JP2009291076A - 乾燥酵母エキスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 食経験上安全性の高い酵母であるサッカロマイセス・セレビシエから、健康維持に有用な機能性素材を提供すること。
【解決手段】 乾燥菌体あたり2.5重量%以上のグルタチオンを含有するサッカロマイセス・セレビシエを、糖蜜培地を用い、培養温度30℃〜35℃で12時間〜48時間好気培養したのち、得られた菌体から60℃〜100℃の温水で抽出し、抽出したエキスを噴霧乾燥して得ることを特徴とする乾燥酵母エキスの製造方法、および当該製造方法により得られる機能性素材、該機能性素材を含有する飲食品または医療用組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、酵母由来の機能性素材の製造方法および当該製造方法により得られる乾燥酵母エキスに関するものである。
酵母からの抽出物は、酵母の酵素処理や自己消化によって得られた抽出物が専らうまみ調味料として用いられている他、酵母抽出物中のたんぱく質、アミノ酸、核酸、ビタミン、ミネラルの含有に着目し、栄養補助のための健康食品として用いられることもある。しかしながら、酵母抽出物が健康上のどのような問題に対して有用であるのかに関しては、肝臓保護作用についての報告が幾つかあるものの、その他は多く知られていない。
酵母抽出物の生理作用として知られている事柄としては肝臓保護作用を除けは、インビトロでのラット脂肪細胞を用いた研究で、ビール酵母由来の酵母エキスがインスリンによる脂肪細胞内への糖取り込みを増強することが挙げられる(非特許文献1)。しかし、動物に投与した時の作用については明らかになっていない。また、酵母エキスを含む循環器疾患予防改善のための組成物が知られている(特許文献1)が、この酵母エキスは、活性の主成分であるニンニク由来成分の効果を補強するにすぎない。
また、酵母から機能性成分を得る方法としては、酵母抽出物に多段階の分離・精製操作を行う方法が知られており、酵母の自己消化エキスをクロマトグラフィーで分画、精製して血糖の低下に有用な因子を単離する方法(特許文献2)や、酵母の水抽出物を有機溶媒を用いて分画を行い、血糖低減活性を有する組成物を単離する方法(特許文献3)が知られている。
ところで、栄養過多や運動不足などの生活習慣の悪化にともなう糖尿病、高脂血症、高血圧症などの生活習慣病の罹患率増加、特に内臓脂肪型肥満を伴うメタボリックシンドローム該当者数増加は大きな社会問題となっている。
糖尿病は、糖代謝の異常によって起こり、神経障害、網膜症、腎症などを引き起こす。また、糖尿病に該当する人は、日本国内において予備軍も含め2000万人に達すると推定されており、今後さらに増加すると予測されている。このような背景のもと、糖尿病の病態の一つである血糖値の上昇を抑制する作用を有する機能性食品が注目されている。
特開2006−347975 特公平6−86379 特表2003−509389 J Nutr. 2002 Jun;132(6):1141−8
これまでに知られている、酵母由来の機能性素材は、その効果が明確でないか、あるいは多段階の分離・精製操作を行う必要があった。
本発明は、食経験上安全性の高い酵母であるサッカロマイセス・セレビシエから、抗糖尿病機能を有する機能性素材を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、グルタチオンを一定量以上含有するサッカロマイセス・セレビシエを、特定の培養条件で培養し、その後熱水抽出することにより抗糖尿病機能を有する酵母エキスが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の構成は次のとおりである。
(1) 乾燥菌体あたり2.5重量%以上のグルタチオンを含有するサッカロマイセス・セレビシエを、糖蜜培地を用い、培養温度30℃〜35℃で12時間〜48時間好気培養したのち、培養後の菌体を60℃〜100℃の温水で抽出し、得られた抽出液を噴霧乾燥することを特徴とする乾燥酵母エキスの製造方法。
(2) サッカロマイセス・セレビシエが、遺伝子組み換え体でないことを特徴とする(1)記載の製造方法。
(3) サッカロマイセス・セレビシエが、サッカロマイセス・セレビシエFERM P−19072株、サッカロマイセス・セレビシエP−19073株またはサッカロマイセス・セレビシエP−19074株である(1)または(2)記載の製造方法。
