JP2009291924A - ステープル打機およびリムーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】リムーバが着脱可能なステープル打機を提供する。
【解決手段】ステープル打機は、リムーバを着脱可能に取り付けるための着脱機構60を備える。着脱機構60は、リムーバの側面部のそれぞれに対応した位置であってリムーバの長手方向に沿うようにして立設された壁部62,62と、リムーバの側面部を係止するための係止爪64とから構成される。リムーバの装着時には、リムーバの側面部が壁部62,62によって支持されると共にその側面部が係止爪64,64によって係止される。これにより、リムーバをステープル打機にロックした状態で保持できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、リムーバの着脱機構を備えたステープル打機に関する。また本発明は、ステープル打機に着脱可能に取り付けられるリムーバに関する。
一般に、建物の内装工事等において、建築材料の接合には電動や手動ステープル打機が広く使用されている。ステープル打機は、バネの弾発力を利用してステープルドライバを駆動し、ステープルを被打ち込み部材に打ち込んで被打ち込み部材同士を接合するものである。接合作業中に打ち損じたステープルを引き抜く場合には、従来から金尺等を用いてステープルを被打ち込み部材から浮かせた後にペンチで引き抜いていた。金尺等は建築作業に用いることが前提となっていないので、引き抜き作業は非効率的であった。
ここで、建築以外の紙綴用のステープルにおいては、打ち損じたステープルは例えばステープル打機に一体形成されたリムーバにより引き抜いている。リムーバとしては、例えばステープル打機のベース端部にリムーバを形成し、リムーバに筋状の切り欠きを設けたものが提案されている(特許文献1参照)。また、他の構成として、引き抜くステープルの下に差し込む楔型挿入部の中央にかぎ状の突起片を設けたものが提案されている(特許文献2参照)。
実開平5−20878号公報(第2頁 第2図) 実開平7−37577号公報(第4頁 第1図)
しかしながら、上記特許文献1および2に開示されるリムーバは、紙綴用のステープル打機に適用されるものである。そのため、建築用途のステープル打機に適用した場合には、軽量かつ小型の紙綴用のステープル打機とは異なり、ある程度の重量かつ大きさを有するので、ステープルの取り外し作業時の操作性が悪くなってしまう場合がある。これにより、不用意にステープルが発射されてしまうおそれもある。
また、建築用途のステープル打機に対応した専用のリムーバを設ける方法も考えられるが、従来の建築用途のステープル打機にはリムーバを装着するための手段が存在していない。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、リムーバが着脱可能なステープル打機およびこのステープル打機に着脱されるリムーバを提供することにある。
本発明に係るステープル打機は、上記課題を解決するために、被打ち込み部材に止具を打ち込む打機本体と、打機本体の所定位置に設けられ、リムーバが着脱可能に取り付けられる着脱機構とを備え、着脱機構は、リムーバを収容するための収容部と、収容部に設けられ、リムーバの側面部を係止するための係止爪とを有することを特徴とする。
本発明に係るステープル打機では、リムーバの側面部が着脱機構の収容部によって支持され、収容部によって支持されたリムーバの側面部が係止爪によって係止される。これにより、リムーバをステープル打機にロックした状態で保持できる。一方、リムーバの取り外し時には係止爪の係止を解除することにより、リムーバを着脱機構から離脱させることができる。
また本発明に係るリムーバは、打ち込んだステープルを被打ち込み部材から引き抜くためのリムーバであって、リムーバ本体と、リムーバ本体の一端部に設けられ、ステープルと被打ち込み部材との間に差し込むための差込部と、リムーバ本体に設けられ、ステープルと被打ち込み部材との間に差し込まれた差込部を押し上げるための第1の支点部と、リムーバ本体の側面部に設けられ、差込部により押し上げられたステープルの脚部を係止するための係止凹部と、リムーバ本体の他端部に設けられ、係止凹部に係止されたステープルを被打ち込み部材からさらに押し上げて引き抜くための第2の支点部とを備えることを特徴とする。
