第2収容空間28の開口端面28Aは、取付部25,25の内側面25A,25Aに連接する円弧面で形成されている。
ガイド部21の底面には、第2収容空間28に連通し、後述するスプリング10の一方側端部を係止するスプリング係止凹部29が設けられている。
(シリンダコンプリート3の構成)
シリンダコンプリート3は、図1に示すように、ロータケース33と、この内周部においてイグニッションキーKの挿入回動操作によって回動するキーロータ30と、このキーロータ30の径方向に進退移動してロータケース33に係脱する複数のタンブラ31,31,…(図1では1個のみ示す)と、これら複数のタンブラ31,31,…にロータケース33に対して係合する方向の弾撥力を付与するスプリング32,32,…(図1では1個のみ示す)とからなる。ロータケース33の内周面には、シリンダコンプリート3のタンブラ31,31,…を係脱するタンブラ係合部310が設けられている。上記示した構成部品等を組立てた完成品としてのシリンダコンプリート3は、ロックボディ2の第1収容空間23に装着される。
キーロータ30は、図3に示すように、ロータケース33を介して第1収容空間23の小径部231に対応する胴部301、及び第1収容空間23の大径部230に対応する鍔部302を有し、本体部20の第1収容空間23に大径部230及び小径部231に跨って軸線回りに回動可能に収容される。キーロータ30の端部には連結部34が形成されている。また、このキーロータ30の連結部34には、連結される連結穴311を一端に有し他端にイグニションスイッチ7のスイッチ(図示せず)を回転させるためにシャフト断面を小判形状とする切り欠き面308,308が設けられたカムシャフト35が連結され、ロックボディ2のガイド部21内で回転可能に支持されている。そして、イグニッションキーKの挿入回動操作によってキーロータ30およびカムシャフト35が回動し、ロック部材4を進退させてステアリングシャフト9をロック・アンロック状態とするように構成されている。キーロータ30には、そのキー挿入側の端面に軸線に沿って開口し、かつイグニッションキーKを挿抜可能なキー挿入孔303が設けられている。
胴部301には、図1に示すように、鍔部302の近傍に位置し、かつ径方向に開口する貫通孔304が設けられている。尚、この貫通孔304に対応してロータケース33にも貫通孔309が設けられている。貫通孔309は、後述するように、イグニッションキーKがキー挿入孔303に挿入され、スライドピース12がキーロータ30の貫通孔304からロータケース33の貫通孔309側に突出し、さらにイグニッションキーKが回転操作される場合でスライドピース12が貫通孔309に干渉しないようロータケース33の円周方向に長穴形状に形成されている。また、胴部301には、軸線方向に並列し、かつ径方向に開口する複数のタンブラ保持孔305,305,…が設けられている。複数のタンブラ保持孔305,305,…のうち互いに隣り合う2つのタンブラ保持孔305,305は、キーロータ30の軸線方向に互いにずれ、かつ円周方向に等間隔(180°)をもって配置されている。
カムシャフト35の外周面には、径方向に突出し、かつ軸線方向に所定の間隔をもって互いに並列する(後述するキーロータ抜け止め用の脚片54,55を介して互いに対向する)位置決め用の環状凸部306,306が一体に設けられている。また、カムシャフト35の外周面には、キーロータ30の回動運動をロック部材4の進退運動に変換するためのカム部307が一体に設けられている。
(ロック部材4の構成)
ロック部材4は、図1に示すように、ロック基端部40及びロック機能部41を有する逆略T字状の矩形片からなり、ガイド部21の第2収容空間28にガイドブロック5を介して進退可能に収容されている。そして、キーロータ30の一方向回動による進行によってステアリングシャフト9の係合溝90に係合し、キーロータ30の他方向回動による退避によってステアリングシャフト9の係合溝90から離脱(係合溝90との係合を解除)するように構成されている。ロック部材4には、ステアリングシャフト9の係合溝90に係合する方向の弾撥力がスプリング10によって付与されている。
ロック基端部40は、ガイドブロック5からの抜け防止機能を有し、幅寸法がロック機能部41の幅寸法より大きい寸法に設定されている。ロック基端部40には、図4に示すように、カムシャフト35が挿通する挿通孔42が設けられている。挿通孔42の内面一部は、カムシャフト35のカム部307に対応する傾斜面としての受面420で設けられている。これにより、キーロータ30の一方向回動によってカムシャフト35のカム部307が受面420に対する押圧を解除すると、ロック部材4がスプリング10の弾撥力によってステアリングシャフト9の係合溝90に係合する方向に進行する。また、キーロータ30の他方向回動によってカムシャフト35のカム部307が受面420を押圧すると、ロック部材4がスプリング10の弾撥力に抗してステアリングシャフト9の係合溝90から離脱する方向に退避する。