(4) (1)〜(3)いずれか記載の製造方法により得られる乾燥酵母エキス。
(5) (4)記載の乾燥酵母エキスを含有する飲食品または医療用組成物。
(6) 糖尿病の予防または改善剤であることを特徴とする(5)記載の飲食品または医療用組成物。
本発明によれば、抗糖尿病機能を有するサッカロマイセス・セレビシエ由来の機能性素材を得ることができる。本発明の機能性素材は、食経験が豊富であり副作用がなく安全性が高い。よって、一般食品はもちろん、特定保健用食品、健康食品などの機能性食品や医薬品に用いることができる。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明においては、乾燥菌体あたり2.5重量%以上のグルタチオンを含有するサッカロマイセス・セレビシエを用い、糖蜜培地を使用して、培養温度30℃〜35℃で12時間〜48時間培養したのち、培養後の菌体を60℃〜100℃の温水で抽出し、得られた抽出液を噴霧乾燥して、本発明の目的である乾燥酵母エキスを製造する。本発明の製造方法において、使用される酵母は、培養開始時点で、乾燥菌体あたり2.5重量%以上のグルタチオンを含有するサッカロマイセス・セレビシエであれば特に限定されず、前培養時に特定の条件でグルタチオン含有量が高められたものであってもよいが、通常の培養条件(例えばグルコースや糖蜜を炭素源とする培地やYPD培地を用いた培養)でもグルタチオンを乾燥菌体あたり2.5重量%以上生産しうるグルタチオン高生産株を使用するのが好ましい。そのなかでも、食品分野における制約あるいは消費者の購入イメージの観点から、遺伝子組み換え体でないものが好ましく、そのようなサッカロマイセス・セレビシエの具体例として、特開2004−180509に記載された、サッカロマイセス・セレビシエFERM P−19072株、サッカロマイセス・セレビシエFERM P−19073株、サッカロマイセス・セレビシエFERM P−19074株(いずれも2002年10月18日に独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターに寄託)やそれらの親株あるいはそれらから得られる派生株が挙げられる。
ここでいう乾燥菌体あたりのグルタチオン含量とは、還元型グルタチオンと酸化型グルタチオンの含量の和のことをいう。使用するサッカロマイセス・セレビシエの、乾燥菌体あたりのグルタチオン含量は、サッカロマイセス・セレビシエの培養液から菌体を集め、菌体を水洗し培地成分を除いた後、蒸留水に懸濁し、この懸濁液の固形分濃度を加熱乾燥や凍結乾燥によって求めるとともに、この懸濁液を85℃、5分間加熱した液に含まれる還元型グルタチオン、酸化型グルタチオンの含量をHPLC分析で求めることによって計算することができる。本発明においては、培養開始時に上記グルタチオン含有量のサッカロマイセス・セレビシエを使用する必要があるが、培養後の菌体中のグルタチオン含有量は特に限定されない。
本発明の製造方法において、上記サッカロマイセス・セレビシエの培養には、菌体収量を高める目的で糖蜜培地を用いる。本発明で使用する糖蜜培地とは、糖蜜を主成分として含有する培地のことであり、具体的には、砂糖をサトウキビやテンサイなどの原料から精製する時に生じる副産物が挙げられる。本発明の糖蜜培地に用いる糖蜜は、特に限定されないが、サッカロマイセス・セレビシエの増殖に十分な栄養源が含まれていることからサトウキビから得られる糖蜜であることが好ましい。また、本発明においては、30℃〜35℃の培養温度で、12〜48時間培養することによって菌体収量を高くすることができる。この範囲を外れると、菌体収量が低いといった問題や、得られる機能性素材が抗糖尿病機能を発揮しないという問題が生じる。培養条件は好気培養であればよく、そのほかの培養条件は限定されず、例えば、通気培養、撹拌培養、震盪培養やこれらを組み合わせた培養方法を用いることができる。次に本発明の製造方法においては、上記培養後の菌体を、60℃〜100℃の温水で抽出することで酵母エキスを得る。この場合の抽出時間は、1分〜20分間の範囲が好ましい。酵母エキスを抽出した後、生産性の観点から噴霧乾燥によって乾燥させることが好ましい。本発明においては、抽出した酵母エキスを噴霧乾燥するが、ここで、酵母細胞壁などの抽出残渣を分離せずに噴霧乾燥しても良いし、遠心分離、濾過などによって酵母細胞壁などの水不溶性成分を含む抽出残渣を除き、酵母エキスのみを噴霧乾燥しても良い。また、粉体流動性の向上、吸湿性の改善のため、デキストリンなどの賦形剤を添加して噴霧乾燥しても良い。