本発明に係るリムーバは、リムーバ本体の一端部側でステープルを被打ち込み部材から押し上げ、リムーバ本体の他端部側で押し上げたステープルを被打ち込み部材から引き抜くものである。
本発明に係るステープル打機によれば、ステープル打機にリムーバ用の着脱機構が設けられているので、リムーバをステープル打機に着脱可能に装着することができる。これにより、リムーバのステープル打機への着脱を簡易に行うことができ、リムーバの使い勝手を向上させることができる。また、リムーバを着脱機構に装着することで、金尺等のステープル取り外し工具を別途所持する必要がなく、作業者の負担を軽減できる。
また本発明に係るリムーバによれば、リムーバ本体の側面部にステープルの脚部を係止するための係止凹部が設けられるので、リムーバ本体の差込部および第1の支点部により押し上げられたステープルを係止凹部により引っ掛けて引き抜くことができ、ステープルを被打ち込み部材から効率的に引き抜くことができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<ステープル打機の構成>
図1は、この発明の一実施形態に係るステープル打機10の構成を示す図である。図2は、ステープル打機10の側面の構成を示す断面図である。ステープル打機10は、ダイキャスト製フレームからなる打機本体12と、リムーバ80を着脱可能に取り付けるための着脱機構60とを備えている。
打機本体12の側面中央部位には長円孔8が開設されて把持部24が形成されている。把持部24の前部にはトリガレバー14が配設され、トリガレバー14は圧縮ばね16の付勢によって長円孔8内に突出し、このトリガレバー14を人指し指で操作してトリガ操作検出スイッチ18をオンするように形成されている。打機本体12の下部にはマガジン20が設けられ、門形のステープルを多数接着してアングル鋼状に整列させた連結ステープル(図示せず)をマガジン20に収納する。
打機本体12内の中央部位にはモータ22が配設され、モータ22の軸に嵌着したピニオンギア26と打機本体12に固定された内歯リングギア28との間に遊星ギア30,30が介装されている。遊星ギア30,30は中間ピニオンギア32の後部円盤部32aに回転自在に軸着され、中間ピニオンギア32は遊星ギア30,30の公転によってモータ22の回転速度よりも減速されて回転する。
中間ピニオンギア32は、その上部に縦列配置されて相互に噛合している一対の平歯車34,35の下方の平歯車35に噛合し、モータ22の回転により上下の平歯車34,35を相互に逆回転させる。上下の平歯車34,35には夫々前面の回転中心から変位した位置にローラ36,37が軸着され、平歯車34,35の回転に伴ってローラ36,37が公転する。
平歯車34,35の前方には上下方向へシリンダ部38が形成され、シリンダ部38にプランジャ40が遊嵌されている。シリンダ部38の内部天面とプランジャ40との間には圧縮コイルばね42が介装され、プランジャ40を下方へ付勢している。
プランジャ40の前面には板状のドライバ44が固着されており、同図に示すように、プランジャ40が下降したときに、ドライバ44は打機本体12の前部下面に設けた射出口11を通じて下方へ突出する。また、プランジャ40の背面には後方へ突出する凸部が形成され、平歯車34,35の回転時には、先ず下方の平歯車35のローラ37が下方の凸部に係合してプランジャ40をローラ37の上死点近傍迄押上げ、ドライバ44が射出口11内に引込まれる。続いて上方の平歯車34のローラ36が上方の凸部に係合してプランジャ40を更に上方へ引上げる。
シリンダ部38の上部にはプランジャ40によって作動されるサイクル終了検出スイッチ46を固設し、上昇されたプランジャ40の上端部がサイクル終了検出スイッチ46を押すことによってプランジャ40が上部停止位置に達したことが検出される。
そして、更にモータ22を駆動した場合は、プランジャ40がやや上昇した後に、上方の平歯車34のローラ36とプランジャ40の凸部との係合が解除され、プランジャ40は圧縮コイルばね42の付勢によって急激に下降し、ドライバ44の先端部にてステープルを射出口11から下方へ発射する。下降したプランジャ40は、シリンダ部38の下部に配設したバンパ48に衝突して停止されるとともに衝突時の衝撃を緩和される。