また、ロック基端部40には、ロック機能部41の側と反対側に突出し、かつスプリング10の他方側端部を係止するスプリング係止部43が設けられている。ロック基端部40の一方側側面にはロッキングレバー6の一方側端部(第1押圧部60)を係止する凹溝401が、また両側側縁にはガイドブロック5のガイド溝59,59内を摺動可能な摺動部402,402がそれぞれ設けられている。
一方、ロック機能部41は、ステアリングシャフト9(係合溝90)に対するロック機能を有し、ロック基端部40のステアリングシャフト側に連設されている。
(ガイドブロック5の構成)
ガイドブロック5は、図1に示すように、ロック部材4のロック機能部41を挿通させる挿通孔50を有する筒体からなり、ガイド部21にビス51によって固定され、かつ一部をロックボディ2(ガイド部21)外に露出させて(ステアリングコラム8の貫通孔80内に挿入して)第2収容空間28に収容されている。
挿通孔50の開口端面は、ステアリングコラム8の内周面と同一面上に位置する第1端面52、及びステアリングコラム8の外周面(ガイド部21の第2収容空間28の開口端面28A)と同一面上に位置する第2端面53で形成されている。
ガイドブロック5には、カムシャフト35の環状凸部306,306間に介在するカムシャフト抜け止め(カムシャフト位置決め)用の脚片54,55が、またこれらカムシャフト抜け止め用の脚片54,55に所定の間隔をもって互いに対向するカムシャフト逃がし用の脚片56,57がそれぞれ一体に設けられている。脚片54,55及び脚片56,57は、それぞれがカムシャフト35のキー挿入側端部と反対側の端部を介して互いに並列する位置に配置されている。また、ガイドブロック5には、両脚片54,55間に介在してカムシャフト35の外周面に適合する第1切り欠き面58が、また両脚片56,57間に介在してカムシャフト35の外周面に適合する第2切り欠き面(図示せず)がそれぞれ設けられている。
ガイドブロック5の内面には、図3に示すように、ロック部材4の両側側縁(摺動部402,402)を摺動可能にそれぞれ案内するガイド溝59,59(溝底59A)が設けられている。
(ロッキングレバー6の構成)
ロッキングレバー6は、図3に示すように、第1押圧部60及び第2押圧部61を有し、本体部20の第1収容空間23に回動可能にレバーホルダ11を介して収容されている。ロッキングレバー6には、キーロータ30の貫通孔304内でスライドピース12をキー挿入領域側に押圧する方向の弾撥力がスプリング13によって付与されている。
ロッキングレバー6は、長尺の板状とされ、図3に示される上側側面部の略中央には、ロッキングレバー6の回動中心となる凸状の回動支点部62が形成されている。また、下側側面部には、スプリング13によって弾撥力が作用する弾撥力作用部63が形成されている。これにより、ロッキングレバー6は、回動支点部62を中心にして揺動可能な構成とされている。
第1押圧部60は、ロッキングレバー6の一方側端部に設けられている。そして、キーロータ30に対するイグニッションキーKの挿入状態においてロック部材4の摺動部402をガイドブロック5のガイド溝59,59のうち一方のガイド溝59の溝底59Aに接近させるとともに、ロック部材4の凹溝401に嵌合してロック部材4を係止するように構成されている。
第2押圧部61は、ロッキングレバー6の他方側端部に設けられている。そして、第2押圧部61は、ロータケース33の貫通孔309およびキーロータ30の貫通孔304を通してスライドピース12に当接し、スライドピース12を本体部20における第1収容空間23のキー挿入領域側に押圧するように構成されている。
スライドピース12は、図3に示すように、キーロータ30の貫通孔304及びロータケース33の貫通孔309に跨って進退可能に収容されている。スライドピース12には、キー挿入領域側に開口し、かつイグニッションキーKを挿抜可能な凹溝120(図1に示す)が設けられている。凹溝120の溝底121は、キー挿入方向に沿って上る勾配をもつ傾斜面で形成されている。これにより、イグニッションキーKが凹溝120(キーロータ30のキー挿入孔303)に挿入されると、溝底121を押圧してスライドピース12をキー挿入領域側と反対側に退避させる。なお、キー挿入状態のイグニッションキーKが凹溝120(キーロータ30のキー挿入孔303)から引き抜かれると、溝底121に対するイグニッションキーKの押圧が解除される。