上記本発明の製造方法によって、本発明の乾燥酵母エキスを得ることができる。本発明の乾燥酵母エキスは、一般的な酵母エキスと同様、調味素材や栄養成分豊富な健康食品素材として利用できるほか、抗糖尿病作用を有しているため、糖尿病の予防又は改善のための機能性素材として、飲食品に使用できる。また、本発明の乾燥酵母エキスは、糖尿病の予防又は改善剤として、糖尿病の予防及び/又は処置のための、医療用組成物としても利用することができる。この場合、抗糖尿病機能を失わない範囲内で脱臭、精製などの操作を加えることができる。さらに、飲食品や医薬品として不適当な不純物を含有しない限り、そのまま、又は精製物として飲食品、医療組成物に使用できる。また、それらの形態は限定されず、例えば、保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品)、健康食品、栄養補助食品などの飲食品、あるいはOTCなど容易に入手可能な医薬品又は医薬部外品、動物薬品などとして利用できる。
本発明の乾燥酵母エキスや機能性素材、これを含有する飲食品または医療用組成物は、そのまま直接摂取することもできるし、また、公知の担体や助剤などの添加剤を使用して、カプセル剤、錠剤、顆粒剤など服用しやすい形態に成型して摂取することもできる。また、栄養強化を目的として、ビタミンA、C、D、Eなどの各種ビタミン類を添加、併用して用いることもできる。これらの成型剤における本発明の乾燥酵母エキスの含有量は、好ましくは0.01〜100重量%である。さらに、飲食物材料に混合して、チューインガム、チョコレート、キャンディー、ゼリー、クッキー、ビスケット、クラッカーなどの菓子類;アイスクリーム、氷菓などの冷菓類;茶、清涼飲料、栄養ドリンク、美容ドリンクなどの飲料;うどん、中華麺、スパゲティー、即席麺などの麺類;蒲鉾、竹輪、はんぺんなどの練り製品;ドレッシング、マヨネーズ、ソースなどの調味料;マーガリン、バター、サラダ油などの油脂類;パン、ハム、スープ、レトルト食品、冷凍食品など、すべての飲食物に使用することができる。これら飲食品を摂取する場合、その摂取量は当該乾燥酵母エキス換算で成人一人一日当たり、好ましくは0.01〜100g、より好ましくは1〜50gである。
医療用組成物として用いる場合は、その剤形は特に限定されず、例えば、カプセル剤、錠剤、顆粒剤、座薬、貼付剤などが挙げられる。製剤化においては、薬剤学的に許容される他の製剤素材、例えば、賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、結合剤、酸化防止剤、着色剤、凝集防止剤、吸収促進剤、溶解補助剤、安定化剤などを適宜添加して調製することができる。これら製剤の投与量としては、当該乾燥酵母エキス換算で成人一人一日当たり、0.01〜100g、より好ましくは1〜50gを1回ないし数回に分けて投与する。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
(実施例1)
特開2004−180509に記載された方法によって得られた、FERM P−19072株の親株にあたるサッカロマイセス・セレビシエ(乾燥菌体あたり3.5重量%のグルタチオンを含有)を、15Lの培地(培地1L当たり、糖蜜を糖として重量換算で4g、尿素3g、硫酸亜鉛7水和物0.01g、リン酸1.7g)に植菌して、糖濃度35%の糖蜜を流加(合計2.3L)しながら、33℃、12時間通気撹拌培養し、得られた培養液を一次培養液とした。引き続き一次培養液17.3Lに、糖濃度35%の糖蜜を流加(合計4.6L)しながら、33℃、13時間通気撹拌培養した。得られた培養液の全量を遠心分離して菌体を得た。この菌体から培地成分を除くため、水に懸濁して遠心分離する菌体の水洗を2回繰り返した。水洗後の菌体に水を加えて懸濁したのち、加熱して液温85℃の状態を5分保った後冷却した。この液を遠心分離し、上清を回収した。上清を薄膜濃縮機で水分を除き5倍に濃縮し、濃縮液に30gのデキストリン(パインデックス#1、松谷化学工業製)を添加したのち、噴霧乾燥を行い170gの乾燥酵母エキスを得た。
(実施例2)