また、ステープルの射出口11の前部には、更にガイド孔13が形成されてコンタクトアーム50がガイド孔13に沿って昇降自在に装着されている。コンタクトアーム50は、上部を後方へ折曲され、この折曲部23aと打機本体12とに圧縮コイルばね52を介装してコンタクトアーム50を下方へ付勢し、コンタクトアーム50の先端部をガイド孔13から下方へ突出させている。そして、折曲部23aの後方に接触検出スイッチ54を配置し、コンタクトアーム50の先端部がガイド孔13内へ押込まれることによって接触検出スイッチ54がオンして射出口11と打込み対象との接触が検出される。また、マガジン20の上方にはバッテリ収納部57が形成され、充電式バッテリパック58が装填される。
図3は、図1に示すステープル打機10の領域Sの拡大図である。図4(A)は着脱機構60の構成を示す平面図であり、図4(B)は着脱機構60の側面の要部構成を示す図である。図5(A)は図4(A)のA−A線に沿った断面図であり、図5(B)は図4(A)のB−B線に沿った断面図である。
着脱機構60は、収容部76と係止爪64とカバー部66とから構成されている。この着脱機構60は、把持部24下方の長円孔8を介した打機本体12の表面部12aに形成されると共に、ステープル打機10の前後方向に沿った中心軸O上に位置するように形成されている(図4(A))。
収容部76は、リムーバ80の側面部のそれぞれに対応して、リムーバ80の幅方向の長さ分の間隔を隔てて打機本体12の表面部12aに立設された側壁部(壁部)62,62を有する。側壁部62は打機本体12の前後方向に沿って互いに平行に延在し、その長手方向の長さはリムーバ80の長手方向の長さに対応している。リムーバ80は、収容部76に収容され、側壁部62,62によってリムーバ80の側面部のそれぞれが支持される。
側壁部62は、側壁部62の長手方向の略中央部に、リムーバ80の着脱時の付勢力により弾性変形する弾性部62aを有する。弾性部62aは、切欠部68により側壁部62の内面が幅方向に切り欠かれ、弾性部62aの幅W1が他の側壁部62の幅W2よりも狭くなるように構成されている(図4(a)参照)。また、弾性部62aは、側壁部62を幅方向に貫通して形成された開口部72により、弾性部62aの高さ方向の長さT1が他の部分の側壁部62の高さ方向の長さT2よりも短くなるように構成されている(図4(b)参照)。これにより、弾性部62aでは、他の側壁部62よりも強度が弱くなり、リムーバ80の着脱時の付勢力により弾性変形することが可能となっている。
係止爪64は、側壁部62の弾性部62aの上端に一体形成され、打機本体12に装着されるリムーバ80の側面部(被係止部)を引っ掛けて打機本体12から脱落しないように保持する。係止爪64は、図5に示すように、内側方向に断面三角形状に突出しており、上面側の第1の斜面64aと下面側の第2の斜面64bとを有する。第1の斜面64aは、リムーバ80の下端面に対応した傾斜角を有しており、リムーバ80の装着時にリムーバ80の下端面が当接して下方向に付勢されることで弾性部62aを外方向に弾性変形させる。第2の斜面64bは、リムーバ80の上端面に対応した傾斜角を有しており、リムーバ80の取り外し時にリムーバ80の上端面に当接して上方向に付勢されることで側壁部62を外方向に弾性変形させる。
カバー部66は、側壁部62,62のトリガレバー14の下方側の端部に設けられ、リムーバ80の一端部82a(図6参照)の刃先を覆って保護するためのものである。カバー部66は側壁部62,62上面を閉塞するようにして一体形成され、カバー部66と側壁部62,62とによりリムーバ80の一端部82a(図6参照)を収容するための挿入部67が形成される。
<リムーバの構成>
図6(A)〜(C)、図7(A)および図7(B)は、リムーバ80の構成を示す図である。
リムーバ80は、被打ち込み部材に打ち込まれたステープルを引き抜くためものであり、リムーバ本体82と差込部84と第1の支点部86と係止凹部92と第2の支点部90とを有している。本例においてリムーバ80は、一端側と他端側とで異なる機能を有しており、リムーバ80の一端側でステープルを被打ち込み部材から押し上げ、リムーバ80の他端側で押し上げたステープルを被打ち込み部材から引き抜く。リムーバ本体82は、細長の船形形状をなす平板部材から構成され、例えば金属材料からなる。
差込部84は、被打ち込み部材とステープルとの間に差し込む部位であり、リムーバ本体82の一端部82aに設けられている。差込部84は、その先端側が先細り形状に形成される。また差込部84の裏面側の先端周縁部(刃先)には、先端に向かって厚みが薄くなるように傾斜した傾斜面84aが設けられる(図7(A)参照)。このような構成により、リムーバ本体82を被打ち込み部材とステープルとの間に差し込み易くなる。