(イグニションスイッチ7の構成)
イグニションスイッチ7は、図3に示すように、イグニッション用のイグニションスイッチからなり、ロックボディ2における本体部20のキー挿入側端部と反対側の端部に配置され、かつ本体部20のユニット係止部26,26(係止孔260,260)に係止されている。そして、キーロータ30の回転によってカムシャフト35を介して回転し、「LOCK」,「ACC」,「ON」又は「START」状態とするように構成されている。イグニションスイッチ7の両側部には、ユニット係止部26,26の係止孔260,260(内面)にそれぞれ係合可能な弾性片70,70が設けられている。
〔ステアリングロック装置1の動作〕
ロック部材4によるステアリングシャフト9のロック状態において、イグニッションキーKをキーロータ30のキー挿抜孔303(スライドピース12の凹溝120)に挿入すると、タンブラ31,31,…が移動してキーロータ30がタンブラ係合部310から離脱される。また、スライドピース12が凹溝120の溝底121にイグニッションキーKから押圧力を受けて進行位置(キー挿入領域内)から退避位置(キー挿入領域外)に移動する。この場合、スライドピース12が退避位置に移動すると、ロッキングレバー6が第2押圧部61にスライドピース12から押圧力を受け、ロック部材4の摺動部402,402のうち一方の摺動部402をガイドブロック5におけるガイド溝59の溝底59Aに接近させる方向にスプリング13の弾撥力に抗して回動する。
この状態でキーロータ30が解錠位置に配置される方向にイグニッションキーKを回動させると、キーロータ30およびカムシャフト35が同方向に回動する。これにより、カム部307がロック部材4の受面420を押圧し、ロック部材4が摺動部402,402をガイドブロック5のガイド溝59,59内に摺接させステアリングシャフト9の係合溝90から離脱される方向にスプリング10の弾撥力に抗して移動する。この場合、ロック部材4がステアリングシャフト9の係合溝90から離脱される方向に移動すると、ロック部材4のロック機能部41とステアリングシャフト9の係合溝90との係合状態が解除される。
そして、イグニッションキーKを同方向にさらに回動させると、ロック部材4が受面420にカム部307の押圧力を受けながらステアリングシャフト側と反対側にさらに移動し、ロック部材4の凹溝401にロッキングレバー6の第1押圧部60が嵌合してロック部材4を係止する。この場合、ロック部材4がロッキングレバー6に係止されると、ステアリングシャフト9がアンロック状態とされる。
一方、ロック部材4によるステアリングシャフト9のアンロック状態において、キーロータ30が施錠位置に配置される方向にイグニッションキーKを回動させると、キーロータ30およびカムシャフト35が同方向に回動する。これにより、ロック部材4がスプリング10の弾撥力によってカム部307の回動に連動し、摺動部402,402をガイドブロック5のガイド溝59,59内に摺接させステアリングシャフト9の係合溝90に係合する方向に移動する。この場合、ロック部材4は、ステアリングシャフト9の係合溝90に係合する方向に移動すると、凹溝401とロッキングレバー6の第1押圧部60との嵌合が解除されてロッキングレバー6から離脱される。
この状態でイグニッションキーKを同方向にさらに回動させると、ロック部材4がスプリング10の弾撥力を受けながらステアリングシャフト側にさらに移動し、ステアリングシャフト9の係合溝90に嵌合してステアリングシャフト9を係止する。この場合、ステアリングシャフト9がロック部材4に係止されると、ステアリングシャフト9がロック状態とされる。
そして、イグニッションキーKをキーロータ30のキー挿抜孔303(スライドピース12の凹溝120)から外部に引き抜くと、タンブラ31,31,…が移動してロータケース33のタンブラ係合部310に係止される。また、スライドピース12がロッキングレバー6の第2押圧部61からスプリング13の弾撥力を受けて退避位置から進行位置に移動する。この場合、スライドピース12が進行位置に移動すると、ロッキングレバー6はスプリング13の弾撥力を受け、スライドピース12の移動に連動してロック部材4の摺動部402,402のうち一方の摺動部402をガイドブロック5におけるガイド溝59の溝底59Aから離間させる方向に回動する。
[実施の形態の効果]
以上説明した実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