乾燥菌体あたり6.8重量%のグルタチオンを含有するサッカロマイセス・セレビシエFERM P−19072株を15Lの培地(培地1L当たり、糖蜜を糖として重量換算で4g、尿素3g、硫酸亜鉛7水和物0.01g、リン酸1.7g)に植菌して、糖濃度35%の糖蜜を流加(合計2.3L)しながら、33℃、12時間通気撹拌培養し、得られた培養液を一次培養液とした。引き続き一次培養液17.3Lに、糖濃度35%の糖蜜を流加(合計4.6L)しながら、33℃、13時間通気撹拌培養した。得られた培養液の全量を遠心分離して菌体を得た。この菌体から培地成分を除くため、水に懸濁して遠心分離する菌体の水洗を2回繰り返した。水洗後の菌体に水を加えて懸濁したのち、加熱して液温85℃の状態を5分保った後冷却した。この液を遠心分離し、上清を回収した。上清を薄膜濃縮機で水分を除き5倍に濃縮し、濃縮液に30gのデキストリン(パインデックス#1、松谷化学工業製)を添加したのち、噴霧乾燥を行い166gの乾燥酵母エキスを得た。
(実施例3)
抗糖尿病機能の確認のため、KK-Ay/Ta Jcl系SPF雄性マウス(日本クレア製)12匹を5週齢で購入し、約1週間馴化飼育の後、6週齢で使用した。KK-Ay/Ta Jcl系SPF雄性マウス12匹は、血糖値により層別化し、各群の平均血糖値ができるだけ均等になるように群分けを実施した。馴化飼育中は全群標準飼料(CE-2日本クレア製)を、サンプル投与開始以降は全群高脂肪粉末精製飼料(オリエンタル酵母工業製)を給餌した。各サンプル液を、1日1回(毎日午前9時に実施)、マウス用プラスチック製経口ゾンデを用い、5mL/kg体重の割合で投与した。なお投与したサンプル液は、実施例1あるいは実施例2の乾燥酵母エキスを、それぞれ蒸留水に200mg/mLの濃度となるよう溶解した水溶液である。またコントロール群には蒸留水を使用した。サンプル投与開始時および投与開始1週間の時点で尾静脈から採血し、簡易式血糖測定器(グルテストエース、三和化学研究所)を用いて飽食時血糖値を測定した。
表1から分かるように、実施例1投与群、実施例2投与群には血糖値の上昇抑制がみられ、本発明の乾燥酵母エキス投与による抗糖尿病機能が確認できた。その他、総飲水量については有意な差は認められなかったが、乾燥酵母エキス投与群で減少傾向が観察された(投与期間中の平均飲水量は、コントロール群が54.6±14.3g、実施例1投与群が37.5±2.2g、実施例2投与群が40.2±7.6gであった)。また、体重推移、総摂餌量に有意な差は認められなかった。
Figure 2009291076

(実施例4)
カプセルの調製
実施例1および2で調製した乾燥酵母エキス40重量部、カルボキシメチルセルロース・ナトリウム30重量部、結晶セルロース20重量部、ビタミンC10重量部の組成で混合し、ゼラチン製カプセル(サイズ:02号、カプスゲル・ジャパン株式会社)に充填して、それぞれ乾燥酵母エキスを40重量%含有する飲食用カプセル剤を調製した。
(実施例5)
クッキーの調製
実施例1および2で調製した乾燥酵母エキス6重量部、無塩バター25重量部、砂糖22重量部、卵黄12重量部、薄力粉35重量部を混合し、直径4cm程度の円盤状に成形したのち、オーブントースターで焼いて(180℃、15分)、それぞれ乾燥酵母エキスを7重量%含有するクッキーを調製した。
実施例1および2で調製した乾燥酵母エキスは、酵母臭のない淡黄色粉末であるため、本実施例で得られたクッキーの風味、色調は良好なものであった。

Claims (6)

  1. 乾燥菌体あたり2.5重量%以上のグルタチオンを含有するサッカロマイセス・セレビシエを、糖蜜培地を用い、培養温度30℃〜35℃で12時間〜48時間好気培養したのち、培養後の菌体を60℃〜100℃の温水で抽出し、得られた抽出液を、噴霧乾燥することを特徴とする乾燥酵母エキスの製造方法。
  2. サッカロマイセス・セレビシエが、遺伝子組み換え体でないことを特徴とする請求項1記載の製造方法。
  3. サッカロマイセス・セレビシエが、サッカロマイセス・セレビシエFERM P−19072株、サッカロマイセス・セレビシエP−19073株またはサッカロマイセス・セレビシエP−19074株である請求項1または2記載の製造方法。
  4. 請求項1〜3いずれか1項記載の製造方法により得られる乾燥酵母エキス。
  5. 請求項4記載の乾燥酵母エキスを含有する飲食品または医療用組成物。
  6. 糖尿病の予防または改善剤であることを特徴とする請求項5記載の飲食品または医療用組成物。
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