第1の支点部86は、被打ち込み部材とステープルとの間に差し込んだ差込部84をてこの原理により押し上げるための部位であり、リムーバ本体82の一端側であって差込部84よりも若干後方の位置に設けられている。また第1の支点部86は、リムーバ本体82の一端側が上方に屈曲した屈曲部により構成される。リムーバ本体82の第1の支点部86よりリムーバ本体82の他端部82b側は、ステープルの押し上げ時に作業者が把持する把持部(力点部)として機能する。
係止凹部(作用部)92は、差込部84により被打ち込み部材から押し上げたステープルの脚部を引っ掛けるための部位である。係止凹部92は、リムーバ本体82の他端部82b側であって係止凹部92よりも若干中央寄りのリムーバ本体82の幅方向の両端部に形成されている。係止凹部92は、例えばV字状(くさび形状)をなしている。
第2の支点部90は、係止凹部92に係止されたステープルをてこの原理により引き抜くための部位であり、リムーバ本体82の他端部82bに設けられている。第2の支点部90は、その先端側の角部が湾曲状に形成され、第2の支点部90の被打ち込み部材への押し当て時に被打ち込み部材を損傷させないように構成されている。リムーバ本体82の係止凹部92より一端部82a側は、ステープルの引き抜き時に作業者が把持する把持部(力点部)として機能する。
リムーバ本体82の側面のそれぞれには、着脱機構60の係止爪64に係止される被係止部83が設けられている。被係止部83は、図7(B)に示すように、第1の斜面83aと第2の斜面83bとから構成され、外方向に略三角形状に突出している。
第1の斜面83aは、リムーバ本体82の表面側に形成され、リムーバ80の取り外し時に着脱機構60の第2の斜面64bに当接して、側壁部62を外方向に弾性変形させる。第2の斜面83bは、リムーバ本体82の裏面側に形成され、リムーバ80の装着時に着脱機構60の第1の斜面64aに当接して、側壁部62を外方向に弾性変形させる。
リムーバ本体82の長手方向の略中央部には、作業者がリムーバ本体82を把持したときに滑らないようにするための滑止用開口孔96が穿設されている。本例では、3個の滑止用開口孔96がリムーバ本体82の長手方向に沿って所定間隔を隔てて穿設される。
リムーバ本体82の他端部82bには、リムーバ本体82の打機本体12からの脱落を防止するための脱落防止用開口孔98が穿設されている。例えば、紐の一端部を脱落防止用開口孔98に締結し、紐の他端部を打機本体12に取り付けることにより、リムーバ本体82の打機本体12からの脱落を防止できる。
<リムーバの着脱機構への装着時の構成例>
次に、着脱機構60にリムーバ80を装着したときの構成について説明する。図8(A)は図1に示した領域Sのリムーバ80装着時の拡大図であり、図8(B)はそのD−D線に沿った断面図である。図9(A)は図1に示した領域Sのリムーバ80装着時の平面図であり、図9(B)はそのE−E線に沿った断面図である。
リムーバ80の一端部82aは、着脱機構60の挿入部67に収容され、一端部82aの刃先が露出しないようにカバー部66によって保護される。そして、リムーバ80は、収容部76に収容され、リムーバ80の被係止部83(図6参照)が着脱機構60の係止爪64によって係止される。これにより、リムーバ80が着脱機構60にロックされた状態で保持される。
リムーバ80の他端部82bは、リムーバ本体82に設けられた屈曲部により側壁部62の上面から上方に突出しており、リムーバ80の着脱機構60から取り外す時に、作業者がリムーバ80を容易に把持できるようになっている。
<着脱時のリムーバおよび着脱機構の動作例>
次に、リムーバ80の着脱機構60への着脱時の動作の一例について説明する。図10(A)〜図10(E)は、リムーバ80の着脱機構60への着脱時の動作の一例を示す図である。
まず、リムーバ80の装着時の動作について説明する。作業者はリムーバ80の例えば他端部82bを把持し、リムーバ本体82の差込部84を挿入部67に挿入する。続けて、リムーバ本体82を着脱機構60に押し込み、図10(A)に示すように、リムーバ本体82の被係止部83の第2の斜面83bを着脱機構60の係止爪64の第1の斜面64aに当接させる。