(1)ロッキングレバー6は、ロックボディ2側に設けられているので、シリンダコンプリート3にロッキングレバー6を備える必要がない。これにより、ステアリングロック機構に対応してシリンダコンプリート3の種類を増加させることなくステアリングロック装置を構成することができるという効果を有する。
(2)また、上記のようにシリンダコンプリート3の種類を増加させる必要がないので、シリンダコンプリート3を共通化して低コスト化を図ることができる。
(3)シリンダコンプリート3は、ロックボディ2に装着されるが、ロッキングレバー3は、キーの挿入操作によってスライドするスライドピース12を介して駆動されるので、車種によるロックボディ2の形状の違いをスライドピース12をそれぞれに対応したものとして設計することにより対応することができる。
(4)シリンダコンプリート3にロッキングレバー6を備えないので、ロッキングレバー6の突出がなくシリンダコンプリート3の取り扱いや管理が容易になる。
以上、本発明のステアリングロック装置を上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
図1は、本発明の実施の形態に係るステアリングロック装置を説明するために示す分解斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るステアリングロック装置を説明するために示す平面図である。 図3は、図2のA−A断面図である。 図4は、図2のB−B断面図である。
符号の説明
1…ステアリングロック装置。
2…ロックボディ、20…本体部、21…ガイド部、23…第1収容空間、230…大径部、231…小径部、25…取付部、25A…内側面、26…ユニット係止部、260…係止孔、28…第2収容空間、28A…開口端面、29…スプリング係止凹部
3…シリンダコンプリート、30…キーロータ、31…タンブラ、32…スプリング、33…ロータケース、34…連結部、35…カムシャフト、301…胴部、302…鍔部、303…キー挿入孔、304…貫通孔、305…タンブラ保持孔、306…環状凸部、307…カム部、308…切り欠き面、309…貫通孔、310…タンブラ係合部、311…連結穴
4…ロック部材、40…ロック基端部、401…凹溝、402…摺動部、41…ロック機能部、42…挿通孔、420…受面、43…スプリング係止部
5…ガイドブロック、50…挿通孔、51…ビス、52…第1端面、53…第2端面、54,55…脚片、56,57…脚片、58…第1切り欠き面、59…ガイド溝、59A…溝底
6…ロッキングレバー、60…第1押圧部、61…第2押圧部、62…回動支点部、63…弾撥力作用部
7…イグニションスイッチ、70…弾性片
8…ステアリングコラム、80…貫通孔
9…ステアリングシャフト、90…係合溝
10…スプリング
11…レバーホルダ、12…スライドピース、120…凹溝、121…溝底
13…スプリング
a,b,c…軸線
K…イグニッションキー

Claims (3)

  1. キーの挿入回動操作により進退移動し、ステアリングシャフトをロック・アンロック状態とするロック部材と、
    前記ロック部材を進退移動可能に保持するロックボディと、
    前記ロックボディに収容され、所定の条件において前記ロック部材を係止して前記ステアリングシャフトをアンロック状態に保持するロッキングレバーと、
    キーロータを内部に収容し、前記キーロータの回動により前記ロック部材の進退移動を可能にすると共に、前記ロッキングレバーを所定の条件において駆動するシリンダコンプリートと、を有し、
    前記シリンダコンプリートは、前記ロックボディに対して、前記ロッキングレバーを駆動可能とする所定の位置に装着されることを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 前記シリンダコンプリートは、前記ロッキングレバーを駆動するスライドピースを有することを特徴とする請求項1に記載のステアリングロック装置。
  3. 前記ロッキングレバーは、前記キーの挿入操作によってスライドするスライドピースを介して駆動されることを特徴とする請求項1に記載のステアリングロック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55171658U (ja) * 1979-05-28 1980-12-09
JPH10266662A (ja) * 1997-03-28 1998-10-06 Honda Lock Mfg Co Ltd ステアリングロック装置

Patent Citations (2)

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