そして、リムーバ本体82をさらに押し込んでいくと、図10(B)に示すように、着脱機構60の弾性部62aが外方向に弾性変形する。これにより、リムーバ本体82の被係止部83と係止爪64との当接状態が解除され、図10(C)に示すように、リムーバ本体82が係止爪64の内側に入り込んで収容部76に収容される。弾性部62aは元の状態に戻り、リムーバ本体82の被係止部83が着脱機構60の係止爪64によって係止(ロック)される。
次に、リムーバ80の取り外し時の動作について説明する。作業者は、着脱機構60から突出したリムーバ本体82の他端部82b(図8参照)を把持し、把持したリムーバ本体82を上方に押し上げる。このとき、被係止部83の第1の斜面83aが着脱機構60の第2の斜面64bを押し上げて、図10(D)に示すように、着脱機構60の弾性部62aを外方向に弾性変形させる。これにより、図10(E)に示すように、リムーバ本体82の係止爪64によるロックが解除されてリムーバ本体82が着脱機構60から取り外される。弾性部62aは元の状態に戻る。このような動作により、リムーバ80の着脱機構60への着脱が行われる。
<リムーバの使用例>
次に、本発明に係るリムーバ80の使用例について説明する。図11(A)〜図11(D)は、リムーバ80の使用例を示す図である。
図11(A)に示すように、リムーバ80の一端部82aの差込部84を被打ち込み部材200とステープル100との間に挿入して押し込む。次に、リムーバ本体82の他端部82b側を把持して、リムーバ本体82を被打ち込み部材200の近接する方向に押し込む。これにより、図11(B)に示すように、被打ち込み部材200に押し当てられた第1の支点部86を支点として、てこの原理によりステープル100が上方に押し上げられ、ステープル100が被打ち込み部材200から浮いた状態となる。
続けて、リムーバ80をステープル100から差し引いた後、リムーバ80の前後をひっくり返す。そして、図11(C)に示すように、リムーバ80の他端部82bの第2の支点部90および係止凹部92を押し上げられたステープル100の下方に挿通させる。リムーバ80の他端部82bを挿通させたら、第2の支点部90を被打ち込み部材200に押し当てると共に、係止凹部92にステープル100の脚部を引っ掛ける。係止凹部92には、少なくともステープル100の一方の脚部が引っ掛かっていれば良い。
次に、リムーバ本体82の一端部82a側を把持して、リムーバ本体82を被打ち込み部材200に近接する方向に押し込む。これにより、図11(D)に示すように、第2の支点部90を支点として、てこの原理によりステープル100を上方にさらに押し上げて、ステープル100を被打ち込み部材200から引き抜く。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ステープル打機10にリムーバ80用の着脱機構60が設けられているので、リムーバ80をステープル打機10に着脱可能に装着することができる。これにより、リムーバ80の着脱を簡易に行うことができ、リムーバ80の使い勝手を向上させることができる。また、リムーバ80を着脱機構60に装着することで、金尺等のステープル取り外し工具を別途所持する必要がなく、作業者の負担を軽減できる。
また、着脱機構60は、把持部24の下方の長円孔8を介した打機本体12の表面部12aに設けられているため、リムーバ80を打機本体12から突出せずにステープル打機10に取り付けることができる。これにより、作業時に作業者や被打ち込み部材に損傷を与えてしまうことを防止できる。
また、着脱機構60の上方には長円孔8からなる空間部が設けられるため、リムーバ80の着脱作業を容易に行うことができる。さらに、着脱機構60は打機本体12の中心軸Oに設けられるので、右利き、左利き何れの作業者に対しても使い勝手の良いものとなる。
さらに、リムーバ80の尖った一端部82aは、カバー部66と側壁部62,62とによって形成された挿入部67に収容されるので、リムーバ80の一端部82aが外部に露出することを防止できる。これにより、作業者がリムーバ80の一端部82aに接触することを防止でき、より安全性を向上させることができる。
本実施の形態のリムーバ80では、リムーバ本体82の一端部82aの差込部84でステープル100を押し上げ、リムーバ本体82の他端部82bの係止凹部92で押し上げたステープルを引き抜く。そのため、ステープル100の引き抜き時には、先端形状が湾曲した他端部82bを被打ち込み部材200に押し当てるため、被打ち込み部材200に損傷を与えることなく、被打ち込み部材200からステープル100を引き抜くことができる。
本発明の第1の実施形態に係るステープル打機の構成を示す図である。 ステープル打機の構成を示す断面図である。 着脱機構の構成を示す図である(その1)。 着脱機構の構成を示す図である(その2)。 着脱機構の構成を示す図である(その3)。 リムーバの構成を示す図である(その1)。 リムーバの構成を示す図である(その2)。 リムーバが装着された着脱機構の構成を示す図である(その1)。 リムーバが装着された着脱機構の構成を示す図である(その2)。 リムーバの着脱機構への着脱時の動作例を示す図である。 リムーバの使用例を示す図である。
符号の説明
8・・・長円孔、10・・・ステープル打機、12・・・打機本体、24・・・把持部、60・・・着脱機構、62・・・側壁部、62a・・・弾性部、64・・・係止爪、64a・・・第1の斜面、64b・・・第2の斜面、66・・・カバー部、76・・・収容部、80・・・リムーバ、82・・・リムーバ本体、82a・・・一端部、82b・・・他端部、83・・・被係止部、83a・・・第1の斜面、83b・・・第2の斜面、84・・・差込部、86・・・第1の支点部、90・・・第2の支点部、92・・・係止凹部、94・・・溝部、100・・・ステープル、200・・・被打ち込み部材、

Claims (7)

  1. 被打ち込み部材に止具を打ち込むための打機本体と、
    前記打機本体の所定位置に設けられ、リムーバが着脱可能に取り付けられる着脱機構とを備え、
    前記着脱機構は、
    前記リムーバを収容するための収容部と、
    前記収容部に設けられ、前記リムーバの側面部を係止するための係止爪と
    を有することを特徴とするステープル打機。
  2. 前記着脱機構は、
    前記収容部の一端部に前記リムーバの一端部を覆うためのカバー部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のステープル打機。
  3. 前記係止爪は、
    前記リムーバの前記側面部に設けられる下側斜面に対応して傾斜した第1の斜面と、
    前記リムーバの前記側面部に設けられる上側斜面に対応して傾斜した第2の斜面と
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のステープル打機。
  4. 前記収容部は、
    前記リムーバの側面部のそれぞれに対応した位置であって前記リムーバの長手方向に沿うようにして立設された壁部を有し、
    前記壁部の少なくとも前記係止爪が設けられた位置には開口部が設けられ、
    前記開口部により、前記係止爪が設けられた位置の前記壁部の高さ方向の長さが、他の位置の前記壁部の高さ方向の長さよりも短くなるように構成された
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のステープル打機。
  5. 前記打機本体を把持するための把持部を有し、
    前記把持部は前記打機本体に形成された開口部から構成され、
    前記着脱機構は、
    前記把持部の下方の前記開口部を介した前記打機本体表面に設けられた
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のステープル打機。
  6. 打ち込んだステープルを被打ち込み部材から引き抜くためのリムーバであって、
    リムーバ本体と、
    前記リムーバ本体の一端部に設けられ、前記ステープルと前記被打ち込み部材との間に差し込むための差込部と、
    前記リムーバ本体に設けられ、前記ステープルと前記被打ち込み部材との間に差し込まれた前記差込部を押し上げるための第1の支点部と、
    前記リムーバ本体の側面部に設けられ、前記差込部により押し上げられた前記ステープルの脚部を係止するための係止凹部と、
    前記リムーバ本体の他端部に設けられ、前記係止凹部に係止された前記ステープルを前記被打ち込み部材からさらに押し上げて引き抜くための第2の支点部と
    を備えることを特徴とするリムーバ。
  7. 前記第2の支点部の先端部には湾曲面が設けられた
    ことを特徴とする請求項6に記載のリムーバ。
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